JP2003094894A - 水圧転写用フィルム - Google Patents

水圧転写用フィルム

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JP2003094894A JP2001293095A JP2001293095A JP2003094894A JP 2003094894 A JP2003094894 A JP 2003094894A JP 2001293095 A JP2001293095 A JP 2001293095A JP 2001293095 A JP2001293095 A JP 2001293095A JP 2003094894 A JP2003094894 A JP 2003094894A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 凹凸のある立体面や曲面を有する成形体の表
面に印刷層を形成するのに好適で、特にインクジェット
法による高精細な印刷が可能であり、被転写物と印刷層
との密着性が良好で工程通過性に優れた水圧転写用フィ
ルムを提供する。 【解決手段】 ケン化度80〜99モル%のポリビニル
アルコール系重合体と、ポリウレタン樹脂とからなる水
圧転写用フィルムにより、上記課題は解決される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、凹凸のある立体面
や曲面を有する成形体の表面に印刷層を形成するのに主
として好適な水圧転写用フィルムであり、特にインクジ
ェット法による印刷に適した水圧転写用フィルムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】凹凸のある立体面や曲面を有する成形体
の表面に対して、意匠性を付与したり、表面物性を向上
させる目的で印刷層を形成する手段として、フィルム表
面に転写用の印刷層を形成した水溶性または水膨潤性フ
ィルムからなる水圧転写用シートを用いる方法が知られ
ている(例えば、特開昭54−33115号公報な
ど)。前記公報には、水圧転写用シートを印刷面を上に
して水面に浮かべた後、被転写体である各種の成形体を
その上方から押し入れることで、水圧を利用して被転写
体の表面に印刷層を転写するという方法が記載されてい
る。
【0003】従来、水圧転写用シートの製造には、オフ
セット印刷、凸版印刷、スクリーン印刷またはグラビア
印刷等によって水圧転写用フィルムの上部に鮮明で微細
な印刷層を設けるという方法が採用されているが、この
方法は、少量多品種生産の要求に応じた小ロットでの生
産や一般家庭での利用に適しているとは到底言い難い。
また、従来の水圧転写用シートには、水性インクを用い
たインクジェット法による印刷に際し、水圧転写用フィ
ルムが膨潤して印刷像がぼやけて高精細印刷ができなか
ったり、穴があいたりするという問題があるうえ、ポリ
エステルやポリプロピレンやポリスチレンなどの被転写
物との接着性が不十分であるという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、凹凸のある
立体面や曲面を有する成形体の表面に印刷層を形成する
のに好適で、特にインクジェット法による高精細な印刷
が可能であり、被転写物と印刷層との密着性が良好で工
程通過性に優れた水圧転写用フィルムを提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは鋭意検討し
た結果、ケン化度80〜99モル%のポリビニルアルコ
ール系重合体と、ポリウレタン樹脂とからなる水圧転写
用フィルムが上記課題を達成するのに有効であることを
見出し、本発明を完成するに至った。
【0006】本発明の水圧転写用フィルムに使用される
ポリビニルアルコール系重合体は、ビニルエステル系モ
ノマーを重合して得られたビニルエステル系重合体をケ
ン化し、ビニルエステル単位をビニルアルコール単位と
したものを用いることができる。そのビニルエステル系
モノマーとしては、例えば、ギ酸ビニル、酢酸ビニル、
プロピオン酸ビニル、バレリン酸ビニル、ラウリン酸ビ
ニル、ステアリン酸ビニル、安息香酸酸ビニル、ピバリ
ン酸ビニル、バーサチック酸ビニル等を挙げることがで
