JP2001087300A - 患者の身体に向けて流体を供給する温熱カバー部材 - Google Patents

患者の身体に向けて流体を供給する温熱カバー部材

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 患者の身体の部分ごと、あるいは身体の特徴
に応じた体温調節が実現でき、また、流体の温度や流体
が患者の体に及ぼす効果/影響を視覚的に確認できる温
熱カバー部材を提供する。 【解決手段】 温熱カバー部材2は、圧力を加えられた
流体を受け入れるための入口ポート12を備えたおり、
複数のセル16が、全体にわたって配置され、その下に
流体用の空間が形成される。各セル16は膨張しない天
蓋18を有し、この天蓋の周辺部には流体の通り道であ
る多岐導管8からセル16に通じる流体の放出口があ
り、ここから流体用空間に流体が放出される。セル16
内の流体用空間の寸法は、患者の身体の解剖学的な構成
に応じて決定することができ、また、カバー部材2上に
は流体用空間ごとに温度を示す熱色差インジケータを設
けることができる。そして、天蓋18は、患者の身体が
見えるように透明にしてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、空気などの流体を
患者の身体に供給する温熱カバー部材を対象とし、その
中でも特に、患者の身体を覆う流体用空間を形成する複
数のセルを備え、流体用空間の下の温度と患者の肌に表
れる反応とを視覚的に監視できるようなものに関する。
【0002】
【従来の技術】ずっと以前から、人の身体に向けて流体
を対流させながら供給することで、人の身体を温めたり
冷やしたりすることの必要性が認識されている。様々な
供給システムが実用化されており、その中には、圧力を
加えて流体を供給する供給源に、多孔性のマットレスお
よび膨張性のブランケットを接続する形のものがある。
例えば、米国特許公報No.2,093,834には、複
数の層が縫い合わされて形成された構造的素材が開示さ
れている。これによれば、温度調整された空気がこれら
の層を通って放散され人の体に接触することになる。ま
た、当該文献では、ボディスーツの用例や、加熱および
冷却された空気に圧力を加えて弾力性のあるエンクロー
ジャに供給するという応用例についても述べられてい
る。また、米国特許公報No.2,601,189では、
プラスチック材を熱接着して形成される空気ベッドカバ
ーについて述べられている。
【0003】さらに、米国特許公報No.3,757,3
66では、利用者の身体の下に置かれるクッション装置
を介して加熱された空気が提供される場合が説明されて
いる。また、米国特許公報No.3,778,851は、
手術後の患者や重い火傷から回復中の患者を治療するの
に用いることのできるマットレスの一例を示す。マット
レスは、接合されたシームの連なりによって、周辺部の
多岐管に接続されたリブ導管に分割される。リブ内のア
パーチャーからは空気が放出され、リブおよび多岐管内
には弾性気泡プラスチックの補助材が配置される。
【0004】米国特許公報No.3,881,477に
は、矩形の中空管状構造が開示されている。これは、患
者の上に置かれて上下方向に空気の流れや空気のカーテ
ンを供給し、外科の患者の身体の周囲に大気圧を上回る
圧力の区域を形成する。そして、それによって、患者の
身体は外気および空気中に浮かぶ異物の粒子から隔離さ
れる。
【0005】米国特許公報No.3,908,655に
は、患者の頭部と首とを囲む形の手術後冷却装置が開示
されている。以下に示す特許にも、様々な構成の温熱ブ
ランケットを実現しようとする試みが示されている。す
なわち、米国特許公報No.5,324,320、米国特
許公報No.5,300,102、米国特許公報No.4,
572,188、米国特許公報No.4,777,802、
米国特許公報No.5,350,417、米国特許公報N
o.5,125,238、米国特許公報No.5,405,2
71などである。
【0006】また、医学の専門家が、以前から、手術後
の患者の多くに現れる術後の体温低下という問題を認識
している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この分
