JP2003089767A - 蛍光体用コーティング剤およびこれを用いた蛍光粉並びにこれらの調製方法 - Google Patents

蛍光体用コーティング剤およびこれを用いた蛍光粉並びにこれらの調製方法

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JP2003089767A
JP2003089767A JP2001252865A JP2001252865A JP2003089767A JP 2003089767 A JP2003089767 A JP 2003089767A JP 2001252865 A JP2001252865 A JP 2001252865A JP 2001252865 A JP2001252865 A JP 2001252865A JP 2003089767 A JP2003089767 A JP 2003089767A
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acid
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Shin Karasawa
伸 唐沢
Unka Yo
雲霞 楊
Shichin Jo
志珍 徐
Gunrei Sho
群齢 章
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Original Assignee
TDO GRAPHICS CO Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】P25を加えるだけでアルカリ土アルミン酸塩
長残光蛍光粉の耐水性と耐熱性が共に向上するものの、
発光輝度の低下が完全に解消されるわけではなく、その
ため実用レベルには達しない。 【解決手段】SiO2溶解ガラス結合よりなり、上記結
合式(−O−Si−O−)nで表される蛍光体用コーテ
ィング剤である。上記蛍光体用コーティング剤におい
て、nは5〜20の範囲が好ましい。結合式Si(OR)
4(式中、RはC1〜C4のアルキル基)で表される珪酸
エステルを、触媒と共溶剤を含む水溶液中で加水分解し
た後、得られる透明溶液をエージングする蛍光体用コー
ティング剤の調製方法を採用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種の標識等に用
いられる蛍光体用コーティング剤およびこれを用いた蛍
光粉並びにこれらの調整方法に関する。
【0002】
【従来の技術】科学技術の高度発展に伴い、長残光光致
蓄エネルギー発光材料は、人々の注目を集めている。例
えば、航空計器や自動車計器の文字盤表示、塗料、陶磁
器、コンクリート、工芸美術等において発光材料が用い
られている。特に、注目に値するのは、発光塗料が道路
標識、建築標識、消防標識に使用される場合であって、
これらは交通事故の防止、地震や火災等の災害時におけ
る避難のために重要なものである。
【0003】従来、長残光蛍光粉としてはCuS:B
i、CaSrS:Bi、ZnS:Cu、ZnCdS:C
u等の硫化物発光材料が知られている。これらは、はじ
めて実用意義をもった長残光蛍光粉あるが、化学的性質
上、不安定で抗光性にやや劣り、一定の湿度と紫外光の
輻射の下では分解が始まり、黒色変化や輝度の低下を招
いた。そのため、上記硫化物発光材料は戸外や直射日光
の当たる場所での使用には適さないものであった。ま
た、上記ZnS:Cuの発光時間はわずか数10分であ
り、もし、この発光時間を延長し、輝度を上昇させよう
とすれば、ZnS:Cuに例えば、Co、Pmなどの放
射性物質を添加する必要があるが、これら放射性物質は
人体に有害で環境汚染にもつながるおそれがある。
【0004】上述した硫化物発光材料とは異なり、60
年代、Palilla(Palilla FC, ThisJournal, 1968. 115,6
42)は、SrAl24:Eu2+の発光過程で、最初に急
速減衰過程を経た後、やや低い強度の発光範囲において
比較的長時間の発光が持続されると記載されている。こ
の知見はアルカリ土アルミン酸塩長残光発光材料を新た
なステップへ進み入れた。
【0005】近年、SrAl24:Eu2+系統への開発
研究は、SrとAlの部分をその他の成分で入れ換え、
Eu以外の第2の賦活剤、例えばDy、Nd等を添加す
ることによって微量元素が構成する適当な不純物エネル
ギー準位を導入して発光輝度の向上と残光時間の延長と
いう目的に達しようとすることに集中している。中国特
許CN1126746Aでは、通式が(A、Be)O.
