JP2000209776A - 直流安定化電源 - Google Patents

直流安定化電源

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JP2000209776A JP11007027A JP702799A JP2000209776A JP 2000209776 A JP2000209776 A JP 2000209776A JP 11007027 A JP11007027 A JP 11007027A JP 702799 A JP702799 A JP 702799A JP 2000209776 A JP2000209776 A JP 2000209776A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 負荷がスタンバイモードの間における、直流
安定化電源の消費電力を削減する。 【解決手段】 直流安定化電源1において、電流検出回
路14は、負荷電流ILに基づいて、負荷Lがスタンバ
イモードか否かを判定し、ON/OFF回路13は、指
示回路16を介して、電流検出回路14の出力を受け取
り、スタンバイモードの間、出力素子11の制御回路1
2への電力供給を停止する。ここで、制御回路12は、
負荷電流IL の変動などを打ち消すように、出力素子1
1を制御するために、高精度で高速な回路によって実現
されており、消費電力が大きい。上記構成では、負荷L
がスタンバイモードの間、消費電力の大きな制御回路1
2を停止させるのでスタンバイモード時の消費電力が少
ない直流安定化電源1を実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、低消費電流動作が
可能な直流安定化電源に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、入力や負荷の変動、あるい
は、周囲環境の変化に拘わらず、負荷へ安定した電圧を
供給するために、直流安定化電源が広く使用されてい
る。また、近年では、使用者の要求に柔軟に応えること
ができるように、コンピュータなどのデジタル回路を備
えた機器が広範に普及しており、これらの機器では、直
流安定化電源が不可欠になっている。
【0003】上記直流安定化電源は、出力を制御する出
力素子が断続するか否かによって、スイッチング型の直
流安定化電源と、リニア型(ドロッパ型)の直流安定化
電源とに大別される。例えば、図6に示すドロッパ型の
直流安定化電源101aは、入出力端子IN・OUT間
に配された出力トランジスタ111aを一種の可変抵抗
として用いるものであって、制御回路112aは、出力
電圧VOUT を抵抗R101・R102で分圧して生成さ
れた帰還電圧VADJ に基づいて、出力電圧VOUT が一定
となるように、出力トランジスタ111aが出力する電
流量を調整する。これにより、入力電圧VINや負荷Lが
変動したり、周囲環境が変化しても、直流安定化電源1
01aは、負荷Lへ供給する出力電圧VOUT を一定の値
T に保つことができる。
【0004】上記構成の直流安定化電源101aは、入
力電圧VINをドロッパさせて出力電圧VOUT を安定化さ
せているため、ドロップ分が熱として放出される。この
結果、入出力間電圧差が大きいときには、余り効率が良
好とは言えないが、設計が容易であり、発生するノイズ
が少ない。したがって、用途が限定されにくいという利
点を有している。
【0005】一方、図7に示すスイッチング型の直流安
定化電源101bは、入力端子INを介して外部電源E
から供給された電力を、出力素子111bによって断続
した後、コイルL101、ダイオードD101および出
力コンデンサC101などで平滑化して負荷Lへ供給し
てしており、制御回路112bは、出力電圧VOUT が一
定となるように、出力素子111bの導通期間と遮断期
間との割合を制御している。
【0006】上記構成の直流安定化電源101bは、リ
ニア型の直流安定化電源101aに比べて、設計が難し
く、発生するノイズが多いものの、入出力間電圧差が大
きい場合であっても、変換効率を高い値に保つことがで
き、より寸法を小さくできる。この結果、高効率で小型
な直流安定化電源を実現しやすい。
【0007】ここで、上記直流安定化電源101a・1
01bの負荷Lとしては、例えば、テレビや携帯電話な
ど、様々な機器が使用されるが、これらの機器の多くで
は、使用者の利便性を向上するために、リモートコント
ローラによる遠隔操作や、時刻表示や時刻に応じた処理
などが可能になっている。当該機器では、本来の機能
(映像の表示や通話など)を使用していない待機中であ
っても、リモートコントローラの受信回路やタイマなど
を常時動作させておく必要がある。一方、待機中、本来
の機能を実現するための回路は、消費電力を削減するた
めに、動作を停止することが望まれる。したがって、多
くの機器は、待機状態になった場合にスタンバイモード
へ移行する機能を備え、例えば、待機状態の間、不要な
回路への電力供給を遮断するなどして、消費電流を抑え
ている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成の直流安定化電源では、負荷が待機状態にあり、消費
電流が通常時に比べて極めて少ない場合であっても、直
流安定化電源自体が消費する電流を充分に削減できず、
直流安定化電源を有する装置全体の消費電力削減が難し
いという問題を生ずる。
【0009】具体的には、図6に示す直流安定化電源1
01aでは、負荷Lの変動などに起因する出力電圧V
OUT の変動を抑制するために、制御回路112aの誤差
増幅器123は、高精度かつ高速に、基準電圧VREF
帰還電圧VADJ とを比較する必要がある。また、ドライ
ブ用トランジスタ124や出力トランジスタ111aな
ども、誤差増幅器123の出力に応えるために、比較的
高速に動作しなければならない。さらに、制御回路11
2aには、過電流保護回路125、トランジスタ12
6、過熱保護回路127およびトランジスタ128な
ど、過電流や過熱を防止するための回路、あるいは、定
電圧回路121や基準電圧回路122など、所定の電圧
を生成する回路なども設けられており、これらの回路で
も、電力が消費される。これらの結果、待機中の負荷L
の消費電力を削減しただけでは、直流安定化電源101
a自体の電力消費によって、全体の消費電力を充分に削
減できない。
【0010】同様に、図7に示す直流安定化電源101
bでは、制御回路112bの誤差増幅器133は、高精
度かつ高速に基準電圧VREF と帰還電圧VADJ とを比較
する必要がある。さらに、スイッチング型の場合、変換
効率を向上させ、かつ、直流安定化電源101bを小型
化するために、スイッチング周波数を上昇させる必要が
あるので、発振器134の周波数も比較的高く設定され
る。したがって、スイッチング型の場合、PWMコンパ
