JP2003094622A - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JP2003094622A
JP2003094622A JP2001286331A JP2001286331A JP2003094622A JP 2003094622 A JP2003094622 A JP 2003094622A JP 2001286331 A JP2001286331 A JP 2001286331A JP 2001286331 A JP2001286331 A JP 2001286331A JP 2003094622 A JP2003094622 A JP 2003094622A
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ink
layer
water
dispersion medium
transfer body
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Tomoyuki Moriya
知之 森谷
Akio Kojima
明夫 小島
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 吸水材やフィルターの繊維間、メッシュ間に
色剤が入り込まず、確実に溶媒を分離し濃度が上がった
色剤の転写剥離を完全にすることで裏写りやインク間の
滲みを押さえる。 【解決手段】 インクジェットヘッドに対して間隙を有
して移動する転写体21であって、該転写体は、該転写
体21上に形成されたインク像13からインクの分散媒
(水)を透過させて該転写体上におけるインクの色剤微
粒子13aの濃度を上昇させる。転写体21をインク1
3の水を透過させる層21cと透過した水を保持する層
21bと基材層21aに分け、上層にインク13の水を
透過させる透過フィルタ層21cを設けることにより、
転写体21に印写されたインク13の水が該水を保持す
る層21bに透過され、該層21bに保持される。水を
透過させる透過フィルタ層21cにおいて水分が分離、
除去されたインク13は、その粘度を上げて転写紙に転
写される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録装置、より詳
細には、インクジェットヘッドから噴射されるインク滴
にて転写体上にインク像を形成し、この転写体上のイン
ク像を記録媒体に転写する記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平5−200999号公報には、転
写式プリンタの高画質化の為に転写体表面に吸水層を設
け印写されたインクの溶媒としての水分を吸水するか不
織布や金属メッシュフィルタにて溶媒を分離させてフィ
ルタ自体で吸水し色剤を転写体表面に残す方式が提案さ
れている。吸水層材質としてポリアクリル酸ナトリウム
等の高吸水剤のフィルム又は繊維状に形成したものを使
用している。また、吸水フィルタとしてフッ素系樹脂や
セルロース等の不燃布や金属メッシュフィルタを使用し
ている。ところが、吸水材質としてポリアクリル酸ナト
リウム等を用いるとインク自体は増粘するが溶媒である
水分を分離できず色剤が吸水材に入り込み再利用できな
くなる等の不具合が発生する。また、不燃布や金属メッ
シュフィルタを使用すると繊維間やメッシュの間に色剤
が入り込み完全に転写剥離することは不可能であり、結
果的に目づまりを起こし長時間の使用に耐えないという
欠点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、吸水
材やフィルターの繊維間、メッシュ間に色剤が入り込ま
ず、確実に溶媒を分離し濃度が上がった色剤の転写剥離
を完全にすることで裏写りやインク間の滲みを押さえる
ことを目的としてなされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、イン
ク滴を射出する少なくとも単色のインクジェットヘッド
と、該インクジェットヘッドに対して間隙を有して移動
する転写体であって、該転写体上に形成されたインク像
からインクの分散媒を透過させて該転写体上におけるイ
ンクの色剤微粒子の濃度を上昇させる前記転写体と、該
転写体上のインク像を記録媒体に転写する装置を有する
転写型記録装置において、上記転写体の構成がインクの
分散媒を透過させる層と透過した分散媒を保持する層と
基材層からなることを特徴としたものである。
【0005】請求項2の発明は、請求項1の発明は、前
記転写体は、インクの分散媒を透過させる層がフィルム
