JP2003088874A - 磁気活水装置 - Google Patents

磁気活水装置

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JP2003088874A
JP2003088874A JP2001285786A JP2001285786A JP2003088874A JP 2003088874 A JP2003088874 A JP 2003088874A JP 2001285786 A JP2001285786 A JP 2001285786A JP 2001285786 A JP2001285786 A JP 2001285786A JP 2003088874 A JP2003088874 A JP 2003088874A
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Hideyuki Tokuhiro
秀幸 徳廣
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IIHATOVA AMENITY SERVICE KK
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  • Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液体を効率良く活性化でき、かつ磁力の低下
を防止でき、しかも複数の異径配管に対応できる磁気活
水装置を提供する。 【解決手段】 開口端を突き合わせて脱着自在に連結す
る一対の収納体1、2と、一対の収納体1、2に対向及
び対称に移動自在に、かつ対向方向へバネ力を付勢して
内装した配管15、15aを挟み込む一対の磁石ホルダ
ー7、8を備え、一対の磁石ホルダー7、8の対向面を
対称に曲成して形成した円弧面7a、8aに、その中心
から同心円状にS極、N極の順に、かつ各極を露出して
複数の磁石9、9…を埋め込み配列した磁極の相反する
二個一対の磁石体5、6を設けて構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水道水の量水器
(メーターボックス)内や水道配管に装着することによ
り、水を磁気の力で活性化し、配管内の錆び、スケール
及びスライム等の発生を防止及び除去して、水道水の水
質改善を行ない、また農業、工業、水産等の用水と、そ
の排水処理等、あらゆる液体等を使用する分野での活用
が期待できる磁気活水装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、磁石を用いて配管に磁界を形
成することにより、配管内を浄化すると共に、磁界に水
を通すことにより、水質改善が行ない得ること(技術)
は良く知られている。
【0003】ところで、従来の磁気による水処理装置と
しては、磁石のN極とS極を対向させ、その引力を利用
したもの、または、N極とN極、S極とS極を対向さ
せ、その斥力を利用した単極装置と、ある程度強い磁石
を数多く並べると、磁力の強い磁石を装着よりもより効
果が得られることから、N極とS極を線上に交互に配列
したものを対向させたものや、連続したN極と連続した
S極を対向させたもの等の多極による装置が知られてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし乍ら、こうした
単極の装置は、一つの永久磁石や電磁石では、物理的に
磁力に限界があり、流速に対し必要な大きい磁力を得る
ために、磁石そのものを大きく、強力なものにする必要
があった。しかし、大きい磁石を使用すると、装置その
ものも大型となるだけでなく、磁力が大きくなると、磁
気が装置から外部に多く漏れるため、量水器内に装着し
た場合、量水器に誤作動を起こす危険性がある。従っ
て、上記装置では、量水器から離れた場所に穴を掘り、
該穴内部の配管に装着するか、また鋼管の場合はエンビ
管に交換してから装着する作業が必要であり、専門業者
に工事を依頼する必要があって、非常に不便で、かつ不
経済であった。
【0005】また、上記した多極による装置は、磁界同
志が相殺しあい磁気が確認できなかったり、液体に対す
る作用が確認できないものが多い。また、磁石によって
は錆びに対応できずに、磁力の早期の低下(減磁)を招
