JP2008512737A - 放送ソースを補償するための機器、システムおよび方法 - Google Patents

Abstract

一態様においては、本発明は、放送ソースを補償する方法に関する。本方法は、放送ソースから発生する複数のコンテンツ要素をレシーバに配信するステップと、その複数のコンテンツ要素の再生リストを生成するステップと、その放送ソースを識別するステップと、複数のコンテンツ要素のうちの１つのコンテンツ要素を識別するステップと、そのレシーバのユーザがその１つのコンテンツ要素に関連するアイテムを購入する場合に、放送ソースを補償するステップとを含んでいる。
【選択図】 図１

Description

発明の分野

[0001]本発明は、一般に広告およびコンテンツの配信の分野に関し、詳細には、本発明は、広告主／放送業者の補償スキームと組み合わされた広告／コンテンツのソースの認識／識別を使用した配信スキームおよび補償スキームに関する。

関連出願

[0002]本出願は、その開示が、その全体において参照により本明細書に組み込まれている２００４年８月３０日に出願された米国仮出願第６０／６０５，６０５号に対する優先権を主張するものである。

発明の背景

[0003]ラジオおよびテレビジョンは、オーディオコンテンツおよびビジュアルコンテンツを公衆に対して配信するための伝統的な伝達手段になっている。歴史的に見ると、ラジオ放送局やテレビ会社などの放送業者は、主として広告から収入を生み出してきている。従来の広告およびコマーシャルと、様々なオーディオ放送およびオーディオビジュアル放送との間のインターリービングは、放送時間を販売するこれらの会社にとっての収入源であり続けている。しかし、放送業者は、実際のオーディオまたはオーディオビジュアルの作品の放送から直接に収入を生み出してはいない。実際に、広告のコンテンツをサポートする放送、すなわちテレビジョンショーまたは音楽は、一般にライセンス料／実施権料の形式における放送業者にとってのコストを表す。この放送ソース補償モデルのこの特徴は、技術の新しい進展がある場合でさえ、不変のままである。

[0004]インターネットなどの技術的進展は、今やオーディオ番組およびビジュアル番組を配信する追加のチャンネルを実現している。これらの新しいチャンネルにもかかわらず、主たる放送視聴者は、依然として彼らの主要な娯楽源および情報源として従来のラジオ番組およびテレビジョン番組を利用している。したがって、広告主およびマーケティング部門は、依然としてこの人口動態に焦点を当てて、商品やサービスを販売している。同様に、技術が進展する場合でさえ、放送業者にとってのビジネスモデルは、依然として対象とされるコンテンツを提供するのと引き換えに広告主から収入を生み出すことに焦点を当てたままである。これが、放送ソースが生み出すことができる金額を制限している。

[0005]消費者の観点からのこのビジネスモデルに関連する制限も存在している。ユーザがラジオである番組を聞き、その番組の特定の一部分を購入したいと思う場合、それらのユーザは、先ずコンテンツを識別することが可能になり、アーティストについての詳細を記録し、次いでコンテンツのソースを決定しようと試みる必要がある。ユーザが、これらのステップに従うことに成功する場合、それらのユーザは、次いでコンテンツの位置を突き止め、コンテンツを購入する必要がある。このプロセスは、時間がかかりコストを要する。さらに、放送コンテンツを消費者に提供した放送業者からは、何の利益も受け取れない。その結果、放送業者に対する新しいビジネスオプションを使用し提供することがもっと簡単な追加の補償スキームを開発する必要性が、それ故に存在する。

発明の概要

[0006]放送業者には、多くの最先端のコンテンツおよび娯楽を人々に配布する責任があるが、それらの放送業者は、多くの場合にそれらの放送業者が提供するすべてのサービスについては補償されないままになる。したがって、より十分に放送ソースを補償する追加の補償スキームを実現する必要性が存在する。この必要性に応じて、本明細書中で開示される態様および実施形態は、放送業者が歌、アルバム、サービス、広告および商品からの販売の収入を分配することができるようになるビジネス方法、システムおよび装置の形態の新しい補償スキームを提供する。

[0007]結果として、歌、映画、広告などのコンテンツ要素の放送業者は、放送業者特有の通信装置、ウェブページ、または他のオンラインメカニズムを介して、もたらされる媒体のダウンロード可能バージョンまたは映画に対するチケットの販売に関連する収入のパーセンテージの形態で初期コンテンツの放送について補償することができる。本発明の追加の詳細については、以下で提供される図面および説明中において説明される。

[0008]一態様においては、本発明は、放送ソースを補償する方法に関する。本方法は、放送ソースから発生する複数のコンテンツ要素をレシーバに配信するステップと、その複数のコンテンツ要素の再生リストを生成するステップと、その放送ソースを識別するステップと、複数のコンテンツ要素のうちの１つのコンテンツ要素を識別するステップと、（レシーバのユーザが、その１つのコンテンツ要素に関連するアイテムを購入する場合に）放送ソースを補償するステップとを含んでいる。一実施形態においては、レシーバは、ユーザまたは潜在的消費者である。他の実施形態においては、レシーバは、電子装置である。その再生リストは、長い時間にわたって複数のコンテンツ要素における変化を追跡して一実施形態における異なるコンテンツ要素を識別することにより生成される。本方法は、ユーザをウェブページに誘導するステップと、レシーバに関連するキャラクタストリングを使用してそのウェブページへのアクセスを認可するステップをさらに含むことができる。代わりに、本方法は、その１つのコンテンツ要素に関連した情報を含むレシーバに送信されたメッセージを受信するステップをさらに含むこともできる。固有の識別子は、その放送ソースに関連する電話番号であり、レシーバは、一実施形態においてはポータブル通信装置である。一実施形態において、その通信装置は、ＵＳＢストレージ装置、ブルートゥース（Bluetooth）装置、メディアプレーヤまたはセルラ電話である。そのアイテムは、１つのコンテンツ要素のダウンロード可能バージョンを含むことができる。さらに、アイテムは、１つのコンテンツ要素に関連する追加の購入可能アイテムを有するウェブページ上でグループ分けすることができる。一実施形態においては、アイテムおよび１つのコンテンツ要素は、それだけには限定されないが、歌、呼び出し音、ゲーム、ソフトウェア、グラフィック、コンサートチケット、衣料品、映画チケット、消費者製品、食べ物、クーポン、リベート、およびそれらの組合せを含んでいる。

[0009]他の態様においては、本発明は、ユーザとコンテンツソースとの間でデータを交換するためのシステムに関する。本システムは、再生リストをアップデートし、送信するようになっている送信装置を含んでいる。次にその再生リストは、そのコンテンツソースによるコンテンツ放送の時間順の配列を含んでいる。本システムは、ユーザが、通信装置を用いて使用するようになっている固有のコンテンツソース識別子を使用して、サーバに誘導されるようにその送信装置と１ユーザの通信装置とインターフェースするようになっているサーバも含んでおり、ここで再生リストは、アクセスされて、ユーザによって選択されたコンテンツを識別する。そのサーバは、一実施形態においては、そのユーザによる購入について使用可能なコンテンツと固有のユーザ識別子を使用してアクセス可能なユーザ特有のウェブページとをさらに含んでいる。コンテンツソースは、ラジオ放送局を含むことができ、通信装置はセルラ電話を含むことができる。また、固有のユーザ識別子は、ユーザのセルラ電話番号または事前選択されたキャラクタストリングを含むことができる。一実施形態においては、固有のユーザ識別子は、コンテンツソースに関連する電話番号である。通信装置は、それだけには限定されないが、セルラ電話、携帯型個人情報端末、メディアプレーヤ、ＵＳＢドライブ、およびパーソナルコンピュータ（ＰＣ）を含むことができる。一実施形態においては、サーバは、コンテンツソースからの放送に応じてユーザによって選択されたコンテンツの購入を可能にし、コンテンツソースに対する補償を送金するようになっている。他の実施形態においては、サーバは、コンテンツソースによるコンテンツ放送の一部分に関連した情報を含むメッセージを通信装置に対して送信するようになっている。

[0010]さらに他の態様においては、本発明は、特定のコンテンツと放送ソースとを識別する、モバイル装置上で使用するようになっている方法に関する。本方法は、少なくとも１つのキーストロークまたは音声コマンドに応じてモバイル装置を使用してプログラムを実行するステップと、放送ソースによって提供された再生リストを使用して特定のコンテンツを識別するようになっているデータベースと通信を行うステップと、個別のユーザアカウントの詳細をホストするようになっているサーバと通信を行うステップと、そのサーバから特定のコンテンツに関連する購入可能なアイテムについての情報を受信するステップと、そのアイテムの購入に応じて放送ソースに対する補償を送金するステップとを含んでいる。アイテムは、それだけには限定されないが、歌、呼び出し音、ゲーム、ソフトウェア、グラフィック、コンサートチケット、衣料品、映画チケット、消費者製品、食べ物、クーポン、リベート、およびそれらの組合せを含むことができる。モバイル装置は、それだけには限定されないが、セルラ電話、携帯型個人情報端末、メディアプレーヤ、ＵＳＢドライブ、およびパーソナルコンピュータを含むことができる。一実施形態においては、放送ソースは、ラジオ放送局、広告主、または音楽アグリゲータ（music aggregator）である。

[0011]他の態様においては、本発明は、対象とされる広告の方法に関する。本方法は、潜在的な消費者に対する、固有のコンテンツソースから放送される、時間順に構成されたコンテンツのシーケンスを放送するステップと、通信装置を使用してその消費者がそのシーケンスから１つの要素を選択するステップと、固有のコンテンツソースによって提供された時間順に構成されたコンテンツのシーケンスに対応する時間順に構成されたデータを使用して選択された要素を識別するステップと、放送の選択された要素に関連した複数の購入オプションを消費者に提供するステップと、消費者が提供された購入オプションに応じて１つのアイテムを購入する場合に固有のコンテンツソースを補償するステップとを含んでいる。一実施形態においては、本方法は、消費者がその要素についてのより多くの情報を要求する場合に、固有のコンテンツソースを補償するステップをさらに含んでいる。他の実施形態においては、要素は、それだけには限定されないが、歌、呼び出し音、ゲーム、ソフトウェア、グラフィック、コンサートチケット、衣料品、映画チケット、消費者製品、食べ物、クーポン、リベート、およびそれらの組合せを含むことができる。

[0012]本発明はまた、様々なポータブル電子装置の範囲を拡大する方法、機器およびシステムも提供している。これらの技法により、通信装置（例えば、モバイル電話、パーソナルコンピュータ、ラジオ／ＣＤプレーヤ、ＤＶＤプレーヤ、ＰＤＡ、メディアプレーヤ）は、特定のメディアサンプルを識別することができるようになる。次に、これにより、特定の放送業者からの購入が可能になり、また放送業者、音楽アグリゲータ、消費者サービスプロバイダ、著作者および出版社を含めて、バリューチェーン中の各参加者が、収入ストリームの配分を得ることが可能になる。オーディオおよびビデオを含めてメディアファイルの放送業者は、今や小売り販売店（例えば、ラジオ放送局、ＴＶ局）として事業を営むことができる。

