JP2003088800A - 光輝性塗膜形成方法および複層塗膜 - Google Patents

光輝性塗膜形成方法および複層塗膜

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JP2003088800A
JP2003088800A JP2001282171A JP2001282171A JP2003088800A JP 2003088800 A JP2003088800 A JP 2003088800A JP 2001282171 A JP2001282171 A JP 2001282171A JP 2001282171 A JP2001282171 A JP 2001282171A JP 2003088800 A JP2003088800 A JP 2003088800A
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glittering
pigments
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Kenji Maruou
健志 丸王
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Nippon Paint Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】アルミニウムフレーク顔料の粒子感を感じさせ
ない緻密性のある金属感光沢と塗膜を正面にして見たハ
イライト部において、強いゴールド発色を呈する意匠塗
膜を満たす光輝性塗膜形成方法および複層塗膜を提供す
ること。 【解決手段】基材上に、光輝性塗膜層、クリヤー上塗り
塗膜層を順次形成する複層塗膜を形成する方法であっ
て、上記光輝性塗膜層を形成する塗料が、アルミニウム
フレーク顔料の平均粒子径(μm)をX軸、粒子平均厚
み(μm)をY軸としたX−Y直交座標系において、A
(3.5,0.01),B(6,0.01),C(6
0,0.1),D(35,0.1)の各点を結ぶ直線で
囲まれた範囲に調製されたアルミニウムフレーク顔料お
よび第1ビヒクルを含有し、上記クリヤー上塗り塗膜層
を形成する塗料が、微粒子二酸化チタン顔料および第2
ビヒクルを含有する光輝性塗膜形成方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光輝性塗膜形成方
法ならびにこの方法により得られる複層塗膜に関する。
【0002】
【従来の技術】オパール調で磁器感を有するクリヤーを
背景としたホログラム感を呈する意匠を発現させる光輝
性塗膜形成方法として、特開2001−104870号
公報には、基材の上に、ホログラム顔料、微粒子二酸化
チタン顔料およびビヒクルを含有する光輝性塗料を用い
て光輝性クリヤー塗膜層を形成し、さらに上記光輝性ク
リヤー塗膜層の上にトップクリヤー塗膜層を形成する方
法であって、上記二層の塗膜層の少なくとも一層を微粒
子二酸化チタン顔料が含有された塗膜層とする方法が記
載されている。この光輝性塗膜形成方法は、光輝性顔料
の粒子感を感じさせない緻密性のある金属感光沢の意匠
塗膜を満たす光輝性塗膜を得られないという問題点を有
している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の目的
は、アルミニウムフレーク顔料の粒子感を感じさせない
緻密性のある金属感光沢と塗膜を正面にして見たハイラ
イト部において、強いゴールド発色を呈する意匠塗膜
(以下、「ゴールド系緻密金属光沢感」ともいう)を満
たす光輝性塗膜形成方法および複層塗膜を提供すること
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者等は上述の課題
に鑑み鋭意研究した結果、本発明に至った。
【0005】1.基材上に、光輝性塗膜、クリヤー上塗
り塗膜を順次形成する複層塗膜を形成する方法であっ
て、上記光輝性塗膜を形成する塗料が、アルミニウムフ
レーク顔料の平均粒子径(μm)をX軸、粒子平均厚み
(μm)をY軸としたX−Y直交座標系において、A
(3.5,0.01),B(6,0.01),C(6
0,0.1),D(35,0.1)の各点を結ぶ直線で
囲まれた範囲に調製されたアルミニウムフレーク顔料お
よび第1ビヒクルを含有し、上記クリヤー上塗り塗膜を
形成する塗料が、微粒子二酸化チタン顔料および第2ビ
ヒクルを含有する光輝性塗膜形成方法。
【0006】2.上記各点を結ぶ直線で囲まれた範囲
が、A(3.5,0.01),B(6,0.01),E
(30,0.05),D(35,0.1)である上記の
光輝性塗膜形成方法。
【0007】3.上記微粒子二酸化チタン顔料の含有量
が、第2ビヒクル100固形分質量部に対して、0.0
1〜5質量部である上記の光輝性塗膜形成方法。
【0008】4.上記アルミニウムフレーク顔料の含有
量が、第1ビヒクル100固形分質量部に対して、0.