き、これらの中でも酢酸ビニルを用いるのが好ましい。
【0007】ビニルエステル系モノマーを重合させる際
に、必要に応じて、該ビニルエステル系モノマーと共重
合可能なモノマーを、本発明の効果を損なわない範囲で
共重合させることができる。このようなビニルエステル
系モノマーと共重合可能なモノマーとしては、例えば、
エチレン、プロピレンなどのオレフィン類、アクリル酸
およびアクリル酸エステル類、メタクリル酸およびメタ
クリル酸エステル類、アクリルアミド誘導体、メタクリ
ルアミド誘導体、ビニルエーテル類、ハロゲン化ビニ
ル、アリル化合物、マレイン酸またはその塩およびエス
テル類、ビニルシリル化合物等を挙げることができる。
これらのモノマーによる変性量は通常25モル%以下、
好ましくは5モル%以下である。変性量が25モル%を
超えると、水圧転写用フィルムと印刷層との親和性など
が低下する傾向がみられる。
【0008】ポリビニルアルコール系重合体のケン化度
は80〜99モル%、好ましくは85〜92モル%であ
る。ポリビニルアルコール系重合体のケン化度が80モ
ル%未満の場合には、水圧転写用フィルムの水溶性速度
が低下して水圧転写工程における通過性が悪化する場合
があり、一方、ポリビニルアルコール系重合体のケン化
度が99モル%を超えた場合でも、水圧転写用フィルム
が水不溶化し、水圧転写工程における通過性が悪化する
場合がある。なお、本明細書でいうケン化度とは、ケン
化によりビニルアルコール単位に変換されうる単位の中
で、実際にビニルアルコール単位に変換されている単位
の割合を示したものである。なお、ポリビニルアルコー
ル系重合体のケン化度のケン化度は、JIS記載の方法
により測定される。
【0009】ポリビニルアルコール系重合体の重合度は
500〜3000、好ましくは700〜2500、さら
に好ましくは1000〜2000である。ポリビニルア
ルコール系重合体の重合度が500未満の場合には、基
材フィルムとしての機械的強度が不足する場合がある。
一方、ポリビニルアルコール系重合体の3000を超え
ると、水圧転写用フィルムを製造する際の生産効率が低
下する場合があり、また、水圧転写用フィルムの水溶性
が低下して経済的な水圧転写の速度を得るのが困難にな
る場合がある。
【0010】本発明において用いられるポリウレタン樹
脂は、公知の方法にしたがって、2個以上の活性水素原
子を有する有機化合物とジイソシアネートとを反応させ
ることにより製造することができ、より具体的には、ポ
リオールとジイソシアネートとを溶剤中で反応させ、必
要に応じて、反応物をエマルジョン化することにより製
造することができる。ポリオールとしては通常ポリカー
ボネートポリオールまたはポリエステルポリオールが用
いられる。ポリカ−ボネ−トポリオ−ルは、例えばカ−
ボネ−ト化合物とジオ−ルとを反応させることにより得
ることができ、カ−ボネ−ト化合物としてはジメチルカ
−ボネ−ト、ジエチルカーボネート、ジフェニルカ−ボ
ネ−ト、エチレンカ−ボネ−ト、ジエチレンカーボネー
トなどを挙げることができ、ジオ−ルとしては、低級ア
ルコ−ルで置換されていてもよいエチレングリコ−ル、
プロピレングリコ−ル、ジエチレングリコ−ル、1,4
−ブタンジオ−ル、1,5−ペンタンジオ−ル、ネオペ
ンチルグリコ−ル、3−メチル−1,5−ペンタンジオ
−ル、1,6−ヘキサンジオ−ル、ヘプタンジオ−ル、
オクタンジオ−ル、ノナンジオ−ル、デカンジオ−ル、
ドデカンジオ−ルなどの脂肪族ジオ−ル、シクロヘキサ
ンジオ−ル、水添キシリレングリコ−ルなどの脂環式ジ
オ−ル、キシリレングリコ−ルなどの芳香族ジオ−ルが
挙げられるが、なかでも脂肪族ジオ−ル、とりわけ1,
4−ブタンジオ−ル、3−メチル−1,5−ペンタンジ
オ−ル、1,6−ヘキサンジオ−ル、ヘプタンジオ−
ル、オクタンジオ−ル、ノナンジオ−ルなどの炭素鎖長
が4〜9の脂肪族ジオ−ルが好適に用いられる。
【0011】また、ポリエステルポリオールは、低分子
のジオールとジカルボン酸とを縮合することにより得る
ことができ、低分子のジオールとしては、エチレングリ
コール、ジエチレングリコール、プロピレングリコー
ル、ジプロピレングリコール、1,4−ブタンジオール
