JP2003101638A - 留守録機能付き電話装置 - Google Patents

留守録機能付き電話装置

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JP2003101638A
JP2003101638A JP2001292241A JP2001292241A JP2003101638A JP 2003101638 A JP2003101638 A JP 2003101638A JP 2001292241 A JP2001292241 A JP 2001292241A JP 2001292241 A JP2001292241 A JP 2001292241A JP 2003101638 A JP2003101638 A JP 2003101638A
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caller
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Mamoru Kawamoto
守 河本
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Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発信者および受信者の双方の利用者にとっ
て、利便性と合理性とを備える留守録機能を実現する。 【解決手段】 ファクシミリ装置1は、電話回線A,B
にNCU10,20を介して接続される。電話回線A,
Bを介して受信されるメッセージは、受信者の不在時な
どに、ICMメモリ34bに録音する留守録機能を備え
る。ICMメモリ34bに残量が少なくなると、識別子
別処理テーブル37に設定されている転送先の電話番号
に、受信に使用される電話回線Aとは別の電話回線Bを
介して転送したり、電話回線A,Bを結合して、直接交
話が可能にすることもできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、操作者の不在時な
どに着信するメッセージを録音可能な留守録番機能付き
電話装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、留守録機能付き電話装置は、
留守番電話機や留守番電話装置などとも呼ばれ、受信す
る操作者が不在、その他の理由で電話の着信に応答出来
ない場合に、発信者の伝言等を録音することができる。
受信者側が対応可能になった時点で、その録音された内
容を再生すれば伝言等を知ることが出来るため、留守録
機能付き電話装置は広く普及している。留守録機能付き
電話装置では、さらに利便性を向上させるために、次の
ような機能が実現されている。
【0003】1)遠隔アクセス機能、すなわち当該の留守
録機能付き電話装置のそばに居ることなしに、外出先等
の遠隔地から該留守録機能付き電話装置にアクセスし、
録音されているメッセージを再生させて聞くこことが出
来る機能。 2)メッセージ着信通告機能、即ちメッセージが当該の留
守録機能付き電話装置に録音された際に、当該留守録機
能付き電話装置に予め設定されている通告先電話番号で
ダイアルして、メッセージが収録された旨を通知し、そ
の被通知者は前述の遠隔アクセス機能等で、メッセージ
を再生させて聞くことが出来るようにし、速やかにメッ
セージを聞くことが出来る機能。 3)メッセージ転送機能、すなわち当該の留守録機能付き
電話装置に伝言等のメッセージが収録され次第、その都
度予め指定した電話装置にメッセージを転送する機能。
【0004】留守番電話装置に関連する先行技術は、た
とえば特開平6−276267号公報に開示されてい
る。特開平6−276267号公報には、2本の電話回
線に接続可能で、一方の電話回線を介して送られてきた
音声信号をアナログ録音用のカセットテープに録音し、
他方の電話回線を介して送られてきた音声信号をデジタ
ル録音することによって、両方の電話回線の発呼者が音
声メッセージを残すことができる2回線対応の留守番電
話装置の構成が記載されている。
【0005】複数の回線を使用することに関連する先行
技術は、たとえば特開平9−154003号公報に開示
されている。特開平9−154003号公報には、1つ
の回線からファクシミリデータなどの情報を受信中に、
