JP2004057962A - 磁気処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】導管内を流れる液体に対してより効率よく磁力を作用させるようにするとともに、その磁石の経年変化を可能な限り防止させて長年にわたる磁気処理を図ることができるような磁気処理装置を提供することを目的とする。
【解決手段】導管8の外周部分に着脱可能に取り付けられる磁石保持体2と、この磁石保持体2に収納される磁石6と、を具備してなり、前記磁石保持体2に、前記導管8の外周部分に沿って複数の磁石6を防水可能に収納する磁石収納空間S1を設けて構成する。
【選択図】 図1
【解決手段】導管8の外周部分に着脱可能に取り付けられる磁石保持体2と、この磁石保持体2に収納される磁石6と、を具備してなり、前記磁石保持体2に、前記導管8の外周部分に沿って複数の磁石6を防水可能に収納する磁石収納空間S1を設けて構成する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、水などを磁気処理するための装置に関するものであり、例えば、水道管などの導管外周部分に着脱可能に取り付けられる磁気処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、水道管などの導管外周部分に永久磁石(以下、「磁石」と略す)を取り付けてその導管内の水の活性化や、その導管内のスケールの除去などを図るようにした装置が種々提案されている。
【0003】
例えば、特開平10−180262には、導管に取り付けて水を活性化させるようにした装置が提案されており、「くの字状」に配列した磁石を設けた一対の筐体と、この筐体を連結させる連結部とを設けて構成し、これによって、種々の大きさの径を有する導管に対応させて磁石を進退させて密着させるようにしたものが開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このような装置は、導管に接触する磁石を「くの字」状に構成しているため、対向する筐体を導管に挟み込んで取り付けた場合、導管との接触部分が少なくなってしまい、水道管から離れた部分に存在する磁石によっては有効に磁力を作用させることができないという問題を生じさせてしまう。
【0005】
一方、特開平10−118658には、これと同様に導管内を流れる液体に対して磁力を作用させることによって、その液体を化学的又は物理的に変化させるようにした装置が開示されている。この装置は、導管の外周部分に磁石を密着させ、その磁石の外周部分を鉄板で覆って導管に取り付けられるようにしたものである。この装置によれば、複数の磁石を導管の同心円上に密着させるようにしているため、効率よく磁力を作用させることができ、水質の改善を行うことができるようになる。
【0006】
しかし、この装置は、導管に対して磁石を露出させた状態で取り付けるようにしたものであるため、例えば、雨水などの浸入しやすい水道メータボックス内などにこのような装置を取り付けた場合、磁石に錆びを生じやすくなり、磁石の経年変化を早めて磁力の低下を招いてしまう可能性がある。このため、導管に密着させて磁石を取り付けるようにしたにも拘わらず、長期にわたって水質の改善を図ることができなくなってしまう。
【0007】
そこで、本発明は上記課題に着目して、導管内を流れる液体に対してより効率よく磁力を作用させるようにするとともに、その磁石の経年変化を可能な限り防止させ、長期にわたって磁気処理を図ることができるような磁気処理装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明の磁気処理装置は上記課題を解決すべく、導管の外周部分に取り付けられる磁石保持体に、その導管の外周部分に沿うような磁石収納部を設け、この磁石収納部に磁石を防水可能に収納するように構成したものである。このように導管外周部分に沿って磁石を配置するように構成することによって、磁力の効果を高めることができるとともに、この磁石を防水可能に収納することによって、錆びなどによる磁力の低下を防止して、長期にわたって磁力を保持させることが可能になる。
【0009】
また、この磁石保持体の導管接触面側に磁石を収納するための磁石収納部を設け、この磁石収納部を内側カバー体によって防水可能に密閉できるように構成する。このように構成することによって、磁石を導管側に近づけて収納することができ、より磁力の効果を高めることができるようになる。
【0010】
更に、この磁石保持体を、導管の長手方向に沿って分割するように構成する。このように構成することによって、例えば、狭い水道メータボックス内の導管へ取り付ける場合であっても、その取り付けが容易になり、また、磁石を磁石収納部へ収納する際にも磁石保持体の内面側を開放してその磁石を簡単に収納することができるようになる。
【0011】
加えて、このように収納される磁石の導管側端面を、導管の外周に沿う湾曲形状に構成する。このように構成すれば、より導管外周部と磁石端面とをより近づけることができ、磁力の効果を高めることができるようになる。
