JP2003086370A - 表示用組成物形成用塗布液、有機el素子、表示装置、及び表示装置の製造方法 - Google Patents

表示用組成物形成用塗布液、有機el素子、表示装置、及び表示装置の製造方法

Info

Publication number
JP2003086370A
JP2003086370A JP2001273403A JP2001273403A JP2003086370A JP 2003086370 A JP2003086370 A JP 2003086370A JP 2001273403 A JP2001273403 A JP 2001273403A JP 2001273403 A JP2001273403 A JP 2001273403A JP 2003086370 A JP2003086370 A JP 2003086370A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
organic
forming
display
display composition
polymer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001273403A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4988107B2 (ja
Inventor
Takeshi Miyabayashi
毅 宮林
Shigeki Naka
茂樹 中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2001273403A priority Critical patent/JP4988107B2/ja
Publication of JP2003086370A publication Critical patent/JP2003086370A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4988107B2 publication Critical patent/JP4988107B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
  • Electroluminescent Light Sources (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 白色を呈するとともに、構造を単純化するこ
とができ、製造が容易な有機EL素子、その形成に用い
る有機EL素子の表示用組成物形成用塗布液、表示装
置、及び表示装置の製造方法を提供すること。 【解決手段】 ガラス基板10の片面全面に、蒸着によ
りITO30を150nmの厚みで形成した。そのIT
O30上の所定の場所に、PVK、DCM、及び炭化水
素系溶媒から成る表示用組成物形成用塗布液を、インク
ジェット法により塗布し、50〜60℃で30分間乾燥
させることにより、発光層40を形成した。更に、真空
蒸着により、LiF/Alから成る陰極50を、所定の
場所に1000Åの厚みで形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、有機EL素子の表
示用組成物形成用塗布液、有機EL素子、表示装置、及
び表示装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、有機薄膜から成る発光層を有
する有機エレクトロルミネセンス素子(有機EL素子)
は、低駆動電圧の大画面表示素子を実現するものとして
注目されている。
【0003】この有機EL素子としては、キャリア輸送
性の異なる有機層を積層する素子構造を有し、低分子芳
香族アミンを用いたホール輸送層と、アルミキレート錯
体を用いた電子輸送層とを積層した有機EL素子が、Ap
pl.Phys.Lett.51,913(1987)に報告されている。
【0004】また、有機EL素子としては、例えば、図
6に示す様に、ガラス基板P20上に形成された陽極P
30と陰極P50との間に、キャリア輸送層P35と発
光層P40とを積層した構造を有し、この発光層P40
を構成する材料により、特定の色を発光するものが知ら
れている。
【0005】ところで、蛍光灯や、表示装置の分野で
は、白色を呈する有機EL素子が求められている。しか
しながら、白色発光する蛍光色素が現在のところ存在し
ないので、赤(R)、緑(G)、青(B)の三原色の混
色とするか、青と黄色の補色により実現するしか方法が
ない。
【0006】これまでのところ有機EL素子としては、
特開平5−258860号に示されているように、青色
有機EL層上に、蛍光層を積層して並列にサブ画素の
赤、緑、青色を作り出し、サブ画素の色(赤、緑、青)
が合成されて白色化を達成するものがあった。
【0007】また、赤(R)、緑(G)、青(B)の色
を呈する有機EL素子のサブ画素を、並列に作り白色化
するものとして特開平5−258859があった。更
に、有機EL素子の1画素中のホール輸送層、電子輸送
層の双方、もしくはいずれかが赤(R)、緑(G)、青
(B)発光層となり白色化を達成するものとして、図7
に示す様に、ガラス基板P120、陽極P130、キャ
リア輸送層P135、青色発光層P140、緑色発光層
P141、赤色発光層P142、陰極P150を順次積
層してなる有機EL素子の特許2937015があっ
た。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、青色有機EL
層上に、蛍光層を積層して並列にサブ画素の赤、緑、青
色を作り出し白色化を達成する有機EL素子について
は、画素、サブ画素を形成するために隔壁を形成する上
で複雑なホトリソグラフィー技術が必要であり、これに
耐える材料も限定されたものであった。
【0009】また、赤(R)、緑(G)、青(B)の色
を呈する有機EL素子のサブ画素を、並列に作り白色化
する方法については、同様に複雑な隔壁形成のために複
雑なホトリソグラフィー技術が必要であり、これに耐え
る材料も限定されたものであった。これに加え、有機層
を形成する上で段差の異なる隔壁を利用した微妙な斜め
蒸着技術が必要であり、製造が困難であるという問題が
あった。
【0010】更に、有機EL素子の1画素の中のホール
輸送層、電子輸送層の双方、もしくはいずれかが赤
(R)、緑(G)、青(B)発光層となり白色化を達成
する方法では、多層構造の煩雑さのみならず、多層構造
のために層ごとの使用中の発光強度の低下のアンバラン
スで白色の色バランスが崩れるという問題点があった。
【0011】本発明は以上の点に鑑みなされたものであ
り、白色を呈するとともに、構造を単純化することがで
き、製造が容易な有機EL素子、その形成に用いる有機
EL素子の表示用組成物形成用塗布液、表示装置、及び
表示装置の製造方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】(1)請
求項1の発明は、ポリマーと、発光中心形成化合物と、
を含む有機EL素子の表示用組成物形成用塗布液であっ
て、前記ポリマーと前記発光中心形成化合物とは、有機
EL素子の表示用組成物を形成した際には、相互作用す
ることにより、単層で白色を呈する材料であることを特
徴とする有機EL素子の表示用組成物形成用塗布液を要
