JP2003085771A - 光ディスクならびに光ディスク再生装置および記録装置 - Google Patents

光ディスクならびに光ディスク再生装置および記録装置

Info

Publication number
JP2003085771A
JP2003085771A JP2001271915A JP2001271915A JP2003085771A JP 2003085771 A JP2003085771 A JP 2003085771A JP 2001271915 A JP2001271915 A JP 2001271915A JP 2001271915 A JP2001271915 A JP 2001271915A JP 2003085771 A JP2003085771 A JP 2003085771A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical disc
condition
determination
optical disk
physical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001271915A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4880140B2 (ja
Inventor
Atsushi Watanabe
淳志 渡辺
Satoshi Saikai
聡 西海
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nintendo Co Ltd
Original Assignee
Nintendo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nintendo Co Ltd filed Critical Nintendo Co Ltd
Priority to JP2001271915A priority Critical patent/JP4880140B2/ja
Priority to US09/986,646 priority patent/US6775227B2/en
Priority to CA2366223A priority patent/CA2366223C/en
Priority to AU10009/02A priority patent/AU785188B2/en
Priority to EP02003144A priority patent/EP1291866A3/en
Publication of JP2003085771A publication Critical patent/JP2003085771A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4880140B2 publication Critical patent/JP4880140B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/00086Circuits for prevention of unauthorised reproduction or copying, e.g. piracy
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B19/00Driving, starting, stopping record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor; Control thereof; Control of operating function ; Driving both disc and head
    • G11B19/02Control of operating function, e.g. switching from recording to reproducing
    • G11B19/12Control of operating function, e.g. switching from recording to reproducing by sensing distinguishing features of or on records, e.g. diameter end mark
    • G11B19/122Control of operating function, e.g. switching from recording to reproducing by sensing distinguishing features of or on records, e.g. diameter end mark involving the detection of an identification or authentication mark
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/00086Circuits for prevention of unauthorised reproduction or copying, e.g. piracy
    • G11B20/00166Circuits for prevention of unauthorised reproduction or copying, e.g. piracy involving measures which result in a restriction to authorised contents recorded on or reproduced from a record carrier, e.g. music or software
    • G11B20/00173Circuits for prevention of unauthorised reproduction or copying, e.g. piracy involving measures which result in a restriction to authorised contents recorded on or reproduced from a record carrier, e.g. music or software wherein the origin of the content is checked, e.g. determining whether the content has originally been retrieved from a legal disc copy or another trusted source
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B23/00Record carriers not specific to the method of recording or reproducing; Accessories, e.g. containers, specially adapted for co-operation with the recording or reproducing apparatus ; Intermediate mediums; Apparatus or processes specially adapted for their manufacture
    • G11B23/28Indicating or preventing prior or unauthorised use, e.g. cassettes with sealing or locking means, write-protect devices for discs
    • G11B23/281Indicating or preventing prior or unauthorised use, e.g. cassettes with sealing or locking means, write-protect devices for discs by changing the physical properties of the record carrier
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/007Arrangement of the information on the record carrier, e.g. form of tracks, actual track shape, e.g. wobbled, or cross-section, e.g. v-shaped; Sequential information structures, e.g. sectoring or header formats within a track