1〜50質量部である上記の光輝性塗膜形成方法。
【0009】5.上記アルミニウムフレーク顔料が、蒸
着アルミニウム片である上記の光輝性塗膜形成方法。
【0010】6.上記アルミニウムフレーク顔料の他
に、さらに金属酸化物被覆アルミナフレーク顔料、金属
酸化物被覆シリカフレーク顔料、グラファイト顔料、金
属酸化物被覆マイカ顔料、または金属酸化物被覆ガラス
フレーク顔料からなる群より選ばれた少なくとも1種の
顔料を含む上記の光輝性塗膜形成方法。
【0011】7.上記クリヤー上塗り塗膜が、カルボキ
シル基含有ポリマーおよびエポキシ基含有ポリマーを含
む塗料から形成される上記の光輝性塗膜形成方法。
【0012】8.上記の光輝性塗膜形成方法により得ら
れた複層塗膜。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成について詳述
する。
【0014】[光輝性塗膜形成方法]本発明の光輝性塗
膜形成方法は、基材上に、光輝性塗膜、クリヤー上塗り
塗膜を順次形成する複層塗膜を形成する方法であって、
上記光輝性塗膜を形成する塗料(以下、「光輝性塗料」
ともいう)が、アルミニウムフレーク顔料の平均粒子径
(μm)をX軸、粒子平均厚み(μm)をY軸としたX
−Y直交座標系において、A(3.5,0.01),B
(6,0.01),C(60,0.1),D(35,
0.1)の各点を結ぶ直線で囲まれた範囲に調製された
アルミニウムフレーク顔料および第1ビヒクルを含有
し、上記クリヤー上塗り塗膜を形成する塗料(以下、
「クリヤー上塗り塗料」ともいう)が、微粒子二酸化チ
タン顔料および第2ビヒクルを含有する方法である。
【0015】上記基材としては、限定されるものではな
く、鉄、アルミニウム、銅またはこれらの合金等の金属
類;ガラス、セメント、コンクリート等の無機材料;ポ
リエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、エチレン−酢酸
ビニル共重合体樹脂、ポリアミド樹脂、アクリル樹脂、
塩化ビニリデン樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリウレ
タン樹脂、エポキシ樹脂等の樹脂類や各種のFRP等の
プラスチック材料;木材、繊維材料(紙、布等)等の天
然または合成材料等並びにこれらの加工品が挙げられ
る。
【0016】本発明の光輝性塗膜形成方法においては、
上記基材に直接または下地塗膜を介して後述する光輝性
塗料を用いて光輝性塗膜を形成するが、基材が自動車車
体および部品等の場合は、予め上記基材に化成処理、電
着塗装、スプレー塗装、粉体塗装等により下塗り塗装を
施しておくのが好ましい。
【0017】中塗り塗装を行わず、下塗り塗装の施され
た下塗り塗膜の上に光輝性塗膜を直接形成する場合に
は、ウェットオンウェット(W/W)、またはウェット
オンドライ(W/D)により形成することができる。
【0018】上記W/Wとは、下層の塗膜を形成した
後、風乾等により乾燥し、未硬化状態または半硬化状態
の下層の塗膜に、上層の塗膜を形成する方法であり、こ
れに対して、上記W/Dとは、下層の塗膜を焼き付けて
硬化させた下層の塗膜に、上層の塗膜を形成する方法で
ある。
【0019】また各塗膜を複数回塗装することも可能で
ある。なお塗膜を焼き付ける場合は、80〜160℃で
所定時間焼き付けを行う。光輝性塗膜の乾燥膜厚は、5
〜30μmが好ましく、より好ましくは10〜20μm
である。
【0020】本発明では上記基材に対して光輝性塗膜を
形成する前に、中塗り塗膜を形成することができる。中
塗り塗膜の下層に、下塗り塗膜を形成する場合は、下塗
り塗膜とはW/Dにより、中塗り塗膜を形成することが
好ましい。中塗り塗膜は、溶剤型塗料、水性塗料または
粉体型塗料により形成してもよい。なお中塗り塗膜の形
成に用いる塗料のビヒクル、顔料および必要に応じて加
える添加剤等は後述する光輝性塗料のところで例示した
ものを使用できる。
【0021】上記中塗り塗膜の乾燥膜厚は、20〜10
0μmが好ましく、この範囲を外れると塗膜外観が低下
する恐れがある。より好ましくは30〜50μmであ
る。
【0022】次いで、上記中塗り塗膜の上に、上記光輝
性塗膜層を形成する塗料を用いて光輝性塗膜を形成す
る。この光輝性塗膜は、上記中塗り塗膜の上に上記W/
Dにより形成することが好ましい。光輝性塗膜の乾燥膜
厚は、5〜30μmが好ましく、より好ましくは10〜
20μmである。
【0023】[光輝性塗料]上記光輝性塗料に用いる光
輝性顔料は、平均粒子径(μm)をX軸、粒子平均厚み
(μm)をY軸としたX−Y直交座標系において、図1
に示すように、A(3.5,0.01),B(6,0.
