JP2003089407A - 物品滞留装置 - Google Patents

物品滞留装置

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JP2003089407A
JP2003089407A JP2001286433A JP2001286433A JP2003089407A JP 2003089407 A JP2003089407 A JP 2003089407A JP 2001286433 A JP2001286433 A JP 2001286433A JP 2001286433 A JP2001286433 A JP 2001286433A JP 2003089407 A JP2003089407 A JP 2003089407A
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Kazuhiro Ishikawa
和広 石川
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Murata Machinery Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡素な構成であるにも拘わらず、種々の大き
さの物品を多段に滞留させることができる物品滞留装置
を提供すること。 【解決手段】 外枠2と、外枠2内又は外枠2外へ物品
を搬送する搬送手段3と、搬送手段3と外枠2との間を
通り抜ける際に搬送手段3上へ又は搬送手段3上より物
品を移載可能とされた複数段の移載棚手段4と、複数段
の移載棚手段4を所定間隔毎に上昇又は下降させる昇降
手段5とを備えており、更に、搬送手段3は、物品の搬
送方向に対して平行に配設された複数列のコンベヤ3a
を備える一方、移載棚手段4は、コンベヤ3a及び外枠
の間を通り抜ける周枠と、各コンベヤ3a間を通り抜け
る内枠とを備えていることを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば一の工程と
他の工程との間に配設され、且つ、一の工程側より他の
工程側へ搬送される物品を一時的に滞留させる物品滞留
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】各種物品を製造する工場等においては、
素材や中間製品を次工程側へ搬送したり、最終製品を包
装工程や出荷工程へ搬送するための搬送ラインが設けら
れている。このような搬送ラインにおいては、素材や中
間製品、又は最終製品(以下、便宜上、「物品」と称す
る。)を、一の工程と他の工程との間で一時的に短時
間、滞留させておく必要のある場合がある。
【0003】例えば、一の工程におけるタクト(サイク
ルタイム)より、その一の工程の直ぐ後の工程における
タクトが長い場合が挙げられる。この場合、一の工程の
終了した物品を次々に他の工程に搬送しても、他の工程
における処理が間に合わないのである。また、食製品の
製造過程において、食材になじみや腰、すわり等を付与
したい場合、及び、ベーキング等の加熱処理の施された
物品(食製品)を室温でそのまま放冷したい場合が挙げ
られる。
【0004】上記の場合の対応策としては、一の工程と
次の工程とを接続する搬送ラインの距離を長くする方式
が挙げられる。また、別の対応策としては、搬送ライン
の外へ物品を取り出す方式が挙げられる。
【0005】ここで、搬送ラインのみをもってして物品
を滞留させる方式においては、一の工程と他の工程との
間に配設される搬送ラインの長さを著しく長くせざるを
得なかった。一方、搬送ライン上の物品を一旦、搬送ラ
イン外へ取り出す方式においては、工程の連続性を損な
ってしまうし、作業性を悪化させてしまう。
【0006】そこで、かかる問題点を解決するための、
種々の発明又は考案が為されている。例えば、一従来例
の物品滞留装置によれば、物品の搬入及び搬出方向に対
