JP2003086770A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

Info

Publication number
JP2003086770A
JP2003086770A JP2002187952A JP2002187952A JP2003086770A JP 2003086770 A JP2003086770 A JP 2003086770A JP 2002187952 A JP2002187952 A JP 2002187952A JP 2002187952 A JP2002187952 A JP 2002187952A JP 2003086770 A JP2003086770 A JP 2003086770A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
memory cell
bit line
sense amplifier
memory device
semiconductor memory
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2002187952A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Yamauchi
寛行 山内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2002187952A priority Critical patent/JP2003086770A/ja
Publication of JP2003086770A publication Critical patent/JP2003086770A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Static Random-Access Memory (AREA)
  • Semiconductor Memories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体記憶装置における信号の遅延を低減す
る。 【解決手段】 図1(b)の断面図に示すように、ビッ
ト線BLUnは、メモリセル群10に沿って列方向に延
びる延伸部16Aおよび16Bと、Si基板15に形成
された各メモリセルのアクセストランジスタ(不図示)
に接続されたコンタクトプラグ14とを有している。ビ
ット線BLDnは、メモリセル群10に沿って列方向に
延びる延伸部17と、Si基板15に形成された各メモ
リセルのアクセストランジスタ(不図示)に接続された
コンタクトプラグ14とを有している。また、ビット線
/BLUnおよび/BLDnも、それぞれビット線BL
UnおよびBLDnと全く同じ構造を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体記憶装置に
関し、特に、信号の遅延対策に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平10−178110号公報および
特開平9−270468号公報には、6トランジスタか
らなるSRAM装置のメモリセルのレイアウトが開示さ
れている。具体的には、上記の公報は、図11(a)に
示すSRAM装置の6トランジスタからなるメモリセル
のアスペクト比(本明細書中では、ビット線が延びる方
向(列方向)の幅に対するワード線が延びる方向(行方
向)の幅の比を言う)を小さくする方法、つまり、ワー
ド線が延びる方向(行方向)の幅が、ビット線が延びる
方向(列方向)の幅に比較して大きくなるようにレイア
ウトする方法を開示している。
【0003】具体的には、これらの公報は、図11
(b)に示すように、Nウェル101を挟むように両側
にPウェル102aおよび102bを配置するレイアウ
トを開示している。このレイアウトでは、6トランジス
タ(MN0、MN1、MN2、MN3、MP0、MP
1)がメモリセルの中心点P100に対して略点対称に配
置される。
【0004】図11(a)および(b)に示すメモリセ
ル1000のレイアウトでは、ビット線BLおよび/B
Lは、それぞれPウェル102aおよびPウェル102
bの上に配置されている。NMOSで形成されたドライ
ブトランジスタMN0およびMN1は、上記のようにメ
モリセルの中心点P100に対して略点対称にレイアウト
され、それぞれPウェル102aおよび102bに配置
されている。NMOSで形成されたアクセストランジス
タMN2およびMN3も同様に、上記のようにメモリセ
ルの中心点P100に対して略点対称にレイアウトされ、
それぞれPウェル102aおよび102bに配置されて
いる。また、PMOSで形成されたロードトランジスタ
MP0およびMP1も、メモリセルの中心点P100に対
して略点対称にレイアウトされ、共にNウェル101に
配置されている。ロードトランジスタMP0およびMP
1は、ビット線が延びる方向に平行に2列に並んでお
り、これに相当するPMOS領域幅(Nウェル101の
幅)が広くなっている。
【0005】図12(a)は、図11に示したメモリセ
ル1000をマトリクス状に配置したSRAM装置の構
造を模式的に示す上面図であり、図12(b)は、図1
2(a)に示したX−X線に沿って設けられるビット線
の断面図である。
【0006】図13(a)は、高アスペクト比のメモリ
セル(縦型セル)をマトリクス状に配置したSRAM装
置の構造を模式的に示す上面図であり、図13(b)
は、図13(a)に示したY−Y線に沿って設けられる
ビット線の断面図である。
