JP2003094505A - 模様付複合樹脂成形体及びその製造方法 - Google Patents

模様付複合樹脂成形体及びその製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 材料自体によって模様が形成されていると共
に、押出方向に対して直角方向に模様があり、さらには
該模様が深さ方向にまで及ぶため、表面が摩耗しても板
目模様が消去せず、天然の木材に近い外観を与える模様
付複合樹脂成形体及びその製造方法を提供する。 【解決手段】 樹脂(A)と、これと屈折率の異なる物
質(B)を含むコンパウンドを押出成形する工程におい
て、スクリュー圧縮部容積内に部分的に空隙部が存在す
るように制御し、押出される成形体にスクリューピッチ
毎の積層模様が残るようにする。このような方法によ
り、樹脂と屈折率の異なる物質を含み、模様毎の部分で
該物質の濃度及び/又は大きさが異なると共に、押出方
向に対して直角方向に模様があり、かつ該模様が深さ方
向にまで及んでいる模様付複合樹脂成形体が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、模様付複合樹脂成
形体及びその製造方法に関し、さらに詳しくは、樹脂と
屈折率の異なる物質を含み、模様毎の部分で該物質の濃
度及び/又は大きさが異なる押出成形された複合樹脂成
形体であって、押出方向に対して直角方向に模様があ
り、かつ該模様が深さ方向にまで及ぶため、天然の木材
に近い外観を与え、かつ表面の樹脂層を除去することで
木質感を作出することができ、さらには研削、研磨、切
断、彫刻を施すことによって、サッシ、枠材、壁材、床
材、ドア、パネル、笠木、腰板、すのこ、濡れ縁、額
縁、デッキ材、屋根、しきり板、雨戸、雨樋、柱、柱カ
バー、突き板、室内建具用框材、花壇、フェンス、ベン
チ、門扉、看板、ルーバー、ドアハンドル、クレセン
ト、手摺、家具、船舶のデッキ材、電車の床材、自動車
の内外装材、家電製品のハウジングなどに利用すること
のできる模様付複合樹脂成形体及びその製造方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来からこの種の複合樹脂成形体の開発
は種々行なわれ、特に充填材にセルロース系粉体を用い
ることは木屑、木質系建築廃材、古紙等の資源の再利用
を図るために有効な方法である。また、複合樹脂成形体
中のセルロース系粉体の割合を多くし、樹脂の割合を少
なくすることが経済的に有利であり、さらに木粉が多く
なるに従って、優れた木質感が得られる。このような組
成の複合樹脂成形体は、例えば、特公昭59−3017
6号に開示されている。
【0003】しかしながら、前記複合樹脂成形体におい
ては、表面に樹脂のスキン層を有するため、そのままで
はプラスチック様の触感がある。表面のスキン層を除去
することにより内部のセルロース系粉体が表面に露出
し、木質様の触感が得られる。しかし、この方法では、
表面の質感は木材に近付くが、外観は模様の無い均一な
ものであった。
【0004】従来、押出成形品に木目模様を付与する方
法として、印刷による方法や、ベース樹脂と色が異な
り、かつ混ざり難い樹脂を適量加え、流れ模様を利用す
る方法等がある。例えば、粉体を含有する複合樹脂成形
体を研削によりスキン層を除去し、傷条を多数形成した
後、傷条の凹部に着色層を残すように、木目柄を印刷す
る方法がある。しかしながら、このような方法では、木
目模様は印刷により得られるものであり、木目柄自体は
印刷インクによる着色である。印刷インクを用いた場
合、溶剤の揮発による作業環境の悪化が問題となり、排
気設備が必要となる。また、乾燥まで養生する必要があ
り、工程が煩雑となる。さらには、木目模様が表面のみ
であるため、表面が摩耗した場合、木目模様が消去する
といった問題がある。
【0005】また、押出材料にベース樹脂と色が異な
り、かつ混ざり難い樹脂を適量配合し、これを押出成形
した際の流れ模様により木目を形成する方法がある。し
かしながら、このような流れ模様を利用する方法では、
模様は押出方向に平行なものとなり、柾目以外の模様を
形成することはできない。さらに、これによって形成さ
