JP2003092807A - 電気自動車用電源制御装置 - Google Patents

電気自動車用電源制御装置

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JP2003092807A
JP2003092807A JP2001282952A JP2001282952A JP2003092807A JP 2003092807 A JP2003092807 A JP 2003092807A JP 2001282952 A JP2001282952 A JP 2001282952A JP 2001282952 A JP2001282952 A JP 2001282952A JP 2003092807 A JP2003092807 A JP 2003092807A
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  • Dc-Dc Converters (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成でありながら、インバータ内のコ
ンデンサに対する充放電電流の最大値を増大させること
なく、その充放電時間を短縮する。 【解決手段】 プリチャージ回路12は、駆動用モータ
54へ電力を供給するインバータ56と駆動用電池52
との間に接続され、Lレベルのプリチャージ信号を入力
してからHレベルのプリチャージ信号を入力するまでの
間、インバータ56内のコンデンサ58を定電流で充電
する。ディスチャージ回路14は、コンデンサ58と駆
動用電池52との間に接続され、Lレベルのディスチャ
ージ信号を入力してからHレベルのディスチャージ信号
を入力するまでの間、コンデンサ58を定電流で放電す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、純電気自動車やハ
イブリッド電気自動車などの電気自動車に搭載され、駆
動用電池と大容量インバータとの接続又は開離の際に動
作する電気自動車用電源制御装置(以下、単に「電源制
御装置」という。)に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、従来の電源制御装置を示す回路
図である。以下、この図面に基づき説明する。
【0003】従来の電源制御装置48は、コントローラ
50、プリチャージ回路60、及びディスチャージ回路
62を備えたものである。また、電源制御装置48に
は、駆動用電池52とインバータ56とを接続又は開離
する正極側のコンタクタRY1と負極側のコンタクタR
Y2とが付設されている。コントローラ50には、これ
らのコンタクタRY1,RY2を開閉する機能も付加さ
れている。
【0004】コントローラ50は、Lレベルの車両起動
要求信号を入力するとプリチャージ信号をLレベルにし
て出力し、コンデンサ58の充電電圧が一定以上になっ
た場合にプリチャージ信号をHレベルにして出力すると
ともに、Hレベルの車両起動要求信号を入力するとディ
スチャージ信号をLレベルにして出力し、コンデンサ5
8の放電電圧が一定以下になった場合にディスチャージ
信号をHレベルにして出力する。
【0005】プリチャージ回路60は、駆動用モータ5
4へ電力を供給するインバータ56と駆動用電池52と
の間に接続され、Lレベルのプリチャージ信号を入力し
てからHレベルのプリチャージ信号を入力するまでの
間、インバータ56内のコンデンサ58を充電する。デ
ィスチャージ回路62は、インバータ56と駆動用電池
52との間に接続され、Lレベルのディスチャージ信号
を入力してからHレベルのディスチャージ信号を入力す
るまでの間、コンデンサ58を放電する。
【0006】プリチャージ回路60は、プリチャージリ
レーRY3とプリチャージ抵抗器R1との直列回路であ
る。ディスチャージ回路62は、ディスチャージリレー
RY4とディスチャージ抵抗器R2との直列回路であ
る。コンタクタRY1,RY2、プリチャージ回路60
及びディスチャージ回路62は、ジャンクションボック
ス64内に収められている。駆動用電池52の出力電圧
は240V、プリチャージ抵抗器R1及びディスチャー
ジ抵抗器R2の抵抗値はそれぞれ200Ωである。
【0007】次に、電源制御装置48の動作を説明す
る。
【0008】大容量のコンデンサ58は、負荷変動やノ
イズに対して、駆動用電池52の出力電圧を一定に保つ
働きをする。起動時に、コンタクタRY1,RY2をい
きなり閉にすると、コンデンサ58への突入電流によっ
てコンタクタRY1,RY2の接点が溶着するおそれが
ある。そこで、まずコンタクタRY2及びプリチャージ
リレーRY3を閉にしてコンデンサ58を徐々に充電
し、コンデンサ58が十分に充電された後にプリチャー
ジリレーRY3を開にし、同時にコンタクタRY1を閉
にする。
【0009】停止時にコンデンサ58を充電したままに
しておくことは、高電圧ゆえに好ましくない。そこで、
コンタクタRY1,RY2を開にし、ディスチャージリ
レーRY4を閉にしてコンデンサ58を徐々に放電し、
コンデンサ58が十分に放電された後に、ディスチャー
