JP2003093018A - きのこ子実体乾燥物等植物由来成分を利用する消化酵素阻害健康食品 - Google Patents

きのこ子実体乾燥物等植物由来成分を利用する消化酵素阻害健康食品

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JP2003093018A JP2001288017A JP2001288017A JP2003093018A JP 2003093018 A JP2003093018 A JP 2003093018A JP 2001288017 A JP2001288017 A JP 2001288017A JP 2001288017 A JP2001288017 A JP 2001288017A JP 2003093018 A JP2003093018 A JP 2003093018A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安全かつ有用な抗肥満、抗糖尿健康食品を提
供する。 【解決手段】 きのこ殊にマイタケ子実体乾燥物および
小麦由来のαアミラーゼインヒビターおよび/または米
胚芽由来のリパーゼインヒビターを主成分とし、セルロ
ース、エタノール、ラプリーワックス、精製水などを適
宜混合して得る。α−アミラ−ゼインヒビタ−活性、リ
パーゼインヒビター活性などの消化酵素阻害作用を有す
る健康食品を得ることができ、ダイエット健康食品や抗
糖尿健康食品として適する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、きのこ殊にマイタ
ケの子実体乾燥物および小麦由来のαアミラーゼインヒ
ビター、米胚芽由来のリパーゼインヒビターの混合物か
ら得られる消化酵素阻害剤、特にα−アミラ−ゼインヒ
ビタ−活性、リパーゼインヒビター活性を利用する健康
食品に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決すべき課題】
【0003】マイタケは、肥満や糖尿病などの生活習慣
病を防止または改善する物質(または成分)が含まれて
おり、今日ダイエット食品を始め、様々な商品が提案さ
れているが、それらのより確実な活性が認められる開発
が求められている。またマイタケは、食味の良さ、香
り、免疫機能強化、糖尿病予防、肥満予防などの健康食
品としての面で年々人気が高まってきており、現在年間
数万トンもの栽培量となっているが、健康食品素材とし
て加工されたもののさらなる開発も求められている。そ
もそも、マイタケが属するサルノコシカケ科やキコブタ
ケ科の担子菌類が示す強い免疫活性は、菌体に含まれる
多糖類、βーグルカン類の働きによるものと言われてい
る。
【0004】この発明の対象はマイタケであるが、これ
に限られず、例えば、シメジ、エノキタケ、シイタケ、
ナメコ、キクラゲ、ヒラタケ、マンネンタケ、ハツタ
ケ、マッシュル−ムなども挙げられ、これらの子実体乾
燥物が供される。
【0005】また、小麦粉にはα−アミラ−ゼ阻害作用
があることが認められていた(日本栄養・食料学会誌;
Vol.47 No.5 341〜348 1994
横田ら)が、その具体的利用あたっては便秘などの影
響が認められており、その改善が求められていた。一
方、マイタケにはセンイが含まれており便秘改善効果が
ある。
【0006】さらにまた、肥満は糖尿病などの生活習慣
病(成人病)との関連性が高く、その防止または解消の
必要性が指摘されている。現在、ダイエット食品を始
め、様々なダイエット法、肥満の糖尿病における薬物療
法(例えば、スルホニル尿素(SU)薬、ビグアナイド
(BG)薬、αーグルコシダーゼ阻害薬、インスリン抵
抗性改善薬、速効性インスリン分泌促進薬(ナテグリニ
ド)、グリメピリドなど)が提案されているが、これま
で必ずしも人体に安全なものばかりとはいえず、安全か
つ有効なダイエット食品のための有効成分の開発が求め
られている。
【0007】一般に、植物の消化酵素阻害剤は、病原微
生物や害虫から身を守る、由来の防御物質としての役割
や、その組織内に含まれる酵素活性の調整、保護物質な
どの機能を持っており、酵素の有るところにはその一方
でその阻害剤が存在するものとされている。
