JP2003092663A - カラー画像読取装置および画像形成装置 - Google Patents

カラー画像読取装置および画像形成装置

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JP2003092663A
JP2003092663A JP2001284721A JP2001284721A JP2003092663A JP 2003092663 A JP2003092663 A JP 2003092663A JP 2001284721 A JP2001284721 A JP 2001284721A JP 2001284721 A JP2001284721 A JP 2001284721A JP 2003092663 A JP2003092663 A JP 2003092663A
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Yasuo Sakurai
靖夫 桜井
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 読み取ったカラー画像に色ムラ等の画像不良
が発生することを防止することができ、読取画像の画質
向上を図ることができるカラー画像読取装置および画像
形成装置を提供する。 【解決手段】 原稿自動送り装置の取り付け位置のバラ
ツキや原稿自動送り装置の読取位置の曲面形成等により
原稿面までの距離がR,G,B各色毎に異なってしま
い、R,G,B各色で出力差が異なっており、カラーイ
メージセンサからのRGB出力にそれぞれ出力差が生じ
ていると判断した場合には(ステップS2のY)、カラ
ーイメージセンサからのRGB出力が略均一になる位置
に原稿自動送り装置に対する走行体の画像読取位置を変
更する(ステップS3〜S4)。これにより、読み取っ
たカラー画像に色ムラ等の画像不良が発生することを防
止することができるので、読取画像の画質向上を図るこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パーソナルコンピ
ュータ等の外部装置に接続されて使用されるイメージス
キャナ、または、複写機やファクシミリ装置に備えられ
るスキャナ部等のカラー画像読取装置、このカラー画像
読取装置を備える画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンタクトガラス上に載置した原
稿に対して光を照射するための光源と複数のミラーとを
保持した走行体を副走査方向に往復移動させ、ミラーで
反射された原稿の画像をレンズを介してCCD(Charge
Coupled Device)に結像させることにより、その原稿
の画像を画像データとして出力する画像読取装置が広く
知られている。
【0003】また、近年においては、ADF(Automatic
Document Feeder:原稿自動送り装置)により原稿を自
動給紙し、自動給紙された原稿を光源と複数のミラーと
を保持した走行体上を通過させ、ミラーで反射された原
稿の画像をレンズを介してCCDに結像させることによ
り、その原稿の画像を画像データとして出力する画像読
取装置も広く知られている。
【0004】このような画像読取装置では、出力される
画像データに光源の不均一性(ランプ端部、蛍光体ム
ラ)、CCDの画素の感度不均一性、レンズによる画像
端部の光量低下などに起因する歪みを含んでいる。そこ
で、画像の読み取りに先立って読み取り領域の先端にあ
る均一な白基準板を読み取り、この白基準板の画像デー
タに含まれている前述の歪みの情報に基づいて原稿の画
像データを補正(シェーディング補正)するようにして
いる。このように画像の読み取りに先立って白基準板を
読み取る動作は、シェーディング動作と呼ばれている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一般に、1回の読取走
査でフルカラー読み取りを行うカラー画像読取装置にお
いては、受光面にR(赤)、G(緑)、B(青)の各色
フィルタを設けた3ラインCCD(カラーイメージセン
サ)が撮像素子として用いられている。
【0006】ところが、ADFをカラー画像読取装置に
