JP2003092702A - ディジタル・スチル・カメラおよびその制御方法 - Google Patents
ディジタル・スチル・カメラおよびその制御方法Info
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- JP2003092702A JP2003092702A JP2001284455A JP2001284455A JP2003092702A JP 2003092702 A JP2003092702 A JP 2003092702A JP 2001284455 A JP2001284455 A JP 2001284455A JP 2001284455 A JP2001284455 A JP 2001284455A JP 2003092702 A JP2003092702 A JP 2003092702A
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- time lag
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ユーザがシャッタ・チャンスと思った時の画
像を表す画像データをメモリ・カードに記録する。 【構成】 ユーザがシャッタ・チャンスと思った時から
実際にシャッタ・レリーズ・ボタンを押す時までの時間
をタイム・ラグtlとして記憶しておく。カメラには、
5駒分の画像データを記憶できる画像メモリM1からM
5を設ける。タイム・ラグtlにもとづいて撮像間隔t
m2を算出し、撮像間隔tm2ごとに得られる画像デー
タを撮像間隔tm2ごとに画像メモリM1からM5に記
憶していく。時刻t12において実際にシャッタ・レリー
ズ・ボタンが押されると、ユーザがシャッタ・チャンス
と思った時は、実際にボタンを押した時刻よりもタイム
・ラグtlの時間遡った時間と考え、その遡った時に画
像メモリ(M5)に記憶された画像データをメモリ・カ
ードに記録する。
像を表す画像データをメモリ・カードに記録する。 【構成】 ユーザがシャッタ・チャンスと思った時から
実際にシャッタ・レリーズ・ボタンを押す時までの時間
をタイム・ラグtlとして記憶しておく。カメラには、
5駒分の画像データを記憶できる画像メモリM1からM
5を設ける。タイム・ラグtlにもとづいて撮像間隔t
m2を算出し、撮像間隔tm2ごとに得られる画像デー
タを撮像間隔tm2ごとに画像メモリM1からM5に記
憶していく。時刻t12において実際にシャッタ・レリー
ズ・ボタンが押されると、ユーザがシャッタ・チャンス
と思った時は、実際にボタンを押した時刻よりもタイム
・ラグtlの時間遡った時間と考え、その遡った時に画
像メモリ(M5)に記憶された画像データをメモリ・カ
ードに記録する。
Description
【0001】
【技術分野】この発明は、ディジタル・スチル・カメラ
(携帯型電子機器にカメラの機能を持たせたものを含
む)およびその制御方法に関する。
(携帯型電子機器にカメラの機能を持たせたものを含
む)およびその制御方法に関する。
【0002】
【発明の背景】カメラを用いて被写体を撮像するときに
は、シャッタ・チャンスと思った時にユーザによってシ
ャッタ・レリーズ・ボタンが押される。しかしながら、
シャッタ・チャンスと思った時と実際にシャッタ・レリ
ーズ・ボタンが押される時までの間にはタイム・ラグが
あるのが普通である。特に反射神経の鈍いユーザほど、
タイム・ラグが長くなり、思った通りの画像が得られな
いことがある。
は、シャッタ・チャンスと思った時にユーザによってシ
ャッタ・レリーズ・ボタンが押される。しかしながら、
シャッタ・チャンスと思った時と実際にシャッタ・レリ
ーズ・ボタンが押される時までの間にはタイム・ラグが
あるのが普通である。特に反射神経の鈍いユーザほど、
タイム・ラグが長くなり、思った通りの画像が得られな
いことがある。
【0003】このために、シャッタ・レリーズ・ボタン
が実際に押される前後の複数駒の画像を表す画像データ
を記録媒体に記録するカメラもある(特開平5−328279
号公報)。しかしながら、複数駒の画像データを記録媒
体に記録してしまうから大容量の記録媒体が要求され
る。また、真に必要な画像データは複数駒の画像データ
のうち一駒であるにも関わらず、不要な画像データが記
録媒体に記録される。
が実際に押される前後の複数駒の画像を表す画像データ
を記録媒体に記録するカメラもある(特開平5−328279
号公報)。しかしながら、複数駒の画像データを記録媒
体に記録してしまうから大容量の記録媒体が要求され
る。また、真に必要な画像データは複数駒の画像データ
のうち一駒であるにも関わらず、不要な画像データが記
録媒体に記録される。
【0004】
【発明の開示】この発明は、ユーザが真に必要と思われ
る画像データを記録媒体に記録することを目的とする。
る画像データを記録媒体に記録することを目的とする。
【0005】この発明によるディジタル・スチル・カメ
ラは、シャッタ・レリーズ・ボタン、ユーザによる上記
シャッタ・レリーズ・ボタンの押下タイミングの遅延に
もとづくシャッタ・レリーズのタイム・ラグを算出する
タイム・ラグ算出手段、撮像間隔(あらかじめ定められ
ているものでもよい)ごとに被写体を撮像し、被写体像
を表す画像データを一駒分ずつ順に出力する撮像手段、
複数駒分の画像データを記憶する画像メモリ(1個の画
像メモリでもよいし、複数駒に対応する数の画像メモリ
でもよい)、上記撮像手段から一駒分ずつ順に出力され
る画像データを、上記画像メモリに与え、すでに記憶さ
れている画像データを一駒分ずつ与えられる順にしたが
って更新し、上記シャッタ・レリーズ・ボタンの押下に
応じて更新を停止する(画像データが記憶されていない
場合には、更新されずに単に記憶される)ように上記画
像メモリを制御するメモリ制御手段、および上記画像メ
モリに記憶されている複数駒分の画像データのうち、上
記シャッタ・レリーズ・ボタンが押下された時から上記
タイム・ラグ算出手段により算出されたタイム・ラグの
時間前に上記撮像手段により撮像された画像データに相
当するデータ(タイム・ラグの時間前に丁度撮像された