状からなり、かつ多数の穴を有する転写体であることを
特徴としたものである。
【0006】請求項3の発明は、請求項1又は2の発明
において、インクにおける色剤微粒子の平均粒径をX、
粒径分布の標準偏差をσとした時、インクの分散媒を透
過させる層の多数の穴径がX−3σ以下好ましくはX−
3.7σ以下であることを特徴としたものである。
【0007】請求項4の発明は、請求項1又は2の発明
において、インクにおける色剤微粒子の平均粒径をX、
粒径分布の標準偏差をσとした時、インクの分散媒を透
過させる層の多数の穴径をX−3σ以下好ましくはX−
3.7σ以下とし、透過した分散媒を保持する層が吸水
材からなり、かつ個体か粉体であることを特徴としたも
のである。
【0008】請求項5の発明は、請求項1又は2の発明
において、転写体上のインクから透過した分散媒を保持
する層が不繊布体か織布体か多孔質体からなり、色剤微
粒子の平均粒径をX、粒径分布の標準偏差をσとした
時、X−3σ以下好ましくはX−3.7σ以上のメッシ
ュであることを特徴としたものである。
【0009】請求項6の発明は、請求項1又は2の発明
において、インクにおける色剤微粒子の平均粒径をX、
粒径分布の標準偏差をσとした時、インクの分散媒を透
過させる層の多数の穴径をX−3σ以下好ましくはX−
3.7σ以下とし、透過した分散媒を保持する層が不繊
布体か織布体か多孔質体からなり、色剤微粒子の平均粒
径をX、粒径分布の標準偏差をσとした時、X−3σ以
下好ましくはX−3.7σ以上のメッシュであることを
特徴としたものである。
【0010】請求項7の発明は、請求項1乃至8のいず
れかの発明において、転写体の基材層とインクの分散媒
を透過させる層又は透過した分散媒を保持する層を兼ね
ていることを特徴としたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明は、転写体の構成をインク
の分散媒を透過させる層と透過した分散媒を保持する層
と基材層に分け、上層にインクの分散媒を透過させる層
としてフィルムからなる透過フィルタ層を設けることに
より、転写体に印写されたインクの分散媒が該分散媒を
保持する層に透過され、該層に分散媒である水分が保持
される。インクの分散媒を透過させる透過フィルタ層に
おいて水分が分離、除去されたインクは、その粘度を上
げて転写紙に転写される。その際、水分は除去され、ま
た、繊維間やメッシュ間に色剤が入り込まず目詰まりも
起こさず粘度が上がっているために転写紙に吸収される
溶媒は少なく、転写紙の裏写りが少なく、インク間の混
ざりが少なく良好な画像を得ることができる。また、イ
ンクの分散媒を透過させる透過フィルタ層はフィルム状
で吸水材でないためフィルターの繊維の目に色剤が入り
込むことがなく、このため、転写が完全に行われるだけ
でなくフィルターの寿命が長くなる。
【0012】図1は、本発明が適用される記録装置の一
例を示す要部構成図で、その基本構成は、印写装置1
0,転写体装置20,給紙装置30,レジスト装置4
0,転写装置50,排紙装置60,転写体上の残留色剤
のクリーニング装置70,コントローラ80等で構成さ
れている。
【0013】(印写装置10)図1において、印写装置
10は、転写体21におけるマーカ91を位置制御エン
コーダ92にて読みとり、転写体21が印写装置10の
位置に移動したと判断すると、印写動作が始まり、印写
装置10により転写体21上に画像が印写される。印写
装置10は各色対応の記録ヘッド11を搭載したヘッド
アレイ12からなる。また、記録ヘッド11は必要に応
じ水性のインク13を吐出し転写体21上に画像を形成
する。水性インク13は分散媒として水を使用し、図2
に示すように、色剤として顔料もしくは染料等で着色し
た高分子重合体からなる水に不溶な色剤微粒子13aか
らなる。また、必要に応じ界面活性剤等の添加剤が付与
されている。コントローラ80にて形成される画像は鏡
像画像データに変換され印写装置10にて鏡像画像とし
て転写体21へ印写される。また、ヘッドアレイ12は
2本の支持軸であるガイドシャフト14,15により軸
方向に可動的にもしくは固定的に保持されて、転写体2
1とのギャップを一定になるように維持されている。
【0014】(転写装置20)図2に、転写体21の断
面図を示す。転写体21は下層に基材層21aが有り、
中層に吸水材からなる吸水層21bが有り、上層にフィ
ルム状のフィルタからなる透過フィルタ層21cが有る
構成である。基材21aはPET(ポリエチレンテレフ
タレート)材やポリイミドフィルム材等機械的強度に耐