ジリレーRY4を開にする。
【0010】図7は、電源制御装置48における動作の
一例を示す波形図である。以下、図6及び図7に基づき
説明する。
【0011】図7では、電源制御装置48のプリチャー
ジ動作を示しており、上側の波形がコンデンサ58の充
電電圧、下側の波形がコンデンサ58の充電電流であ
る。駆動用電池52の出力電圧をVb、コンデンサ58
の充電電圧をVc、コンデンサ58の充電電流をIc、
コンデンサ58の静電容量をC、プリチャージ抵抗器R
1の抵抗値をr1、時間をtとすると、プリチャージ回
路60はR−C直列回路であるから、充電電圧Vc及び
充電電流Icはそれぞれ次式で与えられる。
【0012】 Vc=Vb[1−exp{−t/(C・r1)}] ・・・(1) Ic=(Vb/r1)[exp{−t/(C・r1)}] ・・・(2)
【0013】図7に示した例では、電池電圧を200V
としている。このときのプリチャージ時間は、約4.2
秒である。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
電源制御装置48では、運転者がキースイッチをオンに
してから走行可能になるまでに、コンデンサ58の充電
に5〜10秒を要していたので、迅速な発進ができない
という問題があった。その理由は、図7及び式(1),
(2)から明らかなように、充電電圧Vcは初期に大き
く上昇するものの徐々に上昇しなくなるから、すなわち
充電電流Icは初期に大きく流れるものの徐々に流れな
くなるからである。
【0015】コンデンサ58の充電時間を短くするに
は、プリチャージ抵抗器R1の抵抗値を下げればよい。
しかし、それでは、プリチャージリレーRY3を大容量
にしなければならない、突入電流が増大する等の新たな
問題が発生する。また、コンデンサ58の放電について
も、同様の問題があった。
【0016】
【発明の目的】そこで、本発明の目的は、簡単な構成で
ありながら、インバータ内のコンデンサに対する充放電
電流の最大値を増大させることなく、その充放電時間を
短縮できる、電源制御装置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の電源制御
装置は、コントローラ、プリチャージ回路等を備えてい
る。コントローラは、電源投入信号を入力するとプリチ
ャージ開始信号を出力し、所定の条件が成立した場合に
プリチャージ終了信号を出力する。プリチャージ回路
は、駆動用モータへ電力を供給するインバータと駆動用
電池との間に接続され、前記プリチャージ開始信号を入
力してから前記プリチャージ終了信号を入力するまでの
間、前記インバータ内のコンデンサを定電流で充電す
る。
【0018】コントローラは、電源投入信号を入力する
とプリチャージ開始信号を出力する。すると、プリチャ
ージ回路は、コンデンサを定電流で充電し始める。そし
て、コントローラは、例えばコンデンサの充電電圧が一
定値に達すると、プリチャージ終了信号を出力する。こ
れにより、プリチャージ回路は、コンデンサに対する充
電を終了する。プリチャージ回路は、定電流回路という
簡単な構成である。しかも、定電流ゆえに、コンデンサ
の充電電流の最大値を増大させることなく、その充電時
間を短縮できる。
【0019】請求項2記載の電源制御装置は、コントロ
ーラ、ディスチャージ回路等を備えている。コントロー
ラは、電源切断信号を入力するとディスチャージ開始信
号を出力し、所定の条件が成立した場合にディスチャー
ジ終了信号を出力する。ディスチャージ回路は、駆動用
モータへ電力を供給するインバータと駆動用電池との間
に接続され、前記ディスチャージ開始信号を入力してか
ら前記ディスチャージ終了信号を入力するまでの間、前
記インバータ内のコンデンサを定電流で放電する。
【0020】コントローラは、電源切断信号を入力する
とディスチャージ開始信号を出力する。すると、ディス
チャージ回路は、コンデンサを定電流で放電し始める。
そして、コントローラは、例えばコンデンサの放電電圧
が一定値に達すると、ディスチャージ終了信号を出力す
る。これにより、ディスチャージ回路は、コンデンサに
対する放電を終了する。ディスチャージ回路は、定電流
回路という簡単な構成である。しかも、定電流ゆえに、
コンデンサの放電電流の最大値を増大させることなく、
その放電時間を短縮できる。
【0021】請求項3記載の電源制御装置は、コントロ
ーラ、プリチャージ回路、ディスチャージ回路等を備え
ている。コントローラは、電源投入信号を入力するとプ
リチャージ開始信号を出力し、所定の条件が成立した場
合にプリチャージ終了信号を出力するとともに、電源切
断信号を入力するとディスチャージ開始信号を出力し、
所定の条件が成立した場合にディスチャージ終了信号を
出力する。プリチャージ回路は、駆動用モータへ電力を
供給するインバータと動用電池との間に接続され、前記
プリチャージ開始信号を入力してから前記プリチャージ
終了信号を入力するまでの間、前記インバータ内のコン
デンサを定電流で充電する。ディスチャージ回路は、前
記インバータと前記駆動用電池との間に接続され、前記