画像データあればその画像データを記録し、タイム・ラ
グの時間前に丁度撮像された画像データが無ければタイ
ム・ラグの時間前の時点に近い時点に撮像された画像デ
ータを記録する)を記録するうに記録媒体を制御する記
録制御手段を備えていることを特徴とする。
ラは、シャッタ・レリーズ・ボタン、ユーザによる上記
シャッタ・レリーズ・ボタンの押下タイミングの遅延に
もとづくシャッタ・レリーズのタイム・ラグを算出する
タイム・ラグ算出手段、撮像間隔(あらかじめ定められ
ているものでもよい)ごとに被写体を撮像し、被写体像
を表す画像データを一駒分ずつ順に出力する撮像手段、
複数駒分の画像データを記憶する画像メモリ(1個の画
像メモリでもよいし、複数駒に対応する数の画像メモリ
でもよい)、上記撮像手段から一駒分ずつ順に出力され
る画像データを、上記画像メモリに与え、すでに記憶さ
れている画像データを一駒分ずつ与えられる順にしたが
って更新し、上記シャッタ・レリーズ・ボタンの押下に
応じて更新を停止する(画像データが記憶されていない
場合には、更新されずに単に記憶される)ように上記画
像メモリを制御するメモリ制御手段、および上記画像メ
モリに記憶されている複数駒分の画像データのうち、上
記シャッタ・レリーズ・ボタンが押下された時から上記
タイム・ラグ算出手段により算出されたタイム・ラグの
時間前に上記撮像手段により撮像された画像データに相
当するデータ(タイム・ラグの時間前に丁度撮像された
画像データあればその画像データを記録し、タイム・ラ
グの時間前に丁度撮像された画像データが無ければタイ
ム・ラグの時間前の時点に近い時点に撮像された画像デ
ータを記録する)を記録するうに記録媒体を制御する記
録制御手段を備えていることを特徴とする。
【0006】この発明は、上記ディジタル・スチル・カ
メラに適した制御方法も提供している。すなわち、この
方法は、ユーザによるシャッタ・レリーズ・ボタンの押
下タイミングの遅延にもとづくシャッタ・レリーズのタ
イム・ラグを算出し、撮像間隔ごとに被写体を撮像し、
被写体像を表す画像データを一駒分ずつ順に得、撮像に
より一駒分ずつ順に得られる画像データを、複数駒分の
画像データを記憶する画像メモリに与え、すでに記憶さ
れている画像データを一駒分ずつ与えられる順序にした
がって更新し、上記シャッタ・レリーズ・ボタンの押下
に応じて更新を停止するように上記画像メモリを制御
し、上記画像メモリに記憶されている複数駒分の画像デ
ータのうち、上記シャッタ・レリーズ・ボタンの押下さ
れた時から、算出されたタイム・ラグの時間前に撮像さ
れた画像データを記録媒体に記録するものである。
メラに適した制御方法も提供している。すなわち、この
方法は、ユーザによるシャッタ・レリーズ・ボタンの押
下タイミングの遅延にもとづくシャッタ・レリーズのタ
イム・ラグを算出し、撮像間隔ごとに被写体を撮像し、
被写体像を表す画像データを一駒分ずつ順に得、撮像に
より一駒分ずつ順に得られる画像データを、複数駒分の
画像データを記憶する画像メモリに与え、すでに記憶さ
れている画像データを一駒分ずつ与えられる順序にした
がって更新し、上記シャッタ・レリーズ・ボタンの押下
に応じて更新を停止するように上記画像メモリを制御
し、上記画像メモリに記憶されている複数駒分の画像デ
ータのうち、上記シャッタ・レリーズ・ボタンの押下さ
れた時から、算出されたタイム・ラグの時間前に撮像さ
れた画像データを記録媒体に記録するものである。
【0007】この発明によると、ユーザによるシャッタ
・レリーズ・ボタンの押下タイミングの遅延にもとづく
シャッタ・レリーズのタイム・ラグ(ユーザがシャッタ
・チャンスと思った時から実際にシャッタ・レリーズ・
ボタンを押下した時までのタイム・ラグ)が算出され
る。
・レリーズ・ボタンの押下タイミングの遅延にもとづく
シャッタ・レリーズのタイム・ラグ(ユーザがシャッタ
・チャンスと思った時から実際にシャッタ・レリーズ・
ボタンを押下した時までのタイム・ラグ)が算出され
る。
【0008】撮像間隔ごとに被写体が撮像され、被写体
像を表す画像データが一駒分ずつ順に出力される。ディ
ジタル・スチル・カメラには、複数駒分の画像データを
記憶する画像メモリがあり、撮像により得られた画像デ
ータが一駒分ずつ順に記憶され、すでに記憶されている
場合には順に更新されていく。
像を表す画像データが一駒分ずつ順に出力される。ディ
ジタル・スチル・カメラには、複数駒分の画像データを
記憶する画像メモリがあり、撮像により得られた画像デ
ータが一駒分ずつ順に記憶され、すでに記憶されている
場合には順に更新されていく。
【0009】シャッタ・レリーズ・ボタンが押される
と、シャッタ・レリーズ・ボタンが押された時から、算
出されたタイム・ラグ前に撮像された画像データに相当
する画像データが画像メモリから読み出され、記録媒体
に記録される。
と、シャッタ・レリーズ・ボタンが押された時から、算
出されたタイム・ラグ前に撮像された画像データに相当
する画像データが画像メモリから読み出され、記録媒体
に記録される。
【0010】この発明によると、ユーザによるユーザが
シャッタ・チャンスと思った時から実際にシャッタ・レ
リーズ・ボタンを押下した時までのタイム・ラグを考慮
して、画像データを記録媒体に記録している。ユーザが
シャッタ・チャンスと思った真に必要な画像データが記
録媒体に記録されることとなる。しかも、複数駒分の画
像データは記録媒体に記録されないので、大容量の記録
媒体を使用する必要もない。
シャッタ・チャンスと思った時から実際にシャッタ・レ
リーズ・ボタンを押下した時までのタイム・ラグを考慮
して、画像データを記録媒体に記録している。ユーザが
シャッタ・チャンスと思った真に必要な画像データが記
録媒体に記録されることとなる。しかも、複数駒分の画
像データは記録媒体に記録されないので、大容量の記録
媒体を使用する必要もない。
【0011】上記複数駒分の画像データを得るために必
要な時間と上記タイム・ラグ算出手段により算出された
タイム・ラグとがほぼ等しくなるように上記撮像手段の
上記撮像間隔を決定する撮像間隔決定手段をさらに備え
ることが好ましい。
要な時間と上記タイム・ラグ算出手段により算出された