き、効果を失うこともある。
【0006】さらに、従来の磁気による水処理装置の大
半は、配管のサイズによって機種を変更しなければなら
ず、またサイズが大きくなると装置も大型となり、価格
が高くなって消費者には二重の負担がかかることから、
近年、一つの装置で各種配管サイズに対応できる装置も
開発されているが、対応できる配管サイズは、せいぜい
外径50mmまでであり、これが量水器内に装着できる
限界のサイズである。ところが、一般家庭用の配管のサ
イズに30mmが増えている現在、量水器内では、その
30mmの配管とメーターを接続するナットの外径が6
0mmであり、これに対応するためには外径60mmに
対応する必要がある。何れにしても、従来の装置を設置
するには、専門業者に依頼する必要があり、非常に不便
で、かつ不経済であった。
【0007】
【目的】本発明は、上記した従来の水処理装置が有する
このような問題点に鑑みてなされたもので、磁石ホルダ
ーの円弧面に、複数の永久磁石を同心円状に配列した磁
石体(二個一体)を対向させることにより、従来水流に
対し、直角に面状の磁界を形成していたものが、この方
法では水流に対し、直角に円筒形状の磁界を発生させる
ことが出来る。この円筒形状の磁界の場合、水流は中心
部から天地にかけて、円形に沿って瞬間的な衝突を起す
が、この瞬間の微妙な時間的ズレが水の粘性と相まっ
て、極性を持って磁界に並ぼうとする電解質を分解、拡
散することにより、高電位が生じる。この高電位粒子は
低電位物質の集まる配管面に向かって高速で移動するた
め、その途中にある水分子集団(クラスター)の水素結
合は分断され小さく細分化される。また、低電位に高速
で移行した高電位の粒子は放電を起し、壁面に付着した
スケール等の物質(炭酸カルシウム)の結晶格子を破壊
して、水酸化カルシウムや水素イオン、炭酸ガスや酸素
等に分解し水中に返えす。また、磁力を持たない赤錆の
二価の酸化鉄はイオン作用によって三価の酸化鉄に移行
し、以後配管内部の錆の制御を行うこととなる。一方、
配管壁面には強力なトンネル状の磁界が形成されてお
り、水はこの中を通過する過程でさらにこれらの強いエ
ネルギーを受け物理的、化学的特性である活性化を促進
する。本発明は、この多極による同心円磁場は、多極配
列では最っも強力で安定したバランスの取れた磁界を形
成さすことができ、またトンネル状の高磁界との相乗効
果によって液体(水を含む)をより機能的に効率よく、
活性化しようとする考え方であり、従来の強力な磁力線
を水に直接作用させて活性化を行う方法とは一線を画
す。また、この方法(配列)によって強い複数の永久磁
石を使用しているにもかかわらず、外部への磁気漏れが
ほとんどなく、各種水回り機器や量水器(メーター)等
に支障をきたすことがなく、さらに配管の材質やサイズ
に関係なく装着できること等を目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、請求項1の磁気活水装置は、開口端が突
き合わせられた状態で脱着自在に連結される二個一対の
収納体内と、該一対の収納体内に、対向及び対称に移動
自在に、かつ対向方向へバネ力を付勢して内装され、水
道配管を外側から挟み込む二個一対の磁石ホルダーを備
え、前記二個一対の磁石ホルダーの配管を挟み込む対向
面を、対称に凹曲した円弧面に形成し、該各円弧面の中
央を中心とした同心円状にS極、N極の順に、かつ該S
極、N極を円弧面に露出させた状態で複数の永久磁石
を、そのホルダーに各埋設配列した磁極の相反する二個
一対の磁石体を設けてなることを特徴とする。
【0009】また、請求項2の磁気活水装置は、前記二
個一対の磁石体は、磁石ホルダーの円弧面に各永久磁石
の極が露出した表面を樹脂被膜で覆い、さらにその表面
を、金属、合成樹脂等からなるカバーで覆われているこ
とを特徴とする。
【0010】また、請求項3の磁気活水装置は、前記二
個一対の磁石体における各磁石ホルダーの円弧面の上下
角部が傾斜カットされていることを特徴とする。
【0011】また、請求項4の磁気活水装置は、前記二
個一対の磁石体における各磁石ホルダーの後端と、前記
二個一対の収納体との間に圧縮バネを介在すると共に、
前記両磁石ホルダーを対向押圧移動する二個一対のネジ
棒が、前記両収納体の後壁に螺挿され、その先端が磁石
