JP2003090078A - 木材プレカット加工方法、木材プレカット加工システム及び金物取り付け指示用印字情報生成装置 - Google Patents

木材プレカット加工方法、木材プレカット加工システム及び金物取り付け指示用印字情報生成装置

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JP2003090078A
JP2003090078A JP2001282325A JP2001282325A JP2003090078A JP 2003090078 A JP2003090078 A JP 2003090078A JP 2001282325 A JP2001282325 A JP 2001282325A JP 2001282325 A JP2001282325 A JP 2001282325A JP 2003090078 A JP2003090078 A JP 2003090078A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 金物工法において、部材同士の組立作業を効
率よく実施する。 【解決手段】 木材の木口、側面、上面及び/又は下面
に対して、継手・仕口用の金物を取り付けるための穴、
切欠、スリット、溝及び/又は彫り等を形成すると共
に、木材の四面の内の少なくともいずれかの面に対し
て、組立時に当該木材に取り付けるべき金物の種類、取
り付け箇所及び取り付け方向を特定するための文字情報
を印字する。ここで、文字情報は、組立時に互いに接合
される木材同士のいずれ側に先に金物を取り付けたらよ
いかを指示する金物取り付け順番情報を含み、木材の四
面の内のいずれか一面にのみ印字する。また、文字情報
は、横架材に対しては東西方向に配置するか南北方向に
配置するかに応じて横書き又は縦書きで、柱材に対して
は縦書きで、木材同士の接合位置の近傍に、当該接合位
置に取り付けるべき金物に関する情報が所定の配置とな
る様に印字される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、住宅を構成する構
造部材同士の接合に継手・仕口用の金物を用いる様にし
たいわゆる金物工法を実施するのに適する木材プレカッ
ト加工方法、木材プレカット加工システム及び金物取り
付け指示用印字情報生成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、横架材加工機械、柱材加工機
械、横架材・柱材兼用加工機械などを自動ライン化した
木材プレカット加工システムが知られている。こうした
木材プレカット加工システムにおいて、例えば、特公平
6−20722号公報に示される様に、その加工ライン
中で、加工部材にその部材に関する情報として、「い
1」,「い2」,「ろ3」といった通り芯番地を印字す
るための印字装置を備えたものが知られている。
【0003】また、現在実用化されている木材プレカッ
ト加工システムでは、通り芯番地の他に、「○○邸」と
いった物件名と、「土台1」,「土台2」,…といった
部材番号とを印字する様にしたものもある。
【0004】こうした情報を横架材や柱材に印字するこ
とにより、建築現場において横架材や柱材を組み立てる
際に、この情報から組立位置や部材同士の配置が分かる
ので、組み立て(建て前)作業を効率よく実施できると
いう効果がある。
【0005】また、最近では、横架材や柱材を継手・仕
口用の金物で接合するいわゆる金物工法(部分的に金物
を使用する場合も含む。以下、同じ。)が普及してきて
いる。こうした金物工法に使用する横架材や柱材をプレ
カット加工する場合にも、上述の様な物件名、部材番
号、通り芯番地が印字されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、金物工法の場
合は、部材同士を組み立てるときに金物を介して接合す
るので、部材同士の接合にどの金物を使用し、また、そ
の金物を部材のどの面に取り付けるかといったことは、
作業者が建築現場で組立図などの図面や組立指示書など
の帳票を見ながら判断しており、作業効率が悪く、場合
によっては間違った金物を取り付けてしまうといった問
題が発生している。
【0007】そこで、本発明は、金物工法において、部
材同士の組立作業を効率よく実施することができる様に
することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
になされた本発明の木材プレカット加工方法では、木材
の木口、側面、上面及び/又は下面に対して、継手・仕
口用の金物を取り付けるための穴、切欠、スリット、溝
及び/又は彫り等の取付部を形成すると共に、木材の四
面の内の少なくともいずれかの面に対して、組立時に当
該木材に取り付けるべき金物の種類、取り付け箇所及び
取り付け方向を特定するための文字情報を印字する。な
お、この木材プレカット加工方法は、部分的に金物工法
を取り入れ、木材に対して金物取付部の他に、大入れあ
り掛け、茶臼掛け、兜掛け、間柱欠き、垂木欠き、根太
彫り、かま継手、あり継手等といった在来工法による継
手・仕口の加工と金物工法による金物取付部の加工をも
行う様にした木材プレカット加工方法をも含むものであ
る。
【0009】この本発明の木材プレカット加工方法によ
れば、プレカットされた木材には、組立時に当該木材に
取り付けるべき金物の種類、取り付け箇所及び取り付け
方向を特定するための文字情報(記号、数字、英字、漢
字、ひらがな、カタカナ等)が印字されているので、建
築現場等において、図面や帳票を参照しなくても、部材
を見れば直ちに、どの種類の金物をどこにどの方向で取
り付けたらよいかが理解できる。従って、部材同士の組
立作業を効率よく実施することができ、間違った金物を
取り付けてしまうといった問題が発生することもない。
【0010】ここで、本発明の木材プレカット加工方法
において、前記文字情報は、組立時に互いに接合される
木材同士のいずれ側に先に金物を取り付けたらよいかを
指示する金物取り付け順番情報を含んでいる様にしてお
くとよい。
【0011】この様に構成することで、作業者は、金物
をどちらの部材に先に取り付ける様にするとよいかも理
解することができ、より一層、組立作業を効率化するこ
とができる。
【0012】より具体的には、例えば、前記文字情報
は、組立時に金物を先に取り付けるべき木材の側にだけ
金物に関する情報を印字する様に構成されており、該金
物に関する情報の有無により、組立時に金物を先に取り
付けるべき木材を特定できる様に構成しておくことがで
きる。
【0013】この様に構成することで、金物に関する情
報が印字されている木材に対してその指示に従って金物
を取り付ければよく、接合される相手側の木材の該当す
る接合部にはこうした金物に関する情報が印字されてい
ないから、金物の取り付け順番を間違えるといったこと
が全くなくなり、作業性が一層向上するからである。
【0014】また、これらの本発明の木材プレカット加
工方法において、前記文字情報は木材の四面及び両端の
金物取り付け情報からなり、該文字情報を木材の四面の
内のいずれか一面にのみ印字する様にしておくことがで
きる。例えば、横架材に対しては、組立時にに上面とな
る面に印字する様にしておくことができる。また、柱材
に対しては、組立時に南側となる面に印字する様にして
おくことができる。もちろん、これらの面以外であって
も構わない。
【0015】この様に、一面に対して、四面及び両店の
金物取り付け情報を印字することで、作業者は、印字さ
れた面を見ただけで四面及び両端に対して、どこに、ど
の様な金物を、どの方向に取り付けたらよいかを容易に
理解することができる。また、印字を実行するに当たっ
て、印字装置は印字面側にだけ設けておけばよいので、
システムとしての部品点数を最小限に抑えることがで
き、設備費用を節減できるという利点もある。
【0016】これに対し、四面全てに各面の金物取り付
け情報を印字する様にした場合には、作業者は、横架材
や柱材の四面全てを確認しなければ、当該横架材又は柱
材に対する金物取り付け情報を理解することができず、
確認作業が面倒になり作業性が悪くなるという点で、一
面にのみ印字する様にした場合に比べて不利になる。ま
た、四面全てに印字するためには、印字装置を四面分設
けるか、あるいは、印字位置で木材を回転させる装置が
必要になり、設備コストがアップし、また、印字に時間
がかかることになるという点で、一面にのみ印字する様
にした場合に比べて不利になる。
【0017】ここでまた、これらの本発明の木材プレカ
ット加工方法において、前記文字情報を、横架材に対し
ては建築現場における配置方向が東西方向か南北方向か
により横書き又は縦書きで、柱材に対しては縦書きで印
字する様にしておくとよい。
【0018】これは、横架材の場合、組立時に東西方向
又は南北方向に配置されることから、例えば、東西方向
は横書きとし、南北方向は縦書きとすることで、組立時
に作業者が横架材を見たときに情報が読み易くなるから
である。なお、南北方向を横書きとし、東西方向を縦書
きとしてもよい。一方、柱材は垂直に組み立てられるこ
とから、これを作業者が見るときには縦書きのとすると
見易いからである。特に、この様な印字方法を採用する
ことは、金物工法に対応した多くの情報を印字する場合
に、その情報を正確に読み取る上で、非常に有利であ
る。
【0019】この様に、横架材に対して東西方向に配置
