JP2003091154A - 画像形成装置 - Google Patents
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- JP2003091154A JP2003091154A JP2001284157A JP2001284157A JP2003091154A JP 2003091154 A JP2003091154 A JP 2003091154A JP 2001284157 A JP2001284157 A JP 2001284157A JP 2001284157 A JP2001284157 A JP 2001284157A JP 2003091154 A JP2003091154 A JP 2003091154A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 複数の現像器を回転自在に支持した回転型現
像装置を備えた画像形成装置において、現像器の回転停
止位置ずれを防止するためにフォトセンサを使用した場
合に、センサ特性のバラツキに起因した現像器の停止位
置精度の低下を有効に防止する。 【解決手段】 担持体回転軸1aを中心として回転する
潜像担持体1と、該潜像担持体と対向配置された回転型
現像装置4と、制御部31と、を備え、潜像担持体と回
転型現像装置の各回転軸間距離を一義的に固定する位置
出し固定治具40を備え、位置出し固定治具は、各回転
軸を夫々挿通する孔を所定の間隔をおいて形成した一つ
の部材から成る。
像装置を備えた画像形成装置において、現像器の回転停
止位置ずれを防止するためにフォトセンサを使用した場
合に、センサ特性のバラツキに起因した現像器の停止位
置精度の低下を有効に防止する。 【解決手段】 担持体回転軸1aを中心として回転する
潜像担持体1と、該潜像担持体と対向配置された回転型
現像装置4と、制御部31と、を備え、潜像担持体と回
転型現像装置の各回転軸間距離を一義的に固定する位置
出し固定治具40を備え、位置出し固定治具は、各回転
軸を夫々挿通する孔を所定の間隔をおいて形成した一つ
の部材から成る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、ファクシミリ装置等の電子写真式画像形成装置の改
良に関し、特に所定の現像位置に現像器を順次回転移動
させて像担持体上の潜像を現像する回転型現像装置を備
えた画像形成装置に関するものである。
タ、ファクシミリ装置等の電子写真式画像形成装置の改
良に関し、特に所定の現像位置に現像器を順次回転移動
させて像担持体上の潜像を現像する回転型現像装置を備
えた画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の電子写真式画像形成装置、特にカ
ラー画像形成装置として、回転軸線の廻りに所定の周方
向間隔で配置された複数の現像器を該回転軸線を中心と
して一体回転させることによって、任意の現像器を潜像
担持体と対向する現像位置に移動させて、静電潜像上に
形成された潜像を現像する回転型現像装置を備えたもの
が知られている(例えば、特開昭62−251772
号、特開昭63−78170号、実開昭63−4116
4号公報等)。この種の画像形成装置においては、潜像
担持体としての感光体ドラム等の線速等の条件から、回
転型現像装置の各現像器の位置を比較的高速度で切り替
える(例えば、約0.3secの速度で、現像器を90
度回転させる)必要がある。また、この種の画像形成装
置では、現像位置に停止した現像器の感光体ドラムに対
する位置ズレにより、感光体ドラムと現像器との隙間
(現像ギャップ)が理想位置時と比較し広くなるため、
現像器の現像能力が低下して画像濃度が低くなるなどの
異常画像が発生するため、感光体ドラムに対する各現像
器の回転変位時の位置決め精度が、現像時の画像品質を
左右する重要な要因となる。このようなところから、現
像器を所定の現像位置に回転移動させて停止させる回転
駆動手段として、例えばステッピングモータを励磁して
固定させる方式を採用し、現像器の回転時の基準位置
を、現像器と共に回転する回転体に設けた被検知部を検
出する検知手段からの検知信号により決定し、該検知信
号に基づいて、該回転駆動手段の駆動量を制御すること
により、該現像器を所定の現像位置に高精度に位置決め
できるように構成した画像形成装置が提案されている。
検知手段としては、反射型フォトセンサ、或いは透過型
フォトセンサ等が一般的に使用されている。
ラー画像形成装置として、回転軸線の廻りに所定の周方
向間隔で配置された複数の現像器を該回転軸線を中心と
して一体回転させることによって、任意の現像器を潜像
担持体と対向する現像位置に移動させて、静電潜像上に
形成された潜像を現像する回転型現像装置を備えたもの
が知られている(例えば、特開昭62−251772
号、特開昭63−78170号、実開昭63−4116
4号公報等)。この種の画像形成装置においては、潜像
担持体としての感光体ドラム等の線速等の条件から、回
転型現像装置の各現像器の位置を比較的高速度で切り替
える(例えば、約0.3secの速度で、現像器を90
度回転させる)必要がある。また、この種の画像形成装
置では、現像位置に停止した現像器の感光体ドラムに対
する位置ズレにより、感光体ドラムと現像器との隙間
(現像ギャップ)が理想位置時と比較し広くなるため、
現像器の現像能力が低下して画像濃度が低くなるなどの
異常画像が発生するため、感光体ドラムに対する各現像
器の回転変位時の位置決め精度が、現像時の画像品質を
左右する重要な要因となる。このようなところから、現
像器を所定の現像位置に回転移動させて停止させる回転
駆動手段として、例えばステッピングモータを励磁して
固定させる方式を採用し、現像器の回転時の基準位置
を、現像器と共に回転する回転体に設けた被検知部を検
出する検知手段からの検知信号により決定し、該検知信
号に基づいて、該回転駆動手段の駆動量を制御すること
により、該現像器を所定の現像位置に高精度に位置決め
できるように構成した画像形成装置が提案されている。
検知手段としては、反射型フォトセンサ、或いは透過型
フォトセンサ等が一般的に使用されている。
【0003】しかしながら、基準となる検知信号がずれ
ると、高精度に駆動量を制御していたとしても、現像器
の位置ずれが発生し易くなり、被検出部とそれを検出す
る検知手段との位置決めが重要となってくる。従来の画
像形成装置では、検知手段の位置決めを容易に精度よく
行う方法として、検知手段を取り付けるブラケットに半
