JP2003097862A - 吸収式冷凍装置 - Google Patents

吸収式冷凍装置

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JP2003097862A
JP2003097862A JP2001291460A JP2001291460A JP2003097862A JP 2003097862 A JP2003097862 A JP 2003097862A JP 2001291460 A JP2001291460 A JP 2001291460A JP 2001291460 A JP2001291460 A JP 2001291460A JP 2003097862 A JP2003097862 A JP 2003097862A
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Japan
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regenerator
refrigerant
absorber
temperature
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JP2001291460A
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Hajime Yatsuhashi
元 八橋
Shiro Yakushiji
史朗 薬師寺
Tatsuki Takase
達己 高瀬
Kenji Yasuda
賢二 安田
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
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    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B30/00Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
    • Y02B30/62Absorption based systems

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  • Sorption Type Refrigeration Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 少なくとも1個以上の凝縮器C、蒸発器E、
吸収器Aとn個の再生器G3〜G1を有する吸収式冷凍装
置において、最も高温側の高温再生器G3の安全性を確
保する。 【解決手段】 吸収器Aと、外部熱源Jによって加熱さ
れる再生器G3との間を非常用給液配管51で連結する
とともに、外部熱源Jによって加熱される再生器G3
に異常状態が発生した時には上記吸収器Aから上記非常
用給液配管51を介して該再生器G3に希溶液Laを供
給するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、吸収式冷凍装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】吸収式冷凍装置は、基本的構成要素とし
て、凝縮器、蒸発器、吸収器及び再生器をそなえてお
り、吸収器で生成した希溶液を再生器において加熱濃縮
するようになっている。ところで、近時の吸収式冷凍装
置は、高効率化のため、再生器を複数設けて1つの外部
熱源の熱を繰り返し再利用するものの開発が進んでい
る。そして、再生器を複数化することにより、最も高温
側の再生器における温度及び圧力も相当に高くなってき
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本願発明は、上記のよ
うな状況に鑑みてなされたもので、吸収式冷凍装置にお
ける再生器での高温度化及び高圧力化等に対応してその
安全性を確保しようとしてなされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】本
願発明は吸収式冷凍装置に関するものであり、その基本
構成要素として図1ないし図4に例示するように、少な
くとも1個以上の凝縮器C、蒸発器E、吸収器Aとn個
(n≧2)の再生器Gn〜G1をそなえ、液冷媒Reを