ホルダー後端に突き合わせられていることを特徴とす
る。
【0012】さらに、請求項5の磁気活水装置は、前記
二個一対の収納体を、上下の蝶番を介在して連結したも
のであって、そのうち上記の蝶番は、両収納体上面に各
固定される二個一対の構成部材と、両構成部材の対向端
に巻成された中間部及びその両側に連通配設される軸承
部と、各軸承部の外側から摺動自在に挿入される二本一
対のピンと具備し、前期両側の軸承部の内壁外端にスト
ッパーが突設される一方、前期各ピンは、略中央部に設
けられた係止段部を介して先端側の小径部に形成され、
両方のピンを外方へ引き出すことにより、各ピン先端が
中間部の軸承部から引き抜かれると共に、当該係止段部
を両側の軸承部内壁のストッパーに係止されるようにし
たことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る磁気活水装置
の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図
1は、磁気活水装置の縦断面図を示し、図2は同上磁気
活水装置における磁石体の正面図を示し、図3は、同上
磁気活水装置の二個一対の磁石体を内装した収納体と、
磁石ホルダーと、二個一対の収納体を脱着自在に連結す
る中開き蝶番及びスライド蝶番とカバーの各斜視図を示
し、図4(A)、(B)は、複数の磁石を同心円状に配
列した二個一対の磁石体の各正面図を示し、図5
(A)、(B)は、複数の磁石を同心円状に配列した他
の配列例を現わした二個一対の磁石体の正面図を示し、
図6は、図2におけるA−A線矢視断面図を示し、図7
は、図2におけるB−B線矢視断面図を示し、図8は、
図2におけるC−C線矢視断面図を示し、図9は、図2
におけるD−D線矢視断面図を示し、図10は、図2に
おけるE−E線矢視断面図を示し、図11は、磁石体の
縦断面図を示し、図12は、二個一対の収納体の側面図
を示し、図13は、磁極表面を覆うカバーの正面図を示
し、図14は、図13におけるF−F線矢視断面図を示
し、図15は、収納体の上方を連結する蝶番の拡大した
縦断側面図を示し、図16は、同蝶番のピンを外方に引
き出した状態の縦断側面図を示す。
【0014】上記磁気活水装置は、屋外に設置される水
道水の量水器(メーターボックス)内や、農業、工業、
水産業等の用水配管、排水配管その他の液体配管に装着
し、液体(水を含む)を浄化及び改善するためのもの
で、二個一対の収納体1、2と、該一対の収納体1、2
を脱着自在に連結する二個の蝶番3、4と、二個一対の
磁石体5、6と、該磁石体5、6を構成する二個一対の
磁石ホルダー7、8及び複数の永久磁石9…並びに複数
の磁石の極面を覆うカバー10、10と、複数本の圧縮
バネ11…と、二個一対のネジ棒12、13と、上部の
蝶番3を覆うカバー14とを主要素として構成されてい
る。
【0015】上記一対の収納体1、2は、次のように構
成される。図1及び図3並びに図12に示したように、
頂壁1a、2aと、底壁1b、2bと、左右の側壁1
c、1c、2c、2cと、後壁1d、2dとで、対向端
(前端)を開口部1e、2eとした収納部1f、2fを
内部に設けて箱形状に形成されている。上記した左右の
側壁1c、1c、2c、2cには、開口部1e、2e縁
から所定の大きさに切欠された切欠部1g、1g、2
g、2gが形成されており、該切欠部1g、1g、2
g、2gは、最大径の配管15よりも僅かに大きい半円
形に形成されている。
【0016】上記二個一対の収納体1、2における両頂
壁1a、2aの対向部には、側面略L型(他方は逆L
型)の凹部1h、2hが形成され、該凹部1h、2hの
底壁1i、2i上にスライド蝶番3の二個一対の構成部
材3a、3bがビス16、16…によって固定され、一
対の収納体1、2を突き合わせた状態で、上記両構成部
材3a、3bの対向端に巻成された軸承部3c、3d、
3dに枢軸としてのピン3e、3eを摺動自在に側方か
ら挿入することで、一対の収納体1、2の上部は脱着自
在に連結されている。
【0017】而して、図15及び図16に示したよう
に、上記軸承部3d、3dは、その内壁外端にストッパ
ー3f、3fが突設してあり、一方、上記ピン3e、3
eは、略中央部の係止段部3g、3gを介して先端側に
大径部3h、3h、基端側に小径部3i、3iが各形成
