JP2003093426A - 身体の冷却加熱装置 - Google Patents

身体の冷却加熱装置

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JP2003093426A JP2001293727A JP2001293727A JP2003093426A JP 2003093426 A JP2003093426 A JP 2003093426A JP 2001293727 A JP2001293727 A JP 2001293727A JP 2001293727 A JP2001293727 A JP 2001293727A JP 2003093426 A JP2003093426 A JP 2003093426A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷却加熱部の蓄熱部材を冷却又は加熱させた
エアーによって、適温範囲に効率よく保持して、冷却加
熱部を接当使用することができる身体の冷却加熱装置を
提供する。 【解決手段】 密閉状に形成した皮膜20内に蓄熱材2
2を封入してなる接当部7と、該蓄熱材22をエアーで
冷却又は加熱するように密閉状に形成した送気室23と
からなる冷却加熱部2と、該冷却加熱部2の送気室23
内に冷却又は加熱されたエアーを導管50を介して送給
するエアー送給装置5とからなる身体の冷却加熱装置に
している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蓄熱材を封入した
冷却加熱部にエアーを送給しながら身体に接当使用する
身体の冷却加熱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、身体の発熱時や夏期等において
患部や昇温した頭部等を、冷却せしめた冷却パットを押
し当てることにより、症状の治癒或いは鎮静を行うこと
は既に知られている。従来、上記のような冷却パット
は、高分子化合物からなるゲル状の保冷材をビニール等
の皮膜で形成した袋状の容器内に充填密封した構成に
し、これを冷蔵庫等で冷やしたのち取り出して、身体の
局部に装着して使用するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のような構成
による冷却パットは、冷蔵庫等で簡単に冷却し得ると共
に、冷却状態を比較的長持ちさせながら周囲を大きく濡
らすことがない等の利点はあるが、例えば身体の頭部に
装着し単に覚醒を目的として使用する際には、冷蔵庫で
冷却したままの冷却パットは、冷た過ぎて長時間の使用
に耐えられないものであると共に、このような場合に適
温とされる身体(頭脳)温度より所定値だけ低い、略2
5℃前後の適温に維持することが困難で、冷却パットを
上記のような適温で使用すると、該冷却パットは体温又
は外気温によって直ちに同程度に昇温して、覚醒等の冷
却効果を奏し得ない等の欠点がある。また上記適温状態
で冷却パットを使用しようとすると、冷却パットを昇温
後に取り外して幾度となく冷却して、再装着しなければ
ならない等の煩雑な使用態様を必要とする等の課題があ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明による身体の冷却加熱装置は、第1に、密閉状
に形成した皮膜20内に蓄熱材22を封入してなる接当
部7と、該蓄熱材22をエアーで冷却又は加熱するよう
に密閉状に形成した送気室23とからなる冷却加熱部2
と、該冷却加熱部2の送気室23内に冷却又は加熱され
たエアーを導管50を介して送給するエアー送給装置5
とからなることを特徴としている。
【0005】第2に、エアー送給装置5側から導管50
を介して、冷却エアーと共に冷水を送気室23内に送給
するようにしたことを特徴としている。
【0006】第3に、送気室23或いは該送気室23と
導管50を連結するバルブ部26から、エアーを身体の
局部に対し直接的に送出せしめることを特徴としてい
る。
【0007】第4に、導管50の端部を冷却機4の冷却
庫40内に巻き込み状態で収納せしめると共に、導管5
0を介して冷却されたエアーを冷却加熱部2に送給する
ことを特徴としている。
【0008】第5に、エアーを送気装置51によって冷
却加熱部2に脈流状態で送給することを特徴としてい
る。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を図面に基づ