上記蒸発器Eで気化させ、その気化冷媒Raを上記吸収
器Aにおいて溶液中に吸収させて希溶液Laを生成さ
せ、最も高温側の再生器Gnにおいて外部熱源Jにより
溶液を加熱濃縮して冷媒蒸気Rnと濃溶液Lnを生成さ
せ、さらに高温側再生器Gn〜G 2で生成される冷媒蒸
気Rn〜R2の熱を用いて低温側再生器Gn-1〜G1の溶
液を加熱濃縮して冷媒蒸気Rn-1〜R1と濃溶液Ln-1
〜L1を生成させ、加熱後の冷媒蒸気Rn〜R2は液化し
て冷媒ドレンRdになることを最も低温側の再生器G1
まで繰返す一方、最も低温側の再生器G1で生成した冷
媒蒸気R1を上記凝縮器Cで凝縮させて得られる液冷媒
Rcと上記冷媒ドレンRdとを合わせて上記蒸発器Eに
供給する液冷媒Reとなし、濃溶液Ln〜L1は上記吸
収器Aに還流させて該濃溶液Ln〜L1により上記蒸発
器Eからの気化冷媒Raを吸収させるようにした冷媒及
び溶液の循環サイクルを有している。
【0005】n個の再生器Gn(G3)〜G1のうち、最
も高温側にある再生器Gn(G3)は外部熱源(たとえ
ばガス燃焼器)Jによって溶液を加熱濃縮し、濃溶液L
n(L3)を生成する。又、最も高温側にある再生器G
n(G3)以外の次段以下の再生器Gn-1(G2)〜G1
では、一般的には、前段(高温側)にある再生器Gn
(G3)〜G2で生成される冷媒蒸気Rn(R3)〜R2
熱源として溶液を加熱濃縮し、濃溶液Ln-1(L2)〜
1を生成する。
【0006】吸収器Aと外部熱源Jを有する再生器Gn
(G3)との間は、通常の溶液循環サイクルを構成する
希溶液配管11(12A,13A)のほか、外部熱源J
を有する再生器Gn(G3)において異常状態(たとえ
ば、異常高温、異常高圧、異常液面低下等)が発生した
場合に、同再生器Gn(G3)に吸収器Aから緊急冷却
用の希溶液Laを供給するための非常用給液配管51に
よって接続されている。
【0007】非常用給液配管51の途中には、制御弁6
1が設けられており、外部熱源Jを有する再生器Gn
(G3)内に前述の異常状態が発生した場合には、同異
常状態を検知する異常状態検知手段62によって制御弁
61が開かれ、吸収器Aから低温の希溶液Laが上記外
部熱源Jを有する再生器Gn(G3)内に供給される。
この場合、外部熱源Jによる加熱を停止してもよい。
【0008】異常状態検知手段62としては、外部熱源
Jを有する再生器Gn(G3)内の状況(圧力、温度、
濃度、溶液液面等)を直接的に検知する各種センサー、
たとえば、再生器内温度計、圧力計、液面計(フロート
スイッチ)等のほか、同再生器Gn(G3)内の状況を
間接的に検知する各種センサー、たとえば該再生器Gn
(G3)からの溶液配管23の温度を検知するセンサ
ー、同じく冷媒蒸気配管33や冷媒蒸気が再生器Gn-1
(G2)を加熱後に液冷媒になった配管34の温度を検
知するセンサー、等がある。
【0009】制御弁61としてはON−OFF開閉する
開閉弁であっても、再生器Gn(G 3)内の状況に応じ
て希溶液Laの供給量を調節する流量調整弁であっても
よい。又、制御弁61によって非常用給液配管51を通
る希溶液Laを制御する態様としては、再生器Gnの内
部圧力または温度に基づいて、該圧力または温度がある
値を超えないように開閉弁または流量調整弁にて非常用
給液配管51を通る希溶液Laの流量を制御する方法、
再生器Gnの内部圧力または温度に基づいて、該圧力ま
たは温度がある値を超えると開閉弁または流量調整弁が
作動して再生器Gnに希溶液Laを送り、該圧力または
温度がある値を下回ると開閉弁又は流量調整弁の作動を
停止させる方法、等がある。
【0010】なお、非常用給液配管51は吸収器Aから
再生器側へ希溶液Laを給送する溶液ポンプLPの吐出
側直後において通常の溶媒循環サイクルを構成する希溶
液配管11と並列に接続されるのが好適である。
【0011】
【実施例】図1を参照して、本願発明の好適な実施例を
いわゆるシリーズフローと呼ばれるサイクルにもとずい
て説明する。
【0012】図1の実施例にかかる吸収式冷凍装置は、
水を冷媒とし、臭化リチウムを吸収溶液とする吸収式冷
凍装置で、各1個の凝縮器Cと吸収器Aと蒸発器Eと3
個の再生器G3,G2,G1をいくつかの配管で接続して
冷媒Rと吸収溶液Lの循環サイクルを構成している。
【0013】先ず、図1に示す実施例の吸収式冷凍装置
の各機器の基本的な機能を説明すると、蒸発器Eは、容
器Etの中に、被冷却液(水)Weを通す熱交換部Ec