されている。このうち、大径部3h、3hの外径は、各
軸承部3c、3d、3dの内径と同径、あるいは僅かに
小さ目とし、小径部3i、3iの外径は、上記軸承部3
d、3dのストッパー3f、3f先端の内径と略等しく
させてある。さらに、上記ピン3e、3eの小径部3
i、3iの基端には、鍔部3j、3jが各形成してあ
り、該各鍔部3j、3jの先端側のピン3e、3eの長
さは、図15に示したように、当該鍔部3j、3jを軸
承部3d、3dの外端に当接させたとき各ピン3e、3
eの先端が、中央の軸承部3c内に挿入されるようにな
っている。
【0018】このようにして構成される蝶番3の構成部
材3a、3bを分離するには、図16に示したように、
鍔部3j、3jを把持してピン3e、3eを外方へ引き
出すと、当該ピン3e、3eの先端部が、中央の軸承部
3e内から引き抜かれると共に、係止段部3g、3gが
軸承部3d、3d内壁に設けられたストッパー3f、3
fに各係止されてピン3e、3eの蝶番3からの離脱が
防止される。
【0019】さらに、上記一対の収納体1、2における
両底壁1b、2bの対向端部は、図1に示したように蝶
番4により連結されるが、該蝶番4としては図3に示し
たようにいわゆる中開き蝶番が使用される。
【0020】上記中開き蝶番4は、次のように構成され
る。図3に示したように、板状の二個一対の構成部材4
a、4bの何れか一方、図示例では構成部材4bの対向
端の左右両側に巻成した軸承部4c、4cに枢軸4dを
挿通架設する。他方の構成部材4aの対向端の中央部に
は、上記両軸承部4c、4c間に挿入可能な略横向きU
字形状の軸承部4eを形成し、該軸承部4eを上記枢軸
4dに係脱自在に係合することで両構成部材4a、4b
は一体化される。従って、上記した構成部材4a、4b
を図1及び図3に示したように、二個一対の収納体1、
2の両底壁1b、2bにビス等にて固定することで、一
対の収納体1、2の下部は脱着自在に連結される。
【0021】上記ピン3e、3eの係止段部3g、3g
が軸承部3d、3dのストッパー3f、3fに各係止さ
せたとき、蝶番3の構成部材3a、3bが分離可能とな
るため、二個一対の収納体1、2は、下方の蝶番4を支
点として上方を両側へ開くことができる。そして、この
状態で配管15を挟みこんだ後、図15に示したよう
に、再び収納体1、2を閉じピン3e、3eを押し込む
ことで蝶番3の構成部材3a、3bは連結固定される。
【0022】上記二個一対の磁石体5、6は、次のよう
に構成される。図1ないし図4(A)、(B)に示した
ように、厚肉にして、正面短形状に形成した磁石ホルダ
ー7、8の前面の円弧面7a、8aの中心0を中心とす
る大、小二個の同心円周線a、b上に、複数の永久磁石
9、9…を埋め込むことで、それら一極面を上記円弧面
7a、8aに露出して同心円状に配列して形成されてい
る。
【0023】上記一対の磁石体5、6は図1に示したよ
うに、上記した一対の収納体1、2に、対向及び対称に
移動自在に内装させてあるが、本発明装置は、外径13
mm〜60mmまでの配管15a、15に自在に対応で
きるよう、両磁石体5、6の移動ストロークC、Cを設
定してある。また、上記した一対の磁石ホルダー7、8
の左右の側壁7b、7b、8b、8bには、前後方向
(図6において左右方向)へ長くガイド凹溝7c、7
c、8c、8cを形成し、上記一対の収納体1、2の左
右の側壁1c、1c、2c、2cにねじ込み貫通したガ
イドビス17、17、18、18の先端部を上記ガイド
凹溝7c、7c、8c、8cにスライド自在に係合する
ことで、上記一対の磁石体5、6の移動ストロークC、
Cが設定値に保たれる。
【0024】また、本発明装置は、上記したように、外
径13mm〜60mmまでの配管15a、15に自在に
対応できるようにしたことに鑑み、外径60mmの配管
15に対応するよう磁石体5、6(磁石ホルダー)の円
弧面7a、8aが形成されているので、該円弧面7a、
8aで外径13mmの配管15aに対応した場合、両円
弧面7a、8aの上下両端が接触して外径13mmの配
管15aに対応できるまで移動することができない。そ
こで、図1及び図3に示したように、上記円弧面7a、
8aの上下両角部を大きくカット、7d、8d、7e、
8eして円弧面7a、8aの角度を広げ、図1に示した