【0008】上記の肥満の防止の一つの手段として、そ
れらに至る生体内の反応に関与する酵素の活性を阻害す
る物質を用いることにより達成し得る。すなわち、肥満
は例えば澱粉のα−アミラ−ゼによる消化を発端とし、
ぶどう糖の生成、中性脂肪の蓄積、運動不足などによる
ものが多い。従って、これらの酵素の活性を阻害するα
−アミラ−ゼインヒビタ−を用いることにより、上記の
目的が達成できると考えられる。本発明においては、マ
イタケ子実体の有用性に加えて、さらに小麦粉の有する
有用性すなわち消化酵素の働きを抑えて、澱粉質などの
食物未消化のまま排泄させ、摂取カロリ−を制限、減量
させようとする、働きをも利用せんとするものである。
【0009】本発明における健康食品は、マイタケ子実
体並びに小麦由来のαアミラーゼインヒビターのそれぞ
れ有する有用作用が相乗的に効果する。すなわち、マイ
タケ子実体に含まれる食物繊維が便通を良くし、便の形
成に役立つものである。特に女性特有の便秘やガス排出
改善に効果的であり、またさらに抗高血圧、抗コレステ
ロ−ルなどの生活習慣病の改善に適するものである。こ
の点において、小麦のαアミラーゼインヒビターのみに
頼る場合には、でんぷんからぶどう糖が生成されるのが
抑制され、澱粉が残り、排便が悪くなる傾向がみられ
る。本発明者らは、上記成分の配合比において種々検討
工夫した結果、良好な作用効果が見られる消化酵素阻害
剤を知見したものである(後記試験例参照)。
【0010】またさらに、本発明においては、小麦由来
のαアミラーゼインヒビターの活性がマイタケ子実体乾
燥物により高まることを利用せんとするものであり、更
には上述のように米胚芽由来のリパーゼインヒビター活
性をも利用し、所期の目的を達成せんとするものであ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、きのこ子実体乾燥物および小麦
由来のαアミラーゼインヒビターおよび/または米胚芽
由来のリパーゼインヒビターの混合物からなることを特
徴とする。この発明においては、小麦成分が有するα−
アミラ−ゼインヒビタ−および/または米胚芽由来のリ
パーゼインヒビターから成る消化酵素阻害作用ならびに
きのこ子実体乾燥物の有用性を利用せんとするものであ
る。
【0012】また、請求項2の発明は、前記きのこはマ
イタケであることを特徴とする。この発明においては、
きのこの中でマイタケの有する有用性をさらに利用せん
とするものである。
【0013】また、請求項3の発明は、前記小麦由来の
αアミラーゼインヒビターは小麦を水抽出しその後カラ
ムクロマトグラフィなどにより半精製してなることを特
徴とする。この発明においては、小麦由来のαアミラー
ゼインヒビターの有する有用性をさらに利用したα−ア
ミラ−ゼインヒビタ−から成る消化酵素阻害作用を利用
せんとするものである。
【0014】また、請求項4の発明は、前記マイタケ子
実体乾燥物および半精製小麦αーアミラーゼインヒビタ
ー粉末および/または米胚芽由来のリパーゼインヒビタ
ーの混合比が、2:8〜8:2であることを特徴とす
る。この発明においては、マイタケ子実体乾燥物および
半精製小麦αーアミラーゼインヒビター粉末および/ま
たは米胚芽由来のリパーゼインヒビターの混合比を特定
し、これらが有する作用の相乗効果をさらに利用し、消
化酵素阻害作用を利用せんとするものである。
【0015】また、請求項5の発明は、マイタケ子実体
乾燥物、小麦由来のαアミラーゼインヒビター、米胚芽
由来のリパーゼインヒビター、セルロ−ス、エタノ−
ル、精製水、ラプリ−ワックスなどの内の1以上の成分
を含有することを特徴とする。この発明においては、そ
の含有成分をより特定することにより、マイタケ子実体
乾燥物が有する有用性および小麦由来のαアミラーゼイ
ンヒビターの有用性および/または米胚芽由来のリパー
ゼインヒビターの有用性から成る消化酵素阻害作用を利
用せんとするものである。
【0016】また、請求項6の発明は、前記請求項1〜
5に記載の消化酵素阻害剤を含有する抗肥満健康食品で
ある。この発明においては、マイタケ子実体乾燥物粉末
および小麦由来のαアミラーゼインヒビターの有する有
用性をさらに利用したα−アミラ−ゼインヒビタ−およ
び/または米胚芽由来のリパーゼインヒビターから成る