【0007】上記図12(a)および図13(a)に示
すそれぞれのメモリセルを全く同じデザインルールで作
製したと仮定すると、図13(a)に示した縦型セルを
用いたSRAM装置に比べて、メモリセル1000から
なるSRAM装置のビット線が延びる方向(列方向)の
幅が減少する。つまり、図12(a)と図13(a)と
を比較してわかるように、図13(a)に示した縦型セ
ルを用いたSRAM装置に比べて、図12(a)に示し
たメモリセル1000からなるSRAM装置ではビット
線の長さを短くできる。実際には、図12(a)に示し
たメモリセル1000からなるSRAM装置ではビット
線の長さは、図13(a)に示した縦型セルを用いたS
RAM装置のビット線の約1/3の長さとなる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】半導体記憶装置に設け
られるビット線は、マトリクス状に配置された複数のメ
モリセルの列方向に延びる部分(延伸部)と各メモリセ
ルのアクセストランジスタに接続される部分(コンタク
トプラグ)とからなる。このため、メモリセルの高集積
化に伴って、コンタクトプラグの数が増大すると、コン
タクトプラグの容量が大きくなり、ビット線全体の配線
容量が大きくなる。例えば、ビット線が延びる方向の幅
に対してワード線が延びる方向の幅の比が小さいメモリ
セル(縦型セル)を用いたSRAM装置、高集積マスク
ROM装置等には、特にビット線全体の配線容量に占め
るコンタクトプラグの容量が大きく、このためビット線
遅延が大きい。
【0009】しかしながら、上記従来の方法では、トラ
ンジスタとビット線の延伸部とを接続するまでのコンタ
クトプラグの長さを変えることができない。従って、ビ
ット線全体の配線容量を低減するためには、あまり効果
的ではない。つまり、ビット線遅延を低減するためにあ
まり効果的ではない。このことを、以下に具体的に説明
する。
【0010】一般に、1つの配線層を貫通するコンタク
トプラグの長さは、1300nmであり、3つの配線層
を貫通するコンタクトプラグの長さは合計3900nm
になる。図13(a)に示した縦型セルを用いたSRA
M装置では、2つのメモリセル当たりのビット線の延伸
部の長さ(メモリセルの列方向の幅)は約1700nm
である。1本のビット線において、2つのメモリセル当
たりに1つのコンタクトプラグを備える場合、2つのメ
モリセル当たりのビット線の延伸部の長さとコンタクト
プラグの長さとの合計は、5600nm(=1700n
m+3900nm)となる。
【0011】図12(a)に示したメモリセル1000
を用いてビット線の長さを1/3に短くすると、ビット
線の長さとコンタクトプラグの長さとの合計は、約44
60nmとなる。つまり、コンタクトプラグの長さは変
化しないので、ビット線の延伸部の長さとコンタクトプ
ラグの長さとの合計は、20%程度しか短くならない。
すなわち、ビット線全体の配線容量は、20%程度しか
小さくならない。
【0012】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたものであり、半導体記憶装置における信号の遅延を
低減することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体記憶装置
は、基板と、上記基板の主面上にマトリクス状に配置さ
れた複数のメモリセルと、各列に配置され、列方向に配
置された複数のメモリセルのデータを検出するためのセ
ンスアンプと、上記基板上に形成された複数の配線層
と、1つの列において、1つの列に配置された複数のメ
モリセルに接続される複数のデータ線とを備え、上記複
数のデータ線は、共通の上記センスアンプに互いに異な
る経路で接続され、上記センスアンプ側の端部から上記
センスアンプまでの経路長が長いものほど、より上層の
配線層を用いて設けられている。
【0014】本発明によれば、1つのデータ線に接続さ
れるメモリセル数が減少する。従って、各メモリセルと
1つのデータ線とを接続するコンタクトプラグの数が減
少する。このため、コンタクトプラグを含む1つのデー
タ線の総配線容量が減少する。配線容量は、その配線に
おける信号の遅延に比例するので、コンタクトプラグを
含む1つのデータ線の総配線容量が減少することによっ
て、1つのデータ線における信号の遅延が低減される。
【0015】上記複数のデータ線は、1つの列に配置さ
れた複数のメモリセルに接続するためのコンタクトプラ
グをそれぞれ有し、上記コンタクトプラグを含む各デー
タ線の総配線容量は、互いにほぼ等しくなるように構成
されていることが好ましい。
【0016】このことによって、各データ線における信
号の遅延時間のバラツキが抑制される。
【0017】上記複数のデータ線のうちの上下に隣接す
る配線層を用いて設けられた2つのデータ線において、
上側の配線層に設けられた部分が、下側の配線層に設け
られた部分の直上からオフセットしていることが好まし
い。
【0018】このことによって、上下に隣接する配線層
を用いて設けられた2つのデータ線において、上側の配
線層に設けられた部分と、下側の配線層に設けられた部
分との間の距離を大きくすることができ、上側の配線層
に設けられた部分と下側の配線層に設けられた部分との
間に生じるカップリング容量を低減することができる。
【0019】上記複数のメモリセルは、メモリセルトラ
ンジスタを備え、上記センスアンプ側の端部から上記セ
ンスアンプまでの経路長が長いデータ線に接続されるも
のほど、より大きなセル電流が上記メモリセルトランジ
スタに流れるように構成されていることが好ましい。