タイム・ラグとがほぼ等しくなるように上記撮像手段の
上記撮像間隔を決定する撮像間隔決定手段をさらに備え
ることが好ましい。
【0012】画像メモリには、算出されたタイム・ラグ
の周期で上記画像メモリに記憶される画像データがすべ
て更新される。タイム・ラグを考慮して、ユーザがシャ
ッタ・チャンスと思った時の画像データを画像メモリに
記憶しておくことができ、画像メモリが記憶可能な画像
データの駒数を考慮して撮像間隔を短くできる。最適な
撮像間隔を決定できる。
の周期で上記画像メモリに記憶される画像データがすべ
て更新される。タイム・ラグを考慮して、ユーザがシャ
ッタ・チャンスと思った時の画像データを画像メモリに
記憶しておくことができ、画像メモリが記憶可能な画像
データの駒数を考慮して撮像間隔を短くできる。最適な
撮像間隔を決定できる。
【0013】上記複数駒分の画像データを得るために必
要な時間と上記タイム・ラグ算出手段により算出された
タイム・ラグと上記撮像手段が可能な最短の撮像間隔と
にもとづいて上記撮像手段の上記撮像間隔を決定する撮
像間隔決定手段をさらに備えてもよい。
要な時間と上記タイム・ラグ算出手段により算出された
タイム・ラグと上記撮像手段が可能な最短の撮像間隔と
にもとづいて上記撮像手段の上記撮像間隔を決定する撮
像間隔決定手段をさらに備えてもよい。
【0014】ディジタル・スチル・カメラの機能(最短
の撮像間隔)を考慮して、撮像間隔を決定できる。
の撮像間隔)を考慮して、撮像間隔を決定できる。
【0015】上記タイム・ラグ算出手段は、たとえば、
タイム・ラグ測定モード設定手段、表示装置、上記タイ
ム・ラグ測定モード設定手段によりタイム・ラグ測定モ
ードが設定されたことに応じて、上記表示装置の表示画
面上にタイム・ラグ測定用のキャラクタを表示するよう
に上記表示装置を制御する表示制御手段、および上記表
示制御手段による表示制御のもとに上記表示画面に上記
キャラクタが表示された時点から上記シャッタ・レリー
ズ・ボタンの押下があった時までの時間を測定するタイ
マ手段を備えている。
タイム・ラグ測定モード設定手段、表示装置、上記タイ
ム・ラグ測定モード設定手段によりタイム・ラグ測定モ
ードが設定されたことに応じて、上記表示装置の表示画
面上にタイム・ラグ測定用のキャラクタを表示するよう
に上記表示装置を制御する表示制御手段、および上記表
示制御手段による表示制御のもとに上記表示画面に上記
キャラクタが表示された時点から上記シャッタ・レリー
ズ・ボタンの押下があった時までの時間を測定するタイ
マ手段を備えている。
【0016】
【実施例の説明】図1は、ディジタル・スチル・カメラ
を正面から見た斜視図である。
を正面から見た斜視図である。
【0017】ディジタル・スチル・カメラの正面におい
て右上隅には光学ビュー・ファインダ4が設けられてい
る。この光学ビュー・ファインダ4の左側には、ストロ
ボ3が設けられている。ディジタル・スチル・カメラの
正面のほぼ中央にはズーム・レンズ5が設けられてい
る。
て右上隅には光学ビュー・ファインダ4が設けられてい
る。この光学ビュー・ファインダ4の左側には、ストロ
ボ3が設けられている。ディジタル・スチル・カメラの
正面のほぼ中央にはズーム・レンズ5が設けられてい
る。
【0018】ディジタル・スチル・カメラの上面におい
て左側にはシャッタ・レリーズ・ボタン1が、右側には
電源スイッチ2が設けられている。
て左側にはシャッタ・レリーズ・ボタン1が、右側には
電源スイッチ2が設けられている。
【0019】ディジタル・スチル・カメラの右側面に
は、メモリ・カードを装填するための挿入スロット6が
形成されている。
は、メモリ・カードを装填するための挿入スロット6が
形成されている。
【0020】図2は、ディジタル・スチル・カメラを背
面から見た斜視図である。
面から見た斜視図である。
【0021】左下隅には、液晶表示装置の表示画面16が
設けられている。この液晶表示画面16には、後述するよ
うに、ディジタル・スチル・カメラのユーザがシャッタ
・チャンスと思った時点から実際にシャッタ・レリーズ
・ボタン1を押下する時点までのタイム・ラグを測定す
るための数字が表示される(タイム・ラグ測定モー
ド)。タイム・ラグ測定モードにおいて表示画面16にカ
ウント・ダウンされる数字が表示される。表示画面16に
数字の0が表示されたのを見てからユーザによってシャ
ッタ・レリーズ・ボタン1が押される。数字の0が表示
されてから、実際にシャッタ・レリーズ・ボタン1が押
されるまでの時間がタイム・ラグとされる。
設けられている。この液晶表示画面16には、後述するよ
うに、ディジタル・スチル・カメラのユーザがシャッタ
・チャンスと思った時点から実際にシャッタ・レリーズ
・ボタン1を押下する時点までのタイム・ラグを測定す
るための数字が表示される(タイム・ラグ測定モー
ド)。タイム・ラグ測定モードにおいて表示画面16にカ
ウント・ダウンされる数字が表示される。表示画面16に
数字の0が表示されたのを見てからユーザによってシャ
ッタ・レリーズ・ボタン1が押される。数字の0が表示
されてから、実際にシャッタ・レリーズ・ボタン1が押
されるまでの時間がタイム・ラグとされる。
【0022】この実施例によるディジタル・スチル・カ
メラにおいては、タイム・ラグを考慮して、実際にシャ
ッタ・レリーズ・ボタン1が押された時点からタイム・
ラグの前の時点をユーザがシャッタ・チャンスと思った
時と考える。シャッタ・レリーズ・ボタン1が押された
ときからタイム・ラグを遡った時点において撮像により
得られた画像データがメモリ・カードに記録される。よ
り詳しくは、後述の説明によって明らかとなろう。
メラにおいては、タイム・ラグを考慮して、実際にシャ
ッタ・レリーズ・ボタン1が押された時点からタイム・
ラグの前の時点をユーザがシャッタ・チャンスと思った
時と考える。シャッタ・レリーズ・ボタン1が押された
ときからタイム・ラグを遡った時点において撮像により
得られた画像データがメモリ・カードに記録される。よ
り詳しくは、後述の説明によって明らかとなろう。
【0023】液晶表示画面16の上には、液晶表示画面16
の表示画面上に被写体像を表示するときにユーザによっ
