JP2003092150A - 非水電解液二次電池 - Google Patents

非水電解液二次電池

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JP2003092150A JP2001281435A JP2001281435A JP2003092150A JP 2003092150 A JP2003092150 A JP 2003092150A JP 2001281435 A JP2001281435 A JP 2001281435A JP 2001281435 A JP2001281435 A JP 2001281435A JP 2003092150 A JP2003092150 A JP 2003092150A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高温環境下において充放電されたり、放置さ
れた場合においても容量劣化および内部抵抗上昇を最小
限に抑制し、長期耐久性、高温安定性に優れた非水電解
液二次電池を提供することを目的とする。 【解決手段】 リチウム含有複合酸化物からなる正極
と、非水電解液と、リチウムを吸蔵、放出し得る炭素材
料からなる負極とを備えた非水電解液二次電池であっ
て、前記炭素材料は(d002)が0.360nm以上
0.390nm以下である低結晶性炭素であり、且つ満
充電時の負極の容量密度が、金属リチウムを対極とした
時の充放電可能容量密度の30%〜70%とした非水電
解液二次電池とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は非水電解液二次電
池、特に長期耐久性に優れたリチウムイオン二次電池に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、リチウムイオン二次電池は高い作
動電圧と高エネルギー密度を有する二次電池として携帯
電話やノート型パソコン、ビデオカムコーダーなどのポ
ータブル電子機器の駆動用電源として実用化され、急速
な成長を遂げ、小型二次電池をリードする電池系として
生産量は増え続けている。しかしながらこれらリチウム
イオン二次電池の正極材料には、そのほとんどがリチウ
ムとコバルトの複合酸化物(LiCoO2)が用いられ
ている。
【0003】LiCoO2は高電圧、高エネルギー密度
であり、高温安定性やサイクル寿命特性に優れるなど高
性能な正極材料であるが、コバルトは資源的に希少であ
り、産地が限られることから、高価であり供給安定性に
不安がある。
【0004】最近になって、電力貯蔵用や電気自動車用
途の大型リチウムイオン二次電池の開発が進められてお
り、正極材料としてはより安価で資源量が豊富なスピネ
ル構造を有するリチウムマンガン複合酸化物(LiMn
24)が有望視されている。LiMn24は4V級の放
電を示す材料として古くから知られており(特公昭58
−34414号公報)一部実用化はされているが、サイ
クル寿命特性や高温安定性などにおいてLiCoO2
極に比べて劣っており、それら性能向上に対する様々な
取り組みがなされている。一例を挙げると、マンガン原
子の一部をコバルト、クロム、ニッケルなど他の遷移金
属元素で置換することによって充放電時の結晶構造の安
定化を図る試みが報告されているが、サイクル寿命特性
は向上するものの、高温安定性に関しては充分な改良に
は至っていない。
【0005】またリチウムマンガン複合酸化物と並んで
有望視されているのが六方晶構造を有するリチウムニッ
ケル複合酸化物(LiNiO2)である。LiNiO2
非常に高容量密度を有する正極材料であるが、充放電に
伴う結晶構造変化を伴うために可逆性が悪く、一般には
Ni元素の一部をCoなどの他元素で置換した3元系の
複合酸化物の状態で使用される場合が多い。しかしなが
らサイクル可逆性は改善されるものの、他の正極材料に
比べ安全性が低いことが課題となってきた。リチウムニ
ッケル複合酸化物の安全性(熱安定性)は充電時のリチ
ウムのデインターカレート量にほぼ比例しており、安全
性を確保するためには充電容量の規制を行ったり、ある
いはNi元素の一部をCoで置換するだけでなく、例え
ばAlやMnなどの異種元素で更に置換した4元系の複
合酸化物とすることで熱安定性を向上させる取り組みが
なされている。高温安定性についてはLiMn24に比
べると顕著な劣化は見られないが、10年以上の長期耐
久性が要求される電気自動車やハイブリッド電気自動車
用途においては、充分であるとは言えない。
【0006】一方、負極材料としては、炭素材料が最も
一般的であり、その種類、物性が詳細に検討されている