抜き部を設けて位置決めを行ったり、位置決めピン(治
具)を用いた取り付け固定を行う方法がある(特開平1
1−2957号公報)。しかしながら、上記の従来方法
では検知手段の取り付け精度が向上したとしても、検知
手段が個々に持つセンサ特性のバラツキまでは加味され
ておらず、仮に反射型センサを例にとった場合、受光量
による回路のON・OFFのタイミングにもずれがあ
り、そのずれは各現像器の停止位置の精度にも関わって
くる。また、従来の現像位置における現像ローラと感光
体との間のギャップ、即ち、現像ギャップ公差幅はおよ
そ0.2mmであるが、公差幅0.1mm以下の画像形
成装置である場合には、従来以上の停止位置精度が要求
される。
ると、高精度に駆動量を制御していたとしても、現像器
の位置ずれが発生し易くなり、被検出部とそれを検出す
る検知手段との位置決めが重要となってくる。従来の画
像形成装置では、検知手段の位置決めを容易に精度よく
行う方法として、検知手段を取り付けるブラケットに半
抜き部を設けて位置決めを行ったり、位置決めピン(治
具)を用いた取り付け固定を行う方法がある(特開平1
1−2957号公報)。しかしながら、上記の従来方法
では検知手段の取り付け精度が向上したとしても、検知
手段が個々に持つセンサ特性のバラツキまでは加味され
ておらず、仮に反射型センサを例にとった場合、受光量
による回路のON・OFFのタイミングにもずれがあ
り、そのずれは各現像器の停止位置の精度にも関わって
くる。また、従来の現像位置における現像ローラと感光
体との間のギャップ、即ち、現像ギャップ公差幅はおよ
そ0.2mmであるが、公差幅0.1mm以下の画像形
成装置である場合には、従来以上の停止位置精度が要求
される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事情に鑑
みてなされたものであり、複数の現像器を回転自在に支
持した回転型現像装置を備えた画像形成装置において、
現像器の回転停止位置ずれを防止するためにフォトセン
サを使用した場合に、センサ特性のバラツキに起因した
現像器の停止位置精度の低下を有効に防止し得る画像形
成装置を提供することを目的とする。
みてなされたものであり、複数の現像器を回転自在に支
持した回転型現像装置を備えた画像形成装置において、
現像器の回転停止位置ずれを防止するためにフォトセン
サを使用した場合に、センサ特性のバラツキに起因した
現像器の停止位置精度の低下を有効に防止し得る画像形
成装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1の発明は、担持体回転軸を中心として回転
する潜像担持体と、該潜像担持体と対向配置された回転
型現像装置と、制御部と、を備え、前記回転型現像装置
は、現像装置回転軸の廻りに所定の位置関係にて回転自
在に支持された複数の現像器と、該現像器とともに一体
回転する被検知部材と、該被検知部材の移動経路と対向
する位置に配置されて該被検知部材を検知する検知手段
と、該現像器を現像装置回転軸の廻りに回転させる回転
駆動手段と、を備えており、前記制御部は、前記複数の
現像器の回転時の基準位置を、前記被検知部材を検出す
る前記検知手段の検知信号により決定し、該検知信号に
基づいて、前記回転駆動手段の駆動量を制御することに
より、該基準位置より所定の現像位置に該現像器を順次
移動させて、前記潜像担持体上の潜像を現像する画像形
成装置において、前記潜像担持体と前記回転型現像装置
の各回転軸間距離を一義的に固定する位置出し固定治具
を備え、該位置出し固定治具は、各回転軸を夫々挿通す
る孔を所定の間隔をおいて形成した一つの部材から成る
ことを特徴とする。請求項2の発明は、潜像担持体と、
該潜像担持体と対向配置された回転型現像装置と、制御
部と、を備え、前記回転型現像装置は、回転軸の廻りに
所定の位置関係にて回転自在に支持された複数の現像器
と、該現像器とともに一体回転する被検知部材と、該被
検知部材の移動経路と対向する位置に配置されて該被検
知部材を検知する検知手段と、該現像器を回転軸の廻り
に回転させる回転駆動手段と、を備えており、前記制御
部は、前記複数の現像器の回転時の基準位置を、前記被
検知部材を検出する前記検知手段の検知信号により決定
し、該検知信号に基づいて、前記回転駆動手段の駆動量
を制御することにより、該基準位置より所定の現像位置
に該現像器を順次移動させて、前記潜像担持体上の潜像
を現像する画像形成装置において、前記検知手段又は前
記被検知部材の少なくとも一方の取付け位置を調整可能
に構成したことを特徴とする。
め、請求項1の発明は、担持体回転軸を中心として回転
する潜像担持体と、該潜像担持体と対向配置された回転
型現像装置と、制御部と、を備え、前記回転型現像装置
は、現像装置回転軸の廻りに所定の位置関係にて回転自
在に支持された複数の現像器と、該現像器とともに一体
回転する被検知部材と、該被検知部材の移動経路と対向
する位置に配置されて該被検知部材を検知する検知手段
と、該現像器を現像装置回転軸の廻りに回転させる回転
駆動手段と、を備えており、前記制御部は、前記複数の
現像器の回転時の基準位置を、前記被検知部材を検出す
る前記検知手段の検知信号により決定し、該検知信号に
基づいて、前記回転駆動手段の駆動量を制御することに
より、該基準位置より所定の現像位置に該現像器を順次
移動させて、前記潜像担持体上の潜像を現像する画像形
成装置において、前記潜像担持体と前記回転型現像装置
の各回転軸間距離を一義的に固定する位置出し固定治具
を備え、該位置出し固定治具は、各回転軸を夫々挿通す
る孔を所定の間隔をおいて形成した一つの部材から成る
ことを特徴とする。請求項2の発明は、潜像担持体と、
該潜像担持体と対向配置された回転型現像装置と、制御
部と、を備え、前記回転型現像装置は、回転軸の廻りに
所定の位置関係にて回転自在に支持された複数の現像器
と、該現像器とともに一体回転する被検知部材と、該被
検知部材の移動経路と対向する位置に配置されて該被検
知部材を検知する検知手段と、該現像器を回転軸の廻り
に回転させる回転駆動手段と、を備えており、前記制御
部は、前記複数の現像器の回転時の基準位置を、前記被
検知部材を検出する前記検知手段の検知信号により決定
し、該検知信号に基づいて、前記回転駆動手段の駆動量
を制御することにより、該基準位置より所定の現像位置
に該現像器を順次移動させて、前記潜像担持体上の潜像
を現像する画像形成装置において、前記検知手段又は前
記被検知部材の少なくとも一方の取付け位置を調整可能
に構成したことを特徴とする。
【0006】請求項3の発明は、潜像担持体と、該潜像
担持体と対向配置された回転型現像装置と、制御部と、
を備え、前記回転型現像装置は、回転軸の廻りに所定の
位置関係にて回転自在に支持された複数の現像器と、該
現像器とともに一体回転する被検知部材と、該被検知部
材の移動経路と対向する位置に配置されて該被検知部材
を検知する検知手段と、該現像器及び回転体を回転軸の
廻りに回転させる回転駆動手段と、を備えており、前記
制御部は、前記複数の現像器の回転時の基準位置を、前
記被検知部材を検出する前記検知手段の検知信号により
決定し、該検知信号に基づいて、前記回転駆動手段の駆
動量を制御することにより、該基準位置より所定の現像
位置に該現像器を順次移動させて、前記潜像担持体上の
潜像を現像する画像形成装置において、前記検知手段と
して、フォトセンサを使用した場合に、該フォトセンサ
のセンサ特性を調整することにより、センサのON/O
FFタイミングを調整できるように構成したことを特徴
とする。
担持体と対向配置された回転型現像装置と、制御部と、
を備え、前記回転型現像装置は、回転軸の廻りに所定の
位置関係にて回転自在に支持された複数の現像器と、該
現像器とともに一体回転する被検知部材と、該被検知部
材の移動経路と対向する位置に配置されて該被検知部材
を検知する検知手段と、該現像器及び回転体を回転軸の
廻りに回転させる回転駆動手段と、を備えており、前記
制御部は、前記複数の現像器の回転時の基準位置を、前
記被検知部材を検出する前記検知手段の検知信号により
決定し、該検知信号に基づいて、前記回転駆動手段の駆
動量を制御することにより、該基準位置より所定の現像
位置に該現像器を順次移動させて、前記潜像担持体上の
潜像を現像する画像形成装置において、前記検知手段と
して、フォトセンサを使用した場合に、該フォトセンサ
のセンサ特性を調整することにより、センサのON/O
FFタイミングを調整できるように構成したことを特徴
とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示した実施
の形態により詳細に説明する。図1(a)及び(b)は
本発明の一実施形態に係る画像形成装置が備える画像形
成部の概略構成を示す正面図、及び現像装置の要部斜視
図である。この画像形成部は、担持体回転軸1aを中心
として矢印方向へ回転駆動される感光体ドラム(潜像担
持体)1と、帯電器2と、露光部3と、回転型現像装置
4と、中間転写ベルト5と、一次転写部6と、二次転写
部7と、レジストローラ8と、定着装置9と、を備えて
いる。感光体ドラム1上を転写器2によって予め一様に
帯電させた状態で露光部3から原稿の光像を照射するこ
とによって感光体ドラム1上に静電潜像を形成し、静電
潜像が回転型現像装置4を通過する際に、感光体ドラム
と対向する位置(現像位置)にある現像器11Bから供
給されるトナー(黒トナー)によって静電潜像は現像さ
れて黒トナー画像となる。この黒トナー画像は、転写ロ
ーラ6の位置において転写ローラ6からの転写バイアス
により中間転写ベルト5上に転写(一次転写)される。
その後、この静電潜像形成、現像、転写動作を各現像器
11Y、11M、11C毎に順次行い、中間転写ベルト
5上に各色のトナー像を重ね転写する。重ねトナー像
は、二次転写部7において、レジストローラ8から給送
されてきた転写紙上に転写され、定着装置9により定着
されて機外に排出される。回転型現像装置4は、回転軸
(現像装置回転軸)10を中心として矢印方向へ回転す
る回転体12と、回転体12によって所定の周方向間隔
で支持された4個の現像器11B(ブラック)、11Y
(イエロー)、11M(マゼンタ)、11C(シアン)
と、を備えている。
の形態により詳細に説明する。図1(a)及び(b)は
本発明の一実施形態に係る画像形成装置が備える画像形
成部の概略構成を示す正面図、及び現像装置の要部斜視
図である。この画像形成部は、担持体回転軸1aを中心
として矢印方向へ回転駆動される感光体ドラム(潜像担
持体)1と、帯電器2と、露光部3と、回転型現像装置
4と、中間転写ベルト5と、一次転写部6と、二次転写
部7と、レジストローラ8と、定着装置9と、を備えて
いる。感光体ドラム1上を転写器2によって予め一様に
帯電させた状態で露光部3から原稿の光像を照射するこ
とによって感光体ドラム1上に静電潜像を形成し、静電
潜像が回転型現像装置4を通過する際に、感光体ドラム
と対向する位置(現像位置)にある現像器11Bから供
給されるトナー(黒トナー)によって静電潜像は現像さ
れて黒トナー画像となる。この黒トナー画像は、転写ロ
ーラ6の位置において転写ローラ6からの転写バイアス
により中間転写ベルト5上に転写(一次転写)される。
その後、この静電潜像形成、現像、転写動作を各現像器
11Y、11M、11C毎に順次行い、中間転写ベルト
5上に各色のトナー像を重ね転写する。重ねトナー像
は、二次転写部7において、レジストローラ8から給送
されてきた転写紙上に転写され、定着装置9により定着
されて機外に排出される。回転型現像装置4は、回転軸
(現像装置回転軸)10を中心として矢印方向へ回転す
る回転体12と、回転体12によって所定の周方向間隔
で支持された4個の現像器11B(ブラック)、11Y
(イエロー)、11M(マゼンタ)、11C(シアン)
と、を備えている。
【0008】各現像器11B、11Y、11M、11C
は、回転軸10を中心として回転し、感光体ドラム1と
対向する現像位置に達したときに停止して、各現像器が
備えた現像ローラ13からトナーを感光体上の静電潜像
に供給してこれを現像する。4つの現像器の内から特定
の現像器を現像位置にて正確に停止させる手段として
は、回転軸10を回転駆動させる駆動源となるステッピ
ングモータ(回転駆動手段)30と、各現像器の基準位
置を検知する検知ユニット20と、検知ユニット20か
らの基準位置検知信号に基づいてステッピングモータ3
0の駆動を制御する制御部31が用いられている。検知
ユニット20は、この実施形態では、回転軸10の一端
部に取り付けられて各現像器と共に一体回転する被検知
部材としての被検知板21と、現像装置本体の固定部1
5に固定されて被検知板21の先端屈曲部の進入、通過
を検知する検知手段としてのフォトセンサ(フォトイン
タラプタ)22と、から構成されている。フォトセンサ
22は、発光素子と受光素子を所定のギャップを隔てて
対向配置したものであり、ギャップ内を被検知板21の
先端屈曲部が通過したときにフォトセンサ22が作動す
るように、ギャップは、先端屈曲部の円周状の移動経路
に沿って配置されている。制御部31は、複数の現像器