レータ135、NAND回路136および出力素子11
1bは、リニア型の場合よりも、さらに高速に動作する
必要がある。また、リニア型の場合と同様、過電流保護
回路137・過熱保護回路138、OR回路139、フ
リップフロップ140など、過電流や過熱から保護する
ための回路と、定電圧回路121や基準電圧回路122
など、所定の電圧を生成する回路とにおいても電力が消
費される。したがって、スイッチング型の場合であって
も、直流安定化電源101b自体の電力消費により、全
体の消費電力を充分に削減できない。
【0011】本発明は、上記の問題点に鑑みてなされた
ものであり、その目的は、負荷が待機状態の間、自らの
消費電力を充分に削減可能な直流安定化電源を提供する
ことにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る直
流安定化電源は、上記課題を解決するために、負荷へ供
給する電力を制御する電力制御素子と、上記負荷への出
力電圧が安定するように、当該電力制御素子を制御する
制御回路とを有する直流安定化電源において、以下の手
段を講じたことを特徴としている。
【0013】すなわち、上記電力制御素子は、入出力端
子間に設けられており、上記負荷の状態を監視して、通
常よりも消費電力の少ない待機状態であるか否かを判定
する待機状態検出手段と、上記負荷が待機状態の間、上
記制御回路への電力供給を停止して、上記電力制御素子
を遮断させる電力供給停止手段とを備えている。
【0014】上記構成において、例えば、負荷への電流
や負荷からの信号などに基づいて、待機状態検出手段
が、負荷の待機状態への移行を検出すると、電力供給停
止手段は、制御回路への電力供給を停止して、電力制御
素子を遮断させる。一方、負荷が待機状態から復帰する
と、待機状態検出手段は、電力供給停止手段へ制御回路
への電力供給再開を指示して、制御回路は、電力制御素
子の制御を開始する。
【0015】ここで、制御回路は、負荷が通常に動作し
ている場合のように、出力電流が急激に変化した場合で
も、常に安定した出力電圧を供給できるように、高精度
かつ高速な回路で構成されており、待機状態検出手段に
比べれば、比較的多くの電力を消費する。一方、待機状
態検出手段は、負荷の消費電流が少なく、出力電圧が余
り変化しない待機状態において、負荷が待機状態から復
帰したか否かを検出できればよいので、制御回路に比べ
て消費電力の少ない回路で実現できる。この結果、負荷
が待機状態の場合において、直流安定化電源の消費電力
を大幅に低減できる。
【0016】また、負荷が待機状態の間、入出力端子間
が遮断されるので、制御回路が停止していても、出力電
圧は、入力電圧によって変動せず、略一定に保たれる。
これにより、負荷が待機状態を維持できると共に、復帰
時の遅延時間を短縮できる。さらに、電力制御素子によ
り、入出力端子間が遮断されるので、入出力端子間に遮
断用の部材を特に設ける必要がない。この結果、部材の
数を削減できると共に、負荷が通常に動作している間
に、遮断用の部材による電力損失が発生せず、直流安定
化電源の消費電力を削減できる。
【0017】一方、請求項2の発明に係る直流安定化電
源は、上記課題を解決するために、負荷へ供給する電力
を制御する電力制御素子と、上記負荷への出力電圧が安
定するように、当該電力制御素子を制御する制御回路と
を有する直流安定化電源において、以下の手段を講じた
ことを特徴としている。
【0018】すなわち、上記負荷の状態を監視して、通
常よりも消費電力の少ない待機状態であるか否かを判定
する待機状態検出手段と、上記負荷が待機状態の間、入
出力端子間を遮断すると共に、上記制御回路への電力供
給を停止する電力供給停止手段と、上記負荷が待機状態
の場合に出力電圧を監視して、当該出力電圧が予め定め
られたしきい値を下回った場合、上記制御回路への電力
供給を一時的に再開させる電圧監視手段とを備えてい
る。
【0019】上記構成では、負荷が待機状態の場合、制
御回路が動作を停止し、制御回路よりも消費電力の少な
い待機状態検出手段および電圧監視手段とが動作するの
で、直流安定化電源の消費電力を大幅に低減できる。ま
た、出力電圧がしきい値を下回ると、上記制御回路への
電力供給が一時的に再開され、出力電圧をしきい値以上
に引き上げるので、待機状態の期間が長くなっても、直
流安定化電源は、出力電圧をしきい値以上に保ち続ける
ことができる。
【0020】さらに、請求項3の発明に係る直流安定化
電源は、請求項2記載の発明の構成において、上記電力
制御素子は、入出力端子間に設けられており、上記電力
供給停止手段は、上記制御回路への電力供給を停止する
ことによって、上記電力制御素子に入出力端子間を遮断
させることを特徴としている。
【0021】上記構成によれば、電力制御素子により入
出力端子間が遮断されるので、請求項2の効果に加え
て、請求項1と同様、遮断用の部材を設ける場合に比べ
て、部材の数を削減できると共に、負荷が通常に動作し
ている間の消費電力を削減できる。
【0022】また、請求項4の発明に係る直流安定化電
源は、請求項1、2または3記載の発明の構成におい
て、上記出力電圧を分圧して帰還電圧を生成する分圧手
段を備え、上記制御回路は、上記帰還電圧に基づいて、
上記電力制御素子が負荷へ供給する電力を制御すると共
に、上記制御回路への電力供給が停止している場合に、
上記分圧手段と上記負荷とを切り離す遮断手段が設けら
れていることを特徴としている。
【0023】上記構成では、負荷が待機状態の場合、分
圧手段と負荷とが遮断されるので、分圧手段を流れる電
流に起因する出力電圧の低下を防止できる。また、制御
回路へ電力が供給されている間は、分圧手段が接続され
るので、制御回路は、何ら支障なく、電力制御素子を制
御できる。
【0024】なお、制御回路は、出力電圧自体ではな
く、出力電圧に連動して動作する帰還電圧に基づいて、
負荷へ供給する電力を制御しているので、帰還電圧と比
較する基準電圧が一定であっても、分圧比を異なる値に
設定することによって、出力電圧を互いに異なる値に保
つことができる。この結果、互いに異なる出力電圧を供
給する場合であっても、同一種類の制御回路を使用で
き、制御回路の汎用性を向上できる。
【0025】さらに、請求項5の発明に係る直流安定化
電源は、請求項1、2、3または4記載の発明の構成に
おいて、上記待機状態検出手段は、上記直流安定化電源
の出力から供給された電力によって動作することを特徴
としている。
【0026】上記構成によれば、待機状態検出手段は、
直流安定化電源の出力から供給された電力で動作するの
で、制御回路を停止させている間、待機状態検出手段が
負荷の復帰を検出するための電源が不要になる。なお、
待機状態の負荷および上記待機状態検出手段の消費電力
が極めて少ないので、出力から電力を供給しても、何ら
支障なく、出力電圧を略一定に維持できる。これによ
り、別に電源を用意する場合に比べて、直流安定化電源