が、大きくはリチウムのインターカレート/デインター
カレート反応を利用した黒鉛材料を用いる場合と、黒鉛
層構造をほとんど持たない低結晶性の炭素材料を用いる
場合に大別される。携帯電話などの民生用電子機器の場
合、単セルあるいは少数個セルでの駆動のために、電圧
がフラットで高エネルギー密度化が図れる黒鉛材料を選
択する方が一般的である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】リチウム含有複合酸化
物を正極、炭素材料を負極とする非水電解液二次電池を
開発、実用化する上において、特に電力貯蔵用や電気自
動車用途の大型二次電池の場合、長期の耐久性、高温で
の性能安定性の確保が特に要求される。上述の如く、L
iMn24を正極活物質とした電池系においては、電池
を50℃〜60℃程度の高温で充放電を行ったり、放置
した場合、電池の容量劣化が大きくなると共に内部抵抗
が増加し出力の低下を招き実使用に耐え得るものではな
い。このような高温での電池の容量劣化機構、内部抵抗
上昇機構については完全に解明された訳ではないが、ひ
とつには高温で正極活物質からのマンガンの溶解が容量
劣化を引き起こしているといわれている。
【0008】そこで、LiMn24の製造条件や物性の
制御、電解液組成の最適な組み合わせにより、マンガン
の溶解量を抑制することが特開平11−297322号
公報に開示されている。また、高温時にはLiMn24
正極の電圧を高電圧部に保ったままで充放電を行うこと
により容量劣化を抑制する電池の使用方法が特開200
0−58134号公報に開示されている。
【0009】LiNiO2を正極活物質とした電池系に
おいても高温環境下で充放電あるいは放置した場合、電
池の内部抵抗が増加し出力が低下するために長期耐久性
に課題を残す。LiNiO2正極と難黒鉛化性炭素負極
を組み合わせることにより高温環境下でのサイクル寿命
特性を向上することが特開2000−200624号公
報に開示されているが、単に正、負極を組み合わせるだ
けでは充分な効果は得られるものではない。
【0010】本発明は上記のような問題点に省みてなさ
れたものであって、高温環境下において充放電された
り、放置された場合においても容量劣化および内部抵抗
上昇を最小限に抑制し、長期耐久性、高温安定性に優れ
た非水電解液二次電池を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに本発明は、リチウム含有複合酸化物からなる正極
と、非水電解液と、リチウムを吸蔵、放出し得る炭素材
料からなる負極とを備えた非水電解液二次電池におい
て、前記炭素材料は(d002)が0.360nm以上
0.390nm以下である低結晶性炭素であり、且つ満
充電時の負極の容量密度が、金属リチウムを対極とした
時の充放電可能容量密度の30%以上70%以下とした
ものである。
【0012】本発明者らは、上述のようなLiMn24
正極と炭素材料負極からなる非水電解液二次電池の高温
での容量劣化機構の解析を行った結果、高温環境下にお
いて正極からのマンガンの溶解は起こるものの、正極活
物質自体の容量劣化はさほど大きいものではなく、むし
ろマンガン系正極あるいは溶解したマンガンの影響を受
けて負極炭素材料に吸蔵されているリチウムが高温環境
下において副反応を起こし不活性なリチウム化合物に変
化し、充放電反応に関与できなくなることで容量劣化が
支配されることを見出したものである。そこで、負極炭
素材料の改良、最適化を行うことにより電池としての高
温安定性を向上できることを見出したものである。
【0013】具体的には、充電時に負極炭素材料中に吸
蔵されるリチウムの状態によって、高温環境下における
電解液とリチウムの副反応の度合いが異なることに着目
した。黒鉛のような層構造の発達した炭素材料では、リ
チウムはインターカレーション反応によって黒鉛層間に
インターカレートされ、ステージ構造と呼ばれる極めて
異方性が大きい状態でリチウムがイオン状態で格納され
ている。このような系においては、LiMn24正極系
では高温環境下においてリチウムが出入りする黒鉛結晶
のエッジ部分で電解液とリチウムとの副反応が選択的に
進行し電池の容量劣化が大きくなる。
【0014】一方、低結晶性炭素を負極に用いた場合で
は、リチウムはインターカレーション反応による層間へ
の格納よりも炭素結晶構造の空隙部分へ格納される割合
が圧倒的に多く、リチウムは等方的に均一にイオン状態
で格納されているために高温環境下においても副反応が
選択的に進行することは無い。但し、負極中のリチウム
の濃度が重要であり、ここでいう濃度とは負極が可逆的
