JP2003087879A - 遠隔制御監視システムの端末機能の設定方式 - Google Patents

遠隔制御監視システムの端末機能の設定方式

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 設定器と端末器の距離が比較的大きい場合で
も、所望の端末器のみの設定を行うことができる遠隔制
御監視システムの端末機能の設定方式を提供すること。 【解決手段】 信号線Lsを介して中央処理装置31に
時分割多重接続方式で接続される複数個の端末器のうち
の所望の端末器30の記憶部22に、設定情報を設定さ
せる設定器34を備える。設定器30は、ワイヤレス信
号にて前記設定情報を送信するワイヤレス送受信部13
を備える。端末器30は、前記ワイヤレス信号を受信す
ると中央処理装置31に登録要求を返送、または登録完
了が伝送されたときは設定情報を格納させ設定完了を返
送する処理部27を備える。中央処理装置31は、前記
ワイヤレス信号を受信した一端末器からの登録要求が返
送されたときは設定禁止信号を一斉伝送し、また前記設
定完了が返送されたときには設定禁止解除信号を一斉伝
送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、中央処理装置に時
分割多重接続方式で接続された端末器の機能を設定する
遠隔監視制御システムの端末機能の設定方式の改良に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、遠隔監視制御システムの構成
として、特許第3157942の従来例に示されるよう
なものが知られている。すなわち、図4に示すように、
中央処理装置31には、スイッチSWの操作状態を監視
する複数個の操作用端末器32、負荷Lを制御する複数
個の制御用端末器33が2線式の信号線Lsを介して接
続される。操作用端末器32、制御用端末器33には、
それぞれ個別のアドレスが設定され、このアドレスを用
いて中央処理装置31が操作用端末器32、制御用端末
器33を個別に認識する。
【0003】中央処理装置31は信号線Lsに対して、
図9(a)(b)のような形式の伝送信号Vsを送出す
る。すなわち、伝送信号Vsは、信号送出開始を示すス
タートパルスST、信号モードを示すモードデータ信号
MD、操作用端末器32、制御用端末器33を各別に呼
び出すためのアドレスデータを伝送するアドレスデータ
信号AD、負荷Lを制御する制御データを伝送する制御
データ信号CD、伝送エラーを検出するためのチェック
サムデータ信号CS、操作用端末器32,制御用端末器
33からの返送信号を受信するタイムスロットである信
号返送期間WTよりなる複極(±24V)の時分割多重
信号であり、パルス幅変調によってデータが伝送される
ようになっている。
【0004】各操作用端末器32、各制御用端末器33
では、信号線Lsを介して受信した伝送信号Vsにより
伝送されたアドレスデータがあらかじめ設定されている
アドレスデータに一致すると、伝送信号Vsから制御デ
ータを取り込むとともに、伝送信号Vsの信号返送期間
WTに同期して返信データを電流モード信号(信号線L
sの線間を適当な低インピーダンスを介して短絡するこ
とにより送出される信号)として返送する。
【0005】また、中央処理装置31には、ダミー信号
送信手段および割り込み信号処理手段が設けられる。ダ
ミー信号送信手段は、モードデータ信号MDをダミーモ
ードとし、操作用端末器32、制御用端末器33には設
定されていない空きアドレスをアドレスデータとして備
えたダミー伝送信号を常時送出する。また、割り込み信
号処理手段は、いずれかの操作用端末器32で発生した
図9(c)のような割り込み信号Viを受入れしたとき
に、割り込み信号Viを発生した操作用端末器32を検
出した後、その操作用端末器32をアクセスして返信デ
ータを返送させる。すなわち、常時はダミー信号送信手
段によってダミー信号を信号線Lsに送出し、スイッチ
SWの操作に伴って操作用端末器32から発生した割り
込み信号Viをダミー伝送信号のスタートパルス信号S
Tに同期して検出すると、割り込み処理手段によって中
央処理装置31からモードデータ信号MDをアドレス確