[0013]一態様においては、本発明は、モバイル電話などのポータブル電子装置を使用してコンテンツ購入について放送業者を補償するための方法に関する。本方法は、１つまたは複数のソースから発生するコンテンツをサンプリングするステップを含んでいる。一般にソースは、オーディオコンテンツ、ビジュアルコンテンツ、またはそれらの組合せを供給する。本方法の他の部分は、選択されたコンテンツのサンプルを使用して、特定の１つ（または複数）のメディアファイルを識別する。コンテンツのダウンロード可能バージョンを購入することは、本方法のオプションの１ステップである。補償モデルおよびライセンス構成によるアプリケーションソフトウェアのライセンスを受けたプロバイダおよび／または放送業者を補償することは、本方法における他のステップである。放送業者は、ブランドの付けられた形態、またはブランドの付けられていない形態のどちらかで必要なアプリケーションソフトウェアを供給するパーティであってもよい。

[0014]この態様の一実施形態においては、本方法は、ポータブル電子装置内にコンテンツのダウンロード可能バージョンをダウンロードし記憶するステップをさらに含んでいる。他の実施形態においては、ダウンロード可能バージョンは、パーソナルコンピュータやホーム娯楽システムなどの二次装置上に記憶される。一実施形態においては、コンテンツ、コンテンツに関連するアーティスト、およびコンテンツのメディアファイルバージョンのライセンスされたソースを識別するためのアプリケーションは、ポータブル電子装置と組み合わせて販売される。コンテンツのメディアファイルバージョンがユーザにとって使用可能とされた後に、本発明の異なる実施形態により、ユーザは、それらのユーザのセル電話、ＰＤＡ、ＰＣまたはホーム娯楽システムにメディアファイルバージョンをダウンロードし、あるいはアプリケーションプロバイダが動作させる中央サーバ上にメディアファイルバージョンを記憶することができるようになる。他の実施形態においては、ダウンロード可能バージョンは、いつでもアクセスすることができる中央サーバ上に記憶される。さらに他の実施形態においては、１つまたは複数のラジオ放送局または他の放送ソースは、サンプリングされるコンテンツを供給するが、この実施形態においては、それは、補償されることになるソフトウェアをユーザがダウンロードした元の局である。したがって、この実施形態によれば、歌の放送業者は補償されないが、アプリケーションを供給する放送業者は、補償を受ける。

[0015]他の実施形態においては、ユーザは、そのユーザのモバイル装置を経由して知られているメディアファイルまたは関連した商品についての検索判断基準を指定して、その１つ（または複数）のアイテムの位置を突き止め購入することができる。この実施形態においては、ソフトウェアアプリケーションは、どの放送業者がその購入について補償されるべきかを識別することになる。本発明の一実施形態は、メディアファイルを調達するための技法にも関連する。調達することは、発注されたデジタルメディアファイルが、いくつかの遂行会社またはオンラインデータベースのうちの任意の１つから取得されることを意味する。次に、これらのデータベースは、メディアファイルを配信するサービスを提供する。調達することは、著作権保持者から直接に情報またはファイルを取得することも企図している。１つの遂行会社が必要とされるメディアファイルを有さない場合、すなわち遂行会社がそのファイルを調達することができない場合には、次いで他のデータベースおよび会社が検索される。

[0016]その結果、本発明により、放送業者は、メディアファイル（例えば、歌およびビデオのファイル）、ならびに関連した商品およびサービスの小売り業者になることができるようになる。したがって本発明は、ユーザが、短い２ステップのプロセスを介して所望のコンテンツを聞き／見るとすぐにメディアファイルを購入する方法を提供するものである。第１のステップは、アプリケーションを開始することであり、第２のステップは、購入を確認することであるが、アプリケーションは、目に見えないようにユーザのためにメディアファイルの検索、識別、および調達を実施する。このシームレスなプロセスは、現在では使用可能ではない固有の衝動買いの機会を作り出す。音楽ベンダは存在するが、それらの音楽ベンダは、本発明の「衝動買い」態様を教示してはいない。特に、一部のコンテンツ識別子は、歌の購入を可能にするが、ユーザは、複数のステップを実行しなければならない。本明細書中で開示される、バリューチェーンメンバを補償するように設計されたシームレスな衝動買いは、このアプローチとは明確に異なっている。

[0017]さらに本発明は、放送業者が従来技術において以前には使用可能でなかった方法でメディアファイルの販売を介して収入を稼ぐ方法を提供している。収入ストリームにおいて分配する放送業者は、放送業者が消費者に対してアプリケーションを広告し、販売促進を行い、配信する重要なインセンティブである。アプリケーションを配信している各放送業者は、一実施形態においては固有の識別子、すなわちアプリケーションへのハードコードを有することになる。固有の識別子は、購入がアプリケーションを介して開始された後に、補償の目的のために放送業者を識別することになる。この固有の機能のために本発明の一態様は、できる限り多くの聴取者／視聴者が彼らのモバイル装置上に安全にソフトウェアアプリケーションをロードし、あるいは放送業者特有の装置を獲得するようにするために、放送業者による積極的なアプリケーション販売の促進を行う。

[0018]特定の放送業者のアプリケーションを使用する聴取者／視聴者が多くなればなるほど、聴取者／ユーザがその放送業者のソフトウェアを使用して購入するたびに、より多くの収入が、その特定の放送業者にもたらされることになる。理想的には、ユーザは、ユーザがソフトウェアをインストールしている元の放送業者から同じものを聴取しており／視聴しているメディアファイルを購入したいと思うはずである。しかし、ユーザおよび放送業者は、「インストールする放送業者」の局／チャンネル上で識別されたコンテンツの購入には限定されない。ユーザは、様々なソース中におけるメディアファイルを聞き／見ることができ、（彼らのアプリケーションまたは他の放送業者サービスを介して）そのメディアファイルを購入したいと望む。「インストールする放送業者の」ソフトウェアまたはサービスを使用することは、所望の素材の購入を可能にする。結果として、「インストールする放送業者」は、依然としてその収入ストリームの一部分を受け取ることになる。従来技術においては、実質的にそのような大衆消費者配信メカニズムは、存在せず、また本明細書中で開示される放送業者補償をスムーズに実行するどのような方法も存在してはいなかった。

[0019]従来技術において知られているこれらのアプローチと本発明を比較することにより、いくつかの違いが明らかになる。特に、従来技術においては知られていない本発明の特徴であるいくつかのアイテム化されたポイントが存在している。第１に、放送業者は、各メディアファイルの販売ごとに補償される。第２に、ユーザは、装置（例えば、セル電話）を使用して、メディアファイルを識別し、次いでユーザの装置を使用してたった１つまたは複数のキーストロークを用いてそのメディアファイルを購入することができる。第３に、アプリケーションおよびユーザの情報の登録により、消費者は、装置（例えば、セル電話）を使用して、メディアファイルを検索し、次いでその同じ装置を使用してそのメディアファイルを購入することにより、恩恵を受けることができるようになる。最後に、本発明のアプローチのユーザは、同時に特定のメディアファイルを放送しており、または放送していないこともある放送業者を補償しながら、装置を使用して、ビデオメディアファイルを認識または検索し、ユーザの装置を使用してそのビデオメディアファイルを購入することができる。

[0020]用語「１つの（a）」、「１つの（an）」および「その（the）」は、それ以外に明確に指定されていない限り、「１つまたは複数の（one or more）」を意味することを理解されたい。

[0021]本発明の前述および他の特徴および利点は、本発明それ自体と同様に、説明、図面および添付の特許請求の範囲からより十分に理解されよう。

[0022]本明細書中の図面の参照は、本発明の方法および機器のより良好な理解をもたらすことを意図しているが、本発明の範囲を特に示された実施形態だけに限定することを意図してはいない。これらの図面は、必ずしも縮尺されているとは限らず、その代わりに本発明の原理を例示することに応じて強調が行われている。各図面中における同様な参照文字は、一般的に対応する部分を示す。

[0035]請求される本発明は、添付図面と併せて読まれるべき以降の詳細な説明を介してさらに完全に理解されよう。この説明中において、同様な番号は、本発明の様々な実施形態内における同様な要素を意味している。

詳細な説明

[0036]以降の説明は、本発明のある種の実施形態を例示する添付図面について言及している。本発明の趣旨および範囲を逸脱することなく、他の実施形態も可能であり、本実施形態に対する変更を行うこともできる。したがって、以降の詳細な説明は、本発明を限定することを意味してはいない。もっと正確に言えば、本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲によって定義される。

[0037]本発明の方法のステップの順序は、本発明が動作可能に留まる限りは重要ではないことを理解されたい。さらに、別の方法で指定していない限り、複数のステップは、同時に、または本明細書中で列挙される以外の異なる順序で行われてもよい。

[0038]部分的には、請求される本発明は、放送ソース（放送業者）と、放送ソースとパートナーを組んでいる広告主とを補償する方法およびシステムを提供する。本明細書中に開示される異なる態様および実施形態の全般的な目的は、放送業者、広告主、音楽アグリゲータ、ライセンス機関、および／またはそれらの関連パートナー、ならびにサービスプロバイダについての収入を生み出す補償スキームを提供することである。特に、コンテンツ配信と対象とされる広告に関連した既存のビジネスモデルと組み合わされた新しい収入の機会を提供することが、本発明の目的である。本発明のこれらの特徴に関連した追加の詳細は、同封された図面および特許請求の範囲に関連して、さらに詳細に理解することができる。

[0039]図１は、放送業者１２についての収入を生み出すようになっている補償システム１０の一部分を示すブロック図である。さらに、一部の実装形態においては、音楽アグリゲータサービス１４と広告主１５はまた、単独で、または放送業者１２と組み合わされてのどちらかで、補償を受け取る。図１に示される異なるエンティティおよびサービスプロバイダは、直接または間接のどちらかで、ユーザまたは潜在的消費者１６と対話する。潜在的消費者１６は、一般的に通信装置１８を使用して、単独で、あるいは全体システム１０の他の構成要素と組み合わされて、顧客対話／コンテンツ配信システム２０と対話する。他のシステム構成要素との顧客の対話をより詳細に理解するためには、例示の購入が有益である。

[0040]例示の購入イベントにおいて、ユーザ１６は、最初にラジオ放送局やテレビジョン放送局などの放送ソース１２からの放送を聞き、または見る。一般的に放送は、聴取者または視聴者にとって関心のあるコンテンツ要素２２（オーディオコンテンツおよび／またはビデオコンテンツ）を含んでいる。例えば、適切な放送コンテンツ要素は、それだけには限定されないが、歌、広告、プログラム、映画、テレビジョンショーおよび他の情報を含むことができる。特定の放送間隔中に存在するコンテンツ要素は、その個々の放送時間の関数として特定のシーケンス中に構成することができる。

