JP2003085523A - カードタイプ無線通信端末装置 - Google Patents

カードタイプ無線通信端末装置

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JP2003085523A
JP2003085523A JP2001278604A JP2001278604A JP2003085523A JP 2003085523 A JP2003085523 A JP 2003085523A JP 2001278604 A JP2001278604 A JP 2001278604A JP 2001278604 A JP2001278604 A JP 2001278604A JP 2003085523 A JP2003085523 A JP 2003085523A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 板状アンテナを小型化、低背化することがで
きるカードタイプ無線通信端末装置を提供する。 【解決手段】 フレーム1は樹脂材料によって枠状に形
成し、その内部には回路基板7を収容する。また、回路
基板7の前側にはコネクタ10を取付け、後側には板状
アンテナ11を取付ける。そして、コネクタ10はフレ
ーム1のコネクタ取付部3に取付けると共に、板状アン
テナ11はフレーム1のアンテナ収容部4に収容する。
また、フレーム1には、その後端側から回路基板7に向
けて突出したブロック12を一体に形成し、このブロッ
ク12を放射電極11Aと回路基板7との間に挿入す
る。これにより、板状アンテナ11の容量を大きくし、
小型化、低背化することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばパーソナル
コンピュータのPCカードスロット等に取付けられ逆L
アンテナ、逆Fアンテナ等の板状アンテナを用いて無線
電波の送信、受信を行うカードタイプ無線通信端末装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、カードタイプ無線通信端末装置
として、長さ方向の一側にコネクタ取付部が形成される
と共に他側にアンテナ収容部が形成されたフレームと、
該フレームの内部に収容された回路基板と、該回路基板
の一側に設けられ前記フレームのコネクタ取付部に取付
けられたコネクタと、前記フレームのアンテナ収容部に
収容された状態で前記回路基板の他側に設けられ放射電
極板を含む板状アンテナとを備えたものが知られてい
る。
【0003】そして、このような従来技術によるカード
タイプ無線通信端末装置では、板状アンテナを通じて高
周波の無線電波を送信、受信し、回路基板に設けられた
各種の回路を通じて無線電波に対して信号の変調、復調
を行うと共に、コネクタを通じてコンピュータとの間で
信号を入力、出力している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術による無線通信端末装置では、板状アンテナの放
射電極板と回路基板との間には隙間(空間)が形成され
ていた。このため、板状アンテナ(放射電極板)の面積
や放射電極板と回路基板との間の離間寸法は、無線電波
の周波数のよって概略決められていた。
【0005】一方、カードタイプ無線通信端末装置で
は、外観デザイン等の理由によって、その高さ寸法や放
射電極板の面積を予め決められた範囲内に収める必要が
ある。このため、比較的周波数の低い無線電波を用いる
場合には、板状アンテナが過大に大きくなり、フレーム
内に収容できなくなるという問題がある。
【0006】特に、コンピュータと接続するインターフ
ェイス部分が小型なPCカード、SD(Super Densit
y)カード、CF(Compact Flash)カード、メモリース
ティック等に対しては、板状アンテナを適用することが
できない虞がある。
【0007】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明は板状アンテナを小型化、低背化
することができるカードタイプ無線通信端末装置を提供
することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明は、樹脂材料を用いて内部に基板収容空
間が形成された枠状に形成され、長さ方向の一側にコネ
クタ取付部が設けられ、長さ方向の他側にアンテナ収容
部が設けられたフレームと、該フレームの基板収容空間
内に収容された回路基板と、該回路基板の一側に位置し
て前記フレームのコネクタ取付部に取付けられたコネク
タと、前記フレームのアンテナ収容部に収容された状態
で前記回路基板の他側に設けられ板状の放射電極板を含
む板状アンテナとを備えたカードタイプ無線通信端末装
置に適用される。
【0009】そして、請求項1の発明が採用する構成の
特徴は、フレームには、該フレームと同じ樹脂材料を用
いて形成され前記放射電極板と回路基板との間に挿入さ
れるブロックを設けたことにある。
【0010】これにより、放射電極板と回路基板との間
の静電容量を大きくすることができるから、板状アンテ
ナの容量を大きくすることができ、板状アンテナを小型
化かつ低背化することができる。
【0011】請求項2の発明によるブロックは、フレー
ムの他側に位置して該フレームと一体に形成している。
【0012】これにより、フレームを樹脂成形するとき
にフレームと一緒にブロックを加工することができ、ブ
ロックを別途設ける場合に比べて製造コストを低減する
ことができる。
【0013】請求項3の発明によるブロックは、フレー
ムの左,右両側に形成した一対の梁によって支持した状
態で設けている。
【0014】これにより、フレームの左,右両側をブロ
ックと梁とによって連結することができ、フレームの強
度を高めることができる。
【0015】請求項4の発明によるブロックには、該ブ
ロックを部分的に除去するための複数の切込みを設けて
いる。
【0016】これにより、切込みを用いてブロックを部
分的に切除することができるから、放射電極板と回路基
板との間の静電容量を調整することができる。
【0017】請求項5の発明によるブロックには、1個
または複数個の貫通孔を設けている。これにより、貫通