【0012】
また、この分割された磁石保持体の境界部分に、漸次外側に向けて隙間幅を広げたテーパー部を設ける。このように構成すれば、例えば、この磁気処理装置を土砂などの堆積しやすい水道メータボックスに取り付ける際、その土砂が分割された磁石保持体の隙間に挟まったとしても、その土砂をテーパー部によって外側に掃き出すことができ、導管への取り付け作業を簡単に行うことができるようになる。
【0013】
また、このテーパー部によって形成された隙間内に、磁石保持体を回動可能に連結するヒンジ部を位置させるように構成する。このように構成すれば、装置の外形寸法を小さくすることができるとともに、磁石保持体を開放する際における回動半径を可能な限り小さくすることができるため、比較的内寸幅の狭い水道メータボックス内に容易に取り付けることができるようになる。
【0014】
また、この磁石を、互いに隣接する磁石の磁極の向きを揃えるように配置する。このように構成すれば、互いの磁石が反発し合って磁力線が直線状に放出され、より導管内の液体に磁力線を作用させることができるようになる。
【0015】
また、別の発明においては、この磁石を、互いに隣接する磁石の磁極の向きを異なるように収納する。このように構成すれば、隣接する磁石が互いに引き合うため、経年変化に伴う磁力の低減を防止できるようになる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明における一実施の形態について図面を用いて説明する。図1は、この実施の形態における磁気処理装置1の正面図を示したものである。そして、図2および図3は、外側カバー体4と内側カバー体5によって構成される磁石保持体2の縦長方向の断面図、および接合境界部分の拡大図を示したものである。また、図4および図5はこのように構成された磁気処理装置1を水道メータボックス7内の導管8に取り付けた状態図を示したものである。
【0017】
この実施の形態における磁気処理装置1は、水道メータボックス7内の導管8に着脱可能に取り付けられるもので、導管8の軸方向である長手方向に沿って2分割した半円筒形状の磁石保持体2と、これら一対の磁石保持体2を接合する連結部材たる蝶番30およびバックル31とを設けて構成され、蝶番30を中心に導管8の外周部分を挟み込むように取り付けられるようにしたものである。通常、この水道メータボックス7は、開口部における縦幅約20cm、横幅約40cm、および奥行方向の幅約20cm程度の大きさに設定され、また、導管8の種類としても直径20mm、40mmなどのように多種多様のものが設けられている。このためこの実施の形態における磁気処理装置1についても、水道メータボックス7内で取り付け作業を行えるような外形寸法に設定され、また、その中空円筒状の内径寸法についても導管8に密着しうるような寸法に設定される。そして、これらの磁石保持体2は、水道メータボックス7内に流入した雨水などが磁石収納空間S1内に浸入しないように外側カバー体4と内側カバー体5とを接合させて防水可能な磁石収納空間S1を形成するとともに、その磁石保持体2を導管8に取り付ける際、水道メータボックス7内の土砂が対向する磁石保持体2の接合部分に挟まり込まないように、漸次径方向の外側へ向かって隙間S2幅を広くするようにしたテーパー部41を設けて構成している。以下、この実施の形態における磁気処理装置1の具体的構成について説明する。
【0018】
この一対の磁石保持体2は、共に同じく構成されるもので、外側カバー体4と、内側カバー体5とを具備して構成される。
【0019】
この外側カバー体4は、防錆処理を施した略半円筒形状の金属材料によって構成されるもので、その一方の側辺に設けられた蝶番30を中心に回動させる際、水道メータボックス7の内壁に当接しないように回転半径を小さくすべく外壁部分を丸味を帯びた形状にしている。また、この外側カバー体4の内側(導管接触面側)には、複数の磁石6を収納するための開口部400を有する有底円筒状の磁石収納部40(図2等参照)を導管8の外周部分に沿って設けており、例えば、直径20mmの導管8に対しては、一の磁石保持体2の周方向に3個、長手方向に6個の磁石6を収納できるようにしている。一方、この外側カバー体4の両側辺には、漸次径方向の外側に向けて対向する磁石収納体2との隙間S2幅を広げるようにしたテーパー部41を設けている。
【0020】
この外側カバー体4に取り付けられる磁石6は、直径1cm、高さ1cm程度の円柱状ネオジウム磁石などによって構成されるもので、約4000ガウス程度の磁力によって導管8内の液体を磁気処理できるようにしたものである。この磁石6における導管8側の端面には、導管8の外周形状に対応させた湾曲部61(図3参照)を設けており、このような湾曲部61を設けることによって、磁石6の端面と導管8との距離を可能な限り近づけられるようにしている。そして、このように構成された磁石6は、この実施の形態においては、互いに隣接する磁石6の磁極の向きが同一となるように周方向および長手方向に規則正しく収納される。