野では、今なお、こうした問題に対応できることに加え
て、患者の身体に供給される流体の温度を監視できるよ
うな、比較的安価で使い捨て可能な装置の改良の努力が
続けられている。本発明は上記課題に鑑み、患者の体温
調整に用いられる温熱カバー部材であって、患者の身体
の部分ごとに、あるいは患者の身体の特徴に応じた体温
調節が実現でき、また、流体の温度や流体が患者の体に
及ぼす効果/影響を視覚的に確認できるようなものを提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の温熱カバー部材は、患者の身体に向けて
流体を供給する温熱カバー部材であって、圧力を加えら
れた流体を受け入れるための入口ポートを有する中空の
ハウジング部材と、前記ハウジング部材の周囲に配置さ
れた複数のセルとを有し、各々のセルは、密閉された形
で前記ハウジングに接続された切れ目のない周辺部を有
する膨張しない天蓋を有しており、前記ハウジング部材
は各々セルに通じる複数の出口ポートから流体を放出し
て各セル内、各天蓋の下に流体用空間を形成すること、
を特徴とする。
【0009】また、セル内の流体用空間は、患者の身体
の解剖学的構造に適合するように寸法が決められるこ
と、を特徴としてもよい。そして、複数の熱色差インジ
ケータが複数の天蓋上に配置され、対応する流体用空間
について温度を示すこと、を特徴としてもよい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の温熱カバー部材に
関する実施の形態を、図面を参照しながら説明する。以
下の記述は、あらゆる当業者が本発明を製造、使用する
ことができるようにする目的で提供されるものであり、
発明実行の様態として、発明者が熟考の結果最適と判断
したものについて解説してある。しかしながら、ここで
は、本発明の基本的な原理を、特に患者の身体の特定部
位に対する流体の供給を制御する温熱カバー部材を提供
すること、と限定して説明しているので、当業者が読め
ば、様々な変形が可能であることは容易に見て取れるで
あろう。
【0011】図1に示すのは、本発明の温熱カバー部材
2が、手術後の患者の身体を覆っている状態である。カ
バー部材2は、フレキシブル導管6でカバー部材2に接
続された空気加熱器4から供給される加熱空気などの流
体による圧力を受けて膨張した状態で図示されている。
空気加熱器としては、米国特許公報No.5,785,7
23に開示されたものなどを使用することができる。図
示しているのは空気加熱器4であるが、他の流体(例え
ば、火傷患者に使われる酸素の豊富なガス)の供給源と
して、空気冷却器、および/または、本発明と同じカバ
ー部材と共に患者の特殊な治療に使われる空気消毒装置
を使うことも可能である。さらには、薬用の気化物質を
流体に混ぜることも考えられる。患者に対し体温低下を
防ぐための治療を施す際、温度範囲が36〜42℃の熱
せられた空気の流れがカバー部材2に供給される。カバ
ー部材2を膨らませる空気は、1分当たり60立方フィ
ートの送出レートで供給され、その圧力は、1.5セン
チ・水(centimeters of water)である。入口ポート1
2を、従来の方法によって、フレキシブル導管6のノズ
ルに取り外し可能な形で接続すれば、圧力を加えられた
空気が供給される。
【0012】温熱カバー部材2は、中空のハウジング部
材あるいは多岐導管8を有する。多岐導管8の一部分
は、周辺部多岐導管10として、中空のハウジング部材
の周囲を取り巻くか、あるいは取り囲む。中間部多岐導
管は、周辺部多岐導管10の間を縦横に広がっており、
患者の身体の上に温度域を規定するのに役立つ。図1に
示す実施の形態では、カバーフラップ14が、温熱カバ
ー部材2の下側の端から延びて、患者の足を覆ってい
る。カバーフラップ14は、温熱カバー部材2の膨らま
ない部分を延長したものとも言える。温熱カバー部材2
の端の、患者の頭の近くのところには、適当な刻みを入
れて、ここに患者の首と頭とが収まるようにしてある。
【0013】図1および3を見て分かる通り、ハウジン
グ部材の全体に渡ってあちこちに、大きさの異なるセル
16が格子状に配置されている。セル16は、各々が、