えられる材質からなる。転写のための弾性が必要であれ
ばウレタンゴム等の弾性体材料でも良い。また、吸水層
21bは透過フィルタ層21cで透過したインク13の
分散媒である水分を吸収保持する層であり、ポリアクリ
ル酸等の吸水材からなる。透過フィルタ層21cはフィ
ルム状に微細な穴21c′を多数設けた材質ポリカーボ
ネートのシート材からなる水分分離膜である。
【0015】インク13は記録ヘッド11により吐出さ
れると7m/秒〜10m/秒程度の速度を有し、転写体
21に衝突し、所定の大きさに広がり画像を形成すると
同時に透過フィルタ層21cの下側すなわち吸水層の方
向に圧力が加わり、インク13の色剤微粒子13aを透
過フィルタ層21cの表面に残して透過フィルタ層21
cの微細な穴21c′を通してインク13の分散媒であ
る水分は吸水層21bの方向に圧力と毛細管現象により
透過する。透過フィルタ層21cは、分散媒である水分
が減少し色剤微粒子13aの密度が増加し、結果として
インク13の濃度が上昇する。一方、透過フィルタ層2
1cの下側にはポリアクリル酸等の吸水剤からなる吸水
層21bがある。従って、透過フィルタ層21cの微細
な穴21c′を通ったインク13の分散媒である水分は
この吸水層21bに捕獲される。
【0016】以上のように、転写体21を透過フィルタ
層21c、吸水層21b、基材21aに分割することに
よりインク13中の分散媒を透過させるための穴径に吸
水層21bが影響されず、吸水のための材料が制限され
ることなく選択することができる。また、基材21aを
別構成にすることにより透過フィルム層21cや吸水層
21bの選択肢が増える。また、透過フィルタ層21c
をフィルム状にすることで水分を分離せず色剤微粒子1
3aを吸水材に入り込むこと無く再利用できなくなる等
の不具合や不燃布や金属メッシュフィルタの様に繊維間
やメッシュの間に色剤微粒子13aが入り込み完全に転
写剥離することができなくなることはない。結果的に、
目づまりを起こし長時間の使用に耐えないという欠点が
無くなる。
【0017】図3に、インク13中の色剤微粒子13a
の粒径と透過フィルタ層21cの穴径との関係を示す。
インク13中の色剤微粒子13aの粒径分布は、図3に
示すように、平均粒径Xと粒径分布の標準偏差σで表す
ことができる。係数をnとしたときに、フィルム状の透
過フィルタ層21cの微細な穴21c′の径がインク1
3中の色剤微粒子13aの平均粒径X−n×σであれ
ば、その穴径以下のインク13中の微細な色剤微粒子1
3a(図3のハッチングで示した範囲)は穴を通り吸水
層21bに保持される。また、インク13中における色
剤微粒子13aの径がX−n×σ以下の量は統計的に求
まる。例えば、n=3であればフィルタ層21cの微細
な穴21c′の径がX−3×σとなりフィルタ層21c
の微細な穴21c′を透過するインク13中における色
剤微粒子13aの量は0.135%となる。
【0018】実験の結果、色剤微粒子13aのうち透過
フィルタ層21cの穴径21c′より小さい粒径は透過
フィルタ層21cを透過するが、量的に少なく、画像に
影響されず、無視できる量はn=3以上、好ましくは
3.7以上である。この時の透過フィルタ層21cの微
細な穴21c′の径がX−3×σ好ましくはX−3.7
×σとなり透過フィルタ層21cの微細な穴21c′を
透過するインク13中における色剤微粒子13aの量は
0.135%、好ましくは、0.01%である。以上のよ
うに、透過フィルタ層21cの微細な穴21c′の穴径
をインク13中の色剤微粒子13aの平均粒径Xと標準
偏差σで決めることにより闇雲にフィルタ層21cの微
細な穴21c′の穴径を小さくする必要が無く、確実に
インク13中の分散媒を透過させることができる。吸水
層21bはポリアクリル酸等の吸水材でかつ固体や粉体
からなり透過フィルタ層21cを透過した分散媒を十分
に吸収することができる。
【0019】次に、透過フィルタ層21cとしてセルロ
ース等の繊維質又は多孔質体等を使用した場合について
説明する。透過フィルタ層21cと吸水層21bを分離
しているためにセルロース等の繊維質又は多孔質体等は
インク13の分散媒を吸収するのみでよくメッシュ径は
必ずしも色剤微粒子13aの粒径より小さくする必要が
ない。その繊維質の密度や多孔質体のメッシュ径は色剤
微粒子13aの平均粒径Xと粒径分布の標準偏差σとし
たときにX−3×σより大とする。メッシュ径を大きく
することでインク13の分散媒をより多く保持すること
が可能になると同時に色剤微粒子13aによる目詰まり
も防止できる。
【0020】他の実施例として、インク13における色