それ以降の情報が受信不可になれば、使用していない回
線を使用し、情報の少なくとも一部を転送して、受信中
断をせずに、引続いて現在の受信処理を続行するデータ
通信装置の構成が記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の留守番
電話機能およびそれに付帯する転送機能には、次のよう
に、合理的だと思えぬ部分がある。
【0007】1)遠隔アクセス機能では、留守録機能によ
る録音が行われているか否かは、実際に電話をしてみな
ければ判らない。重要な着信があっても、不在の受信者
には直接通知することはできない。留守録機能での録音
は、記憶容量が有限である記録媒体に対して行われるの
で、録音可能なメッセージをあまり多くすることはでき
ず、記憶容量の残量がなければ、重要なメッセージでも
録音することができなくなってしまう。また大容量の記
録媒体を使用することが可能でも、多くのメッセージが
録音されていると、再生に時間がかかってしまう。しか
も、迷惑電話などをそのまま録音して、再生しなければ
ならなくなる可能性もある。2)メッセージ通告機能で
は、受信者が不在でも、録音されたメッセージを、遠隔
アクセス機能で迅速に確認することができる。ただし、
記録媒体の残量が不足することなどによって録音できな
いときは、メッセージを録音することができないので、
遠隔アクセス機能でも内容を確認することはできない。 3)メッセージ転送機能では、留守録機能で伝言等のメッ
セージが収録され次第、予め指定しておいた番号を有す
る電話装置にメッセージを転送するので、どのような着
信でも転送を行ってしまい、無駄な転送を行うことによ
る利用者の通信コスト上昇や、煩わしさが増大してしま
うおそれがある。
【0008】本発明の目的は、発信者および受信者の双
方の利用者にとって、利便性と合理性とを備える留守録
機能を実現可能な留守録機能付き電話装置を提供するこ
とである。
【0009】さらに本発明では、次のようなことも目的
としている。 1)転送先の電話装置を経て、実時間の交話やメッセージ
転送を可能にする。 2)必要な着信のみを転送し、無駄な転送での利用者の通
信コストの負担増大や煩わしさを回避可能にする。 3)交話や転送が不能な状態では、回線捕捉を行わず、発
信者に不測の課金がないようにする。 4)通信の状態が不明だと、当事者は不安で、対処法を問
違うおそれがあるので、適切なメッセージを発信者や受
信者に通告可能にする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、操作者の不在
時などに発信者からのメッセージを予め定める記憶容量
の範囲で録音可能な録音手段を備える留守録機能付き電
話装置において、複数の電話回線を収容し、各電話回線
を介する通信が可能な通信制御手段と、転送先の電話番
号を予め設定しておく番号記憶手段と、一つの電話回線
からの着信時に、予め定める転送を行う条件が満たされ
ているとき、番号記憶手段を参照し、通信制御手段を制
御して、他の電話回線を使用して転送先の電話番号に転
送する処理を行う転送制御手段とを含むことを特徴とす
る留守録機能付き電話装置である。
【0011】本発明に従えば、留守録機能付き電話装置
は、2本以上の複数の電話回線を収容する通信制御手段
を備え、発信者との交話が可能であり、発信者からのメ
ッセージを録音手段に録音可能である。受信時であっ
て、操作者が不在で、しかも受信メッセージを録音手段
に収録することができないような予め定める場合には、
現在使用していない電話回線を使用し、転送すること
で、発信者は転送先の電話装置を介して、受信者などと
交話し、あるいは転送先の電話装置が留守録機能を有す
る場合はメッセージを録音することが可能となる。
【0012】すなわち本発明は、複数の電話回線を収容
する留守録機能付き電話装置において、第1の電話回線
から着信した通信に対し、応答の通信が出来ない条件が
ある場合でも、第1の電話回線とは異なる第2の電話回
線を通して他の電話装置を発呼し、接続後に、その電話
装置を関与させることで、交話あるいは伝言メッセージ
の録音を行うことが可能になる。
【0013】また本発明で、前記転送制御手段は、前記
転送を行う条件として、前記録音手段に、前記発信者か
らのメッセージを録音する記憶容量の残量がないと判断
されるとき、前記転送する処理を行うことを特徴とす
る。
