JP2003092136A - リチウムイオン二次電池 - Google Patents
リチウムイオン二次電池Info
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Abstract
性の向上に有効な、凝固温度の低いプロピレンカーボネ
ート (PC) を含む非水電解液とを用いたリチウムイオ
ン二次電池において、PCの分解とそれによる内圧上昇
を起こさず、高コストの処理を利用しないで、初充放電
効率、放電容量および高率放電特性が良好な電池を提供
する。 【解決手段】 非水電解液にヘキサフルオロベンゼンを
0.01〜5.0 質量%の濃度で含有させ、かつ黒鉛粉末とし
て、前記非水電解液中でそのESRスペクトルを室温で
測定した時に、g値= 2.002〜2.012 の範囲のESR信
号の線幅が2.5mT以下となるものを使用する。黒鉛粉末
は、X線回折図から格子定数精密測定法で求めたc軸(0
02) 面格子間隔の値が3.368 Å以下であるのが好まし
い。
Description
次電池、特に、放電容量が高く、初充放電効率が高く、
かつ出力特性、特に低温および高率での放電特性、に優
れたリチウムイオン二次電池に関する。
高エネルギー密度の電池となることから、特に携帯電話
やノートパソコンを始めとする携帯用の電子・通信機器
の電源として急速に普及しており、電気自動車や電力貯
蔵用の大型電池向けの開発も進んでいる。
逆的に格納・放出できる材料から作製された正極および
負極と、有機溶媒に支持電解質のリチウム塩を溶解させ
た非水電解液とから構成される二次電池である。現行の
リチウムイオン二次電池では、正極材料としてはコバル
ト酸リチウムが、負極材料としては炭素材が使用され、
各電極とも、材料の粉末を少量の適当な結着剤および必
要に応じて導電助剤と混合し、成形、圧縮、乾燥などの
工程を経て作製される。非水電解液の有機溶媒として
は、高誘電率溶媒 (例、アルキレンカーボネート) と低
粘度溶媒 (例、ジアルキルカーボネート) との混合溶媒
が一般に使用されている。
は、黒鉛の層間にリチウムが規則的に密に格納された層
間化合物であるC6Liを負極活物質とする場合で、372 mA
h/g 程度である。しかし、実際の炭素材負極では、炭素
材中にLiイオンの侵入離脱を阻止する表面活性サイト
や、Liイオン格納に対する死領域などが存在する。その
ため、天然黒鉛等の結晶性が高い黒鉛から負極を作製し
ても、C6Liの理論容量である372 mAh/g の放電容量を達
成することは極めて困難である。また、理論容量に近い
高容量が得られた場合でも、初充放電効率、出力特性、
サイクル特性、保存特性、自己放電特性、安全性のいず
れか1つ以上が不十分である。
炭素材として、結晶質の黒鉛ではなく、非晶質の炭素材
を使用すると、重量エネルギー密度では、上記より高容
量の負極を作製できることが知られている。しかし、非
晶質の炭素材は黒鉛より密度が小さいので、体積が決ま
っている電池においては、より高密度であり、体積エネ
ルギー密度が高くなる黒鉛系炭素材の方が有利である。
池の出力特性に関しては、寒冷地でも使用できるように
低温出力特性を改善することが求められている。また、
電気自動車や電動工具のようなパワーツールに適用する
ためには、高出力密度で放電した時の放電特性、即ち、
高率 (ハイレート) 放電特性を改善することも求められ
ている。
に、凝固点が低いプロピレンカーボネート(以下、PC
と略す)を使用することが考えられる。しかし、PCを
含む非水電解液が負極の黒鉛と共存すると、充電中にP
Cが分解する。その結果、電池の初充放電効率が低下す
る上、PCの分解により発生するガスによって電池の内
圧が上昇し、電池が膨らんだり、安全弁からガスが吹出
し、電池性能が著しく劣化するといった不具合が生ず
る。
の接触によるPCの分解を抑制する手段として、特開平
4−368778号公報には、負極の黒鉛表面に非晶質炭素材