剤微粒子の平均粒径X、粒径分布の標準偏差σとした時
インクの分散媒を透過させる層の多数の穴径がX−3σ
好ましくはX9−3.7σ以下とし、透過した分散媒を
保持する吸水層21bが不繊布体か織布体か多孔質体か
らなり色剤微粒子の平均粒径X、粒径分布の標準偏差σ
とした時X−3σ好ましくはX−3.7σ以上とするこ
とも可能である。このようにすることでより確実にイン
クの色剤微粒子を分離しより多くの透過した分散媒を保
持することが可能になる。
【0021】図4に、転写体21の他の実施例を示す。
図4に示す例は、吸水層21bに金属多孔質体を使用
し、基材層21aを無くした実施例である。金属フィル
タは吸水能力があるばかりでなく機械的にも十分な強度
を保持している。このように吸水層21bで基材層21
aを兼ねることも可能である。この様にすることによ
り、転写体の構成もシンプルになりかつ吸水能力も維持
することが可能になる。
【0022】図1において、転写ローラ51の両端は軸
受53を介してアーム52に支持されている。アーム5
2には回転中心となる支点54があり、この支点54を
中心に転写ローラ51は揺動する。また、アーム52は
鉄材、ニッケル材等の着磁材料からなる。引っ張りばね
56はアーム52と支持版57に取り付けられており、
転写ローラ51はたえずローラ23から離れる方向に加
圧されて取り付けられている。転写の必要がない時は、
コントローラー80の指示によりマグネット55の通電
が切られ、引っ張りばね56の張力でアーム52は転写
ローラ51がローラ23から離れる方向に動作し、転写
体21と転写ローラ51とはギャップを有する。上述の
ように、転写を行うとき、転写ローラ51はローラ23
と接触し、転写紙31に転写される。この時、転写体2
1上のインク13は分散媒である水分が減少し色剤微粒
子13aの密度が増加しており、転写紙31に転写され
ると直接転写紙31に印写したときと較べ分散媒である
水分が少ないので滲みや裏写りが少ない良好な画像を得
ることができる。転写動作以外時には、転写ローラ51
はローラ23と離間している。
【0023】(クリーニング装置70)用紙のジャム等
により転写体21上に残留したインクを除去したり、必
要以上の除去した溶媒を取り除く目的でクリーニング装
置70を配置してある。
【0024】(給紙装置30、排紙装置60、レジスト
装置40)印写が行われている最中又は終了後に給紙装
置30から転写紙31が送り出され、レジスト装置40
のレジストローラ41,42迄送られる。転写体21に
形成された画像に位置制御エンコーダ92に基づくタイ
ミングを合せレジストローラ41,42から転写紙31
が送り出され、転写装置20の転写ローラ51、ローラ
23などにより転写体21上の画像が転写紙31に転写
され、排紙装置60により排紙・ストックされる。
【0025】
【発明の効果】本発明によると、転写体を、透過フィル
タ層、吸水層、基材に分割することによりインク中の分
散媒を透過させるための穴径に吸水層が影響されず、吸
水のための材料が制限されることなく選択することがで
きる。また、基材を別構成にすることにより透過フィル
ム層や吸水層の選択肢が増える。また、透過フィルタ層
をフィルム状にすることで水分を分離せず色剤微粒子を
吸水材に入り込むこと無く再利用できなくなる等の不具
合や不燃布や金属メッシュフィルタの様に繊維間やメッ
シュの間に色剤微粒子が入り込み完全に転写剥離するこ
とができなくなることはない。結果的に目づまりを起こ
し長時間の使用に耐えないという欠点が無くなる。
【0026】また、フィルム状にすることで水分を分離
せず色剤微粒子を吸水材に入り込むこと無く再利用でき
なくなる等の不具合や不燃布や金属メッシュフィルタの
様に繊維間やメッシュの間に色剤微粒子が入り込み完全
に転写剥離することができなくなることはない。結果的
に目づまりを起こし長時間の使用に耐えないという欠点
が無くなる。
【0027】また、透過フィルタ層の微細な穴の穴径を
インク中の色剤微粒子の平均粒径Xと標準偏差σで決め
ることにより闇雲にフィルタ層の微細な穴の穴径を小さ
くする必要が無く確実にインク中の分散媒を透過させる
ことができる。
【0028】更には、吸水層をポリアクリル酸等の吸水
材でかつ固体や粉体にすることで透過フィルタ層を透過
した分散媒を十分に吸収することができる。
【0029】更には、吸水層のメッシュ径を大きくする
ことでインクの分散媒をより多く保持することが可能に
なると同時に色剤微粒子による目詰まりも防止できる。
【0030】また、透過フィルタ層の微細な穴の穴径を
インク中の色剤微粒子の平均粒径Xと標準偏差σで決め
