JP2003093688A - パチンコ機 - Google Patents

パチンコ機

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JP2003093688A
JP2003093688A JP2002218480A JP2002218480A JP2003093688A JP 2003093688 A JP2003093688 A JP 2003093688A JP 2002218480 A JP2002218480 A JP 2002218480A JP 2002218480 A JP2002218480 A JP 2002218480A JP 2003093688 A JP2003093688 A JP 2003093688A
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JP2002218480A
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Atsushi Kashiwagi
敦詞 柏木
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Sansei R&D Co Ltd
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Sansei R&D Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パチンコ機の保管、輸送取扱時に前面枠体と
前面板が損傷しないように保護する。 【解決手段】 一側上下に軸支部材が備えられ木製側枠
1と、遊技盤5を収納する遊技盤収容面220が裏面側
に設けられ、前記軸支部材に開閉自由に軸支される合成
樹脂製の前面枠体2と、前記前面枠体2の前面上部に開
閉可能に設けられ、遊技盤5の遊技領域51を囲いうる
遊技開口31が形成されると共に背面にガラス板収容枠
4が装着された合成樹脂製の前面板3とを備え、前記側
枠1が、前記前面板3および前面枠体2より側端を幅広
になるように枠組み構成したパチンコ機。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技機を島に設置
するための側枠が設けられ(木枠)、その側枠に対して
前面枠体が開閉自在に設けられたパチンコ機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のパチンコ機は、側枠(木枠)と、
該側枠に対して開閉自在であり、かつ、遊技盤を固定す
る前面枠体と、該前面枠体の四角形の開口に固定される
金枠に開閉自在に設けられ、かつ、前記遊技盤の前方を
覆うガラス板を保持するガラス枠等から構成され、側枠
と前面枠体は合板、板材等で構成され、金枠とガラス枠
が金属製で構成されたものが一般的である。
【0003】しかし、近年、遊技盤を遊技者の興趣を起
こさせるよう装飾化を図るために、前面枠体を合成樹脂
製としたものが提案されている(特開平7−21372
2号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
パチンコ機では、樹脂製主枠構成部材、装飾部材の強度
が弱く、搬送中などに変形を生じやすく使用上問題であ
った。
【0005】
【課題を解決する手段】この発明の請求項1のパチンコ
機は、一側上下に軸支部材が備えられ木製板材で枠組み
された側枠1と、遊技盤5を収納する遊技盤収容面22
0が裏面側に設けられ、前記軸支部材に開閉自由に軸支
される合成樹脂製の前面枠体2と、前記前面枠体2の前
面上部に開閉可能に設けられ、前記遊技盤収容面220
に収容された遊技盤5の遊技領域51を囲いうる遊技開
口31が形成されると共に背面にガラス板収容枠4が装
着された合成樹脂製の前面板3とを備え、前記側枠1
が、前記前面板3および前面枠体2より側端を幅広にな
るように枠組み構成したことを特徴とする。
【0006】この発明の請求項2のパチンコ機は、一側
上下に軸支部材が備えられ木製板材で枠組みされた側枠
1と、遊技盤5を収納する遊技盤収容面220が裏面側
に設けられ、前記軸支部材に開閉自由に軸支される合成
樹脂製の前面枠体2と、前記前面枠体2の前面上部に開
閉可能に設けられ、前記遊技盤収容面220に収容され
た遊技盤5の遊技領域51を囲いうる遊技開口31が形
成されると共に背面にガラス板収容枠4が装着された合
成樹脂製の前面板3と備え、前記側枠1を、前記前面板
3および前面枠体2より側端を幅広になるように枠組み
構成することにより、前記側枠1の幅広部分により前記
前面板3および前面枠体2が損傷することを防護可能と
することを特徴とする。
【0007】この発明の請求項3のパチンコ機は、請求
項1または2に記載のパチンコ機において、前記前面枠
体2が前記前面板3より巾広に形成されたことを特徴と
する。
【0008】
【発明の実施の形態】この発明の実施形態を図面に基づ
いて説明する。図1はパチンコ機の正面図、図2は同縦
断面図、図3は前面板、側枠に取付けた前面枠体の前面
側の斜視図、図4は前面枠体の背面側の斜視図、図5は
前面板の一部破断正面図、図6は同背面図、図7は図5
のA−A断面図、図8は図5のB−B断面図、図9はガ
ラス板収容枠の正面図、図10はガラス板収容枠の斜視
図、図11はガラス板収容枠を前面板に取付けた斜視
図、図12は同要部拡大背面図、図13は図12のC−
C断面図、図14は図12のD−D断面図、図15はガ
ラス板収容枠の軸支部の斜視図である。
【0009】パチンコ機の全体構造 図1および図2において、パチンコ機は側枠(木枠)1
と、該側枠1の一側に開閉自在に軸支されかつ合成樹脂
製前面枠体2と、該前面枠体の前面上部には遊技盤5の