01),C(60,0.1),D(35,0.1)の各
点を結ぶ直線で囲まれた範囲に調製されたアルミニウム
フレーク顔料(以下、「特定アルミニウムフレーク顔
料」ともいう)である。上記範囲を外れると、アルミニ
ウムフレーク顔料の粒子感を感じさせる緻密性のない金
属感メタリックの意匠塗膜を形成し、本発明の光輝感を
発現できない。好ましくは、図1に示すように、A
(3.5,0.01),B(6,0.01),E(3
0,0.05),D(35,0.1)の上記各点を結ぶ
直線で囲まれた範囲である。この範囲では、アルミニウ
ムフレーク顔料の粒子感を感じさせない緻密性のある金
属感光沢の意匠塗膜を満たす光輝性塗膜を特に形成する
ことができる。
【0024】上記特定アルミニウムフレーク顔料は、従
来から自動車用の光輝性顔料として使用されるアルミニ
ウムフレークに比べて、平均粒子径(μm)/粒子平均
厚み(μm)の比率であるアスペクト比率が高いことが
特徴である。
【0025】上記平均粒子径は、レーザー回折式粒度分
布測定装置により測定される粒径分布の50%値であ
る。また上記粒子平均厚み(μm)は、〔4000/水
面被覆面積(cm/g) 〕式により求められた値で
あり、その測定方法は例えば「アルミニウムハンドブッ
ク」(昭和47年4月15日発行第9版、社団法人 軽
金属協会;朝倉書店)第1243頁に記載されている。
【0026】上記特定アルミニウムフレーク顔料は、好
ましくは蒸着アルミニウム膜を細断してフレーク状にし
たものである。このような上記特定アルミニウムフレー
ク顔料は、ベースフィルム上にアルミニウム膜を蒸着さ
せ、ベースフィルムを剥離した後、蒸着アルミニウム膜
を細断してフレーク状とすることにより得られる。
【0027】上記特定アルミニウムフレーク顔料は、蒸
着アルミニウム膜を細断してフレーク状とした光輝性顔
料であるので、平均粒子径(μm)をX軸、粒子平均厚
み(μm)をY軸としたX−Y直交座標系において上記
特定範囲にあるため、塗膜中で均一に平行配向すること
により、アルミニウムフレーク顔料の粒子感を感じさせ
ない緻密性のある金属感光沢の意匠塗膜を満たす光輝性
塗膜を形成することができる。従来のメタリック塗料に
用いられているアルミニウムフレーク等は、アルミニウ
ム粉やアルミニウム箔をボールミル等で粉砕して得られ
るものであるが、これらのアルミニウムフレークは比較
的厚みが厚く、また表面に凹凸を有しているので、この
ようなアルミニウムフレークを面状に配向しても、表面
がフラットにならず、本発明のようなアルミニウムフレ
ーク顔料の粒子感を感じさせない緻密性のある金属感光
沢の意匠塗膜を満たす光輝性塗膜は得られない。
【0028】上記特定アルミニウムフレーク顔料は、例
えば、配向ポリプロピレン、結晶性ポリプロピレン、ポ
リエチレンテレフタレート等のプラスチックフィルムを
ベースフィルムとして用い、その上に剥離剤を塗布し、
剥離剤の上にアルミニウム蒸着を行う。アルミニウム蒸
着後、蒸着アルミニウムの酸化を防止するため、例えば
蒸着面の上にトップコート剤を塗布する。剥離剤及びト
ップコート剤としては、例えば、アクリル樹脂、ビニル
樹脂、ニトロセルロース、セルロース樹脂、ポリアミド
樹脂、ポリエステル樹脂、EVA(エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体)樹脂、塩素化PP(ポリプロピレン)樹
脂、塩素化EVA樹脂、石油系樹脂等の樹脂を用いるこ
とができる。
【0029】上記蒸着アルミニウム膜を上記ベースフィ
ルムから剥離し、これを細断することによりフレーク状
のアルミニウムとし、さらに分級することにより、平均
粒子径(μm)をX軸、粒子平均厚み(μm)をY軸と
したX−Y直交座標系において上記特定範囲とすること
ができる。なお、フレーク状のアルミニウムには剥離剤
及びトップコート剤が付着している場合があるが、これ
らは一般にメタリック塗料として使用する際の溶剤に溶
解されるので、特に悪影響はない。
【0030】上記特定アルミニウムフレーク顔料の含有
量は、第1ビヒクル100固形分質量部に対して、0.