【0021】
一方、この磁石6の内側に取り付けられる内側カバー体5は、防錆処理の施された金属性板材によって構成されるもので、導管8の外周部分に沿って半円弧状に湾曲して形成し、かつ、外側カバー体4の磁石収納部40を塞いで磁石収納空間S1を防水可能に密閉できるようにしたものである。
【0022】
そして、このように構成された磁石保持体2は、一側辺に取り付けられた蝶番30によって回動可能に接合され、また、これと対向する他側辺に取り付けられたバックル31によって閉止される。
【0023】
この蝶番30は、導管8へ取り付ける際にそれぞれの磁石保持体2を分離して導管8に挟み込んだ後、一方の蝶番30に一体成形されたピンを対向側に挿入させ、そのヒンジ部30aを係合させるように構成したものであり、このように蝶番30を分離可能に構成することによって、狭い水道メータボックス7内での取り付け作業を容易に行えるようにしたものである。また、このヒンジ部30aは、テーパー部41によって形成される隙間S2内に位置させており、これによって、磁石保持体2の外形寸法を可能な限り小さくして狭い水道メータボックス7内に収まるようにしている。
【0024】
なお、この蝶番30およびバックル31は、外側カバー体4に対してネジ部材などによって取り付けるようにしても良いが、このようにネジ部材を用いて取り付けるようにした場合、ネジ部材の取り付け箇所によっては、そのネジ孔部分が磁石収納部40まで貫通し、そのネジ孔から水などが浸入して、磁石6に錆びを生じさせてしまう可能性がある。このため、好ましくは、蝶番30やバックル31の座金を外側カバー体4の表面に溶接もしくは接着などして取り付け、または、外側カバー体4と一体成形して設けるようにすると良い。
【0025】
次に、このように構成された磁気処理装置1の組み立て方法および、水道メータボックス7内の導管8への取り付け方法について説明する。
【0026】
まず、磁気処理装置1を組み立てる場合、外側カバー体4に設けられた磁石収納部40に複数の磁石6を収納していく。その際、磁石6の湾曲部61を磁石収納部40の開口部400に位置させて収納するとともに、その湾曲部61の表面と外側カバー体4の内側面とが連続した湾曲面を構成するように磁石6の向きを揃える。そして、磁石6を収納した後、内側カバー体5を外側カバー体4の内側面に略位置決めし、外側カバー体4の内側面にシリコン剤を塗布した後接合させる。この状態で内側カバー体5と磁石収納部40によって磁石収納空間S1が防水可能に密閉される。
【0027】
そして、このように構成された一対の磁石保持体2を互いに重ね合わせ、その状態でテーパー部41間の隙間S2にヒンジ部30aを位置させて蝶番30を取り付けるとともに、これと対向する側辺にもバックル31を取り付ける。
【0028】
そして、このように構成された磁気処理装置1を水道メータボックス7内の導管8に取り付ける際、まず、水道メータボックス7内に堆積している土砂を取り除き、磁気処理装置1を装着するための空間を確保する。そして、所定の土砂を取り除いた後、バックル31を外して磁石保持体2の内面側を開放し、それぞれの磁石保持体2を分離した状態で導管8に挟み込んだ後、蝶番30を係合させて磁気処理装置1を装着するが、この際、残留していた土砂が磁石保持体2の隙間S2に挟まってしまう可能性がある。しかし、この場合、磁石保持体2の閉止動作に伴ってテーパー部51に沿って土砂が外側に掃き出され、バックル31による閉止が可能になる。そして、このようにバックル31を閉止し、磁石収納空間S1に収納されている磁石6からの磁力を作用させて導管8内の液体を磁気処理する。
【0029】
このように上記実施の形態によれば、導管8の外周部分に沿って磁石6を収納するようにしたので、導管8内の液体に磁力を効果的に作用させることができるとともに、その磁石6を防水可能に磁石収納空間S1に密閉するように構成したので、ネオジウム磁石などのように鉄を主成分とし、錆びによって磁力が低下するような磁石を用いた場合であっても、その錆びを防止して磁力の低下を防止することができるようになる。
【0030】
また、この磁石6を収納するための磁石収納部40の開口部400を内側(導管接触面側)に設け、そこから磁石6を収納して内側カバー体5で密封するようにしたので、可能な限り磁石6の端面を導管8に近づけることができ、磁力の効果を高めることができるようになる。
【0031】
更に、この磁石保持体2を導管8の長手方向に沿って分割するように構成したので、この磁石保持体2を開閉して狭い水道メータボックス7内の導管8に取り付けることが可能になり、また、この磁石収納部40に磁石6を収納する際にも、この分割された磁石保持体2を開放することによって開口部400を露出させて、磁石6を簡単に収納することができるようになる。
【0032】
加えて、このように収納される磁石6の端面に、導管8の外周に沿う湾曲部61を設けるように構成したので、より磁石6の端面と導管8との距離を近づけることができ、磁力の効果を高めることができるようになる。