の回路構成を簡略化できると共に、当該電源で消費する
電力の分だけ、直流安定化電源の消費電力を削減でき
る。
【0027】また、請求項6の発明に係る直流安定化電
源は、請求項1、2、3、4または5記載の発明の構成
において、上記制御回路は、上記電力制御素子が負荷へ
供給する電流量を制御することを特徴としている。
【0028】上記構成によれば、直流安定化電源がリニ
ア型の直流安定化電源として動作するので、スイッチン
グ型に比べて、設計が容易で、ノイズの発生量が少ない
直流安定化電源を実現できる。
【0029】一方、請求項7の発明に係る直流安定化電
源は、請求項1、2、3、4または5記載の直流安定化
電源において、上記制御回路は、上記電力制御素子をス
イッチングして、負荷へ供給する電力を制御することを
特徴としている。
【0030】上記構成によれば、直流安定化電源がスイ
ッチング型の直流安定化電源として動作するので、入力
電圧と出力電圧との差が大きい場合であっても、小型か
つ高効率の直流安定化電源を実現できる。
【0031】
【発明の実施の形態】〔第1の実施形態〕本発明の一実
施形態について図1に基づいて説明すると以下の通りで
ある。すなわち、本実施形態に係る直流安定化電源1
は、例えば、スタンバイモードを有する機器など、通常
時よりも消費電力が極めて少ない期間を有する負荷L
へ、電力を供給する際に好適に使用される電源であっ
て、例えば、入力端子INと出力端子OUTとの間に配
された出力素子(電力制御素子)11と、出力端子OU
Tの電圧VOUT に基づいて、出力電圧VOUT が一定にな
るように、当該出力素子11を通過する電流量、あるい
は、当該出力素子11の導通期間と遮断期間との割合な
どを制御する制御回路12とを備えている。
【0032】上記制御回路12は、例えば、負荷Lの消
費電流の増大などによって、出力電圧VOUT が所定の値
T よりも低下しようとすると、例えば、出力素子11
の出力電流を増加させたり、導通期間の割合を長くする
などして、出力電圧VOUT の低下を抑制する。一方、出
力電圧VOUT が増加しようとすると、出力電流を減少さ
せたり、導通期間の割合を短くするなどして、出力電圧
OUT の増加を抑制する。
【0033】また、出力電圧VOUT の変動を抑制するた
めに、上記出力端子OUTは、出力コンデンサC1を介
して接地されている。この出力コンデンサC1の容量
は、負荷電流IL の変動などに起因する出力電圧VOUT
の変動が、出力素子11から出力される電流によって打
ち消されるまでの間に、出力電圧VOUT が所定の許容範
囲を越えて変動しないように、充分大きな値に設定され
ている。
【0034】これにより、直流安定化電源1は、外部電
源Eから入力端子INへ印加される電圧VINや、負荷L
の消費電流、あるいは、周囲温度などが変化しても、常
に安定した出力電圧VOUT を負荷Lへ供給し続けること
ができる。
【0035】ここで、上記直流安定化電源1には、制御
回路12の電力供給のON/OFFを制御するON/O
FF回路(電力供給停止手段)13が設けられており、
上記出力素子11および制御回路12は、制御回路12
への電力供給が停止した際に、出力素子11が入出力端
子IN・OUT間を遮断するように構成されている。
【0036】さらに、本実施形態に係る直流安定化電源
1は、出力端子OUTから負荷Lへ供給される負荷電流
L が所定のしきい値I1 以下であるか否かを判定する
電流検出回路(待機状態検出手段)14と、上記出力端
子OUTの電圧VOUT が所定のしきい値V1 以下である
か否かを判定する電圧検出回路(電圧監視手段)15
と、IL <I1 、かつ、VOUT ≧V1 の場合に、上記O
N/OFF回路13へ電力供給の停止を指示する指示回
路16とを備えている。これらの各回路14〜16は、
入力端子IN側、あるいは、後述するように、出力端子
OUT側から電力が供給されており、直流安定化電源1
が動作している間、常時動作し続けている。
【0037】なお、図1では、一例として、電流検出回
路14がIL ≧I1 の場合に「H」レベルを出力し、電
圧検出回路15がVOUT ≧V1 の場合に「L」レベルを
出力すると共に、ON/OFF回路13は、入力が
「H」レベルの場合に電力供給するように構成されてい
る場合を例示しているため、上記指示回路16は、OR
回路16aで実現されているが、これに限るものではな
く、IL <I1 、かつ、VOUT ≧V1 の場合に、電力供
給の停止を指示できれば、同様の効果が得られる。
【0038】上記構成において、負荷Lが動作している
間、上記しきい値I1 以上の負荷電流IL が負荷Lへ流
れている。この結果、指示回路16は、負荷Lが通常モ
ードであると判定し、ON/OFF回路13へ電力供給
を指示している。
【0039】この状態では、制御回路12が出力素子1
1を制御して、出力電圧VOUT を安定化させる。これに
より、直流安定化電源1は、入力端子INに印加される
入力電圧VINに拘わらず、所定の値VT の出力電圧V
OUT を生成して、負荷Lへ供給できる。
【0040】一方、負荷Lがスタンバイモードに移行す
ると、負荷電流IL が減少する。この場合、電流検出回
路14によって、負荷電流IL がしきい値I1 を下回っ
たことが検出され、指示回路16は、電流検出回路14
の出力に基づいて、ON/OFF回路13へ制御回路1
2への電力供給の停止を指示する。
【0041】ここで、制御回路12および出力素子11
は、制御回路12への電力供給が停止された場合、出力
素子11を遮断するように構成されている。したがっ
て、負荷Lへの電力は、出力コンデンサC1により供給
される。この負荷Lへの電力供給によって、出力コンデ
ンサC1に蓄えられた電荷が放出されると、出力電圧V
OUT は低下するが、負荷Lは、スタンバイモードなの
で、負荷電流IL が極めて少ない値に保たれている。し
たがって、出力電圧VOUT の低下速度は、負荷Lが通常
に動作している場合に制御回路12が動作を停止した場
合よりも大幅に遅くなっている。
【0042】時間が経過して、出力電圧VOUT がしきい
値V1 を下回ると、電圧検出回路15は、指示回路16
へ出力電圧VOUT が低下したことを通知する。これに基
づき、指示回路16は、ON/OFF回路13へ電力供
給を指示して、制御回路12が動作を開始する。これに
より、出力素子11が導通して、出力電圧VOUT が所定
の値VT になるように、出力コンデンサC1を充電す
る。
【0043】この状態では、出力電圧VOUT がしきい値
1 を下回っているため、制御回路12は、出力素子1
1が出力する電力が、出力電圧VOUT が所定の値VT
近い場合よりも多くなるように制御する。この結果、出
力コンデンサC1へには、急速に電荷が蓄積され、出力
電圧VOUT が増大する。さらに、出力電圧VOUT が増大
して、電圧検出回路15が出力電圧VOUT の不足を検出