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Security & Cryptography (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)
  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Manufacturing Optical Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 生産性を向上し、セキュリティを回避された
場合の対処を容易に行うことのできる光ディスクを提供
する。 【解決手段】 光ディスクは、特徴形成領域11と、条
件記録領域12とを有している。特徴形成領域11は、
正規の光ディスクであるか否かを判定するために用いら
れる物理的特徴が施されている領域である。条件記録領
域12は、上記の物理的特徴に基づいて光ディスクが正
規に製造されたか否かを判定するための条件である判定
条件のデータが記録される領域である。光ディスク再生
装置は、特徴形成領域11に施された物理的特徴を検出
し、条件記録領域12に記録された判定条件を読み出
す。さらに、光ディスク再生装置は、読み出した判定条
件に基づいて、検出した物理的特徴が正規の光ディスク
に施されるものか否かを判定する。これにより、光ディ
スク再生装置は、光ディスクが不正にコピーされたもの
か否かを判定することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスクに関
し、より特定的には、不正にコピーされた光ディスクで
あるか否かを判定することのできる光ディスクに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来において、光ディスクの不正コピー
を防止する方法としては、光ディスクに予め特定の処理
を施す方法が一般的である。すなわち、この方法は、特
定の処理により光ディスクに形成された物理的特徴を用
いて、正規の光ディスクであるか否かを判定することに
より行われる。光ディスクが不正にコピーされる場合、
光ディスクに記録される通常のデータのみがコピーさ
れ、上記の特定の処理は行われない。従って、不正にコ
ピーされた光ディスクは、特定の処理により形成される
物理的特徴を有しない。光ディスクにアクセスする際、
光ディスクドライブは、物理的特徴を調べ、特定の処理
が正しく施されているか否かを判定することにより、正
規に製造された光ディスクであるか、不正にコピーされ
た光ディスクであるかを判定する。以上の方法により、
不正にコピーされた光ディスクの使用を防止することが
できる。
【0003】例えば、特開平7−282472号公報に
記載の発明では、特定のトラック間に、信号ピット列を
設け、そのピット列の内外周のトラックをピットの存在
しない無ピット領域としている。このような特徴を有す
る光ディスクにおいては、光ディスク中にランダムに読
み取られる部分が存在するか否かにより、正規に製造さ
れた光ディスクであるか否かを判定することができる。
【0004】また、特開平9−81938号公報に記載
の発明では、特定の位置に変位ピットを形成している。
このような特徴を有する光ディスクにおいては、変位ピ
ットの有無により、正規に製造された光ディスクである
か否かを判定することができる。
【0005】上記の2つの公報に記載される他、正規デ
ィスクの判定方法は、例えば、光ディスクに特定の処理
を施した物理的特徴の数、位置または大きさを用いる方
法や、物理的特徴にレーザ光を当てたときの反射率を用
いる方法等、様々なものが考えられる。ここで、正規に
製造された光ディスクであるか否かの判定は、物理的特
徴が一定の判定条件を満たすか否かにより行われる。例
えば、変位ピットの数を用いて判定を行う場合、一定の
個数以上の変位ピットが存在することが、正規の光ディ
スクであると判定される条件となる。また、反射率を用
いて判定を行う場合、反射率が一定の範囲に該当するこ
とが、正規の光ディスクであると判定される条件とな
る。
【0006】ここで、正規の光ディスクであるか否かの
判定条件は、物理的特徴が所定の精度以上で形成された
光ディスクを、正規の光ディスクと判定するように決定
される。これは、物理的特徴が全く形成されていない光
ディスクを、不正にコピーされた光ディスクと判定する
ことに加え、形成される物理的特徴の精度が低い光ディ
スクについても、不正にコピーされた光ディスクである
と判定するためである。なぜなら、形成される物理的特
徴の精度が低い光ディスクは、製造が容易であることか
ら、物理的特徴を模倣して不正に製造することも容易だ
からである。
【0007】また、判定条件において、形成される物理
的特徴の精度をどの程度まで許容するかにより、セキュ
リティのレベルが決定されることになる。具体的には、
判定条件を緩く設定する、すなわち、形成される物理的
特徴の精度が低い光ディスクを許容することにより、セ
キュリティレベルは低くなる。一方、判定条件を厳しく
設定する、すなわち、形成される物理的特徴の精度が高
い光ディスクのみを許容することにより、セキュリティ
レベルは高くなる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来において、正規に
製造された光ディスクであるか否かの判定条件は、光デ
ィスクの再生装置において予め設定されている。すなわ
ち、判定条件を変更する場合、光ディスクの再生装置の
設定を変更しなければない。しかし、すべてのユーザが
有する光ディスクの再生装置の設定を変更することは、
実際には不可能である。従って、従来において、正規に
製造された光ディスクであるか否かの判定条件は、固定
的なものであり、変更することができない。
【0009】ここで、実際の光ディスクの製造において
は、セキュリティレベルの変更が必要となる場合が考え
られる。例えば、セキュリティレベルを低くする場合を
考える。セキュリティレベルを低くすると、形成される
物理的特徴の精度が低い光ディスクであっても正規に製
造された光ディスクとして許容されることになる。セキ
ュリティレベルを低く設定することにより、歩留まりが
上がり、生産性を向上することができる。従って、例え
ば、生産コストを下げることや、短期間に大量に製造す
ることを目的とする場合のように、生産性を重視する場
合は、セキュリティレベルを低く設定する場合がある。
また、コンテンツの価値によっては、できるだけ不正コ
ピーを防止するため、セキュリティレベルを高く設定す
る場合がある。さらに、現在設定しているセキュリティ
レベルでは、不正コピーを防止することができなくなっ
た場合、不正コピーに対応するため、セキュリティレベ
ルを上げることが必要となる。以上のように、目的に応
じたセキュリティレベルに設定することができるよう
に、セキュリティレベルが変更できることが望ましい。
【0010】しかし、従来においては、判定条件を変更
することができないことから、セキュリティレベルを変
更することができなかった。従って、一度セキュリティ
レベルを設定すれば、後から変更することができず、目
的に応じたセキュリティレベルを設定することができな
かった。
【0011】それ故に、本発明の目的は、不正コピーに
対するセキュリティレベルを容易に変更することのでき
る光ディスクを提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段および発明の効果】第1の
発明は、光ディスク再生装置において、正規に製造され
た光ディスクか否かについての判定が行われる光ディス
クの発明である。特徴形成領域(実施例との対応関係を
示せば、参照番号11)には、光ディスク再生装置にお
いて正規に製造されたか否かを判定するために用いられ
る物理的特徴が形成されている。条件記録領域(実施例
との対応関係を示せば、参照番号12)には、物理的特
徴が所定の精度で形成されている場合、正規の光ディス
クであると判定する判定条件が記録されている。
【0013】上記第1の発明によれば、光ディスクに
は、正規に製造されたか否かを判定するための判定条件
が記録される。判定条件の変更は、光ディスクに記録す
る情報を変更すればよく、光ディスク再生装置の設定を
変更する必要がないので、容易に行うことができる。従
って、判定条件を変更することにより、不正コピーに対
するセキュリティレベルを容易に変更することができ
る。これにより、例えば、光ディスクの生産性を重視す
る場合には、セキュリティレベルを下げることにより光
ディスクの生産性を向上することができる。また、例え
ば、不正コピーを防止することを重視する場合にはセキ
ュリティレベルを上げることができる。以上のように、
目的に応じてセキュリティレベルを容易に変更すること
ができる。
【0014】第2の発明は、第1の発明に従属する発明
である。条件記録領域は、データを追記することが可能
な領域に含まれている。また、条件記録領域に記録され
ている判定条件は、特徴形成領域に形成されている物理
的特徴に基づいて決定される。
【0015】上記第2の発明によれば、判定条件は、判
定条件が記録される光ディスク自身に形成されている物
理的特徴に基づいて決定される。従って、判定条件を製
造される光ディスク1枚ごとに決定することが可能であ
る。これにより、個々の光ディスクに適切な判定条件を
記録することができる。
【0016】第3の発明は、第1の発明に従属する発明
である。特徴形成領域には、複数種類の物理的特徴が形
成されている。条件記録領域には、複数種類の物理的特
徴それぞれについて、判定条件が記録されている。
【0017】上記第3の発明によれば、複数の判定方法
で判定を行うことができるので、判定条件に加え、判定