【0033】
また、この分割された磁石保持体2の境界部分に、漸次径方向の外側に向けて隙間幅を広げたテーパー部41を設けようにしたので、土砂などの堆積しやすい水道メータボックス7に取り付ける際、その土砂が分割された磁石保持体2の隙間S2に挟まっても、その土砂をテーパー部41によって外側に掃き出すことができ、導管8への取り付け作業を容易に行うことができるようになる。
【0034】
また、このテーパー部41によって形成された隙間S2に、磁石保持体2を回動可能に連結するヒンジ部30aを位置させるようにしたので、装置の幅寸法を小さくすることができるばかりでなく、磁石保持体2の回動半径も小さくすることができる。これによって、比較的内側寸法の小さい水道メータボックス7内へ取り付けを容易にすることができる。
【0035】
また、この磁石6の磁極の向きを互いに揃えるように磁石保持体2に収納したので、磁力線を直線状に放出させることができ、導管8内の液体にその磁力を効果的に作用させることができるようになる。
【0036】
なお、本発明は上記実施の形態に限定されることなく本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更することができる。
【0037】
例えば、上記実施の形態では、外側カバー体4と内側カバー体5とを金属材料によって構成するようにしているが、合成樹脂などのプラスチック材料などを用いて構成するようにしても良い。
【0038】
また、上記実施の形態では、外側カバー体4に磁石収納部40を設けて磁石6を収納するようにしているが、外側カバー体を湾曲した板状に構成し、内側カバー体とによって円管状の大きな空間を形成して複数の磁石6を収納するように構成しても良い。
【0039】
更に、上記実施の形態では、円柱状の磁石6を複数収納するようにしているが、これに限らず、種々の形状の磁石を用いることができる。
【0040】
また、この実施の形態では、シリコン剤を用いて内側カバー体5を外側カバー体4に接合し、磁石収納空間S1を密閉するようにしているが、これに限らず溶接などによって磁石収納部40と内側カバー体5とを密閉処理するようにしても良い。また、この際、内側カバー体5についても湾曲した一枚の板材で構成するのではなく、各磁石収納部40を覆うキャップ形状のもので構成するようにしても良い。
【0041】
また、上記実施の形態では、水道メータボックス7内への取り付け作業効率を良くするという観点から蝶番30を分離できるようにしているが、これと同様に狭い水道メータボックス7内への取り付け作業効率を良くするという観点から、バックル31の一部もしくは全体を磁石収納部2から着脱できるように構成し、導管8へ磁石収納部2を取り付けた後、バックル31を取り付けて閉止するようにしても良い。
【0042】
また、上記実施の形態では、蝶番30を分離可能に構成したが、この蝶番を一体物の独立した蝶番としても良く、もしくは、磁石保持体2の一部を係合できるように一体成形したものとしても良い。
【0043】
【発明の効果】
本発明は、導管の外周部分に沿って磁石を収納するための磁石収納空間を有し、この磁石収納体に磁石を防水可能に密封するように構成したので、導管に外周部分に収納された磁石によって磁力の効果を高めることができ、また、この磁石を防水可能に密封することによって、錆びなどによる磁力の低下を防止して、長期にわたる磁力の保持を可能にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態における磁気処理装置を示す正面図
【図2】同形態における外側カバー体の縦長方向の断面図
【図3】同形態におけるカバー本体の接合状態を示す図
【図4】導管に取り付けた状態を示す図
【図5】水道メータボックスに取り付けた状態を示す斜視図
【符号の説明】
1・・・磁気処理装置
2・・・磁石保持体
4・・・外側カバー体
5・・・内側カバー体
6・・・磁石
8・・・導管
40・・・磁石収納部
41・・・テーパー部
61・・・磁石の湾曲部
400・・・磁石収納部の開口部
S1・・・磁石収納空間
S2・・・隙間
【発明の属する技術分野】
本発明は、水などを磁気処理するための装置に関するものであり、例えば、水道管などの導管外周部分に着脱可能に取り付けられる磁気処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、水道管などの導管外周部分に永久磁石(以下、「磁石」と略す)を取り付けてその導管内の水の活性化や、その導管内のスケールの除去などを図るようにした装置が種々提案されている。
【0003】
例えば、特開平10−180262には、導管に取り付けて水を活性化させるようにした装置が提案されており、「くの字状」に配列した磁石を設けた一対の筐体と、この筐体を連結させる連結部とを設けて構成し、これによって、種々の大きさの径を有する導管に対応させて磁石を進退させて密着させるようにしたものが開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このような装置は、導管に接触する磁石を「くの字」状に構成しているため、対向する筐体を導管に挟み込んで取り付けた場合、導管との接触部分が少なくなってしまい、水道管から離れた部分に存在する磁石によっては有効に磁力を作用させることができないという問題を生じさせてしまう。