に充放電可能な容量密度に対して実際に充放電を繰り返
している容量密度の割合を示している。リチウムの濃度
が高くなると炭素中でのリチウムーリチウム間の相互作
用が強くなり、リチウムがイオン性から金属状態に近づ
き、電解液の分解を促し副反応が生じやすくなる。この
ことは炭素負極の充放電曲線からも明らかであり、低結
晶性炭素を負極に用いた場合、金属リチウム対極に対し
て充電が浅い部分では非常に貴な電位を示すが深い充電
を行うと、非常に卑な電位を示し黒鉛負極のインターカ
レーション反応の電位よりも卑な電位であり金属リチウ
ムの電位に極めて近くなる。
【0015】LiNiO2を正極活物質に用いた場合
は、高温に放置したりサイクルを繰り返しても容量劣化
は比較的小さい。これはLiMn24正極に比べLiN
iO2正極は潜在的に充放電可能なリチウム量が多いた
めに副反応によってリチウムが幾分失われても容量を維
持できる構造となっていることに起因する。しかしなが
ら高温環境下での放置により電池の内部抵抗の上昇が大
きくなり出力低下が顕著となり寿命を来す。このことは
上述の負極中のリチウム濃度に大きな相関があることを
示すものである。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、リチウム含有複合酸化物からなる正極と、非水電解
液と、リチウムを吸蔵、放出し得る炭素材料からなる負
極とを備えた非水電解液二次電池であって、前記炭素材
料は(d002)が0.360nm以上0.390nm
以下である低結晶性炭素であり、且つ満充電時の負極の
容量密度が、金属リチウムを対極とした時の充放電可能
容量密度の30%以上70%以下とすることを特徴とす
る非水電解液二次電池としたものである。
【0017】本発明の非水電解液二次電池に用いる負極
炭素材料はその黒鉛化が低いことが重要であり、(d0
02)の値が0.360nm以上0.390nm以下で
あることが要求される。(d002)の値は002面の
格子面間隔の値であり、炭素材料粉末のX線回折測定に
よって容易に調べることができ、Cu−Kα線をターゲ
ットとした場合、2θが23度から27度付近に002
回折線が得られる。高純度ケイ素粉末を内部標準試料と
して加え、角度を補正することでより精密な値が得られ
る。(d002)の値が0.360nm未満では幾分黒
鉛層構造が発達するために前述の理由で高温環境下での
容量劣化が大きくなる傾向にある。逆に0.390nm
を越える炭素材料では炭素化が未発達であり、不純物成
分が多く残っており、容量低下を招くと共に高温安定性
も低下する。また、満充電時の負極の容量密度が、金属
リチウムを対極とした時の充放電可能容量密度の30%
以上70%以下とすることが重要である。充放電可能容
量密度の測定は、例えば後述の実施例に示すようなシー
ト状の炭素電極とシート状の金属リチウム電極とを対向
させて電解液を注液した電池を作製し、0.2mA/c
2以下の電流密度で0Vまで充電(リチウムを吸蔵さ
せる方向を充電、放出させる方向を放電とすると)し、
更に0Vに到達した段階で1時間の定電圧充電を行い充
分にリチウムを吸蔵させ、同じ電流密度で1.5Vまで
定電流放電を行い、これを3サイクル繰り返した時の3
サイクル目の放電容量の値をリチウム極と対向し得る炭
素極の炭素含有質量で除することで得られる。満充電時
の負極の容量密度が充放電可能容量密度の30%以上7
0%以下であることが重要であり、30%未満では高温
安定性は確保できても電池容量が大幅に減少することが
明白であり、リチウムイオン二次電池の特長を生かすこ
とができない。一方、70%を越えた場合は、負極中の
リチウム濃度が高くなり、リチウムの存在状態が金属状
態に近づき、高温環境下で放置されると電解液との副反
応が起こりやすくなり容量劣化や電池の内部抵抗上昇が
顕著となる。つまり充放電可能容量密度が例えば400
Ah/kgの低結晶性炭素を負極に用いれば満充電時の
負極容量密度が280Ah/kgまでの電池設計が可能
となる。
【0018】請求項2に記載の発明は、炭素材料の真密
度が1.5g/cc〜1.8g/ccであり、(d00
2)が0.370nm以上0.385nm以下であり、
満充電時の負極の容量密度が金属リチウムを対極とした
時の充放電可能容量密度の40%以上60%以下である
難黒鉛化性炭素材料としたものである。本発明の非水電
解液二次電池に用いる負極炭素材料の真密度は通常の黒
鉛材料であれば2.2g/cc程度の高密度であるが、
結晶構造がほとんど発達していない低結晶性炭素である
ために真密度としては1.5g/cc〜1.8g/cc
であることが好ましい。また、(d002)の値は0.