認モードとした伝送信号Vsを送出するのである。アド
レス確認モードでは、アドレスの一部が共通している操
作用端末器32をグループ化し、各グループごとに一括
して伝送信号Vsする。割り込み信号Viを発生した操
作用端末器32は、モードデータ信号MDがアドレス確
認モードである伝送信号Vsが伝送されると、この伝送
信号Vsの信号返送期間WTに同期して操作用端末器3
2に設定されているアドレスデータを返信データとして
返送する。このようにして中央処理装置31では割り込
み信号Viを発生した操作用端末器32のアドレスを獲
得し、獲得したアドレスを用いて操作用端末器32をア
クセスすることによって、操作用端末器32に接続され
たスイッチSWの操作状態に対応した監視データを返信
データとして受け取るのである。
【0006】中央処理装置31では、操作用端末器32
から返送された監視データに基づいて、スイッチSWに
対する対応関係があらかじめ設定されている負荷Lを接
続した制御用端末器33に伝送する制御データを作成す
るとともに、その制御データを含む伝送信号Vsを信号
線Lsに送出し、対応する制御用端末器33に制御デー
タを伝送して負荷Lを制御する。
【0007】操作用端末器32では、互いに独立したス
イッチSWを最大4個まで接続することができ、また、
制御用端末器33では互いに独立した負荷Lを最大4個
まで接続することができるように構成されている。すな
わち、同一のアドレスデータが設定された操作用端末器
32および制御用端末器33について、さらに2ビット
ずつの負荷番号データが設定されており、スイッチSW
や負荷Lを最大4個まで識別可能としているのである。
【0008】ところで、操作用端末器32や制御用端末
器33は、図6のような構成を有している(図では操作
用端末器32を示している)。すなわち、マイクロプロ
セッサを内蔵した専用の集積回路よりなる処理部21を
備え、処理部21に接続されたスイッチSWの操作によ
って負荷Lをオン遅延させたりオフ遅延させたりするよ
うな機能を、記憶部22に格納された機能データによっ
て設定できるようになっている。また、アドレスデータ
も記憶部22に格納される。記憶部22にはEEPRO
Mが用いられ、処理部21を通して内容が書換可能にな
っている。操作用端末器32の電源は信号線Ls上の伝
送信号を電源回路24によって全波整流し安定化するこ
とによって得られる。伝送信号は伝送信号処理部23を
通して処理部21に入力される。
【0009】記憶部22の内容は、外部に設けた設定器
34(図7参照)からの赤外線などの光によるワイヤレ
ス信号を無線信号送受信部25を通して受信することに
よって設定される。設定器34は、記憶部22に格納す
る機能データおよびアドレスデータの設定、確認を行う
ことができるように構成され、設定モード、確認モード
のワイヤレス信号を択一的に伝送することによって、処
理部21が対応する処理を行うようになっている。ま
た、ワイヤレス信号を正常に受信したときには、無線信
号送受信部25からは設定器34に対して受信確認のワ
イヤレス信号が送信される。
【0010】なお、特許第3157942で示されてい
る遠隔監視制御システムの端末機能の設定方式では、設
定器34は、設定対象となる端末器32、33にモード
切換信号を伝送するとともに、設定すべきデータが設定
器34と信号線Lsとを結ぶ信号線Ltを介して中央処
理装置31に伝送される。そして、中央処理装置31で
は、前記設定器34から信号線Lsを通して伝送された
データを含む伝送信号が送出される。また、端末器3
2、33は設定器34からワイヤレス信号によるモード
切換信号を受信すると設定モードに移行され、設定モー
ドでは信号線Lsを伝送される伝送信号に含まれている
データが記憶部22に格納されアドレスや機能データが
設定される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
なワイヤレス信号を利用する端末機能の設定方式におい
ては、従前のディップスイッチなどを用いた設定方法と
異なり、天井や壁面等の高所に取り付けられた端末器に
対しても容易に設定を行うことが可能である。この場