して垂直に配設された複数のローラを有するコンベヤを
備えており、これら複数のローラを回転させることによ
り、前工程側より送られる物品が枠体(フレーム)内に
搬入され、且つ、その各ローラ間を通り抜け可能とする
ために夫々梯子状に形成された複数段の棚により、かか
るコンベヤ上の物品が持ち上げられるのである。そし
て、かかる複数段の棚は、通常、コンベヤの下方に待機
されており、その待機される複数段の棚は、所定間隔毎
に上昇させられる。従って、多くの物品を一時的に多段
に滞留させることができるのである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記物
品滞留装置においては、ローラコンベヤユニットを構成
する複数のローラが、その軸心が物品の搬入方向に対し
て直交するように配設されている。これらのローラを駆
動するためには、各ローラにチェーンなどを掛ける必要
があるが、ローラコンベヤユニット内には梯子状の棚が
通過するための空間を確保する必要があり、駆動機構が
複雑になるという問題点があった。
【0008】本発明は、上記問題点を解決するために為
されたものであり、簡素な構成であるにも拘わらず、種
々の大きさの物品を多段に滞留させることができる物品
滞留装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に請求項1記載の物品滞留装置は、外枠と、この外枠内
又は外枠外へ物品を搬送する搬送手段と、この搬送手段
及び外枠の間を上下に通り抜ける際に搬送手段上へ又は
搬送手段上より物品を移載可能とされた複数段の移載棚
手段と、この複数段の移載棚手段を適宜間隔を空けて上
昇又は下降させる昇降手段とを備えた物品滞留装置にお
いて、搬送手段は、物品の搬送方向に対して平行に配設
された複数列のコンベヤを備える一方、移載棚手段は、
コンベヤ及び外枠の間を上下に通り抜ける周枠と、各コ
ンベヤ間を上下に通り抜ける内枠とを備えている。
【0010】この請求項1記載の物品滞留装置によれ
ば、搬送手段により、前工程側より送られる複数の物品
が外枠内へ搬入されると、その搬送手段と外枠との間を
下方側から通り抜ける移載棚手段により、搬送手段上の
物品が持ち上げられる。ここで、移載棚手段は複数段設
けられており、これら複数段の移載棚手段は、昇降手段
により、各移載棚手段間に適宜間隔を空けて上昇させら
れる。従って、一の段の移載棚手段が搬送手段と外枠と
の間を通り抜けた後、搬送手段により新たな物品が搬入
された場合には、次の段の移載棚手段により、その新た
に搬入された物品が持ち上げられる。
【0011】一方、昇降手段により移載棚手段が下降さ
せられる場合には、その下降させられる各移載棚手段は
搬送手段を通過する。この際、移載棚手段上の物品が搬
送手段上へ載置され、更に、搬送手段により、かかる搬
送手段上に載置された物品が外枠外へ搬出される。
【0012】請求項2記載の物品滞留装置は、請求項1
記載の物品滞留装置において、各コンベヤは、夫々一条
のベルト又はチェーンコンベヤから成るものである。
【0013】請求項3記載の物品滞留装置は、請求項1
又は2記載の物品滞留装置において、搬送手段により搬
送可能な位置まで前工程側より送られる物品を搬送する
第2搬送手段を備え、この第2搬送手段は、物品の搬送
方向に対して互いに向き合うように傾斜されて配設され
る右ローラ群及び左ローラ群によって構成されており、
前工程側より送られる物品が少なくとも周枠及び内枠の
両枠間に跨るように、又は隣合う内枠間に跨るように案
内しつつ搬送するものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の好ましい実施例について説明する。図1は、本発明
の一実施例である物品滞留装置1の上方斜視図であり、
図2は、図1のII−II線における断面図であり、図3
は、図1のIII−III線における断面図である。なお、発
