JP2003091980A - トグル機構、シャッタ開閉機構、記録及び/又は再生装置 - Google Patents
トグル機構、シャッタ開閉機構、記録及び/又は再生装置Info
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- JP2003091980A JP2003091980A JP2001282221A JP2001282221A JP2003091980A JP 2003091980 A JP2003091980 A JP 2003091980A JP 2001282221 A JP2001282221 A JP 2001282221A JP 2001282221 A JP2001282221 A JP 2001282221A JP 2003091980 A JP2003091980 A JP 2003091980A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡便な構成としながら、トグル機構によりシ
ャッタ開閉機構を確実に動作させる。 【解決手段】 遊嵌孔23を有しスライド可能に設けら
れたスライド部材13と、スライド部材13をスライド
方向の一方側へと付勢する第1の引っ張りコイルバネ2
1と、スライド部材13を第1の引っ張りコイルバネ2
1の付勢力に抗してスライドさせる作動部材25と、支
軸28に回動可能に支持され一端にスライド部材13の
遊嵌孔23に遊嵌される遊嵌突部29を有する回動部材
14と、回動部材14の他端側に一端31aが取り付け
られ、他端31bに向かって回動部材14を付勢すると
共に、回動部材14に付勢される付勢力が第1の引っ張
りコイルバネ21の付勢力よりも小となる第2の引っ張
りコイルバネ31と、回動部材14の他端側に連結され
ると共に移動可能に設けられたシャッタ部材11とを備
える。
ャッタ開閉機構を確実に動作させる。 【解決手段】 遊嵌孔23を有しスライド可能に設けら
れたスライド部材13と、スライド部材13をスライド
方向の一方側へと付勢する第1の引っ張りコイルバネ2
1と、スライド部材13を第1の引っ張りコイルバネ2
1の付勢力に抗してスライドさせる作動部材25と、支
軸28に回動可能に支持され一端にスライド部材13の
遊嵌孔23に遊嵌される遊嵌突部29を有する回動部材
14と、回動部材14の他端側に一端31aが取り付け
られ、他端31bに向かって回動部材14を付勢すると
共に、回動部材14に付勢される付勢力が第1の引っ張
りコイルバネ21の付勢力よりも小となる第2の引っ張
りコイルバネ31と、回動部材14の他端側に連結され
ると共に移動可能に設けられたシャッタ部材11とを備
える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、わずかなストロー
クで大きな力を発生させるトグル機構に関する。また、
本発明は、そのようなトグル機構を備えたシャッタ開閉
機構、並びにそのようなシャッタ開閉機構を備えた記録
及び/又は再生装置に関する。
クで大きな力を発生させるトグル機構に関する。また、
本発明は、そのようなトグル機構を備えたシャッタ開閉
機構、並びにそのようなシャッタ開閉機構を備えた記録
及び/又は再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】記録媒体として例えば光学ディスクが収
納されたディスクカートリッジが装着されて、光学ディ
スクから情報を再生するディスクプレーヤが知られてい
る。
納されたディスクカートリッジが装着されて、光学ディ
スクから情報を再生するディスクプレーヤが知られてい
る。
【0003】この種のディスクプレーヤには、ディスク
カートリッジから情報を再生する装置本体に対してディ
スクカートリッジを挿脱するための挿脱口と、この挿脱
口を開閉可能に設けられたシャッタ部材とを有するシャ
ッタ開閉機構を備える、いわゆるスロットイン型のディ
スクプレーヤがある。
カートリッジから情報を再生する装置本体に対してディ
スクカートリッジを挿脱するための挿脱口と、この挿脱
口を開閉可能に設けられたシャッタ部材とを有するシャ
ッタ開閉機構を備える、いわゆるスロットイン型のディ
スクプレーヤがある。
【0004】例えば図7に示すディスクプレーヤ100
は、ディスクカートリッジ101の光ディスクから情報
を再生する装置本体102を備えている。装置本体10
2は、外筐102aによって覆われており、図示しない
光ディスクを回転駆動するディスク回転駆動機構と、光
ディスクから情報を再生する再生機構とを備えている。
は、ディスクカートリッジ101の光ディスクから情報
を再生する装置本体102を備えている。装置本体10
2は、外筐102aによって覆われており、図示しない
光ディスクを回転駆動するディスク回転駆動機構と、光
ディスクから情報を再生する再生機構とを備えている。
【0005】また、外筐102aの前面部には、装置本
体102内に対してディスクカートリッジ101を挿脱
するための挿脱口102bが設けられている。そして、
このディスクプレーヤ100は、挿脱口102bを開閉
するシャッタ部材103を有するシャッタ開閉機構を備
えている。
体102内に対してディスクカートリッジ101を挿脱
するための挿脱口102bが設けられている。そして、
このディスクプレーヤ100は、挿脱口102bを開閉
するシャッタ部材103を有するシャッタ開閉機構を備
えている。
【0006】シャッタ部材103は、外筐102aの内
方に位置して配設されており、挿脱口102bを開閉す
るシャッタ部103aと、外筐102aに回動可能に支
持される一対の支持片103bとを有している。シャッ
タ部103aは、挿脱口102bを閉塞するに足る大き
さに形成されている。一対の支持片103bは、シャッ
タ部103aの両端に一体に設けられており、外筐10
2aの内方に回動支軸を介して回動可能に支持されてい
る。また、シャッタ開閉機構は、図示しないシャッタ部
材103を回動させるためにスライド可能に設けられた
スライド部材と、このスライド部材を駆動するための駆
動機構とを有している。
方に位置して配設されており、挿脱口102bを開閉す
るシャッタ部103aと、外筐102aに回動可能に支
持される一対の支持片103bとを有している。シャッ
タ部103aは、挿脱口102bを閉塞するに足る大き
さに形成されている。一対の支持片103bは、シャッ
タ部103aの両端に一体に設けられており、外筐10
2aの内方に回動支軸を介して回動可能に支持されてい
る。また、シャッタ開閉機構は、図示しないシャッタ部
材103を回動させるためにスライド可能に設けられた
スライド部材と、このスライド部材を駆動するための駆
動機構とを有している。
【0007】上述したディスクプレーヤ100は、シャ
ッタ部材103が外筐102aの内方に位置して配設さ
れた構成とされるが、シャッタ部材103が装置本体1
02の外方に露呈されて配設されたディスクプレーヤも
ある。
ッタ部材103が外筐102aの内方に位置して配設さ
れた構成とされるが、シャッタ部材103が装置本体1
02の外方に露呈されて配設されたディスクプレーヤも
ある。
【0008】例えば図8に示すディスクプレーヤ200
は、ディスクカートリッジ201の光ディスクから情報
を再生する装置本体202を備えている。装置本体20
2は、外筐202aによって覆われており、図示しない
光ディスクを回転駆動するディスク回転駆動機構と、光
ディスクから情報を再生する再生機構とを備えている。
は、ディスクカートリッジ201の光ディスクから情報
を再生する装置本体202を備えている。装置本体20
2は、外筐202aによって覆われており、図示しない
光ディスクを回転駆動するディスク回転駆動機構と、光
ディスクから情報を再生する再生機構とを備えている。
【0009】また、外筐202aの前面部には、装置本
体202内に対してディスクカートリッジ201を挿脱
するための挿脱口202bが設けられている。そして、
このディスクプレーヤ200は、挿脱口202bを開閉
するシャッタ部材203を有するシャッタ開閉機構を備
えている。
体202内に対してディスクカートリッジ201を挿脱
するための挿脱口202bが設けられている。そして、
このディスクプレーヤ200は、挿脱口202bを開閉
するシャッタ部材203を有するシャッタ開閉機構を備
えている。
【0010】シャッタ部材203は、装置本体202の
外方に位置して配設されており、挿脱口202aを開閉