膨張しない天蓋18を有し、この天蓋は、ハウジング部
材または多岐導管8と密閉した状態で接続される、切れ
目のないシーム周辺部を備えている。個々の天蓋とこれ
に対応するセルとの構成および大きさについては、患者
の身体の解剖学的特徴に合わせて、適当と思われるもの
に変更すればよい。例えば、女性の患者には乳房がある
ので、それに合わせてセルを配置し、熱せられた空気が
患者の胸のところにある当該セルの天蓋の下の流体用空
間に供給されるようにする。各セルの周辺部は、さらに
多岐導管8の内壁によっても形作られるとともに、天蓋
の下の流体用空間の各々に流体が放出されるように、流
体を透過する性質を有する。図2および3に示すよう
に、一連のパーフォレーションあるいは穴20が、切れ
目なくシーム密閉された周辺部22を囲むこととしても
よい。穴は、内壁の底ではなく側面に設けられており、
流体をほぼ並行な流れとして天蓋の方向に向かわせ、セ
ルの中で交じり合わせる。穴を底でなく側面に設けるこ
とによって、穴が患者の身体に接触してふさがれてしま
うことを防止できる。このようにすれば、背圧はより制
御され、流体は均等に行き渡るであろう。
【0014】カバー部材はフレキシブル本体部材を有
し、これは第1フレキシブル部材24と第2フレキシブ
ル部材26から形成される。フレキシブル本体部材は、
流体の圧力を受けない状態では、平らなシートが2枚重
ねとなった形に似ている。第1のフレキシブル部材24
および第2のフレキシブル部材26は、厚さ0.5ミル
の低濃度ポリエチレンでコーティングされた、とじ合わ
せのポリプロピレンシートで作ることができる。このシ
ートは耐水性であって、1平方ヤード当たりの重さはお
よそ1オンスである。第1フレキシブル部材24および
第2フレキシブル部材26はそれぞれ、ポリエチレンで
コーティングされた方の面が、互いに重なるような位置
に置かれ、製造過程においては、プラテン(図示せず)
による熱が加えられて、中空のハウジング部材における
外側の切れ目のない密閉シーム周辺部が規定され、また
内部では、ハウジング部材全体に配置された大きさの異
なる複数のセルについて切れ目のない密閉シーム周辺部
が規定される。各セル16が、熱接合された切れ目のな
い密閉周辺部シームを有することとなる。下側にある第
2のフレキシブル部材26のパーフォレーションは、図
3に示すように、切れ目のない密閉シーム周辺部22に
隣接しており、圧力を加えられてセルに流れ込む流体が
放出されるようにする。パーフォレーション20のサイ
ズ(もしパーフォレーションが円形であれば、直径)を
変えることによって、セルに流れ込む流体の量を制御す
ることができる。他の材料(紙やプラスチックなど)を
用いて、別な形態とすることもできる。図6に示す本発
明の1つの実施の形態では、プラスチック製の透明なシ
ートを用いて、患者の皮膚の状態が観察できるようにな
っている。
【0015】図2に示すのは、ふくらまされた状態の温
熱カバー部材2の断面図である。第1フレキシブル部材
24および第2フレキシブル部材26はそれぞれ、圧力
を加えられた流体によって膨張しており、その結果、周
辺多岐導管10および中央縦導管28、30も広げられ
ている。各セル16の頂上を形成する天蓋18は膨張し
ていないが、これは、各セル16を取り巻く切れ目のな
い密閉周辺部22によって天蓋18は隔絶されているた
め、導管の間の位置では平坦あるいは比較的平らな状態
のままになるからである。これらの天蓋18が透明であ
れば、患者の身体の状態を目で見て監視し続けることも
容易である。天蓋のために中間位置を設けることで、製
造は容易になるが、しかし、流体用空間を所望の容積と
することで天蓋の位置を上げたり下げたりすることがで
きる。個々のセル16は、各セルの下の空洞に流体用空
間を形成する。そして、流体用空間の境界は、密閉され
た切れ目のない接合周辺部22、天蓋18によって形成
される。また、セル16が中空ハウジング部材のマトリ
ックスのどこに位置するかによって、流体用空間の境界
は、周辺導管10と縦導管とによって決まったり、1組
の縦導管によって決まったりする。一方、セルの他の2
つの面は、導管34などの横導管によって形成される。
縦導管、横導管、そして周辺導管が集合して多岐導管を