遊技領域を囲いうる遊技開口が形成され、遊技面の外周
に沿って前面装飾部が設けられ、裏面のガラス板収容枠
取付け部にガラス板収容枠4が装着された前面板3と、
その前面下部に開閉自由に設けられかつ上皿8が固着さ
れる上皿取付け用前板7と、該取付け板の下方の前面枠
体2に設けられる下皿9、操作ハンドル10等から構成
されている。又、前記前面枠体2は遊技盤5の遊技領域
に相当する面積を規制する開口が設けられ、その開口に
沿う周囲は、装飾部とし、その背面に遊技盤5が当てら
れてレールで囲われる遊技領域を開口内に位置させ、そ
の遊技盤5の裏面に機構基板6が開閉係脱可能に設けら
れる。また、機構基板6とは、賞球を貯留誘導制御し、
セーフ球を導出し、アウト球を排出し、球タンクやタン
クレール、払出し装置や回路基板が装着され、前面枠体
2に開閉係脱され遊技盤を前面枠体2に収納した状態で
閉鎖固着されるものを指す。
【0010】側枠 側枠1は木製板材を枠組みし、その一側上下に軸支部材
11が備えられ、合成樹脂製前面枠体2の支軸部が開閉
自由に軸支される。この側枠1の開放側の内側上下に鍵
装置と係脱して前面枠体2を開閉するための係止金具が
取付けられている。木製側枠1は合成樹脂で成形された
前面板3および前面枠体2より側端を若干巾広に構成し
て、合成樹脂で形成された前面板、前面枠体の物理的損
傷から防護するように構成されて、パチンコ機の保管、
輸送取り扱い時に、木製部位を主体として取り扱い、樹
脂前面板部、前面枠体部が損傷することを防護すること
を可能とする。
【0011】前面板 この発明の要部を構成する前面板3の構成について、図
1乃至図3、図5乃至図8、図11乃至図14を参照し
て説明する。前面板3は遊技盤5の遊戯領域を囲い、前
面の装飾効果を高めるように構成され、裏面には透視し
うるガラス板40を装着するガラス板収容枠4を取付け
ている。前面板3は、遊技盤5の遊技領域を囲う遊技開
口31を有する主枠部材30と、主枠部材30の前面装
飾部32に装着される複数の合成樹脂製装飾部材33
と、背面側に取着されるガラス板収容枠4とから構成さ
れる。
【0012】図5乃至図8において、主枠部材30は遊
技盤の遊戯領域を囲むようにかまぼこ型遊技開口31が
打ち抜き形成され、打ち抜き形成された当該前面板によ
りパチンコ機前面部を覆う領域をパチンコ機側枠側まで
及ぶように拡大して遊技開口外周に沿った状態に前面装
飾部32が樹脂の一体成形により構成され、パチンコ機
遊技盤面上のパチンコ球転動領域外周の装飾機能及び趣
向感を高めた。前面装飾部32には遊技盤のレールに沿
って円弧状に形成された表示部、装飾部が構成される。
表示部、装飾部はレールに沿って同心円状に形成され、
各々分離して形成されている。内部に表示体、光源を配
して表示制御する場合には、同心円状に配置された表示
部より、表示状態が広い領域に拡散する状態や、中央部
に向かって収束する状態をパチンコ機に表して、極めて
斬新な趣向感を実現できる効果を生じる。
【0013】すなわち、前面板3の主枠部材30の上部
両側に後述の表示体からの投光を拡散収束して表示する
装飾レンズ体装着部34、遊技開口上部周縁に沿って装
飾レンズ板取付け部35および遊技開口両側周縁に沿っ
て装飾レンズ板取付け部36が形成され、前記装飾レン
ズ体装着部34と装飾レンズ板取付け部35、36に装
飾部材33が装着される。装飾部材33として、装飾レ
ンズ体装着部34には透光性合成樹脂製装飾レンズ体7
0が、又装飾レンズ板取付け部35、36に透光性合成
樹脂製装飾レンズ板71、72が装設されている。前面
板3と装飾レンズ体70、装飾レンズ板71、72とは
外観上一体形成品の状態でパチンコ機へセットするよう
にしてある。前面板はこれを分割しないで、単一の部品
として一体形成され、パチンコ機への組付けを容易とし
てある。前面板3自体に前面装飾部を設けて、従来遊技
盤に設けられていたコーナー飾りは不要としてある。
【0014】前面板3の前面装飾部32に装飾部材33
として装飾レンズ体70、装飾レンズ板71、72を装
着することにより、遊技盤とは別の箇所に設けられ、前
面板が機体内部に収容された表示体からの投光の照度を
高め、パチンコ遊技に関わる報知機能と趣向感を高め装
飾効果を拡大する機能を発揮することができる。この前
面板3には、装飾レンズ体、装飾レンズ板が設けられる
だけで、表示ランプ、LEDそれに付属する配線、回路
等を設けない構造としてあるので、遊技盤にランプ、L
ED、装飾レンズ等を装設するための部位の組立工程
や、部品点数の削減が可能とされる。
【0015】前記装飾レンズ体装着部34は、表示体か
らの投光を分離して表示する複数の光束案内孔310が
一体的に形成され、表示体からの投光を分離して、単一
表示体からの複数の装飾部における表示を可能とすると
ともに、各別の表示体からの投光が隣接する表示面に洩
れて干渉することを光束案内孔により防止している。前
記光束案内孔310として、装飾レンズ体を嵌め合う装
飾レンズ取付け案内溝311が設けられ、その内面壁3
12の中央に表示体からの投光を透過する装飾用孔31
3、その両側に係受け孔314が設けられている。
【0016】図14において、装飾レンズ体70は表示
体からの投光を透過しうる透光性合成樹脂製で、表示体
の照明を入乱反射するレンズ面701と、前記レンズ装
着部34の案内溝311に嵌め合いできる周壁702
と、その周壁の両端後部に一体形成された係止め片70
3が形成されている。而して、前面板における装飾レン
ズ体70の取付けが前面板に形成された係受け孔314
と装飾レンズ体70の係止め片703とによりワンタッ
チ装着されるのを可能としている。合成樹脂製の前面板
と同じく合成樹脂製の装飾レンズ体の嵌め合いにより、