れる木目は、人工的な木目で、一目にして本来の木目で
ないことが察知されるため、木目自体に深みがない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記したよ
うな問題に鑑みなされたものであり、その目的は、母材
が樹脂からなる模様付複合樹脂成形体において、材料自
体によって模様が形成されていると共に、押出方向に対
して直角方向に模様があり、さらには該模様が深さ方向
にまで及ぶため、表面が摩耗しても板目模様が消去せ
ず、天然の木材に近い外観を与える模様付複合樹脂成形
体を提供することにある。さらに本発明の目的は、この
ような模様付複合樹脂成形体を簡便な方法により、生産
性良く低コストで製造できる方法を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明によれば、樹脂(A)と、これと屈折率の異
なる物質(B)を含み、模様毎の部分で該物質(B)の
濃度及び/又は大きさが異なる押出成形された複合樹脂
成形体であって、押出方向に対して直角方向に模様があ
り、かつ該模様が深さ方向にまで及んでいることを特徴
とする模様付複合樹脂成形体が提供される。好適な態様
においては、樹脂(A)と屈折率の異なる物質(B)が
無機系粉体及び/又は有機系粉体であり、その割合が
A:B=90〜20:10〜80、好ましくはA:B=
40〜60:60〜40の比率(質量比)で含有してな
る。
【0008】さらに本発明によれば、前記模様付複合樹
脂成形体の製造方法も提供され、その第一の態様は、樹
脂(A)と、これと屈折率の異なる物質(B)を必要に
応じて他の添加剤と共に混練し、次いでこれを押出成形
する工程において、スクリュー圧縮部容積内に部分的に
空隙部が存在するように制御し、押出される成形体にス
クリューピッチ毎の積層模様が残るようにしたことを特
徴としており、第二の態様は、用いる樹脂と屈折率の異
なる物質(B)を必要に応じて他の添加剤と共に混合
し、次いでこれを樹脂(A)と混練した後、これを押出
成形する工程において、スクリュー圧縮部容積内に部分
的に空隙部が存在するように制御し、押出される成形体
にスクリューピッチ毎の積層模様が残るようにしたこと
を特徴としている。上記いずれの態様においても、混合
工程又は混練工程に先立って、無機系粉体及び/又は有
機系粉体を130℃で測定した時の揮発成分が0.5質
量%以下となるように乾燥することが好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明者らは、複合樹脂成形体の
模様について鋭意研究の結果、スクリューピッチ毎の積
層模様が成形体の模様に大きな影響を及ぼすことを見出
した。すなわち、本発明者らの研究によると、樹脂
(A)とこれと屈折率の異なる物質(B)を含むコンパ
ウンドを押出成形する工程において、スクリュー圧縮部
容積内に部分的に空隙部が存在するように制御すれば、
押出される成形体にスクリューピッチ毎の積層模様が現
われると共に、模様毎の部分で該物質(B)の濃度及び
/又は大きさが異なり、また、押出方向に対して直角方
向に模様があり、さらには該模様が深さ方向にまで及ぶ
ことを見出し、本発明を完成するに至ったものである。
さらにまた、上記のような物質(B)を含有する場合、
複合樹脂成形体表面のスキン層を除去することにより、
さらに優れた木質感を有する成形体が得られる。
【0010】本発明の模様付複合樹脂成形体は、物体表
面における光の反射及び透過の状態に着目し、樹脂と屈
折率の異なる物質の濃度及び/又は大きさが変わってい
るときに異なる色に見える原理を利用している。以下、
この点について説明する。入射した白色光は、物体の表
面で反射光と内部へ侵入する光の2つに分かれる。金属
等の自由電子を持つ物質ではほとんどの入射光は表面で
反射され、その他の物質では内部へ侵入する。内部へ侵
入した光は吸収がなければそのまま直進し、物質の他端
で物質の外へ出て行く。ガラスは可視領域に吸収がない
ため透明に見えるが、色付きガラスの場合には、ガラス
の中を光が透過する過程で特定の光の波長が吸収される