いて説明する。図面において符号1は本発明に係わる身
体の冷却加熱装置を示し、図示例の実施形態では、身体
の頭等の局部に装着して冷やすことができる冷却加熱装
置(以下冷却装置と言う)1にしており、この冷却装置
1は、局部に装着されて接触部分を冷やすようにした冷
却加熱部(以下冷却部と言う)2と、該冷却部2を局部
に着脱可能に支持する取付部材としてのバンド3と、上
記冷却部2に送給するエアーを冷却する冷却機4と、冷
却機4で冷却されたエアー(冷却エアー)を可撓性び断
熱性を有する導管50を介して、冷却部2に所定の送気
量と圧力で送給する送気装置51とからなるエアー送給
装置5等で構成している。
【0010】また上記エアー送給装置5の送気装置51
及び冷却機4は、リモート操作可能に設けた操作部6の
操作によって、ON,OFF作動及び送気量,送気圧
力,温度等の諸要素をコントロール可能にしており、こ
れにより身体の局部毎に好適な冷却エアー(以下冷風と
言う)を維持させながら冷却部2に送給し、局部温度及
び外気温度によって冷却部2が昇温されることによる、
局部冷却効果の低減を防止することができるようにして
いる。
【0011】以下各部の詳細な構成及び作用等について
説明する。先ず図1〜図5を参照し冷却部2について説
明すると、この冷却部2は身体局部の1例とし頭部の局
所を効率よく快適に冷やすことができると共に、頭部へ
の装着及び頭部の各局所に対する選択使用を簡単に行う
ことができる構成にしている。即ち、冷却部2は、ビニ
ール等の防水性及び可撓性を有する内外の皮膜20によ
って、蓄熱室21を偏平パイプ状の密閉室に形成し、該
蓄熱室21内に一般的に使用されている保温袋充填用の
ゲル状蓄熱部材等からなる蓄熱材(以下保冷材と言う)
22を封入して筒状ブロック体の接当部(接当冷却部)
7を構成している。
【0012】そして、内側皮膜20はその周囲を閉成し
た内部に、冷風又は温風を送給可能な冷却加熱室として
の送気室23を密閉形成しており、該送気室23の一側
にワンタッチ着脱可能なカプラ等からなる接手部25を
有するバルブ部26を設け、該接手部25を介して前記
導管50と着脱可能に連結するようにしている。また図
示例の冷却部2は、送気室23内に含水性を有する布材
等からなる保水膜80を中空室の一側から他側に向けて
張設し、且つその両側コーナー部に給水性合成樹脂材等
からなる保水材81を内装しており、これによってエア
ー送給装置5側から冷却エアーに冷水を水滴状態で混入
送給する場合に、送気室23内で保水膜80或いは保水
材81等からなる保水部材8に、所定量分の冷水を安定
よく給水保持させながら、冷却部2の冷却効果を冷風と
共に向上せしめるようにしている。
【0013】また前記バルブ部26は、図5で示すよう
に導管50側から送給される冷風を送気室23に送給す
る経路と、後述するエアー送出口9側へ送給する経路
と、送気室23とエアー送出口9の両方に同時送給する
経路とを、操作レバー9aの回動操作によって選択切換
可能なバルブ構造にしており、これにより使用者の好み
と必要により、冷風を所望に切換えて冷却部2を自由に
使用することができるようにしている。
【0014】また冷風の上記のような使用形態は図6で
示す別実施形態のように、冷却エアーを送気室23側か
ら局部との接触部側に向けて直接的に送出するように、
エアー送出口90を複数開口せしめるようにしてもよい
ものであり、この場合には該エアー送出口90を開閉可
能に閉鎖するバルブ91を皮膜状部材で開閉可能に構成
するとよく、これによれば同図の実線で示すように、皮
膜20に対しバルブ91の剥離可能に貼着した一側を点
線で示すように折り返すことにより、上記エアー送出口
90を選択可能に開口させることができる。従って、冷
風を冷却部2に開口したエアー送出口90を介し、当該
エアー送出口90に対接する局部に対し、冷却と送風に
伴う直接刺激を相乗的に付与することができると共に、
また身体局部と接し且つ外気温度に伴い昇温されようと
する冷却部2の保冷材22を冷却することができるの
で、冷却部2の昇温による局部の冷却効果の低減を防止
することができる等の利点がある。
【0015】そして、上記のように構成した冷却部2は
接当冷却部7の他側面に上下縁を取着した保持部30を
設け、該保持部30と皮膜20間にベルト状のバンド3
を挿通自由にすることにより、バンド3を介して冷却部
2を身体の適所に簡単に着脱でき、また冷却部2を頭か
ら外すことなくバンド3に沿って任意な位置に移動支持
することができる。尚、バンド3はその両側をベルベッ
トファスナー等の着脱手段で長さ調節を簡単に行うよう
にしていると共に、図示例の冷却部2及びバンド3は人
或いは動物の頭にハチマキ状に巻き付けて着脱可能な構
成にしている。
【0016】次に、エアー送給装置5について図1を参
照し説明する。図示例のエアー送給装置5は、家庭用の
冷蔵庫を簡単に設置することができる冷却機4を利用し
ており、該冷却機4の冷却庫40内に送気装置51の吸
気口側に連結した導管50の端部側50aを巻き込み載
置した状態で収納している。この構成により導管50
は、巻き込み状態で冷却庫40に収納する簡単な手段に
よって、冷気との接触面積を大きくとることができるか
ら、導管50内のエアーを効率よく簡単に冷却すること
ができると共に、導管50端部から冷気を吸い込み送気
装置51によって、冷風を冷却部2の送気室23或いは
エアー送出口9,90側に向けて、簡潔で廉価な構成に
よって円滑に送給することができる等の特徴がある。
尚、図示例では冷却機4は家庭で汎用されている小型冷
蔵庫の冷却庫40を利用したが、これに限ることなく、
専用的に構成した薄型の冷却庫40内に導管50を収納
すると、利便性を有しながら装置全体を小型で廉価なも
のにすることができ、また送気装置51は冷却庫40の
外部に設してもよいものある。
【0017】またこの実施形態において、冷却庫40内
の冷却温度は氷点下にしないで、略1℃〜5℃程度に設
定していると共に、送気装置51から冷却部2に至る導
管50は断熱性チューブを用い省エネと放熱防止を図る
ようにしていることにより、冷却部2の局部との接触温
度を略22℃〜27℃程度に冷却維持することができる
ようにしている。尚、上記のような温度設定は、例えば
冷却部2内に温度センサを設け、これによりエアー送給
装置5を制御するようにしてもよいものである。
【0018】次に以上のように構成した冷却加熱装置1
について、冷却部2を頭部に装着して使用する態様につ
いて説明する。先ず、図2で示すように冷却部2をバン
ド3に挿通支持した状態で図1に示すように頭部に装着
し、操作部6を操作しエアー送給装置5を作動させる
と、冷却機4は導管50の始端部側を冷却し、送気装置
51によって導管50を介し冷風をバルブ部26から冷
却部2の送気室23内に送給する。このとき、頭部に装
着している冷却部2は、外気温度の影響を受けながら頭
部との接触による頭部温度(以下体温という)によっ
て、皮膜20を介し保冷材22を体温程度又は外気温度
に近づけるように伝熱昇温しようとするが、保冷材22
は連続的に送給される冷風によって冷却され、頭部の局
所を冷却するに適温の略22℃〜27℃程度に常時維持
される。
【0019】従って、従来の例えば冷蔵庫等で冷却した
袋詰めした保冷材(冷却パット)で頭部を冷やす場合に
は、適温以下の冷た過ぎる温度で冷やすことによる不快
感を伴うこと、及び冷却パットは極めて短時間に体温に
よって昇温するので頭部の冷却効果を早期に失うと共
に、これを長時間用いた場合には冷却パットを頭部から
取り外して、新たに冷却しながら都度装着しなければな
らない等の煩雑な使用方法が求められるものであるが、
これに対し本発明によれば、密閉状に形成した皮膜20
内に保冷材22を封入してなる接当冷却部7と、該保冷
材22を冷却エアーで冷却するように密閉形成した送気
室23と、該送気室23内に冷却エアーを導管50を介
して送給するエアー送給装置5と、上記接当冷却部7と
送気室23とからなる冷却部2を身体の局部に簡単に装
着するようにしているので、上記のような、従来の冷却
手段による欠点を具合よく解消することができる。
【0020】即ち、冷却部2は冷風によって保冷材22
が逐次冷却されその温度上昇が防止されると共に、保冷
材22が冷却熱を良好に蓄熱するので、この分冷却エア
ー装置5に負担を掛けることなく、冷却部2を長期間に
わたり適温範囲に効率よく保持することができ、頭部に
対し冷却部2を装着したままの使用を、適温で不快感を
伴うことなく快適且つ簡単に使用することができる。ま
た本発明によれば、頭部の左右側の一方又は額部分に択
一的に位置決め接触可能な大きさと構成を以てバンド3
に取り付けた冷却部2は、図1で示すように右側頭部の
局所に対しても簡単に位置決め接触させることができる
ので、右脳を集中的に冷やすことによる、この部の脳内
温度の抑制及び低温接触感覚を通じて得られる覚醒作用
によって、使用者の意識を長時間にわたって右脳側に集
中的に持続せしめることを容易に可能にすることができ
る等の利点を創出する。
【0021】従って、頭脳の使用において、読み書き計
算などの理論的能力を担う左脳を偏重的に使用している
近年の傾向、並びに音楽,芸術などの理解や空間的認識
並びに創造力,感性を担う右脳使用の低下傾向にあると
言われている、左脳偏重使用による左脳巨大化の課題に
対しても、右脳側局所を冷却部2によって所望の時間に
わたり快適且つ自由に冷しながら、意識の集中も自然に
継続するように行うので、右脳の覚醒を促すと共に外部
刺激による積極的使用によって、右脳の活性化を適切に
図ることができる等の効果を期待することができる。
【0022】尚、図示例の冷却部2で左側頭部或いは額
部側を冷やしたい場合には、冷却部2は点線で示すよう
に頭部に装着したままバンド3の周方向に簡単にスライ
ド移動させることができると共に、冷却部2をバンド3
と共に、反転させても装着使用することができるので、
所望の位置に冷却部2を適切に位置決めし、例えば数学
等の学習を行う際に冷却部2で左脳を冷し、この部の脳
内温度上昇を抑制し鎮静作用によってリラックス状態に
導き、その活性を図ることができるようにするので、特
に受験勉強をする受験生にとっても、利便性を有しその
使用効果を発揮させる等の特徴がある。
【0023】また上記のような使用において、送気室2
3或いは該送気室23と導管50を連結するバルブ部2
6から、冷却エアーを身体の局部に対し直接的に送出せ
しめるようにした冷却装置1は、接当冷却部7で局部を
冷やしながら冷風を当該局部の皮膚に対しても直接的に
送給するので、冷却部2と異なる冷風による動的冷却刺
激を、皮膚を通して脳の働きを同時に効果的に活性させ
ることができ、また学習中に伴う眠気に抗し覚醒を速や
かに促すことができる等の利点がある。
【0024】またこの際、小型コンプレッサを採用する
等の手段によって送気装置51を構成し、冷風を断続的
な高低圧の脈流状態で冷却部2に送給するようにする
と、局部及び皮膚に対する冷風の脈流振動を、簡潔で廉
価な構成によって効果的に付与することができると共
に、冷風振動によって接触部のツボ刺激をしたりマッサ
ージ作用による血流の促進を図ることができる。さら
に、冷却庫40或いは冷却庫40内の導管50内で生じ
る結露水を冷風に乗せて送気室23に水滴状態で送給す
ると、冷たい水を送気室23内の保水部材8に保持させ
ながら冷却部2を効率よく冷却することができると共
に、冷却庫40内から単一な導管50を用いる簡潔で廉
価な構成によって冷風の送給を円滑に行うことができる
等の特徴がある。
【0025】また以上のように構成した冷却装置1は、
上記のような冷却部2に変えて両眼の周囲を冷やすこと
ができる眼部冷却具2aを接手部25に取着することが
できるようにしている。この眼部冷却具2aは、前記冷
却部2と同様な構成の送気室23を有すると共に、図7
で示すように両眼に対応する部分を強く押圧しないよう
に開口し、その周囲をリング上の接当冷却部7にしてお
り、該接当冷却部7に複数のエアー送出口90を図6で
示すものと同様な構成によって開閉可能に設けている。
これによれば、冷却部2で眼球の周囲を適切に冷やすこ
とができると共に、例えば眼球の周囲に点在する指圧ツ
ボに位置するエアー送出口90から、冷風を所望に送出
しつぼ刺激を相乗的に加えることができる等の特徴があ
る。
【0026】尚、本発明は実施形態の使用に限ることな
く、従来のものと同様に発熱時や夏期等において、人や
動物等の身体の患部や昇温した頭部等を冷却治癒せしめ
る目的で使用してもよいものであり、この場合には冷却
部2を局部に適応する温度に自由に設定するとよい。ま
た送気室23は図示例のものに限ることなく、例えば冷
却加熱部2の蓄熱部材22中に、導管50をエアーの循
環路を形成するように直接的に挿入することによって構
成してもよいものである。
【0027】また本発明によれば、図示しない発熱装置
を有するエアー送給装置5側から温熱治癒等に好適な温
度に過熱した温風を送気室23内に送給してもよく、こ
の場合には、蓄熱部材22は温風により加熱されて温熱
適正温度に維持する保熱材となり、送気室23及び接当
部(接当加熱部)7を介して、身体の局部に温熱作用を
付与する温熱器機にすることができる。従って、以上の
ように構成した身体の冷却加熱装置は、上記のような使
用例の他、接当部7を例えば日常的に使用する枕、ベッ
ド、マット並びに介護や治療用のものに利用することが
