JP2003095582A - 伸縮ブームの伸縮制御装置 - Google Patents

伸縮ブームの伸縮制御装置

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JP2003095582A JP2001295428A JP2001295428A JP2003095582A JP 2003095582 A JP2003095582 A JP 2003095582A JP 2001295428 A JP2001295428 A JP 2001295428A JP 2001295428 A JP2001295428 A JP 2001295428A JP 2003095582 A JP2003095582 A JP 2003095582A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】多段ブームの伸縮ブーム3を一本の伸縮シリン
ダ7で伸縮させるに、伸縮ブーム状態設定手段11で目
的の伸縮ブーム状態を設定し、操作指令手段12で操作
方向を決定して操作すると、コントローラ16は、伸縮
状態検出手段10により伸縮ブーム3の状態を把握して
伸縮シリンダ7と、シリンダ・ブーム連結機構駆動装置
C1と、ブーム連結機構駆動装置D1とを制御手段1
2,13,14で制御して目的の伸縮ブームの状態にす
るのであるが、伸縮ブーム状態の設定変更すると一旦伸
縮ブーム3を基端側ブームから縮小させた後、改めて先
端側ブームから目的のブーム状態にする際に途中で操作
方向を変更する必要があるが、この時期が判らないこと
に起因して無駄に操作時間を費やすことをなくする。 【解決手段】前記コントローラ16に操作方向を変更す
る時点に達したことを判別する操作変更判別手段16c
を備え、該判別手段16cが判別した時に警報手段17
を作動させるもの。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、順次伸縮自在に嵌
挿させた多段ブームからなる伸縮ブームを一本の伸縮シ
リンダで伸縮させる伸縮ブームの伸縮制御装置に関する
ものである。 【0002】 【従来の技術】この種の伸縮ブームの伸縮制御装置を備
えた移動式クレーンを例に以下に説明する。移動式クレ
ーンAは、図2に図示するように、車両1上に旋回自在
に旋回台2を配置し、旋回台2に起伏自在に伸縮ブーム
3を配置している。旋回台2にはウインチ4を配置し、
ウインチ4から繰出されたワイヤロープ5を伸縮ブーム
3の先端部を経過させて、伸縮ブーム3の先端部よりフ
ック6を吊下させている。このような移動式クレーン
A、フック6に吊荷を吊下げて伸縮ブーム3を適宜伸
縮,起伏,ならびに旋回台2を旋回させることで吊荷を
目的位置に移動させるクレーン作業するものである。 【0003】ところで、伸縮ブーム3は、基ブーム3
a,中間ブーム3b,中間ブーム3c,先ブーム3dか
らなり、基ブーム3aに順次伸縮自在に中間ブーム3
b,中間ブーム3c,先ブーム3dを嵌挿させた多段ブ
ームで構成している。この伸縮ブーム3は、一本の伸縮
シリンダ7で伸縮させるように次の伸縮ブームの伸縮制
御装置Bを備えている。 【0004】まず伸縮ブーム3を伸縮させる伸縮シリン
ダ7は、伸縮シリンダ7のロッド端部を基ブーム3aに
取付け、伸縮シリンダ7のシリンダ側と各ブームとの係
合および係合を離脱するシリンダ・ブーム連結機構C
(図示しない)を備えている。このシリンダ・ブーム連
結機構Cは、シリンダ・ブーム連結機構駆動装置C1を
駆動させることにより、伸縮ブーム3を全縮小した際
に、各ブーム段3b,3c,3dの後端部に設けた係脱
部3b1,3c1,3d1と適宜位置を合わせる(伸縮
シリンダ7を伸縮させて位置を合わせる。)ことにより
係脱自在に構成している。すなわち、伸縮させる目的の
ブーム段に位置を合わせて、シリンダ・ブーム間連結機
構駆動装置C1を駆動させることにより、伸縮シリンダ
7のロッド寄りのシリンダ端部と目的のブーム段後端部
3b1,3c1,3d1を係合させて、目的のブーム段
を伸縮させるようにしている。 【0005】この場合、伸縮ブーム3を伸長させる時は
先端側ブーム3dより伸長させ、縮小させる時は基端側
ブーム(中間ブーム3b,3c)より縮小させる必要が
ある。すなわち、基端側ブームから伸長させると、以後
そのブーム段より先端側には伸縮シリンダ7が届かなく
なり伸縮シリンダ7との係合が不可能になることからに
よるものである。 【0006】次に各ブーム段を全伸長した場合の各ブー
ム間、ならびに各ブーム段を全伸長の半分伸長(以後中
間伸長として説明する。)した場合における各ブーム間
には適宜ブーム間連結機構D(図示しない)によりブー
