JP2003094990A - 自動車の座席配列の改善及び前部荷物置き場 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】車の運転中の死角を減らす座席配列及び助手席
前面部の荷物置場等を提供する。 【解決手段】車内の助手席を１５〜２０ｃｍ程度後方部
へ下げて設置し、その前面部へ荷物置場等の場所を確保
することにより右折時の死角部分を減らし、同時に助手
席前面部分に荷物等の置き場を確保できるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、助手席やその後
ろの席をある程度下げて設置し、運転中の車の死角を減
らす座席配列に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】今、一般に車の座席は、運転席と助手席
は基本的に横に同じ位置にある。両席とも少しは後ろに
移動することはできるが、走行中、座席に人が座ってい
る場合、人が視界を遮ることになり十分に安全確認が出
来るとは言い難い。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】従来の座席の配列では
次のような欠点があった。 （イ）助手席に人が乗っている場合、運転中、交差点等
を右折しようとする時、左から来る車等が見えにくく、
どうしても身を乗り出して安全確認をしなければならな
かった。 （ロ）運転手等の荷物置場が確保されていないため、座
席の上などに荷物を置くことが多くなり、走行中に荷物
が座席から転がり落ちたりしていた。 本発明はこれらの欠点を除くためになされたものであ
る。

【０００４】

【課題を解決するための手段】助手席やその後ろの席
を、１５〜２０ｃｍ程度下げて設置する。そうすれば、
助手席の前の部分が空くので、そこに荷物置場等を設け
る。本発明は、以上のような構成よりなる座席配列及び
荷物置場等の設置に関するものである。

【０００５】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。 （イ）助手席を１５〜２０ｃｍ程度後方部へ下げて設置
する。 （ロ）助手席の前面部分が空くことにより、そこを荷物
置場にすることが出来る。荷物置場は設置型でも取り外
し可能な箱型にしても良い。上部にフタを設け、テーブ
ルにもなるように工夫したりもできる。

【０００６】

【発明の効果】この発明の方法だと、助手席は一番危な
いという点もカバーできる。なぜなら、万が一の場合、
助手席の前面部分の荷物置場が衝撃を吸収してくれるか
らである。また、急停止の時、フロントガラスへぶつか
ることも防げる。そして、この座席配列は車内のコミュ
ニケーションも、後ろの人を含め円滑に行うことが出来
る。運転手にとって、見えにくい死角が減るという交通
安全面や荷物置場の確保などの利点がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】 車内を上から見た図である。

【図２】 車の断面図を助手席側から見た図である。

【符号の説明】

（１）座席 （２）荷物置場等 （３）ハンドル

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 助手席を適度に後方部へ設置する座席
   配列
2. 【請求項２】 助手席の前面部分への荷物置場等の設
   置