明の理解を容易とするために、適宜、物品滞留装置1の
構成を部分的に省略して図示している。
【0015】図1から図3に示すように、物品滞留装置
1には、主として、フレームユニット2と、搬送ユニッ
ト3と、移載棚ユニット4と、昇降ユニット5と、移載
棚位置検出ユニット6とが設けられている。フレームユ
ニット2は、物品滞留装置1の外枠を構成するものであ
り、四隅に夫々支柱2aを備えている。
【0016】搬送ユニット3は、フレームユニット2内
に配設されており、フレームユニット2内へ物品Wを搬
入するとともに、フレームユニット2外へ物品Wを搬出
するためのユニットである。この搬送ユニット3には、
複数条のベルトコンベヤ3a,…,3aと、これら複数
条のベルトコンベヤ3a,…,3aを夫々回転駆動させ
るための駆動モータ(図示せず)と、その駆動モータの
動力を各ベルトコンベヤ3aに伝達するための伝達ロー
ラ3bと、かかるベルトコンベヤ3a、駆動モータ及び
伝達ローラ3bを支持するための支持ステー3cと、搬
送ガイド3dとを備えている。
【0017】移載棚ユニット4は、搬送ユニット3によ
りフレームユニット2内へ搬送される物品を複数段に滞
留させるためのものであり、複数の移載棚4a,…,4
aと、それら複数の移載棚4a,…,4aを所定間隔毎
に多段状に連結するための連結部材4bとを備えてい
る。
【0018】各移載棚4aは、ベルトコンベヤ3a上へ
又はベルトコンベヤ3a上より物品を移載するためのも
のであり、搬送ユニット3と、フレームユニット2との
間を上下方向に通り抜け可能とされている。図4に示す
ように、各移載棚4aは、複数の桟状部材を組み合わせ
た構成とされており、この各移載棚4aには、移載棚4
aの外周部を構成する外枠4a1と、ベルトコンベヤ3
aの配設方向(物品Wの搬送方向)に対して平行となる
ように対向する外枠4a1の間に架設された内枠4a2
と、外枠4a1及び内枠4a2の荷物接触面に配設され
た滑り防止部材4a3とを備えている。ここで、外枠4
a1は、ベルトコンベヤ3aと支柱2aとの間を通り抜
け可能に形成されており、内枠4a2は、隣り合うベル
トコンベヤ3a,3a間を通り抜け可能に形成されてい
る。そして、このように外枠4a1及び内枠4a2が通
り抜けた際には、外枠4a1の一部及び内枠4a2によ
り構成される支持部4a4によって、ベルトコンベヤ3
a上の物品Wが持ち上げ支持され、又はベルトコンベヤ
3a上へ物品Wが降ろされる。また、外枠4a1及び内
枠4a2の荷物接触面に滑り防止部材4a3が配設され
ているので、移載棚4aが上昇又は下降する際や保管中
に、物品Wがずれたり落下するのが防止される。
【0019】図5は、連結部材4bの配設部近傍を拡大
した側面図である。図1及び図5に示すように、連結部
材4bは、各隣合う移載棚4a,4a間に夫々配設され
ており、鎖材から成る連結用鎖4b1と、金属平板材か
ら成る連結用錘4b2とを備えている。即ち、一の移載
棚4aと他の移載棚4aとの間に配設される連結部材4
bは、各隣合う移載棚4a間の間隔Lのうち、上部分L
1が連結用鎖4b1により構成され、下部分L2が連結
用錘4b2によって構成されている。従って、複数の移
載棚4a,…,4aが搬送ユニット3の下方空間に位置
する場合に、即ち、複数の移載棚4a,…,4aが搬送
ユニット3の下方空間に待機中である場合に、連結用鎖
4b1及び連結用錘4b2が折り畳まれて、各隣合う移
載棚4a、4a同士を積み重ねた状態にすることができ
る。ひいては、搬送ユニット3の下方空間を省スペース
化することができ、物品滞留装置1の設置場所の床から
天井までの高さが低い場合にも、多段に物品を滞留させ
ることができるのである。
【0020】また、各隣合う移載棚4a,4a間に夫々
配設される連結部材4bは、連結用鎖4b1のみなら
ず、連結用錘4b2を備えているので、常に所定の状態
に折り畳むことができ、連結用鎖4b1が絡まってしま
うことを防止することができる。