できる。
【0028】
【発明の効果】本発明に係わる身体の冷却加熱装置は、
以上説明したように構成されているので、以下に記載す
るような効果を奏する。 (1)密閉状に形成した皮膜内に蓄熱材を封入してなる
接当部と、該蓄熱材をエアーで冷却又は加熱するように
密閉状に形成した送気室とからなる冷却加熱部と、該冷
却加熱部の送気室内に冷却又は加熱されたエアーを導管
を介して送給するエアー送給装置とから構成したことに
より、例えば蓄熱材としての保冷材は冷風によって随時
冷却されその温度上昇を防止するので、冷却加熱部を長
期間にわたり適温範囲に効率よく保持し、冷却加熱部を
装着した使用を不快感を伴うことなく簡単に使用するこ
とができる。
【0029】(2)エアー送給装置側から導管を介し
て、冷却エアーと共に冷水を送気室内に送給するように
したことにより、冷たい水を送気室内に保持させながら
冷却部を効率よく冷却することができると共に、冷却庫
内から単一な導管を用いた冷風の送給を簡潔で廉価な構
成によって提供することができる。
【0030】(3)送気室或いは該送気室と導管を連結
するバルブ部から、エアーを身体の局部に対し直接的に
送出せしめるようにしたことにより、例えば冷却加熱部
によって局部を冷やしながら、冷風を当該局部の皮膚に
対しても直接的に送給するので、冷風による接当部と異
なる動的冷却刺激を皮膚を通して効果的に付与すること
ができる。
【0031】(4)導管の端部を冷却機の冷却庫内に巻
き込み状態で収納せしめると共に、導管を介して冷却さ
れたエアーを冷却加熱部に送給するようにしたことによ
り、導管を巻き込み状態で冷却庫に収納する簡単な手段
によって、冷気との接触面積を大きくとることができる
から、簡単で廉価な構成を以て導管内のエアーを効率よ
く冷却することができる。
【0032】(5)エアーを送気装置によって冷却加熱
部に脈流状態で送給するようにしたことにより、局部及
び皮膚に対する断続的な高低圧の脈流状態の冷却エアー
又は温熱エアーによる振動を効果的に付与することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる身体の冷却加熱装置の全体斜視
図。
【図2】図1の冷却加熱部の一実施形態を示す斜視図。
【図3】図2の構成を示す平断面図。
【図4】図2の縦断面図。
【図5】図2のバルブ部の構成を示す縦断面図。
【図6】冷却加熱部のエアー送出口の別実施形態の構成
を示す平断面図。
【図7】冷却加熱部の別実施形態を示す斜視図。
【符号の説明】
1 冷却加熱装置(冷却装置) 2 冷却加熱部(冷却部) 3 バンド部(取付部材) 4 冷却機(冷却加熱機) 5 エアー送給装置 6 操作部 7 接当部(接当冷却部) 9 エアー送出口 20 皮膜 22 蓄熱材(保冷材) 23 送気室(冷却室) 26 バルブ部 40 冷却庫 50 導管

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密閉状に形成した皮膜(20)内に蓄熱
    材(22)を封入してなる接当部(7)と、該蓄熱材
    (22)をエアーで冷却又は加熱するように密閉状に形
    成した送気室(23)とからなる冷却加熱部(2)と、
    該冷却加熱部(2)の送気室(23)内に冷却又は加熱
    されたエアーを導管(50)を介して送給するエアー送
    給装置(5)とからなる身体の冷却加熱装置。
  2. 【請求項2】 エアー送給装置(5)側から導管(5
    0)を介して、冷却エアーと共に冷水を冷却室(23)
    内に送給するようにした請求項1の身体の冷却加熱装
    置。
  3. 【請求項3】 送気室(23)或いは該送気室(23)
    と導管(50)を連結するバルブ部(26)から、エア
    ーを身体の局部に対し直接的に送出せしめる請求項1又
    は2の身体の冷却加熱装置。
  4. 【請求項4】 導管(50)の端部を冷却機(4)の冷
    却庫(40)内に巻き込み状態で収納せしめると共に、
    導管(50)を介して冷却されたエアーを冷却加熱部
    (2)に送給する請求項1又は2又は3の身体の冷却加
    熱装置。
  5. 【請求項5】 エアーを送気装置(51)によって冷却
    加熱部(2)に脈流状態で送給する請求項1又は2又は
    3又は4の身体の冷却加熱装置。
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