JP2003099671A - プロモーションシステムおよびプロモーション方法 - Google Patents

プロモーションシステムおよびプロモーション方法

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JP2003099671A
JP2003099671A JP2001293615A JP2001293615A JP2003099671A JP 2003099671 A JP2003099671 A JP 2003099671A JP 2001293615 A JP2001293615 A JP 2001293615A JP 2001293615 A JP2001293615 A JP 2001293615A JP 2003099671 A JP2003099671 A JP 2003099671A
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promotion
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music
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JP2001293615A
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Yoshinobu Ito
栄信 伊藤
Tatsuro Matsumoto
達郎 松本
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プロモーション用音データを携帯電話などの
端末に配信して、端末上で鳴動させることによってプロ
モーションを行うとともに、そのプロモーション効果を
簡単に把握でき、ユーザに対する利益還元などのサービ
スの提供を可能にするプロモーションシステムおよびプ
ロモーション方法を提案する。 【解決手段】 端末に搭載されるバディクライアント
と、複数のバディクライアントからユーザの状態情報を
取得して管理するバディサーバと、端末に搭載され、設
定された変更通知音を鳴動することにより、バディリス
ト中のメンバーの現在の状態情報に変更があったことを
ユーザに通知する鳴動手段と、変更通知音としてプロモ
ーション用音データを配信するプロモーションデータ配
信手段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話などの端
末を介して配信した音データを鳴動させることによって
プロモーションを行うプロモーションシステムおよびプ
ロモーション方法に関する。
【0002】
【従来の技術】携帯電話端末では着メロと呼ばれる音楽
データを着信音としてユーザが任意に設定できるような
ものが多い。ユーザが着メロの設定を行う場合には、着
メロを配信するサイトに登録料を支払って、着メロを自
分の携帯電話にダウンロードして利用する場合が一般的
である。
【0003】新曲などの音楽プロモーションを行う場合
に、携帯電話の着メロとして、このプロモーション用の
音楽データを配信することが考えられる。この場合、プ
ロモーション用の音楽データが着信音として設定されて
いる携帯電話に着信がある毎に、この音楽データが鳴動
されるので、この携帯電話の周囲にいる人に対しプロモ
ーションを行うことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】プロモーション用の音
楽データを携帯電話に配信した場合、その携帯電話でそ
の音楽データが鳴動された回数を、音楽データの提供者
が把握することが困難であり、プロモーション効果がど
れほどであるかを知ることができない。したがって、プ
ロモーション効果に対応してユーザに利益を還元するこ
とも不可能である。
【0005】本発明は、プロモーション用音データを携
帯電話などの端末に配信して、端末上で鳴動させること
によってプロモーションを行うとともに、そのプロモー
ション効果を簡単に把握でき、ユーザに対する利益還元
などのサービスの提供を可能にするプロモーションシス
テムおよびプロモーション方法を提案する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係るプロモーシ
ョンシステムは、ユーザが所有する端末に搭載され、ユ
ーザが現在の状態情報の参照を希望する他のユーザをバ
ディリストのメンバーとする登録情報を受け付けるとと
もに、バディリスト中のメンバーの現在の状態情報を受
信して表示するバディクライアントと;複数のバディク
ライアントから各ユーザの現在の状態情報を取得し、各
バディクライアントに対して対応するバディリスト中の
メンバーの現在の状態情報を送出するバディサーバと;
端末に搭載され、設定された変更通知音を鳴動すること
により、バディリスト中のメンバーの現在の状態情報に
変更があったことをユーザに通知する鳴動手段と;変更
通知音としてプロモーション用音データを配信するプロ
モーションデータ配信手段とを備える。
【0007】ここで、バディクライアントが搭載されて
いる携帯電話端末をユーザの所有する端末として用いる
ことができる。また、バディクライアントは、音楽提供
者によって提供されるプロモーション用音データのうち
からユーザが選択したプロモーション用音データを変更
通知音として設定するように構成できる。
【0008】さらに、音楽提供者は、バディリスト中の
メンバーとして登録される他のユーザの1とすることが
でき、音楽提供者がバディサーバを運営するような構成
とすることも可能である。
【0009】また、配信されたプロモーション用音デー
タが鳴動手段により鳴動された回数を顧客情報として管
理する顧客管理手段をさらに備える構成とすることがで
きる。
【0010】さらに、顧客管理手段により管理される顧
客情報に基づいてユーザに対するサービスを提供するサ
ービス提供手段をさらに備える構成とすることも可能で
ある。
【0011】本発明のプロモーション方法は、ユーザが
現在の状態情報の参照を希望する他のユーザをメンバー
とするバディリストを、ユーザが所有する端末に搭載さ
れるバディクライアントに関連付けて登録させる段階
と;プロモーション用音データを、バディリスト中のメ
ンバーの現在の状態情報に変更があった際に鳴動させる
変更通知音として、ユーザが所有する端末に配信する段
階と;バディクライアントから各ユーザの現在の状態情
報を取得する段階と;バディクライアントから取得した
各ユーザの現在の状態情報を、各バディクライアントに
登録されたバディリストに基づいて送出する段階と;バ
ディリスト中のメンバーの現在の状態情報に変更があっ
た際に、ユーザが所有する端末において変更通知音を鳴
動させる段階とを含む。
【0012】ここで、ユーザが所有する端末において、