【0005】
一方、特開平10−118658には、これと同様に導管内を流れる液体に対して磁力を作用させることによって、その液体を化学的又は物理的に変化させるようにした装置が開示されている。この装置は、導管の外周部分に磁石を密着させ、その磁石の外周部分を鉄板で覆って導管に取り付けられるようにしたものである。この装置によれば、複数の磁石を導管の同心円上に密着させるようにしているため、効率よく磁力を作用させることができ、水質の改善を行うことができるようになる。
【0006】
しかし、この装置は、導管に対して磁石を露出させた状態で取り付けるようにしたものであるため、例えば、雨水などの浸入しやすい水道メータボックス内などにこのような装置を取り付けた場合、磁石に錆びを生じやすくなり、磁石の経年変化を早めて磁力の低下を招いてしまう可能性がある。このため、導管に密着させて磁石を取り付けるようにしたにも拘わらず、長期にわたって水質の改善を図ることができなくなってしまう。
【0007】
そこで、本発明は上記課題に着目して、導管内を流れる液体に対してより効率よく磁力を作用させるようにするとともに、その磁石の経年変化を可能な限り防止させ、長期にわたって磁気処理を図ることができるような磁気処理装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明の磁気処理装置は上記課題を解決すべく、導管の外周部分に取り付けられる磁石保持体に、その導管の外周部分に沿うような磁石収納部を設け、この磁石収納部に磁石を防水可能に収納するように構成したものである。このように導管外周部分に沿って磁石を配置するように構成することによって、磁力の効果を高めることができるとともに、この磁石を防水可能に収納することによって、錆びなどによる磁力の低下を防止して、長期にわたって磁力を保持させることが可能になる。
【0009】
また、この磁石保持体の導管接触面側に磁石を収納するための磁石収納部を設け、この磁石収納部を内側カバー体によって防水可能に密閉できるように構成する。このように構成することによって、磁石を導管側に近づけて収納することができ、より磁力の効果を高めることができるようになる。
【0010】
更に、この磁石保持体を、導管の長手方向に沿って分割するように構成する。このように構成することによって、例えば、狭い水道メータボックス内の導管へ取り付ける場合であっても、その取り付けが容易になり、また、磁石を磁石収納部へ収納する際にも磁石保持体の内面側を開放してその磁石を簡単に収納することができるようになる。
【0011】
加えて、このように収納される磁石の導管側端面を、導管の外周に沿う湾曲形状に構成する。このように構成すれば、より導管外周部と磁石端面とをより近づけることができ、磁力の効果を高めることができるようになる。
【0012】
また、この分割された磁石保持体の境界部分に、漸次外側に向けて隙間幅を広げたテーパー部を設ける。このように構成すれば、例えば、この磁気処理装置を土砂などの堆積しやすい水道メータボックスに取り付ける際、その土砂が分割された磁石保持体の隙間に挟まったとしても、その土砂をテーパー部によって外側に掃き出すことができ、導管への取り付け作業を簡単に行うことができるようになる。
【0013】
また、このテーパー部によって形成された隙間内に、磁石保持体を回動可能に連結するヒンジ部を位置させるように構成する。このように構成すれば、装置の外形寸法を小さくすることができるとともに、磁石保持体を開放する際における回動半径を可能な限り小さくすることができるため、比較的内寸幅の狭い水道メータボックス内に容易に取り付けることができるようになる。
【0014】
また、この磁石を、互いに隣接する磁石の磁極の向きを揃えるように配置する。このように構成すれば、互いの磁石が反発し合って磁力線が直線状に放出され、より導管内の液体に磁力線を作用させることができるようになる。
【0015】
また、別の発明においては、この磁石を、互いに隣接する磁石の磁極の向きを異なるように収納する。このように構成すれば、隣接する磁石が互いに引き合うため、経年変化に伴う磁力の低減を防止できるようになる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明における一実施の形態について図面を用いて説明する。図1は、この実施の形態における磁気処理装置1の正面図を示したものである。そして、図2および図3は、外側カバー体4と内側カバー体5によって構成される磁石保持体2の縦長方向の断面図、および接合境界部分の拡大図を示したものである。また、図4および図5はこのように構成された磁気処理装置1を水道メータボックス7内の導管8に取り付けた状態図を示したものである。
