JP2002334145A

JP2002334145A - 工事支援装置

Info

Publication number: JP2002334145A
Application number: JP2001136795A
Authority: JP
Inventors: Hideji Teramoto; 秀司寺本
Original assignee: TECHNO WEST KK
Current assignee: TECHNO WEST KK
Priority date: 2001-05-08
Filing date: 2001-05-08
Publication date: 2002-11-22

Abstract

(57)【要約】【課題】電気工事等の専門性・技術性の必要とされる
工事の遂行を人材確保と情報提供の両面から支援する工
事支援装置を提供する。【解決手段】新規会員の登録を受け付け、所有する資
格や工事の種別ごとの経験年数とともに会員情報として
会員データベース部３２に登録する会員管理部３１ａ
と、求人や工事の委託を依頼したい旨の申込みを受け付
け、募集条件（要求する資格、工事の経験年数等）とと
もに物件情報として工事物件データベース部３３に登録
する求人登録部３１ｂと、登録された物件情報を公開す
るとともに、会員からの応募を受け付け、応募締切期限
後に、全ての応募者について、募集条件をどの程度具備
しているかを示す指標とともに依頼者に通知する求職支
援部３１ｃと、全国の電気店一覧等を検索機能付きで表
示する便利手帳部３１ｅ等から構成される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、電気工事等の工事
を遂行するうえで必要となる人材を確保したり情報を提
供したりする装置であり、特に専門性・技術性の要求さ
れる職種の人材確保を支援する装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、電気工事等の工事を会社が請け負
った場合において、人手が足りないときには、人脈を辿
る等して他の工事会社に連絡し、必要な人数分の作業員
を確保している。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】ところが、大量の作業
員を確保しなければならない場合や、工事の期日が迫っ
ている場合や、特殊な資格・技能や経験が要求される工
事である場合等においては、それらの条件を満たす作業
員を短期間で確保することは容易ではなく、多くの時間
と労力が費やされる。

【０００４】ここで、人材派遣会社等に人材を依頼した
り、アルバイト等の募集広告をする方法も考えられる
が、電気工事等の工事では、特殊な技能や経験が必要と
されるために、このような一般的な求人方法では、必要
な人材が確保されない。

【０００５】また、請け負った工事に着手したものの、
予想しなかった特殊な部品や材料が必要とされることが
現場で判明したり、特定の部品や材料を多量に使用した
ために足りなくなってしまうことがある。このようなと
きには、その工事現場に近い場所で、その部品や材料を
販売している店を捜し出し、そこに行って購入する必要
がある。

【０００６】ところが、その工事現場付近の地理に詳し
くなかったり、欲しい部品や材料が一般の販売店では扱
われていない特殊なものであったり、卸し専門であるた
めに現金での販売をしていなかったりする等の事情によ
り、短時間のうちに入手先を捜し出すことは極めて困難
な場合が多い。そのために、工事が長時間に渡って無駄
に中断してしまう結果となる。

【０００７】そこで、本発明は、このような状況に鑑み
てなされたものであり、電気工事等の専門性・技術性の
必要とされる工事の遂行を人材確保と情報提供の両面か
ら支援する工事支援装置を提供することを目的とする。

【０００８】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る工事支援装置は、通信網を介した情報
通信によって工事を支援する装置であって、工事の作業
員に関する求人を希望する依頼者から、募集したい作業
員の条件を指定した申込みを前記通信網を介して取得す
る申込書取得手段と、取得された前記申込みを前記通信
網を介して公開する公開手段と、公開された前記申込み
に対する応募を前記通信網を介して取得する応募取得手
段と、取得された応募を前記通信網を介して前記依頼者
に通知する応募通知手段とを備え、前記条件には、採用
条件として要求する資格又は工事の種別ごとの経験年数
が含まれることを特徴とする。

【０００９】ここで、前記応募通知手段は、取得された
前記応募が前記条件をどの程度具備しているかを示す指
標を生成し、当該応募と共に前記依頼者に通知してもよ
い。

【００１０】また、前記申込みには、工事の委託に関す
る申込みが含まれ、当該工事の作業に際して要求される
資格又は工事の種別ごとの経験年数が含まれてもよい。

【００１１】これによって、特定の資格や工事の経験年
数を募集条件として広く通信網を介して人材を募集し、
その募集に対する応募結果については、募集条件をどの
程度具備しているかを示す指標と共に知ることができる
ので、専門性・技術性の必要とされる工事の作業員を短
期間で確保することが可能となる。

【００１２】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を用いて詳細に説明する。

【００１３】図１は、本発明の実施の形態における電気
工事支援システム１０の全体構成を示す図である。この
電気工事支援システム１０は、請け負った電気工事を人
材確保と情報提供の両面から支援する情報システムであ
り、インターネット等の通信ネットワーク１１で接続さ
れたサーバ装置３０と端末装置２０ａ〜ｄとから構成さ
れる。

【００１４】サーバ装置３０は、電気工事支援システム
１０において各種サービスを提供する中心的な装置であ
り、電気工事を支援する会員制のＷｅｂサイト（「電気
工事支援サイト」）が構築されたコンピュータ等であ
る。

【００１５】端末装置２０ａ〜ｄは、サーバ装置３０内
に構築された電気工事支援サイトにアクセスする会員等
が使用するＰＤＡ（Personal Digital Assistants）、
携帯電話機、パーソナルコンピュータ等であり、Ｗｅｂ
ブラウザや電子メール等の一般的なインターネットツー
ルを有する。

【００１６】図２は、サーバ装置３０の機能ブロック図
である。サーバ装置３０は、ＨＴＭＬやスクリプト等で
記述された複数のＷｅｂページ等からなる処理部（電気
工事支援サイト３１）と、ハードディスク等のデータ記
憶部（会員データベース部３２、工事物件データベース
部３３、手帳データベース部３４等）とから構成され
る。

【００１７】電気工事支援サイト３１は、このサーバ装
置３０にアクセスしてきた会員にＷｅｂページを提示し
たり、そのＷｅｂページに対して会員から入力される情
報を取得したりしながら会員と対話し、その対話に基づ
いて、データ記録部３２〜３４に置かれた各種データベ
ースを参照したり更新する処理部であり、後述するログ
オン画面及び会員メニュー画面で表示する５つの選択ボ
タンに対応する５つの処理部（会員管理部３１ａ、求人
登録部３１ｂ、求職支援部３１ｃ、ランク付け部３１ｄ
及び便利手帳部３１ｅ）からなる。

【００１８】会員管理部３１ａは、ログオン画面に表示
されるボタン「会員登録」に対応するＷｅｂページ等か
らなり、この電気工事支援システム１０の会員になるた
めの登録手続をしたり、登録内容の変更をする。具体的
には、新規登録に必要な情報をユーザから取得すると、
そのユーザを識別するための会員ＩＤを発行し、その会
員ＩＤと共に、取得した情報を会員情報として会員デー
タベース部３２に登録したり、その会員情報を変更した
りする。

【００１９】求人登録部３１ｂは、会員メニュー画面に
表示されるボタン「求人・工事の委託」に対応するＷｅ
ｂページ等からなり、会員から、工事単位での人材募集
を受け付けたり、他の会社に工事を委託したい旨の希望
を受け付け、その内容を公開する。具体的には、求人又
は工事の委託（これらをまとめて「物件」という。）に
関する申込書によって会員からの希望を取得すると、そ
の物件を識別するための物件ＩＤを発行し、その物件Ｉ
Ｄと共に、取得した情報を物件情報として工事物件デー
タベース部３３に登録し、会員による閲覧に供する。

【００２０】求職支援部３１ｃは、会員メニュー画面に
表示されるボタン「求職・工事の請負」に対応するＷｅ
ｂページ等からなり、工事物件データベース部３３に登
録された物件を公開すると共に、それら物件に対する応
募を受け付け、応募があった旨をその物件の依頼者に通
知する。具体的には、物件ごとに、その申込書で指定さ
れた応募締切期限が到来すると、それまでに応募された
全ての応募者に関する情報を会員データベース部３２か
ら読み出し、応募者ごとに、申込書で指定された募集条
件（作業員の取得資格や工事経験など）をどの程度満た
しているかを示す指標を作成し、その指標と共に、全て
の応募者の情報（連絡先等）を一覧にして電子メールで
依頼者に通知する。

【００２１】ランク付け部３１ｄは、会員メニュー画面
に表示されるボタン「会員ランク付け」に対応するＷｅ
ｂページ等からなり、会員による投票に基づいて各会員
に対する評価や能力をランク付けしたり、その結果を公
開したりする。これは、会員が登録時に自己申告した技
能や工事経験等の主観的な事項に関する評価を客観化さ
せ、これによって会員の能力に関する情報の利用価値を
高め、人材募集や工事の委託に関する取引が適正に行わ
れることを確保するためである。具体的には、工事が完
了した後等において、この電気工事支援システム１０を
利用した依頼者から、この電気工事支援システム１０で
の仲介によって雇用した作業員（会員）又は工事を委託
した委託先の会社（会員）に対する評価の報告を受け、
その報告を会員データベース部３２に蓄積して登録する
と共に、会員の閲覧に供する。

【００２２】便利手帳部３１ｅは、会員メニュー画面に
表示されるボタン「便利手帳」に対応するＷｅｂページ
等からなり、このサーバ装置３０にアクセスしてきた会
員の端末装置２０ａ〜ｄをビジネス手帳として機能させ
るために、電気工事に役立つ各種情報を提供したり、メ
モ等の情報を記憶したりする。具体的には、会員との対
話に基づいて、手帳データベース部３４に記憶されてい
る各種情報（電気店一覧、建設物価表、全国道路地図、
印紙税額表、電話帳、カレンダーメモ帳等）を検索して
会員に提示したり、会員が入力したメモ等を記憶したり
する。例えば、入力された住所や地域に存在する電気店
を検索して表示したり、入力されたメモを日付に対応さ
せて記憶したりする。

【００２３】会員データベース部３２は、会員管理部３
１ａによって取得された会員情報を会員ＩＤごとに記憶
するための記憶部である。会員情報は、後述する「登録
形態」、「所有物・従業員」、「資格・経験」、「単
価」及び「評価値（工種ごとの得点）」等の項目からな
る。

【００２４】手帳データベース部３４は、電気工事に役
立つ各種情報（電気店一覧、建設物価表、全国道路地
図、印紙税額表、電話帳、カレンダーメモ帳等）を予め
記憶している記憶部である。なお、「電気店一覧」は、
電気工事等で必要とされる電気部品や材料を現金で販売
している全国の電気店や卸問屋の住所、電話番号、店名
等を集めたデータベースである。また、「カレンダーメ
モ帳」は、１００年分のカレンダーを記憶すると共に、
会員ごとに、スケジュール等のメモを一時的に記憶する
ための記憶領域を有する。