360nm以上0.390nm以下が要求されるが、好
ましくは0.370nm以上0.385nm以下におい
て、特に本発明の効果が得られる。炭素材料の種類とし
ては、その原料、製造方法において、物性が大きく異な
り、低結晶性炭素の中にも高温下で熱処理を施すことに
より容易に黒鉛化が進行する易黒鉛化性炭素と高温熱処
理を施してもそれほど黒鉛化が進行しない難黒鉛化性炭
素の2種に大別されるが、本発明で特に効果が得られる
のは、難黒鉛化性炭素である。難黒鉛化性炭素はガラス
状炭素に代表される極めて非晶質構造に近い炭素材料で
あり、一般には熱硬化性樹脂などの有機化合物を熱処理
することによって得られる。しかしながら本発明で特に
効果が得られるのは、石油ピッチ、石炭ピッチなど通常
易黒鉛化性炭素材料の原料に用いられるピッチ類を製造
過程において、ランダムな配列のまま炭素化することに
よって難黒鉛化性炭素としたものが好ましい。
【0019】請求項3に記載の発明は、正極活物質のリ
チウム含有複合酸化物がスピネル構造を有するLiMn
24、あるいは六方晶構造を有するLiNi1-(x+y)
x y2(0.1≦x≦0.35)(0.03≦y≦
0.15)(M=Al、Ti、Mn、Cr、Sn、Mg
から選ばれる少なくとも1つ)としたものである。
【0020】LiMn24はMnO2とLi2CO3など
のマンガン酸化物とリチウム塩とを混合し焼成すること
で容易に合成することが可能であるが、スピネル構造を
維持していれば、更にMnの一部をCrやCoで置換し
たものも使用可能である。
【0021】LiNi1-(x+y)Coxy2はCoを10
%以上置換することで充放電による結晶相の変化が解消
され可逆性が大幅に向上する。また、Co置換した上に
更に他元素で置換することで可逆容量密度は幾分低下す
るものの熱安定性が向上し安全性確保の観点から好まし
い。置換元素としてはAl、Ti、Mn、Cr、Sn、
Mgが可能であるが、特に好ましいのはAlであり、置
換量としては6%〜15%程度が望ましい。
【0022】
【実施例】以下、実施例および比較例により本発明を詳
しく述べる。
【0023】(実施例1)図1に本実施例で用いた円筒
形電池の断面切欠斜視図を示す。図1において、1はリ
ード板2を取り付けた負極板で3はリード板4を取り付
けた正極板である。負極板1と正極板3の間にセパレー
タ5を介して渦巻き状に捲回された極板群が、その上下
に絶縁板6を配置した状態で負極端子を兼ねる電池ケー
ス7内に収納されている。電池ケース7の上縁は絶縁パ
ッキング8を介して、安全弁を設けた正極端子を兼ねる
封口板9で密封口されている。以下、正、負極板の製造
方法等について詳しく説明する。
【0024】正極活物質には電解二酸化マンガン(Mn
2)と炭酸リチウム(Li2Co3)とをLi/Mnの
モル比が0.54になるように混合し、大気中850℃
の熱処理によりリチウムマンガン複合酸化物を合成し
た。得られた酸化物の結晶構造は粉末X線回折によりス
ピネル型の構造であることを確認し、粉砕、分級の処理
を経て平均粒径約10μmの正極活物質粉末とした。こ
の活物質100質量部に導電材としてのアセチレンブラ
ック3質量部を加え、この混合物にN−メチルピロリド
ン(NMP)の溶剤に結着剤としてのポリフッ化ビニリ
デン(PVdF)を溶解した溶液を混練してペースト状
にした。なお、加えたPVdFの量は活物質100質量
部に対して4質量部となるように調製した。次いでこの
ペーストをアルミニウム箔の両面に塗工し、乾燥後、圧
延して厚み0.20mm、幅37mm、長さ350mm
の正極板とした。
【0025】負極には等方性ピッチを原料として熱処理
を行った難黒鉛化性炭素を用いた。平均粒径は約10μ
mであり、(d002)が0.380nmであり真密度
は1.54g/ccであった。負極板の作製は正極板の
作製とほぼ同様に炭素粉末100質量部にNMPの溶剤
に結着剤としてのPVdFを溶解した溶液を混練してペ
ースト状にした。加えたPVdFの量は炭素粉末100
質量部に対して8質量部となるように調製した。次いで
このペーストを銅箔の両面に塗工し、乾燥後、圧延して
幅39mm、長さ420mmの負極板とした。負極板の
塗工質量を変化させ、合剤密度をほぼ一定とし、圧延後