形作り、これによって、各セル16の周辺部全体に形成
されたパーフォレーション20の各々に対し流体が供給
される。好適な実施の形態において、パーフォレーショ
ン20は、各導管の中に置かれ、セルの密閉された切れ
目のないシーム周辺部に隣接している。それによって、
空気などの流体は、中に向かって天蓋18の下面にほぼ
平行に送り出される。図3に示すように、パーフォレー
ションは、流体用空間の一部を形成する導管の壁の四面
全ての周りに延びている。なお、推察される通り、空洞
空間に流体が適切に提供されるのであれば、4つの側面
全てにパーフォレーションを設ける必要はない。また、
図2を見て分かるように、3つの空洞空間の部分は患者
の身体を横切るように置かれている。また、容易に理解
できる通り、身体は多岐導管8の下側の面とだけ接触し
ている。
【0016】図1に示す本発明の実施の形態で身体全体
を覆う部材において、天蓋を含む多岐導管の全表面積
は、例えば2,265平方インチとすることができ、一
方、天蓋の表面積は872平方インチとなる。これらの
面積の値は、カバーのうち膨らんでいない平らな部分1
4を含んでいない。そのため、流体用空間の面積を規定
する天蓋の面積は、表面積の30%を超え、少くとも3
8%の部分がその患者の身体を支えて流体を提供してい
ることを示す。図1の実施の形態に示す天蓋が規定する
12の流体用空間の凡その表面積は、50平方インチか
ら144平方インチまでの間で変化する。
【0017】言うまでもなく、寸法については変更が可
能であり、温熱カバー部材のサイズを変えることで、成
人、子供、さらには幼児用と使い分けることもできる。
例えば、他の実施の形態として、先ず患者の上半身およ
び両腕だけを覆う、というものを考えることができる。
さらに、公知の通り、粘着テープを使って患者の身体に
固定することとしてもよい。
【0018】図3に示すように、天蓋18に穴32を設
けてもよい。これは、温熱カバー部材の製造中、あるい
はそれ以降に開けることとしてもよいが、特定のセルに
流れ込む流体の量を増加するのを助け、それによって、
流体用空間が流体流量を増大させ、結果として、患者の
身体の所望の部分により多くの熱を送ることができる。
圧力を加えられた流体は、パーフォレーションを通じて
あるセルに届いた時点で、抵抗による背圧を受けること
になる。そこで、開口部あるいは穴22を天蓋に設けて
おくと、空気などの流体は流体用空間から放出されるこ
とになり、その結果、背圧は下がり、セルに流れ込む空
気の流量は増加する。
【0019】図4は、図1に示す温熱カバー部材2の下
平面図を示す。この温熱カバー部材2は、成人の全身を
覆うためのブランケットであって、大きさはおよそ、縦
80インチ、横40インチである。この寸法には、縦お
よそ15インチのフラップカバー14が含まれている。
周辺導管10は、集合して多岐導管8を形成している縦
導管および横導管に比べサイズあるいは直径がいくぶん
大きくなっている。図を見て分かる通り、熱密閉された
切れ目のない周辺部シーム36が、多岐導管8の外周辺
部を規定している。格子状に並ぶセル16は、内側に切
れ目のない周辺部シームを有し、これが、膨張しない天
蓋18各々の外周辺部を規定している。
【0020】図5は、本発明に関する温熱カバー部材の
もう一つの実施の形態を示す下平面図である。この実施
の形態は、成人の上半身を覆うカバー部材38であり、
8つのセルは、腕を広げた患者の腕および胸を覆うよう
に設計されている。この上半身用温熱カバー38は、外
周辺部切れ目のないシーム40と一列に並べられたセル
42とを有し、各セルは内部に切れ目のない熱接合シー
ム44を有する。各セルの周辺部の周りには、天蓋48
に隣接し、切れ目のないシームの下の位置に、適当にパ
ーフォレーション46が設けられている。さらに患者の
附属肢の状態(この場合は、ひろげられた患者の両腕)
に合わせて、各セルの間を延びる縦導管は、腕の解剖学
的構造にさらに順応できる構成とする。そうして、図5
に示すように、切れ目のない熱接合シーム44は、凹形
部分50、52を有することとしてもよく、これは、多
岐管の位置を高くし、それによって、附属肢への対応が
より容易になるようにするためのものである。推察され
る通り、温熱カバーの用途や患者の身体のどの部分に流