【0014】本発明に従えば、着信時に転送を行うの
は、録音手段に録音用の記憶容量の残量がないと判断さ
れるときであるので、録音手段の記憶容量に残量があれ
ば、受信メッセージを録音して、無駄な転送を避けるこ
とが可能である。
【0015】また本発明で、前記複数の電話回線をそれ
ぞれ独立に捕捉してリンクが確立しているときに、リン
ク間を結合可能な結合手段をさらに含み、前記転送制御
手段は、前記転送処理に当り、前記発信者からの着呼に
対し、前記転送先の電話番号へ発呼して、転送先が応答
することによるリンク確立が行われるまでは、該発信者
からの着信の電話回線を捕捉することなく、転送先への
電話回線でのリンク確立後に捕捉することを特徴とす
る。
【0016】本発明に従えば、発信者からのメッセージ
を転送する前に、転送先の電話番号への電話回線を介す
る接続がリンク確立するまでは、発信者からの着信があ
った電話回線をすぐに捕捉することなく、転送先へのリ
ンクの確立後に捕捉することで、発信者への余分な課金
を避けることができる。かつ転送のリンクが確立された
時は、着信を受けた着信側の電話装置とその発信者の発
信側の電話装置との間、および着信側の電話装置と転送
先の電話装置との間の2つの独立した電話回線で確立し
たリンクを結合する結合手段を備えている。発信者は発
呼先である着信側の電話装置までの料金を課金され、一
方転送を行った着信側の電話装置を所有する加入者に対
しては、着信側電話装置と転送先電話装置との間の料金
が課金されるので、合理的に料金の負担を配分すること
ができる。
【0017】すなわち本発明は、発信者からの着信信号
を受けても、当該留守録機能付き電話装置が交話や、伝
言のメッセージの録音が出来ない状態、あるいは第2の
電話回線を経由して呼出しに、転送先の電話装置が応答
しない状態では、第1の電話回線を捕捉せず、転送先が
応答して転送可能なリンクが確立された後に、第1の回
線を捕捉することで、発信者に対する不要、かつ不測の
課金を避けることが可能になる。
【0018】また本発明は、前記着信時に、発信者発信
者識別信号を受信する識別子受信手段をさらに含み、前
記番号記憶手段には、発信者識別子に対応して、回線捕
捉、留守録、および転送を行う条件が設定可能であるこ
とを特徴とする。
【0019】本発明に従えば、発信者からの着信のため
の回線捕捉、留守録および転送を行う条件を、着信者識
別子にたいおうして番号記憶手段に設定可能である。転
送先の決定に当り、発信者識別信号を受信し、発信者識
別子で特定される発信者に対応して回線捕捉拒否や、転
送先電話番号が設定可能であるので、回線捕捉あるいは
転送先の選択的決定が可能になる。
【0020】すなわち本発明は、個々の発信者に対応し
て、受信形態や転送先を予め登録しておき、判断手段で
個々の発信者からの着信信号に対応したモードで動作さ
せることが可能になる。
【0021】また本発明で、前記録音手段が前記発信者
からのメッセージを録音するとき、または前記転送制御
手段が前記転送する処理を行うときに、録音または転送
の処置内容をそれぞれ説明するための複数のガイドメッ
セージを予め格納しておくメッセージ格納手段をさらに
含み、録音手段または転送制御手段は、録音または転送
の処理を行うときに、メッセージ格納手段に格納されて
いるガイドメッセージを選択して、発信者および/また
は受信者に対して通告することを特徴とする。
【0022】本発明に従えば、電話回線から到来する音
声メッセージなどを録音する録音手段を備えるばかりで
はなく、転送する処置を行う中で、該留守録機能付き電
話装置が行なった処置内容を発信者および/または受信
者に対して、適宜通告するための複数のガイドメッセー
ジメッセージ格納手段を有し、そのガイドメッセージを
選択して通告することが可能である。
【0023】すなわち本発明は、着信時に、各種動作モ
ードなどで処理する旨を発信者や受信者に認識させるた
めに、モードや留守録機能付き電話装置の状態を表現す
る複数の音声ガイドメッセージ群をメッセージ格納手段
に蓄積しておき、その中から選択した音声ガイドメッセ
ージを発信者や転送先の受信者などに複数の電話回線を
介して送出することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態で
ある留守録機能付き電話装置としてのファクシミリ装置
