JP2003092534A - A/d変換装置及び該装置を用いた保護継電器 - Google Patents

A/d変換装置及び該装置を用いた保護継電器

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JP2003092534A JP2001283103A JP2001283103A JP2003092534A JP 2003092534 A JP2003092534 A JP 2003092534A JP 2001283103 A JP2001283103 A JP 2001283103A JP 2001283103 A JP2001283103 A JP 2001283103A JP 2003092534 A JP2003092534 A JP 2003092534A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡素かつ小型で安価な構成により、A/D変
換の正常/異常の信頼性の高い監視を行う。 【解決手段】 サンプルホールド回路部29の前段に設
けられて正又は負の単電源で動作し、交流入力信号SI
が一方の入力端子に供給される振幅補正用の演算増幅器
25と、増幅器25の電源電圧の1/2のバイアス電圧
を増幅器25の他方の入力端子に印加し、信号SI を、
バイアス電圧を中心に振幅変化するように補正する直流
バイアス電源と、A/D変換部30から出力されたデジ
タルデータの信号SI の1周期の平均によりバイアス電
圧の実測データを求め、このデータとバイアス電圧の設
定された基準データとの差が所定の誤差範囲内か否かを
判別して、A/D変換の正常/異常を監視検出する状態
監視部とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、系統電圧,系統電
流等の周期的なアナログの交流入力信号のA/D変換に
用いられるA/D変換装置及びこのA/D変換装置を用
いたデジタル形の保護継電器に関し、詳しくは、それら
のA/D変換の正常/異常の監視検出に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、A/D変換の正常/異常の監視検
出機能を有するこの種のA/D変換装置は、1チャンネ
ル入力の場合、図5に示すように形成され、入力端子1
の図6の(a)に示す正弦波形の交流入力信号(電圧信
号又は電流信号)Siを、抵抗2を介して演算増幅器3
の反転入力端子(−)に入力し、抵抗2,4で定まる利
得(増幅率)で反転増幅する。
【0003】このとき、演算増幅器3は非反転入力端子
(+)がアナロググランドに接続され、正,負の駆動電
源端子5,5′の例えば+15V,−15Vの正,負電
源で動作し、交流入力信号Viを、0Vを中心とする±
10V以下の振幅に補正し、図6の(b)の振幅補正さ
れた信号Sjを出力端子から出力する。
【0004】さらに、信号Sjをサンプルホールド回路
部6に送って所定間隔でサンプルホールドし、回路部6
のサンプリング出力Piを信号切換用のマルチプレクサ
回路部7を介してA/D変換部8に供給し、この変換部
8により、信号Siのサンプリング出力Piを所定ビッ
ト数(例えば10ビット)のデジタルデータ(入力デー
タ)DiにA/D変換する。
【0005】つぎに、装置内のA/D変換の正常/異常
をソフトウエア処理で監視検出するため、変換部8の後
段にCPU構成の処理部9が設けられる。
【0006】また、検査電圧発生部10を設け、この発
生部10により例えば+2V〜+5Vの直流の検査電圧
の信号Stを発生し、この信号Stをサンプルホールド
回路部11によりサンプルホールドし、そのサンプリン
グ出力Ptを、マルチプレクサ回路部7を介してA/D
変換部8に供給し、データDiと同じビット数の検査デ
ータDtにA/D変換し、このデータDtを処理部9に
供給する。
【0007】そして、処理部9のソフトウエア処理で形
成された状態監視部により、検査電圧の信号Stを実際
にA/D変換して得られた検査データDt(実測デー
タ)と予め設定されたA/D変換正常時の検査データD
tの基準データ(論理値データ)Dref とを比較し、両
データDt,Dref の差が所定の誤差範囲内か否かによ
り、A/D変換部8のA/D変換の正常/異常を判別し
て監視検出する。
【0008】このとき、例えばA/D変換部8の梯形抵
抗回路の抵抗値が経時変化し、データDtがデータDre
f と異るようになり、状態監視部がA/D変換の異常を
検出すると、処理部9は、例えばデータDiとともに異
常検出フラグ等を出力し、A/D変換の異常を報知す
る。
【0009】つぎに、このA/D変換装置を用いた従来
のデジタル形の保護継電器は、系統各相について系統事