体を供給するのかに応じて、セルの構成をさらに変形す
ることも可能である。
【0021】図6に示す、本発明の変形例のカバー部材
54は、可視温度インジケータ56を備えており、これ
は、中空のハウジング部材上に置かれて各セルの温度を
示すものである。こうした熱色差インジケータ56は、
例えば天蓋に設置すればよく、また、材料として液晶ダ
イオード材料などの、温度感応性部材を含む。これは、
色を変えることで、通常の使用環境の温度範囲において
特定の温度を測定する能力がある。
【0022】その他に、インジケータの形成に用いられ
る熱色差材料については、印刷インキ、熱色差塗料、熱
色差シートおよびカプセル化熱色差材料といったタイプ
の各種ポリマー合成物から選んでもよい。この種の熱色
差材料に関する予備知識については、米国特許公報N
o.4,028,118を参照のこととする。基本的に、
こうした熱色差材料に求められる条件は、毒性がないこ
と、温熱カバーの動作温度の範囲内のある特定の温度に
おいて、鋭い、可逆的なメタクロマジーを示すものであ
ること、である。また、温度感応性の熱色差材料に隣接
して目盛りや表示器を設け、目盛りによって特定の温度
であることが分かるようにすることも可能である。例え
ば、目盛りまたは参照ストリップ58は、色をコード化
して温度目盛りを付けたものとし、天蓋上で熱色差イン
ジケータ60の隣に印刷することとしてもよい。熱色差
インジケータ60が感知した温度によって、これに応じ
た色の変化が生じると、監視者はこの色の変化を目盛り
58に照会して温度を知ることができる。
【0023】推察される通り、セルを形作る天蓋の各々
にこのような受動的熱色差インジケータを設けることに
よって、監視役の医療要員は患者の身体の特定の部位に
流れる熱量を知ることができる。なぜなら、セル内に形
成された流体用空間に流れ込む流体はその天蓋の温度に
影響を及ぼし、それによって、熱色差インジケータ56
の温度にも影響を与えるからである。さらに、図6に示
すように、天蓋に開口部を設ける(例えば、医療要員が
天蓋にポート32を切り開く)ことで、特定のセルへの
熱の流れが大きくなり、それをインジケータ60によっ
て監視することもできる。
【0024】最後に、図6に示すように、各セルの上に
ある天蓋は、透明にすることで身体を目で見て監視する
ことが可能となる。この透明な天蓋を形成するには、上
側のフレキシブル部材を透明なものにしておき、下側の
フレキシブル部材を切り抜いてから両部材を熱接合処理
すればよい。また、その他にも、上側、下側両方のフレ
キシブル部材を切り抜いた後、その穴を透明なプラスチ
ックの天蓋で密閉することとしてもよい。
【0025】当業者には容易に理解できるであろうが、
上述した好適な実施の形態については、本発明の範囲お
よび思想から逸脱しない形で様々な改変や変形を施すこ
とが可能である。したがって、添付の特許請求の範囲か
ら外れることなく、特にここで説明したのとは異なる形
で、本発明を実施することも可能であることは、言うま
でもない。
【0026】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の温熱カバー部材は、加熱あるいは冷却された空気など
の流体を患者の身体に向けて供給する温熱カバー部材を
提供するものである。このカバー部材は、流体に圧力を
加えて供給する供給源(加熱器など)に接続されるイン
レットを備えた中空のハウジング部材を有する。中空の
ハウジング部材は第1のフレキシブル部材および第2の
フレキシブル部材を有する。これらはつなぎ合わされて
多岐管を形成し、ハウジング部材の周りには複数のセル
が配置されており、流体用の空間または区域を形成す
る。多岐管は、流体からの圧力を受けて膨張する。各セ
ルは膨張しない天蓋を有し、この天蓋は、密閉された形
でハウジング部材または多岐管に接続された切れ目のな
い周辺部を備える。ハウジング部材はセルに通じる複数
の出口ポートを有し、出口ポートからは流体が放出され
る。これによって、各セルの天蓋の下に流体用空間が形
成されて、それぞれの流体用空間に対応する患者の身体
の一部が流体に浸され体温調整がなされる。
【0027】セルの寸法については調整可能とし、それ