1の構成を示す。網制御装置(以下、Network Control
Unitから「NCU」と略称する)10は、交換電話回路
網に設けられる交換機へ接続する加入者線である電話回
線Aに接続されている。NCU10には、交換網からの
着信信号を検知するCI検知器12、交換網からの送信
される発信者識別子信号を検出する発信者識別子検出器
13、電話回線への接続、切断をするCMLリレー1
4、および、交換電話回路網と相互動作するために要求
され、直流/交流の緒元を満足させる整合回路15等が
含まれる。CI検知器12および発信者識別子検知器1
3からは、信号線12a,13aを介して、着信信号の
到来を示す信号、および発信者識別信号子(CID)信
号を、それぞれ外部に導出する。CMLリレー14の接
続または切断の網制御信号は、制御信号線10bを介し
て与えられる。
【0025】本実施形態のファクシミリ装置1は、もう
1本の電話回線Bを介しても交換機と接続される。電話
回線Bは、NCU10と同等の構成を有するNCU20
に接続される。NCU20には、NCU10の制御信号
線10bおよび信号線12a,13aとそれぞれ同等な
制御信号線20bおよび信号線22a,23aが備えら
れている。制御信号線10b,20bおよび信号線12
a,13a,22a,23aは、制御部30に接続され
る。制御部30は、CPUやメモリなどを含むマイクロ
コンピュータを備え、予め設定されるプログラムに従っ
て、ファクシミリ装置1の全体的な制御を行う。
【0026】本実施形態のファクシミリ装置1には、N
CU10およびNCU20間を結合可能な結合部31が
設けられている。結合部31には、制御部30から制御
信号線31aを介して制御部30から制御信号が与えら
れ、双方を結合することができる。結合部31での結合
は、電話回線Aと電話回線Bとを、NCU10およびN
CU20の内部回路を経由して行い、電話回線Aと電話
回線Bと間で帯域内信号の授受、および双方の電話回線
を捕捉状態に保持出来る手段である。制御部30からの
制御信号は、その結合と非結合とを制御する。またファ
クシミリ装置1が通常の電話機能を実現するために、ハ
ンドセットなどを含むTEL32が備えられている。T
EL32は、NCU10またはNCU20のいずれか
に、選択的に接続可能であり、通常の電話機能である相
互交話機能を備えている。
【0027】デジタル音声信号処理部33は、電話回線
A,Bから到来する音声信号をデジタル化し、メモリ3
4に、OGM(Out Going Message)メモリ34aとと
もに設けられるICM(In Coming Message)メモリ3
4bに格納される。OGMメモリ34aには、電話回線
A,Bへ送出する通告メッセージの元となる情報が格納
されている。通告メッセージは、OGMメモリ34aに
格納された情報を元にデジタル音声処理部33でアナロ
グ信号化して、送出するものである。デジタル音声信号
処理部33の入出力信号線33aは、NCU10および
NCU20に接続されるスイッチ部35を介して、入出
力信号経路をNCU10経由にするか、NCU20経由
にするかを、制御部30からの制御信号線線35aを介
する制御で切り換え可能である。タイマ36には、応答
待ちの時間などが設定可能である。
【0028】本実施形態のファクシミリ装置1は、転送
機能を有し、転送先の電話番号などは、番号記憶手段と
して制御部30に接続される発信者識別子別処理テーブ
ル37に記憶される。発信者識別子別処理テーブルはメ
モリで構成されており、信号線37aを介して制御部3
0に接続されている。
【0029】ファクシミリ装置1のファクシミリ機能
は、ファクシミリ機能部40によって実現される。ファ
クシミリ機能部40には、原稿の画像を読取る読取装置
41、受信されたファクシミリ画像などを記録する記録
部42、受信データや送信データを記憶するメモリ4
3、ファクシミリ装置1としての表示や操作の入力を受
ける表示操作部44、ハイブリッド回路45およびモデ
ム46を備える。このようなファクシミリ機能部40の
構成、機能および動作等は一般的なファクシミリ装置に
備えられているものと同等であり、詳細な説明は割愛す
る。
【0030】本実施形態では、ファクシミリ装置1のユ
ーザが表示操作部44を操作することで、発信者識別子
別処理テーブル37に発信者の電話番号や転送先などを
適宜登録し、着信時に発信者識別子検知器13で検知す