合、作業員が個々の端末器に向けて設定器からワイヤレ
ス信号を送信することで個々の端末器の端末機能の設定
が行われる。ところが、同室内に端末器を多数設置する
場合においては、設定対象となる端末器の無線信号受信
部の位置が他の端末器のそれと近接してしまうことにな
り、設定する設定器のワイヤレス信号送信部と設定され
る端末器側の無線信号受信部とを可能な限り近づける必
要がある。すなわち、ワイヤレス信号送信部と無線信号
受信部とが比較的離れた状態にて設定器からワイヤレス
信号を送信した場合、設定対象でない端末器までが信号
に反応してしまうことがあった。したがって、操作に不
慣れな作業者が設定作業をおこなったときに設定対象と
は異なる端末器が設定モードとして動作することがあ
り、再度設定作業をやり直すことになって設定作業時間
が長引くことがあった。
【0012】本発明は、このような問題点を解決するた
めに創案されたものであり、設定器と端末器の距離が比
較的大きい場合でも、所望の端末器のみの設定を行うこ
とができる遠隔制御監視システムの端末機能の設定方法
を提供することを課題とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、信号線を介して中央処理装置に時分割多
重接続方式で接続される複数個の端末器のうちの所望の
端末器に対して、端末器の機能を決める機能データや端
末器のアドレスを決めるアドレスデータといった設定情
報を端末器に設けられた記憶部に設定させる設定器を備
え、設定器は、前記設定情報の設定操作を行う操作部
と、操作部により設定操作を行うと設定対象となる端末
器に所定のフォーマットを有するワイヤレス信号にて前
記設定情報を送信するワイヤレス送受信部とを備え、端
末器は、設定器からの前記のワイヤレス信号を受信する
無線信号送受信部と、該無線信号送受信部がワイヤレス
信号を受信したときは、中央処理装置に登録処理させる
登録要求の信号を返送し、また、中央処理装置からの登
録完了の信号が伝送されたときには、前記設定情報を記
憶部に格納させるとともに設定完了の信号を返送する処
理部を備え、前記中央処理装置は、前記ワイヤレス信号
を受信した一端末器からの前記登録要求の信号が返送さ
れたときは該端末器以外の全端末器に向けて前記のワイ
ヤレス信号受信以降の処理を禁止する設定禁止信号を一
斉伝送し、また、前記設定完了の信号が返送されたとき
には前記のワイヤレス信号受信以降の処理の禁止を解除
させる設定禁止解除信号を一斉伝送する。
【0014】この構成により、設定器からのアドレスデ
ータや機能データといった設定情報を示したワイヤレス
信号を受信した端末器では、中央処理装置に登録処理さ
せる登録要求の信号が返送され、または、端末器におい
て中央処理装置からの登録完了の信号が伝送されると、
設定情報が記憶部に格納され設定完了の信号が返送され
る。また、中央処理装置においては、前記ワイヤレス信
号を受信した一端末器からの前記登録要求の信号が返送
されたときは該端末器以外の他端末器全てに向けて前記
のワイヤレス信号受信以降の処理を禁止する設定禁止信
号が一斉伝送され、また、前記設定完了の信号が返送さ
れたときには前記のワイヤレス信号受信以降の処理の禁
止を解除させる設定禁止解除信号が一斉伝送される。
【0015】また、前記処理部は、設定処理完了の信号
の返送前に、前記無線信号送受信部から設定器に向け設
定状況を確認させるワイヤレス信号を送受信させること
が好ましい。この場合、設定対象の端末器では、アドレ
スデータや機能データといった設定情報を記憶する前
に、設定器に対して端末器における設定情報の正当性を
確認するワイヤレス信号が送信され、設定器では、作業
者が確認後に、同端末器へ確認のワイヤレス信号が返信
される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して詳細に説明する。 (実施の形態1)本実施の形態の遠隔制御監視システム
の端末機能の設定方式は、中央処理装置31、操作用端
末器32、制御用端末器33、及び設定器34の機器の
基本構成は従来構成と同様で、その設定処理に関わる処
理手順が異なる。したがって、相違点を中心に説明す