備えた場合には、ADFの取り付け位置のバラツキやA
DF読取位置の曲面形成等により、原稿面までの距離が
R,G,B各色毎に異なってしまい、読み取ったカラー
画像に色ムラ等の画像不良が発生することがある。
【0007】本発明の目的は、読み取ったカラー画像に
色ムラ等の画像不良が発生することを防止することがで
き、読取画像の画質向上を図ることができるカラー画像
読取装置および画像形成装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明のカ
ラー画像読取装置は、光源を含む読取光学系を有して副
走査方向に移動自在な二つの走行体と、原稿を自動給紙
し、給紙された前記原稿を画像読取位置に位置する前記
走行体上を通過させる原稿自動送り装置と、を備え、前
記原稿の画像を前記読取光学系を介してカラーイメージ
センサに結像させて読み取るカラー画像読取装置におい
て、前記カラーイメージセンサからのRGB出力にそれ
ぞれ出力差が生じているか否かを判断するRGB出力差
判断手段と、このRGB出力差判断手段により前記カラ
ーイメージセンサからのRGB出力にそれぞれ出力差が
生じていると判断した場合、前記カラーイメージセンサ
からのRGB出力が略均一になる位置に前記原稿自動送
り装置に対する前記走行体の画像読取位置を変更する読
取位置変更手段と、を備える。
【0009】したがって、原稿自動送り装置の取り付け
位置のバラツキや原稿自動送り装置の読取位置の曲面形
成等により原稿面までの距離がR,G,B各色毎に異な
ってしまい、カラーイメージセンサからのRGB出力に
それぞれ出力差が生じていると判断した場合には、カラ
ーイメージセンサからのRGB出力が略均一になる位置
に原稿自動送り装置に対する走行体の画像読取位置が変
更される。これにより、読み取ったカラー画像に色ムラ
等の画像不良が発生することがなくなり、読取画像の画
質向上を図ることが可能になる。
【0010】請求項2記載の発明のカラー画像読取装置
は、光源を含む読取光学系を有して副走査方向に移動自
在な二つの走行体と、原稿を自動給紙し、給紙された前
記原稿を画像読取位置に位置する前記走行体上を通過さ
せる原稿自動送り装置と、を備え、前記原稿の画像を前
記読取光学系を介してカラーイメージセンサに結像させ
て読み取るカラー画像読取装置において、前記カラーイ
メージセンサからのRGB出力が略均一になる位置に前
記原稿自動送り装置に対する前記走行体の画像読取位置
を変更するようにした。
【0011】したがって、原稿自動送り装置の取り付け
位置のバラツキや原稿自動送り装置の読取位置の曲面形
成等により原稿面までの距離がR,G,B各色毎に異な
ってしまい、R,G,B各色で出力差が異なる場合、カ
ラーイメージセンサからのRGB出力が略均一になる位
置に原稿自動送り装置に対する走行体の画像読取位置が
変更可能になる。これにより、読み取ったカラー画像に
色ムラ等の画像不良が発生することがなくなり、読取画
像の画質向上を図ることが可能になる。
【0012】請求項3記載の発明の画像形成装置は、請
求項1または2記載のカラー画像読取装置と、このカラ
ー画像読取装置から出力される画像データに基づいた画
像を用紙上に印刷する画像印刷装置と、を備える。
【0013】したがって、請求項1または2記載の発明
と同様の作用を奏する画像形成装置が得られる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態を図1ない
し図9に基づいて説明する。本実施の形態は、カラー画
像読取装置としてパーソナルコンピュータ等の外部装置
に接続されて使用されるカラーイメージスキャナに適用
したものである。
【0015】ここで、図1はカラーイメージスキャナ1
の内部構造を概略的に示す縦断側面図である。図1に示
すように、カラーイメージスキャナ1は、スキャナ本体
2と、スキャナ本体2の上部に設けられたADF(原稿
自動送り装置)の一種であるRADF(両面原稿自動送
り装置)3とから構成されている。なお、このRADF
3の底部には、白色の樹脂シートである原稿押え部材3
aが設けられており、この原稿押え部材3aは圧板とし
ても機能する。
【0016】まず、スキャナ本体2について説明する。