変更通知音として設定されたプロモーション用音データ
が鳴動された回数を管理する段階と;プロモーション用
音データが鳴動された回数に基づいてユーザに対するサ
ービスを提供する段階とをさらに含む構成とすることが
できる。
【0013】また、ユーザが所有する端末にプロモーシ
ョン用音データを配信する段階は、複数のプロモーショ
ン用音データを用意する段階と;ユーザがバディリスト
を登録する際に、複数のプロモーション用音データから
変更通知音として設定するプロモーション用音データを
選択させる段階とを含む構成とすることができる。
【0014】さらに、プロモーション用音データの提供
者は、ユーザのバディリストのメンバーとして登録され
る他のユーザの1とすることができ、プロモーション用
音データの提供者がバディサーバを運営する構成とする
こともできる。
【0015】また、ユーザの所有する端末が携帯電話端
末とすることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】〔第1実施形態〕 〈概要構成〉本発明の第1実施形態に係るプロモーショ
ンシステムの概要構成を図1に示す。
【0017】ここでは、ユーザ100が、バディクライ
アント(IMクライアント:InstantMessage Client ある
いは、Instant Messaging Client)102を搭載する端
末101を所有していることを前提としている。
【0018】バディクライアント102は、ユーザが現
在の状態情報の参照を希望する他のユーザをメンバーと
するバディリストの登録を受け付けて、バディサーバ
(IMサーバ:Instant Message Server あるいは、Insta
nt Messaging Server)300からバディリスト中のメ
ンバーの現在の状態情報を受信し、これをユーザ100
に通知するものである。
【0019】端末101は、パーソナルコンピュータや
PDA(Personal Digital Assistance)などで構成す
ることも可能であるが、ここでは、アプリケーションソ
フトが利用可能な携帯電話端末(PHSを含む)を用い
るものとする。この端末101には、バディシステムを
利用可能なアプリケーションソフトであるバディクライ
アント102が搭載されているものとする。
【0020】端末101には、さらに、着信時に鳴動さ
せる着信音データを格納する着信音格納部103と、着
信音格納部103に格納された着信音データを鳴動する
ための音源104とを備えている。
【0021】端末101は、携帯電話網、通常電話回線
網、インターネット回線網などの通信網400を介して
バディサーバ300に接続されている。バディサーバ3
00は、各バディクライアント102の状態情報を逐次
取得して管理しており、各バディクライアント102が
登録しているバディリストのメンバーの現在の状態情報
を該当するバディクライアント102が搭載されている
端末101に送出する。
【0022】音楽データを提供する音楽提供者200
は、ユーザ100と同一のバディシステムを利用可能な
バディクライアント202を備えている。バディクライ
アント202は、状態管理部203が管理する音楽情報
提供者200の状態情報に基づいて、バディサーバ30
0に対する状態情報の送信を行う。たとえば、音楽提供
者200が管理する状態情報データベース204の内容
に変更があった場合に、状態管理部203が状態情報に
変更があったとしてバディサーバ300にその旨の通知
(notify)を送信する。
【0023】また、音楽提供者200は、プロモーショ
ンを行うための音データを含む音楽データベース206
を管理しており、曲管理部205により音楽データベー
ス206中のプロモーション用音データをバディクライ
アント202を介して、自分のバディリストに音楽提供
者200を登録(subscribe)したユーザ100の端末
101に配信する。
【0024】音楽提供者200は、この他に音楽データ
を有償または無償で配信する曲配信サーバ211や各種
商品をネット販売するための販売サーバ212を運営す
る構成であってもよい。
【0025】音楽提供者200が曲配信サーバ211を
運営する場合には、顧客管理部213により顧客データ
ベース210を管理するとともに、音楽データベース2
06(または他の音楽データベース)に格納されている
音楽データを各顧客に有償または無償で提供するように
構成できる。
【0026】音楽提供者200が販売サーバ212を運
営する場合には、商品管理部214により各種商品情報
を管理するとともに、顧客管理部213による顧客情報
の管理を行い、インターネットショッピングのサービス
を顧客に提供するように構成できる。
【0027】このような構成における全体フローを図2
に示す。ユーザ100側のバディクライアント102に
おいて、音楽提供者200をバディリストに登録(subs
cribe)すると、音楽提供者200側のバディクライア
ント202はユーザ100の承認に基づいてプロモーシ
ョン用音データを送信する。ユーザ100側のバディク
ライアント102では、バディリストに音楽提供者20
0を登録するとともに、送信されてきたプロモーション
用音データを着信音格納部103に格納し、バディリス
トのメンバーの状態情報に変更があった際に音源104
によって鳴動する変更通知音を配信されたプロモーショ
ン用音データに設定する。
【0028】また、音楽提供者200側では、顧客デー
タベース210にユーザ100の情報を追加してデータ
の更新を行う。顧客データベース210は、たとえば、
図3に示すように、顧客管理部213がユーザ100に
設定を行う顧客ID、ユーザ100が所有する端末10
1の電話番号、プロモーション用音データの鳴動を行っ
た回数に基づいて設定される累積参照ポイントなどをテ
ーブルとして備えている。
【0029】音楽提供者200側で状態変更があった場
合には、バディサーバ300を通じて状態変更通知(no
tify)を送信する。ユーザ100側において端末101
の通信網400への常時接続を行わない場合や回線断状
態からの復帰直後には、バディリスト中のメンバーの状
態情報をバディサーバ300に問い合わせるための状態
参照要求をバディクライアント102から送信し、バデ
ィサーバ300からバディリスト中のメンバーの状態情
報を取得(fetch)する。ユーザ100側のバディクラ
イアント102は、バディリスト中のメンバーの状態情
報に変更があった旨の状態変更通知を受信した際に、音
源104により着信音格納部103に格納されている着
信音を鳴動する。このとき、状態変更通知を受信したと
きの変更通知音として音楽提供者200から配信された
プロモーション用音データが設定されている場合には、
音源104を介してこのプロモーション用音データが鳴
動されることとなる。
【0030】音楽提供者200側では、顧客データベー