などが挙げられ、中でもエチレングリコール、プロピレ
ングリコール、1,4−ブタンジオールが好適に用いら
れる。ジカルボン酸としては、コハク酸、グルタル酸、
アジピン酸、ピメリン酸、スペリン酸、アゼライン酸、
セバシン酸、ブラシル酸などの脂肪族二塩基酸、イソフ
タル酸、テレフタル酸、ナフタレンジカルボン酸などの
芳香族二塩基酸を用いることができ、中でも脂肪族二塩
基酸、とりわけアジピン酸、ピメリン酸、スペリン酸、
アゼライン酸、セバシン酸などのメチレン鎖長が4〜8
の二塩基酸が好適に用いられる。
【0012】ポリカーボネートポリオールまたはポリエ
ステルポリオールの分子量について特に制限はないが、
通常、数平均分子量で700〜4000、より好ましく
は1000〜2500である。
【0013】ジイソシアネートとしては、例えば、2,
4−トリレンジイソシアネート、1,6−ヘキサメチレ
ンジイソシアネートなどの芳香族ジイソシアネ−ト、ト
リメチルヘキサメチレンジイソシアネートなどの脂肪族
ジイソシアネート等を挙げることができ、特に脂肪族ジ
イソシアネートの使用が好ましい。
【0014】ジイソシアネ−トの使用量についてはとく
に制限はないが、ポリウレタンの溶液の粘度、ポリオ−
ルの分子量、量比、反応溶媒、ならびにポリオ−ルおよ
び鎖伸長剤中に含まれる水分などによっても異なるが、
通常はポリオ−ルと鎖伸長剤よりの水酸基の当量比(N
CO/OH)が0.95〜1.2、なかんずく0.97
〜1.1で用いられることが好ましい。
【0015】ポリオールとジイソシアネートとの反応に
際して用いることができる有機溶媒としては、アセト
ン、メチルエチルケトン、テトラヒドロフラン、ジオキ
サン、酢酸エチル、トルエン、キシレンなどが挙げら
れ、反応物をエマルジョン化する観点からは、アセト
ン、メチルエチルケトン、酢酸エチルの使用が好まし
い。
【0016】ポリオールとジイソシアネートとの反応物
は、必要に応じて鎖伸長剤を用いて、さらに分子量を増
加させることができ、この目的に使用することができる
鎖伸長剤としては、低級アルコ−ルで置換されていても
よいエチレングリコ−ル、プロピレングリコ−ル、ジエ
チレングリコ−ル、1,4−ブタンジオ−ル、1,5−
ペンタンジオ−ル、ネオペンチルグリコ−ル、3−メチ
ル−1,5−ペンタンジオ−ル、1,6−ヘキサンジオ
−ル、ヘプタンジオ−ル、オクタンジオ−ル、ノナンジ
オ−ル、デカンジオ−ル、ドデカンジオ−ルなどの脂肪
族ジオ−ル、シクロヘキサンジオ−ル、水添キシリレン
グリコ−ルなどの脂環式ジオ−ル、キシリレングリコ−
ルなどの芳香族ジオ−ル、エチレンジアミン、プロピレ
ンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、トリレンジアミ
ン、キシリレンジアミン、ジフェニルジアミン、ジアミ
ノジフェルメタンなどのジアミンが挙げられる。
【0017】また、本発明において、ポリウレタン樹脂
としては市販のポリウレタン樹脂が用いられてもよく、
特にポリウレタン樹脂エマルジョンとして、例えば、大
日本インキ化学工業(株)製の「ボンディック」(商品
名)、「ハイドラン」(商品名)、バイエル社製の「イ
ンプラニール」(商品名)等を挙げることができる。
【0018】ポリウレタン樹脂はポリビニルアルコール
系重合体フィルム中に分散させてもよいし、ポリビニル
アルコール系重合体フィルムの少なくとも片面を被覆し
てもよいが、効果の点で特に好ましいのは、後者のポリ
ビニルアルコール系重合体フィルムの少なくとも片面を
ポリウレタン樹脂で被覆する方法である。
【0019】ポリウレタン樹脂はポリビニルアルコール
系重合体フィルムの片面だけでなく、両面に被覆しても
よく、特に制限はない。印刷層と水圧転写用フィルムと
の親和性を確保する観点からは、片面のみを被覆するの
で十分であるが、フィルムのカール性やブロッキング防
止性などの工程通過性の点からは両面を被覆するのが好
ましい。
【0020】本発明において用いられるポリビニルアル
コール系重合体は水溶性であるため、フィルム中に分散
させる場合にはポリウレタン樹脂はエマルジョンである
ことが好ましく、フィルムの片面又は両面を被覆する場
合にはポリウレタン樹脂は溶剤溶液タイプであることが