の厚みを変化させることで正、負極板の容量バランスを
考慮し、満充電時の負極の容量密度が変化可能な電池設
計とした。
【0026】そして正、負極板にそれぞれリードを取り
付け、厚み0.025mm、幅45mm、長さ約100
0mmのポリエチレン製の微多孔膜からなるセパレータ
を介して渦巻き状に捲回し、直径17mm、高さ50m
mの電池ケース7に収納した。
【0027】電解液にはプロピレンカーボネート(P
C)とジメチルカーボネート(DMC)とを1:1の体
積比で混合した溶媒に電解質として1モル/lのLiP
6を溶解したものを注液した。そして電池を封口し完
成電池A〜Gの7種類とした。
【0028】つづいて、本実施例1で使用した炭素負極
の充放電可能容量密度を求めるための方法について述べ
る。
【0029】電池Aで使用したものと同じ負極板を幅3
7mm、長さ200mmに加工し、厚み0.20mm、
幅39mm、長さ250mmの金属リチウムシートにリ
ードを取り付けたものと上述のセパレータを介して捲回
し電池ケース7に収納した。上述の電解液を注液し参考
電池Aとした。本参考電池Aは構成上、炭素極側が正
極、金属リチウム極が負極の扱いになるが、炭素極にリ
チウムを吸蔵する側(卑な電位側)を充電、リチウムを
放出する側(貴な電位側)を放電とする。電流密度0.
15mA/cm2で0Vまで充電を行い、その後、0V
で1時間の定電圧充電を行い、充分に炭素極にリチウム
を吸蔵させた。その後、同じ電流密度で1.5Vまで放
電を行った。これを5サイクル繰り返し、5サイクル目
の放電容量を炭素極の炭素含有質量で除した値を充放電
可能容量密度とした。本参考電池Aの場合、450Ah
/kgであった。
【0030】実施例1の電池A〜Gを各5セル用意し、
充電電流、放電電流共に100mAとし、充電終止電圧
4.3V、放電終止電圧2.5Vとした定電流充放電を
25℃環境下で10サイクル行い、9サイクル目の放電
容量を初期容量とした。そして満充電状態において、全
セルを60℃の環境下に20日間放置した。その後25
℃環境下に戻し5サイクルの充放電を行いその4サイク
ル目の放電容量を回復容量とした。それぞれの電池につ
いて容量回復率(%)=(回復容量)/(初期容量)×
100を求めた。表1に示した値は各5セルの容量回復
率の平均値を示す。
【0031】
【表1】
【0032】表1より、高温放置での容量回復率が高い
のは電池B〜電池Fであり、負極の充放電可能容量密度
に対する満充電時の負極容量密度の比が30%〜70%
の範囲にある電池において、85%以上の容量回復率が
得られており、特に40%〜60%の範囲にある場合、
容量回復率は90%以上を達成している。満充電時の負
極容量密度が大きく、充放電可能容量密度に対する比率
が70%を越える電池Gでは、極端に容量回復率が低下
することがわかる。これは負極中のリチウムの濃度が大
きくなり、高温放置により、電解液との副反応が進行し
やすくなり、リチウムが不可逆に消費されることによっ
て、容量低下を引き起こしているものと考えられる。一
方、電池Aのような負極容量密度の小さい電池設計で
は、電池のエネルギー密度の低下が顕著となり、実使用
には適さず、高温放置時の容量回復率もさほど良くはな
い。
【0033】以上の結果より、負極の充放電可能容量密
度に対する満充電時の負極容量密度の比が30%〜70
%、好ましくは40%〜60%に設計された電池におい
て、高温安定性を確保することが可能である。
【0034】(比較例1)負極炭素材料として、人造黒
鉛を用い、実施例1と同様の電池を作製した。負極の
(d002)は0.335nmであり、充放電可能容量
密度は350Ah/kgであった。電解液にエチレンカ
ーボネート(EC)とDMCとを1:1の体積比で混合
した溶媒に1モル/lのLiPF6を溶解したものを注
液した以外は実施例1と同処方の電池とし、満充電時の
負極容量密度が210Ah/kg、充放電可能容量密度
に対する満充電時の負極容量密度の比が60%となるよ
うな電池設計とし、比較例1の電池とした。
【0035】比較例1の電池を実施例1と同様に60℃
の高温放置試験を実施し、容量回復率を求めたところ、
71%であった。つまり、黒鉛のような結晶構造の発達
した炭素材料では負極中に存在するリチウムの状態が異