【００２５】次に、以上のように構成されたサーバ装置
３０が提示する表示画面、つまり、このサーバ装置３０
にアクセスした端末装置２０ａ〜ｄの画面に表示される
表示内容を示す。

【００２６】図３は、このサーバ装置３０の電気工事支
援サイト３１にアクセスしたときに最初に表示される
「ログオン」画面４０の表示例である。

【００２７】既に会員登録をしているユーザは、この
「ログオン」画面４０において、会員ＩＤとパスワード
を入力し、「送信」ボタン４１を押すことで、図４に示
される「会員メニュー」画面５０に遷移することができ
る。そして、その「会員メニュー」画面５０において、
表示された４つのボタン（「求人・工事の委託」ボタン
５１、「求職・工事の請負」ボタン５２、「会員ランク
付け」ボタン５３、「便利手帳」ボタン５４）のいずれ
かを選択することで、上述の４つの処理部（求人登録部
３１ｂ、求職支援部３１ｃ、ランク付け部３１ｄ、便利
手帳部３１ｅ）に対応するサービスを受けることができ
る。

【００２８】一方、図３に示された「ログオン」画面４
０において、未だ会員登録を済ませていないユーザは、
「会員登録」ボタン４２を押すことで、図５に示される
「会員登録」画面６０に遷移することができる。そし
て、その「会員登録」画面６０において、自分又は会社
に関する情報（会員情報）を入力することで、会員とし
て登録を受けることができる。

【００２９】なお、図５に示された「会員登録」画面６
０において、項目「登録形態」６１では、個人会員及び
法人会員のいずれの形態で登録を受けたいのかを選択
し、項目「所有物・従業員」６２では、所有する設備及
び作業員（法人会員の場合）を記入し、項目「資格・経
験」６３では、自分又は作業員が有する国家資格等の資
格と工種（工事の種類）別の経験年数（法人会員の場合
には、作業員の平均的な経験年数）とを記入し、項目
「単価」６４では、自分又は作業員の作業単価を工種別
に記入し、項目「住所・連絡先」６５では、住所等の書
誌的事項を記入する。

【００３０】全ての項目を記入し終えたら、「送信」ボ
タン６６を押すことによって、記入した全ての内容がサ
ーバ装置３０に送信される。その情報を受け取ったサー
バ装置３０の会員管理部３１ａは、必要な記入がされて
いることを確認した後に、会員ＩＤを発行し、その会員
に電子メールで通知すると共に、送信されてきた情報と
会員ＩＤとを会員情報として会員データベース部３２に
登録する。

【００３１】図６は、図４に示された「会員メニュー」
画面５０における「求人・工事の委託」ボタン５１が押
されたときに表示される画面（「求人・工事の委託（申
込書）」画面７０）の表示例である。なお、この「求人
・工事の委託（申込書）」は、工事を単位として申し込
まれるものとする。つまり、１つの工事で必要とされ求
人であれば、複数の作業員に対する求人をこの１枚の申
込書で依頼することができる。

【００３２】この「求人・工事の委託（申込書）」画面
７０において、会員は、工事の内容を特定するととも
に、希望する募集条件等を指定することができる。つま
り、項目「物件（工事）名」７１において、この依頼物
件の名称を任意に名付けて入力し、項目「応募締切期
限」７２において、この申込みに対する応募の受付期間
を指定し、項目「募集の種別」７３において、この申し
込みが「求人」及び「工事の委託」のいずれ（又は、両
方）であるかを入力することができる。

【００３３】また、項目「工事の時期」７４において、
「求人」である場合には、その対象となる作業時期（日
程）及び募集人数を指定し、「工事の委託」である場合
には、工事の着手可能日や完了日等の工期を指定するこ
とができる。

【００３４】また、項目「工事の場所」７５において、
工事現場の住所を入力し、項目「工事の内容」７６にお
いて、主な工種を選択したり、詳細な工事内容を記入し
たりすることができる。

【００３５】さらに、項目「要求資格・経験」７７にお
いて、求人の対象となる作業員又は委託する工事を遂行
するのに必要とされる技能・資格や経験（工事の種別ご
との経験年数）を指定し、項目「価格」７８において、
「求人」の対象となる作業員の賃金（日当）又は委託し
たい工事の価格を入力することができる。

【００３６】全ての項目を記入し終えたら、「送信」ボ
タン７９を押すことによって、記入した全ての内容がサ
ーバ装置３０に送信される。その情報を受け取ったサー
バ装置３０の求人登録部３１ｂは、必要な記入がされて
いることを確認した後に、物件ＩＤを発行し、その会員
に電子メールで通知すると共に、送信されてきた情報と
物件ＩＤとを物件情報として工事物件データベース部３
３に登録し、全ての会員に対して公開する。

【００３７】図７は、図４に示された「会員メニュー」
画面５０における「求職・工事の請負」ボタン５２が押
されたときに表示される画面（「求職・工事の請負」画
面８０）の表示例である。つまり、サーバ装置３０の求
職支援部３１ｃにより、有効な全ての申込書が各項目ご
とに集計・整理された結果等が表示される。