[0041]図１の例示のシステムに示されるように、コンテンツ要素２２のシーケンスは、放送ソース１２から放送される。放送コンテンツ２２を聞くとすぐに、ユーザ１６は、特定の歌を好きになっても、または放送されているコンサートチケット広告についてもっと聞くことに興味を持ってもよい。関心のあるコンテンツ要素を聞くことに応じて、ユーザは、通信装置またはレシーバ１８をアクティブにして、選択されたコンテンツ要素に関連した情報および購入オプションを取得する。特に、一実施形態においては、放送されている情報２２の一部分として、ラジオ放送局に関連する電話番号や（例えば、９９．１やＷＸＹＺなどの）ラジオ放送局呼び出し文字のような固有の識別子２３が、ソース１２から放送される。通信装置１８と組み合わせて固有の識別子２３を使用することに関連する命令およびオプションもまた、放送され、あるいはそれ以外の方法でユーザ１６に対して提示される。次に、ユーザは、通信装置１８をアクティブにし、固有の識別子２３と組み合わせてその通信装置を使用して、消費者サービス２０と連絡を取ることができる。ビジネス構成は、一般的に消費者サービス２０と放送ソース１２との間に存在する。消費者サービス２０が一般的にとる第１のアクションは、ユーザ１６にとって関心のある特定の歌または他のコンテンツ要素を識別することである。一部の実施形態においては、消費者サービス２０は、複数のラジオ放送局をサポートしており、個々のラジオ放送局は、ラジオ放送局呼び出し文字や他の放送ソース特有の識別子などのユーザ入力に基づいて区別される。

[0042]コンテンツ識別プロセスの一部分として、放送ソース１２は、放送される情報を時間の関数として追跡する再生リスト２４を生成する。再生リスト２４は、一般的に放送業者によって保持され、サーバ、送信装置または他のデータストレージ装置上でホストするのに適している。再生リスト２４は、顧客対話／コンテンツ配信システム２０にも送信される。消費者１６は、その消費者が関心のあるコンテンツ要素を聞くときに、通信装置１８と組み合わせて固有の識別子２３を使用して、顧客対話／コンテンツ配信システム２０にアクセスするので、再生リスト２４は、顧客対話／コンテンツ配信システム２０が、関心のあるコンテンツ要素を識別するユーザ１６によって連絡が取られる時刻に相関付けることができる。一部の実施形態においては、顧客対話／コンテンツ配信システムは、完全に自動化されるが、他の実施形態においては、顧客対話／コンテンツ配信システムは、人間のオペレータとハードウェア構成要素を組み込んでいる。他の実施形態においては、顧客は、ウェブサイトＵＲＬについて顧客に通知するボイスメール、電子メール、テキストメッセージ、または他のメッセージを受信するだけであり、この場合に顧客は、追加の情報にアクセスし、関心のあるコンテンツ、およびそれに関連するアイテムを購入することができる。関心のある何らかのコンテンツ要素における潜在的消費者の興味に応じて広告し、または購入について提案することができるアイテムの例は、それだけには限定されないが、歌、呼び出し音、ゲーム、メディア、雑誌、サービス、ソフトウェア、グラフィック、コンサートチケット、衣料品、映画チケット、イベントチケット、定期券、招待状、消費者製品、食べ物、クーポン、リベート、およびそれらの組合せを含んでいる。

[0043]例示の一実施形態においては、新しい歌など関心のあるコンテンツ要素が放送されているときにサービス２０に連絡を取るとすぐに、ユーザは、関心のあるコンテンツのアイデンティティについて、すなわちユーザが固有の識別子を使用してユーザの通信装置１８をアクティブにしたときにユーザが聞いていたものについての歌の名前またはより多くの情報について通知される。一実施形態においては、ユーザには、代表的なサービス２０に、ユーザに直接に連絡を取って追加の詳細を提供させるオプションが与えられる。他の実施形態においては、ユーザには、通信装置、ウェブページ、あるいはインターネットまたはネットワークベースのメカニズムを介して関心のあるコンテンツＣ_Ｉのダウンロード可能バージョンを購入するオプションが与えられる。しかし、関心のあるコンテンツが劇場チケットについての、または新しい家のオープンハウスについての広告である可能性があることは、注目に値する。したがって、ユーザが、ユーザの通信装置をアクティブにし、サービスに接続されるときに、ユーザは、オペレータと直接に接続し、ユーザの通信装置上でメニューを受信し、ユーザをウェブページへと誘導するテキストメッセージを受信し、電子希望リストを関心のある特定のコンテンツでアップデートを行い、関心のあるコンテンツおよび／または他のオプション、ならびに情報を識別する自動化された音声メッセージを受信することができる。

[0044]さらに、潜在的顧客１６が、顧客の通信装置を経由してサービス２０に接続され、あるいはサービス２０によって運営されるウェブページに誘導される場合、購入オプションの顧客の範囲は、関心のあるコンテンツ要素だけには限定されず、そうではなくてそのコンテンツに関連する任意のアイテムおよびサービスに及ぶ。したがって、ユーザが、特定の歌を聞き、ウェブページに誘導される場合には、その歌を演奏するバンドに関連した衣料品、そのバンドのコンサートチケット、ユーザをそのサービスに最初に接続させた歌に歴史的に興味を持っていた他の聴取者によって楽しまれる他のアーティストなどの追加のアイテムが、レビューおよび／または購入について使用可能である。サービス２０にアクセスする結果として、ユーザは、１つまたは複数のアイテムを購入し、または調査に参加し、あるいはそれ以外の方法で広告代理店にとって価値のある広告にアクセスすることを選択することができる。その結果、これらのイベントのうちのどれでも、関連する収入イベントＲ_ｅを伴う収益を生成するイベントをもたらす。本明細書中で説明される自動化された実施形態および半自動化された実施形態の柔軟性を仮定すると、収入が支出を超過する可能性がかなりあることは明らかである。さらに、商品およびサービスの範囲の即時購入を可能にすることにより、放送業者は、他には利用されず、あるいは他のベンダによって投資されないまま進むはずの収入ストリームにアクセスすることが可能になる。少なくともこれらの理由のために、本明細書中で開示されるこれらの技法は、既存の放送ソース補償モデルよりもかなり優れた利点をもたらす。

[0045]全体システムにおける参加者の間のコストおよび利益の分割および分配は、マーケットおよび個々のビジネス関係によって変化することになる。例えば、システム１０の一部分として、放送ソース１２は、利益の内容Ｃ_ｉに関与するトランザクションに関連する購入価格／収入のパーセンテージＸ（Ｒ_ｅ）を受け取り、ここでＸは、０％から１００％の範囲に及ぶ。同様に、放送ソースが、広告代理店１５および／または音楽アグリゲータ／音楽ベンダのサービス１４とパートナーを組んでいる場合、関与する他のパーティは、それぞれ収入Ｙ（Ｒ_ｅ）およびＺ（Ｒ_ｅ）のパーセンテージを受け取ることもできる。したがって、ＹおよびＺもまた、０％から１００％の範囲に及ぶ可能性がある。したがって、放送ソースがラジオ放送局であり、放送ソースが、局のためにＴシャツを販売していた場合、Ｘ＝１００％、Ｙ＝０％、およびＺ＝０％である。しかし、関心のあるコンテンツが歌についてのダウンロードであり、広告主１５が関与していない場合には、Ｘ＝５０％、Ｚ＝５０％、Ｙ＝０％の分割、あるいは他の分配が可能になることもある。ほとんどの補償構成においては、消費者サービス２０は、固定された料金契約では、または全体のシステム１０の使用からもたらされる販売と広告収入のパーセンテージとして放送ソースに対してそのサービスを提供することもできる。

[0046]放送ソースが、潜在的消費者に対して対象とされる広告および購入オプションを提供することについて広告主からお金を受け取る他の補償スキームもまた、本発明の範囲内に含まれる。受動的聴取の伝統的モデルとは対照的に、潜在的消費者が、通信装置をアクティブにすることにより情報をアクティブに求めるときに、対象とされる広告のこの形態は、ある種の人口動態マーケットにおいてプレミアムの価値があることもある。さらに、歌および他の関心のあるコンテンツ要素についての衝動買いを生み出す機会を仮定すると、より一層の収入の生成が可能である。図１において説明されたアプローチに加えて、他のシステムおよび方法を使用して、本明細書中で開示されるさらに広範なアイデアを実装することもできる。

[0047]代わりに放送業者のための他の補償システムにおいては、通信装置またはレシーバが、ラジオ放送局によって販売され、または提供される。この放送業者特有の装置は、関心のあるコンテンツ要素の識別および／または放送ソースとの直接の通信、あるいは顧客対話／コンテンツ配信システムを可能にするプログラムまたはファームウェアを含んでいる。この実装形態においては、通信装置は、一般的にコンテンツのダウンロード／購入のためのコンピュータに接続するためのメカニズム（例えば、ＵＳＢ、ブルートゥース）を有するＭＰ３プレーヤや他のデジタルフォーマットプレーヤなどのメディアプレーヤである。しかし、セル電話など他の装置も、当技術分野で知られているようなワンクリック購入および接続の可能なソフトウェアアプリケーションおよび他のソフトウェアを使用して適合させることができる。一部の例示の実施形態のさらなる詳細については、図７に関連して以下で説明される。一実施形態においては、アプリケーションは、ミドレット（midlet）、アプレット（applet）、ジャバ（java）または他の適切なプログラミングツールおよび開発ツールに基づいている。

[0048]一実施形態においては、通信装置は、関心のある特定のコンテンツ要素が放送されるときに、関連する１つ（または複数）のキーストロークが、いつ該当するコンテンツ要素が通信装置を提供したソースから放送されたかに対応する一時データを保存するように、１つまたは複数のキーストロークに対して応答可能である。装置内のファームウェアは、特定の放送ソースに関連付けられ、いつ関心のあるコンテンツ要素が彼らの装置を使用して潜在的消費者によってフラグが立てられるかに対応して時間インデックスを節約するように適合化させられる。装置が、例えばＵＳＢポートやブルートゥースなどを経由してオンラインコンピュータに接続されるとき、そのコンピュータまたは装置上のアプリケーションは、時間インデックスを使用して、再生リストデータを含むサーバと通信することにより、関心のある関連したコンテンツを識別することができる。識別された後に、関心のあるコンテンツは、装置上の希望リスト上、あるいはユーザに関連するウェブページ上にリストアップすることができる。ウェブページは、ユーザの電子購入、希望リストアイテムおよび他の関連した情報を記憶するデジタルロッカーを含むことができる。