するシャッタ部203aと、装置本体202に回動可能
に支持される一対の支持片203bとを有している。シ
ャッタ部203aは、挿脱口202aを閉塞するに足る
大きさに形成されている。一対の支持片203bは、シ
ャッタ部203aの両端に一体に設けられており、装置
本体202に回動支軸を介して回動可能に支持されてい
る。また、シャッタ開閉機構は、図示しないシャッタ部
材203を回動させるためにスライド可能に設けられた
スライド部材と、このスライド部材を駆動するための駆
動機構とを有している。
外方に位置して配設されており、挿脱口202aを開閉
するシャッタ部203aと、装置本体202に回動可能
に支持される一対の支持片203bとを有している。シ
ャッタ部203aは、挿脱口202aを閉塞するに足る
大きさに形成されている。一対の支持片203bは、シ
ャッタ部203aの両端に一体に設けられており、装置
本体202に回動支軸を介して回動可能に支持されてい
る。また、シャッタ開閉機構は、図示しないシャッタ部
材203を回動させるためにスライド可能に設けられた
スライド部材と、このスライド部材を駆動するための駆
動機構とを有している。
【0011】以上のように構成されたディスクプレーヤ
100,200では、挿脱口102a,102bからデ
ィスクカートリッジ101,201が挿入されることに
伴ってシャッタ部材103,203が開放されて、ディ
スクカートリッジ101,201が装置本体102,2
02内に装着される。そして、これらディスクプレーヤ
100,200では、ディスク回転駆動機構によって光
ディスクが回転駆動されて、再生機構によってディスク
カートリッジ101,201の光ディスクから情報が再
生される。また、これらディスクプレーヤ100,20
0では、駆動機構によってスライド部材が駆動されるこ
とにより、シャッタ部材103,203が回動されて、
開放された挿脱口102b,202bからディスクカー
トリッジ101,201が排出される。
100,200では、挿脱口102a,102bからデ
ィスクカートリッジ101,201が挿入されることに
伴ってシャッタ部材103,203が開放されて、ディ
スクカートリッジ101,201が装置本体102,2
02内に装着される。そして、これらディスクプレーヤ
100,200では、ディスク回転駆動機構によって光
ディスクが回転駆動されて、再生機構によってディスク
カートリッジ101,201の光ディスクから情報が再
生される。また、これらディスクプレーヤ100,20
0では、駆動機構によってスライド部材が駆動されるこ
とにより、シャッタ部材103,203が回動されて、
開放された挿脱口102b,202bからディスクカー
トリッジ101,201が排出される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したデ
ィスクプレーヤ100,200では、小型化及び軽量化
が進められているものの、メディアであるディスクカー
トリッジ101,201のサイズは不変であるため、装
置本体に組み込まれる各機構の更なる小型化の要求が強
まっている。
ィスクプレーヤ100,200では、小型化及び軽量化
が進められているものの、メディアであるディスクカー
トリッジ101,201のサイズは不変であるため、装
置本体に組み込まれる各機構の更なる小型化の要求が強
まっている。
【0013】ここで、上述したディスクプレーヤ10
0,200は、挿脱口102b,202bを開閉するシ
ャッタ部材103,203を有するシャッタ開閉機構と
共に、ディスクカートリッジ101,201を挿脱口1
02b,202bから排出する機構を備えている。
0,200は、挿脱口102b,202bを開閉するシ
ャッタ部材103,203を有するシャッタ開閉機構と
共に、ディスクカートリッジ101,201を挿脱口1
02b,202bから排出する機構を備えている。
【0014】従来のディスクプレーヤでは、装置本体の
サイズに余裕があることから、ディスクカートリッジを
挿脱口から排出する際に必要な機構のストロークの多く
を利用して、シャッタ開閉機構を開閉動作させることが
可能である。
サイズに余裕があることから、ディスクカートリッジを
挿脱口から排出する際に必要な機構のストロークの多く
を利用して、シャッタ開閉機構を開閉動作させることが
可能である。
【0015】しかしながら、このようなシャッタ開閉機
構を開閉動作させるためのストロークを多く取った場合
には、装置本体に占める割合も大きくなるために、小型
化を図る上で大変不利となる。そして、このシャッタ開
閉機構の小型化を図るためには、如何に少ないストロー
クでシャッタ部材を開閉動作させるかが重要となる。
構を開閉動作させるためのストロークを多く取った場合
には、装置本体に占める割合も大きくなるために、小型
化を図る上で大変不利となる。そして、このシャッタ開
閉機構の小型化を図るためには、如何に少ないストロー
クでシャッタ部材を開閉動作させるかが重要となる。
【0016】このため、シャッタ開閉機構のストローク
を変更せずに、擬似的なストロークを得る手段として、
いわゆる倍速装置が一般的に用いられている。しかしな
がら、従来のような倍速装置では、装置本体に占める割
合が大きくなるために、上述したディスクプレーヤ10
0,200の小型化及び軽量化を図ることは非常に困難
である。
を変更せずに、擬似的なストロークを得る手段として、
いわゆる倍速装置が一般的に用いられている。しかしな
がら、従来のような倍速装置では、装置本体に占める割
合が大きくなるために、上述したディスクプレーヤ10
0,200の小型化及び軽量化を図ることは非常に困難
である。
【0017】そこで、本発明はこのような従来の事情に
鑑みて提案されたものであり、簡便な構成としながら、
わずかなストロークで大きな力を発生させることを可能
としたトグル機構を提供することを目的とする。
鑑みて提案されたものであり、簡便な構成としながら、
わずかなストロークで大きな力を発生させることを可能
としたトグル機構を提供することを目的とする。
【0018】また、本発明は、そのようなトグル機構を
備えることによって、シャッタ部材を確実に開閉動作さ
せると共に、更なる小型化及び簡素化を可能としたシャ
ッタ開閉機構を提供することを目的とする。
備えることによって、シャッタ部材を確実に開閉動作さ
せると共に、更なる小型化及び簡素化を可能としたシャ
ッタ開閉機構を提供することを目的とする。
【0019】また、本発明は、そのようなシャッタ開閉
機構を備えることによって、部品点数の削減を図りなが
ら、更なる小型化及び軽量化を可能とした記録及び/又
は再生装置を提供することを目的とする。
機構を備えることによって、部品点数の削減を図りなが
ら、更なる小型化及び軽量化を可能とした記録及び/又
は再生装置を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明に係るトグル機構は、遊嵌孔を有し、スライ
ド可能に設けられたスライド部材と、スライド部材をス
ライド方向の一方側へと付勢する第1の付勢手段と、一
端と他端との間が支軸に回動可能に支持され、一端にス
ライド部材の遊嵌孔に遊嵌される遊嵌突部を有する回動
部材と、回動部材の他端側に一端が取り付けられ、第1
の付勢手段がスライド部材を付勢する第1の方向と異な
る第2の方向に位置する他端に向かって回動部材を付勢
すると共に、回動部材に付勢される付勢力が第1の付勢
手段の付勢力よりも小となる第2の付勢手段と、回動部
材の他端側に連結されると共に、移動可能に設けられた
移動部材とを備えることを特徴としている。
に、本発明に係るトグル機構は、遊嵌孔を有し、スライ
ド可能に設けられたスライド部材と、スライド部材をス
ライド方向の一方側へと付勢する第1の付勢手段と、一
端と他端との間が支軸に回動可能に支持され、一端にス
ライド部材の遊嵌孔に遊嵌される遊嵌突部を有する回動
部材と、回動部材の他端側に一端が取り付けられ、第1
の付勢手段がスライド部材を付勢する第1の方向と異な
る第2の方向に位置する他端に向かって回動部材を付勢
すると共に、回動部材に付勢される付勢力が第1の付勢
手段の付勢力よりも小となる第2の付勢手段と、回動部
材の他端側に連結されると共に、移動可能に設けられた
移動部材とを備えることを特徴としている。
【0021】以上のように、本発明に係るトグル機構で
は、第1の付勢手段の付勢力に抗してスライド部材をス
ライド方向の一端から他端に向かってスライドさせる
と、遊嵌孔のスライド方向の一方側の端部に遊嵌突部が