好ましい。ポリウレタン樹脂エマルジョンをポリビニル
アルコール系重合体フィルム中に分散させる際のポリウ
レタン樹脂エマルジョンの好ましい量は、固形分換算
で、ポリビニルアルコール100重量部に対して5〜5
0重量部であり、より好ましくは10〜45重量部であ
り、特に好ましくは15〜30重量部である。ポリウレ
タン樹脂エマルジョンの量が5重量部未満の場合には、
水圧転写用フィルムと印刷層との親和性が低下する傾向
がみられる。また、ポリウレタン樹脂エマルジョンの量
が50重量部を超えると、ポリビニルアルコール系重合
体フィルムの耐衝撃性が低下して脆くなり、水圧転写工
程における通過性が不十分となる傾向がある。
【0021】ポリウレタン樹脂エマルジョンにおいてポ
リマー粒子の粒径は0.05〜10μmであることが好
ましく、0.1〜5μmであることがさらに好ましく、
0.5〜3μmであることが特に好ましい。ポリマー粒
子の粒径が0.05未満の場合には、水圧転写用フィル
ムと印刷層との親和性を十分なものとするためには添加
量を増やす必要があり実用的でなくなる。ポリマー粒子
の粒径が10μmを超える場合には、ポリビニルアルコ
ール系重合体フィルム中に分散させるとフィルムの耐衝
撃性が低下して、工程通過性が悪くなり、また、フィル
ムの片面又は両面に被覆する場合にはエマルジョンの脱
落が起きやすくなる傾向がある。
【0022】ポリウレタン樹脂をポリビニルアルコール
系重合体フィルムの片面又は両面に被覆するには、従来
公知の方法を用いることができる。その方法として、例
えば、グラビアロールコーティング、マイヤーバーコー
ティング、リバースロールコーティング、エアーナイフ
コーティング、スプレー方式等が挙げられるが、均一な
層を形成することができさえすればよく、その方法は特
に限定されない。
【0023】ポリビニルアルコール系重合体フィルムの
片面又は両面を被覆するのに用いられるコート液には、
本発明の水圧転写用フィルムの本来の性能が損なわれる
ことがない限り、ポリウレタン樹脂のほかに、水溶性高
分子などのバインダー、オクチルアルコール、トリブチ
ルアルコール等の消泡材、防錆剤、防かび剤、粘度安定
剤、界面活性剤、スリップ剤などが添加されていても差
し支えない。特にシリカなどの無機フィラー等のスリッ
プ剤を添加することは、印刷層の印刷性を向上させる観
点から好ましい。また、バインダーとして添加される水
溶性高分子としては、ケン化度が80〜90モル%、好
ましくは85〜90モル%のポリビニルアルコール系重
合体を用いることが特に好ましい。
【0024】被覆層の厚みは好ましくは0.05〜20
μmであり、より好適には0.1〜10μmである。被
覆層の厚みについて厳密な意味での上限はないが、20
μmを超えると、コスト的に不利になる。
【0025】本発明の水圧転写用フィルムは、ケン化度
80〜99モル%のポリビニルアルコール系重合体に対
して可塑剤を添加することで柔軟性を付与することがで
きる。可塑剤はポリビニルアルコール系重合体に可塑性
を付与する機能を有していればよく、とくに制限はない
が、グリセリン、ジグリセリン、トリメチレングリコー
ル、プロピレングリコール、ジエチレングリコール等の
多価アルコール系可塑剤の使用が好ましく、特にグリセ
リンが好ましい。可塑剤の添加量はポリビニルアルコー
ル系重合体100重量部に対して20重量部以下である
のがよく、15重量部以下であるのがより好ましい。可
塑剤の量が20重量部を超えると、ブロッキングが生じ
る恐れがある。
【0026】また、本発明の目的を阻害しない範囲であ
れば、水圧転写用フィルムに印刷層を形成する際に必要
な機械的強度を付与し、水圧転写用フィルムを取扱う際
の耐湿性を維持し、あるいは印刷層が形成された水圧転
写用フィルムを水面に浮かべた際の吸水による柔軟化の
速度、水中での延展性、水中での拡散に要する時間、転
写工程における変形のし易さ等を調節することを目的と
して、ケン化度80〜99モル%のポリビニルアルコー
ル系重合体に対して澱粉、およびポリビニルアルコール
以外の水溶性高分子を添加することが好ましい。
【0027】添加しうる澱粉としては、コーンスター
チ、馬鈴薯澱粉、甘藷澱粉、コムギ澱粉、コメ澱粉、タ
ピオカ澱粉、サゴ澱粉等の天然澱粉類、エーテル化加