ム間を連結可能にしてある。すなわち、このブーム間連
結機構Dは、各ブーム間の連結部と伸縮ブーム7のシリ
ンダ側に配置したブーム間連結機構駆動装置D1で構成
している。 【0007】伸縮ブーム3を全伸長した時には、基ブー
ム3aの先端部の連結部3a2と中間ブーム3bの基端
部の連結部3b3、中間ブーム3bの先端部の連結部3
b2と中間ブーム3cの基端部の連結部3c3、中間ブ
ーム3cの先端部の連結部3c2と先ブーム3dの基端
部の連結部3d3が各ブーム段の基端側の連結部に配置
した連結ピンをブーム間連結機構駆動装置D1で挿入す
ることで連結され、ブーム間連結機構駆動装置D1で挿
出することで連結が解除できるようになっている。 【0008】伸縮ブーム3を中間伸長した時には、基ブ
ーム3aの中間部の連結部3a4と中間ブーム3bの基
端部の連結部3b3、中間ブーム3bの中間部の連結部
3b4と中間ブーム3cの基端部間の連結部3c3、中
間ブーム3cの中間部の連結部3c4と先ブーム3dの
基端部間の連結部3d3が各ブーム段の基端側の連結部
に配置した連結ピンをブーム間連結機構駆動装置D1で
挿入することで連結され、ブーム間連結機構駆動装置D
1で挿出することで連結が解除できるようになってい
る。 【0009】このように伸縮シリンダ7とシリンダ・ブ
ーム連結機構Cおよびブーム連結機構Dにより伸縮ブー
ム3を伸縮させるために図3に図示するように、伸縮ブ
ームの伸縮制御装置Bは、伸縮ブーム3の伸縮状態を検
出する伸縮状態検出手段10と、伸縮ブーム3を目的の
伸縮ブーム状態にする際に設定する伸縮ブーム状態設定
手段11と、伸縮ブーム3を伸長させる時には操作レバ
ー12aを伸長側に傾倒させ伸縮ブーム3を縮小させる
時には操作レバー12aを縮小側に傾倒させ操作方向と
操作量の信号を出力する操作指令手段12と、伸縮ブー
ム3を伸縮駆動させる伸縮シリンダ7と各ブーム間を係
脱するシリンダ・ブーム連結機構Cと、各ブーム間を連
結ならびに連結を解除するブーム連結機構Dと、伸縮シ
リンダ7,シリンダ・ブーム連結機構駆動装置C1,ブ
ーム連結機構駆動装置D1をそれぞれ駆動制御するため
にそれぞれに対応して配置された制御手段13,14,
15と、各手段からの信号を受け各制御手段13,1
4,15に適宜制御信号を出力して伸縮ブーム3を伸縮
させ設定された目的の伸縮ブームの状態にするコントロ
ーラ16とを配置している。 【0010】伸縮状態検出手段10は、ブーム基端位置
検出器10aと、シリンダ・ブーム連結検出器10b
と、ブーム連結検出器10cと、伸縮シリンダ長さ検出
器10dで構成している。ブーム基端位置検出器10a
は、中間ブーム3bが全縮状態にあることを検出する中
間ブーム全縮検出器10a1,中間ブーム3cが全縮状
態にあることを検出する中間ブーム全縮検出器10a
2,先ブーム3d全縮状態にあることを検出する先ブー
ム全縮検出器10a3とで構成している。 【0011】シリンダ・ブーム連結検出器10bは、シ
リンダ・ブーム連結機構駆動装置C1を駆動して伸縮シ
リンダ7と目的のブーム段の係脱部3b1,3c1,3
d1を係合させたことと係合を解除したことを検出する
検出器である。ブーム連結検出器10cは、前記各ブー
ム間にブーム連結機構駆動装置D1が作動してピンが挿
入されたこととピンが挿出されたことを検出する検出器
である。伸縮シリンダ長さ検出器10dは、伸縮シリン
ダ7の伸縮長さを検出する検出器である。 【0012】コントローラ16に備えている伸縮ブーム
状態算出手段16aは、伸縮状態検出手段10の各検出
器からの信号を受け、予め記憶していた伸縮ブーム状態
と比較し現在の伸縮ブーム3の状態を算出する。 【0013】伸縮ブーム状態設定手段11は、伸縮ブー
ム3を目的の伸縮ブーム状態にする際に設定する手段で
あって、予め複数のブーム状態を記憶しておき、その中
からオペレータが選択して目的の伸縮ブーム状態を選択
して決定するようにしている。 【0014】操作指令手段12は、伸縮ブーム3を伸長
させる時には操作レバー12aを伸長側に傾倒させ伸縮
ブーム3を縮小させる時には操作レバー12aを縮小側
に傾倒させ操作方向と操作量の信号を出力する手段であ
る。 【0015】各制御手段13,14,15は、伸縮シリ
ンダ3と、各ブーム間を連結するシリンダ・ブーム連結
機構駆動装置C1と、各ブーム間を連結するブーム連結
機構装置D1をそれぞれ駆動制御するためにそれぞれに
対応して配置された手段である。 【0016】コントローラ16には伸縮制御手段16b
を備え、この伸縮制御手段16bは、伸縮ブーム状態算
出手段16aを介して伸縮状態検出手段10と、伸縮ブ
ーム状態設定手段11と、操作指令手段12からの信号
を受け、伸縮ブーム状態設定手段11で設定した目的の
伸縮ブーム状態にするために適宜制御手段13,14,
15に信号を出力して伸縮ブーム3を伸縮させる。 【0017】このように構成された伸縮ブームの伸縮制
御装置Bは、次のようにして伸縮ブーム3を伸縮制御す
るのである。 (伸縮ブームを全縮小状態から全伸長状態に変更)例え
ば、伸縮ブーム3を全縮の状態から全伸長の状態にする
場合について図4および図5に基づいて以下に説明す
る。まず、伸縮ブーム状態設定手段11で伸縮ブーム3
を全伸長の状態にする場合を選択して設定する。そして
操作レバー12aを伸長側に傾倒させる。 (1)先ブーム3dの伸長過程シリンダ・ブーム連結工程 コントローラ16の伸縮制御手段16bから制御手段1
3に信号が出力され、シリンダ・ブーム連結機構Cが先
ブーム3dの基端に配置した係脱部3d1に位置するよ
うに伸縮シリンダ7が伸長される。そしてコントローラ
16の伸縮制御手段16bから制御手段14に信号が出
力され、シリンダ・ブーム連結機構駆動装置C1が駆動
してシリンダと係脱部3d1が係合する。(図4(a)
の状態) なお、全縮状態にある各ブーム間には図示しないブーム
間連結機構により連結されているが、シリンダ・ブーム
連結機構駆動装置C1が駆動してシリンダと係脱部3d
1が係合した後、先ブーム3dと中間ブーム3cの連結
がブーム連結機構駆動装置D1で解除されるようになっ
ている。 【0018】ブーム伸長工程 コントローラ16の伸縮制御手段16bから制御手段1
3に信号が出力され、伸縮シリンダ7を伸長させ、先ブ
ーム3dを伸長させる。(図4(b)の状態)ブーム間連結工程 コントローラ16の伸縮制御手段16bから制御手段1
5に信号が出力され、ブーム連結機構駆動装置D1が駆
動され、先ブーム3dの基端側に配置してある連結部3
d3の連結ピンが中間ブーム3cの先端部に配置した連
結部3c2に挿入され、先ブーム3dと中間ブーム3c
のブーム間連結が行われる。その後コントローラ16の
伸縮制御手段16bから制御手段14に信号が出力さ
れ、シリンダ・ブーム連結機構駆動装置C1が駆動して
シリンダと係脱部3d1の係合を解除する。(図4
(c)の状態)伸縮シリンダ縮小工程 そして、コントローラ16の伸縮制御手段16bから制
御手段13に信号が出力され、シリンダ・ブーム連結機
構Cが中間ブーム3cの基端に配置した係脱部3c1に
位置するまで伸縮シリンダ7を縮小させる。 (2)中間ブーム3cの伸長過程シリンダ・ブーム連結工程 コントローラ16の伸縮制御手段16bから制御手段1
4に信号が出力され、シリンダ・ブーム連結機構駆動装
置C1が駆動してシリンダと係脱部3c1が係合する。
(図4(d)の状態) なお、シリンダ・ブーム連結機構駆動装置C1が駆動し
てシリンダと係脱部3c1が係合した後、中間ブーム3
cと中間ブーム3bの連結がブーム連結機構駆動装置D
1で解除されるようになっている。 【0019】ブーム伸長工程 コントローラ16の伸縮制御手段16bから制御手段1
3に信号が出力され、伸縮シリンダ7を伸長させ、中間
ブーム3cを伸長させる。(図4(e)の状態)ブーム間連結工程 コントローラ16の伸縮制御手段16bから制御手段1
5に信号が出力され、ブーム連結機構駆動装置D1が駆
動され、中間ブーム3cの基端側に配置してある連結部
3c3の連結ピンが中間ブーム3bの先端部に配置した
連結部3b2に挿入され、中間ブームと3c中間ブーム
3bのブーム間連結が行われる。その後コントローラ1
6の伸縮制御手段16bから制御手段14に信号が出力
され、シリンダ・ブーム連結機構駆動装置C1が駆動し
てシリンダと係脱部3c1の係合を解除する。(図5
(f)の状態)伸縮シリンダ縮小工程 そして、コントローラ16の伸縮制御手段16bから制
御手段13に信号が出力され、シリンダ・ブーム連結機
構Cが中間ブーム3bの基端に配置した係脱部3b1に
位置するまで伸縮シリンダ7を縮小させる。 (3)中間ブーム3bの伸長過程シリンダ・ブーム連結工程 コントローラ16の伸縮制御手段16bから制御手段1
4に信号が出力され、シリンダ・ブーム連結機構駆動装
置C1が駆動してシリンダと係脱部3b1が係合する。
(図5(g)の状態) なお、シリンダ・ブーム連結機構駆動装置C1が駆動し
てシリンダと係脱部3b1が係合した後、中間ブーム3
bと基ブーム3aの連結がブーム連結機構駆動装置D1
で解除されるようになっている。 【0020】ブーム伸長工程 コントローラ16の伸縮制御手段16bから制御手段1
3に信号が出力され、伸縮シリンダ7を伸長させ、中間
ブーム3bを伸長させる。(図5(h)の状態)ブーム間連結工程 コントローラ16の伸縮制御手段16bから制御手段1
5に信号が出力され、ブーム連結機構駆動装置D1が駆
動され、中間ブーム3bの基端側に配置してある連結部
3b3の連結ピンが基ブーム3aの先端部に配置した連
結部3a2に挿入され、中間ブーム3bと基ブーム3a
のブーム間連結が行われる。その後コントローラ16の
伸縮制御手段16bから制御手段14に信号が出力さ
れ、シリンダ・ブーム連結機構駆動装置C1が駆動して
シリンダと係脱部3b1の係合を解除する。(図5
(i)の状態)伸縮シリンダ縮小工程 そして、コントローラ16の伸縮制御手段16bから制
御手段13に信号出力され、伸縮シリンダ7を縮小させ
る。(図5(j)の状態) このように、伸縮ブームの伸縮制御装置Bは、作用して
伸縮ブーム3を伸縮制御するのである。すなわち、伸縮
ブームの伸縮制御装置Bは、伸縮ブーム状態設定手段1
1で伸縮ブーム3を全伸長の状態にする場合を選択して
設定し、操作レバー12aを伸長側に傾倒させるだけ
で、コントローラ16により適宜上記のシリンダ・ブー
ム連結工程、ブーム伸長工程、ブーム間連結工程、伸縮
シリンダ縮小工程を繰返して伸縮ブーム3を全伸長させ
るようになっている。 【0021】なお、上記の説明では伸縮ブーム3を全伸
長させる場合に、中間ブーム3bと基ブーム3aのブー
ム間連結が行われた後、シリンダ・ブーム連結機構駆動
装置C1が駆動させてシリンダと係脱部3b1の係合を
解除し伸縮シリンダ7を縮小させた状態(図5(j)の
状態)を伸縮ブーム3の全伸長とするようにしたが、シ
リンダと係脱部3b1を係合させたままにした状態で伸
縮ブーム3の全伸長とするようにしてもよい。 (伸縮ブームを全伸長状態から全縮小状態に変更)逆に
上記の全伸長状態か全縮小させる場合は、伸縮ブーム状
態設定手段11で伸縮ブーム3を全縮小の状態にする場
合を選択して設定し、操作レバー12aを縮小側に傾倒
させるだけで、上記と逆にコントローラ16が制御して
伸縮ブーム3を全縮小の状態にすることができる。 (伸縮ブームを全伸長状態から各ブーム中間伸長の状態
に変更)次に、伸縮ブーム3を全伸長した状態から各ブ
ーム段を中間伸長させる場合について以下に説明する。
伸縮ブーム状態設定手段11により各ブーム段を中間伸
長にしたブーム状態を選択し、操作レバー12aを縮小
側に操作する。 (4)先ブーム3dの中間伸長過程伸縮シリンダ縮小工程 そして図5(j)の状態から、図4(b)の状態にまで
伸縮ブーム3を縮小させた後、先ブームの連結部3d3
と中間ブーム3cの中間部に配置した連結部3c4が連
結できる位置まで先ブームを伸縮シリンダ7で縮小させ
るようコントローラ16の伸縮制御手段16bにより制
御手段13に信号が出力される。(図6(k)の状態)ブーム間連結工程 そして、コントローラ16の伸縮制御手段16bから制
御手段15に信号が出力され、ブーム連結機構駆動装置
D1が駆動され、先ブーム3dの基端側に配置してある
連結部3d3の連結ピンが中間ブーム3cの中間部に配
置した連結部3c4に挿入され、先ブーム3dと中間ブ
ーム3cのブーム間連結が行われる。 【0022】操作方向変更工程 この状態になった時(すなわち、連結部3d3と連結部
3c4のブーム間連結が行われた時)操作レバー12a
を縮小側に傾倒させていたものを伸長側に傾倒させる。 【0023】伸縮シリンダ縮小工程 その後コントローラ16の伸縮制御手段16bから制御
手段14に信号が出力され、シリンダ・ブーム連結機構
駆動装置C1が駆動してシリンダと係脱部3d1の係合
を解除する。(図6(l)の状態)そしてコントローラ
16の伸縮制御手段16bにより制御手段13に信号が
出力され、中間ブーム3cの係脱部3c1とシリンダ・
ブーム連結機構駆動装置C1が係脱する位置まで伸縮シ
リンダ7を縮小させる。 (5)中間ブーム3cの中間伸長過程シリンダ・ブーム連結工程 コントローラ16の伸縮制御手段16bから制御手段1
4に信号が出力され、シリンダ・ブーム連結機構駆動装
置C1が駆動してシリンダと係脱部3c1が係合する。
(図6(m)の状態)ブーム伸長工程 コントローラ16の伸縮制御手段16bから制御手段1
3に信号が出力され、伸縮シリンダ7を伸長させ、中間
ブーム3cの連結部3c3と中間ブーム3bの連結部3
b4とが連結できる位置まで中間ブーム3cを伸長させ
る。(図6(n)の状態)ブーム間連結工程 コントローラ16の伸縮制御手段16bから制御手段1
5に信号が出力されて、ブーム連結機構駆動装置D1が
駆動され、中間ブーム3cの基端側に配置してある連結
部3c3の連結ピンが中間ブーム3bの中間部に配置し
た連結部3b4に挿入され、中間ブーム3cと中間ブー
ム3bのブーム間連結が行われる。そして、コントロー
ラ16の伸縮制御手段16bから制御手段14に信号が
出力され、シリンダ・ブーム連結機構駆動装置C1が駆
動してシリンダと係脱部3c1の係合を解除する。(図
7(o)の状態)伸縮シリンダ縮小工程 コントローラ16の伸縮制御手段16bにより制御手段
13に信号が出力され、中間ブーム3bの係脱部3b1
とシリンダ・ブーム連結機構駆動装置C1が係脱する位
置まで伸縮シリンダ7を縮小させる。 (6)中間ブーム3bの中間伸長過程シリンダ・ブーム連結工程 コントローラ16の伸縮制御手段16bから制御手段1
4に信号が出力され、シリンダ・ブーム連結機構駆動装
置C1が駆動してシリンダと係脱部3b1が係合する。
(図7(p)の状態)ブーム伸長工程 コントローラ16の伸縮制御手段16bから制御手段1
3に信号が出力され、伸縮シリンダ7を伸長させ、中間
ブーム3bの連結部3b3と基ブーム3aの連結部3a
4とが連結できる位置まで中間ブーム3bを伸長させ
る。(図6(q)の状態)ブーム間連結工程 コントローラ16の伸縮制御手段16bから制御手段1
5に信号が出力されて、ブーム連結機構駆動装置D1が
駆動され、中間ブーム3bの基端側に配置してある連結
部3b3の連結ピンが基ブーム3aの中間部に配置した
連結部3a4に挿入され、中間ブーム3bと基ブーム3
aのブーム間連結が行われる。そして、コントローラ1
6の伸縮制御手段16bから制御手段14に信号が出力
され、シリンダ・ブーム連結機構駆動装置C1が駆動し
てシリンダと係脱部3b1の係合を解除する。(図7
(r)の状態)伸縮シリンダ縮小工程 コントローラ16の伸縮制御手段16bにより制御手段
13に信号が出力され、伸縮シリンダ7を縮小させる。
このようにして伸縮ブーム3は全伸長状態(図5(j)
の状態)から中間伸長状態(図7(s)の状態)に変更
される。 【0024】なお、上記の説明では伸縮ブーム3を中間
伸長させる場合に、中間ブーム3bと基ブーム3aのブ
ーム間連結が行われた後、シリンダ・ブーム連結機構駆
動装置C1が駆動させてシリンダと係脱部3b1の係合
を解除し伸縮シリンダ7を縮小させた状態(図7(r)
の状態)を伸縮ブーム3の中間伸長とするようにした
が、シリンダと係脱部3b1を係合させたままにした状
態で伸縮ブーム3の中間伸長とするようにしてもよい。 【0025】 【発明が解決しょうとする課題】ところが、上記で説明
したように、伸縮ブーム3を全伸長した状態から各ブー
ム段を中間伸長にさせる場合、途中で操作指令手段12
の操作方向を変更させる必要がある。すなわち、上記実
施例の場合では、連結部3d3と連結部3c4のブーム
間連結が行われた時、操作レバー12aを縮小側に傾倒
させていたものを伸長側に傾倒させる必要がある。 【0026】しかしながら、オペレータは操作指令手段
12の操作レバー12aを縮小側に傾倒させたまま伸縮
ブーム3の状態を観察しているが、操作レバー12aを
縮小側から伸長側に傾倒変更する時期はブーム状態が変
化しないために変更タイミングが判らず、図6の(l)
の状態になったにもかかわらず操作レバー12aを縮小
側に傾倒させたままの状態で、操作レバー12aを伸長
側に傾倒変更することを忘れている状態となることがあ
った。しばらくしてブーム状態が長らく変化しないこと
から、オペレータは操作レバー12aを縮小側から伸長
側に傾倒変更しなければならないことに気づいて操作レ
バーの操作方向を変更するものである。 【0027】したがって、伸縮ブーム3の伸縮長さを変
更する際に操作レバー12aの操作方向を途中で変更す
る際のタイミングが判らないことに起因して無駄に操作
時間を費やすことがあつた。 【0028】本発明はこのような課題を解決した伸縮ブ
ームの伸縮制御装置を提供することを目的とする。 【0029】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の請求項1記載の伸縮ブームの伸縮制御装置
は、順次伸縮自在に嵌挿させた多段ブームからなる伸縮
ブームを一本の伸縮シリンダで伸縮させる伸縮ブームの
伸縮制御装置であって、伸縮ブームの伸縮状態を検出す
る伸縮状態検出手段と、伸縮ブームを目的の伸縮ブーム
状態にする際に設定する伸縮ブーム状態設定手段と、伸
縮ブームを伸長させる時には操作レバーを伸長側に傾倒
させ伸縮ブームを縮小させる時には操作レバーを縮小側
に傾倒させ操作方向と操作量の信号を出力する操作指令
手段と、伸縮ブームを伸縮駆動させる伸縮シリンダと、
各ブームとシリンダ間を係脱するシリンダ・ブーム連結
機構と、各ブーム間を連結ならびに連結を解除するブー
ム連結機構と、伸縮シリンダ,シリンダ・ブーム連結機
構駆動装置,ブーム連結機構駆動装置をそれぞれ駆動制
御するためにそれぞれに対応して配置された制御手段
と、各手段からの信号を受け各制御手段に適宜制御信号
を出力して伸縮ブームを伸縮させ設定された目的の伸縮
ブームの状態にするコントローラとを配置した伸縮ブー
ムの伸縮制御装置において、音声または警音による警報
手段を配置し、伸縮ブームの状態を変更するために伸縮
ブーム状態設定手段により伸縮ブームの状態を変更設定
した場合に、前記コントローラは、操作指令手段からの
縮小操作により一旦伸縮ブームを基端側ブーム段から縮
小させた後、操作指令手段からの伸長操作により改めて
先端側ブーム段から目的のブーム状態にするよう制御信
号を出力させるとともに、縮小操作から伸長操作に移る
時点に達したことを判別し警報手段に信号を出力する操
作変更判別手段を備えたことを特徴とするものである。 【0030】 【発明の実施の形態】以下本発明に係る伸縮ブームの伸
縮制御装置Eの実施形態について、図1に図示し以下に
説明する。なお、本発明係る伸縮ブームの伸縮制御装置
Eは、従来の技術で説明した伸縮ブームの伸縮制御装置
Bに次に説明する操作変更判別手段16cと警報手段1
7を追加した以外は同じであるので、従来の技術で説明
した符号は同じものとして詳細な説明を省略し以下の説
明にも同符号を用いる。 【0031】図1において、16cは、コントローラ1
6に備えられている操作変更判別手段であって、前記伸
縮ブーム状態算出手段16aと伸縮ブーム状態設定手段
11からの信号を受け、縮小操作から伸長操作(操作レ
バー12aを伸長側に傾倒している状態から縮小側に傾
倒操作)に移る時点に達した時に警報信号を出力する手
段である。 【0032】すなわち、伸縮ブームの状態を変更するた
めに伸縮ブーム状態設定手段11により伸縮ブーム3の
状態を変更設定した場合に、前記コントローラ16の伸
縮制御手段16bは、操作指令手段12からの縮小操作
により一旦伸縮ブームを基端側ブーム段から縮小させた
後、操作指令手段12からの伸長操作(操作レバー12
aを伸長側に傾倒操作)により改めて先端側ブーム段か
ら目的のブーム状態にするよう制御信号を出力させるの
であるが、操作変更判別手段16cは、この操作変更す
る時点を判別して警報信号を出力するものである。 【0033】17は、警報手段であって、前記、操作変
更判別手段16cからの警報信号を受けて警報音あるい
は音声で警報して、オペレータに操作レバー12aの操
作方向を変更するよう報知する手段である。 【0034】このように、従来の技術で説明した伸縮ブ
ームの伸縮制御装置Bに、操作変更判別手段16cと警
報手段17を追加した本発明係る伸縮ブームの伸縮制御
装置Eは、次のように作用する。 【0035】例えば、上記で説明した時と同じように、
伸縮ブーム3を全伸長した状態から各ブーム段を中間伸
長させる場合について以下に説明する。伸縮ブーム状態
設定手段11により各ブーム段を中間伸長にしたブーム
状態を選択し、操作レバー12aを縮小側に操作する。
この段階でコントローラ16の操作変更判別手段16c
は、現在の伸縮ブーム3の状態を伸縮ブーム状態算出手
段16aからの信号で判別するとともに、伸縮ブーム状
態設定手段11で設定した伸縮ブーム状態とから、操作
指令手段12の操作レバー12aの操作方向を変更する
時期を決定する。 【0036】すなわち、先ブーム3dの基端側に配置し
てある連結部3d3の連結ピンが中間ブーム3cの中間
部に配置した連結部3c4に挿入され、先ブーム3dと
中間ブーム3cのブーム間連結が行われた時を操作変更
時期として決定する。 【0037】操作レバー12aを縮小操作により、図5
の(j)の状態から、図4の(b)の状態にまで伸縮ブ
ーム3を縮小させた後、先ブーム3dの連結部3d3と
中間ブーム3cの連結部3c4が連結できる位置まで先
ブーム3dを伸縮シリンダ7で縮小させるようコントロ
ーラ16の伸縮制御手段16bにより制御手段13に信
号が出力される。(図6の(k)の状態) そして、コントローラ16の伸縮制御手段16bから制
御手段15に信号が出力され、ブーム連結機構駆動装置
D1が駆動され、先ブーム3dの基端側に配置してある
連結部3d3の連結ピンが中間ブーム3cの中間部に配
置した連結部3c4に挿入され、先ブーム3dと中間ブ
ーム3cのブーム間連結が行われる。 【0038】この状態になった時(すなわち、連結部3
d3と連結部3c4のブーム間連結が行われた時)コン
トローラ16の操作変更判別手段16cは、警報手段1
7に警報信号を出力する。そして警報手段により警報音
あるいは音声で警報して、オペレータに操作レバー12
aの操作方向を変更するよう報知する。オペレータは、
警報により操作レバー12aを縮小側に傾倒させていた
ものを伸長側に傾倒させる。 【0039】このように、操作変更判別手段16cと警
報手段17により、操作変更時期を適確にオペレータに
知らせしめるようにしたものであるから、操作レバー1
2aの操作方向を途中で変更する際のタイミングが判ら
ないことに起因して無駄に操作時間を費やすことなく操
作変更ができる。 【0040】なお、上記実施形態では、操作指令手段1
2の操作レバー12aの操作方向を途中で変更する際の
タイミングを、連結部3d3と連結部3c4のブーム間
連結が行われた時に決定したが、シリンダ・ブーム連結
機構駆動装置C1が駆動してシリンダと係脱部3d1の
係合を解除した時(図6(l)の状態)を操作指令手段
12の操作レバー12aの操作方向を途中で変更する際
のタイミング時期にしてもよい。 【0041】あるいは、コントローラ16の伸縮制御手
段16bから制御手段14に信号が出力され、シリンダ
・ブーム連結機構駆動装置C1が駆動してシリンダと係
脱部3c1が係合した時(図6(m)の状態)を操作指
令手段12の操作レバー12aの操作方向を途中で変更
する際のタイミング時期にしてもよい。 【0042】また、伸縮ブーム状態設定手段11には多
数の伸縮ブームの状態を予め記憶させ設定可能に構成し
ており、これに対応すべく伸縮制御手段16bも制御可
能に対応している。したがって、上記実施形態では、伸
縮ブーム3の全伸長状態から各ブーム段を中間伸長状態
に変更する場合の操作方向を変更する時期を操作変更判
別手段16cで判別し警報手段17で警報するようにし
た場合を説明したが、他の伸縮ブームの状態に変更する
場合における操作指令手段12の操作方向を変更する時
期を操作変更判別手段16cで判別し警報手段17で警
報するようになっていることは勿論のことである。 【0043】更に、上記実施形態では、伸縮ブーム3の
状態を検出する伸縮状態検出手段10を、ブーム基端位
置検出器10a,シリンダ・ブーム連結検出器10b,
ブーム連結検出器10c,伸縮シリンダ長さ検出器10
dで構成したが、これに限らず他の検出器で検出して行
うようにしてもよいこと勿論である。 【0044】次に、シリンダ・ブーム連結機構Cにおけ
るシリンダ・ブーム連結機構駆動装置C1と各ブーム段
における係合部3d1,3c1,3b1の位置関係は上
記実施形態に限らず目的を達成できる適宜位置に配置す
ればよい。また、ブーム連結機構Dにおけるブーム連結
機構駆動装置D1と各各ブーム段における連結部3d
3,3c3,3b3,3c2,3b2,3a2,3c
4,3b4,3a4との位置関係についても上記実施形
態に限らず目的を達成できる適宜位置に配置すればよ
い。 【0045】 【発明の効果】本発明の伸縮ブームの伸縮制御装置は、
以上の如く作用し構成するものであるから、操作指令手
段の操作方向を途中で変更する際のタイミングが判らな
いことに起因して無駄に操作時間を費やすことなく操作
変更ができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の本発明の伸縮ブームの伸縮制御装置を
説明する説明図である。 【図2】伸縮ブームの伸縮制御装置を備えた移動式クレ
ーンを説明する説明図である。 【図3】従来の伸縮ブームの伸縮制御装置を説明する説
明図である。 【図4】伸縮ブームを全縮小状態から全伸長状態にする
過程を説明する説明図であって、(a)は、シリンダ・
ブーム連結機構駆動装置C1と係脱部3d1を係合させ
た状態を示している。(b)は、伸縮シリンダ7にて先
ブーム3dを伸長した状態を示している。(c)は、ブ
ーム連結機構駆動装置D1で連結部3d3と連結部3c
2を連結した状態を示すとともに、シリンダ・ブーム連
結機構駆動装置C1と係脱部3d1の係合を解除した状
態を示している。(d)は、伸縮シリンダ7を縮小し
て、シリンダ・ブーム連結機構駆動装置C1と係脱部3
c1を係合させた状態を示している。(e)は、伸縮シ
リンダ7にて中間ブーム3cを伸長した状態を示してい
る。 【図5】伸縮ブーム3を全縮小状態から全伸長状態にす
る過程を説明する説明図であって、(f)は、ブーム連
結機構駆動装置D1で連結部3c3と連結部3b2を連
結した状態を示すとともに、シリンダ・ブーム連結機構
駆動装置C1と係脱部3c1の係合を解除した状態を示
している。(g)は、伸縮ブーム7を縮小して、シリン
ダ・ブーム連結機構駆動装置C1と係脱部3b1を係合
させた状態を示している。(h)は、伸縮シリンダ7に
て中間ブーム3bを伸長した状態を示している。(i)
は、ブーム連結機構駆動装置D1で連結部3b3と連結
部3a2を連結した状態を示すとともに、シリンダ・ブ
ーム連結機構駆動装置C1と係脱部3b1の係合を解除
した状態を示している。(j)は、伸縮ブーム3を全伸
長した状態にし、伸縮シリンダ7を縮小した状態を示し
ている。 【図6】伸縮ブーム3を全伸長状態から各ブーム段を中
間伸長にする過程を説明する説明図であって、(k)
は、ブーム連結機構駆動装置D1で連結部3d3と連結
部3c4を連結する状態にまで先ブーム3dを伸縮シリ
ンダ7で縮小した状態を示している。(l)は、ブーム
連結機構駆動装置D1で連結部3d3と連結部3c4を
連結した状態を示すとともに、シリンダ・ブーム連結機
構駆動装置C1と係脱部3d1の係合を解除した状態を
示している。(m)は、シリンダ・ブーム連結機構駆動
装置C1と係脱部3c1が係合できる位置まで伸縮シリ
ンダ7を縮小させ、シリンダ・ブーム連結機構駆動装置
C1と係脱部3c1を係合させた状態を示している。
(n)は、ブーム連結機構駆動装置D1で連結部3c3
と連結部3b4を連結する状態にまで中間ブーム3cを
伸縮シリンダ7で伸長した状態を示している。 【図7】伸縮ブーム3を全伸長状態から各ブーム段を中
間伸長にする過程を説明する説明図であって、(o)
は、ブーム連結機構駆動装置D1で連結部3c3と連結
部3b4を連結した状態を示すとともに、シリンダ・ブ
ーム連結機構駆動装置C1と係脱部3c1の係合を解除
した状態を示しているしている。(p)は、シリンダ・
ブーム連結機構駆動装置C1と係脱部3b1が係合でき
る位置まで伸縮シリンダ7を縮小させ、シリンダ・ブー
ム連結機構駆動装置C1と係脱部3b1を係合させた状
態を示している。(q)は、ブーム連結機構駆動装置D
1で連結部3b3と連結部3a4を連結する状態にまで
中間ブーム3bを伸縮シリンダ7で伸長した状態を示し
ている。(r)は、ブーム連結機構駆動装置D1で連結
部3b3と連結部3a4を連結した状態を示すととも
に、シリンダ・ブーム連結機構駆動装置C1と係脱部3
b1の係合を解除した状態を示しているしている。
(s)は、伸縮ブーム3の各ブーム段を中間伸長させた
状態にし、伸縮シリンダ7を縮小した状態を示してい
る。 【符号の説明】 3 伸縮ブーム 3a 基ブーム 3b 中間ブーム 3c 中間ブーム 3d 先ブーム 7 伸縮シリンダ 10 伸縮状態検出手段 11 伸縮ブーム状態設定手段 12 操作指令手段 13 制御手段 14 制御手段 15 制御手段 16 コントローラ 16a 伸縮ブーム状態算出手段 16b 伸縮制御手段 16c 操作変更判別手段 17 警報手段 A 移動式クレーン C シリンダ・ブーム連結機構 D ブーム連結機構 C1 シリンダ・ブーム連結機構駆動装置 D1 ブーム連結機構駆動装置 E 伸縮ブームの伸縮制御装置

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 順次伸縮自在に嵌挿させた多段ブームか
    らなる伸縮ブームを一本の伸縮シリンダで伸縮させる伸
    縮ブームの伸縮制御装置であって、 伸縮ブームの伸縮状態を検出する伸縮状態検出手段と、
    伸縮ブームを目的の伸縮ブーム状態にする際に設定する
    伸縮ブーム状態設定手段と、伸縮ブームを伸長させる時
    には操作レバーを伸長側に傾倒させ伸縮ブームを縮小さ
    せる時には操作レバーを縮小側に傾倒させ操作方向と操
    作量の信号を出力する操作指令手段と、伸縮ブームを伸
    縮駆動させる伸縮シリンダと、各ブームとシリンダ間を
    係脱するシリンダ・ブーム連結機構と、各ブーム間を連
    結ならびに連結を解除するブーム連結機構と、伸縮シリ
    ンダ,シリンダ・ブーム連結機構駆動装置,ブーム連結
    機構駆動装置をそれぞれ駆動制御するためにそれぞれに
    対応して配置された制御手段と、各手段からの信号を受
    け各制御手段に適宜制御信号を出力して伸縮ブームを伸
    縮させ設定された目的の伸縮ブームの状態にするコント
    ローラとを配置した伸縮ブームの伸縮制御装置におい
    て、 音声または警音による警報手段を配置し、伸縮ブームの
    状態を変更するために伸縮ブーム状態設定手段により伸
    縮ブームの状態を変更設定した場合に、前記コントロー
    ラは、操作指令手段からの縮小操作により一旦伸縮ブー
    ムを基端側ブーム段から縮小させた後、操作指令手段か
    らの伸長操作により改めて先端側ブーム段から目的のブ
    ーム状態にするよう制御信号を出力させるとともに、縮
    小操作から伸長操作に移る時点に達したことを判別し警
    報手段に信号を出力する操作変更判別手段を備えたこと
    を特徴とする伸縮ブームの伸縮制御装置。
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