故を監視検出するため、複数チャンネル入力のA/D変
換装置を用いて、図7に示すように構成される。
【0010】図7の12a,12b,…,12mは、A
/D変換装置12の同一構成の複数のチャンネル入力部
であり、各チャンネル入力部12a〜12mにおいて
は、例えば系統の1又は複数個所の各相電圧(又は相電
流)の信号を、1対の入力端子13aと13a′,13
bと13b′,…,13mと13m′を介して補助トラ
ンス14に入力して図6の交流入力信号Siに相当する
各計測信号Si′を形成し、これらの信号Si′を、±
15Vの正負電源で動作する演算増幅器3,抵抗2,4
により、最大振幅±10Vに振幅補正し、振幅補正した
演算増幅器3の出力信号Si′をサンプルホールド回路
部6に供給してサンプルホールドする。
【0011】このとき、サンプルホールド回路部6のサ
ンプリング周期は、一般的な保護継電器のサンプリング
周期と同様、系統電源に同期した電気角30°の間隔に
設定される。
【0012】そして、サンプルホールド回路6は、系統
電源の毎周期に、12点のサンプリング出力Pi(a),P
i(b),…,Pi(m)を発生し、図5のマルチプレクサ回路
部7に対応する多チャンネル入力のマルチプレクサ回路
部15に供給する。
【0013】このマルチプレクサ回路部15は、各チャ
ンネルのサンプリング出力Pi(a)〜Pi(m)及びサンプル
ホールド回路11の検査電圧の信号Stのサンプリング
出力Ptを順次に切換えて選択し、図5のA/D変換部
8に相当する後段のチャンネル共通のA/D変換部16
に供給する。
【0014】そして、A/D変換部16により、各チャ
ンネルのサンプリング出力Pi(a)〜Pi(m),検査電圧の
信号Stのサンプリング出力Ptを、所定ビット数の入
力データDi(a), Di(b),…,Di(m),検査データDt
に変換し、これらのデータDi(a)〜Di(m),Dtを、図
5の処理部9に対応するCPU構成の処理部17に供給
する。
【0015】この処理部17は、ソフトウエア処理によ
って系統の事故監視部及びA/D変換の正常/異常の状
態監視部を形成する。
【0016】そして、事故監視部は、データDi(a)〜D
i(m)に基づき、各相の地絡,短絡等の系統事故を監視検
出し、事故検出時は、ハイレベルの引外し指令G1 を出
力する。
【0017】また、A/D変換の正常/異常の状態監視
部は、図5の処理部9の状態監視部と同様、受信した各
検査データDtと予め設定されたA/D変換正常時の基
準データDref とを比較してA/D変換部16のA/D
変換の正常/異常を判別し、異常検出時は、ハイレベル
の引外し禁止指令G2を出力する。
【0018】ところで、引外し指令G1及び禁止指令G2
は引外し制御のアンドゲート18に供給され、A/D変
換の正常時は、禁止指令G2 が出力されないため、アン
ドゲート18がオンし、このとき引外し指令G1が発生
すると、この指令G1がアンドゲート18を通って引外
し用の補助リレー19のコイル19lを通電し、その常
開の接点19swが閉じ、直流電源端子20の駆動電源が
接点19wを介して引外しリレー21のコイル21lに
流れ、そのリレー動作により、電力系統のしゃ断器22
が引外されて開放され、事故フィーダの切離し等が行わ
れる。
【0019】一方、A/D変換の異常検出時は、禁止指
令G2 が出力されてアンドゲート18がオフし、このと
き、引外し指令G1 が発生しても、アンドゲート18は
オフし続け、その出力がローレベルに保たれ、引外し指
令G1 によるしゃ断器22の引外し(開放)が禁止さ
れ、この継電器のA/D変換の異常による誤動作が防止
される。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のA/D変換
装置及び保護継電器の場合、信号Si,Si′の振幅補
正に正,負電源で動作する演算増幅器3を要するだけで
なく、A/D変換の異常検出に、専用の検査電圧発生部
10,サンプルホールド回路部11を要し、しかも、マ
ルチプレクサ回路部7,15を用いてサンプルホールド
回路部6のサンプリング出力Pi,Pi(a)〜Pi(m),サ
ンプルホールド回路部11のサンプリング出力Ptを切
換えてA/D変換部8,16に供給する必要があり、部
品数が多く、複雑で大型かつ高価になる問題点がある。
【0021】また、マルチプレクサ回路部7,15の1
チャンネルが検査電圧の信号StのA/D変換に占有さ
れ、1チャンネル入力であってもマルチプレクサ回路部
7が必要になり、多チャンネル入力の場合は、マルチプ
レクサ回路部15の入力チャンネル数がその分減少する
問題点もある。
【0022】つぎに、マルチプレクサ回路部7,15が
故障し、その出力が、サンプルホールド回路部11の検
