JP2007117197A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】表示シートや保護パネルなどの部材を支持した腰部パネルを装着した前面ドアを有する遊技機において、不正行為を防止、乃至は未然に抑制できるようにした遊技機を提供する。
【解決手段】スロットマシンは、筐体と、筐体の前面に開閉自在に設けられた扉体と、扉体の腰部に設けられる腰部パネル6と、を備えている。腰部パネル6は、情報が描かれた表示シート62と、この表示シートを保護する保護部材61,63と、表示シート62及び保護部材61,63を支持すると共に扉体4に着脱可能となるように弾性変形可能なフック7aを具備する腰部フレーム7とを備えている。そして、腰部フレーム7には、筐体外部側からのフック7aの変位操作を阻止するリブ7Aが設けられることを特徴とする。
【選択図】 図4

Description

本発明は、筐体に開閉可能に支持される扉体の腰部の前面領域に、各種の情報を表示する腰部パネルを備えた遊技機に関する。
従来、このような遊技機として、例えば、リールの回転を遊技者の操作に応じて停止させるスロットマシンがある。通常、スロットマシンは、遊技に用いられる各種の機器、例えば、リールユニット、制御基板、遊技媒体払出し装置などが組み込まれた筐体と、この筐体に開閉可能に支持され、遊技をする際に操作可能な各種操作部材(スタートレバー、停止ボタン等)や、表示手段(画像表示装置、各種ランプ等)などが設置された扉体(前面ドア)とを備えている。
通常、このようなスロットマシンでは、遊技者が遊技媒体であるメダルをBETしてスタートレバーを操作すると、複数の役の中から当選役が決定され、続いて複数列に配列されたリールが回転を開始する。そして、各リールに対応して設けられた停止ボタンが操作されると、その操作タイミングと当選役に応じてリールの回転が停止する。この際、各リールの外周面に表されたシンボルの組合せが当選役に対応する組合せであるときは入賞が成立し、メダルの払い出しが行われる。また、ボーナスといった特定の当選役に係る特定の図柄組合せが停止表示して入賞が成立すると、遊技者に有利な遊技状態に移行し、遊技者は多数のメダルを獲得することができる。
従来のスロットマシンは、前記前面ドアの腰部領域に、各種情報を表示する手段(パネル状の部材を備えており、腰部に装着されることから「腰部パネル」と称される)を備えたものがある。一般的に、このような腰部パネルは、遊技機名称等の各種情報が描かれた表示部材(シート状の部材であり、表示シートとも称する)と、それを覆う保護部材である保護パネルを具備しており、前記表示シートの背後に設置される導光板と、この導光板の上方および下方に設置される冷陰極管によって、表示シートに描かれた情報を照らし出すようにしている。すなわち、前面ドアの裏面には、前記冷陰極管を点灯させるインバータ回路が搭載されており、インバータ回路と冷陰極管とを配線で接続し、冷陰極管から発光された光を前記導光板によって表示シート側に照射することで、表示シートに描かれた情報を遊技者側に照らし出す。
上記した表示シート及び保護パネルは、例えば、特許文献1に開示されるように、積層された状態で略矩形状の腰部フレーム(腰部ケース)に支持されており、この腰部フレームを前面ドアの腰部領域に形成された腰部フレームベースに着脱可能に装着するようになっている。すなわち、表示シート及び保護パネルを腰部フレームに積層支持しておき、これをフックによって前面ドアの腰部フレームベースに着脱可能にすることで、例えば、スロットマシンの機種変更の際、或いは保護パネル等に破損が生じた際等に、容易に表示シートや保護パネルの交換作業が行なえるようにしている。
特開2004−24447号
上記した腰部フレームには、その複数箇所に、腰部フレームベース側に突出する所定長さのフックが一体形成されており、このフックを腰部フレームベースに予め形成された係止孔に挿入し、フックの先端を係止孔内に形成された係止部に係止させることで、腰部フレームは腰部フレームベースに装着されるようになっている。そして、前面ドアを筐体から開き、前面ドアの裏側から前記フックを弾性変形させながらフックの先端を係止部から開放し、この状態で腰部フレームを手前に引き出すことで、腰部パネルは、腰部フレームベースから取り外すことが可能となっている。