ように、可及的に外径13mmの細い配管15aに対応
できるよう形成させてある。
【0025】さらに、上記一対の磁石体、5、6が対向
方向へ押圧移動されるよう、図1及び図3に示したよう
に、磁石ホルダー7、8の後方角部に凹設したバネ受け
部7f、7f、8f、8fと、上記一対の収納体1、2
の後壁1d、2dとの間に圧縮バネ11、11を介在さ
せてあるが、該圧縮バネ11、11は永年使用によっ
て、バネ力が低下し、一対の磁石体5、6が配管15、
15aを完全に挟持できなくなることが考えられるの
で、該圧縮バネ11、11の補強手段として、一対の収
納体1、2の後壁1d、2dの中心に貫通形成したネジ
孔1j、2jにネジ棒12、13を各螺合貫通し、その
先端を、既述一対の磁石ホルダー7、8の後端中心に突
き合わせ、該ネジ棒12、13をネジ込むことにより磁
石体5、6が対向移動されるよう形成させてある。
【0026】上記した二個一対の磁石体5、6のうち、
一方の磁石体5には、図4Aに示したように、内側の円
周線a上に、永久磁石9…を、そのS極を露出して周方
向へ一定の間隔をおいて配列し、外側の円周線b上に
は、永久磁石9、9…を、そのN極を露出して周方向へ
連続して配列させてある。
【0027】他方の磁石体6は、図4(B)に示したよ
うに、永久磁石9、9…のN極を内側に、S極を外側に
位置して配列させてあり、この一対の磁石体5、6を、
配管15または15aを挟んで対峙させることで、磁場
が円筒配管15、または15aに対して直角かつ、円筒
状に形成されるようになっている。
【0028】また、複数の永久磁石9、9…は図5
(A)に示したように、一方の磁石体5にN極とS極の
異極を交互に配列し、他の磁石体6には、上記一方の磁
石体5と同様、N極とS極の異極を交互に、かつ一方の
磁石体5と相反するうように磁極を配列する。また、同
様の方法でN極を連続・S極を連続と言うように同極を
並べることも可能である。
【0029】さらに、磁石ホルダー7、8に埋め込み配
列した複数の永久磁石9、9…の表面(極面)を、図1
1に示したように、耐久性に優れた薄い樹脂被膜19で
覆い、磁石9、9…に水が付着して錆びが発生すること
によって起きる磁力の低下を防止する防水処理を行なう
と共に、さらに極面に泥や砂などが付着しないように、
金属、またはプラスチック製等のカバー10で覆って密
封し、極面を保護するよう形成させてある。
【0030】上記カバー10は、図13及び図4に示し
たように、既述磁石ホルダー7、8の円弧面7a、8a
及びその上下端のカット7d、8d、7e、8eに対応
する円弧部10a及び傾斜部10b、10bが形成され
ると共に、上記傾斜部10b、10bの端部から後方内
側へ傾斜延出してバネ性を与えた挟持板10c、10c
が形成され、該各挟持板10c、10cの端部に係合板
10d、10dを内側へ対向突出して一体に形成させて
ある。なお、既述磁石ホルダー7、8の円弧面7a、8
aと上記カバー10の円弧部10aのRは、ほぼ110
mmに設定してある。
【0031】上記カバー10は、その挟持板10c、1
0cをバネ力に対して外側へ開いた状態で、磁石ホルダ
ー7、8の前部に押し込み嵌合した後、挟持板10c、
10cを解放するとバネ力にて復元し、係合板10d、
10dが磁石ホルダー7、8の係合段部7f、7f、8
f、8fと係合し、既述樹脂被膜19表面を覆って密封
する。
【0032】上記磁石ホルダー7、8の円弧面7a、8
aのRを110mmに設定したことによって、永久磁石
9、9…の角度αは、図7では7.26゜、図8では1
8.06゜、図9では13.19゜、図10では4.8
2゜となる。
【0033】上記カバー14は、次のように構成され
る。図3に示したように、既述一対の収納体1、2の対
向端上部の凹部1h、2hによって形成される凹溝20
の長さ及び横幅に対応する長さ及び横幅に、かつ一対の
収納体1、2の頂壁1a、2aの曲率と同一曲率で上方
へ膨出形成した頂板部14aと、その一端から下方へ直
角に垂設した垂下板部14bと、他端に、正面略コ字形
状に設けた係合溝14cとで一体に形成されている。
【0034】上記カバー14は、上記した凹溝20の左
右両壁内面に対向突設した係合ピン21、21に上記係
合溝14cを係合して上記凹溝20を脱着自在に閉塞