消化酵素阻害作用を利用せんとするものである。
【0017】また、請求項7の発明は、前記請求項1〜
5に記載の消化酵素阻害剤を含有する抗糖尿健康食品で
ある。この発明においては、マイタケ子実体乾燥物粉末
および小麦由来のαアミラーゼインヒビターの有する有
用性をさらに利用したα−アミラ−ゼインヒビタ−およ
び/または米胚芽由来のリパーゼインヒビターから成る
消化酵素阻害作用を利用せんとするものである。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明は、きのこの子実体を乾燥
したもので、食物繊維に富むものであり、これの典型例
としては、マイタケが挙げられる。
【0019】本発明の消化酵素阻害剤を得るには、マイ
タケの子実体をそのままで用いる。それを小片に刻み適
当に粉砕、乾燥する。従って、本発明の目的には、生の
マイタケの子実体の他、それらの乾燥品も使用できる。
また、乾燥効率を良くするため材料をあらかじめミキサ
−などを用いて粉砕しても良い。
【0020】上記のマイタケに含まれるMDフラクショ
ンやXフラクションには、コレステロ−ル合成の抑制、
コレステロ−ルの排泄促進、インスリンの正しい働き促
進・糖尿病の予防効果がみられる(後記試験例参照)。
【0021】小麦粉から抽出されるα−アミラ−ゼイン
ヒビタ−は、肥満に大きく関与する炭水化物の澱粉から
ぶどう糖が生成するのを抑制することが知られている。
この消化消化酵素阻害剤、すなわちα−アミラ−ゼイン
ヒビタ−は、ある生体内分子と選択的に結合し、生体内
分子の機能を変化させ、その結果細胞機能や生体反応を
変化させるものであり、α−アミラ−ゼインヒビタ−は
数ある酵素の中からα−アミラ−ゼだけを選択して結合
し、α−アミラ−ゼの機能を変化させ、α−アミラ−ゼ
によって澱粉がぶどう糖などに糖化し、エネルギ−源・
中性脂肪となっていく反応を抑制するものである。
【0022】本発明のマイタケから得られた乾燥粉末
を、小麦粉よりの半精製品に添加混合すると、そのα−
アミラ−ゼインヒビタ−活性によるダイエット食品が得
られ、また抗糖尿健康食品が得られる。なお、本発明に
よる消化酵素阻害作用は、αアミラーゼのみならず、リ
パーゼについてもその阻害作用が認められる。このリパ
ーゼインヒビターは、脂肪分解酵素リパーゼの活性を阻
害するものである。主成分コレステロールたる胆汁酸塩
は、脂肪を乳化し消化吸収促進のため過剰に分泌され、
この余った胆汁酸塩は再吸収されコレステロールとして
蓄えられる。これをマイタケなどのきのこ類の繊維によ
り、脂肪の吸収が減少されまたは吸収されなかった脂
肪、余った胆汁酸塩を繊維に吸着させて排泄させ、結果
的に抗肥満作用を満たすものである。
【0023】本発明に係る消化酵素阻害健康食品を得る
には、小麦粉より得られた半精製品に乳糖を加え、小麦
抽出αアミラーゼインヒビター成分を得る。これにマイ
タケ子実体を粉砕後、乾燥させたマイタケ粉末を添加混
合する。乳糖などの増量剤を加えるのは、マイタケとの
混合・配合を適切に行うためであり、増量剤がない場合
には、マイタケとの混合・配合が容易に行われない。こ
の増量は約20倍位が適切であり、また乳糖に限らず、
ソルビット、可溶性でんぷんなども使用できる。上記の
増量剤を加えた小麦由来のαアミラーゼインヒビターお
よび/またはリパーゼインヒビターとマイタケ子実体乾
燥物との混合比は、1対1が最も好ましいが、2:8〜
8:2まで好ましい作用効果が期待できる。
【0024】
【実施例】以下に本発明の実施例を挙げて説明する。実施例1 小麦粉1kgより前記横田らの方法により半精製品5g
を得た。さらにこれに乳糖95gを加え、小麦抽出αア
ミラーゼインヒビター成分100gを得た。また、マイ
タケ子実体1kgを粉砕後、乾燥させ乾燥マイタケ粉末
約100gを得た。
【0025】実施例2 ダイエット健康食品の調製 上記実施例1により得られた成分などを使用し、次の処
方でダイエット健康食品を得た。 マイタケ子実体乾燥粉末 30% 小麦由来のαアミラーゼインヒビター(α−アミラ−ゼ阻害粉末) (前記横田らの方法に準じて調整) 18.2% (「デオベシトゲン ST HALF CUT50」) 米胚芽由来リパーゼインヒビター 10% (「デフマットゲンフクCUT、株式会社ビオス社発売」) コンプレッセル101(セルロ−ス) 19.8% 95%エタノ−ル 14% 精製水 6% ラプリ−ワックス102H(植物油脂末) 2%