【0020】センスアンプ側の端部からセンスアンプま
での経路長が長いデータ線ほど、信号の遅延が大きい。
このため、センスアンプ側の端部からセンスアンプまで
の経路長が長いデータ線に接続されるメモリセルほど、
より大きなセル電流がメモリセルトランジスタに流れる
高い駆動力を備えるメモリセルとすることによって、信
号の遅延を補うことができる。従って、各データ線にお
ける信号の遅延を均一にすることができる。
【0021】上記メモリセルトランジスタのうち、上記
センスアンプ側の端部から上記センスアンプまでの経路
長が長いデータ線に接続されるメモリセルが備えるもの
ほど、チャネル幅が大きい構成としてもよい。
【0022】上記メモリセルトランジスタのうち、上記
センスアンプ側の端部から上記センスアンプまでの経路
長が長いデータ線に接続されるメモリセルが備えるもの
ほど、チャネル長が短い構成としてもよい。
【0023】上記メモリセルトランジスタのうち、上記
センスアンプ側の端部から上記センスアンプまでの経路
長が長いデータ線に接続されるメモリセルが備えるもの
ほど、しきい値電圧が低い構成としてもよい。
【0024】上記複数のデータ線のうちの少なくとも1
つの経路には、増幅器が介設されていてもよい。
【0025】上記複数のデータ線は、それぞれコラムス
イッチを介して上記センスアンプに接続されていてもよ
い。
【0026】本発明の別の半導体記憶装置は、上記基板
の主面上にマトリクス状に配置された複数のメモリセル
と、各列に配置され、列方向に配置された複数のメモリ
セルのデータを検出するためのセンスアンプと、1つの
列において、1つの列に配置された複数のメモリセルに
接続されるデータ線とを備え、上記複数のメモリセル
は、メモリセルトランジスタを有し、上記複数のメモリ
セルのうち、上記センスアンプまでの経路長が長いもの
ほど、より大きなセル電流が上記メモリセルトランジス
タに流れるように構成されている。
【0027】データ線において、センスアンプ側の端部
からセンスアンプまでの経路長が長くなるほど、信号の
遅延が大きい。このため、データ線に接続されるメモリ
セルのうち、センスアンプ側の端部からセンスアンプま
での経路長が遠いメモリセルほど、より大きなセル電流
がメモリセルトランジスタに流れる高い駆動力を備える
メモリセルとすることによって、信号の遅延を補うこと
ができる。従って、1本のビット線に接続された各メモ
リセルからセンスアンプまでの信号の遅延を均一化でき
る。
【0028】上記メモリセルトランジスタのうち、上記
センスアンプまでの経路長が長いメモリセルが備えるも
のほど、チャネル幅が大きい構成としてもよい。
【0029】上記メモリセルトランジスタのうち、上記
センスアンプまでの経路長が長いメモリセルが備えるも
のほど、チャネル長が短い構成としてもよい。
【0030】上記メモリセルトランジスタのうち、上記
センスアンプまでの経路長が長いメモリセルが備えるも
のほど、しきい値電圧が低い構成としてもよい。
【0031】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態について、図面
を参照しながら説明する。なお、簡単のため、各実施形
態に共通する構成要素は、同一の参照符号で示す。
【0032】(実施形態1)図1(a)は、本実施形態
のSRAM装置100の構成を表す模式図であり、図1
(b)は、SRAM装置100において複数のメモリセ
ルが一列に配置されたメモリセル群10のビット線の構
造を表す上面図および断面図である。
【0033】図1(a)に示すように、本実施形態のS
RAM装置100は、マトリクス状に配置された複数の
メモリセルと、ワード線(不図示)と互いに接続され、
ワード線を介して行アドレスを行なうワード線ドライバ
と、各ビット線対(不図示)と互いに信号を受け渡しす
るセンスアンプおよびI/O回路と、ワード線ドライバ
およびI/O回路を制御する制御回路を備える。
【0034】図1(b)の上面図に示すように、複数の
メモリセルが一列に配置されたメモリセル群10には、
ビット線対(BLUn、/BLUn)およびビット線対
(BLDn、/BLDn)の2つのビット線対が設けら
れている。それぞれのビット線対において、ビット線同
士はそれぞれ互いに一定の間隔で平行に配置されてお
り、いずれもコラムスイッチ11に接続されている。コ
ラムスイッチ11は、センスアンプ12と接続されてお
り、さらにセンスアンプ12は、I/O回路13に接続
されている。
【0035】次に、図1(b)の断面図を参照しなが
ら、ビット線BLUnおよびBLDnの構造を説明す
る。図1(b)の断面図に示すように、ビット線BLU
nは、メモリセル群10に沿って列方向に延びる延伸部
16Aおよび16Bと、Si基板15に形成された各メ
モリセルのアクセストランジスタ(不図示)に接続され
たコンタクトプラグ14とを有している。ビット線BL
Dnは、メモリセル群10に沿って列方向に延びる延伸
部17と、Si基板15に形成された各メモリセルのア
クセストランジスタ(不図示)に接続されたコンタクト
プラグ14とを有している。また、ビット線/BLUn
および/BLDnも、それぞれビット線BLUnおよび
BLDnと全く同じ構造を有している。
【0036】ビット線対(BLUn、/BLUn)は、
メモリセル群10のうちの領域10Aに含まれる各メモ
リセルに接続されており、ビット線対(BLDn、/B
LDn)は、メモリセル群10のうちの領域10Bに含
まれる各メモリセルに接続されている。つまり、同じ列
に位置するメモリセル群10を2つの領域10Aおよび