【００３８】この「求職・工事の請負」画面８０におい
て、会員は、現在募集されている求人及び工事の委託に
関する物件の一覧や詳細な情報を閲覧したり、特定の物
件を検索し、それら求人及び工事の委託に対して応募す
ることができる。

【００３９】具体的には、この「求職・工事の請負」画
面８０の項目「時期別」８１において、会員は、その時
点で有効な全ての「求人及び工事の委託」物件につい
て、月及び日を単位とした募集人数（又は、委託工事の
対象となっている時期と人数）を閲覧することができ
る。そして、この項目「時期別」８１に表示された
「日」をペン等で選択することで、その日に募集されて
いる全ての物件の詳細を閲覧することができる。

【００４０】また、項目「場所別」８２において、会員
は、その時点で有効な全ての「求人及び工事の委託」物
件について、都道府県及び市町村を単位とした募集件数
を閲覧することができる。そして、この項目「場所別」
８２に表示された「件数（数値）」を選択することで、
その件数に該当する全ての物件の詳細を見ることができ
る。

【００４１】さらに、項目「検索」８３において、会員
は、自分が希望する物件を捜し出すことができる。つま
り、「工事の時期」、「工事の場所」及び「工事の内
容」等について任意に条件を入力し、「検索」ボタンを
押すことで、それらの条件に合致した物件を検索し、そ
の一覧や詳細を閲覧することができる。

【００４２】図８は、図７に示された項目「時期別」８
１における「日」が選択された場合、項目「場所別」８
２における「件数（数値）」が選択された場合、及び、
項目「検索」８３における「検索」ボタンが押された場
合に表示される「該当物件の一覧」画面９０の表示例で
ある。例えば、検索にヒットした物件の一覧である。

【００４３】ここでは、物件ごとに、「物件ＩＤ」、
「依頼者（会員ＩＤ）」、詳細な情報、「応募する」ボ
タン９１等が表示される。もし、気に入った物件が見つ
かった場合には、会員は、「応募する」ボタン９１等を
押すことによって、その物件に係る求人又は工事の委託
に対して、このサーバ装置３０を介して申し込む（応募
する）ことができる。

【００４４】つまり、「応募する」ボタン９１が押され
た場合には、求職支援部３１ｃは、その通知を受信する
ので、その物件の物件ＩＤと、応募者の会員ＩＤとを対
応づけて記憶しておく。そして、その物件の応募締切期
限が到来すると、それまでに応募された全ての応募者に
関する会員情報を会員データベース部３２から読み出
し、応募者ごとに、申込書で指定された募集条件（作業
員の取得資格や工事経験など）をどの程度満たしている
かを示す指標を作成し、その指標と共に、全ての応募者
の情報（連絡先等）を一覧にして電子メールで依頼者に
通知する。なお、応募者に対しては、その旨（依頼者に
応募結果を通知した旨）や応募状況（同一物件に対する
応募数の合計等）を電子メールで通知する。

【００４５】図９は、応募締切期限後に、依頼者に通知
される応募結果に関する電子メールの例である。ここで
は、応募者ごとに、「会員ＩＤ」、連絡先（「電話番
号」や「メールアドレス」）、各募集条件に対する満足
度合を示す指標９５が示されている。

【００４６】この指標９５は、申込書で指定した「要求
資格・経験」ごとに、対応する「応募者の登録内容（資
格・経験）」と、それら「要求資格・経験」と「応募者
の登録内容」との比較結果である「判定」とから構成さ
れる。

【００４７】「判定」は、「応募者の登録内容」が「要
求資格・経験」と一致又は包括している場合に「○」
（具備）とし、一部だけ満たしている場合に「△」（一
部具備）とし、全く満たしていない場合に「×」（不具
備）として表示される。これは、各資格・経験は、予め
対応づけられた記号及び数値を用いた内部表現で記憶さ
れているので、その比較が可能となっている。

【００４８】依頼者は、このような応募結果を参考にし
ながら、そこに示された電話番号等に連絡する等して、
直接、応募者とコンタクトすることができる。そして、
最終的に、いずれかの応募者と雇用契約又は委託契約を
結ぶことで、求人又は工事の委託に関する当初の目的を
達成することができる。

【００４９】図１０は、図４に示された「会員メニュ
ー」画面５０における「会員ランク付け」ボタン５３が
押されたときに表示される画面（「会員ランク付け」画
面１００）の表示例である。

【００５０】会員は、この「会員ランク付け」画面１０
０の「閲覧したい会員ＩＤ」を入力した後に「閲覧」ボ
タン１０１を押すことで、図１１（ａ）に示される「会
員ランク付け（閲覧）」画面１０５に遷移し、その会員
の評価や能力に関する情報（「ランク付け」）を閲覧す
ることができる。一方、「会員ランク付け」画面１００
の「投票したい物件ＩＤ」を入力した後に「投票」ボタ
ン１０２を押すことで、図１１（ｂ）に示される「会員
ランク付け（投票）」画面１０８に遷移し、その物件の
求人又は工事の委託で採用した会員に対する評価（ここ
では、要求資格・経験ごとの３段評価（「満足」、「普
通」、「不満足」のいずれか））を送信（「投票」）す
ることができる。