木製遊技盤に対する合成樹脂製の装飾レンズとの係着関
係において発生する膨張率の相違によるがたつきや嵌め
合い異常を防止する効果を生じる。又、このレンズ体の
内部には表示体等を収容せず、レンズ体における入乱反
射等により装飾機能を簡便に発揮している。前面板内部
に表示体、ランプを設けず装飾機能を発揮させて、部品
点数と製造工程の簡略化を果たし、製造原価を削る効果
を生じる。
【0017】図7および図13において、装飾レンズ体
70は上部のレンズ体の方が側部のレンズ体より直径が
大きく、かつ、高さの異なる表示面を有する。すなわ
ち、装飾レンズ体70は複数段に形ち作られた表示面、
装飾面を有する。装飾レンズ体70の表示レンズ面を他
の前面板面より高く突出形成し、所定の厚みをもって楕
円状に形成された装飾レンズ体70をガラス防護手段と
し、前面板の転倒時における衝撃を吸収し、物理作用が
ガラス面におよぶことを防ぐ構造としている。
【0018】図5乃至図8において、上部の装飾レンズ
板用取付け部35には、表示体からの投光を透過する複
数の装飾用孔320が形成されている。この装飾用孔3
20は前面枠体2の表示体発光ホルダー81と同じ横長
状とし、その装飾用孔にホルダー81の仕切壁82と同
じ仕切壁を設け、表示体80の表示効果を各別に発揮さ
せるようにすることもできる。装飾レンズ板71は、表
示体からの投光を透過しうる透光性合成樹脂製で、表示
体の照明で装飾機能を発揮しうるように設けられてい
る。又、側面の装飾レンズ板72も同じ合成樹脂製であ
る。前記装飾レンズ板71は上部の装飾レンズ体70間
の取付け部35に取付けられ、かつ、装飾レンズ板72
はそのレンズ体より遊技開口31の両側に沿った取付け
部36に装飾として固定されている。
【0019】上記実施の形態では、前面板に表示ランプ
等を内蔵しない場合について説明したが、これに限られ
るものではなく、他の実施形態として、前面板裏面側に
表示ランプ基板を装着するとともに該表示ランプ基板に
複数の電気回路端子を同時に接続するコネクタを設け、
また該コネクタを他の表示ランプ基板や中継基板、若し
くは制御回路基板、或いは外部回路基板に設けられたコ
ネクタに脱着可能とし、複数回線を同時に接続する帯状
配線を収容する基板配線収容部を設けてもよい。又、前
面板の内部に表示ランプ、LEDは遊技状況に対応して
これを適宜点灯駆動する構成としてもよい。
【0020】前面板3の両側縁部315は曲面状に形成
され、合成樹脂体への作用外力を分散して損傷の発生を
防ぎ、かつ、円弧状としてあるので、従来の角張った形
状に比べて傷が付きにくく、かつ又、パチンコ機本体側
部に丸みを持った趣向感を持たせることができる。又前
面板3の遊技開口31の内周は遊技盤に向かって斜面に
形成された内周縁部316を有し、針金等の不正部材の
ガラス板間隙への挿入を難しくする構造としている。
【0021】前面板3の開放側の側面に前面枠体2に設
けられる鍵装置の取付け箇所として前面枠体2の前面側
の凸状鍵部209を位置指定して嵌合する鍵装置用凹部
37が形成され、パチンコ機に設けられる鍵装置の取付
け箇所が確保されている。この鍵装置用凹部37には前
面枠体2の前面側の鍵部209が嵌合されて固定される
ので、前面板3の浮動を阻止でき、又、鍵部209が露
出して損傷されやすくなることを阻止している。前面枠
体2の中心鍵部は前面板3の鍵装置用凹部37の前面に
若干露出状に形成されている。
【0022】さらに、前面板3の枢支側の前面中央の球
抜き用操作口321が設けられ、球抜き用操作口321
を前面枠体2の球抜き孔用穴211と合致させ、球抜き
用操作口に対してピン等を挿入し、前面枠体2の背面の
機構基板6に設けられる球抜き装置を機構的な連係手段
を介して賞球タンクより賞球貸し球をパチンコ機内から
機外に球抜き処理する構造としてある。この球抜き用操
作口にピンを挿入して、球抜き装置を作用する手段は、
上記のものに限られるものではなく、球抜き用操作口に
ピンを挿入しパチンコ機内部に設けられた球抜き操作検
出スイッチを作動し、ソレノイドを連係作動し、球抜き
装置の球抜き片を開放し、球抜き処理する構造としても
よい。
【0023】前面板3の枢支側の上部には、前面枠体2
の前面枢支側の上部角部の凸状の前面板用軸支部202
に合致しうる形状の切欠部317が形成され、その切欠
部317の上面に背面側に第1の軸支手段26として出
没可能に装着された軸部材318が突出させられ、前面
枠体2の前面板用軸支部202に設けた軸部材用支持孔
203に軸部材318が係入可能にセットされる。前面
板用軸支部202は角部に円弧が付けられ、前面板3の
切欠部317もそれに合致するように角部が円弧状に設
けられている。又前面板の枢支側の下部には、背面にガ
ラス板収容枠4に設けられた軸受け部材404を収容す
る軸受け部材収容部308が形成され、ガラス板収容枠
4に設けられた軸受け部材404の軸受け孔403に合
致する軸受け孔309が形成され、ガラス板収容枠4の
軸受け部材404が軸受け部材収容部308に装着され
てねじで固定されている。前面板3に装着した上部の軸
部材318も、下部の軸受け部材404も前面板3と前
面枠体2の外面に露出させないので、軸部の保護ができ
る。かつ又、前面板3の軸部材318を前面枠体2の軸
部材用支持孔203に係着時に、その切欠部317の上
面に突出する軸部材318は前面枠体2の前面板用軸支
部202の下面に沿って円滑に軸部材用支持孔203に
係入され、係受け、取付け作業が円滑にできる。
【0024】図6において、前面板3の背面の裏面構造
について説明する。主枠部材30の背面外周縁にリブ3
01が設けられ、かつ前記遊技開口31の内周縁にリブ
302が設けられ、そのリブ間に若干低い縦横のリブ3