ス210中の顧客データのうち、状態変更通知を行った
ユーザ100の累積参照ポイントに所定のポイントを加
算し、顧客データベース210のデータを更新する。
【0031】ユーザ100側から曲配信サーバ211や
販売サーバ212に対するアクセスがあり、有償での音
楽データのダウンロードを希望する旨の要求があった場
合や販売サーバ212で扱っている商品の購入要求があ
った場合には、音楽提供者200側では、顧客データベ
ース210中のユーザ100の累積参照ポイントを参照
し、この累積参照ポイント相当額を換算して音楽データ
のダウンロード代金または商品代金から差し引いた金額
をユーザ100側に請求する。
【0032】代金請求を受けたユーザ100側では、そ
の代金を確認した上で、クレジットカードや電子マネ
ー、その他の決済手段を用いて音楽提供者200に対す
る送金を行う。ユーザ100から送金を受けた音楽提供
者200は、顧客データベース210の該当するユーザ
100の累積参照ポイントから購入に用いた金額相当の
ポイントを差し引いて、顧客データベース210のデー
タを更新する。音楽提供者200側では、このあとユー
ザ100に対する音楽データの配信または商品の配送を
実行する。ユーザ100側では、配送されてきた商品を
受け取る。
【0033】〈具体例〉音楽提供者200として多数の
アーティストを抱えるレコード会社を例とした場合を図
4に基づいて考察する。
【0034】ここでは、携帯電話網410を運営する携
帯電話キャリアによって提供されるバディリストシステ
ムを利用することとし、バディサーバ300はこの携帯
電話キャリアによって運営されている。ユーザ100
は、この携帯電話キャリアによって提供される携帯電話
網を利用するとともに、携帯電話キャリアが運営するバ
ディリストシステムを利用するためのバディクライアン
トを搭載する携帯電話110を使用することとする。こ
の場合、携帯電話キャリアは、パケット通信料およびバ
ディリストシステムの使用料をユーザ100から徴収す
る。
【0035】このバディリストシステムは、同じ携帯電
話網だけではなくインターネット網420経由でもアク
セス可能となっている。このため、レコード会社220
はバディクライアント202を搭載する端末によりイン
ターネット網420を介してこのバディリストシステム
を利用することができる。
【0036】レコード会社220は、httpサーバ222
を用いて音楽CDやアーティストに付随する商品の販売
を行うためにオンライン販売サイトを経営している。ま
た、レコード会社220は、アーティストに関する様々
な情報を各種メディアを通して提供しており、同社が運
営するWEBサイトにもこれらの情報をニュースデータベ
ース221として電子的に蓄積している。
【0037】レコード会社220では、新人アーティス
トや発売前の新曲などの積極的にプロモーションを行い
たいと考えている曲の一部を携帯電話の着メロ用に編集
したものを適宜作成し、音楽データベース206に保存
しておく。音楽データベース206に保存されている曲
は、同社が運営するWEBサイトを通して自由にダウンロ
ードすることが可能となっている。
【0038】さらに、レコード会社220では、バディ
クライアント202を用いてネットワークに接続するこ
とが可能となっており、ニュースデータベース221内
の情報が更新されると、このレコード会社220をバデ
ィリストのメンバーとして登録しているユーザ100に
対して変更通知(notify)を送信するように構成され
る。
【0039】ユーザ100は、バディクライアント10
2を用いてレコード会社220をバディリストに登録す
ることができる。レコード会社220をバディリストの
メンバーに登録したユーザ100は、バディリストから
レコード会社220の状態を参照することでレコード会
社220の提供するニュースデータベース221の最新
情報を取得することができる。また、バディクライアン
ト102が表示する情報中からリンクされるレコード会
社220のWEBサイトからプロモーション用音データを
ダウンロードすることが可能であり、ダウンロードした
プロモーション用音データをバディリストシステムの変
更通知を知らせる変更通知音として設定することが可能
である。
【0040】バディクライアント102は、必要に応じ
てバディリスト中のメンバーの状態情報を参照するため
の参照要求をバディクライアント300を介して送出
し、レコード会社220から送信されてくる最新情報通
知を取得して携帯電話110に表示するとともに、音源
104により変更通知音を鳴動させる。
【0041】レコード会社220は、ユーザ100がプ
ロモーション用音データをダウンロードする際に、レコ
ード会社220への会員登録を行わせ、ユーザ100の
個人情報を取得して顧客情報データベース210に蓄積
する。
【0042】顧客情報データベース210で管理される
顧客情報中のユーザ100のポイント情報は、プロモー
ション用音データを1回ダウンロードすることで所定の
ポイントを加算するようにし、その後変更通知がある毎
に所定のポイントを加算するように構成できる。ただ
し、同一の曲を何回ダウンロードしてもダウンロード回
数は1回とカウントすることで、不正なポイント稼ぎを
防止することができる。
【0043】〈端末側の動作−バディクライアント〉携
帯電話110に搭載されたバディクライアント102の
動作を図5に示す。ステップS11では、レコード会社
220をバディリストに登録することを選択したか否か
を判別する。
【0044】図8に示すような携帯電話110のメニュ
ー画面601から、バディリストシステムにリンクする
項目602が選択された場合、バディリストシステムの
メニュー画面が表示される。ここで、バディリストシス
テムを初めて使用するユーザは、他のメンバーに公開す
る名前(ニックネーム)、メールアドレスなどを入力し
てバディリストシステムへの登録を行う。バディリスト
システムへの登録が完了しているユーザの場合には、図
9に示すようなバディリストへの登録している友達のリ
スト画面611を表示する。友達リスト画面611は、
バディリストのメンバーリスト表示欄612、リスト表
示欄612の各アイテムに対応するアイコン表示欄61
3、友人登録ボタン614などを備えている。
【0045】友人登録ボタン614を操作した場合に
は、図10に示すような確認画面621を表示する。確
認画面621は、「○○さんをバディリストに登録しま
すか?」の表示を行う表示部622と、確認ボタン62
3と、名前入力部624と、リスト表示ボタン625と
を備えている。
【0046】リスト表示ボタン625を操作すると、登
録可能な人のリスト表示部627を有するリスト表示画
面626を表示する。リスト表示部627に表示される
アイコンを操作することにより、確認画面621の表示
に復帰し、選択したアイコンに該当する人の名前が名前