ディスチャージ開始信号を入力してから前記ディスチャ
ージ終了信号を入力するまでの間、前記コンデンサを定
電流で放電する。
【0022】プリチャージ回路及びディスチャージ回路
は、それぞれ前述した作用を奏するとともに、定電流回
路という簡単な構成でありながら定電流ゆえに、コンデ
ンサの充放電電流の最大値を増大させることなく、その
充放電時間を短縮できる。
【0023】請求項4記載の電源制御装置は、請求項3
記載の電源制御装置において、前記プリチャージ回路の
構成部品と前記ディスチャージ回路の構成部品とが同一
である。構成部品の共通化により、製造の容易化及び低
価格化が図れる。
【0024】請求項5記載の電源制御装置は、コントロ
ーラ、プリチャージ兼ディスチャージ回路、配線切り換
え部等を備えている。コントローラは、電源投入信号を
入力するとプリチャージ開始信号を出力し、所定の条件
が成立した場合にプリチャージ終了信号を出力するとと
もに、電源切断信号を入力するとディスチャージ開始信
号を出力し、所定の条件が成立した場合にディスチャー
ジ終了信号を出力する。プリチャージ兼ディスチャージ
回路は、駆動用モータへ電力を供給するインバータと駆
動用電池との間に接続され、前記プリチャージ開始信号
を入力してから前記プリチャージ終了信号を入力するま
での間、及び前記ディスチャージ開始信号を入力してか
ら前記ディスチャージ終了信号を入力するまでの間、定
電流回路として動作する。配線切り換え部は、前記プリ
チャージ開始信号を入力してから前記プリチャージ終了
信号を入力するまでの間、前記プリチャージ兼ディスチ
ャージ回路を前記コンデンサに直列に接続するととも
に、前記ディスチャージ開始信号を入力してから前記デ
ィスチャージ終了信号を入力するまでの間、前記プリチ
ャージ兼ディスチャージ回路を前記コンデンサに並列に
接続する。
【0025】コントローラは、電源投入信号を入力する
とプリチャージ開始信号を出力する。すると、プリチャ
ージ兼ディスチャージ回路が定電流回路として動作する
とともに、配線切り換え部がプリチャージ兼ディスチャ
ージ回路をコンデンサに直列に接続する。すなわち、プ
リチャージ回路兼ディスチャージ回路は、コンデンサを
定電流で充電し始める。そして、コントローラは、例え
ばコンデンサの充電電圧が一定値に達すると、プリチャ
ージ終了信号を出力する。これにより、プリチャージ回
路兼ディスチャージ回路は、コンデンサに対する充電を
終了する。一方、コントローラは、電源切断信号を入力
するとディスチャージ開始信号を出力する。すると、プ
リチャージ兼ディスチャージ回路が定電流回路として動
作するとともに、配線切り換え部がプリチャージ兼ディ
スチャージ回路をコンデンサに並列に接続する。すなわ
ち、プリチャージ回路兼ディスチャージ回路は、コンデ
ンサを定電流で放電し始める。そして、コントローラ
は、例えばコンデンサの放電電圧が一定値に達すると、
ディスチャージ終了信号を出力する。これにより、プリ
チャージ回路兼ディスチャージ回路は、コンデンサに対
する放電を終了する。このように、プリチャージ兼ディ
スチャージ回路は、一つの定電流回路でありながら、前
述したプリチャージ回路及びディスチャージ回路の両方
の作用を奏する。
【0026】請求項6記載の電源制御装置は、請求項1
又は3記載の電源制御装置において、前記プリチャージ
回路が、制御電圧が印加されると導通して前記定電流を
流す第一のトランジスタと、前記プリチャージ開始信号
を入力してから前記プリチャージ終了信号を入力するま
での間、導通して前記トランジスタに前記制御電圧を印
加するフォトカプラと、前記定電流値を前記制御電圧値
にネガティブ・フィードバックする第二のトランジスタ
と、これらに付随する抵抗器とを備えたものである。
【0027】請求項7記載の電源制御装置は、請求項2
又は3記載の電源制御装置において、前記ディスチャー
ジ回路が、制御電圧が印加されると導通して前記定電流
を流す第一のトランジスタと、前記ディスチャージ開始
信号を入力してから前記ディスチャージ終了信号を入力
するまでの間、導通して前記トランジスタに前記制御電
圧を印加するフォトカプラと、前記定電流値を前記制御
電圧値にネガティブ・フィードバックする第二のトラン
ジスタと、これらに付随する抵抗器とを備えたものであ
る。
【0028】請求項8記載の電源制御装置は、請求項4
記載の電源制御装置において、前記プリチャージ兼ディ
スチャージ回路は、制御電圧が印加されると導通して前
記定電流を流す第一のトランジスタと、前記プリチャー
ジ開始信号を入力してから前記プリチャージ終了信号を
入力するまでの間、及び前記ディスチャージ開始信号を
入力してから前記ディスチャージ終了信号を入力するま
での間、導通して前記トランジスタに前記制御電圧を印
加するフォトカプラと、前記定電流値を前記制御電圧値
にネガティブ・フィードバックする第二のトランジスタ
と、これらに付随する抵抗器とを備えたものである。
【0029】請求項6乃至8記載の電源制御装置は、プ
リチャージ回路、ディスチャージ回路、又はプリチャー
ジ回路兼ディスチャージ回路が、トランジスタ、フォト
カプラ、抵抗器等の一般的な部品で構成されている。し
