JP2003099567A - 図書館における相互貸借システム、プログラム、及び記録媒体 - Google Patents

図書館における相互貸借システム、プログラム、及び記録媒体

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JP2003099567A
JP2003099567A JP2001294074A JP2001294074A JP2003099567A JP 2003099567 A JP2003099567 A JP 2003099567A JP 2001294074 A JP2001294074 A JP 2001294074A JP 2001294074 A JP2001294074 A JP 2001294074A JP 2003099567 A JP2003099567 A JP 2003099567A
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Takeshi Matsunaga
健 松永
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 国立情報学研究所により提供されるNACS
IS−ILL等と連携し、図書館間における文献の複写
又は貸借の依頼、受付を効率的に行うシステムを提供す
る。 【解決手段】 サーバ装置11は、NACSIS―CA
T21/ILL22とネットワーク30を介して接続さ
れ、目録DB13、相互貸借DB12dにアクセス可能
とし、利用者側クライアント装置15とLAN等により
接続されている。サーバ装置11は、利用者からの複写
又は貸借の依頼申込に応じた文献の書誌データをNAC
SIS―CAT21から検索し、検索した書誌データを
ダウンロードし、ダウンロードした書誌データに基づき
依頼情報を生成し、生成した依頼情報を相互貸借DB1
2dに登録する。サーバ装置11は、前記依頼情報に基
づき複写又は貸借を依頼する文献を所蔵する所蔵図書館
を選択した後に、前記依頼情報をNACSIS−ILL
22にアップロードして登録する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、図書館における相
互貸借システム、プログラム、及び記録媒体、より詳細
には、図書館同士における図書又は雑誌の相互貸借や、
文献複写のサービスを提供するための図書館における相
互貸借システム、プログラム、及び記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図書館において、例えば図書の目
録管理等の図書館業務を行うために図書に関する各種情
報を管理する必要があった。近年のコンピュータ及びネ
ットワークをはじめとする情報関連技術のめざましい発
展により、図書館においてもコンピュータ等を用いた図
書に関する各種情報の取得、管理がなされており、図書
館業務における情報の電子化・オンライン化が進められ
ている。
【0003】コンピュータ等を用いて図書館における各
種情報の管理を実現するための図書館情報管理システム
に要求される機能は、大きく、目録管理機能(基本機
能)、閲覧管理機能、雑誌管理機能、蔵書点検機能、発
注受入機能、相互貸借機能、図書検索機能(OPAC:
Online Public Access Cata
logue)等からなり、1つの基本機能及び6つのサ
ブ機能に分類される。
【0004】図11は、図書館情報管理システムに要求
される機能の概要を説明するための図である。図書館情
報管理システムに要求される機能としては、雑誌管理機
能60、発注受入機能70、目録管理機能(基本機能)
80、図書検索機能(OPAC)90、閲覧管理機能1
00、蔵書点検機能110、相互貸借機能120等の機
能がある。
【0005】例えば、雑誌のように定期的あるいは非定
期的に販売される書物は、通常の図書と区別して管理す
るほうが好ましく、雑誌管理機能60により製本処理6
1や雑誌あるいは該雑誌の製本代金の支払処理62を管
理する必要がある。また、雑誌及び雑誌以外の図書を発
注、受入するために、購入調査処理63を行う必要があ
り、該購入調査処理63に基づく雑誌又は図書の発注処
理64、図書納品後の受入処理65、さらには、代金の
支払処理62,支払処理71を管理する必要がある。
【0006】目録管理機能(基本機能)80は、図書納
品後の受入処理65の後に、例えば、国立情報学研究所
(NII:National Institute o
fInformatics)等の外部機関から提供され
る目録所在情報サービスの総合目録データベース(以
下、NACSIS―CATという)に格納された目録情
報の利用機能81により、図書の目録作成処理82を行
い、目録作成後、配架場所を定めて配架処理84を行う
機能を含む。また、これらの処理結果に基づいて蔵書の
統計をとる蔵書統計処理83の機能も有している。
【0007】図書検索機能(資料検索:OPAC)90
は、図書館の利用者が目録により検索を行うための目録
検索処理91を行い、目録検索後、利用者は、貸出予約
申請処理92あるいは文献複写申請処理93を行う。閲
覧管理機能100は、利用者管理機能101により図書
館の利用者を管理し、その利用者管理機能101による
利用者情報及び図書の配架処理84による所蔵情報に基
づいて図書の貸出返却処理102を行う。さらに、利用
者管理機能101、貸出返却処理102、予約管理機能
103の全てあるいは一部の情報に基づき利用統計をと
る利用統計処理104の機能も有している。
【0008】蔵書点検機能110は、貸出返却処理10
2の情報に基づいて蔵書点検処理111を行う。また、
相互貸借機能120は、図書検索機能90における文献
複写申請処理93に基づいて、例えば、前述した国立情
報学研究所等の外部機関から提供される図書館間相互貸
借サービスの相互貸借データベース(以下、NACSI
S―ILLという)に格納された依頼情報、受付情報の
利用機能121等により、他の図書館で管理している図
書等の文献複写を行う。さらに、貸出予約申請処理92
により他の図書館で管理している図書等の文献貸借をす
ることもできる。
【0009】上記の文献複写と文献貸借の違いは、文献
複写が文献の一部あるいは全部のコピーを受付図書館か
ら依頼図書館に郵送する処理であるのに対して、文献貸
借が文献そのものを受付図書館から依頼図書館に対して
一定期間貸し出す処理であるという点である。文献貸借
では、借りた文献を受付図書館に返却するという処理が
必要になるが、この返却処理を除いて、文献複写と文献
貸借は同じ処理の流れで実行される。
【0010】図書館情報管理システムに要求される上述
のごとき機能は、通常、機能毎に独立したシステムが存
在し、図書館業務を行う図書館員は、機能毎に別々に操
作を行うことになる。また、図書館情報管理システムに
おいて、例えば、書名、著者名、出版者等といった図書
の書誌データは、各図書館のローカルなデータベースで
管理されている。以下、このようなデータベースのこと
をローカルデータベースという。
【0011】また、例えば、NACSIS―CATやN
ACSIS―ILLといったデータベースは、複数の図
書館が共同して利用することができ、ネットワーク接続
が可能である。以下、このようなデータベースのことを
ホストデータベースという。これらのホストデータベー
スは、書誌情報等をコンピュータで効率よく扱える形式
で提供が可能なので、これを利用することにより書誌デ
ータの入力を省力化できる。ホストデータベースから、
前述したローカルデータベースにデータをコピーし、登
録(ローカル登録)することをダウンロードといい、そ
の逆に、ローカルデータベースからホストデータベース
にデータを登録することをアップロードという。
【0012】しかしながら、従来の図書館情報管理シス
テムにおける相互貸借機能により文献の複写又は貸借の
依頼を行う場合、図書館の利用者からの依頼情報を直接
利用することが出来ないため、図書館員がその文献の目
録情報や所蔵図書館情報等、文献の複写又は貸借の依頼
に必要な各種情報を検索し、検索した各種情報に基づい
て依頼情報を作成しており、この依頼情報を作成するた
めの手間がかかっていた。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述のごと
き実情に鑑みてなされたものであり、国立情報学研究所
により提供される図書館間相互貸借データベース(NA
CSIS−ILL)、総合目録データベース(NACS
IS―CAT)等と密接に連携し、図書館同士における
図書又は雑誌の複写又は貸借の依頼処理や受付処理を効
率的に行うための図書館における相互貸借システム、該
相互貸借システムとしての機能をコンピュータに実行さ
せるプログラム、及び該プログラムを記録したコンピュ
ータ読み取り可能な記録媒体を提供すること、を目的と
してなされたものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、複数
の図書館が共同して利用できる図書又は雑誌毎の所蔵図
書館情報と図書又は雑誌毎の書誌データを含む目録情報
とが格納されているホストデータベースと、図書館同士
における図書又は雑誌の複写又は貸借の依頼業務を管理
するためのサーバ装置とがネットワークを介して接続さ