Al23(Aはアルカリ土金属イオンの単一イオンまた
は組合せ、BeはCe、Tb、Eu、Dyの単一イオン
または組合せ)のアルカリ土アルミン酸塩長残光蛍光粉
は、残光時間が12時間以上に達する、と指摘してい
る。中国特許CN1193651Aでは、一般式(Sr
0.9995-0.998Eu0.0005-0.002)Al24或いは(Sr
0.9995-0.9 98Eu0.0005-0.002)O.n(Al1-a-bb
Dy))O3(a=0.0005〜0.002、b=
0.001〜0.35、n=1〜8)の時、1250〜
1600℃で焼成すると残光時間が40時間以上となる
ことがわかる。特開平8−73845号、特開平8−1
51573号、特開平9−272867号では、いずれ
もアルカリ土アルミン酸塩を基礎にその他の成分を加
え、更に発光輝度を向上させ、残光時間を延長させてい
る。
【0006】アルカリ土アルミン酸塩長残光蛍光粉は、
その安全性と高い輝度、長い残光時間によって発光イン
ク、発光塗料、発光陶磁器等に用いられ、一種絶好の
「緑色光源」となっている。そして、これらがインクや塗
料の成分の1つとなると、その発光製品は耐湿性、耐熱
性および耐候性に対する要求を満足しなければならな
い。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、アルカ
リ土アルミン酸塩長残光蛍光粉は、水に対して極めて不
安定で水溶液中で容易に加水分解されてしまい、そのた
め空気中の水分によっても、発光輝度と残光時間が大幅
に低下するという欠点があった。JP8−151574
にはアルカリ土アルミン酸塩にP25を加えたとき、耐
水性と耐熱性が向上した、とある。P25の分子分数が
0.002〜0.04の場合、600℃で加熱した後の
発光輝度は元の85%であり、72時間水に浸しておい
た後の発光輝度は元の48.5%であった。そして、P
25を加えずに600℃で加熱した後の発光輝度は元の
20%,72時間水に浸しておいた後の輝度は0であっ
た。したがって、P25を加えるだけでアルカリ土アル
ミン酸塩長残光蛍光粉の耐水性と耐熱性が共に向上する
ものの、発光輝度の低下が完全に解消されるわけではな
く、そのため実用レベルには達しないというのが実情で
あった。
【0008】特開平9−316443では、SiO2
よる表面処理によってアルカリ土アルミン酸塩長残光蛍
光粉の耐水性を向上させることが記載され、そして、S
iO 2を含む処理液において、SiO2濃度が7.5%の
とき、アルカリ土アルミン酸塩長残光蛍光粉は水に50
0時間浸しても、そのpHに変化がないのでSiO2
面処理後の蛍光粉は塗料やインクに使用することができ
るとされている。しかし、同発明では不透明なSiO2
コロイド乳液で蛍光粉表面をコーティングしたため、蛍
光粉表面のSiO2結晶顆粒によって光が遮られて発光
輝度が低下するという問題があった。
【0009】中国特許CN1241612Aでは、蛍光
粉のコーティング剤として珪酸ナトリウムや珪酸カリウ
ムを用いることが提案され、蛍光材料の基体表面を珪酸
ナトリウムや珪酸カリウムで覆い、この蛍光材料を高温
で鍛焼すると基体の表面にSiO2結晶物が残るとされ
ている。しかし、上記結晶物には連続性がなく、滑らか
な性状でないため、やはり光が遮られて発光輝度が低下
するという問題は依然として存在した。
【0010】本発明の第1の目的は、耐水性と耐熱性に
優れ、しかも発光輝度の低下を招かない蛍光体用コーテ
ィング剤およびこれを用いた蛍光粉を提供することにあ
る。
【0011】本発明の第2の目的は、上記蛍光体用コー
ティング剤およびこれを用いた蛍光粉の調整方法を提供
することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本願の第1の発明は、S
iO2溶解ガラス結合よりなり、上記結合式(−O−S
i−O−)nで表される蛍光体用コーティング剤であ
る。
【0013】上記蛍光体用コーティング剤において、n
は5〜20の範囲が好ましい。