査電圧の信号Stのサンプリング出力Ptに固定される
と、A/D変換部8,16は、データDi,di(a)〜D
i(m)として検査データDtを誤出力する。
【0023】このとき、検査データDtが正常でデータ
Dt,Dref の差が誤差範囲内であれば、A/D変換の
異常が検出されず、信頼性を損ねる問題点がある。
【0024】本発明は、この種のA/D変換装置及び保
護継電器において、とくに、専用の検査電圧を発生して
そのA/D変換の実測データ(検査データ)を求めたり
することなく、部品数が少なく、簡素かつ小型で安価な
構成により、信頼性の高いA/D変換の正常/異常の監
視検出が行えるようにすることを課題とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに、請求項1のA/D変換装置は、周期的なアナログ
の交流入力信号を振幅補正してサンプルホールド回路部
によりサンプリングし、このサンプルホールド回路部の
サンプリング出力をA/D変換部に供給してデジタルデ
ータにA/D変換し、かつ、A/D変換部の出力状態か
らA/D変換の正常/異常を監視して検出するA/D変
換装置であって、サンプルホールド回路部の前段に設け
られて正又は負の単電源で動作し、交流入力信号が一方
の入力端子に供給される振幅補正用の演算増幅器と、こ
の演算増幅器の電源電圧の1/2のバイアス電圧を演算
増幅器の他方の入力端子に印加し、交流入力信号を、バ
イアス電圧を中心に振幅変化するように補正する直流バ
イアス電源と、A/D変換部のデジタルデータの交流入
力信号の1周期の平均からバイアス電圧の実測データを
求め、実測データと前記バイアス電圧の設定された基準
データとの差が所定の誤差範囲内か否かを判別してA/
D変換の正常/異常を監視検出する状態監視部とを備え
る。
【0026】したがって、交流入力信号は振幅補正用の
演算増幅器により、その単電源電圧の1/2のバイアス
電圧を中心に振幅変化するように振幅補正され、補正後
の交流入力信号の1周期の平均振幅は、0Vでなく、バ
イアス電圧の大きさになる。
【0027】そして、振幅補正後の交流入力信号がサン
プルホールド回路部でサンプリングされてA/D変換部
でデジタルデータにA/D変換されるため、このデジタ
ルデータの交流入力信号の1周期の平均は、A/D変換
の正常時、バイアス電圧をA/D変換した実測データに
なり、このデータが従来の検査電圧の信号をA/D変換
したデータに相当し、A/D変換の異常時は、この実測
データが正常時のデータから大小変化する。
【0028】そして、バイアス電圧の実測データとA/
D変換正常時のバイアス電圧の基準データとの差に基づ
き、A/D変換の正常/異常が判別される。
【0029】この場合、従来のように専用の検査電圧を
サンプリングしてA/D変換し、A/D変換の正常/異
常の監視検出に必要な実測データを、交流入力信号のA
/D変換のデータと別個に得る必要がなく、検査電圧発
生部やその出力のサンプルホールド回路部及びマルチプ
レクサ回路部が不要であって簡素かつ安価であり、しか
も、このマルチプレクサ回路部の故障によるA/D変換
の誤出力が生じることもなく、信頼性が著しく向上す
る。
【0030】そのため、部品数が少なく簡素かつ小型で
安価な構成により、信頼性の高いA/D変換の正常/異
常の監視検出が行える。
【0031】つぎに、請求項2のA/D変換装置は、交
流入力信号が複数チャンネルの場合に、交流入力信号の
チャンネル毎に、他方の入力端子にバイアス電圧が印加
された振幅補正用の演算増幅器及びサンプルホールド回
路部を設け、各チャンネルのサンプルホールド回路部の
サンプリング出力がマルチプレクサ回路部の切換えによ
り順に入力され、各チャンネルのサンプリング出力をそ
れぞれデジタルデータにA/D変換するチャンネル共通
のA/D変換部を備え、状態監視部により、A/D変換
部の少なくとも1チャンネルのデジタルデータの交流入
力信号の1周期の平均から、バイアス電圧の実測データ
を求める。
【0032】したがって、交流入力信号が複数チャンネ
ルの場合に、各チャンネルの交流入力信号が、それぞれ
バイアス電圧を中心に振幅変化するように振幅補正され
る。
【0033】さらに、振幅補正後の各チャンネルの交流
入力信号がサンプリングされ、チャンネル共通のA/D
変換部により順にデジタルデータにA/D変換され、こ
のとき、各チャンネルのデジタルデータの交流入力信号
1周期の平均は、A/D変換の正常時、バイアス電圧を
A/D変換した実測データになる。
【0034】そして、少なくとも1チャンネルのデジタ
ルデータに基づくバイアス電圧の実測データと、予め設
定した基準データとの差から、請求項1のA/D変換装
置と同様にして、A/D変換の正常/異常が検出され