る。ただし本実施の形態では、従来構成における操作用
端末器32及び制御用端末器33を区別せず端末器30
として扱うものとする。また、従来構成の端末器におけ
る処理部21では、前述のように、自らの状態が設定モ
ードなのか、確認モードなのかといったことが判断され
その動作が決定される。本発明の端末器30における処
理部27は、設定モード、確認モード、通常モード以外
に、端末器におけるアドレスデータや機能データなどの
設定情報の設定を禁止する非設定モードが加わり、それ
らの中から動作が決定される。この非設定モードとは、
設定対象の端末器以外の端末器における設定を禁止し、
誤って対象外の端末器にアドレスや機能が設定されるこ
とを防止するためのものであり、中央処理装置31から
設定禁止要求を示す信号が伝送されると、その信号を伝
送された端末器が非設定モードに移行される。
【0017】次に、各モードへの移行と各部の働きにつ
いて説明する。信号線Lsに接続された端末器のうち、
設定器34から設定開始要求を示すワイヤレス信号を無
線信号送受信部25にて受信した端末器30は、自らを
設定モードに移行させるとともに、中央処理装置31に
対して割り込み信号Viを発生させる。そして、伝送信
号処理部23にて登録要求を示す伝送信号Vsを中央処
理装置31に返送するとともに、中央処理装置31から
伝送される登録返信を示す伝送信号の受信待ち状態に入
る。ここで、その登録返信を示す信号が伝送されたのを
確認すると、設定処理が実行され、通常モードへと移行
される。
【0018】一方、ワイヤレス信号を受信しなかった端
末器は、前記伝送信号処理部23にて、中央処理装置3
1からの設定禁止を示す伝送信号が伝送されたのを確認
すると、設定情報の変更が禁止される非設定モードへと
移行される。非設定モードに移行された端末器では、無
線信号送受信部25にて受信される信号が遮断される。
つまり、無線信号送受信部25で信号を受信しても処理
部27ではいかなる処理も行われないこととになる。非
設定モードにある端末器は、次に中央処理装置31から
設定禁止解除を示す伝送信号が伝送されたことを確認す
るまで非設定モードを維持し、該伝送信号を確認すると
通常モードへ移行される。
【0019】なお、端末器を非設定モードに移行させる
設定禁止要求を示す伝送信号や非設定モードを解除させ
る設定禁止解除要求を示す伝送信号は、設定対象の端末
器以外の全端末器に対して順次送出されることとなる。
この場合、前記伝送信号Vsのアドレスデータ信号AD
には、信号線Lsに接続されている端末器で、設定対象
の端末器以外の全端末器のアドレスを順次指定すること
となる。また、前記モードデータ信号MDには、設定モ
ードや非設定モードなどを示す信号が指定される。
【0020】また、本実施の形態における記憶部22
は、図2に示すように、データを一時保存するためのバ
ッファ回路26を別途備えており、設定器34から送信
されるアドレスデータや機能データが必要期間保存され
る。
【0021】上述のように設定器34を使用する際に
は、図7に示すように、作業者が、設定器34のワイヤ
レス送信部の窓部51を操作用端末器32の受光窓52
に向けて保持し、設定器上面に設けられたボタンを操作
することでワイヤレス信号が送信される。はじめに図1
を用いて、端末器の機能データやアドレスデータを設定
する場合の手順の詳細について説明する。予め、設定器
34の操作部11の操作によって機能データやアドレス
データを設定する状態が選択され、設定すべき機能やア
ドレスを設定器34の上面に設けたテンキーなどのボタ
ンが操作されることで適宜入力されているものとする。
この状況で、設定器34からのワイヤレス信号が設定対
象となる端末器で受信可能となるような位置で保持し開
始ボタンを押下することで、設定開始信号を示すアドレ
スデータや機能データがワイヤレス信号として伝送され
る(S1)。設定開始信号を受信した端末器では、ワイ
ヤレス信号に含まれるデータからアドレスデータや機能
データなどの設定情報がバッファ回路26に保存され、
設定モードで動作される。設定モードとなった端末器
は、自らが設定モードになったことを他の端末器に知ら
せるための割り込み信号Viを信号線Lsを介して送出