ところが、上記したような腰部パネルは、表示シートや保護パネルの交換作業が容易に行なえるという利点があるものの、不正行為が行なわれる可能性がある。すなわち、腰部フレームの腰部フレームベースに対する固定は、上記したフックを差し込むだけであるため、例えば、筐体前面側からマイナスドライバーのような工具を差込むことでフックを弾性変形させることが可能であり、これによりフックの先端の係止状態を開放して腰部パネルを取り外し、更なる不正行為を助長してしまう可能性がある。
従って、上記した着脱性の良い腰部パネルについては、筐体外部からの不正な行為に対して、取り外しできないように構成する必要がある。
本発明は、このような問題に着目してなされたものであり、表示シートや保護パネルなどの部材を支持した腰部パネルを装着した前面ドアを有する遊技機において、不正行為を防止、乃至は未然に抑制できるようにした遊技機を提供することを目的とする。
上記した目的を達成するために、請求項1に係る遊技機は、遊技に用いられる遊技機器を収納した筐体と、前記筐体前面に開閉自在に設けられた扉体と、前記扉体の腰部に設けられる腰部パネルと、を備えており、前記腰部パネルは、情報が描かれた表示シートと、この表示シートを保護する保護部材と、前記表示シート及び保護部材を支持すると共に前記扉体に着脱可能となるように変位可能な着脱部材を具備する腰部フレームとを備え、前記腰部フレーム及び扉体の少なくとも一方には、前記筐体外部側からの前記着脱部材の変位操作を規制する規制手段が設けられることを特徴とする。
このような構成によれば、遊技機の機種変更の際や、表示シート又は保護部材が破損等しても、着脱部材を変位させることで腰部フレーム(腰部パネル)を容易に扉体に対して着脱することができ、表示シート又は保護部材を交換することが可能となる。そして、着脱部材は、前記規制手段によって筐体外部側からの変位操作が阻止された状態にある(変位操作が行なえない)ため、工具等を用いて腰部フレーム(腰部パネル)を取り外すといったような不正な行為を防止、乃至は抑制することが可能となる。
なお、腰部パネルの着脱時において、着脱部材を変位させる構成としては、例えば、フックのようにそれ自体で弾性変位(弾性変形)できるもの、或いは、切換スイッチのように機械的に変位するようなものであっても良い。
また、請求項2に係る発明においては、前記規制手段は、前記扉体に形成される係止孔に差し込まれる弾性変形可能な前記着脱部材と、前記着脱部材に設けられ、前記係止孔内に設けられる扉体の構成部材との間で前記着脱部材の弾性変形を阻止する阻止部材とを有することを特徴とする。
このような構成によれば、阻止部材と扉体の構成部材とを備えた規制手段により、筐体外部側からの着脱部材の変位操作が行われた場合に生じる弾性変形が阻止されるため、例えば筐体外部側から工具等を差し込んだとしても着脱部材を弾性変形させることが困難となり、筐体外部側に腰部フレームを取り外すことができず、それにより行われる不正行為を防止、乃至は抑制することを期待できる。また、阻止部材と扉体の構成部材とを有する規制手段により、着脱部材の弾性変形を規制することから、必要以上に弾性変形することが無くなって、腰部フレームの上下方向に対するガタ付きを抑制することが可能となる。
また、請求項3に係る発明においては、前記阻止部材は、前記腰部フレームの内面と前記着脱部材の内面に一体形成されることを特徴とする。
このような構成では、阻止部材によって、腰部フレームの撓みに対する補強効果が高められ、腰部フレームの破損が防止される。
本発明によれば、前面ドアに取り付けられる腰部パネルを容易に着脱できると共に、工具等を用いて、腰部パネルの外部から取り外しを防止、乃至は未然に抑制することができる遊技機が得られる。
以下、本発明に係る遊技機について、スロットマシンを例示して説明する。
図1から図3は本発明に係る遊技機であるスロットマシンの全体構成を示す図であり、図1はスロットマシンの外観を示す一部分解斜視図、図2はリール表示窓部を取り外した状態のスロットマシンの正面図、そして図3は腰部パネルを取り除いた状態のスロットマシンを示す正面図である。
スロットマシン1は、図1に示すように、図示されていないリールユニットや遊技動作を制御する制御回路が構成された制御基板等の遊技機器を収納した筐体1aと、この筐体1aの前面の一側に軸支され、筐体の前面開口を閉塞する前面(扉体)ドア4とを備えている。
