JP2003094517A - 芳香族ポリアミドフィルムおよびその製造方法 - Google Patents

芳香族ポリアミドフィルムおよびその製造方法

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JP2003094517A JP2001288282A JP2001288282A JP2003094517A JP 2003094517 A JP2003094517 A JP 2003094517A JP 2001288282 A JP2001288282 A JP 2001288282A JP 2001288282 A JP2001288282 A JP 2001288282A JP 2003094517 A JP2003094517 A JP 2003094517A
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film
stretching
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polyamide film
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Yuichi Nakajima
優一 中島
Masanori Sueoka
雅則 末岡
Nobuaki Ito
伸明 伊藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 芳香族ポリアミドフィルムの製造において、
高い生産性と工程安定性を有し、厚みムラの少ない高品
質のフィルムを得ることが可能な芳香族ポリアミドフィ
ルムの延伸方法を提供する。 【解決手段】 溶剤含有率が20〜70重量%である芳
香族ポリアミドからなる重合体シートを長手方向に延伸
する際、支持体から剥離した重合体シートを70℃以上
100℃未満の温度で長手方向に1.01〜1.3倍延
伸を行った後に、更に100℃以上250℃以下の温度
に加熱し、長手方向に1.1〜3.5倍延伸することよ
り、芳香族ポリアミドフィルムを製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高い生産性と工程
安定性を有し、厚み斑の少ない高品質のフィルムを得る
ことが可能な芳香族ポリアミドフィルムの製造方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、芳香族ポリアミドフィルム
は、工業材料として広く用いられている。特に、デジタ
ル記録技術の進歩、コンピューターの外部メモリへの展
開などにより、磁気テープの薄膜化及び高密度記録化の
要求が強くなり、優れた耐熱性、機械特性及び熱的安定
性を有する芳香族ポリアミドフィルムが磁気テープ用ベ
ースフィルムとして用いられることが多くなってきた。
その量拡大に伴いより高い生産性と機械特性が要請され
てきている。
【0003】芳香族ポリアミドは、一般に融点が分解点
よりも高いことから溶液製膜法によってフィルム化され
る。具体的には、口金からベルトやドラム等の支持体上
に吐出したポリマー溶液を流延機等で処理し、半固体状
にした後、液槽における溶媒の抽出やオーブン内で乾燥
・熱処理が行われる。また、この間に、縦及び横方向に
延伸を行って、長手方向および幅方向に高いヤング率を
持つフィルムを得ている。
【0004】より高い生産性と機械特性を充たす芳香族
ポリアミドフィルムを製造するには、この延伸工程が重
要である。特に、溶液製膜法では、ポリマー溶液を流延
する支持体の大きさに制限があり、かつ、溶媒を乾燥ま
たは抽出するために一定の時間が必要で流延速度にも制
限があることから、延伸工程で高倍率に延伸することが
生産性を上げる最も有効な手段の一つと考えられる。し
かし、芳香族ポリアミド、特にパラ系の芳香族ポリアミ
ドは剛直で延伸性に乏しいために高延伸化は困難である
と考えられてきた。
【0005】また、この延伸工程において、フィルムの
薄くなっているところにかかる張力が小さくなるため、
フィルムの厚み斑が悪化することが多い。また、一挙に
延伸を行うと更にフィルムの厚みムラが悪化しやすくな
る。
【0006】これらの点に関し、これまでの技術、例え
ば、特開昭62−62424号公報には、芳香族ポリア
ミドフィルムを鏡面に磨いたハステロイ製のベルトにキ
ャストし延伸を行うことが漠然と記載されているだけ
で、延伸の手法、条件については何も開示されておら
ず、基材フィルムの品質、特に縦方向の厚み斑の問題が
あった。
【0007】また、特開昭62−70022号公報に
は、延伸されて得られたフィルムの縦方向と横方向の引
張り弾性率の和が3,500〜11,000kg/mm
2であり、かつ、その際、300℃〜600℃で多段延
伸を行うことが記載されているだけで、縦延伸の手法、
条件については特に記載されていない。