10Bに分割し、それぞれの領域毎にビット線対を設け
た構造となっている。
【0037】ビット線対(BLUn、/BLUn)の延
伸部16Aは、領域10Aにおいて、領域10Bの各メ
モリセルに接続されたビット線対(BLDn、/BLD
n)の延伸部17と同一の配線層に設けられている。一
方、領域10Bでは、ビット線対(BLUn、/BLU
n)の延伸部16Bは、領域10Bの各メモリセルに接
続されたビット線対(BLDn、/BLDn)の上層の
配線層に設けられており、コンタクトプラグ14dを介
してビット線対(BLUn、/BLUn)の延伸部16
Aと接続されている。
【0038】なお、図1(b)の上面図に示すように、
本実施形態では、ビット線BLUnの延伸部16Bは、
ビット線BLDnの延伸部17と互いに平行で、且つ、
延伸部17の直上からずれた位置に設けられている。つ
まり、延伸部16Bは、延伸部17の直上からオフセッ
トしている。ビット線/BLUnの延伸部16Bも同様
に設けられている。このことによって、延伸部16Bと
延伸部17との間の距離が大きくなり、延伸部16Bと
延伸部17との間に生じるカップリング容量を低減する
ことができる。特に、本実施形態のように、延伸部16
Bは、延伸部17の直上からビット線対間の半分の距離
だけオフセットしている場合、延伸部16Bと延伸部1
7との間の距離が最大になるので好ましい。
【0039】図2に示すように、ビット線対(BLU
n、/BLUn)とビット線対(BLDn、/BLD
n)とは、それぞれコラムスイッチ11に接続されてい
る。コラムスイッチ11は、スイッチG0、スイッチG
1、スイッチG2、スイッチG3を備えている。ビット
線BLDnはスイッチG0に、ビット線/BLDnはス
イッチG1に、ビット線BLUnはスイッチG2に、ビ
ット線/BLUnはスイッチG3に、それぞれ接続され
ている。このため、コラムスイッチ11を制御する(す
なわち、コラムスイッチに設けられたスイッチG0〜G
3をオン/オフする)ことによって、選択されたメモリ
セルが接続されているビット線対(BLUn、/BLU
n)およびビット線対(BLDn、/BLDn)のいず
れかを選択することができる。
【0040】なお、一列に配置されたメモリセル群10
において、同時に2つのメモリセルのワード線がアドレ
スされることはない。従って、ビット線対(BLUn、
/BLUn)およびビット線対(BLDn、/BLD
n)は、同時にアドレスされることはない。つまり、い
ずれか一方の配線容量(配線容量の大きい方)がビット
線遅延に影響する。
【0041】図3(a)は従来のSRAM装置における
ビット線の構造、図3(b)は本実施形態のSRAM装
置におけるビット線の構造を示している。
【0042】図3(a)と図3(b)とを比較すると、
本実施形態では、1つのビット線が備えるコンタクトプ
ラグの数は、従来の半分に低減されている。つまり、本
実施形態によれば、1つのビット線が備えるコンタクト
プラグの数を半分に減らすことができる。このことによ
って、1つのビット線の配線容量を低減することができ
る。なお、本実施形態では、1つのビット線が備えるコ
ンタクトプラグの数を従来の半分としているが、必ずし
も半分である必要はない。つまり、従来1つのビット線
が備えるコンタクトプラグを、2本のビット線が分けて
備える構成とすればよい。このことによって、1つのビ
ット線の配線容量を低減することができる。
【0043】特に、低アスペクト比の横型セルを用いた
SRAM装置の場合は、縦型セルを用いたSRAM装置
と比較してコンタクトプラグの密度が約3倍になるの
で、本実施形態のように、1つのビット線の配線容量を
低減することによってビット線遅延を小さくすることが
極めて有効である。従来のビット線1つ当たりの配線容
量に対して、本実施形態におけるビット線1つ当たりの
配線容量の低減効果は、図4に示すモデルで定量的に表
すことができる。
【0044】以下に、図4を参照しながら、本実施形態
のビット線BLUnの配線容量を説明する。図4は、ビ
ット線BLUnの配線容量を説明する図である。
【0045】図4に示すように、メモリセル群10のう
ち、領域10AにはN/2個のコンタクトプラグ14が
設けられており、各コンタクトプラグ14はビット線B
LUnの延伸部16Aと接続されている。また、メモリ
セル群10のうち、領域10BにはN/2個のコンタク
トプラグ14が設けられており、各コンタクトプラグ1
4はビット線BLDnの延伸部17と接続されている。
また、コンタクトプラグ14は、2つのメモリセル当た
り1つ設けられている。
【0046】ここで、コンタクトプラグ1つ当たり(2
つのメモリセル当たり)の延伸部16Aおよび17の配
線容量を基準(配線容量1)とし、2つのメモリセル当
たり延伸部16Bの配線容量をK、コンタクトプラグ1
4の配線容量をMとすると、ビット線BLUnの配線容
量CBLUnは以下の式1で表される。なお、コンタクトプ
ラグ14dの配線容量は、無視できるほど小さいので省
略している。
【0047】 CBLUn=(1+K+M)×N/2 (式1) 一方、従来のSRAM装置に設けられたビット線の配線
容量CBLは、以下の式2で表される。
【0048】CBL=(1+M)×N (式2) 従って、従来のビット線1本当たりの配線容量に対し
て、本実施形態のビット線1本当たりの配線容量の容量
低減比CBLUn/CBLは、以下の式3で表すことができ
る。
【0049】 CBLUn/CBL=(1+K+M)×N/(1+M)×2N (式3) なお、ビット線BLDnの配線容量は(1+M)×N/
2となり、ビット線BLUnの配線容量よりも小さい。