前記リールユニットは、例えば、回転自在な3個のリールを備えており、各リールの外周面には複数種類の図柄(シンボルという)から成るシンボル列が描かれている。各リールの駆動制御や停止制御は、前記制御基板によって行なわれる。
前面ドア4の正面やや上方には、リール表示窓部11が設けられており、ここに形成された3個のリール表示窓を通して、筐体1a内の各リールの外周面に描かれたシンボルがそれぞれ3個ずつ観察される。リール表示窓部11の背後には、液晶パネル等を備えた画像表示装置を配置しておいても良く、このような構成では、液晶パネルに表示される種々の遊技情報や遊技演出画像がリール表示窓部11を通して視認されるようになっている。また、リール表示窓部11の下方右側には、遊技者が遊技媒体であるメダルを入れるための投入口12が設けられている。
前記リール表示窓部11には、例えば、横3本と斜め2本の計5本の入賞ラインが設けられている。これらの入賞ラインは、ゲーム開始に先立って、遊技者がメダル投入口12から1枚のメダルを投入したときは、中央の横1本の入賞ラインが有効化され、2枚投入したときは、これに上下の横2本の入賞ラインが加わって横3本の入賞ラインが有効化され、3枚投入したときは、5本の入賞ラインの全てが有効化されるようになっている。
図2に示すように、リール表示窓部の左方には、上部から、役物回数表示器13、3個の遊技メダル投入枚数表示ランプ14a〜14c、遊技メダル払出枚数表示器15、遊技メダル貯留枚数表示器16が設けられている。
前記役物回数表示器13は3桁の7セグメントLED(発光ダイオード)からなり、ボーナスゲーム入賞時に、RBゲームおよびジャックゲームの残り入賞可能回数をデジタル表示する。前記遊技メダル投入枚数表示ランプ14a,14b,14cはメダルの投入枚数3枚,2枚,1枚に応じて点灯する。前記遊技メダル払出枚数表示器15は2桁の7セグメントLEDからなり、入賞によるメダル払い出し枚数を表示する。前記遊技メダル貯留枚数表示器16は2桁の7セグメントLEDからなり、機械内部に現在クレジットされているメダル数を表示する。
また、前記遊技メダル貯留枚数表示器16の下方には、左側から、遊技メダル投入ランプ17a、遊技開始表示ランプ17b、遊技停止表示器(ウエイトランプ)17c、再遊技表示器17d、当たり表示ランプ(WINランプ)17eが設けられており、これらはLEDによって構成されている。
前記遊技メダル投入ランプ17aは、メダルの投入が受け付け可能なときに点灯する。前記遊技開始表示ランプ17bは、リールが回転可能なときに点滅する。前記遊技停止表示器(ウエイトランプ)17cは、前回のリール回転から今回のリール回転までの時間が4.1秒未満のとき等に点灯する。前記再遊技表示器17dは、リプレイが作動したときに点灯する。前記当たり表示ランプ(WINランプ)17eは、BB(ビッグボーナス)中にRB(レギュラーボーナス)が内部当たりした遊技終了時等に点灯する。
前記リール表示窓部11の下方左側には、1貯留メダル投入スイッチ19a、2貯留メダル投入スイッチ19b、3貯留メダル投入スイッチ19c、選択ボタン20a、および決定ボタン20bが設けられている。
前記貯留メダル投入スイッチ19a〜19cは、遊技メダル貯留枚数表示器16にメダル数が表示されてメダルがクレジットされている際に、メダル投入口12へのメダル投入に代えて1回のゲームに1〜3枚のメダルを賭ける際に使用される。前記選択ボタン20aは、液晶パネルにおける表示項目の選択に用いられる。前記決定ボタン20bは、選択ボタン20aで選択された液晶表示パネルにおける表示項目の決定に用いられる。
また、リール表示窓部11のさらに下方には、左側から、スタートレバー21、および停止ボタン22a〜22cが設けられている。前記スタートレバー21の操作により各リールの回転が一斉に開始する。前記停止ボタン22a〜22cは、各リールに対応して配置されており、これら各リールの回転が一定速度に達したとき操作が有効化され、遊技者の操作に応じて各リールの回転を停止する。