【0017】
この実施の形態における磁気処理装置1は、水道メータボックス7内の導管8に着脱可能に取り付けられるもので、導管8の軸方向である長手方向に沿って2分割した半円筒形状の磁石保持体2と、これら一対の磁石保持体2を接合する連結部材たる蝶番30およびバックル31とを設けて構成され、蝶番30を中心に導管8の外周部分を挟み込むように取り付けられるようにしたものである。通常、この水道メータボックス7は、開口部における縦幅約20cm、横幅約40cm、および奥行方向の幅約20cm程度の大きさに設定され、また、導管8の種類としても直径20mm、40mmなどのように多種多様のものが設けられている。このためこの実施の形態における磁気処理装置1についても、水道メータボックス7内で取り付け作業を行えるような外形寸法に設定され、また、その中空円筒状の内径寸法についても導管8に密着しうるような寸法に設定される。そして、これらの磁石保持体2は、水道メータボックス7内に流入した雨水などが磁石収納空間S1内に浸入しないように外側カバー体4と内側カバー体5とを接合させて防水可能な磁石収納空間S1を形成するとともに、その磁石保持体2を導管8に取り付ける際、水道メータボックス7内の土砂が対向する磁石保持体2の接合部分に挟まり込まないように、漸次径方向の外側へ向かって隙間S2幅を広くするようにしたテーパー部41を設けて構成している。以下、この実施の形態における磁気処理装置1の具体的構成について説明する。
【0018】
この一対の磁石保持体2は、共に同じく構成されるもので、外側カバー体4と、内側カバー体5とを具備して構成される。
【0019】
この外側カバー体4は、防錆処理を施した略半円筒形状の金属材料によって構成されるもので、その一方の側辺に設けられた蝶番30を中心に回動させる際、水道メータボックス7の内壁に当接しないように回転半径を小さくすべく外壁部分を丸味を帯びた形状にしている。また、この外側カバー体4の内側(導管接触面側)には、複数の磁石6を収納するための開口部400を有する有底円筒状の磁石収納部40(図2等参照)を導管8の外周部分に沿って設けており、例えば、直径20mmの導管8に対しては、一の磁石保持体2の周方向に3個、長手方向に6個の磁石6を収納できるようにしている。一方、この外側カバー体4の両側辺には、漸次径方向の外側に向けて対向する磁石収納体2との隙間S2幅を広げるようにしたテーパー部41を設けている。
【0020】
この外側カバー体4に取り付けられる磁石6は、直径1cm、高さ1cm程度の円柱状ネオジウム磁石などによって構成されるもので、約4000ガウス程度の磁力によって導管8内の液体を磁気処理できるようにしたものである。この磁石6における導管8側の端面には、導管8の外周形状に対応させた湾曲部61(図3参照)を設けており、このような湾曲部61を設けることによって、磁石6の端面と導管8との距離を可能な限り近づけられるようにしている。そして、このように構成された磁石6は、この実施の形態においては、互いに隣接する磁石6の磁極の向きが同一となるように周方向および長手方向に規則正しく収納される。
【0021】
一方、この磁石6の内側に取り付けられる内側カバー体5は、防錆処理の施された金属性板材によって構成されるもので、導管8の外周部分に沿って半円弧状に湾曲して形成し、かつ、外側カバー体4の磁石収納部40を塞いで磁石収納空間S1を防水可能に密閉できるようにしたものである。
【0022】
そして、このように構成された磁石保持体2は、一側辺に取り付けられた蝶番30によって回動可能に接合され、また、これと対向する他側辺に取り付けられたバックル31によって閉止される。
【0023】
この蝶番30は、導管8へ取り付ける際にそれぞれの磁石保持体2を分離して導管8に挟み込んだ後、一方の蝶番30に一体成形されたピンを対向側に挿入させ、そのヒンジ部30aを係合させるように構成したものであり、このように蝶番30を分離可能に構成することによって、狭い水道メータボックス7内での取り付け作業を容易に行えるようにしたものである。また、このヒンジ部30aは、テーパー部41によって形成される隙間S2内に位置させており、これによって、磁石保持体2の外形寸法を可能な限り小さくして狭い水道メータボックス7内に収まるようにしている。
【0024】
なお、この蝶番30およびバックル31は、外側カバー体4に対してネジ部材などによって取り付けるようにしても良いが、このようにネジ部材を用いて取り付けるようにした場合、ネジ部材の取り付け箇所によっては、そのネジ孔部分が磁石収納部40まで貫通し、そのネジ孔から水などが浸入して、磁石6に錆びを生じさせてしまう可能性がある。このため、好ましくは、蝶番30やバックル31の座金を外側カバー体4の表面に溶接もしくは接着などして取り付け、または、外側カバー体4と一体成形して設けるようにすると良い。
【0025】
次に、このように構成された磁気処理装置1の組み立て方法および、水道メータボックス7内の導管8への取り付け方法について説明する。
【0026】