なるために、充放電可能容量密度に対する満充電時の負
極容量密度の比を60%程度としても、高温での電解液
との反応性が促進され充分な特性が得られない。
【0036】(実施例2)正極活物質にはLiNi0.7
Co0.2Al0.12を用いた。NiSO4水溶液に、所定
比率のCoおよびAlの硫酸塩を加え、飽和水溶液を調
製した。この飽和水溶液を撹拌しながら水酸化ナトリウ
ムを溶解したアルカリ溶液をゆっくりと滴下し中和する
ことによって3元系の水酸化ニッケルNi0.7Co0.2
0.1(OH)2の沈殿を生成させた。この沈殿物をろ
過、水洗し、乾燥を行った。そして、Ni、Co、Al
の原子数の和とLiの原子数が等量になるように水酸化
リチウムを加え、乾燥空気中800℃で10時間焼成を
行うことにより、目的とするLiNi0.7Co0.2Al
0.12を得た。得られた複合酸化物は粉末X線回折によ
り単一相の六方晶層状構造であることを確認し、粉砕、
分級の処理を経て平均粒径約10μmの正極活物質粉末
とした。この活物質を実施例1と同処方にてペースト化
し、アルミニウム箔の両面に塗工、圧延し、厚み0.0
75mm、幅37mm、長さ600mmの正極板とし
た。
【0037】負極に焼成炭素化温度が異なる難黒鉛化性
炭素を用いたこと以外は、実施例1と同様の処方にて負
極板を作製し、幅39mm、長さ670mmとし、厚み
を変化させることで正、負極板の容量バランスを考慮
し、満充電時の負極の容量密度が変化可能な電池設計と
した。この負極の充放電可能容量密度は400Ah/k
gであった。
【0038】そして正、負極板を実施例1と同様のセパ
レータを介して捲回し電池ケース7に収納した。なお電
解液は実施例1と同じ組成のものを使用し、完成電池を
電池H〜Nとした。
【0039】実施例2の電池H〜N各5セルを用意し、
実施例1と同様な60℃の高温放置試験を行った。但
し、充電終止電圧は4.2Vとした。そして高温放置に
よる各電池の内部抵抗の変化(上昇率)を測定した。内
部抵抗の測定方法は以下の手順に従った。まず、電池を
60%の充電状態に充電し、図2(a)に示すような
0.5A〜2.5Aまでの5種類のパルス電流を1分間
隔で印加し、それぞれパルス充電あるいはパルス放電1
0秒後の電圧をモニターし、図2(b)のような直線近
似を最小二乗法を用いて行い、その傾きの値を電池の内
部抵抗(DC−IR)とした。この値は電池構成部材が
有する抵抗成分と電池の反応抵抗成分が含まれており、
電池の入出力特性を示すものであり、内部抵抗が上昇す
ると電池の入力および出力が低下することになり、好ま
しくない。
【0040】実施例2の電池H〜Nについて高温放置後
の容量回復率と内部抵抗の上昇率の結果を表2に示し
た。内部抵抗に関しては60℃放置前に測定した後、電
池を満充電状態とし、60℃環境下に20日間放置し
た。その後25℃環境下に戻し、回復容量を求めた後
に、電池を60%充電状態に充電し、再び内部抵抗を測
定した。内部抵抗上昇率=(高温放置後内部抵抗−高温
放置前内部抵抗)/(高温放置前内部抵抗)×100
(%)とした。
【0041】
【表2】
【0042】表2より、容量回復率については、どの電
池も比較的良好であり、正極活物質にLiMn24を用
いた実施例1のような顕著な差は見られない。これはL
iNi0.7Co0.2Al0.12正極が高温で比較的安定で
あることを示している。しかしながら、内部抵抗上昇率
を比較したところ、電池H〜電池Mの上昇率は10%未
満であるのに対し、電池Nでは17.6%と大幅な上昇
を示し、電池の入出力低下が顕著である。これは負極の
充放電可能容量密度に対する満充電時の負極容量密度の
比が75%と大きく、負極中のリチウム濃度が大きくな
り、電解液との副反応を促進することによって、反応抵
抗成分が上昇したことに起因するものと考えられる。
【0043】(実施例3)負極に実施例1と同一の難黒
鉛化性炭素(充放電可能容量密度450Ah/kg)を
用いた以外は実施例2と全く同様の方法で電池を作製
し、実施例3の電池Pとした。満充電時の負極容量密度
を300Ah/kgとし、充放電可能容量密度に対する
満充電時の負極容量密度比は67%であった。電池Pの
60℃高温放置試験を実施し、容量回復率および内部抵