11B、11Y、11M、11Cの回転時の基準位置
を、被検知板21を検出する検知手段22からの検知信
号により決定し、該検知信号に基づいて、ステッピング
モータ30の駆動量を制御することにより、該基準位置
より所定の現像位置に該現像器を順次移動させて、潜像
担持体上の潜像を現像させるものである。
は、回転軸10を中心として回転し、感光体ドラム1と
対向する現像位置に達したときに停止して、各現像器が
備えた現像ローラ13からトナーを感光体上の静電潜像
に供給してこれを現像する。4つの現像器の内から特定
の現像器を現像位置にて正確に停止させる手段として
は、回転軸10を回転駆動させる駆動源となるステッピ
ングモータ(回転駆動手段)30と、各現像器の基準位
置を検知する検知ユニット20と、検知ユニット20か
らの基準位置検知信号に基づいてステッピングモータ3
0の駆動を制御する制御部31が用いられている。検知
ユニット20は、この実施形態では、回転軸10の一端
部に取り付けられて各現像器と共に一体回転する被検知
部材としての被検知板21と、現像装置本体の固定部1
5に固定されて被検知板21の先端屈曲部の進入、通過
を検知する検知手段としてのフォトセンサ(フォトイン
タラプタ)22と、から構成されている。フォトセンサ
22は、発光素子と受光素子を所定のギャップを隔てて
対向配置したものであり、ギャップ内を被検知板21の
先端屈曲部が通過したときにフォトセンサ22が作動す
るように、ギャップは、先端屈曲部の円周状の移動経路
に沿って配置されている。制御部31は、複数の現像器
11B、11Y、11M、11Cの回転時の基準位置
を、被検知板21を検出する検知手段22からの検知信
号により決定し、該検知信号に基づいて、ステッピング
モータ30の駆動量を制御することにより、該基準位置
より所定の現像位置に該現像器を順次移動させて、潜像
担持体上の潜像を現像させるものである。
【0009】図2は本発明の一実施形態に係る画像形成
装置における回転型現像装置と感光体ドラムとの回転軸
間位置決め機構を示す略図である。回転型現像装置4
は、現像装置回転軸10を中心として矢印方向へ回転自
在に構成されており、感光体ドラム1は担持体回転軸1
aを中心として矢印方向へ回転自在に支持されている。
現像位置にある現像器11Bの現像ローラ13と感光体
ドラム1との間の理想的なギャップは、図示の如く設定
されるが、現像器11Bが停止する位置がわずかでも正
規の位置から周方向へずれると、現像ローラ13と感光
体ドラム1との間のギャップ寸法に誤差が発生し、現像
不良が発生し易くなる。そこで、本実施形態では、感光
体ドラム1の回転軸1aと、回転型現像装置4の回転軸
10との間の距離を一義的に固定する位置出し固定治具
40を用いて、両回転軸1a、10間の距離を正確に確
定している。位置出し固定治具40は、各回転軸1a、
10を夫々挿通する孔41a、41bを所定の間隔をお
いて形成した一つの板状の部材41から成る。この位置
出し固定治具40は、現像装置本体、或いは画像形成装
置本体等の固定部15に固定される。このように、位置
出し固定治具40を用いて、感光体ドラム1の回転軸1
aと、回転型現像装置4の回転軸10との間の距離を一
義的に固定するようにしたので、正規の現像位置にある
現像器の現像ローラ13と感光体ドラム1との間のギャ
ップを常に一定にすることができる。しかし、検知ユニ
ット20を構成するフォトセンサ(検知手段)22の感
度のバラツキ、被検知板21の取付け位置のバラツキが
ある場合には、位置出し固定治具40を用いて回転軸間
距離を一義的に出したとしても、現像器が現像位置に停
止する位置にバラツキが発生するため、図2に示したよ
うに理想的な最小現像ギャップとは成らず、異常画像が
発生する原因となる。
装置における回転型現像装置と感光体ドラムとの回転軸
間位置決め機構を示す略図である。回転型現像装置4
は、現像装置回転軸10を中心として矢印方向へ回転自
在に構成されており、感光体ドラム1は担持体回転軸1
aを中心として矢印方向へ回転自在に支持されている。
現像位置にある現像器11Bの現像ローラ13と感光体
ドラム1との間の理想的なギャップは、図示の如く設定
されるが、現像器11Bが停止する位置がわずかでも正
規の位置から周方向へずれると、現像ローラ13と感光
体ドラム1との間のギャップ寸法に誤差が発生し、現像
不良が発生し易くなる。そこで、本実施形態では、感光
体ドラム1の回転軸1aと、回転型現像装置4の回転軸
10との間の距離を一義的に固定する位置出し固定治具
40を用いて、両回転軸1a、10間の距離を正確に確
定している。位置出し固定治具40は、各回転軸1a、
10を夫々挿通する孔41a、41bを所定の間隔をお
いて形成した一つの板状の部材41から成る。この位置
出し固定治具40は、現像装置本体、或いは画像形成装
置本体等の固定部15に固定される。このように、位置
出し固定治具40を用いて、感光体ドラム1の回転軸1
aと、回転型現像装置4の回転軸10との間の距離を一
義的に固定するようにしたので、正規の現像位置にある
現像器の現像ローラ13と感光体ドラム1との間のギャ
ップを常に一定にすることができる。しかし、検知ユニ
ット20を構成するフォトセンサ(検知手段)22の感
度のバラツキ、被検知板21の取付け位置のバラツキが
ある場合には、位置出し固定治具40を用いて回転軸間
距離を一義的に出したとしても、現像器が現像位置に停
止する位置にバラツキが発生するため、図2に示したよ
うに理想的な最小現像ギャップとは成らず、異常画像が
発生する原因となる。
【0010】図3は、このような不具合を解決するため
に、フォトセンサ(検知手段)22の取付け位置(周方
向位置)を微調整可能とした実施形態を示すものであ
る。この検知手段の微調整機構50は、取付けブラケッ
ト51と、取付けブラケット51上に固定されたフォト
センサ(検知手段)22と、調整手段60と、を有す
る。取付けブラケット51は、その適所に設けた回動孔
52を、現像装置の回転軸10の軸端面中心部の延長線
L上に位置する固定部15に設けたネジ孔と連通させた
状態で、段付きネジ53にて螺着されることにより回転
軸10に固定される。つまり、取付けブラケットは、現
像装置或いは画像形成装置本体の固定部15に対して回
動可能に支持される。しかも、回動孔52は、現像装置
4の回転軸10の中心部を延長した位置にある。また、
段付きネジ53(回動孔52)を挟んでフォトセンサ2
2と反対側に取り付けられたトーションバネ54は、段
付きネジ53を中心として取付けブラケット51が矢印
A方向へ回動するように付勢している。断付きネジ53
を挟んでトーションバネ54と反対側の取付けブラケッ
ト51の面には、円弧状の長穴55が貫通形成されてい
る。この長穴55は、回動孔52を中心とした所定半径
の円周上に沿って位置するように構成されている。長穴
55は、その直下に位置する現像装置の固定部に設けた
図示しないネジ穴と連通可能な位置関係にあり、固定ネ
ジ56を長穴55と該ネジ穴に螺着することによって、
取付けブラケット51を回動孔52を中心とした所定の
角度にて、現像装置の固定部15に固定できるように構
成されている。
に、フォトセンサ(検知手段)22の取付け位置(周方
向位置)を微調整可能とした実施形態を示すものであ
る。この検知手段の微調整機構50は、取付けブラケッ
ト51と、取付けブラケット51上に固定されたフォト
センサ(検知手段)22と、調整手段60と、を有す
る。取付けブラケット51は、その適所に設けた回動孔
52を、現像装置の回転軸10の軸端面中心部の延長線
L上に位置する固定部15に設けたネジ孔と連通させた
状態で、段付きネジ53にて螺着されることにより回転
軸10に固定される。つまり、取付けブラケットは、現
像装置或いは画像形成装置本体の固定部15に対して回
動可能に支持される。しかも、回動孔52は、現像装置
4の回転軸10の中心部を延長した位置にある。また、
段付きネジ53(回動孔52)を挟んでフォトセンサ2
2と反対側に取り付けられたトーションバネ54は、段
付きネジ53を中心として取付けブラケット51が矢印
A方向へ回動するように付勢している。断付きネジ53
を挟んでトーションバネ54と反対側の取付けブラケッ
ト51の面には、円弧状の長穴55が貫通形成されてい
る。この長穴55は、回動孔52を中心とした所定半径
の円周上に沿って位置するように構成されている。長穴
55は、その直下に位置する現像装置の固定部に設けた
図示しないネジ穴と連通可能な位置関係にあり、固定ネ
ジ56を長穴55と該ネジ穴に螺着することによって、
取付けブラケット51を回動孔52を中心とした所定の
角度にて、現像装置の固定部15に固定できるように構
成されている。
【0011】調整手段60は、例えば現像装置の固定部
15に固定されたネジ受け61と、ネジ受け61のネジ
穴61aに螺合して挿通され、ネジ部先端部60aを取
付けブラケット51の先端部に当接させるとともに他端
部に操作部62bを有した調整ネジ62と、を備えてい
る。調整手段60を構成する調整ネジ62の操作部62
bを操作者が指により所望方向へ回動させることによ
り、先端部62aの突出量を微調整することができ、そ
の結果、先端部62aにて取付けブラケット51の先端
部をバネ54に抗して反時計廻り方向へ回動させたり、
逆方向へ回動させることができる。調整手段60によ
り、段付きネジ53を中心とした回動量を微調整した後
で、固定ネジ56を長穴55と固定部15に設けたネジ
穴に螺着固定し、更に段付きネジ53を締結することに
より、取付けブラケット51上のフォトセンサ22の位
置が確定する。このように、本実施形態では、検知手段
の微調整機構50を用いて検知手段としてのフォトセン
サ22の位置(回転軸10を中心とした周方向位置)を
微調整することができるので、フォトセンサ22のO
N、OFF位置を微調整することができ、被検知板21
をフォトセンサ22が検知した検知信号に基づいて制御
部が判定する基準位置を正確なものとすることができ
る。このため、基準位置に基づいて確定される各現像器
の現像位置における停止位置を正確なものとすることが
できる。
15に固定されたネジ受け61と、ネジ受け61のネジ
穴61aに螺合して挿通され、ネジ部先端部60aを取
付けブラケット51の先端部に当接させるとともに他端
部に操作部62bを有した調整ネジ62と、を備えてい
る。調整手段60を構成する調整ネジ62の操作部62
bを操作者が指により所望方向へ回動させることによ
り、先端部62aの突出量を微調整することができ、そ
の結果、先端部62aにて取付けブラケット51の先端
部をバネ54に抗して反時計廻り方向へ回動させたり、
逆方向へ回動させることができる。調整手段60によ
り、段付きネジ53を中心とした回動量を微調整した後
で、固定ネジ56を長穴55と固定部15に設けたネジ
穴に螺着固定し、更に段付きネジ53を締結することに
より、取付けブラケット51上のフォトセンサ22の位
置が確定する。このように、本実施形態では、検知手段
の微調整機構50を用いて検知手段としてのフォトセン
サ22の位置(回転軸10を中心とした周方向位置)を
微調整することができるので、フォトセンサ22のO
N、OFF位置を微調整することができ、被検知板21
をフォトセンサ22が検知した検知信号に基づいて制御
部が判定する基準位置を正確なものとすることができ
る。このため、基準位置に基づいて確定される各現像器
の現像位置における停止位置を正確なものとすることが
できる。
【0012】次に、図4は、上記不具合を解決するため
に、被検知部材としての被検知板21の取付け位置(周
方向位置)を微調整可能とした実施形態を示すものであ
る。この被検知板の微調整機構70は、現像装置4の回
転軸10の軸端面に取り付けられて各現像器11、及び
回転体12と共に一体回転するフランジ71と、フラン
ジ71によって回動可能に支持された被検知板21と、
調整手段80と、を有する。フランジ71は、現像装置
4の回転軸10の軸端面の中心部に設けたネジ穴と整合
する回動孔72を備え、該ネジ穴と回動孔72とを連通
させた状態で段付きネジ73を螺着することにより、被
検知板21を回転軸10の軸端面の中心部を中心として
回動させることが可能となる。また、段付きネジ73
(回動孔72)を挟んで被検知板21の被検知部21a
と反対側に取り付けられたトーションバネ74は、段付
きネジ73を中心として被検知板21が矢印B方向へ回
動するように付勢している。段付きネジ73を挟んでト
ーションバネ74と反対側の被検知板21の面には、円
弧状の長穴75が貫通形成されている。この長穴75
は、回動孔72を中心とした所定半径の円周上に沿って
位置するように構成されている。長穴75は、その直下
に位置するフランジ71面に設けた図示しないネジ穴と
連通可能な位置関係にあり、固定ネジ76を長穴75と
該ネジ穴に螺着することによって、被検知板21を回動
孔72を中心とした所定の角度にて、フランジ71に固
定できるように構成されている。
に、被検知部材としての被検知板21の取付け位置(周
方向位置)を微調整可能とした実施形態を示すものであ
る。この被検知板の微調整機構70は、現像装置4の回
転軸10の軸端面に取り付けられて各現像器11、及び
回転体12と共に一体回転するフランジ71と、フラン
ジ71によって回動可能に支持された被検知板21と、
調整手段80と、を有する。フランジ71は、現像装置
4の回転軸10の軸端面の中心部に設けたネジ穴と整合
する回動孔72を備え、該ネジ穴と回動孔72とを連通
させた状態で段付きネジ73を螺着することにより、被
検知板21を回転軸10の軸端面の中心部を中心として
回動させることが可能となる。また、段付きネジ73
(回動孔72)を挟んで被検知板21の被検知部21a
と反対側に取り付けられたトーションバネ74は、段付
きネジ73を中心として被検知板21が矢印B方向へ回
動するように付勢している。段付きネジ73を挟んでト
ーションバネ74と反対側の被検知板21の面には、円
弧状の長穴75が貫通形成されている。この長穴75
は、回動孔72を中心とした所定半径の円周上に沿って
位置するように構成されている。長穴75は、その直下
に位置するフランジ71面に設けた図示しないネジ穴と
連通可能な位置関係にあり、固定ネジ76を長穴75と
該ネジ穴に螺着することによって、被検知板21を回動
孔72を中心とした所定の角度にて、フランジ71に固
定できるように構成されている。
【0013】調整手段80は、例えば現像装置のフラン
ジ71に固定されたネジ受け81と、ネジ受け81のネ
ジ穴81aに螺合して挿通され、ネジ部先端部を取付け
被検知板21の側面適所に当接させるとともに他端部に
操作部82bを有した調整ネジ82と、を備えている。
調整手段80を構成する調整ネジ82の操作部82bを
操作者が指により所望方向へ回動させることにより、ネ
ジ部先端部の突出量を微調整することができ、その結
果、ネジ部先端部にて被検知板21の側面をバネ74に
抗して反時計廻り方向へ回動させたり、逆方向へ回動さ
せることができる。調整手段80により、段付きネジ7
3を中心とした回動量を微調整した後で、固定ネジ76
を長穴75とフランジ71に設けたネジ穴に螺着固定
し、更に段付きネジ73を締結することにより、フラン
ジ71上の被検知板21の位置が確定する。このよう
に、本実施形態では、被検知板の微調整機構70を用い
て被検知板21の被検知部21aの位置(回転軸10を
中心とした周方向位置)を微調整することができるの
で、フォトセンサ22によって被検知部21aが検知さ
れる位置を微調整することができ、被検知板21をフォ
トセンサ22が検知した検知信号に基づいて制御部が判
定する基準位置を正確なものとすることができる。この
ため、基準位置に基づいて確定される各現像器の現像位
置における停止位置を正確なものとすることができる。
調整に際しては、図3に示したフォトセンサの位置、或
いは図4に示した被検知板の位置のいずれか一方のみを
調整してもよいし、両微調整機構50、70を夫々同時
に調整するようにしてもよい。
ジ71に固定されたネジ受け81と、ネジ受け81のネ
ジ穴81aに螺合して挿通され、ネジ部先端部を取付け
被検知板21の側面適所に当接させるとともに他端部に
操作部82bを有した調整ネジ82と、を備えている。
調整手段80を構成する調整ネジ82の操作部82bを
操作者が指により所望方向へ回動させることにより、ネ
ジ部先端部の突出量を微調整することができ、その結
果、ネジ部先端部にて被検知板21の側面をバネ74に
抗して反時計廻り方向へ回動させたり、逆方向へ回動さ
せることができる。調整手段80により、段付きネジ7
3を中心とした回動量を微調整した後で、固定ネジ76
を長穴75とフランジ71に設けたネジ穴に螺着固定
し、更に段付きネジ73を締結することにより、フラン
ジ71上の被検知板21の位置が確定する。このよう
に、本実施形態では、被検知板の微調整機構70を用い
て被検知板21の被検知部21aの位置(回転軸10を
中心とした周方向位置)を微調整することができるの
で、フォトセンサ22によって被検知部21aが検知さ
れる位置を微調整することができ、被検知板21をフォ
トセンサ22が検知した検知信号に基づいて制御部が判
定する基準位置を正確なものとすることができる。この
ため、基準位置に基づいて確定される各現像器の現像位
置における停止位置を正確なものとすることができる。
調整に際しては、図3に示したフォトセンサの位置、或
いは図4に示した被検知板の位置のいずれか一方のみを
調整してもよいし、両微調整機構50、70を夫々同時
に調整するようにしてもよい。
【0014】次に、図5(a)は本発明の他の実施形態
に係る検知手段としてのフォトセンサ及びその周辺の構
成を示す図であり、(b)は可変抵抗器による抵抗値と
センサのゲイン値との関係を示す図である。この実施形
態では、検知手段として、フォトセンサ(フォトインタ
ラプタ)22を使用した場合に、該フォトセンサのセン
サ特性を調整可能とすることにより、センサのON/O
FFタイミングを調整できるように構成した点が特徴的
である。即ち、フォトセンサ22は、プリント基板90
上に搭載されており、図3に示した取付けブラケット5
1上に、このプリント基板90を搭載してもよいし、現
像装置等の固定部15上に直接プリント基板90を搭載
しても良いが、この実施形態の特徴的な構成はプリント
基板90上にフォトセンサ22の感度を調整するための
可変抵抗器91を配置し、ドライバ等の治具92を用い
て可変抵抗器91の抵抗値調整用のネジ91aを操作可
能にした点にある。この実施形態では、図2の実施形態
の如く、回転型現像装置4の回転軸10と感光体1の回
転軸1aとの軸間距離を位置出し固定治具40によって
確定させて、現像位置にある現像ローラ13と感光体ド
ラム1とのギャップを理想状態にした後で、図5(b)
に示すようにセンサ特性であるON/OFFのタイミン
グを可変抵抗などで調整する。図5(b)に示すような
センサ特性である場合、センサのゲイン値がある値にな
るとONになるが、このONになるタイミングを可変抵
抗により調整し、停止位置を微調整することができる。
に係る検知手段としてのフォトセンサ及びその周辺の構
成を示す図であり、(b)は可変抵抗器による抵抗値と
センサのゲイン値との関係を示す図である。この実施形
態では、検知手段として、フォトセンサ(フォトインタ
ラプタ)22を使用した場合に、該フォトセンサのセン
サ特性を調整可能とすることにより、センサのON/O
FFタイミングを調整できるように構成した点が特徴的
である。即ち、フォトセンサ22は、プリント基板90
上に搭載されており、図3に示した取付けブラケット5
1上に、このプリント基板90を搭載してもよいし、現
像装置等の固定部15上に直接プリント基板90を搭載
しても良いが、この実施形態の特徴的な構成はプリント
基板90上にフォトセンサ22の感度を調整するための
可変抵抗器91を配置し、ドライバ等の治具92を用い
て可変抵抗器91の抵抗値調整用のネジ91aを操作可
能にした点にある。この実施形態では、図2の実施形態
の如く、回転型現像装置4の回転軸10と感光体1の回
転軸1aとの軸間距離を位置出し固定治具40によって
確定させて、現像位置にある現像ローラ13と感光体ド
ラム1とのギャップを理想状態にした後で、図5(b)
に示すようにセンサ特性であるON/OFFのタイミン
グを可変抵抗などで調整する。図5(b)に示すような
センサ特性である場合、センサのゲイン値がある値にな
るとONになるが、このONになるタイミングを可変抵
抗により調整し、停止位置を微調整することができる。
【0015】このようにセンサ及び可変抵抗器を保持し
た基板を現像装置等の固定部に固定した構成とすること
により、位置出し固定治具により現像器を理想の現像位
置に固定した後に、センサの可変抵抗を調整し、センサ
のON/OFFを確認することで位置決めする事が可能
である。従って、上記他の実施形態と同様に、現像位置
における現像ギャップを適切に設定できるという効果を
期待できるが、更に装置自体が簡易であるため、省スペ
ース化、低コスト化についても有利である。
た基板を現像装置等の固定部に固定した構成とすること
により、位置出し固定治具により現像器を理想の現像位
置に固定した後に、センサの可変抵抗を調整し、センサ
のON/OFFを確認することで位置決めする事が可能
である。従って、上記他の実施形態と同様に、現像位置
における現像ギャップを適切に設定できるという効果を
期待できるが、更に装置自体が簡易であるため、省スペ
ース化、低コスト化についても有利である。
【0016】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、複数の現
像器を回転自在に支持した回転型現像装置を備えた画像
形成装置において、現像器の回転停止位置ずれを防止す
るためにフォトセンサを使用した場合に、センサ特性の
バラツキに起因した現像器の停止位置精度の低下を有効
に防止することができる。即ち、回転型現像装置を構成
する各現像器の基準位置を算出するための検知手段とし
てのセンサは取り付け精度の問題から、必ずしも理想の
位置に取り付けられるとは限らず、すなわち現像ユニッ
トを理想の現像位置(感光体ドラムとの距離が最短の位
置)に位置決めできない。また、仮に精度よく取り付け
た場合でも、センサ検知特性のバラツキのために、検知
タイミングの遅れなどにより現像ユニットを理想の現像
位置に位置決めできない。請求項1、及び2の発明で
は、位置出し固定治具を用いて回転型現像装置の回転軸
と感光体の回転軸を理想の位置関係にセットした後に、
センサの位置決めをセンサのON/OFFを確認する事
で微調整できるため、リボルバ公転における現像ユニッ
トを理想の現像位置に位置決めすることができ、安定し
た画質を提供することができ、ひいては高画質な画像形
成装置を提供することができる。請求項3の発明では、
位置出し固定治具により現像器を理想の現像位置に固定
した後に、センサの可変抵抗を調整し、センサのON/
OFFを確認することで位置決めすることが可能である
ため、請求項1、2と同様の効果を期待できるが、検知
ユニット自体が簡易な構成であり、省スペース化、低コ
スト化の点でも有利である。
像器を回転自在に支持した回転型現像装置を備えた画像
形成装置において、現像器の回転停止位置ずれを防止す
るためにフォトセンサを使用した場合に、センサ特性の
バラツキに起因した現像器の停止位置精度の低下を有効
に防止することができる。即ち、回転型現像装置を構成
する各現像器の基準位置を算出するための検知手段とし
てのセンサは取り付け精度の問題から、必ずしも理想の
位置に取り付けられるとは限らず、すなわち現像ユニッ
トを理想の現像位置(感光体ドラムとの距離が最短の位
置)に位置決めできない。また、仮に精度よく取り付け
た場合でも、センサ検知特性のバラツキのために、検知
タイミングの遅れなどにより現像ユニットを理想の現像
位置に位置決めできない。請求項1、及び2の発明で
は、位置出し固定治具を用いて回転型現像装置の回転軸
と感光体の回転軸を理想の位置関係にセットした後に、
センサの位置決めをセンサのON/OFFを確認する事
で微調整できるため、リボルバ公転における現像ユニッ
トを理想の現像位置に位置決めすることができ、安定し
た画質を提供することができ、ひいては高画質な画像形
成装置を提供することができる。請求項3の発明では、
位置出し固定治具により現像器を理想の現像位置に固定
した後に、センサの可変抵抗を調整し、センサのON/
OFFを確認することで位置決めすることが可能である
ため、請求項1、2と同様の効果を期待できるが、検知
ユニット自体が簡易な構成であり、省スペース化、低コ
スト化の点でも有利である。
【図1】(a)及び(b)は本発明の一実施形態に係る
画像形成装置が備える画像形成部の概略構成を示す正面
図、及び現像装置の要部斜視図。
画像形成装置が備える画像形成部の概略構成を示す正面
図、及び現像装置の要部斜視図。
【図2】本発明の一実施形態に係る画像形成装置におけ
る回転型現像装置と感光体ドラムとの回転軸間位置決め
機構を示す略図。
る回転型現像装置と感光体ドラムとの回転軸間位置決め
機構を示す略図。
【図3】フォトセンサ(検知手段)の取付け位置(周方
向位置)を微調整可能とした実施形態を示す図。
向位置)を微調整可能とした実施形態を示す図。
【図4】被検知部材としての被検知板の取付け位置(周
方向位置)を微調整可能とした実施形態を示す図。
方向位置)を微調整可能とした実施形態を示す図。
【図5】(a)は本発明の他の実施形態に係る検知手段
としてのフォトセンサ及びその周辺の構成を示す図であ
り、(b)は可変抵抗器による抵抗値とセンサのゲイン
値との関係を示す図。
としてのフォトセンサ及びその周辺の構成を示す図であ
り、(b)は可変抵抗器による抵抗値とセンサのゲイン
値との関係を示す図。
1 感光体ドラム(潜像担持体)、1a 担持体回転
軸、2 帯電器、3露光部、4 回転型現像装置、5
中間転写ベルト、6 一次転写部、7 二次転写部、8
レジストローラ、9 定着装置、10 回転軸(担持
体回転軸)11B、11Y、11M、11C 現像器、
12 回転体、13 現像ローラ、15 固定部、20
検知ユニット、21 被検知板、22 フォトセン
サ、30 ステッピングモータ(回転駆動手段)、31
制御部、40 位置出し固定治具、41 板状の部
材、41a、41b 孔、50 微調整機構、51 取
付けブラケット、52 回動孔、53 段付きネジ、5
4 弾性部材、55 長穴、56固定ネジ、60 調整
手段、61 ネジ受け、61a ネジ穴、62 調整ネ
ジ、70 微調整機構、71 フランジ、72 回動
孔、73 段付きネジ、74弾性部材、75 長穴、7
6 固定ネジ、80 調整手段、81 ネジ受け、81
a ネジ穴、82 調整ネジ、90 プリント基板、9
1 可変抵抗器。
軸、2 帯電器、3露光部、4 回転型現像装置、5
中間転写ベルト、6 一次転写部、7 二次転写部、8
レジストローラ、9 定着装置、10 回転軸(担持
体回転軸)11B、11Y、11M、11C 現像器、
12 回転体、13 現像ローラ、15 固定部、20
検知ユニット、21 被検知板、22 フォトセン
サ、30 ステッピングモータ(回転駆動手段)、31
制御部、40 位置出し固定治具、41 板状の部
材、41a、41b 孔、50 微調整機構、51 取
付けブラケット、52 回動孔、53 段付きネジ、5
4 弾性部材、55 長穴、56固定ネジ、60 調整
手段、61 ネジ受け、61a ネジ穴、62 調整ネ
ジ、70 微調整機構、71 フランジ、72 回動
孔、73 段付きネジ、74弾性部材、75 長穴、7
6 固定ネジ、80 調整手段、81 ネジ受け、81
a ネジ穴、82 調整ネジ、90 プリント基板、9
1 可変抵抗器。
Claims (3)
- 【請求項1】 担持体回転軸を中心として回転する潜像
担持体と、該潜像担持体と対向配置された回転型現像装
置と、制御部と、を備え、 前記回転型現像装置は、現像装置回転軸の廻りに所定の
位置関係にて回転自在に支持された複数の現像器と、該
現像器とともに一体回転する被検知部材と、該被検知部
材の移動経路と対向する位置に配置されて該被検知部材
を検知する検知手段と、該現像器を現像装置回転軸の廻
りに回転させる回転駆動手段と、を備えており、 前記制御部は、前記複数の現像器の回転時の基準位置
を、前記被検知部材を検出する前記検知手段の検知信号
により決定し、該検知信号に基づいて、前記回転駆動手
段の駆動量を制御することにより、該基準位置より所定
の現像位置に該現像器を順次移動させて、前記潜像担持
体上の潜像を現像する画像形成装置において、 前記潜像担持体と前記回転型現像装置の各回転軸間距離
を一義的に固定する位置出し固定治具を備え、 該位置出し固定治具は、各回転軸を夫々挿通する孔を所
定の間隔をおいて形成した一つの部材から成ることを特
徴とする画像形成装置。 - 【請求項2】 潜像担持体と、該潜像担持体と対向配置
された回転型現像装置と、制御部と、を備え、 前記回転型現像装置は、回転軸の廻りに所定の位置関係
にて回転自在に支持された複数の現像器と、該現像器と
ともに一体回転する被検知部材と、該被検知部材の移動
経路と対向する位置に配置されて該被検知部材を検知す
る検知手段と、該現像器を回転軸の廻りに回転させる回
転駆動手段と、を備えており、 前記制御部は、前記複数の現像器の回転時の基準位置
を、前記被検知部材を検出する前記検知手段の検知信号
により決定し、該検知信号に基づいて、前記回転駆動手
段の駆動量を制御することにより、該基準位置より所定
の現像位置に該現像器を順次移動させて、前記潜像担持
体上の潜像を現像する画像形成装置において、 前記検知手段又は前記被検知部材の少なくとも一方の取
付け位置を調整可能に構成したことを特徴とする画像形
成装置。 - 【請求項3】 潜像担持体と、該潜像担持体と対向配置
された回転型現像装置と、制御部と、を備え、 前記回転型現像装置は、回転軸の廻りに所定の位置関係
にて回転自在に支持された複数の現像器と、該現像器と
ともに一体回転する被検知部材と、該被検知部材の移動
経路と対向する位置に配置されて該被検知部材を検知す
る検知手段と、該現像器及び回転体を回転軸の廻りに回
転させる回転駆動手段と、を備えており、 前記制御部は、前記複数の現像器の回転時の基準位置
を、前記被検知部材を検出する前記検知手段の検知信号
により決定し、該検知信号に基づいて、前記回転駆動手
段の駆動量を制御することにより、該基準位置より所定
の現像位置に該現像器を順次移動させて、前記潜像担持
体上の潜像を現像する画像形成装置において、 前記検知手段として、フォトセンサを使用した場合に、
該フォトセンサのセンサ特性を調整することにより、セ
ンサのON/OFFタイミングを調整できるように構成
したことを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001284157A JP2003091154A (ja) | 2001-09-18 | 2001-09-18 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001284157A JP2003091154A (ja) | 2001-09-18 | 2001-09-18 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003091154A true JP2003091154A (ja) | 2003-03-28 |
Family
ID=19107530
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001284157A Pending JP2003091154A (ja) | 2001-09-18 | 2001-09-18 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003091154A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005292426A (ja) * | 2004-03-31 | 2005-10-20 | Toshiba Corp | 画像形成装置 |
-
2001
- 2001-09-18 JP JP2001284157A patent/JP2003091154A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005292426A (ja) * | 2004-03-31 | 2005-10-20 | Toshiba Corp | 画像形成装置 |
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