しなくなると、指示回路16は、ON/OFF回路13
へ指示して、制御回路12への電力供給を停止させる。
【0044】負荷Lがスタンバイモードの間は、上述の
制御回路12の動作/動作停止、および、それに伴う出
力コンデンサC1の充放電は、周期的に繰り返され、出
力電圧VOUT は、所定の値VT からしきい値V1 までの
範囲に保たれる。
【0045】一方、負荷Lが通常動作へ復帰すると、負
荷電流IL が増加して、電流検出回路14がIL ≧I1
を検出し続ける。この結果、指示回路16は、電圧検出
回路15の判定に拘わらず、ON/OFF回路13へ電
力供給を指示する。これにより、直流安定化電源1は、
周囲環境の変化や負荷Lの変動があっても、出力電圧V
OUT を安定化させることができる。
【0046】ここで、負荷Lがスタンバイモードの間、
負荷電流IL が極めて少なく、負荷Lの変動に起因する
出力電圧VOUT の変動は発生しない。したがって、制御
回路12のように、出力電圧VOUT の変動に、高精度か
つ高速に追従する回路の代わりに、電流検出回路14や
電圧検出回路15のように、比較的低い精度でかつ低速
な回路で、出力電圧VOUT を検出すれば、出力電圧V
OUT を所定の範囲(VTからV1 までの範囲)に保つこ
とができる。この結果、スタンバイモード中の負荷L
へ、許容範囲内の出力電圧VOUT を供給できると共に、
スタンバイモードから通常動作へ復帰する際、出力コン
デンサC1を充電する必要がないので、復帰に要する時
間を短縮できる。
【0047】また、出力電圧VOUT がしきい値V1 を下
回った時点で出力素子11が出力コンデンサC1へ電荷
を充電する速度は、制御回路12が停止している間に出
力コンデンサC1から電荷が放出される速度、すなわ
ち、スタンバイモード時における負荷電流IL よりも十
分大きく設定されている。したがって、スタンバイモー
ドの間は、制御回路12が動作する期間よりも、動作停
止する期間の方が長くなっている。この結果、制御回路
12を常時動作させる場合に比べて、直流安定化電源1
の消費電力を大幅に削減できる。
【0048】さらに、電流検出回路14ないし指示回路
16を設けない場合と比較すると、これらの回路14〜
16の分だけ、直流安定化電源1の消費電力が増大する
が、上述したように、これらの回路14〜16は、制御
回路12に比べて、低精度で低速な回路、すなわち、消
費電力が少ない回路で実現できる。また、電流検出回路
14や電圧検出回路15は、大小のみを判定しているの
で、多段階あるいは連続量の検出を必要とする制御回路
12よりも回路構成を簡略化できる。これらの結果、制
御回路12が常時動作する場合に比べて、スタンバイモ
ード時の消費電力が少ない直流安定化電源1を提供でき
る。
【0049】なお、本実施形態では、電流検出回路14
が負荷電流IL に基づいて、負荷Lがスタンバイモード
であるか否かを判定しているが、これに限るものではな
い。待機状態検出手段として、負荷Lからの信号に基づ
いて、スタンバイモードか否かを判定する手段を設けて
もよい。ただし、本実施形態のように、負荷電流IL
基づいて判定すれば、負荷Lから特に信号を受け取る必
要がなく、当然ながら、当該信号を受け取るための端子
も不要である。この結果、より多くの負荷Lに対応でき
ると共に、端子数を削減できる。
【0050】また、本実施形態では、スタンバイモード
と通常モードとを切り換える機能を負荷Lが有している
場合について説明したが、これに限るものではない。上
記直流安定化電源1は、負荷電流IL に基づいて、制御
回路12へ電力を供給するか否かを判定しているので、
例えば、CMOS構造のデジタル集積回路など、通常動
作時と待機時とで、消費電力が大きく異なる負荷であれ
ば、モード切り換え機能の有無に拘わらず、同様の効果
が得られる。
【0051】〔第2の実施形態〕以下では、上記直流安
定化電源1の具体例として、リニアレギュレータ(ドロ
ッパ方式のレギュレータ)について、図2に基づき説明
する。なお、第1の実施形態と同じ機能を有する部材に
は、同じ参照符号を付して説明を省略する。
【0052】具体的には、本実施形態に係る直流安定化
電源1aは、シリーズ型のレギュレータであり、出力素
子11として、PNP型の出力トランジスタ11aが設
けられている。一方、制御回路12aは、制御回路12
aの電源となる定電圧回路21と、基準電圧VREF を生
成する基準電圧回路22と、出力電圧VOUT を抵抗R1
およびR2(分圧手段)により分圧して生成した帰還電
圧VADJ と当該基準電圧VREF との差分を増幅する誤差
増幅器23と、ベースに接続された誤差増幅器23の出
力に基づいて、出力トランジスタ11aのベース電流を
制御するNPN型のドライブ用トランジスタ24とを備
えている。
【0053】ここで、上記抵抗R1およびR2の抵抗値
は、出力電圧VOUT の所望の値VTに合わせて、より詳
細には、VT ・R2/(R1+R2)が基準電圧VREF
と一致するように設定されている。これにより、例え
ば、負荷Lの消費電力が増大するなどして、出力電圧V
OUT が所望の値VT を下回ろうとすると、誤差増幅器2
3の出力が大きくなり、ドライブ用トランジスタ24の
コレクタ電流、すなわち、出力トランジスタ11aのベ
ース電流を増大させる。したがって、出力トランジスタ
11aのコレクタ電流が増大して、出力電圧VOUT を増
加させる。これとは逆に、出力電圧VOUT が所望の値V
T を上回ろうとすると、出力トランジスタ11aのコレ
クタ電流が減少して、出力電圧VOUT を減少させる。こ
れらの結果、直流安定化電源1aは、負荷Lへ安定した
出力電圧VOUT を供給できる。
【0054】また、上記直流安定化電源1aには、過電
流を防止するための部材として、ドライブ用トランジス
タ24のエミッタ電流を監視して、出力トランジスタ1
1aの過電流を検出する過電流保護回路25と、ドライ
ブ用トランジスタ24のベースにコレクタが接続された
NPN型のトランジスタ26とが設けられている。これ
により、ドライブ用トランジスタ24のエミッタ電流が
大きくなると、過電流保護回路25がトランジスタ26
を導通させて、ドライブ用トランジスタ24のベース電
流を制限する。この結果、出力トランジスタ11aのベ
ース電流が制限され、出力トランジスタ11aが過電流
から保護される。
【0055】同様に、過熱を防止するための部材とし
て、過熱を検出する過熱保護回路27と、ドライブ用ト
ランジスタ24のベースにコレクタが接続されたNPN
型のトランジスタ28とが設けられている。これによ
り、過熱の発生時にも、ドライブ用トランジスタ24の
ベース電流が制限され、出力トランジスタ11aを通過
する電流が抑制される。これにより、出力トランジスタ
11aでの発熱が抑えられ、過熱に起因する出力トラン
ジスタ11a、あるいは、周辺回路の破壊を防止でき
る。
【0056】ここで、本実施形態では、ON/OFF回