ため、入射した白色光がガラスを透過することで着色す
る。物質中に散乱要素がある場合、入射した光は物質中
で散乱され、直進することなく入射面へ戻る。従って、
吸収がなければ、入射光と同じスペクトルを持つ光が散
乱光として観察される。
【0011】物質中に光を吸収する要素がある場合に
は、光が物質中を進む間に着色が起こる。このため、観
察される散乱光は着色光となり、この着色光でもって物
質の色を見ている。物質の光吸収が可視領域で波長によ
る選択性がなければ黒又はねずみ色の彩度0の色とな
り、選択性がある場合には彩度を持つ色となる。このと
き着色の程度は単位長さ当たりの吸収強度、散乱要素の
濃度によって決まる。物質がより多くの有色顔料、染料
を含有する場合、単位長さ当たりの吸収強度が増加し、
より彩度の高い、濃く、深い色となる。一方、散乱要素
を加えると、白味の強い、彩度の低い色となる。これは
散乱要素の密度が増えることで、より表面近くで散乱さ
れ、入射光が物質中を透過する距離が短くなるため、吸
収要素による着色が小さくなるためである。ここで、散
乱要素とは、物質との屈折率の違いにより光散乱を起こ
す成分又は要素を指し、白色顔料、充填剤、さらには樹
脂中に形成された結晶、球晶等がこれにあたる。本発明
では、成形体が樹脂と屈折率の異なる物質を含み、模様
毎の部分で該物質の濃度及び/又は大きさが異なること
で、表面に散乱性の異なる部分を設け、散乱性の違いか
ら異なる色として見せる方法を提供するものである。
【0012】以下、本発明の模様付複合樹脂成形体の各
成分について説明する。前記樹脂と屈折率の異なる物質
(B)としては如何なるものであってもよく、例えば気
泡、無機系粉体及び有機系粉体等が挙げられる。無機系
粉体としては如何なるものであってもよく、例えば水酸
化物、酸化物、無機塩、ケイ酸化合物等が挙げられる。
また、前記有機系粉体としては如何なるものであっても
よく、例えばセルロース系粉体の木粉、竹粉、パルプ、
バカス、ケナフ、おが屑、木質繊維、籾殻、破砕チップ
材、果実穀粉、古紙等が挙げられる。これら無機系粉体
及び/又は有機系粉体は、単独で又は2種類以上を組み
合わせて用いることができる。
【0013】樹脂と屈折率の異なる物質(B)としては
気泡でもよいが、無機系粉体及び/又は有機系粉体と同
時に存在すると、著しい強度の低下がおこるため、極端
な割合で同時に存在することは好ましくない。また、無
機系粉体及び/又は有機系粉体が水分等の揮発成分を含
んでいると、これが加工工程で発泡し、製品不良の原因
となる。そのため、セルロース系粉体が揮発成分を含ん
でいる場合、予め乾燥して、130℃で測定したときの
揮発成分が0.5質量%以下となるように調整すること
が好ましい。
【0014】前記樹脂(A)としては、如何なるもので
あってもよく、例えばポリアミド、ポリアセタール、ポ
リカーボネート、変性ポリフェニレンエーテル、ポリエ
チレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、
超高分子量ポリエチレン、低密度ポリエチレン、中密度
ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、
ポリスチレン、ポリ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニル、ポリ
塩化ビニリデン、ポリアクリル酸、ポリアクリル酸エス
テル、ポリブタジエン、ポリイソプレン、ポリクロロプ
レン、エチレンプロピレンゴム、アクリロニトリル−ブ
タジエン−スチレン共重合体、アクリロニトリル−エチ
レンプロピレンゴム−スチレン共重合体、エチレン−酢
酸ビニル共重合体等が挙げられ、これらを単独で又は2
種類以上を組み合わせて用いることができる。これらの
樹脂の中でも、特に、安価で工業的に量産性があるこ
と、軽量でかつ剛性に優れ、比較的耐熱性が良好なこ
と、及び成形性が良いことから、ポリオレフィンが好ま
しく、その中でも特にポリプロピレンが好適である。
【0015】前記樹脂(A)と無機系粉体及び/又は有
機系粉体(B)の配合比率は、A:B=90〜20:1
0〜80(質量比)、好ましくは40〜60:60〜4