方法を変更することができる。従って、複数の判定方法
の内、いくつかの方法についてセキュリティが破られた
場合、それ以外の方法に変更することができる。例え
ば、AおよびBの判定方法が用いられている場合を考え
る。Aの判定方法が不正コピーによりセキュリティが破
られた場合でも、判定方法をBの判定方法に変更するこ
とにより、不正コピーを防止することができる。このよ
うに、上記第3の発明によれば、セキュリティが破られ
た場合、判定方法を別の方法に変更することができるの
で、判定条件を変更する場合に比べ、セキュリティをよ
り安全なものとすることができる。
【0018】第4の発明は、光ディスクに記録されたデ
ータを再生する光ディスク再生装置の発明である。特徴
検出部(実施例との対応関係を示せば、参照番号S40
3)は、正規に製造されたか否かを判定するために用い
られる物理的特徴を光ディスクから検出する。条件読み
取り部(実施例との対応関係を示せば、参照番号S40
1)は、前記物理的特徴が所定の精度以上で形成されて
いる場合、正規に製造されたと判定する判定条件を光デ
ィスクから読み取る。判定部(実施例との対応関係を示
せば、参照番号S407)は、特徴検出部により検出さ
れる物理的特徴が、条件読み取り部により読み取られる
判定条件を満たすか否かにより、光ディスクが正規に製
造されたか否かを判定する。
【0019】上記第4の発明によれば、判定条件は、判
定される光ディスク自身において記録されており、光デ
ィスク再生装置において設定されていない。光ディスク
ごとに判定条件が設定されるので、光ディスク再生装置
は、判定条件を、光ディスクごとに変更することができ
る。従って、光ディスク再生装置は、判定条件を変更す
ることにより、不正コピーに対するセキュリティレベル
を容易に変更することができる。これにより、例えば、
光ディスクの生産性を重視する目的で製造された光ディ
スクに対してはセキュリティレベルを下げ、不正コピー
を防止することを重視する目的で製造された光ディスク
に対してはセキュリティレベルを上げるというように、
光ディスクに応じてセキュリティのレベルを容易に変更
することができる。
【0020】第5の発明は、第4の発明に従属する発明
である。再生部(実施例との対応関係を示せば、参照番
号S409)は、判定部により光ディスクが正規に製造
されたと判定された場合のみ、光ディスクに記録されて
いるコンテンツデータを再生する。
【0021】上記第5の発明によれば、正規に製造され
た光ディスクであることが確認された場合のみ、コンテ
ンツデータを再生する。これにより、不正コピーにより
製造された光ディスクの使用を禁止することができる。
【0022】第6の発明は、第5の発明に従属する発明
である。判定部は、判定条件が満たされたとき、特徴検
出部が判定に必要なすべての物理的特徴を検出する前で
あっても、光ディスクが正規に製造されたと判定する。
再生部は、判定部により光ディスクが正規に製造された
と判定された場合、特徴検出部が判定に必要なすべての
物理的特徴を検出する前であっても、コンテンツデータ
の再生を開始する。
【0023】上記第6の発明によれば、正規に製造され
た光ディスクであると判定された、すなわち、判定条件
が満たされた時点で、判定が終了し、コンテンツデータ
の再生が開始される。例えば、物理的特徴の形成された
領域を10回検出する必要がある判定方法において、7
回検出した時点で判定条件が満たされた場合、この時点
でコンテンツデータの再生が開始される。このように、
判定に要するコンテンツの実行までの待ち時間を短縮す
ることができるので、ユーザに与える不快感を減少する
ことができる。
【0024】第7の発明は、光ディスクにデータを記録
する光ディスク記録装置である。特徴形成部(実施例と
の対応関係を示せば、参照番号53)は、正規に製造さ
れたか否かを判定するために用いられる物理的特徴を光
ディスクに形成する。判定条件格納部(実施例との対応
関係を示せば、参照番号51)は、物理的特徴が所定の
精度以上で形成されている場合、正規に製造されたと判
定する判定条件を予め格納しておく。条件記録部(実施
例との対応関係を示せば、参照番号52)は、判定条件
格納部に格納されている情報を光ディスクに記録する。
【0025】上記第7の発明によれば、正規に製造され
た光ディスクか否かについての判定条件が記録された光
ディスクを製造することができる。このように製造され
た光ディスクは、判定条件が記録されていることによ
り、光ディスクごとに判定条件を容易に変更することが
できる。従って、判定条件を変更することにより、不正
コピーに対するセキュリティレベルを容易に変更するこ
とが可能な光ディスクを製造することができる。これに
より、例えば、光ディスクの生産性を重視する場合には
セキュリティレベルを下げ、不正コピーを防止すること
を重視する場合にはセキュリティレベルを上げるという
ように、目的に応じてセキュリティのレベルを容易に変
更することが可能な光ディスクを製造することができ
る。
【0026】第8の発明は、第7の発明に従属する発明
である。判定条件格納部に格納されている判定条件は、
特徴形成部により形成された光ディスクの物理的特徴に
基づいて決定される。条件記録部は、光ディスクの追記
可能な領域に、判定条件格納部に格納されている判定条
件を記録する。
【0027】上記第8の発明によれば、光ディスクに記
録される判定条件は、判定条件を記録する光ディスク自
身に形成されている物理的特徴に基づいて決定される。
従って、光ディスク記録装置は、光ディスクごとに判定
条件を設定する。これにより、光ディスク記録装置は、
個々の光ディスクに適切な判定条件を記録することがで
きる。
【0028】第9の発明は、第7の発明に従属する発明
である。判定条件格納部に格納されている判定条件は、
予め製造された検査用光ディスクに形成されている物理
的特徴に基づいて決定される。
【0029】上記第9の発明によれば、予め製造された
検査用の光ディスクを用いることにより判定条件が決定
される。従って、物理的特徴が実際に形成される精度に
基づいて、判定条件が決定されることになる。物理的特
徴が実際に形成される精度とは無関係に判定条件を設定
すると、判定条件を高く設定しすぎることにより、判定
条件を満たす光ディスクが製造される割合が著しく低下
する場合が考えられる。これに対して、上記第9の発明
によれば、製造装置の能力に応じて判定条件を決定する
ことができるので、判定条件が高すぎることにより、光
ディスクの生産性が著しく低下することを防止できる。
【0030】第10の発明は、再生すべき光ディスクが
正規に製造されたものか否かを判定する正規ディスク判
定方法である。光ディスクには、正規に製造された光デ
ィスクか否かを判定するために用いられる物理的特徴
と、物理的特徴が所定の精度以上で形成されている場
合、正規に製造されたと判定する判定条件とが記録され
ている。特徴検出ステップ(実施例との対応関係を示せ
ば、参照番号S403)においては、物理的特徴を光デ
ィスクから検出する。条件読み取りステップ(実施例と
の対応関係を示せば、参照番号S401)においては、
判定条件を光ディスクから読み取る。判定ステップ(実
施例との対応関係を示せば、参照番号S407)におい
ては、特徴検出ステップにより検出される物理的特徴
が、前記条件読み取りステップにより読み取られる判定
条件を満たすか否かにより、光ディスクが正規に製造さ
れたか否かを判定する。
【0031】上記第10の発明によれば、判定条件は、
判定される光ディスク自身において記録されており、光
ディスク再生装置において設定されていない。光ディス
クごとに判定条件が設定されるので、正規ディスクの判
定において、光ディスクごとに判定条件を変更すること
ができる。従って、判定条件を変更することにより、不
正コピーに対するセキュリティレベルを容易に変更する
ことができる。これにより、例えば、光ディスクの生産
性を重視する目的で製造された光ディスクに対してはセ
キュリティレベルを下げ、不正コピーを防止することを
重視する目的で製造された光ディスクに対してはセキュ
リティレベルを上げるというように、光ディスクに応じ
てセキュリティのレベルを容易に変更することができ
る。
【0032】第11の発明は、光ディスク再生装置にお
いて再生すべき光ディスクが正規に製造されたものか否
かについての判定を行うことが可能な光ディスクを製造
する光ディスク製造方法である。特徴形成ステップ(実
施例との対応関係を示せば、参照番号53)において
は、正規に製造されたか否かを判定するために用いられ
る物理的特徴を光ディスクに形成する。条件決定ステッ
プ(実施例との対応関係を示せば、参照番号51)にお
いては、物理的特徴が所定の精度以上で形成されている
場合、正規に製造されたと判定する判定条件を、物理的
特徴に基づいて決定する。条件記録ステップ(実施例と
の対応関係を示せば、参照番号52)においては、条件
決定ステップにより決定された判定条件を光ディスクに
記録する。
【0033】上記第11の発明によれば、正規に製造さ
れた光ディスクか否かについての判定条件が記録された
光ディスクを製造することができる。このように製造さ
れた光ディスクは、判定条件が記録されていることによ
り、光ディスクごとに判定条件を容易に変更することが
できる。従って、判定条件を変更することにより、不正
コピーに対するセキュリティレベルを容易に変更するこ
とが可能な光ディスクを製造することができる。これに
より、例えば、光ディスクの生産性を重視する場合には
セキュリティレベルを下げ、不正コピーを防止すること
を重視する場合にはセキュリティレベルを上げるという
ように、目的に応じてセキュリティのレベルを容易に変
更することが可能な光ディスクを製造することができ