れた図書館における相互貸借システムにおいて、前記サ
ーバ装置は、図書又は雑誌毎の書誌データを含む目録情
報を登録した目録データベースにアクセス可能とすると
ともに、図書又は雑誌の複写又は貸借の依頼情報を登録
するための相互貸借データベースにアクセス可能とし、
複写又は貸借を依頼する図書又は雑誌の目録情報に含ま
れる書誌データを前記ホストデータベースから検索し、
該検索した書誌データを該ホストデータベースからダウ
ンロードし、該ダウンロードした書誌データに基づいて
依頼情報を生成する依頼情報生成手段と、該生成した依
頼情報を前記相互貸借データベースに登録する依頼情報
登録手段とを有し、該依頼情報登録手段により登録され
た依頼情報に基づいて図書又は雑誌の複写又は貸借の依
頼を行えるようにしたことを特徴としたものである。
【0015】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記サーバ装置は、前記依頼情報登録手段により登
録された依頼情報に基づき複写又は貸借を依頼する図書
又は雑誌を所蔵する所蔵図書館情報を前記ホストデータ
ベースから検索する所蔵図書館情報検索手段と、該検索
した所蔵図書館情報を前記相互貸借データベースにダウ
ンロードし、該ダウンロードした所蔵図書館情報を所定
の条件に基づいて提示する所蔵図書館情報提示手段と、
該提示された所蔵図書館情報の中から複写又は貸借を依
頼する所蔵図書館の候補を選択する所蔵図書館候補選択
手段とを有することを特徴としたものである。
【0016】請求項3の発明は、請求項2の発明におい
て、前記所蔵図書館情報提示手段は、所定の条件として
所蔵図書館毎に予め設定された優先順位に基づいて提示
することを特徴としたものである。
【0017】請求項4の発明は、請求項1ないし3のい
ずれか1の発明において、前記ホストデータベースは、
図書館同士における図書又は雑誌の複写又は貸借の依頼
情報を登録可能とし、前記サーバ装置は、前記所蔵図書
館候補選択手段により選択された所蔵図書館の候補に関
する情報を、該所蔵図書館の候補に関する情報に応じた
依頼情報に関連付ける関連付け手段と、該関連付け手段
により所蔵図書館の候補に関する情報を関連付けた依頼
情報を前記相互貸借データベースからアップロードし、
該アップロードした依頼情報を前記ホストデータベース
に登録し、該登録した依頼情報に基づいて図書又は雑誌
の複写又は貸借を依頼する相互貸借依頼手段とを有する
ことを特徴としたものである。
【0018】請求項5の発明は、請求項1ないし4のい
ずれか1の発明において、前記サーバ装置は、前記ホス
トデータベースに登録した依頼情報に基づいて複写を依
頼した図書又は雑誌の複写物を受け入れた際に、該受け
入れた複写物の内容と該受け入れた複写物に応じた依頼
情報の内容とを比較し、比較した結果、その内容に差異
があった場合、該差異に関するコメントを前記ホストデ
ータベースに登録するコメント登録手段を有し、該コメ
ント登録手段により登録されたコメントを、前記複写物
を発送した所蔵図書館に通知することを特徴としたもの
である。
【0019】請求項6の発明は、請求項5の発明におい
て、前記コメント登録手段は、前記ホストデータベース
に登録した依頼情報に基づいて貸借を依頼した図書又は
雑誌を受け入れた際に、該受け入れた図書又は雑誌の内
容と該受け入れた図書又は雑誌に応じた依頼情報の内容
とを比較し、比較した結果、その内容に差異があった場
合、該差異に関するコメントを前記ホストデータベース
に登録することを特徴としたものである。
【0020】請求項7の発明は、請求項1ないし6のい
ずれか1の発明において、前記サーバ装置は、図書館の
利用者が使用する利用者側クライアント装置とネットワ
ークを介して接続され、図書館の利用者を認証する認証
手段を有し、該認証手段により認証された利用者が前記
利用者側クライアント装置から入力した図書又は雑誌の
複写又は貸借の依頼情報を前記相互貸借データベースに
登録することを特徴としたものである。
【0021】請求項8の発明は、請求項7の発明におい
て、前記サーバ装置は、図書館員が業務に使用する図書
館員側クライアント装置とネットワークを介して接続さ
れ、前記利用者側クライアント装置から入力された図書
又は雑誌の複写又は貸借の依頼情報を前記相互貸借デー
タベースに登録する際に、該依頼情報に対して依頼番号
を設定し、該設定した依頼番号を前記利用者側クライア
ント装置に電子メールを用いて通知するとともに、前記
依頼情報が前記相互貸借データベースに登録された旨を
前記図書館員側クライアント装置に電子メールを用いて
通知する通知手段を有することを特徴としたものであ
る。
【0022】請求項9の発明は、請求項7または8の発
明において、前記利用者側クライアント装置は、図書館
の利用者から図書又は雑誌の複写又は貸借の依頼情報の
入力を受け付けるためのグラフィカルユーザインタフェ
イスを備えることを特徴としたものである。
【0023】請求項10の発明は、請求項1ないし9の
いずれか1の発明において、前記サーバ装置は、前記利
用者側クライアント装置又は前記図書館員側クライアン
ト装置から受け付けた依頼情報の処理を行う際に、前記
依頼情報登録手段により前記相互貸借データベースに登
録された依頼情報の件数を取得し、該取得した依頼情報
の件数を前記図書館員側クライアント装置に提示する依
頼件数提示手段を有することを特徴としたものである。
【0024】請求項11の発明は、請求項1ないし10
のいずれか1の発明において、前記サーバ装置は、前記
ホストデータベース、もしくは前記相互貸借データベー
スに登録された依頼情報に基づいて借用している図書又
は雑誌のうち、借用期限を経過した図書又は雑誌の依頼
情報を前記図書館員側クライアント装置に一覧表示する
表示手段を有することを特徴としたものである。
【0025】請求項12の発明は、請求項1ないし11
のいずれか1の発明において、前記サーバ装置は、前記
利用者側クライアント装置から受け付けた依頼情報に基
づいて複写を依頼した図書もしくは雑誌の複写物、又
は、貸借を依頼した図書もしくは雑誌を受け入れた際
に、該図書もしくは雑誌の複写物、又は、図書もしくは
雑誌を受け入れた旨を通知するための電子メールを前記
利用者側クライアント装置に自動的に送信する電子メー
ル送信手段を有することを特徴としたものである。
【0026】請求項13の発明は、請求項1ないし12
のいずれか1の発明において、前記サーバ装置は、前記
ホストデータベース又は前記相互貸借データベースに登
録された依頼情報に基づき一つの所蔵図書館に対して複
数の依頼を行った場合、該複数の依頼に応じた複数の文
献を前記一つの所蔵図書館から同時にまとめて受け入れ
た際に、該受け入れた複数の文献の一回分の送料を、該
受け入れた複数の文献の総枚数で均等割りして一枚当た
りの送料を算出し、前記受け入れた複数の文献それぞれ
の依頼情報に応じた枚数に前記一枚当たりの送料を乗算
し、さらに端数処理して依頼情報毎に送料を割り振る送
料割り振り手段を有することを特徴としたものである。
【0027】請求項14の発明は、請求項13の発明に
おいて、前記送料割り振り手段は、同一の利用者による
依頼情報が複数件登録されていた場合に、該複数の依頼
情報のうちの一つの依頼情報に対して前記同一の利用者
による依頼分全てを合計した送料を割り振ることを特徴
としたものである。
【0028】請求項15の発明は、図書館同士における
図書又は雑誌の複写又は貸借の依頼に対する受付情報が
登録されているホストデータベースと、図書館同士にお
ける図書又は雑誌の複写又は貸借の依頼に対する受付業
務を管理するためのサーバ装置とがネットワークを介し
て接続された図書館における相互貸借システムにおい
て、前記サーバ装置は、図書又は雑誌毎の書誌データを
含む目録情報を登録した目録データベースにアクセス可
能とするとともに、図書又は雑誌の複写又は貸借の依頼
に対する受付情報を登録するための相互貸借データベー
スにアクセス可能とし、前記ホストデータベースから受
付情報をダウンロードして前記相互貸借データベースに
登録する受付情報登録手段と、該登録した受付情報に対
応した図書又は雑誌の目録情報に含まれる書誌データを
前記目録データベースから検索する目録情報検索手段と
を有し、該目録情報検索手段により検索された目録情報
に応じた図書又は雑誌の複写又は貸借の受付を行えるよ
うにしたことを特徴としたものである。
【0029】請求項16の発明は、請求項15の発明に
おいて、前記サーバ装置は、前記受付情報登録手段によ
り受け付けた受付情報に応じて複写する図書もしくは雑
誌の複写物、又は、貸与する図書もしくは雑誌を依頼元
図書館に発送する際に、該複写する図書もしくは雑誌の
複写物、又は、貸与する図書もしくは雑誌を発送した旨
を前記ホストデータベースに登録することを特徴とした
ものである。
【0030】請求項17の発明は、請求項15または1
6の発明において、前記サーバ装置は、図書館員が業務
に使用する図書館員側クライアント装置とネットワーク
を介して接続され、前記ホストデータベースから受け付
けた受付情報の処理を行う際に、前記受付情報登録手段
により前記相互貸借データベースに登録された受付情報
の件数を取得し、該取得した受付情報の件数を前記図書
館員側クライアント装置に提示する受付件数提示手段を