入力部624に入力される。
【0047】ユーザ100は、レコード会社220の名
前を名前入力部624に入力して、確認ボタン623を
押すことにより、このレコード会社220をバディリス
トに登録することを承認できる。このように確認ボタン
623が操作された場合には、名前入力部624に入力
されたレコード会社220をバディリストに登録するこ
とをユーザ100が了解したと判断する。
【0048】このようにして、ユーザ100がレコード
会社220をバディリストに登録することを選択した場
合にはステップS12に移行する。ステップS12で
は、プロモーション用音データを変更通知音としてダウ
ンロードすることをユーザ100が選択したか否かを判
別する。
【0049】図10の確認画面621で確認ボタン62
3が操作されると、図11に示すような着信音選択画面
631を表示する。この着信音選択画面631は、「レ
コード会社220をバディリストに登録しました。着信
音があります。」の表示を行う表示部632と、着信音
リスト表示欄633と、着信音登録ボタン634とを備
えている。着信音リスト表示欄633では、プロモーシ
ョン用音データが複数ある場合には、各音データのリス
トを表示する。着信音リスト表示欄633のいずれかの
音データにカーソルを合わせ、着信音登録ボタン634
を操作することにより、そのプロモーション用音データ
のダウンロードを選択することができる。このとき、カ
ーソルを合わせたプロモーション用音データのサンプル
を携帯電話110により鳴動させるように構成すること
も可能である。
【0050】ステップS12において、ユーザ100が
プロモーション用音データを変更通知音としてダウンロ
ードすることを選択したと判断した場合にはステップS
13に移行する。
【0051】ステップS13では、レコード会社220
のWEBサイトからプロモーション用音データのダウンロ
ードを実行する。ダウンロードする際には、レコード会
社220の音楽データベース206に用意されているプ
ロモーション用音データがダウンロードされ、携帯電話
110のバディクライアント102の変更通知音とし
て、着信音格納部103に格納される。
【0052】ステップS14では、レコード会社220
からの最新情報通知があったか否かを判別する。ニュー
スデータベース221の情報に変更があった場合には、
レコード会社220のバディクライアント202を通じ
て最新情報通知が送出され、携帯電話110はバディサ
ーバ300を介してこの最新情報通知を受信する。バデ
ィクライアント102がレコード会社220からの最新
情報通知を受信した場合、ステップS15に移行する。
【0053】ステップS15では、音源104により着
信音格納部103に格納されているプロモーション用音
データを鳴動させる。〈端末側の動作−他のサービス〉
携帯電話110からレコード会社220が運営する他の
サービスを受ける場合の携帯電話110での動作を図6
に示す。
【0054】ステップS21では、ユーザ100が他の
サービスの提供を受けることを選択したか否かを判別す
る。携帯電話110では、バディリストのメンバーであ
るレコード会社220の最新情報通知を受けた場合に、
図12に示すような最新情報通知画面641を表示す
る。この最新情報通知画面641では、新着情報表示欄
642およびレコード会社220の電話番号、メールア
ドレス、WEBサイトのURLなどを表示するサイト情報表示
欄643を備えている。
【0055】新着情報表示欄642では、ニュースデー
タベース221で更新された最新情報を表示する。最新
情報が複数存在する場合には、各最新情報をリスト表示
する。また、サイト情報表示欄643では、WEBサイト
のURLがハイパーリンクとして表示され、このURL情報に
カーソルを合わせて携帯電話110の所定のボタンを操
作することによりレコード会社220が運営するWEBサ
イトにアクセスすることが可能である。
【0056】このようなURLへのリンクが選択された場
合、ステップS21においてレコード会社220が運営
する他のサービスを利用することをユーザ100が選択
したと判断してステップS22に移行する。ステップS
22では、レコード会社220が運営するhttpサーバ2
22にアクセスを行う。
【0057】WEBサイトにアクセスすると、図13に示
すようなトップページ画面651が表示される。トップ
ページ画面651は、各コンテンツの概要を表示するメ
ニュー表示欄652で構成されている。メニュー表示欄
652は、一般に公開される情報に関するメニュー、登
録された会員のみに公開される情報のメニューなどを分
類して表示している。登録された会員のみに公開される
情報のメニュー(「会員のページへ」)にカーソルを合
わせて、携帯電話110の所定のボタンを操作すると、
図14に示すようなID入力画面661が表示される。
【0058】ID入力画面661は、ID入力欄662
とパスワード入力欄663とから構成されている。ID
入力欄662は、会員登録した際にhttpサーバ222に
より付与されるユーザIDまたは携帯電話110の電話
番号などのユーザ100を特定するための識別記号を入
力するためのウィンドウである。また、パスワード入力
欄663は、会員登録した際にhttpサーバ222により
設定されたパスワードまたはユーザ100が自ら設定し
たパスワードを入力するためのウィンドウである。各入
力欄にユーザIDおよびパスワードを入力し、携帯電話
110の所定のボタンを操作すると、図15に示すよう
なサービス選択画面671を表示する。
【0059】サービス選択画面671は、レコード会社
220が運営している音楽データの配信サービスや各種
商品の販売サービスなどのコンテンツ概要を表示するサ
ービスメニュー表示欄672を備えている。レコード会
社220が提供するサービスとしては、音楽CDの販
売、コンサートチケットの販売・予約、アーティストに
関連するグッズの販売、音楽データの配信、その他が考
えられ、各サービスを選択できるようにサービスメニュ
ー表示欄672にメニュー表示される。
【0060】サービス選択画面671で表示されるメニ
ューのうちのいずれかにカーソルを合わせて、携帯電話
110の所定のボタンを操作した場合、対応する提供サ
ービスの画面に遷移する。たとえば、音楽CD購入のメ
ニューを選択して携帯電話110の所定ボタンを操作し
た場合、図16に示すようなCD選択画面681を表示
する。
【0061】CD選択画面681は、レコード会社22
0の販売サイトでネット販売を実施している音楽CDを
リスト表示するための販売CDリスト欄682を備えて
いる。販売CDリスト欄682のうちいずれかにカーソ
ルを合わせて携帯電話の所定のボタンを操作することに
より、購入を希望する音楽CDを選択することが可能で
ある。
【0062】図16に示すようなCD選択画面681か