【0026】試験例1 小麦のα−アミラ−ゼインヒビ
タ−活性;米胚芽由来のリパーゼインヒビター活性:被
験ラットに小麦由来のα−アミラ−ゼインヒビタ−、米
胚芽由来のリパーゼインヒビターを混入した餌を毎日与
えた結果を示す。 (表1)小麦粉のα−アミラ−ゼインヒビタ−活性;米胚芽由来のリパーゼイ ンヒビター活性(体重の推移)単位g: 日数 1 2 3 4 5 6 前記成分混入なし 200 204 206 210 214 218 前記成分混入あり 200 195 198 202 205 212 日数 7 8 9 10 11 12 前記成分混入なし 220 223 225 230 235 240 前記成分混入あり 214 215 215 220 222 225
【0027】試験例2 小麦のα−アミラ−ゼインヒビ
タ−活性;米胚芽由来のリパーゼインヒビター活性:被
験者20名に上記実施例1により得られた健康食品を毎
日食して貰った結果を表1に示す(1ケ月経過後)。な
お、この試験は、ヘルシンキ宣言に則り行われた。 (表2)小麦粉のα−アミラ−ゼインヒビタ−活性;米胚芽由来のリパーゼイ ンヒビター活性:(体重の推移)単位kg: (イ)マイタケ成分と前記成分との混合比が1:2〜2:1の場合 開始時体重(kg) 終了時体重(kg) 減量率(%) 排便状況 被験者A 60.0 55.4 7.7 ++ B 56.0 55.5 0.9 + C 61.8 60.2 2.6 ++ D 52.0 51.0 1.9 ++ E 46.0 45.0 2.2 ++ F 74.0 72.5 2.0 ++ G 60.2 58.2 3.3 ++ H 53.0 52.0 1.9 ++ I 53.2 52.4 1.5 + J 83.0 77.0 7.2 ++ (ロ)マイタケ成分と前記成分との混合比が1:9又は9:1の場合 開始時体重(kg) 終了時体重(kg) 減量率(%) 排便状 況 被験者K 73.0 74.0 −1.4 − L 48.0 50.0 −4.2 − M 59.0 59.5 −0.8 + N 112.5 114.5 −1.8 − O 46.4 49.0 −5.6 − P 58.4 59.4 −1.7 − Q 62.2 64.2 −3.2 − R 51.0 52.5 −2.9 − S 61.6 61.8 −0.3 + T 46.0 46.2 −0.4 + (註)前記表中、++、+、−の記号は、各被験者の排便状況を示すもので、そ れぞれ「快便」「普通便通」「便秘」を示す。 前記試験の結果、マイタケ成分と小麦由来のαアミラー
ゼインヒビター及び米胚芽由来のリパーゼインヒビター
との混合比率が、2:8〜8:2(1:1が最も好まし
いものと思われる)の範囲内では、所期の作用効果が認
められたが、この混合比率の範囲外だと、作用効果が認
められないことが判明した。
【0028】試験例3 小麦由来のαアミラーゼインヒビター活性: 種々の糖分
解酵素に対する阻害活性を試験した。その結果を下記に
示す。
【0029】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、マイタ
ケ子実体乾燥物粉末の有用性および小麦由来のαアミラ
ーゼインヒビターに含まれるα−アミラ−ゼインヒビタ
−活性の利用により、α−アミラ−ゼの働きを抑制し、
また米胚芽由来のリパーゼインヒビター活性を利用する
ことにより、抗肥満作用が発揮され、広くダイエット食
品に利用することができ、また両者に含有される消化酵
素阻害剤の作用により、抗糖尿健康食品に利用すること
ができる効果がある。
【0030】なおまた、請求項1の発明によれば、きの
こ子実体乾燥物粉末および小麦由来のαアミラーゼイン
ヒビターおよび/または米胚芽由来のリパーゼインヒビ
ターの混合物からなることを特徴とするので、α−アミ
ラ−ゼインヒビタ−ならびにリパーゼインヒビターから
成る消化酵素阻害作用を有する健康食品得ることがで
き、上記の効果がある。
【0031】また、請求項2の発明によれば、前記きの
こはマイタケであることを特徴とするので、マイタケの
有する有用性をさらに利用し、小麦の有するα−アミラ
−ゼインヒビタ−から成る消化酵素阻害作用を有する健
康食品を得ることができ、上記の効果がある。
【0032】また、請求項3の発明によれば、前記小麦
抽出は、小麦を水抽出しその後カラムクロマトグラフィ
などにて半精製してなることを特徴とするので、小麦の
有するα−アミラ−ゼインヒビタ−から成る消化酵素阻
害作用を有する健康食品を得ることができ、上記の効果
がある。
【0033】また、請求項4の発明によれば、前記マイ
タケ子実体乾燥物および半精製小麦αーアミラーゼイン
ヒビター粉末および/または米胚芽由来のリパーゼイン
ヒビターの混合比が、2:8〜8:2であり、マイタケ
子実体乾燥物および半精製小麦αーアミラーゼインヒビ
ター粉末および/または米胚芽由来のリパーゼインヒビ
ターの混合比を特定したので、これらが有する作用の相
乗効果をさらに利用し得るので、マイタケの有する有用
性並びに小麦の有する有用性をさらに利用したα−アミ
ラ−ゼインヒビタ−および/または米胚芽由来のリパー
ゼインヒビターから成る消化酵素阻害作用を有する健康
食品を得ることができ、上記の効果がある。
【0034】また、請求項5の発明によれば、マイタケ
子実体乾燥物粉末、小麦由来のαアミラーゼインヒビタ
ー、米胚芽由来のリパーゼインヒビター、セルロ−ス、
エタノ−ル、精製水、ラプリ−ワックスなどの内の1以
上の成分を含有することを特徴とするので、その含有成
分をより特定することにより、マイタケ子実体乾燥物粉
末および小麦由来のαアミラーゼインヒビターおよび/
または米胚芽由来のリパーゼインヒビターの有する有用
性をさらに利用したα−アミラ−ゼインヒビタ−および
/または米胚芽由来のリパーゼインヒビターから成る消
化酵素阻害作用を有する健康食品を得ることができ、上
記の効果がある。
【0035】また、請求項6の発明によれば、前記請求
項1〜5に記載の消化酵素阻害剤を含有する抗肥満健康
食品であり、マイタケ子実体乾燥物粉末および小麦由来
のαアミラーゼインヒビターの有用性をさらに利用し、
および/または米胚芽由来のリパーゼインヒビターから
成る消化酵素阻害作用を有する抗肥満健康食品を得るこ
とができ、上記の効果がある。
【0036】また、請求項7の発明によれば、前記請求
項1〜5に記載の消化酵素阻害剤を含有する抗糖尿健康
食品であり、マイタケ子実体乾燥物粉末および小麦由来
のαアミラーゼインヒビターの有する有用性をさらに利
用したα−アミラ−ゼインヒビタ−および/または米胚
芽由来のリパーゼインヒビターから成る消化酵素阻害作
用を有する抗糖尿健康食品得ることができ、上記の効果
がある。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 きのこ子実体乾燥物および小麦由来のα
    アミラーゼインヒビターおよび/または米胚芽由来のリ
    パーゼインヒビターの混合物からなることを特徴とする
    消化酵素阻害健康食品。
  2. 【請求項2】 前記きのこはマイタケであることを特徴
    とする消化酵素阻害健康食品。
  3. 【請求項3】 前記小麦由来のαアミラーゼインヒビタ
    ーは小麦を水抽出しその後カラムクロマトグラフィなど
    により半精製してなることを特徴とする消化酵素阻害健
    康食品。
  4. 【請求項4】 前記マイタケ子実体乾燥物および半精製
    小麦αーアミラーゼインヒビター粉末および/または米
    胚芽由来のリパーゼインヒビターの混合比が、2:8〜
    8:2であることを特徴とする消化酵素阻害健康食品。
  5. 【請求項5】 マイタケ子実体粉末、小麦由来のαアミ
    ラーゼインヒビター、米胚芽由来リパーゼインヒビタ
    ー、セルロ−ス、エタノ−ル、精製水、ラプリ−ワック
    スなどの内の1以上の成分を含有することを特徴とする
    消化酵素阻害健康食品。
  6. 【請求項6】 前記請求項1〜5に記載の消化酵素阻害
    剤を含有する抗肥満健康食品。
  7. 【請求項7】 前記請求項1〜5に記載の消化酵素阻害
    剤を含有する抗糖尿健康食品。
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