[0049]一実施形態においては、消費者に提供される実装形態は、例えばニュース番組、スポーツ番組、特定のトークショーなど特定のソースから反復して放送される番組に特有の機能を含むことができる。したがって、消費者が、スポーツトークショーなど特定の番組を聴取している場合、放送時に装置をアクティブにすることは、後でダウンロード／購入するために消費者の希望リストにその番組を追加することになる。しかし、プロセスの一部分として、消費者には、番組が放送されるたびにその番組を記録するオプションが与えられることもある。したがって、装置を使用して、特定の反復ショーに対する加入を開始することができる。このタイプの購入イベントは、広告主にとっても元の放送ソースにとっても関心がある。一部の放送ソースがそれら自体のトーク番組、ニュース番組、およびスポーツ番組を開始するときに、購入するためにこれらの番組を提供することは、より一層の収入生成をもたらす可能性がある。

[0050]さらに、ウェブページは、関心のあるコンテンツまたはユーザによって以前に求められた関心のある歴史的コンテンツに関連した対象とされる広告を提供することができる。代わりに、オンラインコンピュータへの接続が達成され、識別プロセスが完了した後に、その装置は、関心のあるコンテンツを購入し、直ちに楽しむために装置にデジタル音楽をダウンロードする機能をユーザに対して自動的に提供するように構成されることができる。したがって、衝動買いおよび即時に応答可能な対象とされる広告を明らかにすることができ、補償を生成するトランザクションを適切に課金することができる。結果として、装置を供給した放送ソースとパートナーを組んだ諸関連会社は、以前には利用可能でなかった販売およびサービストランザクションの利益を得る。

[0051]異なる放送ソースおよび広告主の補償スキームの態様について、一般的なレベルで説明してきたが、これらのアプローチの例示の実装形態の技術的詳細の一部を考慮することは、参考になる。図１に説明されるシステム１０を実装するために適した構成要素の例示の一構成が、図２に示されるデータ交換システム３０中に示される。図に示すシステム３０の一部分として、ある関心のあるコンテンツＣ_ｉを含むコンテンツ要素のシーケンスＳ_ＣＥを放送する放送ソース３２が、示されている。ユーザ（図示せず）は、関心のあるコンテンツＣ_ｉがユーザによって聞かれ、または見られるときにアクティブにされるレシーバ／通信装置３３を動作させる。通信装置３３は、それだけには限定されないが、当業者に知られているようなメディアプレーヤ、セルラ電話、パーソナルコンピュータ、携帯型個人情報端末、および他の電子装置を含むことができる。放送ソース３２は、通信装置３４を使用して、コンテンツ放送順序の機能として、または特定の時間間隔において何が再生されているかについての機能としてコンテンツ要素のシーケンスＳ_ＣＥを識別する再生リスト３６を生成および／または保持する。

[0052]したがって、例示の再生リスト３６は、歌＿１、歌＿２、広告＿１、ラジオ放送局プロモーション＿１、ＤＪコメント＿１、歌＿３、ラジオ放送局プロモーション＿２などを含むことができる。さらに、再生リスト３６は、補足データと一緒に各コンテンツ要素に対応する時間間隔データを含むこともできる。したがって、いつプロモーションが再生されたかに対応する時間インデックスに加えて、ＤＪコメント＿１が、ラジオ放送局パーティイベントについて言及する場合、再生リストデータはまた、再生リストが送信されるときにおける広告主および音楽アグリゲータとのビジネス関係についての情報も含んでいてもよい。さらに、再生リストがコンテンツ要素識別目的のために処理されるときに、歌＿２が時間間隔２において再生される場合、また時間間隔２が、ユーザが通信装置をアクティブにしたときであった場合には、時間間隔１および時間間隔３中に再生されるコンテンツ要素は、ユーザのレビュー、追加の情報の配信、および購入を考慮するために選択することもできる。関心のあるコンテンツ要素のどちらかの側上にコンテンツ要素を提供することは、再生リストベースのコンテンツがシステムを識別するときにユーザの選択に基づいて適合度を補償する助けを行う。それはまた、追加の広告オプションも可能にする。

[0053]代わりに、再生リスト３６は、送信機能を組み込んでいない他のエンティティまたは装置によって記録することもできる。一般的に、再生リスト３６は、コンピュータサーバなどの送信装置３４上で生成および／または記憶される。送信装置３４は、関心のあるコンテンツを識別し、潜在的消費者に対して情報または購入オプションを提示することになるサービスまたは装置に対して再生リスト３６の一部分を送信するようになっている。

[0054]したがって、図２に示されるように、本明細書中に開示される方法およびシステムを放送ソースに対して提供している会社またはサービスによって運営される通信サーバ３８が示されている。通信サーバ３８を使用して、ユーザに向けられたメッセージ、電子メール、ウェブサイトＵＲＬ等の自動化された手段を使用してユーザと通信を行う。代わりに、通信サーバ３８は、人間のオペレータまたは対話型の音声応答サービスに対するアクセスを提供することもできる。一実施形態においては、通信サーバ３８は、再生リストデータ３６を受信して、関心のあるコンテンツＣ_ｉを識別し、それによってユーザを適切に誘導し、適切なパーティを補償する。通信サーバ３８は、ユーザが誘導される関心のあるコンテンツに関連したどのようなウェブページも保持することができ、またはサーバは、歌や呼び出し音など、関心のあるコンテンツのダウンロード可能バージョンを含むことができ、あるいはその両方ができる。

[0055]代わりに、通信サーバ３８は、ウェブサイトＵＲＬを送信し、ユーザデータベース情報を保持し、ユーザを登録し、ユーザと連絡を取るようにセールス要員をスケジュールし、あるいは電子ドキュメントまたは他のテキストベースの情報をユーザに対して配信する目的のために、ユーザとの通信インターフェースとしてだけ動作することもできる。かかる一実装形態においては、処理サーバ４０を使用して、ウェブページデータ、ユーザ登録、データベース、デジタルロッカー、ウェブページ希望リスト、顧客購入情報、広告、ダウンロード可能な歌、ならびに他の情報およびデータを必要に応じて含める。一実施形態においては、処理サーバ４０は、ダウンロード可能な音楽や呼び出し音などのコンテンツ、および識別情報やライセンス情報などの関連する情報のサードパーティプロバイダに接続される。したがって、ユーザが通信サーバ３８と対話するときに、これらのユーザは、ユーザが通信装置または端末／パーソナルコンピュータ４２を使用してアクセスすることができる処理サーバ４０上に存在するウェブページアドレスを一般的に含んでいる情報を受け取る。図２中の破線によって示されるように、一部のデータ伝送接続は、オプションである。再生リストは、処理サーバ４０の一部の実装形態中で使用することができるが、他の実施形態においては、関心のあるコンテンツ要素のステップは、通信サーバ３８によって実行されるだけである。システム３０の構成要素３４、３８、および４０は、一部の実施形態においては別々の装置として示されているが、これらの機能は、ユーザと対話し、関心のあるコンテンツを提供し、再生リストを保持する単一のサーバによって実施することもできる。

[0056]図２に戻ると、通信装置のユーザが、特定の放送ソース３２からのコンテンツにさらされた後に、潜在的消費者は、放送ソース３２に関連する固有の識別子を使用してその潜在的消費者の通信装置３３をアクティブにする。一実施形態においては、その固有の識別子は、特定の放送ソース３２に関連する電話番号である。他の実施形態においては、その固有の識別子は、特定の放送ソース３２の代わりに任意の会社に関連付けることができるキャラクタストリングまたは他の識別子である。したがって、ある会社が様々な放送ソースから放送される広告に対してコンテンツ商品を販売し、または消費者応答を処理するサービスを提供する場合、固有の識別子は、各放送ソース３２ではなくて全般的なサービスを提供する会社に関連するＵＲＬまたは電話番号と対が形成される。

[0057]その識別子を経由して会社にアクセスするとすぐに、放送業者の名前や呼び出し文字など補足の識別子情報は、サービス提供会社が制御する再生リストデータのすべてと組み合わせられる。再生リストデータの全体のプールは、その会社とパートナーを組んでいる放送ソースのすべてからアセンブルして、コンテンツ識別および販売サービスを可能にすることができる。補足的な識別子データを使用することを使用して、ユーザに配信されるコンテンツを調整することができる。代わりに、装置のアクティブ化時に放送されているコンテンツのすべては、関連する購入および情報配信オプションと共にさらにレビューするためにユーザに対して送信することができる。

[0058]図３は、異なるコンテンツ要素および購入機会が、レシーバ４５を使用してアクセスすることができる様々な位置またはイベントを示しており、セルラ電話として示されているが、そのレシーバは、本明細書中で説明している本発明のシステム実施形態、装置実施形態および方法実施形態と組み合わせた人間または適切な通信装置であってもよい。以上で説明している音楽のサンプルまたは再生リストマッチングシステムを使用して識別することができる音楽コンテンツを再生するラジオ５０が、放送コンテンツの典型的なソースとして示されている。同様に、消費者が、テレビジョン上で表示される固有の放送識別子と組み合わせて通信装置を使用することができる、音楽素材、または他のオーディオ素材、あるいはオーディオ−ビジュアル素材を放送するテレビジョン放送５２は、それを購入するオプションを有しながらそのコンテンツを識別している。

[0059]さらに、チケットおよび商品を販売する映画館５３で放送される映画はまた、本明細書中で開示される技法と共に使用するのに適した放送ソースとして機能する。したがって、その映画館またはその親会社は、映画時間の再生リストを保持し、前述のような通信装置と共に使用することができる映画館およびその親会社に関連する固有の識別子を広告することができる。同様に、特定のアーティストのコンサートのスポンサーになるコンサート会場５４または娯楽レーベルは、その会場によってホストされ、またはそのレーベルによってプロデュースされたライブパフォーマンス（live performance）についての放送として機能することができる。特定の歌が再生されているときに通信装置のアクティブ化を使用して、前述のシステムおよび方法の一部を使用して音楽の即時購入を可能にすることができる。クラブ放送５５は、ディスコで放送されている音楽を示している。したがって、特定のナイトクラブは、本明細書中に開示された技法を使用して音楽購入イベントのスポンサーになることができる。音楽５６を中継する自動車ラジオまたは他のメディアプレーヤからの放送は、ラジオ放送局およびメディアプレーヤの供給業者についての補償イベントを提供する。一部の実施形態においては、レシーバ４５は、呼び出し音、逆呼び出し音、ＭＰ３などのメディアファイルを再生することができるモバイル装置であり、またラジオレシーバを装備することもできる。ホーム娯楽システム５７は、本明細書中に開示される技法を使用して購入される音楽または他のコンテンツについての放送ソースとして、あるいは配信位置として使用することができる。