ることにより闇雲にフィルタ層の微細な穴の穴径を小さ
くし吸水層のメッシュ径を大きくすることで、より確実
にインク中の色剤微粒子を残しインクの分散媒をより多
く保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明が適用される記録装置の一例を示す要
部構成図である。
【図2】 転写体21の断面図を示す図である。
【図3】 インク13中の色剤微粒子13aの粒径と透
過フィルタ層21cの穴径との関係を示す図である。
【図4】 転写体の他の実施例を示す図である。
【符号の説明】
10…印写装置、11…記録ヘッド、12…ヘッドアレ
イ、13…インク、13a…色剤微粒子、14,15…
ガイドシャフト、20…転写体装置、21…転写体、2
1a…基材層、21b…吸水層、21c…透過フィルタ
層、21c′…微細な穴、22,23…ローラ、30…
給紙装置、31…転写紙、40…レジスト装置、41,
42…レジストローラ、50…転写装置、51…転写ロ
ーラ、52…アーム、53…軸受、54…支点、55…
マグネット、56…引っ張りばね、57…支持版、60
…排紙装置、70…クリーニング装置、80…コントロ
ーラ、91…マーカ、92…位置制御エンコーダ。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インク滴を射出する少なくとも単色のイ
    ンクジェットヘッドと、該インクジェットヘッドに対し
    て間隙を有して移動する転写体であって、該転写体上に
    形成されたインク像からインクの分散媒を透過させて該
    転写体上におけるインクの色剤微粒子の濃度を上昇させ
    る前記転写体と、該転写体上のインク像を記録媒体に転
    写する装置を有する転写型記録装置において、上記転写
    体の構成がインクの分散媒を透過させる層と透過した分
    散媒を保持する層と基材層からなることを特徴とする記
    録装置。
  2. 【請求項2】 前記転写体は、インクの分散媒を透過さ
    せる層がフィルム状からなり、かつ多数の穴を有する転
    写体であることを特徴とする請求項1の記録装置。
  3. 【請求項3】 インクにおける色剤微粒子の平均粒径を
    X、粒径分布の標準偏差をσとした時、インクの分散媒
    を透過させる層の多数の穴径がX−3σ以下好ましくは
    X−3.7σ以下であることを特徴とする請求項1又は
    2の記録装置。
  4. 【請求項4】 インクにおける色剤微粒子の平均粒径を
    X、粒径分布の標準偏差をσとした時、インクの分散媒
    を透過させる層の多数の穴径をX−3σ以下好ましくは
    X−3.7σ以下とし、透過した分散媒を保持する層が
    吸水材からなり、かつ個体か粉体であることを特徴とす
    る請求項1又は2の記録装置。
  5. 【請求項5】 転写体上のインクから透過した分散媒を
    保持する層が不繊布体か織布体か多孔質体からなり、色
    剤微粒子の平均粒径をX、粒径分布の標準偏差をσとし
    た時、X−3σ以下好ましくはX−3.7σ以上のメッ
    シュであることを特徴とする請求項1又は2の記録装
    置。
  6. 【請求項6】 インクにおける色剤微粒子の平均粒径を
    X、粒径分布の標準偏差をσとした時、インクの分散媒
    を透過させる層の多数の穴径をX−3σ以下好ましくは
    X−3.7σ以下とし、透過した分散媒を保持する層が
    不繊布体か織布体か多孔質体からなり、色剤微粒子の平
    均粒径をX、粒径分布の標準偏差をσとした時、X−3
    σ以下好ましくはX−3.7σ以上のメッシュであるこ
    とを特徴とする請求項1又は2の記録装置。
  7. 【請求項7】 転写体の基材層とインクの分散媒を透過
    させる層又は透過した分散媒を保持する層を兼ねている
    ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の記
    録装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012218191A (ja) * 2011-04-05 2012-11-12 Konica Minolta Business Technologies Inc インクジェット記録装置
CN102985258A (zh) * 2010-05-12 2013-03-20 株式会社理光 成像装置和记录液

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