まず、磁気処理装置1を組み立てる場合、外側カバー体4に設けられた磁石収納部40に複数の磁石6を収納していく。その際、磁石6の湾曲部61を磁石収納部40の開口部400に位置させて収納するとともに、その湾曲部61の表面と外側カバー体4の内側面とが連続した湾曲面を構成するように磁石6の向きを揃える。そして、磁石6を収納した後、内側カバー体5を外側カバー体4の内側面に略位置決めし、外側カバー体4の内側面にシリコン剤を塗布した後接合させる。この状態で内側カバー体5と磁石収納部40によって磁石収納空間S1が防水可能に密閉される。
【0027】
そして、このように構成された一対の磁石保持体2を互いに重ね合わせ、その状態でテーパー部41間の隙間S2にヒンジ部30aを位置させて蝶番30を取り付けるとともに、これと対向する側辺にもバックル31を取り付ける。
【0028】
そして、このように構成された磁気処理装置1を水道メータボックス7内の導管8に取り付ける際、まず、水道メータボックス7内に堆積している土砂を取り除き、磁気処理装置1を装着するための空間を確保する。そして、所定の土砂を取り除いた後、バックル31を外して磁石保持体2の内面側を開放し、それぞれの磁石保持体2を分離した状態で導管8に挟み込んだ後、蝶番30を係合させて磁気処理装置1を装着するが、この際、残留していた土砂が磁石保持体2の隙間S2に挟まってしまう可能性がある。しかし、この場合、磁石保持体2の閉止動作に伴ってテーパー部51に沿って土砂が外側に掃き出され、バックル31による閉止が可能になる。そして、このようにバックル31を閉止し、磁石収納空間S1に収納されている磁石6からの磁力を作用させて導管8内の液体を磁気処理する。
【0029】
このように上記実施の形態によれば、導管8の外周部分に沿って磁石6を収納するようにしたので、導管8内の液体に磁力を効果的に作用させることができるとともに、その磁石6を防水可能に磁石収納空間S1に密閉するように構成したので、ネオジウム磁石などのように鉄を主成分とし、錆びによって磁力が低下するような磁石を用いた場合であっても、その錆びを防止して磁力の低下を防止することができるようになる。
【0030】
また、この磁石6を収納するための磁石収納部40の開口部400を内側(導管接触面側)に設け、そこから磁石6を収納して内側カバー体5で密封するようにしたので、可能な限り磁石6の端面を導管8に近づけることができ、磁力の効果を高めることができるようになる。
【0031】
更に、この磁石保持体2を導管8の長手方向に沿って分割するように構成したので、この磁石保持体2を開閉して狭い水道メータボックス7内の導管8に取り付けることが可能になり、また、この磁石収納部40に磁石6を収納する際にも、この分割された磁石保持体2を開放することによって開口部400を露出させて、磁石6を簡単に収納することができるようになる。
【0032】
加えて、このように収納される磁石6の端面に、導管8の外周に沿う湾曲部61を設けるように構成したので、より磁石6の端面と導管8との距離を近づけることができ、磁力の効果を高めることができるようになる。
【0033】
また、この分割された磁石保持体2の境界部分に、漸次径方向の外側に向けて隙間幅を広げたテーパー部41を設けようにしたので、土砂などの堆積しやすい水道メータボックス7に取り付ける際、その土砂が分割された磁石保持体2の隙間S2に挟まっても、その土砂をテーパー部41によって外側に掃き出すことができ、導管8への取り付け作業を容易に行うことができるようになる。
【0034】
また、このテーパー部41によって形成された隙間S2に、磁石保持体2を回動可能に連結するヒンジ部30aを位置させるようにしたので、装置の幅寸法を小さくすることができるばかりでなく、磁石保持体2の回動半径も小さくすることができる。これによって、比較的内側寸法の小さい水道メータボックス7内へ取り付けを容易にすることができる。
【0035】
また、この磁石6の磁極の向きを互いに揃えるように磁石保持体2に収納したので、磁力線を直線状に放出させることができ、導管8内の液体にその磁力を効果的に作用させることができるようになる。
【0036】
なお、本発明は上記実施の形態に限定されることなく本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更することができる。
【0037】
例えば、上記実施の形態では、外側カバー体4と内側カバー体5とを金属材料によって構成するようにしているが、合成樹脂などのプラスチック材料などを用いて構成するようにしても良い。
【0038】
また、上記実施の形態では、外側カバー体4に磁石収納部40を設けて磁石6を収納するようにしているが、外側カバー体を湾曲した板状に構成し、内側カバー体とによって円管状の大きな空間を形成して複数の磁石6を収納するように構成しても良い。
【0039】
更に、上記実施の形態では、円柱状の磁石6を複数収納するようにしているが、これに限らず、種々の形状の磁石を用いることができる。
【0040】