る。
【0035】このとき、従来のように検査電圧のサンプ
リング出力がA/D変換部の前段のマルチプレクサ回路
の1チャンネルを占有したりせず、その入力チャンネル
数が減少する。
【0036】そのため、交流入力信号が複数チャンネル
の場合に、請求項1の場合と同様の信頼性の高いA/D
変換の正常/異常の監視検出が行える。
【0037】つぎに、請求項3の保護継電器は、周期的
なアナログの交流入力信号としての系統電圧又は系統電
流の計測信号を振幅補正してサンプルホールド回路部に
よりサンプリングし、サンプルホールド回路部のサンプ
リング出力をA/D変換部に供給してデジタルデータに
A/D変換し、かつ、A/D変換部の出力状態から前記
A/D変換の正常/異常を監視して検出するA/D変換
装置を備え、デジタルデータに基づく系統事故の検出に
より、電力系統のしゃ断器を引外し、A/D変換の異常
検出により、系統異常の検出に基づく前記しゃ断器の引
外しを禁止する保護継電器であって、サンプルホールド
回路部の前段に設けられて正又は負の単電源で動作し、
計測信号が一方の入力端子に供給される振幅補正用の演
算増幅器と、演算増幅器の電源電圧の1/2のバイアス
電圧を演算増幅器の他方の入力端子に印加し、計測信号
を、バイアス電圧を中心に振幅変化するように補正する
直流バイアス電源と、A/D変換部のデジタルデータの
計測信号の1周期の平均からバイアス電圧の実測データ
を求め、実測データと前記バイアス電圧の設定された基
準データとの差が所定の誤差範囲内か否かを判別してA
/D変換の正常/異常を監視検出する状態監視部と、A
/D変換部のデジタルデータから実測データを減算して
交流入力信号のみのデジタルデータを再生し、系統事故
を監視検出する事故監視部とを備える。
【0038】この場合、請求項1のA/D変換装置を使
用し、その交流入力信号を系統電圧又は系統電流の計測
信号として、この計測信号のA/D変換とA/D変換の
正常/異常の監視検出とが行われる。
【0039】そして、A/D変換の異常検出時、事故監
視部の系統異常の検出に基づく電力系統のしゃ断器の引
外しが自動的に禁止され、A/D変換の異常に基づく誤
動作が防止される。
【0040】そのため、請求項1と同様の効果を奏する
信頼性の高いデジタル形の保護継電器を提供することが
できる。
【0041】さらに、請求項4の保護継電器は、計測信
号のチャンネル毎に、他方の入力端子にバイアス電圧が
印加された振幅補正用の演算増幅器及びサンプルホール
ド回路部を設け、各チャンネルのサンプルホールド回路
部のサンプリング出力が切換えて順に入力され、各チャ
ンネルのサンプリング出力をそれぞれデジタルデータに
A/D変換するチャンネル共通のA/D変換部を備え、
状態監視部により、A/D変換部から出力された少なく
とも1チャンネルのデジタルデータの計測信号の1周期
の平均によりバイアス電圧の実測データを求める。
【0042】したがって、この場合は請求項2のA/D
変換装置を使用し、チャンネルの交流入力信号をそれぞ
れ各相の系統電圧又は系統電流の計測信号として、これ
らの計測信号のA/D変換及びA/D変換の正常/異常
の検出が行われ、複数チャンネル入力の場合に、請求項
2と同様の効果を奏する信頼性の高いデジタル形,多チ
ャンネル入力の保護継電装置を提供できる。
【0043】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態につき、図1
〜図4を参照して説明する。 (1形態)まず、本発明の実施の1形態のA/D変換装
置につき、図1及び図2を参照して説明する。図1は1
チャンネル入力のA/D変換装置を示し、入力端子23
の図2の(a)に示す正弦波形の交流入力信号(例えば
電圧信号)SI を、抵抗24を介して振幅補正用の演算
増幅器25の反転入力端子(−)に入力し、抵抗24,
26で定まる利得(増幅率)で反転増幅する。
【0044】演算増幅器25は図5の従来の演算増幅器
3と異なり、駆動電源端子27の+5Vの単電源で動作
し、簡素かつ小型である。
【0045】つぎに、A/D変換の正常/異常の監視検
出を行うため、演算増幅器25の非反転入力端子(+)
は直流バイアス電源端子28に接続され、電源端子27
の電源電圧Vcc(=+5V)の1/2の+2.5Vのバ
イアス電圧(オフセット電圧)Vbiasが印加される。
【0046】そのため、演算増幅器25は、交流入力信
号SI の0Vをバイアス電圧Vbiasに移し、バイアス電
圧Vbiasを中心として0V〜+5Vの範囲で変化するよ
うに、交流入力信号SIを振幅補正する。
【0047】この振幅補正により、演算増幅器25の出
力信号SJ は図2の(b)に示すように、0V〜+5V
の範囲内で振幅変化する正電圧の正弦波形の信号にな