[0060]依然として図３を参照すると、放送ソースについてのコンジットとして、または放送ソースそれら自体としての役割を果たすのに加えて、この図に示される例示の位置およびシナリオは、通信装置またはレシーバ４５によって無線処理することができる符号化された情報を放送するように構成することができる。これは、異なる位置においてレシーバと対話することができるブルートゥース装置を組み込むことによって達成することができる。したがって、多数のセルラ電話および他の装置がブルートゥース互換であるので、無線データの形式の特定の命令および情報が、特定の通信装置に対して送信される。したがって、ユーザが、ブルートゥーストランスミッタを含む、図３に示される会場または場所の１つに存在する場合、放送されている特定のコンテンツに関連した購入オプションは、ユーザの電話に対して直接に送ることができる。したがって、特定の放送ソース、およびそのソースに関連する固有の識別子についての情報を送るブルートゥース装置または他の伝送装置を装備したクラブ５５で、誰かが音楽に耳を傾けることができる。例えばレシーバ４５を有するセル電話ユーザは、ユーザがその歌を聞くときにユーザが今夜聞くどの歌でも好きな場合にある種の番号をダイヤルするようにユーザに教えるメッセージまたはブルートゥース信号を得ることができる。呼び出しの時間との再生リストの同期を使用して、コンテンツの識別を可能にすることができる。初期情報のブルートゥースまたは他のトランスミッタは、所有され、またはクラブおよび任意の放送パートナーに関連付けられるので、生み出された収入は直接に初期放送ソース／クラブ会場の利益になる。

[0061]図４Ａは、特定のソースから放送された歌など、関心のあるコンテンツを識別し、関心のあるコンテンツ、およびその歌に選択的に関連付けられる任意のアイテムまたはサービスの購入をスムーズに実行するための方法１００を説明している。本方法は、本発明の一部分が自動化されるように、ＩＶＲ（interactive voice response対話型音声応答）システムを含むことができる。最初にステップ１０１において、放送業者は、通信装置を使用して、放送業者の対象とされるコンテンツ販売サービスについての広告を行い、消費者がダイヤルする特定の電話番号を放送する。この電話番号または他の適切な放送業者固有の識別子は、関心のあるコンテンツを識別する手段を提供する。オプションとして、ステップ１０２において消費者は、その電話番号を聞き／眺め、その電話番号を消費者の電話に保存する。消費者が、ある放送業者の関心のある特定の歌またはコンテンツ要素を聴取している場合、ステップ１０３において、その消費者は、関心のあるコンテンツが演奏されている間に指定された放送業者の番号をダイヤルする。ステップ１０４において、放送ソース再生リストシステムの同期を使用して、ＩＶＲシステムおよびその関連する処理構成要素は、その放送業者によって現在再生されている関心のあるコンテンツを口頭で識別する。ステップ１０５において、電話呼び出し中に消費者は、ＩＶＲシステムによって指示されるように消費者の電話上のキーを押すことにより、選択を行って、関心のあるコンテンツを配信させることができる。ステップ１０６において、関心のあるコンテンツは、電話、後でダウンロードするためのウェブページ、パーソナルコンピュータに配信することができ、消費者の住所または消費者にとって便利な他の適切な場所に郵送することができる。

[0062]ステップ１０６ａにおいて、ＩＶＲシステムは、識別されたコンテンツ要素を記憶し、周辺の時間間隔において再生されていた他の何でも消費者の希望リストに記憶することもできる。一部の実施形態においては、希望リストは使用されず、サービスを使用する動作が自動的な歌の購入をもたらす。希望リストは、その消費者用に確立される個人的放送業者アカウントの一部分としてサーバ上に電子的に記憶することができる。一実施形態においては、消費者自体の電話番号を識別子として使用して、消費者の個人的な放送業者により動作させられるアカウントにアクセスする。したがって、消費者は、コンテンツ識別呼び出しが最初に行われるときに、ＩＶＲシステムに対して伝送される消費者の電話番号（発呼者ＩＤ）によって識別される。

[0063]一実施形態においては、ステップ１０７において、消費者は、ＳＭＳ／ＭＭＳメッセージなどのメッセージ、電子メール、ボイスメール、またはそれらの組合せをコンテンツ識別の詳細とその識別サービスについての料金と共に受信する。そのメッセージはまた、消費者をウェブアドレスに誘導し、ここで消費者は、トラックを購入／ダウンロードし、さらなるトラック情報／製品を閲覧することができる。結果として、ステップ１０８において、放送業者、およびその関連会社のどれもが関心のあるコンテンツに関連する任意のトランザクションについての補償を受け取る。したがって、関心のあるコンテンツにおける関心を表現する結果として、消費者が、ウェブページ上にリンクされ、または他の方法で販売要員によって説明されるサービスから追加のアイテムを購入する場合には、ステップ１０８において追加の収入が放送業者のために生み出される。

[0064]消費者は、消費者の放送業者ウェブアカウントにログインし、放送業者に対して識別およびマーケティングシステムを供給するサービスによって編成される消費者の希望リストから関心のあるコンテンツ（および／または関連した製品、例えばアルバム）を購入／ダウンロードすることができる。消費者がすでに電話によりコンテンツを購入している場合、消費者は、コンテンツを消費者のＰＣまたは他の装置にダウンロードすることができる。消費者は、消費者の希望リストからコンテンツを削除することもできる。したがって、一実施形態においては、本発明は、放送業者がユーザに放送業者の特定の電話番号を提供し、消費者が、この番号をダイヤルして、現在再生している曲またはアルバムを認識し、消費者の希望リストに追加し、トランザクションを確認するテキストメッセージを受信するシステムに関する。

[0065]図４Ｂは、放送業者と放送業者の関連会社を補償するのに適した広告、識別およびコンテンツ購入の方法１００’を示している。図４Ｂに示される本方法は、図４Ａに関連して前述された同じステップ１０１から１０４を組み込んでいる。ステップ１０４の後に、ステップ１０５’において、電話呼び出し中に、消費者は、ＩＶＲ電話システムによって指示されるように消費者の電話上のキーを押すことにより選択を行って、広告主にその消費者に連絡を取らせ、またはその消費者に対して情報を送らせることができる。結果として、消費者は、広告されている商品の詳細と識別サービスについての料金とを伴うメッセージを受信する。ステップ１０６’において、テキストメッセージはまた、消費者をウェブアドレスまたは電話番号へと誘導し、そこで消費者は、より多くの情報を見出し、あるいは広告主（または代理人）にある種のアクションを実行するよう指示することができる。ステップ１０７’において、消費者は、その放送業者のウェブアカウントにログインし、広告主（または代理人）にその消費者に連絡を取るように要求し、情報を消費者に送信させ、画面上の指示に従うことにより製品をオンラインで購入することができる。最後にステップ１０８’において、放送業者とその関連会社のうちのどれもが、関心のあるコンテンツに関連する任意のトランザクションについての補償を受信する。したがって、一実施形態においては、本発明は、放送業者がユーザに放送業者特有の電話番号を提供し、消費者がこの番号をダイヤルして、現在再生されている広告を認識し消費者の希望リストに追加させ、トランザクションを確認するテキストメッセージを受信するシステムに関する。識別トランザクションの結果として、消費者が放送業者のウェブサイトにログオンすると、消費者には、消費者に情報を送信させ、ある人に消費者に電話させ、またはオンラインで製品／サービスを発注するなどの異なるオプションが与えられる。

[0066]本明細書中で説明している一部の実施形態においては、ユーザは、放送業者が提供する固有の識別子に合わせて通信装置を単に使用して、コンテンツを識別することも購入することもできるが、一部の実施形態においては、ユーザ登録は、全体的な方法における１つの機能として組み込まれる。事前の登録を必要とすることは、一部の実施形態においてはある種の利点をもたらす。特に、事前の登録は、サービスについての将来の無支払いの可能性を減らすためにクレジットカード情報を必要とする可能性がある。さらに、ある調査を登録プロセスに組み込んで、ターゲットされる拡張された広告を可能にすることもできる。本明細書中に開示される１つまたは複数の実施形態中に組み込むのに適した例示の登録方法１２０が、図５に示される。

[0067]図５でステップ１２１において、放送業者は、消費者サービスを広告し、消費者がそのサービスについて登録するための放送業者特有のＵＲＬについてアナウンスする。ステップ１２３において、最初に、消費者は、その放送業者の広告を聞き、ＵＲＬについてメモし、ＵＲＬにログオンして登録する。さらに、ステップ１２５において、消費者は、サービスプロバイダが保持するセキュリティ保護された個人データベースに記憶するために、消費者の１つ（または複数）の電話番号、連絡先、支払いおよび他の個人的な詳細を登録する。ステップ１２７において、消費者が、コンテンツのダウンロード、マーチャンダイジング、および対象とされる広告について放送業者によってスポンサーされるウェブサイトを使用する最初の時に、消費者に消費者のすべての情報を入力する時間がない場合、消費者は、後の段階において登録プロセスを完了することができる。ステップ１２９において、消費者が最小限の必要とされる詳細を登録している場合には、消費者は、そのサービスを使用することが有効にされる。

[0068]放送業者が、潜在的な消費者によって最初に見られ、または聞かれる関心のあるコンテンツのソースであるかどうかに関係なく、コンテンツ販売およびコンテンツ識別プロセスについて放送業者を補償するための一般化された方法１３０が、図６に示されている。最初に、ステップ１３１において、放送業者は、放送業者の対象とされるコンテンツ識別／小売りサービスについて広告し、消費者が通信装置を使用してダイヤルするための特定の電話番号を放送する。この電話番号または他の適切な放送業者固有の識別子は、関心のあるコンテンツを識別する手段を実現する。ステップ１３２において、オプションとして、消費者は、電話番号を聞き／眺め、その電話番号を消費者の電話に保存する。消費者は、コンテンツの任意のソースを聴取しており、特定のコンテンツ要素を識別したいと思う。ステップ１３３において、消費者は、任意のコンテンツ要素が再生されている間に、前述の指定された放送業者の番号をダイヤルする。

[0069]ステップ１３４において、ＩＶＲシステムは、消費者にそのコンテンツのソースに近接してその消費者の電話を保持するように指示する。そのシステムは、関心のあるコンテンツの数秒を記録し、ビープ音を使用して呼び出し終了を指し示す。ステップ１３５において、関心のあるコンテンツのサンプル、一般的には音楽サンプルが、コンテンツを識別するコンテンツ認識サービスへと伝送される。サードパーティの認識プロバイダは、コンテンツ要素の名前や、それを生成し作成したエンティティ（例えば、アーティスト）など、（成功するマッチングがあれば）識別する詳細と共に応答する。これらの識別する詳細は、消費者の希望リストに追加される。消費者は、発呼者ＩＤを介して消費者の電話番号を固有の識別子として使用することにより識別されている。ステップ１３６において、さらに消費者は、関心のあるコンテンツ識別詳細と識別サービスについての料金を伴うメッセージを受信する。そのメッセージはまた、消費者をウェブアドレスへと誘導し、ここで消費者は、関連するコンテンツを購入／ダウンロードし、さらにコンテンツに関連した情報／製品を閲覧することができる。ステップ１３７において、消費者は、その放送業者のウェブアカウントにログインし、その消費者の希望リストからコンテンツ（および／または関連した製品、例えばアルバム）を購入しダウンロードすることができる。