スキャナ本体2の筐体4の上面には、原稿固定モードで
の原稿画像の読取時に原稿が載置される載置原稿用ガラ
ス5と、原稿搬送モードでの原稿画像の読取時に使用さ
れる搬送原稿用ガラス6とが設けられている。ここで、
原稿固定モードとは、載置原稿用ガラス5上に載置され
た状態の原稿の画像を読み取る動作モードであり、原稿
搬送モードとは、RADF3により原稿を自動給紙し、
自動給紙された原稿が搬送原稿用ガラス6上を通過する
際にその原稿の画像を読み取る動作モードである。
【0017】筐体4の外側には、スタートキーやアボー
トキー等の各種のキーを備えるキーボード(図示せず)
と、ディスプレイ(図示せず)とを備えた本体操作パネル
7(図2参照)が設けられている。また、キーボードに
は、A4、B5等の規定の用紙サイズの指定を受け付け
る用紙指定キーや、不定サイズの用紙の寸法の手動によ
る入力を受け付ける置数キー、カラー読み取りモードと
モノクロ読み取りモードとのいずれか一方を選択するモ
ードキー(ともに図示せず)等が設けられている。
【0018】また、筐体4の内部であって載置原稿用ガ
ラス5に下方から対向する位置には、光源である照明ラ
ンプ(Xeランプ)8およびミラー9を備える第一走行
体10が、載置原稿用ガラス5に沿って副走査方向Xに
移動自在に配置されている。この第一走行体10の反射
光路には、2個のミラー11,12を備える第二走行体
13が、載置原稿用ガラス5に沿って副走査方向Xに移
動自在に配置されており、この第二走行体13の反射光
路には、レンズ14を介してカラーイメージセンサであ
るカラーCCD(Charge Coupled Device)15を搭載し
たCCD駆動ユニットであるSBU(Sensor Board Uni
t)16が位置している。
【0019】第一走行体10と第二走行体13とには、
ステッピングモータ17がプーリやワイヤなど(いずれ
も図示せず)により連結されており、図1中左側から右
側へ2:1の速度比で同一の副走査方向Xに移動自在と
されている。つまり、第一走行体10と第二走行体13
とによって走査光学系が構成されている。このように2
個の走行体10,13が移動することにより、載置原稿
用ガラス5に載置された原稿の画像がカラーCCD15
により副走査方向Xに読取走査されるので、ここに原稿
読取機構18が構成されている。以上のような原稿読取
機構18の2個の走行体10,13が移動することによ
る原稿の読取走査は、原稿固定モードの設定下で実行さ
れる。
【0020】また、筐体4の内部下方には、スキャナ本
体2およびRADF3を含めたカラーイメージスキャナ
1の動作を制御する電装系を構成するSCU(Scanner C
ontrol Unit)19等のユニット基板が内蔵されている。
【0021】さらに、筐体4の内部には、原稿固定モー
ドでの原稿読取において載置原稿用ガラス5の上に載置
された原稿のサイズを検出する原稿サイズセンサ(幅)6
1(図2参照)、原稿サイズセンサ(長さ)62(図2参照)
が設けられている。
【0022】次に、原稿搬送モードの設定下において使
用されるRADF3について説明する。なお、このよう
な原稿搬送モードの設定下においては、第一走行体10
と第二走行体13とを搬送原稿用ガラス6の下方に停止
させてホームポジションとし、RADF3により自動給
紙される原稿を読取走査するものとする。このRADF
3には、原稿搬送モードで原稿を読み取る際に原稿を載
置するための原稿台20と、読み取りが終了した原稿を
排出するための排紙部21と、原稿台20から排紙部2
1へ連通する案内経路22と、両面読取モードにおいて
原稿を反転させる反転部23とが設けられている。ここ
で、両面読取モードとは、原稿搬送モードの一つであっ
て、RADF3により原稿を自動給紙して表面の画像を
読取走査した後に、原稿を反転させて裏面の画像を読取
走査する動作モードである。
【0023】原稿台20には、載置された原稿を案内経
路22へ搬送する際に、原稿の両側端を案内する原稿ガ
イド24が設けられている。また、原稿台20には、原
稿搬送モードで原稿を読み取る際に、原稿台20の上に
原稿が載置されているか否かを検出するセットセンサ2
5、原稿台20上に載置された原稿のサイズを検知する