【００５１】会員のランク付けは、図１１（ａ）の「会
員ランク付け（閲覧）」画面１０５に示されるように、
「作業種別」ごとの「得点」と「ランク」によって示さ
れる。なお、「得点」は、図１１（ｂ）の「会員ランク
付け（投票）」画面１０８における「評価」によって得
られた点数（例えば、「満足」が１点、「普通」が０
点、「不満足」が−１点）の積算値に対応し、「ラン
ク」は、その「得点」に対応して予め範囲が設定された
階級（例えば、１０点以上が「Ａ」、０〜９点が
「Ｂ」、−１〜−９点が「Ｃ」、−９点以下が「Ｄ」
等）である。

【００５２】つまり、図１１（ｂ）の「会員ランク付け
（投票）」画面１０８において入力された評価値（１
点、０点、−１点のいずれか）は、ランク付け部３１ｄ
に送信され、会員データベース部３２に記録されている
得点に加算され、更新され、図１１（ａ）に示される
「会員ランク付け（閲覧）」画面１０５として閲覧に供
される。

【００５３】図１２は、図４に示された「会員メニュ
ー」画面５０における「便利手帳」ボタン５４が押され
たときに表示される画面（「便利手帳メニュー」画面１
１０）の表示例である。会員は、この「便利手帳メニュ
ー」画面１１０において、いずれかの項目を選択するこ
とで、端末装置２０ａ等をビジネス手帳として使用する
ことができる。

【００５４】例えば、「電気店一覧」を押すことで、図
１３（ａ）に示されるような「電気店一覧（検索条件入
力）」画面１１５に遷移し、捜したい地域（都道府県、
市町村等）を入力した後、「検索」ボタン１１６を押
す。すると、図１３（ｂ）に示されるような「電気店一
覧（検索結果）」画面１１８を得ることができる。これ
によって、会員は、工事現場に居ながら、必要な電気部
品や材料を現金で即座に買うことができる近くの電気店
を知ることができる。

【００５５】次に、以上のような表示画面を介した本電
気工事支援システム１０全体の動作を説明する。

【００５６】図１４は、本電気工事支援システム１０に
おける主な通信のやりとりを示すシーケンス図である。
ここでは、求人等を希望する依頼者の端末装置２０ａ
と、サーバ装置３０と、その求人等に応募する応募者１
及び２の端末装置２０ｂ及び２０ｃとの間での通信が示
されている。なお、依頼者及び応募者１及び２は、既に
会員登録を済ませているものとする。

【００５７】依頼者は、端末装置２０ａを用いてサーバ
装置３０にアクセスし、図６に示された「求人・工事の
委託（申込書）」画面７０において必要事項を記入する
ことで、求人又は工事の委託を申し込む（Ｓ１）。それ
に対して、サーバ装置３０の求人登録部３１ｂは、その
内容を確認した後に、物件ＩＤを発行し、その物件ＩＤ
を受付確認として依頼者に電子メールで通知すると共に
（Ｓ２）、その物件ＩＤと申込書の内容とを物件情報と
して工事物件データベース部３３に登録することで、全
ての会員に対して公開する（Ｓ３、Ｓ４）。

【００５８】公開された物件情報を図７に示された「求
職・工事の請負」画面８０や図８に示された「該当物件
の一覧」画面９０等で閲覧していた会員（応募者１及び
２）は、その求人又は工事の委託に対して応募するため
に、「該当物件の一覧」画面９０の「応募する」ボタン
９１を押す（Ｓ５、Ｓ６）。

【００５９】このようにして、依頼者からの求人・工事
の委託に対する応募が行われ、応募締切期限が到来した
場合には、サーバ装置３０の求職支援部３１ｃは、それ
までに応募された全ての応募者に関する情報を会員デー
タベース部３２から読み出し、応募者ごとに作成した指
標と共に一覧にし、電子メールで依頼者に通知する（Ｓ
７）。同時に、応募者に対しては、依頼者に応募結果を
通知したことや、同一物件に対する応募総数等の応募状
況を電子メールで通知する（Ｓ８、Ｓ９）。

【００６０】応募結果の通知を受けた依頼者は、その通
知に記載された連絡先に連絡する等して、サーバ装置３
０を介さずに、直接応募者とコンタクトすることで、雇
用契約や委託契約等を結ぶ（Ｓ１０、Ｓ１１）。

【００６１】その後、それらの契約に基づくが実施さ
れ、完了した後に、その工事で採用した応募者に対する
評価をサーバ装置３０に報告したいと思った依頼者は、
サーバ装置３０にアクセスし、図１０に示された「会員
ランク付け」画面１００を経て図１１（ｂ）に示された
「会員ランク付け（投票）」画面１０８による「投票」
を行うことができる（Ｓ１２）。

【００６２】その投票結果は、サーバ装置３０のランク
付け部３１ｄによって、会員データベース部３２に蓄積
加算される。そして、更新後の会員ランク付け情報は、
図１１（ａ）に示された「会員ランク付け（閲覧）」画
面１０５を介して、全ての会員に公開される（Ｓ１３、
Ｓ１４）。これによって、各会員に対する評価が客観化
され、全ての会員による利用に供される。

【００６３】次に、本電気工事支援システム１０におけ
る特徴的な動作について説明する。図１５は、サーバ装
置３０の求職支援部３１ｃによる応募の集計処理におけ
る手順を示すフローチャートである。