このため、本実施形態のビット線1本当たりの配線容量
の低減効果は、ビット線BLUnに依存する。
【0050】次に、本実施形態による配線容量の低減効
果を、図10(a)に示す。ただし、このとき、K=
0.7と仮定し、Mをパラメータとして容量低減比の変
化を計算している。なお、図中では容量低減比とビット
線遅延比とを全く同じと仮定している。
【0051】図10(a)に示すように、デザインルー
ル0.15μmである場合の値に近いM=1.5〜2の
範囲では、容量低減比が64%〜62%である。従っ
て、従来のビット線遅延が1nsecである場合、それ
ぞれ0.64〜0.62nsecに短縮されることが期
待できる。また、図10(b)に示すように、ビット線
の配線容量の低減に比例して、消費電力も削減すること
ができる。
【0052】なお、本実施形態では、図1(b)に示す
ように、SRAM装置の場合を示しているので、データ
線はビット線対を用いて構成されているが、これに限定
されない。例えば、ROM装置の場合は、基本的にデー
タ線は単線のビット線で構成される。特に、ROM装置
は集積度が大きいため、単位ビット線長さにおけるコン
タクトプラグ数はSRAM装置の数倍となる。従って、
本実施形態をROM装置に適用すると、ビット線の配線
容量の低減に非常に大きな効果が得られる。
【0053】特に、高速な動作環境で使用される半導体
記憶装置は、各ビット線におけるビット線遅延のバラツ
キができるだけ小さいことが好ましい。そこで、以下に
ビット線遅延を均一化する方法を挙げる。
【0054】(方法1)本実施形態のビット線BLUn
とBLDnとを比較すると、ビット線BLUnの配線容
量は、ビット線BLDnの配線容量よりも延伸部16B
の配線容量の分だけ大きい。そこで、本方法では、ビッ
ト線BLUnおよびBLDnが備えるコンタクトプラグ
数を調節することによって配線容量を全て等しくする。
【0055】ビット線BLUnが備えるコンタクトプラ
グ数をN1とし、ビット線BLDnが備えるコンタクト
プラグ数をN2とする。ビット線BLUnの配線容量C
BLUnとビット線BLDnの配線容量CBLDnとが等しくな
るコンタクトプラグ数の比は、以下のように求められ
る。
【0056】 CBLUn=CBLDn (1+M)×N1+K×N2=(1+M)×N22/N1=(1+M)/(1+M−K) (式4) 従って、N1とN2とが上記式4に示される比となるよう
にビット線を構成することが好ましい。例えば、上記式
4において、K=0.7、M=1.5とすると、N2
1=1.39である。このとき、N1とN2とが上記比
になるようにビット線を構成すれば、ビット線遅延を5
8%まで低減することができる。
【0057】(方法2)本実施形態では、ビット線BL
Unの配線容量は、ビット線BLDnの配線容量よりも
延伸部16Bの配線容量の分だけ大きい。そこで、本方
法では、本実施形態の構成において、ビット線BLUn
に接続されたメモリセルほど大きなセル電流が流れる構
成とする。
【0058】具体的には、図5および図6に示すよう
に、ビット線BLUnに接続されたメモリセル50a
(すなわち、メモリセル群10のうちの領域10Aに含
まれる各メモリセル)において、トランジスタMN0お
よびMN1のチャネル幅Wを大きくする方法、およびト
ランジスタMN0およびMN1のチャネル長Lを短くす
る方法が挙げられる。
【0059】ビット線BLUnに接続されたメモリセル
50aのトランジスタMN0およびMN1のチャネル幅
Wを大きくする方法は、具体的には図5および図6に示
すように、ビット線BLUnに接続されたメモリセル5
0aのチャネル幅WをWaとし、ビット線BLDnに接
続されたメモリセル50bのチャネル幅WをWbとする
と、Wa>Wbとなるように構成する。
【0060】この場合には、メモリセルの面積を増大さ
せる必要があり得る。メモリセルの面積を増大させる必
要がある場合は、SRAM装置全体が大きくなる、メモ
リセルのリーク電流の総和が大きくなる等の不具合が生
じる。
【0061】しかし、本方法では、メモリセル50aの
トランジスタMN0およびMN1のチャネル幅だけを大
きくするので、上記の不具合を最小限に緩和しながらビ
ット線遅延の均一化を実現できる。
【0062】また、ビット線BLUnに接続されたメモ
リセル50aのトランジスタMN0およびMN1のチャ
ネル長Lを短くする方法は、具体的には図5および図6
に示すように、ビット線BLUnに接続されたメモリセ
ル50aのチャネル長LをLaとし、ビット線BLDn
に接続されたメモリセル50bのチャネル長LをLbと
すると、La<Lbとなるように構成する。
【0063】なお、メモリセル50aのトランジスタM
N0およびMN1のチャネル長Lを短くする方法に限ら
れず、トランジスタMN0、MN1、MN2およびMN
3のしきい値電圧が低減される構成(例えば、ゲート絶
縁膜の膜厚を薄くする、チャネル領域のドーピング量を
増やす等)であれば、大きなセル電流が流れるので、同
様にビット線遅延の均一化を実現できる。
【0064】また、本方法は、ビット線がビット線BL
Unとビット線BLDnとに分割されていない構成でも
適用できる。具体的には、1本のビット線に接続された
メモリセルのうち、センスアンプから遠いメモリセルの
トランジスタとセンスアンプから近いメモリセルのトラ
ンジスタとの間で、センスアンプから遠いメモリセルほ
ど大きなセル電流が流れるチャネル幅W、チャネル長
L、およびしきい値電圧の調節を行なうことによって、
1本のビット線に接続された各メモリセルからセンスア
ンプまでの信号の遅延を均一化できる。