当接された状態で、回動部材が第2の付勢手段の付勢力
に抗して回動される。そして、支軸と第2の付勢手段の
他端とを結ぶ直線を当該第2の付勢手段の一端が通過す
ることによって、遊嵌孔のスライド方向の一方側の端部
から離間した遊嵌突部が遊嵌孔のスライド方向の他方側
の端部に当接された状態で、回動部材が第2の付勢手段
の付勢力により付勢されて回動される。そして、回動部
材に付勢される第2の付勢手段の付勢力の向きが切り替
わることによって、この回動部材の他端に連結された移
動部材を移動方向の一端から他端へと確実に移動させる
ことができる。
は、第1の付勢手段の付勢力に抗してスライド部材をス
ライド方向の一端から他端に向かってスライドさせる
と、遊嵌孔のスライド方向の一方側の端部に遊嵌突部が
当接された状態で、回動部材が第2の付勢手段の付勢力
に抗して回動される。そして、支軸と第2の付勢手段の
他端とを結ぶ直線を当該第2の付勢手段の一端が通過す
ることによって、遊嵌孔のスライド方向の一方側の端部
から離間した遊嵌突部が遊嵌孔のスライド方向の他方側
の端部に当接された状態で、回動部材が第2の付勢手段
の付勢力により付勢されて回動される。そして、回動部
材に付勢される第2の付勢手段の付勢力の向きが切り替
わることによって、この回動部材の他端に連結された移
動部材を移動方向の一端から他端へと確実に移動させる
ことができる。
【0022】また、本発明に係るシャッタ開閉機構は、
開口部を開閉するように、移動可能に設けられたシャッ
タ部材と、遊嵌孔を有し、開口部を開閉する方向にシャ
ッタ部材を移動させるために、スライド可能に設けられ
たスライド部材と、シャッタ部材が開口部を閉塞するよ
うに、スライド部材をスライド方向の一方側へと付勢す
る第1の付勢手段と、シャッタ部材が開口部を開放する
ように、スライド部材を第1の付勢手段の付勢力に抗し
てスライド方向の他端側へとスライドさせる移動手段
と、一端と他端との間が支軸に回動可能に支持され、一
端にスライド部材の遊嵌孔に遊嵌される遊嵌突部を有
し、他端にシャッタ部材が連結された回動部材と、回動
部材の他端側に一端が取り付けられ、第1の付勢手段が
スライド部材を付勢する第1の方向と異なる第2の方向
に位置する他端に向かって回動部材を付勢すると共に、
回動部材に付勢される付勢力が第1の付勢手段の付勢力
よりも小となる第2の付勢手段とを備えることを特徴と
している。
開口部を開閉するように、移動可能に設けられたシャッ
タ部材と、遊嵌孔を有し、開口部を開閉する方向にシャ
ッタ部材を移動させるために、スライド可能に設けられ
たスライド部材と、シャッタ部材が開口部を閉塞するよ
うに、スライド部材をスライド方向の一方側へと付勢す
る第1の付勢手段と、シャッタ部材が開口部を開放する
ように、スライド部材を第1の付勢手段の付勢力に抗し
てスライド方向の他端側へとスライドさせる移動手段
と、一端と他端との間が支軸に回動可能に支持され、一
端にスライド部材の遊嵌孔に遊嵌される遊嵌突部を有
し、他端にシャッタ部材が連結された回動部材と、回動
部材の他端側に一端が取り付けられ、第1の付勢手段が
スライド部材を付勢する第1の方向と異なる第2の方向
に位置する他端に向かって回動部材を付勢すると共に、
回動部材に付勢される付勢力が第1の付勢手段の付勢力
よりも小となる第2の付勢手段とを備えることを特徴と
している。
【0023】以上のように、本発明に係るシャッタ開閉
機構では、移動手段が第1の付勢手段の付勢力に抗して
スライド部材をスライド方向の一端から他端に向かって
スライドさせると、遊嵌孔のスライド方向の一方側の端
部に遊嵌突部が当接された状態で、回動部材が第2の付
勢手段の付勢力に抗して回動される。そして、支軸と第
2の付勢手段の他端とを結ぶ直線を当該第2の付勢手段
の一端が通過することによって、遊嵌孔のスライド方向
の一方側の端部から離間した遊嵌突部が遊嵌孔のスライ
ド方向の他方側の端部に当接された状態で、回動部材が
第2の付勢手段の付勢力により付勢されて回動される。
そして、回動部材に付勢される第2の付勢手段の付勢力
の向きが切り替わることによって、この回動部材の他端
に連結されたシャッタ部材を移動方向の一端から他端へ
と確実に移動させることができる。これにより、開口部
を確実に開放することができる。
機構では、移動手段が第1の付勢手段の付勢力に抗して
スライド部材をスライド方向の一端から他端に向かって
スライドさせると、遊嵌孔のスライド方向の一方側の端
部に遊嵌突部が当接された状態で、回動部材が第2の付
勢手段の付勢力に抗して回動される。そして、支軸と第
2の付勢手段の他端とを結ぶ直線を当該第2の付勢手段
の一端が通過することによって、遊嵌孔のスライド方向
の一方側の端部から離間した遊嵌突部が遊嵌孔のスライ
ド方向の他方側の端部に当接された状態で、回動部材が
第2の付勢手段の付勢力により付勢されて回動される。
そして、回動部材に付勢される第2の付勢手段の付勢力
の向きが切り替わることによって、この回動部材の他端
に連結されたシャッタ部材を移動方向の一端から他端へ
と確実に移動させることができる。これにより、開口部
を確実に開放することができる。
【0024】一方、外力を付加することによって、シャ
ッタ部材を移動方向の一端から他端に向かって移動させ
る、すなわち開口部を強制的に開放させると、遊嵌孔の
スライド方向の他方側の端部に遊嵌突部が当接された状
態で、回動部材が第1の付勢手段の付勢力に抗して回動
される。これに伴って、スライド部材がスライド方向の
一端から他端へとスライドされる。ここで、回動部材に
付勢される第2の付勢手段の付勢力が第1の付勢手段の
付勢力よりも小となることから、シャッタ部材に対する
外力の付加が解除されると、第1の付勢手段の付勢力に
よりスライド部材がスライド方向の他端から一端に向か
ってスライドされると共に、シャッタ部材が移動方向の
他端から一端へと移動され、シャッタ部材が開口部を閉
塞する元の位置へと戻される。
ッタ部材を移動方向の一端から他端に向かって移動させ
る、すなわち開口部を強制的に開放させると、遊嵌孔の
スライド方向の他方側の端部に遊嵌突部が当接された状
態で、回動部材が第1の付勢手段の付勢力に抗して回動
される。これに伴って、スライド部材がスライド方向の
一端から他端へとスライドされる。ここで、回動部材に
付勢される第2の付勢手段の付勢力が第1の付勢手段の
付勢力よりも小となることから、シャッタ部材に対する
外力の付加が解除されると、第1の付勢手段の付勢力に
よりスライド部材がスライド方向の他端から一端に向か
ってスライドされると共に、シャッタ部材が移動方向の
他端から一端へと移動され、シャッタ部材が開口部を閉
塞する元の位置へと戻される。
【0025】また、本発明に係る記録及び/又は再生装
置は、記録媒体に対して信号の記録及び/又は再生を行
う装置本体と、装置本体の記録媒体が挿脱される挿脱口
を開閉するように、移動可能に設けられたシャッタ部材
と、遊嵌孔を有し、挿脱口を開閉する方向にシャッタ部
材を移動させるために、スライド可能に設けられたスラ
イド部材と、シャッタ部材が挿脱口を閉塞するように、
スライド部材をスライド方向の一方側へと付勢する第1
の付勢手段と、シャッタ部材が挿脱口を開放するよう
に、スライド部材を第1の付勢手段の付勢力に抗してス
ライド方向の他端側へとスライドさせる移動手段と、一
端と他端との間が支軸に回動可能に支持され、一端にス
ライド部材の遊嵌孔に遊嵌される遊嵌突部を有し、他端
にシャッタ部材が連結された回動部材と、回動部材の他
端側に一端が取り付けられ、第1の付勢手段がスライド
部材を付勢する第1の方向と異なる第2の方向に位置す
る他端に向かって回動部材を付勢すると共に、回動部材
に付勢される付勢力が第1の付勢手段の付勢力よりも小
となる第2の付勢手段とを備えることを特徴としてい
る。
置は、記録媒体に対して信号の記録及び/又は再生を行
う装置本体と、装置本体の記録媒体が挿脱される挿脱口
を開閉するように、移動可能に設けられたシャッタ部材
と、遊嵌孔を有し、挿脱口を開閉する方向にシャッタ部
材を移動させるために、スライド可能に設けられたスラ
イド部材と、シャッタ部材が挿脱口を閉塞するように、
スライド部材をスライド方向の一方側へと付勢する第1
の付勢手段と、シャッタ部材が挿脱口を開放するよう
に、スライド部材を第1の付勢手段の付勢力に抗してス
ライド方向の他端側へとスライドさせる移動手段と、一
端と他端との間が支軸に回動可能に支持され、一端にス
ライド部材の遊嵌孔に遊嵌される遊嵌突部を有し、他端
にシャッタ部材が連結された回動部材と、回動部材の他
端側に一端が取り付けられ、第1の付勢手段がスライド
部材を付勢する第1の方向と異なる第2の方向に位置す
る他端に向かって回動部材を付勢すると共に、回動部材
に付勢される付勢力が第1の付勢手段の付勢力よりも小
となる第2の付勢手段とを備えることを特徴としてい
る。
【0026】以上のように、本発明に係る記録及び/又
は再生装置では、移動手段が第1の付勢手段の付勢力に
抗してスライド部材をスライド方向の一端から他端に向
かってスライドさせると、遊嵌孔のスライド方向の一方
側の端部に遊嵌突部が当接された状態で、回動部材が第
2の付勢手段の付勢力に抗して回動される。そして、支
軸と第2の付勢手段の他端とを結ぶ直線を当該第2の付
勢手段の一端が通過することによって、遊嵌孔のスライ
ド方向の一方側の端部から離間した遊嵌突部が遊嵌孔の
スライド方向の他方側の端部に当接された状態で、回動
部材が第2の付勢手段の付勢力により付勢されて回動さ
れる。そして、回動部材に付勢される第2の付勢手段の
付勢力の向きが切り替わることによって、この回動部材
の他端に連結されたシャッタ部材を移動方向の一端から
他端へと確実に移動させることができる。これにより、
装置本体の挿脱口を確実に開放することができ、装置本
体に対する記録媒体の排出動作を適切に行うことができ
る。
は再生装置では、移動手段が第1の付勢手段の付勢力に
抗してスライド部材をスライド方向の一端から他端に向
かってスライドさせると、遊嵌孔のスライド方向の一方
側の端部に遊嵌突部が当接された状態で、回動部材が第
2の付勢手段の付勢力に抗して回動される。そして、支
軸と第2の付勢手段の他端とを結ぶ直線を当該第2の付
勢手段の一端が通過することによって、遊嵌孔のスライ
ド方向の一方側の端部から離間した遊嵌突部が遊嵌孔の
スライド方向の他方側の端部に当接された状態で、回動
部材が第2の付勢手段の付勢力により付勢されて回動さ
れる。そして、回動部材に付勢される第2の付勢手段の
付勢力の向きが切り替わることによって、この回動部材
の他端に連結されたシャッタ部材を移動方向の一端から
他端へと確実に移動させることができる。これにより、
装置本体の挿脱口を確実に開放することができ、装置本
体に対する記録媒体の排出動作を適切に行うことができ
る。
【0027】一方、外力を付加することによって、シャ
ッタ部材を移動方向の一端から他端に向かって移動させ
る、すなわちシャッタ部材を強制的に開口部を開放する
方向に移動させると、遊嵌孔のスライド方向の他方側の
端部に遊嵌突部が当接された状態で、回動部材が第1の
付勢手段の付勢力に抗して回動される。これに伴って、
スライド部材がスライド方向の一端から他端へとスライ
ドされる。ここで、回動部材に付勢される第2の付勢手
段の付勢力が第1の付勢手段の付勢力よりも小となるこ
とから、シャッタ部材に対する外力の付加が解除される
と、第1の付勢手段の付勢力によりスライド部材がスラ
イド方向の他端から一端に向かってスライドされると共
に、シャッタ部材が移動方向の他端から一端へと移動さ
れ、シャッタ部材が開口部を閉塞する元の位置へと戻さ
れる。これにより、装置本体に対する記録媒体の挿入動
作を適切に行うことができる。
ッタ部材を移動方向の一端から他端に向かって移動させ
る、すなわちシャッタ部材を強制的に開口部を開放する
方向に移動させると、遊嵌孔のスライド方向の他方側の
端部に遊嵌突部が当接された状態で、回動部材が第1の
付勢手段の付勢力に抗して回動される。これに伴って、
スライド部材がスライド方向の一端から他端へとスライ
ドされる。ここで、回動部材に付勢される第2の付勢手
段の付勢力が第1の付勢手段の付勢力よりも小となるこ
とから、シャッタ部材に対する外力の付加が解除される
と、第1の付勢手段の付勢力によりスライド部材がスラ
イド方向の他端から一端に向かってスライドされると共
に、シャッタ部材が移動方向の他端から一端へと移動さ
れ、シャッタ部材が開口部を閉塞する元の位置へと戻さ
れる。これにより、装置本体に対する記録媒体の挿入動
作を適切に行うことができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的な実施形態
について、ディスクカートリッジから情報を再生するデ
ィスクプレーヤを図面を参照して説明する。
について、ディスクカートリッジから情報を再生するデ
ィスクプレーヤを図面を参照して説明する。
【0029】図1に示すように、本発明を適用したディ
スクプレーヤ1には、例えば光ディスク2が収納された
ディスクカートリッジ3が適用される。
スクプレーヤ1には、例えば光ディスク2が収納された
ディスクカートリッジ3が適用される。
【0030】このディスクプレーヤ1は、ディスクカー
トリッジ3の光ディスク2から情報を再生する装置本体
4を備え、この装置本体4の前面部には、装置本体4内
に対してディスクカートリッジ3が挿脱される挿脱口5
が設けられている。
トリッジ3の光ディスク2から情報を再生する装置本体
4を備え、この装置本体4の前面部には、装置本体4内
に対してディスクカートリッジ3が挿脱される挿脱口5
が設けられている。
【0031】装置本体4は、挿脱口5から挿入されたデ
ィスクカートリッジ3を保持するカートリッジホルダ6
を有し、このカートリッジホルダ6は、挿脱口5に対し
てディスクカートリッジ3を挿脱可能とするカートリッ
ジ挿脱位置と、光ディスク2から情報を再生するカート
リッジ装着位置とに亘って移動可能に設けられている。
また、この装置本体4は、カートリッジ挿脱位置とカー
トリッジ装着位置とに亘ってカートリッジホルダ6を移
送するためのローディング機構(図示せず。)を備えて
いる。
ィスクカートリッジ3を保持するカートリッジホルダ6
を有し、このカートリッジホルダ6は、挿脱口5に対し
てディスクカートリッジ3を挿脱可能とするカートリッ
ジ挿脱位置と、光ディスク2から情報を再生するカート
リッジ装着位置とに亘って移動可能に設けられている。
また、この装置本体4は、カートリッジ挿脱位置とカー
トリッジ装着位置とに亘ってカートリッジホルダ6を移
送するためのローディング機構(図示せず。)を備えて
いる。
【0032】また、装置本体4は、光ディスク2を回転
駆動するディスク回転駆動機構7と、光ディスク2から
情報を再生する再生機構8とを備えている。ディスク回
転駆動機構7は、光ディスク2が載置されるディスクテ
ーブル9と、このディスクテーブル9を回転駆動するス
ピンドルモータ(図示せず。)とを有している。再生機
構8は、光ディスク2から情報を再生する光ピックアッ
プ10と、この光ピックアップ10を光ディスク2の径
方向に移動する送り機構(図示せず。)とを有してい
る。
駆動するディスク回転駆動機構7と、光ディスク2から
情報を再生する再生機構8とを備えている。ディスク回
転駆動機構7は、光ディスク2が載置されるディスクテ
ーブル9と、このディスクテーブル9を回転駆動するス
ピンドルモータ(図示せず。)とを有している。再生機
構8は、光ディスク2から情報を再生する光ピックアッ
プ10と、この光ピックアップ10を光ディスク2の径
方向に移動する送り機構(図示せず。)とを有してい
る。
【0033】そして、これらローディング機構、ディス
ク回転駆動機構7及び再生機構8は、装置本体4内の図
示しないシャーシにより支持されている。
ク回転駆動機構7及び再生機構8は、装置本体4内の図
示しないシャーシにより支持されている。
【0034】また、このディスクプレーヤ1は、装置本
体4の挿脱口5を開閉するシャッタ部材11を有するシ
ャッタ開閉機構12を備えている。このシャッタ開閉機
構12は、いわゆる引込みタイプであり、シャッタ部材
11が挿脱口5から装置本体4内に引き込まれることに
よって、挿脱口5を開閉動作するものである。
体4の挿脱口5を開閉するシャッタ部材11を有するシ
ャッタ開閉機構12を備えている。このシャッタ開閉機
構12は、いわゆる引込みタイプであり、シャッタ部材
11が挿脱口5から装置本体4内に引き込まれることに
よって、挿脱口5を開閉動作するものである。
【0035】具体的に、このシャッタ開閉機構12は、
図2に示すように、挿脱口5を開閉する方向、すなわち
矢印a1方向及び矢印a2方向にシャッタ部材11を移
動させるために、矢印a3方向及び矢印a4方向にスラ
イド可能に設けられたスライド部材13と、このスライ
ド部材13と連結されると共に、矢印a5方向及び矢印
a6方向に回動可能に設けられた回動部材14とを有し
ている。
図2に示すように、挿脱口5を開閉する方向、すなわち
矢印a1方向及び矢印a2方向にシャッタ部材11を移
動させるために、矢印a3方向及び矢印a4方向にスラ
イド可能に設けられたスライド部材13と、このスライ
ド部材13と連結されると共に、矢印a5方向及び矢印
a6方向に回動可能に設けられた回動部材14とを有し
ている。
【0036】ここで、シャッタ部材11の両端部には、
装置本体4の内側面のシャーシに設けられた第1のガイ
ド溝15に係合される第1の係合突部16と、装置本体
4の内側面のシャーシに設けられた第2のガイド溝17
に係合される第2の係合突部18とがそれぞれ突出形成
されている。そして、第1のガイド溝15は、下方から
上方に向かって形成されており、第2のガイド溝17
は、この第1のガイド溝15の上方側の端部から装置本
体4の内方に向かって連続して形成されている。したが
って、このシャッタ部材11は、第1のガイド溝15内
を第1の係合突部16が矢印a7方向に移動すると、第
2のガイド溝17内を第2の係合突部18が矢印a8方
向に移動することによって、挿脱口5から装置本体4内
に引き込まれるように、矢印a1方向に移動することに
なる。
装置本体4の内側面のシャーシに設けられた第1のガイ
ド溝15に係合される第1の係合突部16と、装置本体
4の内側面のシャーシに設けられた第2のガイド溝17
に係合される第2の係合突部18とがそれぞれ突出形成
されている。そして、第1のガイド溝15は、下方から
上方に向かって形成されており、第2のガイド溝17
は、この第1のガイド溝15の上方側の端部から装置本
体4の内方に向かって連続して形成されている。したが
って、このシャッタ部材11は、第1のガイド溝15内
を第1の係合突部16が矢印a7方向に移動すると、第
2のガイド溝17内を第2の係合突部18が矢印a8方
向に移動することによって、挿脱口5から装置本体4内
に引き込まれるように、矢印a1方向に移動することに
なる。
【0037】スライド部材13は、長尺状の平板部材か
らなり、その両端部には、スライド方向に沿って一対の
ガイドスリット19が設けられている。そして、このス
ライド部材13は、これら一対のガイドスリット19
に、図示しないシャーシに設けられた一対のガイド軸2
0が係合されることによって、矢印a3方向及びa4方
向にスライド可能に支持されている。
らなり、その両端部には、スライド方向に沿って一対の
ガイドスリット19が設けられている。そして、このス
ライド部材13は、これら一対のガイドスリット19
に、図示しないシャーシに設けられた一対のガイド軸2
0が係合されることによって、矢印a3方向及びa4方
向にスライド可能に支持されている。
【0038】また、スライド部材13の一端には、第1
の引っ張りコイルバネ21が掛止される掛止片22が一
体に形成されている。第1の引っ張りコイルバネ21
は、このスライド部材13の掛止片22に一端21aが
掛止されると共に、他端21bが図示しないシャーシに
掛止されている。したがって、スライド部材13は、こ
の第1の引っ張りコイルバネ21の弾性力によって、挿
脱口5を閉塞する方向、すなわち矢印b1方向に付勢さ
れている。
の引っ張りコイルバネ21が掛止される掛止片22が一
体に形成されている。第1の引っ張りコイルバネ21
は、このスライド部材13の掛止片22に一端21aが
掛止されると共に、他端21bが図示しないシャーシに
掛止されている。したがって、スライド部材13は、こ
の第1の引っ張りコイルバネ21の弾性力によって、挿
脱口5を閉塞する方向、すなわち矢印b1方向に付勢さ
れている。
【0039】また、このスライド部材13の中間部に
は、遊嵌孔23が設けられている。この遊嵌孔23は、
スライド部材13のスライド方向及びこのスライド方向
と略直交する方向に所定の幅を有しており、そのスライ
ド方向の両端には、受け片24a,24bがそれぞれ設
けられている。
は、遊嵌孔23が設けられている。この遊嵌孔23は、
スライド部材13のスライド方向及びこのスライド方向
と略直交する方向に所定の幅を有しており、そのスライ
ド方向の両端には、受け片24a,24bがそれぞれ設
けられている。
【0040】また、スライド部材13の中間部には、図
示しないシャーシにスライド可能に支持された作動部材
25と係合される係合片26が一体に形成されている。
作動部材25は、長尺状の平板部材からなり、その中間
部にはスライド部材13の係合片26と係合される作動
片27が一体に形成されている。そして、この作動部材
25は、シャッタ部材11を開放動作させるとき、装置
本体4内に設けられた図示しない駆動機構のモータの駆
動力によりスライドされ、作動片27がスライド部材1
3の係合片26に係合された状態で、このスライド部材
13を引っ張りコイルバネ21の付勢力に抗して矢印a
3方向にスライドさせる。
示しないシャーシにスライド可能に支持された作動部材
25と係合される係合片26が一体に形成されている。
作動部材25は、長尺状の平板部材からなり、その中間
部にはスライド部材13の係合片26と係合される作動
片27が一体に形成されている。そして、この作動部材
25は、シャッタ部材11を開放動作させるとき、装置
本体4内に設けられた図示しない駆動機構のモータの駆
動力によりスライドされ、作動片27がスライド部材1
3の係合片26に係合された状態で、このスライド部材
13を引っ張りコイルバネ21の付勢力に抗して矢印a
3方向にスライドさせる。
【0041】回動部材14は、長尺状の平板部材からな
り、中央部が図示しないシャーシに設けられた支軸28
を中心として、矢印a5方向及び矢印a6方向に回動可
能に支持されている。
り、中央部が図示しないシャーシに設けられた支軸28
を中心として、矢印a5方向及び矢印a6方向に回動可
能に支持されている。
【0042】また、この回動部材14の一端には、上述
したスライド部材13の遊嵌孔23に遊嵌される遊嵌突
部29が突出して設けられている。一方、この回動部材
14の他端には、上述したシャッタ部材11の第1の係
合突部15が係合されるガイドスリット30が設けられ
ている。このガイドスリット30は、先端部から支軸2
8に向かって所定の深さで形成されている。
したスライド部材13の遊嵌孔23に遊嵌される遊嵌突
部29が突出して設けられている。一方、この回動部材
14の他端には、上述したシャッタ部材11の第1の係
合突部15が係合されるガイドスリット30が設けられ
ている。このガイドスリット30は、先端部から支軸2
8に向かって所定の深さで形成されている。
【0043】また、回動部材14の他端側には、第2の
引っ張りコイルバネ31が掛止される掛止片32が一体
に形成されている。第2の引っ張りコイルバネ31は、
この回動部材14の掛止片32に一端31aが掛止され
ると共に、他端31bが図示しないシャーシに掛止され
ている。したがって、回動部材14の他端側は、この第
2の引っ張りコイルバネ31の弾性力によって、上述し
た第1の引っ張りコイルバネ21がスライド部材13を
付勢する第1の方向、すなわち矢印b1方向に対して、
90゜よりも大となり且つ180゜よりも小となる第2
の方向、すなわち矢印b2方向に付勢されている。ま
た、この第2の引っ張りコイルバネ31は、回動部材1
4に付勢される付勢力が第1の引っ張りコイルバネ21
の付勢力よりも小とされている。
引っ張りコイルバネ31が掛止される掛止片32が一体
に形成されている。第2の引っ張りコイルバネ31は、
この回動部材14の掛止片32に一端31aが掛止され
ると共に、他端31bが図示しないシャーシに掛止され
ている。したがって、回動部材14の他端側は、この第
2の引っ張りコイルバネ31の弾性力によって、上述し
た第1の引っ張りコイルバネ21がスライド部材13を
付勢する第1の方向、すなわち矢印b1方向に対して、
90゜よりも大となり且つ180゜よりも小となる第2
の方向、すなわち矢印b2方向に付勢されている。ま
た、この第2の引っ張りコイルバネ31は、回動部材1
4に付勢される付勢力が第1の引っ張りコイルバネ21
の付勢力よりも小とされている。
【0044】以上のように構成されたディスクプレーヤ
1では、シャッタ部材11により閉塞された装置本体4
の挿脱口5からディスクカートリッジ3が挿入されると
き、このディスクカートリッジ3の進入端がシャッタ部
材11に当接されることによって、シャッタ部材11が
矢印a1方向に移動される。これにより、シャッタ部材
11が挿脱口5から装置本体4内に引き込まれると共
に、開放された挿脱口5からディスクカートリッジ3が
装置本体4内に挿入される。そして、ディスクカートリ
ッジ3は、ローディング機構によりカートリッジホルダ
6ごとカートリッジ装着位置へと移送される。また、シ
ャッタ部材11は、矢印a2方向に移動されることによ
って挿脱口5を再び閉塞する。
1では、シャッタ部材11により閉塞された装置本体4
の挿脱口5からディスクカートリッジ3が挿入されると
き、このディスクカートリッジ3の進入端がシャッタ部
材11に当接されることによって、シャッタ部材11が
矢印a1方向に移動される。これにより、シャッタ部材
11が挿脱口5から装置本体4内に引き込まれると共
に、開放された挿脱口5からディスクカートリッジ3が
装置本体4内に挿入される。そして、ディスクカートリ
ッジ3は、ローディング機構によりカートリッジホルダ
6ごとカートリッジ装着位置へと移送される。また、シ
ャッタ部材11は、矢印a2方向に移動されることによ
って挿脱口5を再び閉塞する。
【0045】そして、このディスクプレーヤ1では、デ
ィスクカートリッジ3を保持するカートリッジホルダ6
がカートリッジ装着位置に移送されると、ディスク回転
駆動機構7のディスクテーブル9上に光ディスク2が載
置される。そして、このディスクプレーヤ1では、ディ
スク回転駆動機構7によりディスクテーブル9上に載置
された光ディスク2が回転駆動されると共に、光ピック
アップ10により光ディスク2から情報が再生される。
ィスクカートリッジ3を保持するカートリッジホルダ6
がカートリッジ装着位置に移送されると、ディスク回転
駆動機構7のディスクテーブル9上に光ディスク2が載
置される。そして、このディスクプレーヤ1では、ディ
スク回転駆動機構7によりディスクテーブル9上に載置
された光ディスク2が回転駆動されると共に、光ピック
アップ10により光ディスク2から情報が再生される。
【0046】ここで、ディスクカートリッジ3の挿入時
に、挿脱口5を閉塞するシャッタ部材11に対して、挿
脱口5を開放する方向の外力が付加されることによっ
て、挿脱口5が開放されるときのシャッタ開閉機構12
の動作について図3及び図4を参照しながら説明する。
に、挿脱口5を閉塞するシャッタ部材11に対して、挿
脱口5を開放する方向の外力が付加されることによっ
て、挿脱口5が開放されるときのシャッタ開閉機構12
の動作について図3及び図4を参照しながら説明する。
【0047】このシャッタ開閉機構12では、図3に示
すように、シャッタ部材11が矢印a1方向に移動され
ると、ガイドスリット30に係合された第1の係合突部
15により、回動部材14が矢印a5方向に回動され
る。このとき、回動部材14は、遊嵌孔23の受け片2
4bに遊嵌突部29が当接された状態で回動される。こ
れに伴って、スライド部材13は、第1の引っ張りコイ
ルバネ21の付勢力に抗して、矢印a3方向にスライド
される。
すように、シャッタ部材11が矢印a1方向に移動され
ると、ガイドスリット30に係合された第1の係合突部
15により、回動部材14が矢印a5方向に回動され
る。このとき、回動部材14は、遊嵌孔23の受け片2
4bに遊嵌突部29が当接された状態で回動される。こ
れに伴って、スライド部材13は、第1の引っ張りコイ
ルバネ21の付勢力に抗して、矢印a3方向にスライド
される。
【0048】ところで、このシャッタ開閉機構12で
は、上述したように、回動部材14に付勢される第2の
引っ張りコイルバネ31の付勢力が第1の引っ張りコイ
ルバネ21の付勢力よりも小となっている。したがっ
て、このシャッタ開閉機構12では、図4に示すよう
に、ディスクカートリッジ3が装置本体4内に挿入され
て、シャッタ部材11に対する外力の付加が解除される
と、第1の引っ張りコイルバネ21の付勢力によりスラ
イド部材13が矢印a4方向にスライドされると共に、
回動部材14が矢印a6方向に回動される。これによ
り、シャッタ部材11が矢印a2方向に移動されて、挿
脱口5が再び閉塞される。
は、上述したように、回動部材14に付勢される第2の
引っ張りコイルバネ31の付勢力が第1の引っ張りコイ
ルバネ21の付勢力よりも小となっている。したがっ
て、このシャッタ開閉機構12では、図4に示すよう
に、ディスクカートリッジ3が装置本体4内に挿入され
て、シャッタ部材11に対する外力の付加が解除される
と、第1の引っ張りコイルバネ21の付勢力によりスラ
イド部材13が矢印a4方向にスライドされると共に、
回動部材14が矢印a6方向に回動される。これによ
り、シャッタ部材11が矢印a2方向に移動されて、挿
脱口5が再び閉塞される。
【0049】一方、このディスクプレーヤ1では、カー
トリッジ装着位置に装着されたディスクカートリッジ3
が排出されるとき、駆動機構のモータによりシャッタ開
閉機構12が開放動作され、シャッタ部材11が挿脱口
5から装置本体4内に引き込まれることによって、挿脱
口5が開放される。そして、このディスクプレーヤ1で
は、ディスクカートリッジ3を保持するカートリッジホ
ルダ6がカートリッジ装着位置からカートリッジ挿脱位
置に移送されて、開放された挿脱口5からディスクカー
トリッジ3が排出される。
トリッジ装着位置に装着されたディスクカートリッジ3
が排出されるとき、駆動機構のモータによりシャッタ開
閉機構12が開放動作され、シャッタ部材11が挿脱口
5から装置本体4内に引き込まれることによって、挿脱
口5が開放される。そして、このディスクプレーヤ1で
は、ディスクカートリッジ3を保持するカートリッジホ
ルダ6がカートリッジ装着位置からカートリッジ挿脱位
置に移送されて、開放された挿脱口5からディスクカー
トリッジ3が排出される。
【0050】ここで、ディスクカートリッジ3の排出時
に、駆動機構の駆動モータにより挿脱口5が開放される
ときのシャッタ開閉機構12の動作について図5及び図
6を参照しながら説明する。
に、駆動機構の駆動モータにより挿脱口5が開放される
ときのシャッタ開閉機構12の動作について図5及び図
6を参照しながら説明する。
【0051】このシャッタ開閉機構12では、図5に示
すように、装置本体4内に設けられた図示しない駆動機
構のモータの駆動力により作動部材25がスライドされ
ると、作動片27がスライド部材13の係合片26に係
合された状態で、このスライド部材13が引っ張りコイ
ルバネ21の付勢力に抗して矢印a3方向にスライドさ
れる。これに伴って、回動部材14は、遊嵌孔23の受
け片24aに遊嵌突部29が当接された状態で、第2の
引っ張りコイルバネ31の付勢力に抗して矢印a5方向
に回動される。さらに、回動部材14は、図6に示すよ
うに、支軸28と第2の引っ張りコイルバネ31の他端
31bとを結ぶ直線Sを第2の引っ張りコイルバネ31
の一端31aが通過することによって、遊嵌孔23の受
け片24aから離間した遊嵌突部29が、今度は遊嵌孔
23の受け片24bに当接された状態で、第2の引っ張
りコイルバネ31の付勢力により付勢されて回動され
る。
すように、装置本体4内に設けられた図示しない駆動機
構のモータの駆動力により作動部材25がスライドされ
ると、作動片27がスライド部材13の係合片26に係
合された状態で、このスライド部材13が引っ張りコイ
ルバネ21の付勢力に抗して矢印a3方向にスライドさ
れる。これに伴って、回動部材14は、遊嵌孔23の受
け片24aに遊嵌突部29が当接された状態で、第2の
引っ張りコイルバネ31の付勢力に抗して矢印a5方向
に回動される。さらに、回動部材14は、図6に示すよ
うに、支軸28と第2の引っ張りコイルバネ31の他端
31bとを結ぶ直線Sを第2の引っ張りコイルバネ31
の一端31aが通過することによって、遊嵌孔23の受
け片24aから離間した遊嵌突部29が、今度は遊嵌孔
23の受け片24bに当接された状態で、第2の引っ張
りコイルバネ31の付勢力により付勢されて回動され
る。
【0052】このように、シャッタ開閉機構12では、
回動部材14が回動するのに伴って、直線Sを境界とし
て、矢印b2方向の第2の引っ張りコイルバネ31の付
勢力が、回動部材14の回動を妨げる向き(矢印a6方
向)から、回動部材14の回動を促す向き(矢印a5方
向)へと切り替わるように、回動部材14の他端側に作
用する。これにより、シャッタ開閉機構12では、回動
部材14の回動に伴って、上述した第2の引っ張りコイ
ルバネ28の付勢力の向きが切り替わることによって、
シャッタ部材11が挿脱口5を開放する位置へと確実に
移動される。
回動部材14が回動するのに伴って、直線Sを境界とし
て、矢印b2方向の第2の引っ張りコイルバネ31の付
勢力が、回動部材14の回動を妨げる向き(矢印a6方
向)から、回動部材14の回動を促す向き(矢印a5方
向)へと切り替わるように、回動部材14の他端側に作
用する。これにより、シャッタ開閉機構12では、回動
部材14の回動に伴って、上述した第2の引っ張りコイ
ルバネ28の付勢力の向きが切り替わることによって、
シャッタ部材11が挿脱口5を開放する位置へと確実に
移動される。
【0053】以上のように、このディスクプレーヤ1で
は、上述したシャッタ開閉機構12が、わずかなストロ
ークで大きな力を発生させるトグル機構を構成してお
り、擬似的な倍速装置として機能している。これによ
り、シャッタ開閉機構12の小型化及び簡素化が実現さ
れている。
は、上述したシャッタ開閉機構12が、わずかなストロ
ークで大きな力を発生させるトグル機構を構成してお
り、擬似的な倍速装置として機能している。これによ
り、シャッタ開閉機構12の小型化及び簡素化が実現さ
れている。
【0054】具体的に、このシャッタ開閉機構12で
は、シャッタ部材11が挿脱口5を閉塞するように回動
部材14の他端側に取り付けられた第2の引っ張りコイ
ルバネ31の付勢力を利用して、トグル機構が構成され
ており、この第2の引っ張りコイルバネ31の付勢力
が、回動部材14の回動を妨げる向きから回動部材14
の回動を促す向きへと切り替わることによって、シャッ
タ部材11が挿脱口5を開放する位置へと確実に移動さ
れることを可能としている。
は、シャッタ部材11が挿脱口5を閉塞するように回動
部材14の他端側に取り付けられた第2の引っ張りコイ
ルバネ31の付勢力を利用して、トグル機構が構成され
ており、この第2の引っ張りコイルバネ31の付勢力
が、回動部材14の回動を妨げる向きから回動部材14
の回動を促す向きへと切り替わることによって、シャッ
タ部材11が挿脱口5を開放する位置へと確実に移動さ
れることを可能としている。
【0055】このように、シャッタ開閉機構12では、
シャッタ部材11が挿脱口5を閉塞するための機能と、
トグル機構としてシャッタ部材11が挿脱口5を開放す
るための機能とを第2の引っ張りコイルバネ31に持た
せることで、部品点数の削減が可能となっている。ま
た、このシャッタ開閉機構12では、倍力装置の機能を
第2の引っ張りコイルバネ31が置換することによっ
て、駆動機構の駆動ロスが低減され、省電力化が図られ
ている。
シャッタ部材11が挿脱口5を閉塞するための機能と、
トグル機構としてシャッタ部材11が挿脱口5を開放す
るための機能とを第2の引っ張りコイルバネ31に持た
せることで、部品点数の削減が可能となっている。ま
た、このシャッタ開閉機構12では、倍力装置の機能を
第2の引っ張りコイルバネ31が置換することによっ
て、駆動機構の駆動ロスが低減され、省電力化が図られ
ている。
【0056】また、このシャッタ開閉機構12では、第
2の引っ張りコイルバネ31の付勢力を利用して、シャ
ッタ部材が開放動作されることから、このシャッタ開閉
機構12を構成する部品等に対して機械的強度及び耐久
性を高めるといった必要がなく、製造コストの低減を図
ることが可能である。
2の引っ張りコイルバネ31の付勢力を利用して、シャ
ッタ部材が開放動作されることから、このシャッタ開閉
機構12を構成する部品等に対して機械的強度及び耐久
性を高めるといった必要がなく、製造コストの低減を図
ることが可能である。
【0057】したがって、このディスクプレーヤ1で
は、シャッタ開閉機構12の小型化及び簡素化が実現さ
れることによって、省スペース化が実現されると共に、
装置本体4の更なる小型化及び軽量化が可能となってい
る。
は、シャッタ開閉機構12の小型化及び簡素化が実現さ
れることによって、省スペース化が実現されると共に、
装置本体4の更なる小型化及び軽量化が可能となってい
る。
【0058】なお、上述したディスクプレーヤ1では、
情報記録媒体として光ディスク2が収納されたディスク
カートリッジ3が適用されたが、例えば、フレキシブル
磁気ディスクが収納された磁気ディスクカートリッジ
や、相変化型の光ディスクや光磁気ディスクが収納され
た他のディスクカートリッジが適用されてもよい。ま
た、上述したディスクプレーヤ1では、光ディスク2か
ら情報を再生するように構成されたが、例えば再生機構
8に対向する位置に、磁界を印加する磁気ヘッドを配設
して、光磁気ディスクに対して情報を記録再生するよう
に構成されてもよいことは勿論である。さらには、本発
明は、開口部を開閉するシャッタ部材が設けられた電子
機器等に広く適用することが可能である。
情報記録媒体として光ディスク2が収納されたディスク
カートリッジ3が適用されたが、例えば、フレキシブル
磁気ディスクが収納された磁気ディスクカートリッジ
や、相変化型の光ディスクや光磁気ディスクが収納され
た他のディスクカートリッジが適用されてもよい。ま
た、上述したディスクプレーヤ1では、光ディスク2か
ら情報を再生するように構成されたが、例えば再生機構
8に対向する位置に、磁界を印加する磁気ヘッドを配設
して、光磁気ディスクに対して情報を記録再生するよう
に構成されてもよいことは勿論である。さらには、本発
明は、開口部を開閉するシャッタ部材が設けられた電子
機器等に広く適用することが可能である。
【0059】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
るトグル機構によれば、簡便な構成としながら、わずか
なストロークで大きな力を発生させることを可能であ
る。
るトグル機構によれば、簡便な構成としながら、わずか
なストロークで大きな力を発生させることを可能であ
る。
【0060】また、本発明に係るシャッタ開閉機構で
は、そのようなトグル機構を備えることによって、更な
る小型化及び軽量化が可能であり、シャッタ部材の確実
な開閉動作を可能とし、動作信頼性を向上させることが
可能である。
は、そのようなトグル機構を備えることによって、更な
る小型化及び軽量化が可能であり、シャッタ部材の確実
な開閉動作を可能とし、動作信頼性を向上させることが
可能である。
【0061】また、本発明に係る記録及び/又は再生装
置では、そのようなシャッタ開閉機構を備えることによ
って、部品点数の削減を図りながら製造コストの低減が
可能であり、更なる小型化及び軽量化が可能である。
置では、そのようなシャッタ開閉機構を備えることによ
って、部品点数の削減を図りながら製造コストの低減が
可能であり、更なる小型化及び軽量化が可能である。
【図1】本発明を適用したディスクプレーヤの構成を示
す透視斜視図である。
す透視斜視図である。
【図2】上記ディスクプレーヤを構成するシャッタ開閉
機構を示す側面図である。
機構を示す側面図である。
【図3】上記ディスクプレーヤにおいて、ディスクカー
トリッジ挿入時のシャッタ開閉機構の動作を示す側面図
である。
トリッジ挿入時のシャッタ開閉機構の動作を示す側面図
である。
【図4】上記ディスクプレーヤにおいて、ディスクカー
トリッジ挿入後のシャッタ開閉機構の動作を示す側面図
である。
トリッジ挿入後のシャッタ開閉機構の動作を示す側面図
である。
【図5】上記ディスクプレーヤにおいて、ディスクカー
トリッジ排出時のシャッタ開閉機構の動作を示し、第2
の引っ張りコイルバネの付勢力が回動部材の回動を妨げ
る向きに作用する状態を示す側面図である。
トリッジ排出時のシャッタ開閉機構の動作を示し、第2
の引っ張りコイルバネの付勢力が回動部材の回動を妨げ
る向きに作用する状態を示す側面図である。
【図6】上記ディスクプレーヤにおいて、ディスクカー
トリッジ排出時のシャッタ開閉機構の動作を示し、第2
の引っ張りコイルバネの付勢力が回動部材の回動を促す
向き作用する状態を示す側面図である。
トリッジ排出時のシャッタ開閉機構の動作を示し、第2
の引っ張りコイルバネの付勢力が回動部材の回動を促す
向き作用する状態を示す側面図である。
【図7】従来のディスクプレーヤの一構成例を示す斜視
図である。
図である。
【図8】従来のディスクプレーヤの他の構成例を示す斜
視図である。
視図である。
1 ディスクプレーヤ、3 ディスクカートリッジ、4
装置本体、5 挿脱口、11 シャッタ部材、12
シャッタ開閉機構、13 スライド部材、14回動部
材、15 第1の係合突部、16 第1のガイド溝、1
7 第2の係合突部、18 第2のガイド溝、21 第
1の引っ張りコイルバネ、23 遊嵌孔、24a,24
b 受け片、25 作動部材、28 支軸、29 遊嵌
突部、31 第2の引っ張りコイルバネ
装置本体、5 挿脱口、11 シャッタ部材、12
シャッタ開閉機構、13 スライド部材、14回動部
材、15 第1の係合突部、16 第1のガイド溝、1
7 第2の係合突部、18 第2のガイド溝、21 第
1の引っ張りコイルバネ、23 遊嵌孔、24a,24
b 受け片、25 作動部材、28 支軸、29 遊嵌
突部、31 第2の引っ張りコイルバネ
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 荻田 久嗣
東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ
ー株式会社内
Claims (13)
- 【請求項1】 遊嵌孔を有し、スライド可能に設けられ
たスライド部材と、 上記スライド部材をスライド方向の一方側へと付勢する
第1の付勢手段と、 一端と他端との間が支軸に回動可能に支持され、一端に
上記スライド部材の遊嵌孔に遊嵌される遊嵌突部を有す
る回動部材と、 上記回動部材の他端側に一端が取り付けられ、上記第1
の付勢手段が上記スライド部材を付勢する第1の方向と
異なる第2の方向に位置する他端に向かって上記回動部
材を付勢すると共に、上記回動部材に付勢される付勢力
が上記第1の付勢手段の付勢力よりも小となる第2の付
勢手段と、 上記回動部材の他端側に連結されると共に、移動可能に
設けられた移動部材とを備えることを特徴とするトグル
機構。 - 【請求項2】 上記第1の付勢手段及び上記第2の付勢
手段は、引っ張りコイルバネであることを特徴とする請
求項1記載のトグル機構。 - 【請求項3】 上記第2の方向は、上記第1の方向に対
して、90゜よりも大であり且つ180゜よりも小であ
ることを特徴とする請求項1記載のトグル機構。 - 【請求項4】 上記回動部材は、他端にガイドスリット
を有し、 上記移動部材は、上記ガイドスリットに係合される係合
突部を有し、 上記ガイドスリット内を上記係合突部が移動するのに伴
って、上記回動部材が回動されると共に、上記移動部材
が移動されることを特徴とする請求項1記載のトグル機
構。 - 【請求項5】 開口部を開閉するように、移動可能に設
けられたシャッタ部材と、 遊嵌孔を有し、上記開口部を開閉する方向に上記シャッ
タ部材を移動させるために、スライド可能に設けられた
スライド部材と、 上記シャッタ部材が上記開口部を閉塞するように、上記
スライド部材をスライド方向の一方側へと付勢する第1
の付勢手段と、 上記シャッタ部材が上記開口部を開放するように、上記
スライド部材を上記第1の付勢手段の付勢力に抗してス
ライド方向の他端側へとスライドさせる移動手段と、 一端と他端との間が支軸に回動可能に支持され、一端に
上記スライド部材の遊嵌孔に遊嵌される遊嵌突部を有
し、他端に上記シャッタ部材が連結された回動部材と、 上記回動部材の他端側に一端が取り付けられ、上記第1
の付勢手段が上記スライド部材を付勢する第1の方向と
異なる第2の方向に位置する他端に向かって上記回動部
材を付勢すると共に、上記回動部材に付勢される付勢力
が上記第1の付勢手段の付勢力よりも小となる第2の付
勢手段とを備えることを特徴とするシャッタ開閉機構。 - 【請求項6】 上記第1の付勢手段及び上記第2の付勢
手段は、引っ張りコイルバネであることを特徴とする請
求項5記載のシャッタ開閉機構。 - 【請求項7】 上記第2の方向は、上記第1の方向に対
して、90゜よりも大であり且つ180゜よりも小であ
ることを特徴とする請求項5記載のシャッタ開閉機構。 - 【請求項8】 上記回動部材は、他端にガイドスリット
を有し、 上記シャッタ部材は、上記ガイドスリットに係合される
係合突部を有し、 上記ガイドスリット内を上記係合突部が移動するのに伴
って、上記回動部材が回動されると共に、上記シャッタ
部材が移動されることを特徴とする請求項5記載のシャ
ッタ開閉機構。 - 【請求項9】 記録媒体に対して信号の記録及び/又は
再生を行う装置本体と、 上記装置本体の上記記録媒体が挿脱される挿脱口を開閉
するように、移動可能に設けられたシャッタ部材と、 遊嵌孔を有し、上記挿脱口を開閉する方向に上記シャッ
タ部材を移動させるために、スライド可能に設けられた
スライド部材と、 上記シャッタ部材が上記挿脱口を閉塞するように、上記
スライド部材をスライド方向の一方側へと付勢する第1
の付勢手段と、 上記シャッタ部材が上記挿脱口を開放するように、上記
スライド部材を上記第1の付勢手段の付勢力に抗してス
ライド方向の他端側へとスライドさせる移動手段と、 一端と他端との間が支軸に回動可能に支持され、一端に
上記スライド部材の遊嵌孔に遊嵌される遊嵌突部を有
し、他端に上記シャッタ部材が連結された回動部材と、 上記回動部材の他端側に一端が取り付けられ、上記第1
の付勢手段が上記スライド部材を付勢する第1の方向と
異なる第2の方向に位置する他端に向かって上記回動部
材を付勢すると共に、上記回動部材に付勢される付勢力
が上記第1の付勢手段の付勢力よりも小となる第2の付
勢手段とを備えることを特徴とする記録及び/又は再生
装置。 - 【請求項10】 上記第1の付勢手段及び上記第2の付
勢手段は、引っ張りコイルバネであることを特徴とする
請求項9記載の記録及び/又は再生装置。 - 【請求項11】 上記第2の方向は、上記第1の方向に
対して、90゜よりも大であり且つ180゜よりも小で
あることを特徴とする請求項9記載の記録及び/又は再
生装置。 - 【請求項12】 上記回動部材は、他端にガイドスリッ
トを有し、 上記シャッタ部材は、上記ガイドスリットに係合される
係合突部を有し、 上記ガイドスリット内を上記係合突部が移動するのに伴
って、上記回動部材が回動されると共に、上記シャッタ
部材が移動されることを特徴とする請求項9記載の記録
及び/又は再生装置。 - 【請求項13】 上記シャッタ部材は、上記挿脱口から
上記装置本体内に引き込まれるように移動されることを
特徴とする請求項9記載の記録及び/又は再生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001282221A JP2003091980A (ja) | 2001-09-17 | 2001-09-17 | トグル機構、シャッタ開閉機構、記録及び/又は再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001282221A JP2003091980A (ja) | 2001-09-17 | 2001-09-17 | トグル機構、シャッタ開閉機構、記録及び/又は再生装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003091980A true JP2003091980A (ja) | 2003-03-28 |
Family
ID=19105903
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001282221A Withdrawn JP2003091980A (ja) | 2001-09-17 | 2001-09-17 | トグル機構、シャッタ開閉機構、記録及び/又は再生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003091980A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN117395901A (zh) * | 2023-12-08 | 2024-01-12 | 苏州宝馨智能制造有限公司 | 一种高效散热风冷储能机箱 |
-
2001
- 2001-09-17 JP JP2001282221A patent/JP2003091980A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN117395901A (zh) * | 2023-12-08 | 2024-01-12 | 苏州宝馨智能制造有限公司 | 一种高效散热风冷储能机箱 |
CN117395901B (zh) * | 2023-12-08 | 2024-03-22 | 苏州宝馨智能制造有限公司 | 一种高效散热风冷储能机箱 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20081202 |