また、前面ドア4の正面下部には、例えば、そのスロットマシンの名称やキャラクター等の各種情報を表示する略矩形形状の腰部パネル6が設けられている。この腰部パネル6は、上記したような各種情報が描かれた表示シート62、及びこれを両側から挟持するように配設される保護パネル(保護部材)パネル61,63、およびこれら保護パネル61,63と表示シート62を支持する腰部フレーム7を備えており、これらは図に示すように積層された状態で腰部フレーム7に支持される。また、腰部フレーム7の右辺部には、前記保護パネルパネル61,63、および表示シート62をスライドさせてこれを腰部フレームから取り外し可能にするパネル固定部材8が固定ネジ等によって取り付けられている。なお、前記腰部パネル6は、腰部フレーム7に設けられる着脱部材(本実施形態では後述するフック)によって、前面ドア4の前面側に一体的に形成される腰部フレームベース41に着脱可能に装着される。
また、腰部パネル6の後方側には、保護パネル63の背部に導光板64が設置されると共に、導光板64の上下位置には、導光板に光を照射する冷陰極管65が設置される。この場合、導光板64は、腰部パネル6の外形とほぼ同様の大きさの外形を有する四角板状に形成されており、腰部フレームベース41に取り付けられる腰部パネル6の背後に位置するように、前面ドア4に取り付けられている。また、冷陰極管65は、後述する図10に示すように、腰部フレームベース41に一体的に取り付けられる(或いは一体形成される)反射ケース41Aに保持される。
また、前面ドア4の右側部の前面には、前面ドア4のロックを解除する鍵差込部45が設けられている。
前記腰部パネル6の下方には、入賞によってメダル払出口26から払い出されるメダルを貯めるメダル受皿25が設けられている。また、リール表示窓部11の上部には、上部装飾ランプを覆う上部装飾ランプカバー1bが取り付けられている。この上部装飾ランプカバー1bの下方中央には、入賞に対してどれだけのメダルが払い出されるかを示す配当表示部27が設けられている。この配当表示部27の両側方には、スピーカから出力される音が放音される放音口が形成されたスピーカカバー28,28が設けられている。また、前面ドア4の前面の左側部および右側部には、サイドレンズカバー5が取り付けられている。
前記腰部フレームベース41の上辺部の両側部および中央部には、腰部パネル6を構成する腰部フレーム7に設けられる着脱部材であるフック7a(図5参照)を係止する係止孔41aが3箇所設けられている。また、腰部フレームベース41の下辺部の両側部には、腰部フレーム7に設けられる保持片7d(図5参照)が挿入される保持孔41dが2個設けられている。更に、腰部フレームベース41の上辺部の各係止孔41a間には、腰部フレーム7に設けられる嵌入片7e(図5参照)が挿入、嵌合される嵌入孔41bが、それぞれ1個ずつ設けられている。
次に、前記腰部パネル6を構成している腰部フレームについて、図4から図9を参照して説明する。なお、これらの図において、図4は腰部フレームベースに取り付けられる腰部パネルの分解斜視図、図5から図7は保護パネルおよび表示シートを支持していない状態の腰部フレームを示す図であり、図5は腰部フレームを前方側から見た斜視図、図6は腰部フレームの側面図、図7は腰部フレームの背面図、また、図8および図9は保護パネルおよび表示シートが取り付けられた腰部フレームを示す図であり、図8は腰部フレームを後方側から見た斜視図、そして、図9は腰部フレームの側面図である。
腰部パネル6は、保護パネル61、表示シート62、および保護パネル63が、この順で腰部フレーム7の背面側に積層保持されることで構成されており、これらの部材は、腰部フレーム7に設けられる着脱部材よって腰部フレームベース41に着脱可能に装着される。
前記表示シート62は、例えば、アクリル製の透明樹脂を略四角板状に形成した情報表示部材であり、表面には、上述したように、スロットマシン1の名称等を表す情報が描かれている。また、前記保護パネル61,63は、表示シート62を保護するための保護部材であり、例えば、アクリル製の透明樹脂から略四角板状に形成されている。この場合、表示シート62および保護パネル61,63は、腰部フレーム7よりもやや小さな外形を有する四角板状を呈している。
前記腰部フレーム7は、腰部フレームベース41の内周縁とほぼ同じサイズの外形を有する四角枠状を呈している。腰部フレーム7の周縁部に沿った各辺部は、略L字状の断面を有している。