有することを特徴としたものである。
【0031】請求項18の発明は、請求項15ないし1
7のいずれか1の発明において、前記サーバ装置は、前
記ホストデータベース又は前記相互貸借データベースに
登録された受付情報に基づき一つの依頼元図書館から複
数の依頼を受け付けた場合に、該複数の依頼に応じた複
数の文献を前記一つの依頼元図書館に対して同時にまと
めて発送する際に、該発送する複数の文献の一回分の送
料を、該発送する複数の文献の総枚数で均等割りして一
枚当たりの送料を算出し、前記発送する複数の文献それ
ぞれの受付情報に応じた枚数に前記一枚当たりの送料を
乗算し、さらに端数処理して受付情報毎に送料を割り振
る送料割り振り手段を有することを特徴としたものであ
る。
【0032】請求項19の発明は、請求項18の発明に
おいて、前記送料割り振り手段は、同一の利用者による
受付情報が複数件登録されていた場合に、該複数の受付
情報のうちの一つの受付情報に対して前記同一の利用者
からの受付分全てを合計した送料を割り振ることを特徴
としたものである。
【0033】請求項20の発明は、請求項1ないし19
のいずれか1に記載の図書館における相互貸借システム
としての機能をコンピュータに実行させるプログラムで
ある。
【0034】請求項21の発明は、請求項20に記載の
プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録
媒体である。
【0035】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施形態に係
わる図書館情報管理システムの全体構成を示す図で、図
中、10は図書館で、該図書館10は、図書館業務を管
理するためのサーバ装置11、図書館業務に係わる各種
データを格納する業務データベース12(以下、業務D
Bという)、図書館員が業務に使用する図書館員側クラ
イアント装置14、図書館の利用者が使用する利用者側
クライアント装置15、利用者が図書又は雑誌の目録情
報を検索するための検索DB16とを有する。20は国
立情報学研究所で、該国立情報学研究所20は、NAC
SIS―CAT(総合目録DB)21を有し、30はネ
ットワークである。本実施形態では説明のために、業務
DB12と検索DB16とをそれぞれ独立したDBとし
て示している。また、サーバ装置を業務DB12、検索
DB16それぞれの機能に応じてDB毎に設ける形態と
してもよい。本実施形態において業務DB12がローカ
ルデータベースとなり、NACSIS―CAT21がホ
ストデータベースとなる。
【0036】本実施形態において、サーバ装置11は、
NACSIS―CAT21とネットワーク30を介して
接続され、業務DB12、検索DB16にアクセス可能
とし、各クライアント装置14,15と図書館内のLA
N(Local AreaNetwork)等専用回線
を介して接続されている。また、ネットワーク30を介
して接続される外部機関は、上記国立情報学研究所20
に限定されず、該国立情報学研究所20が有する総合目
録DBと同様な目録所在情報サービス等を提供できる外
部機関であればネットワーク接続することが可能であ
る。
【0037】また、本実施形態では、サーバ装置11、
業務DB12及び検索DB16とが、図書館側に設置さ
れているものとして説明するが、サーバ装置11が、各
クライアント装置にネットワークを介して接続されてい
ればよく、必ずしも図書館に設置されている必要はな
く、例えば、本図書館情報管理システムをASP(Ap
plication Service Provide
r)により提供する提供業者の会社等に設置されていて
もよい。この場合、ASP提供業者が有するサーバ装置
(図示せず)は、後述するサーバ装置11が有する各手
段をアプリケーションとしてネットワーク30を介して
提供するサービスを図書館の各クライアント装置に対し
て提供できる機能を備えるものとする。
【0038】さらに、本図書館情報管理システムの実施
形態として、サーバ装置11に業務DB12及び検索D
B16が物理的に含まれている場合や、ネットワークを
介して接続され、物理的に離散している場合のどちらの
形態も取りうる。サーバ装置11には、後述する各手段
が有する機能を実行するためのプログラムが格納されて
いればよい。これらのプログラムには、後述する各手段
を図書館員又は利用者が使用する際に、操作が容易にな
るようにGUI(グラフィカルユーザインタフェイス)
を備えるようにするとよい。
【0039】また、本発明における各実施形態の説明に
際し、サーバ装置11を1つの装置として示している
が、上述のごとくネットワークを介してサーバ装置11
の各機能を分散させてもよい。また、各クライアント装
置は、ディスクトップ型パーソナルコンピュータとして
図示しているが、ネットワーク接続可能な携帯電話やモ
バイルコンピュータであってもよく、使用形態に応じた
形態であればよい。また、図書館情報管理システムを利
用可能なクライアント装置を複数台設置する場合、例え
ばLAN等によりネットワーク接続される必要がある。
【0040】また、図1に示すネットワーク30として
は、有線、無線に限らず専用回線、電話回線等で接続さ
れたインターネットや、インターネット技術を利用した
イントラネットの形態でもよく、さらには、専用回線を
使用する場合でもWAN(Wide Area Net
work)やMAN(Metropolitan Ar
ea Network)に限らず、サーバ装置11の設
置場所によっては、LANで構成される形態もとりう
る。また、このネットワーク30には、専用回線の使
用、伝送データの暗号化、各クライアント装置を使用す
るユーザの認証等、様々な方法によるセキュリティの強
化が必要となる。
【0041】図2は、本発明に係わる図書館情報管理シ
ステムにおけるデータベースと各サブシステムとの関係
を説明するための図である。サーバ装置11は、各機能
に応じて7つのサブシステムからなり、発注受入サブシ
ステム11a、目録管理サブシステム(基本システム)
11b、雑誌管理サブシステム11c、相互貸借サブシ
ステム11d、閲覧管理サブシステム11e、蔵書点検
サブシステム11f、図書検索サブシステム11gとを
有する。本図書館情報管理システムにおける図書検索サ
ブシステム11gは、その検索対象とする目録情報に関
する目次情報やイメージ情報の提供を可能とする電子図
書館機能を含むものとする。また、業務DB12は、図
書館員のみが業務に使用するDBであって、図書館の利
用者がアクセスして、検索や編集をすることはできな
い。この業務DB12には、図書館員が業務で作成、変
更するデータが全て登録される。この業務DB12は、
複数のDBからなり、購入依頼DB12a、目録DB1
3、相互貸借DB12d、閲覧DB12e、点検DB1
2f、コード表DB12g、予算DB(図示せず)とを
有し、さらに目録DB13は、図書目録DB12b及び
雑誌目録DB12cからなる。また、検索DB16は、
図書館の利用者に対して目録検索サービスを提供し、そ
の目録検索サービスに関する目次情報、イメージ情報を
提供可能とするものである。本システムは、上記7つの
サブシステムを有機的に連携させ、1つのシステムとし
てまとめたものを総合図書館情報管理システムとして提
供可能とするものであり、この総合図書館情報管理シス
テムにより、基幹業務から利用者サービスまで含む総合
的な図書館業務を行うことが可能となる。
【0042】購入依頼DB12aは、利用者からの図書
購入の申し込み情報を管理している。この購入依頼DB
12aに登録された申し込み情報を参照し、該申し込み
情報に対応する図書を購入するかどうか検討し、検討し
た結果、購入が決まった図書は、購入依頼DB12aに
登録された申し込み情報に基づき発注受入サブシステム
11aにより発注情報が生成される。
【0043】図書目録DB12bは、書誌データや所蔵
データ等の図書に関する目録情報と、図書の発注情報と
を管理している。この図書に関する目録情報は、本図書
館情報管理システムの各サブシステムが共通で使用する
ことができる。また、雑誌目録DB12cは、書誌デー
タや所蔵データ、巻号データ、コピーデータ等の雑誌に
関する目録情報と、雑誌の発注情報と、雑誌製本の発注
情報とを管理している。この雑誌に関する目録情報は、
本図書館情報管理システムの各サブシステムが共通で使
用することができる。雑誌の場合、未製本雑誌、製本雑
誌ともにコピーデータの管理対象となる。ここで、製本
とは、複数冊の未製本雑誌を1冊にまとめる処理のこと
をいう。
【0044】ここで、図書における目録情報は、図書の
書名や出版者等の書誌データ、図書毎の資料ID、所在
等を含む物理的な図書1冊毎の所蔵データとから構成さ
れ、図書の発注情報は、1件の発注毎に発注番号、購入
冊数、価格、購入を申し込んだ利用者等の情報を含むも
のである。また、雑誌における目録情報は、雑誌の誌名
や出版者等の書誌データ、雑誌の所在毎に所蔵している
巻号の情報をまとめた所蔵データ、発行年月や巻号番号
等の雑誌の巻又は号に共通する巻号データ、物理的な雑
誌1冊毎の所在を含むコピーデータ(図書の所蔵データ
に対応する)とから構成され、雑誌の発注情報は、発注
する雑誌1部毎に発注番号、契約期間、価格、購入を申
し込んだ利用者等の情報を含むものである。同一の雑誌