幅サイズ検知センサ26、原稿長さセンサ27,28、
および、原稿の後端を検出する原稿後端センサ30が設
けられている。本実施の形態では、セットセンサ25、
幅サイズ検知センサ26、原稿長さセンサ27,28、
原稿後端センサ30は、ともに反射型の光センサであ
る。これらのセンサ類により、原稿搬送モードでは、用
紙指定キーや置数キーの押し下げによる原稿のサイズの
指定がない場合にも、原稿台20の上に載置された原稿
のサイズが自動的に指定される。
【0024】案内経路22の原稿台20側には、原稿台
20に載置された原稿を一枚ずつ分離して給送するため
の呼び出しコロ31、分離コロ32、および、搬送コロ
33に巻回されて原稿を搬送原稿用ガラス6へ搬送する
ための給紙ベルト34が設けられている。これらの呼び
出しコロ31、分離コロ32、搬送コロ33は、給紙モ
ータ(図示せず)によって駆動される。つまり、呼び出
しコロ31、分離コロ32、搬送コロ33が給紙モータ
により回転駆動されることにより、原稿台20の上に載
置された原稿が一枚ずつ案内経路22に給紙されること
になる。
【0025】加えて、案内経路22には、原稿を搬送す
るための第一搬送ローラ35および第二搬送ローラ3
6、案内経路22中の原稿を排紙部21へ搬送するため
の排紙ローラ37が設けられている。なお、第一搬送ロ
ーラ35と第二搬送ローラ36との間の案内経路22
に、搬送原稿用ガラス6が位置している。これらの第一
搬送ローラ35、第二搬送ローラ36、排紙ローラ37
は、ステッピングモータ52(図2参照)によって駆動さ
れる。さらに、第一搬送ローラ35と第二搬送ローラ3
6との間であって搬送原稿用ガラス6上には、案内経路
22の一部を形成する搬送路形成部材であって主走査方
向Yに延びる帯状のガイド部材38が設けられている。
なお、このガイド部材38は、カラーCCD15のシェ
ーディング補正を行うためにも用いられる。したがっ
て、原稿台20から案内経路22に給紙された原稿は、
第一搬送ローラ35、第二搬送ローラ36、排紙ローラ
37がステッピングモータ52により回転駆動されるこ
とにより、ガイド部材38と搬送原稿用ガラス6との間
を案内されることになる。
【0026】また、反転部23には、一端が案内経路2
2の途中から分岐する分岐点39に連通する反転路40
を形成する反転テーブル41が設けられている。この反
転テーブル41には、給紙/反転モータ51(図2参照)
により正逆回転自在に駆動される反転ローラ42が設け
られている。また、この反転路40には、支軸43を回
動中心として回動自在な分岐爪44が取り付けられてい
る。この分岐爪44は、支軸43の回動によって反転路
40を案内経路22に対して開閉することにより、排紙
ローラ37によって搬送された原稿を反転部23と排紙
部21とのいずれか一方に振り分けるものである。つま
り、原稿搬送モードの一つである両面読取モードの設定
下においては、分岐爪44は、支軸43の回動によって
反転路40を案内経路22に対して開放し、排紙ローラ
37によって搬送された原稿を反転路40に案内した
後、表裏が逆転した状態の原稿を反転ローラ42により
案内経路22に再度搬送する。
【0027】なお、原稿固定モード、原稿搬送モード、
原稿搬送モードの一つである両面読取モード等の各種モ
ードにおける原稿の給紙搬送動作の流れ、および、原稿
の反転動作の流れについては、公知の技術であるため説
明を省略する。
【0028】次に、筐体4の内部下方に内蔵されている
カラーイメージスキャナ1の電装系のブロック構造を基
本的なその作用と共に以下に説明する。
【0029】ここで、図2はカラーイメージスキャナ1
の電装系の構成例を示すブロック図、図3はその一部の
構成を詳細に示すブロック図、図4は画像データの流れ
について概略的に示すブロック図である。カラーCCD
15に入射した原稿の反射光は、SBU16においてカ
ラーCCD15内で光の強度に応じた電圧値を持つR
(赤)、G(緑)、B(青)の各色のアナログの画像信
号に変換され、奇数ビットと偶数ビットとに2分されて
出力される。このアナログ画像信号は、VIOB47の
各色毎のアナログ処理回路48で暗電位部分がそれぞれ
取り除かれ、奇数ビットと偶数ビットとが合成され、所