の層を形成することが提案され、特開平11−67266 号公
報には、電解液の溶媒にビニレンカーボネートを含有さ
せることが提案されている。
素材の層を形成する方法は、CVD法のような高価なプ
ロセスが必要で、炭素材が高コストになる。一方、電解
液の溶媒にビニレンカーボネートを含有させる方法で
は、この種の添加剤を多量に添加すると、低温特性が低
下する。
かつ電解液が低温放電特性の改善に有効なPCを含有す
る場合であっても、PCの分解による内圧上昇や他の悪
影響が避けられ、初充放電効率と放電容量が良好で、高
率放電での出力特性にも優れたリチウムイオン二次電池
を提供することを課題とするものである。
として黒鉛粉末を用いたリチウムイオン二次電池の初充
放電効率、放電容量、出力特性に影響を及ぼす因子につ
いて検討を重ねた結果、電池に使用する非水電解液中で
黒鉛粉末の電子スピン共鳴(ESR)スペクトルを室温
で測定した時に検出されるg= 2.002〜2.012 のESR
信号の線幅が、上記の電池特性と相関することを見出し
た。
る負極を備えたリチウムイオン二次電池であって、電池
の非水電解液がヘキサフルオロベンゼンを0.01〜5.0 質
量%の濃度で含有し、黒鉛粉末が、前記非水電解液中で
そのESRスペクトルを室温で測定した時に、g値=
2.002〜2.012 の範囲のESR信号の線幅が2.5 mT以下
となるものである、ことを特徴とするリチウムイオン二
次電池である。
ンカーボネートを含有し、および/またはX線回折図か
ら格子定数精密測定法で求めた、黒鉛粉末のc軸(002)
面格子間隔(d002)の値が3.368 Å以下である。
エネルギー準位が磁場中でゼーマン効果によって分裂
し、この不対電子がエネルギー準位の分裂幅と同じエネ
ルギーの電磁波(マイクロ波)を吸収する現象である。
不対電子とは、通常電子が2個入っている原子または分
子軌道に1個だけ入っている電子のことであり、この不
対電子を有する欠陥が常磁性欠陥である。
ロ波の吸収強度の変化をESRスペクトル(1次微分吸
収スペクトル)として測定する。このスペクトルに現れ
るESR信号の「強度」からは、不対電子の数、即ち、
常磁性欠陥の数についての情報が、ESR信号の位置を
表す「g値」からは、不対電子の存在状態(常磁性欠陥
の種類、構造など)が、またESR信号の広がりである
「線幅」からは、不対電子(常磁性欠陥)とその存在す
る空間との相互作用、についての情報がそれぞれ得られ
る。
結合はsp2混成軌道からなる強い結合から構成され、二
次元平面内に広がったπ電子(非局在不対電子)による
電子スピン共鳴、すなわち、伝導電子スピン共鳴が観測
される。この場合、局在不対電子は存在しないので、E
SR法によるESR信号はg=2.0023で、Dyson 型とい
われる左右非対称な形状となる。
成黒鉛を問わず、その生成または製造条件から、sp2混
成軌道に一部sp3混成軌道が混じり合った構造をとり、
黒鉛の結晶構造が乱れている。そのため、ESR法を用
いた場合、ダングリングボンドのような常磁性欠陥(局
在不対電子)による電子スピン共鳴が検出される。その
ため、一般に黒鉛粉末では、完全結晶化黒鉛のような非
局在不対電子による伝導電子スピン共鳴は検出されず、
sp2混成軌道へのsp3混成軌道の混ざり方によって、強
度、g値や線幅が変化したESR信号が検出される。
は、粉末表面の常磁性欠陥と、粉末表面からマイクロ波
侵入深さ(1〜100 μm:電導度に依存)程度までのバ
ルクに存在する常磁性欠陥とによって左右される。電解
液中で黒鉛粉末のESR信号を測定すれば、表面の常磁
性欠陥(主に、ダングリングボンド)は、電解液と反応
してESRに対して不活性化されるため、バルクの常磁
性欠陥のみを検出することになる。
料に用いる黒鉛粉末は、室温の電解液中で測定したES
Rスペクトルにおけるg値= 2.002〜2.012 の範囲のE
SR信号の線幅が2.5 mT以下である。この線幅が2.5 mT