前記腰部フレーム7の上辺部の両側部および中央部には、腰部フレーム7の背面側に向けて突出するように3個のフック7aが設けられている。これら上辺部に設けられたフック7aは、腰部フレーム7(腰部パネル6)の着脱部材としての機能を備えており、後方側に所定の長さ突出して上下方向に撓むように弾性を有している(弾性変形可能に構成されている)。そして、着脱部材を構成する各フックの先端部の上側には、前記腰部フレームベース41の上辺部に設けられた係止孔41aに差し込まれた際、内部に設けられた係止部41h(図10参照)に係止されるように、係止爪7bが形成されている。
前記腰部フレーム7及び前面ドア4の少なくとも一方には、筐体外部側から、前記フック7aの変位操作を規制する規制手段が設けられる。本実施形態の規制手段は、前記各フック7aと、スロットマシンの外部(前面側)から工具等を差し込んで不正な操作を行なったとしても、前記フック7aの弾性変形(下向きの変位)を阻止する阻止部材によって構成される。
この場合、本実施形態の阻止部材は、各フック7aの下面部に、基端部から突出方向に沿って所定の長さを有するように一体形成されるリブ7Aとして構成されており、このリブ7Aによって、フック7aを、前面側から弾性変形(下向きの変位)させることを阻止している。前記リブ7Aは、図10(b)に示すように、好ましくは着脱部材であるフック7aの下面7B及び腰部フレーム7の内面7Cに一体形成されると共に、リブ7Aの長さは、裏側から係止爪7b部分を押下げることで、係止爪7bを係止部41hから解除できる程度に設定されている。
また、腰部フレーム7の上辺部の各フック7a間には、腰部フレーム7の背面側に向けて突出する嵌入片7eが設けられている。これらの嵌入片7eは、腰部パネル6を腰部フレームベース41に装着した際、前記嵌入孔41bに挿入、嵌合されて腰部パネル6を上下方向、及び左右方向にガタ付かせない役目を果たしている。
また、腰部フレーム7の下辺部の両側部には、背面側に向けて長く延びる保持片7dが設けられている。これら保持片7dは、腰部フレーム7を腰部フレームベース41に装着した際、前記保持孔41dに挿入されて、腰部パネル6の下片領域を安定して保持する役目を果たしており、図6に示すように、装着状態にある腰部パネル7が前側に抜けないように、先端部に下方に屈曲する係止爪7fが形成されている。
図7に示すように、腰部フレーム7の背面には、腰部フレーム7の上辺部および同図における右側の辺部に沿って延びる枠部72、並びに、下辺部に沿って延びる枠部72が設けられている。各枠部72も、腰部フレーム7の背面側に突出しており、図6に示すように、腰部フレーム7の上辺部および下辺部に沿った枠部72の幅方向中央部からは、腰部フレーム7の内周縁側に向けて突条73が突出形成されている。そして、この突条73の先端は、断面視略V字状の溝部となっている。
前記枠部72は、腰部フレーム7の背面と突条73との間で、腰部フレーム7の背面に沿って保護パネル61を移動、つまり左右方向にスライドさせる溝を構成している。また、図7に示すように、腰部フレーム7の上辺部及び下辺部の背面には、突条74が形成されている。これらの突条74は、枠部72よりも外周縁側において、枠部72に沿って延びている。また、腰部フレーム7の同図における右側の辺部の高さ方向中央部には、枠部72の端から腰部フレーム7の内周縁側に向けて突出する固定片75が設けられている。
図5および図6に示すように、腰部フレーム7の右辺部は、腰部フレーム7の背面側へ延びておらず、この右辺部の後縁部、腰部フレーム7の背面、枠部72、および突条73によって、保護パネル61を腰部フレーム7の右側から腰部フレーム7の背面に沿って出し入れする開口を構成している。また、図7に示すように、腰部フレーム7の同図の左側に位置する右辺部の背面の上端部および下端部には、それぞれ1個のボス76が設けられている。各ボス76には、腰部フレーム7の右辺部側の前記開口を塞ぐ閉塞部材を構成するパネル固定部材8(図1参照)の上端部および下端部がネジ止めされる。
図8および図9に示すように、腰部フレーム7の背面と突条73と枠部72とで構成される溝には、腰部フレーム7の右辺部側(図8中の左側)から保護パネル61が差し込まれる。また、腰部フレーム7の背面における上辺部の突条73のV字溝部と下辺部の突条73とV字溝部との間には、腰部フレーム7の右辺部側から表示シート62が差し込まれる。すなわち、腰部フレーム7に収納された表示シート62は、これらV字状溝部の延設方向に沿ってスライド可能となっている。また、突条73よりも前面ドア側における上辺部の枠部72と下辺部の枠部72との間には、保護パネル63が差し込まれる。この保護パネル63は、その前面側の周囲が突条73によって支持され、また、左縁部の中央部分が固定片75によって支持される。