る受信した発信者識別子信号と比較を行い、引続く通信
処理の内容を決定する。
【0031】図2は、発信者識別子別処理テーブル37
の一例を示す。発信者識別子は公衆回線が発呼信号に付
帯させて送信する信号であり、発信者電話番号を示す。
着信拒否のテーブル欄は、受信拒否するか受信か否かを
登録する領域である。転送要否は、転送の要/不要を登
録する領域である。転送先電話番号は、転送先の電話番
号を登録する部分である。
【0032】図3は、図1のOMGメモリ34aに格納
されているメッセージの例を示す。メッセージ番頭に対
応して、たとえば5種類のメッセージが予め作成され、
選択可能である。
【0033】図4は、本実施形態における動作のフロー
を示す。ステップS0から動作を開始し、たとえば電話
回線Aから呼出しを受け、着信信号を受信する。NCU
10のCI検知器12は、着信信号を検知し、制御部30
に着信があった旨の通告を信号線12aを介して送る。
ステップS1では、着信信号に付帯して到来する発信者
識別子信号を発信者識別子検知器13が受信し、信号線
13aを介して制御部30に渡す。ステップS2では、
制御部30が受信した発信者識別子信号を発信者識別子
別処理テーブル37で照合し、もし発信者識別子が受信
拒否の電話番号に該当するものであるか否かを判断す
る。受信拒否の電話番号に該当すると判断されるとき
は、電話回線Aを捕捉せず受信処理を終了するために、
ステップS3に移り、電話回線Aが開放されるのを待
つ。発信者は呼出先が応答してくれないので、電話ある
いはファクシミリ送信を断念して回線開放に至らしめ、
迷惑電話やJunk Faxなどの防止に効果がある。
電話回線が開放されれば、ステップS4で動作を終了す
る。
【0034】ステップS2で、発信者識別子が受信拒否
の電話番号に該当しないと判断されるときは、ステップ
S5に移る。ステップS5では、メッセージ録音用のメ
モリ34のICMメモリ34bの領域をチェックする。
既定値以上のメモリ残量が無いときには、ステップS6
に移り、識別子別処理テーブル37に転送先電話番号が
設定されているか否かを判断する。転送先電話番号が設
定されていないときは、ステップS7で電話回線Aを捕
捉し、ステップS8で、発信者に受信側の状態を通告す
るメッセージ、たとえば図3のメッセージ番号2であ
る”只今、電話に出られません。また留守録メモリも一
杯です、後で掛け直しください”等を、電話回線Aに送
出し、ステップS9で動作を終了する。
【0035】ステップS5で、既定値以上のメモリ残量
が有ると判断されるときには、ステップS10に移行す
る。ステップS10では電話回線Aを捕捉し、ステップ
S11で留守録に移行する旨のメッセージ、たとえば図
3のメッセージ番号1である“留守にしています、メッ
セージをどうぞ”を送出し、メステップS12でICM
メモリ34bを使用してメッセージ録音を行い、ステッ
プS13で動作を終了する。
【0036】ステップS6で、発信者識別子別テーブル
37を参照し、転送の要否をチェックした結果、転送先
有りで転送要の場合は、ステップS14に移行する。ス
テップS14では、電話回線Bを捕捉する。ステップS
14は、着信を他の電話回線Bで転送するための最初の
ステップである。次のステップS15では、前述の発信
者識別子別処理テーブル37で得られた電話番号ヘダイ
アル発信を行う。ステップS16では、交換回線網の動
作として、交換機は相手側の電話装置に対して着信信号
を送る。ステップS17では、交換網の発呼信号に対し
発呼先の応答待ち時間をタイマ36に設定する。ステッ
プS18では、発呼先の電話装置の応答、すなわち回線
捕捉を、極性反転、あるいは回線の直流電流等でモニタ
し、応答の有無を判断する。応答が無いときはステップ
S19でタイマ36が応答待ち時間のタイムアップに至
っているか否かを判断する。タイムアップでなければ、
ステップS18に戻る。ステップS19でタイマ36の
タイムアップ以内に応答が無い場合は、タイムアップ処
理として、ステップS20に移行する。ステップS20
では、電話回線Aを捕捉し、ステップS21で発信者に
対して適切なメッセージ、たとえば図3のメッセージ番
号3や、“只今、電話に出られませんので、転送をトラ
イしましたが出られません"等のメッセージを、OGM
メモリ34aの記憶領域から選択し、電話回線Aに送出