以下であると、リチウムイオン二次電池の初充放電効率
が良好となる。ここで、電解液とは、本発明で用いるヘ
キサフルオロベンゼンを含有する電解液である。同じ黒
鉛粉末でも、電解液の組成が変化すると、電解液中での
ESRスペクトルは変化する。従って、黒鉛粉末のES
Rスペクトルは、電池に使用する電解液中で測定する必
要がある。
作用、即ち、常磁性欠陥間の距離を反映し、常磁性欠陥
が高密度で近接して存在すると、線幅が広がる。従っ
て、本発明で用いる黒鉛粉末のバルク(表面は含まな
い)には、室温で検出されるg=2.002〜2.012 のES
R信号の線幅が2.5 mTを越えない密度でしか、ダングリ
ングボンド等の常磁性欠陥が存在していない。
におけるESR信号の線幅は、好ましくは2mT以下であ
る。また、ESRスペクトルを室温の大気中(もしくは
真空中)で測定した時に検出される同様のg値における
ESR信号 (この場合は、黒鉛粉末のバルクのみなら
ず、表面に存在する常磁性欠陥も検出される) の線幅と
の差が、1mT以下であることが、好ましい。
空中でESRスペクトルを測定した場合と、電解液中で
測定した場合とで、g= 2.002〜2.012 におけるESR
信号の線幅の差が小さいほど、電解液と反応してESR
不活性化するダングリングボンド等の常磁性欠陥が、黒
鉛粉末表面には少ない。この線幅の差を1mT以下とする
ことにより、初充放電効率がより良好になる。
粉末が高い結晶性を有することが好ましい。即ち、黒鉛
の結晶性を表す指標である、X線回折による格子定数精
密測定法で求めたc軸(002)面格子間隔(以後、d002と
略す)が、3.368 Å以下であることが好ましい。黒鉛粉
末のd002はより好ましくは、3.363 Å以下である。
性を有する黒鉛粉末は、例えば、石炭系もしくは石油系
のピッチもしくはタール、あるいは石油中質油などの原
料をを例えば 350〜500 ℃前後で熱処理してメソフェー
ズカーボン化し、さらに不活性雰囲気中で熱処理して炭
化および黒鉛化 (結晶化) させるという方法によって製
造することができる。炭化は1000℃前後、黒鉛化は2500
℃前後またはそれ以上の温度で一般に行われる。黒鉛化
熱処理の前か後に粉砕を行って、粉末化する。この場
合、製造条件、例えば、各段階での熱処理条件や粉砕の
時期等によって、ESRの線幅や結晶性を調節すること
ができる。例えば、黒鉛化処理後に粉砕を行えばESR
の線幅が大きくなり、また黒鉛化温度が2500℃を超える
と線幅が狭くなる傾向がある。当業者であれば、実験に
より、本発明で使用するのに適した黒鉛粉末の製造条件
を決めることができる。
の黒鉛粉末の中にも、前述したESR信号および結晶性
を有するものがあるので、電解液中での室温のESRス
ペクトルの測定や、さらにはX線回折図の測定を行っ
て、市販の黒鉛粉末の中から、本発明で使用する黒鉛粉
末を選択してもよい。
で行うことができる。例えば、黒鉛粉末を少量の結着剤
と一緒にスラリー状にし、得られたスラリーを電極基板
となる集電体上に塗布して成形する。結着剤としては、
ポリフッ化ビニリデン、スチレン−ブタジエン−ラバ
ー、ポリメチルメタクリレート、ポリテトラフルオロエ
チレン等を用いることができる。また、CMC(カルボ
キシメチルセルロース)等の増粘剤をスラリー中に含有
させてもよい。集電体としては、黒鉛粉末の担持性がよ
く、負極として使用したときに分解による溶出が起こり
にくい任意の金属の箔(銅箔など)を使用できる。必要
であれば、成形後に、ロール圧延等により圧縮して、黒
鉛粉末を圧密化する。
鉛粉末を使用することに加えて、非水電解液も特定のも
のを用いる。即ち、本発明に係るリチウムイオン二次電
池の非水電解液は、ヘキサフルオロベンゼンを0.01〜5
質量%の範囲で含有する。本発明に用いる非水電解液
は、これをポリアクリロニトリルポリマー等を用いてゲ
ル化したポリマー電解液の形態でもよい。その場合、前
述した黒鉛粉末のESRスペクトルの測定に用いる電解
液は、ゲル化する前 (つまり、ポリアクリロニトリル等
のゲル化剤を加える前) の電解液である。同様に、ヘキ
サフルオロベンゼンの含有量についても、ゲル化剤を添
加する前の電解液中の含有量である。
は、有機溶媒に支持電解質のリチウム塩を溶解した電解
液であるが、本発明で用いる電解液はさらにヘキサフル
オロベンゼンを0.01〜5質量%の範囲で含有させたもの
である。この範囲でヘキサフルオロベンゼンを含有する
電解液は、電解液中で測定した黒鉛粉末のESRスペク
トルにおける前記g値の範囲のESR信号の線幅を減少
させる傾向がある。そのため、初充放電効率と出力特性
に優れたリチウムイオン二次電池を提供できる。0.01質
量%以上とするのは、良好な初充放電効率と出力特性を
得るためであり、5質量%以下とするのは、電池電圧の
低下を避けるためである。ヘキサフルオロベンゼンの好
ましい濃度は0.05質量%〜3質量%である。
ないが、例えば、LiClO4、LiBF4 、LiPF6 、LiAsF6、Li
B(C6H5)、LiCF3SO3、LiCH3SO3、Li(CF3SO2)2N、LiC4F9
SO3、Li(CF2SO2)2 、LiCl、LiBr、LiI 等が挙げられ、
1種もしくは2種以上を使用することができる。
ト、エチレンカーボネート、γ−ブチロラクトン、スル
ホラン等の複素環式化合物から選ばれた少なくとも1種
の高誘電率溶媒と、エチルメチルカーボネート、ジメチ
ルカーボネート、ジエチルカーボネートなどの鎖状炭酸
エステルから選ばれた少なくとも1種の低粘度溶媒との
混合溶媒を使用することが好ましい。但し、カルボン酸
エステル、エーテルをはじめとする他の各種の有機溶媒
も使用可能である。
として、低凝固点であるプロピレンカーボネート(P
C)を使用することが好ましい。それにより、低温での
電池の出力特性がより改善される。本発明に従って、非
水電解液がヘキサフルオロベンゼンを0.01〜5質量%の
範囲で含有していると、前述した黒鉛によるPCの分解
が低減されるため、凝固点の低いPCを用いることによ
る優れた低温特性のみならず、優れた初充放電効率およ
び出力特性をも兼ね備えた、リチウムイオン二次電池が
得られる。溶媒中のPCの量は、溶媒の体積%として10
〜80%の範囲が好ましく、より好ましくは30〜70%であ
る。
解液を用いて、リチウムイオン二次電池を作製する。リ
チウムイオン二次電池の他の主要な構成要素、即ち、正
極とセパレーターは、従来より公知のもの、或いは今後
開発される材料を適当に使用すればよい。リチウムイオ
ン二次電池の形状についても特に制限されず、円筒型、
角形、コイン型、シール型等の何れの形状でもよい。
質とするものが好ましい。Li含有遷移金属化合物の例
は、LiM1-XM'XO2 またはLiM2yM'yO4(式中、O ≦X 、Y
≦1、M とM'はそれぞれBa、Co、Ni、Mn、Cr、Ti、V、
Fe、Zn、Al、In、Sn、Sc、Y の少なくとも1種)で示さ
れる化合物である。遷移金属カルコゲン化物;バナジウ
ム酸化物およびそのLi化合物;ニオブ酸化物およびその
Li化合物;有機導電性物質を用いた共役系ポリマー;シ
ェブレル相化合物;活性炭、活性炭素繊維等といった、
他の正極材料を用いることも可能である。
方法により作製することができる。正極材料は一般に導
電性が比較的小さいので、通常は正極材料に適当な導電
助剤(例、黒鉛粉末やアセチレンブラックなどのカーボ
ンブラックといった炭素系材料) を混合して電極を作製
する。
た絶縁体としての役割を果たす他、電解質の保持にも寄
与する。通常は、ポリプロピレン、ポリエチレン、また
はその両者の混合布、ガラスフィルターなどの多孔体が
一般に使用される。
鉛粉末から構成される作用極と、リチウム箔による対極
によって構成された単極評価用の試験セルによる実験結
果を示し、実施例4〜5は黒鉛粉末から構成される負極
と、LiCoO2を正極活物質とする正極を備えた実電池によ
る実験結果を示す。
明する。(1) 電解液中室温でのESRスペクトルの測定 ESRスペクトルは、日本電子(株)製Xバンド(9GHz
帯)電子スピン共鳴装置(JES−RE2X)を使用して測定し
た。電解液としては、供試黒鉛粉末から構成した負極の
評価試験に用いるのと同組成の電解液を使用した。
鉛粉末約0.1 mgを電解液約10μL と一緒に入れ、これを
真空封入し、さらにこの毛細管を外径5mmのESRスペ
クトル測定用試料管に入れる。その他の測定条件は、E
SRスペクトルが正確に測定できる範囲であれば特に制
限は受けない。ESR信号のg値と線幅は、装置付属の
標準試料 (Mn2+/MgO)を用いて決定する。
黒鉛粉末90質量部と結着剤ポリフツ化ビニリデン(PVDF)
粉末10質量部とを溶媒のN−メチルピロリドン中で混合
し、溶媒の一部を蒸発させて、ペースト状とした。得ら
れたペーストを、集電体である厚さ18μm の銅箔上にド
クターブレードを用いて均一の厚さに塗布した後、1to
n/cm2 の冷間プレスで圧縮し、120 ℃で真空乾燥を行っ
た。ここから切り出した面積1cm2 の試験極を負極とし
た。
を用いた3極式定電流定電圧法(CCCV)で行った。用い
た電解液は、エチレンカーボネート(EC):プロピレンカ
ーボネート(PC):ジメチルカーボネート(DMC) =1:
2:1の体積比の混合溶媒とその近傍組成比、あるい
は、エチレンカーボネート(EC):ジメチルカーボネート
(DMC) =1:1の体積比とその近傍配合組成比の混合溶
媒に、1mol/l の濃度でLiPF6 を溶解させたものを使用
した。この溶液に所定量(表に記載)のヘキサフルオロ
ベンゼンを添加し、電解液として用いた。
mA/cm2の電流密度でLi参照極に対して0.0 V まで充電し
てLiを吸蔵させた後、同じ電流密度で1.5 V まで放電
(Liイオンを放出)を行うことによって求めた。
を基に 初充放電効率 (%) =(1.5 Vへの放電時の累積電気量/
0.0 V への充電時の累積電気量)×100 を算出した。
る60 mA/g の放電で得られる放電容量と高率放電である
1000 mA/g の放電で得られる放電容量 (いずれも1サイ
クル目の放電容量) の比率 [即ち、(1000 mA放電時容
量)/(60 mA放電時容量)×100%] により、高率放電特
性について評価を行った。この時の測定条件は、放電電
流以外は、上記の初充放電効率の測定と同じであった。
クから決定する事ができる。本発明におけるd002の値
は、ディフラクトメータの誤差を含めた最小2乗法を利
用する格子定数精密測定法により求めた精密な値を採用
する。
板を切り出さずに用いた。
製セルシード)粉末90質量部に導電助剤の天然黒鉛粉末
7質量部と結着剤のPVDF3質量部を混合し、これをN−
メチルピロリドンに分散させ得られたペースト状スラリ
ーを、正極集電体となる厚さ20μm の帯状のアルミ箔に
均一に塗布し、乾燥させたあと、負極と同様に圧縮成形
することにより作製した。
評価に使用したものと同様) と、ポリプロピレン製不織
布のセパレータとを用いて円筒型のAA(単3型)のリチ
ウムイオン二次電池を組み立てた。図1は、組み立てた
リチウムイオン二次電池を模式的に示す断面図であり、
このリチウムイオン二次電池は、正極1、負極2、これ
ら両電極1と2を互いに離間するセパレータ3、正極集
電体4、負極集電体5、正極外部端子6、および負極缶
7からなる。
されたセパレーター3を介して渦巻き状に巻き取られた
状態で負極缶7に収納されており、正極1は正極集電体
4を介して正極外部端子6に、負極2は負極集電体5を
介して負極缶に、それぞれ接続され、電池内で生じた化
学エネルギーを電気として外部に取り出せるようになっ
ている。
シート) から、直径10mm の円板状のシートを切り出
し、負極とした。
質とする極板 (厚み約85μmのシート) から直径10 mm
の円板状のシートを切り出し、正極とした。 ポリマー電解質:ポリアクリロニトリルポリマーを130
℃で真空乾燥して厚みが約30μmの円板状シートを作成
した。この円板状シートに対して、所定の電解液 (単極
評価に使用したものと同様) を円板状シート:電解液=
1:1の質量比で加え、ゲル化させた。
に、ゲル化したポリマー電解質の円板状シート13を挟む
ように設置した。この状態で正極11と負極12とゲル化し
たポリマー電解質円板状シート13を、正極缶14a と負極
缶14bとで構成される電池ケース内14に収容し、正極集
電体15を介して正極11を正極14aに接続させる一方、負
極集電体16を介して負極12を負極缶14bに接続させ、こ
の正極缶14aと負極缶14bを絶縁パッキン17により電気
的に絶縁させるとともに、正極缶と負極缶の間を封止さ
せて、評価用のポリマー電池を得た。
測器センター製の電池サイクル寿命・特性試験装置(商
品名:BS2500) を用いて行った。まず、30 mA/g の定電
流で回路電圧4.2 Vに達するまで充電し、回路電圧が4.2
V に達した時点で、定電圧充電に切り換えて、全充電
時間が15時間になるまで充電を続けた後、60分間休止し
た。次に、30 mA/g の定電流で回路電圧が2.5 V になる
まで放電を行った。この時の通電量から、充電容量と放
電容量を求め、初充放電効率を単極評価の場合と同様に
算出した。また、電池の出力特性については、低率放電
である60 mA/gの放電で得られる放電容量と高率放電で
ある1000 mA/g の放電で得られる放電容量 (いずれも1
サイクル目の放電容量) の比率として、単極評価の場合
と同様に求めた。
R線幅が電池特性に及ぼす影響を調査した。
と、人造黒鉛粉末1〜10であり、それぞれのc軸(002)
面格子間隔(d002) (ディフラクトメータの誤差を含めた
最小2乗法を利用する格子定数精密測定法により求めた
精密なd002の値) は、表1記載の通りであった。天然黒
鉛粉末1〜2は、いずれも市販の中国産のりん片状天然
黒鉛である。人造黒鉛粉末1〜10は、市販の各種の人造
黒鉛粉末である。
= 2.002〜2.012 の範囲の線幅 (以下、ESR信号の線
幅という) と、25℃における単極試験での放電容量、初
充放電効率、出力特性の試験結果を、黒鉛粉末の種類と
d002値、および電解液の組成(PC:EC:DMC の体積比およ
びヘキサフルオロベンゼンの添加量) と共に表1に示
す。
SR信号の線幅が≦2.5 mTである黒鉛粉末では、初充放
電効率が90%以上と高く、また80%以上の出力特性 (高
率放電特性) が得られる。この線幅が≦2.0 mTである
と、初充放電効率は95%以上とさらに高くなる。一方、
ESR信号の線幅が>2.5 mTの黒鉛粉末から作製された
負極は、初充放電効率、出力特性ともに低くなる。
トルを真空中で測定した場合のESR信号の上記g値の
線幅は次の通りであった。 天然黒鉛粉末1: 4.3 mT 天然黒鉛粉末2: 4.2 mT 人造黒鉛粉末1: 3.7 mT 人造黒鉛粉末2: 3.0 mT 人造黒鉛粉末3: 3.4 mT 人造黒鉛粉末4: 3.2 mT 人造黒鉛粉末5: 3.5 mT 人造黒鉛粉末6: 2.1 mT 人造黒鉛粉末7: 1.9 mT 人造黒鉛粉末8: 1.8 mT 人造黒鉛粉末9: 3.4 mT 人造黒鉛粉末10: 3.2 mT
ベンゼン濃度と電池動作温度 (−10℃、25℃) の影響を
調査した。
02が3.362 Åである人造黒鉛4である。試験結果 (負極
性能は単極評価) を、黒鉛粉末の種類とd002値、および
電解液の組成と共に表2に示す。また、ヘキサフルオロ
ベンゼン含有量0.1 wt%または1%の場合の低温特性を
調査した結果を表3に示す。
び同じ電解液の基本組成でも、電解液中で測定したES
R信号の線幅は、電解液中のヘキサフルオロベンゼンの
含有量により変化し、ヘキサフルオロベンゼンの含有量