ら購入を希望する音楽CDが選択された場合、図5ステ
ップS23において購入依頼があったと判断し、ステッ
プS24に移行する。
【0063】ステップS24では、所定の購入処理を実
行する。たとえば、音楽CDの購入を希望した場合に
は、図17に示すような詳細表示画面691を表示す
る。詳細表示画面691は、商品名表示欄692、価格
表示欄693、還元可能ポイント表示欄694、使用ポ
イント設定ウィンドウ695、決定ボタン696などを
備える。この詳細表示画面691では、音楽CDのアー
ティスト名、タイトルなどが商品名表示欄692に表示
され、その販売価格が価格表示欄693に表示され、現
在の蓄積ポイントに基づいて還元可能なポイントが還元
可能ポイント表示欄694に表示される。また、使用ポ
イント設定ウィンドウ695では、ユーザ100が携帯
電話110の所定のボタンを操作することにより、還元
可能なポイントの範囲内で今回使用するポイントを設定
することが可能となっている。使用ポイント設定ウィン
ドウ695において使用ポイントを設定し、決定ボタン
696が操作されると、図18に示すような購入確認画
面701を表示する。
【0064】購入確認画面701は、商品名表示欄70
2、価格表示欄703、割引額表示欄704、合計額表
示欄705、残りポイント表示欄706、購入決定ボタ
ン707などを備えている。割引額表示欄704には、
詳細表示画面691の使用ポイント設定ウィンドウ69
5で設定された使用ポイントに基づいて換算された割引
金額が表示される。また、合計額表示欄705には、そ
の商品の価格から割引額を差し引いた金額が表示され
る。さらに、残りポイント表示欄706には、蓄積され
たユーザのポイントから今回の使用ポイントを差し引い
た残りのポイントが表示される。
【0065】この後、クレジットカードや電子マネーな
どの決済方法に基づく所定の事項を入力して購入処理を
終了する。 〈音楽提供者側の動作〉レコード会社220のバディク
ライアント202における動作を図7に示す。
【0066】ステップS31では、ユーザ100からバ
ディリストへの登録をする旨の通知があったか否かを判
断する。ユーザ100のバディリストに登録する旨の通
知があったと判断した場合にはステップS32に移行す
る。
【0067】ステップS32では、ユーザ100がプロ
モーション用音データのダウンロードを希望したか否か
を判断する。ユーザ100がプロモーション用音データ
のダウンロードを希望したと判断した場合にはステップ
S33に移行する。
【0068】ステップS33では、音楽データベース2
06に格納されているプロモーション用音データを配信
する。ステップS34では、ユーザ100に対して個人
データの入力を行わせ、ユーザIDおよびパスワードの
設定を行う。なお、すでに会員登録をしているユーザ1
00に対しては、ステップS34の処理を省略すること
が可能である。
【0069】ステップS35では、顧客データベース2
10にユーザ100の個人情報を登録して顧客データベ
ース210の情報を更新する。同時に、音楽データベー
ス206のダウンロードされたプロモーション用音デー
タにユーザ100の情報を追加して、音楽データベース
206の情報を更新する。
【0070】音楽データベース206に保存されている
プロモーション用音データは、図19に示すようなテー
ブルで構成することができる。ここでは、音データを識
別するための曲ID、曲名、ダウンロードを行ったユー
ザを示す配信者リスト、有効期限などの項目で構成され
る。プロモーション音データをユーザ100が所有する
携帯電話110により鳴動させることによりプロモーシ
ョン効果があると考えられる期限を設定し、これを有効
期限とする。この有効期限を過ぎている場合には、携帯
電話110でプロモーション用音データが鳴動してもポ
イント加算を行わないように構成できる。
【0071】ステップS36では、ニュースデータベー
ス221に変更があったか否かを判別する。ニュースデ
ータベース221の情報に変更があったと判断した場合
にはステップS37に移行する。
【0072】ステップS37では、自分のバディリスト
にこのレコード会社220をメンバーとして登録してい
る携帯電話110に対して最新情報通知(変更通知)を
送信する。ステップS38では、最新情報通知を送信し
たユーザ100に該当する顧客データベース210内の
顧客データに、ポイントの加算を行い、顧客データベー
ス210の更新を行う。
【0073】〈端末における状態管理〉携帯電話110
のバディクライアント102では、複数のプロモーショ
ン用音データをダウンロードし、送信されてくる変更通
知の状態に応じた音データを鳴動するように構成するこ
とが可能である。
【0074】図4の携帯電話110に搭載されるバディ
クライアント102では、レコード会社220から送信
されてくる最新情報通知の状態を状態通知管理部105
によって判別し、その状態に対応する音データを音源1
04に鳴動させる。
【0075】状態通知管理部105では、ダウンロード
したプロモーション音データを図20に示すようなテー
ブルで管理している。このテーブルでは、状態ID、状
態、状態音ファイルなどの項目を備えている。最新情報
通知の状態の項目に、たとえば、特定のアーティスト名
を設定しておき、最新情報通知がそのアーティストに関
する情報である場合に、状態音ファイルで示されるプロ
モーション用音データを鳴動させるように構成できる。
また、テーブル中に状態アイコンの項目を設けておき、
レコード会社220により提供されるアイコンデータを
状態情報と対応させて格納しておくことも可能である。
この場合、レコード会社220から最新情報通知があっ
た場合に、プロモーション用のアイコンデータを携帯電
話110の表示部に表示させることにより、プロモーシ
ョン効果を得ることが可能となる。
【0076】図20に示したテーブルでは、アーティス
ト「UUU」に関する最新情報通知があった場合に、状
態アイコン「hi.gif」を表示部に表示し、状態音ファイ
ル「hi.mld」を音源104に鳴動させ、アーティスト
「HHH」に関する最新情報通知があった場合に、状態
アイコン「yuyu.gif」を表示部に表示し、状態音ファイ
ル「yuyu.mld」を音源104に鳴動させるように構成さ
れる。
【0077】このような構成とすることにより、レコー
ド会社220が保持するコンテンツ毎にきめ細かいプロ
モーションを行うことが可能となる。また、最新情報通
知の状態と、これに設定されるプロモーション用音デー
タに関連性を持たせる必要はなく、人気アーティストに
関する最新情報通知があった際に新人歌手のプロモーシ
ョン音データを鳴動するように構成すれば、プロモーシ
ョン効果をさらに向上させることが可能となる。
【0078】〈利益の流れ〉上述のように構成したシス
テムでは、図21に示すような利益の流れとなる。携帯