る。
【0034】第12の発明は、第11の発明に従属する
発明である。条件決定ステップは、特徴形成ステップに
より形成された物理的特徴に基づいて判定条件を決定す
る。条件記録ステップは、条件決定ステップにより決定
された判定条件を、光ディスクの追記可能な領域に記録
する。
【0035】上記第12の発明によれば、光ディスクに
記録される判定条件は、判定条件を記録する光ディスク
自身に形成されている物理的特徴に基づいて決定され
る。従って、光ディスクごとに判定条件が設定されるの
で、個々の光ディスクに適切な判定条件を記録すること
ができる。
【0036】第13の発明は、第11の発明に従属する
発明である。条件決定ステップは、検査用光ディスクに
形成されている物理的特徴に基づいて、判定条件を決定
する。
【0037】上記第13の発明によれば、予め製造され
た検査用の光ディスクを用いることにより判定条件が決
定される。従って、物理的特徴が実際に形成される精度
に基づいて、判定条件が決定されることになる。物理的
特徴が実際に形成される精度とは無関係に判定条件を設
定すると、判定条件を高く設定しすぎることにより、判
定条件を満たす光ディスクが製造される割合が著しく低
下する場合が考えられる。これに対して、上記第9の発
明によれば、製造装置の能力に応じて判定条件を決定す
ることができるので、判定条件が高すぎることにより、
光ディスクの生産性が著しく低下することを防止でき
る。
【0038】
【発明の実施の形態】最初に、本実施形態に係る光ディ
スクについて説明する。図1は、本実施形態に係る光デ
ィスクの記録領域を説明する図である。図1において、
本実施形態に係る光ディスクは、特徴形成領域11と、
条件記録領域12と、データ記録領域13とを有してい
る。特徴形成領域11および条件記録領域12は、再生
動作時に必ず読みとられるので、データ記録領域13よ
りも、読み取りが開始される内周側に設けられることが
望ましい。データ記録領域13は、典型的には、光ディ
スクの管理のためのデータおよびコンテンツデータが記
録される。以下、特徴形成領域11および条件記録領域
12の詳細について説明する。
【0039】特徴形成領域11は、光ディスクの物理的
特徴が形成されている領域である。光ディスクの物理的
特徴とは、正規に製造された光ディスクか、不正にコピ
ーされた光ディスクかを判定するために用いられる、正
規の光ディスクのみが有する特徴である。本実施形態に
おいて、物理的特徴は、記録トラック間に形成されたピ
ット列およびその内外周の無ピット領域である。従っ
て、本実施形態においては、記録トラック間に形成され
たピット列およびその内外周の無ピット領域を用いて不
正コピーの判定を行う。なお、他の実施形態において
は、他の物理的特徴を用いて不正コピーの判定を行うも
のであってもよい。
【0040】図2は、図1に示す特徴形成領域11の一
例を示す図である。図2のように、特徴形成領域11に
は、トラック間ピット列21と、内周側ピット列22
と、外周側ピット列23とが形成される。トラック間ピ
ット列21は、記録トラックの間に形成される。内周側
ピット列22および外周側ピット列23は、記録トラッ
ク上に形成される。また、トラック間ピット列21の内
外周には、ピット列が形成されない。なお、図2に示す
構成は、2つの列の記録トラックの間にトラック間ピッ
ト列21が形成される構成である。ここで、特徴形成領
域11の構成は、3列以上の記録トラックのそれぞれの
間にピット列が形成される構成であってもよい。
【0041】上記のように形成された特徴形成領域11
において、トラック間ピット列21が読み取られる場
合、光スポット24の中心は、図2に示すように、トラ
ック間ピット列21上にくる。すなわち、光スポット2
4の中心は、内周側ピット列22と外周側ピット列23
との中心にくる。従って、トラック間ピット列21が読
み取られた後、光スポット24は、内周側ピット列22
または外周側ピット列23のどちらか一方の記録トラッ
ク上に移動する。光スポット24の移動は、光スポット
の位置の制御状態によりランダムに行われる。従って、
内周側ピット列22または外周側ピット列23のどちら
か一方のデータが、ランダムに読み取られることとな
る。ここで、内周側ピット列22および外周側ピット列
23は、互いに異なるデータが記録されている。以上よ
り、特徴形成領域11を複数回読み取った場合、ランダ
ムにデータが読み取られることとなる。
【0042】ここで、光ディスクがトラック間ピット列
21を有しない場合、複数回読み取りを行っても、毎回
同一のデータが読み取られたり、異なるデータが読み取
られる確率が低くなる。また、トラック間ピット列21
が形成されている場合であっても、高い精度で形成され
ていない場合、毎回同一のデータが読み取られる。例え
ば、記録トラック間の中心に形成されていない場合であ
る。具体的には、トラック間ピット列21が内周側の記
録トラックに近い方向にずれて形成されている場合、複
数回読み取りを行っても、外周側ピット列23はほとん
ど読み取られることはなく、内周側ピット列22のみが
読み取られることとなる。また、例えば、内周側ピット
列22と外周側ピット列23との始端部がそろっていな
い場合、毎回同一のデータが読み取られる。具体的に
は、内周側ピット列22が外周側ピット列23よりも先
に読み取られる場合、複数回読み取りを行っても、外周
側ピット列23はほとんど読み取られることはなく、内
周側ピット列22のみが読み取られることとなる。
【0043】また、特徴形成領域11には、トラック間
ピット列21と、内周側ピット列22と、外周側ピット
列23との組が、複数組設けられる。これにより、特徴
形成領域11全体を複数回読み取った場合に、読み取ら
れるデータが毎回異なるものになる確率が高くなる。ま
た、特徴形成領域11に設けられた上記の組の内いくつ
かについて、形成される精度が低いために毎回同一のデ
ータが読み取られる場合でも、特徴形成領域11全体を
読み取ったデータは、毎回同一のものとならない。ただ
し、特徴形成領域11に設けられた上記の組の内、形成
される精度が低い組が多い場合、特徴形成領域11を読
み取った場合にデータが毎回異なる確率は低くなる。
【0044】上記のように形成された特徴形成領域11
は、光ディスク再生装置において複数回読み取られる。
特徴形成領域11が複数回読み取られた場合、上記の物
理的特徴が形成されていれば、毎回異なるデータが読み
取られる。一方、上記の物理的特徴が形成されていない
場合、毎回同一のデータが読み取られる。また、上記の
物理的特徴が形成されていても精度が低い場合、毎回異
なるデータが読み取られる確率が低くなる。以上より、
正規に製造された光ディスクであるか否かは、特徴形成
領域11を複数回読み取り、毎回異なるデータが読み取
られる確率を算出することにより判定を行うことができ
る。具体的には、特徴形成領域11を複数回読み取り、
前回読み取ったデータと今回読み取ったデータとが異な
るものとなる確率が所定の確率以上であれば、正規に製
造されたと判定する。ここで、所定の確率は、判定条件
変数として条件記録領域12に記録されている。以下、
条件記録領域12の詳細について説明する。
【0045】図1に示す条件記録領域12は、判定条件
が記録されている領域である。判定条件は、光ディスク
再生装置において正規に製造されたか否かを判定するた
めに用いられる。本実施形態において、光ディスクに
は、判定条件として、判定条件変数が記録される。判定
条件変数とは、物理的特徴に基づいて光ディスクが正規
に製造されたか否かを判定するための条件となる数値で
ある。また、判定条件は、物理的特徴が所定の精度以上
で形成されている場合、正規に製造されたと判定される
ように設定される。ここで、光ディスクが正規に製造さ
れたか否かの判定条件は、特徴形成領域11を複数回読
み取り、前回読み取ったデータと今回読み取ったデータ
とが異なる確率が80%以上であることとする。従っ
て、条件記録領域12に記録される判定条件変数は、8
0%である。
【0046】なお、他の実施形態においては、不正コピ
ーの判定方法は、上記に限らず、正規の光ディスクのみ
が有する物理的特徴を用いて判定を行うものであればよ
い。例えば、物理的特徴として、変位ピットの個数、位
置または大きさを用いる方法であってもよいし、物理的
特徴にレーザ光を当てたときの反射率を用いる方法であ
ってもよい。
【0047】また、判定条件は、それによってセキュリ
ティのレベルが変化するような条件であればよい。すな
わち、判定条件は、物理的特徴が形成される精度に基づ
いて、光ディスクが正規に製造されたか否かを判定する
ものであればよい。判定条件には、例えば、変位ピット
の個数を用いる場合、正しく形成されるべき個数やその
割合が用いられる。この場合、例えば、正規に製造され
たと判定されるために必要な変位ピットの個数の下限値
を、判定条件変数とする。また、変位ピットの位置や大
きさ(長さ・厚さ・面積・体積を含む)を用いる場合、
その位置や大きさについての許容誤差や割合を、判定条
件に用いることができる。この場合、例えば、正規に製
造されたと判定されるために必要な変位ピットの長さの
上限値および下限値を、判定条件変数とする。さらに、
物理的特徴にレーザー光を当てたときの反射率を用いる
場合、物理的特徴の反射率についての許容誤差や割合
を、判定条件に用いることができる。この場合、例え
ば、正規に製造されたと判定されるために必要な反射率
の範囲の上限値および下限値を、判定条件変数とする。
【0048】なお、本実施形態においては、光ディスク
には判定条件として判定条件変数が記録された。ここ
で、光ディスクに記録される内容は、判定条件変数に限
らず、判定方法自体が記録されてもよい。例えば、上記