1〜50質量部が好ましく、0.1質量部未満では、緻
密金属光沢感を満たす光輝性塗膜が得られない恐れがあ
り、50質量部を超えると塗膜の平滑性が得られない恐
れがある。より好ましくは、1〜30質量部である。
【0031】上記光輝性塗料に含まれる第1ビヒクル
は、上記顔料を分散するものであって、塗膜形成用樹脂
と必要に応じて架橋剤とから構成される。
【0032】上記第1ビヒクルを構成する塗膜形成用樹
脂としては、例えば、(a)アクリル樹脂、(b)ポリ
エステル樹脂、(c)アルキド樹脂、(d)フッ素樹
脂、(e)エポキシ樹脂、(f)ポリウレタン樹脂、
(g)ポリエーテル樹脂等が挙げられ、これらは、単独
または2種以上を組み合わせて使用することができる。
特に、アクリル樹脂およびポリエステル樹脂が好ましく
用いられる。
【0033】上記(a)アクリル樹脂としては、アクリ
ル系モノマーと他のエチレン性不飽和モノマーとの共重
合体が挙げられる。上記共重合に使用し得るアクリル系
モノマーとしては、アクリル酸またはメタクリル酸のメ
チル、エチル、プロピル、n−ブチル、i−ブチル、t
−ブチル、2−エチルヘキシル、ラウリル、フェニル、
ベンジル、2−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシプロ
ピル等のエステル化物類、アクリル酸またはメタクリル
酸2−ヒドロキシエチルのカプロラクトンの開環付加物
類、アクリル酸またはメタクリル酸グリシジル、アクリ
ルアミド、メタクリルアミドおよびN−メチロールアク
リルアミド、多価アルコールの(メタ)アクリル酸エス
テル等が挙げられる。これらと共重合可能な上記他のエ
チレン性不飽和モノマーとしては、スチレン、α−メチ
ルスチレン、イタコン酸、マレイン酸、酢酸ビニル等が
挙げられる。
【0034】上記(b)ポリエステル樹脂としては、飽
和ポリエステル樹脂や不飽和ポリエステル樹脂が挙げら
れ、例えば、多塩基酸と多価アルコールを加熱縮合して
得られた縮合物が挙げられる。多塩基酸としては、飽和
多塩基酸、不飽和多塩基酸が挙げられ、飽和多塩基酸と
しては、例えば、無水フタル酸、テレフタル酸、コハク
酸等が挙げられ、不飽和多塩基酸としては、例えば、マ
レイン酸、無水マレイン酸、フマル酸等が挙げられる。
多価アルコールとしては、例えば、二価アルコール、三
価アルコール等が挙げられ、二価アルコールとしては、
例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール等
が挙げられ、三価アルコールとしては、例えば、グリセ
リン、トリメチロールプロパン等が挙げられる。
【0035】上記(c)アルキッド樹脂としては、上記
多塩基酸と多価アルコールにさらに油脂・油脂脂肪酸
(大豆油、アマニ油、ヤシ油、ステアリン酸等)、天然
樹脂(ロジン、コハク等)等の変性剤を反応させて得ら
れたアルキッド樹脂を用いることができる。
【0036】上記(d)フッ素樹脂としては、フッ化ビ
ニリデン樹脂、四フッ化エチレン樹脂のいずれかまたは
これらの混合体、フルオロオレフィンとヒドロキシ基含
有の重合性化合物およびその他の共重合可能なビニル系
化合物からなるモノマーを共重合させて得られる各種フ
ッ素系共重合体からなる樹脂を挙げることができる。
【0037】上記(e)エポキシ樹脂としては、ビスフ
ェノールとエピクロルヒドリンの反応によって得られる
樹脂等を挙げることができる。ビスフェノールとして
は、例えば、ビスフェノールA、Fが挙げられる。上記
ビスフェノール型エポキシ樹脂としては、例えば、エピ
コート828、エピコート1001、エピコート100
4、エピコート1007、エピコート1009(いずれ
も、シェルケミカル社製)が挙げられ、またこれらを適
当な鎖延長剤を用いて鎖延長したものも用いることがで
きる。
【0038】上記(f)ポリウレタン樹脂としては、ア
クリル、ポリエステル、ポリエーテル、ポリカーボネー
ト等の各種ポリオール成分とポリイソシアネート化合物
とによって得られるウレタン結合を有する樹脂を挙げる
ことができる。上記ポリイソシアネート化合物として
は、2,4−トリレンジイソシアネート(2,4−TD
I)、2,6−トリレンジイソシアネート(2,6−T
DI)、およびその混合物(TDI)、ジフェニルメタ
ン−4,4’−ジイソシアネート(4,4’−MD
I)、ジフェニルメタン−2,4’−ジイソシアネート
(2,4’−MDI)、およびその混合物(MDI)、
ナフタレン−1,5−ジイソシアネート(NDI)、
3,3’−ジメチル−4,4’−ビフェニレンジイソシ
アネート、キシリレンジイソシアネート(XDI)、ジ
シクロへキシルメタン・ジイソシアネート(水素化HD
I)、イソホロンジイソシアネート(IPDI)、ヘキ
サメチレンジイソシアネート(HDI)、水素化キシリ
レンジイソシアネート(HXDI)等を挙げることがで
きる。
【0039】上記(g)ポリエーテル樹脂としては、エ
ーテル結合を有する重合体または共重合体であり、ポリ
オキシエチレン系ポリエーテル、ポリオキシプロピレン
系ポリエーテル、もしくはポリオキシブチレン系ポリエ
ーテル、またはビスフェノールAもしくはビスフェノー
ルFなどの芳香族ポリヒドロキシ化合物から誘導される
ポリエーテル等の1分子当たりに少なくとも2個の水酸
基を有するポリエーテル樹脂を挙げることができる。ま
た上記ポリエーテル樹脂とコハク酸、アジピン酸、セバ
シン酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、トリ
メリット酸等の多価カルボン酸類、あるいは、これらの
酸無水物等の反応性誘導体とを反応させて得られるカル
ボキシル基含有ポリエーテル樹脂を挙げることができ
る。
【0040】また、上記塗膜形成用樹脂には、硬化性を
有するタイプとラッカータイプがあるが、通常硬化性を
有するタイプのものが使用される。硬化性を有するタイ
プの場合には、アミノ樹脂、(ブロック)ポリイソシア
ネート化合物、アミン系、ポリアミド系、多価カルボン
酸等の架橋剤と混合して用いられ、加熱または常温で硬
化反応を進行させることができる。また、硬化性を有し
ないラッカータイプの塗膜形成用樹脂と硬化性を有する
タイプとを併用することも可能である。
【0041】上記第1ビヒクルが架橋剤を含む場合、塗
膜形成用樹脂と架橋剤との割合としては、固形分換算で
塗膜形成用樹脂が90〜50質量%、架橋剤が10〜5
0質量%であり、好ましくは塗膜形成用樹脂が85〜6
0質量%であり、架橋剤が15〜40質量%である。架
橋剤が10質量%未満では(塗膜形成用樹脂が90質量
%を超えると)、塗膜中の架橋が十分でない。一方、架
橋剤が50質量%を超えると(塗膜形成用樹脂が50質
量%未満では)、塗料組成物の貯蔵安定性が低下すると
ともに硬化速度が大きくなるため、塗膜外観が悪くな
る。
【0042】上記光輝性塗料では、上記特定アルミニウ
ムフレーク顔料以外に、その他の光輝性顔料および着色
顔料を含有することができる。
【0043】その他の光輝性顔料としては、好ましくは
金属酸化物被覆アルミナフレーク顔料、金属酸化物被覆
シリカフレーク顔料、グラファイト顔料、金属酸化物被
覆マイカ顔料、金属チタンフレーク顔料、ステンレスフ
レーク顔料、板状酸化鉄顔料、金属めっきガラスフレー
ク顔料、金属酸化物被覆ガラスフレーク顔料、ホログラ
ム顔料およびコレステリック液晶ポリマーからなるフレ
ーク状顔料からなる群より選ばれた少なくとも1種の顔
料が挙げられ、より好ましくは金属酸化物被覆アルミナ
フレーク顔料、金属酸化物被覆シリカフレーク顔料、グ
ラファイト顔料、金属酸化物被覆マイカ顔料、または金
属酸化物被覆ガラスフレーク顔料からなる群より選ばれ
た少なくとも1種の顔料が挙げられる。
【0044】また必要に応じて上記光輝性塗料に含まれ
る着色顔料として、従来から塗料用として常用されてい
るものが挙げられ、このようなものとして、有機顔料と
しては、例えば、アゾレーキ系顔料、フタロシアニン系
顔料、インジゴ系顔料、ペリレン系顔料、キノフタロン
系顔料、ジオキサジン系顔料、キナクリドン系顔料、イ
ソインドリノン系顔料、金属錯体顔料等が挙げられ、ま
た、無機顔料としては、例えば、黄色酸化鉄、ベンガ
ラ、二酸化チタン、カーボンブラックが挙げられる。
【0045】上記光輝性塗料は、上記成分の他に、脂肪
族アミドの潤滑分散体であるポリアミドワックスや酸化
ポリエチレンを主体としたコロイド状分散体であるポリ
エチレンワックス、沈降防止剤、硬化触媒、紫外線吸収
剤、酸化防止剤、レベリング剤、シリコーンや有機高分
子等の表面調整剤、タレ止め剤、増粘剤、消泡剤、架橋
性重合体粒子(ミクロゲル)等を適宜添加して含有する
ことができる。これらの添加剤は、通常、上記第1ビヒ
クル100質量部(固形分基準)に対して例えば、それ
ぞれ15質量部以下の割合で配合することにより、塗料
や塗膜の性能を改善することができる。
【0046】上記光輝性塗料は、上記構成成分を、通
常、溶剤に溶解または分散した態様で提供される。溶剤
としては、第1ビヒクルを溶解または分散するものであ
ればよく、有機溶剤および/または水を使用し得る。有
機溶剤としては、塗料分野において通常用いられるもの