【0065】(方法3)図7(a)に示すように、ビッ
ト線BLUnの延伸部16Aは、増幅器70を介してビ
ット線BLUnの延伸部16Bと接続された構成として
も、ビット線遅延の均一化を実現できる。増幅器70
は、例えば、図7(b)に示すように、2つのMOSト
ランジスタからなる増幅器などが挙げられる。
【0066】(実施形態2)本実施形態のSRAM装置
は、図1(a)に示すメモリセル群10に、ビット線対
(BL1、/BL1)、(BL2、/BL2)、(BL
3、/BL3)および(BL4、/BL4)の4つのビ
ット線対が設けられている点で、上記実施形態1のSR
AM装置100と異なる。それぞれのビット線対は、ビ
ット線同士がそれぞれ互いに一定の間隔で平行に配置さ
れており、いずれもコラムスイッチ11に接続されてい
る。
【0067】図8は、本実施形態のメモリセル群10に
設けられたビット線の構造を表す断面図である。
【0068】図8に示すように、本実施形態のSRAM
装置では、メモリセル群10においてビット線が4分割
されており、ビット線BL1、BL2、BL3およびB
L4の4つのビット線が設けられている。ビット線BL
1は、メモリセル群10に沿って列方向に延びる延伸部
16Dおよび16Eと、Si基板15に形成された各メ
モリセルのアクセストランジスタ(不図示)に接続され
たコンタクトプラグ14とを有している。同様に、ビッ
ト線BL2は、延伸部17Dおよび17Eと、コンタク
トプラグ14とを有しており、ビット線BL3は、延伸
部18Dおよび18Eと、コンタクトプラグ14とを有
している。また、ビット線BL4は、延伸部19と、コ
ンタクトプラグ14とを有している。
【0069】図8に示すように、これらのビット線のう
ち、コラムスイッチ11から遠方に配置されたコンタク
トプラグを有するビット線ほど、上層の配線層を用いて
コラムスイッチ11に接続されている。なお、ビット線
/BL1、/BL2、/BL3および/BL4の4つの
ビット線も、それぞれビット線BL1、BL2、BL3
およびBL4と全く同じ断面構造を有する。
【0070】なお、本実施形態では、延伸部18Eは、
延伸部19の直上から行方向にずれた位置に設けられて
いる。つまり、延伸部18Eは、延伸部19の直上から
オフセットしている。延伸部17Eも同様に、延伸部1
8Eの直上からオフセットしており、延伸部16Eも、
延伸部17Eの直上からオフセットしている。つまり、
メモリセルの上面から見ると、延伸部16E、17E、
18Eおよび19は、互いに一定間隔で平行に配置され
ている。
【0071】このことによって、延伸部16Eと延伸部
17Eとの間隔、延伸部17Eと延伸部18Eとの間
隔、延伸部18Eと延伸部19との間隔が大きくなる。
従って、延伸部16Eと延伸部17Eとの間、延伸部1
7Eと延伸部18Eとの間、延伸部18Eと延伸部19
との間に生じるカップリング容量を低減することができ
る。
【0072】本実施形態では、1つのビット線が備える
コンタクトプラグの数は、図3(a)の従来のSRAM
装置におけるビット線に比べて1/4に低減されてい
る。つまり、本実施形態によれば、1つのビット線が備
えるコンタクトプラグの数を1/4に減らすことができ
る。このことによって、1つのビット線の配線容量を低
減することができる。なお、本実施形態では、1つのビ
ット線が備えるコンタクトプラグの数を従来の1/4と
しているが、必ずしも1/4である必要はない。つま
り、従来1つののビット線に設けられていたコンタクト
プラグを、4本のビット線に分けて設ける構成とすれば
よい。このことによって、1つのビット線の配線容量を
低減することができる。
【0073】以下に、図9を参照しながら、本実施形態
のビット線の配線容量を説明する。
【0074】図9に示すように、ビット線BL1〜BL
4は、それぞれN/4個のコンタクトプラグ14を有す
る。また、コンタクトプラグ14は、2つのメモリセル
当たり1つ設けられている。
【0075】ここで、コンタクトプラグ1つ当たり(2
つのメモリセル当たり)の延伸部16D、17D、18
Dおよび19の配線容量を基準(配線容量1)とし、2
つのメモリセル当たり延伸部16E、17Eおよび18
Eの配線容量をK、コンタクトプラグ14の配線容量を
Mとすると、ビット線BL1の配線容量は、以下の式5
で表される。なお、コンタクトプラグ14dの配線容量
は、無視できるほど小さいので省略している。
【0076】 CBL1=(1+M)×N/4+K×3N/4 (式5) 一方、従来のSRAM装置に設けられたビット線の配線
容量は以下の式2で表される。
【0077】CBL=(1+M)×N (式2) 従って、従来のビット線1本当たりの配線容量に対し
て、本実施形態のビット線1本当たりの配線容量の容量
低減比CBL1/CBLは、以下の式6で表すことができ
る。
【0078】 CBL1/CBL=(1+M)×N+3KN/(1+M)×4N (式6) なお、ビット線BL2〜BL4の配線容量はビット線B
L1の配線容量よりも必ず小さくなる。このため、本実
施形態のビット線1本当たりの配線容量の低減効果は、
ビット線BL1に依存する。
【0079】次に、本実施形態による配線容量の低減効
果を、図10(a)に示す。ただし、このとき、K=
0.7と仮定し、Mをパラメータとして容量低減比の変
化を計算している。なお、図中では容量低減比とビット
線遅延比とを全く同じと仮定している。
【0080】図10(a)に示すように、デザインルー
ル0.15μmである場合の値に近いM=1.5〜2の
範囲では、容量低減比が46%〜43%である。従っ
て、従来のビット線遅延が1nsecである場合、0.