り、交流入力信号SIが消失したときは、出力信号SJ
バイアス電圧Vbias(=+2.5V)の定電圧信号にな
る。
【0048】つぎに、出力信号SJ を図5のサンプルホ
ールド回路部6と同様のサンプルホールド回路部29に
供給して設定間隔でサンプルホールドし、サンプリング
出力PIをA/D変換部30に供給する。
【0049】そして、A/D変換部30によりサンプリ
ング出力PI を所定ビット数(例えば10ビット)のデ
ジタルデータ(入力データ)DI にA/D変換し、この
データDIを図7の処理部9と同様のCPU構成の処理
部31に供給する。
【0050】処理部31はソフトウエア処理で状態監視
部を形成し、この状態監視部はデジタルデータDIにつ
き、交流入力信号SIの1周期分の平均を1回又は複数
回求める。
【0051】このとき、出力信号SJは交流入力信号SI
の0Vを、バイアス電圧Vbiasの+2.5Vに移した正
弦波形の信号であり、交流入力信号SI の1周期分の平
均は、A/D変換の正常時、波形の対称性に基づいて打
消され、バイアス電圧Vbiasになる。
【0052】そのため、デジタルデータDIの交流入力
信号SIの1周期の平均も、A/D変換の正常時はバイ
アス電圧Vbiasの+2.5Vのデータになる。
【0053】一方、A/D変換部30の抵抗値の経時変
化等により、A/D変換の異常が発生すると、デジタル
データDIの交流入力信号SIの1周期の平均が+2.5
Vより大又は小に変化する。
【0054】なお、実際には、部品の特性誤差等に基づ
き、A/D変換が正常であっても、デジタルデータDI
の前記の1周期の平均は、+2.5Vのデータから多少
の誤差がある。
【0055】そして、処理部31に、デジタルデータD
I の前記の1周期の平均の論理値の大きさのデータ,す
なわち+2.5Vのバイアス電圧Vbiasの基準データD
REFが予め設定され、処理部31はデジタルデータDI
の前記の1周期分の平均を実測データDI・AVとし、この
実測データDI・AVと基準データ(論理値データ)DRE F
とを比較し、その差ΔDが例えば基準データDREF の±
5%の所定の誤差範囲内か否かを判別する。
【0056】そして、差ΔDが前記の誤差範囲内であれ
ば、サンプリング回路部29からA/D変換部30まで
のA/D変換は正常であると判別し、差ΔDが前記の誤
差範囲外になるときに、前記のA/D変換の異常を検出
する。
【0057】なお、演算増幅器25が故障して+5V又
は0Vの定出力状態になったときにも、差ΔDが前記の
誤差範囲外になることから、本発明の場合、従来は検出
困難であったサンプリング回路部29の前段の振幅補正
用の演算振幅器25の故障に基づくA/D変換の異常も
検出される。
【0058】また、処理部31はソフトウエア処理のデ
ータ再生部も形成し、このデータ再生部はデジタルデー
タDI から前記の平均の実測データDI・AVを減算し、
正,負に変化する交流入力信号SIのデジタルデータD
I・ACを再生する。
【0059】そして、A/D変換の正常時は、処理部3
1からデジタルデータDI・ACを出力し、A/D変換の異
常時は、処理部31から、デジタルデータDI・AC及び異
常検出フラ 等を出力してA/D変換の異常を報知す
る。
【0060】したがって、この形態のA/D変換装置
は、このとき、図5の従来の検査データDtを得るため
の検査電圧発生部10,サンプルホールド回路部11及
びマルチプレクサ回路部7が不要であり、部品数が少な
く簡素かつ安価で小型に形成される。
【0061】そして、マルチプレクサ回路部7が設けら
れないため、この回路部7が故障したときの従来の問題
点が発生せず、しかも、演算増幅器25の故障に基づく
A/D変換の異常も検出することができる。
【0062】そのため、従来より部品数が少なく簡素で
小型かつ安価な構成により、A/D変換の異常を確実に
検出することができ、信頼性の高いA/D変換装置を提
供することができる。
【0063】(他の形態)つぎに、本発明の実施の他の
形態の保護継電器につき、図3及び図4を参照して説明
する。図3のデジタル形の保護継電器は、複数チャンネ
ル入力のA/D変換装置32を備える。
【0064】そして、図3の32a,32b,…,32
mはA/D変換装置32の同一構成のチャンネル入力部
であり、各チャンネル入力部32a〜32mにおいて
は、1対の入力端子33aと33a′,33bと33
b′,…,33mと33m′を介して例えば1又は複数
個所の各相電圧(又は相電流)の信号を補助トランス3
4に入力し、図1の交流入力信号SIと同様の各相の計
測信号SI′を形成し、これらの信号SI ′を、抵抗2
4を介して+5Vの単電源で動作するそれぞれの演算増
幅器25の反転入力端子(−)に供給する。