【0008】更に、特開平11−48334号公報に
は、芳香族ポリアミドフィルムの縦延伸方法が記載され
ているが、大気中または浴中で延伸を行い、延伸倍率は
最大でも1.6倍であり、生産性は未だ高いとはいえな
い。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した従
来の問題を解決し、芳香族ポリアミドフィルムの製造に
おいて、高い生産性と工程安定性を有し、厚み斑の少な
い高品質のフィルムを得ることが可能な芳香族ポリアミ
ドフィルムの製造方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】かかる目的は、溶剤含有
率が20〜70重量%である芳香族ポリアミドの重合体
シートを長手方向に延伸する際、支持体から剥離した重
合体シートを70℃以上100℃未満の温度で長手方向
に1.01〜1.3倍延伸を行った後に、更に100℃
以上250℃以下の温度で長手方向に1.1〜3.5倍
延伸することを特徴とする芳香族ポリアミドフィルムの
製造方法によって達成される。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明に使用される芳香族ポリア
ミドとは、次の式(2)及び/又は式(3)で表される
繰り返し単位を有するものである。 式(2):
【0012】
【化2】 式(3):
【0013】
【化3】 ここで、Ar1、Ar2、Ar3の基としては、例え
ば、
【0014】
【化4】 等が挙げられ、X、Yの基は、−O−、−CH2−、−
CO−、−CO2−、−S−、−SO2−、−C(C
32−、等から選ばれる。
【0015】更に、これらの芳香環上の水素原子の一部
が、フッ素や臭素、塩素等のハロゲン基(特に塩素)、
ニトロ基、メチルやエチル、プロピル等のアルキル基
(特にメチル基)、メトキシやエトキシ、プロポキシ等
のアルコキシ基等の置換基で置換されているものが、吸
湿率を低下させるために湿度変化による寸法変化が小さ
くなるため好ましい。また、重合体を構成するアミド結
合中の水素が他の置換基によって置換されていてもよ
い。本発明に用いられる芳香族ポリアミドは、上記の芳
香環がパラ配向性を有しているものが、全芳香環の80
モル%以上、より好ましくは90モル%以上を占めてい
ることが好ましい。ここでいうパラ配向性とは、芳香核
上主鎖を構成する2価の結合手が互いに同軸または平行
にある状態をいう。このパラ配向性が80モル%未満の
場合、フィルムの剛性および耐熱性が不十分となる場合
がある。更に、芳香族ポリアミドが式(1)で表される
繰り返し単位を60モル%以上含有する場合、延伸性及
びフィルム物性が特に優れることから好ましい。 式(1):
【0016】
【化5】 本発明に使用される芳香族ポリアミドを、芳香族ジ酸ク
ロリドと芳香族ジアミンから得る場合には、N−メチル
−2−ピロリドン、ジメチルアセトアミド、ジメチルホ
ルムアミド等の非プロトン性有機極性溶媒中での溶液重
合により合成される。
【0017】この時、低分子量物の生成を抑制するた
め、反応を阻害するような水、その他の物質の混入は避
けるべきであり、効率的な攪拌手段をとることが好まし
い。また、溶解助剤として塩化カルシウム、塩化マグネ
シウム、塩化リチウム、臭化リチウム、硝酸リチウム等
を添加してもよい。
【0018】単量体として芳香族ジ酸クロリドと芳香族
ジアミンを用いると塩化水素が副生するが、これを中和
する場合には周期律表I族かII族のカチオンと水酸化
物イオン、炭酸イオン等のアニオンとからなる塩に代表
される無機の中和剤、またエチレンオキサイド、プロピ
レンオキサイド、アンモニア、トリエチルアミン、トリ
エタノールアミン、ジエタノールアミン等の有機の中和
剤が使用される。また、基材フィルムの湿度特性を改善
する目的で、塩化ベンゾイル、無水フタル酸、酢酸クロ
リド、アニリン等を重合の完了した系に添加し、ポリマ
の末端を封鎖してもよい。
【0019】本発明のフィルムを得るためにはポリマの
固有粘度(ポリマ0.5gを硫酸中で100mlの溶液
として30℃で測定した値)は、0.5以上であること
が好ましい。
【0020】製膜原液としては、中和後のポリマ溶液を
そのまま用いてもよいし、一旦、ポリマを単離後、溶剤
に再溶解したものを用いてもよい。溶剤としては、取り
扱いやすいことからN−メチル−2−ピロリドン、ジメ
チルアセトアミド、ジメチルホルムアミド等の有機極性
溶媒が好ましいが、濃硫酸、濃硝酸、ポリリン酸等の強
酸性溶媒を用いてもかまわない。製膜原液中のポリマ濃
度は2〜20重量%程度が好ましい。
【0021】上記のようにして調製された製膜原液は、
乾式法、乾湿式法、湿式法等によりフィルム化が行なわ
れるが、高品位なフィルムが得られることから乾湿式法
が好ましい。
【0022】まず、乾湿式法を例にとって説明する。
【0023】上記製膜原液を口金からドラム、エンドレ
スベルト等の支持体上に押し出して薄膜とし、次いでか
かる薄膜層から溶媒を飛散させ、支持体から剥離可能な
重合体シートを得る。ここで重合体シートとは、ポリマ
ー以外に溶剤、溶解助剤を含む自己支持性を持つフィル
ムまたはシートのことをいう。
【0024】この時の乾燥温度は、フィルム表面の平滑
性が良くなることから80〜200℃が好ましい。
【0025】この重合体シートの幅はフィルム生産性と
いう観点から50cm以上であることが有効であり、こ
のシート幅は製膜原液を口金から押出す際の口金幅、即
ち、支持体上へキャストする際のキャスト幅により調整
される。
【0026】この様にして支持体から剥離された溶剤を
含有する芳香族ポリアミドの重合体シートの溶剤含有率
は20〜70重量%であることが必要である。溶剤含有
率が70重量%を超えると重合体シートの自己支持性が
不十分で延伸を行った際に斑が生じ易く、20重量%未
満ではポリマが部分的に析出して延伸性に斑が生じ易く
なったり、フィルムの伸度が低下することがある。この
様に延伸性に斑があるとフィルムの厚みや物性に斑が発
生し易くなり好ましくない。フィルムの厚みや物性がよ
り均一になることから、重合体シートの溶剤含有率は3
0〜70重量%がより好ましく、30〜60重量%が更
に好ましい。
【0027】延伸前における、上記重合体シート中に含
まれる溶剤の組成は、上記の有機極性溶媒及び/又は強
酸性溶媒が10重量%以上含まれると高倍率に延伸した
場合にもフィルムが破れにくいことから好ましい。
【0028】次いで、支持体から剥離したシートは高温
になっているが、これを冷却することなく、支持体より
剥離する際に70℃以上100℃未満に保ちつつ長手方
向に延伸を行いながら剥離することが重要である。延伸
時の重合体シート温度が70℃未満の場合、重合体シー
トが充分に柔軟化されておらず低倍率で重合体シートの
破れが発生する場合があり、100℃以上の場合、支持
体からの剥離が不安定になり、不均一に剥離されるた
め、厚みムラが生じやすくなる。この時の延伸倍率は
1.01〜1.3倍とする。1.01倍未満では支持体
から均一に剥離することが難しく、1.3倍を超えると
フィルム破れが生じやすくなる。また、重合体シートが
冷却されないように加熱ロールや熱風で補助的に加熱し
てもよい。延伸倍率は1.01〜1.2倍がフィルムの
厚み斑がより良くなることから好ましい。
【0029】支持体から剥離後、延伸を行ったフィルム
を一旦冷却しても、そのままの温度を保ったままでもよ
いが、更に100以上250℃以下に加熱して長手方向
に1.1〜3.5倍の延伸を行うことが高い生産性を得
るために必要である。1.1倍未満では生産性が低かっ
たり、フィルムのヤング率が充分でない場合があり、
3.5倍を超えると分子鎖が配向しすぎて裂けやすいフ
ィルムとなる場合がある。フィルムのヤング率と伸度の
バランスがより良いことから、延伸倍率は1.15〜3
倍がより好ましく、1.2〜2.5倍が更に好ましい。
このときの延伸工程において、重合体シート温度が10
0℃未満の場合、重合体シートが充分に柔軟化されてお
らず、延伸時に配向が進み過ぎたり、延伸斑が起こりや
すくなったり、低倍率で重合体シートの破れが発生する
場合がある。250℃を超える場合は、溶剤の蒸発が進
行するために低倍率で重合体シートの破れが発生するこ
とがある。延伸限界がより向上することから、延伸時の
温度は100〜200℃であることがより好ましく、1
00〜180℃であることが更に好ましい。
【0030】重合体シートの加熱方法としては、熱風を
吹き付ける方法、加熱ロールにより加熱する方法などを
用いることができる。熱風を吹き付ける方法は、フィル
ムと非接触のため、フィルムに傷が入りにくく好ましい
が、生産性の点からは加熱ロールによる加熱も好まし
く、目的により適宜選択することができる。
【0031】上記のように一旦温度の低い状態で延伸し
てから、更に高温で延伸するとフィルム中に低温延伸で
微結晶を作った後に延伸を行うことになるため、高温の
みで延伸する場合と比較して、延伸中に破れ難く、より
高いヤング率を発現する効果がある。
【0032】また延伸区間は、3〜200cmであるこ
とが重要である。延伸区間を3cm未満にすることは装
置的に困難であったり、延伸性が低下することがある。
200cmを超える場合はネックダウンが大きくなり物
性に斑ができたり、平面性が悪化してしまう場合があ
る。平面性と幅方向の物性がより良くなることから、延
伸区間は4〜150cmであることがより好ましく、5
〜100cmであることが更に好ましい。ここでいう延
伸区間とは、ロールで延伸する場合、重合体シートの延
伸温度が保たれた区間での延伸するロールと重合体シー
トの接点から接点までの距離を示し、チャックで把持し
て延伸する場合はチャックとチャックの間の距離を示
す。
【0033】また、支持体から剥離された重合体シート
の5%延伸時の応力と10%延伸時の応力との差が0.
1〜10MPaであることが好ましい。0.1MPaよ
り小さいとフィルムが軟化し過ぎており、延伸応力が小
さいため厚み斑が発生し易い。一方、10MPaより大
きいと装置の負荷が大きくなるため現実的ではない。フ
ィルムの厚み斑がより良くなることから、5%延伸時の
応力と10%延伸時の応力との差は、より好ましくは
0.5〜9MPa、更に好ましくは1〜8MPaであ
る。
【0034】次いで、長手方向延伸工程を終えた重合体
シートは、湿式工程に導入され、脱塩、脱溶媒などが行
なわれる。湿式工程を通さずにそのまま熱処理を行う
と、表面が大きくあれたり、カールが発生することがあ
るため好ましくない。
【0035】湿式工程を経たフィルムは水分の乾燥、幅
方向延伸、及び熱処理が行なわれる。熱処理温度は20
0〜400℃の範囲にあることが好ましい。より好まし
くは、240〜320℃である。熱処理温度が200℃
未満の場合、フィルムのヤング率が低下することがあ
り、400℃を超えるとフィルムの結晶化が進みすぎて
堅くてもろいフィルムとなることがある。また、幅方向
の延伸倍率は、1〜3倍になるように設定すると生産性
が高くなることから好ましい。幅方向延伸倍率はより好
ましくは1.05〜2.8倍、更に好ましくは1.1〜
2.5倍であることが長手方向との機械的特性のバラン
ス良くなるため好ましい。
【0036】また、熱処理の際に、再度、長手あるいは
幅方向に延伸を行ってもかまわない。延伸温度は200
〜400℃であることが好ましく、240〜320℃で
あることがより好ましい。延伸温度がこの範囲より低い
と延伸時にフィルムが破れやすく、高すぎると分子が配
向しにくくなりヤング率が不十分なことがあり好ましく
ない。
【0037】また、延伸あるいは熱処理後のフィルムを
徐冷する事が有効であり、50℃/秒以下の速度で冷却
する事が有効である。
【0038】乾式法は、乾湿式法から湿式工程を省いた
製膜法であり、その他の工程は乾湿式法と同じ要件を充
たす必要がある。ただし、湿式工程がないために乾燥工
程で除去できない無機塩等は製膜原液から予め除去して
おく必要がある。
【0039】次に、湿式法について説明する。
【0040】製膜原液を口金からドラム、エンドレスベ
ルト等の支持体上に押し出して薄膜とし、凝固浴に導入
し、溶媒や溶解助剤等の添加物を除去する。この時、で
きるだけ穏やかに脱溶媒を実施するために、凝固浴は、
重合溶媒等の良溶媒と水等の貧溶媒の混合溶媒を用いる
ことが好ましい。また、貧溶媒に塩化カルシウム、塩化
マグネウシム、塩化リチウム、臭化リチウム、硝酸リチ
ウム等の無機塩を加えて調製された浴を用いてもよい。
溶媒の抽出された重合体シートは、支持体から剥離さ
れ、以下乾湿式法と同様の方法で製膜される。剥離時の
重合体シートのヤング率や延伸条件は乾湿式法の場合と
同様の要件を充たす必要がある。更に、湿式法では、重
合体シート中の溶剤に貧溶媒が含まれるが、良溶媒であ
る有機極性溶媒や強酸性溶媒を10重量%以上含有する
と延伸限界が高くなりより好ましい。
【0041】なお本発明のフィルムは、積層フィルムで
あってもよい。例えば2層の場合には、重合した芳香族
ポリアミド溶液を二分し、それぞれ異なる粒子等を添加
した後、積層する。更に、3層以上の場合も同様であ
る。これら積層の方法としては、種々の方法、例えば、
口金内での積層、複合管での積層や、一旦1層を形成し
ておいてその上に他の層を形成する方法などがある。
【0042】次に、本発明の製造法によって得られる芳
香族ポリアミドフィルムについて説明する。
【0043】本発明の製造法によって得られる芳香族ポ
リアミドフィルムは少なくとも一方向において引張りヤ
ング率が9.8GPa以上であり、かつ伸度が5%以上
であることが好ましい。ヤング率が9.8GPa未満の
場合、加工時やテープに成形され使用される際の巻き取
り時の高張力、張力変動に対抗することができないこと
がある。また、伸度が5%未満の場合、フィルムが脆く
なり切れやすくなることがある。本発明の芳香族ポリア
ミドフィルムの少なくとも一方向のヤング率はより好ま
しくは11.7GPa以上、更に好ましくは12.7G
Pa以上であるとフィルムの薄膜化に好適であるので好
ましい。更に、全ての方向のヤング率が9.8GPa以
上であるとより好ましい。また、本発明の芳香族ポリア
ミドフィルムの伸度はより好ましくは10%以上、更に
好ましくは20%以上であるとテープに加工した際に適
度な柔軟性を持つので好ましい。
【0044】本発明の製造法によって得られる芳香族ポ
リアミドフィルムの吸湿率は、5%以下、より好ましく
は3%以下、更に好ましくは2%以下であると湿度変化
による寸法変化を抑制することができるので好ましい。
【0045】本発明の製造法によって得られる芳香族ポ
リアミドフィルムの200℃、10分間での熱収縮率は
0.5%以下が好ましく、より好ましくは0.3%以下
であると温度変化によるテープの寸法変化が小さいので
好ましい。この熱収縮率は長手方向、幅方向のいずれか
一方が満たしていることでもよく、共に満たしていても
よい。
【0046】また、フィルムの厚みとしては、2〜5μ
mの範囲内にあることが好ましい。フィルムの厚みが2
μm未満であるとハンドリングが難しく実用的でない。
5μmを超えると高容量の磁気テープなどにした場合、
1巻当たりに巻き取れる量が低下する。より好ましくは
2〜4.75μmの範囲内、更に2.5〜4.5μmの
範囲内にあることが好ましい。
【0047】本発明の製造法によって得られる芳香族ポ
リアミドフィルムは、長手方向の厚み斑が長手方向に1
mを測定した時にフィルム厚みの10%以下であること
が好ましい。10%より大きいとフィルムのハンドリン
グ性が悪くなったり、巻きずれが生じる。より好ましく
は、9%以下更に好ましくは8%以下であると、高容量
の磁気テープなどにした場合データの読み取りエラーが
無くなるため好ましい。なお、本発明の製造法によって
得られる芳香族ポリアミドフィルムの厚み斑は、長手方
向に110cm、幅方向に3cmサンプリングを行い、
安立電子マイクロ厚さ計KG601Aにより、フィルム
の走行速度を300cm/分で長手方向100cmのフ
ィルム厚みを測定し、厚みの最大値から最小値を引いた
値(テンター中でチャックで把持した部分は除く)を求
めた。幅方向に20cm間隔で上記測定を行った時の平
均値を求めた値をいう。なお、測定対象からは、中央部
よりも20%以上厚みの大きい端部分(エッジ部分)
と、さらに、その端から3cm内側の部分を除くものと
する。
【0048】本発明の製造法によって得られる芳香族ポ
リアミドフィルムは、幅方向について中央部から両端部
に向けて50mm間隔で測定したときの厚み方向の屈折
率の最大値と最小値との差が0.0001以上0.00
2以下であることが好ましい。幅方向における屈折率の
最大値と最小値との差が0.002を超える場合、物性
にむらが生じスリット性も悪化しやすい。幅方向におけ
るフィルムの厚み方向の屈折率の最大値と最小値との差
は、より好ましくは0.0001以上0.0015以
下、更に好ましくは0.0001以上0.001以下で
ある。なお、本発明の製造法によって得られる芳香族ポ
リアミドフィルムの屈折率は、Abbe屈折計でナトリ
ウムD線(波長589nm)を光源とし、中間液にジヨ
ードメタン溶液を用いて求めた値をいう。また、幅方向
における屈折率の最大値と最小値との差とは、フィルム
の長手方向の任意の一点において、その幅方向について
中央部から両端部に向けて50mm間隔に測定したとき
の値をもとに算出されるが、測定対象からは、中央部よ
りも20%以上厚みの大きい端部分(エッジ部分)と、
さらに、その端から3cm内側の部分を除くものとす
る。
【0049】この芳香族ポリアミドフィルムは、磁気記
録媒体のベースフィルムとして特に有用であり、その他
の種々の用途にも有用である。
【0050】
【実施例】本発明における物性の測定方法、効果の評価
方法は次の方法に従って行った。 (1)重合体シートの溶剤含有率 剥離した重合体シートの重量と最終フィルムの重量から
ポリマー含有率を計算し、重合体シートの重量からポリ
マー重量と溶解助剤等の乾燥工程で除去できない添加物
の重量を引いた値を溶剤の含有量とし、重合体シート重
量に対する溶媒の割合を算出した。 (2)重合体シートの延伸応力の差の測定 ロボットテンシロンRTA−100(オリエンテック社
製)を用いて相対湿度60%において測定した。支持体
から重合体シートを剥離後、ポリプロピレンフィルムで
両面から包んで吸湿しない状態で幅10mm、長さ50
mmにサンプリングし、テンシロンにセット後ポリプロ
ピレンフィルムをはがし、引っ張り速度を300mm/
分とし、加熱温度を支持体から剥離する時の温度に設定
し、長手方向に5%と10%延伸時の応力の測定を行
い、差を求めた。また、フィルム厚みは重合体シートの
厚みを用いた。 (3)重合体シートの温度の測定方法 重合体シートの温度測定は、佐藤計量器(株)製接触式
温度計SK−2000MCを用いて、直接重合体シート
の温度を測定した。幅方向の中央部といずれか一方の端
から5cmの点について、それぞれの表裏の温度を測定
し平均値を求めた。 (4)ヤング率 ロボットテンシロンRTA−100(オリエンテック社
製)を用いて20℃、相対湿度60%において測定し
た。試験片は幅10mm、長さ50mmで引っ張り速度
は300mm/分である。 (5)長手方向厚み斑 25℃、60%RHにおいて、長手方向に110cm、
幅方向に3cmサンプリングを行い、安立電子マイクロ
厚さ計KG601Aにより、フィルムの走行速度を30
0cm/分で長手方向100cmのフィルム厚みを測定
し、厚みの最大値から最小値を引いた値を求めた。テン
ター中でチャックで把持した部分は省き、幅方向に10
cm間隔で上記測定を行った時の平均値を求めた。 (6)フィルム厚み方向屈折率 25℃、60%RHにおいて、Abbe屈折計4形(ア
タゴ社製)を用い、ナトリウムD線(波長589nm)
を光源としてフィルムの厚み方向の屈折率を測定した。
中間液に屈折率1.74のジヨードメタン溶液を用い
て、製膜したフィルムの幅方向の中心部から両端部に向
けて50mm間隔で測定し、その平均値を厚み方向屈折
率とし、また、最大値と最小値の差を求めた。
【0051】以下に実施例に基づいて本発明をより具体
的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものでな
いことはいうまでもない。 [実施例1]脱水したN−メチル−2−ピロリドンに、
80モル%に相当する2−クロルパラフェニレンジアミ
ンと20モル%に相当する4、4’−ジアミノジフェニ
ルエ−テルとを溶解させ、これに98.5モル%に相当
する2−クロルテレフタル酸クロリドを添加し、2時間
撹拌により重合後、炭酸リチウムで中和を行い、ポリマ
ー濃度が11重量%の芳香族ポリアミド溶液を得た。
【0052】上記芳香族ポリアミド溶液を押し出し機で
口金に供給し、表面が鏡面状のステンレス製ベルト上に
流延速度8m/分で流延した。この流延されたポリマー
溶液を最初160℃、次いで180℃の熱風でそれぞれ
1分間ずつ加熱して溶媒を蒸発させ、90℃の重合体シ
ートを長手方向に1.10倍延伸しながら支持体から剥
離した。剥離した重合体シートの溶剤含有率は40重量
%であり、5%延伸時と10%延伸時の応力の差は3.
2MPaであった。この重合体シートを更に150℃に
加熱し、加熱ロールを用いて、ロール間で回転速度を変
えることによって長手方向に1.45倍延伸を行った。
次に、水槽内へフィルムを2分間通して残存溶媒と中和
で生じた無機塩の水抽出を行なった。この後、テンター
中で、温度280℃、風速5m/秒の熱風下に、フィル
ムの幅方向に2.2倍延伸と熱処理を行った。こうして
厚み4.4μmの芳香族ポリアミドフィルムを得た。最
終フィルムの物性を表1に示した。 [実施例2]実施例1において、支持体から重合体シー
トを剥離する時に70℃の重合体シートを長手方向に
1.01倍の延伸を行った後、更に重合体シートを熱風
で120℃に加熱して長手方向に1.75倍の延伸を行
った。また、幅方向の延伸倍率を2.1倍とする以外は
実施例1と同様に製膜した。最終フィルムの物性を表1
に示した。 [実施例3]脱水したN−メチル−2−ピロリドンに、
40モル%に相当する2−クロルパラフェニレンジアミ
ンと60モル%に相当する3、4’−ジアミノジフェニ
ルエ−テルとを溶解させ、これに98.5モル%に相当
する2−クロルテレフタル酸クロリドを添加し、2時間
撹拌により重合後、炭酸リチウムで中和を行い、ポリマ
ー濃度が11重量%の芳香族ポリアミド溶液を得た。
【0053】この芳香族ポリアミド溶液を純水と共にミ
キサーに導入してポリマーの沈殿及び粉砕を行った。こ
のポリマーを純水で洗浄、乾燥後、N−メチル−2−ピ
ロリドンにポリマー濃度が15重量%、塩化リチウムが
ポリマーに対して35重量%になるように溶解した。こ
の溶液を押し出し機で口金に供給し、表面が鏡面状のス
テンレス製ベルト上に流延し、ポリマー溶液を160℃
の熱風で2分間加熱して溶媒を蒸発させ剥離した。10
0℃の重合体シートをフィルムの長手方向に1.3倍延
伸しながら支持体から剥離した。剥離した重合体シート
の溶剤含有率は65重量%であり、5%延伸時と10%
延伸時の応力の差は2.0MPaであった。この重合体
シートを更に170℃に加熱し、加熱ロールを用いて、
ロール間で回転速度を変えることによって長手方向に
3.0倍延伸を行った。次に、水槽内へフィルムを2分
間通して残存溶媒と中和で生じた無機塩の水抽出を行な
った。この後、テンター中で、温度280℃、風速5m
/秒の熱風下に、フィルムの幅方向に2.5倍延伸と熱
処理を行った。こうして総厚み4.4μmの芳香族ポリ
アミドフィルムを得た。最終フィルムの物性を表1に示
した。 [比較例1]実施例1において、支持体から重合体シー
トを剥離する時に40℃の重合体シートを長手方向に
1.40倍の延伸を行った後、更に180℃に加熱して
長手方向に1.60倍の延伸を行った。また、幅方向の
延伸倍率を2.4倍とする以外は実施例1と同様に製膜
した。剥離工程において、フィルム破れが頻繁に起こ
り、生産性の悪いフィルムであった。最終フィルムの物
性を表1に示した。 [比較例2]実施例1において、支持体から重合体シー
トを剥離する時に90℃の重合体シートを長手方向に
1.20倍の延伸を行った後、更に重合体シートを80
℃にして長手方向に1.30倍の延伸を行った。また、
幅方向の延伸倍率を2.3倍とする以外は実施例1と同
様に製膜した。幅方向の屈折率の斑が大きいフィルムで
あった。最終フィルムの物性を表1に示した。 [比較例3]実施例1の芳香族ポリアミド溶液を純水と
共にミキサーに導入してポリマーの沈殿及び粉砕を行っ
た。このポリマーを純水で洗浄、乾燥後、N−メチル−
2−ピロリドンにポリマー濃度が15重量%になるよう
に溶解した。
【0054】この溶液を押し出し機で口金に供給し、表
面が鏡面状のステンレス製ベルト上に流延し、ポリマー
溶液を180℃の熱風で2分間加熱して溶媒を蒸発させ
剥離した。150℃の重合体シートをフィルムの長手方
向に1.4倍延伸しながら支持体から剥離した。剥離し
た重合体シートの溶剤含有率は15重量%であり、5%
延伸時と10%延伸時の応力の差は15.1MPaであ
った。この重合体シートを更に120℃にし、加熱ロー
ルを用いて、ロール間で回転速度を変えることによって
長手方向に1.3倍延伸を行った。次に、水槽内へフィ
ルムを2分間通して残存溶媒の水抽出を行なった。この
後、テンター中で、温度280℃、風速5m/秒の熱風
下に、フィルムの幅方向に2.2倍延伸と熱処理を行っ
た。こうして総厚み4.4μmの芳香族ポリアミドフィ
ルムを得た。最終フィルムの物性を表1に示した。 [比較例4]脱水したN−メチル−2−ピロリドンに、
40モル%に相当する2−クロルパラフェニレンジアミ
ンと60モル%に相当する3、4’−ジアミノジフェニ
ルエーテルとを溶解させ、これに98.5モル%に相当
する2−クロルテレフタル酸クロリドを添加し、2時間
撹拌により重合後、炭酸リチウムで中和を行い、ポリマ
ー濃度が11重量%の芳香族ポリアミド溶液を得た。
【0055】この溶液を押し出し機で口金に供給し、表
面が鏡面状のステンレス製ベルト上に流延し、ポリマー
溶液を170℃の熱風で2分間加熱して溶媒を蒸発させ
剥離した。70℃の重合体シートをフィルムの長手方向
に1.15倍延伸しながら支持体から剥離した。剥離し
た重合体シートの溶剤含有率は35重量%であり、5%
延伸時と10%延伸時の応力の差は8.1MPaであっ
た。この重合体シートを更に280℃にし、加熱ロール
を用いて、ロール間で回転速度を変えることによって長
手方向に2.7倍延伸を行った。次に、水槽内へフィル
ムを2分間通して残存溶媒と中和で生じた無機塩の水抽
出を行なった。この後、テンター中で、温度280℃、
風速5m/秒の熱風下に、フィルムの幅方向に2.6倍
延伸と熱処理を行った。こうして総厚み4.4μmの芳
香族ポリアミドフィルムを得た。2.7倍に延伸してい
る箇所でのフィルム破れが多発した。最終フィルムの物
性を表1に示した。 [比較例5]実施例3において、支持体から重合体シー
トを剥離する時に180℃の重合体シートを長手方向に
1.20倍の延伸を行った後、更に重合体シートを19
0℃にして長手方向に3.80倍の延伸を行った。ま
た、幅方向の延伸倍率を2.6倍とする以外は実施例3
と同様に製膜した。幅方向の厚み斑が大きいフィルムで
あった。最終フィルムの物性を表1に示した。
【0056】
【表1】
【0057】
【発明の効果】本発明によると芳香族ポリアミドフィル
ムの製造時において高い生産性と工程安定性を有し、厚
み斑の少ない高品質のフィルムを得ることが可能な芳香
族ポリアミドフィルムの製造方法を提供することができ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F071 AA56 AE19 AF31Y AH14 BB07 BC01 BC12 4F210 AA30A AC03 AH38 AR06 AR12 AR20 QA03 QD01 QD04 QD13 QG01 QM02 QM03

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶剤含有率が20〜70重量%である芳
    香族ポリアミドの重合体シートを長手方向に延伸する
    際、支持体から剥離した重合体シートを70℃以上10
    0℃未満の温度で長手方向に1.01〜1.3倍延伸を
    行った後に、更に100℃以上250℃以下の温度で長
    手方向に1.1〜3.5倍延伸することを特徴とする芳
    香族ポリアミドフィルムの製造方法。
  2. 【請求項2】 長手方向の延伸倍率の合計が1.5〜5
    倍である、請求項1に記載の芳香族ポリアミドフィルム
    の製造方法。
  3. 【請求項3】 加熱ロールを用いて、重合体シートを1
    00℃以上250℃以下の温度に加熱する、請求項1ま
    たは2に記載の芳香族ポリアミドフィルムの製造方法。
  4. 【請求項4】 支持体から剥離した重合体シートの5%
    延伸時の応力と10%延伸時の応力との差が0.1〜1
    0MPaである、請求項1〜3のいずれかに記載の芳香
    族ポリアミドフィルムの製造方法。
  5. 【請求項5】 延伸前の重合体シート中に含まれる溶剤
    の10重量%以上が有機極性溶媒および/または強酸性
    溶媒である、請求項1〜4のいずれかに記載の芳香族ポ
    リアミドフィルムの製造方法。
  6. 【請求項6】 芳香族ポリアミドを構成する芳香環の8
    0モル%以上がパラ配向性を有している芳香環である、
    請求項1〜5のいずれかに記載の芳香族ポリアミドフィ
    ルムの製造方法。
  7. 【請求項7】 芳香族ポリアミドが式(1)で表される
    繰り返し単位を60モル%以上含有する請求項6に記載
    の芳香族ポリアミドフィルムの製造方法。 式(1): 【化1】
  8. 【請求項8】 厚みが2〜5μmであり、測定長1mに
    おける長手方向のフィルムの厚み斑が厚みの10%以下
    である、請求項1〜7のいずれかに記載の製造方法によ
    り得られる芳香族ポリアミドフィルム。
  9. 【請求項9】 幅方向の中央部から両端部に向けて50
    mm間隔で測定したときの厚み方向屈折率の最大値と最
    小値との差が0.0001以上0.002以下である、
    請求項1〜7のいずれかに記載の製造方法により得られ
    る芳香族ポリアミドフィルム、または、請求項8に記載
    の芳香族ポリアミドフィルム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2016186075A1 (ja) * 2015-05-21 2018-03-01 三井化学東セロ株式会社 ガスバリア性積層体の製造方法

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