を挙げることができる。例えば、トルエン、キシレン等
の炭化水素類、アセトン、メチルエチルケトン等のケト
ン類、酢酸エチル、セロソルブアセテート、ブチルセロ
ソルブ等のエステル類、アルコール類等を例示できる。
環境面の観点から有機溶剤の使用が規制されている場合
には、水を用いることが好ましい。この場合、適量の親
水性有機溶剤を含有させてもよい。
【0047】さらに上記光輝性塗膜上には、トップコー
ト層として、微粒子二酸化チタン顔料および第2ビヒク
ルを含有する上記クリヤー上塗り塗膜を少なくとも一層
形成する。上記光輝性塗膜中に光輝性顔料が多く含まれ
る場合には、クリヤー上塗り塗料を2層以上塗装する
と、表面の平滑感を向上させることができる。クリヤー
上塗り塗膜の形成は、上記W/Wを用いることが好まし
い。また、クリヤー上塗り塗料を複数回塗装する場合に
は、最終のクリヤー上塗り塗料を塗装した後で同時に焼
き付ければよく、初期にクリヤー上塗り塗料を塗装した
段階では完全に硬化させなくてもよい。クリヤー上塗り
塗膜の乾燥膜厚は、20〜100μmが好ましく、この
範囲を外れると塗膜外観が低下する恐れがある。より好
ましくは30〜50μmである。
【0048】[クリヤー上塗り塗料]このクリヤー上塗
り塗膜としては、微粒子二酸化チタン顔料および第2ビ
ヒクルを含有するクリヤー上塗り塗料を用いる。また、
クリヤー上塗り塗膜は、溶剤型塗料、水性塗料または粉
体型塗料から形成してもよい。溶剤型塗料または水性塗
料としては、一液型塗料を用いてもよいし、二液型ウレ
タン樹脂等のような二液型塗料を用いてもよい。光輝性
塗膜の上にクリヤー上塗り塗膜を形成することにより、
光沢向上および光輝性顔料の損傷を防止することができ
る。
【0049】上記クリヤー上塗り塗料に用いる微粒子二
酸化チタン顔料は、塗料用として常用されている二酸化
チタンに比べて、粒子径が非常に小さく、透明性を有
し、塗膜を正面にして見たハイライト部において、強い
ゴールド発色を呈する顔料である。上記微粒子二酸化チ
タン顔料の粒子径としては、長径は30〜100nm、
短径は10〜30nmが好ましい。長径、短径が下限未
満では、塗膜の耐水性が低下する恐れがあり、上限を超
えると上記の強いゴールド発色効果を得られない恐れが
ある。より好ましくは、長径が30〜60nm、短径が
10〜20nmである。なおBET法による比表面積
は、25〜100が好ましい。これらの微粒子二酸化チ
タン顔料として、タイペークTTOシリーズ(石原産業
社製)等が市販されている。
【0050】上記微粒子二酸化チタン顔料の含有量は、
第2ビヒクル100固形分質量部に対して、0.01〜
5質量部が好ましく、0.01質量部未満では、上記の
強いゴールド発色効果が得られない恐れがあり、5質量
部を超えると透明性が低下する恐れがある。より好まし
くは、0.1〜3質量部である。
【0051】上記クリヤー上塗り塗料に用いる第2ビヒ
クルとしては、上記光輝性塗料に使用される第1ビヒク
ルを用いることができ、上記の熱硬化性樹脂と架橋剤と
を混合したものを用いることができる。特に、特公平8
−19315号公報に記載されたカルボキシル基含有ポ
リマーとエポキシ基含有ポリマーとを含有する塗料が、
酸性雨対策およびW/Wで光輝性塗膜に塗装した際に、
光輝性塗膜における光輝性顔料の配向を乱さないという
観点から好ましく用いられる。また、これらのクリヤー
上塗り塗料は、必要に応じて、その透明性を損なわない
範囲で、着色顔料、体質顔料、改質剤、紫外線吸収剤、
レベリング剤、分散剤、消泡剤等の添加剤を含むことが
できる。
【0052】[複層塗膜]本発明の複層塗膜は、上記光
輝性塗膜形成方法により得られるものであり、基材上に
形成されたものであって、上記光輝性塗料を用いて光輝
性塗膜が形成され、上記光輝性塗膜の上に上記クリヤー
上塗り塗料を用いてクリヤー上塗り塗膜が形成された光
輝性塗膜である。好ましくは、上記複層塗膜が、下塗り
塗膜、中塗り塗膜、次いで光輝性塗膜、さらにクリヤー
上塗り塗膜から形成されているものである。
【0053】
【実施例】次に、本発明を実施例および比較例を挙げて
さらに具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に
のみ限定されるものではない。なお、配合量は特に断り
のないかぎり質量部を表す。また原材料、塗料、機器の
名称は、特に断りのない限り商品名を表す。
【0054】
【実施例1〜15,比較例1〜4】[基材の調製]ダル
鋼板(長さ300mm、幅100mmおよび厚さ0.8
mm)を燐酸亜鉛処理剤(商品名:「サーフダインSD
2000」、日本ペイント社製)を使用して化成処理し
た後、カチオン電着塗料(商品名:「パワートップU−
50」、日本ペイント社製)を乾燥膜厚が25μmとな
るように電着塗装した。次いで、160℃で30分間焼
き付けた後、中塗り塗料(「オルガS−90シーラ
ー」、日本ペイント社製)を乾燥膜厚が40μmとなる
ようにエアースプレー塗装し、140℃で30分間焼き
付け、中塗り塗膜を形成し、基材を得た。
【0055】[光輝性塗料の調製]アクリル樹脂(スチ
レン/メチルメタクリレート/エチルメタクリレート/
ヒドロキシエチルメタクリレート/メタクリル酸の共重
合体、数平均分子量約20,000、水酸基価45、酸
価15、固形分50質量%)と、メラミン樹脂(商品
名:「ユーバン20SE」、三井化学社製、固形分60
質量%)とを80:20の固形分質量比で配合して得た
第1ビヒクルに対し、顔料の平均粒子径(μm)をX
軸、粒子平均厚み(μm)をY軸としたX−Y直交座標
系において表1に示した座標の特定アルミニウムフレー
ク顔料、さらに必要により、その他の顔料を表1に示す
割合で配合した。次いで、有機溶剤(トルエン/キシレ
ン/酢酸エチル/酢酸ブチルの質量比=70/15/1
0/5)とともに攪拌機により塗装適正粘度になるよう
に攪拌混合し、光輝性塗料を調製した。
【0056】[クリヤー上塗り塗料]クリヤー塗料は、
以下の塗料に微粒子二酸化チタン(「タイペークTTO
-55B」、石原産業社製)を、表1に示す割合で配合
し調製した。 [A…アクリル樹脂系溶剤型クリヤー上塗り塗料(商品
名:「スーパーラックO−130クリヤー」、日本ペイ
ント社製)]、[B…カルボキシル基含有ポリマーとエ
ポキシ基含有ポリマーのブレンドからなる溶剤型クリヤ
ー上塗り塗料(商品名:「マックフローO−520クリ
ヤー」、日本ペイント社製)]の2種類である。
【0057】[複層塗膜の形成]基材の被塗面に、表1
に示す光輝性塗料により光輝性塗膜を乾燥膜厚が20μ
mとなるよう塗装し形成した。次いでW/Wで、表1に
示すクリヤー上塗り塗料によりクリヤー上塗り塗膜を乾
燥膜厚が50μmとなるように塗装し複層塗膜を形成し
た。焼付条件は、140℃で、20分であった。得られ
た塗膜の下記評価項目について、下記評価方法で評価し
た。結果を表1に示す。
【0058】[評価方法]意匠性:試験板を、ほぼ真正
面(ハイライト部)で見た場合のゴールド系緻密金属光
沢感を目視で評価した。 [3…アルミニウムフレーク顔料の粒子感を感じず緻密
性のある金属感光沢および塗膜を正面にして見たハイラ
イト部における強いゴールド発色が、ともに顕著にあ
り] [2…アルミニウムフレーク顔料の粒子感を感じず緻密
性のある金属感光沢および塗膜を正面にして見たハイラ
イト部における強いゴールド発色が、ともにあり] [1…アルミニウムフレーク顔料の粒子感を感じず緻密
性のある金属感光沢および塗膜を正面にして見たハイラ
イト部における強いゴールド発色の少なくとも一方がな
し]
【0059】
【表1】
【0060】表1の結果から明らかのように、本実施例
は、本発明の光輝性塗膜形成方法により複層塗膜を形成
したもので、アルミニウムフレーク顔料の粒子感を感じ
させない緻密性のある金属感光沢と塗膜を正面にして見
たハイライト部において、強いゴールド発色を呈する意
匠を発現した複層塗膜が得られた。
【0061】一方、比較例では、上記実施例で得られた
ような意匠を発現した複層塗膜は得られなかった。
【0062】
【発明の効果】本発明の光輝性塗膜形成方法は、基材上
に、光輝性塗膜層、クリヤー上塗り塗膜層を順次形成す
る複層塗膜を形成する方法であって、上記光輝性塗膜層
を形成する塗料が、アルミニウムフレーク顔料の平均粒
子径(μm)をX軸、粒子平均厚み(μm)をY軸とし
たX−Y直交座標系において、A(3.5,0.0
1),B(6,0.01),C(60,0.1),D
(35,0.1)の各点を結ぶ直線で囲まれた範囲に調
製されたアルミニウムフレーク顔料および第1ビヒクル
を含有し、上記クリヤー上塗り塗膜層を形成する塗料
が、微粒子二酸化チタン顔料および第2ビヒクルを含有
しているため、この方法により形成された複層塗膜は、
上記アルミニウムフレーク顔料と微粒子二酸化チタン顔
料との相乗効果により、アルミニウムフレーク顔料の粒
子感を感じさせない緻密性のある金属感光沢と塗膜を正
面にして見たハイライト部において、強いゴールド発色
を呈する意匠を発現することが可能である。
【0063】本発明の複層塗膜は、上記光輝感を有する
意匠を呈するため、自動車、二輪車等の乗物外板、これ
らの部品、各種容器外面、コイルコーティング、家具、
家電業界、通信業界等の光輝性が要求される分野におい
て好ましく使用される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 アルミニウムフレーク顔料の平均粒子径(μ
m)をX軸、粒子平均厚み(μm)をY軸としたX−Y
直交座標系の説明図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09C 1/64 C09C 1/64 C09D 5/29 C09D 5/29 7/12 7/12 201/00 201/00 Fターム(参考) 4D075 AE03 CB06 CB13 EA05 EA43 EB16 EB22 EB33 EB35 EB36 EB37 EB38 EC02 EC03 EC04 EC10 EC23 EC53 EC54 4F100 AA17B AA20B AA21C AB03 AB10B AC05B AD11B AG00B AK25 AK25C AK36 AK53C AT00A BA10A BA10C CA13B CA13C CC00B CC00C DE02B EH46 EH66B EJ64 EJ65C GB31 GB32 GB81 JN21B JN24 YY00B YY00C 4J037 AA24 CA09 4J038 CB082 CD091 CG001 DB001 DD001 DD072 DF001 DG001 GA06 GA07 HA036 HA066 HA216 HA446 HA486 HA546 KA08 KA15 KA20 NA01

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材上に、光輝性塗膜、クリヤー上塗り
    塗膜を順次形成する複層塗膜を形成する方法であって、
    前記光輝性塗膜を形成する塗料が、アルミニウムフレー
    ク顔料の平均粒子径(μm)をX軸、粒子平均厚み(μ
    m)をY軸としたX−Y直交座標系において、A(3.
    5,0.01),B(6,0.01),C(60,0.
    1),D(35,0.1)の各点を結ぶ直線で囲まれた
    範囲に調製されたアルミニウムフレーク顔料および第1
    ビヒクルを含有し、前記クリヤー上塗り塗膜を形成する
    塗料が、微粒子二酸化チタン顔料および第2ビヒクルを
    含有する光輝性塗膜形成方法。
  2. 【請求項2】 前記各点を結ぶ直線で囲まれた範囲が、
    A(3.5,0.01),B(6,0.01),E(3
    0,0.05),D(35,0.1)である請求項1記
    載の光輝性塗膜形成方法。
  3. 【請求項3】 前記微粒子二酸化チタン顔料の含有量
    が、前記第2ビヒクル100固形分質量部に対して、
    0.01〜5質量部である請求項1または2記載の光輝
    性塗膜形成方法。
  4. 【請求項4】 前記アルミニウムフレーク顔料の含有量
    が、前記第1ビヒクル100固形分質量部に対して、
    0.1〜50質量部である請求項1から3いずれか1項
    記載の光輝性塗膜形成方法。
  5. 【請求項5】 前記アルミニウムフレーク顔料が、蒸着
    アルミニウム片である請求項1から4いずれか1項記載
    の光輝性塗膜形成方法。
  6. 【請求項6】 前記アルミニウムフレーク顔料の他に、
    さらに金属酸化物被覆アルミナフレーク顔料、金属酸化
    物被覆シリカフレーク顔料、グラファイト顔料、金属酸
    化物被覆マイカ顔料、または金属酸化物被覆ガラスフレ
    ーク顔料からなる群より選ばれた少なくとも1種の顔料
    を含む請求項1から5いずれか1項記載の光輝性塗膜形
    成方法。
  7. 【請求項7】 前記クリヤー上塗り塗膜が、カルボキシ
    ル基含有ポリマーおよびエポキシ基含有ポリマーを含む
    塗料から形成される請求項6記載の光輝性塗膜形成方
    法。
  8. 【請求項8】 請求項1から7いずれか1項記載の光輝
    性塗膜形成方法により得られた複層塗膜。
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TWI712511B (zh) * 2014-10-30 2020-12-11 日商大日本印刷股份有限公司 印刷物、使用該印刷物而成之容器、印刷物之製造方法及印刷物之選擇方法

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