工、エステル化加工、酸化加工などがされた加工澱粉類
を挙げることができ、特に加工澱粉類が好ましく用いら
れる。添加される澱粉の量はポリビニルアルコール系重
合体100重量部に対して15重量部以下であるのがよ
く、10重量部以下であるのがより好ましい。澱粉の添
加量が15重量部を超えると、ポリビニルアルコール系
重合体フィルムは耐衝撃性が低下して脆くなり、工程通
過性が低下する恐れがある。
【0028】水溶性高分子としては、例えば、デキスト
リン、ゼラチン、にかわ、カゼイン、シェラック、アラ
ビアゴム、ポリアクリル酸アミド、ポリアクリル酸ソー
ダ、ポリビニルメチルエーテル、メチルビニルエーテル
と無水マレイン酸の共重合体、酢酸ビニルとイタコン酸
の共重合体、ポリビニルピロリドン、セルロース、アセ
チルセルロース、アセチルブチルセルロース、カルボキ
シメチルセルロース、メチルセルロース、エチルセルロ
ース、ヒドロキシエチルセルロース、アルギン酸ソーダ
などが挙げられる。添加される水溶性高分子の量はポリ
ビニルアルコール系重合体100重量部に対して15重
量部以下であるのがよく、10重量部以下であるのがよ
り好ましい。水溶性高分子の添加量が15重量部を超え
ると、水圧転写時における水圧転写用フィルムの溶解性
および分散性が低下する恐れがある。
【0029】また、印刷層が形成された水圧転写用フィ
ルムを水面に浮かべた際の吸水による柔軟化の速度、水
中での延展性、水中での拡散に要する時間等を調節する
目的で、ケン化度80〜99モル%のポリビニルアルコ
ール系重合体に対して無機塩類や界面活性剤などの添加
剤を添加することが好ましい。
【0030】無機塩類としては、ホウ酸や硼砂の使用が
特に好ましい。添加される無機塩類の量は、ポリビニル
アルコール系重合体100重量部に対して5重量部以下
であるのがよく、1重量部以下であるのがより好まし
い。無機塩類の添加量が5重量部を超えると、ポリビニ
ルアルコール系重合体フィルムの水溶性が著しく低下す
る。
【0031】添加される界面活性剤の種類については特
に制限はない。界面活性剤の添加量は、ポリビニルアル
コール系重合体100重量部に対して5重量部以下であ
るのがよく、1重量部以下であるのがより好ましい。界
面活性剤の添加量が5重量部を超えると、ポリビニルア
ルコール系重合体フィルムが密着しやすくなり、取り扱
い性が低下する。
【0032】本発明の水圧転写用フィルムは、ケン化度
80〜99モル%のポリビニルアルコール系重合体に対
して、熱安定剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、着色剤、
フィラー等を添加することができる。これらの添加剤の
量は、通常ポリビニルアルコール系重合体100重量部
に対して10重量部以下であるのがよく、より好ましく
は5重量部以下である。添加剤の量が10重量部を超え
ると、ポリビニルアルコール系重合体フィルムの耐衝撃
性が悪化する恐れがある。
【0033】本発明の水圧転写用フィルムの厚みは、水
溶性と工程通過性のバランスを勘案して適宜選択すれば
よいが、通常10〜100μm、好ましくは20〜80
μm、さらに好ましくは30〜50μmである。厚みが
10μm未満になると、フィルム強度が不足するため工
程通過性の低下が生じる場合がある。また、厚みが10
0μmを超えると、フィルムの水溶性が低下して、結果
的に生産効率を低下させる場合がある。
【0034】本発明の水圧転写用フィルムは、流延法、
押出法、溶融法、インフレーション法等により製膜され
る。製膜後のフィルムは無延伸でもよいし、用途に合わ
せて機械特性を改善する目的で、1軸延伸または2軸延
伸を施すこともでき、特に限定されない。
【0035】また、水圧転写用フィルムに印刷層を印刷
する工程での印刷適性を向上させる目的で、フィルム表
面のスリップ性を向上させるため、フィルムの表面をマ
ット処理することが好ましい。処理方法として、製膜時
にロールまたはベルトのマット表面をフィルムに転写さ
せるオンラインマット処理法、フィルムを一旦ロールに
巻き取った後にエンボス処理を施す方法などが挙げられ
るが、表面に凹凸を付けることができさえすれば、方法
は特に限定されない。フィルムの表面粗さはRaで0.