46〜0.43nsecに短縮されることが期待でき
る。また、図10(b)に示すように、ビット線の配線
容量が低減されるということは、それに比例して消費電
力をも削減することができるという著しい効果もある。
【0081】本実施形態においても、さらにビット線遅
延を低減するために、上記実施形態1の方法1〜3を適
用することができる。
【0082】具体的には、本実施形態において、ビット
線BL1〜BL4のうち、ビット線BL1〜BL3とB
L4とを配線容量について比較すると、ビット線BL1
〜BL3の配線容量は、ビット線BL4よりも延伸部1
6E、17Eおよび18Eの配線容量の分だけ大きい。
このような、各ビット線の配線容量のバラツキは、上記
実施形態1の方法1と同様に、ビット線BL1〜BL4
の配線容量がほぼ等しくなるように、各ビット線のコン
タクトプラグ数を調節することによって、是正すること
ができる。このことによって、さらにビット線の配線容
量を低減することができ、ビット線遅延の均一化を実現
できる。
【0083】また、上記実施形態1の方法2に示すよう
に、ビット線BL1〜BL3の配線容量は、ビット線B
L4よりも延伸部16E、17Eおよび18Eの配線容
量の分だけ大きい。従って、本実施形態の構成におい
て、ビット線BL1〜BL3に接続されたメモリセルほ
ど大きなセル電流が流れる構成としてもよい。特に、本
実施形態の構成では、ビット線BL3からBL1に向か
って配線容量は大きくなる。このため、セル電流が、ビ
ット線BL3に接続されたメモリセルからビット線BL
1に接続されたメモリセルに向かって段階的に大きくな
るように構成することが好ましい。
【0084】さらに、上記実施形態1の方法3に示すよ
うに、ビット線BL1〜BL3の延伸部16D、17D
および18Dが、増幅器を介してビット線BL1〜BL
3の延伸部16E、17Eおよび18Eと接続された構
成としても、ビット線遅延の均一化を実現できる。
【0085】上述の実施形態1および2を通じて、SR
AM装置のビット線構造について説明してきたが、本発
明はこれに限定されず、SRAM装置以外の半導体記憶
装置(例えば、高集積マスクROM等)にも適用するこ
とができる。なお、上述の実施形態1および2を通じ
て、SRAM装置の場合を示しているので、データ線は
ビット線対を用いて構成されているが、これに限定され
ない。例えば、ROM装置の場合は、基本的にデータ線
は単線のビット線で構成される。
【0086】
【発明の効果】本発明によれば、ビット線遅延を低減す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は、実施形態1のSRAM装置の構
成を表す模式図であり、図1(b)は、実施形態1のS
RAM装置において複数のメモリセルが一列に配置され
たメモリセル群のビット線の構造を表す上面図および断
面図である。
【図2】実施形態1のSRAM装置に設けられたビット
線の構造を表す模式図である。
【図3】図3(a)は、従来のSRAM装置におけるビ
ット線の構造を示し、図3(b)は実施形態1のSRA
M装置におけるビット線の構造を示している。
【図4】実施形態1のビット線の配線容量を説明する図
である。
【図5】実施形態1のSRAM装置の構成を表す模式図
である。
【図6】実施形態1のSRAM装置が備えるメモリセル
を表す上面図である。
【図7】実施形態1のSRAM装置に設けられたビット
線の構造を表す模式図である。
【図8】実施形態2のSRAM装置に設けられたビット
線の構造を表す断面図である。
【図9】実施形態2のビット線の配線容量を説明する図
である。
【図10】実施形態1および2によるビット線遅延およ
び消費電力の低減効果を表す図である。
【図11】図11(a)は、従来のSRAM装置が備え
るメモリセルの回路図を示し、図11(b)は、そのメ
モリセルのレイアウトの模式的な上面図を示す。
【図12】図12(a)は、図11に示したメモリセル
をマトリクス状に配置したSRAM装置の構造を模式的
に示す上面図であり、図12(b)は、図12(a)に
示したX−X線に沿って設けられるビット線の断面図で
ある。
【図13】図13(a)は、高アスペクト比のメモリセ
ル(縦型セル)をマトリクス状に配置したSRAM装置
の構造を模式的に示す上面図であり、図13(b)は、
図13(a)に示したY−Y線に沿って設けられるビッ
ト線の断面図である。
【符号の説明】
10 メモリセル群 10A、10B 領域 11 コラムスイッチ 12 センスアンプ 13 I/O回路 14、14d コンタクトプラグ 15 Si基板 16、16A、16B、16D、16E、17、17
D、17E、18D、18E、19 延伸部 50a、50b メモリセル 70 増幅器 100、1000 メモリセル

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板と、 上記基板の主面上にマトリクス状に配置された複数のメ
    モリセルと、 各列に配置され、列方向に配置された複数のメモリセル
    のデータを検出するためのセンスアンプと、 上記基板上に形成された複数の配線層と、 1つの列において、1つの列に配置された複数のメモリ
    セルに接続される複数のデータ線とを備え、 上記複数のデータ線は、共通の上記センスアンプに互い
    に異なる経路で接続され、上記センスアンプ側の端部か
    ら上記センスアンプまでの経路長が長いものほど、より
    上層の配線層を用いて設けられている半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の半導体記憶装置におい
    て、 上記複数のデータ線は、1つの列に配置された複数のメ
    モリセルに接続するためのコンタクトプラグをそれぞれ
    有し、 上記コンタクトプラグを含む各データ線の総配線容量
    は、互いにほぼ等しくなるように構成されていることを
    特徴とする半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の半導体記憶装置におい
    て、 上記複数のデータ線のうちの上下に隣接する配線層を用
    いて設けられた2つのデータ線において、上側の配線層
    に設けられた部分が、下側の配線層に設けられた部分の
    直上からオフセットしていることを特徴とする半導体記
    憶装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の半導体記憶装置におい
    て、 上記複数のメモリセルは、メモリセルトランジスタを備
    え、 上記センスアンプ側の端部から上記センスアンプまでの
    経路長が長いデータ線に接続されるものほど、より大き
    なセル電流が上記メモリセルトランジスタに流れるよう
    に構成されていることを特徴とする半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の半導体記憶装置におい
    て、 上記メモリセルトランジスタのうち、上記センスアンプ
    側の端部から上記センスアンプまでの経路長が長いデー
    タ線に接続されるメモリセルが備えるものほど、チャネ
    ル幅が大きいことを特徴とする半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載の半導体記憶装置におい
    て、 上記メモリセルトランジスタのうち、上記センスアンプ
    側の端部から上記センスアンプまでの経路長が長いデー
    タ線に接続されるメモリセルが備えるものほど、チャネ
    ル長が短いことを特徴とする半導体記憶装置。
  7. 【請求項7】 請求項4に記載の半導体記憶装置におい
    て、 上記メモリセルトランジスタのうち、上記センスアンプ
    側の端部から上記センスアンプまでの経路長が長いデー
    タ線に接続されるメモリセルが備えるものほど、しきい
    値電圧が低いことを特徴とする半導体記憶装置。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載の半導体記憶装置におい