【0065】このとき、演算増幅器25の非反転入力端
子(+)に直流バイアス電源の端子28の+2.5Vの
バイアス電圧Vbiasが印加され、演算増幅器25はバイ
アス電圧Vbiasを中心に0V〜+5Vの範囲で変化する
ように、計測信号SI ′を振幅補正する。
【0066】この振幅補正により、演算増幅器25の出
力信号SJ ′は、図1の出力信号S J と同様、図4の実
線イに示すように、0V〜+5Vの範囲内で振幅変化す
る正電圧の正弦波形の信号になり、計測信号SI′が消
失すると、出力信号SJ′はバイアス電圧Vset (=+
2.5V)の定電圧信号になる。
【0067】さらに、演算増幅器25の出力信号SJ
をサンプルホールド回路部29でサンプルホールドし、
図1のサンプリング出力PI と同様の各チャンネルのサ
ンプリング出力PI(a),PI(b),…,PI(m)を得る。
【0068】このとき、サンプリング出力PI(a)〜P
I(m)は、それぞれ系統電源の電気角30°毎のサンプル
ホールドにより、図4の・印に示すように、系統電源の
1周期に12点発生する。
【0069】そして、このサンプリング出力PI(a)〜P
I(m)を、図7のマルチプレクサ回路部15に相当するマ
ルチプレクサ回路部35を介して図1のA/D変換部3
0に相当するチャンネル共通のA/D変換部36に順次
に切換えて出力し、それぞれ所定ビット数の入力データ
I(a)〜DI(b),…,DI(m)にA/D変換する。
【0070】さらに、これらのデータDI(a)〜D
I(m)を、図1の処理部31と同様のCPU構成の処理部
37に供給する。
【0071】そして、処理部37のソフトウエア処理で
形成された状態監視部によりチャンネルのデータDI(a)
〜DI(m)につき、チャンネル毎に計測信号SI ′の1周
期分の平均を求めてバイアス電圧Vbiasの実測データD
I(a)・AV,DI(b)・AV,…,D I(m)・AV を得、その実測デ
ータDI(a)・AV〜DI(m)・AVと、設定された+2.5Vの
基準データDREF とを比較する。
【0072】なお、データDI(a)〜DI(m),DREF が1
0ビットデータの場合、基準データDREF は10進数表
記で0〜1024の中間の512の大きさのデータであ
り、これが2.5Vに相当する。
【0073】さらに、求めたこの比較により、実測デー
タDI(a)・AV〜DI(b)・AVと基準データDREF との差ΔD
a,ΔDb,…,ΔDmが、例えばデータDREF の±5
%の所定の誤差範囲内か否かを判別し、全ての差ΔDa
〜ΔDmが誤差範囲内であればA/D変換は正常である
と判別し、いずれかのΔDa〜ΔDmが誤差範囲外にな
ると、A/D変換の異常を検出し、図7の指令G2 と同
様のハイレベルの引外し禁止指令G2を出力する。
【0074】一方、処理部37のソフトウエア処理で形
成された事故監視部は、各チャンネルのデータDI(a)
I(m)からそれぞれのチャンネルの最新の実測データD
I(a) ・AV 〜DI(b)・AV を減算し、0Vを中心に正,負変
化する各チャンネルの計測信号SI′のデジタルデータ
I(a)・AC,DI(b)・AC,…,DI(m)・ACを再生し、これ
らのデータDI(a)・AC〜DI(m)・ACに基づき、各相の系統
事故を監視検出し、事故検出時は図7の指令G1 と同様
のハイレベルの引外し指令G1を出力する。
【0075】そして、指令G1,G2がアンドゲート1
8に供給され、A/D変換の正常時は、アンドゲート1
8がオンし、系統事故の検出により、補助リレー19が
動作してその接点19swが閉成され、引外しリレー21
が動作してしゃ断器22が引外され、A/D変換の異常
時は、アンドゲート18がオフし、事故検出によるしゃ
断器22の引外しが禁止される。
【0076】この場合、図7の従来の継電器の検査電圧
発生部10,サンプルホールド回路11は省かれる。
【0077】しかも、マルチプレクサ回路部35には、
図7の従来のマルチプレクサ回路部15のような検査デ
ータDtの入力チャンネルが不要でその分入力チャンネ
ル数が少なくなる。
【0078】そして、マルチプレクサ回路部35の入力
チャンネル数が少なくなることから、全体の処理効率が
向上する。
【0079】また、マルチプレクサ回路部35が故障
し、いずれかのチャンネルのサンプリング出力PI(a)
I(m)の出力に固定されても、A/D変換部36のA/
D変換の異常が発生すると、その異常を確実に検出する
ことができ、信頼性が向上する。
【0080】さらに、演算増幅器25が故障したときに
も、A/D変換の異常として検出することができ、一層
信頼性が向上する。
【0081】したがって、従来より簡素かつ小型で安価
な構成により、A/D変換の異常に基づく誤動作を確実