【0021】昇降ユニット5は、移載棚4aを上昇させ
又は下降させるためのものであり、最上段の移載棚4a
に取着された昇降用鎖5aと、その昇降用鎖5aを巻き
上げるための昇降モータ5bとを備えている。ここで、
複数の移載棚4a,…,4aは連結部材4bにより所定
間隔毎に連結されているので、昇降モータ5bによる昇
降用鎖5aの巻き上げにより、移載棚4aを所定間隔毎
に昇降させることができる。
【0022】図6は、移載棚位置検出ユニット6の配設
部近傍の側面図である。図6に示すように、移載棚位置
検出ユニット6は、昇降ユニット5により上昇又は下降
される移載棚4aが所定高さに到達したか否かを検出す
るものであり、センサ取付ステー6cの側面に取付けら
れた反射型光電スイッチ6aと、移載棚4aの側面に取
付けられた反射鏡6bとによって構成されている。
【0023】反射型光電スイッチ6aは、放射検出部6
a1と、ケーブル6a2とによって構成されており、放
射検出部6a1は、集光性の高い光を放射するととも
に、所定値(閾値)以上の光を検出した場合には、具体
的には、移載棚4aの側面に取付けられた反射鏡6bに
より反射された光を検出した場合には、ケーブル6a2
を介して、検出信号を出力するようにされている。ケー
ブル6a2は、かかる検出信号を伝達するとともに、放
射検出部6a1を駆動させるための電力を供給するため
のものである。従って、移載棚4aが所定の高さに到達
したことを容易に検出することができるのである。
【0024】また、前記した通り、固定体であるフレー
ムユニット2側に反射型光電スイッチ6aが取付けら
れ、移動体である各移載棚4a側に夫々反射鏡6bが取
付けられている。従って、ケーブル6a2の配線が煩雑
となってしまうことを防止することができる。具体的に
説明すれば、反射型光電スイッチ6aを移載棚4a側に
取付ける場合に生ずる煩雑さ、即ち、移載棚4aの移動
量を考慮したり、移載棚4aの移動に伴う経時劣化的な
ケーブル6a2の損傷(例えば、摩耗によりケーブル6
a2の被覆が取れたり、伸びたり曲がったりの繰り返し
により心材が断線してしまうこと)の予防を考慮してケ
ーブル6a2を配設する煩雑さを解消することができる
とともに、そもそも各移載棚4a毎に夫々反射型光電ス
イッチ6aを配設する煩雑さを解消することもできるの
である。
【0025】更に、前記した通り反射型光電スイッチ6
aはセンサ取付ステー6cの側面に取付けられている
が、このセンサ取付ステー6cは、両端がフレームユニ
ット2の支柱2aの所定高さ位置に取付けられている。
ここで、具体的に、所定高さ位置とは、反射型光電スイ
ッチ6aとベルトコンベヤ3a上面との間の距離Lb1
が、一の移載棚4aaの下端とこの一の移載棚4aaに
隣合う他の移載棚4abの下端との間の距離Lb2、即
ち、移載棚4a間の距離Lb2よりも短くなる位置であ
る。
【0026】昇降ユニット5による移載棚4aの上昇に
伴い、移載棚位置検出ユニット6により一の移載棚4a
aが所定高さに到達したことが検出された場合、前工程
側から搬入コンベヤ50を介して送られる物品Wをベル
トコンベヤ3aによりフレームユニット2内へ引き込む
(搬入する)際、図7(a)に示すように、その引き込
もうとする物品Wが移載棚4aaや一段下の移載棚4a
bに衝突してしまうことを防止することができる。一
方、昇降ユニット5による移載棚4aの下降に伴い、移
載棚検出ユニット6により一の移載棚4aaが所定高さ
に到達したことが検出された場合、一段下の移載棚4a
bの上に載置されている物品Wをフレームユニット2外
へ送り出す(搬出する)ときにも、図7(b)に示すよ
うに、その送り出そうとする物品Wがベルトコンベヤ3
aと接触せず、送り出し不能となってしまうことを防止
することができるのである。ひいては、搬出コンベヤ6
0を介して後工程側へ物品Wを送れなくなってしまうこ
とを防止することができるのである。
【0027】更には、各移載棚4a間は連結部材4bに
より連結されているが、前記した通り連結部材4bの一
部を構成する連結用鎖4b1は鎖材から成るため、経時
的に各移載棚4a間の距離が開いてしまう場合がある。
しかしながら、前記した通り、物品滞留装置1によれ
ば、支柱2aの所定高さに取り付けられた反射型光電ス
イッチ6aにより各移載棚4aに取り付けられた反射鏡
6bを介して反射光を検出する方式とされており、反射
型光電スイッチ6aとベルトコンベヤ3a上面との距離
Lb1が移載棚4a間の距離Lb2よりも短くされてい
るので、移載棚4aの昇降に伴い、物品Wの引き込み又
は送り出しが不可能となってしまうことを防止すること
ができるのである。
【0028】即ち、上記の記載に基づけば、昇降ユニッ
ト5による移載棚4aの上昇および下降制御、並びに搬
送ユニット3による物品Wの搬入及び搬出制御が煩雑と
なってしまうことを防止することができるのである。ひ
いては、図9に示すように、物品Wを多段に滞留させる
ことができるのである。
【0029】図8は、物品滞留装置1及び、其の物品滞
留装置1に併設された搬入コンベヤ50を示した図であ
る。図8に示す搬入コンベヤ50は、前工程側から搬送
される物品Wを物品滞留装置1へ搬送するためのもので
あり、第1搬入ローラ51と、第2搬入ローラ52と、
第1搬入ローラ51及び第2搬入ローラ52を支持する
支持部材53と、第1搬入ローラ51及び第2搬入ロー
ラ52を回転駆動させるための駆動モータ(図示せず)
及び伝達ベルト(図示せず)とを備えている。
【0030】第1搬入ローラ51は、物品Wの搬送方向
に対してその軸心が直交するように適宜間隔を空けて配
設されており、第2搬入ローラ52は、物品Wの搬送方
向(図8に示すセンターライン52c)に対して互いに
向き合い且つ略対称となるように傾斜されて配設される
左ローラ群52a及び右ローラ群52bによって構成さ
れている。そして、搬入コンベヤ50により搬送される
物品Wは、左ローラ群52aにより矢印A方向へ付勢さ
れる一方、右ローラ群52bにより矢印B方向へ付勢さ
れる。即ち、搬入コンベヤ50上を搬送される物品Wが
仮に左ローラ群52a配設側又は右ローラ群52b群配
設側の何れか一方の側に片寄っていても、第2搬入ロー
ラ52により、センターライン52c側へ移動させられ
るのである。そして、物品Wがセンターライン52cの
位置まで移動されると、左ローラ群52aによる付勢力
と右ローラ群52bによる付勢力とが均衡し、以降、セ
ンターライン52c上を搬送されるのである。即ち、第
2搬入ローラ52は、所謂「センタリング機能」を有し
ている。従って、物品Wの幅(搬入方向に対して垂直な
方向の長さ)が隣り合う支持部4a4の間隔よりも広け
れば、物品Wの大きさの如何によらず、移載棚4aの支
持部4a4により確実に支持することができる。
【0031】以上、実施例に基づき本発明を説明した
が、本発明は上述した実施例に何ら限定されるものでは
なく、本発明の主旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変
形が可能であることはいうまでもない。
【0032】
【発明の効果】請求項1記載の物品滞留装置によれば、
コンベヤ及び外枠の間を通り抜ける周枠とは別に、各コ
ンベヤ間を通り抜ける内枠を有する移載棚手段により、
搬送手段上へ又は搬送手段上より物品が移載されるの
で、物品の大きさ(幅)が複数種類ある場合にも、物品
の大きさの如何によらず、多段に滞留させることができ
るという効果がある。
【0033】また、内枠は物品の搬送方向に対し平行に
配設されており、各コンベヤを横切るようなものがない
ため、各コンベヤの駆動機構を容易に設けることがで
き、簡素な構成とすることができる。
【0034】請求項2記載の物品滞留装置によれば、請
求項1記載の物品滞留装置の奏する効果に加え、更に、
搬送手段がベルト又はチェーンコンベヤにより物品を搬
送する方式とされているので、ローラコンベヤにより物
品を搬送する方式に比べて、搬送手段の機械的構成を簡
素化することができるという効果がある。また、各コン
ベヤがベルトコンベヤから成るので、幅の狭いコンベヤ
を容易に構成することができ、ひいては、より小さい物
品にも対応することができるという効果もある。
【0035】請求項3記載の物品滞留装置によれば、請
求項1又は2記載の物品滞留装置の奏する効果に加え、
更に、物品の搬送方向に対して互いに向き合うように傾
斜されて配設される右ローラ群及び左ローラ群により構
成される第2搬送手段によって、前工程側より送られる
物品が少なくとも周枠及び内枠の両枠間に跨るように、
又は隣合う内枠間に跨るように案内されつつ、搬送手段
により搬送可能な位置まで搬送されるので、幅の狭い小
さな物品であっても、移載棚手段により安定して持ち上
げることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例である物品滞留装置の上方
斜視図である。
【図2】 図1のII-II線断面図である。
【図3】 図1のIII-III線断面図である。
【図4】 上記物品滞留装置を構成する一の移載棚の斜
視図である。
【図5】 上記物品滞留装置を構成する連結部材の配設
部近傍の側面図である。
【図6】 上記物品滞留装置を構成する移載棚位置検出
ユニットの配設部近傍の側面図である。
【図7】 (a)は、上記物品滞留装置により物品を搬
入する様子を示した図であり、(b)は、上記物品滞留
装置により物品を搬出する様子を示した図である。
【図8】 上記物品滞留装置及び、上記物品滞留装置に
併設された搬入コンベヤを示した図である。
【図9】 上記物品滞留装置に多段に物品が滞留された
状態を示した図である。
【符号の説明】
1 物品滞留装置 2 フレームユニット(外枠) 2a 支柱(外枠の一部) 3 搬送ユニット(搬送手段) 3a ベルトコンベヤ 4 移載棚ユニット(移載棚手段) 4a 移載棚 4a1 外枠(周枠) 4a2 内枠 5 昇降ユニット(昇降手段) 6 位置検出ユニット 50 搬入コンベヤ 52 第2搬入ローラ(第2搬送手段) 52a 左ローラ群 52b 右ローラ群

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外枠と、この外枠内又は外枠外へ物品を
    搬送する搬送手段と、この搬送手段及び外枠の間を上下
    に通り抜ける際に搬送手段上へ又は搬送手段上より物品
    を移載可能とされた複数段の移載棚手段と、この複数段
    の移載棚手段を適宜間隔を空けて上昇又は下降させる昇
    降手段とを備えた物品滞留装置において、搬送手段は、
    物品の搬送方向に対して平行に配設された複数列のコン
    ベヤを備える一方、移載棚手段は、コンベヤ及び外枠の
    間を上下に通り抜ける周枠と、各コンベヤ間を上下に通
    り抜ける内枠とを備えていることを特徴とする物品滞留
    装置。
  2. 【請求項2】 各コンベヤは、夫々一条のベルト又はチ
    ェーンコンベヤから成るものであることを特徴とする請
    求項1記載の物品滞留装置。
  3. 【請求項3】 搬送手段により搬送可能な位置まで前工
    程側より送られる物品を搬送する第2搬送手段を備え、
    この第2搬送手段は、物品の搬送方向に対して互いに向
    き合うように傾斜されて配設される右ローラ群及び左ロ
    ーラ群によって構成されており、前工程側より送られる
    物品が少なくとも周枠及び内枠の両枠間に跨るように、
    又は隣合う内枠間に跨るように案内しつつ搬送すること
    を特徴とする請求項1又は2記載の物品滞留装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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