定の振幅にゲイン調整された後で、VIOB47の各色
毎のA/D(Analog/Digital)コンバータ49にそれぞ
れ入力されてデジタル信号化される。デジタル信号化さ
れたデジタル画像信号は、VIOB47のシェーディン
グASIC(Application Specific Integrated Circui
t)50によりシェーディング補正された後、SCU19
に出力される。なお、VIOB47には、RADF3に
用いる電装部品(セットセンサ25、幅サイズ検知セン
サ26、原稿長さセンサ27,28、原稿後端センサ3
0等)の電力供給を中継する機能を持つADU(ADF
Driving Unit)46も接続されている。
【0030】そして、SCU19の画像処理LSIであ
るRIPU45でガンマ補正、MTF補正等の画像処理
が行われた後、デジタル画像信号は、同期信号や画像ク
ロックとともにビデオ信号としてOIPU(Option Imag
e Process Unit)53に出力される。OIPU53へ出
力されたビデオ信号は、OIPU53において所定の画
像処理が行われた後、再びSCU19へと出力される。
SCU19へ再び入力されたビデオ信号は、Video入力
切替回路54に入力される。なお、このVideo入力切替
回路54の他方の入力はRIPU45から出力されたビ
デオ信号となっており、OIPU53で画像処理する
か、しないかを選択し得るように形成されている。Vide
o入力切替回路54から出力されたビデオ信号は、バッ
ファメモリであるSDRAM(Synchronous DRAM)(図示
せず)を管理するメモリ制御LSIであるSIBC(Sca
nner Image Buffer Controller)55に入力され、SD
RAMに画像データとして蓄えられる。SDRAMに蓄
えられた画像データは、SCSI(Small Computer Syst
em Interface)コントローラ57へ順次出力され、パー
ソナルコンピュータ等の外部装置(図示せず)に転送され
る。
【0031】ここに、上記のVideo入力切替回路54か
ら出力されるビデオ信号は、カラーイメージスキャナ1
をLAN(Local Area Network)を介してパーソナルコン
ピュータ等の外部装置に接続できるようにするための通
信機能を追加する拡張ボードであるNIC(Network Int
erface Card)56やIEEE1394コントローラ58
へも必要に応じて出力される。これらのNIC56やI
EEE1394コントローラ58を介して接続される外
部装置は、当該カラーイメージスキャナ1に対して外付
けされる場合と内蔵される場合とがあるが、何れであっ
てもよい。
【0032】ところで、図4に示すように、このSCU
19上には、各部を集中的に制御するCPU60、制御
プログラム等の固定的なデータを予め格納するROM6
3、画像読取条件データや演算比較データ等の可変的な
データを書き換え自在に格納するRAM64、装置の各
負荷の動作時間や紙詰まり回数、個別機能の設定値等の
電源OFF時にも保持すべきデータを格納するEEPR
OM65、時間を計時するタイムカウント機能を有する
タイマTが実装されている。したがって、CPU60
は、ROM63に予め書き込まれた制御プログラムにし
たがって各部を駆動制御することになる。例えば、CP
U60は、SCSIコントローラ57、NIC56やI
EEE1394コントローラ58を制御してパーソナル
コンピュータ等の外部装置との通信を行うように動作す
る。また、CPU60は、モータドライバ(図示せず)を
介し、ステッピングモータ17、RADF3の給紙/反
転モータ51、およびステッピングモータ52のタイミ
ング制御も行う。加えて、CPU60には、照明ランプ
8のランプ管壁温度を計測するためのサーミスタ等であ
る温度検知センサ77がA/D変換回路(図示せず)を
介して接続されている。
【0033】次に、画像データの流れについて図4を参
照して説明する。SCU19上に実装されたRIPU4
5は、CPU60の制御により、カラーCCD15を搭
載するSBU16に対して主走査ライン方向の同期信号
である主走査ライン同期信号LSYNCおよび主走査ラ