03が設けられ、かつ、後述のガラス板収容枠4の取付
け位置を案内する位置決め手段38が一体形成され、一
方ガラス板収容枠4には位置決め手段に対応する位置決
め受け部49が形成され、その位置決め手段38にガラ
ス板収容枠4を案内状態で取付け位置を指定し円滑かつ
容易に固定手段で固定するようにしてある。
【0025】前記合成樹脂製前面板の主枠部材30の背
面に位置決め手段38として、ガラス板枠収容溝304
が形成されて、このガラス板枠収容溝304にガラス板
収容枠4が案内されて取付け位置を指定し前面板3にガ
ラス板収容枠4が装着される。ガラス板枠収容溝304
は、外周縁のリブ301の内側にガラス収容枠の線状に
曲折形成された位置決め段部401を嵌合する段付き位
置決め受け部305、ガラス板収容枠4の位置決め孔4
02を嵌合する位置決め部306が構成されている。又
主枠部材30の背面の適所にガラス板収容枠4の取付け
ビス用取付け孔47と合致する位置にビス受け孔39が
設けられる。又、前面板3の枢支側の中央に、球抜き用
操作孔付き凸部307が設けられ、この球抜き用操作孔
に細いピンを差し込み背面の機構基板6の誘導通路の球
抜き装置を操作しうるようにする。
【0026】ガラス板収容枠 図9乃至図14において、ガラス板収容枠4は2枚のガ
ラス板40を収容するように上部にガラス板誘入口4
1、側部にガラス板案内溝42、下部にガラス板受け面
43が設けられた四角形状の金属製枠体で、枠体の正面
側の上部と両側に巾広の歪み防止兼取付け用板面部4
4、45、46が形成され、該歪み防止兼取付け用板面
部44、45、46に取付けビス用取付け孔47が透設
され、取付けビス408を係入して前記前面板3の背面
の所定位置に取着される。ガラス板案内溝42とガラス
板受け面43は断面コ字型で2列に形成され、ガラス板
誘入口41には2枚のガラス間に間隔をとる間隙部材4
8が設けられている。2枚のガラス板40が上部の間隙
部材48の前後のガラス板誘入口41よりガラス板案内
溝42と下部のガラス板受け面43に挿入されて装着さ
れている。前記ガラス板収容枠4の上部開口に対して、
ガラス板収容枠4とガラス板40との間に形成される間
隙を介して不正行為部材、例えば、針金等の遊技盤面、
或いはパチンコ機体内への侵入を阻止するために、ガラ
ス板誘入口41を覆設する蓋部材をガラス板収容枠に開
閉係脱可能に設ける構成としてもよい。
【0027】前記ガラス板収容枠4の上部の歪み防止兼
取付け用板面部44は前面板3の遊技開口の上部と表示
体からの照明を透過する透孔との間を覆うように巾広の
帯状板面として、その上縁411を線状でL型に折り曲
げかつ下縁412は遊技開口31の上縁と、光束案内孔
310とに沿って円弧状に形成されている。ガラス板収
容枠4の両側の歪み防止兼取付け用板面部45、46も
巾広の帯状板面としてその中央に上端から下端まで直線
状に曲折形成された位置決め段部401が形成され、そ
の位置決め段部401に沿って任意の間隔をおいて取付
けビス用取付け孔47が設けられる。上記実施形態で
は、ガラス板収容枠4の上部に帯状の板面部44が設け
られているが、これに限られるものではなく、補強用板
状体として、ガラス板収容枠4の対角線状角部に三角形
等角板形状の補強板を設けることとして、ガラス板収容
枠を強化固定してもよい。ガラス板収容枠4に前記歪み
防止兼取付け用板面部を設けるか、対角線角部に補強板
を設ける等により、ガラス板収容枠のねじれ防止ができ
る。又、ガラス板収容枠4の枠体、直線状位置決め段部
の壁部に隣接して、ガラス板収容枠のビス取付け用孔が
形成され、ビス着操作時にはこの壁を利用してドライバ
ーをビス取付け用孔に用意したビスに対し係着操作しや
すいように構成されている。
【0028】図12および図15に示すように、ガラス
板収容枠4の一側の歪み防止兼取付け用板面部45(枢
支側)には下部に前面枠体2に設けられた第一軸支手段
27の金属製軸受け部材204に嵌合装着した軸受け凸
部205を係入する軸受け孔403を有する金属製軸受
け部材404がねじで固定され、かつ枢支側の中央には
前記球抜き用操作孔付き凸部307が嵌合される凸部用
透孔405が設けられ、又、他側の歪み防止兼取付け用
板面部46には上下に前面枠体の鍵装置の係支爪が係脱
される係受体49が設けられ、かつ、前記ガラス板収容
枠4の板面部45、46に位置決め孔402が透設さ
れ、前面板3の鍵装置の取付け箇所としての凹部37と
合致する形状の凹部407が形成されている。
【0029】而して、ガラス板収容枠4を前面板3の背
面に取付ける時は、図12に示すようにガラス板収容枠
4の取付け案内角部が前面板3のガラス板収容溝304
で案内状態で取付け位置を指定し、ガラス板収容枠4に
透設された位置決め孔402と、前面板3のこれに対応
する位置決め部306を嵌合し、前面板裏面に形成され
た取付けビス受け孔39にガラス板収容枠の板面部4
4、45、46、枠体の下部の取付けビス用孔47を介
して取付けビス408を螺旋入する作業工程をして、前
面板にガラス板収容枠を極めて容易かつ確実に所定位置
に固着することが可能である。さらに、位置決め案内手
段が線状に形成されているので、所定部位への案内作用
が広い範囲に対して行うことができるとともに広範囲に
渡って位置指定できる。又、装飾用孔(表示用孔)31
3がガラス板収容枠4の案内位置指定をし、レール対応
縁部がガラス板収容枠4の案内位置指定をしている。ガ
ラス板収容枠4の板面部45、46の直線状折り曲げ形
成された位置決め段部401がガラス板収容枠自体を補
強するとともに該板面部、直線折り曲げ部が合成樹脂製
前面板3の骨部として補強作用をしている。尚、前面板
3の裏面に形成された球抜き用操作孔付き凸部307に
対して、ガラス板収容枠4に開口された凸部用透孔40