を複数部数購入する場合、発注データは発注する部数分
作成される。また、雑誌製本発注情報は、製本する雑誌
1部毎に発注番号、発注先、製本サイズ、製本発注日、
製本を申し込んだ利用者等の情報を含むものである。
【0045】上述したように本図書館情報管理システム
は、目録情報を大きく、図書(単行書)と雑誌(逐次刊
行物)に分類して目録を管理している。これにより、図
書と雑誌で異なるデータ構造で管理することができ、よ
り正確、かつ、効率的に目録情報の検索を行うことを可
能とする。
【0046】相互貸借DB12dは、図書又は雑誌(各
種文献等を含む)の貸借や複写の依頼情報、受付情報を
管理している。NACSIS―ILLを経由した依頼情
報や受付情報と、NACSIS―ILLを経由しない依
頼情報や受付情報とを一緒に管理することができる。他
館に依頼した情報は依頼データ、他館から受け付けた情
報は受付データとして管理し、複写又は貸借の区別はフ
ラグにより区別を行う。また、依頼データに必要な利用
者データは閲覧DB12eからコピーされる。この依頼
データは、依頼先図書館の図書館データと対応付けられ
る。例えば、依頼先候補を3館指定したときは、3件の
図書館データと対応付けられる。さらに、相互貸借DB
12dは、国立情報学研究所20からダウンロードした
参加図書館データと、国立情報学研究所20を利用しな
い図書館データとを管理し、さらに、この図書館データ
は、依頼する受付候補館を選定する際の優先順位や、依
頼最大件数を管理する。
【0047】閲覧DB12eは、図書又は雑誌の貸出情
報、予約情報、及び利用者情報を管理している。これら
の貸出情報、予約情報、利用者情報は全て閲覧DB12
eで生成、編集される。ここで、貸出情報は、貸し出し
た資料の書名や資料ID、借りた利用者の氏名や利用者
ID、貸出種別、返却予定日等を管理し、予約情報は、
予約がかけられた資料の書名や資料ID、予約者の氏名
や利用者ID、予約の種類、予約の状態等を管理し、利
用者情報は、利用者IDや氏名、利用者区分、利用者に
かけられているペナルティ等を管理するものである。
【0048】また、点検DB12fは、図書又は雑誌の
点検業務を行う際に、図書目録DB12b、雑誌目録D
B12c、及び閲覧DB12eから点検に必要な情報を
抽出して生成される点検情報を管理するもので、この点
検情報により点検対象の目録情報と点検履歴等の情報が
管理される。
【0049】コード表DB12gは、本図書館情報管理
システムの各サブシステムやシステム全体が使用する共
通のコードを管理する。また、検索DB16は、図書館
の利用者が図書又は雑誌を検索する際に必要な目録情報
や目次情報等を業務DB12の中から抽出し、効率よく
検索ができるデータ形式に変換して登録するためのもの
で、業務DB12からのデータ登録や更新を夜間に自動
的に行うことができる。
【0050】図3は、本発明の一実施形態に係わる図書
館における相互貸借サブシステム11dの構成を示す図
で、業務DB12は、図書目録DB12b及び雑誌目録
DB12cからなる目録DB13と、相互貸借DB12
dとを有している。本実施形態には、相互貸借サブシス
テム11dの機能について説明するために目録DB1
3、相互貸借DB12dのみ示しているが、前述の図2
に示した他の各DBを有する総合図書館情報管理システ
ムとしての形態をとることが可能なことは言うまでもな
い。本実施形態において、依頼図書館10のサーバ装置
11及び受付図書館17のサーバ装置18は、国立情報
学研究所20のNACSIS―CAT21、NACSI
S―ILL22とネットワーク30を介して接続され、
業務DB12にアクセス可能とし、各クライアント装置
14,15と図書館内のLAN等専用回線を介して接続
されている。ここで、受付図書館17は、依頼図書館1
0と同様の形態をとるものとし、相互に資料の複写又は
貸借を行うことができる。
【0051】図4は、相互貸借サブシステム11dにお
ける相互貸借機能を実行するサーバ装置11(依頼
館)、サーバ装置18(受付館)の構成例を示す図で、
サーバ装置11及びサーバ装置18は、依頼情報生成手
段11d1、依頼情報登録手段11d2、所蔵図書館情報
検索手段11d3、所蔵図書館情報提示手段11d4、所
蔵図書館候補選択手段11d5、関連付け手段11d6
相互貸借依頼手段11d 7、コメント登録手段11d8
認証手段11d9、通知手段11d10、依頼件数提示手
段11d11、表示手段11d12、電子メール送信手段1
1d13、送料割り振り手段11d14、受付情報登録手段
11d15、目録情報検索手段11d16、受付件数提示手
段11d17とを有している。以下、相互貸借サブシステ
ム11dが有する各機能について説明する。
【0052】本相互貸借サブシステム11dは、他の図
書館に対して図書又は雑誌(以下、資料という)の複写
又は貸借を行うための依頼情報や、受付情報を管理する
機能を提供することができ、他の図書館とは、NACS
IS―ILL22を利用してやり取りをすることも、N
ACSIS―ILL22を利用しないでやり取りをする
ことも可能である。また、他館への複写又は貸借の依頼
を行うときにはNACSIS―CAT21の目録情報を
利用し、依頼を受け付けるときは目録DB13に登録さ
れた目録情報を利用することが可能である。図書検索サ
ブシステム11gを利用することにより利用者からの複
写又は貸借の依頼情報を受け付けることができ、受け付
けた依頼情報は、図書館で作成した依頼情報と同様に扱
うことができる。
【0053】サーバ装置11、サーバ装置18が有する
依頼情報生成手段11d1は、複写又は貸借を依頼する
資料の目録情報に含まれる書誌データをNACSIS―
CAT21から検索し、検索した書誌データをNACS
IS―CAT21からダウンロードし、ダウンロードし
た書誌データに基づいて依頼情報を生成する手段であ
る。依頼情報登録手段11d2は、生成した依頼情報を
相互貸借DB12dに登録する手段であり、この依頼情
報登録手段11d2により登録された依頼情報に基づい
て資料の複写又は貸借の依頼を行うことができる。ここ
で、依頼情報は、資料の複写や貸借を依頼するために作
成されるもので、作成する依頼情報は、NACSIS―
ILL22を利用する場合も、利用しない場合も同じで
ある。また、依頼情報の作成には、NACSIS―CA
T21に登録された目録情報を利用することができ、作
成した依頼情報を依頼票として印刷することも可能であ
る。
【0054】所蔵図書館情報検索手段11d3は、依頼
情報登録手段11d2により登録された依頼情報に基づ
き複写又は貸借を依頼する資料を所蔵する所蔵図書館情
報をNACSIS―CAT21から検索する。所蔵図書
館情報提示手段11d4は、検索した所蔵図書館情報を
相互貸借DB12dにダウンロードし、ダウンロードし
た所蔵図書館情報を所定の条件に基づいて提示する。こ
の際、所定の条件として所蔵図書館毎に予め設定された
優先順位に基づいて提示することができる。これは、N
ACSIS―CAT21に登録された図書館(参加組
織)のうち、必要な資料を所蔵する所蔵図書館を予め指
定した地域や機関の種別等の条件で検索し、検索した所
蔵図書館毎に予め設定された優先順位により順番に提示
するようにする。所蔵図書館候補選択手段11d5は、
提示された所蔵図書館情報の中から複写又は貸借を依頼
する所蔵図書館の候補を選択する手段である。この際依
頼する優先順位を変更して依頼したり、提示されていな
い図書館を追加して依頼することも可能である。
【0055】NACSIS―ILL22は、図書館同士
における資料の複写又は貸借の依頼情報を登録可能と
し、関連付け手段11d6は、所蔵図書館候補選択手段
11d5により選択された所蔵図書館の候補に関する情
報を、その所蔵図書館の候補に関する情報に応じた依頼
情報に関連付ける手段であり、相互貸借依頼手段11d
7は、関連付け手段11d6により所蔵図書館の候補に関
する情報を関連付けた依頼情報を相互貸借DB12dか
らアップロードし、アップロードした依頼情報をNAC
SIS―ILL22に登録し、登録した依頼情報に基づ
いて資料の複写又は貸借を依頼するための手段である。
また、NACSIS―ILL22が有する機能の1つと
して、NACSIS―ILL22は、所蔵図書館候補選
択手段11d5により選択された所蔵図書館の候補のう
ち前述の優先順位に従って最優先の候補に対して依頼を
行い、その依頼が謝絶された場合に、自動的に次候補の
所蔵図書館に対して依頼を行うことができる。この際、
NACSIS―ILL22を経由してNDL(Nati
onal Diet Library:国立国会図書
館)やBLDSC(British Library
Document Supply Center:英国
図書館原報提供センタ)に依頼することも可能である。
ただし、NDLやBLDSCの優先順位は、国立情報学
研究所20の参加図書館の後になる。
【0056】また、資料の複写又は貸借の依頼を行う際
にNACSIS―ILL22を利用しない場合、依頼情
報を相互貸借DB12dに登録し、電話やFAX等を用
いて直接相手の図書館とやり取りを行うようにする。
【0057】サーバ装置11、サーバ装置18が有する
コメント登録手段11d8は、NACSIS―ILL2
2に登録した依頼情報に基づいて複写を依頼した資料の