して、ステップS22で動作を終了する。
【0037】ステップS18で、タイマ36に設定され
ている応答待ちの時間以内に転送先が応答した場合は、
ステップS23に移行する。ステップS23では、転送
先で応答した利用者に対して適切なメッセージ、たとえ
ば図3のメッセージ番号4や、”自宅に電話がありまし
た”等を、OGMメモリ34aの記憶領域から選択し
て、電話回線Bに送出する。ステップS24では、ステ
ップS18での応答有りの結果として、既に電話回線B
のリンクが確立できているので、着信信号受信のまま放
置していた電話回線Aを捕捉する。
【0038】ステップS25では、ステップS24で形
成された電話回線Bを通して発信者に対し適切な通告メ
ッセージである”転送いたしますので、お待ちくださ
い。”等を、OMGメモリ34aの記憶領域から選択
し、電話回線Aに送出する。さらに、たとえば図3のメ
ッセージ番号5である“転送致しました、お話或いはメ
ッセージをどうぞ”を送出する。ステップS26では、
回線結合用の結合部31を動作させ、電話回線Aと電話
回線Bとを結合させる。発信者の電話機と転送先の電話
装置との間で、2つの公衆回線ループを結合させること
によって、ポイント・トゥー・ポイント接続を形成させ
ることができる。ステップS27では、形成された元の
発信者と転送先の加入者電話装置間で、交話、あるいは
メッセージ録音等の音声通信がなされ、ステップS28
で動作を終了する。このような転送では、発信者はファ
クシミリ電話装置1との間の通話に課金され、転送先と
ファクシミリ電話装置1との間は、ファクシミリ電話装
置1に課金される。
【0039】以上実施形態を含めて説明の通り、複数の
電話回線A,Bの使用の下で、電話回線A,Bの捕捉制
御、発信者識別子とそれに対応した発信者識別子別処理
テーブル37、本発明の電話装置を経由しての発信者、
受信者に適切な通信の処理状態を通告するメッセージ送
出手段を有機的に融合することで、合理的かつユーザイ
ンタフェースの優れた転送機能付き電話装置を提供する
ことが出来る。
【0040】なお、ファクシミリ機能部40を有するフ
ァクシミリ装置1ではなく、ファクシミリ機能部40を
有しない電話装置であっても同様に本発明を適用するこ
とが可能であるのはもちろんである。転送先の電話番号
は、携帯電話の電話番号であってもよいことはもちろん
である。また、発信者識別処理テーブル37には、留守
録が可能な状態であっても、録音を拒否する発信者識別
子を設定するようにすることもできる。さらに、録音や
転送を行う発信者のみを指定可能にすることもできる。
【0041】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、留守録機
能付き電話装置は、2本以上の複数の電話回線を収容
し、受信時であって、操作者が不在で、しかも受信メッ
セージを録音手段に収録することができないような予め
定める場合には、現在使用していない電話回線を使用
し、転送することで、発信者は転送先の電話装置を介し
て、受信者などと交話し、あるいは転送先の電話装置が
留守録機能を有する場合はメッセージを録音することが
可能となる。複数の電話回線を有効に使用して、合理的
かつユーザインタフェースに優れる留守録機能付き電話
装置を得ることが可能になる。
【0042】また本発明によれば、留守録用の録音手段
に記憶容量の残量がないと判断されるときであるので、
録音が途中で不可能になる事態を避け、複数の電話回線
を有効に利用して受信メッセージを転送し、受信者によ
る交話や転送先での録音などでの対処を可能にすること
が出来る。
【0043】また本発明によれば、発信者からのメッセ
ージを転送する際に、発信者への余分な課金を避け、発
信者と受信者との間で合理的に料金の負担を配分するこ
とが出来る。
【0044】また本発明によれば、発信者に着信のため
の回線捕捉、留守録および転送を行う条件を設定し、た
とえば重要な発信者であれば、不在時でも転送してでき
るだけ直接の交話が可能になるように、回線捕捉あるい
は転送先の選択的決定を容易に行うことが出来る。
【0045】また本発明によれば、複数の電話回線の使
用の下で、電話回線の捕捉制御を行い、発信者識別子に
対応する録音や転送処理の状態を、メッセージ格納手段
に格納されているメッセージを選択して、発信者や受信
者に通告して、適切な通信の処理状態を知らせることが