抗上昇率を求めたところ、容量回復率は92%、内部抵
抗上昇率は9.0%であった。
【0044】実施例2および3の結果より、高温放置に
よる電池内部抵抗上昇は満充電時の負極容量密度そのも
のに依存するのではなく、充放電可能容量密度に対する
満充電時の負極容量密度の比率に依存することがわか
る。
【0045】なお、本実施例および比較例では、電解液
の溶媒にPC、DMCあるいはEC、DMCの混合溶媒
を使用したが、エチルメチルカーボネート、ジエチルカ
ーボネートなど従来より公知な他のカーボネート系溶媒
を始め、4V級の耐酸化還元電位を有する溶媒が単独あ
るいは混合溶媒として使用可能である。同じく電解質に
ついてもLiBF4、LiClO4など従来より公知な電
解質が使用可能である。
【0046】また、本実施例では小型の円筒形電池を用
いて説明したが、電池形状については、電極を楕円体状
に捲回し角形ケースに収納した角形電池や薄型の電極を
複数枚数積層して角形の電池ケースに収納した角形電池
を用いても同様な効果が得られる。電池サイズに関して
は、小型電子機器を想定した小型電池だけではなく、電
動工具などの高出力機器用途、電力貯蔵用や電気自動
車、ハイブリッド電気自動車用途として想定される大型
電池についても同様な効果が得られることは言うまでも
なく、これら大型電池が複数個搭載されたモジュール電
池、組電池についても同様である。
【0047】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、リチウム
含有複合酸化物を正極に、低結晶性炭素を負極に用い、
その満充電時の負極容量密度が金属リチウムを対極とし
た時の充放電可能容量密度の30%〜70%とすること
により、高温安定性に優れた非水電解液二次電池が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例および比較例で用いた円筒形電池の断
面切欠斜視図
【図2】電池の内部抵抗測定手順を示す図
【符号の説明】
1 負極板 2 リード板 3 正極板 4 リード板 5 セパレータ 6 絶縁板 7 電池ケース 8 絶縁パッキング 9 封口板
フロントページの続き (72)発明者 藤井 隆文 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5H029 AJ04 AJ05 AK03 AL06 AM03 AM04 AM05 AM07 BJ02 DJ17 HJ01 HJ02 HJ08 HJ13 HJ19 5H050 AA07 AA09 BA17 CA08 CB07 FA19 HA01 HA02 HA08 HA13 HA19

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リチウム含有複合酸化物からなる正極
    と、非水電解液と、リチウムを吸蔵、放出し得る炭素材
    料からなる負極とを備えた非水電解液二次電池におい
    て、前記炭素材料は(d002)が0.360nm以上
    0.390nm以下である低結晶性炭素であり、満充電
    時の負極の容量密度が、金属リチウムを対極とした時の
    充放電可能容量密度の30%以上70%以下とすること
    を特徴とする非水電解液二次電池。
  2. 【請求項2】 上記炭素材料の真密度が1.5g/cc
    〜1.8g/ccであり、(d002)が0.370n
    m以上0.385nm以下であり、満充電時の負極の容
    量密度が金属リチウムを対極とした時の充放電可能容量
    密度の40%以上60%以下である難黒鉛化性炭素材料
    であることを特徴とする請求項1記載の非水電解液二次
    電池。
  3. 【請求項3】 リチウム含有複合酸化物がスピネル構造
    を有するLiMn24、あるいは六方晶構造を有するL
    iNi1-(x+y)Coxy2(0.1≦x≦0.35)
    (0≦y≦0.15)(M=Al、Ti、Mn、Cr、
    Sn、Mgから選ばれる少なくとも1つ)であることを
    特徴とする請求項1あるいは2記載の非水電解液二次電
    池。
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