の判定方法を用いる場合、特徴形成領域11を所定の回
数読み取る必要があるが、所定の回数を光ディスクに記
録しておいてもよい。これにより、光ディスクごとに読
み取り回数を変更することができるので、判定に要する
時間を変更することができる。
【0049】さらに、本実施形態においては、1種類の
判定方法を用いて、不正コピーの判定を行ったが、他の
実施形態においては、不正コピーの判定方法を複数種類
用いる形態であってもよい。この場合、光ディスクの条
件記録領域12には、複数の判定方法それぞれについて
判定条件変数が記録される。なお、複数の判定方法は、
同時に用いる形態であってもよいし、いずれかの方法が
不正コピーにより回避されるようになった場合に、それ
以外の方法を用いるように変更する形態であってもよ
い。
【0050】次に、本実施形態に係る光ディスクの再生
装置について説明する。再生装置は、光ディスクが使用
されるごとに、再生装置にセットされた光ディスクが正
規に製造されたか否かを判定する。図3は、本実施形態
に係る光ディスクの再生装置の構成を示すブロック図で
ある。図3において、光ディスク再生装置は、スピンド
ルモータ301と、光ピックアップ302と、アナログ
波形整形部303と、デジタル復調部304と、判定処
理部305と、記憶部306と、制御部307と、フォ
ーカスサーボ部308と、トラッキングサーボ部309
と、回転サーボ部310とを備えている。以下に、本実
施形態に係る光ディスク再生装置の動作を説明する。
【0051】データが再生される光ディスク300は、
スピンドルモータ301により回転駆動される。光ピッ
クアップ302は、光ディスク300の信号面に半導体
レーザーを集光する。集光された光の信号面からの反射
光を、例えばフォトダイオードを用いて電気信号に変換
することにより、RF信号が生成される。生成されたR
F信号は、アナログ波形整形部303により波形整形さ
れる。波形整形されたRF信号は、デジタル復調部30
4によりデジタル信号に復調される。判定処理部305
は、復調されたデジタル信号を入力し、光ディスクが正
規に製造されたか否かの判定処理を行う。判定処理の詳
細な説明は、図4に示されている。なお、判定処理部3
05は、光ディスクの特徴形成領域11を読み取る場
合、読み取ったデータを記憶部306に記憶させるほ
か、判定を行う際に必要となるデータを記憶部306に
記憶させる。また、判定処理部305は、判定処理の結
果、光ディスク300が正規に製造されたものと判定さ
れた場合、図示しない再生部に、光ディスク300に記
録されているデータの再生を行わせる。また、制御部3
07は、判定処理部305の指示により、トラッキング
サーボ部309を用いて開始信号が記録された部分へ光
ピックアップ302を移動させる。以上の動作により、
判定処理部305は、特徴形成領域11に形成されてい
る物理的特徴を検出し、条件記録領域12に記録されて
いる判定条件変数を読み取ることができる。
【0052】図4は、図3に示す判定処理部305にお
ける判定処理の流れを示すフローチャートである。図4
に示す判定処理は、本実施形態に係る再生装置に光ディ
スク300がセットされることにより開始される。図3
に示す光ディスク300は、図1に示す特徴形成領域1
1、条件記録領域12およびデータ記録領域13を有す
る。まず、判定処理部305は、光ディスク300の条
件記録領域12に記録される判定条件変数を読み出す
(ステップS401)。次に、判定処理部305は、読
み出した判定条件変数から、下限値を算出する(ステッ
プS402)。下限値は、判定条件変数として記録され
ている確率に、読み取り回数を乗じた値である。すなわ
ち、下限値は、特徴形成領域11から前回読み出したデ
ータと、特徴形成領域11から次に読み出したデータと
が異なる回数について、光ディスク300が正規と判定
されるための下限を示す。
【0053】ステップS402の後、判定処理部305
は、特徴形成領域11のデータを読み出す(ステップS
403)。次に、判定処理部305は、ステップS40
3の処理において読み出したデータと、記憶部306に
記憶されている前回に読み出したデータとを比較する
(ステップS404)。ここで、最初にデータを読み出
した場合、すなわち、前回に読み出したデータが記憶部
306に記憶されていない場合、判定処理部305は、
比較を行わない。
【0054】ステップS404の後、判定処理部305
は、ステップS403の処理において読み出したデータ
と、記憶部306に記憶されている前回に読み出したデ
ータとが異なっているか否かについて判定する(ステッ
プS405)。判定の結果、ステップS403の処理に
おいて読み出したデータと、記憶部306に記憶されて
いる前回に読み出したデータとが異なる場合、判定処理
部305は、データが異なっていた回数をカウントする
(ステップS406)。ステップS406の処理におい
てカウントされた数は、記憶部306に記憶される。一
方、ステップS403の処理において読み出したデータ
と、記憶部306に記憶されている前回に読み出したデ
ータとが同一である場合、判定処理部305は、ステッ
プS406の処理を行わず、ステップS407の処理に
進む。
【0055】次に、判定処理部305は、ステップS4
06の処理においてカウントされた数が下限値に達した
か否かについて判定を行う(ステップS407)。ステ
ップS407の判定の結果、ステップS406の処理に
おいてカウントされた数が下限値に達した場合、判定処
理部305は、光ディスク300が正規に製造されたと
判定する(ステップS408)。さらに、判定処理部3
05は、データ記録領域13に記録されているコンテン
ツデータの再生を行い(ステップS409)、処理を終
了する。
【0056】一方、ステップS406の処理においてカ
ウントされた数が下限値に達していない場合、判定処理
部305は、特徴形成領域11の読み出し処理が所定回
数行われたか否かについて判定を行う(ステップS41
0)。所定回数は、再生装置において予め決められてい
る。ステップS410の判定の結果、特徴形成領域11
の読み出し処理が所定の回数行われていない場合、判定
処理部305は、ステップS403〜ステップS407
の処理を繰り返す。一方、判定の結果、特徴形成領域1
1の読み出し処理が所定の回数行われた場合、判定処理
部305は、光ディスク300が不正にコピーされたも
のと判定し(ステップS411)、再生を中止して処理
を終了する。以上の処理により、本実施形態に係る再生
装置は、光ディスク300が正規に製造されたか否かを
判定することができる。
【0057】次に、本実施形態に係る光ディスクの製造
方法について説明する。本実施形態に係る光ディスク記
録装置は、螺旋状の記録トラックに、判定条件変数を示
すデータ、光ディスクの管理データおよびコンテンツの
データを表すピット列を形成する。また、光ディスク記
録装置は、特徴形成領域11の記録トラック間に、不正
コピーの判定に用いる物理的特徴であるトラック間ピッ
ト列21を形成する。図5は、本実施形態に係る光ディ
スク記録装置の構成を示す図である。光ディスク記録装
置は、光ディスクの製造ラインにおいて用いられる。図
5において、光ディスク記録装置は、記憶部51と、デ
ータ記録部52と、特徴形成部53と、ミラー54と、
レンズ55と、スピンドルモータ56とを備えている。
以下、本実施形態に係る光ディスク記録装置の動作を説
明する。
【0058】記憶部51は、光ディスクに記録される判
定条件変数を予め記憶しておく。判定条件変数は、予め
決定されている。判定条件変数の決定方法は、図6およ
び図7に示されている。また、記憶部51は、光ディス
クに記録される光ディスクの管理データおよびコンテン
ツデータを記憶する。
【0059】データ記録部52は、記憶部51に記憶さ
れているデータを光ディスク原盤50に記録する。デー
タ記録部52は、信号源521と、記録イコライザ52
2と、記録用レーザー光源523と、ビーム変調器52
4とを備えている。信号源521は、記憶部51に記録
されているデータに従って信号を発生する。信号源52
1から発生された信号は、記録イコライザ522によっ
てパルス幅を変化させて、ビーム変調器524に入力さ
れる。記録イコライザ522から入力された信号によ
り、ビーム変調器524は、記録用レーザー光源523
から出射されたレーザービームを強度変調する。強度変
調されたレーザービームは、ミラー54により偏向され
る。ミラー54により偏向されたレーザービームは、レ
ンズ55を通って光ディスク原盤50に絞り込まれ、光
ディスク原盤50上のフォトレジストに露光する。フォ
トレジストが塗布された光ディスク原盤50は、スピン
ドルモータ56で回転駆動されるので、レーザービーム
の絞り込まれた点が一軸移動される。以上の動作によ
り、本実施形態に係る光ディスク記録装置は、光ディス
ク原盤50に螺旋状のピット列を記録することができ
る。すなわち、以上の動作により、本実施形態に係る光
ディスク記録装置は、光ディスク原盤50記録トラック
に判定条件変数を表すデータおよびコンテンツデータを
記録することができる。
【0060】特徴形成部53は、光ディスク原盤50
に、不正コピーの判定に用いる物理的特徴を形成する。
すなわち、特徴形成部53は、トラック間ピット列21
を形成するために構成される。ここで、特徴形成領域1
1における記録トラック上のピット列は、データ記録部
52により記録される。本実施形態において、特徴形成
部53は、制御部531と、ビーム偏向器532とを備
えている。制御部531は、ビーム偏向器532にレー
ザービームの向きを変える信号を送る。ビーム偏向器5
32は、制御部531からの信号に従い、ビーム変調器
524により変調されたレーザービームを偏向する。以