路13として、抵抗13a、13b、および、NPN型
のトランジスタ13cからなり、抵抗13a側に入力電
圧VINが印加される直流回路と、上記両抵抗13a・1
3bの接続点にベースが接続され、入力端子INと上記
定電圧回路21との間に配されたPNP型のトランジス
タ13dと、上記トランジスタ13cの両端に並列に設
けられたコンデンサ13eとが設けられている。上記ト
ランジスタ13cのベースには、OR回路16aが接続
されており、OR回路16aが「L」レベルを出力した
場合、入力端子INと、制御回路12aの定電圧回路2
1とを遮断して、制御回路12aへの電力供給を停止さ
せることができる。
【0057】また、図1に示す電流検出回路14とし
て、出力素子11と出力端子OUTとの間に配された電
流検出用抵抗14aと、当該電流検出用抵抗14aの両
端電圧が所定のしきい値を越えた場合、「H」レベルを
出力するコンパレータ14bとが設けられている。さら
に、電圧検出回路15として、上記しきい値V1 を出力
する電源15aと、出力電圧VOUT が当該しきい値V1
を下回った場合に、「H」レベルを出力するヒステリシ
スコンパレータ15bとが設けられている。
【0058】上記構成によれば、負荷Lがスタンバイモ
ードへと移行して、負荷電流IL がしきい値I1 を下回
ると、電流検出用抵抗14aの両端電圧が所定の電圧を
下回り、コンパレータ14bの出力が「L」レベルへと
変化する。一方、この状態では、出力電圧VOUT が所定
の値VT と略同一に保たれているので、電圧検出回路1
5は、「L」レベルを出力している。この結果、OR回
路16aの出力は、「L」レベルへと変化して、ON/
OFF回路13に設けられたトランジスタ13cのベー
ス電圧を低下させる。
【0059】ON/OFF回路13において、ベース電
圧が低下して、トランジスタ13cが遮断されると、ト
ランジスタ13dのベース電圧は、入力電圧VINまで上
昇する。この結果、トランジスタ13dは、遮断され、
入力電圧VINは、定電圧回路21へ印加されなくなる。
【0060】これにより、定電圧回路21は、基準電圧
回路22、誤差増幅器23、過電流保護回路25および
過熱保護回路27へ電力を供給できなくなり、これらの
回路が動作を停止する。この結果、ドライブ用トランジ
スタ24は、出力トランジスタ11aのベースへ電流を
供給できなくなり、出力トランジスタ11aは、遮断さ
れる。
【0061】この状態では、入出力端子IN・OUT間
が出力トランジスタ11aにより遮断されているので、
入力電圧VINが変動しても、出力電圧VOUT は変動しな
い。また、負荷Lへは、出力コンデンサC1から電力が
供給されているが、負荷Lは、極めて消費電力の少ない
スタンバイモードへ移行しており、負荷電流IL が少な
いので、出力電圧VOUT が低下する速度は、負荷Lが通
常モード時の場合に比べて、極めて遅くなっている。こ
の結果、制御回路12aが動作していないにも拘わら
ず、出力電圧VOUT の大幅な変動は発生しない。
【0062】ここで、出力電圧VOUT が緩やかに低下し
て、所定のしきい値V1 を下回ると、ヒステリシスコン
パレータ15bの出力が「H」レベルへと変化する。こ
の結果、OR回路16aの出力は、「H」レベルとな
り、ON/OFF回路13のトランジスタ13cを導通
させる。この結果、トランジスタ13dが導通して、O
N/OFF回路13は、制御回路12aへの電力供給を
開始する。
【0063】この状態では、出力電圧VOUT がしきい値
1 を下回っているため、制御回路12aは、出力トラ
ンジスタ11aの出力電流が、出力電圧VOUT が所定の
値VT に近い場合よりも多くなるように制御する。この
結果、出力コンデンサC1へには、急速に電荷が蓄積さ
れ、出力電圧VOUT が増大する。出力電圧VOUT が増大
して、電圧検出回路15の出力が「L」レベルへ復帰す
ると、OR回路16aの出力は、「L」レベルに変化し
て、制御回路12aへの電力供給が停止される。
【0064】負荷Lがスタンバイモードの間は、上述の
制御回路12aの動作/動作停止は、周期的に繰り返さ
れる。ここで、出力コンデンサC1へ電荷を充電する速
度、すなわち、出力電圧VOUT がしきい値V1 を下回っ
た時点での出力トランジスタ11aの出力電流は、制御
回路12aが停止している間に出力コンデンサC1から
電荷が放出される速度、すなわち、スタンバイモード時
における負荷電流ILよりも十分大きく設定されてい
る。したがって、スタンバイモードの間は、制御回路1
2aが動作する期間よりも、動作停止する期間の方が長
くなっている。この結果、制御回路12aを常時動作さ
せる場合に比べて、直流安定化電源1aの消費電力を大
幅に削減できる。
【0065】なお、ON/OFF回路13ないし指示回
路16は、制御回路12aが動作を停止している間も動
作しているが、上述したように、トランジスタや抵抗、
論理回路、あるいは、大または小を判定するコンパレー
タなどから構成されており、制御回路12aを構成する
部材、すなわち、高精度で高速な誤差増幅器23などに
比べて、簡単な回路で実現できる。また、スタンバイモ
ード時には、出力電圧VOUT が緩やかに変化するので、
比較的低速な回路で構成しても何ら支障がない。この結
果、ON/OFF回路13ないし指示回路16の消費電
力は、制御回路12aの消費電力よりも極めて小さい値
に保たれている。したがって、直流安定化電源1a全体
で見ると、消費電力は、大幅に削減されている。
【0066】また、本実施形態に係る電圧検出回路15
では、コンパレータとして、ヒステリシスコンパレータ
15bが使用されているため、出力電圧VOUT がしきい
値V1 を下回った後、出力電圧VOUT がしきい値V1
まで増加しても、ヒステリシスコンパレータ15bの出
力は、「L」レベルへ反転せず、出力電圧VOUT が、所
定の量だけ、しきい値V1 を上回った時点で反転する。
これにより、直流安定化電源1は、出力コンデンサC1
へ十分に電荷を蓄積できるので、スタンバイモード時に
おける、制御回路12aの動作/動作停止の周期を延長
できる。
【0067】一方、負荷Lがスタンバイモードから通常
モードへ移行すると、電流検出回路14は、負荷電流I
L に基づいて、当該移行を検出して、出力を「H」レベ
ルへと変化させる。これにより、OR回路16aの出力
は、電圧検出回路15の出力に拘わらず、「H」レベル
となり、ON/OFF回路13は、制御回路12aへの
電力供給を再開する。
【0068】〔第3の実施形態〕以下では、上記直流安
定化電源1の具体例として、スイッチングレギュレータ
について、図3に基づき説明する。なお、第1の実施形
態と同じ機能を有する部材には、同じ参照符号を付して
説明を省略する。
【0069】具体的には、本実施形態に係る直流安定化
電源1bは、降圧型のスイッチングレギュレータであっ
て、出力素子11として、互いにダーリントン接続され
たNPN型の出力トランジスタ11bおよびPNP型の
出力トランジスタ11cを備えている。また、断続され
る出力素子11の出力電流を平滑化するために、出力電
圧VOUT が印加される出力コンデンサC1の一端と、出
力素子11との間には、コイルL1が設けられている。
さらに、コイルL1と出力素子11との接続点は、極性
が負荷電流IL を維持する方向に設定されたダイオード
D1を介して接地されている。これにより、出力素子1
1が導通している間は、入力端子INから、出力素子1
1、コイルL1へと電流が流れ、コイルL1にエネルギ
が蓄えられると共に、負荷Lへ負荷電流IL を供給す
る。一方、出力素子11が遮断されている間は、コイル
L1に蓄えられていたエネルギが、ダイオードD1を介
して放出される。
【0070】また、制御回路12bとして、制御回路1
2b全体の電源となり、所定の電圧を供給する定電圧回
路31と、所定の基準電圧VREF を生成する基準電圧回
路32と、出力電圧VOUT を抵抗R1・R2で分圧して
生成した基準電圧VREF と当該基準電圧VREF との差分
を増幅して、両者の差に応じたレベルの誤差電圧VERR
を出力する誤差増幅器33と、直流安定化電源1bのス
イッチング周期に応じた周期の三角波を生成する発振器
34と、誤差電圧VERR と発振器34の出力とのうち、
いずれが大きいかを判定して、発振器34の発振周波数
で、かつ、誤差増幅器33の出力レベルに応じた幅のパ
ルス信号を生成するPWMコンパレータ35と、入力の
1つが当該パルス信号で、出力が上記PNPトランジス
タ11cのベースに接続されたNAND回路36とが設
けられている。
【0071】上記構成によれば、負荷電流IL の増大な
どによって、出力電圧VOUT および帰還電圧VADJ が低
下しようとすると、誤差電圧VERR が上昇して、パルス
信号のパルス幅が増大する。この結果、出力素子11の
導通期間の割合が長くなり、コイルL1などにより平滑
化された後の出力電圧VOUT が増大する。これとは逆
に、出力電圧VOUT および帰還電圧VADJ が上昇しよう
とすると、誤差電圧VERR が低下して、パルス信号のパ
ルス幅が減少するので、出力素子11の導通期間の割合
が短くなり、出力電圧VOUT を低下させる。これによ
り、帰還電圧VADJは、基準電圧VREF と一致するよう
に制御され、出力電圧VOUT は、所定の値VT に保たれ
る。
【0072】一方、上記制御回路12bには、過電流お
よび過熱を検出するために、過電流保護回路37および
過熱保護回路38が設けられており、両者の出力は、O
R回路39を介して、フリップフロップ40のセット端
子Sへ印加される。ここで、フリップフロップ40のリ
セット端子Rは、発振器34により、スイッチング周波
数でリセットされている。したがって、過電流も過熱も
検出していない場合、フリップフロップ40の反転出力
Qバーは、「H」レベルに保たれている。ところが、過
電流保護回路37により過電流が検出され、過電流保護
回路37の出力が「H」レベルになると、当該周期の
間、フリップフロップ40の反転出力Qバーは、「L」
レベルに変化する。この結果、NAND回路36の出力
は、PWMコンパレータ35の出力に拘わらず、「H」
レベルとなり、出力素子11は、遮断状態に保たれる。
過電流が無くなると、過電流保護回路37の出力が再び
「L」レベルとなり、通常のパルス制御へと復帰する。
一方、ジャンクション温度が上昇して、過熱保護回路3
8が動作した場合も、過電流保護回路37が動作した場
合と同様に、出力素子11が遮断状態に保たれる。
【0073】また、電力供給が停止された場合、制御回
路12bのNAND回路36は、出力トランジスタ11
cにベース電流を供給できなくなる。これにより、出力
素子11は、遮断され続ける。
【0074】上記構成においても、負荷Lがスタンバイ
モードの期間のうち、制御回路12bには、出力電圧V
OUT がしきい値V1 を下回り、出力コンデンサC1へ充
電する場合のみ、電力が供給され、大半の期間は、動作
を停止している。さらに、制御回路12bは、高速に動
作し、かつ、高精度な誤差増幅器33、発振器34、P
WMコンパレータ35などを備えており、上記電流検出
回路14ないし指示回路16よりも消費電力が極めて大
きい。この結果、第1の実施形態に係る直流安定化電源
1をスイッチング型のレギュレータに適用した場合であ
っても、第2の実施形態と同様に、スタンバイモード時
の消費電力を大幅に低減できる。
【0075】〔第4の実施形態〕ところで、上記第1な
いし第3の実施形態では、分圧用の抵抗R1・R2が出
力端子OUTと接地レベルとの間に設けられている。し
たがって、スタンバイモード時において、出力コンデン
サC1に蓄積された電荷が、両抵抗R1・R2を介して
放出されてしまい、制御回路12(12a・12b)の
動作/動作停止の周期が短縮される虞れがある。
【0076】これに対して、本実施形態に係る直流安定
化電源1cは、図4に示すように、出力電圧VOUT が印
加される抵抗R1と出力コンデンサC1との間に、ON
/OFF回路13から電力供給の停止が指示された場合
に遮断される遮断部(遮断手段)17を備えている。な
お、遮断部17は、図3に示すスイッチング型の直流安
定化電源1bに設けても同様の効果が得られるが、以下
では、図2に示すドロッパ型の直流安定化電源1aに遮
断部17を追加した場合について説明する。
【0077】上記遮断部17は、PNP型のトランジス
タ17aから構成されており、トランジスタ17aのベ
ースは、ON/OFF回路13の抵抗13a・13bの
接続点に接続されている。これにより、OR回路16a
から電力供給の停止が指示さ、ON/OFF回路13に
おいて、トランジスタ13cが遮断されると、トランジ
スタ13dと同様に、上記トランジスタ17aも遮断さ
れる。
【0078】この状態では、遮断部17によって、出力
コンデンサC1と抵抗R1・R2とが遮断されており、
出力コンデンサC1に蓄積された電荷は、抵抗R1・R
2を介して放電されなくなる。この結果、スタンバイモ
ードの際、出力コンデンサC1から放出される電荷量が
少なくなり、出力コンデンサC1へ充電する周期を延長
できる。これにより、より消費電力の少ない直流安定化
電源を実現できる。
【0079】一方、ON/OFF回路13が制御回路1
2aへ電力を供給している間は、上記遮断部17は、分
圧用の抵抗R1・R2が出力端子OUTに接続され、制
御回路12aへ帰還電圧VADJ を供給できるので、制御
回路12aは、何ら支障なく、出力トランジスタ11a
を制御できる。
【0080】〔第5の実施形態〕ところで、上記第1な
いし第4の実施形態において、電流検出回路14ないし
指示回路16は、スタンバイモード中、動作し続けるこ
とができれば、直流安定化電源1(1aないし1c)の
入力端子IN、あるいは、出力端子OUTなど、いずれ