たがって、製造の容易化及び低価格化が図れる。
【0030】請求項9記載の電源制御装置は、請求項
6、7又は8記載の電源制御装置において、前記第一の
トランジスタが一定以上の温度になると前記定電流を低
減させる機能を備えたものである。
【0031】低温時は、第一のトランジスタの性能一杯
の電流を流すことができるので、プリチャージ又はディ
スチャージを高速化できる。一方、高温時は、定電流を
減らすことにより、第一のトランジスタの発熱による損
傷を防止できる。
【0032】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る電源制御装
置の第一実施形態を示す回路図である。以下、この図面
に基づき説明する。
【0033】本実施形態の電源制御装置10は、コント
ローラ50、プリチャージ回路12、及びディスチャー
ジ回路14を備えたものである。また、電源制御装置1
0には、駆動用電池52とインバータ56とを接続又は
開離する正極側のコンタクタRY1と負極側のコンタク
タRY2とが付設されている。コントローラ50には、
これらのコンタクタRY1,RY2を開閉する機能も付
加されている。
【0034】コントローラ50は、Lレベルの車両起動
要求信号(電源投入信号)を入力するとプリチャージ信
号をLレベルにして出力し、所定の条件が成立した場合
にプリチャージ信号をHレベルにして出力するととも
に、Hレベルの車両起動要求信号(電源切断信号)を入
力するとディスチャージ信号をLレベルにして出力し、
所定の条件が成立した場合にディスチャージ信号をHレ
ベルにして出力する。また、コントローラ50は、例え
ばCPUを中心にROM、RAM、入出力インタフェー
ス等から構成されたマイクロコンピュータであり、多く
の機能がプログラムによって実現されている。
【0035】前述の「所定の条件が成立した場合」と
は、本実施形態ではコンデンサ58の両端電圧が一定値
に達した場合であるが、コンデンサ58の充放電電流が
一定値に達した場合、又は一定時間が経過した場合等と
してもよい。
【0036】プリチャージ回路12は、駆動用モータ5
4へ電力を供給するインバータ56と駆動用電池52と
の間に接続され、Lレベルのプリチャージ信号(プリチ
ャージ開始信号)を入力してからHレベルのプリチャー
ジ信号(プリチャージ終了信号)を入力するまでの間、
インバータ56内のコンデンサ58を定電流で充電す
る。ディスチャージ回路14は、コンデンサ58と駆動
用電池52との間に接続され、Lレベルのディスチャー
ジ信号(ディスチャージ開始信号)を入力してからHレ
ベルのディスチャージ信号(ディスチャージ終了信号)
を入力するまでの間、コンデンサ58を定電流で放電す
る。
【0037】次に、電源制御装置10の動作を説明す
る。
【0038】コントローラ50は、Lレベルの車両起動
要求信号を入力するとLレベルのプリチャージ信号を出
力する。すると、プリチャージ回路12は、コンデンサ
58を定電流で充電し始める。そして、コントローラ5
0は、コンデンサ58の充電電圧が一定値に達すると、
Hレベルのプリチャージ信号を出力する。これにより、
プリチャージ回路12は、コンデンサ58に対する充電
を終了する。
【0039】一方、コントローラ50は、Hレベルの車
両起動要求信号を入力するとLレベルのディスチャージ
信号を出力する。すると、ディスチャージ回路14は、
コンデンサ58を定電流で放電し始める。そして、コン
トローラ50は、コンデンサ58の放電電圧が一定値に
達すると、Hレベルのディスチャージ信号を出力する。
これにより、ディスチャージ回路14は、コンデンサ5
8に対する放電を終了する。
【0040】プリチャージ回路12及びディスチャージ
回路14は、それぞれ定電流回路という簡単な構成であ
りながら定電流ゆえに、コンデンサ58の充放電電流の
最大値を増大させることなく、その充放電時間を短縮で
きる。
【0041】図2は、プリチャージ回路12及びディス
チャージ回路14の一例を示す回路図である。以下、こ
の図面に基づき説明する。ただし、プリチャージ回路1
2の構成部品とディスチャージ回路14の構成部品と
で、同一のものには同一符号を付すことにする。
【0042】プリチャージ回路12は、ゲート電圧(制
御電圧)が印加されると導通して定電流を流すトランジ
スタ20と、Lレベルのプリチャージ信号を入力してか
らHレベルのプリチャージ信号を入力するまでの間、導
通してトランジスタ20にゲート電圧を印加するフォト
カプラ22と、定電流値をゲート電圧値にネガティブ・
フィードバックするトランジスタ24と、これらに付随
する抵抗器261〜267、可変抵抗器28及びツェナ
ー・ダイオード30とを備えている。
【0043】ディスチャージ回路14は、ゲート電圧
(制御電圧)が印加されると導通して定電流を流すトラ
ンジスタ20と、Lレベルのディスチャージ信号を入力
してからHレベルのディスチャージ信号を入力するまで
の間、導通してトランジスタ20にゲート電圧を印加す
るフォトカプラ22と、定電流値をゲート電圧値にネガ
ティブ・フィードバックするトランジスタ24と、これ