【0014】本願の第2の発明は、結合式Si(OR)4
(式中、RはC1〜C4のアルキル基)で表される珪酸エ
ステルを、触媒と共溶剤を含む水溶液中で加水分解した
後、得られる透明溶液をエージングすることを特徴とす
る蛍光体用コーティング剤の調製方法である。
【0015】上記調製方法において、珪酸エステルとし
ては、正珪酸エチルエステルまたは正珪酸ブチルエステ
ル、或いはこれらの混合物が好ましい。
【0016】また、上記調製方法における触媒として
は、無機酸またはC1〜C4の有機酸が挙げられる。
【0017】更に、上記調製方法における共溶剤として
は、C1〜C3の脂肪アルコールが好ましい。
【0018】また、上記調製方法におけるSi(OR)4
に対する配合割合としては、H2O/Si(OR)4のモル
比が1.0〜15.0であり、共溶剤/Si(OR)4
モル比が10〜60であり、触媒/Si(OR)4のモル
比が0.01〜0.08であるようにするのが好まし
い。
【0019】本願の第3の発明は、現存するアルカリ土
アルミン酸塩長残光蛍光粉の表面にSiO2溶解ガラス
層が形成されたものであり、アルカリ土アルミン酸塩長
残光蛍光粉の耐水性と耐熱性を向上させるだけでなく、
発光輝度の向上を図ったものである。
【0020】すなわち、上記SiO2溶解ガラス層はS
iO2結晶体とは異なるものであり、SiO2結晶体は光
散乱に対して不透明であるのに対し、SiO2溶解ガラ
ス層は透明であって、紫外光−可視光−赤外光の下で連
続した高い透過性を有し、アルカリ土アルミン酸塩長残
光蛍光粉の発光性能を向上させるものである。
【0021】具体的には、化学式がMAl24(MはM
g、Ca、SrまたはBa):Eu.Dyであるアルカ
リ土アルミン酸塩よりなる基体の表面に、結合式(−O
−Si−O−)nで表されるSiO2重合体がコーティン
グされた蛍光粉であり、SiO2重合体におけるnは5
〜20の範囲が好ましく、また、SiO2重合体が基体
に対して、SiO2量計算で0.1〜25wt%の割合
でコーティングされているのが好ましい。これは、Si
2重合体が0.1wt%未満の場合には、基体の表面
に連続したコーティング層が形成されず、基体の一部が
露出することとなって蛍光粉としての耐水性と耐熱性に
悪影響を与え、また、SiO2重合体が25wt%を超
える場合にはコーティング層が厚くなって発光輝度に悪
影響を与えるからである。
【0022】そして、SiO2重合体は基体に対して、
SiO2量計算で3〜16wt%の割合でコーティング
されているのが最適である。
【0023】なお、アルカリ土アルミン酸塩よりなる基
体の製造は、既に知られている方法によって行うことが
できる。例えば、中国特許CN1053807や特開平
9−272867号にも記載されている通り、アルカリ
土類金属やAl、Eu等の必要元素を含む原料を仮焼し
て得た生成物を加圧した後、最終的に焼成する。
【0024】本願の第4の発明は、上記アルカリ土アル
ミン酸塩長残光蛍光粉の表面にSiO2溶解ガラス層が
形成されたものの調製方法である。
【0025】すなわち、化学式がMAl24(MはM
g、Ca、SrまたはBa):Eu.Dyであるアルカ
リ土アルミン酸塩よりなる基体の表面に、結合式(−O
−Si−O−)nで表されるSiO2重合体がコーティン
グされた蛍光粉の調製方法であって、結合式Si(OR)
4(式中、RはC1〜C4のアルキル基)で表される珪酸
エステルを、無機酸またはC1〜C4の有機酸よりなる触
媒とC1〜C3の脂肪アルコールよりなる共溶剤を含む水
溶液(H2O/Si(OR)4のモル比が1.0〜15.0
であり、共溶剤/Si(OR)4のモル比が10〜60で
あり、触媒/Si(OR)4のモル比が0.01〜0.0
8)中で加水分解して均一な透明溶液を得、次に、上記
透明溶液をエージングした後、該エージング溶液と上記
基体とを所定割合で混合し、その後、ろ過、乾燥、加熱
することを特徴する。
【0026】上記加水分解反応は以下の通り: Si(OR)4+H2O→(RO)3SiOH+ROH (RO)3SiOH+Si(OR)4+H2O→(RO)5Si2