5μm以上であるのが好ましく、1μm以上であるのが
より好ましい。また、フィルムの表面粗さのRmaxは
1μm以上であるのがよく、3μm以上であるのがより
好ましい。
【0036】本発明の水圧転写用フィルムの長さおよび
幅には特に制限はないが、印刷時の生産性の観点から、
長さは1m以上であるのが好ましく、100m以上であ
るのがより好ましく、1000m以上であるのがさらに
好ましい。水圧転写用フィルムの幅は50cm以上であ
るのが好ましく、80cm以上であるのがより好まし
く、100cm以上であるのがさらに好ましい。フィル
ムの幅が50cm未満であると、印刷時の生産性が低下
する恐れがある。フィルムの幅は4m以下であるのが好
ましく、3m以下であるのがさらに好ましい。フィルム
の幅が4mを超えると、均一な厚みを有する水圧転写用
フィルムの生産が困難になる恐れがある。
【0037】本発明の水圧転写用フィルムは、印刷層を
設けた後、従来公知の水圧転写方法に好適に用いること
ができる。その方法として、例えば、印刷層を設けた水
圧転写用フィルムを水面に浮かべると共に該水圧転写用
フィルムの印刷層を活性化させる第1工程、水面に浮い
ている水圧転写用フィルムの上方から所定の成形体から
なる被転写体を被転写面が下方になるようにして降下さ
せる第2工程、水圧転写用フィルムの印刷層が被転写体
の表面に十分に固着した後で該水圧転写用フィルムにお
ける転写フィルム基材を除去する第3工程、被転写面に
転写用の印刷層を転写させた被転写体を十分に乾燥させ
て目的製品を得る第4工程の各工程からなる水圧転写方
法が挙げられる。
【0038】本発明の水圧転写用フィルムは、木、合
板、パーティクルボード等の木質基材、各種プラスチッ
ク類、石膏ボード、パルプセメント板、スレート板、石
綿セメント板などの繊維セメント板、珪酸カルシウム
板、珪酸マグネシウム板、GRCおよびコンクリート、
鉄、ステンレス、銅、アルミニウム等の金属板、および
これらの複合物の表面に印刷層を形成するのに使用され
る。これらの基材および板は、表面の形状が平坦であっ
ても、粗面であっても、凹凸形状を有していてもよく、
主として凹凸のある立体面や曲面を有する成形体の表面
に印刷層を形成するのに好適に用いられる。
【0039】本発明の水圧転写用フィルム上には、公知
の印刷方式によって印刷層を形成することができ、例え
ば、グラビア印刷、スクリーン印刷、オフセット印刷、
ロールコート等が採用される。印刷層は水圧転写用フィ
ルムに直接に印刷しても構わないし、他のフィルムに一
旦形成した後で水圧転写用フィルムに転写しても構わな
い。水圧転写用フィルムに直接に印刷することは印刷イ
ンクの組成や乾燥工程の問題、多色印刷の際の色ずれの
問題など多くの問題を有するため、他のフィルムに一旦
形成した後で水圧転写用フィルムに転写するのが好まし
い。印刷インクは従来公知のものが制限なく用いられ
る。
【0040】本発明の水圧転写用フィルムは、インクジ
ェット法による印刷に適しており、特に一般的に使用さ
れている水性インクを用いたインクジェット方式に好ま
しく用いることができる。
【0041】以下、実施例により本発明をさらに詳細に
説明するが、本発明はこれによって何ら限定を受けるも
のではない。
【0042】実施例 1 ケン化度88モル%、重合度1750のポリビニルアル
コール100重量部、グリセリン5重量部、エーテル化
澱粉5重量部、およびホウ酸0.5%からなる15%濃
度の水溶液を90℃の温度にして、マット面を有する、
ステンレス製の金属板上に流延し、製膜することによ
り、厚さ40μmの基材フィルムを作成した。次いで、
基材フィルムの上に、1,4−ブタンジオールとジエチ
レンカーボネートの重縮合物であるポリカーボネートジ
オールと、エチレンジアミンと、2,4−トリレンジイ
ソシアネートとの反応物(ポリカーボネートジオール/
エチレンジアミン/ジイソシアネート=1/1/2)の
酢酸メチル溶液をダイレクト・グラビアロールコータ−
を用いて75m/分の速度で塗布したのち、乾燥機を用
いて150℃の温度で乾燥を行い、片面にポリウレタン
樹脂層が被覆された、厚さ42μmのフィルムを得、さ