電話110を利用しているユーザ100および音楽提供
者200(レコード会社220)は、バディリストシス
テムのサービス利用料をバディリストサービスの提供者
(バディサーバ300の運営者)に支払う。
【0079】携帯電話110を所有するユーザ100
は、携帯電話110によるプロモーション用音データの
鳴動により所定のポイントが加算され、この累積ポイン
トに基づいたサービスの提供を宣伝対価還元として受け
る。
【0080】プロモーション用音データがダウンロード
された携帯電話110の周囲にいる第3者900は、携
帯電話110の鳴動によりプロモーション用音データを
耳にする。このことにより、第3者900に対するプロ
モーション効果を生じる。
【0081】第3者900に対して、携帯電話110の
鳴動によるプロモーション用音データを聞く機会を与え
ることにより、音楽提供者200の商品に対する関心を
抱かせる機会を与え、商品購入につながる可能性を生じ
させる。
【0082】このようにして、ユーザ100は、音楽提
供者200に所属するアーティストの最新情報を適宜入
手することができる一方で、音楽提供者200の状態が
変更したことを通知される毎にプロモーション用音デー
タが流れるため、周囲の第3者900に対して音楽提供
者200のプロモーションを行っているのと同じ効果が
ある。このとき、ユーザ100は、この音楽提供者20
0の情報に対して興味を持っているため、最新情報通知
が来るたびにプロモーション用音データが鳴動してもこ
の音楽提供者200の宣伝を行っているという意識が低
く、抵抗感も少ないと考えられる。
【0083】〈マナーモード〉公共の場における携帯電
話の使用が制限されている場合が多くなってきており、
このため多くの携帯電話では、着信音を鳴動せずにバイ
ブレータによる体感振動を発生したり、留守電機能を起
動するマナーモードを備えている。
【0084】このようなマナーモードに設定された携帯
電話では、バディリスト中のメンバーの状態変更通知が
あってもプロモーション用音データの鳴動がなく、プロ
モーション効果を期待することができない。このような
マナーモードに設定された場合であっても、正確な鳴動
情報を反映させることができる方法について、図22に
示すシステムに基づいて説明する。
【0085】携帯電話110には、通常モードとマナー
モードとを切り替えるためのマナーモード切替部121
を備えている。携帯電話110に搭載されているバディ
クライアント102は、マナーモード切替部121によ
る切替状態を監視する機能を備えるものとする。
【0086】また、レコード会社220は、バディクラ
イアント202が受けた状態変更通知に基づいて、顧客
データベース210のデータ更新を許可するか否かを切
り替えるための状態切替部231を設ける。さらに、ユ
ーザ100がレコード会社220をバディリストに登録
した際に、レコード会社220側においてユーザ100
の状態情報を参照することが可能となるように、バディ
リストにユーザ100を登録する。
【0087】ユーザ100が携帯電話110をマナーモ
ードに設定すると、バディクライアント102がこれを
検知して、状態変更通知としてレコード会社220側に
送出する。レコード会社220側では、状態変更通知を
受信すると、状態切替部231を通じて顧客データベー
ス210に格納されている顧客データのうち該当するユ
ーザ100の顧客データの記録を停止する。
【0088】顧客データベース210への記録が停止し
ている状態で、携帯電話110への状態変更通知があっ
ても、鳴動回数として顧客データベース210に反映さ
れないので、ポイント加算の対象とはならず、明らかに
プロモーション効果がなかった変更通知をカウントする
ことを防止できる。
【0089】ユーザ100が携帯電話110のマナーモ
ードを解除すると、同様にしてバディクライアント10
2が状態変更通知をレコード会社220側に送出し、こ
れを受けたレコード会社220側のバディクライアント
202は状態切替部231により顧客データベース21
0へのデータの記録を許可する。このことにより、状態
変更通知を受けた携帯電話110の鳴動回数が顧客デー
タベース210のデータに反映されることとなる。
【0090】このように構成することにより、携帯電話
110においてプロモーション用音データが実際に鳴動
した回数を正確に把握することができ、インセンティブ
を正確に行うことができる。
【0091】〔第2実施形態〕本発明の第2実施形態に
係るプロモーションシステムの構成を図23に示す。こ
の第2実施形態では、音楽提供者250がバディリスト
システムのバディサーバ310を運営するものとする。
【0092】ユーザ100は、前述と同様にしてバディ
クライアント102を搭載する携帯電話110を所有し
ている。携帯電話110には、音楽提供者250からダ
ウンロードしたプロモーション用音データを含む着信音
を格納する着信音格納部103と、着信音格納部103
に格納されている音データを鳴動する音源104とを備
えている。
【0093】他のユーザ150は、ユーザ100と同様
に、バディクライアント152を搭載する携帯電話16
0を所有している。携帯電話160には、音楽提供者2
50からダウンロードしたプロモーション用音データを
含む着信音を格納する着信音格納部153と、着信音格
納部153に格納されている音データを鳴動する音源1
54とを備えている。
【0094】音楽提供者250は、プロモーションを行
うための音データを含む音楽データベース256を管理
しており、曲管理部255により音楽データベース25
6中のプロモーション用音データをユーザ100,15
0の携帯電話110,160に配信することが可能とな
っている。
【0095】音楽提供者250は、この他に音楽データ
を有償または無償で配信する曲配信サーバ261や各種
商品をネット販売するための販売サーバ262を運営す
る構成であってもよい。
【0096】音楽提供者250が曲配信サーバ261を
運営する場合には、顧客管理部263により顧客データ
ベース260を管理するとともに、音楽データベース2
56(または他の音楽データベース)に格納されている
音楽データを各顧客に有償または無償で提供するように
構成できる。
【0097】音楽提供者250が販売サーバ262を運
営する場合には、商品管理部264により各種商品情報
を管理するとともに、顧客管理部263による顧客情報
の管理を行い、インターネットショッピングのサービス
を顧客に提供するように構成できる。
【0098】音楽提供者250はさらにバディサーバ3
10を運営している。このバディサーバ310は、各バ
ディクライアント102,152の状態情報を逐次取得
して、状態参照情報データベース270で管理してい
る。各バディクライアント102,152から送信され
る状態情報に変更があった場合には、該当するユーザを
