JP2003092104A - キャパシタ用電極及びキャパシタ - Google Patents
キャパシタ用電極及びキャパシタInfo
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Abstract
性を満足するキャパシタ用電極及びキャパシタを提供す
ること。 【解決手段】本発明のキャパシタ用電極は電気二重層型
キャパシタ材に加えて、そのキャパシタ材に被覆乃至付
着する疑似容量型の有機系キャパシタ材とを含有する合
材を有することを特徴とする。つまり、電極内の電気二
重層型キャパシタ材の表面の一部にレドックス型の反応
により容量を発揮する疑似容量型の有機系キャパシタ材
を被覆乃至付着させることでキャパシタの容量を向上さ
せることが可能となり、結果として低温出力特性が向上
できる。
Description
できるキャパシタ用電極及びそのキャパシタ用電極を用
いるキャパシタに関する。
て自動車分野においても電気自動車やハイブリッド自動
車の開発がなされており、車載用補助電源として充放電
時の高速応答性に優れた電気二重層型のキャパシタが注
目され、検討されている。
生用途と比較して使用条件が厳しくなる。すなわち高エ
ネルギー密度の要求に加えて、室温下での高出力特性、
更には寒冷地でのエンジン始動の必要性から低温下(−
30℃程度)での数秒間の高い出力特性まで要求され
る。
特性の改善を解決するために、電極薄膜化による低抵抗
化等が試みられている。
技術の電気二重層型のキャパシタでは、低温下において
は、イオンの拡散抵抗に起因した大きな内部抵抗増加が
生じるため、充分な短時間出力特性が得られず、要求さ
れる特性を満足することは困難である。また、キャパシ
タは応答性に優れるものの、電気容量の絶対値としては
必ずしも充分でなかった。
みてなされたものであり、簡便かつ安価に、低温下にお
ける短時間出力特性を満足するキャパシタ用電極及びキ
ャパシタを提供することを解決すべき課題とする。
解決する目的で鋭意研究を重ねた結果、電極内の電気二
重層型キャパシタ材の表面の一部にレドックス型の反応
により容量を発揮する疑似容量型の有機系キャパシタ材
を被覆乃至付着させることでキャパシタの容量を向上さ
せることが可能となり、結果として低温出力特性が向上
できることを発見した。すなわち、本発明のキャパシタ
用電極は電気二重層型キャパシタ材に加えて、そのキャ
パシタ材に被覆乃至付着する疑似容量型の有機系キャパ
シタ材とを含有する合材を有することを特徴とする(請
求項1)。
イオンの物理的な吸脱着に伴う電気二重層容量を利用し
たものであるが、疑似容量型の有機系キャパシタはレド
ックス反応を利用している。ここで、疑似容量型のキャ
パシタ材は、自己結着能力を有するので、電気二重層型
キャパシタ材を集電体に付着させている結着材を代替す
ることが可能となり、容量が増加するのである。さら
に、従来、電気二重層キャパシタ材料を結着材で被覆し
た部分は電気二重層型キャパシタ材として作用していな
いが、有機系キャパシタ材料を結着材として用いた場合
は、電気二重層キャパシタ材料を被覆した部分も有機系
キャパシタ材の疑似容量が発現しているため、キャパシ
タ全体として、使用できる面積効率が高くなる。
積は電気二重層キャパシタ材料の表面の一部に有機系キ
ャパシタ材料が薄く被覆された状態となるため、有機系
キャパシタ材の表面積も増加し、より大きなキャパシタ
容量が実現できる。
至は放出できる活物質を含有させることで、本キャパシ
タ用電極を適用したキャパシタがより高容量となるので
好ましい(請求項2)。
ついては、高速であるとは言い難いが、容量が大きいと
いう特徴がある。キャパシタと電池との併用について
は、低温下での電池の特性低下を改善する目的で検討さ
れている(「大容量キャパシタ技術と材料」P144、
シーエムシー)が、2つのデバイスで電源を構成した場
合、部品点数の増加、電源質量や体積の増加等のため、
限られたスペースの有効利用が必須である車載用電源と
しては好ましくなかった。
質とキャパシタ材料とを混在させる方法がある(特開2
001−110418号公報)。この方法で開示される
リチウム二次電池は、単純にリチウム二次電池と電気二
重層型キャパシタとを組み合わせたもので、本来のリチ
ウム二次電池の容量を低下させない範囲での電気二重層
キャパシタ材の配合ではキャパシタ容量の絶対値が低
く、低温での短時間出力特性においては、充分な特性は
得られていない。
シタ用電極では、前述したリチウム二次電池を併用しな
いキャパシタ用電極と同様に、リチウム二次電池の活物
質を集電体に結着させる結着材を有機系キャパシタ材で
代替できるほか、有機系キャパシタ材が導電性をも有す
るので導電材を有機系キャパシタ材で代替することも可
能となり、リチウム二次電池とキャパシタとを相乗的効
果を発揮して複合させることが可能となる。
記活物質として、1種以上のリチウム含有複合酸化物を
含有し、前記有機系キャパシタ材は、1種以上のP型導
電性高分子を含有することが好ましい(請求項3)。ま
た、負極として用いる場合には、前記活物質として1種
以上の炭素材料を含有し、前記有機系キャパシタ材は、
1種以上のN型導電性高分子を含有することが好ましい
(請求項4)。
ことが好ましく(請求項5)、前記有機系キャパシタ材
は、有機溶剤又は水に可溶であることが好ましい(請求
項6)。
シタは、上述したキャパシタ用電極を正極又は負極に適
用したことを特徴とする(請求項7)。
及びキャパシタについて実施形態に基づいて説明する。
なお。本発明は、以下の実施形態により限定されるもの
ではない。
シタ用電極は、電気二重層型のキャパシタ材とその電気
二重層型のキャパシタ材に被覆乃至は付着した有機キャ
パシタ材料とを含む合材と、その他必要に応じた要素と
からなる。必要に応じた要素としてリチウムイオンを吸
蔵乃至は放出できる活物質等が例示できる。これらを含
有する割合については特に限定しない。
至は付着した電気二重層型のキャパシタ材、必要に応じ
て混合される活物質や導電材や結着材等を混合して得ら
れたペースト状の合材が集電体に塗布されてなるものを
用いることが好ましい。なお、適正な有機系キャパシタ
材料を選択することによって、導電材および/又は結着
材をある程度またはすべてを代替することができる。
キャパシタ材料としては、安価かつ高比表面積を有する
活性炭が好ましい。活性炭は、その種類を特に限定する
ものではない。フェノール系、やしがら系等、通常の電
気二重層キャパシタ材料として用いることのできるもの
であれば良い。
0m2/gのものを用いるのが望ましき。300m2/g
以上であると電解質イオンの吸着量が充分となり、30
00m2/g以下とすると活性炭中の細孔容積を適正化
することができ、かさ密度が向上することから単位体積
あたりのイオン吸着量を増大できるからである。
より疑似容量を発揮する材料である。有機系キャパシタ
材は電気二重層型のキャパシタ材に被覆乃至は付着させ
ている。被覆乃至は付着させる方法としては、たとえ
ば、有機系キャパシタ材に何らかの溶媒に溶解性をもつ
物質を採用し、有機系キャパシタ材をその溶媒で溶解さ
せた後に電気二重層型のキャパシタ材の表面にコーティ
ングすることで実現できる。
性高分子又はN型導電性高分子が例示できる。P型導電
性高分子としては、ポリアニリン、ポリパラフェニリ
ン、ポリフェニレンスルフィド、ポリフェニレンオキシ
ド、ポリチオフェン、ポリピロールおよびそれらの誘導
体が例示できる。N型導電性高分子としては、ポリチオ
フェン、ポリアセン、ポリアズレンおよびそれらの誘導
体が例示できる。なお、可溶性の高分子系キャパシタ材
料としては、容易に可溶化できるポリアニリン(P型)
やポリチオフェン(P型、N型)および、それらの誘導
体が好ましい。
にはP型導電性高分子を用いることが好ましい。特に、
活物質を混合し正極として用いた場合に作動電圧範囲の
マッチングが容易なためである。
子を用いることが好ましい。特に、活物質を混合し負極
として用いた場合に作動電圧範囲のマッチングが容易な
ためである。
できる活物質を採用する場合には、本電極が適用される
部位(正極又は負極)に応じて、正極活物質又は負極活
物質を採用する。
のリチウム含有複合酸化物が好ましい。リチウム含有複
合酸化物は、電子とリチウムイオンの拡散性能にすぐれ
るなど活物質としての性能に優れる。そのため、このよ
うなリチウムおよび遷移金属の複合酸化物を正極の活物
質に用いれば、高い充放電効率と良好なサイクル特性と
が得られる。
のリチウム含有複合酸化物であることがさらに好まし
い。層状構造のリチウムニッケルコバルトアルミ含有複
合酸化物、リチウムマンガンアルミ含有複合酸化物また
はリチウムマンガンクロム含有複合酸化物を含むことが
好ましい。
〜3V)で充放電を行う場合、スピネル構造のリチウム
マンガン含有複合酸化物等は充放電電圧が高電位側に偏
っているため(平均充放電電圧:約4V)、放電により
高出力密度は得られるものの、充電による回生密度が小
さくなってしまうのに対して、層状構造の材料を用いる
と、充放電時の構造変化の影響と考えられるが、充放電
による電圧の偏りが少なく(平均電圧:約3.8V以
下)、バランスよく高出力密度および高回生密度を得る
ことができる。また、層状構造のリチウムニッケル含有
複合酸化物、リチウムマンガン含有複合酸化物は、その
組成の一部をアルミやクロム等の他元素で置換すること
がより好ましい。活物質内部の電子状態が変化し結晶構
造が強化される高温環境下での無機正極活物質の劣化が
小さくなるからである。
チウム含有複合酸化物を1種以上、混合して用いること
もできる。例えば、Li(1-X)NiO2、Li(1-X)Mn
O2、Li(1-X)CoO2や、各々にLi、Al、Crな
どの金属を添加または置換した材料等である。この正極
活物質の例示におけるxは0〜1の数を示す。なお、こ
れらの正極活物質は単独で用いるばかりでなくこれらの
正極活物質を複数混合してもよい。
2/g以下、好ましくは1.0m2/g以下であることが
好ましい。一定以下の比表面積にすることにより、正極
活物質と電解液による副反応を抑制することができるた
め、長寿命化が可能となる。正極活物質の比表面積の制
御方法としては特に制限されるものではないが、比表面
積は原材料の比表面積に大きく影響を受けるため、所定
の条件で原材料を粉砕及び/又は分級し制御することが
好ましい。なお、焼成し作製した後に粉砕および/又は
分級してもよい。
吸蔵・放出することができれば、特に限定されるもので
はない。公知の材料を用いることができる。例えば、リ
チウム金属、グラファイト又は非晶質炭素等の炭素材料
等である。そして、リチウムを電気化学的に吸蔵・放出
し得るインターカレート材料で形成された電極、特に炭
素材料が好ましい。負極活物質としては、比表面積が比
較的大きく、吸蔵・放出速度が速いため特に室温での出
力・回生密度に対して良好となる。
/g以下、好ましくは3.0m2/g以下であることが
好ましい。一定以下の比表面積にすることにより、負極
活物質と電解液による副反応を抑制することができるた
め、長寿命化が可能となる。負極活物質の比表面積の制
御方法としては特に制限されるものではないが、比表面
積は原材料の比表面積に大きく影響を受けるため、所定
の条件で原材料を粉砕及び/又は分級し制御することが
好ましい。なお、焼成し作製した後に粉砕および/又は
分級してもよい。
は、少なくとも一方が本実施形態の電極である正極及び
負極と、電解液等その他必要に応じた要素とからなる。
本実施形態のキャパシタは、特にその形状に制限を受け
ず、コイン型、円筒型、角型等、種々の形状を採用でき
る。本実施形態では、円筒型のキャパシタに基づいて説
明を行う。
極をシート形状として両者をセパレ−タを介して積層し
渦巻き型に多数回巻き回した巻回体を空隙を満たす電解
液とともに所定の円筒状ケース内に収納したものであ
る。正極と正極端子部とについて、そして負極と負極端