て押される表示ボタン13,各種モード設定などのときに
決定指令を与える決定ボタン14および各種モード設定な
どのときにキャンセル指令を与えるおよび1つ前のモー
ド等に戻る指令を与えるキャンセル/戻るボタン15が設
けられている。
の表示画面上に被写体像を表示するときにユーザによっ
て押される表示ボタン13,各種モード設定などのときに
決定指令を与える決定ボタン14および各種モード設定な
どのときにキャンセル指令を与えるおよび1つ前のモー
ド等に戻る指令を与えるキャンセル/戻るボタン15が設
けられている。
【0024】右上隅にはモード設定ダイアル18が回転自
在に設けられている。このモード設定ダイアル18を回転
させることにより通常撮像モード、遡及撮像モード、再
生モード、タイム・ラグ測定モードなどの各種モードが
設定される。通常撮像モードは、シャッタ・レリーズ・
ボタン1が押されると、その押されたタイミングで撮像
して得られた画像データをメモリ・カードに記録するも
のである。遡及撮像モードは、シャッタ・レリーズ・ボ
タンが押されると、シャッタ・レリーズ・ボタンが押さ
れたときからタイム・ラグだけ遡った時点において撮像
されたときに得られた画像データをメモリ・カードに記
録するものである。
在に設けられている。このモード設定ダイアル18を回転
させることにより通常撮像モード、遡及撮像モード、再
生モード、タイム・ラグ測定モードなどの各種モードが
設定される。通常撮像モードは、シャッタ・レリーズ・
ボタン1が押されると、その押されたタイミングで撮像
して得られた画像データをメモリ・カードに記録するも
のである。遡及撮像モードは、シャッタ・レリーズ・ボ
タンが押されると、シャッタ・レリーズ・ボタンが押さ
れたときからタイム・ラグだけ遡った時点において撮像
されたときに得られた画像データをメモリ・カードに記
録するものである。
【0025】モード設定ダイアル18内には上下左右ボタ
ン17が押下可能に形成されている。上下左右ボタン17を
押すことにより再生駒の指定などが可能となる。
ン17が押下可能に形成されている。上下左右ボタン17を
押すことにより再生駒の指定などが可能となる。
【0026】モード設定ダイアル18の左側にはマクロ撮
像モード設定ボタン11およびストロボ撮像モード設定ボ
タン12が設けられている。
像モード設定ボタン11およびストロボ撮像モード設定ボ
タン12が設けられている。
【0027】図3は、ディジタル・スチル・カメラの電
気的構成を示すブロック図である。
気的構成を示すブロック図である。
【0028】ディジタル・スチル・カメラの全体の動作
は、CPU20によって統括される。
は、CPU20によって統括される。
【0029】上述したモード設定ダイアル18により設定
されたモードを示す信号は、CPU20に入力する。ま
た、シャッタ・レリーズ・ボタン1の押下を示す信号も
CPU20に入力する。
されたモードを示す信号は、CPU20に入力する。ま
た、シャッタ・レリーズ・ボタン1の押下を示す信号も
CPU20に入力する。
【0030】CPU20には、上述したタイム・ラグを測
定するためのタイマ26,液晶表示装置23,音声出力回路
24および測定されたタイム・ラグを表わすデータその他
所定のデータを記憶するためのメモリ25が接続されてい
る。
定するためのタイマ26,液晶表示装置23,音声出力回路
24および測定されたタイム・ラグを表わすデータその他
所定のデータを記憶するためのメモリ25が接続されてい
る。
【0031】通常撮像モードが設定されると、CCD27
によって被写体が撮像され、被写体像を表す映像信号が
所定周期(たとえば1/60秒)で出力される。CCD27か
ら出力された映像信号は、アナログ信号処理回路28にお
いて、ガンマ補正、色バランス調整などの所定のアナロ
グ信号処理が行われる。アナログ信号処理回路28から出
力された映像信号は、アナログ/ディジタル変換回路29
においてディジタル画像データに変換される。
によって被写体が撮像され、被写体像を表す映像信号が
所定周期(たとえば1/60秒)で出力される。CCD27か
ら出力された映像信号は、アナログ信号処理回路28にお
いて、ガンマ補正、色バランス調整などの所定のアナロ
グ信号処理が行われる。アナログ信号処理回路28から出
力された映像信号は、アナログ/ディジタル変換回路29
においてディジタル画像データに変換される。
【0032】ディジタル画像データは、CPU20を介し
て液晶表示装置23に与えられ、撮像された被写体像が表
示画面16上に表示されることとなる。
て液晶表示装置23に与えられ、撮像された被写体像が表
示画面16上に表示されることとなる。
【0033】この実施例によるディジタル・スチル・カ
メラには、5つの画像メモリ31から35が含まれている。
それぞれの画像メモリ31から35は、一駒の画像を表す画
像データを記憶できる容量を持っている。
メラには、5つの画像メモリ31から35が含まれている。
それぞれの画像メモリ31から35は、一駒の画像を表す画
像データを記憶できる容量を持っている。
【0034】通常撮像モードにおいて、シャッタ・レリ
ーズ・ボタン1が押されると、上述のようにしてアナロ
グ/ディジタル変換回路29から出力された画像データ
は、画像メモリ31(その他の画像メモリでもよい)に与
えられ、一時的に記憶される。画像データは、画像メモ
リ31から読み出され、ディジタル信号処理回路36に入力
する。ディジタル信号処理回路36において、輝度データ
および色差データの生成、画素補間などの所定のディジ
タル信号処理が行われる。
ーズ・ボタン1が押されると、上述のようにしてアナロ
グ/ディジタル変換回路29から出力された画像データ
は、画像メモリ31(その他の画像メモリでもよい)に与
えられ、一時的に記憶される。画像データは、画像メモ
リ31から読み出され、ディジタル信号処理回路36に入力
する。ディジタル信号処理回路36において、輝度データ
および色差データの生成、画素補間などの所定のディジ
タル信号処理が行われる。
【0035】ディジタル信号処理回路36から出力された
画像データがメモリ・カード37に与えられ、記録され
る。
画像データがメモリ・カード37に与えられ、記録され
