JP2003086339A - 誘導加熱調理器 - Google Patents
誘導加熱調理器Info
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Abstract
基板の冷却効率を向上し、かつ、組み立て性も向上して
コストを低減することを目的とする。 【解決手段】 本体1の上面に被加熱物を載置する絶縁
板2を設け、この絶縁板2の下方に加熱手段9、10
と、出力制御基板11と、これらを冷却する冷却ファン
12とを設け、本体1後部に上方へ向けて開口された吸
気口5と排気口6とを設けた誘導加熱調理器において、
前記本体1の内部に樹脂製の収納ケース13を設置し、
この収納ケース13の内部に出力制御基板11と冷却フ
ァン12を配置し、収納ケース13の上部に前記吸気口
5と対応するケース吸気口13aを備え、収納ケース1
3の上部に加熱手段9、10と対応する冷却口13b、
13cを備え、さらに、収納ケース13内にケース吸気
口13aから冷却口13b、13cに通じる風路13d
を形成した。
Description
関するものである。
が加熱コイルであり、これによって発生する磁束によ
り、絶縁板の上に置いた鉄製の鍋等の被加熱物に渦電流
を発生させ、被加熱物を加熱するものである。他の加熱
手段としてラジエントヒータ等を一部に使用しているも
のがある。この調理器は、ガスなどの燃焼系の調理器に
比べて被加熱物以外への放熱が少なく、熱効率も良好で
ある。
する絶縁板と、この絶縁版の下方に加熱手段や出力制御
基板等と、これらを冷却する冷却ファンを設けており、
排気の方向は本体後部より上方向へ向かう構成のものが
一般的である。
196153号公報や特開2001−176651号公
報に示すものがある。
例を、図5および図6を用いて説明する。図5は従来例
の誘導加熱調理器の破断平面図、図6は同じく側面断面
図である。
示せず)を載置する絶縁板2と、この絶縁板2の下方に
複数の加熱手段9、10及び二つの出力制御基板11
と、これらを冷却する冷却ファン12と、本体1後部右
側に上方に向けて開口された吸気口5と、本体1後部左
側に上方に向けて開口された排気口6と、本体1内部に
吸気口5から冷却ファン12に至る吸気ダクト18とを
設けている。
うに基板カバー14を設けて、基板保持台17と基板カ
バー14とで通風路を形成し、通風路の出口側には冷却
風の偏向板となる操作部後面壁19を備え、左の加熱手
段9の後端より前の位置に主な通気口となる第一の開口
15を、右側に従となる第二の開口16を設けている。
まれた外気は、吸気ダクト18を通って冷却ファン12
に至り、さらに、基板カバー14および基板保持台17
によって形成された通風路の中を出力制御基板11を冷
却しながら通り、操作部後面壁19によって流路を変
え、その大部分が基板カバー14の第一の開口15と第
二の開口16を通り、第一の開口15から出た冷却風は
左の加熱手段9を、第二の開口16から出た冷却風は右
の加熱手段10を冷却するように流れ、その後排気口6
から本体1の外部に排出される。
上記のように主な通風路を吸気ダクト18、基板カバー
14、基板保持台17、操作部後面壁19などの複数の
部品で構成している。このため、冷却風のロスがあり、
加熱手段9、10や出力制御基板11の冷却効率が充分
とは言えない。また、組み立てに手間が掛かるという課
題がある。
の誘導加熱調理器においては、加熱手段9、10や出力
制御基板11の冷却効率が不充分で、組み立て性に問題
がある。
り、冷却風のロスを抑えて、加熱手段や出力制御基板の
冷却効率を向上し、かつ、組み立て性も向上してコスト
を低減することを目的とするものである。
解決するために、本体の上面に被加熱物を載置する絶縁
板を設け、この絶縁板の下方に加熱手段と、出力制御基
板と、これらを冷却する冷却ファンとを設け、本体後部
に上方へ向けて開口された吸気口と排気口とを設けた誘
導加熱調理器において、前記本体の内部に樹脂製の収納
ケースを設置し、この収納ケースの内部に出力制御基板
と冷却ファンを配置し、収納ケースの上部に前記吸気口
と対応するケース吸気口を備え、収納ケースの上部に加
熱手段と対応する冷却口を備え、さらに、収納ケース内
にケース吸気口から冷却口に通じる風路を形成したもの
である。
を載置する絶縁板を設け、この絶縁板の下方に加熱手段
と、出力制御基板と、これらを冷却する冷却ファンとを
設け、本体後部に上方へ向けて開口された吸気口と排気
口とを設けた誘導加熱調理器において、前記本体の内部
に樹脂製の収納ケースを設置し、この収納ケースの内部
に出力制御基板と冷却ファンを配置し、収納ケースの上
部に前記吸気口と対応するケース吸気口を備え、収納ケ
ースの上部に加熱手段と対応する冷却口を備え、さら
に、収納ケース内にケース吸気口から冷却口に通じる風
路を形成したものである。
熱手段や出力制御基板の冷却効率を向上し、かつ、組み
立て性も向上してコストを低減することができる。
する。
の内部平面図、図3は本発明の側面断面図、図4は本発
明の収納ケースの外観図である。
ある。2は鉄製の鍋等の被加熱物(図示せず)を載置す
る絶縁板で、本体1の上面に水平に設けられている。
された被加熱物(図示せず)を加熱する部位である。
開口された開口部である。6は排気口で、本体1後部に
上方へ向けて開口された開口部である。本実施例では、
吸気口5は本体1後部の右側に、排気口6は左側に配し
ている。
加熱部で、中で魚等を焼くものである。8は本体1の前
面右部に設けられた操作部で、各加熱の設定、操作を行
うものである。
左右の加熱部3、4に対応して設けられ、加熱コイルの
場合には誘導加熱時に高周波電流が流れて被加熱物(図
示せず)を加熱する磁束を発生し、ラジエントヒータの
場合には輻射線を発生する。以下、加熱手段9、10は
加熱コイルとして説明する。
設けられ、左右の加熱手段ル9、10の出力を主に制御
する制御回路を含んだ回路基板である。12は冷却ファ
ンで、絶縁板2の下方に設けられ、加熱手段9、10及
び出力制御基板11を冷却するものである。
スで、本体1内部に設置され、この内部に出力制御基板
11と冷却ファン12を配置し、この上部に吸気口5と
対応するケース吸気口13aを備え、この上部に加熱手
段9、10と対応する冷却口13b、13cを備えてい
る。そしてさらに、収納ケース13内にケース吸気口1
3aから冷却口13b、13cに通じる風路13dを形
成している。
部で、本体1後部の吸気口5の内側に略嵌合するように
構成され、前記冷却ファン12によってケース13内部
に吸込まれる外気の吸気部分である。
らの送風が収納ケース13より吹出される開口部の一つ
で、対応する加熱手段9の側部に対向するように、収納
ケース13の上部略中央で切り起こし左方に向けて開口
され、ここから吹出された冷却風は左の加熱手段9に吹
き付けられる。
らの送風が収納ケース13より吹出される開口部の他の
一つで、対応する加熱手段10の側部に対向するよう
に、収納ケース13の上部前側で切り起こし後方に向け
て開口され、ここから吹出された冷却風は右の加熱手段
10に吹き付けられる。
る。
の加熱部3または4上に載置し、操作部8を操作し、設
定して調理を開始すると、出力制御基板11は加熱部3
または4下方の加熱手段9または10に制御信号を出力
する。この制御信号により、加熱手段9または10は内
部に高周波電流が流れて磁束を発生し、この磁束により
被加熱物(図示せず)に渦電流が流れ、被加熱物(図示
せず)自身が発熱して加熱される。
板11は冷却ファン12にも制御信号を出力し、この制
御信号により、冷却ファン12は駆動され、ケース吸気
口13aから外気を吸い込み、手前へ送風を行う。
13内部で冷却風の下流に配置された出力制御基板11
に吹き付けられて、これを冷却する。冷却風の一部は出
力制御基板11の一部を冷却し、収納ケース13の上部
略中央で左方に向けて開口された第一の冷却口13bを
通り、その方向が略水平左方に変わり、左の加熱手段9
の側部に吹き付けて冷却し、その後排気口6から本体1
の外部に排出される。
過し、収納ケース13の手前壁面に沿って上方に向い、
収納ケース13の上部前側で後方に向けて開口された冷
却口13cを通り、その方向が略水平後方に変わり、右
の加熱手段10の側部に吹き付けて冷却し、その後排気
口6から本体1の外部に排出される。
調理が終了すると、出力制御基板11は制御信号の出力
を停止し、加熱手段9または10、および冷却ファン1
2の運転を停止させる。
ス吸気口13aから排出部である冷却口13b、13c
に通じる風路13dが、一体構造の樹脂製の収納ケース
13で構成され、かつ、この収納ケース13内に出力制
御基板11および冷却ファン12が配置されているた
め、出力制御基板11の冷却は、冷却風のロスがなく、
冷却効率の高いものである。
を対応した加熱手段9、10の側部に対向して設けるこ
とにより、これらから吹出す冷却風の分散が抑えられ集
中的に各加熱手段9、10に吹き付けられるので、左右
の加熱手段9、10の冷却は非常に冷却効率の高いもの
である。
つとして説明したが、三つ以上の場合は、同様に収納ケ
ース13に設ける冷却口13b、13cの数、位置およ
び吹出す方向を各々加熱手段9、10の数および位置に
対応して適宜設ければよい。
を加熱コイルとして説明したが、これにラジエントヒー
タ、その他を組み合わせても対応できるものである。
理器によれば、本体の内部に樹脂製の収納ケースを設置
し、この収納ケースの内部に出力制御基板と冷却ファン
を配置し、収納ケースの上部に前記吸気口と対応するケ
ース吸気口を備え、収納ケースの上部に加熱手段と対応
する冷却口を備え、さらに、収納ケース内にケース吸気
口から冷却口に通じる風路を形成したので、冷却風のロ
スを抑えて、加熱手段や出力制御基板の冷却効率を向上
し、かつ、組み立て性も向上してコストを低減すること
ができるものである。
Claims (2)
- 【請求項1】 本体(1)の上面に被加熱物を載置する
絶縁板(2)を設け、この絶縁板(2)の下方に加熱手
段(10)と、出力制御基板(11)と、これらを冷却
する冷却ファン(12)とを設け、本体(1)後部に上
方へ向けて開口された吸気口(5)と排気口(6)とを
設けた誘導加熱調理器において、前記本体(1)の内部
に樹脂製の収納ケース(13)を設置し、この収納ケー
ス(13)の内部に出力制御基板(11)と冷却ファン
(12)を配置し、収納ケース(13)の上部に前記吸
気口(5)と対応するケース吸気口(13a)を備え、
収納ケース(13)の上部に加熱手段(10)と対応す
る冷却口(13c)を備え、さらに、収納ケース(1
3)内にケース吸気口(13a)から冷却口(13c)
に通じる風路(13d)を形成したことを特徴とする誘
導加熱調理器。 - 【請求項2】 加熱手段(9)、(10)を設け、収納
ケース(13)の上部に加熱手段(9)、(10)と対
応する冷却口(13b)、(13c)を備え、さらに、
収納ケース(13)内にケース吸気口(13a)から冷
却口(13b)、(13c)に通じる風路(13d)を
形成したことを特徴とする請求項1記載の誘導加熱調理
器。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2001279726A JP4020610B2 (ja) | 2001-09-14 | 2001-09-14 | 誘導加熱調理器 |
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- 2001-09-14 JP JP2001279726A patent/JP4020610B2/ja not_active Expired - Lifetime
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