と該熱交換部Ec上に冷媒(水)Reを散布する冷媒散
布器Esとを有し、配管Ueから流入して蒸発器E内の
熱交換部Ecを通過する被冷却液(水)Weを冷却す
る。なお、蒸発器E内の冷媒Reは、冷媒ポンプRPに
より、冷媒散布器Esに汲み上げられる。
【0014】吸収器Aは、蒸発器Eと連通して該蒸発器
Eから流入する低温(温度Ta)の気化冷媒(水蒸気)
Raを溶液中に吸収する作用をするもので、容器At内
に、溶液(濃溶液)Lgを散布する溶液散布器Asと同
吸収器A内で発生する吸収熱を除去するための熱交換部
(冷却部)Acをそなえている。
【0015】熱交換部Acには配管Uaから冷却水Wa
が供給されて、吸収器A内で発生する吸収熱を除去す
る。なお、この冷却水Waはさらに後述する凝縮器Cに
送給されて凝縮器用冷却水としても利用される。
【0016】この実施例の吸収式冷凍装置で使用されて
いる3個の再生器G3,G2,G1はそれぞれ、冷媒を含
む溶液を加熱濃縮してそれぞれ高濃度の濃溶液(濃度ξ
3,ξ2,ξ1)とするためのもので、同溶液は吸収器A
から、希溶液配管11を通って溶液ポンプLPにより、
先ず最も高温側の再生器(高温再生器)G3に導入され
る。
【0017】高温再生器G3は、容器G3t内に外部熱源
J(この実施例ではガス燃焼器)を有し、吸収器Aで生
成される溶液(濃度ξa≒58%の希溶液)Laを容器
3t内に導入して加熱濃縮する(濃度ξ3≒60%の濃
溶液L3を生成する一方、温度T3≒160℃の冷媒蒸気
3を生成する)。最も高温側の高温再生器G3で生成さ
れた濃度ξ3の濃溶液L3は高温溶液配管23を通って次
段の中温再生器G2に導入される。
【0018】中温再生器G2は、容器G2t内に溶液加熱
部K2(高温再生器G3で生成された温度T3の冷媒蒸気
3を高温蒸気配管33を介して導入し、熱源とする)
を有し、同溶液加熱部K2によって、高温再生器G3から
導入される溶液を加熱濃縮する(濃度ξ2≒62%の濃
溶液L2を生成する一方、温度T2≒95℃の冷媒蒸気R
2を生成する)。中温再生器G2で生成された濃度ξ2
濃溶液L2は、中温溶液配管22を通ってさらに次段の
低温再生器G1に導入される。
【0019】低温再生器G1は、容器G1t内に溶液加熱
部K1(中温再生器G2で生成された温度T2の冷媒蒸気
2を中温蒸気配管32を介して導入し、熱源とする)
を有し、同溶液加熱部K1によって中温再生器G2から導
入される溶液を加熱濃縮する(濃度ξ1≒64%の濃溶
液L1を生成する一方、温度T1≒40℃の冷媒蒸気R1
を生成する)。
【0020】低温再生器G1で生成された濃度ξ1の濃溶
液L1は、低温溶液配管21を通って吸収器Aへ導入さ
れ、溶液散布器Asから散布される。
【0021】吸収器A内では、溶液散布器Asから散布
される高濃度溶液中に、蒸発器Eから導入される低温
(温度Ta)の冷媒蒸気Raが吸収され、溶液は希溶液
La(濃度ξa≒58%)となって容器Atの底部に貯
留される。吸収器A内では濃溶液Lgが冷媒蒸気Raを
吸収する際に吸収熱が発生するが、この吸収熱は、熱交
換部Acに供給される冷却水Waとの熱交換によって除
去される。冷却水Waは、吸収器A通過後、さらに凝縮
器Cに送給される。
【0022】凝縮器Cは、容器Ct内に、冷媒配管31
を介して低温再生器G1から導入される冷媒蒸気R1を冷
却凝縮させて液冷媒Rcを生成させるためのもので、そ
の容器Ct内には冷媒蒸気R1を冷却して凝縮させるた
めの熱交換部Ccが設けられている。熱交換部Ccに
は、冷却水配管Ucを通して吸収器A通過後の冷却水が
供給される。
【0023】なお、中温再生器G2の溶液加熱部K2に導
入された冷媒蒸気および低温再生器G1の溶液加熱部K1
に導入された冷媒蒸気はともにドレンとなり、該ドレン
Rdは、ドレン配管40で合流したあと、凝縮器Cへ送
られる。
【0024】凝縮器C内で、生成された液冷媒Rcと冷
媒ドレンRdは合流して液冷媒配管41を経て蒸発器E
に供給される。
【0025】なお、吸収器Aから高温再生器G3に至る
希溶液配管11の途中には、3個の熱交換器H1,H2
3が設けられている。これらの熱交換器H1,H2,H3
は各再生器G1,G2,G3で生成される低温溶液L1、中
温溶液L2及び高温溶液L3から熱回収するためのもの
で、最も低温側の熱交換器(低温溶液熱交換器)H1
は低温溶液配管21を介して低温再生器G1から低温溶