されるか南北方向に配置されるかによって横書き又は縦
書きで情報を印字する様にしておくことで、建築現場に
おいて、各横架材をどの方向に配置したらよいかを容易
に判断できるという効果も発揮される。これは、上述の
様に、金物工法の場合に、印字するべき情報の量が多く
なり、かつ、これを正確に読み取る必要がある場合に特
に有利なのであるが、在来工法の通り芯番地等だけを印
字する場合にも、建築現場で横架材を配置する際の効率
を向上する効果がある。そこで、本発明者は、木材の木
口、側面、上面及び/又は下面に対して、金物工法によ
る継手・仕口用金物取付部及び/又は在来工法による継
手・仕口を形成すると共に、木材の四面の内の少なくと
もいずれかの面に対して、組立時に少なくとも当該木材
の配置を特定するための文字情報を印字する様にした木
材プレカット加工方法において、前記文字情報を、横架
材に対しては建築現場における配置方向が東西方向か南
北方向かにより横書き又は縦書きで印字する様にしたこ
とを特徴とする、金物工法及び在来工法のいずれに対し
ても組み立て現場における効率アップに効果のある木材
プレカット加工方法をも提案する。
【0020】また、これらの本発明の木材プレカット加
工方法において、前記文字情報は、木材同士の接合位置
の情報に基づき、木材の長手方向の印字位置を決定され
る様にしておくとよい。
【0021】即ち、文字情報の印字位置は、木材同士の
接合位置を基準にして、例えば、接合位置の近傍の所定
位置になる様に決定する。より具体的には、木材の端部
では、それぞれの端部から所定距離の位置になる様に端
部近傍の位置を印字位置に決定し、木材の中間部分の接
合位置では、接合位置の右側又は左側あるいは上側又は
下側の直近位置を印字位置に決定するといった具合に構
成しておくとよい。
【0022】ここで、この本発明の木材プレカット加工
方法において、前記文字情報は、木材同士の接合位置の
近傍に、当該接合位置に取り付けるべき金物に関する情
報が所定の配置となる様に印字される様にしておくとよ
い。
【0023】この様に構成することで、文字情報は、接
合位置毎にまとめてその近傍に印字されることになるの
で、どの接合位置に取り付けるべき金物に関する情報で
あるかが、容易に理解できるからである。
【0024】また、これらの本発明の木材プレカット加
工方法において、さらに、木材に対して金物工法による
金物取付部及び/又は在来工法による継手・仕口を後加
工すべき場合には、これら金物取付部及び/又は継手・
仕口を形成すべき位置及び寸法・形状を指示するための
後加工指示情報をも印字する様にしておくとよい。
【0025】これは、プレカット設備に取り付けられて
いる加工工具の種類等によっては、プレカットで加工で
きない様な金物取り付け用の穴、切欠、溝、スリット等
があったり、在来工法に部分的に金物工法を採用してい
る様な場合には、在来工法による継手・仕口の加工につ
いては、後で、手加工又は専用の加工機にて実施する場
合も考えられるので、その様なときは、これらの金物取
付部や在来工法による継手・仕口を後加工により形成で
きる様に、これら金物取付部及び/又は継手・仕口を形
成すべき位置及び寸法・形状を指示するための後加工指
示情報をも印字しておくとよいのである。この場合、よ
り具体的には、後加工すべき位置の基準線と、後加工の
種類と、後加工によって形成すべき穴等の寸法・形状と
を後加工情報として印字する様にしておくとよい。
【0026】次に、上記目的を達成するためになされた
本発明の木材プレカット加工システムについて説明す
る。この本発明の木材プレカット加工システムは、木材
の木口、側面、上面及び/又は下面に対して、継手・仕
口用の金物を取り付けるための穴、切欠、スリット、溝
及び/又は彫り等の取付部を形成するための木材加工情
報を指令する木材加工情報指令手段と、該木材加工情報
指令手段により指令された木材加工情報に基づいて、木
材の木口、側面、上面及び/又は下面に対して、継手・
仕口用の金物を取り付けるための穴、切欠、スリット、
溝及び/又は彫り等の取付部を形成する木材加工手段
と、木材の木口、側面、上面及び/又は下面に対して取
り付けるべき金物の種類、取り付け箇所及び取り付け方
向を意味する文字情報と、該文字情報の印字位置とから
なる印字情報を指令する印字情報指令手段と、該印字情
報指令手段により指令された印字情報に基づいて、木材
の四面の内の少なくともいずれかの面に対して前記文字
情報を印字する印字手段とを備えている。
【0027】この本発明の木材プレカット加工システム
によれば、木材加工情報指令手段が、木材の木口、側
面、上面及び/又は下面に継手・仕口用の金物を取り付
けるための穴、切欠、スリット、溝及び/又は彫り等の
取付部を木材に形成するための木材加工情報を指令す
る。すると、木材加工手段が、各種工具や搬送装置を駆
動制御して、木材に対して、継手・仕口用の金物を取り
付けるための穴、切り欠き、スリット、溝及び/又は彫
り等の取付部を形成する。また、印字情報指令手段が、
木材の木口、側面、上面及び/又は下面に対して取り付
けるべき金物の種類、取り付け箇所及び取り付け方向を
意味する文字情報と、該文字情報の印字位置とからなる
印字情報を指令する。すると、印字手段が、印字ヘッド
や搬送装置を駆動制御して、この印字情報に基づいて、
木材の四面の内の少なくともいずれかの面に対して文字
情報を印字する。
【0028】ここで、木材加工情報指令手段は、予め、
住宅1棟分の木材の加工データをCAD/CAM装置等
で作成したものをフロッピー(登録商標)ディスクや磁
気テープなどの記憶媒体に記憶しておき、これをセット
してその内容を木材加工情報として木材加工手段に指令
する様に構成することもできるし、CAD/CAM装置
等から通信回線を通じて通信で木材加工情報を入力し、
これを木材加工手段に対して指令する様に構成すること
もできる。また、印字情報指令手段についても、予め、
住宅1棟分の横架材や柱材の接合部に使用する金物の種
類等の情報をCAD/CAM装置等で作成したものをフ
ロッピーディスクや磁気テープなどの記憶媒体に記憶し
ておき、これをセットしてその内容を印字情報として印
字手段に指令する様に構成することもできるし、CAD
/CAM装置から通信回線を通じて通信で印字情報を入
力し、これを印字手段に対して指令する様に構成するこ
ともできる。さらに、木材加工情報指令手段及び印字情
報指令手段に入力する木材加工情報及び印字情報は、そ
れぞれが別々の作業によって作成されたものでもよい
し、木材加工情報を生成する際に、同時に、接合部に使
用する金物に関する情報も決定しながらこれを実行し、
木材加工情報と印字情報の両方を共に生成する作業を通
じて作成されたものであってもよい。
【0029】そこで、本発明の木材プレカット加工シス
テムは、上述の木材プレカット加工システムにおいて、
住宅を構成する構造部材の配置情報に基づいて、前記木
材加工情報を生成する木材加工情報生成手段と、前記構
造部材の配置情報に基づいて、前記印字情報を生成する
印字情報生成手段とを備えたものとして構成することが
できる。
【0030】この本発明の木材プレカット加工システム
によれば、木材加工情報生成手段が、住宅を構成する構
造部材の配置情報に基づいて、木材加工情報を生成す
る。また、印字情報生成手段が、同じく構造部材の配置
情報に基づいて、印字情報を生成する。そして、木材加
工情報生成手段は、構造部材の配置情報に基づいて生成
した木材加工情報を木材加工情報指令手段に対して、例
えば、通信回線を介して直接入力し、あるいは、一旦、
何らかの記憶媒体に落とした上で、この記憶媒体を木材
加工情報指令手段にセットして読み取らせることによっ
て入力する。すると、こうして木材加工情報を入力され
た木材加工情報指令手段が、木材加工手段に対して木材
加工情報を指令し、木材加工手段が、各種工具や搬送装
置を駆動制御して、木材に対する長さ切断や、穴明け、
切削、溝切り、彫り等といった加工を実行して、継手・
仕口用の金物を取り付けるための穴、切欠、スリット、
溝及び/又は溝等の取付部を形成する。なお、ここで、
在来工法に対して部分的に金物工法を採用している場合
には、在来工法に対応する継手・仕口についても加工し
てしまう様にしておいてもよい。
【0031】一方、印字情報生成手段は、上述の様に構
造部材の配置情報に基づいて生成した印字情報を木材加
工情報指令手段に対して、例えば、通信回線を介して直
接入力し、あるいは、一旦、何らかの記憶媒体に落とし
た上で、この記憶媒体を木材加工情報指令手段にセット
して読み取らせることによって入力する。すると、こう
して印字情報を入力された印字手段が、印字手段に対し
て印字情報を指令し、印字手段が、印字ヘッドや搬送装
置を駆動制御して、木材の四面の内の少なくとも一面に
対して、当該木材の接合部に対して取り付けるべき金物
の種類、取り付け位置、取り付け方向といった文字情報
を所定の位置に印字する。
【0032】ここで、木材加工情報生成手段は、構造部
材の配置情報の内の接合部ごとに、この接合部にどの様
な継手強度で接合するかといった様な設計条件を入力し
てやり、この設計条件に基づいて自動的に金物データベ
ース(各種の継手・仕口用の金物の、種類、形状、寸
法、強度等のデータを蓄積したもの)を検索し、この金
物データベースから最適な金物を選択し、この金物を取
り付けるための木材の加工形状や加工寸法を自動的に決
定する様に構成しておくこともできるし、接合部ごとに