また、この実施の形態では、シリコン剤を用いて内側カバー体5を外側カバー体4に接合し、磁石収納空間S1を密閉するようにしているが、これに限らず溶接などによって磁石収納部40と内側カバー体5とを密閉処理するようにしても良い。また、この際、内側カバー体5についても湾曲した一枚の板材で構成するのではなく、各磁石収納部40を覆うキャップ形状のもので構成するようにしても良い。
【0041】
また、上記実施の形態では、水道メータボックス7内への取り付け作業効率を良くするという観点から蝶番30を分離できるようにしているが、これと同様に狭い水道メータボックス7内への取り付け作業効率を良くするという観点から、バックル31の一部もしくは全体を磁石収納部2から着脱できるように構成し、導管8へ磁石収納部2を取り付けた後、バックル31を取り付けて閉止するようにしても良い。
【0042】
また、上記実施の形態では、蝶番30を分離可能に構成したが、この蝶番を一体物の独立した蝶番としても良く、もしくは、磁石保持体2の一部を係合できるように一体成形したものとしても良い。
【0043】
【発明の効果】
本発明は、導管の外周部分に沿って磁石を収納するための磁石収納空間を有し、この磁石収納体に磁石を防水可能に密封するように構成したので、導管に外周部分に収納された磁石によって磁力の効果を高めることができ、また、この磁石を防水可能に密封することによって、錆びなどによる磁力の低下を防止して、長期にわたる磁力の保持を可能にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態における磁気処理装置を示す正面図
【図2】同形態における外側カバー体の縦長方向の断面図
【図3】同形態におけるカバー本体の接合状態を示す図
【図4】導管に取り付けた状態を示す図
【図5】水道メータボックスに取り付けた状態を示す斜視図
【符号の説明】
1・・・磁気処理装置
2・・・磁石保持体
4・・・外側カバー体
5・・・内側カバー体
6・・・磁石
8・・・導管
40・・・磁石収納部
41・・・テーパー部
61・・・磁石の湾曲部
400・・・磁石収納部の開口部
S1・・・磁石収納空間
S2・・・隙間
Claims (8)
- 流体流通用の導管外周部分に着脱可能に取り付けられる磁石保持体と、この磁石保持体に収納される磁石と、を具備してなる磁気処理装置において、前記導管の外周部分に沿って複数の磁石を防水可能に収納してなることを特徴とする磁気処理装置。
- 流体流通用の導管外周部分に着脱可能に取り付けられる磁石保持体と、この磁石保持体に収納される磁石と、を具備してなる磁気処理装置において、前記磁石保持体の導管接触面側にその導管の外周部分に沿って複数の磁石を収納するための磁石収納部を設け、この磁石収納部に磁石を収納し、内側カバー体によってその磁石を防水可能に密閉してなることを特徴とする磁気処理装置。
- 前記磁石保持体が、導管の長手方向に沿って分割されたものである請求項1又は2に記載の磁気処理装置。
- 前記磁石の導管側の端面を導管の外周に沿って湾曲した形状に構成した請求項2に記載の磁気処理装置。
- 前記分割された磁石保持体の境界部分に、漸次外側に向けて隙間幅を広げるテーパー部を設けてなる請求項3に記載の磁気処理装置。
- 前記テーパー部によって形成された隙間内に、磁石保持体を回動可能に連結するヒンジ部を位置させてなる請求項5に記載の磁気処理装置。
- 前記磁石保持体に、磁極の向きを揃えて磁石を収納した請求項1又は2に記載の磁気処理装置。
- 前記磁石保持体に、隣接方向に磁極の向きを異なるように磁石を収納した請求項1又は2に記載の磁気処理装置。
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JP2002221042A JP2004057962A (ja) | 2002-07-30 | 2002-07-30 | 磁気処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2002221042A JP2004057962A (ja) | 2002-07-30 | 2002-07-30 | 磁気処理装置 |
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Family Applications (1)
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Country | Link |
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Cited By (3)
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2002
- 2002-07-30 JP JP2002221042A patent/JP2004057962A/ja active Pending
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