[0070]前述のように、ＭＰ３プレーヤなどのメディアプレーヤ、またはセルラ電話など他の通信装置、あるいはＵＳＢストレージ装置は、特定の放送業者ソースにより収入を生み出す方法における１ステップとして無料で提供し、または販売することができる。このアプローチの実施形態に関連した追加の詳細については、図７において説明される。

[0071]図７は、放送ソースが放送業者ブランドの装置を潜在的消費者に供給する方法１４０について説明するものである。これらの装置は、デジタルコンテンツを再生し、情報を記憶するのに適したラジオチューナ、ラジオチューナを組み込んだものなどのメディアプレーヤ、ＭＰ３プレーヤ、ＵＳＢ装置および他の装置を含むことができる。これらの装置は、その装置を供給したソースとパートナーを組んだサービスに対して任意のコンテンツ識別または購入トランザクションを誘導する機能を組み込んだ事前インストールされたファームウェアまたは他のプログラムを含むことができる。したがって、この方法における初期ステップは、ステップ１４１において、装置を使用して行われる任意のトランザクションだけが放送ソースとそのパートナーのための収入を生成するように、放送ソースが、購入からの収入イベントと、装置を使用して行われるコンテンツ識別とを制御するファームウェアまたはソフトウェアを伴う放送業者ブランドの装置を供給することである。

[0072]販売促進のためのアイテムとして消費者に販売され、または提供される装置は、希望リストへの追加機能を含むことができる。希望リストは、消費者が購入に関心を持つことができる歌を含んでいる。関心のあるコンテンツ要素を選択する動作は、コンテンツ要素が、希望リストに追加され、最終的に購入されるという結果をもたらすことができる。希望リストは、メディアプレーヤ、ウェブサイト、および／または適切なメディアプレーヤソフトウェアを含むパーソナルコンピュータ上に保持することができる。そのメディアプレーヤソフトウェアは、ステップ１４１においてメディアプレーヤを最初に供給した放送ソース、広告主、または他のパートナーを組んだエンティティによって提供される特定の希望リストセレクタプレーヤとすることができる。

[0073]本方法の一部分として、ステップ１４３において、消費者は、消費者がサービスについて登録している放送業者に対して傾聴する。ステップ１４５において、傾聴しながら、消費者は、その消費者がその消費者の希望リストに追加し、または購入し、あるいはその両方を行いたいと思うコンテンツ要素を聞く。ステップ１４７において、消費者は、コンテンツ要素が再生されている間にその消費者のメディアプレーヤまたは他の供給された装置の上の希望リスト追加ボタンを押す。ステップ１４９においてメディアプレーヤまたは装置は、ボタンを押すことに応じて関心のあるコンテンツについての再生時間の（日付を含む）正確な時間を記憶する。ステップ１５１において、消費者は、その消費者が「希望リスト」アプリケーション／インターフェースにアクセスできるＰＣ（または他の装置）上でＵＳＢスロット（または他のメカニズム）を経由してその消費者の装置を接続する。希望リストは、関心のあるコンテンツをアイテム化したリストとして通信装置上に表示される情報を含むことができる。一般的に、希望リストは、ユーザが選択するコンテンツ要素をリストアップする多数の装置（例えば、電話、ＰＣ）からアクセスすることができる情報のウェブページまたは他の対話的表現、あるいはユーザが選択するコンテンツ要素に関連したアイテムである。リストアップされた要素およびアイテムは、すでに購入されていることもあり、あるいは将来の購入について使用可能なこともある。

[0074]代わりに、アプリケーションは、「希望リストへの追加」機能を有する装置上に存在していてもよい。ステップ１５３において、ユーザは、「希望リストセレクタプレーヤ」アプリケーション／インターフェース中のオンスクリーンの指示に従う。ステップ１５５において、アプリケーションは、関心のあるコンテンツが再生されていたときに該当する時間について放送業者の再生システムを用いてユーザにより選択された再生時間のデータを同期させ（オンライン）、送信する。次いで関心のある様々なコンテンツの詳細が、その消費者のウェブアカウント中の消費者の希望リストに追加され、あるいはユーザ設定によっては、消費者に直接に配信し課金することができる。結果として、ユーザが、関心のあるコンテンツのうちの任意のものを購入する場合には、その装置を供給した放送ソースは、収入を受け取る。一部の実施形態においては、メディアプレーヤの代わりに、活性化ボタンおよびファームウェアを有するＵＳＢドライブキーリングなど、ブランドの付いたＵＳＢ装置が、放送ソースによって提供される。他の実施形態においては、ブルートゥース可能装置が提供されてもよい。これらの装置は、その活性化ボタンを押すことが、その後になって希望リストをアップデートし、または直接に歌を購入するために再生リストデータと相関させることができる時刻および日付の情報を記憶するように図７に説明される方法に従って使用することができる。

[0075]本発明の態様は、コンテンツ識別のソフトウェアおよび装置を組み込んだ追加の実施形態も含んでいる。とりわけ、図８は、放送業者が、ユーザがコンテンツを購入することを可能にする放送業者固有のアプリケーションをユーザに提供する補償方法１６０の実施形態を示している。特に、図８は、ステップ１６１において、ラジオ放送局やテレビジョンチャンネルなどの放送業者が、電話やメディアプレーヤなどの装置上で実行するために放送業者のソフトウェアアプリケーションを単にダウンロードすることにより、音楽素材またはビデオ素材を購入する使用可能性を広告する方法１６０を示している。ステップ１６２において、ユーザには、セル電話が使用可能になっていることが好ましく、またユーザは、広告された放送業者のダウンロード番号、例えば３４５６１０２を単にダイヤルすることにより放送業者のアプリケーションをダウンロードすることができることになる。ステップ１６３において、指定され広告された放送業者の番号をダイヤルするとすぐに、ユーザは、ユーザのセル電話上に放送業者のアプリケーションを自動的にダウンロードすることになる。次いでユーザは、名前、住所、および支払いカード番号を含む好ましい支払い方法を含む個人の詳細を登録するように促されることになる。ステップ１６４において、ユーザは、ユーザのセル電話上で登録を完了することができる。登録が完了された後に、ステップ１６５において、ユーザは、今やオーディオ／オーディオビジュアルのメディアファイルを購入または識別する用意ができている。結果として、ステップ１６６において、ダウンロードされたアプリケーションを使用することからもたらされるどのようなトランザクションも、アプリケーションを供給した放送ソースのための収入を生み出す。本明細書中に説明される本方法は、直接ダウンロードやウィルス性配信など様々なオプションを実現し、それにより、ユーザは、放送業者特有のアプリケーションをユーザのセル電話上にダウンロードすることができる。現在知られており、または将来において可能な他のアプリケーション配信システムもまた、本明細書中に開示されるアプローチと共に使用するのに適している。

[0076]図８に関して説明される放送ソース特有のソフトウェアアプリケーションは、ＪＡＶＡまたは他の適切な言語で書くことができ、ＯＴＡ（over the air放送）で通信装置にダウンロードされ、または他の装置から無線で転送され、あるいはオペレータ／製造業者によってインストールされる。そのソフトウェアアプリケーションは、ＳＩＭカード上またはモバイル装置それ自体のどちらかに記憶することができる。ソフトウェアアプリケーションは、アイドル状態から１つまたは複数のキーストロークでキー入力することにより開始して、前述のプロセスおよび技法をアクティブにすることができる。さらに、そのソフトウェアは、モバイル電話上のメニューオプションの選択を介して開始することができる。ソフトウェアアプリケーションは、元のユーザまたは二次ユーザの命令において、また第２のユーザ、すなわちウィルス性のピアツーピア配信による受入があるとすぐに他の通信装置にそれ自体を転送するように設計することができる。

[0077]配信されたコンテンツは、セル電話上に記憶し、またはメディアプレーヤなど他の装置に転送し、あるいはその両方を行うことができる。そのコンテンツのファイルフォーマットは、ユーザ定義された好みに従って登録に際して例えば呼び出し音、ＭＰ３、ＭＰ４、アトラック（Atrac）、ウィンドウズメディア（Windows Media）ファイルに設定されることになる。モバイル電話とメディアプレーヤの両方が集まって１つの装置を形成するときに、さらなる実施形態により、このようなファイルは、モバイル装置に直接に記憶することができるようになる。コンテンツプロバイダと締結されるライセンス協定に従って、ユーザは、ファイルをユーザのＰＣまたはホーム娯楽センタにダウンロードすることができることにもなる。一部の実施形態においては、追加のメモリ、ファイル圧縮技法、およびストリーミング技術を使用して、通信装置上に直接に諸ファイルを記憶することもできる。

[0078]一実施形態においては、ユーザが特定の放送業者特有のソフトウェアを使用してメディアファイルを購入するたびに、オーディオおよび／またはビジュアルのメディアファイルの放送業者（例えば、ラジオ放送局、テレビジョン放送局）は、放送業者の特定の固有にブランドが付けられたソフトウェア／装置を介して購入される各メディアファイルから手数料／マージンを得ることになる。支払いは、消費者の好む支払い方法（例えば、クレジットカード、デビットカード、電話代請求書、プレミアムＳＭＳ）に従って消費者から徴収されることになる。徴収されたお金から、適用可能な販売税および任意の地方税が差し引かれることになり、残りの合計が、コンテンツ所有者、ライセンサーおよび放送業者の間で整えられるライセンス契約と収入分配契約に従って分配されることになる。

[0079]他の実施形態においては、放送業者特有のアプリケーションが製造のポイントで通信装置上にインストールされる。したがって、ユーザがその装置を獲得するときに、コンテンツ識別および購入アプリケーションを使用することについての情報が、装置にバンドルされる。さらに、装置は、そのアプリケーションを供給し販売する放送ソースに関連した電子ブランド設定または伝統的なブランド設定を含むことができる。

[0080]ユーザが、一般的にキーストロークまたは音声で制御されるアプリケーションをインストールした後に、ユーザには、将来のメディアファイルの購入をスムーズに実行するためにユーザの詳細および好みを登録する機会が与えられることになる。そのユーザの詳細は、以降のものだけには限定されないが、

１．個人の詳細−名前、住所、年齢、社会的地位、

２．オーディオファイルまたはオーディオビジュアルファイルの配信およびフォーマットの好ましい方法−例えば、モバイル電話（呼び出し音）、ポータブル音楽プレーヤ（ＭＰ３）、パーソナルコンピュータ（ＷＭＡ）、

３．好ましい支払い方法の詳細−例えば、ＰＳＭＳ、電話代請求書、スマートカード、クレジットカード
を含むことになる。

[0081]一実施形態においては、登録するとすぐに、中央ウェブサイトは、ユーザのための放送業者のブランドの付いた、また放送業者特有の、購入されたメディアファイルについての電子的な個人のウェブサイト／ロッカー／ストレージの区域を作成することになる。個人専用にされた放送業者のウェブサイトは、以降のものだけには限定されないが、