る。
【0036】このように、通常撮像モードが設定されて
いるときに、シャッタ・レリーズ・ボタン1が押される
と、シャッタ・レリーズ・ボタン1が押されたタイミン
グで撮像することにより得られる画像データがメモリ・
カード37に記録されることとなる。
いるときに、シャッタ・レリーズ・ボタン1が押される
と、シャッタ・レリーズ・ボタン1が押されたタイミン
グで撮像することにより得られる画像データがメモリ・
カード37に記録されることとなる。
【0037】モード設定ダイアル18により遡及撮像モー
ドが設定されると、CCD27によって後述する撮像周期
で被写体が撮像される。CCD27からは撮像周期で被写
体像を表す映像信号が出力され、アナログ/ディジタル
変換回路29においてディジタル画像データに変換され
る。アナログ/ディジタル変換回路29から出力される画
像データがCPU20を介して液晶表示装置23に与えられ
ることにより、被写体像が表示画面16上に表示されるの
は通常撮像モードと同様である。
ドが設定されると、CCD27によって後述する撮像周期
で被写体が撮像される。CCD27からは撮像周期で被写
体像を表す映像信号が出力され、アナログ/ディジタル
変換回路29においてディジタル画像データに変換され
る。アナログ/ディジタル変換回路29から出力される画
像データがCPU20を介して液晶表示装置23に与えられ
ることにより、被写体像が表示画面16上に表示されるの
は通常撮像モードと同様である。
【0038】遡及撮像モードにおいては、アナログ/デ
ィジタル変換回路29から撮像周期で出力される画像デー
タが画像メモリ31から35に順次上書きされる。すなわ
ち、第5n(nは0以上の整数)+1駒目の画像デー
タ、第5n+2駒目の画像データ、第5n+3駒目の画
像データ、第5n+4駒目の画像データおよび第5n+
5駒目の画像データが第1の画像メモリ31,第2の画像
メモリ32,第3の画像メモリ33,第4の画像メモリ34お
よび第5の画像メモリ35にそれぞれ撮像周期ごとに記憶
される。したがって、一駒目,二駒目、三駒目、四駒目
および五駒目のそれぞれの画像データが第1の画像メモ
リ31,第2の画像メモリ32,第3の画像メモリ33,第4
の画像メモリ34および第5の画像メモリ35にそれぞれ記
憶され、六駒目の画像データがアナログ/ディジタル変
換回路29から出力されると、再び第1の画像メモリ31に
上書きされる。画像メモリ31から35には、最新の5駒分
の画像を表す画像データが記憶されていることとなる。
ィジタル変換回路29から撮像周期で出力される画像デー
タが画像メモリ31から35に順次上書きされる。すなわ
ち、第5n(nは0以上の整数)+1駒目の画像デー
タ、第5n+2駒目の画像データ、第5n+3駒目の画
像データ、第5n+4駒目の画像データおよび第5n+
5駒目の画像データが第1の画像メモリ31,第2の画像
メモリ32,第3の画像メモリ33,第4の画像メモリ34お
よび第5の画像メモリ35にそれぞれ撮像周期ごとに記憶
される。したがって、一駒目,二駒目、三駒目、四駒目
および五駒目のそれぞれの画像データが第1の画像メモ
リ31,第2の画像メモリ32,第3の画像メモリ33,第4
の画像メモリ34および第5の画像メモリ35にそれぞれ記
憶され、六駒目の画像データがアナログ/ディジタル変
換回路29から出力されると、再び第1の画像メモリ31に
上書きされる。画像メモリ31から35には、最新の5駒分
の画像を表す画像データが記憶されていることとなる。
【0039】遡及撮像モードにおいてシャッタ・レリー
ズ・ボタン1が押されると、実際にシャッタ・レリーズ
・ボタン1が押された時点からタイム・ラグを遡った時
間に撮像された画像データが画像メモリ31から35の中か
ら読み出される。読み出された画像データがディジタル
信号処理回路36においてディジタル信号処理され、メモ
リ・カード37に記録されることとなる。
ズ・ボタン1が押されると、実際にシャッタ・レリーズ
・ボタン1が押された時点からタイム・ラグを遡った時
間に撮像された画像データが画像メモリ31から35の中か
ら読み出される。読み出された画像データがディジタル
信号処理回路36においてディジタル信号処理され、メモ
リ・カード37に記録されることとなる。
【0040】図4は、タイム・ラグ測定モードの処理手
順を示すフローチャートである。
順を示すフローチャートである。
【0041】このタイム・ラグ測定モードは、表示画面
16上に、時間の経過とともに数が少なくなる数字xを表
示し、0が表示されたのをユーザが見ると、シャッタ・
レリーズ・ボタン1が押される。数字xが0となった時
から実際にシャッタ・レリーズ・ボタン1が押された時
までの時間を測定し、タイム・ラグとするものである。
16上に、時間の経過とともに数が少なくなる数字xを表
示し、0が表示されたのをユーザが見ると、シャッタ・
レリーズ・ボタン1が押される。数字xが0となった時
から実際にシャッタ・レリーズ・ボタン1が押された時
までの時間を測定し、タイム・ラグとするものである。
【0042】モード設定ダイアル18によりタイム・ラグ
測定モードが設定されると、表示画面16に数字x(初期
値はたとえばx=3)が表示される(ステップ41)。数
字xが0でなければ(ステップ42でNO),数字xがデ
クレメントされる(ステップ44)。表示画面16上に表示
される数字xは、デクレメントされた数字x(たとえ
ば、x=2)に切り替わる(ステップ41)。
測定モードが設定されると、表示画面16に数字x(初期
値はたとえばx=3)が表示される(ステップ41)。数
字xが0でなければ(ステップ42でNO),数字xがデ
クレメントされる(ステップ44)。表示画面16上に表示
される数字xは、デクレメントされた数字x(たとえ
ば、x=2)に切り替わる(ステップ41)。
【0043】数字xが0となり、表示画面16に表示され
ると(ステップ42でYES),タイマ26がリセットされ
(計測時間t=0)、計時が開始される(ステップ4
3)。
ると(ステップ42でYES),タイマ26がリセットされ
(計測時間t=0)、計時が開始される(ステップ4
3)。