でき、合理的かつユーザインタフェースに優れる転送機
能が付加された留守録機能付き電話装置を得ることが出
来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態である留守録機能付き電
話装置としてのファクシミリ装置1の電気的構成を示す
ブロック図である。
【図2】図1の識別子別処理テーブル37の記憶内容を
示す図表である。
【図3】図1のOMGメモリ34aへの格納内容を示す
図表である。
【図4】図1のファクシミリ装置1での留守録機能の動
作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 ファクシミリ装置 10,20 NCU 12 CI検知器 13 発信者識別子検知器 30 制御部 31 結合部 32 TEL 33 デジタル音声処理部 34a OMGメモリ 34b IMGメモリ 35 スイッチ部 37 識別子別処理テーブル 40 ファクシミリ機能部 44 表示操作部
フロントページの続き Fターム(参考) 5K027 BB01 HH08 HH26 5K036 AA01 AA15 DD39 KK06 5K039 BB02 CC03 CC06 EE01 FF14 HH09 5K101 KK01 KK06 NN07 NN15 NN23 RR19

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作者の不在時などに発信者からのメッ
    セージを予め定める記憶容量の範囲で録音可能な録音手
    段を備える留守録機能付き電話装置において、 複数の電話回線を収容し、各電話回線を介する通信が可
    能な通信制御手段と、 転送先の電話番号を予め設定しておく番号記憶手段と、 一つの電話回線からの着信時に、予め定める転送を行う
    条件が満たされているとき、番号記憶手段を参照し、通
    信制御手段を制御して、他の電話回線を使用して転送先
    の電話番号に転送する処理を行う転送制御手段とを含む
    ことを特徴とする留守録機能付き電話装置。
  2. 【請求項2】 前記転送制御手段は、前記転送を行う条
    件として、前記録音手段に、前記発信者からのメッセー
    ジを録音する記憶容量の残量がないと判断されるとき、
    前記転送する処理を行うことを特徴とする請求項1記載
    の留守録機能付き電話装置。
  3. 【請求項3】 前記複数の電話回線をそれぞれ独立に捕
    捉してリンクが確立しているときに、リンク間を結合可
    能な結合手段をさらに含み、 前記転送制御手段は、前記転送処理に当り、前記発信者
    からの着呼に対し、前記転送先の電話番号へ発呼して、
    転送先が応答することによるリンク確立が行われるまで
    は、該発信者からの着信の電話回線を捕捉することな
    く、転送先への電話回線でのリンク確立後に捕捉するこ
    とを特徴とする請求項1または2記載の留守機能録付き
    電話装置。
  4. 【請求項4】 前記着信時に、発信者発信者識別信号を
    受信する識別子受信手段をさらに含み、 前記番号記憶手段には、発信者識別子に対応して、回線
    捕捉、留守録、および転送を行う条件が設定可能である
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の留守
    録機能付き電話装置。
  5. 【請求項5】 前記録音手段が前記発信者からのメッセ
    ージを録音するとき、または前記転送制御手段が前記転
    送する処理を行うときに、録音または転送の処置内容を
    それぞれ説明するための複数のガイドメッセージを予め
    格納しておくメッセージ格納手段をさらに含み、 録音手段または転送制御手段は、録音または転送の処理
    を行うときに、メッセージ格納手段に格納されているガ
    イドメッセージを選択して、発信者および/または受信
    者に対して通告することを特徴とする請求項1〜4のい
    ずれかに記載の留守録機能付き電話装置。
JP2001292241A 2001-09-25 2001-09-25 留守録機能付き電話装置 Pending JP2003101638A (ja)

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