し、蝶番3を覆っている。また、上記カバー14の垂下
板部14bの表面と、上記収納体2の側壁1cの表面
に、14d、2kに各錠孔22、23を貫通して形成
し、該両錠孔22、23に挿通して施錠することで、上
記カバー14の取り外しを阻止する。
【0035】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、次のような効果を奏するものである。請求
項1によれば、磁石ホルダーの円弧面に、複数の永久磁
石を同心円状に配列した磁石体(2個一体)を対向させ
ることにより、従来水流に対し、直角に面状の磁界を形
成していたものが、この方法では水流に対し直角に円筒
形状の磁界を発生させることが出来る。この円筒形状の
磁界の場合、水流は中心部から天地にかけて、円形に沿
って瞬間的な衝突を起すが、この瞬間の微妙な時間的ズ
レが水の粘性と相まって、極性を持って磁界に並ぼうと
する電解質を分解、拡散することにより、高電位が生じ
る。この高電位粒子は低電位物質の集まる配管面に向か
って高速で移動するため、その途中にある水分子集団
(クラスター)の水素結合は分断され小さく細分化され
る。また、低電位に高速で移行した高電位の粒子は放電
を起し、壁面に付着したスケール等の物質(炭酸カルシ
ウム)の結晶格子を破壊して、水酸化カルシウムや水素
イオン、炭酸ガスや酸素等に分解し水中に返えす。ま
た、磁力を持たない赤錆の二価の酸化鉄はイオン作用に
よって三価の酸化鉄に移行し、以後配管内部の錆の制御
を行うこととなる。一方、配管壁面には強力なトンネル
状の磁界が形成されており、水はこの中を通過する過程
でさらに、これらの強いエネルギーを受け物理的、化学
的特性である活性化を促進する。本発明は、この多極に
よる同心円磁場は、多極配列では最っも強力で安定した
バランスの取れた磁界を形成さすことができ、またトン
ネル状の高磁界との相乗効果によって液体(水を含む)
をより機能的に効率よく、活性化しようとする考え方で
あり、従来の強力な磁力線を水に直接作用させて活性化
を行う方法とは一線を画す。また、この方法(配列)に
よって強い複数の永久磁石を使用しているにもかかわら
ず外部への磁気漏れがほとんどなく、各種水回り機器や
量水器(メーター)等に支障をきたすことがなく、さら
に配管の材質やサイズに関係なく装着することができ
る。
【0036】また、請求項2によれば、磁石極面が、薄
い樹脂被膜で覆って防水処理されているので、磁石に水
が付着して生じる錆びによって起きる磁力の低下を防ぐ
ことができると共に、さらに、上記被膜表面を金属、プ
ラスチック製等のカバーで覆い、密封したので、磁石極
面を泥や砂等から確実に保護することができる。さらに
また、複数の磁石極面を一つのブロック構造として収納
体に嵌め込む形で内装したので、万一磁石が錆びて、腐
蝕し、磁力が低下した場合、磁石を簡単に取り外して新
しい磁石と取り替えることが可能で、時間、労力、再加
工等を考えた時、非常に効率的である。
【0037】請求項3によれば、一つの装置で、例えば
外径13mm〜60mmの配管に自在に対応できるよう
に外径60mmの配管に対応する磁石体の円弧面を形成
してあるので外径13mmの配管に対応させようとする
と、一対の磁石体の上下端部が相互に接触して外径13
mmの配管に対応できる位置まで磁石体を移動すること
ができなかったが、円弧面の中央に磁石を集めて同心円
状に配列し、円弧面の上下端部を大きくカットして、円
弧面のRの角度を広げたことにより、外径13mmまで
の小径の配管に対応することができる。
【0038】請求項4によれば、配管を一対の磁石で左
右から挟み込んで固定するために配置した圧縮バネは、
長年の使用でバネ力の低下が考えられるが、一対の収納
体の後壁にネジ棒を螺挿して、その先端を一対の磁石体
後端に突き合わせ、該ねじ棒のねじ込みにより一対の磁
石体を、配管固定方向へ移動可能としたので、圧縮バネ
は補強され、長年に亘って各径の配管を完全に固定でき
て耐久性が向上する。
【0039】請求項5によれば、二個一対の収納体を、
上下の蝶番を介して連結したもののうち、上方の蝶番
を、二個一対の構成部材の各軸承部に摺動自在に挿入さ
れるピンの出し入れによって分離可能に形成し、両方の
ピンの略中央部に設けられた係止段部を両側軸承部内壁