インデータの出力期間を示すゲート信号LGATEを出
力する。そして、SBU16は、RIPU45から出力
された主走査ライン同期信号LSYNCおよびゲート信
号LGATEに応じ、カラーCCD15で光電変換した
R(赤)、G(緑)、B(青)の各色のアナログ画像信
号をRIPU45に対して出力する。なお、このような
CPU60による画像データ出力のON/OFFは、R
IPU45に既知技術として装備されており、内部レジ
スタの書き換えによって制御される。また、CPU60
は、SIBC55から出力された割り込み信号に基づい
て、画像データ出力のON/OFFを切り替え制御す
る。なお、SIBC55からの割り込み信号は、SDR
AMの状態が満杯、ニアフル、空になった場合に発生
し、SIBC55の内部に既知技術として装備されたレ
ジスタによりその状態を区別できるようになっている。
【0034】カラーイメージスキャナ1の装置外面に
は、前述したように、キーボードとディスプレイとを備
えた本体操作パネル7が設けられており、この本体操作
パネル7もVIOB47を介してCPU60に接続され
ている。この本体操作パネル7上にはスタートスイッチ
やアボートスイッチが設けられており、これらのスイッ
チが押下されると入力ポートを介してCPU60は対応
するスイッチが押下されたことを検出する。
【0035】ここで、以上のような構成の下に、制御プ
ログラムに基づいてCPU60が実行する処理機能の
内、特長的な機能であるADF読取位置変更処理につい
て説明する。かかる処理は、ADF読取位置変更手段を
実現するものである。
【0036】ここで、図5はADF読取位置変更処理の
流れを概略的に示すフローチャートである。図5に示す
ように、ADF読取位置変更処理は、まず、シェーディ
ング動作を実行する(ステップS1)。シェーディング
動作は、照明ランプ8をONしてガイド部材38を照射
し、照射されたガイド部材38からの反射光をカラーC
CD15で読み取ってシェーディングデータとしてRA
M64に記憶する。
【0037】次いで、ステップS2において、カラーC
CD15におけるガイド部材38からの反射光について
出力が、R,G,B各色で差が有るか否かが判断され
る。ここに、RGB出力差判断手段の機能が実行され
る。
【0038】ここで、図6は原稿搬送モードの停止位置
Aにおけるシェーディング動作を示す説明図、図7は原
稿搬送モードの停止位置AにおけるCCD出力データを
示すグラフである。図7に示すように、原稿搬送モード
の停止位置AにおけるCCD出力データは、R,G,B
各色で出力差が発生していることが解かる。このように
R,G,B各色で出力差が異なるのは、RADF3の取
り付け位置のバラツキや、ガイド部材38の曲面形成等
によるものである。
【0039】この停止位置Aのように、R,G,B各色
で出力差が有ると判断された場合(ステップS2の
Y)、原稿搬送モードの際の画像読取位置に走行体1
0,13を移動させるためのステッピングモータのステ
ップ数を変更し(ステップS3)、原稿搬送モードの際
の走行体10,13の画像読取位置を変更する(ステッ
プS4)。つまり、ステップS3〜S4において、読取
位置変更手段の機能が実行される。
【0040】以上、ステップS1〜S4の処理を繰り返
すことにより、原稿搬送モードの際の走行体10,13
の画像読取位置を、カラーCCD15からのRGB出力
が略均一になる位置に移動させることが可能になる。こ
こで、図8は変更後の原稿搬送モードの停止位置Bにお
けるシェーディング動作を示す説明図、図9は原稿搬送
モードの停止位置BにおけるCCD出力データを示すグ
ラフである。図9に示すように、走行体の停止位置を停
止位置Aから停止位置Bに変更することにより、原稿搬
送モードの停止位置BにおけるCCD出力データは、
R,G,B各色で出力が略均一になる。
【0041】ここに、RADF3の取り付け位置のバラ
ツキやRADF3の読取位置の曲面形成等により原稿面
までの距離がR,G,B各色毎に異なってしまい、カラ
ーCCD15からのRGB出力にそれぞれ出力差が生じ
ていると判断した場合には、カラーCCD15からのR
GB出力が略均一になる位置にRADF3に対する走行
体10,13の画像読取位置が変更される。これによ