0(質量比)である。ここで、無機系粉体及び/又は有
機系粉体が上記比率よりも多くなると、樹脂が無機系粉
体及び/又は有機系粉体の各部周囲に周りきらないた
め、強度に問題のある模様付複合樹脂成形体が得られる
ので好ましくない。一方、樹脂が無機系粉体及び/又は
有機系粉体との比率で90:10よりも多くなると、経
済的に不利であり、かつ天然に近い木質感も極端に損な
われるので好ましくない。
【0016】なお、本発明においては、前記各成分の他
に、必要に応じて、無機系粉体及び/又は有機系粉体と
樹脂、特にポリオレフィンとの親和性を向上させるため
の不飽和カルボン酸もしくはその誘導体で変性された樹
脂や、着色剤、等の各種添加剤を加えることができる。
上記不飽和カルボン酸としては、如何なるものであって
もよく、例えば無水マレイン酸、無水イタコン酸、無水
シトラコン酸、マレイン酸、イタコン酸、シトラコン
酸、クロトン酸、イソクロトン酸、メサコン酸、アンゲ
リカ酸、ソルビン酸、アクリル酸、メタクリル酸等が挙
げられ、これらを単独で又は2種類以上を組み合わせて
用いることができる。また、上記不飽和カルボン酸の誘
導体としては、如何なるものであってもよく、前記不飽
和カルボン酸の金属塩、アミド、イミド、エステル等の
中の1つ或いは2種類以上を組み合わせて用いることが
できる。
【0017】着色剤としては、如何なるものであっても
よく、例えば二酸化チタン、酸化コバルト、群青、紺
青、弁柄、銀朱、鉛白、鉛丹、黄鉛、ストロンチウムク
ロメート、チタニウムイエロー、チタンブラック、ジン
ククロメート、鉄黒、モリブデン赤、モリブデンホワイ
ト、リサージ、リトポン、カーボンブラック、エメラル
ドグリーン、ギネー緑、カドミウム黄、カドミウム赤、
コバルト青、アゾ顔料、フタロシアニンブルー、イソイ
ンドリノン、キナクリドン、ジオキサジンバイオレッ
ト、ペリノンペリレン等の中の1つ或いは2種類以上で
ある混合物等が挙げられ、これらを単独で又は2種類以
上を組み合わせて用いることができる。その他必要に応
じて、酸化防止剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、滑剤、
難燃剤等の各種添加剤を加えることができる。
【0018】本発明の複合樹脂成形体は、母材の樹脂
(A)中に樹脂と屈折率の異なる物質(B)を含み、模
様毎の部分で該物質(B)の濃度及び/又は大きさが異
なる押出成形された複合樹脂成形体において、押出方向
に対して直角方向に模様があり、さらには該模様が深さ
方向にまで及ぶことを特徴としている。このような複合
樹脂成形体は、樹脂(A)と、これと屈折率の異なる物
質(B)を必要に応じて他の添加剤と共に混練し、次い
でこれを押出成形することによっても製造できるし、或
いはまた、用いる樹脂と屈折率の異なる(B)物質を必
要に応じて他の添加剤と共に混合し、次いでこれを樹脂
(A)と混練した後、これを押出成形することによって
も製造できる。
【0019】本発明における樹脂(A)と、これと屈折
率の異なる物質(B)を必要に応じて他の添加剤と共に
混練する製造方法、及び樹脂と屈折率の異なる物質
(B)を必要に応じて他の添加剤と共に混合し、次いで
これを樹脂(A)と混練する製造方法としては、如何な
る方法であってもよく、例えばヘンシェルミキサーによ
る混練、ニーダーによる混練、ボールミルによる混練、
木粉製造機等が挙げられる。さらに、押出機でペレタイ
ズしてペレットを製造する方法等が挙げられる。
【0020】本発明の模様付複合樹脂成形体の製造装置
の一例を図1に示す。図1は、二軸押出機を用いた場合
を示しており、フィード装置11から押出機10のホッ
パー12内に供給された材料(前記樹脂(A)と、これ
と屈折率の異なる物質(B)と、必要に応じて他の添加
剤との混練物)Aは、押出機10のシリンダー13内を
スクリュー14により混練、輸送されている間に樹脂が
溶融し、ダイ15から模様付複合樹脂成形体Bが成形さ
れて押出される。材料Aの投入量は、フィード装置11
の回転数を変えることで制御される。二軸押出スクリュ
ーは、一般に供給部、可塑化部、圧縮部、ベント部、計
量部の5つのゾーンからなるが、本発明の模様付複合樹
脂成形体の製造方法においては、スクリュー圧縮部容積
内に部分的に空隙部が存在するように制御することが重
要となる。
【0021】すなわち、押出成形工程において、スクリ
ュー圧縮部容積内に部分的に空隙部が存在するように制
御し(すなわち、圧縮部においてスクリューピッチ間の
任意の部分に空隙部(未充填部)が存在するように制御
し)、押出される成形体にスクリューピッチ毎の積層模
様が残るようにする。この制御は、例えば、フィード量
(単位時間当りの供給量(容積量))をスクリュー圧縮
部の容積に対して100%未満(容積%、以下同様)と
なるように制御することによって行なうことができる。
但し、フィード量は、スクリュー圧縮部の容積に対して
30%以上となるように制御することが好ましい。フィ
ード量が30%よりも少なくなると、混練が不充分とな
るため好ましくない。
【0022】また、圧縮部の容積に対するフィード量を
制御する方法とは異なる方法として、スクリューの圧縮
比と材料Aの嵩比重を制御することでも同様の制御を行
なうことができる。例えば、圧縮比1.5のスクリュー
を用い、真比重の66.6%未満(2/3未満)の嵩比
重の材料Aを用いても、樹脂の溶融、圧縮部内での圧縮
により材料Aの容積は圧縮部容積未満となるため、スク
リュー圧縮部容積内に部分的に空隙部が存在することに
なる。なお、上記制御は、スクリューの圧縮比の制御の
み、あるいは材料Aの嵩比重の制御のみによっても同様
に行なうことができる。つまり、スクリュー圧縮部に供
給された材料(スクリュー圧縮部内の材料)が、スクリ
ュー圧縮部の容積に対し100%未満(好ましくは30
%以上)となるように制御すればよく、このような制御
は、具体的には前記したようにフィード量、スクリュー
の圧縮比、材料Aの嵩比重等をコントロールすることに
より達成できる。上記フィード量や他の押出条件等を適
切に設定することにより、模様が板目であり、かつ該板
目の筋と筋の間隔が1mm以上、100mm以下である
模様付複合樹脂成形体が得られる。
【0023】前記のような製造方法により、図2及び図
3に示すような模様1を持つ板状成形品2、図2及び図
3に示すような模様1を持つ図4に示すような中空部4
を有する板状成形品3等の各種形状、構造の複合樹脂成
形体を製造できる。また、得られる成形品は、表面の樹
脂層を除去することで樹脂と屈折率の異なる物質が表面
に露出するので、木質感を作出することができ、さらに
は、研削、研磨、切断、彫刻等の加工を施すことによっ
て、サッシ、枠材、壁材、床材、パネル、ドア、笠木、
腰板、すのこ、濡れ縁、額縁、デッキ材、屋根、仕切り
板、雨戸、雨樋、柱、柱カバー、突き板、室内建具用框
材及び枠材、花壇、フェンス、ベンチ、門扉、看板、ル
ーバー、ドアハンドル、クレセント、手摺、家具、船舶
のデッキ材、電車の床材、自動車の内外装材、家電製品
のハウジングなど製品に仕上げることができる。
【0024】
【実施例】以下、実施例を示して本発明についてより具
体的に説明するが、当然のことながら、本発明は、下記
実施例によって何ら限定されるものではない。尚、とく
に断りのない限り、実施例に記載の「部」は「質量部」
を示す。下記実施例においては、押出機としては二軸押
出機及び単軸押出機を用いているが、多軸押出機或いは
その組み合わせのいずれを用いてもよく、ベントの使用
の制限もとくにない。さらに、押出機に用いられるスク
リュー形状もとくに制限はない。
【0025】実施例1 130℃における揮発成分を0.5wt%以内に調整した
100メッシュを70wt%以上通過した木粉100部、
弁柄3部、酸化チタン7部を投入した後、ポリプロピレ
ン100部及び無水マレイン酸変性ポリプロピレン1部
を加え、ヘンシェルミキサーで混練し、コンパウンドを
得た。得られたコンパウンドを造粒し、粒径を調整し
た。粒径を調整したコンパウンドを、二軸押出機及び金
型を用い、幅140mm、高さ50mmの板状に押出成
形した。この際、コンパウンドのフィード量をスクリュ
ー圧縮部の容積の95%(容積%)になるように調整し
た。押出機の温度条件は、シリンダー温度183℃、金
型温度190℃とした。この際、金型部での樹脂温度は
190℃であった。190℃で押出成形された成形体を
冷却金型で冷却し、形状を保持した。冷却金型から押出
された直後の成形体の表面温度は40℃であった。以上
の方法により、本発明に係る模様付複合樹脂成形体を作
製した。
【0026】実施例2〜5 実施例1において、コンパウンドのフィード量を表1に
記載した容積%に変更した以外は、実施例1と同様の押
出条件及び操作を行なうことにより、本発明に係る模様
付複合樹脂成形体を作製した。
【0027】実施例6 130℃における揮発成分を0.5wt%以内に調整した
100メッシュを70wt%以上通過した木粉100部、
弁柄3部、酸化チタン7部を投入した後、ポリプロピレ
ン100部及び無水マレイン酸変性ポリプロピレン1部
を加え、ヘンシェルミキサーで混練し、コンパウンドを
得た。得られたコンパウンドを造粒し、粒径を調整し
た。粒径を調整したコンパウンドを、単軸押出機及び金
型を用い、幅140mm、高さ50mmの板状に押出成
形した。この際、コンパウンドのフィード量をスクリュ
ー圧縮部の容積の95%(容積%)になるように調整し
た。押出機の温度条件は、シリンダー温度183℃、金
型温度190℃とした。この際、金型部での樹脂温度は
190℃であった。190℃で押出成形された成形体を
冷却金型で冷却し、形状を保持した。冷却金型から押出
された直後の成形体の表面温度は40℃であった。以上
の方法により、本発明に係る模様付複合樹脂成形体を作
製した。
【0028】実施例7〜10 実施例6において、コンパウンドのフィード量を表1に
記載した容積%に変更した以外は、実施例6と同様の押
出条件及び操作を行なうことにより、本発明に係る模様
付複合樹脂成形体を作製した。
【0029】実施例11 130℃における揮発成分を0.5wt%以内に調整した
100メッシュを70wt%以上通過した木粉100部、
弁柄3部、酸化チタン7部を投入した後、ポリプロピレ
ン100部、無水マレイン酸変性ポリプロピレン1部及
び塩基性金属石鹸mMgO・(C1735COO)2Mg
(式中、mは0.05<m<2)1部を加え、ヘンシェ
ルミキサーで混練し、コンパウンドを得た。得られたコ
ンパウンドを造粒し、粒径を調整した。粒径を調整した
コンパウンドを、二軸押出機及び金型を用い、幅140
mm、高さ50mmの板状に押出成形した。この際、コ
ンパウンドのフィード量をスクリュー圧縮部の容積の9
5%(容積%)になるように調整した。押出機の温度条
件は、シリンダー温度183℃、金型温度190℃とし
た。この際、金型部での樹脂温度は190℃であった。
190℃で押出成形された成形体を冷却金型で冷却し、
形状を保持した。冷却金型から押出された直後の成形体
の表面温度は40℃であった。以上の方法により、本発
明に係る模様付複合樹脂成形体を作製した。
【0030】実施例12〜15 実施例11において、コンパウンドのフィード量を表1
に記載した容積%に変更した以外は、実施例11と同様
の押出条件及び操作を行なうことにより、本発明に係る
模様付複合樹脂成形体を作製した。
【0031】実施例16 130℃における揮発成分を0.5wt%以内に調整した
100メッシュを70wt%以上通過した木粉100部、
弁柄3部、酸化チタン7部を投入した後、ポリプロピレ
ン100部及び無水マレイン酸変性ポリプロピレン1部
を加え、ヘンシェルミキサーで混練し、コンパウンドを
得た。得られたコンパウンドを造粒し、粒径を調整し
た。粒径を調整したコンパウンドを、二軸押出機及び金
型を用い、幅140mm、高さ50mmの図4に示すよ
うな中空板状に押出成形した。この際、コンパウンドの
フィード量をスクリュー圧縮部の容積の95%(容積
%)になるように調整した。押出機の温度条件は、シリ
ンダー温度183℃、金型温度190℃とした。この
際、金型部での樹脂温度は190℃であった。190℃
で押出成形された成形体を冷却金型で冷却し、形状を保
持した。冷却金型から押出された直後の成形体の表面温
度は40℃であった。以上の方法により、本発明に係る
模様付複合樹脂成形体を作製した。
【0032】実施例17〜20 実施例16において、コンパウンドのフィード量を表1
に記載した容積%に変更した以外は、実施例16と同様
の押出条件及び操作を行なうことにより、本発明に係る
模様付複合樹脂成形体を作製した。
【0033】前記実施例1〜20の組成及び得られた成
形体の板目状模様の有無について表1にまとめて示す。
【表1】
【0034】
【発明の効果】以上のように、本発明の模様付複合樹脂
成形体は、従来のように模様が表面のみに止まらず、ま
たベース樹脂と色が異なり、かつ混ざり難い樹脂を適量
配合し、これを押出成形した際の流れ模様を利用するも
のではなく、材料自体によって模様が形成され、押出方
向に対して直角方向に模様があり、さらには該模様が深
さ方向にまで及ぶことを特徴としている。これによって
形成される模様は、天然の木材に近い模様であるため、
木目自体に深みがある。さらに本発明によれば、押出成
形工程において、スクリュー圧縮部容積内に部分的に空
隙部が存在するように制御することにより、このような
複合樹脂成形体を生産性よく低コストで製造でき、また
サンディング等の簡単な表面処理により木材様の触感を
容易に付与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の模様付複合樹脂成形体の二軸押出機を
用いた製造装置の一例を概略的に示す部分断面側面図で
ある。
【図2】本発明の模様付複合樹脂成形体の一例を示す平
面図である。
【図3】図2に示す模様付複合樹脂成形体の断面図であ
る。
【図4】本発明の模様付複合樹脂成形体の他の例を示す
側面図である。
【符号の説明】
1 模様 2,3 板状成形品 4 中空部 10 押出機 11 フィード装置 12 ホッパー 13 シリンダー 14 スクリュー 15 ダイ A 材料 B 模様付複合樹脂成形体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08J 5/00 CER C08J 5/00 CER CEZ CEZ C08K 3/00 C08K 3/00 C08L 1/02 C08L 1/02 23/02 23/02 97/02 97/02 101/00 101/00 // B29K 1:00 B29K 1:00 23:00 23:00 105:26 105:26 (72)発明者 枷場 康平 富山県黒部市堀切1300 Fターム(参考) 2B260 AA11 BA01 BA07 BA18 BA19 CB01 CB03 CD02 CD03 CD04 CD06 CD07 CD10 CD11 CD30 DA01 DB01 DD03 EA11 EA13 EB02 EB06 EB19 EB21 EC18 4F071 AA01 AA09 AA12 AA12X AA13 AA14 AA15 AA15X AA16 AA17 AA18 AA20 AA22 AA22X AA24 AA25 AA28 AA28X AA32 AA33 AA34X AA40 AA45 AA46 AA50 AA51 AA54 AA73 AB01 AB18 AC09 AE05 AE09 AE11 AE16 AH03 BA01 BB06 BC03 4F201 AA01 AA03 AA11 AB11 AB12 AB16 AC04 AD06 AF08 AG01 AH47 BA03 BC37 BD05 BK13 BM06 BN21 4F207 AA11 AB06 AB11 AB12 AB19 AC04 AF08 AH46 AR14 KA01 KA17 KK12 KL92 KM15 4J002 AB01X AC03W AC06W AC09W AH00X BB03W BB06W BB12W BB15W BC03W BD04W BD10W BF02W BG01W BG02W BN15W CB00W CF06W CF07W CG00W CH07W CL00W DE146 DJ006 EF047 FD050 FD079 FD098 FD100 FD170 GL00 GN00

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂(A)と、これと屈折率の異なる物
    質(B)を含み、模様毎の部分で該物質(B)の濃度及
    び/又は大きさが異なる押出成形された複合樹脂成形体
    であって、押出方向に対して直角方向に模様があり、か
    つ該模様が深さ方向にまで及んでいることを特徴とする
    模様付複合樹脂成形体。
  2. 【請求項2】 樹脂(A)と屈折率の異なる物質(B)
    が無機系粉体及び/又は有機系粉体であり、その割合が
    A:B=90〜20:10〜80の比率(質量比)で含
    有してなることを特徴とする請求項1に記載の模様付複
    合樹脂成形体。
  3. 【請求項3】 樹脂(A)と屈折率の異なる物質(B)
    が無機系粉体及び/又は有機系粉体であり、その割合が
    A:B=40〜60:60〜40の比率(質量比)で含
    有してなることを特徴とする請求項1に記載の模様付複
    合樹脂成形体。
  4. 【請求項4】 模様が板目であることを特徴とする請求
    項1乃至3のいずれか一項に記載の模様付複合樹脂成形
    体。
  5. 【請求項5】 模様が板目であり、かつ該板目の筋と筋
    の間隔が1mm以上、100mm以下であることを特徴
    とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の模様付複
    合樹脂成形体。
  6. 【請求項6】 樹脂と屈折率の異なる物質(B)が、水
    酸化物、酸化物、無機塩及びケイ酸化合物よりなる群か
    ら選ばれた少なくとも1種の無機系粉体及び/又はセル
    ロース系粉体よりなる群から選ばれた少なくとも1種の
    有機系粉体であることを特徴とする請求項1乃至5のい
    ずれか一項に記載の模様付複合樹脂成形体。
  7. 【請求項7】 セルロース系粉体が、木粉、竹粉、パル
    プ、バカス、ケナフ、おが屑、木質繊維、籾殻、破砕チ
    ップ材、果実穀粉及び古紙よりなる群から選ばれた少な
    くとも1種であることを特徴とする請求項6に記載の模
    様付複合樹脂成形体。
  8. 【請求項8】 樹脂(A)がポリオレフィンであること
    を特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の模
    様付複合樹脂成形体。
  9. 【請求項9】 樹脂(A)がポリプロピレンであること
    を特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の模
    様付複合樹脂成形体。
  10. 【請求項10】 さらに不飽和カルボン酸もしくはその
    誘導体で変性された樹脂、着色剤、酸化防止剤、紫外線
    吸収剤、帯電防止剤及び滑剤から選ばれる少なくとも1
    種の添加剤を含有することを特徴とする請求項1乃至9
    のいずれか一項に記載の模様付複合樹脂成形体。
  11. 【請求項11】 樹脂(A)と、これと屈折率の異なる
    物質(B)を必要に応じて他の添加剤と共に混練し、次
    いでこれを押出成形する工程において、スクリュー圧縮
    部容積内に部分的に空隙部が存在するように制御し、押
    出される成形体にスクリューピッチ毎の積層模様が残る
    ようにしたことを特徴とする模様付複合樹脂成形体の製
    造方法。
  12. 【請求項12】 用いる樹脂と屈折率の異なる物質
    (B)を必要に応じて他の添加剤と共に混合し、次いで
    これを樹脂(A)と混練した後、これを押出成形する工
    程において、スクリュー圧縮部容積内に部分的に空隙部
    が存在するように制御し、押出される成形体にスクリュ
    ーピッチ毎の積層模様が残るようにしたことを特徴とす
    る模様付複合樹脂成形体の製造方法。
  13. 【請求項13】 混合工程又は混練工程に先立って、樹
    脂と屈折率の異なる物質(B)を130℃で測定したと
    きの揮発成分が0.5質量%以下となるように乾燥する
    工程を含むことを特徴とする請求項11又は12に記載
    の模様付複合樹脂成形体の製造方法。
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