旨とする。
【0013】本発明の表示用組成物形成用塗布液は、有
機EL素子の表示用組成物層の形成に用いることができ
る。本発明の表示用組成物形成用塗布液を用いて形成さ
れた層(表示用組成物層)は、含有するポリマーと発光
中心形成化合物とが相互作用することにより、白色を呈
する。
【0014】そのため、本発明の表示用組成物形成用塗
布液を用いて有機EL素子を製造することにより、例え
ば、多層構造の表示用組成物層を形成したり、同一画素
内に複数種類の表示用組成物層を配したりする必要が無
く、容易に白色光を呈する有機EL素子を製造すること
ができる。
【0015】尚、この表示用組成物形成用塗布液を、例
えば、有機EL素子の電極上に、スピンコート法、ディ
ップ法、カーテンコート法、バーコート法、インクジェ
ット法や印刷法を用いて塗布した後、溶媒を蒸発させる
ことにより、電極上に、表示用組成物層を形成すること
ができる。
【0016】(2)請求項2の発明は、前記ポリマー
が、バイポーラのポリマーであることを特徴とする前記
請求項1に記載の有機EL素子の表示用組成物形成用塗
布液を要旨とする。本発明はポリマーを例示している。
【0017】本発明の表示用組成物形成用塗布液が含有
するポリマーは、バイポーラのポリマーであるので、キ
ャリア輸送材料(ホール輸送材料、電子輸送材料)を配
合しなくとも、ホールと電子との両方を輸送することが
できる。そのため、本発明の表示用組成物形成用塗布液
は、ポリマーにキャリア輸送材料を配合する必要がな
く、容易に製造することができる。
【0018】・前記バイポーラのポリマーとしては、例
えば、ポリ(N−ビニルカルバゾール)(PVK)があ
る。 (3)請求項3の発明は、前記ポリマーが、ホール輸送
ポリマーに、電子輸送材料を添加したものであることを
特徴とする前記請求項1に記載の有機EL素子の表示用
組成物形成用塗布液を要旨とする。
【0019】本発明は、ポリマーを例示している。本発
明の表示用組成物形成用塗布液が含有するポリマーは、
ホール輸送ポリマーに電子輸送材料を添加したものであ
るので、ホールと電子との両方を輸送することができ
る。
【0020】従って、本発明の表示用組成物形成用塗布
液は、有機EL素子の表示用組成物層の形成に用いるこ
とができる。 (4)請求項4の発明は、前記ホール輸送ポリマーが、
カルバゾール誘導体を主鎖あるいは側鎖に有する高分子
化合物及び/又はトリフェニルアミン誘導体を主鎖ある
いは側鎖に有する高分子化合物を含有することを特徴と
する前記請求項3に記載の有機EL素子の表示用組成物
形成用塗布液を要旨とする。
【0021】本発明は、ホール輸送性ポリマーを例示し
ている。本発明の表示用組成物形成用塗布液は、上記の
ホール輸送性ポリマーを含有するので、この表示用組成
物形成用塗布液を用いて形成された有機EL素子の表示
用組成物層は、電流電圧特性、発光輝度特性等において
優れている。
【0022】・前記カルバゾール誘導体を主鎖あるいは
側鎖に有する高分子化合物としては、例えば、PVKが
ある。 ・前記トリフェニルアミン誘導体を主鎖あるいは側鎖に
有する高分子化合物としては、例えば、PTPDES
(含テトラフェニルジアミン−ポリ(アリレンエステル
スルフォン))がある。 (5)請求項5の発明は、前記電子輸送材料として、オ
キサジアゾール誘導体、トリアゾール誘導体、アルミニ
ウム錯体の中から選ばれる1又は2以上の物質を含有す
ることを特徴とする前記請求項3又は4に記載の有機E
L素子の表示用組成物形成用塗布液を要旨とする。
【0023】本発明は、電子輸送材料を例示している。
本発明の表示用組成物形成用塗布液は、上記の電子輸送
材料を含有するので、この表示用組成物形成用塗布液を
用いて形成された有機EL素子の表示用組成物層は、電
流電圧特性、発光輝度特性等において優れている。
【0024】・前記電子輸送材料の具体例としては、t
Bu−PBD(2−(4−ビフェニル)−5−(パラ−
ターシャル−ブチルフェニル)−1,3,4−オキサジ
アゾール)、TAZ(3−(4’−ターシャル−ブチル
フェニル)−4−フェニル−5−(4''−ビフェニル)
−1,2,4−トリアゾール)、AlQ3(トリス(8
−キノリノラト)アルミニウム(III))、BND
(2,5−ビス(1−ナフチル)−1,3,4−オキサ
ジアゾール)、Bphen(バソフェナントロリン)、
P−EtTAZ(3−(4’−ターシャル−ブチルフェ
ニル)−4−(パラエチルフェニル)−5−(4''−ビ
フェニル)−1,2,4トリアゾール)等がある。 (6)請求項6の発明は、前記ポリマーが、電子輸送ポ
リマーに、ホール輸送材料を添加したものであることを
特徴とする前記請求項1に記載の有機EL素子の表示用
組成物形成用塗布液を要旨とする。
【0025】本発明は、ポリマーを例示している。本発
明の表示用組成物形成用塗布液が含有するポリマーは、
電子輸送ポリマーにホール輸送材料を添加したものであ
るので、ホールと電子との両方を輸送することができ
る。
【0026】従って、本発明の表示用組成物形成用塗布
液は、有機EL素子の表示用組成物層の形成に用いるこ
とができる。 (7)請求項7の発明は、前記電子輸送ポリマーが、オ
キサジアゾール誘導体を主鎖あるいは側鎖に有する高分
子を含有することを特徴とする前記請求項6に記載の有
機EL素子の表示用組成物形成用塗布液を要旨とする。
【0027】本発明は、電子輸送ポリマーを例示してい
る。本発明の表示用組成物形成用塗布液は、上記の電子
輸送ポリマーを含有するため、この表示用組成物形成用
塗布液を用いて形成された有機EL素子の表示用組成物
層は、電流電圧特性、発光輝度特性等において優れてい
る。
【0028】・前記オキサジアゾール誘導体を主鎖ある
いは側鎖に有する高分子としては、例えば、PVMOX
D(ポリビニルメチルオキサジアゾール)がある。 (8)請求項8の発明は、前記ホール輸送材料として、
オキサジアゾール系、オキサゾール系、トリフェニルメ
タン系、ヒドラゾリン系、アリールアミン系、ヒドラゾ
ン系、スチルベン系の中から選ばれる1又は2以上の物
質を含有することを特徴とする前記請求項6又は7に記
載の有機EL素子の表示用組成物形成用塗布液を要旨と
する。
【0029】本発明は、ホール輸送材料を例示してい
る。本発明の表示用組成物形成用塗布液は、上記のホー
ル輸送材料を含有するため、この表示用組成物形成用塗
布液を用いて形成された有機EL素子の表示用組成物層
は、電流電圧特性、発光輝度特性等において優れてい
る。
【0030】・前記ホール輸送材料の具体例としては、
TPD(N,N’−ビス(3−メチルフェニル)−N,
N’−ジフェニルベンジジン)、α−NPD(N,N’
−ジ(1−ナフチル)−N,N’ジフェニルベンジジ
ン)、TAPC(1,1−ビス(ジ4トリルアミノフェ
ニル)−シクロヘキサン)、PPD(N,N’−ジ(9
−フェナントリル)−N,N’−ジフェニルベンジジ
ン)、TRP(ヘキサアルコキシトリフェニレン)、N
PB(α−NPDの2量体)等がある。 (9)請求項9の発明は、発光中心形成化合物が色素で
あることを特徴とする前記請求項1〜8のいずれかに記
載の有機EL素子の表示用組成物形成用塗布液を要旨と
する。
【0031】本発明は、発光中心形成化合物を例示して
いる。本発明の表示用組成物形成用塗布液は色素を含有
しており、この表示用組成物形成用塗布液を用いて形成