【００６４】求職支援部３１ｃは、公開している物件に
対する応募を会員から取得した場合には、その物件の物
件ＩＤと応募者の会員ＩＤとを対応づけて記憶しておく
（Ｓ２０）。そして、内部に有するカレンダータイマ等
を参照することで、応募締切期限が到来した物件がある
か否かの監視を繰り返す（Ｓ２１）。

【００６５】応募締切期限が到来した物件を検出した場
合には（Ｓ２１でＹｅｓ）、求職支援部３１ｃは、その
物件の物件情報を工事物件データベース部３３から読み
出すと共に（Ｓ２２）、記憶していた応募情報を参照す
ることで、その物件に応募してきた全ての応募者（会員
ＩＤ）を特定する（Ｓ２３）。

【００６６】そして、それら全ての応募者について（Ｓ
２４）、順次、会員情報を会員データベース部３２から
読み出し（Ｓ２５）、募集条件と登録資格等とを比較す
ることによって、募集条件に対する満足度を示す指標を
作成する（Ｓ２６）、という処理を繰り返す（Ｓ２
７）。

【００６７】最後に、このようにして作成した指標と応
募者の会員情報とを一覧にし、応募結果として、依頼者
に電子メールで通知する（Ｓ２８）。

【００６８】これによって、依頼者は、依頼した物件に
対する応募者だけでなく、要求した応募条件に対する具
備の度合についても応募者ごとに知ることができ、最終
的に採用又は依頼する会員を決定する際の参考資料とす
ることできる。

【００６９】図１６は、サーバ装置３０のランク付け部
３１ｄによる会員のランク付け処理における手順を示す
フローチャートである。

【００７０】ランク付け部３１ｄは、図１０に示された
「会員ランク付け」画面１００の「投票したい物件Ｉ
Ｄ」を介して、依頼者（会員）から物件ＩＤを取得する
と（Ｓ３０）、その物件情報を工事物件データベース部
３３から読み出し、そこに記載されている要求資格・経
験を列挙等することで、図１１（ｂ）に示されるような
「会員ランク付け（投票）」画面１０８を作成し表示す
る（Ｓ３１）。

【００７１】そして、その「会員ランク付け（投票）」
画面１０８を介して、評価対象となる会員の会員ＩＤと
資格ごとの評価値を取得すると（Ｓ３２）、その会員の
会員情報を会員データベース部３２から読み出し（Ｓ３
３）、その会員情報に含まれる評価値に対して、いま取
得した評価値を加算し（Ｓ３４）、その結果を会員デー
タベース部３２に書き戻す（Ｓ３５）。

【００７２】これによって、会員データベース部３２に
登録された評価値は、更新され、更新後の評価値が、図
１１（ａ）に示された「会員ランク付け（閲覧）」画面
１０５を介して公開される。

【００７３】以上のように、本電気工事支援システム１
０によって、求人や工事の委託を希望する依頼者は、要
求資格や工種ごとの経験年数等の具体的な条件を付けて
人材や請負業者を広く募集することができる。そして、
応募締切期限が到来すると、その募集結果は、要求した
資格や経験を満たしているか否かを示す指標とともに依
頼者に通知される。したがって、依頼者は、希望する期
限内に、希望する人材又は請負業者を的確に見つけ出す
ことができる。

【００７４】また、実際に応募者を採用し、作業をさせ
てみた結果、その応募者が自己申告している経験年数等
に対して、疑問をいだいたり、逆に、その経験年数以上
の技能を持っていると感じた場合には、その印象は、会
員に対する「評価」の投票という形で反映され、他の会
員の閲覧に付される。これによって、各会員の技能や能
力についての情報が客観化され、その利用価値が高めら
れるともに、適正な雇用契約や請負契約の確保に役立て
られる。

【００７５】さらに、本電気工事支援システム１０で
は、現金で各種電気用品を購入できる電気店の一覧等の
電気工事に役立つ各種情報を、手持ちの端末装置２０ａ
等で即座に参照したり、検索したりすることができる。
これによって、工事中にケーブル等の電気部品が不足し
たり、予想外な部品が必要となったために無駄に工事が
中断してしまうという不具合の発生が回避され得る。

【００７６】以上、本発明に係る工事支援システムにつ
いて、実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、こ
の実施の形態に限られないのは言うまでもない。

【００７７】例えば、本実施の形態では、電気工事に関
する工事の支援が行われたが、本発明は、工事の種類と
して、電気工事に限定されるものではなく、建築工事や
土木工事等の他の工事にも適用できる。さらに、それら
複数の種類の工事それぞれのサイトを設けて統合するこ
とで、あらゆる種類の工事について、人材確保と仕事確
保の両面で支援する統合支援システムを構築することも
できる。

【００７８】また、本実施の形態では、「求職・工事の
請負」画面８０において、登録されている物件の一覧
は、地域や時期等で区分して表示されたが、工事の内
容、資格、工種、価格等で区分し、それらの区分ごとの
募集件数あるいは募集人数が表示される形態であっても
よい。

【００７９】また、本実施の形態における各種画面表示
には、ボタンやスクロールバー等の画像が含まれていた
が、携帯電話機等の小さな画面に対応した文字ベースの
表示としてもよい。