１．購入されたメディアファイルのためのストレージ／ロッカーの機能

２．購入された製品に関連する関連情報に対するリンク

３．関連した製品を購入する機能（例えば、特定の歌を購入していると、ユーザはアルバムを購入することができるようになる）

４．メディアファイルをコンパイルして個人アルバムおよびコレクションにする機能

５．ＣＤ形式でコンパイルされた／単一オーディオファイルの購入を促進する

６．放送業者が関連した製品（例えば、コンサートチケット、アーティストの商品）を販売促進し、販売し、マーケティングすることを促進する

７．放送業者についての価値のあるデータベース／消費者プロファイル
を含めて、いくつかのサービスをユーザに対して提供することになる。

[0082]図８に説明されたアプリケーションベースのアプローチに関連したさらに他の実施形態においては、広告、評判を介して、口コミおよび／または何らかの他の情報源からユーザが、特定の放送業者のアプリケーションについて知らされる方法またはシステムは、本発明の範囲内にある。この実施形態においては、ユーザは、図８に関して以上で説明された方法のうちのどれによってもその人のセル電話上に特定の放送業者のアプリケーションをすでにインストールしている人を知っている。既存のウィルス性のピアツーピア配信技術を使用することにより、ユーザは、すでにインストール済みの放送業者のアプリケーションを有する別の人の装置から、そのユーザの装置（例えば、セル電話）にその放送業者のアプリケーションをダウンロードすることができる。ユーザの装置上にダウンロードされた後に、次いで登録が完了される。

[0083]図８に説明される本発明が実際にどのように機能するかについての一例は、あるパーティにおける友人のグループによって理解することができる。そのグループのあるメンバが好む歌を聞くとすぐにその個人は、彼自身が使用するための恒久的なコピーを望む可能性がある。一部の実施形態においては、これは衝動買いである。放送業者からアプリケーションをすでにダウンロードしているこの個人は、＃６などの指定されたキーストロークシーケンスを押して、音源、すなわちそのパーティにおける娯楽システムからサンプルを取り込むはずである。ユーザは、そのサンプルについて３０秒まで記録するように指示されるはずである。電話または他の装置は、＃６ウェブサイトを経由してこのファイルサンプルをライセンスされた音楽認識サービスに送信し、あるいはリンクをオープンするはずであり、それによりサウンドは、オープンなオンライン接続または電話接続を介して音楽認識サーバ上に直接に記録される。ファイルサンプルが識別された後に、データベースおよび／またはウェブサイトからの応答が、ユーザに送信される。次いで、ユーザは、必要に応じてコンテンツをプレビュー／購入することができる。

[0084]図９は、ユーザがインストール済みの放送業者が供給したアプリケーションをアクティブにし、所望の歌／ビデオが購入するために求められるプロセス１７０を示している。ステップ１７１において、ユーザが、所望のコンテンツを聞き／見るときに、ユーザは、＃６など、通信装置上の指定されたキーストロークシーケンスをキー入力することによりユーザの通信装置／レシーバ上で放送業者のアプリケーションをアクティブにする。次いでステップ１７３において、ユーザは、通信装置を所望のコンテンツのソースにおいて指し示し、それ故にコンテンツのサンプルを取得することができる。放送ソースにより供給されたソフトウェアアプリケーションが、ユーザによってアクティブにされた後に、ステップ１７５において、セル電話接続などの通信チャネルがオープンにされ、所望のコンテンツのサンプルが中央システムによって取り込まれ、あるいはコンテンツ認識会社に対して直接に送られる。一実施形態においては、そのプロセスを完了するために必要とされるサンプル長は、数秒しかかからないはずである。中央データベースが必要なメディアファイルサンプルを取得した後に、中央データベースは、識別目的のために１つまたは複数の指定されたメディア認識データベース会社にそのサンプルを転送する。プロセスのこの段階において２つの可能な結果、すなわちステップ１７７における（ｉ）サンプルが、全く同じ一致に対して識別されるという結果、またはステップ１７９における（ｉｉ）データベース内で全く同じ一致を見出すことができないという結果が存在する。一致の所在が見出される場合、識別されたメディアサンプルに属する詳細は、メディア認識データベース会社によって中央データベースに転送され、プロセスは、顧客が課金され、収入がアプリケーションを供給する放送ソースのために生み出されることを伴う遂行へと進む。全く同じ一致が見出されない場合には、ユーザはそのことについて通知を受け、関連した識別サービスを伴うチャネルとデータベースが終了する。

[0085]図１０Ａは、サンプリングされたコンテンツが、前述の放送業者特有のアプリケーションを使用して識別され、マッチングが行われた後のユーザに対して所望のコンテンツを配信するプロセス１８０を示している。対照的に図１０Ｂは、ユーザが放送ソースを聴取してはいないが依然としてコンテンツを識別し購入することを望むときの同じ放送業者特有のアプリケーションを使用するプロセス１９０について説明している。プロセス１８０、１９０、および前述の他の補償方法のうちの一部についての態様を実装するための例示のシステム２００が図１１に示されている。

[0086]図１０Ａは、中央システムが、セルラ電話または他の通信装置を使用して、本明細書中で開示される補償方法の１つのための、ステップ１８１における１つまたは複数のメディアファイルコンテンツ供給業者から所望のメディアファイルの供給を調達する方法１８０を示している。ソースを求めるこの検索を完了するとすぐに、２つの可能な結果が存在する。ステップ１８２においては、メディアファイルの同じコピーが、中央システムによって取得され、あるいはステップ１８２においては、全く同じ一致のメディアファイルが中央データベースによって調達されることができず、この場合には、ユーザは、通知され、セル呼び出しが終了する。ステップ１８４において、メディアファイルを調達することができる場合には、中央システムは、次にユーザに通知し、購入の確認を要求する。ステップ１８４において、ユーザは、ＹＥＳ購入（YES purchase）をアクティブにするためにユーザのセル電話上で１つのキーストロークを入力し、あるいはＮＯ購入（NO purchase）をアクティブにするために第２の異なるキーストロークを入力するように要求されることになる。しかし、キーストロークの選択は任意であり、異なる実施形態中においては変化することができる。今やプロセスには２つのオプションが存在する。ステップ１８５において、ＮＯ購入は、セル呼び出しを終了させる。ステップ１８６において、ユーザから中央システムへのＹＥＳ購入確認は、ユーザの事前指定された宛先（例えば、セル電話、ＰＣ、他の配信ポイント）の選択に対する所望のメディアファイルの電子ダウンロードをトリガする。ユーザの好ましいメディアコンテンツ配信方法の詳細は、前述のように早期の登録ステップにおいて中央システムに伝えられる。メディアファイルがユーザの好ましい配信ポイントに対して正常に配信されているときにユーザは、登録するとすぐに指定される支払い詳細のユーザの事前に指定された選択により購入について課金される。

[0087]図１０Ｂは、再生リスト同期を使用する実施形態、および固有の放送ソースによって提供されるアプリケーションソフトウェアを使用する実施形態を含めて、本発明の異なる実施形態中に組み込むことができる方法適用機能１９０を示している。方法１９０は、消費者が特定の放送ソースを聴取していないが、依然としてコンテンツを購入したいと望むときに使用することができる。したがって、特定の放送ソースを有するユーザのウェブページアカウントを使用してコンテンツを検索し購入する機能は、所与の放送業者についてのさらなる補償イベントをもたらす。

[0088]引き続き図１０Ｂを参照すると、最初にステップ１９１において、潜在的消費者は、その潜在的消費者がその瞬間にそれを眺め／聴取していないときに、あるアーティストからのコンテンツ（または商品）、アルバム、またはビデオ／映画を、購入することを決定する。次にステップ１９２において、ユーザは、通信装置および／またはソフトウェアアプリケーションをアクティブにする。したがって、事前ロードされたソフトウェア、またはＰＣに接続されたファームウェア、あるいは特定の放送ソースに関連するブランドの付いたソフトウェアを有するメディアプレーヤを使用することができる。次にステップ１９３において、ユーザは、通信装置を経由してアクセスされる検索フィールドまたはメニューにアーティストやアルバムの名前など、そのユーザがメディアファイルについて知っている情報を入力する。ステップ１９４において、メディアプレーヤに接続されたＰＣ上で実行される検索エンジンソフトウェア、または通信装置上で実行される特定のアプリケーションは、メディアサンプル（または商品）のライセンスされたコピーの所在を見出そうとする。関心のあるコンテンツの所在が見出されない場合、ステップ１９５において、ユーザは、検索が失敗していることを通知され、あるいはより多くの情報を用いて再び検索するように通知される。コンテンツが見出される場合には、ステップ１９６において、ユーザには、そのコンテンツを購入するオプションが与えられる。

[0089]とりわけ図８〜１０Ｂに関して以上で説明されたプロセス、および前述の他の補償方法の一部の態様を実装するためのサーバベースのシステム２００が、図１１に示される。通信装置２０１は、様々な通信チャネルを使用して異なるサーバおよびデータベースと対話する。サンプル識別サーバ２０２を使用して、通信装置２０１から伝送されるサンプルを使用して、コンテンツ要素を識別するために必要なアルゴリズムおよびソフトウェアをホストすることができる。中央システムサーバ２０４は、個別のコンテンツ要素／メディアファイルのソース２０６と情報をやり取りするライセンシングと補償の構成のデータを含むことができる。次に、モバイル電話ネットワーク２１０またはインターネットを使用して、異なるシステム構成要素２０２、２０４、２０６、および２０１の間の通信を実行することができる。しかし、追加の、またはより少ないシステム構成要素を使用した異なる構成を当業者に知られているように実装することができる。

[0090]本明細書中で開示される様々な実施形態においては、放送ソースに加えて、バリューチェーンの他のメンバも補償することができる。バリューチェーンは、音楽作品の所有者（通常音楽出版社）だけには限定されず、サウンドまたはオーディオビジュアルのレコーディングにおける所有者（レコード会社）、アプリケーションを供給した放送業者、コンテンツ認識サービスプロバイダ、および関与する他のどのようなライセンシーも含んでいる。支払いは、マイクロ支払い（micro payment）としてリアルタイムに行うことができ、あるいはライセンサーの好みに応じて、例えば日々の課金、週毎の課金、または月毎の課金に分類することもできる。以前の補償スキームと対照的に、たとえ今までこのセクタが新しい音楽および既存の音楽のマーケティングにおいて必須の要素であったとしても、放送業者は、音楽業界から収入の分け前を受け取る。