された表示用組成物層では、ホールと電子との再結合に
より生じたエネルギーにより、色素がポリマーと相互作
用しながら白色光を発する。
【0032】従って、この表示用組成物形成用塗布液
は、白色を呈する有機EL素子の表示用組成物層を形成
するために用いることができる。 (10)請求項10の発明は、前記色素が、TPB(テ
トラフェニルブタジエン)、ペリレン、クマリン、ルブ
レン、ナイルレッド、DCM(4−ジシアノメチレン−
2−メチル−6−ジメチルアミノスチリル−4−ピラ
ン)、DCJTB(4−ジシアノメチレン−6−シーピ
ージュロリジノスチリル−2−ターブチル−4H−ピラ
ン)、スクアリリウム、アルミニウム錯体(例えばAl
Q3)の中から選ばれる1又は2以上の物質を含むこと
を特徴とする前記請求項9に記載の有機EL素子の表示
用組成物形成用塗布液を要旨とする。
【0033】本発明は色素を例示している。本発明の表
示用組成物形成用塗布液は、上記色素を含有しており、
これらの色素は、例えば、有機EL素子の表示用組成物
層(発光層)に含まれる場合には、ポリマーと相互作用
する性質を有する。
【0034】従って、上記色素を含有する本発明の表示
用組成物形成用塗布液を用いて形成された表示用組成物
層では、上記色素がポリマーと相互作用し、色素固有の
色ではなく、白色光を呈する。よって、本発明の表示用
組成物形成用塗布液を用いて有機EL素子を製造するこ
とにより、例えば、多層構造の表示用組成物層を形成し
たり、同一画素内に複数種類の表示用組成物層を配する
ことなく、容易に白色光を呈する有機EL素子を製造す
ることができる。 (11)請求項11の発明は、前記ポリマーと前記発光
中心形成化合物との合計量に対して、前記発光中心形成
化合物の配合量が、0.01〜1.0重量%の範囲にあ
ることを特徴とする前記請求項1〜10のいずれかに記
載の有機EL素子の表示用組成物形成用塗布液を要旨と
する。
【0035】本発明の表示用組成物形成用塗布液は、ポ
リマーと発光中心形成化合物との合計量に対して、0.
01重量%以上の発光中心形成化合物を含有するので、
この表示用組成物形成用塗布液を用いて表示用組成物層
を形成した際には、充分な輝度の白色光を発することが
できる。
【0036】つまり、発光中心形成化合物の配合量が、
ポリマーと発光中心形成化合物との合計量に対して0.
01重量%以下の場合には、ポリマーと発光中心形成化
合物との相互作用が不十分となり、白色光を発しにくく
なる傾向があるが、本発明では、かかる問題が生じな
い。
【0037】また、本発明の表示用組成物形成用塗布液
は、ポリマーと発光中心形成化合物との合計量に対し
て、発光中心形成化合物の配合量が1.0重量%以下で
あるので、この表示用組成物形成用塗布液を用いて表示
用組成物層を形成した際には、色素特有の色が目立つこ
とがなく、白色光を呈することができる。
【0038】つまり、発光中心形成化合物の配合量が、
ポリマーと発光中心形成化合物との合計量に対して1.
0重量%以上の場合には、発光中心形成化合物そのもの
の色が支配的になり、白色光を発しにくくなる傾向があ
るが、本発明では、かかる問題が生じない。 (12)請求項12の発明は、ポリマーと発光中心形成
化合物とを含有し、陽極と陰極との間に形成された表示
用組成物層を備えた有機EL素子であって、前記ポリマ
ーと前記発光中心形成化合物とは、相互作用することに
より、単層で白色を呈する材料であることを特徴とする
有機EL素子を要旨とする。
【0039】本発明の有機EL素子が備える表示用組成
物層では、含有するポリマーと発光中心形成化合物とが
相互作用することにより、白色を呈する。そのため、本
発明の有機EL素子は、表示用組成物層を多層構造とし
たり、同一画素内に複数種類の表示用組成物層を配置し
なくても、白色光を呈することができる。
【0040】従って、本発明の有機EL素子は、白色を
呈する素子でありながら、容易に製造することができる
という特徴を有する。 (13)請求項13の発明は、前記表示用組成物層は、
前記請求項1〜11のいずれかに記載の有機EL素子の
表示用組成物形成用塗布液を用いて形成されたことを特
徴とする前記請求項11に記載の有機EL素子を要旨と
する。
【0041】本発明の有機EL素子は、請求項1〜11
のいずれかに記載の表示用組成物形成用塗布液を、例え
ば、スピンコート法、ディップ法、カーテンコート法、
バーコート法、インクジェット法、又は印刷法により電
極間に塗布することにより形成される表示用組成物層を
備えている。
【0042】従って、この有機EL素子の表示用組成物
層は、ポリマーと発光中心形成化合物とが相互作用する
ことにより、白色を呈するので、例えば、表示用組成物
層は単層でよく、また、同一画素内には、1の表示用組
成物層を配するだけでよい。そのため、本発明の有機E
L素子は、白色光を呈する有機EL素子でありながら、
容易に製造することができる。 (14)請求項14の発明は、前記表示用組成物層が、
単層膜であることを特徴とする前記請求項12又は13
に記載の有機EL素子を要旨とする。
【0043】本発明の有機EL素子は、表示用組成物層
が単層膜であるので、その製造においては、複数の表示
用組成物層を積層する工程が必要ない。そのため、この
有機EL素子は、容易に製造することができるという特
徴を有する。
【0044】尚、本発明の有機EL素子は、表示用組成
物中のポリマーと発光中心形成化合物とが相互作用する
ことにより、白色を呈するので、表示用組成物層が単層
であっても、白色を呈することができる。 (15)請求項15の発明は、前記表示用組成物層の膜
厚が、0.01〜0.2μmの範囲にあることを特徴と
する前記請求項12〜14のいずれかに記載の有機EL
素子を要旨とする。
【0045】本発明の有機EL素子は、表示用組成物層
の膜厚が0.01μm以上であることにより、表示用組
成物層の膜厚を均一にすることができるという利点を有
する。つまり、表示用組成物層の膜厚が0.01μm未
満の場合には、例えば、表示用組成物層の膜厚が不均一
となり、島状になり易い傾向があるが、本発明の有機E
L素子では、かかる問題が生じない。
【0046】また、この有機EL素子は、表示用組成物
層の膜厚が0.2μm以下であることにより、電極間に
電圧をかけた際には、低電圧で発光させることができ
る。 (16)請求項16の発明は、前記陽極の仕事関数が
4.5eV以上であることを特徴とする前記請求項12
〜15のいずれかに記載の有機EL素子を要旨とする。
【0047】本発明の有機EL素子では、陽極の仕事関
数が4.5eV以上であることによって、ホール注入障
壁が低い。そのことにより、本発明の有機EL素子は、
低駆動電圧、高輝度、高効率で発光することができる。
上記ホール注入障壁とは、陽極の仕事関数Ef(eV)
と表示用組成物のイオン化ポテンシャルIp(eV)と
の差である。陽極の仕事関数Efが高いほど、ホール注
入障壁は低くなり、例えば、陽極の仕事関数Efが表示
用組成物のイオン化ポテンシャルIpと等しい場合は、
ホール注入障壁は0となる。
【0048】本発明の有機EL素子において、例えば、
陽極が表示用組成物と直接に接するものである場合、表
示用組成物(例えばポリマー)のイオン化ポテンシャル
Ipは一般に、5.0〜5.9eVであるので、陽極の
仕事関数Efが4.5eV以上であれば、ホール注入障