5を係入することにより前面板3裏面の所定位置にガラ
ス板収容枠4を複合的に位置決め設置する様にもなって
いる。実施の形態によっては、ガラス板収容枠4の取付
け案内角部、前面板3のガラス板収容溝304、等と球
抜き用操作孔付き凸部、凸部用透孔405等とで複合的
に位置決め設置をすることなく、球抜き用操作孔付き凸
部307と凸部用透孔405との関係でのみ位置決め設
定する構成としてもよい。
【0030】前記前面板3のガラス板収容溝304への
ガラス板収容枠4の案内状態で取付け指定、ガラス板収
容枠4の位置決め孔402と前面板3の位置決め部30
6との嵌合、前面板3の取付けビス受け孔39とガラス
板収容枠4の取付け用ビス用孔47の取付けビス408
による固定、ガラス板収容枠4の線状位置決め段部40
1と前面板3のリブに設けた複数箇所の段状位置決め受
け部305との広い範囲における係合等の構成が、ガラ
ス板収容枠4に収納したガラス板40のガタ、ズレ防止
手段となり、ガラス板40を前面板3に収納した後にお
けるガタ、ズレを防ぐことを可能としている。
【0031】前記前面板3を前面枠体2に開閉可能かつ
係脱可能に装着する構造を説明すると、前面板3の枢支
側の背面上部に操作により出没可能にされる軸部材31
8が設けられ、かつ前面板3の枢支側の背面下部にガラ
ス板収容枠4の一側下部に設けられた軸受け部材404
の装着部308が設けられ、その装着部308にガラス
板収容枠4の軸受け部材404の軸受け孔403と合致
する軸孔309が設けられ、前面枠体2に設けられた軸
受け凸部205をこの軸受け孔403、軸孔309に係
入する第1の組付けステップと、前記前面板の軸部材3
18を没操作状態で前面枠体2の軸部材用軸支部202
に当接して後軸部材用支持孔203に係入する第2のス
テップによって、前面板3を前面枠体2に開閉自由に装
着する。この構造により、合成樹脂製の前面板が、前面
枠体に対して取扱い容易で開閉かつ係脱可能にされてい
る。前面枠体2に開閉自在に装着した前面板3の開放角
度を90度以上に設定し、前面板開放時における遊技盤
面の調整操作、例えば、釘調整作業を容易にしている。
【0032】この前面枠体2の軸受け凸部205と、こ
れに係合する軸受け孔403が金属製ユニットとして前
面枠体と前面板に配置されている。かつ又、前面枠体に
装着される軸受け凸部205には遊戯球供給皿の装備さ
れる前板7を軸支する軸部材が同時に付設されている。
この構成とすることにより、前面板3と前板7とを開閉
可能かつ係脱可能に一括で軸支することを可能としてい
る。前面板3の前面枠体2への取付け部位を金属製軸部
材により補強することができる。またガラス板収容枠の
金属製板面部を利用して軸受け部材404が設けられ、
軸部材の強度が補完されている。合成樹脂製前面板の開
閉係脱に際して加わる作用力に対応した強度を設定する
ための軸部材の取付けを、案内指定する凹凸部が前面板
に形成され軸部材の組付けの簡便が図られている。
【0033】前面枠体 図1乃至図4において、前面枠体2を説明する。前面枠
体2は合成樹脂によって一体成型されるもので、遊技盤
5の遊技領域を規制する円形渦巻き状の誘導レール26
の外周面に合致する円形の開口21を有する主枠体20
と、主枠体20の前面側の上部の表示体収容部に装着す
る表示体発光部ホルダー81と、球誘導レールカバー体
26と、発射レールユニット収容部231と、賞球ユニ
ット収容部233と、球はまり込み防止縁235、その
後面側の遊技盤収容面220、鍵装置収容部241等か
ら構成されている。前面枠体2は前面板より巾広に形成
され、合成樹脂で形成され傷に弱い装飾面、前面板が間
接的にも前面枠体で保護される。主枠体20の前面側に
は周囲に若干巾狭の前面板3が合致する周壁201が形
成され、その主枠体20の上部に遊技盤の遊技領域を規
制する円形渦巻き状の誘導レール50の外周面に合致す
る円形の開口21が形成され、その周囲に遊技盤周辺の
非遊技面を包み隠す遊技盤面部分隠蔽部22が形成され
該遊技盤面部分隠蔽部22には、その上部に表示体発光
部ホルダー81が装着された表示体収容部23と、その
表示体収容部とは距離間隔を存して側方に別の表示体が
装着される表示体収容部24と、下部に板状部25とが
構成され、かつ、前面板3を関係係脱可能とするための
第一の軸支手段27を前面側に設ける一方、賞球タンク
や賞品球排出装置が装備された機構基板6を開閉かつ係
脱可能に軸支する第二の軸支手段28を裏面側に装着可
能とし、該前面枠体2を一側において側枠1に第三の軸
支手段29により開閉自在に取付け、他側において鍵装
置で鍵を掛ける構造とされている。
【0034】この前面枠体2の前面側にガラス板が収容
された前面板3を係脱可能かつ開閉可能に取付けるため
の第一の軸支手段27と、球排出装置球通路が形成装備
された機構基板6を前面枠体2の背面側に開閉可能かつ
係脱可能に軸支するための金属製の第二の軸支手段28
とを、位置決め指定して取付ける第1軸支手段位置決め
収容部206と、第二軸支手段位置決め収容部207と
を一体形成して、前面板3および機構基板6の軸支部の
装着を案内し位置指定して固着させ、迅速かつ簡便なも
のとした。併せて、機構基板6を内部に閉鎖収容した状
態で前面板3が閉鎖覆設された合成樹脂製の前面枠体2
をパチンコ機のベース枠となる側枠1に開閉係脱可能と
する金属製第三の軸支手段29を前面枠体2の上側端部
を挟持して収容する第三の軸支部材収容部208が形成
され、前面枠体2を側枠に取付けるための軸部材の前面
枠体への装着を円滑なものとした。
【0035】前面枠体2の主枠体20に設けられる遊技
領域を規制する開口21は遊技盤5のほぼ円形の遊戯領
域に相当する形状とし、ほぼ四角形の木製遊技盤5が前