オペレータが金物を指定してやり、この指定に基づいて
上述の様な金物データベースを検索して、金物取り付け
用の穴や切欠等の加工形状や加工寸法を決定する様に構
成しておくこともできる。
【0033】また、印字情報生成手段は、構造部材の配
置情報の内の接合部ごとに、この接合部にどの様な継手
強度で接合するかといった様な設計条件を入力してや
り、この設計条件に基づいて自動的に金物データベース
(各種の継手・仕口用の金物の、種類、形状、寸法、強
度等のデータを蓄積したもの)を検索し、この金物デー
タベースから最適な金物を選択し、この結果に基づいて
印字情報を生成する様に構成しておくこともできるし、
接合部ごとにオペレータが金物を指定してやり、この指
定に基づいて上述の様な金物データベースを検索して、
金物取り付け用の穴や切欠等の加工形状や加工寸法を決
定する様に構成しておくこともできる。
【0034】さらに、印字情報生成手段は、木材加工情
報生成手段が生成した金物取り付け用の加工情報に基づ
いて、印字情報を生成する様に構成することもできる。
即ち、上述の本発明の木材プレカット加工システムは、
住宅を構成する構造部材の配置情報に基づいて、前記木
材加工情報を生成する木材加工情報生成手段と、該木材
加工情報生成手段の生成した木材加工情報に基づいて、
前記印字情報を生成する印字情報生成手段とを備えてい
ることを特徴とする木材プレカット加工システムとして
構成することができる。
【0035】この木材プレカット加工システムによれ
ば、木材加工情報生成手段が、木材のどの接合部にどの
様な金物を取り付けるかを決定し、これに基づいて金物
取り付け用の穴や切欠等の加工形状、加工位置等の木材
加工情報を生成する。印字情報生成手段は、この木材加
工情報を取り込んで、この木材加工情報に基づいて、各
接合部に使用される金物の種類や取り付け位置、取り付
け方向を特定し、これらに基づいて、印字情報を生成す
る。
【0036】また、この本発明の木材プレカット加工シ
ステムにおいて、前記印字情報生成手段を、前記構造部
材の配置情報の内の構造部材同士の接合位置の情報に基
づいて、前記文字情報の印字位置を決定する様に構成し
ておくとよい。
【0037】この本発明の木材プレカット加工システム
によれば、印字情報生成手段は、構造部材の配置情報の
内の構造部材同士の接合位置の情報に基づいて、文字情
報の印字位置を決定する。例えば、接合位置を基準点と
して、文字情報の印字位置を決定する様にしておくこと
ができる。この様に接合位置を基準点として文字情報の
印字位置を決定する様にしておけば、文字情報を、接合
位置の近傍に所定の配置で印字することができ、文字情
報の印字位置から、直ちに金物の取り付け位置を読み取
ることができる。なお、この場合、印字位置の原点は、
木材の端部にとっておいてもよい。木材の端部に原点を
とることで、接合位置の座標は、木材の端部を原点とす
る座標系によって一義的に決定することができる。従っ
て、この接合位置の座標からどれだけどの方向に離して
文字情報を印字したらよいかという条件を予め設定して
おけば、接合位置の情報に基づいて、文字情報の印字位
置を常に一定条件に従った位置として容易に決定するこ
とができる。
【0038】また、本発明の場合、既に述べた様に、金
物の取り付けに関する情報を印字する結果、従来の様な
通り芯番地等だけを印字していたときに比べて、印字幅
が大きくなったり、逆に、印字文字が小さくなったりす
る。この結果、印字した文字が印字手段の下流側のロー
ラコンベアで擦られて見えにくくなると問題である。そ
こで、かかる問題を解決するために、本発明者は、さら
に、プレカット加工した木材に対して所定の情報を印字
する印字手段を備えている木材プレカットシステムにお
いて、前記印字手段の下流側に配置されるローラコンベ
アとして、中心に向かって直径が徐々に小さくなる鼓状
のローラを用いることを特徴とする木材プレカットシス
テムをも発明し、本出願において提案するものである。
【0039】この木材プレカット加工システムによれ
ば、印字手段の下流側のローラコンベアに採用されてい
るローラが上述の様な形状となっている結果、木材は、
その下面の両側縁でローラ面に接触し、印字面はローラ
から浮いた状態になる。よって、印字面がローラに擦ら
れることがなく、印字した情報が見難くなるといったこ
とを有効に防止することができる。なお、この木材プレ
カット加工システムは、本出願で提案する様な金物工法
を採用した場合に特に有効であるが、金物工法を採用し
ていない在来工法による木材プレカットを実行するシス
テムにおいても、通り芯番地等の印字情報が見難くなる
ことがないという点で、在来工法単独のシステムにおい
ても極めて有効なものである。
【0040】また、上記目的を達成するためになされた
本発明の印字情報生成装置は、住宅を構成する構造部材
の配置情報を入力する配置情報入力手段と、構造部材同
士の各接合位置に取り付けるべき金物を特定するための
金物情報を入力する金物情報入力手段と、前記配置情報
入力手段及び前記金物情報入力手段により入力された構
造部材の配置情報及び金物情報に基づいて、各構造部材
の木口、側面、上面及び/又は下面に対して取り付ける
べき金物の種類、取り付け箇所及び取り付け方向を意味
する文字情報と、該文字情報の印字位置とからなる印字
情報を生成する印字情報生成手段とを備えている。
【0041】この本発明の印字情報生成装置によれば、
配置情報入力手段が、住宅を構成する構造部材の配置情
報を入力する。また、金物情報入力手段が、構造部材同
士の各接合位置に取り付けるべき金物を特定するための
金物情報を入力する。そして、印字情報生成手段が、こ
れら配置情報入力手段及び金物情報入力手段により入力
された構造部材の配置情報及び金物情報に基づいて、各
構造部材の木口、側面、上面及び/又は下面に対して取
り付けるべき金物の種類、取り付け箇所及び取り付け方
向を意味する文字情報と、該文字情報の印字位置とから
なる印字情報を生成する。
【0042】ここで、金物情報入力手段については、構
造部材の配置情報の内の接合部ごとに、その接合部にど
の様な継手強度で接合するかといった様な設計条件を入
力してやるものとしておき、印字情報生成手段が、この
設計条件に基づいて自動的に金物データベース(各種の
継手・仕口用の金物の、種類、形状、寸法、強度等のデ
ータを蓄積したもの)を検索し、この金物データベース
から最適な金物を選択するし、この結果に基づいて印字
情報を生成する様に構成しておくこともできるし、金物
情報入力手段を操作するオペレータが、接合部ごとに金
物を指定してやり、印字情報生成手段が、この指定に基
づいて上述の様な金物データベースを検索して、印字す
べき文字情報と印字位置とを決定する様にしておいても
よい。
【0043】さらに、金物情報入力手段は、木材加工情
報生成手段を兼ねる様にしておき、構造部材の配置情報
に基づいて、各接合部に使用する金物を特定して、金物
取り付け用の穴、切欠、スリット、溝、彫り等を形成す
るための加工情報を生成し、この際に特定した金物に関
する情報を印字情報生成手段に入力する様に構成してお
いても構わない。
【0044】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて、図面を参照しつつ説明する。
【0045】図1は、実施の形態としての木材プレカッ
ト加工設備10を構成する各種加工機100,200,
300等の配置を示す模式的平面図である。まず最初
に、この図1に従って、木材プレカット加工設備10の
全体配置等について説明する。
【0046】本実施の形態としての木材プレカット加工
設備10は、各種加工機として、木材の上下面及び側面
の仕口加工を行うための仕口加工機100と、木材の木
口面の加工を行うための木口加工機200と、加工の終
了した木材の下になっている面に印字を実行するための
印字装置300とを備えている。
【0047】また、この木材プレカット加工設備10
は、木材を横移動させるチェーンスラッシャ21,2
2,23と、木材を軸方向移動させるローラコンベア3
1〜36とを備え、CAD/CAMデータに基づいて各
加工機100,200,300の駆動制御及び木材の搬
入・搬出を自動的に実行しつつ木材のプレカット加工及
び印字を実行する様に構成されている。なお、各加工機
100,200の近傍に設けられた短いローラコンベア
32,35は、いずれも下方へ倒すことができる様にな
っており、各加工機100,200の近傍に、必要に応
じて作業者の移動通路を確保可能な構成とされている。
【0048】また、最初に木材を投入する位置に配置さ
れているチェーンスラッシャ21は、移送方向の途中で
部分的に重複して配置される2組の搬送用チェーン群2
1a,21bによって構成されている。同じく、チェー
ンスラッシャ22も、2組の搬送用チェーン群22a,
22bによって構成されている。これは、横移送開始側
の搬送用チェーン群21a,22aによる木材の横移送
速度を、横移送終了側の搬送用チェーン群21b,22
bによる木材の横移送速度よりも遅くすることにより、
ローラコンベア31,34の側面枠にそれぞれ配置され
ているストッパ51,52に対して、多数の木材が重な
って押し付けられない様にするためである。これによ
り、チェーンスラッシャ21,22からローラコンベア
31,34へと木材を載せ代えるために設けられている
木材載せ代え装置61,62による木材の載せ代え動作
をスムーズに実行させることができる。