らに付随する抵抗器261〜267、可変抵抗器28及
びツェナー・ダイオード30とを備えている。
【0044】トランジスタ20は、Nチャネル型のMO
SFETである。フォトカプラ22は、LED221と
フォトMOSFET222とからなるフォトMOSリレ
ーである。トランジスタ24は、NPN型のバイポーラ
・トランジスタである。抵抗器261〜263は電流制
限用、抵抗器264は定電流設定用である。抵抗器26
5,266及び可変抵抗器28は、トランジスタ24の
ベース電圧調整用、すなわち定電流調整用である。抵抗
器267及びツェナー・ダイオード30は、トランジス
タ24の保護用である。ツェナー・ダイオード30の降
伏電圧は、例えば15Vである。
【0045】抵抗器264には、プリチャージ電流又は
ディスチャージ電流としての定電流が流れる。そして、
その電圧降下の一部が可変抵抗器28に印加される。抵
抗器264の抵抗値は、あまり大きいとプリチャージ時
間又はディスチャージ時間が長くなるので、1〜10Ω
程度が好ましい。
【0046】以上のように、プリチャージ回路12の構
成部品とディスチャージ回路14の構成部品とは、全く
同一である。そのため、構成部品の共通化により、製造
の容易化及び低価格化が図れられている。また、プリチ
ャージ回路12及びディスチャージ回路14は、低電圧
電源を必要とするコンパレータやオペアンプを備えてい
ないので電源ICが不要であるとともに、高電圧回路の
どこかのレベルにGNDを固定することも不要である。
【0047】次に、図1及び図2を用いて、電源制御装
置10の動作をもう一度説明する。
【0048】プリチャージ回路12の動作を説明する。
例えば、運転者が車両のイグニッションキーをオンにす
ると、車両起動要求信号が発生する。これにより、コン
トロ−ラ50は、車両を起動する制御を開始し、まずコ
ンタクタRY2をオンにする。続いて、コントロ−ラ5
0は、12V電源電圧をプリチャージ回路12及びディ
スチャージ回路14へ供給し、プリチャージ信号をオン
(ロー)にする。すると、フォトカプラ22がオンする
ことによりトランジスタ20がオンするので、プリチャ
ージ回路12の端子Vin1から端子Vout1へ定電
流が流れる。このようにして、コンデンサ58の充電が
始まる。
【0049】ここで、充電電流が多く流れ過ぎると、ト
ランジスタ24のベース電圧が上昇することにより、ト
ランジスタ24がオンとなる。すると、トランジスタ2
0のゲート電圧が低下することにより、トランジスタ2
0がオフとなるので、充電電流が流れなくなる。この充
電電流値は可変抵抗器28を調整することによって変え
られる。
【0050】一方、コントロ−ラ50は、コンデンサ5
8の電圧を検出しており、その電圧が十分に上がったと
判断したら、プリチャージ信号をオフ(ハイ)にする。
これにより、車両の起動が完了する。
【0051】ディスチャージ回路14の動作を説明す
る。例えば、運転者が車両のイグニッションキーをオフ
にすると、車両起動要求信号が発生しなくなる。これに
より、コントロ−ラ50は、車両を停止する制御を開始
し、まずコンタクタRY2,RY2をオフにする。続い
て、コントロ−ラ50は、ディスチャージ信号をオン
(ロー)にする。すると、フォトカプラ22がオンする
ことによりトランジスタ20がオンするので、ディスチ
ャージ回路14の端子Vin2から端子Vout2へ定
電流が流れる。このようにして、コンデンサ58の放電
が始まる。
【0052】ここで、放電電流が多く流れ過ぎると、ト
ランジスタ24のベース電圧が上昇することにより、ト
ランジスタ24がオンとなる。すると、トランジスタ2
0のゲート電圧が低下することにより、トランジスタ2
0がオフとなるので、放電電流が流れなくなる。この放
電電流値は可変抵抗器28を調整することによって変え
られる。
【0053】一方、コントロ−ラ50は、コンデンサ5
8の電圧を検出しており、その電圧が十分に下がったと
判断したら、ディスチャージ信号をオフ(ハイ)にし、
12V電源電圧の供給もやめる。これにより、車両の停
止が完了する。
【0054】図3は、電源制御装置10における動作の
一例を示す波形図である。以下、図1乃至図3に基づき
説明する。
【0055】図3[1]では、電源制御装置10のプリ
チャージ動作を示しており、上側の波形がコンデンサ5
8の充電電圧、下側の波形がコンデンサ58の充電電流
である。図3[2]では、電源制御装置10のディスチ
ャージ動作を示しており、上側の波形がコンデンサ58
の放電電圧、下側の波形がコンデンサ58の放電電流で
ある。
【0056】図3に示した例では、電池電圧を200V
としている。このときのプリチャージ時間及びディスチ
ャージ時間は、ともに約1.5秒である。
【0057】図4は、本発明に係る電源制御装置の第二
実施形態の主要部を示す回路図である。以下、この図面
に基づき説明する。ただし、図2と同じ部分は同じ符号
を付すことにより説明を省略する。
【0058】本実施形態の電源制御装置は、コントロー
ラ50(図1参照)、プリチャージ兼ディスチャージ回
路32、配線切り換え部34等を備えている。コントロ