液L1(温度≒90℃)が導入され、中間の熱交換器
(中温溶液熱交換器)H2には中温溶液配管22を介し
て中温再生器G2からの中温溶液(温度≒150℃)が
導入され、最も高温側の熱交換器(高温溶液熱交換器)
3には高温溶液配管23を介して高温溶液L3(温度≒
210℃)が導入される。その結果、この実施例の吸収
式冷凍装置では、希溶液Laは吸収器A内での温度(約
37℃)から約180℃まで昇温せしめられる。
【0026】吸収器Aと外部熱源(ガス燃焼器)Jを有
する再生器G3との間は、通常の溶液循環サイクルを構
成する希溶液配管11のほか、再生器G3において異常
状態(たとえば、異常高温、異常高圧、異常液面低下
等)が発生した場合に、同再生器G3に吸収器Aから緊
急冷却用の希溶液Laを供給するための非常用給液配管
51によって接続されている。
【0027】この場合、非常用給液配管51は吸収器A
から再生器G3へ希溶液Laを給送する溶液ポンプLP
の吐出側直後において通常の循環サイクルを構成する希
溶液配管11と並列に接続されるのが好適である。
【0028】非常用給液配管51の途中には、制御弁6
1が設けられており、ガス燃焼器Jを有する再生器G3
内に前述の異常状態が発生した場合には、同異常状態を
検知する異常状態検知手段62によって制御弁61が開
かれ、吸収器Aから低温の希溶液Laが上記ガス燃焼器
Jを有する再生器G3内に供給される。そして、それと
同時にガス燃焼器Jによる高温溶液L3の加熱も停止し
てもよい。
【0029】異常状態検知手段62としては、ガス燃焼
器Jを有する再生器G3内の状況(圧力、温度、溶液液
面等)を直接的に検知する各種センサー、たとえば、再
生器内温度計、圧力計、液面計(フロートスイッチ)等
のほか、前述のように、同再生器G3内の状況を間接的
に検知する各種センサー、たとえば該再生器G3からの
溶液配管23の温度を検知するセンサー、同じく冷媒蒸
気配管33の温度を検知するセンサー、等がある。
【0030】制御弁61としては、ON−OFF開閉す
る開閉弁であっても、再生器G3内の状況に応じて希溶
液Laの供給量を調節する流量調整弁であってもよい。
又、制御弁61によって非常用給液配管51を通る希溶
液Laを制御する態様としては、再生器Gnの内部圧力
または温度に基づいて、該圧力または温度がある値を超
えないように開閉弁または流量調整弁にて非常用給液配
管51を通る希溶液Laの流量を制御する方法、再生器
Gnの内部圧力または温度に基づいて、該圧力または温
度がある値を超えると開閉弁または流量調整弁が作動し
て再生器G3に希溶液Laを送り、該圧力または温度が
ある値を下回ると作動を停止させる方法、等がある。
【0031】以上は、いわゆるシリーズフローと呼ばれ
るサイクルにもとずき説明してきたが、本願発明は、図
2ないし図4に示す実施例のように、他のサイクル、た
とえば、いわゆるパラレルフローサイクル(図2)、リ
バースローサイクル(図3)、又はそれらを組合せたサ
イクル(図4)のようないかなるサイクルでも同様に適
用することができる。
【0032】以下、これらの各実施例における冷媒及び
溶液の循環サイクルを簡単に説明する。
【0033】先ず、図2に示すパラレルフローサイクル
の吸収式冷凍装置について説明すると、この実施例の吸
収式冷凍装置では、吸収器Aから溶液ポンプLPで高温
再生器G3へ圧送する希溶液Laを、途中で低温再生器
1と中温再生器G2へ分流するものである。図2におい
て、符号12Aは希溶液配管11Aから低温再生器G 1
へ希溶液Laを分流させるための希溶液分流配管、13
Aは同じく希溶液配管11Aから中温再生器G2へ希溶
液Laを分流させるための希溶液分流配管であり、符号
12Bは低温再生器G1からの溶液(濃溶液)L1の還流
配管、13Bは中温再生器G2からの溶液(濃溶液)L2
の還流配管である。これらの濃溶液L1,L2は、溶液配
管11Bにおいて高温再生器G3から還流する溶液(濃
溶液)L 3と合流して吸収器Aへ還流する。
【0034】なお、図2の実施例においては、この希溶
液Laと各濃溶液L1,L2,L3の流通経路が異なるほ
かは、図1の実施例と共通しており、その共通する部分
については、図1中の符号と同一の符号を付することに
よりその説明を援用する。
【0035】次に、図3の実施例に示す、いわゆるリバ
ースローサイクルの吸収式冷凍装置について説明する
と、この実施例の吸収式冷凍装置では、図1の実施例の