【0049】なお、各木材載せ代え装置61,62は、
チェーンスラッシャ21,22の上面より所定量沈んだ
位置からストッパ51,52の上面を乗り越える高さま
で伸縮可能なエアシリンダと、このエアシリンダを横方
向に伸びるガイド61a,62aに沿って移動させる横
移動機構とによって構成されている。また、この横移動
機構の駆動には、モータの回転を往復運動に変換するク
ランク機構を使用し、載せ代え開始から載せ代え完了ま
での横移動速度の変化が、最初は徐々に加速し、途中で
最高速度に達した後で徐々に減速させ、移動開始時及び
停止時の加速度による木材の横倒れを防止する工夫がな
されている。
【0050】さらに、ローラコンベア33,36には、
コンベア上の木材を下流のチェーンスラッシャ22,2
3へと押し出すためのプッシャプレート71,72が備
えられている。これらのプッシャプレート71,72
は、各1対のエアシリンダ74,75によって駆動され
る様に構成されている。なお、各ローラコンベア33,
36のプッシャプレート71,72と反対側の側面枠
は、プッシャプレート71,72による木材の押し出し
を妨げない様に、ローラ上面と同一高さ又は若干低めに
構成されている。
【0051】仕口加工機100は、その主要な構成とし
て、木材の前端及び後端を切断するための切断ユニット
110と、木材の前面を加工するための前面加工ユニッ
ト120と、後面を加工するための後面加工ユニット1
30と、上面を加工するための上面加工ユニット140
と、下面を加工するための下面加工ユニット150と、
上下面に対して間柱欠きや垂木欠きを加工するためのカ
ッタ加工ユニット160とを備えている。
【0052】ここで、切断ユニット100は、木材の両
端を直角切断するための大径の丸鋸を装着可能な丸鋸軸
を備えている。
【0053】また、前面加工ユニット120及び後面加
工ユニット130は、それぞれ、金物取り付け位置決め
座彫り,火打ち・根太・筋違い彫り,登り梁母屋彫り,
土台上下面ホールダウン座ぐりと座彫りを加工するため
のルータビットを装着可能なルータ軸と、金物取り付け
穴と座ぐりを加工するための座ぐりキリを装着可能な第
1のボーリング軸と、金物ピン穴を加工するためのキリ
を装着可能な第2のボーリング軸とを備えている。
【0054】さらに、上面加工ユニット140及び下面
加工ユニット150は、それぞれ、ほぞパイプ穴又は単
角穴を加工するためのキリ又は角ノミを装着可能な第1
のボーリング軸と、ほぞ穴・ホールダウン穴・金物ガイ
ド穴を加工するためのキリを装着可能な第2のボーリン
グ軸と、ほぞパイプピン穴を加工するためのキリを装着
可能な第3のボーリング軸とを備えている。
【0055】加えて、カッタ加工ユニット160は、間
柱欠きを加工するためのカッタを装着可能な上カッタ軸
と、間柱欠き・垂木欠き・隅木谷木欠きを加工するため
のカッタを装着可能な下カッタ軸とを備えている。
【0056】また、この仕口加工機100における加工
位置を規定するための位置決めユニット400が、ロー
ラコンベア33の側方に配置されるガイドレール401
に沿って移動可能に配置されている。
【0057】木口加工機200は、木口穴あけ加工ユニ
ット210と、スリット加工ユニット220とを備えて
いる。
【0058】ここで、木口穴あけ加工ユニット210
は、始点木口ほぞパイプ穴を加工するためにそれぞれ直
径の異なるキリを装着可能な右ボーリング第1軸及び右
ボーリング第2軸と、終点木口ほぞパイプ穴を加工する
ためにそれぞれ直径の異なるキリを装着可能な左ボーリ
ング第1軸及び左ボーリング第2軸とを備えている。
【0059】また、スリット加工ユニット220は、ス
リット,ボルト頭ナット逃がし溝を加工するための丸鋸
及びカッタを装着可能な丸鋸軸及びカッタ軸と、ボルト
頭ナット逃がし溝,登り梁木口削り,金物底面受け座彫
りを加工するためのカッタを装着可能なカッタ軸とを備
えている。
【0060】印字装置300は、インクジェット方式の
ものであり、下方から上方に向かってインクを吐出する
ことで、木材の下になっている面に対して所定の情報を
印字することができる様に構成されている。なお、この
印字装置300の下流側に位置しているローラコンベア
35,36としては、図14に示す様に、中心に向かっ
て直径が徐々に小さくなる鼓状のローラ301を使用し
ている。ここで、中心の直径は、両端の最大直径の部分
に比べて、0.5〜1mm程度小さくなっていれば十分
である。なお、理論的には、印字面W3とローラ面30
2との間に0.1mm異常の隙間があれば十分であり、
直径の差は0.5〜1mmよりも小さくて構わない。逆
に、中心の直径と両端の直径の差が余り大きいと、木材
を搬送するときに、木材が傾き易くなり、あまり好まし
くない。この様な鼓状のローラ301を採用すること
で、図14に示した様に、搬送される木材Wは、常に、
その下面の両側縁W1,W2でローラ面302に接触
し、印字面W3はローラ面302から浮いた状態にな
る。従って、印字装置300によってインクジェット方
式で印字された記号等がローラ面302で擦れて見え難
くなるといった問題を有効に解決することができる。
【0061】次に、本実施の形態のプレカット加工設備
10における制御システムについて説明する。この制御
システム500は、図2に示す様に、建築設計図面50
1を参照しつつ構造部材及びパネル部材のプレカット加
工情報を生成するためのプレカット加工情報生成用コン
ピュータ510と、このプレカット加工情報生成用コン
ピュータ510によって生成されたプレカット加工情報
に基づいて、仕口加工機100、木口加工機200、印
字装置300及び搬送制御装置530を駆動制御するた
めのプレカット加工制御用コンピュータ520とによっ
て構成されている。
【0062】ここで、プレカット加工情報生成用コンピ
ュータ510は、キーボード、マウス、ディスプレイ、
ハードディスク、フロッピーディスクドライブ等の入出
力装置を備えたパーソナルコンピュータに、本実施の形
態を実現するに当たって必要なプログラムや演算処理用
パラメータ等を予めインストールしたものである。特
に、そのハードディスクには、後述する様に、プレカッ
ト加工情報生成用プログラムや、同プログラムを実行す
るに当たって、間取りの情報を入力する処理を簡単に実
行するための情報、横架材や柱等の入力を簡単にするた
めの情報、仕口・木口に取り付ける金物の寸法・形状等
に関する情報など各種の情報が予めインストールされて
いる。また、演算結果を記憶するための領域として、間
取り情報メモリ511、構造部材配置情報メモリ51
2、金物情報メモリ513、構造部材加工情報メモリ5
14、加工制御情報メモリ515を有している。
【0063】また、プレカット加工制御用コンピュータ
520も同様のパーソナルコンピュータによって構成さ
れ、プレカット加工情報生成用コンピュータ510によ
って生成された各種情報に従って、仕口加工機100、
木口加工機200、印字装置300及び搬送制御装置5
30を駆動制御するための処理プログラムが予めインス
トールされている。なお、搬送制御装置530は、ロー
ラコンベア31〜36やエアシリンダ74,75等の木
材搬送のための各種機器の駆動制御を実行するものであ
る。
【0064】次に、本実施の形態の特徴であるところの
パネル部材プレカット加工用情報生成作業の処理手順に
ついて、図3,図4のフローチャート及び図5〜図7の
間取り図等を参照しつつ説明する。
【0065】まず最初に、図3に示す様に、プレカット
加工情報生成用コンピュータ510に対し、まず最初
に、物件名として施主の名前を入力する(S10)。次
に、建築設計図面501に基づき、部屋や浴室等の区画
を間取り図に従って入力する(S20)。このとき、各
区画に対して、和室、洋室、浴室、土間、吹き抜け等と
いった区画毎の属性情報も併せて入力する。
【0066】この属性情報は、例えば、予め、プレカッ
ト加工情報生成用コンピュータ510に、和室、洋室、
浴室、土間、吹き抜け等といった建築物の間取り図を作
成する上で必要となる区画名の選択肢を複数用意してお
き、「和室」を選択した上で和室が配置される区画をマ
ウス等の入力装置によってディスプレイ画面上で指定す
ることにより、当該区画に対して「和室」という属性情
報が付随した形で間取りの入力を行うことができる様に
しておけばよい。この間取り入力の一例として、ある個
人住宅の1階の間取り図を図6に示す。
【0067】こうして入力された間取りに関する情報
は、各区画の位置と属性の情報として間取り情報メモリ
511に記憶される(S30)。なお、このとき、間取
りに関する情報は、後で、物件名を指定することによっ
て読み出すことができる様に、物件名と共に記憶され
る。
【0068】次に、図6に例示する様な間取り図に基づ
いて、1階であれば土台、大引等の横架材の配置情報
を、2階以上であれば、梁、桁、母屋、垂木、棟木、隅
木等の横架材の配置情報を入力する(S40)。なお、
屋根の部分については、この処理において屋根勾配の数
値も入力しておく。図7は、こうして横架材の配置情報
を入力した1階部分の構造平面図を示している。
【0069】ここで、土台、大引等の横架材の配置情報
を入力するに際しては、樹種、寸法等に応じた複数の横
架材候補をテーブル等の形式にしてプレカット加工情報
生成用コンピュータ510に予めインプットしておき、
それらの横架材候補の中から、建築設計図面501によ
る指示や、強度その他の条件に従って適切な樹種、寸法
のものを選択しながら、その配置位置を横架材の中心
線、始点及び終点の位置情報として入力する様に構成し
ておくと操作が簡単である。
【0070】こうして入力された横架材の配置に関する
情報は、各横架材の配置位置と寸法形状とからなる情報
として構造部材配置情報メモリ512に記憶される(S
50)。このとき、各横架材には、所定の条件に従っ
て、それぞれ固有の部材番号が付与されて、物件名と共
に上記メモリ512に記憶される。部材番号は、例え
ば、「土台1」、「土台2」、…、「梁1−1」、「梁
1−2」、…といった具合に付与される。
【0071】次に、柱、間柱、筋違いといった垂直方向
の構造部材(以下、「柱材」という。)に関する配置情
報を入力する(S60)。ここでも、柱、間柱等の候補
としてプレカット加工情報生成用コンピュータ510に
予めインプットされている樹種、寸法等に応じた複数の
柱、間柱、筋違い等の候補の中から、建築設計図面50
1の指示等に従って、適切な構造部材を選択しながら、
柱や間柱であればそれを配置する際の中心位置で配置情
報を入力する。また、筋違いについては、その下端側に
なる柱と上端側になる柱の位置を指定すればよい。図8
は、図6,図7に例示した1階平面図中に、このS60
の処理によって柱、間柱、筋違いの位置情報が記入され
た状態の床構造平面図を示すものである。この例では、
筋違いは細長い直角三角形の記号で示されており、図面
表現上の約束事として三角形の直角側が柱の下端となる
ものとしている。また、四角形の図形が柱を、二重線が
間柱を表している。
【0072】こうしてS60の処理によって入力された
柱材に関する配置情報は、それぞれの配置される位置情
報及び寸法形状情報と共に構造部材配置情報メモリ51
2に記憶される(S70)。このとき、各柱材には、所
定の条件に従って、それぞれ固有の部材番号が付与され
て物件名と共に上記メモリ512に記憶される。部材番
号は、例えば、「柱1」、「柱2」、…といった具合に
付与される。
【0073】次に、各構造部材の継手・仕口の加工条件
を決定しながら構造部材プレカット加工情報を生成する
処理を実行する(S80)。この継手・仕口の加工条件
を決定するに当たっては、金物情報メモリ513に予め
インプットされている金物の強度、寸法・形状、取り付
け用の穴やスリットの寸法・形状等の情報が参照され
る。また、この継手・仕口の加工条件を決定する方法と
しては、プレカット加工情報生成用コンピュータ510
に予めインプットされているプログラムに従って自動生
成させる方法と、柱材や横架材を個々に指定しながら、
使用可能な金物の条件として予め準備されている複数の
選択肢の中から適切なものをオペレータが一つずつ指定
しつつ決定していく方法など、種々の方法を採用するこ
とができる。なお、この構造部材プレカット加工情報生
成処理においては、構造部材配置情報メモリ512に記
憶されている情報に基づいて、各構造部材の長さに関す
る加工情報も併せて生成される。そして、このS80の
処理によって、各構造部材に対する長さ加工情報及び継
手・仕口加工情報からなるプレカット加工情報が生成さ
れることになる。
【0074】このS80の処理によって生成された各構
造部材のプレカット加工情報は、各構造部材に対するプ
レカット加工情報として、物件名、部材番号、加工の種
類、加工位置及び使用する金物の情報等を関連付けた形
式で、構造部材加工情報メモリ514に記憶される(S
90)。
【0075】次に、構造部材加工情報メモリ514に記
憶されているプレカット加工情報に基づいて、各構造部
材に対する印字情報を生成する(S100)。そして、
各構造部材毎に、この印字情報と構造部材加工情報とか
らなるプレカット加工制御情報を生成し(S110)、
プレカット加工制御情報メモリ515に記憶して本処理
を終了する(S120)。
【0076】次に、S100で実行される印字情報生成
処理の詳細について、図4,図5のフローチャートに従
って説明する。この処理では、まず、構造部材加工情報
メモリ514から、所定の順番(例えば、部材番号順)
に従って、各構造部材のプレカット加工情報を読み出す
(S210)。そして、このプレカット加工情報から、
物件名、部材番号、通り芯番地、継手・仕口加工位置、
継手・仕口に使用する金物の品番といった構造部材に印
字すべき情報を抽出する(S220)。次に、S210
で読み出した構造部材が、横架材か柱材かを判断する
(S230)。
【0077】横架材と判断された場合には、通り芯番地
が「い1」に近い側の中心線上の位置を原点とすると共
に、建築時に上側となる面を印字面に設定する(S24
0)。なお、この建築時に上側となる面は、プレカット
加工時には下側となり、印字装置300に対面する面と
なる。次に、この横架材が東西方向に配置されるものか
南北方向に配置されるものかを判断する(S245)。
東西方向に配置されるものであると判断された場合は
(S245:東西)、続いて、S240で定めた原点位
置の近傍所定距離の位置に対して物件名を横書きで印字
するための印字開始位置及び印字文字の情報を生成する
(S250)。続いて、同じく原点位置を基準として、
物件名の近傍に部材番号を横書きで印字するための印字
開始位置及び印字文字の情報を生成する(S260)。
次に、やはり原点位置を基準として、端部の通り芯番地
を横書きで印字するための印字開始位置及び印字文字の
情報を生成する(S270)。次に、やはり原点位置を
基準として、仕口加工位置の原点側に仕口の通り芯番地
を横書きで印字するための印字開始位置及び印字文字の
情報を生成する(S280)。次に、やはり原点位置を
基準として、仕口加工位置の原点と反対側の近傍位置に
仕口に取り付ける金物の品番及び取り付け面に関する情
報を横書きで印字するための印字開始位置及び印字文字
の情報を生成する(S290)。
【0078】一方、横架材が、南北方向に配置されるも
のであると判断された場合は(S245:東西)、続い
て、S240で定めた原点位置の近傍所定距離の位置に
対して物件名を縦書きで印字するための印字開始位置及
び印字文字の情報を生成する(S255)。続いて、同
じく原点位置を基準として、物件名の近傍に部材番号を
縦書きで印字するための印字開始位置及び印字文字の情
報を生成する(S265)。次に、やはり原点位置を基
準として、端部の通り芯番地を縦書きで印字するための
印字開始位置及び印字文字の情報を生成する(S27
5)。次に、やはり原点位置を基準として、仕口加工位
置の原点側に仕口の通り芯番地を縦書きで印字するため
の印字開始位置及び印字文字の情報を生成する(S28
5)。次に、やはり原点位置を基準として、仕口加工位
置の原点と反対側の近傍位置に仕口に取り付ける金物の
品番及び取り付け面に関する情報を縦書きで印字するた
めの印字開始位置及び印字文字の情報を生成する(S2
95)。
【0079】ここで、本実施の形態では、金物の取り付
け面は、「上」、「下」、「↑」、「↓」の4種類の記
号により区別される様になっている。「上」とは、建築
時に上側となる面がこの記号に続いて印字されている品
番の金物を取り付ける面であることを意味し、「下」と
は、建築時に下側となる面がこの記号に続いて印字され
ている品番の金物を取り付ける面であることを意味し、
「↑」及び「↓」とは、それぞれその指し示す方向の面
がこの記号に続いて印字されている品番の金物を取り付
ける面であることを意味している。
【0080】一方、S230で柱材と判断された場合に
は、図5に示す様に、建築時の上端側の中心線上の位置
を原点とすると共に、建築時に南側となる面を印字面に
設定する(S310)。なお、この建築時に南側となる
面は、プレカット加工時には下側となり、印字装置30
0に対面する面となる。続いて、S310で定めた原点
位置の近傍所定距離の位置に対して物件名を縦書きで印
字するための印字開始位置及び印字文字の情報を生成す
る(S320)。続いて、同じく原点位置を基準とし
て、物件名の近傍に部材番号を縦書きで印字するための
印字開始位置及び印字文字の情報を生成する(S33
0)。次に、やはり原点位置を基準として、端部の通り
芯番地を縦書きで印字するための印字開始位置及び印字
文字の情報を生成する(S340)。次に、やはり原点
位置を基準として、上端に取り付ける金物の品番を、上
端の通り芯番地の下側近傍に縦書きで印字するための印
字開始位置及び印字文字の情報を生成する(S35
0)。また、やはり原点位置を基準として、下端に取り
付ける金物の品番を、下端からその近傍所定距離の位置
に縦書きで印字するための印字開始位置及び印字文字の
情報を生成する(S360)。次に、やはり原点位置を
基準として、仕口加工位置の近傍下側に、仕口に取り付
ける金物の品番及び取り付け面に関する情報を縦書きで
印字するための印字開始位置及び印字文字の情報を生成
する(S370)。
【0081】ここで、本実施の形態では、金物の取り付
け面は、「南」、「北」、「東」、「西」の4種類の記
号により区別される様になっている。「南」とは、建築
時に南側となる面がこの記号に続いて印字されている品
番の金物を取り付ける面であることを意味し、「北」と
は、建築時に北側となる面がこの記号に続いて印字され
ている品番の金物を取り付ける面であることを意味し、
「東」とは、建築時に東側となる面がこの記号に続いて
印字されている品番の金物を取り付ける面であることを
意味し、「西」とは、建築時に西側となる面がこの記号
に続いて印字されている品番の金物を取り付ける面であ
ることを意味している。
【0082】こうして、S250〜S290で生成され
た印字情報、S255〜S295で生成された印字情報
及びS320〜S370で生成された印字情報は、これ
を印字する構造部材(横架材又は柱材)を特定する情報
と共に、プレカット加工制御情報メモリ515に記憶さ
れる(S400)。そして、全ての構造部材について、
印字情報の生成が完了したか否かを判断し(S41
0)、未だ印字情報の生成が完了していない構造部材が
ある場合には(S410:NO)、S210以下の処理
を繰り返し実行する。一方、全ての構造部材について、
印字情報の生成が完了している場合には(S410:Y
ES)、本処理を終了する。
【0083】次に、プレカット加工制御用コンピュータ
520によるプレカット加工制御処理の内容について説
明する。この処理では、図9に示す様に、まず最初に、
物件名を入力する(S510)。そして、この物件名に
基づいて、プレカット加工情報生成用コンピュータ51
0の構造部材プレカット加工制御情報メモリ515から
該当する物件のプレカット加工制御情報を読み出す(S
520)。次に、このプレカット加工制御情報から、横
架材に関するプレカット加工制御情報を抽出する(S5
30)。そして、まず、搬送制御装置530を駆動制御
して木材を仕口加工機100の加工位置に送り込みつ
つ、S530で抽出した横架材に関するプレカット加工
制御情報に基づいて仕口加工機100を駆動制御して、
木材の長さ切断と、金物取り付け用の仕口加工とを実行
する(S540)。続いて、搬送制御装置530を駆動
制御して木材を木口加工機200の加工位置に送り込み
つつ、S530で抽出した横架材に関するプレカット加
工制御情報に基づいて木口加工機100を駆動制御し
て、木材の端部に対する金物取り付け用の木口加工を実
行する(S550)。続いて、搬送制御装置530を駆
動制御して木材を印字装置300の印字位置に送り込み
つつ、S530で抽出した横架材に関するプレカット加
工制御情報に基づいて印字装置300を駆動制御して、
木材の下側の面(組立時の横架材の上面)に対する印字
を実行する(S560)。そして、搬送制御装置530
を駆動制御して加工の終了した木材をストックヤードへ
と排出する(S570)。そして、全ての横架材に対す
る加工が終了したか否かを判断し(S580)、全ての
横架材に対する加工が終了するまでS540以下の制御
処理を繰り返し実行する。
【0084】一方、全ての横架材に対する加工が終了し
たと判断された場合には(S580:YES)、次に、
S520で読み出したプレカット加工制御情報から、柱
材に関するプレカット加工制御情報を抽出する(S63
0)。そして、まず、搬送制御装置530を駆動制御し
て木材を仕口加工機100の加工位置に送り込みつつ、
S630で抽出した柱材に関するプレカット加工制御情
報に基づいて仕口加工機100を駆動制御して、木材の
長さ切断と、金物取り付け用の仕口加工を実行する(S
640)。続いて、搬送制御装置530を駆動制御して
木材を木口加工機200の加工位置に送り込みつつ、S
630で抽出した柱材に関するプレカット加工制御情報
に基づいて木口加工機100を駆動制御して、木材の端
部に対する金物取り付け用の木口加工を実行する(S6
50)。続いて、搬送制御装置530を駆動制御して木
材を印字装置300の印字位置に送り込みつつ、S63
0で抽出した柱材に関するプレカット加工制御情報に基
づいて印字装置300を駆動制御して、木材の下側の面
(組立時の柱材の南面)に対する印字を実行する(S6
60)。そして、搬送制御装置530を駆動制御して加
工の終了した木材をストックヤードへと排出する(S6
70)。そして、全ての柱材に対する加工が終了したか
否かを判断し(S680)、全ての柱材に対する加工が
終了するまでS640以下の制御処理を繰り返し実行す
る。
【0085】そして、全ての柱材に対する加工も終了し
たと判断されたら(S680:YES)、この加工制御
の処理を終了する。
【0086】以上の様な制御を実行することにより、本
実施の形態によれば、横架材に対しては、図10,図1
1に示す様な形態の印字が継手・仕口のプレカット加工
と共に実行される。ここで、図示の例では、物件名及び
部材番号は、作図の都合上省略しているが、実際には、
横架材601の左端から所定距離の位置に記入される。
図示の様に、横架材に対しては、その上面に、物件名
(図示省略)、部材番号(図示省略)、通り芯番地に加
えて、金物の品番及び取付面に関する情報が横書きで印
字される。また、金物の品番及び取付面に関する情報
は、当該金物の取り付け位置の近傍に印字される。従っ
て、一目で、どの金物をどこに取り付けたらよいかが判
明する。
【0087】特に、横架材に対する金物の取り付け位置
は、「上」、「下」、「↑」、「↓」といった記号で表
現されているので、作業者は、容易にその内容を理解す
ることができ、わざわざ、図面等を参照しなくても金物
の取り付け作業を実行することができる。
【0088】また、印字は横架材の組立時の上面に対し
て実行され、この面への印字内容により当該横架材の4
面にどの種類の金物を取り付けたらよいかが理解できる
ので、プレカット工場や建築現場において金物を取り付
けようとするとき、一々、4面全部を確認しなくても、
必要な金物を手配することができ、作業性がよいという
利点もある。
【0089】同じく、柱材に対しては、図12,図13
に示す様な形態の印字が継手・仕口のプレカット加工と
共に実行される。ここでも、図示の例では、物件名及び
部材番号は、作図の都合上省略しているが、実際には、
柱材の上端から所定距離の位置に記入される。図示の様
に、柱材に対しては、その南面に、物件名(図示省
略)、部材番号(図示省略)、通り芯番地に加えて、金
物の品番及び取付面に関する情報が縦書きで印字され
る。また、金物の品番及び取付面に関する情報は、当該
金物の取り付け位置の近傍に印字される。従って、一目
で、どの金物をどこに取り付けたらよいかが判明する。
【0090】特に、柱材に対する金物の取り付け位置
は、「南」、「北」、「東」、「西」といった記号で表
現されているので、作業者は、容易にその内容を理解す
ることができ、わざわざ、図面等を参照しなくても金物
の取り付け作業を実行することができる。
【0091】また、印字は柱材の組立時の南面に対して
実行され、この面への印字内容により当該柱材の4面に
どの種類の金物を取り付けたらよいかが理解できるの
で、プレカット工場や建築現場において金物を取り付け
ようとするとき、一々、4面全部を確認しなくても、必
要な金物を手配することができ、作業性がよいという利
点もある。
【0092】また、図10から分かる様に、本実施の形
態では、横架材同士の接合部については、金物を取り付
ける側にだけ金物に関する情報を印字する様にしてい
る。具体的には、図示の中央に配置される横架材601
には、その両端の「イ6」及び「ほ6」の通り芯番地に
は金物に関する情報は印字されていないが、通り芯番地
「ろ6」には「下GP95」と「↑GK−21」が、通
り芯番地「は6」には「上HDP−10」と「↓GK−
15」が、通り芯番地「に6」には「上HDP−1
0」、「下GP95」、「↑GK−21」及び「↓GK
−24」が印字されている。逆に、この横架材601に
通り芯番地「ろ6」、「は6」及び「に6」で接合され
る横架材602,603,604,605には、いずれ
もその接合端部には金物に関する情報が印字されていな
い。この様に、本実施の形態では、金物を先に取り付け
る側の横架材に対してだけ、各通り芯番地で示される接
合部の近傍に金物に関する情報を印字することで、組立
時にこの横架材601の側に先に金物を取り付けるべき
ことを指示できる様になっている。
【0093】なお、「GP95」、「HDP−10」、
「GK−21」、「GK−15」、「GK−24」と
は、株式会社タツミ製の「クレテックシリーズ」の接合
金物の品番であり、「GP95」、「HDP−10」と
は、図15(A)に示す様な、パイプ状の接合金物を、
「GK−21」、「GK−15」、「↓GK−24」と
は、図15(B)に示す様な断面コの字状の接合金物を
意味する。もちろん、「クレテックシリーズ」以外の接
合金物を用いて構わないことはいうまでもない。この様
に、金物に関する情報として品番を明記することで、作
業者は、横架材に印字されている情報を見ることによ
り、どの品番の金物を準備したらよいかを容易に理解す
ることができる。
【0094】一方、横架材601の通り芯番地「ろ
6」、「は6」及び「に6」には、柱材と接合するため
の金物に関する情報「下GP95」、「上HDP−1
0」等が印字されている。本実施の形態では、横架材と
柱材との接合に使用する金物情報は、図12に示した様
に、横架材に接合されることとなる柱材の上端又は下端
にも印字される様にしている。これは、組立時に、横架
材側に先に金物を取り付けた方が作業がし易い場合と、
逆に、柱材側に先に金物を取り付けた方が作業がし易い
場合とがあるので、その様な接合部に関しては、いずれ
側に先に金物を取り付けるかは、現場で決定することが
できる様に、横架材と柱材の両方に金物情報を印字する
様にしている。もちろん、設計段階において、横架材と
柱材のどちらに先に金物を取り付けたらよいかが明らか
に判明している場合には、先に金物を取り付ける側の構
造部材にのみ金物情報を印字する様にしておけばよい。
【0095】また、本実施の形態では、横架材に対して
は、図10に示した様に、接合部の上面及び下面に取り
付けるべき金物に関する情報を上下2段書きとし、その
後ろに側面に取り付けるべき金物に関する情報を上下2
段書きとし、特に、側面に関する情報については、取付
面側に金物に関する情報が位置する様に所定の配置とな
る様に金物に関する情報を印字する様に構成している。
この様に、金物に関する情報を常に一定の配置となる様
に印字することで、作業者がその取付面等をより一層容
易に理解することができる様になっている。
【0096】同様のことは柱材についても実施されてい
る。図12に示した様に、柱材では、接合部には、南面
及び北面に取り付けるべき金物に関する情報を2列で印
字し、その下に、「/」を間に挟んで東面と西面に取り
付けるべき金物に関する情報をやはり2列で印字する様
にしている。この様に、柱材についても、金物に関する
情報の印字位置を一定の配置とすることで、作業者がそ
の取付面等をより一層容易に理解することができる様に
なっているのである。
【0097】また、横架材に対して、東西方向に配置さ
れる横架材601に対しては横書きで文字情報を印字
し、南北方向に配置される横架材602,603等に対
しては縦書きで文字情報を印字することとしているの
で、印字状態を見ただけで、各横架材の配置方向が容易
に理解でき、建築現場における組立作業の効率化を図る
ことができる。また、東西方向に配置される横架材60
1にはその上面に横書きで、南北方向に配置される横架
材602,603等に対してはその上面に縦書きで、さ
らに、柱材に対してはその南面に縦書きで、それぞれ文
字情報を印字することで、南側から見たときに、それぞ
れの文字情報を読み易く作業効率がアップするという効
果も発揮される。
【0098】また、本実施の形態においては、金物に関
する情報として、その取り付け方向については、
「↑」、「↓」、「上」、「下」、「南」、「北」、
「西」、「東」といった様に、それを見ただけで直ちに
その内容を理解することができる意味のある記号を用い
ることにより、経験豊富でない作業者であっても、指示
を間違えることがない。しかも、この様なそれを見ただ
けで取り付け方向を容易に理解することのできる記号を
用いることで、木材の四面の内の一面にだけ印字してい
るにも拘わらず、四面のどの方向に取り付けたら良いか
を的確に指示することができるという効果もある。さら
に、これら取り付け方向を意味する記号に続けて、金物
の部品番号(製品番号)自体を印字しているので、多く
の種類の金物を用いる場合に、どの金物を取り付けたら
よいかを的確に指示することができるという効果も発揮
される。
【0099】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明は上述した実施の形態に限られることな
く、その要旨を逸脱しない範囲内において、さらに種々
の態様にて実施することができる。
【0100】例えば、図15(B)に示した様に、使用
する接合金物によっては、取り付け穴が複数(図示の例
では2個ずつ3組)設けられているものがあることか
ら、ボルト締めする際には、これらの穴の内の上側のも
のを用いるのか下側のものを用いるのかといった内容も
金物の取り付け情報として印字する様にしてもよい。
【0101】また、プレカット設備に備えられている加
工工具の種類等によっては、プレカットで加工できない
様な金物取り付け用の穴、切欠、スリット、溝及び/又
は彫り等の加工がある場合も考えられる。そこで、その
様なときは、これらの穴、切欠、スリット、溝及び/又
は彫り等を後加工により形成できる様に、これら穴、切
欠、スリット、溝及び/又は彫り等を形成すべき位置及
び寸法・形状を指示するための後加工指示情報をも印字
しておく様にしてもよい。この場合、例えば、後加工す
べき位置の基準線と、後加工の種類と、後加工によって
形成すべき穴等の寸法・形状とを後加工情報として印字
する様にしておくとよい。
【0102】さらに、実施の形態では、横架材や柱材の
四面の情報を一面にのみ印字することとしたが、四面の
情報を各面に印字する様にしても構わない。ただし、こ
の様にすると、印字装置を木材搬送経路を取り囲む様
に、複数備えるようにするか、あるいは印字位置におい
て木材を回転させる様にするか、もしくは、1台の印字
装置が印字位置において木材の周りをまわりながら印字
する様にするといった設備上の工夫が必要となり、設備
コストがアップすると共に、印字に時間がかかるという
点で、実施の形態の様に一面にのみ印字する方法に比べ
て実用上不利な点がある。
【0103】また、一面にのみ情報を印字する場合、実
施の形態では横架材は組立時の上面に印字する様にした
が、側面又は下面に印字する様にしてもよい。同じく、
柱材についても南面ではなく、北面、東面又は西面に印
字する様にしてもよい。ただし、組立現場での作業性を
考えると、実施の形態の様に横架材の上面に印字してお
く方法がより有利であるといえる。即ち、上面に印字し
ておけば、組立現場で横架材を配置したときに、情報を
見易いという効果があるからである。さらに、印字の態
様に関していえば、横架材に対して全て横書きで印字す
る様にしてもよいし、全て縦書きで印字する様にしても
よいし、柱材に対して横書きで印字する様にしてもよ
い。ただし、横架材は東西方向に配置するか南北方向に
配置するかに応じて横書き又は縦書きとし、柱材は縦書
きとしておけば、印字の態様から組立現場における横架
材の配置を容易に判断できるという効果や、組立時に情
報を読み取りやすいという効果がある点で最も好ましい
態様であるといえる。なお、実施の形態では、東西方向
に配置される横架材に対しては横書きとし、南北方向に
配置される横架材に対しては縦書きとしたが、逆に、東
西方向に配置される横架材に対して縦書きとし、南北方
向に配置される横架材に対して横書きとしても構わな
い。この場合、柱材に対しては南面ではなく、西面又は
東面に文字情報を印字する様にしておけば、西側又は東
側から見たときに、横架材及び柱材に印字された文字情
報を読み取りやすくなる。
【0104】また、横架材に対して文字情報を印字する
に当たり、東西方向に配置されるか南北方向に配置され
るかに応じて横書き又は縦書きで印字する様にすること
による組立時の効率アップについては、在来工法におい
て通り芯番地等だけを印字する場合にも有効である。従
って、横架材に対して東西方向に配置されるか南北方向
に配置されるかに応じて横書き又は縦書きで文字情報を
印字するという構成についていえば、在来工法に適用す
ることができ、それは請求項9の発明の要旨に含まれて
いることはもちろんである。この様に、この請求項9の
発明は在来工法のプレカット加工システムについても有
効なものであるが、特に、上述した様に、金物に関する
文字情報を印字する様にした場合に、建築現場において
文字情報を読み取り易いという点で、特に、金物工法に
適するものである。
【0105】また、鼓状のローラを印字装置の下流側の
ローラコンベアに採用するという構成についていえば、
上述した実施の形態の様に金物に関する情報を印字する
システムに限らず、通り芯番地等だけを印字する従来の
印字装置を有する木材プレカット加工システムにおいて
も印字面がローラで擦られて文字が見え難くなるといっ
た問題を防ぐことができることから、従来の木材プレカ
ット加工システムにかかるローラを用いる様にすること
ができ、それは請求項14の発明の要旨に含まれている
ことはもちろんである。この様に、この請求項14の発
明は在来工法のプレカット加工システムについても有効
なものであるが、特に、上述した様に、金物に関する文
字情報を印字する様にした場合に、文字情報を正確に読
み取ることができるという点で、特に、金物工法に適す
るものである。
【0106】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明によれば、金
物工法(部分的に採用する場合を含む。)において、部
材同士の組立作業を効率よく実施することができるとい
う効果が発揮される。より具体的には、本発明によれ
ば、部材を見ただけで使用する金物の種類が分かり、取
り付け位置や取り付け方向も分かる。従って、組立図な
どの図面や組立指示書などの帳票を見なくても作業が可
能で、組立の作業効率が大幅に向上すると共に、間違っ
た金物を取り付けてしまったり、取り付け忘れが発生す
るといった問題をなくすることもできる。特に、間違っ
た金物を取り付けてしまったり、金物を取り付け忘れし
た場合、部材の落下などいった危険な状態が発生するこ
とを有効に防止することができ、作業の安全性を向上す
ることができるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態としてのプレカット加工設備の全
体配置を示す模式的な平面図である。
【図2】 実施の形態における制御システムの構成を示
すブロック図である。
【図3】 実施の形態において実行されるプレカット加
工制御情報生成処理の内容を示すフローチャートであ
る。
【図4】 実施の形態において実行される印字情報生成
処理の内容を示すフローチャートである。
【図5】 実施の形態において実行される印字情報生成
処理の内容を示すフローチャートである。
【図6】 実施の形態を説明する上で例示したある個人
住宅の1階の間取りを示す平面図である。
【図7】 図6で示した個人住宅の1階部分の横架材の
配置状況をす平面図である。
【図8】 図6で示した個人住宅の1階部分の横架材及
び柱材の配置状況をす平面図である。
【図9】 実施の形態において実行されるプレカット加
工制御処理の内容を示すフローチャートである。
【図10】 実施の形態により、金物に関する情報を印
字された横架材を例示する平面図である。
【図11】 図10の一部拡大図である。
【図12】 実施の形態により、金物に関する情報を印
字された柱材を例示する平面図である。
【図13】 図12の一部拡大図である。
【図14】 実施の形態において印字装置の下流側のロ
ーラコンベアに使用するローラの形状を示す正面図であ
る。
【図15】 実施の形態で使用する金物の形状を例示す
る斜視図である。
【符号の説明】
10・・・木材プレカット加工設備、21,22,23
・・・チェーンスラッシャ、31〜36・・・ローラコ
ンベア、51,52・・・ストッパ、61,62・・・
木材載せ代え装置、71,72・・・プッシャプレー
ト、100・・・仕口加工機、110・・・切断ユニッ
ト、120・・・前面加工ユニット、130・・・後面
加工ユニット、140・・・上面加工ユニット、150
・・・下面加工ユニット、160・・・カッタ加工ユニ
ット、200・・・木口加工機、210・・・木口穴あ
け加工ユニット、220・・・スリット加工ユニット、
300・・・印字装置、301・・・ローラ、302・
・・ローラ面、400・・・位置決めユニット、401
・・・ガイドレール、500・・・制御システム、50
1・・・建築設計図面、510・・・プレカット加工情
報生成用コンピュータ、511・・・間取り情報メモ
リ、512・・・構造部材配置情報メモリ、513・・
・金物情報メモリ、514・・・構造部材加工情報メモ
リ、515・・・加工制御情報メモリ、520・・・プ
レカット加工制御用コンピュータ、530・・・搬送制
御装置、601〜605・・・横架材、W・・・木材
W、W1,W2・・・両側縁、W3・・・印字面。

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 木材の木口、側面、上面及び/又は下面
    に対して、継手・仕口用の金物を取り付けるための穴、
    切欠、スリット、溝及び/又は彫り等の取付部を形成す
    ると共に、木材の四面の内の少なくともいずれかの面に
    対して、組立時に当該木材に取り付けるべき金物の種
    類、取り付け箇所及び取り付け方向を特定するための文
    字情報を印字する様にした木材プレカット加工方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の木材プレカット加工方法
    において、前記文字情報は、組立時に互いに接合される
    木材同士のいずれ側に先に金物を取り付けたらよいかを
    指示する金物取り付け順番情報を含んでいることを特徴
    とする木材プレカット加工方法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の木材プレカット加工方法
    において、前記文字情報は、組立時に金物を先に取り付
    けるべき木材の側にだけ金物に関する情報を印字する様
    に構成されており、該金物に関する情報の有無により、
    組立時に金物を先に取り付けるべき木材を特定できる様
    に構成されていることを特徴とする木材プレカット加工
    方法。
  4. 【請求項4】 請求項1〜請求項3のいずれか記載の木
    材プレカット加工方法において、前記文字情報は木材の
    四面及び両端の金物取り付け情報からなり、該文字情報
    を木材の四面の内のいずれか一面にのみ印字する様にし
    たことを特徴とする木材プレカット加工方法。
  5. 【請求項5】 請求項1〜請求項4のいずれか記載の木
    材プレカット加工方法において、前記文字情報を、横架
    材に対しては建築現場における配置方向が東西方向か南
    北方向かにより横書き又は縦書きで、柱材に対しては縦
    書きで印字する様にしたことを特徴とする木材プレカッ
    ト加工方法。
  6. 【請求項6】 請求項1〜請求項5のいずれか記載の木
    材プレカット加工方法において、前記文字情報は、木材
    同士の接合位置の情報に基づき、木材の長手方向の印字
    位置を決定されることを特徴とする木材プレカット加工
    方法。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の木材プレカット加工方法
    において、前記文字情報は、木材同士の接合位置の近傍
    に、当該接合位置に取り付けるべき金物に関する情報が
    所定の配置となる様に印字されることを特徴とする木材
    プレカット加工方法。
  8. 【請求項8】 請求項1〜請求項7のいずれか記載の木
    材プレカット加工方法において、 さらに、木材に対して金物工法による金物取付部及び/
    又は在来工法による継手・仕口を後加工すべき場合に
    は、これら金物取付部及び/又は継手・仕口を形成すべ
    き位置及び寸法・形状を指示するための後加工指示情報
    をも印字する様にしたことを特徴とする木材プレカット
    加工方法。
  9. 【請求項9】 木材の木口、側面、上面及び/又は下面
    に対して、金物工法による継手・仕口用金物取付部及び
    /又は在来工法による継手・仕口を形成すると共に、木
    材の四面の内の少なくともいずれかの面に対して、組立
    時に少なくとも当該木材の配置を特定するための文字情
    報を印字する様にした木材プレカット加工方法におい
    て、 前記文字情報を、横架材に対しては建築現場における配
    置方向が東西方向か南北方向かにより横書き又は縦書き
    で印字する様にしたことを特徴とする木材プレカット加
    工方法。
  10. 【請求項10】 木材の木口、側面、上面及び/又は下
    面に対して、継手・仕口用の金物を取り付けるための
    穴、切欠、スリット、溝及び/又は彫り等の取付部を形
    成するための木材加工情報を指令する木材加工情報指令
    手段と、 該木材加工情報指令手段により指令された木材加工情報
    に基づいて、木材の木口、側面、上面及び/又は下面に
    対して、継手・仕口用の金物を取り付けるための穴、切
    欠、スリット、溝及び/又は彫り等の取付部を形成する
    木材加工手段と、 木材の木口、側面、上面及び/又は下面に対して取り付
    けるべき金物の種類、取り付け箇所及び取り付け方向を
    意味する文字情報と、該文字情報の印字位置とからなる
    印字情報を指令する印字情報指令手段と、 該印字情報指令手段により指令された印字情報に基づい
    て、木材の四面の内の少なくともいずれかの面に対して
    前記文字情報を印字する印字手段とを備えている木材プ
    レカット加工システム。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の木材プレカット加工
    システムにおいて、 住宅を構成する構造部材の配置情報に基づいて、前記木
    材加工情報を生成する木材加工情報生成手段と、 前記構造部材の配置情報に基づいて、前記印字情報を生
    成する印字情報生成手段とを備えていることを特徴とす
    る木材プレカット加工システム。
  12. 【請求項12】 請求項10記載の木材プレカット加工
    システムにおいて、 住宅を構成する構造部材の配置情報に基づいて、前記木
    材加工情報を生成する木材加工情報生成手段と、 該木材加工情報生成手段の生成した木材加工情報に基づ
    いて、前記印字情報を生成する印字情報生成手段とを備
    えていることを特徴とする木材プレカット加工システ
    ム。
  13. 【請求項13】 請求項11又は請求項12記載の木材
    プレカット加工システムにおいて、 前記印字情報生成手段が、前記構造部材の配置情報の内
    の構造部材同士の接合位置の情報に基づいて、前記文字
    情報の印字位置を決定する様に構成されていることを特
    徴とする木材プレカット加工システム。
  14. 【請求項14】 プレカット加工した木材に対して所定
    の情報を印字する印字手段を備えている木材プレカット
    システムにおいて、 前記印字手段の下流側に配置されるローラコンベアとし
    て、中心に向かって直径が徐々に小さくなる鼓状のロー
    ラを用いることを特徴とする木材プレカットシステム。
  15. 【請求項15】 住宅を構成する構造部材の配置情報を
    入力する配置情報入力手段と、 構造部材同士の各接合位置に取り付けるべき金物を特定
    するための金物情報を入力する金物情報入力手段と、 前記配置情報入力手段及び前記金物情報入力手段により
    入力された構造部材の配置情報及び金物情報に基づい
    て、各構造部材の木口、側面、上面及び/又は下面に対
    して取り付けるべき金物の種類、取り付け箇所及び取り
    付け方向を意味する文字情報と、該文字情報の印字位置
    とからなる印字情報を生成する印字情報生成手段とを備
    えている金物取り付け指示用印字情報生成装置。
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