複写物を受け入れた際に、受け入れた複写物の内容と受
け入れた複写物に応じた依頼情報の内容とを比較し、比
較した結果、受け入れた資料に間違いや不備等の問題が
あった場合に、受付館側(複写物を発送した所蔵図書
館)に伝えたい事項をコメントとして入力し、入力した
コメントをNACSIS―ILL22に登録する手段で
あり、コメント登録手段11d8により登録されたコメ
ントを受付館側に通知することができる。同様に、コメ
ント登録手段11d8は、NACSIS―ILL22に
登録した依頼情報に基づいて貸借を依頼した資料を受け
入れた際に、受け入れた資料の内容と受け入れた資料に
応じた依頼情報の内容とを比較し、比較した結果、受け
入れた資料に間違いや不備等の問題があった場合に、受
付館側(複写物を発送した所蔵図書館)に伝えたい事項
をコメントとして入力し、入力したコメントをNACS
IS―ILL22に登録する。
【0058】また、サーバ装置11、サーバ装置18
は、図書館の利用者を認証する認証手段11d9を有
し、認証手段11d9により認証された利用者が利用者
側クライアント装置15から入力した資料の複写又は貸
借の依頼情報を相互貸借DB12dに登録することがで
きる。この利用者からの依頼情報を用いることにより、
図書館側では新たに依頼情報を作成する必要がなくな
り、依頼情報の作成にかかる手間を軽減することができ
る。
【0059】通知手段11d10は、利用者側クライアン
ト装置15から入力された資料の複写又は貸借の依頼情
報を相互貸借DB12dに登録する際に、その依頼情報
に対して依頼番号を設定し、設定した依頼番号を利用者
側クライアント装置15に電子メールを用いて通知する
とともに、その依頼情報が相互貸借DB12dに登録さ
れた旨を図書館員側クライアント装置14に電子メール
を用いて通知する手段である。利用者は、上記依頼番号
を用いて複写又は貸借の進捗状況について図書館側に問
い合わせることができる。また、利用者側クライアント
装置15は、図書館の利用者から資料の複写又は貸借の
依頼情報の入力を受け付けるためのGUI(グラフィカ
ルユーザインタフェイス)を備えており、このGUI
は、WWW(World Wide Web)に対応し
たもので、利用者は容易な操作で資料の複写又は貸借の
依頼を行うことが可能となる。
【0060】サーバ装置11、サーバ装置18が有する
依頼件数提示手段11d11は、利用者側クライアント装
置15又は図書館員側クライアント装置14から受け付
けた依頼情報の処理を行う際に、依頼情報登録手段11
2により相互貸借DB12dに登録された依頼情報の
件数を取得し、取得した依頼情報の件数を図書館員側ク
ライアント装置14に提示する。このように処理の必要
がある件数は、相互貸借サブシステム11dを起動させ
たときや、例えば1時間おきといった任意の間隔で自動
的に最新の情報を取得して提示することができる。ま
た、表示手段11d12は、NACSIS―ILL22、
もしくは相互貸借DB12dに登録された依頼情報に基
づいて借用している資料のうち、借用期限を経過した資
料の依頼情報を図書館員側クライアント装置14に一覧
表示するための手段である。
【0061】電子メール送信手段11d13は、利用者側
クライアント装置15から受け付けた依頼情報に基づい
て複写を依頼した資料の複写物、又は、貸借を依頼した
資料を受け入れた際に、その資料の複写物、又は、資料
を受け入れた旨を通知するための電子メールを利用者側
クライアント装置15に自動的に送信する手段であり、
これにより利用者は、依頼した資料が到着したことを知
ることができる。また、受付館へ依頼処理を行なう前
や、受付館から問い合わせまたは謝絶があった後など
に、依頼を取り消したときにも、依頼を取り消したこと
を通知する電子メールを自動的に送信することができ
る。この場合、利用者の電子メールアドレスを事前に登
録しておく必要がある。
【0062】送料割り振り手段11d14は、複数の依頼
を1つの所蔵図書館に対して行った場合、例えば、所蔵
図書館が複数の資料をまとめて1つの封筒に入れて発送
することがある。このときの送料が1件の依頼の依頼デ
ータにまとめて設定されているときは、同じ封筒で送ら
れてきた資料の依頼データに対し送料を割り振ることが
でき、この際10円未満の切り捨て等による端数処理を
行う。また、送料割り振り手段11d14は、同一の利用
者による依頼データが複数件登録されていた場合に、複
数の依頼データのうち、1つの依頼データに対して同一
の利用者による依頼分全てを合計した送料を割り振るこ
とができる。
【0063】本相互貸借サブシステム11dは、依頼館
から資料の複写又は貸借の依頼を受け付けた受付館によ
り、該当する資料を複写した複写物、もしくは貸借する
資料そのものを依頼館に対して発送を行う受付業務を支
援する機能を有している。以下、資料の複写又は貸借の
依頼を受け付ける受付業務について説明する。本実施形
態においては、依頼図書館10のサーバ装置11を依頼
側、受付図書館17のサーバ装置18を受付側として説
明を行うが、サーバ装置11とサーバ装置18は同様の
機能を有しているため、相互に複写又は貸借の依頼、受
付を行うことが可能である。
【0064】サーバ装置18(サーバ装置11)が有す
る受付情報登録手段11d15は、NACSIS―ILL
22から受付情報をダウンロードして相互貸借DB12
dに登録する手段であり、目録情報検索手段11d
16は、相互貸借DB12dに登録した受付情報に対応し
た資料の目録情報に含まれる書誌データを目録DB13
から検索する。目録情報検索手段11d16により検索さ
れた目録情報に応じた資料の複写又は貸借の受付を行う
ことができる。
【0065】また、サーバ装置18(サーバ装置11)
は、受付情報登録手段11d15により受け付けた受付情
報に応じて複写する資料の複写物、又は、貸与する資料
を依頼図書館10に発送する際に、その複写する資料の
複写物、又は、貸与する資料を発送したことをNACS
IS―ILL22に登録する。また、受付件数提示手段
11d17は、NACSIS―ILL22から受け付けた
受付情報の処理を行う際に、受付情報登録手段11d15
により相互貸借DB12dに登録された受付情報の件数
を取得し、取得した受付情報の件数を図書館員側クライ
アント装置14に提示することができる。
【0066】また、前述した送料割り振り手段11d14
は、受付図書館17が1つの依頼図書館から複数の依頼
を受け付けた場合に、例えば依頼に応じた複数の資料を
まとめて1つの封筒に入れて発送することがある。この
ときの送料を1件の受付の受付データに入力し、同じ封
筒で発送する資料の受付データに対し送料を割り振るこ
とができ、この際10円未満の切り捨て等による端数処
理を行う。また、送料割り振り手段11d14は、同一の
利用者による受付データが複数件登録されていた場合
に、複数の受付データのうち、1つの受付データに対し
て同一の利用者による受付分全てを合計した送料を割り
振ることができる。
【0067】図5は、本発明が適用される図書館におけ
る相互貸借方法の一例を説明するためのフローチャート
である。本例では、資料の複写を依頼する際に、NAC
SIS―ILL22を利用して行う場合について説明す
る。
【0068】まず、複写を依頼するための依頼情報を作
成し、登録する(ステップS1)。このとき、図書館の
利用者が図書検索サブシステム11gから申し込んだ依
頼は、その内容を依頼情報として登録する(ステップS
2)。依頼情報を確認し、依頼する必要のあるものにつ
いて依頼処理する(ステップS3)。NDCやBLDS
Cに依頼したときは、必要に応じて進捗状況を確認する
ことができる。次に依頼内容について相手館(受付館)
から照会があったかどうか判断し(ステップS4)、依
頼内容について照会があった場合(YESの場合)、そ
の照会内容について相手館へ回答する(ステップS
5)。ここで依頼館は、相手館からの照会内容に応じ
て、依頼を取り止めたり、依頼をし直したりすることが
可能である。依頼内容について照会がなかった場合(N
Oの場合)、ステップS7へ移行する。
【0069】上記ステップS4のNOの場合、または、
ステップS5の回答の結果、依頼内容に問題がない場
合、相手館は依頼された資料を発送し、依頼館は相手館
から依頼した資料が到着すると(ステップS6)、到着
した資料を確認する(ステップS7)。到着した資料が
依頼情報に基づく資料に間違いないか等、資料に問題が
あるかどうか判断し(ステップS8)、判断した結果、
問題がなければ(NOの場合)、送料等の料金を設定す
る(ステップS9)。問題があった場合(YESの場
合)、依頼館はその問題点をクレームとしてNACSI
S―ILL22に登録する(ステップS11)。登録し
たクレームに対して相手館からの回答があったときは、
その回答内容を確認し(ステップS12)、必要に応じ
て、複写依頼の完了としたり、再度クレームの登録をす
るなどの処理を行って、ステップS8に戻り処理をやり
直す。ステップS9で料金が設定された資料は、依頼者
(利用者)に対して提供される(ステップS10)。
【0070】図6は、本発明が適用される図書館におけ
る相互貸借方法の他の例を説明するためのフローチャー
トである。本例では、資料の複写を依頼する際に、NA
CSIS―ILL22を利用しないで行う場合について
説明する。
【0071】まず、複写を依頼するための依頼情報を作
成し、登録する(ステップS21)。このとき、図書館
の利用者が図書検索サブシステム11gから申し込んだ
依頼は、その内容を依頼情報として登録する(ステップ
S22)。依頼情報を確認し、依頼する必要のあるもの
について依頼処理する(ステップS23)。次に電話や
FAX等により相手館に資料の複写を依頼し(ステップ
S24)、必要に応じて依頼内容について相手館と確認
や対応等を行う。
【0072】相手館は依頼された資料を発送し、依頼館
は相手館から依頼した資料が到着すると(ステップS2
5)、到着した資料を確認する(ステップS26)。到
着した資料が依頼情報に基づく資料に間違いないか等、
資料に問題があるかどうか判断し(ステップS27)、
判断した結果、問題がなければ(NOの場合)、送料等
の料金を設定する(ステップS28)。問題があった場
合(YESの場合)、依頼館はその問題点の対応につい
て相手館と相談する(ステップS30)。ステップS2
8で料金が設定された資料は、依頼者(利用者)に対し
て提供される(ステップS29)。
【0073】図7は、本発明が適用される図書館におけ
る相互貸借方法の他の例を説明するためのフローチャー
トである。本例では、資料の複写依頼を受付する際に、
NACSIS―ILL22を利用して行う場合について
説明する。
【0074】まず、受付館は、複写依頼に対する受付情
報をNACSIS―ILL22から受け付けて相互貸借
DB12dに登録し、受け付けた受付情報を確認し、必
要のあるものについて受付処理する(ステップS3
1)。次に、受付情報に基づいて資料の提供が可能かど
うか判断し(ステップS32)、判断した結果、資料の
提供が可能な場合(YESの場合)、依頼館へ資料を送
付する(ステップS33)。資料の提供が出来ないと判
断された場合(NOの場合)、依頼された内容について
依頼館へ照会するかどうか判断し(ステップS34)、
判断した結果、依頼館へ照会する場合(YESの場
合)、その照会に対する依頼館からの回答に基づいて対
応を検討し(ステップS35)、ステップS32に戻り
処理をやり直す。ステップS34において依頼館に対し
て照会を行わない場合(NOの場合)、資料の提供がで
きない依頼とみなし、依頼を謝絶する(ステップS3
6)。
【0075】上記ステップS33において、相手館は資
料を送付したことをNACSIS―ILL22に登録す
る。次に、相手館は、送付した資料について依頼館から
クレームがあったかどうか判断し(ステップS37)、
判断した結果、依頼館からクレームがなかった場合(N
Oの場合)、そのまま終了する。依頼館からクレームが
あった場合(YESの場合)、そのクレームに応じた依
頼の再受付が必要かどうか判断し(ステップS38)、
判断した結果、再受付が必要と判断された場合(YES
の場合)、ステップS31に戻り再度依頼を受け付け
る。再受付が必要ないと判断された(NOの場合)、ク
レームに対する回答を行い(ステップS39)、ステッ
プS37に戻り処理をやり直す。
【0076】図8は、本発明が適用される図書館におけ
る相互貸借方法の他の例を説明するためのフローチャー
トである。本例では、資料の複写依頼を受付する際に、
NACSIS―ILL22を利用しない場合について説
明する。
【0077】まず、受付館は、複写依頼に対する受付情
報を作成して相互貸借DB12dに登録し、必要のある
ものについて受付処理する(ステップS41)。次に、
受付情報に基づいて資料の提供が可能かどうか判断し
(ステップS42)、判断した結果、資料の提供が可能
な場合(YESの場合)、依頼館へ資料を送付する(ス
テップS43)。資料の提供が出来ないと判断された場
合(NOの場合)、依頼を謝絶する(ステップS4
4)。依頼を謝絶したことを依頼館へ連絡する。
【0078】ここで、資料の借用を依頼する処理の流れ
は、NACSIS―ILL22を利用する場合も、NA
CSIS―ILL22を利用しない場合も、相手館から
借用した資料を利用者へ提供するまでの処理の流れは上
述した複写依頼の場合と同じであり、利用者へ資料を提
供した後の流れが追加される。NACSIS―ILL2
2を利用する場合、依頼館は、利用者から資料の返却予
定日の更新申し込みがあった場合、相手館に対し更新を
依頼する。更新が承認されたときは利用者へ新しい返却
予定日を通知する。次に、依頼館は、利用者から資料が
返却された場合、相手館へ返送する旨を登録し、返送を
登録した資料を相手館へ送り返す。さらに依頼館は、送
り返した資料について相手館からクレームがあった場合
に、その内容を確認して回答を行う。
【0079】また、NACSIS―ILL22を利用し
ない場合、依頼館は、利用者から資料の返却予定日の更
新申し込みがあった場合、電話やFAX等により相手館
に対し更新を依頼する。更新が承認されたときは利用者
へ新しい返却予定日を通知する。次に、依頼館は、利用
者から資料が返却された場合、相手館へ返送する旨を登
録し、返送を登録した資料を相手館へ送り返す。
【0080】また、資料の借用依頼を受け付ける処理の
流れは、NACSIS―ILL22を利用する場合も、
NACSIS―ILL22を利用しない場合も、依頼館
に資料を送付するまでの処理の流れは上述した複写依頼
の受付の場合と同じであり、依頼館へ資料を送付した後
の流れが追加される。NACSIS―ILL22を利用
する場合、相手館は、依頼館から資料の返却予定日の更
新申し込みがあった場合、内容を確認して回答を登録す
る。依頼館から資料が返却されたら、内容を確認して返
却されたことを登録する。必要に応じて依頼館へのクレ
ームを登録する。さらに依頼館からクレームに対する回
答があったときは、その内容を確認し、必要があれば再
度クレームを入れることもできる。
【0081】また、NACSIS―ILL22を利用し
ない場合、相手館は、依頼館から資料の返却予定日の更
新申し込みがあった場合、電話やFAX等により依頼館
に対し回答する。依頼館から資料が返却されたら、内容
を確認して返却されたことを登録する。返却された資料
に問題があれば、依頼館に連絡をとり、返却をし直す等
の対応を行うようにする。
【0082】図9は、利用者が資料の複写依頼を行うた
めの入力画面の一例を示す図で、図中、40は文献複写
依頼の入力画面で、該入力画面40は、書誌情報41、
依頼ボタン42とを有している。利用者は、利用者側ク
ライアント装置15の入力画面40の書誌情報41、支
払区分、メモ欄の各項目に入力する。書誌情報41は、
論文名、著者名、書名、巻号、ページ、出版年、ISS
N、ISBNからなり、書名は必須項目である。この書
誌情報41の入力には、NACSIS―CAT21に登
録された書誌データを利用することが可能である。利用
者氏名とメールアドレスは、閲覧DB12eに利用者情
報として登録された利用者データが初期値として表示さ
れる。これらの項目を入力後、依頼ボタン42をクリッ
クすることにより依頼情報が相互貸借DB12dに登録
される。
【0083】図10は、図書館員が資料の複写依頼をN
ACSIS−ILL22に対して行う際の入力画面の一
例を示す図で、図中、50は文献複写依頼の入力画面
で、該入力画面50は、所蔵図書館情報51、書誌情報
52とを有している。この書誌情報52は、前述の図9
に示した書誌情報を利用して登録されている。所蔵図書
館情報51には、書誌情報52に基づいて該当する資料
を所蔵する所蔵図書館情報をNACSIS―CAT21
から検索し、その検索結果が予め設定された優先順位に
基づき表示されている。所蔵図書館情報51に表示され
たチェックボックス□にチェックを入れることにより、
複写を依頼する図書館を選択することができる。このよ
うにして依頼情報を作成した後に、この依頼情報を相互
貸借DB12dに登録するとともに、NACSIS―I
LL22に登録する。
【0084】以上、本発明の図書館における相互貸借シ
ステムにおける各機能を中心に各実施形態を説明してき
たが、本発明は、図書館における相互貸借方法としても
説明したように、方法としての形態もとりうる。また、
この各機能を有する相互貸借システムと同様に、コンピ
ュータに相互貸借システムとして機能させるためのプロ
グラムとしての形態も可能である。
【0085】本発明による相互貸借の機能を実現するた
めのプログラムやデータを記憶した記録媒体の実施形態
を説明する。記録媒体としては、具体的には、CD−R
OM、光磁気ディスク、DVD−ROM、フロッピ(登
録商標)ディスク、フラッシュメモリ、メモリカード、
やメモリスティック及びその他各種ROMやRAM等が
想定でき、これら記録媒体に上述した本発明の各実施形
態のシステムの機能をコンピュータに実行させ、相互貸
借の機能を実現するためのプログラムを記録して流通さ
せることにより、当該機能の実現を容易にする。そして
コンピュータ等の情報処理装置に上記のごとくの記録媒
体を装着して情報処理装置によりプログラムを読み出す
か、若しくは情報処理装置が備えている記憶媒体に当該
プログラムを記憶させておき、必要に応じて読み出すこ
とにより、本発明に関わる相互貸借の機能を実行するこ
とができる。
【0086】
【発明の効果】本発明によると、国立情報学研究所によ
り提供される図書館間相互貸借データベース(NACS
IS−ILL)、総合目録データベース(NACSIS
―CAT)等と密接に連携することにより、複写又は貸
借を依頼する所蔵図書館を容易に検索でき、図書館員は
検索された所蔵図書館の中から適切な所蔵図書館を選択
することができるため、図書館同士における資料の複写
又は貸借の依頼処理や受付処理を効率的に実現すること
ができる。
【0087】また、図書館の利用者からの資料の複写又
は貸借の依頼をWWWに対応したユーザインタフェイス
から受け付けることができるため、利用者は容易に資料
の複写や貸借の依頼申し込みを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係わる図書館情報管理
システムの全体構成を示す図である。
【図2】 本発明に係わる図書館情報管理システムにお
けるデータベースと各サブシステムとの関係を説明する
ための図である。
【図3】 本発明の一実施形態に係わる図書館における
相互貸借サブシステムの構成を示す図である。
【図4】 相互貸借サブシステムにおける相互貸借機能
を実行するサーバ装置(依頼館)、サーバ装置(受付
館)の構成例を示す図である。
【図5】 本発明が適用される図書館における相互貸借
方法の一例を説明するためのフローチャートである。
【図6】 本発明が適用される図書館における相互貸借
方法の他の例を説明するためのフローチャートである。
【図7】 本発明が適用される図書館における相互貸借
方法の他の例を説明するためのフローチャートである。
【図8】 本発明が適用される図書館における相互貸借
方法の他の例を説明するためのフローチャートである。
【図9】 利用者が資料の複写依頼を行うための入力画
面の一例を示す図である。
【図10】 図書館員が資料の複写依頼をNACSIS
−ILLに対して行う際の入力画面の一例を示す図であ
る。
【図11】 図書館情報管理システムに要求される機能
の概要を説明するための図である。
【符号の説明】
10,17…図書館、11,18…サーバ装置、11a
…発注受入サブシステム、11b…目録管理サブシステ
ム、11c…雑誌管理サブシステム、11d…相互貸借
サブシステム、11e…閲覧管理サブシステム、11f
…蔵書点検サブシステム、11g…図書検索サブシステ
ム、12…業務DB、12a…購入依頼DB、12b…
図書目録DB、12c…雑誌目録DB、12d…相互貸
借DB、11d1…依頼情報生成手段、11d2…依頼情
報登録手段、11d3…所蔵図書館情報検索手段、11
4…所蔵図書館情報提示手段、11d5…所蔵図書館候
補選択手段、11d6…関連付け手段、11d7…相互貸
借依頼手段、11d8…コメント登録手段、11d9…認
証手段、11d10…通知手段、11d11…依頼件数提示
手段、11d12…表示手段、11d13…電子メール送信
手段、11d14…送料割り振り手段、11d15…受付情
報登録手段、11d16…目録情報検索手段、11d17
受付件数提示手段、12e…閲覧DB、12f…点検D
B、12g…コード表DB、13…目録DB、14…図
書館員側クライアント装置、15…利用者側クライアン
ト装置、16…検索DB、20…国立情報学研究所、2
1…NACSIS―CAT、22…NACSIS―IL
L、30…ネットワーク、40,50…文献複写依頼の
入力画面、41…書誌情報、42…依頼ボタン、51…
所蔵図書館情報、52…書誌情報、60…雑誌管理機
能、61…製本処理、62,71…支払処理、63…購
入調査処理、64…発注処理、65…受入処理、70…
発注受入機能、80…目録管理機能(基本機能)、81
…NACSIS−CATの利用機能、82…目録作成処
理、83…蔵書統計処理、84…配架処理、90…図書
検索機能、91…目録検索処理(利用者)、92…貸出
予約申請処理、93…文献複写申請処理、100…閲覧
管理機能、101…利用者管理機能、102…貸出返却
処理、103…予約管理機能、104…利用統計処理、
110…蔵書点検機能、111…蔵書点検処理、120
…相互貸借機能、121…NACSIS−ILLの利用
機能。

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の図書館が共同して利用できる図書
    又は雑誌毎の所蔵図書館情報と図書又は雑誌毎の書誌デ
    ータを含む目録情報とが格納されているホストデータベ
    ースと、図書館同士における図書又は雑誌の複写又は貸
    借の依頼業務を管理するためのサーバ装置とがネットワ
    ークを介して接続された図書館における相互貸借システ
    ムにおいて、前記サーバ装置は、図書又は雑誌毎の書誌
    データを含む目録情報を登録した目録データベースにア
    クセス可能とするとともに、図書又は雑誌の複写又は貸
    借の依頼情報を登録するための相互貸借データベースに
    アクセス可能とし、複写又は貸借を依頼する図書又は雑
    誌の目録情報に含まれる書誌データを前記ホストデータ
    ベースから検索し、該検索した書誌データを該ホストデ
    ータベースからダウンロードし、該ダウンロードした書
    誌データに基づいて依頼情報を生成する依頼情報生成手
    段と、該生成した依頼情報を前記相互貸借データベース
    に登録する依頼情報登録手段とを有し、該依頼情報登録
    手段により登録された依頼情報に基づいて図書又は雑誌
    の複写又は貸借の依頼を行えるようにしたことを特徴と
    する図書館における相互貸借システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の図書館における相互貸
    借システムにおいて、前記サーバ装置は、前記依頼情報
    登録手段により登録された依頼情報に基づき複写又は貸
    借を依頼する図書又は雑誌を所蔵する所蔵図書館情報を
    前記ホストデータベースから検索する所蔵図書館情報検
    索手段と、該検索した所蔵図書館情報を前記相互貸借デ
    ータベースにダウンロードし、該ダウンロードした所蔵
    図書館情報を所定の条件に基づいて提示する所蔵図書館
    情報提示手段と、該提示された所蔵図書館情報の中から
    複写又は貸借を依頼する所蔵図書館の候補を選択する所
    蔵図書館候補選択手段とを有することを特徴とする図書
    館における相互貸借システム。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の図書館における相互貸
    借システムにおいて、前記所蔵図書館情報提示手段は、
    所定の条件として所蔵図書館毎に予め設定された優先順
    位に基づいて提示することを特徴とする図書館における
    相互貸借システム。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれか1に記載の
    図書館における相互貸借システムにおいて、前記ホスト
    データベースは、図書館同士における図書又は雑誌の複
    写又は貸借の依頼情報を登録可能とし、前記サーバ装置
    は、前記所蔵図書館候補選択手段により選択された所蔵
    図書館の候補に関する情報を、該所蔵図書館の候補に関
    する情報に応じた依頼情報に関連付ける関連付け手段
    と、該関連付け手段により所蔵図書館の候補に関する情
    報を関連付けた依頼情報を前記相互貸借データベースか
    らアップロードし、該アップロードした依頼情報を前記
    ホストデータベースに登録し、該登録した依頼情報に基
    づいて図書又は雑誌の複写又は貸借を依頼する相互貸借
    依頼手段とを有することを特徴とする図書館における相
    互貸借システム。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれか1に記載の
    図書館における相互貸借システムにおいて、前記サーバ
    装置は、前記ホストデータベースに登録した依頼情報に
    基づいて複写を依頼した図書又は雑誌の複写物を受け入
    れた際に、該受け入れた複写物の内容と該受け入れた複
    写物に応じた依頼情報の内容とを比較し、比較した結
    果、その内容に差異があった場合、該差異に関するコメ
    ントを前記ホストデータベースに登録するコメント登録
    手段を有し、該コメント登録手段により登録されたコメ
    ントを、前記複写物を発送した所蔵図書館に通知するこ
    とを特徴とする図書館における相互貸借システム。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の図書館における相互貸
    借システムにおいて、前記コメント登録手段は、前記ホ
    ストデータベースに登録した依頼情報に基づいて貸借を
    依頼した図書又は雑誌を受け入れた際に、該受け入れた
    図書又は雑誌の内容と該受け入れた図書又は雑誌に応じ
    た依頼情報の内容とを比較し、比較した結果、その内容
    に差異があった場合、該差異に関するコメントを前記ホ
    ストデータベースに登録することを特徴とする図書館に
    おける相互貸借システム。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれか1に記載の
    図書館における相互貸借システムにおいて、前記サーバ
    装置は、図書館の利用者が使用する利用者側クライアン
    ト装置とネットワークを介して接続され、図書館の利用
    者を認証する認証手段を有し、該認証手段により認証さ
    れた利用者が前記利用者側クライアント装置から入力し
    た図書又は雑誌の複写又は貸借の依頼情報を前記相互貸
    借データベースに登録することを特徴とする図書館にお
    ける相互貸借システム。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の図書館における相互貸
    借システムにおいて、前記サーバ装置は、図書館員が業
    務に使用する図書館員側クライアント装置とネットワー
    クを介して接続され、前記利用者側クライアント装置か
    ら入力された図書又は雑誌の複写又は貸借の依頼情報を
    前記相互貸借データベースに登録する際に、該依頼情報
    に対して依頼番号を設定し、該設定した依頼番号を前記
    利用者側クライアント装置に電子メールを用いて通知す
    るとともに、前記依頼情報が前記相互貸借データベース
    に登録された旨を前記図書館員側クライアント装置に電
    子メールを用いて通知する通知手段を有することを特徴
    とする図書館における相互貸借システム。
  9. 【請求項9】 請求項7または8に記載の図書館におけ
    る相互貸借システムにおいて、前記利用者側クライアン
    ト装置は、図書館の利用者から図書又は雑誌の複写又は
    貸借の依頼情報の入力を受け付けるためのグラフィカル
    ユーザインタフェイスを備えることを特徴とする図書館
    における相互貸借システム。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし9のいずれか1に記載
    の図書館における相互貸借システムにおいて、前記サー
    バ装置は、前記利用者側クライアント装置又は前記図書
    館員側クライアント装置から受け付けた依頼情報の処理
    を行う際に、前記依頼情報登録手段により前記相互貸借
    データベースに登録された依頼情報の件数を取得し、該
    取得した依頼情報の件数を前記図書館員側クライアント
    装置に提示する依頼件数提示手段を有することを特徴と
    する図書館における相互貸借システム。
  11. 【請求項11】 請求項1ないし10のいずれか1に記
    載の図書館における相互貸借システムにおいて、前記サ
    ーバ装置は、前記ホストデータベース、もしくは前記相
    互貸借データベースに登録された依頼情報に基づいて借
    用している図書又は雑誌のうち、借用期限を経過した図
    書又は雑誌の依頼情報を前記図書館員側クライアント装
    置に一覧表示する表示手段を有することを特徴とする図
    書館における相互貸借システム。
  12. 【請求項12】 請求項1ないし11のいずれか1に記
    載の図書館における相互貸借システムにおいて、前記サ
    ーバ装置は、前記利用者側クライアント装置から受け付
    けた依頼情報に基づいて複写を依頼した図書もしくは雑
    誌の複写物、又は、貸借を依頼した図書もしくは雑誌を
    受け入れた際に、該図書もしくは雑誌の複写物、又は、
    図書もしくは雑誌を受け入れた旨を通知するための電子
    メールを前記利用者側クライアント装置に自動的に送信
    する電子メール送信手段を有することを特徴とする図書
    館における相互貸借システム。
  13. 【請求項13】 請求項1ないし12のいずれか1に記
    載の図書館における相互貸借システムにおいて、前記サ
    ーバ装置は、前記ホストデータベース又は前記相互貸借
    データベースに登録された依頼情報に基づき一つの所蔵
    図書館に対して複数の依頼を行った場合、該複数の依頼
    に応じた複数の文献を前記一つの所蔵図書館から同時に
    まとめて受け入れた際に、該受け入れた複数の文献の一
    回分の送料を、該受け入れた複数の文献の総枚数で均等
    割りして一枚当たりの送料を算出し、前記受け入れた複
    数の文献それぞれの依頼情報に応じた枚数に前記一枚当
    たりの送料を乗算し、さらに端数処理して依頼情報毎に
    送料を割り振る送料割り振り手段を有することを特徴と
    する図書館における相互貸借システム。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載の図書館における相
    互貸借システムにおいて、前記送料割り振り手段は、同
    一の利用者による依頼情報が複数件登録されていた場合
    に、該複数の依頼情報のうちの一つの依頼情報に対して
    前記同一の利用者による依頼分全てを合計した送料を割
    り振ることを特徴とする図書館における相互貸借システ
    ム。
  15. 【請求項15】 図書館同士における図書又は雑誌の複
    写又は貸借の依頼に対する受付情報が登録されているホ
    ストデータベースと、図書館同士における図書又は雑誌
    の複写又は貸借の依頼に対する受付業務を管理するため
    のサーバ装置とがネットワークを介して接続された図書
    館における相互貸借システムにおいて、前記サーバ装置
    は、図書又は雑誌毎の書誌データを含む目録情報を登録
    した目録データベースにアクセス可能とするとともに、
    図書又は雑誌の複写又は貸借の依頼に対する受付情報を
    登録するための相互貸借データベースにアクセス可能と
    し、前記ホストデータベースから受付情報をダウンロー
    ドして前記相互貸借データベースに登録する受付情報登
    録手段と、該登録した受付情報に対応した図書又は雑誌
    の目録情報に含まれる書誌データを前記目録データベー
    スから検索する目録情報検索手段とを有し、該目録情報
    検索手段により検索された目録情報に応じた図書又は雑
    誌の複写又は貸借の受付を行えるようにしたことを特徴
    とする図書館における相互貸借システム。
  16. 【請求項16】 請求項15に記載の図書館における相
    互貸借システムにおいて、前記サーバ装置は、前記受付
    情報登録手段により受け付けた受付情報に応じて複写す
    る図書もしくは雑誌の複写物、又は、貸与する図書もし
    くは雑誌を依頼元図書館に発送する際に、該複写する図
    書もしくは雑誌の複写物、又は、貸与する図書もしくは
    雑誌を発送した旨を前記ホストデータベースに登録する
    ことを特徴とする図書館における相互貸借システム。
  17. 【請求項17】 請求項15または16に記載の図書館
    における相互貸借システムにおいて、前記サーバ装置
    は、図書館員が業務に使用する図書館員側クライアント
    装置とネットワークを介して接続され、前記ホストデー
    タベースから受け付けた受付情報の処理を行う際に、前
    記受付情報登録手段により前記相互貸借データベースに
    登録された受付情報の件数を取得し、該取得した受付情
    報の件数を前記図書館員側クライアント装置に提示する
    受付件数提示手段を有することを特徴とする図書館にお
    ける相互貸借システム。
  18. 【請求項18】 請求項15ないし17のいずれか1に
    記載の図書館における相互貸借システムにおいて、前記
    サーバ装置は、前記ホストデータベース又は前記相互貸
    借データベースに登録された受付情報に基づき一つの依
    頼元図書館から複数の依頼を受け付けた場合に、該複数
    の依頼に応じた複数の文献を前記一つの依頼元図書館に
    対して同時にまとめて発送する際に、該発送する複数の
    文献の一回分の送料を、該発送する複数の文献の総枚数
    で均等割りして一枚当たりの送料を算出し、前記発送す
    る複数の文献それぞれの受付情報に応じた枚数に前記一
    枚当たりの送料を乗算し、さらに端数処理して受付情報
    毎に送料を割り振る送料割り振り手段を有することを特
    徴とする図書館における相互貸借システム。
  19. 【請求項19】 請求項18に記載の図書館における相
    互貸借システムにおいて、前記送料割り振り手段は、同
    一の利用者による受付情報が複数件登録されていた場合
    に、該複数の受付情報のうちの一つの受付情報に対して
    前記同一の利用者からの受付分全てを合計した送料を割
    り振ることを特徴とする図書館における相互貸借システ
    ム。
  20. 【請求項20】 請求項1ないし19のいずれか1に記
    載の図書館における相互貸借システムとしての機能をコ
    ンピュータに実行させるプログラム。
  21. 【請求項21】 請求項20に記載のプログラムを記録
    したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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