が本発明の範囲である場合に、ESR信号の線幅2.5 mT
以下となり、90%以上の高い初充放電効率と、80%以上
の高い出力特性が得られる。
ゼンを含有すると低温特性が向上することがわかる。特
にPCを含有する電解液においては、低温放電容量が大
きくなる効果がより顕著に認められた。
間隔(d002)の影響を調査した。実施例に用いた黒鉛粉
末は、次の方法によって得た。
orr の減圧下、480 ℃に4時間加熱してバルクメソフェ
ーズを得た。冷却したバルクメソフェーズを粉砕器(バ
ルペライザー)を用いて粉砕し、平均30μm になるよう
に調整した。得られたバルクメソフェーズの粉末を、窒
素雰囲気下で1000℃で加熱して炭化させ、さらに窒素雰
囲気化の黒鉛化炉で、表4に示す条件で黒鉛化熱処理を
行った。
を、黒鉛粉末の種類とd002値、および電解液の組成と共
に表4に示す。
であれば、300 mAh/g 以上の放電容量が得られる。d002
が小さく(結晶性が高く)、かつESR信号の線幅が≦
2.5mTであれば、高い放電容量と高い初充放電効率を両
立する事が可能である。
組み合わせで、上記の円筒型 (単三型) 実電池を作製
し、その効果を25℃で調査した。試験結果を、黒鉛粉末
の種類とd002値、および電解液の組成と共に表5に示
す。
では、単極評価と同様に90%を超える。高効率であるた
め、初充電で消費され、以後の電池反応に寄与しなくな
るLiイオン量が減る。結果として電池容量が増加する。
そのため、本発明範囲では、≧640 mAh の高い電池容量
を得ることができる。出力特性も十分に良好であるが、
電解液への添加剤の添加量が多すぎると、出力特性が低
下する。
組み合わせで、上記のコイン型のポリマー電解質型実電
池を作製し、その効果を25℃で調査した。試験結果を、
黒鉛粉末の種類とd002値、および電解液の組成と共に表
6に示す。
電効率も、本発明例では90%超と高くなる。高効率であ
るため、初充電で消費され、以後の電池反応に寄与しな
くなるLiイオン量が減る。結果として電池容量が増加す
る。そのため、本発明範囲では、≧2.35 mAhの高い電池
容量を得ることができる。出力特性も>80%と高い値を
示し、優れている。
し、かつ低温出力特性の向上に有効な、凝固温度の低い
プロピレンカーボネート (PC) を含む電解液を用いた
リチウムイオン二次電池において、PCの分解とそれに
よる内圧上昇を避けて、初充放電効率と放電容量が良好
で、高率放電特性にも優れたリチウムイオン二次電池
を、コスト増大を伴わずに確実に提供することが可能と
なり、リチウムイオン二次電池の性能と信頼性が改善さ
れる。
二次電池の断面構造を示す説明図である。
ウムイオン二次電池の断面構造を示す説明図である。
体、5:負極集電体、6:正極外部端子、7:負極缶、
11: 正極、12: 負極、13: ポリマー電解質シート、14:
電池ケース、14a: 正極缶、14b: 負極缶、15: 正極集
電体、16: 負極集電体、17: 絶縁パッキン。
Claims (3)
- 【請求項1】 黒鉛粉末から構成される負極を備えたリ
チウムイオン二次電池であって、 電池の非水電解液がヘキサフルオロベンゼンを0.01〜5.
0 質量%の濃度で含有し、 黒鉛粉末が、前記非水電解液中でそのESRスペクトル
を室温で測定した時に、g値= 2.002〜2.012 の範囲の
ESR信号の線幅が2.5 mT以下となるものである、こと
を特徴とするリチウムイオン二次電池。 - 【請求項2】 非水電解液がプロピレンカーボネートを
含有する、請求項1記載のリチウムイオン二次電池。 - 【請求項3】 X線回折図から格子定数精密測定法で求
めた、黒鉛粉末のc軸(002) 面格子間隔(d002)の値が3.
368 Å以下である、請求項1または2記載のリチウムイ
オン二次電池。
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