JP2003091098A - 静電像現像用トナー - Google Patents

静電像現像用トナー

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JP2003091098A
JP2003091098A JP2001282478A JP2001282478A JP2003091098A JP 2003091098 A JP2003091098 A JP 2003091098A JP 2001282478 A JP2001282478 A JP 2001282478A JP 2001282478 A JP2001282478 A JP 2001282478A JP 2003091098 A JP2003091098 A JP 2003091098A
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electrostatic image
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Masanori Kondo
真典 近藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 静電像現像式複写機及びプリンターの複写画
像における、定着性、光透過性、鮮明性、特に転写性に
優れた乾式二成分系、乾式非磁性一成分系、乾式磁性一
成分系におけるトナーを提供する。 【解決手段】 少なくとも環状構造単位を含むポリオレ
フィン樹脂からなる結着樹脂、着色剤および荷電制御剤
を主成分とする静電像現像用トナーであって、上記環状
構造単位を含むポリオレフィン樹脂のGPCでの測定に
おいて、数平均分子量(Mn)が2,000〜5,00
0、重量平均分子量(Mw)が4,000〜50,00
0、そしてMw/Mn比が1.5〜2.5の範囲内であ
るとともに、環状構造単位を含むポリオレフィン樹脂の
結着樹脂全体に対する含有量が、50重量%以上である
静電像現像用トナーである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鮮明な画像を維持
する静電像現像用トナーに関する。詳しくは、乾式一成
分磁性トナー、乾式一成分非磁性トナーまたは乾式二成
分トナーであって、紙・フィルムなどの被複写基材に定
着させる際に、定着性、透明性に優れ、かつ鮮明な画像
を形成でき、特に廃トナーの少ない転写に優れたトナー
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】急速なオフィスオートメーション化の広
がりを背景として、静電荷像現像式の複写機及びプリン
ターにおける高品位な、即ち、鮮明かつ光透過性、定着
性のよい複写画像を得るトナーの要請がますます高まり
つつある。また、環境意識の高まりによって、廃トナー
の少ないトナーが、従来にも増して求められている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
事情に鑑みてなされたもので、静電像現像式の複写機及
びプリンターの複写画像のより高品位な、即ち定着性、
光透過性、鮮明性、転写性に優れるとともに、特に廃ト
ナーの少ない乾式二成分系、乾式非磁性一成分系、乾式
磁性一成分系におけるトナーを提供しようとするもので
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、これらの欠
点を改良するため鋭意研究を進めた結果、環状構造単位
を含むポリオレフィン樹脂であって、特定分子量分布を
もつものを結着樹脂として用いること、それにフェノー
ル縮合タイプのカリックスアレーン荷電制御剤を用いる
ことにより、高品位、即ち定着強度、ヒートレスポンプ
(熱応答)性、光透過性、転写性に優れ、鮮明な画像を
実現し、特にカラートナーにおいても上記の目的を達成
でき、特に廃トナーの少ないことを見いだし、本発明を
完成させたものである。
【0005】即ち、本発明は、第一に、少なくとも環状
構造単位を含むポリオレフィン樹脂からなる結着樹脂、
着色剤およびフェノール縮合タイプのカリックスアレー
ン(CCA)である荷電制御剤を主成分とする静電像現
像用トナーであって、上記環状構造単位を含むポリオレ
フィン樹脂のGPCでの測定において、数平均分子量
(Mn)が2,000〜5,000、重量平均分子量
(Mw)が4,000〜50,000、そしてMw/M
n比が1.5〜2.5の範囲内であるとともに、環状構
造単位を含むポリオレフィン樹脂の結着樹脂全体に対す
る含有量が、50重量%以上であること、そしてトナー
粒子径(T)とトナー粒子表面に存在するCCA粒子径
(C)の関係が、下式
【数2】4.0<C×10/T<7.0 を満たすことを特徴とする静電像現像用トナーである。
【0006】第二に、本発明のトナーは、中間転写体を
装備する画像出力装置で好適に出力される。
【0007】以下、本発明を詳細に説明する。
【0008】本発明に用いる結着樹脂は、少なくとも環
状構造単位をもったポリオレフィン樹脂であって、GP
C(ゲル・パーミエイション・クロマトグラフィー)で
の測定において数平均分子量Mnが2,000〜5,0
00、重量平均分子量Mwが4,000〜50,00
0、そしてMw/Mn比が1.5〜2.5の範囲内のも
のである。この分子量分布の環状構造単位をもったポリ
オレフィン樹脂は、結着樹脂全体中で50重量%以上含
有すれば充分な効果を有する。
【0009】ここで用いる環状構造単位をもったポリオ
レフィン樹脂は、例えば、エチレン、プロピレン、ブチ
レン等のα−オレフィンとシクロヘキセン、ノルボルネ
ン等の二重結合をもった脂環式化合物との共重合体であ
り、無色透明でかつ高い光透過率を有する。この環状構
造単位をもったポリオレフィン樹脂は、例えばメタロセ
ン系や、チーグラー系の触媒を用いた重合法により得ら
れる重合物である。
【0010】また、無色透明で光透過率の高い環状構造
単位をもったポリオレフィン樹脂としては、GPC法に
て測定した数平均分子量Mnが2,000から5,00
0、好ましくは3,000から4,400、重量平均分
子量Mwが4,000から50,0000好ましくは
4,000から30,000の範囲で、しかも分子量分
布の分散度を示す尺度として用いられるMw/Mn比が
1.5〜2.5の範囲内にある樹脂が好ましい。
【0011】本発明に係る上記環状構造単位をもったポ
リオレフィン樹脂の特徴は、例えば数平均分子量4,0
00の場合、アゾ系顔料パーマネントルビンF6B(ヘ
キスト社製、商品名)を5%添加して混練機にて十分に
分散させた後、プレス機にてシート化し、624mmの
可視光でマクベス濃度RD914(フィルターSPI
赤)を用いて測定した光透過率が12.0%であるのに
対し、スチレン・アクリル樹脂は7%、ポリエステル樹
脂は15.5%であることから、環状構造単位をもった
ポリオレフィン樹脂は、顔料を分散させた系においても
透明性に優れ、ポリエステル樹脂同様、カラートナーに
使用可能であることが確認された。
【0012】また、当該樹脂は、DSC(示差走査熱量
計)法による測定では、融解熱が非常に小さく、定着の
ためのエネルギー消費量が大幅に節減されることも期待
できる。
【0013】また、本発明における環状構造単位を含む
ポリオレフィン樹脂は、トナーに構造粘性を付与し、そ
れによりオフセット防止効果、紙やフィルム等の被複写
基材への接着性を向上させる。なおまた、本発明におけ
る環状構造単位をもったポリオレフィン樹脂は、トナー
の溶融流動性を向上させて、瞬時に溶融、凝固挙動を必
要とするトナー特性を満足させる。ただ、当該粘度樹脂
の使用量は、50%未満になると均一混練性が極度に低
下してトナー性能に支障をきたす。つまり、高品位、即
ち定着強度の高く、熱応答性に優れた鮮明な画像が得ら
れにくくなる。
【0014】本発明においては、前記の特性を満足する
環状構造単位をもったポリオレフィン樹脂とスチレンア
クリル樹脂など他の樹脂を混合して結着樹脂として用い
たトナーも高品位、即ち定着強度に優れ、鮮明な画像を
実現する。この場合、結着樹脂中における環状構造単位
をもったポリオレフィン樹脂とその他の樹脂との配合割
合は、前者を50〜90重量%、後者を10〜50重量
%とするのが好ましい。
【0015】また、環状構造単位をもったポリオレフィ
ン樹脂に溶融空気酸化法又は無水マレイン酸変性等によ
りカルボキシル基を導入することにより他の樹脂との相
溶性、顔料の分散性を向上させることができる。水酸
基、アミノ基を既知の方法により導入することによって
も、同様の向上が実現できる。更に、環状構造単位をも
ったポリオレフィン樹脂に、ノルボルナジエン、シクロ
ヘキサジエン等のジエンモノマーとの共重合により、あ
るいはカルボキシル基を導入した環状構造単位をもった
ポリオレフィン樹脂に亜鉛、銅、カルシウム等の金属の
添加により架橋構造を導入することにより、定着性を向
上させることもできる。
【0016】本発明に用いる着色剤としては、例えば、
カーボンブラック、ジアゾイエロー、フタロシアニンブ
ルー、キナクリドン、カーミン6B、モノアゾレッド、
ペリレン等が挙げられる。
【0017】本発明に用いる荷電制御剤は、トナーに帯
電を与えるためのもので、フェノール縮合タイプの環状
縮合型であるカリックスアレーンである。これは、無色
もしくは白色であるため、カラートナーに適している。
また、これらは、エチレン・ノルボルネン共重合体に対
して分散が非常に良好であるため、本発明のトナー製造
時の荷電制御剤の特性が顕著に現れる。
【0018】上記荷電制御剤は、熱可塑性樹脂100重
量部に対して0.1重量部〜10重量部の範囲で添加す
る。この添加量が0.1重量部未満では、荷電制御剤と
しての効果が出ず、添加量が10重量部を超えると、荷
電制御剤がバインダー樹脂中に分散せず、トナー作製自
体が困難となる。
【0019】また、必要に応じて添加する機能付与剤
は、加熱ローラー定着におけるオフセット防止性を高め
るために用いるもので融点が60〜170℃のワックス
が好ましく用いられる。このワックスの具体例として
は、例えば、カルナバワックス、モンタンワックス、グ
リセリンモノステアレート等が挙げられる。
【0020】また、流動化剤としては、コロイダルシリ
カ、酸化アルミニウム、酸化チタン等が挙げられ、滑剤
としては、ステアリン酸バリウム、ステアリン酸カルシ
ウム、ラウリン酸バリウム等が挙げられる。
【0021】本発明の静電荷像現像用トナーは、上述し
た結着樹脂、着色剤、荷電制御剤および必要に応じて機
能付与剤、流動化剤、滑剤等の添加剤を加えて従来公知
の方法、例えば混練り、粉砕、分級、外添等の方法によ
り得ることができる。得られたトナーは、定着性、光透
過性および転写性に優れたもので、良好な現像画質を与
え、長期にわたってこの画質が変化しない現像画像を形
成する。
【0022】また、本発明のトナーは、一成分系現像剤
の、また二成分系現像剤のトナーとして使用することが
できる。さらに、本発明のトナーは、磁性粉を混入させ
て一成分系磁性トナーとして使用することや、フルカラ
ー用トナーとして使用することもできる。
【0023】
【作用】本発明の静電荷像現像用トナーは、結着樹脂と
して少なくとも環状構造単位をもったポリオレフィン樹
脂を含み、しかも高粘度の該ポリオレフィン樹脂の配合
割合を結着樹脂全体の50重量%以上としたことによ
り、定着性、光透過性および転写性に優れたトナーとす
ることができ、得られたトナーは良好な現像画質を与
え、繰り返しの現像にも画質が劣化せず、常に良好な現
像画像を形成できるものである。また、特にカラートナ
ーに使用したときにこの特徴が発揮される。
【0024】
【発明の実施の形態】以下に本発明を実施例により具体
的に説明する。
【0025】実施例1 フェノール縮合タイプのカリックスアレーン荷電制御剤
5重量%、ポリプロピレンワックス3.0重量%、マゼ
ンタ顔料(PR122)5重量%、および結着樹脂とし
てノルボルネン共重合体87重量%を混合し、二軸押出
機にて130℃で溶融混練した後、冷却凝固させた。そ
れを、トナー粒子径(T)とトナー粒子表面に存在する
CCA粒子径(C)が数2の関係式を満足するように粗
粉砕した後ジェットミルにより微細化分級して、平均粒
径約7.0μmに調整したトナーを作成した。得られた
トナー100重量部に平均1次粒子径20nmの煙霧質
シリカ1.0重量%およびルチル型酸化チタン0.5重
量%を添加し、ミキサーにて混合してマゼンタトナーを
調製した。
【0026】実施例2 フェノール縮合タイプのカリックスアレーン荷電制御剤
5重量%、ポリプロピレンワックス3.0重量%、マゼ
ンタ顔料(PR122)5重量%、結着樹脂としてノル
ボルネン共重合体58重量%およびポリエステル樹脂2
9重量%を混合し、二軸押出機にて130℃で溶融混練
した後、冷却凝固させた。それを、トナー粒子径(T)
とトナー粒子表面に存在するCCA粒子径(C)が数2
の関係式を満足するように粗粉砕した後ジェットミルに
より微細化分級して、平均粒径約7.0μmに調整した
トナーを作成した。得られたトナー100重量部に平均
1次粒子径20nmの煙霧質シリカ1.0重量%および
ルチル型酸化チタン0.5重量%を添加し、ミキサーに
て混合してマゼンタトナーを調製した。
【0027】実施例3 フェノール縮合タイプのカリックスアレーン荷電制御剤
5重量%、ポリプロピレンワックス3.0重量%、マゼ
ンタ顔料(PR122)5重量%、結着樹脂としてノル
ボルネン共重合体58重量%およびスチレンアクリル共
重合樹脂29重量%を混合し、二軸押出機にて130℃
で溶融混練した後、冷却凝固させた。それを、トナー粒
子径(T)とトナー粒子表面に存在するCCA粒子径
(C)が数2の関係式を満足するように粗粉砕した後ジ
ェットミルにより微細化分級して、平均粒径約7.0μ
mに調整したトナーを作成した。得られたトナー100
重量部に平均1次粒子径20nmの煙霧質シリカ1.0
重量%およびルチル型酸化チタン0.5重量%を添加
し、ミキサーにて混合してマゼンタトナーを調製した。
【0028】実施例4 磁性粉としてBL−100(チタン工業社製、商品名)
40重量%、荷電制御剤としてフェノール縮合タイプの
カリックスアレーン5重量%、ポリプロピレンワックス
3.0重量%および結着樹脂としてノルボルネン共重合
体50重量%を混合し、二軸押出機にて130℃で溶融
混練した後、冷却凝固した。これを粗砕した後、ジエッ
トミルにより微細化分級した後、平均粒径約7.0μm
に調整しトナーを作成した。得られたトナー100重量
部に平均1次粒子径20nmの煙霧質シリカを1.2重
量%を添加し、ミキサーにて混合してマゼンタトナーを
調製した。
【0029】比較例1 トナー粒子径(T)とトナー粒子表面に存在するCCA
粒子径(C)の関係が、
【数3】7.0<C×10/T であるほかは、実施例1と同様にしてマゼンタトナーを
調製した。
【0030】比較例2 トナー粒子径(T)とトナー粒子表面に存在するCCA
粒子径(C)の関係が、
【数4】C×10/T<4.0 であるほかは、実施例1と同様にしてマゼンタトナーを
調製した。
【0031】比較例3 実施例1における荷電制御剤をサリチル酸金属錯体タイ
プに変えたほかは、実施例1と同様にしてマゼンタトナ
ーを調製した。
【0032】比較例4 実施例2における結着樹脂であるノルボルネン共重合体
58重量%およびポリエステル樹脂29重量%を、ポリ
エステル樹脂87重量%と変えたほかは、実施例2と同
様にしてマゼンタトナーを調製した。
【0033】比較例5 実施例3における結着樹脂であるノルボルネン共重合体
58重量%およびスチレンアクリル共重合樹脂29重量
%を、スチレンアクリル共重合樹脂87重量%と変えた
ほかは、実施例2と同様にしてマゼンタトナーを調製し
た。
【0034】得られた実施例1〜4、比較例1〜5のト
ナーを市販の中間転写体を装備する画像出力装置に入れ
て性能試験を行った。その結果を表1に示す。
【0035】
【表1】 *1:それぞれの処方にて調製したマゼンタトナーを用
いて印字速度160mm/s、定着温度110〜180
℃の範囲でいずれも10℃刻みで普通紙に複写した試料
を、サザーランド社製の耐磨耗性試験機を用いた消しゴ
ムで10回摩擦した。その際の荷重は、40g/cm2
であった。その試料をマクベス式反射濃度計にて印字濃
度を測定した。各温度での測定値が1つでも65%未満
であった場合を×、65%以上75%未満を△、75%
以上を○とした。
【0036】*2:それぞれの処方にて調製したマゼン
タトナーを用いて再生紙に印字した試料をデータクエス
ト社製の画像見本によって測定した。印字画像の細線解
像力及びグレースケールを判定基準にし、細線解像力に
関して、200ドット/インチ未満を×、201ドット
/インチ以上300ドット/インチ未満を△、301ド
ット/インチ以上を○とした。またグレースケールに関
しては、画像見本と印字画像の間の反射濃度比が各グレ
ースケールのステップ毎で65%未満であった場合を
×、65以上75%未満を△、75%以上を○とした。
【0037】*3:それぞれの処方にて調製したマゼン
タトナーを用いて膜厚100μmのシート状サンプルを
作成した。当該シートサンプルの光透過性を624nm
にピークをもつ分光フィルターを用いて測定した。62
4nmにおける透過率8%未満を×、8%以上11%未
満を△、11%以上を○とした。
【0038】*4:それぞれの処方にて調製したマゼン
タトナーを中間転写体を装備する画像出力装置に入れて
23℃、55%の常温常湿環境下で50,000枚の連
続印刷後の消費されたトナーから紙へと転写されたトナ
ーの値。
【0039】
【発明の効果】本発明の静電荷像現像用トナーによれ
ば、結着樹脂として少なくとも環状構造単位をもったポ
リオレフィン樹脂を含み、しかも高粘度の該ポリオレフ
ィン樹脂の配合割合を結着樹脂全体の50重量%以上含
有するものとし、かつ荷電制御剤としてフェノール縮合
タイプのカリックスアレーンを用いたことで、定着性、
光透過性および転写性に優れたものとなり、現像を繰り
返し行っても画像が劣化することなく鮮明な高品質の画
像を維持することができる。また、特にカラートナーに
使用したときにその特徴が発揮される。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも環状構造単位を含むポリオレ
    フィン樹脂からなる結着樹脂、着色剤およびフェノール
    縮合タイプのカリックスアレーンである荷電制御剤を主
    成分とする静電像現像用トナーであって、上記環状構造
    単位を含むポリオレフィン樹脂のGPCでの測定におい
    て、数平均分子量(Mn)が2,000〜5,000、
    重量平均分子量(Mw)が4,000〜50,000、
    そしてMw/Mn比が1.5〜2.5の範囲内であると
    ともに、環状構造単位を含むポリオレフィン樹脂の結着
    樹脂全体に対する含有量が、50重量%以上であるこ
    と、そしてトナー粒子径(T)とトナー粒子表面に存在
    する縮合カリックスアレーン粒子径(C)の関係が、下
    式 【数1】4.0<C×10/T<7.0 を満たすことを特徴とする静電像現像用トナー。
  2. 【請求項2】 該トナーが、中間転写体を装備する画像
    出力装置で出力適用されることを特徴とする請求項1又
    は2記載の静電像現像用トナー。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006051890A1 (en) * 2004-11-11 2006-05-18 Ticona Gmbh Non-magnetic one-component developer

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