JP2003091543A - 電子図書館システム、プログラム、及び記録媒体 - Google Patents

電子図書館システム、プログラム、及び記録媒体

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JP2003091543A
JP2003091543A JP2001283955A JP2001283955A JP2003091543A JP 2003091543 A JP2003091543 A JP 2003091543A JP 2001283955 A JP2001283955 A JP 2001283955A JP 2001283955 A JP2001283955 A JP 2001283955A JP 2003091543 A JP2003091543 A JP 2003091543A
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Tomoko Yamamoto
倫子 山本
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Ricoh Co Ltd
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  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 図書又は雑誌の目録情報に応じた目次情報、
イメージ情報を登録し、登録した目次情報、イメージ情
報を利用者により閲覧可能とするシステムを提供する。 【解決手段】 サーバ装置11は、業務DB12内の目
録DB、検索DB16にアクセス可能とし、利用者側ク
ライアント装置15とLAN等を介して接続されてい
る。クライアント装置15は、利用者による目次情報、
イメージ情報の閲覧のためにWWWに対応したGUIを
提供可能とする。サーバ装置11は、前記目録DBに登
録された目録情報を抽出し、抽出した目録情報を検索D
B16に登録し、登録した目録情報に応じた目次情報を
前記目録DBに登録し、イメージ情報をサーバ装置11
に登録する。サーバ装置11は、登録した目次情報、イ
メージ情報を前記目録情報と関連付けて、前記GUIよ
り入力された検索条件により検索された目録情報に応じ
目次情報、イメージ情報をクライアント装置15に表示
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子図書館システ
ム、プログラム、及び記録媒体、より詳細には、図書館
の利用者により利用可能な図書又は雑誌の目次情報やイ
メージ情報を登録、閲覧するための電子図書館システ
ム、プログラム、及び記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図書館において、例えば図書の目
録管理等の図書館業務を行うために図書に関する各種情
報を管理する必要があった。近年のコンピュータ及びネ
ットワークをはじめとする情報関連技術のめざましい発
展により、図書館においてもコンピュータ等を用いた図
書に関する各種情報の取得、管理がなされており、図書
館業務における情報の電子化・オンライン化が進められ
ている。
【0003】コンピュータ等を用いて図書館における各
種情報の管理を実現するための図書館情報管理システム
に要求される機能は、大きく、目録管理機能(基本機
能)、閲覧管理機能、雑誌管理機能、蔵書点検機能、発
注受入機能、相互貸借機能、図書検索機能(OPAC:
Online Public Access Cata
logue)等からなり、1つの基本機能及び6つのサ
ブ機能に分類される。
【0004】図10は、図書館情報管理システムに要求
される機能の概要を説明するための図である。図書館情
報管理システムに要求される機能としては、雑誌管理機
能80、発注受入機能90、目録管理機能(基本機能)
100、図書検索機能(OPAC)110、閲覧管理機
能120、蔵書点検機能130、相互貸借機能140等
の機能がある。
【0005】例えば、雑誌のように定期的あるいは非定
期的に販売される書物は、通常の図書と区別して管理す
るほうが好ましく、雑誌管理機能80により製本処理8
1や雑誌あるいは該雑誌の製本代金の支払処理82を管
理する必要がある。また、雑誌及び雑誌以外の図書を発
注、受入するために、購入調査処理83を行う必要があ
り、該購入調査処理83に基づく雑誌又は図書の発注処
理84、図書納品後の受入処理85、さらには、代金の
支払処理82,支払処理91を管理する必要がある。
【0006】目録管理機能(基本機能)100は、図書
納品後の受入処理85の後に、例えば、国立情報学研究
所(NII:National Institute
ofInformatics)等の外部機関から提供さ
れる目録所在情報サービスの総合目録データベース(以
下、NACSIS―CATという)に格納された目録情
報の利用機能101により、図書の目録作成処理102
を行い、目録作成後、配架場所を定めて配架処理104
を行う機能を含む。また、これらの処理結果に基づいて
蔵書の統計をとる蔵書統計処理103の機能も有してい
る。
【0007】図書検索機能(資料検索:OPAC)11
0は、図書館の利用者が目録により検索を行うための目
録検索処理111を行い、目録検索後、利用者は、貸出
予約申請処理112あるいは文献複写申請処理113を
行う。閲覧管理機能120は、利用者管理機能121に
より図書館の利用者を管理し、その利用者管理機能12
1による利用者情報及び図書の配架処理104による所
蔵情報に基づいて図書の貸出返却処理122を行う。さ
らに、利用者管理機能121、貸出返却処理122、予
約管理機能123の全てあるいは一部の情報に基づき利
用統計をとる利用統計処理124の機能も有している。
【0008】蔵書点検機能130は、貸出返却処理12
2の情報に基づいて蔵書点検処理131を行う。また、
相互貸借機能140は、図書検索機能110における文
献複写申請処理113に基づいて、例えば、前述した国
立情報学研究所等の外部機関から提供される図書館間相
互貸借サービスの相互貸借データベース(以下、NAC
SIS―ILLという)に格納された依頼情報、受付情
報の利用機能141等により、他の図書館で管理してい
る図書の複写を行う。さらに、貸出予約申請処理112
により他の図書館で管理している図書を貸借することも
できる。
【0009】図書館情報管理システムに要求される上述
のごとき機能は、通常、機能毎に独立したシステムが存
在し、図書館業務を行う図書館員は、機能毎に別々に操
作を行うことになる。また、図書館情報管理システムに
おいて、例えば、書名、著者名、出版者等といった図書
の書誌データは、各図書館のローカルなデータベースで
管理されている。以下、このようなデータベースのこと
をローカルデータベースという。
【0010】また、例えば、NACSIS−CATやN
ACSIS−ILLといったデータベースは、複数の図
書館が共同して利用することができ、ネットワーク接続
が可能である。以下、このようなデータベースのことを
ホストデータベースという。これらのホストデータベー
スは、書誌情報等をコンピュータで効率よく扱える形式
で提供が可能なので、これを利用することにより書誌デ
ータの入力を省力化できる。ホストデータベースから、
前述したローカルデータベースにデータをコピーし、登
録(ローカル登録)することをダウンロードといい、そ
の逆に、ローカルデータベースからホストデータベース
にデータを登録することをアップロードという。
【0011】しかしながら、従来の図書館情報管理シス
テムにおける図書検索機能(OPAC)では、図書又は
雑誌の目録情報に関する目次情報や、ページのイメージ
情報を図書館の利用者に対して提供するためのサービス
は行われていなかった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述のごと
き実情に鑑みてなされたものであり、図書又は雑誌の目
録情報に応じた目次情報や、ページのイメージ情報を登
録し、該登録した目次情報や、ページのイメージ情報を
容易な操作により利用者に対し提供することができる電
子図書館システム、該電子図書館システムとしての機能
をコンピュータに実行させるプログラム、及び該プログ
ラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を
提供すること、を目的としてなされたものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、図書
館の利用者が使用する利用者側クライアント装置と、図
書又は雑誌の目次情報を提供するためのサーバ装置とが
ネットワークを介して接続された電子図書館システムに
おいて、前記サーバ装置は、図書又は雑誌に関する目録
情報を登録した目録データベースにアクセス可能とする
とともに、図書館の利用者により利用可能な図書又は雑
誌の目録情報を検索するための検索データベースにアク
セス可能とし、前記目録データベースに登録された目録
情報を抽出し、該抽出した目録情報を前記検索データベ
ースに登録する目録情報登録手段と、該目録情報登録手
段により登録した目録情報に対応する図書又は雑誌の目
次情報を前記目録データベースに登録し、該登録した目
次情報を前記検索データベースに転送して登録する目次
情報登録手段と、該目次情報登録手段により登録した目
次情報と前記目録情報登録手段により登録した目録情報
とを関連付ける関連付け手段とを有することを特徴とし
たものである。
【0014】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記サーバ装置は、前記利用者側クライアント装置
から入力された検索条件に基づき前記検索データベース
に登録された目録情報を検索する目録情報検索手段と、
該検索した目録情報に対応する目次情報を前記利用者側
クライアント装置に対し提示する目次情報提示手段とを
有することを特徴としたものである。
【0015】請求項3の発明は、請求項2の発明におい
て、前記目次情報提示手段は、図書又は雑誌毎の目次情
報として、少なくともページを表す文字列(ノンブ
ル)、タイトル、著者名のいずれか1又は複数を提示す
ることを特徴としたものである。
【0016】請求項4の発明は、請求項1ないし3のい
ずれか1の発明において、前記サーバ装置は、前記目次
情報提示手段により提示されたタイトルに関連するリン
クを設定するリンク設定手段を有し、該リンク設定手段
により設定されたリンクに応じて前記タイトルに関連す
る詳細情報を提示することを特徴としたものである。
【0017】請求項5の発明は、請求項1ないし4のい
ずれか1の発明において、前記目録情報検索手段は、前
記検索条件として前記利用者側クライアント装置から入
力された文字列を、前記目次情報登録手段により登録さ
れた目次情報に含む図書又は雑誌の目録情報を検索する
ことを特徴としたものである。
【0018】請求項6の発明は、請求項1ないし5のい
ずれか1の発明において、前記目次情報登録手段は、前
記目録データベースに登録された目次情報を所定の時間
帯に一括して前記検索データベースに転送して登録する
ことを特徴としたものである。
【0019】請求項7の発明は、図書館の利用者が使用
する利用者側クライアント装置と、図書又は雑誌のイメ
ージ情報を提供するためのサーバ装置とがネットワーク
を介して接続された電子図書館システムにおいて、前記
サーバ装置は、図書又は雑誌に関する目録情報を登録し
た目録データベースにアクセス可能とするとともに、図
書館の利用者により利用可能な図書又は雑誌の目録情報
を検索するための検索データベースにアクセス可能と
し、前記目録データベースに登録された目録情報を抽出
し、該抽出した目録情報を前記検索データベースに登録
する目録情報登録手段と、該目録情報登録手段により登
録された目録情報に対応する図書又は雑誌のイメージ情
報を登録するイメージ情報登録手段と、該イメージ情報
登録手段により登録したイメージ情報と前記目録情報登
録手段により登録した目録情報とを関連付ける関連付け
手段とを有することを特徴としたものである。
【0020】請求項8の発明は、請求項7の発明におい
て、前記利用者側クライアント装置から入力された検索
条件に基づき前記検索データベースに登録された目録情
報を検索する目録情報検索手段と、該検索した目録情報
に対応するイメージ情報を前記イメージ情報登録手段か
ら抽出し、該抽出したイメージ情報を前記利用者側クラ
イアント装置に対し提示するイメージ情報提示手段とを
有することを特徴としたものである。
【0021】請求項9の発明は、請求項7の発明におい
て、前記サーバ装置は、前記イメージ情報登録手段によ
りイメージ情報を登録した際に、該イメージ情報を登録
した日時に関する日時情報を前記目録データベースに登
録する日時情報登録手段を有し、該日時情報登録手段に
より登録された日時情報を所定の時間帯に一括して前記
検索データベースに転送して登録できるようにしたこと
を特徴としたものである。
【0022】請求項10の発明は、請求項1ないし9の
いずれか1の発明において、前記サーバ装置は、前記目
次情報及び/又はイメージ情報を登録した複数の図書又
は雑誌を任意のグループとして設定し、該設定したグル
ープ毎に異なるコード番号を割り当てるコード番号割当
手段と、該コード番号割当手段により割り当てられたコ
ード番号を前記目録データベースに登録し、該登録した
コード番号を前記グループに属する図書又は雑誌の目録
情報に関連付けて前記検索データベースに転送して登録
するコード番号登録手段とを有することを特徴としたも
のである。
【0023】請求項11の発明は、請求項10の発明に
おいて、前記サーバ装置は、前記コード番号登録手段に
より登録されたコード番号に対応したグループに属する
図書又は雑誌の目録情報を前記利用者側クライアント装
置に一覧表示させる表示手段を有し、該表示手段により
一覧表示された目録情報に応じた目次情報及び/又はイ
メージ情報を前記利用者側クライアント装置に表示させ
るようにしたことを特徴としたものである。
【0024】請求項12の発明は、請求項1ないし11
のいずれか1の発明において、前記目録データベース
は、論文誌の目録情報を登録可能とし、前記サーバ装置
は、論文誌の目録情報を前記目録データベースに登録す
る論文目録情報登録手段を有し、該論文目録情報登録手
段により登録した論文誌の目録情報を、該目録情報に対
応した目次情報及びイメージ情報に関連付けて前記検索
データベースに転送して登録し、該登録した目録情報に
関連付けた目次情報に対応したイメージ情報を前記利用
者側クライアント装置に表示させるようにしたことを特
徴としたものである。
【0025】請求項13の発明は、請求項1ないし12
のいずれか1の発明において、前記利用者側クライアン
ト装置は、前記目録情報を検索するための検索条件の入
力を受け付けて、該受け付けた検索条件に応じた目録情
報に対応する目次情報及び/又はイメージ情報を表示さ
せるためのグラフィカルユーザインタフェイスを備える
ことを特徴としたものである。
【0026】請求項14の発明は、請求項1ないし13
のいずれか1に記載の電子図書館システムとしての機能
をコンピュータに実行させるためのプログラムである。
【0027】請求項15の発明は、請求項14に記載の
プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録
媒体である。
【0028】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施形態に係
わる図書館情報管理システムの全体構成を示す図で、図
中、10は図書館で、該図書館10は、図書館業務を管
理するためのサーバ装置11、図書館業務に係わる各種
データを格納する業務データベース12(以下、業務D
Bという)、図書館員が業務に使用する図書館員側クラ
イアント装置14、図書館の利用者が使用する利用者側
クライアント装置15、利用者が図書又は雑誌の目録情
報を検索し、該検索した目録情報に関する目次情報や、
イメージ情報を提供するための検索DB16とを有す
る。ここで、イメージ情報とは、図書又は雑誌をページ
単位で見た目のイメージ画像として表したものである。
20は国立情報学研究所で、該国立情報学研究所20
は、NACSIS―CAT(総合目録DB)21を有
し、30はネットワークである。本実施形態では説明の
ために、業務DB12と検索DB16とをそれぞれ独立
したDBとして示しているが、1つのDBにこれら2つ
のDBをまとめた形態としてもよい。また、サーバ装置
を業務DB12、検索DB16それぞれの機能に応じて
DB毎に設ける形態としてもよい。本実施形態において
業務DB12がローカルデータベースとなり、NACS
IS−CAT21がホストデータベースとなる。
【0029】本実施形態において、サーバ装置11は、
NACSIS−CAT21とネットワーク30を介して
接続され、業務DB12、検索DB16にアクセス可能
とし、各クライアント装置14,15と図書館内のLA
N(Local AreaNetwork)等専用回線
を介して接続されている。また、ネットワーク30を介
して接続される外部機関は、上記国立情報学研究所20
に限定されず、該国立情報学研究所20が有する総合目
録DBと同様な目録所在情報サービス等を提供できる外
部機関であればネットワーク接続することが可能であ
る。
【0030】また、本実施形態では、サーバ装置11、
業務DB12及び検索DB16とが、図書館側に設置さ
れているものとして説明するが、サーバ装置11が、各
クライアント装置にネットワークを介して接続されてい
ればよく、必ずしも図書館に設置されている必要はな
く、例えば、本図書館情報管理システムをASP(Ap
plication Service Provide
r)により提供する提供業者の会社等に設置されていて
もよい。この場合、ASP提供業者が有するサーバ装置
(図示せず)は、後述するサーバ装置11が有する各手
段をアプリケーションとしてネットワーク30を介して
提供するサービスを図書館の各クライアント装置に対し
て提供できる機能を備えるものとする。
【0031】さらに、本図書館情報管理システムの実施
形態として、サーバ装置11に業務DB12及び検索D
B16が物理的に含まれている場合や、ネットワークを
介して接続され、物理的に離散している場合のどちらの
形態も取りうる。サーバ装置11には、後述する各手段
が有する機能を実行するためのプログラムが格納されて
いればよい。これらのプログラムには、後述する各手段
を図書館員又は利用者が使用する際に、操作が容易にな
るようにGUI(グラフィカルユーザインタフェイス)
を備えるようにするとよい。
【0032】また、本発明における各実施形態の説明に
際し、サーバ装置11を1つの装置として示している
が、上述のごとくネットワークを介してサーバ装置11
の各機能を分散させてもよい。また、各クライアント装
置は、ディスクトップ型パーソナルコンピュータとして
図示しているが、ネットワーク接続可能な携帯電話やモ
バイルコンピュータであってもよく、使用形態に応じた
形態であればよい。また、図書館情報管理システムを利
用可能なクライアント装置を複数台設置する場合、例え
ばLAN等によりネットワーク接続される必要がある。
【0033】また、図1に示すネットワーク30として
は、有線、無線に限らず専用回線、電話回線等で接続さ
れたインターネットや、インターネット技術を利用した
イントラネットの形態でもよく、さらには、専用回線を
使用する場合でもWAN(Wide Area Net
work)やMAN(Metropolitan Ar
ea Network)に限らず、サーバ装置11の設
置場所によっては、LANで構成される形態もとりう
る。また、このネットワーク30には、専用回線の使
用、伝送データの暗号化、各クライアント装置を使用す
るユーザの認証等、様々な方法によるセキュリティの強
化が必要となる。
【0034】図2は、本発明に係わる図書館情報管理シ
ステムにおけるデータベースと各サブシステムとの関係
を説明するための図である。サーバ装置11は、各機能
に応じて7つのサブシステムからなり、発注受入サブシ
ステム11a、目録管理サブシステム(基本システム)
11b、雑誌管理サブシステム11c、相互貸借サブシ
ステム11d、閲覧管理サブシステム11e、蔵書点検
サブシステム11f、図書検索サブシステム11gとを
有する。本図書館情報管理システムにおける図書検索サ
ブシステム11gは、その検索対象とする目録情報に関
する目次情報やイメージ情報の提供を可能とする電子図
書館システム11hを含むものとする。また、業務DB
12は、図書館員のみが業務に使用するDBであって、
図書館の利用者がアクセスして、検索や編集をすること
はできない。この業務DB12には、図書館員が業務で
作成、変更するデータが全て登録される。この業務DB
12は、複数のDBからなり、購入依頼DB12a、目
録DB13、相互貸借DB12d、閲覧DB12e、点
検DB12f、コード表DB12g、予算DB(図示せ
ず)とを有し、さらに目録DB13は、図書目録DB1
2b及び雑誌目録DB12cからなる。また、検索DB
16は、図書館の利用者に対して目録検索サービスを提
供し、その目録検索サービスに関する目次情報、イメー
ジ情報を提供可能とするものである。本システムは、上
記7つのサブシステムを有機的に連携させ、1つのシス
テムとしてまとめたものを総合図書館情報管理システム
として提供可能とするものであり、この総合図書館情報
管理システムにより、基幹業務から利用者サービスまで
含む総合的な図書館業務を行うことが可能となる。
【0035】購入依頼DB12aは、利用者からの図書
購入の申し込み情報を管理している。この購入依頼DB
12aに登録された申し込み情報を参照し、該申し込み
情報に対応する図書を購入するかどうか検討し、検討し
た結果、購入が決まった図書は、購入依頼DB12aに
登録された申し込み情報に基づき発注受入サブシステム
11aにより発注情報が生成される。
【0036】図書目録DB12bは、書誌データや所蔵
データ等の図書に関する目録情報と、図書の発注情報と
を管理している。この図書に関する目録情報は、本図書
館情報管理システムの各サブシステムが共通で使用する
ことができる。また、雑誌目録DB12cは、書誌デー
タや所蔵データ、巻号データ、コピーデータ等の雑誌に
関する目録情報と、雑誌の発注情報と、雑誌製本の発注
情報とを管理している。この雑誌に関する目録情報は、
本図書館情報管理システムの各サブシステムが共通で使
用することができる。雑誌の場合、未製本雑誌、製本雑
誌ともにコピーデータの管理対象となる。ここで、製本
とは、複数冊の未製本雑誌を1冊にまとめる処理のこと
をいう。
【0037】ここで、図書における目録情報は、図書の
書名や出版者等の書誌データ、図書毎の資料ID、所在
等を含む物理的な図書1冊毎の所蔵データとから構成さ
れ、図書の発注情報は、1件の発注毎に発注番号、購入
冊数、価格、購入を申し込んだ利用者等の情報を含むも
のである。また、雑誌における目録情報は、雑誌の誌名
や出版者等の書誌データ、雑誌の所在毎に所蔵している
巻号の情報をまとめた所蔵データ、発行年月や巻号番号
等の雑誌の巻又は号に共通する巻号データ、物理的な雑
誌1冊毎の所在を含むコピーデータ(図書の所蔵データ
に対応する)とから構成され、雑誌の発注情報は、発注
する雑誌1部毎に発注番号、契約期間、価格、購入を申
し込んだ利用者等の情報を含むものである。同一の雑誌
を複数部数購入する場合、発注データは発注する部数分
作成される。また、雑誌製本発注情報は、製本する雑誌
1部毎に発注番号、発注先、製本サイズ、製本発注日、
製本を申し込んだ利用者等の情報を含むものである。
【0038】上述したように本図書館情報管理システム
は、目録情報を大きく、図書(単行書)と雑誌(逐次刊
行物)に分類して目録を管理している。これにより、図
書と雑誌で異なるデータ構造で管理することができ、よ
り正確、かつ、効率的に目録情報の検索を行うことを可
能とする。
【0039】相互貸借DB12dは、図書又は雑誌(各
種文献等を含む)の貸借や複写の依頼情報、受付情報を
管理している。NACSIS―ILLを経由した依頼情
報や受付情報と、NACSIS―ILLを経由しない依
頼情報や受付情報とを一緒に管理することができる。ま
た、閲覧DB12eは、図書又は雑誌の貸出情報、予約
情報、及び利用者の情報を管理している。これらの貸出
情報、予約情報、利用者情報は全て閲覧DB12eで生
成、編集される。また、点検DB12fは、図書又は雑
誌の点検業務を行う際に、図書目録DB12b及び雑誌
目録DB12cから点検に必要な情報を抽出して生成さ
れる点検情報を管理するもので、この点検情報により点
検対象の目録情報と点検履歴等の情報が管理される。コ
ード表DB12gは、本図書館情報管理システムの各サ
ブシステムやシステム全体が使用する共通のコードを管
理する。また、検索DB16は、図書館の利用者が図書
又は雑誌を検索する際に必要な目録情報や目次情報等を
業務DB12の中から抽出し、効率よく検索ができるデ
ータ形式に変換して登録するためのもので、業務DB1
2からのデータ登録や更新を夜間に自動的に行うことが
できる。
【0040】図3は、本発明における検索DB16のデ
ータ構造の一例を説明するための図である。検索DB1
6は、図書館の利用者が図書検索サブシステム11gを
用いて図書又は雑誌を検索する際に参照するDBであっ
て、図書目録DB12bと雑誌目録DB12cとから必
要な情報を取り出して、夜間処理等により自動的にデー
タの生成及び更新を実行することができる。また、この
検索DB16は、指定された検索条件を満たすかどうか
調べるための検索用データと、検索結果として表示する
ための表示用データとを管理し、これらのデータ構成に
より、高速、かつ、漏れのない検索を実現することがで
きる。ここで、夜間処理によりデータの更新を行う場
合、図書目録DB12bと雑誌目録DB12cに加えら
れた変更分(差分)のみを検索DB16に反映させるこ
とが可能である。
【0041】検索DB16は、図書検索用データ16
a、図書表示用データ16b、雑誌検索用データ16
c、雑誌表示用データ16d、コード表データ16eか
ら構成され、図書検索用データ16a及び図書表示用デ
ータ16bは、図書目録DB12bに登録された書誌デ
ータ、所蔵データ、図書の目次に関する目次データから
必要なデータを抽出し、効率的に検索ができるデータ形
式に変換したものである。さらに、検索DB16は、図
書目録DB12bからイメージデータの有無を示すデー
タを抽出して登録することができる。このイメージデー
タの有無を示すデータとは、サーバ装置11の所定のデ
ィレクトリにイメージ情報を記憶した日時を図書目録D
B12bに登録し、該登録した日時情報によりイメージ
データが登録されたことを示すものである。また、雑誌
検索用データ16c及び雑誌表示用データ16dは、雑
誌目録DB12cに登録された書誌データ、所蔵デー
タ、巻号データ、コピーデータ、雑誌の目次に関する目
次データから必要なデータを抽出し、効率的に検索がで
きるデータ形式に変換したものである。さらに、検索D
B16は、雑誌目録DB12cからイメージデータの有
無を示すデータを抽出して登録することができる。雑誌
におけるイメージデータの有無を示すデータとは、サー
バ装置11の所定のディレクトリにイメージ情報を記憶
した日時を雑誌目録DB12cに登録し、該登録した日
時情報によりイメージデータが登録されたことを示すも
のである。
【0042】電子図書館システム11hを含む図書検索
サブシステム11gは、図書館の利用者により利用可能
な図書又は雑誌を検索対象とし、利用可能な状態にある
図書又は雑誌の目録情報や目次情報、イメージデータの
有無を示すデータを検索DB16に登録することができ
る。すなわち、利用できない図書又は雑誌は、検索DB
16に登録されないため、図書の場合、例えば転送対象
の所蔵データを1件も持たない書誌データ、紛失の所蔵
データしか持たない書誌データ、除籍の所蔵データしか
持たない書誌データ、紛失中の所蔵データ、除籍した所
蔵データ、検索DB16に反映しないことを明示的に指
定した所蔵データ等は登録されない。また、雑誌の場
合、例えば転送対象の所蔵データを1件も持たない書誌
データ、検索DB16に反映しないことを明示的に指定
した所蔵データ、紛失中のコピーデータしか持たない巻
号データ、除籍のコピーデータしか持たない巻号デー
タ、状態が「製本済」のコピーデータしか持たない巻号
データ、欠号コピーデータ、紛失中のコピーデータ、除
籍したコピーデータ、製本されたことにより不要になっ
た未製本雑誌のコピーデータ、検索DB16に反映しな
いことを明示的に指定したコピーデータ等は登録されな
い。
【0043】図4は、本発明の一実施形態に係わる電子
図書館システム11hの構成を示す図で、業務DB12
は、図書目録DB12b及び雑誌目録DB12cからな
る目録DB13を有する。本実施形態において、サーバ
装置11は、NACSIS―CAT21とネットワーク
30を介して接続され、業務DB12、検索DB16に
アクセス可能とし、各クライアント装置14,15と図
書館内のLAN等専用回線を介して接続されている。本
実施形態の電子図書館システム11hにおける各機能
は、サーバ装置11により実行され、該サーバ装置11
は、目録DB13から検索に必要な目録情報や目次情
報、イメージデータの有無を示す情報を抽出して、該抽
出したこれらの情報を検索に適したデータ形式に変換し
て検索DB16に登録する。この際、イメージデータ
は、大量の記憶容量を必要とするため目録DB13、検
索DB16には登録されず、サーバ装置11の所定のデ
ィレクトリに記憶される。
【0044】図5は、電子図書館システム11hの各機
能を実行するサーバ装置11の構成例を示す図で、サー
バ装置11は、目録情報登録手段11h1、目次情報登
録手段11h2,関連付け手段11h3、目録情報検索手
段11h4、目次情報提示手段11h5、リンク設定手段
11h6、イメージ情報登録手段11h7、イメージ情報
提示手段11h8、日時情報登録手段11h9、コード番
号割当手段11h10、コード番号登録手段11h11、表
示手段11h12、論文目録情報登録手段11h13とを有
している。以下、本電子図書館システム11hにおける
目次機能について説明する。
【0045】サーバ装置11が有する目録情報登録手段
11h1は、目録DB13に登録された目録情報を抽出
し、抽出した目録情報を検索DB16に登録する手段で
あり、目次情報登録手段11h2は、目録情報登録手段
11h1により登録した目録情報に対応する図書又は雑
誌の目次情報を目録DB13に登録し、登録した目次情
報を検索DB16に転送して登録する手段であり、関連
付け手段11h3は、目次情報登録手段11h2により登
録した目次情報と目録情報登録手段11h1により登録
した目録情報とを関連付ける手段である。目次情報を登
録する場合、目次の内容を記述したテキストデータから
なる目次ファイルを作成する。この目次ファイルは、本
図書館情報管理システムの標準フォーマットもしくは、
国立情報学研究所20の目次速報DBへの登録に対応し
たフォーマット記述規則に従って作成される。作成され
た目次ファイルは、1件毎に目録DB13に登録する方
法と、バッチ方式で一括して目録DB13に登録する方
法とがあり、これらの登録方法を選択して登録すること
が可能である。
【0046】また、目録情報検索手段11h4は、利用
者側クライアント装置15から入力された検索条件に基
づき検索DB16に登録された目録情報を検索する手段
であり、目次情報提示手段11h5は、検索した目録情
報に対応する目次情報を利用者側クライアント装置15
に対し提示する手段である。ここで、目次情報提示手段
11h5は、図書又は雑誌毎の目次情報として、少なく
ともページを表す文字列(以下、ノンブルという)、タ
イトル、著者名のいずれか1つ又は複数を提示すること
ができる。ノンブルとは、図書や雑誌に印刷されている
ページを表すもので、アラビア数字だけでなく、例えば
目次のページに、i、ii、iii、・・・というようにロー
マ数字が使用されることもある。また、本システムで
は、例えば表紙や奥付等、このノンブルが印刷されてい
ないページにも、仮のノンブルを決めて指定することが
できる。
【0047】リンク設定手段11h6は、目次情報提示
手段11h5により提示されたタイトルに関連するリン
クを設定する手段である。このリンク設定手段11h6
により設定されたリンクに応じて、上述したタイトルに
関連する詳細情報、例えば、書誌データ、掲載箇所(掲
載雑誌名)、アブストラクト(要約)等を提示すること
ができる。
【0048】また、目録情報検索手段11h4は、検索
条件として利用者側クライアント装置15から入力され
た文字列を、目次情報登録手段11h2により登録され
た目次情報に含む図書又は雑誌の目録情報を検索するこ
とができる。
【0049】さらに、目次情報登録手段11h2は、目
録DB13に登録された目次情報を所定の時間帯に一括
して検索DB16に転送して登録することができる。こ
れは、目次情報の登録による他の業務に対する影響を抑
えるために、例えば夜間等に一括して検索DB16に転
送して登録でき、利用者は、翌日以降、図書検索サブシ
ステム11gにより目次情報を参照することが可能とな
る。
【0050】電子図書館システム11hは、図書又は雑
誌のイメージ情報をページ単位で登録することが可能で
ある。以下、本電子図書館システム11hにおけるイメ
ージ機能について説明する。
【0051】サーバ装置11が有する目録情報登録手段
11h1は、目録DB13に登録された目録情報を抽出
し、抽出した目録情報を検索DB16に登録する手段で
あり、イメージ情報登録手段11h7は、目録情報登録
手段11h1により登録された目録情報に対応する図書
又は雑誌のイメージ情報を登録する手段であり、関連付
け手段11h3は、イメージ情報登録手段11h7により
登録したイメージ情報と目録情報登録手段11h1によ
り登録した目録情報とを関連付ける手段である。イメー
ジを登録する場合、図書又は雑誌の画像ファイルをサー
バ装置11内の所定のディレクトリに表示用ファイルと
して登録する。この際、画像ファイルの形式が、例え
ば、TIFF形式、GIF形式、JPEG形式などの場
合、WWW(World Wide Web)から参照
できる形式やサイズに適宜変換して、サーバ装置11に
格納する。また、PDF形式の場合、画像ファイルと表
示用ファイルは同じ形式、サイズでサーバ装置11に格
納することができる。このように画像ファイルの形式に
応じて登録の手順が異なる。また、画像ファイルは、1
件毎にサーバ装置11に登録する方法と、バッチ方式で
一括してサーバ装置11に登録する方法とがあり、これ
らの登録方法を選択して登録することが可能である。
【0052】また、目録情報検索手段11h4は、利用
者側クライアント装置15から入力された検索条件に基
づき検索DB16に登録された目録情報を検索する手段
であり、イメージ情報提示手段11h8は、検索した目
録情報に対応するイメージ情報をイメージ情報登録手段
11h7から抽出し、抽出したイメージ情報を利用者側
クライアント装置15に対し提示する手段である。
【0053】日時情報登録手段11h9は、イメージ情
報登録手段11h7によりイメージ情報を登録した際
に、イメージ情報を登録した日時に関する日時情報を目
録DB13に登録する手段であり、日時情報登録手段1
1h9により登録された日時情報を所定の時間帯に一括
して検索DB16に転送して登録することができる。こ
れにより、イメージ情報が登録されているかどうかを管
理することができる。前述した目次情報と同様に、イメ
ージ情報の登録による他の業務に対する影響を抑えるた
めに、例えば夜間等に一括して検索DB16に転送して
登録することができ、利用者は、翌日以降、図書検索サ
ブシステム11gによりイメージ情報を参照することが
可能となる。
【0054】コード番号割当手段11h10は、目次情報
や、イメージ情報を登録した複数の図書又は雑誌を任意
のグループとして設定し、設定したグループ毎に異なる
コード番号を割り当てる手段であり、コード番号登録手
段11h11は、コード番号割当手段11h10により割り
当てられたコード番号を目録DB13に登録し、登録し
たコード番号をグループに属する図書又は雑誌の目録情
報に関連付けて検索DB16に転送して登録する手段で
ある。本電子図書館システム11hにおいて、例えば目
次を登録した紀要やイメージを登録した貴重書など、あ
る図書又は雑誌のまとまりをグループとして、そのグル
ープ毎にコレクションとして公開することが可能であ
る。この際、コレクション毎にコレクションの種別を表
すコレクションコードを決めておき、決定したコレクシ
ョンコードを図書目録DB12b又は雑誌目録DB12
cに登録する。登録したコレクションコードに関する情
報は、例えば、夜間処理により検索DB16に転送して
登録され、利用者は、翌日以降、図書検索サブシステム
11gによりコレクションの一覧を参照することが可能
となる。
【0055】また、表示手段11h12は、コード番号登
録手段11h11により登録されたコード番号に対応した
グループに属する図書又は雑誌の目録情報を利用者側ク
ライアント装置15に一覧表示させる手段であり、表示
手段11h12により一覧表示された目録情報に応じた目
次情報や、イメージ情報を利用者側クライアント装置に
表示させることができる。
【0056】さらに、目録DB13は、論文誌の目録情
報を登録可能とし、サーバ装置11は、論文誌の目録情
報を目録DB13に登録する論文目録情報登録手段11
13を有しており、論文目録情報登録手段11h13によ
り登録した論文誌の目録情報を、目録情報に対応した目
次情報及びイメージ情報に関連付けて検索DB16に転
送して登録し、登録した目録情報に関連付けた目次情報
に対応したイメージ情報を利用者側クライアント装置1
5に表示させることができる。このように、電子図書館
システム11hは、目次機能とイメージ機能とを統合す
ることにより、図書検索サブシステム11gを用いて目
次の内容や目次に掲載された論文の要旨、論文のイメー
ジを利用者に提供することが可能となる。
【0057】電子図書館システム11hは、図書又は雑
誌の目次情報の各行に記述された情報を論文と見出しと
に区別して登録することができる。目次情報を論文とし
て登録した場合、検索対象に論文を指定することがで
き、図書検索サブシステム11gにより指定した検索条
件を満たす論文を検索したり、論文に関する詳細情報を
表示したりすることが可能である。目次情報の中で、論
文として取り扱うのが適当でない行は、見出しとして扱
うことができ、目録情報を見出しとして登録した場合、
検索対象に図書又は雑誌巻号を指定し、図書検索サブシ
ステム11gにより指定した検索条件を満たす見出しを
目次に含む図書書誌や、雑誌巻号を検索することができ
る。この際、キーワード検索範囲として「タイトル・著
者名・件名・目次・抄録」を選択した後に、指定した検
索条件を満たした見出しを含む図書又は雑誌巻号を検索
する。
【0058】また、利用者側クライアント装置15は、
WWWに対応した検索インタフェイスを有しており、こ
れにより目録情報を検索するための検索条件の入力を受
け付けて、受け付けた検索条件に応じた目録情報に対応
する目次情報や、イメージ情報を表示させるためのグラ
フィカルユーザインタフェイスを備えている。この際、
図書検索サブシステム11gにより図書又は雑誌を検索
し、検索した図書又は雑誌が目次情報やイメージ情報を
有する場合に、該当する図書又は雑誌に対し目次アイコ
ンやイメージアイコンを表示させることができる。
【0059】図6は、本発明に係わる目次情報が表示さ
れた表示画面の一例を示す図である。図6(A)は、目
次情報を見出しとして登録した場合の表示画面の一例を
示す図である。目次情報の表示画面40は、目次情報4
1を有し、該目次情報41には、ノンブル、タイトル、
及び著者名の情報が左から順番に表示されている。図6
(B)は、目次情報を論文として登録した場合の表示画
面の一例を示す図である。目次情報41のタイトル42
には、下線が引かれており、これは論文詳細情報へのリ
ンクが設定された状態を示している。
【0060】図7は、論文詳細情報が表示された表示画
面の一例を示す図で、図中、50は論文詳細情報の表示
画面で、該表示画面50は、書誌51、掲載箇所(掲載
雑誌名)52、アブストラクト(要旨)53を有してい
る。この表示画面50に表示された論文詳細情報は、前
述の図6(B)に示したタイトル42をクリックすると
表示されるようにリンク先として設定されている。
【0061】図8は、ページイメージ情報が表示された
表示画面の一例を示す図で、図中、60はページイメー
ジ情報の表示画面で、該表示画面60は、ページイメー
ジ情報のサムネイル画像61、表示イメージ62を有し
ている。サムネイル画像61をクリックすることによ
り、そのサムネイル画像に該当する表示イメージ62を
表示させることが可能である。
【0062】図9は、コレクション情報の一覧を表示さ
せた表示画面の一例を示す図で、図中、70はコレクシ
ョン情報の表示画面で、該表示画面70は、図書のコレ
クション71を有している。電子図書館システム11h
は、コレクションとしてまとめて表示したい図書又は雑
誌に、そのコレクション毎に共通なコレクションコード
を設定しておき、図書検索サブシステム11gの検索機
能により、利用者側クライアント装置15に対し一覧表
示させることが可能である。
【0063】以上、本発明の電子図書館システムにおけ
る各機能を中心に各実施形態を説明してきたが、本発明
は、この各機能を有する電子図書館システムと同様に、
コンピュータに電子図書館システムとして機能させるた
めのプログラムとしての形態も可能である。
【0064】本発明による電子図書館の機能を実現する
ためのプログラムやデータを記憶した記録媒体の実施形
態を説明する。記録媒体としては、具体的には、CD−
ROM、光磁気ディスク、DVD−ROM、フロッピー
(登録商標)ディスク、フラッシュメモリ、メモリカー
ドや、メモリスティック及びその他各種ROMやRAM
等が想定でき、これら記録媒体に上述した本発明の各実
施形態のシステムの機能をコンピュータに実行させ、電
子図書館の機能を実現するためのプログラムを記録して
流通させることにより、当該機能の実現を容易にする。
そしてコンピュータ等の情報処理装置に上記のごとくの
記録媒体を装着して情報処理装置によりプログラムを読
み出すか、若しくは情報処理装置が備えている記憶媒体
に当該プログラムを記憶させておき、必要に応じて読み
出すことにより、本発明に関わる電子図書館の機能を実
行することができる。
【0065】
【発明の効果】本発明によると、図書又は雑誌の目録情
報に応じた目次情報や、ページのイメージ情報を登録
し、該登録した目次情報や、ページのイメージ情報を容
易な操作により利用者に対し提供することができる。
【0066】また、目次情報を提供する目次機能及びイ
メージ情報を提供するイメージ機能の両機能を統合する
ことにより、図書又は雑誌の目次内容や、目次に掲載さ
れた論文の要旨、論文のイメージ等を利用者に対して提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係わる図書館情報管理
システムの全体構成を示す図である。
【図2】 本発明に係わる図書館情報管理システムにお
けるデータベースと各サブシステムとの関係を説明する
ための図である。
【図3】 本発明における検索DBのデータ構造の一例
を説明するための図である。
【図4】 本発明の一実施形態に係わる電子図書館シス
テムの構成を示す図である。
【図5】 電子図書館システムの各機能を実行するサー
バ装置の構成例を示す図である。
【図6】 本発明に係わる目次情報が表示された表示画
面の一例を示す図である。
【図7】 論文詳細情報が表示された表示画面の一例を
示す図である。
【図8】 ページイメージ情報が表示された表示画面の
一例を示す図である。
【図9】 コレクション情報の一覧を表示させた表示画
面の一例を示す図である。
【図10】 図書館情報管理システムに要求される機能
の概要を説明するための図である。
【符号の説明】
10…図書館、11…サーバ装置、11a…発注受入サ
ブシステム、11b…目録管理サブシステム、11c…
雑誌管理サブシステム、11d…相互貸借サブシステ
ム、11e…閲覧管理サブシステム、11f…蔵書点検
サブシステム、11g…図書検索サブシステム、11h
…電子図書館システム、11h1…目録情報登録手段、
11h2…目次情報登録手段、11h3…関連付け手段、
11h4…目録情報検索手段、11h5…目次情報提示手
段、11h6…リンク設定手段、11h7…イメージ情報
登録手段、11h8…イメージ情報提示手段、11h9
日時情報登録手段、11h10…コード番号割当手段、1
1h11…コード番号登録手段、11h12…表示手段、1
1h13…論文目録情報登録手段、12…業務DB、12
a…購入依頼DB、12b…図書目録DB、12c…雑
誌目録DB、12d…相互貸借DB、12e…閲覧D
B、12f…点検DB、12g…コード表DB、13…
目録DB、14…図書館員側クライアント装置、15…
利用者側クライアント装置、16…検索DB、16a…
図書検索用データ、16b…図書表示用データ、16c
…雑誌検索用データ、16d…雑誌表示用データ、16
e…コード表データ、20…国立情報学研究所、21…
NACSIS―CAT、30…ネットワーク、40…目
次情報の表示画面、41…目次情報、42…タイトル、
50…論文詳細情報の表示画面、51…書誌、52…掲
載箇所、53…アブストラクト、60…ページイメージ
情報の表示画面、61…サムネイル画像、62…表示イ
メージ、70…コレクション情報の表示画面、71…図
書のコレクション、80…雑誌管理機能、81…製本処
理、82,91…支払処理、83…購入調査処理、84
…発注処理、85…受入処理、90…発注受入機能、1
00…目録管理機能(基本機能)、101…NACSI
S−CATの利用機能、102…目録作成処理、103
…蔵書統計処理、104…配架処理、110…図書検索
機能、111…目録検索処理、112…貸出予約申請処
理、113…文献複写申請処理、120…閲覧管理機
能、121…利用者管理機能、122…貸出返却処理、
123…予約管理機能、124…利用統計処理、130
…蔵書点検機能、131…蔵書点検処理、140…相互
貸借機能、141…NACSIS−ILLの利用機能。

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 図書館の利用者が使用する利用者側クラ
    イアント装置と、図書又は雑誌の目次情報を提供するた
    めのサーバ装置とがネットワークを介して接続された電
    子図書館システムにおいて、前記サーバ装置は、図書又
    は雑誌に関する目録情報を登録した目録データベースに
    アクセス可能とするとともに、図書館の利用者により利
    用可能な図書又は雑誌の目録情報を検索するための検索
    データベースにアクセス可能とし、前記目録データベー
    スに登録された目録情報を抽出し、該抽出した目録情報
    を前記検索データベースに登録する目録情報登録手段
    と、該目録情報登録手段により登録した目録情報に対応
    する図書又は雑誌の目次情報を前記目録データベースに
    登録し、該登録した目次情報を前記検索データベースに
    転送して登録する目次情報登録手段と、該目次情報登録
    手段により登録した目次情報と前記目録情報登録手段に
    より登録した目録情報とを関連付ける関連付け手段とを
    有することを特徴とする電子図書館システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電子図書館システムに
    おいて、前記サーバ装置は、前記利用者側クライアント
    装置から入力された検索条件に基づき前記検索データベ
    ースに登録された目録情報を検索する目録情報検索手段
    と、該検索した目録情報に対応する目次情報を前記利用
    者側クライアント装置に対し提示する目次情報提示手段
    とを有することを特徴とする電子図書館システム。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の電子図書館システムに
    おいて、前記目次情報提示手段は、図書又は雑誌毎の目
    次情報として、少なくともページを表す文字列(ノンブ
    ル)、タイトル、著者名のいずれか1又は複数を提示す
    ることを特徴とする電子図書館システム。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれか1に記載の
    電子図書館システムにおいて、前記サーバ装置は、前記
    目次情報提示手段により提示されたタイトルに関連する
    リンクを設定するリンク設定手段を有し、該リンク設定
    手段により設定されたリンクに応じて前記タイトルに関
    連する詳細情報を提示することを特徴とする電子図書館
    システム。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれか1に記載の
    電子図書館システムにおいて、前記目録情報検索手段
    は、前記検索条件として前記利用者側クライアント装置
    から入力された文字列を、前記目次情報登録手段により
    登録された目次情報に含む図書又は雑誌の目録情報を検
    索することを特徴とする電子図書館システム。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれか1に記載の
    電子図書館システムにおいて、前記目次情報登録手段
    は、前記目録データベースに登録された目次情報を所定
    の時間帯に一括して前記検索データベースに転送して登
    録することを特徴とする電子図書館システム。
  7. 【請求項7】 図書館の利用者が使用する利用者側クラ
    イアント装置と、図書又は雑誌のイメージ情報を提供す
    るためのサーバ装置とがネットワークを介して接続され
    た電子図書館システムにおいて、前記サーバ装置は、図
    書又は雑誌に関する目録情報を登録した目録データベー
    スにアクセス可能とするとともに、図書館の利用者によ
    り利用可能な図書又は雑誌の目録情報を検索するための
    検索データベースにアクセス可能とし、前記目録データ
    ベースに登録された目録情報を抽出し、該抽出した目録
    情報を前記検索データベースに登録する目録情報登録手
    段と、該目録情報登録手段により登録された目録情報に
    対応する図書又は雑誌のイメージ情報を登録するイメー
    ジ情報登録手段と、該イメージ情報登録手段により登録
    したイメージ情報と前記目録情報登録手段により登録し
    た目録情報とを関連付ける関連付け手段とを有すること
    を特徴とする電子図書館システム。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の電子図書館システムに
    おいて、前記利用者側クライアント装置から入力された
    検索条件に基づき前記検索データベースに登録された目
    録情報を検索する目録情報検索手段と、該検索した目録
    情報に対応するイメージ情報を前記イメージ情報登録手
    段から抽出し、該抽出したイメージ情報を前記利用者側
    クライアント装置に対し提示するイメージ情報提示手段
    とを有することを特徴とする電子図書館システム。
  9. 【請求項9】 請求項7に記載の電子図書館システムに
    おいて、前記サーバ装置は、前記イメージ情報登録手段
    によりイメージ情報を登録した際に、該イメージ情報を
    登録した日時に関する日時情報を前記目録データベース
    に登録する日時情報登録手段を有し、該日時情報登録手
    段により登録された日時情報を所定の時間帯に一括して
    前記検索データベースに転送して登録できるようにした
    ことを特徴とする電子図書館システム。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし9のいずれか1に記載
    の電子図書館システムにおいて、前記サーバ装置は、前
    記目次情報及び/又はイメージ情報を登録した複数の図
    書又は雑誌を任意のグループとして設定し、該設定した
    グループ毎に異なるコード番号を割り当てるコード番号
    割当手段と、該コード番号割当手段により割り当てられ
    たコード番号を前記目録データベースに登録し、該登録
    したコード番号を前記グループに属する図書又は雑誌の
    目録情報に関連付けて前記検索データベースに転送して
    登録するコード番号登録手段とを有することを特徴とす
    る電子図書館システム。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の電子図書館システ
    ムにおいて、前記サーバ装置は、前記コード番号登録手
    段により登録されたコード番号に対応したグループに属
    する図書又は雑誌の目録情報を前記利用者側クライアン
    ト装置に一覧表示させる表示手段を有し、該表示手段に
    より一覧表示された目録情報に応じた目次情報及び/又
    はイメージ情報を前記利用者側クライアント装置に表示
    させるようにしたことを特徴とする電子図書館システ
    ム。
  12. 【請求項12】 請求項1ないし11のいずれか1に記
    載の電子図書館システムにおいて、前記目録データベー
    スは、論文誌の目録情報を登録可能とし、前記サーバ装
    置は、論文誌の目録情報を前記目録データベースに登録
    する論文目録情報登録手段を有し、該論文目録情報登録
    手段により登録した論文誌の目録情報を、該目録情報に
    対応した目次情報及びイメージ情報に関連付けて前記検
    索データベースに転送して登録し、該登録した目録情報
    に関連付けた目次情報に対応したイメージ情報を前記利
    用者側クライアント装置に表示させるようにしたことを
    特徴とする電子図書館システム。
  13. 【請求項13】 請求項1ないし12のいずれか1に記
    載の電子図書館システムにおいて、前記利用者側クライ
    アント装置は、前記目録情報を検索するための検索条件
    の入力を受け付けて、該受け付けた検索条件に応じた目
    録情報に対応する目次情報及び/又はイメージ情報を表
    示させるためのグラフィカルユーザインタフェイスを備
    えることを特徴とする電子図書館システム。
  14. 【請求項14】 請求項1ないし13のいずれか1に記
    載の電子図書館システムとしての機能をコンピュータに
    実行させるためのプログラム。
  15. 【請求項15】 請求項14に記載のプログラムを記録
    したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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