OH+2ROH
【化1】 (RはC1〜C4のアルキル基、n=5〜20)加水分解
−縮合反応の結果、結合を微弱交連からやや高い交連へ
変化させ、最終的に鎖状ポリマーを形成する。より具体
的には、上記加熱時間中、水とアルコールの蒸発と有機
物の分解に伴い、縮合を経て重合に至る。結合は次第に
細くなり、最終的には相応するSiO2溶解ガラスに変
化し、(加熱)時間も析晶傾向を生む。よって、相応す
るSiO2溶解ガラス結合を得るためには、加水分解と
加熱条件を制御することが非常に重要である。加熱の温
度は300〜350℃の範囲が好適である。
【0027】珪素のアルコレートの加水分解−縮合反応
の過程では、適量の水は必須である。
【0028】H2O/Si(OR)4のモル比は、上述の通
り、1.0〜15.0の範囲が好適である。これは、H
2O/Si(OR)4のモル比が1.0未満の場合には溶液
の粘度が高くなってコーティング層の厚さが増加し、ア
ルカリ土アルミン酸塩よりなる基体の表面の湿潤性が低
下してコーティング層が剥げ落ち易くなり、またH2
/Si(OR)4のモル比が15.0を超える場合には、
SiO2の球状ポリマーの形成を招き、コーティング層
中に粗い球状下流が現れてコーティング層の透明性が低
下し、コーティング後のアルカリ土アルミン酸塩長残光
蛍光粉の相対発光輝度が低下するからである。この他、
共溶剤としてエチルアルコールを用いた場合のH2O/
Si(OC25)4のモル比は8.0〜14.0の範囲が
最適である。
【0029】上記調製方法において、珪酸エステルとし
ては、正珪酸エチルエステルまたは正珪酸ブチルエステ
ル、或いはこれらの混合物が好ましい。
【0030】珪酸エステルは、通常、水に対して安定で
あり、互いに溶け合わないため、水と珪酸エステルの共
溶剤を用いる。そして、この共溶剤による溶液中で上記
珪酸エステルの加水分解が可能となる。該共溶剤として
は、エチルアルコールが最適であり、また共溶剤/Si
(OR)4のモル比が10未満の場合にはアルカリ土アル
ミン酸塩よりなる基体表面のコーティング層が部分的に
収縮して裂けてしまい、基体が露出することから、蛍光
粉としての耐水性、耐熱性が大幅に低下する一方、共溶
剤/Si(OR)4のモル比が60を超える場合には基体
表面とコーティング層とのカギ結合が弱くなって、やは
り耐水性、耐熱性が低下する。また、共溶剤/Si(O
R)4のモル比は、30〜40の範囲が最適である。
【0031】そして、上記触媒としては、硫酸、塩酸、
硝酸または酢酸等の酸触媒が好適である。
【0032】また、上記調製方法において、溶液をエー
ジングするにあたり、溶液の温度を40〜80℃として
12〜72時間エージングするのが好ましい。正珪酸エ
ステルの加水分解溶液のエージングは鎖状ポリマーの形
成に有効である。エージング時間が12時間より短い場
合には溶液の濃度が小さく、重合度も低くなり、アルカ
リ土アルミン酸塩よりなる基体の表面に均一なコーティ
ング層を形成できない。
【0033】また、エージング時間が72時間より長い
場合には、溶液の粘度が高くなり過ぎて、アルカリ土ア
ルミン酸塩よりなる基体の表面に形成されたコーティン
グ層が裂け易く、そのため耐水性、耐熱性の低下を招
く。最も好ましいエージング時間は36〜48時間であ
る。
【0034】エージングにおける溶液の温度は、上述し
たように40〜80℃であるが、温度が高くなるしたが
って溶剤の揮発量が多くなってしまうことから、40〜
60℃が最適である。
【0035】
【発明の実施の形態】本実施形態は化学式がMAl24
(MはMg、Ca、SrまたはBa):Eu.Dyであ
るアルカリ土アルミン酸塩よりなる基体の表面に、結合
式(−O−Si−O−)nで表されるSiO2重合体がコ
ーティングされた蛍光粉に関する。
【0036】
【実施例1】5gの水、76gのエチルアルコールおよ
び0.2gの塩酸を混合し、攪拌下、10gの正珪酸エ
チルエステルを加えて、その後、約15分間攪拌を続け