し、中央処理装置31から伝送信号Vsが返送されるの
を待つ。この伝送信号が中央処理装置31から伝送され
ると、設定モードある端末器は、前記ワイヤレス信号に
含まれる設定情報を中央処理装置31で登録するための
登録要求を示す信号を返送する(S2)。
【0022】中央処理装置31では、登録要求を示す信
号を受けると、登録要求が送出された端末器以外の端末
器に対して、設定情報の設定を禁止する設定禁止を示す
信号を一斉伝送する。すなわち、アドレスデータ信号A
Dに設定対象の端末器以外の全端末器のアドレスを順次
指定し、またモードデータ信号MDに非設定モードを指
定した信号が送出される(S3)。この登録禁止信号を
受信した端末器は、設定情報の変更が禁止される非設定
モードへ移行され、無線信号送受信部25にて受信され
る信号が遮断される。次に、信号中の情報を解析しアド
レスデータや機能データなどの設定情報を抽出し登録処
理を実行する。そして、その登録処理が終了すると、設
定対象である端末器、つまり設定モードにある端末器に
対して登録返信を示す信号を送出する(S4)。その設
定モードにある端末器は、登録返信を示す信号が伝送さ
れると、自らのバッファ回路に記憶した設定情報が正式
に設定情報として記憶部22に書き込まれ通常モードへ
と移行される。通常モードへ戻ると再び割り込み信号V
iを発生し、端末器での設定が完了したことを示す設定
完了信号を中央処理装置31へ返送する(S7)。
【0023】中央処理装置31は、この設定完了信号を
受けると、非設定モードにある端末器に対して設定の禁
止を解除するための設定禁止解除信号を送出する(S
8)。この設定解除信号が伝送された、非設定モードに
ある端末器は、通常モードに移行され、無線信号送受信
部25におけるワイヤレス信号が受信可能な状態にされ
る。
【0024】以上のようにして設定器34からアドレス
データや機能データを含むワイヤレス信号を受信した端
末器は、設定モードに移行し、中央処理装置31に登録
処理させる登録要求の信号を返送し、あるいは中央処理
装置31からの登録完了の信号が伝送されると、アドレ
スデータや機能データといった設定情報が記憶部22に
格納され設定完了の信号が返送される。また、中央処理
装置31は、前記登録要求の信号を受けて前記端末器以
外の端末器における設定処理を禁止する非設定モードへ
移行させる設定禁止信号が一斉伝送され、あるいは、前
記設定完了の信号を受けて前記非設定モードから通常モ
ードへの移行させる設定禁止解除信号が一斉伝送され
る。すなわち、この設定禁止信号を受信した端末器は非
設定モードで動作することとなり、無線信号送受信部2
5にてワイヤレス信号を受信しても信号が無視される。
したがって、信号線Lsに接続される端末器のうちワイ
ヤレス信号の受信可能な設定モードある端末器は多くて
も1つしか存在せず、設定器と端末器の距離を極端に近
づけて設定を行わなければならないというようなことが
なく、設定器と端末器の距離が比較的大きくても、設定
対象でない端末器に対して設定が行われることはない。
【0025】(実施の形態2)本実施の形態も基本的に
は先の実施の形態1と同じであるため、相違点のみ説明
を加える。本実施の形態は、図3に示すように、端末器
で設定情報を格納する前に作業者に確認してもらうステ
ップを含むものである。すなわち、端末器から設定器3
4に対して、端末器における設定作業が完了したことを
示す設定確認要求を示すワイヤレス信号が送信される
(S5)。詳しくは、中央処理装置31から登録返信信
号を示す伝送信号を受信した端末器は、設定器34に対
して無線信号送受信部25を介して設定作業の完了を示
す設定確認要求を示すワイヤレス信号が送信される。
【0026】一方、設定器34は、前記設定確認要求を
示す信号をワイヤレス送受信部13にて受信すると、設
定作業が正常に行われたことを確認後、設定作業者の確
認ボタンを押下を受けて設定確認返信を示すワイヤレス
信号を再度端末器に対して送信する(S8)。その設定
確認返信を示す信号を受けた端末器は、設定完了信号を
中央処理装置31に返送される。この場合、端末器にお
ける設定作業が終了したことが設定器34側に伝達され
るので、時間の無駄なく設定作業を効率的に行うことが
できる。
【0027】
【発明の効果】請求項1に係る発明の遠隔制御監視シス
テムの端末機能の設定方式は、設定禁止信号を受信した
端末器は非設定モードで動作することとなり、無線信号
送受信部にてワイヤレス信号を受信しても信号が無視さ
れる。したがって、信号線に接続される端末器のうちワ
イヤレス信号の受信可能な設定モードある端末器は多く
ても1つしか存在せず、設定器と端末器の距離を極端に
近づけて設定を行わなければならないというようなこと
がなく、設定器と端末器の距離が比較的大きくても、設
定対象でない端末器に対して設定が行われることはな
い。
【0028】請求項2に係る発明の遠隔制御監視システ
ムの端末機能の設定方式は、設定完了を示す信号が中央
処理装置に返送されるので、端末器における設定作業が
終了したことが設定器に伝達され、時間の無駄なく設定
作業を効率的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1におけるデータ設定時の通信シー
ケンス図である。
【図2】実施の形態1におけるシステムの構成を示すブ
ロック図である。
【図3】実施の形態2におけるデータ設定時の通信シー
ケンス図である。
【図4】従来例を示す概略構成図である。
【図5】従来例における設定器のブロック図である。
【図6】従来例における端末器のブロック図である。
【図7】従来例における設定方法を示す説明図である。
【図8】従来例における設定器を示す正面図である。
【図9】遠隔監視制御システムに用いる伝送信号のフォ
ーマットを示す動作説明図である。
【符号の説明】
13 ワイヤレス送受信部 22 記憶部 25 無線信号送受信部 27 処理部 30 端末器 31 中央処理装置 34 設定器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 信号線を介して中央処理装置に時分割多
    重接続方式で接続される複数個の端末器のうちの所望の
    端末器に対して、端末器の機能を決める機能データや端
    末器のアドレスを決めるアドレスデータといった設定情
    報を端末器に設けられた記憶部に設定させる設定器を備
    え、 設定器は、前記設定情報の設定操作を行う操作部と、操
    作部により設定操作を行うと設定対象となる端末器に所
    定のフォーマットを有するワイヤレス信号にて前記設定
    情報を送信するワイヤレス送受信部とを備え、 端末器は、設定器からの前記のワイヤレス信号を受信す
    る無線信号送受信部と、該無線信号送受信部がワイヤレ
    ス信号を受信したときは、中央処理装置に登録処理させ
    る登録要求の信号を返送し、また、中央処理装置からの
    登録完了の信号が伝送されたときには、前記設定情報を
    記憶部に格納させるとともに設定完了の信号を返送する
    処理部を備え、 前記中央処理装置は、前記ワイヤレス信号を受信した一
    端末器からの前記登録要求の信号が返送されたときは該
    端末器以外の全端末器に向けて前記のワイヤレス信号受
    信以降の処理を禁止する設定禁止要求の信号を一斉伝送
    し、また、前記設定完了の信号が返送されたときには前
    記のワイヤレス信号受信以降の処理の禁止を解除させる
    設定禁止解除要求の信号を一斉伝送することを特徴とす
    る遠隔監視制御システムの端末機能の設定方式。
  2. 【請求項2】 前記処理部は、設定処理完了の信号返送
    前に、前記無線信号送受信部から設定器に向け、設定状
    況を確認させるワイヤレス信号を送受信させることを特
    徴とする請求項1記載の遠隔監視制御システムの端末機
    能の設定方式。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010020583A (ja) * 2008-07-11 2010-01-28 Fuji Xerox Co Ltd 動作指示情報設定装置、動作指示情報設定システム及び動作指示情報設定プログラム

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