【0044】シャッタ・レリーズ・ボタン1の押下が検
出されなければ(ステップ44でNO)、あらかじめ定め
られている待ち時間tmax(たとえば、3秒)よりも長
い時間の間シャッタ・レリーズ・ボタン1の押下がない
か(t>tmax)どうかが確認される(ステップ46)。
待ち時間よりも長い間、シャッタ・レリーズ・ボタン1
の押下がないと(ステップ46でYES),ユーザの押し
忘れなどと考えられるために正確なタイム・ラグを測定
できない。このために表示画面16上に「やり直し」の文
字が表示され(ステップ47)、タイム・ラグの測定がや
り直される(ステップ47)。数字xが初期値3にリセッ
トされ、ステップ41の処理から繰り返される(ステップ
48)。
出されなければ(ステップ44でNO)、あらかじめ定め
られている待ち時間tmax(たとえば、3秒)よりも長
い時間の間シャッタ・レリーズ・ボタン1の押下がない
か(t>tmax)どうかが確認される(ステップ46)。
待ち時間よりも長い間、シャッタ・レリーズ・ボタン1
の押下がないと(ステップ46でYES),ユーザの押し
忘れなどと考えられるために正確なタイム・ラグを測定
できない。このために表示画面16上に「やり直し」の文
字が表示され(ステップ47)、タイム・ラグの測定がや
り直される(ステップ47)。数字xが初期値3にリセッ
トされ、ステップ41の処理から繰り返される(ステップ
48)。
【0045】待ち時間tmaxを経過する前にシャッタ・
レリーズ・ボタン1が押されると(ステップ45でYE
S),押下に応答してタイマ26の計時が停止する(ステ
ップ49)。タイマ26により得られた計測時間tがタイム
・ラグtlとされる。タイム・ラグt1を表すデータが
メモリ25に記憶される。もっともユーザを識別するID
を入力可能とし、IDに対応してユーザごとのタイム・
ラグtlを測定して、記憶するようにしてもよい。その
場合には、遡及撮像モードにより画像データを記録する
場合には、ユーザを識別するIDを入力させることとな
ろう。
レリーズ・ボタン1が押されると(ステップ45でYE
S),押下に応答してタイマ26の計時が停止する(ステ
ップ49)。タイマ26により得られた計測時間tがタイム
・ラグtlとされる。タイム・ラグt1を表すデータが
メモリ25に記憶される。もっともユーザを識別するID
を入力可能とし、IDに対応してユーザごとのタイム・
ラグtlを測定して、記憶するようにしてもよい。その
場合には、遡及撮像モードにより画像データを記録する
場合には、ユーザを識別するIDを入力させることとな
ろう。
【0046】つづいて、測定されたタイム・ラグtlを
用いてCCD27による撮像間隔tm1が算出される(ス
テップ51)。撮像間隔tm1は、式1および式2から得
られる。
用いてCCD27による撮像間隔tm1が算出される(ス
テップ51)。撮像間隔tm1は、式1および式2から得
られる。
【0047】
【数1】
式1において右辺は、得られた解を四捨五入して整数化
することを示している。Nは、画像メモリの数、すなわ
ち、画像メモリ31から35により記憶できる画像データに
よって表される画像の駒数を示している。tfは、ディ
ジタル・スチル・カメラが可能な最短撮像間隔(たとえ
ば、1/60秒)を示している。
することを示している。Nは、画像メモリの数、すなわ
ち、画像メモリ31から35により記憶できる画像データに
よって表される画像の駒数を示している。tfは、ディ
ジタル・スチル・カメラが可能な最短撮像間隔(たとえ
ば、1/60秒)を示している。
【0048】tm1=tm0・tf・・・式2
式2から、得られる撮像間隔tm1が最短連写間隔tf
の整数倍となることが理解されよう。したがって、画像
メモリ31から35のすべての画像データの更新周期も整数
時間の倍数となる。
の整数倍となることが理解されよう。したがって、画像
メモリ31から35のすべての画像データの更新周期も整数
時間の倍数となる。
【0049】算出された撮像間隔tm1を表わすデータ
がメモリ25に記憶される(ステップ52)。この撮像間隔
tm1についてもユーザごとに記憶しておくようにして
もよいのはいうまでもない。もっともタイム・ラグtl
がユーザごとに記憶されていれば、式1および式2から
ユーザごとの撮像間隔tm1を算出できるので、かなら
ずしも撮像間隔tm1をユーザごとに記憶しておく必要
はない。
がメモリ25に記憶される(ステップ52)。この撮像間隔
tm1についてもユーザごとに記憶しておくようにして
もよいのはいうまでもない。もっともタイム・ラグtl
がユーザごとに記憶されていれば、式1および式2から
ユーザごとの撮像間隔tm1を算出できるので、かなら
ずしも撮像間隔tm1をユーザごとに記憶しておく必要
はない。
【0050】図5は、算出された撮像間隔tm1を用い
た遡及撮像モードの処理の様子を示すタイム・チャート
である。
た遡及撮像モードの処理の様子を示すタイム・チャート
である。
【0051】撮像周期tm1で被写体が撮像され、撮像
周期tm1ごとに画像データが画像メモリ31,32,33,
34および35の順序で上書きされていく。画像メモリ31か
ら35のすべての画像データの更新周期T1は、タイム・
ラグtlと等しくなる。すなわち、画像メモリ31から35
のすべての画像データの更新周期T1が、タイム・ラグ
tlと等しくなるように撮像周期tm1が決定される。
周期tm1ごとに画像データが画像メモリ31,32,33,
34および35の順序で上書きされていく。画像メモリ31か
ら35のすべての画像データの更新周期T1は、タイム・
ラグtlと等しくなる。すなわち、画像メモリ31から35
のすべての画像データの更新周期T1が、タイム・ラグ
tlと等しくなるように撮像周期tm1が決定される。
【0052】時刻t12においてシャッタ・レリーズ・ボ
タン1が押されると、その時刻t12からユーザのタイム
・ラグtlの時間だけ遡った時刻t11がユーザがシャッ
タ・チャンスと考えた時点である。シャッタ・レリーズ
・ボタン1が押されると、被写体の撮像が停止され、メ
モリ31から35の画像データの更新は停止する。画像メモ
リ31,32,33,34および35には、時刻t21,t22,t2