上の動作により、本実施形態に係る光ディスク記録装置
は、不正コピーの判定に用いる物理的特徴、すなわち、
記録トラック間に変位ピット列を形成することができ
る。
【0061】次に、判定条件変数の決定方法について説
明する。判定条件変数の決定は、特徴形成領域11が形
成されたチェック用の光ディスクを用いて行う。すなわ
ち、判定条件変数は、チェック用の光ディスクに形成さ
れた物理的特徴に基づいて決定される。チェック用の光
ディスクに形成された物理的特徴は、光ディスクの製造
ラインにおいて用いられる判定条件変数決定用の光ディ
スク読み取り装置により検出される。図6は、本実施形
態に係る判定条件変数決定用の光ディスク読み取り装置
の構成を示す図である。判定条件変数決定用の光ディス
ク読み取り装置は、光ディスクの生産ラインにおいて用
いられる。図6において、判定条件変数決定用の光ディ
スク読み取り装置は、スピンドルモータ301と、光ピ
ックアップ302と、アナログ波形整形部303と、デ
ジタル復調部304と、変数決定部605と、記憶部3
06と、制御部307と、フォーカスサーボ部308
と、トラッキングサーボ部309と、回転サーボ部31
0とを備えている。また、光ディスク読み取り装置に
は、検査用光ディスク600がセットされている。な
お、図6に示す検査用光ディスク600は、図1に示す
特徴形成領域11を有する。図6のように、本実施形態
に係る光ディスク読み取り装置は、変数決定部605を
除き、図3に示す再生装置と同じ構成により実現でき
る。従って、図6において、図3と同じ構成要素には同
一の参照符号を付し、説明を省略する。変数決定部60
5は、デジタル復調部304により復調されたデジタル
信号を入力し、判定条件変数の決定処理を行う。
【0062】次に、図6に示す変数決定部605におい
て行われる判定条件変数の決定処理について説明する。
図7は、図6に示す変数決定部605における判定条件
変数の決定処理の流れを示すフローチャートである。ま
ず、変数決定部605は、読み取り装置に検査用光ディ
スク600が新たにセットされたことを検知する(ステ
ップS701)。これにより、新たにセットされた検査
用光ディスク600について、物理的特徴の読み出しが
開始される。次に、変数決定部605は、セットされた
検査用光ディスク600の特徴形成領域11のデータを
読み出す(ステップS702)。さらに、変数決定部6
05は、ステップS702の処理において読み出したデ
ータと、記憶部306に記憶されている前回に読み出し
たデータとを比較する(ステップS703)。ステップ
S703において、最初にデータを読み出した場合、す
なわち、前回に読み出したデータが記憶部306に記憶
されていない場合、変数決定部605は、比較を行わな
い。
【0063】ステップS703の後、変数決定部605
は、ステップS702の処理において読み出したデータ
と、記憶部306に記憶されている前回に読み出したデ
ータとが異なっているか否かについて判定する(ステッ
プS704)。ステップS704の判定の結果、ステッ
プS702の処理において読み出したデータと、記憶部
306に記憶されている前回に読み出したデータとが異
なる場合、変数決定部605は、データが異なっていた
回数をカウントする(ステップS705)。ステップS
705の処理においてカウントされた数は、記憶部30
6に記憶される。一方、ステップS702の処理におい
て読み出したデータと、記憶部306に記憶されている
前回に読み出したデータとが同一である場合、変数決定
部605は、ステップS705の処理を行わず、ステッ
プS706の処理に進む。
【0064】次に、変数決定部605は、特徴形成領域
11の読み出し処理が所定回数行われたか否かについて
判定を行う(ステップS706)。所定回数は、予め決
められており、図3に示す光ディスク再生装置において
行われる読み出しの回数と同じ回数であることが望まし
い。ステップS706における判定の結果、特徴形成領
域11の読み出し処理が所定回数行われていない場合、
変数決定部605は、ステップS702〜ステップS7
05の処理を繰り返す。一方、特徴形成領域11の読み
出し処理が所定回数行われた場合、変数決定部605
は、前回と異なるデータが読み出される確率を算出する
(ステップS707)。前回と異なるデータが読み出さ
れる確率は、特徴形成領域11を所定回数読み出した場
合に、ステップS702により読み込んだデータと、記
憶部306に記憶されているデータとが同一となる確率
である。
【0065】ステップS707の後、変数決定部605
は、所定枚数の検査用の光ディスクについて、上記の確
率を算出したか否かについて判定を行う(ステップS7
08)。所定枚数は、予め製造ラインにおいて設定され
ており、検査用の光ディスクの枚数と同じである。ステ
ップS708の判定の結果、所定枚数の検査用の光ディ
スクについて確率を算出していない場合、変数決定部6
05は、ステップS707において算出した確率を記憶
部306に記憶させ(ステップS709)、ステップS
701の処理を行う。一方、所定枚数の検査用の光ディ
スクについて確率を算出した場合、変数決定部605
は、ステップS707により算出された確率に基づい
て、判定条件変数を決定し(ステップS710)、処理
を終了する。ステップS710において決定された判定
条件変数は、記憶部306に記憶される。ここで、本実
施形態において、判定条件変数は、以下のように決定さ
れる。
【0066】変数決定部605は、記憶部306に記憶
されている検査用の各光ディスクについての確率から、
確率の平均値を算出する。次に、変数決定部605は、
算出した平均値に基づいて、判定条件変数を決定する。
ここで、本実施例においては、判定条件変数は、平均値
よりもやや小さい値に決定する。例えば、確率の平均値
が85%であった場合、判定条件変数は、80%とす
る。なお、判定条件の決定の仕方は、上記に限るもので
はない。例えば、歩留まりを上げ、生産性を向上させた
い場合は、判定条件変数を70%とし、判定条件を低く
設定してもよい。また、例えば、コンテンツが人気ゲー
ムである場合のように、不正コピーを確実に防止したい
場合、判定条件変数を95%とし、判定条件を高く設定
してもよい。また、例えば、不正コピーによる光ディス
クにおいて物理的特徴が形成されている精度に基づいて
決定する方法であってもよい。具体的には、80%程度
の条件を満たす光ディスクが不正コピーにより製造され
るようになった場合、判定条件は90%に決定する、と
いう方法が考えられる。
【0067】なお、判定条件変数は、製造ラインが異な
る光ディスクごとに異なるものとしてもよいし、コンテ
ンツが異なる光ディスクごとに異なるものとしてもよ
い。製造ラインごとに異なるものとする場合、検査用の
光ディスクは、同一の製造ラインにより製造された光デ
ィスクを用いる。
【0068】さらに、判定条件変数は、光ディスク1枚
ごとに異なるものであってもよい。この場合、光ディス
クには、まず、特徴形成領域11およびデータ記録領域
13のデータが記録され、判定条件変数が記録されない
で製造される。次に、特徴形成領域11に形成された物
理的特徴が検出され、検出された物理的特徴に基づいて
判定条件変数が決定される。このように決定された判定
条件変数は、光ディスク生産後に個別に情報を追加して
記憶できる領域に記録される。
【0069】なお、本実施形態に係る光ディスクにおい
て、判定条件変数は、暗号化されて記録されていてもよ
い。すなわち、判定条件変数は、光ディスク記録装置に
より記録される際に暗号化して記録され、再生装置によ
り解読されるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る光ディスクの記録領域を説明
する図である。
【図2】図1に示す特徴形成領域11の一例を示す図で
ある。
【図3】本実施形態に係る光ディスクの再生装置の構成
を示すブロック図である。
【図4】図3に示す判定処理部305における判定処理
の流れを示すフローチャートである。
【図5】本実施形態に係る光ディスクの製造ラインにお
いて用いられる光ディスク記録装置の構成を示す図であ
る。
【図6】本実施形態に係る光ディスクの製造ラインにお
いて用いられる判定条件決定用の光ディスク読み取り装
置の構成を示す図である。
【図7】図6に示す変数決定部505における判定条件
変数の決定処理の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
11…特徴形成領域 12…条件記録領域 13…データ記録領域 21…トラック間ピット列 22…内周側ピット列 23…外周側ピット列 24…光スポット 300…光ディスク 301,56…スピンドルモータ 50…光ディスク原盤 51…記憶部 52…データ記録部 53…特徴形成部 54…ミラー 55…レンズ 302…光ピックアップ 303…アナログ波形整形部 304…デジタル復調部 305…判定処理部 306…記憶部 307…制御部 308…フォーカスサーボ部 309…トラッキングサーボ部 310…回転サーボ部 521…信号源 522…記録イコライザ 523…記録用レーザー光源 524…ビーム変調器 531…制御部 532…ビーム偏向器 600…検査用光ディスク 605…変数決定部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 7/26 G11B 7/26 20/10 20/10 H Fターム(参考) 5D029 PA03 5D044 BC02 CC04 DE45 DE50 FG18 GK12 5D090 AA01 CC01 CC04 CC14 CC18 DD01 DD05 FF09 FF49 GG32 HH01 5D121 AA20 JJ10