子部とについては、それぞれ電気的に接合されている。
の電極を用いる。正極のみ上記形態の電極を用いる場
合、負極は一般的なキャパシタの公知の材料及び構成を
用いることができる。また、負極のみ上記形態の電極を
用いる場合、正極は一般的なキャパシタの公知の材料お
よび構成を用いることができる。
ものである。
いられる有機溶媒であれば特に限定されるものではな
い。また、電極の合材に活物質を含有させた場合には通
常のリチウム二次電池用の電解液を採用することもでき
る。
素、エーテル類、ケトン類、ニトリル類、ラクトン類、
オキソラン化合物等を用いることができる。特に、プロ
ピレンカーボネート、エチレンカーボネート、1,2ジ
メトキシエタン、ジメチルカーボネート、ジエチルカー
ボネート、エチルメチルカーボネート、ビニレンカーボ
ネート等及びそれらの混合溶媒が適当である。
カーボネート類、エーテル類からなる群より選ばれた1
種以上の非水溶媒を用いることにより、電解質の溶解
性、誘導率および粘度が優れ、電池の充放電効率が高く
なるので好ましい。
ではないが、LiPF6、LiBF4、LiClO4及び
LiAsF6から選ばれる無機塩、その無機塩の誘導
体、LiSO3CF3、LiC(SO3CF3)2及びLi
N(SO2CF3)2、LiN(SO 2C2F6)8、LiN
(SO2CF3)(SO2C4F9)等から選ばれる有機
塩、並びにその有機塩の誘導体の少なくとも一種である
ことが望ましい。
F4、Me2Et2NBF4、MeEt3NBF4、Et4N
BF4、Me4PBF4、Et4PBF4から選択される支
持塩を用いることもできる。
たものとすることができ、かつその電池性能を室温以外
の温度域においてもさらに高く維持することができる。
なお、電極にリチウムイオンを吸蔵乃至は放出できる活
物質を含有させる場合には、電解質として少なくとも一
部にリチウム塩を含有する。
のではなく、用途に応じ、電解質および有機溶媒の種類
を考慮して適正に選択することが好ましい。
絶縁し、電解液を保持する役割を果たすものである。た
とえば、多孔性合成樹脂膜、特にポリオレフィン系高分
子(ポリエチレン、ポリプロピレン)の多孔膜を用いれ
ば良い。なおセパレ−タは、正極と負極との絶縁を担保
するため、正極および負極よりもさらに大きいものとす
るのが好ましい。
公知の材料、形態で作成することができる。
間の電気的な絶縁と、ケース内の密閉性とを担保するも
のである。例えば、電解液にたいして、化学的、電気的
に安定であるポリプロピレンのような高分子等から構成
できる。
パシタについて実施例にもとづいて説明する。以下に示
す「%」とは特に断りのない限り質量百分率である。以
下には好ましい例として常に活物質を含有するキャパシ
タ及びリチウム二次電池を用いて説明する。 (キャパシタ及びリチウム二次電池の作製) 〈正極〉各試験例において、表1で示す組成比で、正極
活物質としてのリチウム含有複合酸化物である層状構造
のLiNi0.5Co0.4Al0.1O2(平均BET比表面積
1.5m2/g)、炭素材料(平均BET比表面積30
m2/g)、電気二重層型のキャパシタ材としての活性
炭(平均BET比表面積2000m2/g)、N−メチ
ル−2−ピロリドンに対して可溶なポリアニリン、結着
材としてのPVDFを混合し、溶剤としてのN−メチル
−2−ピロリドン中に溶解乃至は懸濁させてペーストを
作製し、このペーストをAl箔集電体上に所定の質量、
膜厚で塗布し、乾燥後直径14mmの円板状に打ち抜
き、加圧成形した後、真空乾燥することで正極を作製し
た。
成比で、負極活物質としてのメソフェーズ系カーボン
(平均BET比表面積3.5m2/g)、N−メチル−
2−ピロリドンに対して可溶なポリアルキルチオフェ
ン、炭素材料(平均BET比表面積30m 2/g)、活
性炭(平均BET比表面積2000m2/g)、結着材
としてのPVDFを溶剤のN−メチル−2−ピロリドン
中に混合してペーストを作製し、このペーストをCu箔
集電体上に所定の質量、膜厚で塗布し、乾燥後直径15
mmの円板状に打ち抜き、加圧成形した後、真空乾燥す
ることで負極を製作した。
エチルカーボネートとの体積比3:7の混合溶媒に、L
iPF6を1モル/リットル溶解させた電解液を調制し
た。
極、負極及び電解液を使用して、直径20mm、厚み約
3mmの偏平形の本発明電池を組み立てた。尚、セパレ
−タにはポリエチレン製の微多孔膜を使用した。 (キャパシタ及びリチウム二次電池の特性評価) 〈充放電容量評価〉試験例にて得られた電池の充放電容
量を評価した。条件としては、室温にて充電を1.1m
A/cm2の一定電流で4.1Vまで行い、その後、
4.1Vの定電圧で合計4時間行った。そして放電は
0.3mA/cm2の一定電流で3Vまで行った。この
充放電を5サイクル繰り返した。表1に5サイクル目の
放電容量を示した。
電池を用い、低温での出力特性の評価をおこなった。
の一定電流で行い、電池の充電状態をSOC40%(S
OC:State of Charge)に調製した。
−30℃一定に保った恒温槽内に電池をセットした。そ
して電池の作動下限電圧を3Vとし、電池の放電電流を
変化させ、それぞれ10秒間のパルス放電を行った。2
秒目の電流−電圧直線を求め、そこから低温出力密度を
算出した。表1には試験例1に対する低温出力密度の比
率を示した。 (特性評価結果)全試験例とも、活物質の含有量を一定
とし、電気二重層型のキャパシタ材及び有機系キャパシ
タ材共に含有量を抑制したので、初期容量はほぼ同じ値
が得られた。
ウム二次電池の低温出力特性を基準として考える。
2、3)では低温出力比がそれぞれ1.10及び1.0
8であり、有機系キャパシタ材としてのポリアニリン
(試験例4)又はポリアルキルチオフェン(試験例5)
のみを含有させた試験例4、5のキャパシタでは低温出
力比がそれぞれ2.03及び1.61であった。
材との双方を含有させた試験例6、7のキャパシタの低
温出力比は、リチウム二次電池である試験例1からの単
純な増加分の和(正極の場合には1.13、負極の場合
には0.69)を加えた値よりも大幅に増加分が大き
く、それぞれ2.41及び1.95であった。
と有機系キャパシタ材とを併用する相乗効果が確認でき
た。この効果は活物質を混合しても発揮されるものであ
ることも確認できた。必要に応じて、キャパシタ材と活
物質との比は変更できる。
タは、電気二重層型のキャパシタ材と疑似容量型の有機
系キャパシタ材とを、電気二重層型のキャパシタ材に有
機系キャパシタ材で被覆乃至は付着させる構成で含有さ
せることにより、低温での短時間出力特性に優れるとい
う効果がある。
Claims (7)
- 【請求項1】 電気二重層型のキャパシタ材と、該キャ
パシタ材に被覆乃至付着している疑似容量型の有機系キ
ャパシタ材とを含有する合材を有することを特徴とする
キャパシタ用電極。 - 【請求項2】 前記合材は、リチウムイオンを吸蔵乃至
は放出できる活物質を含有する請求項1に記載のキャパ
シタ用電極。 - 【請求項3】 前記活物質は、1種以上のリチウム含有
複合酸化物を含有し、 前記有機系キャパシタ材は、1種以上のP型導電性高分
子を含有する請求項2に記載のキャパシタ用電極。 - 【請求項4】 前記活物質として1種以上の炭素材料を
含有し、 前記有機系キャパシタ材は、1種以上のN型導電性高分
子を含有する請求項2に記載のキャパシタ用電極。 - 【請求項5】 前記キャパシタ材は、活性炭である請求
項1〜4のいずれかに記載のキャパシタ用電極。 - 【請求項6】 前記有機系キャパシタ材は、有機溶剤又
は水に可溶である請求項1〜5のいずれかに記載のキャ
パシタ用電極。 - 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載のキャパ
シタ用電極を有することを特徴とするキャパシタ。
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