【００８０】

【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係る工事支援装置は、通信網を介した情報通信によっ
て工事を支援する装置であって、工事の作業員に関する
求人を希望する依頼者から、募集したい作業員の条件を
指定した申込みを前記通信網を介して取得する申込書取
得手段と、取得された前記申込みを前記通信網を介して
公開する公開手段と、公開された前記申込みに対する応
募を前記通信網を介して取得する応募取得手段と、取得
された応募を前記通信網を介して前記依頼者に通知する
応募通知手段とを備え、前記条件には、採用条件として
要求する資格又は工事の種別ごとの経験年数が含まれる
ことを特徴とする。これによって、特定の資格や工事の
経験年数を募集条件として広く通信網を介して人材を募
集することができるので、専門性・技術性の必要とされ
る工事の作業員を短期間で確保することが可能となる。

【００８１】ここで、前記応募通知手段は、取得された
前記応募が前記条件をどの程度具備しているかを示す指
標を生成し、当該応募と共に前記依頼者に通知してもよ
い。これによって、依頼者は、各応募者が募集条件（資
格・経験年数等）をどの程度具備しているかを即座に知
ることができるので、欲しい人材を的確に捜し出すこと
が可能となる。

【００８２】また、前記条件には、複数の資格又は複数
の工事の種別ごとの経験年数が含まれ、前記応募通知手
段は、前記資格又は前記工事の種別ごとに、予め応募者
から取得していた資格又は経験年数と前記条件に含まれ
る資格又は経験年数とを比較し、その結果を指標として
生成してもよい。これによって、資格又は工種ごとに、
各応募者が有する資格・経験と、募集時に要求した資格
・経験との比較結果が得られるので、採用する作業員の
人選がより緻密かつ容易となる。

【００８３】また、前記申込みは、１つの工事を単位と
し、作業日と募集人数とを組とする複数組の指定が含ま
れ、前記公開手段は、募集されている作業日ごとの募集
人数を集計し公開してもよい。これによって、半永久的
な雇用ではなく、工事を単位とした作業員の募集が可能
となるので、一時的かつ短期間に人材を確保することが
可能となる。

【００８４】また、前記公開手段は、前記作業日を選択
する旨の指示を前記通信網を介して応募者から取得する
と、当該作業日を募集の対象としている全ての申込みを
特定し、その応募者に前記通信網を介して返信してもよ
い。これによって、求人情報に閲覧において、希望する
日程ごとに募集物件を捜し出すことが可能となる。

【００８５】また、前記申込みには、前記工事の場所が
含まれ、前記公開手段は、工事の場所ごとに、前記申込
みの件数を集計し公開してもよい。そして、前記公開手
段は、前記工事の場所を選択する旨の指示を前記通信網
を介して応募者から取得すると、当該作業の場所を募集
の対象としている全ての申込みを特定し、その応募者に
前記通信網を介して返信してもよい。これによって、求
人情報の閲覧において、希望する作業場所ごとに募集物
件を捜し出すことが可能となる。

【００８６】また、前記申込みは、１つの工事を単位と
し、作業日と募集人数とを組とする複数組の指定、工事
の内容及び工事の場所が含まれ、前記公開手段は、応募
者から前記通信網を介して、作業日、工事の内容及び工
事の場所についての検索条件を取得し、取得した検索条
件に基づいて該当する全ての申込みを特定し、その応募
者に前記通信網を介して返信してもよい。これによっ
て、求人情報の閲覧において、希望する日程、場所及び
作業内容に応じた募集物件を容易に捜し出すことが可能
となる。

【００８７】また、前記工事支援装置は、さらに、前記
依頼者から、応募者を採用した結果についての評価を前
記通信網を介して取得する評価取得手段と、取得された
評価を応募者ごとに蓄積して加算し、その加算結果を前
記通信網を介して公開する評価加算手段とを備えてもよ
い。そして、前記評価加算手段は、予め設定された対応
付けに従って、前記加算結果に対応するランクを特定
し、そのランクを前記加算結果として公開してもよい。
これによって、応募者の実際の能力や技能についての評
価が蓄積され客観化されるので、採用時における参考資
料として利用することで、より適正な雇用契約が確保さ
れ得る。

【００８８】また、前記工事支援装置は、さらに、工事
に必要となる材料を販売している販売店の一覧を住所と
共に予め記憶している販売店データベース手段と、前記
通信網を介して検索条件としての利用者から住所を取得
する検索条件取得手段と、取得された住所に該当する販
売店を前記販売店データベース手段において検索し、そ
の検索結果を前記通信網を介して前記利用者に返信する
検索結果返信手段とを備えてもよい。これによって、工
事中において予定していなかった電気用品が急遽必要に
なったような場合であっても、携帯情報端末等で工事支
援装置にアクセスすることで、現場に居ながら、その入
手先を即座に知ることができる。

【００８９】また、前記申込みには、工事の委託に関す
る申込みが含まれ、当該工事の作業に際して要求される
資格又は工事の種別ごとの経験年数が含まれてもよい。
これによって、求人だけでなく、工事の委託・請負につ
いても、請負業者の確保と情報の提供という両面から、
同様の支援が行われる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施の形態における電気工事支援シス
テムの全体構成を示す図である。