場合とは逆に、希溶液Laが先ず低温再生器G1に供給
され、そこで溶液加熱部K1(中温再生器G2で生成され
る冷媒蒸気R2を熱源とする)によって加熱濃縮されて
濃溶液L1と冷媒蒸気R1を生成する。該濃溶液L1は、
溶液ポンプ25によって、溶液配管15を通って中温再
生器G2へ送給される(その間、溶液熱交換器H1におい
て希溶液Laを加熱し、溶液熱交換器H2では中温再生
器G2からの濃溶液L 2によって加熱される)。
【0036】中温再生器G2へ送給された濃溶液は、溶
液加熱部K2(高温再生器G3で生成される冷媒蒸気R3
を熱源とする)によって加熱濃縮されて濃溶液L2と冷
媒蒸気R2を生成する。該濃溶液L2は溶液ポンプ26に
よって溶液配管16を通って高温再生器G3へ送られる
(その間、溶液熱交換部H2において中温再生器G2へ送
給される溶液を加熱する一方、溶液熱交換部H3におい
て高温再生器G3からの溶液と熱交換して加熱され
る)。
【0037】高温再生器G3へ送給された濃溶液は、外
部熱源(たとえば、ガス燃焼器等)Jによって加熱され
て、濃溶液L3と冷媒蒸気R3を生成する。
【0038】次に、図4に示すパラレル・リバース組合
せサイクルの実施例について説明すると、この実施例の
吸収式冷凍装置は、低温再生器G1と高温再生器G3に対
しては吸収器Aからの溶液(希溶液)Laをパラレルフ
ロー方式で供給し、中温再生器G2に対しては低温再生
器G1からリバースフロー方式で溶液を供給するもので
ある。
【0039】図4において、符号18は吸収器Aから高
温再生器G3への希溶液配管、19は希溶液配管18か
ら低温再生器G1への希溶液分流管、20は低温再生器
1から中温再生器G2への溶液配管、25は溶液配管2
0中に設けられた溶液ポンプ、26は中温再生器G2
ら吸収器Aへの溶液配管、27は高温再生器G3から吸
収器Aへの溶液配管で、溶液配管26と同27は、途中
で合流して吸収器Aの溶液散布器Asへ送給される。
【0040】なお、図3及び図4の実施例においても、
希溶液Laと各濃溶液L1,L2,L 3の流通経路が異な
るほかは、図1の実施例の吸収式冷凍装置と同じである
ので、図1の実施例と共通する部分については、図1中
の符号と同じ符号を付することによりその説明を援用す
る。
【0041】
【発明の効果】本願発明の吸収式冷凍装置は、上記のよ
うに、少なくとも1個以上の凝縮器C、蒸発器E、吸収
器Aとn個(n≧2)の再生器Gn〜G1をそなえ、液
冷媒Reを上記蒸発器Eで気化させ、その気化冷媒Ra
を上記吸収器Aにおいて溶液中に吸収させて希溶液La
を生成させ、最も高温側の再生器Gnにおいて外部熱源
Jにより溶液を加熱濃縮して冷媒蒸気Rnと濃溶液Ln
を生成させ、さらに高温側再生器Gn〜G2で生成され
る冷媒蒸気Rn〜R2の熱を用いて低温側再生器Gn-1
〜G1の溶液を加熱濃縮して冷媒蒸気Rn-1〜R1と濃溶
液Ln-1〜L1を生成させ、加熱後の冷媒蒸気Rn〜R2
は液化して冷媒ドレンRdになることを最も低温側の再
生器G1まで繰返す一方、最も低温側の再生器G1で生成
した冷媒蒸気R1を上記凝縮器Cで凝縮させて得られる
液冷媒Rcと上記冷媒ドレンRdとを合わせて上記蒸発
器Eに供給する液冷媒Reとなし、濃溶液Ln〜L1
上記吸収器Aに還流させて該濃溶液Ln〜L1により上
記蒸発器Eからの気化冷媒Raを吸収させるようにした
冷媒及び溶液の循環サイクルを有する吸収式冷凍装置に
おいて、上記吸収器Aと、上記外部熱源Jによって加熱
される再生器Gnとの間を非常用給液配管51で連結す
るとともに、上記外部熱源Jによって加熱される再生器
Gn内に異常状態が発生した時には上記吸収器Aから上
記非常用給液配管51を介して該再生器Gnに希溶液L
aを供給するようにしたものであるから、吸収式冷凍装
置の安全性を従来以上に向上させる効果がある。この効
果は、再生器を複数有し、高温側再生器の圧力、温度が
高くなる吸収式冷凍装置において特に顕著である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施例にかかる吸収式冷凍装置にお
ける冷媒及び吸収溶液の循環サイクル説明図である。
【図2】本願発明の他の実施例にかかる吸収式冷凍装置
における冷媒及び溶液の循環サイクル説明図である。
【図3】本願発明のさらに他の実施例にかかる吸収式冷
凍装置における冷媒及び溶液の循環サイクル説明図であ
る。