ーラ50は、第一実施形態と同じ構成及び同じ動作であ
る。
【0059】プリチャージ兼ディスチャージ回路32
は、インバータ56(図1参照)と駆動用電池52(図
1参照)との間に接続され、Lレベルのプリチャージ信
号を入力してからHレベルのプリチャージ信号を入力す
るまでの間、及びLレベルのディスチャージ信号を入力
してからHレベルのディスチャージ信号を入力するまで
の間、定電流回路として動作する。フォトカプラ22
は、Lレベルのプリチャージ信号又はLレベルのディス
チャージ信号のどちらか一方を入力すると、導通する。
ダイオード361,362は逆流防止用である。
【0060】配線切り換え部34は、Lレベルのプリチ
ャージ信号を入力してからHレベルのプリチャージ信号
を入力するまでの間、プリチャージ兼ディスチャージ回
路32をコンデンサ58に直列に接続するとともに、L
レベルのディスチャージ信号を入力してからHレベルの
ディスチャージ信号を入力するまでの間、プリチャージ
兼ディスチャージ回路32をコンデンサ58に並列に接
続する。
【0061】具体的に言えば、配線切り換え部34は、
Lレベルのディスチャージ信号で励磁されるコイル38
と、b接点である接点40b,42bと、a接点である
接点40a,42aとを備えた電磁リレーである。接点
40a,40b,42a,42bは、コイル38に付勢
されて連動して開閉するものであり、定電流以上は流れ
ないので小容量のものでよい。接点40a,40bはプ
リチャージ兼ディスチャージ回路32の正極側切り換え
用であり、接点42a,42bはプリチャージ兼ディス
チャージ回路32の負極側切り換え用である。もちろ
ん、この構成は一例に過ぎないので、半導体スイッチ等
を用いてもよい。
【0062】次に、本実施形態の電源制御装置の動作を
説明する。
【0063】コントローラ50(図1参照)は、Lレベ
ルの車両起動要求信号を入力するとLレベルのプリチャ
ージ信号を出力する。すると、プリチャージ兼ディスチ
ャージ回路32が定電流回路として動作するとともに、
配線切り換え部34がプリチャージ兼ディスチャージ回
路32をコンデンサ58に直列に接続する。すなわち、
プリチャージ回路兼ディスチャージ回路32は、コンデ
ンサ58を定電流で充電し始める。そして、コントロー
ラ50は、例えばコンデンサ58の充電電圧が一定値に
達すると、Hレベルのプリチャージ信号を出力する。こ
れにより、プリチャージ回路兼ディスチャージ回路32
は、コンデンサ58に対する充電を終了する。
【0064】一方、コントローラ50は、Hレベルの車
両起動要求信号を入力するとLレベルのディスチャージ
信号を出力する。すると、プリチャージ兼ディスチャー
ジ回路32が定電流回路として動作するとともに、配線
切り換え部34がプリチャージ兼ディスチャージ回路3
2をコンデンサ58に並列に接続する。すなわち、プリ
チャージ回路兼ディスチャージ回路32は、コンデンサ
58を定電流で放電し始める。そして、コントローラ5
0は、例えばコンデンサ58の放電電圧が一定値に達す
ると、Hレベルのディスチャージ信号を出力する。これ
により、プリチャージ回路兼ディスチャージ回路32
は、コンデンサに対する放電を終了する。
【0065】このように、プリチャージ兼ディスチャー
ジ回路32は、一つの定電流回路でありながら、図2に
示したプリチャージ回路12及びディスチャージ回路1
4の両方の作用を奏する。本実施形態では、第一実施形
態におけるディスチャージ回路14分が不要になるのに
対して、配線切り換え部34及びダイオード361,3
62が必要になる。したがって、部品点数で見ると、本
実施形態は、第一実施形態に比べて、簡略化されている
ことがわかる。
【0066】本発明に係る電源制御装置の第三実施形態
の主要部を示す回路図である。以下、この図面に基づき
説明する。ただし、図2と同じ部分は同じ符号を付すこ
とにより説明を省略する。
【0067】本実施形態の電源制御装置は、トランジス
タ20が一定以上の温度になると定電流を低減させる機
能を備えたものである。すなわち、本実施形態では、プ
リチャージ回路12’において、可変抵抗器28及び抵
抗器266の接続点と端子Vout1との間に、サーマ
ルスイッチ44及び抵抗器46からなる直列回路が挿入
されている。サーマルスイッチ44は、トランジスタ2
0のヒートシンク(図示せず)に取り付けられ、トラン
ジスタ20が一定温度以下(低温時)で閉、トランジス
タ20が一定温度以上(高温時)で開となる。
【0068】電流が抵抗器264に流れると、抵抗器2
64のプラス側に電圧が発生する。低温時は、抵抗器4
6,266及び可変抵抗器28によってトランジスタ2
4のベース電圧が決まり、定電流が端子Vin1から端
子Vout1へ流れる。
【0069】一方、高温時は、サーマルスイッチ44が
開となって抵抗器46が切り離される。その結果、抵抗
器264のプラス側に発生する電圧が低温時よりも低い
うちに、トランジスタ24のベース電圧が高くなってト
ランジスタ24がオンになる。したがって、高温時はプ
リチャージ電流が少なくなるので、トランジスタ20の
過熱保護が図られる。