面枠体2の裏面側の遊技盤収容面220内に嵌合され、
遊技盤5の遊戯領域を決めるレール50が円形の開口内
に嵌合され、遊技盤5は裏面において係脱手段で止めら
れる。遊技盤周辺の非遊技面を包み隠す遊技盤面部分隠
蔽部22は、ガラス面上と遊技盤面上との間に、遊技盤
面部分隠蔽部22を段違い状に形成することにより、針
金等の遊技盤面の遊戯領域への侵入を防ぎ不正防止機能
を発揮させるとともに、遊技盤面と遊技盤面部分隠蔽部
22でパチンコ機前面側に従来構成では得られなかった
新たな趣向感が出現されている。
【0036】前面枠体2の主枠体20の前面構造は、上
部に裏面側に設けられた表示体80の発光部を内部に収
容する表示体発光部ホルダー81が設けられ、従来機種
でパチンコ枠体と遊技盤の上隅に設けられていた表示部
を前面枠体に一括収容し、従来パチンコ機本体枠と遊技
盤とでそれぞれ表示部及び装飾部を組付けていた不具合
を解消し、個別の組立作業とそれに使用する部品点数の
減少が図られている。
【0037】前記前面枠体2の主枠体20の前面上部に
は、前記前面板3の装飾レンズ体70と中央の装飾レン
ズ体71の後部に複数の表示体80が列設された表示体
発光部ホルダー81を収容する表示体収容部23と、側
方部には前記表示体とは所定の距離間隔を隔てて遊技盤
角部に対応して位置し、別の表示体87を収容する表示
体収容部24とが形成され、それぞれの表示情報伝達効
果、装飾効果を互いに干渉し誤認し合わない構成で配置
されている。
【0038】表示体80、87は複数の表示ランプ、L
EDで、故障発生時、前面枠体等不正開放時、磁石不正
使用時等の不正発生時、入賞時、始動入賞時、入賞装置
内の特定領域にパチンコ球が落入した時、特別な権利が
パチンコ機において発生した時、特別な入賞装置が作動
した時、図柄表示装置が作動した時、図柄表示装置にお
いて特別な表示態様が形成された時、特別な記憶状態が
所定の記憶値に致達した時、賞球切れが発生した時、パ
チンコ機内において賞球、若しくは貸し出し球が充満し
た時等に、各別に、又は同時に、或いは交互に点灯駆動
する構成としてある。また複数の表示ランプの発光色を
異ならせ、若しくは切換えて点灯駆動する構成としても
よい。さらには、パチンコ機に設けられた音報知手段と
同期させ、点灯駆動される構成としてもよい。
【0039】合成樹脂製表示体発光部ホルダー81は、
前記前面板3の装飾レンズ体70と中央の装飾レンズ体
71を後部から照明しうる横長形状とし、ランプの頭部
を誘入しその頭部背面にバックライト面が形成できる領
域を凹設し、光の乱反射効果を増大可能とした構成であ
り、前記表示体収容部23に合致する大きさに形成され
てその収容部に嵌合装着される。該表示体発光部ホルダ
ー81は複数個の仕切壁82で区画形成され、凹部の各
区画の後壁83に透孔84が設けられ、そのホルダーの
器体の裏面側に表示体80、すなわちランプが備えらた
基板85が装着され、基板85の表示体80が前記透孔
84を通じて各区画に挿入されて構成され、その後壁8
3を前面枠体2の表示体収容部23に嵌合してビス止め
されている。表示体発光部81の両端の区画の表示体8
0は前記装飾レンズ体70用であり、中間の区画の表示
体80は前記装飾レンズ板71用である。この構成とす
ることにより、複数個の表示体80それぞれの表示効果
を各別に発揮させるとともに各表示体の発光点を保護す
ることができる。又前面枠体2の主枠体20の両側方部
に設けた表示体収容部24には別の表示体87を位置さ
せ、その表示効果を発揮させる。
【0040】前面枠体2の下方部分の板状部25には、
発射レールユニットを位置指定して収容する発射レール
ユニット収容部231と、賞球回収ユニットを位置指定
して収容する賞球ユニット収容部233とが形成されて
いる。すなわち、発射レールユニット収容部231に
は、発射レール232が取付けられ、この発射レールは
上皿から供給される打球を発射位置で受け止めて発射装
置の打球槌で弾発されるように設けられる。発射レール
232と遊技盤5に設けられる球誘導レール50の端部
との間にファール通路237が構成され下皿に打損ない
の打球が導かれる。又、遊技盤5の背面のアウト球排出
通路から流下するアウト球を後部に流出させるアウト球
排出通路234が設けられ、前面枠体2の背面の機構基
板6のアウト球排出路に接続される。この前面枠体2は
厚み奥行きを深く持たせない状態で、しかも発射レール
装置と賞球回収ユニットとの前面枠体における所定位置
への取付けを位置案内指定し、適性な状態で迅速に行わ
せることを可能としている。
【0041】前面枠体2の下方の発射レール232の他
端側に、賞球ユニット収容部233が装着されている。
該賞球ユニット収容部233の両側に球はまり込み防止
縁235が設けられ、前面板3が開放状態の時前面枠体
下部に球が滞まらない貯留球排除構造が形成されてい
る。前面枠体2の下部は前面板が開放された時前面枠体
下部に球が落下することを阻止する閉鎖構造に構成され
ている。前面枠体2の下部には打球供給皿付き前板7の
第一軸支手段27と溢れ球用下皿収容部210が開放形
成されている。さらに、前記開口21には遊技盤に設け
られた球誘導レールの側端部を覆設する球誘導レールカ
バー体26が一体形成される。又、下部前面に前面板3
を枢支する第一軸支部材27が設けられている。なお、
211は球抜き孔用穴である。前面枠体2に形成した凹
部が、打球供給皿(前板)軸支係入部と溢れ球用下皿の
パチンコ機前面への膨出量を適正な状態で押さえること
ができる。
【0042】球誘導レールカバー体26は合成樹脂性前
面枠体2に一体成形して、パチンコ球のガラス面への衝
突衝撃を特別な保護部材をパチンコ機のガラス面に対し
て取付けることなく、前面枠体において防護することを