【図4】本願発明のさらに他の実施例にかかる吸収式冷
凍装置における冷媒及び溶液の循環サイクル説明図であ
る。
【符号の説明】
Aは吸収器、Cは凝縮器、Eは蒸発器、G1〜G3は再生
器、H1〜H3は熱交換器、Jは外部熱源、K1,K2は溶
液加熱器、LPは溶液ポンプ、RPは冷媒ポンプ、11
は希溶液配管、21は低温溶液配管、22は中温溶液配
管、23は高温溶液配管、31は冷媒配管、32は中温
蒸気配管、33は高温蒸気配管、40はドレン配管、5
1は非常用給液配管、61は制御弁、62は異常状態検
知手段である。
フロントページの続き (72)発明者 高瀬 達己 大阪府堺市金岡町1304番地 ダイキン工業 株式会社堺製作所金岡工場内 (72)発明者 安田 賢二 大阪府堺市金岡町1304番地 ダイキン工業 株式会社堺製作所金岡工場内 Fターム(参考) 3L093 BB11 BB16 BB37 BB48 CC00 DD08 EE25 GG01 GG02 GG04 GG07 HH02 HH15 JJ02 JJ04 KK01 KK03

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1個以上の凝縮器(C)、蒸
    発器(E)、吸収器(A)とn個(n≧2)の再生器
    (Gn〜G1)をそなえ、液冷媒(Re)を上記蒸発器
    (E)で気化させ、その気化冷媒(Ra)を上記吸収器
    (A)において溶液中に吸収させて希溶液(La)を生
    成させ、最も高温側の再生器(Gn)において外部熱源
    (J)により溶液を加熱濃縮して冷媒蒸気(Rn)と濃
    溶液(Ln)を生成させ、さらに高温側再生器(Gn〜
    2)で生成される冷媒蒸気(Rn〜R2)の熱を用いて
    低温側再生器(Gn-1〜G1)の溶液を加熱濃縮して冷
    媒蒸気(Rn-1〜R1)と濃溶液(Ln-1〜L1)を生成
    させ、加熱後の冷媒蒸気(Rn〜R2)は液化して冷媒
    ドレン(Rd)になることを最も低温側の再生器
    (G1)まで繰返す一方、最も低温側の再生器(G1)で
    生成した冷媒蒸気(R1)を上記凝縮器(C)で凝縮さ
    せて得られる液冷媒(Rc)と上記冷媒ドレン(Rd)
    とを合わせて上記蒸発器(E)に供給する液冷媒(R
    e)となし、濃溶液(Ln〜L1)は上記吸収器(A)
    に還流させて該濃溶液(Ln〜L1)により上記蒸発器
    (E)からの気化冷媒(Ra)を吸収させるようにした
    冷媒及び溶液の循環サイクルを有する吸収式冷凍装置で
    あって、上記吸収器(A)と、上記外部熱源(J)によ
    って加熱される再生器(Gn)との間を非常用給液配管
    (51)で連結するとともに、上記外部熱源(J)によ
    って加熱される再生器(Gn)内に異常状態が発生した
    時には上記吸収器(A)から上記非常用給液配管(5
    1)を介して該再生器(Gn)に希溶液(La)を供給
    するようにしたことを特徴とする吸収式冷凍装置。
  2. 【請求項2】 再生器(Gn)の内部圧力または温度に
    基づいて、開閉弁または流量調整弁にて非常用給液配管
    (51)を通る希溶液(La)の流量を制御することを
    特徴とする請求項1記載の吸収式冷凍装置。
  3. 【請求項3】 外部熱源(J)によって加熱される再生
    器(Gn)の内部圧力または温度、もしくは内部圧力ま
    たは温度を間接的に示す再生器内溶液レベルや濃度など
    の物理量に基づいて、該圧力または温度がある値を超え
    ると開閉弁または流量調整弁が作動して再生器(Gn)
    に希溶液(La)を送り、該圧力または温度がある値を
    下回ると上記開閉弁又は流量制御弁の作動を停止するこ
    とを特徴とする請求項1記載の吸収式冷凍装置。
  4. 【請求項4】 外部熱源(J)によって加熱される再生
    器(Gn)に対して非常用給液配管(51)を介して供
    給される希溶液(La)は、吸収器(A)出口直後の希
    溶液(La)であることを特徴とする請求項1,2又は
    3記載の吸収式冷凍装置。
  5. 【請求項5】 n=2または3であることを特徴とする
    請求項1,2,3又は4記載の吸収式冷凍装置。
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