バディリストのメンバーとして登録しているユーザのバ
ディクライアントに、状態変更通知を送信する。
【0099】たとえば、ユーザ102,152が自分の
バディリストにそれぞれ相手をメンバーとして登録する
場合に、バディサーバ310は各ユーザに対して音楽デ
ータベース256に格納されているプロモーション用音
データを変更通知音として設定することを選択させる。
ユーザ102,152は、サービス利用開始時に音楽提
供者250によって提供されているプロモーション用音
データをダウンロードすることにより、ポイントによる
サービス提供を受ける対象となり、顧客データベース2
60内へのポイント情報の蓄積が開始される。
【0100】顧客データベース260内の顧客データ
は、たとえば、図24で示すようなテーブルとして設定
することができる。ここでは、顧客データベース260
のテーブルは、各ユーザを識別するための顧客ID、電
話番号、累積参照ポイント、累積被参照ポイント、累積
合計ポイントの項目で構成される。累積参照ポイント
は、他のユーザの状態情報を参照することで状態変更通
知を受け取り、自身の携帯電話でプロモーション用音デ
ータを鳴動させた場合に加算されるポイントの累計であ
る。累積被参照ポイントは、他のユーザに対して状態情
報の変更通知を送出することで、他のユーザの携帯電話
でプロモーション用音データを鳴動させた場合に加算さ
れるポイントの累計である。
【0101】携帯電話110を所有するユーザ100
が、携帯電話160を所有するユーザ150を自分のバ
ディリストに登録する場合の全体フローを図25に示
す。ユーザ100は、このバディリストシステムを利用
するためのバディサーバ310に登録を行う。このと
き、音楽提供者250は、音楽データベース256に格
納されているプロモーション用音データのダウンロード
を選択させ、ユーザ100がダウンロードを選択した場
合には該当するプロモーション用音データを配信する。
このとき、音楽提供者250は、同時に顧客データベー
ス260に対してユーザ100の顧客データを登録し、
ポイント情報の蓄積を開始する。
【0102】ユーザ150は、同様にしてこのバディリ
ストシステムを利用するためのバディサーバ310に登
録を行う。このとき、音楽提供者250は、音楽データ
ベース256に格納されているプロモーション用音デー
タのダウンロードを選択させ、ユーザ150がダウンロ
ードを選択した場合には該当するプロモーション用音デ
ータを配信する。このとき、音楽提供者250は、同時
に顧客データベース260に対してユーザ150の顧客
データを登録し、ポイント情報の蓄積を開始する。
【0103】ユーザ100がユーザ150を自分のバデ
ィリストのメンバーとして登録(subscribe)した場
合、これに基づいて状態参照情報データベース270の
バディリスト情報を更新する。
【0104】携帯電話160のバディクライアント15
2からユーザ150の状態情報に変更があった旨の状態
変更通知があった場合、音楽提供者250の顧客管理部
263は、顧客データベース260のうちユーザ150
の顧客データに被参照ポイントを加算する。
【0105】バディサーバ310は、ユーザ150を自
分のバディリストに登録しているユーザ100に対して
状態変更通知を行う。このとき、音楽提供者250の顧
客管理部263は、顧客データベース260のうちユー
ザ100の顧客データに参照ポイントを加算する。
【0106】携帯電話110に搭載されているバディク
ライアント102は、状態変更通知を受信して、着信音
格納部103に格納されているプロモーション用音デー
タを音源104により鳴動させる。
【0107】このことにより、携帯電話110の周囲に
いる第3者に対してプロモーション用音データの鳴動に
よるプロモーションを実行できる。音楽提供者250が
運営する販売サーバ262を利用して、ユーザ100h
が音楽CDなどの商品購入を希望する場合、前述と同様
にして、音楽提供者250が運営するWEBサイトにアク
セスし、商品購入依頼を行う。
【0108】音楽提供者250(販売サーバ262)で
は、商品管理部264で管理する商品情報と、顧客デー
タベース260で管理するユーザ100の累積合計ポイ
ントとを参照して、割引を行って代金請求を行う。
【0109】ユーザ100からの送金があれば、顧客管
理部263により、顧客データベース260内の顧客デ
ータのうち、ユーザ100の累積合計ポイントから使用
したポイントを差し引いて顧客データベース260の情
報を更新する。この後、商品をユーザ100に発送す
る。
【0110】この第2実施形態においても、音楽提供者
250から最新情報通知があった際に、各ユーザ10
0,150の携帯電話110,160にプロモーション
用音データの鳴動させるように構成することも可能であ
る。
【0111】〔他の実施形態〕プロモーション用音デー
タとして、プロモーション用コピーを音声出力するよう
な音声データとすることも可能である。 (付記1)ユーザが所有する端末に搭載され、前記ユー
ザが現在の状態情報の参照を希望する他のユーザをバデ
ィリストのメンバーとする登録情報を受け付けるととも
に、前記バディリスト中のメンバーの現在の状態情報を
受信して表示するバディクライアントと、複数のバディ
クライアントから各ユーザの現在の状態情報を取得し、
各バディクライアントに対して対応するバディリスト中
のメンバーの現在の状態情報を送出するバディサーバ
と、前記端末に搭載され、設定された変更通知音を鳴動
することにより、前記バディリスト中のメンバーの現在
の状態情報に変更があったことをユーザに通知する鳴動
手段と、前記変更通知音としてプロモーション用音デー
タを配信するプロモーションデータ配信手段と、を備え
るプロモーションシステム。
【0112】(付記2)前記バディクライアントは携帯
電話端末に搭載されている、付記1に記載のプロモーシ
ョンシステム。
【0113】(付記3)前記バディクライアントは、音
楽提供者によって提供されるプロモーション用音データ
のうちからユーザが選択したプロモーション用音データ
を前記変更通知音として設定する、付記1または2に記
載のプロモーションシステム。
【0114】(付記4)前記音楽提供者は、前記バディ
リスト中のメンバーとして登録される他のユーザの一で
ある、付記3に記載のプロモーションシステム。
【0115】(付記5)前記音楽提供者が前記バディサ
ーバを運営する、付記3に記載のプロモーションシステ
ム。
【0116】(付記6)配信されたプロモーション用音
データが前記鳴動手段により鳴動された回数を顧客情報
として管理する顧客管理手段をさらに備える、付記1〜
5のいずれかに記載のプロモーションシステム。
【0117】(付記7)前記顧客管理手段により管理さ
れる顧客情報に基づいてユーザに対するサービスを提供
するサービス提供手段をさらに備える、付記6に記載の