可能としている。又、前面枠体2には、下部両側に、複
数のシール貼着用開口部212とシール貼着用開口21
3が証紙等シール214の面領域に合わせて凹設又は開
口している。このシール貼着用開口部212はシール剥
がしを防止し、針金等の不正部材の侵入を阻止するため
に、遊技盤面との間に間隙が形成されない形態として凹
設された壁を有する。このシール貼着用開口部212は
複数のシール214を遊技盤5のシール貼着部に重ね貼
り可能としている重ね貼り許可構造を有する。従って、
このシール貼着用開口部212、シール貼着用開口21
3を通じて遊技盤5のシール貼着部52にシール214
を貼着するので、シール214の剥がし行為を未然に防
護することができる。
【0043】前面枠体2の裏面構造は、図2及び図4に
おいて、中央部に遊技盤収容面220と、電気表示基板
取付け部221と、配線スペース223、鍵装置収容部
241等が構成されている。該遊技盤収容面220は遊
技盤5をその上部、下部、左右両側部の全てにおいて当
接状態として収容するように前面枠体2の中央に一体形
成されている。該遊技盤収容面220は、遊技盤5に装
設された球誘導レール50の外周縁を取り囲む状態の第
1の立て壁225が形成された開口21が設けられる一
方、収容される遊技盤5の厚みに対応する第2の立て壁
227が上下左右側部に対設されて遊技盤収容開口22
6が構成され、パチンコ機内に脱着可能に収容する遊技
盤5を前面方向、上下方向、左右方向の何れの方向に
も、所定の巾域を有する面接触で維持収容する構成にさ
れ、遊技盤が適正な厚み内で確実に前面枠体内に収納で
きる。遊技盤5を収納した後、運搬時等の振動衝撃によ
って前面枠体に対する遊技盤の位置ずれ発生防止ができ
る。
【0044】前面枠体2には電気表示基板を位置決めし
て取付け可能とする電気表示基板取付け部221が上部
側方に一体形成されている。合成樹脂製前面枠体2に電
気表示基板取付け部221を一体形成したので、特別な
装着手段を遊技盤や前面板に設けることなく、迅速にパ
チンコ機に表示体を装着できる。又、その遊技盤収容面
220の周縁部にほぼ長形状で中心部は格子状に近い形
状に枠体補強リブ222が立設形成され、上部には前記
表示体発光部ホルダー81の基板85、表示体80、8
7等への各種配線を導出する配線スペース223が設け
られるとともに合成樹脂製前面枠体2の物理的強度を補
完するための筒状部224が一体形成されている。合成
樹脂製前面枠体2の一体成形時に配線処理用の配線スペ
ース(ダクト)と、強度を補強するためのリブ、筒状部
が一括して設けられているので、新たに特別な補強手段
を前面枠体に装着して配線処理ダクトを構成しなくても
よい。
【0045】前面枠体2の背面には、柱状の鍵装置24
0を断面L字状で位置指定し係収容する鍵装置収容部2
41と、パチンコ機本体木製の側枠1に当該前面枠体2
を回動係脱自在に装着するための金属製軸部材11を上
下側端部の複数箇所で位置指定して装備する金属製軸部
材取付け部245とが設けられている。
【0046】遊技盤5を収容する前面枠体2に、パチン
コ機の前面板3及び側枠1を一体化して固着するための
鍵部材を取付け位置を案内指定して収容する鍵取付け面
241aに鍵収容孔246を透設し、これに鍵の筒部を
誘入させるとともに、前記取付け面241aに鍵を誘導
して前面枠体2に装着する案内工程と、前面枠体2に透
設された取付け孔を介してビスを前面枠体2の取付けボ
スに螺旋入する固着工程とにより、前面枠体に極めて容
易かつ迅速に鍵装置を装着することができる。合成樹脂
製の前面枠体2を木製側枠1に、開閉かつ係脱可能に装
着するための、折り曲げ形成された金属製軸支部材11
を収容する軸部材取付け部245を前面枠体2に形成し
た。これにより開閉係脱時における前面枠体2の耐久強
度が全体を金属とすることなく補完できる。
【0047】前面枠体2の裏面側の鍵装置収容部241
に装着する鍵装置240は、合成樹脂製の前面板3のガ
ラス板収容枠4に設けた係受体49が係脱される第1の
係止部242と木製の側枠1の係止金具が係脱される第
2の係止部243とが相対向して備えられた柱状の鍵装
置240の取付け位置を決める鍵装置位置決め体248
が構成され、その位置決め体248に取付けた鍵装置の
第1の係止部242の鍵収容孔246が上下に設けら
れ、該鍵収容孔246より前面側に突出する第1係止部
242に前記前面板3の背面に装着したガラス板収容枠
4の係受体49が係脱可能とされ、第2の係止部243
は後方に突出して側枠1の係止金具に係脱可能とされて
いる。
【0048】前面枠体2の裏面側には、打球止体230
を係止する打球止部装着部229が一体形成され、遊技
盤5に球止手段を組付けなくともよく、作業工程と部品
点数の簡略化が図れる効果を生じる。
【0049】前面枠体2の裏面側には、アウト球を、パ
チンコ機裏面側で開閉可能に覆設され賞品球払出し装置
等が設けられた機構基板6に導出するためのアウト球排
出路234が一体形成されている。遊技盤下部において
発生したアウト球をアウト球排出口よりアウト球排出路
234を介して排出し、他のアウト球誘導手段を設けて
導くための構成を設けることを不要としてある。
【0050】前面枠体2の背面側には、遊技盤を遊技盤
収容面220に収容して後、離脱不能とする遊技盤5の
係止め部材250、251が複数箇所に設けられ、L字
状に形成された遊技盤面への作用片側が短く形成された
係止め部材250を、係止め部材の固定操作前において
は大きく操作面を前面枠体の端縁側に突出させ、固定後
においては操作面を前面枠体の端縁に収容する作動変位
を呈する形態とするとともに、操作片は作用片側に比較
し固定後においての開放操作を容易とするため所定の広