に防止することができ、信頼性の高い保護継電器を提供
することができる。
【0082】ところで、前記形態においては、信頼性の
向上等を図るため、各チャンネルの実測データD
I(a)・Av〜DI(m)・Avと基準データDREF との差ΔDa〜
ΔDmに基づいてA/D変換の正常/異常を判別した
が、A/D変換部35についての異常検出のみを行う場
合等には、いずれか1チャンネルの実測データ,例えば
実測データDI(a)・Avと基準データDREFとの差ΔDaの
みからA/D変換の正常/異常を判別すればよい。
【0083】なお、請求項2の複数チャンネル入力のA
/D変換装置は、図3のA/D変換装置32と同様に形
成される。
【0084】また、前記両形態にあっては、演算増幅器
25が正の単電源で動作する場合について説明したが、
演算増幅器25が負の単電源で動作するものであっても
よく、この場合はバイアス電圧Vbiasが負になり、補正
後の交流入力信号,計測信号が負電圧範囲で変化する点
が前記両実施の形態と異なる。
【0085】一方、図3の保護継電器の入力信号数(チ
ャンネル数)はどのようであってもよく、1チャンネル
入力であれば、図3のA/D変換装置32の代わりに、
図1の1チャンネルのA/D変換装置を設けて形成すれ
ばよい。
【0086】そして、本発明は種々の用途のA/D変換
装置及びデジタル形の保護継電器に適用することができ
る。
【0087】
【発明の効果】本発明は、以下に記載する効果を奏す
る。まず、請求項1のA/D変換装置の場合は、振幅補
正用の演算増幅器25により、交流入力信号SI が、電
源電圧の1/2のバイアス電圧Vbiasを中心に振幅変化
するように振幅補正され、補正後の交流入力信号SI
1周期の平均振幅が、0Vでなく、正又は負のバイアス
電圧Vbiasの大きさになる。
【0088】そして、補正後の交流入力信号SI がサン
プルホールド回路部29でサンプリングされてA/D変
換部30でデジタルデータDI にA/D変換されるた
め、このデジタルデータDIの交流入力信号SIの1周期
の平均がバイアス電圧VbiasをA/D変換した実測デー
タDI・AVになる。
【0089】そして、実測データDI・AVと設定されたバ
イアス電圧Vbiasの基準データDRE F との差に基づいて
A/D変換の正常/異常が判別されるため、従来のよう
に、A/D変換の正常/異常の監視検出に必要な実測デ
ータを、交流入力信号のA/D変換のデータと別個に得
る必要がなく、そのための電圧発生部,サンプルホール
ド回路部等が不要であり、部品数が少なく簡素かつ小型
で安価な構成により、信頼性の高いA/D変換の正常/
異常の監視検出を行うことができる。
【0090】また、請求項2のA/D変換装置の場合
は、交流入力信号SI ′が複数チャンネルのときに、請
求項1の場合と同様、簡素かつ小型で安価な構成によ
り、信頼性の高いA/D変換の正常/異常の監視検出を
行うことができる。
【0091】つぎに、請求項3及び請求項4の保護継電
器の場合は、請求項1又は請求項2のA/D変換装置を
用いることにより、簡素かつ小型で安価な構成により、
A/D変換の正常/異常の信頼性の高い監視を行って、
A/D変換の異常時に、しゃ断器22を誤って引外す事
態を確実に防止し、信頼性の高いデジタル形の保護継電
装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の1形態のA/D変換装置の結線
図である。
【図2】(a),(b)は図1の交流入力信号SI,振
幅補正後の出力信号SJの波形図である。
【図3】本発明の実施の他の形態の保護継電装置の結線
図である。
【図4】図3の動作説明用の波形図である。
【図5】従来のA/D変換装置の結線図である。
【図6】(a),(b)は図5の交流入力信号Si,振
幅補正後の出力信号Sjの波形図である。
【図7】従来の保護継電装置の結線図である。
【符号の説明】
22 しゃ断器 25 演算増幅器 28 直流バイアス電源端子 29 サンプルホールド回路部 30,36 A/D変換部 31,37 処理部 35 マルチプレクサ回路部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周期的なアナログの交流入力信号を振幅
    補正してサンプルホールド回路部によりサンプリング
    し、 前記サンプルホールド回路部のサンプリング出力をA/
    D変換部に供給してデジタルデータにA/D変換し、 かつ、前記A/D変換部の出力状態から前記A/D変換
    の正常/異常を監視して検出するA/D変換装置であっ
    て、 前記サンプルホールド回路部の前段に設けられて正又は
    負の単電源で動作し、前記交流入力信号が一方の入力端