から電力を供給されてもよい。
【0081】ただし、入力端子INから電力を供給する
場合は、入力電圧VINが変動するので、定電圧回路など
を設けて、電流検出回路14ないし指示回路16へ印加
する電圧を、それぞれの回路の許容範囲内に保つ必要が
ある。この結果、回路規模が大きくなり、消費電力も増
大する虞れがある。
【0082】これに対して、本実施形態では、図5に示
す直流安定化電源1dのように、電流検出回路14ない
し指示回路16からなる回路ブロックBへ、出力端子O
UT側から電力が供給される場合について説明する。な
お、本実施形態の構成は、第1ないし第4のいずれの実
施形態にも適用できるが、以下では、説明の便宜上、第
2の実施形態に適用した場合を例にして説明する。
【0083】上記構成では、回路ブロックBへ電源電圧
として与えられる出力電圧VOUT は、スタンバイモード
中、制御回路12aが動作していない期間であっても、
所定の値VT からしきい値V1 までの範囲に保たれてい
る。したがって、入力側から電力を供給する場合とは異
なり、定電圧回路を設けなくても、各回路14ないし1
6は、正常に動作できる。この結果、より回路規模が小
さく、より消費電力の小さな直流安定化電源を実現でき
る。
【0084】なお、上記第1ないし第5の実施形態で
は、スタンバイモード時に、電流検出回路14にも電力
を供給しているが、これに限らず、電圧検出回路15お
よび指示回路16のみに電力を供給してもよい。この場
合、電圧検出回路15は、特許請求の範囲に記載の待機
状態検出手段としても動作し、負荷電流IL が増加し
て、出力電圧VOUT が減少して時点で、通常モードへの
復帰を検出できるため、略同様の効果が得られる。
【0085】ただし、この場合は、通常モードへの復帰
検出に時間がかかるため、通常モードへ復帰した際にお
ける出力電圧VOUT の低下を許容範囲内に抑えるために
は、しきい値V1 の設定を、やや高めに設定したり、電
圧検出回路15および指示回路16を高速な回路で実現
するなどする必要があり、消費電力が増大する虞れがあ
る。
【0086】これに対して、上記各実施形態に示すよう
に、電流検出回路14が常時動作していれば、負荷電流
L が増大した時点で、通常モードへの復帰を検出でき
るので、電流検出回路14が動作しない場合よりも、し
きい値V1 を低く設定でき、各回路14ないし16を比
較的遅い回路で実現できるので、消費電力の増大を抑制
できる。
【0087】また、例えば、出力コンデンサC1の容量
を大きくするなどして、出力電圧VOUT が負荷Lの許容
可能な範囲を下回る時間を、負荷Lがスタンバイモード
である期間よりも長く設定した場合、あるいは、ON/
OFF回路13が周期的に電力供給する場合には、電圧
検出回路15を省略し、電流検出回路14が、常に負荷
電流IL を検出しても同様の効果が得られる。
【0088】ただし、前者の場合、スタンバイモードの
期間が想定していたよりも長くなると、出力電圧VOUT
が許容範囲を下回る虞れがある。また、後者の場合は、
電力供給する周期は、スタンバイモードにおける負荷L
の消費電流が変動しても、出力電圧VOUT が許容範囲を
下回らないように設定する必要がある。この結果、電力
供給の周期を十分に短く設定できず、不所望な電力消費
が発生する。
【0089】これに対して、電圧検出回路15を設けた
場合は、スタンバイモードにおける負荷Lの消費電流に
拘わらず、出力電圧VOUT が所定の範囲を下回った時点
で電力を供給できるので、上記不所望な電力消費を生じ
ることなく、出力電圧VOUTを所定の範囲に保つことが
できる。
【0090】さらに、上記各実施形態では、出力素子1
1が入出力端子IN・OUT間に設けられている場合に
ついて説明したが、これに限るものではない。出力素子
11が負荷Lへ供給する電力を制御できれば、例えば、
シャント・レギュレータや昇圧型のスイッチング・レギ
ュレータなどのように、入力端子INから出力端子OU
Tへ流れる電流の流路以外の場所に、出力素子11を配
してもよい。
【0091】ただし、この場合は、制御回路12(12
a・12b)へ電力を供給していない間、入力電圧VIN
の値および変動に起因する出力電圧VOUT の変動を抑制
するために、入出力端子IN・OUT間を遮断する手段
が必要になる。
【0092】これに対して、上記各実施形態のように、
出力素子11を入出力端子IN・OUT間に設ければ、
特に、遮断手段を設けなくても、入出力端子IN・OU
T間を遮断できる。この結果、部材の数を削減できると
共に、遮断手段に起因する電力損失を防止でき、より消
費電力の少ない直流安定化電源を実現できる。
【0093】
【発明の効果】請求項1の発明に係る直流安定化電源
は、以上のように、上記負荷が待機状態であるか否かを
判定する待機状態検出手段と、上記負荷が待機状態の
間、制御回路への電力供給を停止して、入出力端子間に
配された電力制御素子を遮断させる電力供給停止手段と
を備えている構成である。
【0094】上記構成によれば、負荷が待機状態の場
合、制御回路が動作を停止し、より消費電力の少ない待
機状態検出手段が動作するので、直流安定化電源の消費
電力を大幅に低減できるという効果を奏する。また、電
力制御素子により、入出力端子間が遮断されるので、遮
断用の部材を設ける場合に比べて、部材の数を削減でき
ると共に、負荷が通常に動作している間の消費電力を削
減できるという効果を併せて奏する。
【0095】請求項2の発明に係る直流安定化電源は、
以上のように、上記負荷が待機状態であるか否かを判定
する待機状態検出手段と、上記負荷が待機状態の間、入
出力端子間を遮断すると共に、制御回路への電力供給を
停止する電力供給停止手段と、出力電圧がしきい値を下
回った場合、上記制御回路への電力供給を一時的に再開
させる電圧監視手段とを備えている構成である。
【0096】上記構成によれば、負荷が待機状態の場
合、制御回路が動作を停止し、より消費電力の少ない待
機状態検出手段および電圧監視手段が動作するので、直
流安定化電源の消費電力を大幅に低減できるという効果
を奏する。また、出力電圧がしきい値を下回ると、上記
制御回路への電力供給が一時的に再開されるので、待機
状態の期間が長くなっても、直流安定化電源は、出力電
圧をしきい値以上に維持できるという効果を併せて奏す
る。
【0097】請求項3の発明に係る直流安定化電源は、
以上のように、請求項2記載の発明の構成において、上
記電力制御素子は、入出力端子間に設けられており、上
記電力供給停止手段は、上記制御回路への電力供給を停
止することによって、上記電力制御素子に入出力端子間
を遮断させる構成である。
【0098】それゆえ、請求項2の効果に加えて、請求
項1と同様、遮断用の部材を設ける場合に比べて、部材
の数を削減できると共に、負荷が通常に動作している間
の消費電力を削減できるという効果を奏する。
【0099】請求項4の発明に係る直流安定化電源は、