い巾として形成された開放作用面が形成され、遊技盤固
定時には遊技盤縁外への操作部の露出量を無くすととも
に開放離脱操作を容易としてある。
【0051】前面枠体2の裏面には、発射装置261を
位置決め指定して装着するための打球発射装置取付け部
260が形成され、発射装置の前面枠体2における所定
位置への装着が前面枠体2に形成された位置決め溝と取
付けボスとにより所定位置に正確に案内され固着され
る。前面枠体に装設された打球発射レールの打球待機位
置と打球発射用装置に設けられる打球ハンマーの槌先と
が狂いなく正確にセッティングできる。
【0052】なお、前面板を導電性樹脂により形成する
ことにより前面板全体をノイズからの防護手段とし、お
よびパチンコ機内から取出した静電気電荷を前面板に導
くアース接続部を前面板に形成してもよい。例えば、ア
ース配線接続部を前面板に形成する。同様に前面枠体を
導電性樹脂で形成してもよい。
【0053】遊技盤 前記前面枠体2の遊技盤収容面220に収容される遊技
盤5は、ほぼ正方形の合板により形成され、その表面に
は図1に示すように円形渦巻き状に誘導レール50が設
けられ、該誘導レール50の内側が遊技領域51とされ
て打球が転動するものである。遊技領域内には、可変表
示装置、入賞装置、風車、釘等が設けられ、かつ、遊技
領域の最下部にはアウト球口が設けられている。該遊技
盤5の前面枠体2の遊技盤収容面220への装着構造
は、遊技盤5の遊技領域51を囲うレールを第1の立て
壁225に嵌合し、遊技盤5の周囲を第2の立て壁22
7に合致させて遊技盤収容面220に収容して後、前面
枠体2の背面複数箇所に設けられたL字状に形成された
遊技盤面への作用片側が短く形成された係止め部材25
0等を回動して遊技盤5の背面に係合させて固定する。
【0054】以上の実施形体を示したが、この発明はこ
の形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸
脱しない範囲で、様々な形態を実施しうるものである。
【0055】
【発明の効果】本発明の請求項1及び2のパチンコ機に
よると、木製板材で枠組みされた側枠が、側枠の軸支部
材に開閉自由に軸支された合成樹脂製前面枠体および前
面板よりも幅広になるように構成されているので、パチ
ンコ機の保管、輸送取扱時に、前面枠体および前面板が
損傷することを防護可能とすることができる。又、請求
項3に記載のパチンコ機によると、前面板を間接的に前
面枠体により保護することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のパチンコ機を示す正面図である。
【図2】同縦断面図である。
【図3】前面板、側枠に取付けた前面枠体の前面側の斜
視図である。
【図4】前面枠体の背面側の斜視図である。
【図5】前面板一部破断正面図である。
【図6】同背面図である。
【図7】図5のA−A断面図である。
【図8】図5のB−B断面図である。
【図9】ガラス板収容枠の正面図である。
【図10】ガラス板収容枠の斜視図である。
【図11】ガラス板収容枠を前面板に取付けた斜視図で
ある。
【図12】同要部拡大背面図である。
【図13】図12のC−C断面図である。
【図14】図12のD−D断面図である。
【図15】ガラス板収容枠の軸支部の斜視図である。
【符号の説明】
1…側枠、2…前面枠体、3…前面板、4…ガラス板収
容枠、5…遊技盤、6…機構基板、20…主枠体、21
…開口、30…主枠部材、31…遊技開口、32…前面
装飾部、33…装飾部材、34…装飾レンズ体装着部、
38…位置決め手段、40…ガラス板、44…取付け用
板面部、45…取付け用板面部、46…取付け用板面
部、51…遊技領域。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一側上下に軸支部材が備えられ木製板材
    で枠組みされた側枠(1)と、 遊技盤(5)を収納する遊技盤収容面(220)が裏面
    側に設けられ、前記軸支部材に開閉自由に軸支される合
    成樹脂製の前面枠体(2)と、 前記前面枠体(2)の前面上部に開閉可能に設けられ、
    前記遊技盤収容面(220)に収容された遊技盤(5)
    の遊技領域(51)を囲いうる遊技開口(31)が形成
    されると共に背面にガラス板収容枠(4)が装着された
    合成樹脂製の前面板(3)と、 を備え、 前記側枠(1)が、前記前面板(3)および前面枠体
    (2)より側端を幅広になるように枠組み構成したこと
    を特徴とするパチンコ機。
  2. 【請求項2】 一側上下に軸支部材が備えられ木製板材
    で枠組みされた側枠(1)と、 遊技盤(5)を収納する遊技盤収容面(220)が裏面
    側に設けられ、前記軸支部材に開閉自由に軸支される合
    成樹脂製の前面枠体(2)と、 前記前面枠体(2)の前面上部に開閉可能に設けられ、
    前記遊技盤収容面(220)に収容された遊技盤(5)
    の遊技領域(51)を囲いうる遊技開口(31)が形成
    されると共に背面にガラス板収容枠(4)が装着された
    合成樹脂製の前面板(3)と、 を備え、 前記側枠(1)を、前記前面板(3)および前面枠体
    (2)より側端を幅広になるように枠組み構成すること
    により、前記側枠(1)の幅広部分により前記前面板
    (3)および前面枠体(2)が損傷することを防護可能
    とすることを特徴とするパチンコ機。
  3. 【請求項3】 前記前面枠体(2)が前記前面板(3)
    より巾広に形成されたことを特徴とする請求項1または
    2に記載のパチンコ機。
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