壁を充分低くすることができる。
【0049】また、陽極の仕事関数Efが4.5eV以
上であることにより、陽極が酸化されにくいという利点
が得られる。 ・前記陽極は、透明で、シート抵抗が小さく、加工性が
良く、安定性が良いものが望ましい。
【0050】・前記陽極の材料としては、例えば、IT
O(インジウムチタンオキサイド)、IZO(インジウ
ムジンクオキサイド)等がある。 (17)請求項17の発明は、前記陰極の仕事関数が
4.2eV以下であることを特徴とする前記請求項12
〜16のいずれかに記載の有機EL素子を要旨とする。
【0051】本発明の有機EL素子では、陰極の仕事関
数が4.2eV以下であることによって、電子注入障壁
が低い。そのことにより、本発明の有機EL素子は、低
駆動電圧、高輝度、高効率で発光することができる。上
記電子注入障壁とは、陰極の仕事関数Ef(eV)と表
示用組成物の電子親和力Ea(eV)との差である。陽
極の仕事関数Efが低いほど、電子注入障壁は低くな
り、例えば、陰極の仕事関数Efが表示用組成物の電子
親和力Eaと等しい場合は、電子注入障壁は0となる。
【0052】本発明の有機EL素子において、例えば、
陰極が表示用組成物と直接に接するものである場合、表
示用組成物(例えばポリマー)の電子親和力Eaは一般
に、2.0〜4.2eVであるので、陰極の仕事関数E
fが、(陰極の安定性が保てる範囲で)4.2eV以下
であれば、電子注入障壁を充分低くすることができる。
【0053】・前記陰極は、透明で、シート抵抗が小さ
く、加工性が良く、安定性が良いものが望ましい。 ・前記陰極の材料としては、例えば、アルミニウム、マ
グネシウム、カルシウム、リチウム、セシウム及びそれ
らの合金等がある。 (18)請求項18の発明は、前記請求項12〜17の
いずれかに記載の有機EL素子を備えることを特徴とす
る表示装置を要旨とする。
【0054】本発明の表示装置が備える有機EL素子
は、白色光を呈することができるとともに、例えば、表
示用組成物層を単層構造とし、また、1画素内の表示用
組成物層は1のみとすることができるため、製造が容易
である。従って、そのような有機EL素子を備える本発
明の表示装置もまた、白色光を呈することができるとと
もに、製造が容易であるという特徴を有する。 (19)請求項19の発明は、前記請求項18に記載の
表示装置の製造方法であって、前記有機EL素子の前記
表示組成物層を、前記表示用組成物形成用塗布液をイン
クジェット法で塗布することにより形成することを特徴
とする表示装置の製造方法を要旨とする。
【0055】本発明の表示装置の製造方法では、表示用
組成物形成用塗布液をインクジェット法により塗布する
ことにより、有機EL素子の表示用組成物層を形成す
る。インクジェット法によれば、表示用組成物形成用塗
布液を、必要な場所に、必要な量だけ塗布することがで
きるので、例えば、表示用組成物形成用塗布液を塗布す
る場所を定めるために、光露光方式のマスクを作製した
りする工程が必要ない。
【0056】また、インクジェット法によれば、ディッ
プコート法やスピンコート法に比べて、塗布時に無駄に
なる表示用組成物形成用塗布液の量を少なくすることが
できる。従って、本発明の製造方法を用いることによ
り、表示装置を、容易に、尚かつ低コストで製造するこ
とができる。 (20)請求項20の発明は、前記請求項18に記載の
表示装置の製造方法であって、前記有機EL素子の前記
表示組成物層を、前記表示用組成物形成用塗布液を印刷
方法で塗布することにより形成することを特徴とする表
示装置の製造方法を要旨とする。
【0057】本発明の表示装置の製造方法では、表示用
組成物形成用塗布液を印刷方法により塗布することによ
り、有機EL素子の表示用組成物層を形成する。印刷方
法によれば、表示用組成物層を、必要な場所に、正確に
形成することができる。
【0058】従って、本発明の製造方法を用いることに
より、表示装置を、高い精度で製造することができる。
【0059】
【発明の実施の形態】以下に本発明の有機EL素子の表
示用組成物形成用塗布液、有機EL素子、表示装置、及
び表示装置の製造方法の実施の形態の例(実施例)を説
明する。 a)実施例1〜20の有機EL素子及び表示装置を製造
した。 (実施例1)以下のi)〜iii)のようにして、有機EL素
子及びその有機EL素子を用いた表示装置を製造した。
【0060】i)表示用組成物形成用塗布液の調製 以下の成分を、それぞれ対応する配合量で混合すること
により、表示用組成物形成用塗布液を調製した。 PVK(バイポーラのポリマー):200重量部 DCM(発光中心形成化合物としての色素):0.07
重量部 1,2−ジクロルエタン(炭化水素系溶媒):9800
重量部 表示用組成物形成用塗布液の粘度は、1×10-3〜1×
10-1Pa・sとすることができるが、後述するインク
ジェット法による塗布時のドロップ径を制御する上で、
5×10-3〜1.5×10-2Pa・sの範囲にあること
が好ましい。
【0061】また、表示用組成物形成用塗布液の表面張
力は、20〜70mN/mの範囲にあることが、インク
ジェット法による吐出の際の飛行曲がりを抑えることが
できるので好ましい。つまり、表面張力が20mN/m
未満であると、インクジェットヘッドのノズルに対する
表示用組成物形成用塗布液の濡れ性が増大するため、ノ
ズルの周囲に非対称に表示用組成物形成用塗布液が付着
し、その付着した表示用組成物形成用塗布液の影響によ
り、表示用組成物形成用塗布液の吐出方向が曲げられて
しまう。
【0062】逆に、表面張力が70mN/mを超える
と、ノズル先端におけるメニスカスの形状が安定しない
ため、表示用組成物形成用塗布液の吐出量、吐出タイミ
ングの制御が困難になる。 ii)有機EL素子の製造 ガラス基板10の片面全面に、蒸着により、ITO(イ
ンジウムチタンオキサイド)30(陽極)を150nm
の厚みで形成した。このITO30上に、スピンコート
により、露光用のレジストを塗布した後、所望の電極パ
ターンをマスク露光した。
【0063】その後、濃硝酸と濃塩酸との混合液である
王水を用いて、ITO30の露光していない部分のレジ
ストとITO30をエッチングし、所望の電極パターン
を形成した。次に、ITO30上の所定の場所に、前記
i)で製造した表示用組成物形成用塗布液を、インクジェ
ット法により塗布し、100nmの厚みの発光層40
(表示用組成物層)を形成した。
【0064】50〜60℃で乾燥を30分行った後、真
空蒸着により、LiF(フッ化リチウム)層とAl層と
を、それぞれ、1000Å、10Åの厚さで連続して蒸
着し、陰極50(LiF/Al)を形成した。上記工程
により、図1に示す様に、ガラス基板10/ITO30
/発光層40/陰極50が順次積層された有機EL素子
1が完成した。
【0065】iii)前記ii)で製造した有機EL素子を表
示素子として用いた表示装置を製造した。つまり、ガラ
ス基板10上に、有機EL素子の発光/消灯を制御する
ための電流駆動回路、水平駆動回路、垂直駆動回路等
を、常法に従って形成し、表示装置101を製造した。 (実施例2)基本的には、前記実施例1と同様にして、
有機EL素子及びその有機EL素子を用いた表示装置を
製造した。
【0066】ただし、表示用組成物形成用塗布液を、ス
クリーン印刷法を用いて塗布した。この場合、表示用組