    子に供給される振幅補正用の演算増幅器と、 前記演算増幅器の電源電圧の1/2のバイアス電圧を前
    記演算増幅器の他方の入力端子に印加し、前記交流入力
    信号を、前記バイアス電圧を中心に振幅変化するように
    補正する直流バイアス電源と、 前記A/D変換部のデジタルデータの前記交流入力信号
    の1周期の平均から前記バイアス電圧の実測データを求
    め、前記実測データと前記バイアス電圧の設定された基
    準データとの差が所定の誤差範囲内か否かを判別して前
    記A/D変換の正常/異常を監視検出する状態監視部と
    を備えたことを特徴とするA/D変換装置。
  2. 【請求項2】 交流入力信号のチャンネル毎に、他方の
    入力端子にバイアス電圧が印加された振幅補正用の演算
    増幅器及びサンプルホールド回路部を設け、 各チャンネルの前記サンプルホールド回路部のサンプリ
    ング出力が切換えて順に入力され、前記各チャンネルの
    サンプリング出力をそれぞれデジタルデータにA/D変
    換するチャンネル共通のA/D変換部を備え、 状態監視部により、前記A/D変換部の少なくとも1チ
    ャンネルのデジタルデータの前記交流入力信号の1周期
    の平均から前記バイアス電圧の実測データを求めること
    を特徴とする請求項1記載のA/D変換装置。
  3. 【請求項3】 周期的なアナログの交流入力信号として
    の系統電圧又は系統電流の計測信号を振幅補正してサン
    プルホールド回路部によりサンプリングし、 前記サンプルホールド回路部のサンプリング出力をA/
    D変換部に供給してデジタルデータにA/D変換し、 かつ、前記A/D変換部の出力状態から前記A/D変換
    の正常/異常を監視して検出するA/D変換装置を備
    え、 前記デジタルデータに基づく系統事故の検出により、電
    力系統のしゃ断器を引外し、 前記A/D変換の異常検出により、前記系統異常の検出
    に基づく前記しゃ断器の引外しを禁止する保護継電器で
    あって、 前記サンプルホールド回路部の前段に設けられて正又は
    負の単電源で動作し、前記計測信号が一方の入力端子に
    供給される振幅補正用の演算増幅器と、 前記演算増幅器の電源電圧の1/2のバイアス電圧を前
    記演算増幅器の他方の入力端子に印加し、前記計測信号
    を、前記バイアス電圧を中心に振幅変化するように補正
    する直流バイアス電源と、 前記A/D変換部のデジタルデータの前記計測信号の1
    周期の平均から前記バイアス電圧の実測データを求め、
    前記実測データと前記バイアス電圧の設定された基準デ
    ータとの差が所定の誤差範囲内か否かを判別して前記A
    /D変換の正常/異常を監視検出する状態監視部と、 前記A/D変換部のデジタルデータから前記実測データ
    を減算して前記交流入力信号のデジタルデータを再生し
    て系統事故を監視検出する事故監視部とを備えたことを
    特徴とする保護継電器。
  4. 【請求項4】 計測信号のチャンネル毎に、他方の入力
    端子にバイアス電圧が印加された振幅補正用の演算増幅
    器及びサンプルホールド回路部を設け、 各チャンネルの前記サンプルホールド回路部のサンプリ
    ング出力が切換えて順に入力され、前記各チャンネルの
    サンプリング出力をそれぞれデジタルデータにA/D変
    換するチャンネル共通のA/D変換部を備え、 状態監視部により、前記A/D変換部から出力された少
    なくとも1チャンネルのデジタルデータの前記計測信号
    の1周期の平均により前記バイアス電圧の実測データを
    求めることを特徴とする請求項3記載の保護継電器。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008186592A (ja) * 2007-01-26 2008-08-14 Mitsubishi Electric Corp 回路遮断器
JP2011196720A (ja) * 2010-03-17 2011-10-06 Advantest Corp 検出装置、測定装置、および検出方法
JP2011228996A (ja) * 2010-04-21 2011-11-10 Hitachi Automotive Systems Ltd 車載制御装置、車載制御装置の検査方法
JP2011234119A (ja) * 2010-04-27 2011-11-17 Fujitsu Ltd 信号処理回路及び信号処理方法

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