り、読み取ったカラー画像に色ムラ等の画像不良が発生
することがなくなり、読取画像の画質向上を図ることが
可能になる。
【0042】なお、本実施の形態においては、カラーC
CD15からのRGB出力にそれぞれ出力差が生じてい
るか否かをカラーCCD15からの出力に基づいてCP
U60に判断させるようにし、この判断に応じてRAD
F3に対する走行体10,13の画像読取位置を自動的
に変更するようにしたが、これに限るものではない。例
えば、操作者が読取画像を視認した結果、カラーCCD
15からのRGB出力にそれぞれ出力差が生じていると
判断した場合、本体操作パネル7を操作することによ
り、RADF3に対する走行体10,13の画像読取位
置を変更するようにしてもよい。
【0043】次に、本発明の第二の実施の形態を図10
に基づいて説明する。なお、本発明の第一の実施の形態
において説明した部分と同一部分については同一符号を
用い、説明も省略する。ここで、図10は、複写機91
の概略構成を示すブロック図である。この複写機91
は、画像形成装置であって、第一の実施の形態のカラー
イメージスキャナ1と、このカラーイメージスキャナ1
で原稿の画像を読み取った画像データに基づいて、例え
ば電子写真方式で用紙上に画像の形成を行う画像印刷装
置であるプリンタ92からなる。プリンタ92は、電子
写真方式のほか、インクジェット方式、昇華型熱転写方
式、銀塩写真方式、直接感熱記録方式、溶融型熱転写方
式など、種々の印刷方式を適用することができる。その
具体的な構成については周知であるため、詳細な説明は
省略する。
【0044】この複写機91によれば、第一の実施の形
態と同様の作用、効果を奏することができる。
【0045】
【発明の効果】請求項1記載の発明のカラー画像読取装
置によれば、光源を含む読取光学系を有して副走査方向
に移動自在な二つの走行体と、原稿を自動給紙し、給紙
された前記原稿を画像読取位置に位置する前記走行体上
を通過させる原稿自動送り装置と、を備え、前記原稿の
画像を前記読取光学系を介してカラーイメージセンサに
結像させて読み取るカラー画像読取装置において、前記
カラーイメージセンサからのRGB出力にそれぞれ出力
差が生じているか否かを判断するRGB出力差判断手段
と、このRGB出力差判断手段により前記カラーイメー
ジセンサからのRGB出力にそれぞれ出力差が生じてい
ると判断した場合、前記カラーイメージセンサからのR
GB出力が略均一になる位置に前記原稿自動送り装置に
対する前記走行体の画像読取位置を変更する読取位置変
更手段と、を備え、原稿自動送り装置の取り付け位置の
バラツキや原稿自動送り装置の読取位置の曲面形成等に
より原稿面までの距離がR,G,B各色毎に異なってし
まい、カラーイメージセンサからのRGB出力にそれぞ
れ出力差が生じていると判断した場合には、カラーイメ
ージセンサからのRGB出力が略均一になる位置に原稿
自動送り装置に対する走行体の画像読取位置を変更する
ことにより、読み取ったカラー画像に色ムラ等の画像不
良が発生することを防止することができるので、読取画
像の画質向上を図ることができる。
【0046】請求項2記載の発明のカラー画像読取装置
によれば、光源を含む読取光学系を有して副走査方向に
移動自在な二つの走行体と、原稿を自動給紙し、給紙さ
れた前記原稿を画像読取位置に位置する前記走行体上を
通過させる原稿自動送り装置と、を備え、前記原稿の画
像を前記読取光学系を介してカラーイメージセンサに結
像させて読み取るカラー画像読取装置において、前記カ
ラーイメージセンサからのRGB出力が略均一になる位
置に前記原稿自動送り装置に対する前記走行体の画像読
取位置を変更するようにし、原稿自動送り装置の取り付
け位置のバラツキや原稿自動送り装置の読取位置の曲面
形成等により原稿面までの距離がR,G,B各色毎に異
なってしまい、R,G,B各色で出力差が異なる場合、
カラーイメージセンサからのRGB出力が略均一になる
位置に原稿自動送り装置に対する走行体の画像読取位置
を変更することにより、読み取ったカラー画像に色ムラ
等の画像不良が発生することを防止することができるの
で、読取画像の画質向上を図ることができる。
【0047】請求項3記載の発明の画像形成装置によれ