によって、個々の患者の身長や性別などよる解剖学的な
特徴に対応することができる。また、上記の効果をえる
ためには、セルの周辺部側壁上の出口ポートは多岐管の
一部を成し、放出される流体を流体用空間内に向けて送
り出し、患者の身体に対して温度調整域を形成する。第
1のフレキシブル部材および第2のフレキシブル部材は
素材としてプラスチックを有し、熱接合で一つにされ、
各天蓋の周りにはシーム密閉された切れ目のない接合部
を形成する、という形が望ましい。
【0028】また、天蓋上には、各セルの流体用空間の
温度を目に見える形で示す熱色差インジケータを設ける
こととしてもよく、および/または、透明な窓を設けて
患者の肌を目で見て監視できるようにしてもよい。これ
によって、セル単位で流体温度および流体による身体へ
の影響を視覚的に確認ができる。また、好ましい形とし
て、患者に対して流体を供給するカバー部材を、使い捨
て可能のフレキシブルな本体部材とし、これが膨張する
ことで患者に流体を供給するための多岐管が形成される
としても効果的である。
【0029】そして、熱色差検知器をカバー部材に動作
可能に接続することで、流体の温度を目に見える形で示
すインジケータを設けることとしてもセル単位で流体温
度および流体による身体への影響を視覚的に確認できる
という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の、患者に用いられる温熱カバー部材
の斜視図である。
【図2】 図1に示す温熱カバー部材の概略断面図であ
る。
【図3】 図1に示す温熱カバー部材の下側の部分斜視
図である。
【図4】 図1に示す温熱カバーの、膨張していない平
らな状態での下平面図である。
【図5】 他の実施の形態の、膨張していない平らな状
態での下平面図である。
【図6】 熱色差インジケータおよび透明な窓を備える
温熱カバー部材の部分斜視図である。
【符号の説明】
2 温熱カバー部材 8 多岐導管 10 周辺部導管 12 入口ポート 16 セル 18 天蓋 28,30 縦導管 34 横導管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ゴードン ワイ. シゲザワ アメリカ合衆国 カリフォルニア州 92614 アーバイン クレストヘーヴァン 34 (72)発明者 アンソニー ヴイ. ベラン アメリカ合衆国 カリフォルニア州 92705 サンタアナ ビューリッジドライ ブ 12882

Claims (34)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 患者の身体に向けて流体を供給する温熱
    カバー部材であって、 圧力を加えられた流体を受け入れるための入口ポートを
    有する中空のハウジング部材と、 前記ハウジング部材の周囲に配置された複数のセルとを
    有し、 各々のセルは、密閉された形で前記ハウジングに接続さ
    れた切れ目のない周辺部を有する膨張しない天蓋を有し
    ており、前記ハウジング部材は各々セルに通じる複数の
    出口ポートから流体を放出して各セル内、各天蓋の下に
    流体用空間を形成すること、を特徴とする温熱カバー部
    材。
  2. 【請求項2】 セル内の流体用空間は、患者の身体の解
    剖学的構造に適合するように寸法が決められること、を
    特徴とする請求項1に記載の温熱カバー部材。
  3. 【請求項3】 前記カバー部材上に温度を示すための熱
    色差インジケータが設けられていること、を特徴とする
    請求項1に記載の温熱カバー部材。
  4. 【請求項4】 前記熱色差インジケータは、熱色差素材
    で覆われた天蓋の一部分を含むこと、を特徴とする請求
    項3に記載の温熱カバー部材。
  5. 【請求項5】 複数の熱色差インジケータが複数の天蓋
    上に配置され、対応する流体用空間について温度を示す
    こと、を特徴とする請求項1に記載の温熱カバー部材。
  6. 【請求項6】 前記熱色差素材は、前記流体用空間が所
    定の温度に達した際に所望の温度レベルを示す指標を提
    供するように構成されていることを特徴とする請求項3
    に記載の温熱カバー部材。