プロモーションシステム。
【0118】(付記8)ユーザが現在の状態情報の参照
を希望する他のユーザをメンバーとするバディリスト
を、前記ユーザが所有する端末に搭載されるバディクラ
イアントに関連付けて登録させる段階と、プロモーショ
ン用音データを、バディリスト中のメンバーの現在の状
態情報に変更があった際に鳴動させる変更通知音とし
て、前記ユーザが所有する端末に配信する段階と、前記
バディクライアントから各ユーザの現在の状態情報を取
得する段階と、前記バディクライアントから取得した各
ユーザの現在の状態情報を、各バディクライアントに登
録されたバディリストに基づいて送出する段階と、前記
バディリスト中のメンバーの現在の状態情報に変更があ
った際に、前記ユーザが所有する端末において前記変更
通知音を鳴動させる段階と、を含むプロモーション方
法。
【0119】(付記9)前記前記ユーザが所有する端末
において、前記変更通知音として設定されたプロモーシ
ョン用音データが鳴動された回数を管理する段階と、前
記プロモーション用音データが鳴動された回数に基づい
て前記ユーザに対するサービスを提供する段階と、をさ
らに含む付記8に記載のプロモーション方法。
【0120】(付記10)前記ユーザが所有する端末に
プロモーション用音データを配信する段階は、複数のプ
ロモーション用音データを用意する段階と、前記ユーザ
がバディリストを登録する際に、前記複数のプロモーシ
ョン用音データから変更通知音として設定するプロモー
ション用音データを選択させる段階と、を含む付記8ま
たは9に記載のプロモーション方法。
【0121】(付記11)前記プロモーション用音デー
タの提供者は、前記ユーザのバディリストのメンバーと
して登録される他のユーザの1である、付記8〜10の
いずれかに記載のプロモーション方法。
【0122】(付記12)前記プロモーション用音デー
タの提供者が前記バディサーバを運営する、付記8〜1
0のいずれかに記載のプロモーション方法。
【0123】(付記13)前記ユーザの所有する端末は
携帯電話端末である付記8〜12のいずれかに記載のプ
ロモーション方法。
【0124】
【発明の効果】本発明では、携帯電話などの端末を所有
するユーザが、バディリストシステムを利用しながら、
格別な意識をすることなく自らがプロモーション媒体と
なり、かつ利益の還元を受けることが可能となる。
【0125】また、音楽提供者側では、効率よく効果の
高いプロモーションを実行することができ、プロモーシ
ョン用音データの鳴動回数を把握することにより、プロ
モーション効果を類推することが可能であり、かつユー
ザに対するインセンティブの算出を正確に行うことが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の概要構成図。
【図2】その全体フローを示す説明図。
【図3】顧客データベースのテーブルを示す説明図。
【図4】第1実施形態の具体例の構成図。
【図5】端末側のフローチャート。
【図6】端末側のフローチャート。
【図7】音楽提供者側のフローチャート。
【図8】画面構成例を示す説明図。
【図9】画面構成例を示す説明図。
【図10】画面構成例を示す説明図。
【図11】画面構成例を示す説明図。
【図12】画面構成例を示す説明図。
【図13】画面構成例を示す説明図。
【図14】画面構成例を示す説明図。
【図15】画面構成例を示す説明図。
【図16】画面構成例を示す説明図。
【図17】画面構成例を示す説明図。
【図18】画面構成例を示す説明図。
【図19】音楽データベースのテーブルを示す説明図。
【図20】状態管理データのテーブルを示す説明図。
【図21】利益の流れを示す説明図。
【図22】マナーモードに対応した構成の説明図。
【図23】第2実施形態の構成を示す説明図。
【図24】顧客データベースのテーブルを示す説明図。
【図25】全体フローを示す説明図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K101 KK18 LL00 LL12 MM07 NN15 NN23

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ユーザが所有する端末に搭載され、前記ユ
    ーザが現在の状態情報の参照を希望する他のユーザをバ
    ディリストのメンバーとする登録情報を受け付けるとと
    もに、前記バディリスト中のメンバーの現在の状態情報
    を受信して表示するバディクライアントと、 複数のバディクライアントから各ユーザの現在の状態情
    報を取得し、各バディクライアントに対して対応するバ
    ディリスト中のメンバーの現在の状態情報を送出するバ
    ディサーバと、 前記端末に搭載され、設定された変更通知音を鳴動する
    ことにより、前記バディリスト中のメンバーの現在の状
    態情報に変更があったことをユーザに通知する鳴動手段
    と、 前記変更通知音としてプロモーション用音データを配信
    するプロモーションデータ配信手段と、を備えるプロモ
    ーションシステム。
  2. 【請求項2】前記音楽提供者は、前記バディリスト中の
    メンバーとして登録される他のユーザの一である、請求
    項1に記載のプロモーションシステム。
  3. 【請求項3】前記音楽提供者が前記バディサーバを運営
    する、請求項1に記載のプロモーションシステム。
  4. 【請求項4】ユーザが現在の状態情報の参照を希望する
    他のユーザをメンバーとするバディリストを、前記ユー
    ザが所有する端末に搭載されるバディクライアントに関
    連付けて登録させる段階と、 プロモーション用音データを、バディリスト中のメンバ
    ーの現在の状態情報に変更があった際に鳴動させる変更
    通知音として、前記ユーザが所有する端末に配信する段
    階と、 前記バディクライアントから各ユーザの現在の状態情報
    を取得する段階と、 前記バディクライアントから取得した各ユーザの現在の
    状態情報を、各バディクライアントに登録されたバディ
    リストに基づいて送出する段階と、 前記バディリスト中のメンバーの現在の状態情報に変更
    があった際に、前記ユーザが所有する端末において前記
    変更通知音を鳴動させる段階と、を含むプロモーション
    方法。
  5. 【請求項5】前記前記ユーザが所有する端末において、
    前記変更通知音として設定されたプロモーション用音デ
    ータが鳴動された回数を管理する段階と、 前記プロモーション用音データが鳴動された回数に基づ
    いて前記ユーザに対するサービスを提供する段階と、を
    さらに含む請求項4に記載のプロモーション方法。
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