成物形成用塗布液の粘度は、インクジェット法の場合の
粘度よりも若干高い方が望ましく、10-2〜10-1Pa
・sの粘度範囲とした。 (実施例3)基本的には、前記実施例1と同様にして、
有機EL素子及びその有機EL素子を用いた表示装置を
製造した。
【0067】ただし、表示用組成物形成用塗布液の組成
を以下のようにした。 PVK(ホール輸送性ポリマー):160重量部 BND(電子輸送材料):40重量部 DCM(発光中心形成化合物としての色素):0.07
重量部 1,2−ジクロルエタン(炭化水素系溶媒):9800
重量部 (実施例4)基本的には、前記実施例1と同様にして、
有機EL素子及びその有機EL素子を用いた表示装置を
製造した。
【0068】ただし、表示用組成物形成用塗布液の組成
を以下のようにした。 PVK(ホール輸送性ポリマー):160重量部 BND(電子輸送材料):40重量部 DCM(発光中心形成化合物としての色素):0.35
重量部 1,2−ジクロルエタン(炭化水素系溶媒):9800
重量部 (実施例5)基本的には、前記実施例1と同様にして、
有機EL素子及びその有機EL素子を用いた表示装置を
製造した。
【0069】ただし、表示用組成物形成用塗布液の組成
を以下のようにした。 PVK(ホール輸送性ポリマー):160重量部 BND(電子輸送材料):40重量部 ルブレン(発光中心形成化合物としての色素):0.0
7重量部 1,2−ジクロルエタン(炭化水素系溶媒):9800
重量部 (実施例6)基本的には、前記実施例1と同様にして、
有機EL素子及びその有機EL素子を用いた表示装置を
製造した。
【0070】ただし、表示用組成物形成用塗布液の組成
を以下のようにした。 PVK(ホール輸送性ポリマー):160重量部 BND(電子輸送材料):40重量部 TPB(発光中心形成化合物としての色素):2重量部 クマリン(発光中心形成化合物としての色素):0.0
3重量部 DCM(発光中心形成化合物としての色素):0.04
重量部 ナイルレッド(発光中心形成化合物としての色素):
0.04重量部 1,2−ジクロルエタン(炭化水素系溶媒):9800
重量部 (実施例7)基本的には、前記実施例1と同様にして、
有機EL素子及びその有機EL素子を用いた表示装置を
製造した。
【0071】ただし、表示用組成物形成用塗布液の組成
を以下のようにした。 PVK(ホール輸送性ポリマー):160重量部 BND(電子輸送材料):40重量部 TPB(発光中心形成化合物としての色素):2重量部 クマリン(発光中心形成化合物としての色素):0.0
3重量部 ナイルレッド(発光中心形成化合物としての色素):
0.07重量部 1,2−ジクロルエタン(炭化水素系溶媒):9800
重量部 (実施例8)基本的には、前記実施例1と同様にして、
有機EL素子及びその有機EL素子を用いた表示装置を
製造した。
【0072】ただし、表示用組成物形成用塗布液の組成
を以下のようにした。 PVK(ホール輸送性ポリマー):160重量部 BND(電子輸送材料):40重量部 ペリレン(発光中心形成化合物としての色素):0.0
5重量部 クマリン(発光中心形成化合物としての色素):0.0
3重量部 ナイルレッド(発光中心形成化合物としての色素):
0.07重量部 1,2−ジクロルエタン(炭化水素系溶媒):9800
重量部 (実施例9)基本的には、前記実施例1と同様にして、
有機EL素子及びその有機EL素子を用いた表示装置を
製造した。
【0073】ただし、表示用組成物形成用塗布液の組成
を以下のようにした。 PVK(ホール輸送性ポリマー):160重量部 BND(電子輸送材料):40重量部 TPB(発光中心形成化合物としての色素):2重量部 クマリン(発光中心形成化合物としての色素):0.0
3重量部 DCJTB(発光中心形成化合物としての色素):0.
07重量部 1,2−ジクロルエタン(炭化水素系溶媒):9800
重量部 (実施例10)基本的には、前記実施例1と同様にし
て、有機EL素子及びその有機EL素子を用いた表示装
置を製造した。
【0074】ただし、表示用組成物形成用塗布液の組成
を以下のようにした。 PVK(ホール輸送性ポリマー):160重量部 BND(電子輸送材料):40重量部 ペリレン(発光中心形成化合物としての色素):0.0
5重量部 クマリン(発光中心形成化合物としての色素):0.0
3重量部 DCJTB(発光中心形成化合物としての色素):0.
07重量部 1,2−ジクロルエタン(炭化水素系溶媒):9800
重量部 (実施例11)基本的には、前記実施例1と同様にし
て、有機EL素子及びその有機EL素子を用いた表示装
置を製造した。
【0075】ただし、表示用組成物形成用塗布液の組成
を以下のようにした。 PVK(ホール輸送性ポリマー):160重量部 BND(電子輸送材料):40重量部 TPB(発光中心形成化合物としての色素):2重量部 AlQ3(発光中心形成化合物としての色素):0.1
重量部 DCM(発光中心形成化合物としての色素):0.04
重量部 ナイルレッド(発光中心形成化合物としての色素):
0.04重量部 1,2−ジクロルエタン(炭化水素系溶媒):9800
重量部 (実施例12)基本的には、前記実施例1と同様にし
て、有機EL素子及びその有機EL素子を用いた表示装
置を製造した。
【0076】ただし、表示用組成物形成用塗布液の組成
を以下のようにした。 PVK(ホール輸送性ポリマー):160重量部 BND(電子輸送材料):40重量部 TPB(発光中心形成化合物としての色素):2重量部 AlQ3(発光中心形成化合物としての色素):0.1
重量部 ナイルレッド(発光中心形成化合物としての色素):
0.07重量部 1,2−ジクロルエタン(炭化水素系溶媒):9800
重量部 (実施例13)基本的には、前記実施例1と同様にし
て、有機EL素子及びその有機EL素子を用いた表示装
置を製造した。
【0077】ただし、表示用組成物形成用塗布液の組成
を以下のようにした。 PVK(ホール輸送性ポリマー):160重量部 BND(電子輸送材料):40重量部 ペリレン(発光中心形成化合物としての色素):0.0
5重量部 AlQ3(発光中心形成化合物としての色素):0.1
重量部 ナイルレッド(発光中心形成化合物としての色素):
0.07重量部 1,2−ジクロルエタン(炭化水素系溶媒):9800
重量部 (実施例14)基本的には、前記実施例1と同様にし
て、有機EL素子及びその有機EL素子を用いた表示装
置を製造した。
【0078】ただし、表示用組成物形成用塗布液の組成
を以下のようにした。 PVK(ホール輸送性ポリマー):160重量部 BND(電子輸送材料):40重量部 TPB(発光中心形成化合物としての色素):2重量部 AlQ3(発光中心形成化合物としての色素):0.1
重量部 DCJTB(発光中心形成化合物としての色素):0.
07重量部 1,2−ジクロルエタン(炭化水素系溶媒):9800
重量部 (実施例15)基本的には、前記実施例1と同様にし
て、有機EL素子及びその有機EL素子を用いた表示装
置を製造した。
【0079】ただし、表示用組成物形成用塗布液の組成
を以下のようにした。 PVK(ホール輸送性ポリマー):160重量部 BND(電子輸送材料):40重量部 ペリレン(発光中心形成化合物としての色素):0.0
5重量部 AlQ3(発光中心形成化合物としての色素):0.1
重量部 DCJTB(発光中心形成化合物としての色素):0.