【図２】同システムにおけるサーバ装置の機能ブロック
図である。

【図３】「ログオン」画面の表示例である。

【図４】「会員メニュー」画面の表示例である。

【図５】「会員登録」画面の表示例である。

【図６】「求人・工事の委託（申込書）」画面の表示例
である。

【図７】「求職・工事の請負」画面の表示例である。

【図８】「該当物件の一覧」画面の表示例である。

【図９】依頼者に通知される応募結果に関する電子メー
ルの例である。

【図１０】「会員ランク付け」画面の表示例である。

【図１１】（ａ）は、「会員ランク付け（閲覧）」画面
の表示例であり、（ｂ）は、「会員ランク付け（投
票）」画面の表示例である。

【図１２】「便利手帳メニュー」画面の表示例である。

【図１３】（ａ）は、「電気店一覧（検索条件入力）」
画面の表示例であり、（ｂ）は、「電気店一覧（検索結
果）」画面の表示例である。

【図１４】同システムにおける主な通信のやりとりを示
すシーケンス図である。

【図１５】サーバ装置の求職支援部による応募の集計処
理における手順を示すフローチャートである。

【図１６】サーバ装置のランク付け部による会員のラン
ク付け処理における手順を示すフローチャートである。

【符号の説明】

１０電気工事支援システム１１通信ネットワーク２０ａ〜ｄ端末装置３０サーバ装置３１電気工事支援サイト３１ａ会員管理部３１ｂ求人登録部３１ｃ求職支援部３１ｄランク付け部３１ｅ便利手帳部３２会員データベース部３３工事物件データベース部３４手帳データベース部

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】通信網を介した情報通信によって工事を
支援する装置であって、工事の作業員に関する求人を希望する依頼者から、募集
したい作業員の条件を指定した申込みを前記通信網を介
して取得する申込書取得手段と、取得された前記申込みを前記通信網を介して公開する公
開手段と、公開された前記申込みに対する応募を前記通信網を介し
て取得する応募取得手段と、取得された応募を前記通信網を介して前記依頼者に通知
する応募通知手段とを備え、前記条件には、採用条件として要求する資格又は工事の
種別ごとの経験年数が含まれることを特徴とする工事支
援装置。
【請求項２】前記応募通知手段は、取得された前記応
募が前記条件をどの程度具備しているかを示す指標を生
成し、当該応募と共に前記依頼者に通知することを特徴
とする請求項１記載の工事支援装置。
【請求項３】前記条件には、複数の資格又は複数の工
事の種別ごとの経験年数が含まれ、前記応募通知手段は、前記資格又は前記工事の種別ごと
に、予め応募者から取得していた資格又は経験年数と前
記条件に含まれる資格又は経験年数とを比較し、その結
果を指標として生成することを特徴とする請求項２記載
の工事支援装置。
【請求項４】前記申込みは、１つの工事を単位とし、
作業日と募集人数とを組とする複数組の指定が含まれ、前記公開手段は、募集されている作業日ごとの募集人数
を集計し公開することを特徴とする請求項１記載の工事
支援装置。
【請求項５】前記公開手段は、前記作業日を選択する
旨の指示を前記通信網を介して応募者から取得すると、
当該作業日を募集の対象としている全ての申込みを特定
し、その応募者に前記通信網を介して返信することを特
徴とする請求項４記載の工事支援装置。
【請求項６】前記申込みには、前記工事の場所が含ま
れ、前記公開手段は、工事の場所ごとに、前記申込みの件数
を集計し公開することを特徴とする請求項１記載の工事
支援装置。
【請求項７】前記公開手段は、前記工事の場所を選択
する旨の指示を前記通信網を介して応募者から取得する
と、当該作業の場所を募集の対象としている全ての申込
みを特定し、その応募者に前記通信網を介して返信する
ことを特徴とする請求項６記載の工事支援装置。
【請求項８】前記申込みは、１つの工事を単位とし、
作業日と募集人数とを組とする複数組の指定、工事の内
容及び工事の場所が含まれ、前記公開手段は、応募者から前記通信網を介して、作業
日、工事の内容及び工事の場所についての検索条件を取
得し、取得した検索条件に基づいて該当する全ての申込
みを特定し、その応募者に前記通信網を介して返信する
ことを特徴とする請求項１記載の工事支援装置。
【請求項９】前記工事支援装置は、さらに、前記依頼者から、応募者を採用した結果についての評価
を前記通信網を介して取得する評価取得手段と、取得された評価を応募者ごとに蓄積して加算し、その加
算結果を前記通信網を介して公開する評価加算手段とを
備えることを特徴とする請求項１記載の工事支援装置。
【請求項１０】前記評価加算手段は、予め設定された
対応付けに従って、前記加算結果に対応するランクを特
定し、そのランクを前記加算結果として公開することを
特徴とする請求項９記載の工事支援装置。
【請求項１１】前記工事支援装置は、さらに、工事に必要となる材料を販売している販売店の一覧を住
所と共に予め記憶している販売店データベース手段と、前記通信網を介して検索条件としての利用者から住所を
取得する検索条件取得手段と、取得された住所に該当する販売店を前記販売店データベ
ース手段において検索し、その検索結果を前記通信網を
介して前記利用者に返信する検索結果返信手段とを備え
ることを特徴とする請求項１記載の工事支援装置。
【請求項１２】前記申込みには、工事の委託に関する
申込みが含まれ、当該工事の作業に際して要求される資
格又は工事の種別ごとの経験年数が含まれることを特徴
とする請求項１記載の工事支援装置。
【請求項１３】請求項１〜１２のいずれか１項に記載
の工事支援装置が備える手段をコンピュータに機能させ
るためのプログラム。