以上のように、請求項1、2または3記載の発明の構成
において、上記制御回路への電力供給が停止している場
合に、上記分圧手段と上記負荷とを切り離す遮断手段が
設けられている構成である。
【0100】上記構成では、負荷が待機状態の場合、分
圧手段と負荷とが遮断されるので、分圧手段を流れる電
流に起因する出力電圧の低下を防止できるという効果を
奏する。
【0101】請求項5の発明に係る直流安定化電源は、
以上のように、請求項1、2、3または4記載の発明の
構成において、上記待機状態検出手段は、上記直流安定
化電源の出力から供給された電力によって動作する構成
である。
【0102】上記構成によれば、待機状態検出手段は、
直流安定化電源の出力から供給された電力で動作するの
で、制御回路を停止させている間、両手段を動作させる
ための電源が不要になる。この結果、別に電源を用意す
る場合に比べて、直流安定化電源の回路構成を簡略化で
きると共に、当該電源で消費する電力の分だけ、直流安
定化電源の消費電力を削減できるという効果を奏する。
【0103】請求項6の発明に係る直流安定化電源は、
以上のように、請求項1、2、3、4または5記載の発
明の構成において、上記制御回路は、上記電力制御素子
が負荷へ供給する電流量を制御する構成である。
【0104】上記構成によれば、直流安定化電源がリニ
ア型の直流安定化電源として動作するので、スイッチン
グ型に比べて、設計が容易で、ノイズの発生量が少ない
直流安定化電源を実現できるという効果を奏する。
【0105】請求項7の発明に係る直流安定化電源は、
以上のように、請求項1、2、3、4または5記載の直
流安定化電源において、上記制御回路は、上記電力制御
素子をスイッチングして、負荷へ供給する電力を制御す
る構成である。
【0106】上記構成によれば、直流安定化電源がスイ
ッチング型の直流安定化電源として動作するので、入力
電圧と出力電圧との差が大きい場合であっても、小型か
つ高効率の直流安定化電源を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すものであり、直流安
定化電源を示すブロック図である。
【図2】本発明の他の実施形態を示すものであり、ドロ
ッパ型のレギュレータとして実現された直流安定化電源
を示すブロック図である。
【図3】本発明のさらに他の実施形態を示すものであ
り、スイッチング型のレギュレータとして実現された直
流安定化電源を示すブロック図である。
【図4】本発明のさらに他の実施形態を示すものであ
り、分圧回路と出力端子とを遮断する遮断部を有する直
流安定化電源を示すブロック図である。
【図5】本発明のさらに他の実施形態に係る直流安定化
電源を示すものであり、スタンバイモード時に動作する
回路へ出力端子側から電力が供給される構成を示すブロ
ック図である。
【図6】従来例を示すものであり、ドロッパ型の直流安
定化電源を示すブロック図である。
【図7】他の従来例を示すものであり、スイッチング型
の直流安定化電源を示すブロック図である。
【符号の説明】
1・1a・1b・1c・1d 直流安定化電源 11 出力素子(電力制御素子) 12・12a・12b 制御回路 13 ON/OFF回路(電力供給停止手段) 14 電流検出回路(待機状態検出手段) 15 電圧検出回路(電圧監視手段) 17 遮断部(遮断手段) IN 入力端子 L 負荷 OUT 出力端子 R1・R2 抵抗(分圧手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5G065 AA01 AA08 DA07 EA01 GA07 HA04 JA02 KA02 KA05 LA01 LA02 5H730 AA14 AS01 BB11 BB13 BB57 DD02 DD15 EE43 EE59 FD01 FD31 FF02 FF05 FG05 XX15 XX19 XX26

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】負荷へ供給する電力を制御する電力制御素
    子と、上記負荷への出力電圧が安定するように、当該電
    力制御素子を制御する制御回路とを有する直流安定化電
    源において、 上記電力制御素子は、入出力端子間に設けられており、 上記負荷の状態を監視して、通常よりも消費電力の少な
    い待機状態であるか否かを判定する待機状態検出手段
    と、 上記負荷が待機状態の間、上記制御回路への電力供給を
    停止して、上記電力制御素子を遮断させる電力供給停止
    手段とを備えていることを特徴とする直流安定化電源。
  2. 【請求項2】負荷へ供給する電力を制御する電力制御素
    子と、上記負荷への出力電圧が安定するように、当該電
    力制御素子を制御する制御回路とを有する直流安定化電
    源において、 上記負荷の状態を監視して、通常よりも消費電力の少な
    い待機状態であるか否かを判定する待機状態検出手段
    と、 上記負荷が待機状態の間、入出力端子間を遮断すると共
    に、上記制御回路への電力供給を停止する電力供給停止
    手段と、 上記負荷が待機状態の場合に出力電圧を監視して、当該
    出力電圧が予め定められたしきい値を下回った場合、上
    記制御回路への電力供給を一時的に再開させる電圧監視
    手段とを備えていることを特徴とする直流安定化電源。
  3. 【請求項3】上記電力制御素子は、入出力端子間に設け
    られており、 上記電力供給停止手段は、上記制御回路への電力供給を
    停止することによって、上記電力制御素子に入出力端子
    間を遮断させることを特徴とする請求項2記載の直流安
    定化電源。
  4. 【請求項4】上記出力電圧を分圧して帰還電圧を生成す
    る分圧手段を備え、 上記制御回路は、上記帰還電圧に基づいて、上記電力制
    御素子が負荷へ供給する電力を制御すると共に、 上記制御回路への電力供給が停止している場合に、上記
    分圧手段と上記負荷とを切り離す遮断手段が設けられて
    いることを特徴とする請求項1、2または3記載の直流
    安定化電源。
  5. 【請求項5】上記待機状態検出手段は、上記直流安定化
    電源の出力から供給された電力によって動作することを
    特徴とする請求項1、2、3または4記載の直流安定化
    電源。
  6. 【請求項6】上記制御回路は、上記電力制御素子が負荷
    へ供給する電流量を制御することを特徴とする請求項
    1、2、3、4または5記載の直流安定化電源。
  7. 【請求項7】上記制御回路は、上記電力制御素子をスイ
    ッチングして、負荷へ供給する電力を制御することを特
    徴とする請求項1、2、3、4または5記載の直流安定
    化電源。
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