07重量部 1,2−ジクロルエタン(炭化水素系溶媒):9800
重量部 (実施例16)基本的には、前記実施例1と同様にし
て、有機EL素子及びその有機EL素子を用いた表示装
置を製造した。
【0080】ただし、表示用組成物形成用塗布液の組成
を以下のようにした。 PVK(ホール輸送性ポリマー):120重量部 t−Bu−PBD(電子輸送材料):80重量部 DCM(発光中心形成化合物としての色素):0.07
重量部 1,2−ジクロルエタン(炭化水素系溶媒):9800
重量部 (実施例17)基本的には、前記実施例1と同様にし
て、有機EL素子及びその有機EL素子を用いた表示装
置を製造した。
【0081】ただし、表示用組成物形成用塗布液の組成
を以下のようにした。 PTPDES(ホール輸送性ポリマー):100重量部 BND(電子輸送材料):100重量部 DCM(発光中心形成化合物としての色素):0.07
重量部 1,2−ジクロルエタン(炭化水素系溶媒):9800
重量部 (実施例18)基本的には、前記実施例1と同様にし
て、有機EL素子及びその有機EL素子を用いた表示装
置を製造した。
【0082】ただし、表示用組成物形成用塗布液の組成
を以下のようにした。 PTPDES(ホール輸送性ポリマー):100重量部 t−Bu−PBD(電子輸送材料):100重量部 DCM(発光中心形成化合物としての色素):0.07
重量部 1,2−ジクロルエタン(炭化水素系溶媒):9800
重量部 (実施例19)基本的には、前記実施例1と同様にし
て、有機EL素子及びその有機EL素子を用いた表示装
置を製造した。
【0083】ただし、表示用組成物形成用塗布液の組成
を以下のようにした。 PVMOXD(電子輸送性ポリマー):160重量部 TPB(ホール輸送材料):40重量部 DCM(発光中心形成化合物としての色素):0.07
重量部 1,2−ジクロルエタン(炭化水素系溶媒):9800
重量部 (実施例20)基本的には、前記実施例1と同様にし
て、有機EL素子及びその有機EL素子を用いた表示装
置を製造した。
【0084】ただし、表示用組成物形成用塗布液の組成
を以下のようにした。 PVMOXD(電子輸送性ポリマー):160重量部 α−NPD(ホール輸送材料):40重量部 DCM(発光中心形成化合物としての色素):0.07
重量部 1,2−ジクロルエタン(炭化水素系溶媒):9800
重量部 b)次に、前記実施例1〜20の有機EL素子の特性
を、以下のように評価した。
【0085】i)発光スペクトル 実施例3及び4の有機EL素子の陽極と陰極間に、12
Vの直流電圧をかけた状態で、発光スペクトルを、オー
シャンオプティクス社製マルチチャネル分光器を用いて
測定した。
【0086】測定結果を図2に示す。図2に示す様に、
実施例3の有機EL素子は、ポリマーと発光中心形成化
合物との合計量に対して、発光中心形成化合物の配合量
の割合が、0.14重量%の例であり、発光のスペクト
ルの幅が広く、白色を呈した。
【0087】一方、実施例4の有機EL素子は、ポリマ
ーと発光中心形成化合物との合計量に対して、発光中心
形成化合物の配合量の割合が、0.07重量%の例であ
り、スペクトルの幅が狭く、実施例3の有機EL素子に
比べて、特定の色が強かった。
【0088】実施例1及び2と、実施例5〜20の有機
EL素子についても同様に測定を行ったところ、白色発
光が確認できた。 ii)CIE色度図 実施例3及び実施例4の有機EL素子の陽極と陰極間
に、12Vの直流電圧をかけた状態で、発光のCIE色
度を、図2の発光スペクトルから計算により求めた。
【0089】測定結果を図3に示す。この図3におい
て、△印は実施例3を示し、○印は実施例4を示してい
る。そして、×印はCIEの理論上の白色点を示してい
る。図3に示す様に、実施例3及び実施例4の有機EL
素子の発する光は、CIE色度において、白色を示し
た。
【0090】また、実施例1及び2、実施例5〜20の
有機EL素子について、同様に測定を行ったところ、い
ずれの有機EL素子が発する光も、CIE色度におい
て、白色を示した。 iii)電流電圧特性 実施例3及び4の有機EL素子について、陽極と陰極と
の間にかけた直流電圧を変化させながら、有機EL素子
に流れる電流値と、輝度とを、それぞれ測定した。
【0091】電圧と輝度との相関の一例を図4に示す。
また、電流密度と輝度との相関の一例を図5に示す。図
4に示す様に、実施例3及び4の有機EL素子は、電圧
に応じて、電流値が増加し、又、図5に示す様に、電流
値に応じて、輝度が増加した。
【0092】c)実施例で製造した有機EL素子の奏す
る効果を説明する。本実施例の有機EL素子は、単層の
発光層で、尚かつ、1画素の中に1の表示用組成物層を
配するだけで、白色を呈することができるので、従来の
有機EL素子のように、発光層を多層積層したり、ある
いは、1画素の中に、異なる色の表示用組成物層を並列
に並べたりする必要がなく、容易に、白色を呈する有機
EL素子を製造することができる。
【0093】尚、本発明は上記の形態に何等限定される
ものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の
形態で実施することができる。 ・実施例1及び実施例3〜20において、表示用組成物
形成用塗布液の塗布を、インクジェット法の代わりに、
スクリーン印刷を用いて行うことができる。
【0094】・前記実施例1〜20において、表示用組
成物形成用塗布液を構成する溶媒としては、(炭化水素
系溶媒の代わりに)例えば、ハロゲン炭化水素系溶媒、
アルコール系溶媒、ケトン、アルデヒド、ドデシルベン
ゼン、テトラリン、ジクロルエタン、エチレングリコー
ル、プロピレングリコール、エチレングリコールモノエ
チルエーテルのいずれかを用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1の有機EL素子の構成を示す説明図
である。
【図2】 実施例3及び実施例4の有機EL素子の発光
スペクトル特性を示す説明図である。
【図3】 実施例3及び実施例4の有機EL素子の発す
る光のCIE色度を示す説明図である。
【図4】 実施例3及び実施例4の有機EL素子の電流
電圧特性を示す説明図である。
【図5】 実施例3及び実施例4の有機EL素子の発光
輝度特性を示す説明図である。
【図6】 従来の有機EL素子の構成を示す説明図であ
る。
【図7】 従来の有機EL素子の構成を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1・・・有機EL素子 10・・・ガラス基板 30・・・ITO 40・・・発光層 50・・・陰極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05B 33/18 H05B 33/18 (72)発明者 中 茂樹 富山県婦負郡婦中町希望ヶ丘643番地 Fターム(参考) 3K007 AB02 AB03 AB04 AB18 CA01 CB01 DA01 DB03 EB00 FA01 5C094 AA08 AA43 AA45 BA03 BA11 BA27 CA19 CA23 DA09 DA13 FB01 FB20 GB10 JA01 JA08 JA20 5G435 AA04 AA17 BB05 CC09 HH01 HH20 KK05

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリマーと、発光中心形成化合物と、を
    含む有機EL素子の表示用組成物形成用塗布液であっ
    て、 前記ポリマーと前記発光中心形成化合物とは、有機EL
    素子の表示用組成物を形成した際には、相互作用するこ
    とにより、単層で白色を呈する材料であることを特徴と
    する有機EL素子の表示用組成物形成用塗布液。
  2. 【請求項2】 前記ポリマーが、バイポーラのポリマー
    であることを特徴とする前記請求項1に記載の有機EL
    素子の表示用組成物形成用塗布液。
  3. 【請求項3】 前記ポリマーが、ホール輸送ポリマー
    に、電子輸送材料を添加したものであることを特徴とす
    る前記請求項1に記載の有機EL素子の表示用組成物形
    成用塗布液。
  4. 【請求項4】 前記ホール輸送ポリマーが、カルバゾー
    ル誘導体を主鎖あるいは側鎖に有する高分子化合物及び
    /又はトリフェニルアミン誘導体を主鎖あるいは側鎖に
    有する高分子化合物を含有することを特徴とする前記請
    求項3に記載の有機EL素子の表示用組成物形成用塗布
    液。
  5. 【請求項5】 前記電子輸送材料として、オキサジアゾ
    ール誘導体、トリアゾール誘導体、アルミニウム錯体の
    中から選ばれる1又は2以上の物質を含有することを特
    徴とする前記請求項3又は4に記載の有機EL素子の表
    示用組成物形成用塗布液。
  6. 【請求項6】 前記ポリマーが、電子輸送ポリマーに、
    ホール輸送材料を添加したものであることを特徴とする
    前記請求項1に記載の有機EL素子の表示用組成物形成
    用塗布液。
  7. 【請求項7】 前記電子輸送ポリマーが、オキサジアゾ
    ール誘導体を主鎖あるいは側鎖に有する高分子を含有す
    ることを特徴とする前記請求項6に記載の有機EL素子
    の表示用組成物形成用塗布液。
  8. 【請求項8】 前記ホール輸送材料として、オキサジア
    ゾール系、オキサゾール系、トリフェニルメタン系、ヒ
    ドラゾリン系、アリールアミン系、ヒドラゾン系、スチ
    ルベン系の中から選ばれる1又は2以上の物質を含有す
    ることを特徴とする前記請求項6又は7に記載の有機E
    L素子の表示用組成物形成用塗布液。
  9. 【請求項9】 発光中心形成化合物が色素であることを
    特徴とする前記請求項1〜8のいずれかに記載の有機E
    L素子の表示用組成物形成用塗布液。
  10. 【請求項10】 前記色素が、TPB、ペリレン、クマ
    リン、ルブレン、ナイルレッド、DCM、DCJTB、
    スクアリリウム、アルミニウム錯体の中から選ばれる1
    又は2以上の物質を含むことを特徴とする前記請求項9
    に記載の有機EL素子の表示用組成物形成用塗布液。
  11. 【請求項11】 前記ポリマーと前記発光中心形成化合
    物との合計量に対して、前記発光中心形成化合物の配合
    量が、0.01〜1.0重量%の範囲にあることを特徴
    とする前記請求項1〜10のいずれかに記載の有機EL
    素子の表示用組成物形成用塗布液。
  12. 【請求項12】 ポリマーと発光中心形成化合物とを含
    有し、陽極と陰極との間に形成された表示用組成物層を
    備えた有機EL素子であって、 前記ポリマーと前記発光中心形成化合物とは、相互作用
    することにより、単層で白色を呈する材料であることを
    特徴とする有機EL素子。
  13. 【請求項13】 前記表示用組成物層は、前記請求項1
    〜11のいずれかに記載の有機EL素子の表示用組成物
    形成用塗布液を用いて形成されたことを特徴とする前記
    請求項11に記載の有機EL素子。
  14. 【請求項14】 前記表示用組成物層が、単層膜である
    ことを特徴とする前記請求項12又は13に記載の有機
    EL素子。
  15. 【請求項15】 前記表示用組成物層の膜厚が、0.0
    1〜0.2μmの範囲にあることを特徴とする前記請求
    項12〜14のいずれかに記載の有機EL素子。
  16. 【請求項16】 前記陽極の仕事関数が4.5eV以上
    であることを特徴とする前記請求項12〜15のいずれ
    かに記載の有機EL素子。
  17. 【請求項17】 前記陰極の仕事関数が4.2eV以下
    であることを特徴とする前記請求項12〜16のいずれ
    かに記載の有機EL素子。
  18. 【請求項18】 前記請求項12〜17のいずれかに記
    載の有機EL素子を備えることを特徴とする表示装置。
  19. 【請求項19】 前記請求項18に記載の表示装置の製
    造方法であって、 前記有機EL素子の前記表示組成物層を、前記表示用組
    成物形成用塗布液をインクジェット法で塗布することに
    より形成することを特徴とする表示装置の製造方法。
  20. 【請求項20】 前記請求項18に記載の表示装置の製
    造方法であって、 前記有機EL素子の前記表示組成物層を、前記表示用組
    成物形成用塗布液を印刷方法で塗布することにより形成
    することを特徴とする表示装置の製造方法。
JP2001273403A 2001-09-10 2001-09-10 表示用組成物形成用塗布液、有機el素子、表示装置、及び表示装置の製造方法 Expired - Fee Related JP4988107B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001273403A JP4988107B2 (ja) 2001-09-10 2001-09-10 表示用組成物形成用塗布液、有機el素子、表示装置、及び表示装置の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001273403A JP4988107B2 (ja) 2001-09-10 2001-09-10 表示用組成物形成用塗布液、有機el素子、表示装置、及び表示装置の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003086370A true JP2003086370A (ja) 2003-03-20
JP4988107B2 JP4988107B2 (ja) 2012-08-01