ると透明な均一溶液となり、該溶液を40℃で72時間
エージングする。
【0037】次に、上記透明溶液と基体である46gの
アルミン酸ストロンチウム長残光蛍光粉(放射ピーク5
20nm、粒度d50は35μ)とを15分間攪拌混合
し、その後、ろ過、自然乾燥する。次に、乾燥したもの
を350℃で30分間熱処理すると、SiO2コーティ
ング量が基体に対して5wt%のSiO2ガラスコーテ
ィング済みアルカリ土アルミン酸塩ストロンチウム長残
光蛍光粉が得られる。
【0038】そして、上記表面コーティングした蛍光粉
と表面コーティングをしていないアルミン酸ストロンチ
ウム長残光蛍光粉について、これらを水に浸し、また5
00〜900℃で30分間加熱して、pHと相対輝度を
測定した。その結果は、図1〜図3に示す通りであり、
上記SiO2ガラスコーティング済みアルカリ土アルミ
ン酸塩ストロンチウム長残光蛍光粉を水中に1000時
間以上浸した後のpHは6.5で、相対輝度は100%
である。また、上記蛍光粉を900℃で熱処理した後の
相対輝度は85%であった。
【0039】図1中、曲線1は表面コーティング未処理
の蛍光粉であり、曲線2は上記表面コーティング済みの
蛍光粉である。図1からわかるように、表面コーティン
グ未処理の蛍光粉は水中で極めて不安定で加水分解が非
常に早く、pHは14まで急激に上昇したが、上記表面
コーティング済みの蛍光粉は水に対して安定で加水分解
せず、pHが6.5〜7.5の間であった。
【0040】図2中、曲線3は表面コーティング未処理
の蛍光粉であり、曲線4は上記表面コーティング済みの
蛍光粉である。図2からわかるように、表面コーティン
グ未処理の蛍光粉は水中で加水分解するため、結晶体結
合が崩壊して相対発光輝度が時間経過に伴って大幅に低
下するが、上記表面コーティング済みの蛍光粉は耐水性
があるため、1000時間経過しても発光輝度の大幅な
低下がなかった。
【0041】図3は、蛍光粉を上述した通り、500〜
900℃で30分間加熱した後の発光輝度を示してお
り、曲線5は表面コーティング未処理の蛍光粉であり、
曲線6は上記表面コーティング済みの蛍光粉である。図
3からわかるように、表面コーティング未処理の蛍光粉
は高温下でEu2+が酸化されてEu3+となり、相対発光
輝度がほぼ0%まで低下したが、上記表面コーティング
済みの蛍光粉は、表面の緻密なSiO2コーティング層
が酸素の結晶格子内部への拡散を阻止するため、結晶格
子内のEu2+は比較的高温でもかなりの量のEu2+がそ
のまま保持され、その結果、80%以上の相対発光輝度
が得られた。従って、上記表面コーティング済みの蛍光
粉の耐熱性が認められる。
【0042】
【実施例2】7gの水、76gのエチルアルコールおよ
び0.1gの酢酸を混合し、攪拌下、10gの正珪酸エ
チルエステルを加えて、その後、約15分間攪拌を続け
ると透明な均一溶液となり、該溶液を50℃で48時間
エージングする。
【0043】次に、上記透明溶液と基体である46gの
アルミン酸カルシウム長残光蛍光粉(放射ピーク420
nm、粒度d50は40μ)とを15分間攪拌混合し、そ
の後、ろ過、自然乾燥する。次に、乾燥したものを32
0℃で30分間熱処理すると、SiO2コーティング量
が基体に対して10wt%のSiO2ガラスコーティン
グ済みアルカリ土アルミン酸塩カルシウム長残光蛍光粉
が得られる。
【0044】そして、上記実施例1と同様、上記表面コ
ーティングした蛍光粉と表面コーティングをしていない
アルミン酸カルシウム長残光蛍光粉について、これらを
水に浸し、また500〜900℃で30分間加熱して、
pHと相対輝度を測定した。その結果は、図4〜図6に
示す通りであり、上記SiO2ガラスコーティング済み
アルカリ土アルミン酸塩カルシウム長残光蛍光粉を水中
に1000時間以上浸した後のpHは7.0で、相対輝
度は100%である。また、上記蛍光粉を900℃で熱
処理した後の相対輝度は82%であった。
【0045】図4中、曲線7は表面コーティング未処理