らにエンボスロール温度120℃、線圧35kg/cm
の条件でエンボス加工を行い、水圧転写用フィルムを得
た。
【0043】得られた水圧転写用フィルムにインクジェ
ットプリンター(セイコーエプソン(株)製PM−20
0C)を用いて印刷を行なったところ、印刷層ににじみ
は認められなかった。印刷層を形成した水圧転写用シー
トをロール状に巻き取り、20℃、65%RHの雰囲気
下で1週間保管したところ、印刷層の剥離は認められな
かった。
【0044】上記印刷層面に、活性剤(ブチルセロソル
ブアセテート26重量部、ブチルカルビトールアセテー
ト26重量部、ブチルメタクリレート重合体8重量部、
ジブチルフタレート20重量部、硫酸バリウム20重量
部の混合物)をスプレー塗工法で13g/mに塗布し
た。そして、水温30℃の水面に、前記活性剤を塗布し
た水圧転写用シートの印刷面が上面になるようにして浮
かべ、1分後にABS樹脂製の平板成形体を上方から押
し入れ、該成形体の表面に水圧転写用シートを延展密着
させた。次いで、表面に水圧転写用シートが延展、密着
しているABS樹脂成形体を水中から引き出し、40℃
の温水で30分間シャワーした後、さらに蒸留水でシャ
ワーし、水圧転写用シートから水圧転写フィルムを除去
し、続いて乾燥工程を経ることによって、水圧転写法に
よる転写層を有するABS樹脂成形体を得た。転写用フ
ィルムの除去性は良好で、印刷層の成形体への転写性も
良好であり印刷抜けは認められなかった。
【0045】実施例 2 ケン化度88モル%、重合度1750のポリビニルアル
コール100重量部、グリセリン5重量部、エーテル化
澱粉5重量部、およびホウ酸0.5%からなる15%濃
度の水溶液を90℃の温度にして、マット面を有するス
テンレス製の金属板上に流延し、製膜することにより、
厚さ40μmの基材フィルムを作成した。次いで、コー
ト液として、ポリエステル系ポリウレタン樹脂としてボ
ンディック2250(大日本インキ化学工業(株)製を
固形分換算で1重量部と、バインダーとしてケン化度8
8モル%、重合度1750のポリビニルアルコール1重
量部と水98部からなる2%濃度の水溶液を作成した。
このようにして作成したコート液を基材フィルムの上に
ダイレクト・グラビアロールコータ−を用いて75m/
分の速度で塗布したのち、乾燥機を用いて150℃の温
度で乾燥を行うという操作を繰り返して行い、両面にポ
リウレタン樹脂層が被覆された、厚さ42μmのフィル
ムを得、さらにエンボスロール温度120℃、線圧35
kg/cmでエンボス加工を行い、水圧転写用フィルム
を得た。
【0046】得られた水圧転写用フィルムにインクジェ
ットプリンター(セイコーエプソン(株)製PM−20
0C)で印刷を行なったところ、印刷層のにじみは僅か
であった。印刷層を形成した水圧転写用フィルムをロー
ル状に巻き取り、20℃、65%RHの雰囲気下で1週
間保管したところ、印刷層の剥離は認められなかった。
【0047】上記印刷面に、活性剤(ブチルセロソルブ
アセテート26重量部、ブチルカルビトールアセテート
26重量部、ブチルメタクリレート重合体8重量部、ジ
ブチルフタレート20重量部、硫酸バリウム20重量部
の混合物)をスプレー塗工法で13g/mに塗布し
た。そして、水温30℃の水面に、前記活性剤を塗布し
た水圧転写用シートの印刷面が上面になるようにして浮
かべ、1分後にABS樹脂製の平板成形体を上方から押
し入れ、該成形体の表面に水圧転写用シートを延展密着
させた。次いで、表面に水圧転写用シートが延展、密着
しているABS樹脂成形体を水中から引き出し、40℃
の温水で30分間シャワーした後、さらに蒸留水でシャ
ワーし、水圧転写用シートから水圧転写用フィルムを除
去し、続いて乾燥工程を経ることによって、水圧転写法
による転写層を有するABS樹脂成形体を得た。水圧転
写フィルム基材の除去性は良好で、印刷層の成形体への
転写性も良好であり印刷抜けは少量であった。
【0048】実施例 3 ケン化度88モル%、重合度1750のポリビニルアル
コール100重量部、ポリエステル系ポリウレタン樹脂
としてハイドランHW−970(大日本インキ化学工業