外端のストッパーにて係止されるように構成したので、
両方のピンの出し入れは両軸承部内で既むこととなり操
作性に優れると共に、ピンの紛失等を防止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る磁気活水装置全体の縦断面図であ
る。
【図2】同上磁気活水装置における磁石体の正面図であ
る。
【図3】同上磁気活水装置の磁石体を内蔵した収納体
と、一方の磁石ホルダーと、圧縮バネと、ネジ棒と、中
開き蝶番と、カバーの各斜視図である。
【図4】(A)、(B)は、一対の磁石体における磁石
及びその極の配列状態を示す各正面図である。
【図5】(A)、(B)は、一対の磁石体における永久
磁石及びその極の他の配列状態を示す各正面図である。
【図6】図2におけるA−A線矢視断面図である。
【図7】図2におけるB−B線矢視断面図である。
【図8】図2におけるC−C線矢視断面図である。
【図9】図2におけるD−D線矢視断面図である。
【図10】図2におけるE−E線矢視断面図である。
【図11】一対の磁石体を示す縦断面図である。
【図12】一対の収納体を示す側面図である。
【図13】一対の磁石体のカバーを示す正面図である。
【図14】図13におけるF−F線矢視断面図である。
【図15】収納体上方に位置する蝶番の拡大した縦断側
面図を示す。
【図16】同蝶番のピンを引き出した状態を縦断側面図
を示す。
【符号の説明】
1、2 一対の収納体 5、6 一対の磁石体 7、8 一対の磁石ホルダー 7a、8a 円弧面 7d、8d、7e、8e カット部 9 永石磁石 10 カバー 11 圧縮バネ 12、13 ネジ棒 19 樹脂被膜

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】開口端が突き合わせられた状態で脱着自在
    に連結される二個一対の収納体内と、該一対の収納体内
    に、対向及び対称に移動自在に、かつ対向方向へバネ力
    を付勢して内装され、水道配管を外側から挟み込む二個
    一対の磁石ホルダーを備え、前記二個一対の磁石ホルダ
    ーの配管を挟み込む対向面を、対称に凹曲した円弧面に
    形成し、該各円弧面の中央を中心とした同心円状にS
    極、N極の順に、かつ該S極、N極を円弧面に露出させ
    た状態で複数の永久磁石を、そのホルダーに各埋設配列
    した磁極の相反する二個一対の磁石体を設けてなること
    を特徴とする磁気活水装置。
  2. 【請求項2】前記二個一対の磁石体は、磁石ホルダーの
    円弧面に各永久磁石の極が露出した表面を樹脂被膜で覆
    い、さらにその表面を、金属、合成樹脂等からなるカバ
    ーで覆われていることを特徴とする磁気活水装置。
  3. 【請求項3】前記二個一対の磁石体における各磁石ホル
    ダーの円弧面の上下角部が傾斜カットされていることを
    特徴とする磁気活水装置。
  4. 【請求項4】前記二個一対の磁石体における各磁石ホル
    ダーの後端と、前記二個一対の収納体との間に圧縮バネ
    を介在すると共に、前記両磁石ホルダーを対向押圧移動
    する二個一対のネジ棒が、前記両収納体の後壁に螺挿さ
    れ、その先端が磁石ホルダー後端に突き合わせられてい
    ることを特徴とする磁気活水装置。
  5. 【請求項5】前記二個一対の収納体を、上下の蝶番を介
    在して連結したものであって、そのうち上部の蝶番は、
    両収納体上面に各固定される二個一対の構成部材と、両
    構成部材の対向端に巻成された中間部及びその両側に連
    通配設される軸承部と、各軸承部の外側から摺動自在に
    挿入される二本一対のピンとを具備し、前記両側の軸承
    部の内壁外端にストッパーが突設される一方、前記各ピ
    ンは、略中央部に設けられた係止段部を介して先端側の
    大径部と後端側の小径部に形成され、両方のピンを外方
    へ引き出すことにより、各ピン先端が中間部の軸承部か
    ら引き抜かれると共に、当該係止段部を両側の軸承部内
    壁のストッパーに係止されるようにしたことを特徴とす
    る磁気活水装置。
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