【0070】この過熱保護が働いてもプリチャージは実
行されるので、車両を起動できる。ただし、プリチャー
ジ電流が低減すると、それだけプリチャージ時間が長く
なる。しかし、このような過熱保護が働くのは、車両の
起動を短時間に繰り返し行うという通常あり得ない操作
をした場合に限られるので、起動を短時間で終了すると
いう本来の目的は達成される。
【0071】本実施形態によれば、低温時にトランジス
タ20の性能一杯の電流を流すことができるので、プリ
チャージを高速化できる。一方、高温時は、定電流を減
らすことにより、トランジスタ20の発熱による損傷を
防止できる。なお、本実施形態は、図2のディスチャー
ジ回路14や図4のプリチャージ兼ディスチャージ回路
32にも適用できる。
【0072】なお、本発明は、言うまでもなく、上記第
一乃至第三実施形態に限定されるものではない。例え
ば、定電流を大きくする場合は、複数のトランジスタ2
0を並列接続すればよい。また、本発明の名称は「電気
自動車用…」としたが、電気自動車に限らず、大容量の
電源及び負荷を備えたシステムに好適に用いることがで
きる。
【0073】
【発明の効果】請求項1記載の電源制御装置によれば、
インバータ内のコンデンサをプリチャージ回路が定電流
で充電することにより、定電流回路という簡単な構成で
ありながら定電流ゆえに、充電電流の最大値を増大させ
ることなく、その充電時間を短縮できる。
【0074】請求項2記載の電源制御装置によれば、イ
ンバータ内のコンデンサをディスチャージ回路が定電流
で放電することにより、定電流回路という簡単な構成で
ありながら定電流ゆえに、放電電流の最大値を増大させ
ることなく、その放電時間を短縮できる。
【0075】請求項3記載の電源制御装置によれば、イ
ンバータ内のコンデンサをプリチャージ回路が定電流で
充電するとともにディスチャージ回路が定電流で放電す
ることにより、定電流回路という簡単な構成でありなが
ら定電流ゆえに、充放電電流の最大値を増大させること
なく、その充放電時間を短縮できる。
【0076】請求項4記載の電源制御装置によれば、請
求項3記載の電源制御装置において、プリチャージ回路
とディスチャージ回路との構成部品を共通化したことに
より、製造の容易化及び低価格化を図ることができる。
【0077】請求項5記載の電源制御装置によれば、イ
ンバータ内のコンデンサをプリチャージ回路兼ディスチ
ャージ回路が定電流で充放電することにより、一つの定
電流回路という簡単な構成でありながら定電流ゆえに、
充放電電流の最大値を増大させることなく、その充放電
時間を短縮できる。しかも、定電流回路が一つでよいの
で、構成を簡略化できる。
【0078】請求項6乃至8記載の電源制御装置によれ
ば、プリチャージ回路、ディスチャージ回路、又はプリ
チャージ回路兼ディスチャージ回路を、トランジスタ、
フォトカプラ、抵抗器等の一般的な部品で構成したこと
により、製造の容易化及び低価格化を図ることができ
る。しかも、低電圧駆動部品を使用していないので、低
電圧電源が不要、高電圧に強い、GNDレベルを規定し
なくてよい等の利点を有する。
【0079】請求項9記載の電源制御装置によれば、第
一のトランジスタが一定以上の温度になると定電流を低
減させる機能を備えたことにより、低温時において第一
のトランジスタの性能一杯の電流を流すことができるの
で、プリチャージ又はディスチャージを高速化できる。
一方、高温時は、定電流を減らすことにより、第一のト
ランジスタの発熱による損傷を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電源制御装置の第一実施形態を示
す回路図である。
【図2】第一実施形態におけるプリチャージ回路及びデ
ィスチャージ回路の一例を示す回路図である。
【図3】第一実施形態の電源制御装置における動作の一
例を示す波形図であり、図3[1]はプリチャージ動
作、図3[2]はディスチャージ動作である。
【図4】本発明に係る電源制御装置の第二実施形態の主
要部を示す回路図である。
【図5】本発明に係る電源制御装置の第三実施形態の主
要部を示す回路図である。
【図6】従来の電源制御装置を示す回路図である。
【図7】従来の電源制御装置の動作を示す波形図であ
る。
【符号の説明】
10 電源制御装置 12,12’ プリチャージ回路 14 ディスチャージ回路 50 コントローラ 52 駆動用電池 56 インバータ 58 コンデンサ 32 プリチャージ兼ディスチャージ回路 34 配線切り換え部 20 トランジスタ(第一のトランジスタ) 22 フォトカプラ 24 トランジスタ(第二のトランジスタ)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源投入信号を入力するとプリチャージ
    開始信号を出力し、所定の条件が成立した場合にプリチ
    ャージ終了信号を出力するコントローラと、 駆動用モータへ電力を供給するインバータと駆動用電池
    との間に接続され、前記プリチャージ開始信号を入力し
    てから前記プリチャージ終了信号を入力するまでの間、
    前記インバータ内のコンデンサを定電流で充電するプリ
    チャージ回路と、 を備えた電気自動車用電源制御装置。
  2. 【請求項2】 電源切断信号を入力するとディスチャー
    ジ開始信号を出力し、所定の条件が成立した場合にディ
    スチャージ終了信号を出力するコントローラと、 駆動用モータへ電力を供給するインバータと駆動用電池
    との間に接続され、前記ディスチャージ開始信号を入力
    してから前記ディスチャージ終了信号を入力するまでの
    間、前記インバータ内のコンデンサを定電流で放電する
    ディスチャージ回路と、 を備えた電気自動車用電源制御装置。
  3. 【請求項3】 電源投入信号を入力するとプリチャージ
    開始信号を出力し、所定の条件が成立した場合にプリチ
    ャージ終了信号を出力するとともに、電源切断信号を入
    力するとディスチャージ開始信号を出力し、所定の条件
    が成立した場合にディスチャージ終了信号を出力するコ
    ントローラと、駆動用モータへ電力を供給するインバー
    タと駆動用電池との間に接続され、前記プリチャージ開
    始信号を入力してから前記プリチャージ終了信号を入力
    するまでの間、前記インバータ内のコンデンサを定電流
    で充電するプリチャージ回路と、 前記インバータと前記駆動用電池との間に接続され、前
    記ディスチャージ開始信号を入力してから前記ディスチ
    ャージ終了信号を入力するまでの間、前記コンデンサを
    定電流で放電するディスチャージ回路と、 を備えた電気自動車用電源制御装置。
  4. 【請求項4】 前記プリチャージ回路の構成部品と前記
    ディスチャージ回路の構成部品とが同一である、 請求項3記載の電気自動車用電源制御装置。
  5. 【請求項5】 電源投入信号を入力するとプリチャージ
    開始信号を出力し、所定の条件が成立した場合にプリチ
    ャージ終了信号を出力するとともに、電源切断信号を入
    力するとディスチャージ開始信号を出力し、所定の条件
    が成立した場合にディスチャージ終了信号を出力するコ
    ントローラと、 駆動用モータへ電力を供給するインバータと駆動用電池
    との間に接続され、前記プリチャージ開始信号を入力し
    てから前記プリチャージ終了信号を入力するまでの間、
    及び前記ディスチャージ開始信号を入力してから前記デ
    ィスチャージ終了信号を入力するまでの間、定電流回路
    として動作するプリチャージ兼ディスチャージ回路と、 前記プリチャージ開始信号を入力してから前記プリチャ
    ージ終了信号を入力するまでの間、前記プリチャージ兼
    ディスチャージ回路を前記コンデンサに直列に接続する
    とともに、前記ディスチャージ開始信号を入力してから
    前記ディスチャージ終了信号を入力するまでの間、前記
    プリチャージ兼ディスチャージ回路を前記コンデンサに
    並列に接続する配線切り換え部と、 を備えた電気自動車用電源制御装置。
  6. 【請求項6】 前記プリチャージ回路は、 制御電圧が印加されると導通して前記定電流を流す第一
    のトランジスタと、 前記プリチャージ開始信号を入力してから前記プリチャ
    ージ終了信号を入力するまでの間、導通して前記トラン
    ジスタに前記制御電圧を印加するフォトカプラと、 前記定電流値を前記制御電圧値にネガティブ・フィード
    バックする第二のトランジスタと、 これらに付随する抵抗器とを備えた、 請求項1又は3記載の電気自動車用電源制御装置。
  7. 【請求項7】 前記ディスチャージ回路は、 制御電圧が印加されると導通して前記定電流を流す第一
    のトランジスタと、 前記ディスチャージ開始信号を入力してから前記ディス
    チャージ終了信号を入力するまでの間、導通して前記ト
    ランジスタに前記制御電圧を印加するフォトカプラと、 前記定電流値を前記制御電圧値にネガティブ・フィード
    バックする第二のトランジスタと、 これらに付随する抵抗器とを備えた、 請求項2又は3記載の電気自動車用電源制御装置。
  8. 【請求項8】 前記プリチャージ兼ディスチャージ回路
    は、 制御電圧が印加されると導通して前記定電流を流す第一
    のトランジスタと、 前記プリチャージ開始信号を入力してから前記プリチャ
    ージ終了信号を入力するまでの間、及び前記ディスチャ
    ージ開始信号を入力してから前記ディスチャージ終了信
    号を入力するまでの間、導通して前記トランジスタに前
    記制御電圧を印加するフォトカプラと、 前記定電流値を前記制御電圧値にネガティブ・フィード
    バックする第二のトランジスタと、 これらに付随する抵抗器とを備えた、 請求項4記載の電気自動車用電源制御装置。
  9. 【請求項9】 前記第一のトランジスタが一定以上の温
    度になると前記定電流を低減させる機能を備えた、 請求項6、7又は8記載の電気自動車用電源制御装置。
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