(株)製)エマルジョン20重量部(固形分換算、グリ
セリン5重量部、エーテル化澱粉5重量部、およびホウ
酸0.5%からなる15%濃度の水溶液を90℃の温度
にして、マット面を有するステンレス製の金属板上に流
延し、製膜することにより、厚さ40μmの水圧転写用
フィルムを作成した。
【0049】実施例1と同様にして、水圧転写用フィル
ムのマット面側に印刷層を形成した。印刷層ににじみは
認められなかった。印刷層を形成した水圧転写用シート
をロール状に巻き取り、20℃、65%RHの雰囲気下
で1週間保管したところ、印刷層の剥離は認められなか
った。また、実施例1と同様に成形体への水圧転写性を
調べたところ、良好に転写可能であり、印刷抜けは認め
られなかった。
【0050】比較例 1 実施例 1で作成した基材フィルムに、何らの処理を施
すことなく、グラビア印刷を施したところ、印刷層のに
じみが大きく、印刷がぼやけていた。その後、印刷層を
形成したシートをロール状に巻き取り、20℃、65%
RHの雰囲気下で1週間保管したところ、印刷層の剥離
が部分的に認められた。その後、実施例1と同様ににし
て、印刷層を水圧転写した際にも成形体の表面に印刷抜
けが認められた。
【0051】比較例 2 ケン化度72モル%、重合度1750のポリビニルアル
コール100重量部、グリセリン5重量部、エーテル化
澱粉5重量部、およびホウ酸0.5%からなる15%濃
度の水溶液を90℃の温度にして、マット面を有するス
テンレス製の金属板上に流延し、製膜することにより、
厚さ40μmの基材フィルムを作成した。この基材フィ
ルムを用いたグラビア印刷は良好に行うことができた
が、実施例1と同様にして行った水圧転写時のフィルム
溶解性が悪く、印刷抜けが多く認められた。
【0052】比較例 3 ケン化度99.6%、重合度1750のポリビニルアル
コール100重量部、グリセリン5重量部、エーテル化
澱粉5重量部、およびホウ酸0.5%からなる15%濃
度の水溶液を90℃の温度にして、マット面を有するス
テンレス製の金属板上に流延し、製膜することにより、
厚さ40μmの、基材フィルムを作成した。この基材フ
ィルムを用いたグラビア印刷は良好に行うことができた
が、実施例1と同様にして行った水圧転写時のフィルム
溶解性が悪く、印刷抜けが多く認められた。
【0053】
【発明の効果】本発明の水圧転写用フィルムは、凹凸の
ある立体面や曲面を有する成形体の表面に印刷層を形成
するのに好適で、特にインクジェット法による高精細な
印刷が可能であり、被転写物と印刷層との密着性が良好
で工程通過性に優れている。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケン化度80〜99モル%のポリビニル
    アルコール系重合体と、ポリウレタン樹脂とからなる水
    圧転写用フィルム。
  2. 【請求項2】 ポリビニルアルコール系重合体フィルム
    からなる水圧転写用フィルムであり、ポリウレタン樹脂
    が該ポリビニルアルコール系重合体フィルム中に分散し
    ていることを特徴とする請求項1記載の水圧転写用フィ
    ルム。
  3. 【請求項3】 ポリビニルアルコール系重合体フィルム
    からなる水圧転写用フィルムであり、該ポリビニルアル
    コール系重合体フィルムの少なくとも片面がポリウレタ
    ン樹脂により被覆されていることを特徴とする請求項1
    記載の水圧転写用フィルム。
  4. 【請求項4】 ポリウレタン樹脂がポリカーボネートポ
    リオールおよびポリエステルポリオールから選ばれる少
    なくとも1種の化合物と脂肪族ジイソシアネートとの反
    応物であることを特徴とする請求項1〜3記載の水圧転
    写用フィルム。
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WO2010061790A1 (ja) * 2008-11-28 2010-06-03 株式会社クラレ 水圧転写フィルムの製造方法

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