3,t24およびt25において与えられた画像データがそ
れぞれ記憶されていることとなる。
タン1が押されると、その時刻t12からユーザのタイム
・ラグtlの時間だけ遡った時刻t11がユーザがシャッ
タ・チャンスと考えた時点である。シャッタ・レリーズ
・ボタン1が押されると、被写体の撮像が停止され、メ
モリ31から35の画像データの更新は停止する。画像メモ
リ31,32,33,34および35には、時刻t21,t22,t2
3,t24およびt25において与えられた画像データがそ
れぞれ記憶されていることとなる。
【0053】時刻t11の直後に画像メモリ35に記憶され
た画像データが画像メモリ35から読み出され、メモリ・
カード37に記録されることとなる。
た画像データが画像メモリ35から読み出され、メモリ・
カード37に記録されることとなる。
【0054】実際にシャッタ・レリーズ・ボタン1が押
されたときからタイム・ラグtlの分を遡った時点にお
いて撮像されることにより得られる画像データを画像メ
モリ31から35のうちいずれかの画像メモリに記憶できる
ように、撮像間隔tmをできるだけ短くできるようにな
る。最適な撮像間隔tmを設定できるようになる。
されたときからタイム・ラグtlの分を遡った時点にお
いて撮像されることにより得られる画像データを画像メ
モリ31から35のうちいずれかの画像メモリに記憶できる
ように、撮像間隔tmをできるだけ短くできるようにな
る。最適な撮像間隔tmを設定できるようになる。
【0055】上述した実施例においては、式1および式
2から最適な撮像間隔tm1を算出し、算出された撮像
間隔tm1により被写体を撮像しているが、あらかじめ
定められている撮像間隔tm2を用いて被写体を撮像し
てもよい。
2から最適な撮像間隔tm1を算出し、算出された撮像
間隔tm1により被写体を撮像しているが、あらかじめ
定められている撮像間隔tm2を用いて被写体を撮像し
てもよい。
【0056】図6は、あらかじめ定められている撮像間
隔tm2を用いて行われる遡及撮像モードの処理を示す
タイム・チャートである。
隔tm2を用いて行われる遡及撮像モードの処理を示す
タイム・チャートである。
【0057】画像メモリ31から35のすべての画像データ
の更新周期T2と、タイム・ラグtlとの時間は、必ら
ずしも等しくない。
の更新周期T2と、タイム・ラグtlとの時間は、必ら
ずしも等しくない。
【0058】時刻t32の時点においてシャッタ・レリー
ズ・ボタン1が押されると、その後の画像メモリ31から
35への画像データの記憶は停止される。画像メモリ31か
ら35には、時刻t41からt45の時点に与えられた画像デ
ータが記憶されている。この場合、時刻t32のタイム・
ラグtl前の時刻t31が、ユーザがシャッタ・チャンス
と思った時と考えられる。
ズ・ボタン1が押されると、その後の画像メモリ31から
35への画像データの記憶は停止される。画像メモリ31か
ら35には、時刻t41からt45の時点に与えられた画像デ
ータが記憶されている。この場合、時刻t32のタイム・
ラグtl前の時刻t31が、ユーザがシャッタ・チャンス
と思った時と考えられる。
【0059】したがって、時刻t31の時点に近い時刻t
43に画像メモリ33に記憶された画像データがメモリ・カ
ード37に記録されることとなる。
43に画像メモリ33に記憶された画像データがメモリ・カ
ード37に記録されることとなる。
【0060】上述した実施例においては、画像メモリ31
〜35への記憶タイミングと撮像のタイミングとを実質的
に同じとみなしているが、撮像時から画像メモリへの画
像データの記憶に必要な時間(アナログ信号処理に要す
る時間、アナログ/ディジタル変換に必要な時間など)
だけ、さらに遡った時刻に撮像された画像データをメモ
リ・カード37に記録するようにしてもよい。
〜35への記憶タイミングと撮像のタイミングとを実質的
に同じとみなしているが、撮像時から画像メモリへの画
像データの記憶に必要な時間(アナログ信号処理に要す
る時間、アナログ/ディジタル変換に必要な時間など)
だけ、さらに遡った時刻に撮像された画像データをメモ
リ・カード37に記録するようにしてもよい。
【0061】また、上述した実施例においては5個の画
像メモリ31〜35に1駒ずつ5駒分の画像データを記憶し
ているが、1つの画像メモリに5駒分の画像データを記
憶するようにしてもよい。
像メモリ31〜35に1駒ずつ5駒分の画像データを記憶し
ているが、1つの画像メモリに5駒分の画像データを記
憶するようにしてもよい。
【図1】ディジタル・スチル・カメラを正面から見た斜
視図である。
視図である。
【図2】ディジタル・スチル・カメラを背面から見た斜
視図である。
視図である。
【図3】ディジタル・スチル・カメラの電気的構成を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図4】タイム・ラグ測定モードの処理手順を示すフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図5】遡及撮像モードのタイム・チャートである。
【図6】遡及撮像モードのタイム・チャートである。
1 シャッタ・レリーズ・ボタン
5 撮像レンズ
16 表示画面
18 モード設定ダイアル
20 CPU
23 液晶表示装置
25 メモリ
26 タイマ
27 CCD
31〜35 画像メモリ
37 メモリ・カード
Claims (5)
- 【請求項1】 シャッタ・レリーズ・ボタン、 ユーザによる上記シャッタ・レリーズ・ボタンの押下タ
イミングの遅延にもとづくシャッタ・レリーズのタイム
・ラグを算出するタイム・ラグ算出手段、 撮像間隔ごとに被写体を撮像し、被写体像を表す画像デ
ータを一駒分ずつ順に出力する撮像手段、 複数駒分の画像データを記憶する画像メモリ、 上記撮像手段から一駒分ずつ順に出力される画像データ
を、上記画像メモリに与え、すでに記憶されている画像
データを一駒分ずつ与えられる順にしたがって更新し、
上記シャッタ・レリーズ・ボタンの押下に応じて更新を
停止するように上記画像メモリを制御するメモリ制御手
段、および上記画像メモリに記憶されている複数駒分の