  7. 【請求項7】 前記セル天蓋の表面積の合計が、前記中
    空のハウジング部材および前記セル天蓋の合計面積の3
    0%を越える値であること、を特徴とする請求項1に記
    載の温熱カバー部材。
  8. 【請求項8】 前記熱色差インジケータは、天蓋の一部
    分に、温度に応じて色を変える液晶材を保持させる構成
    を有すること、を特徴とする請求項3に記載の温熱カバ
    ー部材。
  9. 【請求項9】 前記中空のハウジング部材はほぼ平坦で
    あるが、圧力を加えられた流体を受け入れると直ちに膨
    張して、各セルに流体を供給するための流体用多岐管を
    形成すること、を特徴とする請求項1に記載の温熱カバ
    ー部材。
  10. 【請求項10】 前記中空のハウジング部材は、セル同
    士の間にある内部流体チャネルに比べて断面積が大きい
    周辺部流体チャネルを有すること、を特徴とする請求項
    9に記載の温熱カバー部材。
  11. 【請求項11】 前記中空のハウジング部材の全体にわ
    たって最小でも10個のセルが配置されていること、を
    特徴とする請求項9に記載の温熱カバー部材。
  12. 【請求項12】 各セルの天蓋の面積は最小でも40平
    方インチであること、を特徴とする請求項11に記載の
    温熱カバー部材。
  13. 【請求項13】 複数のセルは、前記カバー部材の一部
    分が患者の附属肢を横切って配置されるように配列され
    ており、前記ハウジング部材において前記のように配列
    されたセルの間に位置する中間部は、サイズが小さくさ
    れているとともに前記附属肢に適応するよう構成され
    て、相対的な動きを最小限に抑えること、を特徴とする
    請求項1に記載の温熱カバー部材。
  14. 【請求項14】 天蓋の周辺部の周りを囲む囲み中空ハ
    ウジング部材は、流体を透過する性質があり、天蓋を含
    む面にほぼ平行な方向に流体を向けること、を特徴とす
    る請求項1に記載の温熱カバー部材。
  15. 【請求項15】 前記中空のハウジング部材は第1のフ
    レキシブル部材および、第1のフレキシブル部材に接続
    されて多岐管を形成する第2のフレキシブル部材から成
    り、前記第1のフレキシブル部材および前記第2のフレ
    キシブル部材は膨張して、各天蓋の周りの周辺接続部お
    よび切れ目のないシーム接続部から外れた位置におい
    て、互いの間に間隔が開くこと、を特徴とする請求項1
    に記載の温熱カバー部材。
  16. 【請求項16】 前記天蓋は、前記第2のフレキシブル
    部材に重なる前記第1のフレキシブル部材によって形成
    されること、を特徴とする請求項15に記載の温熱カバ
    ー部材。
  17. 【請求項17】 天蓋の周辺部を囲む中空のハウジング
    部材が複数のパーフォレーションを有することを特徴と
    する請求項16に記載の温熱カバー部材。
  18. 【請求項18】 1の天蓋の周辺部を囲む複数のパーフ
    ォレーションは、もう1つの天蓋の周辺部を囲む複数の
    パーフォレーションに比べてサイズがより大きい開口部
    を有すること、を特徴とする請求項17に記載の温熱カ
    バー部材。
  19. 【請求項19】 少なくとも1つの天蓋は開口部を有し
    て、これに対応するセルの流体用空間から流体が放出さ
    れるようにすることで、当該セルに流れ込む流体の量を
    増加させること、を特徴とする請求項1に記載の温熱カ
    バー部材。
  20. 【請求項20】 前記第1のフレキシブル部材および前
    記第2のフレキシブル部材は、少なくともプラスチック
    シートとプラスチックコーティングとの2枚量ね構造で
    あり、前記2つのフレキシブル部材は熱接合されて、各
    天蓋の周りに切れ目のないシーム接合部を形成するこ
    と、を特徴とする請求項15に記載の温熱カバー部材。
  21. 【請求項21】 少なくとも1つの天蓋は透明であり、
    当該天蓋の下の患者の身体が見えること、を特徴とする
    請求項1に記載の温熱カバー部材。