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ディスク再生装置において、正規に製
    造された光ディスクか否かについての判定が行われる光
    ディスクであって、 前記光ディスク再生装置において正規に製造されたか否
    かを判定するために用いられる物理的特徴が形成されて
    いる特徴形成領域と、 前記物理的特徴が所定の精度以上で形成されている場
    合、正規に製造されたと判定する判定条件が記録されて
    いる条件記録領域とを備える、光ディスク。
  2. 【請求項2】 前記条件記録領域は、データを追記する
    ことが可能な領域に含まれており、 前記条件記録領域に記録されている判定条件は、前記特
    徴形成領域に形成されている前記物理的特徴に基づいて
    決定されることを特徴とする、請求項1に記載の光ディ
    スク。
  3. 【請求項3】 前記特徴形成領域には、複数種類の前記
    物理的特徴が形成されており、 前記条件記録領域には、前記複数種類の物理的特徴それ
    ぞれについて、前記判定条件が記録されていることを特
    徴とする、請求項1に記載の光ディスク。
  4. 【請求項4】 光ディスクに記録されたデータを再生す
    る光ディスク再生装置であって、 正規に製造されたか否かを判定するために用いられる物
    理的特徴を光ディスクから検出する特徴検出部と、 前記物理的特徴が所定の精度以上で形成されている場
    合、正規に製造されたと判定する判定条件を光ディスク
    から読み取る条件読み取り部と、 前記特徴検出部により検出される物理的特徴が、前記条
    件読み取り部により読み取られる判定条件を満たすか否
    かにより、光ディスクが正規に製造されたか否かを判定
    する判定部とを備える、光ディスク再生装置。
  5. 【請求項5】 前記判定部により光ディスクが正規に製
    造されたと判定された場合のみ、光ディスクに記録され
    ているコンテンツデータを再生する再生部をさらに備え
    る、請求項4に記載の光ディスク再生装置。
  6. 【請求項6】 前記判定部は、前記判定条件が満たされ
    たとき、前記特徴検出部が判定に必要なすべての前記物
    理的特徴を検出する前であっても、光ディスクが正規に
    製造されたと判定し、 前記再生部は、前記判定部により光ディスクが正規に製
    造されたと判定された場合、前記特徴検出部が判定に必
    要なすべての前記物理的特徴を検出する前であっても、
    前記コンテンツデータの再生を開始することを特徴とす
    る、請求項5に記載の光ディスク再生装置。
  7. 【請求項7】 光ディスクにデータを記録する光ディス
    ク記録装置であって、 正規に製造されたか否かを判定するために用いられる物
    理的特徴を光ディスクに形成する特徴形成部と、 前記物理的特徴が所定の精度以上で形成されている場
    合、正規に製造されたと判定する判定条件を予め格納し
    ておく判定条件格納部と、 前記判定条件格納部に格納されている判定条件を光ディ
    スクに記録する条件記録部とを備える、光ディスク記録
    装置。
  8. 【請求項8】 前記判定条件格納部に格納されている判
    定条件は、前記特徴形成部により形成された光ディスク
    の物理的特徴に基づいて決定され、 前記条件記録部は、光ディスクの追記可能な領域に、前
    記判定条件格納部に格納されている判定条件を記録する
    ことを特徴とする、請求項7に記載の光ディスク記録装
    置。
  9. 【請求項9】 前記判定条件格納部に格納されている判
    定条件は、予め製造された検査用光ディスクに形成され
    ている前記物理的特徴に基づいて決定されることを特徴
    とする、請求項7に記載の光ディスク記録装置。
  10. 【請求項10】 再生すべき光ディスクが正規に製造さ
    れたものか否かを判定する正規ディスク判定方法であっ
    て、 前記光ディスクには、正規に製造された光ディスクか否
    かを判定するために用いられる物理的特徴と、当該物理
    的特徴が所定の精度以上で形成されている場合、正規に
    製造されたと判定する判定条件とが記録されており、 前記物理的特徴を前記光ディスクから検出する特徴検出
    ステップと、 前記判定条件を前記光ディスクから読み取る条件読み取
    りステップと、 前記特徴検出ステップにより検出される物理的特徴が、
    前記条件読み取りステップにより読み取られる判定条件
    を満たすか否かにより、前記光ディスクが正規に製造さ
    れたか否かを判定する判定ステップとを備える、正規デ
    ィスク判定方法。
  11. 【請求項11】 光ディスク再生装置において再生すべ
    き光ディスクが正規に製造されたものか否かについての
    判定を行うことが可能な光ディスクを製造する光ディス
    ク製造方法であって、 正規に製造されたか否かを判定するために用いられる物
    理的特徴を光ディスクに形成する特徴形成ステップと、 前記物理的特徴が所定の精度以上で形成されている場
    合、正規に製造されたと判定する判定条件を、当該物理
    的特徴に基づいて決定する条件決定ステップと、前記条
    件決定ステップにより決定された判定条件を光ディスク
    に記録する条件記録ステップとを備える、光ディスク製
    造方法。
  12. 【請求項12】 前記条件決定ステップは、前記特徴形
    成ステップにより形成された物理的特徴に基づいて判定
    条件を決定し、 前記条件記録ステップは、前記条件決定ステップにより
    決定された判定条件を、光ディスクの追記可能な領域に
    記録することを特徴とする、請求項11に記載の光ディ
    スク製造方法。
  13. 【請求項13】 前記条件決定ステップは、予め製造さ
    れた検査用光ディスクに形成されている前記物理的特徴
    に基づいて、前記判定条件を決定することを特徴とす
    る、請求項11に記載の光ディスク製造方法。
JP2001271915A 2001-09-07 2001-09-07 光ディスクならびに光ディスク再生装置および記録装置 Expired - Fee Related JP4880140B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001271915A JP4880140B2 (ja) 2001-09-07 2001-09-07 光ディスクならびに光ディスク再生装置および記録装置
US09/986,646 US6775227B2 (en) 2001-09-07 2001-11-09 Optical disk authenticity checking based on precision of a physical feature
CA2366223A CA2366223C (en) 2001-09-07 2001-12-28 Optical disk and optical disk reproduction apparatus and recording apparatus
AU10009/02A AU785188B2 (en) 2001-09-07 2002-01-02 Optical disk and optical disk reproduction apparatus and recording apparatus
EP02003144A EP1291866A3 (en) 2001-09-07 2002-02-14 Optical disk and optical disk reproduction apparatus and recording apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001271915A JP4880140B2 (ja) 2001-09-07 2001-09-07 光ディスクならびに光ディスク再生装置および記録装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003085771A true JP2003085771A (ja) 2003-03-20
JP4880140B2 JP4880140B2 (ja) 2012-02-22