[0091]図１２に示される一実施形態は、バリューチェーンメンバの間で関与する法的権利を解決するための必要なトランザクションを定義および／または実行することに関する。これらの権利は、個々のレコードレーベルと収集する社会と共に直接に取り扱うことができる（オプションＡ）。放送業者に対する分け前を含めて、購入ごとの購入されたメディアファイルを処理すること、およびライセンス料を支払うことはまた、この実施形態の機能である。さらなる実施形態は、デジタルメディアファイルを配信することに先立ち専門に扱う既存の遂行ハウスから明らかにされるすべての権利と共に、メディアファイルを大規模に購入する。この実施形態におけるライセンス料は、一般的に遂行会社、アプリケーション放送業者、およびメディア認識会社に支払われる（オプションＢ）。

[0092]本発明は、装置を介してメディアファイルの識別および購入を可能にするソフトウェアおよびサービスにも関する。これらは、そのアカウントの詳細を閲覧し管理するために、そのウェブサイト上に含めるために放送業者に対するリンクを提供するウェブサイトと、消費者についての電子ロッカーと、バリューチェーン中の各参加者についての機能を含むことができる。本発明は、領域により放送業者に特有の個別化された数を使用して個別の放送業者からダウンロードされる、装置についてのソフトウェアアプリケーションを提供することもできる。アプリケーションは、元の放送業者に対してそのアプリケーションをリンクする固有の識別子を有することになり、その情報は、消費者が装置を経由してメディアファイルを購入するときに特定の放送業者を補償するために後で使用される。

[0093]本発明の他の態様は、関心のあるレーベル、特定のメディアファイル、特定のアーティスト、リリースの日付などのあらかじめ決定された判断基準に応じて異なる価格付けを可能とする、放送業者についてのビジネスルールエンジンを含む電子商取引システムに関する。本システムは、著作権保持者、出版社、レコード会社、販売促進者、ライセンス機関、コンテンツ供給業者、放送業者、領域による消費税、および異なる通貨についての異なる収入分配モデルを可能とするビジネスルールエンジンを含むウェブサイトまたは他のソフトウェアアプリケーションを使用することができる。ウェブサイトまたはシステム構成要素は、メディアファイルを識別する。本システムは、メディアファイル、マーチャンダイジング、イベントチケット、スポンサーシップ、およびマーケットデータを販売するようにもなっている。結果として、本システムは、著作権保持者、広告主、レコード会社、販売促進者、放送業者、およびライセンス料精算ハウスに報酬を出すように設計される。消費者と他の企業体との間のこの相互作用は、スポンサーシップ取引と「自身のブランド」のメディアファイルを再販することを介して放送業者のための収入の機会を生成する。

[0094]本発明は、本発明の趣旨または本質的な特徴を逸脱することなく、他の特定の形態で実施することができる。それ故に前述の実施形態は、本明細書中で説明される本発明を限定するものでなく、すべての点で例示的であると考えられるべきである。したがって、本発明の範囲は、前述の説明によってではなく、添付の特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と等価なものの意味および範囲内に入るすべての変更は、その中に包含されることが意図される。

本発明の例示の一実施形態による、新しい収入を生成することにより、放送業者および広告主を豊かにするようになっている補償システムの一部分を示すブロック図である。 本発明の例示の一実施形態による、補償システムを実装するために適した装置およびハードウェア構成要素の一構成を示すブロック図である。 本発明の方法およびシステムを実装するために適したコンテンツ要素の放送の異なる実施例を示すブロック図である。 本発明の例示の一実施形態による、放送業者が、放送業者特有の電話番号をユーザに提供して、消費者インターフェースシステムにアクセスする本発明の方法を示すフローチャートである。 本発明の例示の一実施形態による、放送業者が、放送業者特有の電話番号をユーザに提供して、消費者インターフェースシステムにアクセスする本発明の方法を示すフローチャートである。 放送業者が、ウェブサイトアドレスまたはＵＲＬを提供し、ユーザが、ユーザの連絡先および支払いの詳細を登録することができるシステムの一実施形態を示すフローチャートである。 本発明の例示の一実施形態による、本方法の動作が、ユーザによって聞かれ、見られるコンテンツを供給するエンティティから独立している本発明の方法を示すフローチャートである。 本発明の例示の一実施形態による、メディアプレーヤおよび他の装置を使用して関心のあるコンテンツを選択する放送ソース補償モデルを示すフローチャートである。 放送業者が、ユーザに放送業者特有のアプリケーションを提供し、ユーザが、セル電話を経由して登録する方法の一実施形態を示すフローチャートである。 本発明の例示の一実施形態による、放送業者により提供されるソフトウェアアプリケーションが、通信装置と組み合わせて使用される方法の一実施形態を示すフローチャートである。 ライセンス情報、所有権情報、および／または補償情報を含む中央データベースが、本発明の例示の一実施形態に従ってアクセスされる方法の実施形態を示すフローチャートである。 ライセンス情報、所有権情報、および／または補償情報を含む中央データベースが、本発明の例示の一実施形態に従ってアクセスされる方法の実施形態を示すフローチャートである。 通信装置上にインストールされた放送業者特有のアプリケーションを使用することにより、同じものを購入するためにオーディオコンテンツおよびビジュアルコンテンツを識別するためのシステムの一実施形態のブロック図である。 本発明の例示の一実施形態による、コンテンツ購入に関与する法的権利に関連したトランザクションを解決するための２つの異なるオプションを示すブロック図である。

Claims (23)

1. 放送ソースを補償する方法であって、
   放送ソースから発生する複数のコンテンツ要素をレシーバに配信するステップと、
   前記複数のコンテンツ要素の再生リストを生成するステップと、
   前記放送ソースを識別するステップと、
   前記複数のコンテンツ要素のうちの１つのコンテンツ要素を識別するステップと、
   前記レシーバが前記１つのコンテンツ要素に関連するアイテムを購入する場合、前記放送ソースを補償するステップと
   を含む方法。
2. 前記再生リストが、長い間に前記複数のコンテンツ要素における変化を追跡して異なるコンテンツ要素を識別することにより生成される、請求項１に記載の方法。
3. 前記ユーザをウェブページに誘導し、前記レシーバに関連するキャラクタストリングを使用して前記ウェブページに対するアクセスを認可するステップをさらに含む、請求項１に記載の方法。
4. 前記１つのコンテンツ要素に関連した情報を含む、前記レシーバに送信されるメッセージを受信するステップをさらに含む、請求項１に記載の方法。
5. 固有な識別子が、前記放送ソースに関連する電話番号であり、前記レシーバが、ポータブル通信装置である、請求項１に記載の方法。
6. 前記アイテムが、前記１つのコンテンツ要素のダウンロード可能バージョンである、請求項１に記載の方法。
7. 前記アイテムが、前記１つのコンテンツ要素に関連する追加の購入可能アイテムを有するウェブページ上でグループ化される、請求項１に記載の方法。
8. 前記アイテムおよび前記１つのコンテンツ要素が、歌、呼び出し音、ゲーム、ソフトウェア、グラフィック、コンサートチケット、衣料品、映画チケット、消費者製品、食べ物、クーポン、リベート、およびそれらの組合せから成る群から選択される、請求項１に記載の方法。
9. ユーザとコンテンツソースとの間でデータを交換するためのシステムであって、
   前記コンテンツソースにより放送されるコンテンツの時間順構成を含む再生リストをアップデートし、送信するようになっている送信装置と、
   前記ユーザが、通信装置と共に使用するようになっている固有のコンテンツソース識別子を使用してサーバに誘導されるように、前記送信装置およびユーザの前記通信装置とインターフェースするようになっているサーバと
   を備え、前記再生リストが、前記ユーザにより選択されるコンテンツを識別するためにアクセスされるシステム。
10. 前記サーバが、
    前記ユーザによる購入のために使用可能なコンテンツと、
    固有のユーザ識別子を使用してアクセス可能なユーザ固有のウェブページと
    を備える、請求項９に記載のシステム。
11. 前記コンテンツソースが、ラジオ放送局であり、前記通信装置が、セルラ電話である、請求項９に記載のシステム。
12. 前記固有のユーザ識別子が、前記ユーザのセルラ電話番号である、請求項１０に記載のシステム。
13. 前記固有の識別子が、前記コンテンツソースに関連する電話番号である、請求項９に記載のシステム。
14. 前記通信装置が、セルラ電話、携帯型個人情報端末、メディアプレーヤ、およびパーソナルコンピュータ（ＰＣ）から成る群から選択される、請求項９に記載のシステム。
15. 前記サーバが、前記コンテンツソースからの放送に応じて前記ユーザにより選択されるコンテンツの購入を可能にし、前記コンテンツソースに対する補償を送金するようになっている、請求項９に記載のシステム。
16. 前記サーバが、前記コンテンツソースにより放送される前記コンテンツの一部分に関連した情報を含むメッセージを前記通信装置に対して送信するようになっている、請求項９に記載のシステム。
17. 特定のコンテンツおよび放送ソースを識別する、モバイル装置上で使用するようになっている方法であって、
    少なくとも１つのキーストロークに応じて前記モバイル装置を使用してプログラムを実行するステップと、
    前記放送ソースによって提供される再生リストを使用して前記特定のコンテンツを識別するようになっているデータベースと通信を行うステップと、
    個別のユーザアカウントの詳細をホストするようになっているサーバと通信を行うステップと、
    前記サーバからの特定のコンテンツに関連する購入可能なアイテムについての情報を受信するステップと、
    前記アイテムの購入に応じて前記放送ソースに対して補償を送金するステップと
    を含む方法。
18. 前記アイテムが、歌、呼び出し音、ゲーム、ソフトウェア、グラフィック、コンサートチケット、衣料品、映画チケット、消費者製品、食べ物、クーポン、リベート、およびそれらの組合せから成る群から選択される、請求項１７に記載の方法。
19. 前記モバイル装置が、セルラ電話、携帯型個人情報端末、メディアプレーヤ、およびパーソナルコンピュータから成る群から選択される、請求項１７に記載の方法。
20. 前記放送ソースが、ラジオ放送局、テレビジョン放送局、または広告主である、請求項１７に記載の方法。
21. 対象とされる広告の方法であって、
    固有のコンテンツソースから放送される、時間順に構成された、コンテンツのシーケンスを潜在的消費者に対して放送するステップと、
    通信装置を使用して前記消費者により前記シーケンスから要素を選択するステップと、
    前記固有のコンテンツソースにより提供される前記時間順に構成された、コンテンツのシーケンスに対応する時間順に構成されたデータを使用して前記選択された要素を識別するステップと、
    前記選択された要素に関連した複数の購入オプションを前記消費者に対して提供するステップと、
    前記消費者が、提供される前記購入オプションに応じてアイテムを購入する場合、前記固有のコンテンツソースを補償するステップと
    を含む方法。
22. 前記消費者が、前記要素についてのより多くの情報を要求する場合に、前記固有のコンテンツソースを補償するステップをさらに含む、請求項２１に記載の方法。
23. 前記要素が、歌、呼び出し音、ゲーム、ソフトウェア、グラフィック、コンサートチケット、衣料品、映画チケット、消費者製品、食べ物、クーポン、リベート、およびそれらの組合せから成る群から選択される、請求項２１に記載の方法。

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