  22. 【請求項22】 患者の身体に向けて流体を供給するカ
    バー部材であって、流体用の導管と、前記導管に接続さ
    れた複数のセルとを有し、前記導管から流体を放出させ
    ることで患者の身体の上の各セル内に流体用空間を作り
    出すフレキシブル本体部材から成ること、を特徴とする
    カバー部材。
  23. 【請求項23】 前記導管は、少なくとも1を上回る数
    のセルを囲み、当該セルの周辺部の周りにおいては流体
    を透過する性質があること、を特徴とする請求項22に
    記載のカバー部材。
  24. 【請求項24】 セルは、前記導管によって境界が規定
    される周辺部に延びるシート部材で形成されること、を
    特徴とする請求項23に記載のカバー部材。
  25. 【請求項25】 前記導管は圧力を受けて供給される流
    体によって膨張させられ、前記シート部材を患者の身体
    の上に維持し、前記シート部材の下に流体用空間を形成
    すること、を特徴とする請求項24に記載のカバー部
    材。
  26. 【請求項26】 前記シート部材は実質的に平らである
    こと、を特徴とする請求項25に記載のカバー部材。
  27. 【請求項27】 セルが透明で、患者の身体が見えるよ
    うになっていること、を特徴とする請求項22に記載の
    カバー部材。
  28. 【請求項28】 患者に流体を行き渡らせるカバー部材
    であり、 第1のフレキシブル部材と、前記第1のフレキシブル部
    材に接合されて流体を行き渡らせるための導管を実現す
    る第2のフレキシブル部材とを有するフレキシブル本体
    部材と、 前記フレキシブル本体部材内に形成される複数のセルと
    から成り、各セルは、前記導管が患者に接触する際に患
    者の上に流体用空間を形成して、前記導管は更に流体用
    空間の各々に流体を放出させること、を特徴とするのカ
    バー部材。
  29. 【請求項29】 患者に流体を行き渡らせるカバー部材
    であり、 流体用の多岐管と、前記多岐管に接続された複数のセル
    とを有し、前記多岐管から流体を放出させることで、患
    者の身体の上の各セル内に流体用空間を形成するフレキ
    シブル本体部材と、 供給される流体の動作温度範囲において視覚的かつ可逆
    的なメタクロマジーを実現し、前記フレキシブル本体部
    材の上に置かれて流体の温度が監視できるようにする熱
    色差物質、とから成ること、を特徴とするカバー部材。
  30. 【請求項30】 前記導管は、少なくとも1を上回る数
    のセルを囲み、当該セルの周辺部の周りにおいては流体
    を透過する性質があること、を特徴とする請求項29に
    記載のカバー部材。
  31. 【請求項31】 セルは、前記導管によって境界が規定
    される周辺部に延びるシート部材で形成されること、を
    特徴とする請求項30に記載のカバー部材。
  32. 【請求項32】 熱色差素材は2以上のセルシート部材
    上に配置され、それぞれに対応する流体空間の温度を監
    視すること、を特徴とする請求項31に記載のカバー部
    材。
  33. 【請求項33】 前記導管は圧力を受けて供給される流
    体によって膨張させられ、前記シート部材を患者の身体
    の上に維持し、前記シート部材の下に流体用空間を形成
    すること、を特徴とする請求項32に記載のカバー部
    材。
  34. 【請求項34】 患者に流体を行き渡らせるカバー部材
    であり、 第1のフレキシブル部材と、前記第1のフレキシブル部
    材に接合されて流体を行き渡らせるための導管を形成す
    る第2のフレキシブル部材とを有し、一方のフレキシブ
    ル部材の一部には患者に向けて流体が放出できるよう穴
    が開けられている、というフレキシブル本体部材と、 前記カバー部材に動作可能に接続されて、流体の温度を
    視覚的に示すインジケータとして働く熱色差検知器、と
    から成ること、を特徴とするカバー部材。
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