の蛍光粉であり、曲線8は上記表面コーティング済みの
蛍光粉である。図4からわかるように、表面コーティン
グ未処理の蛍光粉は水中で極めて不安定で加水分解が非
常に早く、pHの上昇が顕著であったが、上記表面コー
ティング済みの蛍光粉は水に対して安定で加水分解せ
ず、pHが6.5前後であった。
【0046】図5中、曲線9は表面コーティング未処理
の蛍光粉であり、曲線10は上記表面コーティング済み
の蛍光粉である。図5からわかるように、表面コーティ
ング未処理の蛍光粉は水中で加水分解するため、結晶体
結合が崩壊して相対発光輝度が時間経過に伴って大幅に
低下し、最終的に0%となったが、上記表面コーティン
グ済みの蛍光粉は耐水性があるため、1000時間経過
しても発光輝度の低下がなかった。
【0047】図6は、蛍光粉を上述した通り、500〜
900℃で30分間加熱した後の発光輝度を示してお
り、曲線11は表面コーティング未処理の蛍光粉であ
り、曲線12は上記表面コーティング済みの蛍光粉であ
る。図6からわかるように、表面コーティング未処理の
蛍光粉は高温下で相対発光輝度がほぼ0%まで低下した
が、上記表面コーティング済みの蛍光粉は、80%以上
の相対発光輝度が得られた。従って、上記表面コーティ
ング済みの蛍光粉の耐熱性が認められる。
【0048】
【実施例3】塩酸の代わりに0.1gの硫酸を用いた点
を除いて上記実施例1と同様とした。
【0049】その結果、上記SiO2ガラスコーティン
グ済みアルカリ土アルミン酸塩ストロンチウム長残光蛍
光粉を水中に1000時間以上浸した後のpHは6.5
で、相対輝度は100%である。また、上記蛍光粉を9
00℃で熱処理した後の相対輝度は85%であった。
【0050】
【実施例4】正珪酸エチルエステルの代わりに15gの
正珪酸ブチルエステルを用いた点を除いて上記実施例1
と同様とした。
【0051】その結果、上記SiO2ガラスコーティン
グ済みアルカリ土アルミン酸塩ストロンチウム長残光蛍
光粉を水中に1000時間以上浸した後のpHは6.5
で、相対輝度は98.5%である。また、上記蛍光粉を
900℃で熱処理した後の相対輝度は80%であった。
【0052】
【実施例5】正珪酸エチルエステルの量を1.5gとし
てSiO2コーティング量が基体に対して0.75wt
%のSiO2ガラスコーティング済みアルカリ土アルミ
ン酸塩ストロンチウム長残光蛍光粉とした点を除いて上
記実施例1と同様とした。
【0053】その結果、上記SiO2ガラスコーティン
グ済みアルカリ土アルミン酸塩ストロンチウム長残光蛍
光粉を水中に1000時間以上浸した後のpHは7.0
で、相対輝度は98.0%である。また、上記蛍光粉を
900℃で熱処理した後の相対輝度は80%であった。
【0054】
【実施例6】珪酸エステルとして、正珪酸エチルエステ
ルの代わりに、正珪酸ブチルエステルと正珪酸エチルエ
ステルの混合物(重量比1:1)2.5gを用いた点を
除いて上記実施例1と同様とした。
【0055】その結果、上記SiO2ガラスコーティン
グ済みアルカリ土アルミン酸塩ストロンチウム長残光蛍
光粉を水中に1000時間以上浸した後のpHは7.5
で、相対輝度は98%以上である。また、上記蛍光粉を
900℃で熱処理した後の相対輝度は82%であった。
【0056】
【発明の効果】本発明に係る透明なSiO2溶解ガラス
結合コーティングを施した蛍光粉等の蛍光体は、水に対
して非常に安定であり、優れた耐水性を備え、また耐熱
性においても優れており、また上記コーティング層は透
明であるため、発光輝度に悪影響を与えることが全くな
いため、屋外においても十分な耐久性が得られ、しかも
長い残蓄光効果が確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】表面コーティング処理済みと同未処理の、アル
カリ土アルミン酸塩ストロンチウム長残光蛍光粉を同時
に水に浸した際の経時的なpH変化を示す図。
【図2】表面コーティング処理済みと同未処理の、アル
カリ土アルミン酸塩ストロンチウム長残光蛍光粉を同時
に水に浸した際の経時的な相対発光輝度の変化を示す
図。
【図3】表面コーティング処理済みと同未処理の、アル
カリ土アルミン酸塩ストロンチウム長残光蛍光粉の加熱
時の経時的な相対輝度の変化を示す図。
【図4】表面コーティング処理済みと同未処理の、アル
カリ土アルミン酸塩カルシウム長残光蛍光粉を同時に水
に浸した際の経時的なpH変化を示す図。
【図5】表面コーティング処理済みと同未処理の、アル
カリ土アルミン酸塩カルシウム長残光蛍光粉を同時に水
に浸した際の経時的な相対発光輝度の変化を示す図。
【図6】表面コーティング処理済みと同未処理の、アル
カリ土アルミン酸塩カルシウム長残光蛍光粉の加熱時の
経時的な相対輝度の変化を示す図。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09K 11/64 CPM C09K 11/64 CPM (72)発明者 徐 志珍 中華人民共和国上海市梅隆路130号 華東 理工大学内 (72)発明者 章 群齢 中華人民共和国上海市梅隆路130号 華東 理工大学内 Fターム(参考) 4G014 AH02 AH04 AH06 4H001 CA01 CC05 XA08 XA12 XA13 XA20 XA38 XA56 YA63 YA66 4J037 AA18 CA14 CB04 CC28 DD23 EE02 EE14 EE43 FF02 4J038 DL021 DL031 HA216 JA18 KA04 KA06 KA08 NA19 PB02

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 SiO2溶解ガラス結合よりなり、結合
    式(−O−Si−O−)nで表される蛍光体用コーティ
    ング剤。
  2. 【請求項2】 nが5〜20である請求項1記載の蛍光
    体用コーティング剤。
  3. 【請求項3】 結合式Si(OR)4(式中、RはC1〜C
    4のアルキル基)で表される珪酸エステルを、触媒と共
    溶剤を含む水溶液中で加水分解した後、得られる透明溶
    液をエージングすることを特徴とする蛍光体用コーティ
    ング剤の調製方法。
  4. 【請求項4】 珪酸エステルが、正珪酸エチルエステル
    または正珪酸ブチルエステル、或いはこれらの混合物で
    ある請求項3記載の蛍光体用コーティング剤の調製方
    法。
  5. 【請求項5】 触媒が無機酸またはC1〜C4の有機酸で
    ある請求項4記載の蛍光体用コーティング剤の調製方
    法。
  6. 【請求項6】 共溶剤がC1〜C3の脂肪アルコールであ
    る請求項3〜請求項5記載のうちのいずれか一項記載の
    蛍光体用コーティング剤の調製方法。
  7. 【請求項7】 H2O/Si(OR)4のモル比が1.0〜
    15.0であり、共溶剤/Si(OR)4のモル比が10
    〜60であり、触媒/Si(OR)4のモル比が0.01
    〜0.08である請求項3〜請求項6のうちのいずれか
    一項記載の蛍光体用コーティング剤の調製方法。
  8. 【請求項8】 化学式がMAl24(MはMg、Ca、
    SrまたはBa):Eu.Dyであるアルカリ土アルミ
    ン酸塩よりなる基体の表面に、結合式(−O−Si−O
    −)nで表されるSiO2重合体がコーティングされた蛍
    光粉。
  9. 【請求項9】 nが5〜20である請求項8記載の蛍光
    粉。
  10. 【請求項10】 SiO2重合体が基体に対して、Si
    2量計算で0.1〜25wt%の割合でコーティング
    された請求項8または請求項9記載の蛍光粉。
  11. 【請求項11】 SiO2重合体が基体に対して、Si
    2量計算で3〜16wt%の割合でコーティングされ
    た請求項8または請求項9記載の蛍光粉。
  12. 【請求項12】 化学式がMAl24(MはMg、C
    a、SrまたはBa):Eu.Dyであるアルカリ土ア