ば、請求項1または2記載のカラー画像読取装置と、こ
のカラー画像読取装置から出力される画像データに基づ
いた画像を用紙上に印刷する画像印刷装置と、を備える
ことにより、請求項1または2記載の発明と同様の作用
効果を奏する画像形成装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態のカラーイメージスキャ
ナの内部構造を概略的に示す縦断側面図である。
【図2】カラーイメージスキャナの電装系の構成例を示
すブロック図である。
【図3】電装系一部の構成を詳細に示すブロック図であ
る。
【図4】カラーイメージスキャナの画像データの流れに
ついて概略的に示すブロック図である。
【図5】ADF読取位置変更処理の流れを概略的に示す
フローチャートである。
【図6】原稿搬送モードの停止位置Aにおけるシェーデ
ィング動作を示す説明図である。
【図7】原稿搬送モードの停止位置AにおけるCCD出
力データを示すグラフである。
【図8】変更後の原稿搬送モードの停止位置Bにおける
シェーディング動作を示す説明図である。
【図9】原稿搬送モードの停止位置BにおけるCCD出
力データを示すグラフである。
【図10】本発明の第二の実施の形態の複写機の全体構
成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 カラー画像読取装置 3 原稿自動送り装置 8 光源 10,13 走行体 15 カラーイメージセンサ 91 画像形成装置 92 画像印刷装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H030 AA02 AD16 BB16 2H076 BA55 BB06 EA01 5B047 AA01 AB02 AB04 BA01 BB03 BC16 CA12 CB05 DA04 DB01 DC01 5C072 AA01 BA08 BA19 CA02 DA02 DA04 DA12 EA05 FA07 FB12 MB04 NA01 QA10 RA16 UA03 UA06 UA11

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源を含む読取光学系を有して副走査方
    向に移動自在な二つの走行体と、原稿を自動給紙し、給
    紙された前記原稿を画像読取位置に位置する前記走行体
    上を通過させる原稿自動送り装置と、を備え、前記原稿
    の画像を前記読取光学系を介してカラーイメージセンサ
    に結像させて読み取るカラー画像読取装置において、 前記カラーイメージセンサからのRGB出力にそれぞれ
    出力差が生じているか否かを判断するRGB出力差判断
    手段と、 このRGB出力差判断手段により前記カラーイメージセ
    ンサからのRGB出力にそれぞれ出力差が生じていると
    判断した場合、前記カラーイメージセンサからのRGB
    出力が略均一になる位置に前記原稿自動送り装置に対す
    る前記走行体の画像読取位置を変更する読取位置変更手
    段と、を備えることを特徴とするカラー画像読取装置。
  2. 【請求項2】 光源を含む読取光学系を有して副走査方
    向に移動自在な二つの走行体と、原稿を自動給紙し、給
    紙された前記原稿を画像読取位置に位置する前記走行体
    上を通過させる原稿自動送り装置と、を備え、前記原稿
    の画像を前記読取光学系を介してカラーイメージセンサ
    に結像させて読み取るカラー画像読取装置において、 前記カラーイメージセンサからのRGB出力が略均一に
    なる位置に前記原稿自動送り装置に対する前記走行体の
    画像読取位置を変更するようにしたことを特徴とするカ
    ラー画像読取装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のカラー画像読取
    装置と、 このカラー画像読取装置から出力される画像データに基
    づいた画像を用紙上に印刷する画像印刷装置と、を備え
    ることを特徴とする画像形成装置。
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