Family

ID=19097360

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001271915A Expired - Fee Related JP4880140B2 (ja) 2001-09-07 2001-09-07 光ディスクならびに光ディスク再生装置および記録装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US6775227B2 (ja)
EP (1) EP1291866A3 (ja)
JP (1) JP4880140B2 (ja)
AU (1) AU785188B2 (ja)
CA (1) CA2366223C (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7924672B2 (en) 2005-02-07 2011-04-12 Sony Corporation Optical-disk recording medium, playing apparatus and method for same, and recording apparatus and method for same

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1192379C (zh) * 1998-10-05 2005-03-09 皇家菲利浦电子有限公司 用于记录信息拷贝保护的系统
US7376073B2 (en) * 2000-12-14 2008-05-20 Ecd Systems, Inc. Optical storage medium having distortion regions, and a method of modifying an optical storage medium to include distortion regions
EP1251505A3 (en) * 2001-04-17 2010-05-19 Panasonic Corporation Device and program for checking optical disks
US6966837B1 (en) 2001-05-10 2005-11-22 Best Robert M Linked portable and video game systems
US7562396B2 (en) * 2001-08-21 2009-07-14 Ecd Systems, Inc. Systems and methods for media authentication
US7716485B2 (en) 2002-02-01 2010-05-11 Sca Ipla Holdings Inc. Systems and methods for media authentication
US7350081B1 (en) 2002-04-29 2008-03-25 Best Robert M Secure execution of downloaded software
WO2005076261A1 (ja) * 2004-02-09 2005-08-18 Pioneer Corporation 情報記録媒体、情報再生装置及び方法
WO2006069168A2 (en) * 2004-12-20 2006-06-29 Doug Carson & Associates, Inc. Radial separation distance determination for a data storage medium

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1996016401A1 (fr) * 1994-11-17 1996-05-30 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Appareil generateur de marquage, procede de formation d'un marquage au laser sur disque optique, appareil de reproduction, disque optique et procede de production de disque optique
JPH08212681A (ja) * 1995-02-03 1996-08-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd 記録再生装置
JPH1173685A (ja) * 1997-08-29 1999-03-16 Sony Corp 光記録媒体及びその製造方法

Family Cites Families (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4734796A (en) 1983-04-14 1988-03-29 Amiram Grynberg Technique for preventing unauthorized copying of information recorded on a recording medium and a protected recording medium
DE69230168T2 (de) 1991-12-02 2000-04-20 Koninklijke Philips Electronics N.V. Geschlossenes Informationssystem mit Kopierschutz
US5418852A (en) * 1992-03-18 1995-05-23 Fujitsu Limited Unauthorized use prevention method for optical disks, optical disk having unauthorized use prevention function, and optical disk apparatus
EP0637016B1 (en) 1993-07-27 2001-03-07 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Recording and reproducing apparatus
TW241360B (ja) * 1993-07-29 1995-02-21 Nippon Pickter Kk
EP0643391B1 (en) 1993-09-07 2000-02-02 Hitachi, Ltd. Information recording media, optical disc and playback system
USRE40330E1 (en) 1993-12-28 2008-05-20 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Optical recording medium, reproducing system, method of reproducing optical disk, method of fabricating optical disk original record, and method of stopping illegal program operation
JP3197742B2 (ja) 1994-04-12 2001-08-13 松下電器産業株式会社 光ディスクおよび再生装置
US5703859A (en) * 1995-09-01 1997-12-30 Sony Corporation Digital video copy protection system
JPH0981938A (ja) 1995-09-14 1997-03-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd 不正複写防止機能付き光ディスクおよび光ディスク装置
JP2969256B2 (ja) 1995-09-22 1999-11-02 富士通株式会社 光記録媒体及びその再生方法
EP1251502B1 (en) 1995-10-09 2004-07-28 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. An optical disk with an optical barcode
JPH10233019A (ja) 1996-01-22 1998-09-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd 光ディスク、光ディスク製造装置、光ディスク再生装置
SE514352C2 (sv) * 1996-07-05 2001-02-12 Ifunga Test Equipment Bv Sätt att förse en optisk databärare med identitetsinformation
EP1589532A3 (en) * 1996-12-19 2008-06-25 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Optical disk and method for recording and reproducing write-once information on and from optical disk
AT1939U1 (de) 1997-01-17 1998-01-26 Sony Dadc Austria Ag Compact disk
JPH113568A (ja) 1997-06-12 1999-01-06 Victor Co Of Japan Ltd ディスク,その識別方法・装置,その再生装置
ES2155230T3 (es) 1997-08-28 2001-05-01 Sony Dadc Austria Ag Sistema para gestionar el copiado de un disco optico.
DE69830834T2 (de) * 1998-01-20 2006-01-26 Fujitsu Ltd., Kawasaki Datenspeicheranordnung und Steuerverfahren dafür
AU4839899A (en) * 1998-06-29 2000-01-17 Recording Industry Association Of America Security marking system and method for minimizing pirating of data on data media
CN1112695C (zh) 1998-09-21 2003-06-25 日本胜利株式会社 信息记录方法与装置、重放装置及信息保护方法
US6282608B1 (en) * 1998-11-16 2001-08-28 Chrysler Corporation Compact disc player with security system for selectively preventing ejection of a compact disc and related method
SG96668A1 (en) 1999-05-21 2003-06-16 Matsushita Electric Ind Co Ltd Optical disk, and recording/reproducing apparatus and recording method for optical disk
EP1093121A1 (en) * 1999-10-13 2001-04-18 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Information recording medium, and method and apparatus for recording and reproducing information using the same
US6389542B1 (en) * 1999-10-27 2002-05-14 Terence T. Flyntz Multi-level secure computer with token-based access control
CN100468546C (zh) 2000-04-07 2009-03-11 索尼达德克奥地利股份公司 光盘拷贝防止系统
US6477124B2 (en) * 2000-11-15 2002-11-05 Doug Carson & Associates, Inc. Varying the rate at which data appear on an optical disc rotated at a constant linear velocity to prevent unauthorized duplication of the disc

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1996016401A1 (fr) * 1994-11-17 1996-05-30 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Appareil generateur de marquage, procede de formation d'un marquage au laser sur disque optique, appareil de reproduction, disque optique et procede de production de disque optique
JPH08212681A (ja) * 1995-02-03 1996-08-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd 記録再生装置
JPH1173685A (ja) * 1997-08-29 1999-03-16 Sony Corp 光記録媒体及びその製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7924672B2 (en) 2005-02-07 2011-04-12 Sony Corporation Optical-disk recording medium, playing apparatus and method for same, and recording apparatus and method for same

Also Published As

Publication number Publication date
EP1291866A2 (en) 2003-03-12
EP1291866A3 (en) 2004-01-02
JP4880140B2 (ja) 2012-02-22
US20030048718A1 (en) 2003-03-13
CA2366223C (en) 2012-03-13
AU785188B2 (en) 2006-10-26
AU1000902A (en) 2003-03-13
US6775227B2 (en) 2004-08-10
CA2366223A1 (en) 2003-03-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1187111B1 (en) Method of discriminating disk type and reproducing apparatus thereof
US6310854B1 (en) Optical disk having areas of different recording densities or functions
US7099245B2 (en) Optical disk, and method and apparatus for reproducing information recorded in optical disk
JP4880140B2 (ja) 光ディスクならびに光ディスク再生装置および記録装置
JP2008536253A (ja) 書込ストラテジを設定する記録システム
KR100958582B1 (ko) 기록가능한 디스크의 판별 방법 및 그 장치
JP4342930B2 (ja) 光ディスク装置及びその制御方法及び記録媒体
KR20020006427A (ko) 기록장치, 기록매체, 재생장치, 기록매체의 판별방법
JP4184210B2 (ja) 記録媒体の正当性判断方法とプログラムとコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2001250324A (ja) 記録装置、記録方法
JP4312361B2 (ja) 光ディスク、光ディスク再生方法及び光ディスク再生装置
JPH10105976A (ja) 光ディスク再生装置
WO2008050450A1 (fr) Support d'enregistrement d'informations et procédé de fabrication de support d'enregistrement d'informations
JP2002056608A (ja) 記録装置、再生装置、ディスク状記録媒体
JP2636822B2 (ja) 光学式記録媒体用基板
JP2006512701A (ja) マーク間の追加データチャンネル
WO2009012405A1 (en) Data storage medium authentication using speed-sensitive artifacts
JP2008234831A (ja) 書き替え型記録媒体
JP2006277929A (ja) 光ディスク装置
JP2002117613A (ja) 光ディスク、光ディスク判別方法及び光ディスク装置
JP2004310911A (ja) 情報記録再生装置
JP2005166152A (ja) ディスク装置
JPWO2005076261A1 (ja) 情報記録媒体、情報再生装置及び方法
JP2002304740A (ja) 記録担体及びその製造方法、並びに、当該記録担体の駆動方法及び装置
JP2002304804A (ja) 記録担体の駆動方法及び装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080822

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100329

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100405

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100726

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101022

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20101104

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20101228

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20110902

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111201

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4880140

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141209

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees