JP2003095146A - 水田作業機 - Google Patents

水田作業機

Info

Publication number
JP2003095146A
JP2003095146A JP2001288906A JP2001288906A JP2003095146A JP 2003095146 A JP2003095146 A JP 2003095146A JP 2001288906 A JP2001288906 A JP 2001288906A JP 2001288906 A JP2001288906 A JP 2001288906A JP 2003095146 A JP2003095146 A JP 2003095146A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lever
shift lever
transmission
bonnet
panel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001288906A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiro Sugioka
昭弘 杉岡
Shusaku Fujimoto
周作 藤本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP2001288906A priority Critical patent/JP2003095146A/ja
Publication of JP2003095146A publication Critical patent/JP2003095146A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Transplanting Machines (AREA)
  • Superstructure Of Vehicle (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業性良くエンジンルーム内に対するメンテ
ナンスを行えるようにする。 【解決手段】 エンジンルームのうち前後部間の上部及
び前部を覆う上部ボンネット38と、エンジンルームの
後部上面を覆うパネル39と、エンジンルーム36のう
ち前後部間の下部及び後部を覆う後部ボンネット40と
を設け、上部ボンネット38のうち前部下端を複数の突
起79と孔との弾性係合でエンジンルームの周囲に位置
するステップSに着脱自在に止着するとともに、上部ボ
ンネット38の後端を突起と係合部との係合で前記パネ
ル39に着脱自在に取り付け、この上部ボンネット38
の下端85で後部ボンネット40の浮き上がりを防止す
るように構成し、下部覆い部分が上部覆い部分で浮き上
がり防止されている状態で後部ボンネット40を後方に
離脱可能に構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、田植機などの水田
作業機に関する。
【0002】
【従来の技術】エンジンルームを覆うに、従来の水田作
業機では、エンジンルームの前部を覆う開閉自在な前部
ボンネットを設け、エンジンルームの後部を覆う後部ボ
ンネットを設けていた。
【0003】水田作業機では、ハンドルポストの上部を
覆う筒状のポストカバーと、スイッチ類を配備した操作
パネルと、変速レバーの移動を案内する変速ガイド溝が
形成された変速ガイドとを設けることがある。そのよう
な場合、従来では、それらを別々に設けていた。
【0004】また、水田作業機において、ステアリング
ハンドルの左右一側箇所に、走行用の主変速装置を操作
するための主変速レバーと走行用の副変速装置を操作す
るための副変速レバーとを配置し、これら主変速レバー
及び副変速レバーの移動を案内する変速ガイド溝が形成
された変速ガイドと操作パネルとを形成する一体成型品
の左右幅広のパネルをハンドルポストの上部を貫通させ
る状態に配置することを本発明者は考えた。そして、主
変速レバー用のブラケットをハンドルポストに設けて主
変速レバーを支持させ、副変速レバー用のブラケットを
ハンドルポストに設けて副変速レバーを支持させ、パネ
ル用のブラケットをハンドルポストに設けてパネルを支
持させていた。
【0005】更に、水田作業機では、エンジンの後方に
配置したハンドルポストにエンジンの上方に位置する燃
料タンクを支持させる形態が採用されることがあり、従
来では、そのような形態を採用した場合、エンジンと燃
料タンク下面との間隔を十分に採ることにより、エンジ
ンと燃料タンクとの間に、エンジンのプラグに対する操
作用スペースとチョークロッド挿通用のスペースとを確
保するようにしていた。
【0006】従来の水田作業機では、ステアリングハン
ドルの左右一側箇所に、走行用の主変速装置を操作する
ための主変速レバーを配置し、運転座席の左右一側箇所
に、走行用の副変速装置を操作するための副変速レバー
を配置していた。
【0007】また、従来の水田作業機では、走行部への
伝動系に介装した高低切り換え自在な変速装置を切り換
え操作する変速レバーを中立位置・低速位置・高速位置
のそれぞれにおいて保持する手段を構成するに、操作に
伴う変速レバーの移動は許容する状態で弾性係合するこ
とにより変速レバーを各位置で保持するデテント機構を
設けていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の技
術によるときは次のような欠点があった。開閉自在な前
部ボンネットと後部ボンネットとでエンジンルームを覆
う場合には、前部ボンネットを開放してエンジンルーム
内に対するメンテナンスを行うのであるが、エンジンル
ームの後部に位置するハンドルポスト周囲に対するメン
テナンスを行うときには、後部ボンネットを取り外す必
要があり、作業性が悪い。
【0009】ポストカバーと操作パネルと変速ガイドと
を別々に設ける場合には、それらをハンドルポストに別
々に取り付けなければならないから、組み付け作業性が
悪い。
【0010】主変速レバー・副変速レバー・パネルをそ
れら専用のブラケットを介してハンドルポストに支持さ
せる場合には、ハンドルポストに連設させるブラケット
の数が多くなり、ハンドルポストの構造複雑化及びコス
トアップを招来する。
【0011】エンジンと燃料タンク下面との間をメンテ
ナンス用や設置用のスペースとする場合には、スペース
として相当の高さのものが必要となるから、燃料タンク
が高く位置することになり、前方見通し性が悪くなる。
だからといって、燃料タンクを薄くして、燃料タンクの
上面を低く位置させると、燃料搭載量が少なくなる。
【0012】ステアリングハンドルの左右一側箇所に主
変速レバーを、かつ、運転座席の左右一側箇所に副変速
レバーをそれぞれ配置する場合には、主変速レバー及び
副変速レバーが同じ変速レバーなのに分散配置し、操作
にまごつきを覚えるなど操作性が悪い。
【0013】変速レバーをデテント機構を介して各位置
に保持する場合には、変速レバーに不用意に接触した場
合、変速レバーが中立位置に操作されてしまうことがあ
る。このようなことは、坂道での移動走行時、不意に駆
動がたたれることを招来する。
【0014】本発明の目的は、上記従来の欠点を解消す
る点にある。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る本発明の
水田作業機の特徴・作用・効果は次の通りである。
【0016】〔特徴〕エンジンルームのうち前後部間の
上部及び前部を覆う上部ボンネットと、ハンドルポスト
に装着されてエンジンルームの後部上面を覆うパネル
と、エンジンルームのうち前後部間の下部及び後部を覆
う後部ボンネットとを設け、前記上部ボンネットのうち
前部下端を複数の突起と孔との弾性係合でエンジンルー
ムの周囲に位置するステップに着脱自在に止着するとと
もに、上部ボンネットの後端を突起と係合部との係合で
前記パネルに着脱自在に取り付けて、上部ボンネットを
支持させ、この上部ボンネットのうち上部覆い部分の下
端で前記後部ボンネットのうち下部覆い部分の浮き上が
りを防止するように構成し、下部覆い部分が上部覆い部
分で浮き上がり防止されている状態で後部ボンネットを
後方に離脱可能に構成してある点にある。
【0017】〔作用〕エンジンルームのうち前後部間の
上部及び前部を上部ボンネットで覆い、エンジンルーム
のうち前後部間のエンジンが位置する下部及びハンドル
ポストが位置する後部を後部ボンネットで覆うようにし
てあって、上部ボンネットを外すことなく後部ボンネッ
トを後方に離脱させることにより、下部及び後部を開放
するようにしてあるから、エンジンに対するメンテナン
ス、ハンドルポストに対するメンテナンスなどメンテナ
ンスのほとんどを後部ボンネットを離脱させるだけで行
える。
【0018】突起と孔との弾性係合及び突起と係合部と
の係合で上部ボンネットを着脱自在に支持させてあるか
ら、上部ボンネットをも外すことにより、作業性良くエ
ンジンルームの全体を開放することができる。
【0019】〔効果〕従って、作業性良くエンジンルー
ム内に対するメンテナンスを行えるようになった。
【0020】請求項2に係る本発明の水田作業機の特徴
・作用・効果は次の通りである。
【0021】〔特徴〕ハンドルポストの上部を覆う筒状
のポストカバーと、操作パネルと、変速レバーの移動を
案内する変速ガイド溝が形成された変速ガイドとを一つ
のパネルとして一体形成してある点にある。
【0022】〔作用〕ポストカバーと操作パネルと変速
ガイドとを一つのパネルとして一体形成してあるから、
ポストカバー・操作パネル・変速ガイドをハンドルポス
トに組み付ける手数が一つで済む。
【0023】〔効果〕従って、ポストカバー・操作パネ
ル・変速ガイドをハンドルポストに作業性良く組み付け
ることができるようになった。
【0024】請求項3に係る本発明の水田作業機の特徴
・作用・効果は次の通りである。
【0025】〔特徴〕ステアリングハンドルの左右一側
箇所に、走行用の主変速装置を操作するための主変速レ
バーと走行用の副変速装置を操作するための副変速レバ
ーとを配置し、これら主変速レバー及び副変速レバーの
移動を案内する変速ガイド溝が形成された変速ガイドと
操作パネルとを形成する一体成型品の左右幅広のパネル
をハンドルポストの上部を貫通させる状態に配置し、左
右に設定間隔を隔てて対向配置して前記パネルを支持す
る左右一対の支持板を備えたブラケットを上部と下部と
で前記ハンドルポストに取り付け、前記主変速レバーの
支軸及び副変速レバーの支軸を前記左右一対の支持板に
両持ち支持させてある点にある。
【0026】〔作用〕変速ガイドと操作パネルとを形成
する一体成型品の左右幅広のパネルをハンドルポストに
取り付けるブラケットとして、左右に設定間隔を隔てて
対向配置する左右一対の支持板を備えたものを設けてあ
るから、左右幅広のパネルを安定支持することができ
る。
【0027】しかも、ブラケットが左右一対の支持板を
備えたものであることに着目して、主変速レバーの支軸
及び副変速レバーの支軸を支持板に両持ち支持させてあ
るから、パネルとの間でのブラケットの共用によるブラ
ケット数の削減はもちろん、支軸を安定支持することが
できる。
【0028】〔効果〕従って、パネル・主変速レバー・
副変速レバーを支持するためのハンドルポストの構造を
簡素化でき、しかも、パネル・主変速レバー・副変速レ
バーを安定支持することができるようになった。
【0029】請求項4に係る本発明の水田作業機の特徴
・作用・効果は次の通りである。
【0030】〔特徴〕エンジンの後方に配置したハンド
ルポストに、前記エンジンの上方に位置する燃料タンク
を後端において片持ち状に支持させ、この燃料タンクの
下面に、前記エンジンのプラグに対する後方からの操作
用スペースを形成する第1凹部とチョークロッド挿通用
の第2凹部とを形成してある点にある。
【0031】〔作用〕ハンドルポストに燃料タンクを後
端において片持ち状に支持させてあるから、燃料タンク
の前端をハンドルポストなどに支持させるためのステー
が不要である。
【0032】燃料タンクの下面に第1凹部と第2凹部と
を形成して、プラグに対する後方からの操作及びチョー
クロッドの挿通とを行えるようにしてあるから、タンク
容量の減少を抑制しつつ、燃料タンクをエンジンに可及
的に近づけて配置することで燃料タンク上面が高く位置
することを防止することができる。
【0033】〔効果〕従って、燃料タンクの支持構造の
簡素化を図り、しかも、燃料搭載量を確保しながらも、
前方見通し性を良好に維持しつつプラグ操作及びチョー
クロッドの挿通を行えるようになった。
【0034】請求項5に係る本発明の水田作業機の特徴
・作用・効果は次の通りである。
【0035】〔特徴〕ステアリングハンドルの左右一側
箇所に、走行用の主変速装置を操作するための主変速レ
バーと、走行用の副変速装置を操作するための副変速操
作レバーとを、主変速レバーの基端部が副変速レバーよ
りも左右内側に位置する状態に配置し、主変速レバーを
副変速レバーよりも上方に突出する長さに構成してある
点にある。
【0036】〔作用〕ステアリングハンドルの左右一側
箇所に主変速レバーと副変速レバーとを集約配置してあ
るから、変速操作のまごつきを少なくすることができ
る。
【0037】しかも、副変速レバーよりも主変速レバー
の使用頻度が高い、換言すれば、副変速レバーの使用頻
度は少ない点に着目して、主変速レバーの基端部を副変
速レバーよりも左右内側に配置する一方、主変速レバー
を副変速レバーよりも上方に突出する長さに構成するこ
とにより、副変速レバーよりも主変速レバーを操作しや
すいものにしてあるから、主変速操作を行いやすい。
【0038】主変速レバーの基端部が副変速レバーより
も左右内側に配置して、この主変速レバーが副変速レバ
ーに対する不用意な操作を防止するガードとして作用す
るから、不用意な副変速操作を抑制することができる。
【0039】〔効果〕従って、変速操作性を良好化でき
るようになった。
【0040】請求項6に係る本発明の水田作業機の特徴
・作用・効果は次の通りである。
【0041】〔特徴〕走行部への伝動系に介装した高低
切り換え自在な変速装置を切り換え操作する変速レバー
を設け、この変速レバーを中立位置・低速位置・高速位
置のそれぞれにおいて保持する手段を構成するに、変速
レバーを低速位置に移動付勢する付勢手段を設け、中立
位置と高速位置とのそれぞれに変速レバーを係合させる
ことにより付勢に抗して変速レバーを中立位置と高速位
置とにそれぞれ保持する中立係合部と高速係合部とを設
けてある点にある。
【0042】〔作用〕変速レバーを低速位置に移動付勢
することにより変速レバーを低速位置に保持するように
する一方、変速レバーを中立係合部及び高速係合部に係
合させることにより変速レバーを中立位置及び高速位置
に付勢に抗して保持するようにしてあるから、変速レバ
ーを各位置で保持しながらも、高速位置に位置する変速
レバーに不用意に接触するなどして係合が解除されて
も、変速レバーが付勢により低速位置に移動するだけ
で、変速レバーが中立位置に位置することはない。
【0043】〔効果〕従って、走行時において不用意に
駆動が断たれることを防止できるようになった。
【0044】
【発明の実施の形態】水田作業機の一例である田植機
は、図1、図2に示すように、乗用型の自走本機1の後
部に水田作業装置の一例である苗植付装置2をリンク機
構3を介して昇降自在に連結し、圧油供給に伴い前記苗
植付装置2を上昇させるとともに排油に伴い苗植付装置
2を自重で下降させる油圧シリンダ利用のリフトシリン
ダ4を設けて構成されている。
【0045】前記自走本機1は、左右一対の操向用の駆
動前輪5と左右一対の駆動後輪6とを備えた機体フレー
ムの前部にエンジン7を搭載し、機体フレームの後部に
運転座席8を搭載し、前端から後端にわたる一連一体の
ステップSを設けて構成されている。
【0046】前記機体フレームは、図3に示すように、
左右のフレーム材を連結した構造のメインフレーム9の
前部に、走行部(駆動前輪5及び駆動後輪6)と前記苗
植付装置2とへの伝動機構を内装したミッションケース
10を連結し、このミッションケース10の前部に、前
記エンジン7を搭載するエンジン搭載フレーム11を連
結して構成されている。
【0047】前記エンジン7は、リコイルスタータ(図
示せず)付きの空冷エンジンである。
【0048】前記ミッションケース10の左右一側面に
は、図3、図4に示すように、ベルトテンション式クラ
ッチ利用の主クラッチ13を介してエンジン7により駆
動される前後進切り換え自在な主変速装置であるところ
の静油圧式の無段変速装置14がその変速動力をミッシ
ョンケース10内に出力する状態で装着されている。こ
の無段変速装置14が走行用の主変速装置である。
【0049】また、前記ミッションケース10内には、
図4に示すように、無段変速装置14の出力を高速伝動
する高速変速状態と低速伝動する低速変速状態と伝動し
ない変速中立状態とに切り換え自在なギヤ式の走行用の
変速装置TMであるところの副変速装置15と、前記駆
動前輪5に対するデフロック自在な前輪デフ16と、前
記苗植付装置2に設定以上の負荷が作用したとき伝動を
断つ状態で無段変速装置14の出力を前記苗植付装置2
への出力軸17に伝動するジャンプクラッチ18と、前
記駆動後輪6への出力軸12とが設けられている。
【0050】更に、前記ミッションケース10の上面に
は、図5に示すように、前記駆動前輪5を操向操作する
ためのステアリングハンドル19を上端に装着したハン
ドル軸を保持するハンドルポスト20が立設されてい
る。このハンドルポスト20をミッションケース10に
取り付ける手段は、図6、図8、図9にも示すように、
ハンドルポスト20の下端に下向きコの字形のベース2
1を溶接で固着し、このベース21をミッションケース
10にボルト22で固定する手段であって、前記ベース
21には、前記リコイルスタータにおけるロープ23の
移動を案内するつばなしローラ25と、ロープ23の端
部に止着した操作用の握り手24を受け止めるロープガ
イドRGとを支持したステー26が支持されている。ま
た、前記ハンドルポスト20の下端近くとベース21の
後端とにわたっては、前倒れ傾斜姿勢の補強板27が架
設されている。
【0051】前記ステアリングハンドル19の左右一側
箇所には、前記無段変速装置14を操作するための主変
速レバー28と副変速装置15を操作するための副変速
レバー29とが配置されている。前記主変速レバー28
は、基端部が副変速レバー29よりも左右内側(ステア
リングハンドル19側)に位置する状態で配置され、副
変速レバー29よりも上方に突出する長さに構成される
とともに操作部28aが副変速レバー29よりも左右外
側に位置するように折り曲げ形成されている。
【0052】前記ステップSは、図7に示すように、運
転座席8の足元に位置する搭乗ステップ部30と、前記
エンジン7の左右両側に位置する状態で搭乗ステップ部
30に連なる乗降用ステップ部31と、搭乗ステップ部
30の後方に連なる左右の後輪フェンダー部32と、こ
れら後輪フェンダー部32同士を繋ぐ後部繋ぎ部33
と、前記乗降用ステップ部31の前端同士を繋ぐ前部繋
ぎ部34とを備えている。つまり、ステップSは、搭乗
ステップ部30と乗降用ステップ部31と前部繋ぎ部3
4とで囲まれた開口35を備えており、前記エンジン7
は、この開口35を通して上方に突出配置するようにな
っている。
【0053】前記エンジン7を備えたエンジンルーム3
6のうちエンジン7の上方部には、図3、図5に示すよ
うに、燃料タンク37が配置されている。
【0054】前記エンジンルーム36を覆うエンジンカ
バーは、図14、図15に示すように、エンジンルーム
36のうち前後部間の上部及び前部を覆う上部ボンネッ
ト38と、エンジンルーム36の後部上面を覆うパネル
39と、エンジンルーム36のうち前後部間の下部及び
後部を覆う後部ボンネット40とを備えている。
【0055】前記パネル39は、図8〜図10に示すよ
うに、前記ハンドルポスト20の上部を覆う筒状のポス
トカバー41と、操作パネル42と、変速レバーCLの
移動を案内する変速ガイド溝GSが形成された変速ガイ
ド43とを有する状態に板金製作により一体形成された
左右幅広なパネル、つまり、前記ハンドルポスト20の
上部を貫通させる状態に配置されたパネルであって、ハ
ンドルポスト20に取り付けられている。
【0056】前記パネル39をハンドルポスト20に取
り付ける手段は、左右に設定間隔を隔てて対向配置して
前記パネル39を支持する左右一対の支持板44を備え
た上向きコの字形のブラケット45を、上部の左右一対
の折り曲げ片46と下部の繋ぎ板部47とでハンドルポ
スト20に取り付ける手段である。
【0057】前記パネル39のうち操作パネル42に
は、スロットルワイヤ48を介してキャブレター(図示
せず)のスロットルバルブ部を操作する揺動式のハンド
アクセルレバー50と、チョークロッド51を介して前
記キャブレターのチョークバルブ部を操作する押し引き
式のチョークノブ52と、ダイヤル式の運転・点灯のオ
ン・オフスイッチ53とが配設されている。
【0058】前記変速レバーCLは、前記主変速レバー
28と副変速レバー29とであり、変速ガイド溝GS
は、主変速レバー28の操作移動を案内する主変速ガイ
ド溝54と副変速レバー29の操作移動を案内する副変
速ガイド溝55とである。
【0059】主変速レバー28は、中立位置Nでの左右
揺動により前後進を選択し、中立位置Nからの左右向き
軸芯P1周りでの前方揺動により無段変速装置14を前
進増側作動させ、中立位置Nからの第1左右向き軸芯P
1周りでの後方揺動により無段変速装置14を後進増側
作動させるものであって、それの支持手段は、図5、図
6に示すように、前記ブラケット45の左右の支持板4
4に第1左右向き軸芯P1周りに回転自在な支軸56を
両持ち支持させ、この支軸56にレバーブラケット57
を一体揺動する状態に固着し、このレバーブラケット5
7に主変速レバー28を左右揺動自在に取り付ける手段
である。
【0060】前記レバーブラケット57のうち第1左右
向き軸芯P1周りに沿った外周部には、主変速レバー2
8の操作に伴う第1左右向き軸芯P1周りでの揺動は許
容する状態で主変速レバー28を複数の変速位置で位置
保持するためのデテント用の複数の凹部58が形成され
ている。他方、前記ブラケット45には、ロール状に曲
げられた先端部59aを凹部58に弾性係合させること
により、操作に伴うレバーブラケット57の揺動を許容
する状態でレバーブラケット57、つまり、主変速レバ
ー28を位置保持する板バネ利用のデテント用の係合部
材59がボルト止めされている。
【0061】前記副変速レバー29は、第2左右向き軸
芯P2周りでの前後揺動により、低速位置Lと中立位置
Nと高速位置Hとに変更するものであって、左右に弾性
変位自在な板バネ製のものである。そして、それの支持
手段は、図5、図6に示すように、前記ブラケット45
の左右の支持板44に第2左右向き軸芯P2周りに回転
自在な支軸60を両持ち支持させ、この支軸60の一端
に副変速レバー29を一体揺動する状態に取り付ける手
段である。
【0062】また、前記副変速レバー29は、図6に示
すように、前記副変速装置15の変速シフト軸15aに
作用する付勢バネ61で低速位置Lに移動付勢されてお
り、図5、図6、図9、図10に示すように、副変速レ
バー29を付勢に抗して中立位置Nに保持する手段は、
前記変速ガイド43に、中立位置Nに位置する副変速レ
バー29を弾性変位させて入り込ませることで副変速レ
バー29を係合保持する中立係合凹部62を副変速ガイ
ド溝55に連通する状態で形成する手段であり、副変速
レバー29を付勢に抗して高速位置Hに保持する手段
は、変速ガイド43に、高速位置Hに位置する副変速レ
バー29を弾性変位させて入り込ませることで副変速レ
バー29を係合保持する高速係合凹部63を副変速ガイ
ド溝55に連通する状態で形成する手段である。
【0063】そして、図5、図6、図8、図9に示すよ
うに、前記主変速レバー28が中立位置Nに位置すると
き無段変速装置14が中立状態にあり、主変速レバー2
8が前進増速操作されたとき無段変速装置14が前進増
速作動し、主変速レバー28が後進増速操作されたとき
無段変速装置14が後進増速作動するように主変速レバ
ー28と無段変速装置14とを連係させる手段は、前記
補強板27に折り曲げ形成した左右一対の立ち上り部6
4に中継リンク65の支軸66を左右向き軸芯周りに揺
動自在に両持ち支持させ、この中継リンク65と前記レ
バーブラケット57とを連動連結する長さ調整自在な第
1連動ロッド67と、無段変速装置14のトラニオン軸
14aと一体に揺動する変速アーム68と前記中継リン
ク65とを連動連結する長さ調整自在な第2連動ロッド
69とを設けて構成されている。
【0064】他方、図5、図6に示すように、前記副変
速レバー29が中立位置Nに位置するとき副変速装置1
5が変速中立状態にあり、副変速レバー29が低速位置
Lに位置するとき副変速装置15が低速変速状態にあ
り、副変速レバー29が高速位置Hに位置するとき副変
速装置15が高速変速状態にあるように副変速レバー2
9と副変速装置15とを連係させる手段は、副変速装置
15の変速シフト軸15aをシフトさせる副変速アーム
70を設け、前記副変速レバー29の支軸60の他端に
一体揺動状態に固着のレバー71と前記副変速アーム7
0とを連動連結する連動ロッド72を設けて構成されて
いる。
【0065】前記燃料タンク37は、図5に示すよう
に、前記エンジンルーム36のうちエンジン7の後方に
位置する前記ハンドルポスト20に後端において片持ち
状に支持されている。具体的には、図8にも示すよう
に、前記ブラケット45に連設した上下一対のステー7
3,74のうち上側のステー73に左右二本のボルト・
ナット75を介して止着され、下側のステー74に左右
中央に位置する一本のボルト・ナット76を介して止着
されている。
【0066】そして、図12、図13に示すように、前
記燃料タンク37の下面には、前記エンジン7のプラグ
7aに対する後方からの操作用スペースを形成する第1
凹部77と、前記チョークロッド51及びスロットルワ
イヤ48を挿通させるための第2凹部78とが形成され
ている。
【0067】前記上部ボンネット38は、図14〜図1
7に示すように、樹脂製のものであって、前部下端を複
数の第1突起79と第1孔80との弾性係合で前記ステ
ップSに着脱自在に止着するとともに、後端を第2突起
81と係合部82との弾性係合で前記パネル39に着脱
自在に取り付けることで、着脱自在に支持されている。
【0068】前記第1突起79及び第2突起81は、図
15から図18、図20に示すように、上部ボンネット
38に一体形成されており、第1孔80は、前記開口3
5周りのステップ部分に形成されており、係合部82
は、図20にも示すように、パネル39に形成されてい
る。前記係合部82を形成する手段は、図8、図10、
図11に示すように、パネル39の前端縁に凹部100
を形成し、この凹部100の周辺の垂れ下がり片部10
2に凹部101を形成することで小垂れ下がり部を形成
し、この小垂れ下がり部の下端を係合部82にする手段
であって、第2突起81が係合部82に係合すると同時
に凹部101に係合することで左右の位置決めを行うよ
うに構成されている。そして、第1突起79は、第1孔
80への上方からの挿入に伴い第1孔80周り部分に弾
性的に抜け止め係合する返りを有する。この返りは、上
部ボンネット38を弾性変形させることにより係合を解
除できるものである。
【0069】前記後部ボンネット40は、下端を複数の
第3突起83と第3孔84との弾性係合で前記ステップ
Sに着脱自在に止着することにより着脱自在に支持され
ている。第3突起83は、図15、図18に示すよう
に、後部ボンネット40に一体形成されており、第3孔
84は、図7、図18に示すように、開口35周りのス
テップ部分に形成されている。そして、第3突起83
は、第3孔84への上方からの挿入に伴い第3孔84周
り部分に弾性的に抜け止め係合する返りを有する。この
返りは、後部ボンネット40を弾性変形させることによ
り係合を解除できるものである。
【0070】ボンネット構造では、図14、図19に示
すように、上部ボンネット38のうち上部覆い部分の下
端85で前記後部ボンネット40のうち下部覆い部分の
上端86の浮き上がりを防止するように構成されてい
る。詳述すると、前記上端86は、内側(エンジンルー
ム36側)に延設する浮き上がり防止部86aとこれの
内端に連なる立ち上り部86bとを備えた構造に構成さ
れており、浮き上がり防止部86aに下端85が作用す
ることで浮き上がりが防止され、立ち上り部86bの上
部ボンネット38への接当により外側への変位を阻止さ
れるようになっている。
【0071】そして、図21に示すように、後部ボンネ
ット40における後部部分の上端部とは、前記パネル3
9の外周部上に重なるようになっている。
【0072】また、前記下端85及び上端86は、後方
ほど上方に位置する傾斜姿勢に構成されている。つま
り、上部ボンネット38や後部ボンネット40を弾性変
形させる状態で第3突起83の第3孔84への係合を解
除することにより、上部ボンネット38を外すことな
く、後部ボンネット40を後方に離脱させることができ
るようになっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】田植機の側面図
【図2】田植機の平面図
【図3】要部の側面図
【図4】ミッションケースの断面図
【図5】ハンドルポスト周りの側面図
【図6】ハンドルポスト周りの背面図
【図7】ステップの平面図
【図8】ハンドルポストの側面図
【図9】ハンドルポストの背面図
【図10】パネルの平面図
【図11】図10におけるA−A線断面図
【図12】燃料タンクの側面図
【図13】燃料タンクの背面図
【図14】ボンネットの側面図
【図15】分解状態のボンネットの側面図
【図16】上部ボンネットの平面図
【図17】上部ボンネットの正面図
【図18】要部の断面図
【図19】図14におけるB−B線断面図
【図20】図14におけるC部の拡大断面図
【図21】図14におけるD部の拡大断面図
【符号の説明】
36 エンジンルーム 38 上部ボンネット 20 ハンドルポスト 39 パネル 40 後部ボンネット 79 突起 80 孔 S ステップ 81 突起 82 係合部 85 下端 41 ポストカバー 42 操作パネル CL 変速レバー GS 変速ガイド溝 43 変速ガイド 19 ステアリングハンドル 14 主変速装置 28 主変速レバー 15 副変速装置 29 副変速レバー 54 変速ガイド溝 55 変速ガイド溝 44 支持板 45 ブラケット 56 支軸 60 支軸 7 エンジン 37 燃料タンク 7a プラグ 77 第1凹部 78 第2凹部 TM 変速装置 62 中立係合部 63 高速係合部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B62D 49/00 B62D 49/00 F Q 25/10 J Fターム(参考) 2B062 AA02 AB01 BA22 3D004 AA12 BA05 CA05 CA12 DA03 DA07

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンルームのうち前後部間の上部及
    び前部を覆う上部ボンネットと、ハンドルポストに装着
    されてエンジンルームの後部上面を覆うパネルと、エン
    ジンルームのうち前後部間の下部及び後部を覆う後部ボ
    ンネットとを設け、前記上部ボンネットのうち前部下端
    を複数の突起と孔との弾性係合でエンジンルームの周囲
    に位置するステップに着脱自在に止着するとともに、上
    部ボンネットの後端を突起と係合部との係合で前記パネ
    ルに着脱自在に取り付けて、上部ボンネットを支持さ
    せ、この上部ボンネットのうち上部覆い部分の下端で前
    記後部ボンネットのうち下部覆い部分の浮き上がりを防
    止するように構成し、下部覆い部分が上部覆い部分で浮
    き上がり防止されている状態で後部ボンネットを後方に
    離脱可能に構成してある水田作業機。
  2. 【請求項2】 ハンドルポストの上部を覆う筒状のポス
    トカバーと、操作パネルと、変速レバーの移動を案内す
    る変速ガイド溝が形成された変速ガイドとを一つのパネ
    ルとして一体形成してある水田作業機。
  3. 【請求項3】 ステアリングハンドルの左右一側箇所
    に、走行用の主変速装置を操作するための主変速レバー
    と走行用の副変速装置を操作するための副変速レバーと
    を配置し、これら主変速レバー及び副変速レバーの移動
    を案内する変速ガイド溝が形成された変速ガイドと操作
    パネルとを形成する一体成型品の左右幅広のパネルをハ
    ンドルポストの上部を貫通させる状態に配置し、左右に
    設定間隔を隔てて対向配置して前記パネルを支持する左
    右一対の支持板を備えたブラケットを上部と下部とで前
    記ハンドルポストに取り付け、前記主変速レバーの支軸
    及び副変速レバーの支軸を前記左右一対の支持板に両持
    ち支持させてある水田作業機。
  4. 【請求項4】 エンジンの後方に配置したハンドルポス
    トに、前記エンジンの上方に位置する燃料タンクを後端
    において片持ち状に支持させ、この燃料タンクの下面
    に、前記エンジンのプラグに対する後方からの操作用ス
    ペースを形成する第1凹部とチョークロッド挿通用の第
    2凹部とを形成してある水田作業機。
  5. 【請求項5】 ステアリングハンドルの左右一側箇所
    に、走行用の主変速装置を操作するための主変速レバー
    と、走行用の副変速装置を操作するための副変速操作レ
    バーとを、主変速レバーの基端部が副変速レバーよりも
    左右内側に位置する状態に配置し、主変速レバーを副変
    速レバーよりも上方に突出する長さに構成してある水田
    作業機。
  6. 【請求項6】 走行部への伝動系に介装した高低切り換
    え自在な変速装置を切り換え操作する変速レバーを設
    け、この変速レバーを中立位置・低速位置・高速位置の
    それぞれにおいて保持する手段を構成するに、変速レバ
    ーを低速位置に移動付勢する付勢手段を設け、中立位置
    と高速位置とのそれぞれに変速レバーを係合させること
    により付勢に抗して変速レバーを中立位置と高速位置と
    にそれぞれ保持する中立係合部と高速係合部とを設けて
    ある水田作業機。
JP2001288906A 2001-09-21 2001-09-21 水田作業機 Pending JP2003095146A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001288906A JP2003095146A (ja) 2001-09-21 2001-09-21 水田作業機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001288906A JP2003095146A (ja) 2001-09-21 2001-09-21 水田作業機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003095146A true JP2003095146A (ja) 2003-04-03

Family

ID=19111478

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001288906A Pending JP2003095146A (ja) 2001-09-21 2001-09-21 水田作業機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003095146A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020096547A (ja) * 2018-12-17 2020-06-25 株式会社クボタ 作業車

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020096547A (ja) * 2018-12-17 2020-06-25 株式会社クボタ 作業車
JP7023220B2 (ja) 2018-12-17 2022-02-21 株式会社クボタ 作業車

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7648001B2 (en) Speed shift arrangement for work vehicle
KR20170023789A (ko) 작업 차량
JP2003095146A (ja) 水田作業機
JP5568417B2 (ja) トラクタ
JP4023649B2 (ja) 乗用型田植機の車体構造
KR101789133B1 (ko) 승용형 농작업기
JP2000270652A (ja) 乗用型芝刈機
JP4695467B2 (ja) トラクタの変速操作装置
KR102271408B1 (ko) 작업 차량
JP4541991B2 (ja) 乗用型作業車
JP4753283B2 (ja) 乗用型田植機
JP7154155B2 (ja) 水田作業機
JP3411468B2 (ja) 乗用型作業機
JP2007076458A (ja) トラクタの変速操作装置
JP4577831B2 (ja) 乗用型作業機
WO2007136058A1 (ja) 作業車両
JP4278619B2 (ja) 農作業機の操縦部構造
JP6775448B2 (ja) 作業車
JP3789461B2 (ja) 作業車のステアリング装置
JP4537939B2 (ja) トラクタの操作装置
JP2004073101A (ja) コンバイン
JP2008006978A (ja) トラクタのフロントpto伝動装置
JP2006217838A (ja) 農作業機のレバー操作構造
JPH11165551A (ja) 作業車両の変速構造
KR100837893B1 (ko) 작업차량의 변속 조절 장치

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051125

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051208

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060420