画像データのうち、上記シャッタ・レリーズ・ボタンが
押下された時から上記タイム・ラグ算出手段により算出
されたタイム・ラグの時間前に上記撮像手段により撮像
された画像データに相当する画像データを記録するうに
記録媒体を制御する記録制御手段、 を備えたディジタル・スチル・カメラ。 - 【請求項2】 上記複数駒分の画像データを得るために
必要な時間と上記タイム・ラグ算出手段により算出され
たタイム・ラグとがほぼ等しくなるように上記撮像手段
の上記撮像間隔を決定する撮像間隔決定手段をさらに備
えた請求項1に記載のディジタル・スチル・カメラ。 - 【請求項3】 上記複数駒分の画像データを得るために
必要な時間と上記タイム・ラグ算出手段により算出され
たタイム・ラグと上記撮像手段が可能な最短の撮像間隔
とにもとづいて上記撮像手段の上記撮像間隔を決定する
撮像間隔決定手段をさらに備えた請求項1に記載のディ
ジタル・スチル・カメラ。 - 【請求項4】 上記タイム・ラグ算出手段が、 タイム・ラグ測定モード設定手段、 表示装置、 上記タイム・ラグ測定モード設定手段によりタイム・ラ
グ測定モードが設定されたことに応じて、上記表示装置
の表示画面上にタイム・ラグ測定用のキャラクタを表示
するように上記表示装置を制御する表示制御手段、およ
び上記表示制御手段による表示制御のもとに上記表示画
面に上記キャラクタが表示された時点から上記シャッタ
・レリーズ・ボタンの押下があった時までの時間を測定
するタイマ手段、 を備えた請求項1に記載のディジタル・スチル・カメ
ラ。 - 【請求項5】 ユーザによるシャッタ・レリーズ・ボタ
ンの押下タイミングの遅延にもとづくシャッタ・レリー
ズのタイム・ラグを算出し、 撮像間隔ごとに被写体を撮像し、被写体像を表す画像デ
ータを一駒分ずつ順に得、 撮像により一駒分ずつ順に得られる画像データを、複数
駒分の画像データを記憶する画像メモリに与え、すでに
記憶されている画像データを一駒分ずつ与えられる順序
にしたがって更新し、上記シャッタ・レリーズ・ボタン
の押下に応じて更新を停止するように上記画像メモリを
制御し、 上記画像メモリに記憶されている複数駒分の画像データ
のうち、上記シャッタ・レリーズ・ボタンの押下された
時から、算出されたタイム・ラグの時間前に撮像された
画像データに相当する画像データを記録媒体に記録す
る、 ディジタル・スチル・カメラの制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001284455A JP2003092702A (ja) | 2001-09-19 | 2001-09-19 | ディジタル・スチル・カメラおよびその制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001284455A JP2003092702A (ja) | 2001-09-19 | 2001-09-19 | ディジタル・スチル・カメラおよびその制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003092702A true JP2003092702A (ja) | 2003-03-28 |
Family
ID=19107773
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001284455A Pending JP2003092702A (ja) | 2001-09-19 | 2001-09-19 | ディジタル・スチル・カメラおよびその制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003092702A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102244722A (zh) * | 2010-05-10 | 2011-11-16 | 曜鹏科技股份有限公司 | 避免快门延迟的影像撷取模块及影像撷取方法 |
CN102984456A (zh) * | 2012-11-20 | 2013-03-20 | 东莞宇龙通信科技有限公司 | 移动终端和移动终端拍照的控制方法 |
CN105025216A (zh) * | 2014-04-28 | 2015-11-04 | 维沃移动通信有限公司 | 一种运动对象的拍照方法及其系统 |
JP2015213254A (ja) * | 2014-05-02 | 2015-11-26 | キヤノン株式会社 | 表示装置、撮像装置及びその制御方法 |
CN117061861A (zh) * | 2023-10-11 | 2023-11-14 | 荣耀终端有限公司 | 一种拍摄方法、芯片系统和电子设备 |
-
2001
- 2001-09-19 JP JP2001284455A patent/JP2003092702A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102244722A (zh) * | 2010-05-10 | 2011-11-16 | 曜鹏科技股份有限公司 | 避免快门延迟的影像撷取模块及影像撷取方法 |
CN102984456A (zh) * | 2012-11-20 | 2013-03-20 | 东莞宇龙通信科技有限公司 | 移动终端和移动终端拍照的控制方法 |
CN105025216A (zh) * | 2014-04-28 | 2015-11-04 | 维沃移动通信有限公司 | 一种运动对象的拍照方法及其系统 |
JP2015213254A (ja) * | 2014-05-02 | 2015-11-26 | キヤノン株式会社 | 表示装置、撮像装置及びその制御方法 |
CN117061861A (zh) * | 2023-10-11 | 2023-11-14 | 荣耀终端有限公司 | 一种拍摄方法、芯片系统和电子设备 |
CN117061861B (zh) * | 2023-10-11 | 2024-04-12 | 荣耀终端有限公司 | 一种拍摄方法、芯片系统和电子设备 |
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