Family

ID=19098625

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001273403A Expired - Fee Related JP4988107B2 (ja) 2001-09-10 2001-09-10 表示用組成物形成用塗布液、有機el素子、表示装置、及び表示装置の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4988107B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005227625A (ja) * 2004-02-13 2005-08-25 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 表示装置及び表示装置の作製方法
JP2006216962A (ja) * 2005-02-03 2006-08-17 Samsung Sdi Co Ltd 有機発光素子及びその製造方法
JP5182441B1 (ja) * 2012-05-24 2013-04-17 三菱化学株式会社 有機電界発光素子、有機電界発光照明装置及び有機電界発光表示装置
JP2014049506A (ja) * 2012-08-29 2014-03-17 Mitsubishi Chemicals Corp 有機薄膜太陽電池素子の製造方法
WO2020251031A1 (ja) * 2019-06-13 2020-12-17 三菱ケミカル株式会社 有機電界発光素子用組成物、有機電界発光素子、表示装置及び照明装置
WO2022163199A1 (ja) * 2021-01-29 2022-08-04 コニカミノルタ株式会社 有機エレクトロルミネッセンス素子、その製造方法、並びにそれを具備した照明装置、表示装置及び印刷造形物

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0896959A (ja) * 1994-09-27 1996-04-12 Sumitomo Electric Ind Ltd 有機エレクトロルミネッセンス素子
JPH08157815A (ja) * 1994-12-01 1996-06-18 Chisso Corp 白色発光素子
JPH0963770A (ja) * 1995-08-24 1997-03-07 Kemipuro Kasei Kk 単層型白色発光有機el素子
JPH09255725A (ja) * 1996-03-25 1997-09-30 Kemipuro Kasei Kk オキサジアゾール基含有高分子、その製法およびそれを用いた有機el素子
JPH1067984A (ja) * 1996-08-29 1998-03-10 Futaba Corp 有機エレクトロルミネッセンス素子用ドープ材料及び有 機エレクトロルミネッセンス素子
JP2000052591A (ja) * 1998-08-11 2000-02-22 Futaba Corp 有機elプリントヘッド
JP2001085161A (ja) * 1999-09-10 2001-03-30 Sharp Corp 有機ledディスプレイの製造方法
JP2001214159A (ja) * 1999-09-24 2001-08-07 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 発光性有機化合物およびそれを用いたel表示装置

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0896959A (ja) * 1994-09-27 1996-04-12 Sumitomo Electric Ind Ltd 有機エレクトロルミネッセンス素子
JPH08157815A (ja) * 1994-12-01 1996-06-18 Chisso Corp 白色発光素子
JPH0963770A (ja) * 1995-08-24 1997-03-07 Kemipuro Kasei Kk 単層型白色発光有機el素子
JPH09255725A (ja) * 1996-03-25 1997-09-30 Kemipuro Kasei Kk オキサジアゾール基含有高分子、その製法およびそれを用いた有機el素子
JPH1067984A (ja) * 1996-08-29 1998-03-10 Futaba Corp 有機エレクトロルミネッセンス素子用ドープ材料及び有 機エレクトロルミネッセンス素子
JP2000052591A (ja) * 1998-08-11 2000-02-22 Futaba Corp 有機elプリントヘッド
JP2001085161A (ja) * 1999-09-10 2001-03-30 Sharp Corp 有機ledディスプレイの製造方法
JP2001214159A (ja) * 1999-09-24 2001-08-07 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 発光性有機化合物およびそれを用いたel表示装置

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005227625A (ja) * 2004-02-13 2005-08-25 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 表示装置及び表示装置の作製方法
JP4583776B2 (ja) * 2004-02-13 2010-11-17 株式会社半導体エネルギー研究所 表示装置の作製方法
JP2006216962A (ja) * 2005-02-03 2006-08-17 Samsung Sdi Co Ltd 有機発光素子及びその製造方法
US8310148B2 (en) 2005-02-03 2012-11-13 Samsung Display Co., Ltd. Organic light emitting device and method of manufacturing the same
JP5182441B1 (ja) * 2012-05-24 2013-04-17 三菱化学株式会社 有機電界発光素子、有機電界発光照明装置及び有機電界発光表示装置
WO2013176194A1 (ja) * 2012-05-24 2013-11-28 三菱化学株式会社 有機電界発光素子、有機電界発光照明装置及び有機電界発光表示装置
US9379361B2 (en) 2012-05-24 2016-06-28 Mitsubishi Chemical Corporation Organic electroluminescent element, organic electroluminescent lighting device and organic electroluminescent display device
JP2014049506A (ja) * 2012-08-29 2014-03-17 Mitsubishi Chemicals Corp 有機薄膜太陽電池素子の製造方法
WO2020251031A1 (ja) * 2019-06-13 2020-12-17 三菱ケミカル株式会社 有機電界発光素子用組成物、有機電界発光素子、表示装置及び照明装置
WO2022163199A1 (ja) * 2021-01-29 2022-08-04 コニカミノルタ株式会社 有機エレクトロルミネッセンス素子、その製造方法、並びにそれを具備した照明装置、表示装置及び印刷造形物

Also Published As

Publication number Publication date
JP4988107B2 (ja) 2012-08-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4048521B2 (ja) 発光素子
EP2924083B1 (en) Ink for functional layer formation, method for manufacturing light emitting element, light emitting device, and electronic apparatus
JP4161262B2 (ja) 有機電界発光素子、及びそれを用いた発光又は表示装置
JP3924648B2 (ja) 有機電界発光素子
JP4596340B2 (ja) 高分子色素を用いた色変換膜およびそれを用いた多色発光有機elデバイス
TWI478219B (zh) 有機電致發光顯示裝置及其製造方法
US20070273273A1 (en) White organic electroluminescent device and method of manufacturing the same
JPH11204258A (ja) 電界発光素子及びその製造方法
JP5151111B2 (ja) 有機エレクトロルミネッセンス素子
WO1995033014A1 (fr) Elements electroluminescents organiques
JPH0741759A (ja) 有機エレクトロルミネッセンス素子
JPH0878163A (ja) 有機エレクトロルミネッセンス素子およびその製法
JP2001052861A (ja) 有機ledディスプレイの有機層形成用塗液及び有機ledディスプレイの製造法
JP2010147115A (ja) 有機エレクトロルミネッセンス素子用材料およびそれを用いた有機エレクトロルミネッセンス素子
JP3965014B2 (ja) 青色発光化合物、これを用いた有機電子発光素子及びこれを発色材料として採用する表示素子
JP5312861B2 (ja) 有機el素子および有機elディスプレイ
JP4801907B2 (ja) 有機エレクトロルミネッセンス素子用透明電極、有機エレクトロルミネッセンス素子及びその製造方法
JP2009021343A (ja) 有機エレクトロルミネッセンス素子
JP2008112875A (ja) 有機エレクトロルミネッセンス素子及びその製造方法
JP4988107B2 (ja) 表示用組成物形成用塗布液、有機el素子、表示装置、及び表示装置の製造方法
WO2012090560A1 (ja) 有機エレクトロルミネッセンス素子およびその製造方法
JP2002124383A (ja) エレクトロルミネッセンス素子および色変換フィルター
KR20090059488A (ko) 백색 유기전계발광소자
WO1994003032A1 (en) Organic el device
JP4210872B2 (ja) 電界発光素子及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080718

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110125

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110125

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120110

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120312

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120403

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120426

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150511

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees