JP2003088288A - 発光ダイオード(led)を用いた陸棲節足動物捕獲装置 - Google Patents
発光ダイオード(led)を用いた陸棲節足動物捕獲装置Info
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Abstract
ムシ類およびヨコエビ類等陸棲節足動物の防除またはモ
ニタリングにも有効に用い得る、安全かつ利便性に優れ
た捕獲装置およびそのための捕獲方法の提供。 【解決手段】 陸棲節足動物の捕獲装置であって、可視
光を発する発光ダイオード(LED)、捕獲容器および
電源とを含み、該捕獲容器は、該LEDを内部に収容
し、前記可視光が透過可能な部分および開口部とを含む
ことを特徴とする、前記捕獲装置。
Description
発光ダイオード(LED)を光源として含むことを特徴
とする、陸棲節足動物の捕獲装置に関する。
ゴムシ類およびヨコエビ類等は、しばしばその生息密度
の調査対象とされる。昆虫(害虫)の場合における、要
防除密度または防除後の効果確認のための調査などがそ
の例である。
装置が使われることが多い。すなわち、陸棲節足動物の
捕獲装置は、捕獲した陸棲節足動物を殺してその防除を
行うために直接利用されるばかりでなく、防除に際して
不可欠な、防除対象の発生密度消長の正確な把握、すな
わちモニタリングにも利用される。
としては、フェロモン等の化学物質、食餌、色彩および
光源等の、節足動物の嗅覚や視覚を刺激するものが用い
られる。このような誘引源の中から、対象動物を最も効
率的に誘引できるものを選択することは、効率的な防除
およびモニタリングに重要である。
探索は、一般的に容易ならざることである。例えば、節
足動物の嗅覚に作用する物質を用いる場合においては、
単一成分による誘引は効率的でない場合が多い。したが
って、そのような場合には、さらなる成分の探索および
それらの最適な混合比の決定が必要になる。
である圃場の作物の生育が進行するにつれて、捕獲数が
減少して正確なモニタリングが不可能になる場合が多
い。
においても、好適な色彩または光源から発せられる光の
波長の最適化が必要になる。
装置の例は、特開2001−86916号、特開平9−
248117号および登録実用新案公報第304646
4号に見出すことができる。
蛾のような飛翔性昆虫を捕獲するための、紫外線を発す
る発光ダイオード(LED)を利用した誘引装置が開示
されている。
セセリ等の、飛翔性の水稲害虫昆虫の誘引捕獲器とし
て、透光部および捕獲部を有し、外面の一部又は全部を
青色および/またはオレンジ色とした装置が開示されて
いる。該装置は光源を有していないが、一部又は全部が
青色および/またはオレンジ色である外面の色彩を利用
した捕獲装置である。
捕獲器の一形態とみなし得る誘蛾灯が開示されている。
該誘蛾灯は、投光板、背板、漏斗等の部材に加えて、光
源として短波長の400nm付近の紫外線側青色光領域
の発光が可能であるエレクトロルミニセントディスプレ
イ、LEDおよびプラズマディスプレイ等の発光形素子
を備えてなるものである。
ずれも昆虫、しかも飛翔性を有する昆虫のみを捕獲対象
とするものである。したがって、徘徊性昆虫等の飛翔性
を有さない昆虫を含む、陸棲節足動物へのそれらの適用
は困難である。
性質を有するため、昆虫を捕獲対象として紫外線を発す
る光源を用いるものを圃場に設置して用いた場合には、
誘引捕獲対象昆虫以外の動物も該圃場に誘引される恐れ
がある。しかも、紫外線は作物に悪影響を及ぼす可能性
がある。したがって、これらの恐れを避けるため、紫外
線を発する光源を用いるものに関しては設置場所が制限
されるという欠点がある。
る、昆虫を初めとする陸棲節足動物捕獲装置の開発に対
する強い要求が存在している。
課題は、飛翔性昆虫のみならず、徘徊性昆虫を含む昆虫
ならびにダンゴムシ類およびヨコエビ類陸棲節足動物の
防除またはモニタリングにも有効に用い得る、安全かつ
利便性に優れた捕獲装置およびそのための捕獲方法を提
供することにある。
を重ねた結果、本発明者らは、LEDから発せられる可
視光が陸棲節足動物に対する誘引効果を有すること、お
よびLEDを光源として用いた捕獲装置が優れた捕獲効
果を有することを見出し、本発明を完成するに至った。
装置であって、可視光を発する発光ダイオード(LE
D)、捕獲容器および電源とを含むことを特徴とする、
前記捕獲装置に関する。また、本発明は、陸棲節足動物
が、昆虫、ダンゴムシ類またはヨコエビ類であることを
特徴とする、前記捕獲装置に関する。
ことを特徴とする、前記捕獲装置に関する。さらに、本
発明は、徘徊性昆虫が、ゾウムシ類またはアリ類である
ことを特徴とする、前記捕獲装置に関する。また、本発
明は、ゾウムシ類がイモゾウムシであることを特徴とす
る、前記捕獲装置に関する。
色、黄色および赤色のいずれかの色彩を有する可視光を
発する発光体であることを特徴とする、前記捕獲装置に
関する。さらにまた、本発明は、捕獲容器の開口部の幅
が、2mm〜15mmであることを特徴とする、前記捕
獲装置に関する。また、本発明は、電源が直流電源であ
ることを特徴とする、前記捕獲装置に関する。また、本
発明は、直流電源が乾電池であることを特徴とする、前
記捕獲装置に関する。またさらに、本発明は、捕獲容器
が、粉体および/または殺虫剤を内部に含むことを特徴
とする、前記捕獲装置に関する。
る方法であって、可視光を発するLEDから光を発せし
め、該可視光に誘引された陸棲節足動物を捕獲すること
を特徴とする、陸棲節足動物を捕獲する前記方法に関す
る。また、本発明は、陸棲節足動物が、昆虫、ダンゴム
シ類またはヨコエビ類であることを特徴とする、前記方
法に関する。そしてまた、本発明は、昆虫が徘徊性昆虫
であることを特徴とする、前記方法に関する。そしてさ
らに、本発明は、徘徊性昆虫が、ゾウムシ類またはアリ
類であることを特徴とする、前記方法に関する。
シであることを特徴とする、前記方法に関する。さら
に、本発明は、LEDが、青色、緑色、黄色および赤色
のいずれかの色彩を有する可視光を発する発光体である
ことを特徴とする、前記方法に関する。そして、本発明
は、捕獲容器が、粉体および/または殺虫剤を内部に含
むことを特徴とする、前記方法に関する。
ED(図1)は、白熱電球や蛍光灯等に比して分散性が
小さい光を発する、均一な点光源として機能するため視
認性に優れている。その結果、本発明による捕獲装置
は、陸棲節足動物を誘引し、さらに定位せしめる効果が
極めて優れている。
本発明の捕獲装置を用いることによって、主として正の
走光性を有する陸棲節足動物の捕獲効率を格段に高める
ことができる。
いため、白熱電球や蛍光灯等の電気的な光源のみなら
ず、ケミカルライトのような化学的発光体と比較して
も、交換の手間と費用の面で有利である。
は、前記の通り点光源として機能するため、例えば圃場
単位のような限定された範囲に生息する対象昆虫の誘引
捕獲のみを行うことができる。そのため、誘引による外
部の昆虫の侵入を防ぐことができ、かつ、正確なモニタ
リングを可能にするものである。
バッテリーのような直流電源によって稼働し得るため、
圃場の中央部あるいは地表面付近のような、一般の交流
電源による駆動力を得にくいような場所にも設置するこ
とができる。したがって、本発明の捕獲装置を地表面付
近等の低位置に設置することによって、徘徊性昆虫を初
めとする陸棲節足動物の捕獲も可能である。
用いるLEDは前記の通り点光源として機能するため、
作物に対する影響が極めて少ないことに起因して、本発
明の捕獲装置の設置場所の制限は、従来の捕獲装置に比
して格段に小さい。
捕獲方法を詳細に説明する。本発明の捕獲装置に用いら
れるLED光源装置の例を図1に示した。LED、光量
調節器、スイッチ、抵抗および乾電池等で構成される。
シ類としては、典型的にはイモゾウムシ、アリモドキゾ
ウムシおよびアルファルファタコゾウムシ等である。ま
た、アリ類としては、トビイロシワアリおよびクロヤマ
アリ等が挙げられる。さらに、ダンゴムシ類としてはオ
カダンゴムシが、ヨコエビ類としてはハマトビムシ等が
それぞれ挙げられる。
光に対する反応を利用するものであるため、現在使用さ
れている塊根を誘引源とする捕獲装置のような食餌を用
いた捕獲装置とは異なり、作物の生育状況によってその
捕獲効果が影響を受けにくい。そのため、生育するに従
って葉が著しく繁茂するサツマイモのような作物を寄主
とする陸棲節足動物に対して特に有効である。このよう
な陸棲節足動物の例としては、昆虫の一種であるイモゾ
ウムシが挙げられる。
可視光を発するものであれば特に制限なく用いることが
できる。捕獲対象動物によって光の色に対する選好性が
異なる場合があるが、青色、緑色、黄色または赤色の光
のいずれかを発するLEDを選択することによって、捕
獲効率を容易に最適化することが可能である。
緑色、黄色および赤色の全ての色のLED光に対する反
応が認められる(図7)が、緑色光が他の色の光より誘
引効果に優れていることが室内における実験で明らかに
なっている(図8)。したがって、本種に対しては、緑
色光およびそれに次ぐ誘引効果を示した青色光を用いる
ことが好適であると考えられる。
減できることも、本発明による捕獲装置の特長である。
なお、青色、緑色、黄色または赤色の各色を有する光の
ピーク吸収波長の例は、それぞれ約470、530また
は560、590および660nmである。
および捕獲対象である節足動物の侵入口としての開口部
を有し、かつ侵入した節足動物が逃亡しにくいものであ
れば特に制限はない。したがって、内部に昆虫を収容せ
しめる漏斗を有する一般的なもの、または小孔あるいは
スリット等の開口部を有するもの等が、捕獲対象動物の
種類および大きさ等によって任意に選択される。
幅に合わせて設定することができる。該開口部の幅と捕
獲対象動物の体幅との差を小さくすることによって、非
捕獲対象動物の侵入を防ぐこともできる。したがって、
開口部の好適な幅は、通常2〜15mmである。
光を発するLEDが収容されるため、該捕獲容器は可視
光が透過可能な部分を含むことが必要である。例えば、
捕獲容器の全体または一部を可視光透過可能な素材によ
って構成することが考えられる。該素材としては、取り
扱い易さおよび価格などの点において、プラスチックが
好適である。
設けることによって、部分的な可視光透過部を設けても
よい。これらの透過部として、動物を侵入させるための
前記開口部を兼用することも可能である。捕獲容器内部
に脱出防止のための粉体が含まれていれば対象動物を生
きたまま捕獲することが可能である。粉体として、炭酸
カルシウム、タルク等が挙げられる。
れば、捕獲された対象動物をそのまま防除することも可
能である。殺虫剤の例としては、フェニトロチオン、D
DVP、クロルピリホス、カルバリル、カルボスルファ
ン、フィプロニル、イミダクロプリド等が挙げられる。
着テープのような粘着部材を収容しておくことによって
も、捕獲された対象動物の防除に供することが可能であ
る。
説明するが、いずれの実施例も、如何なる場合も本発明
の範囲を制限するものではない。 (実施例1)LED光の誘引効果(野外試験) 試験方法 葉や茎が繁茂するサツマイモ圃場においてLED光の誘
引効果をみるために試験を実施した。試験はあらかじめ
成虫を圃場に放飼した後に行った。LED光の光源とし
ては、図1に示したものを用いた。圃場内に9m×9mの調
査区を設定し、1地点2,000頭ずつ9地点に成虫を放飼し
た(図2)。放飼後、プラスチック製かごにサツマイモ塊
根のみを入れた捕獲装置と塊根に青色LED光源を添え
た捕獲装置をそれぞれ8個ずつ設置した(図3)。捕獲
装置設置の翌日から5日間にわたり、誘引された成虫を
回収し個体数を調べた。なお、回収時に捕獲装置が置か
れた場所から5cm以内の土壌表面で発見された個体は誘
引されたものとみなした。 結果 誘引試験の結果を図4に示した。いずれの回収日におい
ても塊根に青色LED光源(図1)を添えた捕獲装置の
ほうが塊根のみの捕獲装置よりも誘引個体数が多かっ
た。5日間の捕獲装置あたりの平均値±標準誤差でみる
と塊根に青色LED光源を添えた捕獲装置が44.3±5.9
頭、塊根のみの捕獲装置が1.8±0.6頭であり、塊根に青
色LED光源を添えた捕獲装置のほうが塊根のみの捕獲
装置より約25倍多かった。
は、誘引個体を捕獲する機能がないために効率的な回収
ができない。そこで、いったん捕獲された個体が脱出で
きない構造で、かつ塊根を必要としない捕獲装置(LE
D捕獲装置)を開発した(図5)。このLED捕獲装置
の構造は以下のとおりである。底部をくりぬいたステン
レス製網かご10(上部直径18.8cm、下部直径11.5cm、
網目2mm)に捕獲容器13(ふた15付透明プラスチッ
ク製容器、上部直径12.0cm、底部直径10.0cm、深さ8.8c
m)を取り付け(図5)、捕獲容器13のふたにLED
光源7(図1)を収納するための光源容器14(ふた付
透明プラスチック製容器、外径7.8cm、深さ8.0cm)を取
り付けた(図5)。光源容器14にLED光源7を入れ
た後、それを捕獲容器13に取り付け、さらに雨水の浸
入を防ぐために屋根6(透明なプラスチック製ボウル、
上部直径21.0cm、下部直径11.4cm)を光源容器14の上
部に取り付けた(図5)。網かご10より上部の捕獲容
器13側面に誘引個体の進入口8(直径3mm、96個)が
あり、進入口8より下部の容器9側面および底面には黒
色の絶縁ビニールテープが巻き付けられてLED光がも
れないような構造になっている(図5)。光に反応した
個体が網かご10の側面を登って進入口8へ誘導される
仕組みである(図5)。捕獲容器13の内面11に滑落
させるための炭酸カルシウムを塗布し、容器内に入った
個体の脱出を防いだ(図5)。なお、ステンレス製網か
ご10を用いて個体の進入位置を地面より高くしたの
は、雨水の浸入を防ぐためである。
ED捕獲装置の捕獲効率をみるために試験を実施した。
実施例1と同様、調査区内に1地点2,000頭ずつ9地点に
成虫を放飼した後、青色LED光源を取り付けた捕獲装
置(試験区)とLEDを取り付けない同型の捕獲装置
(対照区)をそれぞれ8個ずつ設置した。そして、7日後
に試験区および対照区の捕獲装置に捕獲された個体を回
収した(実験1)。さらに、新たに同数の成虫を放飼
し、両捕獲装置の配置をすべて置き換えて同様の試験を
実施した(実験2)。 結果 LED捕獲装置の捕獲効率試験の結果を表1に示した。
装置のほうに多くのイモゾウムシ成虫が捕獲された。放
飼した個体に対する対照区の全捕獲装置、7日間の回収
率は、実験1および実験2ともに0.1%にも満たなかった
のに対し、試験区の回収率は実験1が4.5%、実験が3.2%
であった。
ゾウムシの反応 試験方法 図6に示す検定装置を用いて、青、緑、黄および赤色L
EDに対するイモゾウムシの反応を調べた。使用したL
EDのピーク波長は青、緑、黄および赤色それぞれ、47
0、530、590および660nmであった。全暗の部屋に検定装
置を設置し、図中の片側の捕獲容器16の外(捕獲装置
16からの距離5cm)にLEDを置き、光源を置かない
他方の捕獲容器18を対照区とした。そして、夕刻17:3
0〜18:00に装置の中央17に未交尾の成虫50頭をプラス
チック製容器に入れて放飼し、翌朝8:30〜9:00に両捕獲
容器16および18に捕獲された虫数を調べた。雌雄別
々に試験を行い、LEDの位置を変えながら、それぞれ
8回繰り返した。 結果 試験結果を図7に示した。イモゾウムシは雌雄ともに
青、緑、黄および赤色のいずれのLED光に対しても正
の走光性を示し、供試虫の80%以上がLED光源を置
いた側の捕獲容器に捕獲された。
ゾウムシの選好性 試験方法 LEDの発光色に対するイモゾウムシの選好性を調べる
ために図6に示す検定装置を用いて、光量子量を一定に
して青色−緑色、青色−黄色、青色−赤色、緑色−黄
色、緑色−赤色および黄色ー赤色の組合せで比較試験を
行った。使用したLEDのピーク波長は青、緑、黄およ
び赤色それぞれ、470、530、590および660nmであった。
全暗の部屋に検定装置を設置し、図中の両側の捕獲容器
16および18の外(捕獲装置16からの距離5cm)に
発光色の異なるLEDを置いた。そして、夕刻17:30〜1
8:00に装置の中央17に未交尾の成虫50頭をプラスチッ
ク製容器に入れて放飼し、翌朝8:30〜9:00に両捕獲容器
16および18に捕獲された虫数を調べた。雌雄別々に
試験を行い、LEDの位置を変えながら、それぞれ12回
繰り返した。 結果 試験結果を図8に示した。青色−緑色では緑色側に多く
誘引された。青色−黄色および青色−赤色ではともに青
色側に多く誘引された。緑色−黄色および緑色−赤色で
はともに緑色側に多く誘引された。黄色−赤色では黄色
側に多く誘引された。以上をまとめるとLEDの発光色
に対するイモゾウムシの選好性は緑色>青色>黄色>赤
色であった。
ば、飛翔性昆虫のみならず、徘徊性昆虫ならびにダンゴ
ムシ類およびヨコエビ類等陸棲節足動物の防除またはモ
ニタリングが、安全かつ利便性に優れた形態によって行
われる。
ある。
サツマイモの塊根にLEDを添えた捕獲装置を示す写真
図である。
塊根にLEDを添えた捕獲装置の、イモゾウムシ誘引効
果を示す図である。
検定装置を示す図である。
を示す図である。
性を示す図である。
Claims (17)
- 【請求項1】 陸棲節足動物の捕獲装置であって、可視
光を発する発光ダイオード(LED)、捕獲容器および
電源とを含むことを特徴とする、前記捕獲装置。 - 【請求項2】 陸棲節足動物が、昆虫、ダンゴムシ類ま
たはヨコエビ類であることを特徴とする、請求項1に記
載の捕獲装置。 - 【請求項3】 昆虫が徘徊性昆虫であることを特徴とす
る、請求項2に記載の捕獲装置。 - 【請求項4】 徘徊性昆虫が、ゾウムシ類またはアリ類
であることを特徴とする、請求項3に記載の捕獲装置。 - 【請求項5】 ゾウムシ類がイモゾウムシであることを
特徴とする、請求項4に記載の捕獲装置。 - 【請求項6】 LEDが、青色、緑色、黄色および赤色
のいずれかの色彩を有する可視光を発する発光体である
ことを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載の捕
獲装置。 - 【請求項7】 捕獲容器が、2mm〜15mmの幅を有
する開口部を含むことを特徴とする、請求項1〜6のい
ずれかに記載の捕獲装置。 - 【請求項8】 電源が直流電源であることを特徴とす
る、請求項1〜7のいずれかに記載の捕獲装置。 - 【請求項9】 直流電源が乾電池であることを特徴とす
る、請求項8に記載の捕獲装置。 - 【請求項10】 捕獲容器が、粉体および/または殺虫
剤を内部に含むことを特徴とする、請求項1〜9のいず
れかに記載の捕獲装置。 - 【請求項11】 陸棲節足動物を捕獲する方法であっ
て、可視光を発するLEDから光を発せしめ、該可視光
に誘引された陸棲節足動物を捕獲することを特徴とす
る、前記方法。 - 【請求項12】 陸棲節足動物が、昆虫、ダンゴムシ類
またはヨコエビ類であることを特徴とする、請求項11
に記載の方法。 - 【請求項13】 昆虫が徘徊性昆虫であることを特徴と
する、請求項12に記載の方法。 - 【請求項14】 徘徊性昆虫が、ゾウムシ類またはアリ
類であることを特徴とする、請求項13に記載の方法。 - 【請求項15】 ゾウムシ類がイモゾウムシであること
を特徴とする、請求項14に記載の方法。 - 【請求項16】 LEDが、青色、緑色、黄色および赤
色のいずれかの色彩を有する可視光を発する発光体であ
ることを特徴とする、請求項11〜15のいずれかに記
載の方法。 - 【請求項17】 捕獲容器が、粉体および/または殺虫
剤を内部に含むことを特徴とする、請求項11〜16の
いずれかに記載の方法。
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