    ルミン酸塩よりなる基体の表面に、結合式(−O−Si
    −O−)nで表されるSiO2重合体がコーティングされ
    た蛍光粉の調製方法であって、 結合式Si(OR)4(式中、RはC1〜C4のアルキル
    基)で表される珪酸エステルを、無機酸またはC1〜C4
    の有機酸よりなる触媒とC1〜C3の脂肪アルコールより
    なる共溶剤を含む水溶液(H2O/Si(OR)4のモル比
    が1.0〜15.0であり、共溶剤/Si(OR)4のモ
    ル比が10〜60であり、触媒/Si(OR)4のモル比
    が0.01〜0.08)中で加水分解して均一な透明溶
    液を得、 次に、上記透明溶液をエージングした後、該エージング
    溶液と上記基体とを所定割合で混合し、その後、ろ過、
    乾燥、加熱することを特徴する蛍光粉の調製方法。
  13. 【請求項13】 珪酸エステルが、正珪酸エチルエステ
    ルまたは正珪酸ブチルエステル、或いはこれらの混合物
    である請求項12記載の蛍光粉の調製方法。
  14. 【請求項14】 共溶剤がエチルアルコールである請求
    項12または請求項13記載の蛍光粉の調整方法。
  15. 【請求項15】 触媒が、硫酸、塩酸、硝酸または酢酸
    である請求項12〜請求項14のうちのいずれか一項記
    載の蛍光粉の調整方法。
  16. 【請求項16】 共溶剤/Si(OR)4のモル比が30
    〜40である請求項12〜請求項15のうちのいずれか
    一項記載の蛍光粉の調整方法。
  17. 【請求項17】 溶液をエージングするにあたり、溶液
    の温度を40〜80℃として12〜72時間エージング
    することを特徴とする請求項12〜請求項16のうちの
    いずれか一項記載の蛍光粉の調整方法。
  18. 【請求項18】 加熱の温度を300〜350℃とする
    請求項12〜請求項17のうちのいずれか一項記載の蛍
    光粉の調整方法。
  19. 【請求項19】 化学式がMAl24(MはMg、C
    a、SrまたはBa):Eu.Dyであるアルカリ土ア
    ルミン酸塩よりなる基体の表面に、結合式(−O−Si
    −O−)nで表されるSiO2重合体(n=5〜20)が
    コーティングされた蛍光粉であって、 結合式Si(OR)4(式中、RはC1〜C4のアルキル
    基)で表される珪酸エステルを、硫酸、塩酸、硝酸また
    は酢酸よりなる触媒とC1〜C3の脂肪アルコールよりな
    る共溶剤を含む水溶液(H2O/Si(OR)4のモル比が
    1.0〜15.0であり、共溶剤/Si(OR)4のモル
    比が10〜60であり、H+/Si(OR)4のモル比が
    0.01〜0.08)中で加水分解して均一な透明溶液
    を得、 次に、上記透明溶液を40〜80℃として12〜72時
    間エージングした後、該エージング溶液と上記基体とを
    所定割合で混合し、その後、ろ過、乾燥、加熱(300
    〜350℃)することによって得られる蛍光粉。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100438106C (zh) * 2006-09-03 2008-11-26 鹤山丽得电子实业有限公司 一种粉红色光发光二极管荧光粉涂敷工艺
JP2014234461A (ja) * 2013-06-03 2014-12-15 株式会社デンソー 波長変換材及びその製造方法
WO2015079507A1 (ja) * 2013-11-27 2015-06-04 株式会社ルミネッサス 発光材及びその製造方法
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JP7345949B1 (ja) * 2023-06-15 2023-09-19 エルティーアイ株式会社 蓄光粒子の製造方法

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