    て、 上記複数のデータ線のうちの少なくとも1つの経路に
    は、増幅器が介設されていることを特徴とする半導体記
    憶装置。
  9. 【請求項9】 請求項1から8に記載の半導体記憶装置
    において、 上記複数のデータ線は、それぞれコラムスイッチを介し
    て上記センスアンプに接続されていることを特徴とする
    半導体記憶装置。
  10. 【請求項10】 基板と、上記基板の主面上にマトリク
    ス状に配置された複数のメモリセルと、 各列に配置され、列方向に配置された複数のメモリセル
    のデータを検出するためのセンスアンプと、 1つの列において、1つの列に配置された複数のメモリ
    セルに接続されるデータ線とを備え、 上記複数のメモリセルは、メモリセルトランジスタを有
    し、 上記複数のメモリセルのうち、上記センスアンプまでの
    経路長が長いものほど、より大きなセル電流が上記メモ
    リセルトランジスタに流れるように構成されている半導
    体記憶装置。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の半導体記憶装置に
    おいて、 上記メモリセルトランジスタのうち、上記センスアンプ
    までの経路長が長いメモリセルが備えるものほど、チャ
    ネル幅が大きいことを特徴とする半導体記憶装置。
  12. 【請求項12】 請求項10に記載の半導体記憶装置に
    おいて、 上記メモリセルトランジスタのうち、上記センスアンプ
    までの経路長が長いメモリセルが備えるものほど、チャ
    ネル長が短いことを特徴とする半導体記憶装置。
  13. 【請求項13】 請求項10に記載の半導体記憶装置に
    おいて、 上記メモリセルトランジスタのうち、上記センスアンプ
    までの経路長が長いメモリセルが備えるものほど、しき
    い値電圧が低いことを特徴とする半導体記憶装置。
JP2002187952A 2001-07-02 2002-06-27 半導体記憶装置 Withdrawn JP2003086770A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002187952A JP2003086770A (ja) 2001-07-02 2002-06-27 半導体記憶装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001200583 2001-07-02
JP2001-200583 2001-07-02
JP2002187952A JP2003086770A (ja) 2001-07-02 2002-06-27 半導体記憶装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003086770A true JP2003086770A (ja) 2003-03-20

Family

ID=26617973

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002187952A Withdrawn JP2003086770A (ja) 2001-07-02 2002-06-27 半導体記憶装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003086770A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006079692A (ja) * 2004-09-08 2006-03-23 Matsushita Electric Ind Co Ltd 半導体記憶装置
JP2007095940A (ja) * 2005-09-28 2007-04-12 Fujitsu Ltd 半導体記憶装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006079692A (ja) * 2004-09-08 2006-03-23 Matsushita Electric Ind Co Ltd 半導体記憶装置
JP2007095940A (ja) * 2005-09-28 2007-04-12 Fujitsu Ltd 半導体記憶装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4855786B2 (ja) 半導体装置
KR100817063B1 (ko) 메모리 장치의 배치 구조 및 배치 방법
KR20010015418A (ko) 반도체 메모리 장치
US9299797B2 (en) Semiconductor integrated circuit device
US7842976B2 (en) Semiconductor device having MOS transistors which are serially connected via contacts and conduction layer
JP3015186B2 (ja) 半導体記憶装置とそのデータの読み出しおよび書き込み方法
JP4891472B2 (ja) 半導体集積回路装置
US20090184379A1 (en) Semiconductor device having dummy gate pattern
KR100293079B1 (ko) 반도체장치
KR100434510B1 (ko) 입출력라인 쌍들을 통한 신호전달 특성을 향상시키는등화/프리차지 회로 및 이를 구비하는 반도체 메모리장치
KR100837021B1 (ko) 반도체기억장치
US20140104971A1 (en) Semiconductor memory device
US6037638A (en) Semiconductor memory device
JP2003086770A (ja) 半導体記憶装置
US6222784B1 (en) Semiconductor memory
US6559514B2 (en) Semiconductor memory device having auxiliary conduction region of reduced area
JP2003115550A (ja) 半導体記憶装置
JP2011211198A (ja) 対電極を有する4つのトランジスタを持つsramメモリセル
US5657274A (en) Semiconductor memory device adapted to a high-speed operation, a low supply voltage, and the use of a multilevel cell with a plurality of threshold values as a memory cell transistor
US20230036847A1 (en) Wordline driver circuit and memory
KR19990034519A (ko) 디램의 비트라인 프리차지 회로의 레이아웃
US6501694B2 (en) Precharge circuit with small width
US6396756B1 (en) Integrated circuit memory devices including transmission parts that are adjacent input/output selection parts
JPH05342882A (ja) 半導体記憶装置
JPH06350056A (ja) 半導体メモリ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050323

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080117

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081125

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20090121