上記したように、腰部パネル6は、保護パネル61、表示シート62、および保護パネル63が、腰部フレーム7、およびパネル固定部材8によって一体化されて構成され、図3に示す前面ドア4に前方から、前面ドア4の前面領域を構成する腰部フレームベース41に装着される。
腰部パネル6の装着時においては、腰部フレーム7の下辺部の保持片7dを腰部フレームベース41の下辺部に形成された保持孔41dに挿入して腰部フレーム7を前面ドア4の前面側に置いた状態で、腰部フレーム7の上部を前面ドア4側に押し込む。これにより、上辺部のフック7aは、腰部フレームベース41の上辺部に形成された係止孔41aに嵌まり込みながら弾性変形し、図10に示すように、係止爪7bが係止部41hに係止される。このとき、嵌入孔41bに嵌入片7eが挿入、嵌合され、腰部フレーム7は、腰部フレームベース41にガタ付くことなく取り付けられる。
そして、上記したように前面ドア4に装着された腰部パネル6は、フック7aに設けられた阻止部材であるリブ7Aによって、前面ドア4から取り外しができない状態となっている。すなわち、従来の図11(a)で示すパネルの着脱方法では、図11(b)に示すように、スロットマシンの外部側からフック7aの上方にある隙間に、マイナスドライバーのような工具Tを差し込んで上向きに回動操作することで、フック7aを弾性変形させながら押下げ、係止爪7bを係止部41hから外すことが可能であったが、本実施形態では、図10(b)に示すように、リブ7Aによって、フック7aは、前面側から弾性変位(下向きの変位)させることが阻止されていることから、係止爪7bを押下げて係止部41hから外すことができない。従って、腰部フレーム7(腰部パネル6)を前面ドア4から取り外すことができなくなり、不正行為を防止、乃至は抑制することが可能となる。
なお、図10(a)および(b)に示すように、フック7aに取り付けられるリブ7Aについては、フック7aを係止孔41a内に差し込んだ際、係止孔41a内に設けられる前面ドア4の構成部材(本実施形態では、前記腰部フレームベース41に一体的に取り付けられる反射ケース41Aとされるが、このような部材に限定されることはない)との間のクリアランスCが、0.3〜0.5mmになるように設定しておくことが好ましい。
このように、フック7aを係止孔41a内に差し込んだ際、内部での弾性変形方向のクリアランスを0.3〜0.5mmに設定しておくことで、上記したような不正な行為が行ない難くなると共に、装着時に隙間が少なくなることでガタ付きが抑えられ、腰部パネル6が前面ドア4から外れることが効果的に防止される。
そして、腰部フレームベース41から腰部パネル6を取り外すには、裏側から係止状態にあるフック7aを下方向に撓ませ、係止爪7bを係止部41hから解除して係止孔41aからフック7aを引き抜く。この場合、上述したように、リブ7Aは、裏側から係止爪7bの部分を押下げて係止部41hとの係止が解除可能な長さに設定されていることから、取り外し操作に支障をきたすことはない。
また、リブ7Aは、フック7aの下面7B及び腰部フレーム7の内面7Cに一体形成されているため、腰部フレーム7の補強効果が高められ、腰部フレームの破損が防止されると共に、ガタ付きをより効果的に防止することができる。
上述したように、本実施形態によるスロットマシン1では、腰部フレーム7のフック7aおよび嵌入片7eを、前面ドア4の前側から係止孔41aおよび嵌入孔41eに抜き差しすることにより、腰部パネル6を前面ドア4の腰部フレームベース41に着脱でき、機種変更の際、或いは、表示シート62や保護パネル61,63が破損した際、これらの交換作業が容易に行なえるようになる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記した実施形態に限定されることはなく、種々変形することが可能である。
上記した実施の形態では、腰部フレームベース41の係止孔41aに着脱部材を構成するフック7aを係止し、また、嵌入孔41eに嵌入片7e挿入、嵌合させ、かつ保持孔41dに保持片7dを挿入することで、腰部パネル6を前面ドア4に取り付ける構成について説明したが、腰部フレームベース41に、腰部パネル6を構成する腰部フレーム7を容易に着脱できるのであれば、腰部フレーム7に設けられる上記したフック7aや嵌入片7e、保持片7dの設置個数、および取り付け位置は任意であり、適宜変更して差し支えない。例えば、腰部フレーム7の左辺部および右辺部にフック7aを設け、上下辺部に嵌入片7eや保持片7dを設ける等、適宜変形することが可能である。また、前記リブ7Aは、各フック7aに一体形成したが、腰部フレーム7の上辺部に沿って延設するように設けても良い。
また、腰部パネル6の前面ドア4への取り付け方法や、腰部フレーム7への保護パネル61,63や表示シート62の取り付け方法も任意であり、適宜変更して差し支えない。また、腰部フレーム7の形状等も任意であり適宜変更して差し支えない。
さらに、上記した実施形態では、着脱部材であるフックの変位操作を規制する規制手段を、着脱部材であるフック7a自体、及びフック7aの弾性変形を阻止する阻止部材であるリブ7Aとして構成したが、このような着脱部材や阻止部材の構成については、上記したフックやリブに限られず適宜変形することが可能である。例えば、着脱部材をスライド移動することで腰部フレームベース41に装着するように構成しても良く、かつ阻止部材については、外部側からスライド操作できないようにするものであっても良い。また、阻止部材については、上記した構成では、腰部フレーム7側に設けたが、腰部フレーム7の不正な取り外しが阻止できれば、腰部フレームベース41側(前面ドア4側)に設けても良い。
上記した実施形態においては、本発明による遊技機をスロットマシンに適用した場合について説明したが、筐体に開閉可能に取り付けられる前面ドアの腰部域に情報を表示する腰部パネルを備える他の遊技機にも本発明を適用することも可能である。
スロットマシンの外観を示す一部分解斜視図。 リール表示窓部を取り外した状態のスロットマシンの正面図。 腰部パネルを取り除いた状態のスロットマシンを示す正面図。 扉体の腰部フレームベースに取り付けられる腰部パネルの分解斜視図。 腰部フレームを前方側から見た斜視図。 腰部フレームの側面図。 腰部フレームの背面図。 保護パネルおよび表示シートが取り付けられた腰部フレームを後方側から見た斜視図。 保護パネルおよび表示シートが取り付けられた腰部フレームの側面図。 (a)は、腰部パネルに設けられるフックの腰部フレームベースに対する装着状態を示す内部斜視図、(b)は、それを側方から見た図。 従来の構成を示しており、(a)は、腰部パネルに設けられるフックの腰部フレームベースに対する装着状態を示す内部斜視図、(b)は、それを側方から見た図。
符号の説明
1a 筐体
4 前面ドア(扉体)
6 腰部パネル
7 腰部フレーム
7A リブ(阻止部材)
7a フック(着脱部材)
41 腰部フレームベース
61,63 保護パネル(保護部材)
62 表示シート

Claims (3)

  1. 遊技に用いられる遊技機器を収納した筐体と、前記筐体前面に開閉自在に設けられた扉体と、前記扉体の腰部に設けられる腰部パネルと、を備えた遊技機であって、
    前記腰部パネルは、情報が描かれた表示シートと、この表示シートを保護する保護部材と、前記表示シート及び保護部材を支持すると共に前記扉体に着脱可能となるように変位可能な着脱部材を具備する腰部フレームとを備え、
    前記腰部フレーム及び扉体の少なくとも一方には、前記筐体外部側からの前記着脱部材の変位操作を規制する規制手段が設けられることを特徴とする遊技機。
  2. 前記規制手段は、前記扉体に形成される係止孔に差し込まれる弾性変形可能な前記着脱部材と、前記着脱部材に設けられ、前記係止孔内に設けられる扉体の構成部材との間で前記着脱部材の弾性変形を阻止する阻止部材とを有することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記阻止部材は、前記腰部フレームの内面と前記着脱部材の内面に一体形成されることを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
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