孔の数、大きさ等を適宜設定することによって、放射電
極板と回路基板との間の静電容量を調整することができ
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態による
カードタイプ無線通信端末装置を、添付図面を参照しつ
つ詳細に説明する。
【0019】まず、図1ないし図5は第1の実施の形態
を示し、1はカードタイプ無線通信端末装置の外形をな
し上,下が開口した薄形のフレームで、該フレーム1
は、無線電波が透過可能な樹脂材料によって略四角形の
枠状に形成されている。
【0020】ここで、フレーム1は、左,右方向に離間
した状態で前,後方向(長さ方向)に延びる左,右の支
柱1Aと、該各支柱1Aの前側を連結する連結梁1B
と、フレーム1の後端側を閉塞して各支柱1Aの後側を
連結する連結部1Cと、支柱1Aの後側に位置して後述
の板状アンテナ11を上側から覆う上カバー1Dと、該
上カバー1Dと対向して支柱1Aの後側に設けられた下
カバー1Eとによって構成されている。
【0021】また、フレーム1は、左,右の支柱1A、
連結梁1B、連結部1Cによって取囲まれた中央部に後
述の回路基板7を収容するための基板収容空間2が形成
されている。さらに、フレーム1の前側には連結梁1B
から前端に向けて開口し後述のコネクタ10を取付ける
ためのコネクタ取付部3が形成され、フレーム1の後側
には上カバー1Dと下カバー1Eとの間に画成され後述
の板状アンテナ11を収容するためのアンテナ収容部4
が形成されている。
【0022】そして、フレーム1は、その上側開口が上
パネル5によって施蓋されると共に、その下側開口が下
パネル6によって施蓋されている。
【0023】7はフレーム1の基板収容空間2内に収容
された回路基板で、該回路基板7は、略四角形の板状に
形成され、その表面にはIC、LSI等からなる通信制
御回路部8と、該通信制御回路部8に接続された高周波
回路部9と、後述のコネクタ10、板状アンテナ11と
が取付けられている。また、回路基板7には、フレーム
1のアンテナ収容部4に対応した位置に平板状のアース
(図示せず)が設けられている。
【0024】そして、通信制御回路部8は、コネクタ1
0を通じてコンピュータ(図示せず)に接続され、コン
ピュータからの信号を高周波回路部9を用いて高周波の
無線電波に変調して板状アンテナ11から送信すると共
に、高周波回路部9を用いて板状アンテナ11によって
受信した無線電波から信号を復調してコンピュータに入
力するものである。
【0025】10は回路基板7の前端側に設けられたコ
ネクタで、該コネクタ10は、その前面側にコンピュー
タの端子ピンが挿入される複数のピン穴10Aが設けら
れ、該ピン穴10A内の端子(図示せず)を通じて通信
制御回路部8に接続されている。そして、コネクタ10
は、フレーム1の前端側に取付けられコネクタ取付部3
に固定されている。
【0026】11は回路基板7の後端側に取付けられた
導電性金属材料からなる板状アンテナで、該板状アンテ
ナ11は、図5に示すように例えば四角形の板状をなし
回路基板7から離間した状態で略水平に配置された放射
電極板11Aと、該放射電極板11Aの角隅側に位置し
て回路基板7のアース端子7Aに接続され回路基板7か
ら放射電極板11Aに向けて高さ方向に延びたアース側
放射素子11Bと、該アース側放射素子11Bから離間
して回路基板7の給電端子7Bに接続され回路基板7か
ら放射電極板11Aに向けて高さ方向に延びた給電側放
射素子11Cとによって逆Fアンテナを構成している。
【0027】そして、板状アンテナ11は、アース側放
射素子11B、給電側放射素子11Cをアース端子7
A、給電端子7Bに半田付けすることによって回路基板
7に固定されている。また、放射電極板11Aは、回路
基板7に設けられたアースと対面すると共に、回路基板
7との間に隙間が形成されている。
【0028】12はフレーム1と同じ樹脂材料を用いて
連結部1Cに一体に形成されたブロックで、該ブロック
12は、図3ないし図5に示すように空気中よりも大き
な誘電率を有すると共に、連結部1Cから回路基板7に
向けて突出した略四角形の板状をなし、アンテナ収容部
4内に位置して放射電極板11Aと回路基板7のアース
との間に挿入されている。
【0029】本実施の形態によるカードタイプ無線通信
端末装置は上述のように構成されるものであり、その使
用時にはカードタイプ無線通信端末装置をパーソナルコ
ンピュータのPCカードスロット等に挿入し、コネクタ
10をコンピュータに接続する。これにより、通信制御
回路部8は、コンピュータからの信号を高周波回路部9
を用いて高周波の無線電波に変調して板状アンテナ11
から送信すると共に、高周波回路部9を用いて板状アン
テナ11によって受信した無線電波から信号を復調して
コンピュータに入力する。
【0030】然るに、本実施の形態では、板状アンテナ
11の放射電極板11Aと回路基板7との間にはフレー
ム1に一体に設けられたブロック12を挿入したから、
従来技術のように放射電極板11Aと回路基板7との間
に空間を形成している場合に比べて、放射電極板11A
と回路基板7との間の誘電率を高めて静電容量を大きく
することができる。このため、板状アンテナ11の容量
を大きくして板状アンテナ11内の電磁波の波長を短く
することができるから、板状アンテナ11を小型化、低
背化することができる。
【0031】また、ブロック12はフレーム1と一体に
形成したから、フレーム1を樹脂成形するときにフレー
ム1と一緒にブロック12を加工することができる。こ
のため、フレーム1の一部をなすブロック12を利用し
て板状アンテナ11を小型化することができ、ブロック
12を別途設ける場合に比べて製造コストを低減するこ
とができる。
【0032】さらに、ブロック12を放射電極板11A
と回路基板7との間に挿入するから、ブロック12によ
って放射電極板11Aを支持することができ、板状アン
テナ11の変形を防ぎ、信頼性、耐久性を高めることが
できる。
【0033】次に、図6および図7は本発明の第2の実
施の形態によるカードタイプ無線通信端末装置を示し、
本実施の形態の特徴は、ブロックをフレームの左,右両
側に形成した一対の梁によって支持した状態で設ける構
成としたことにある。なお、本実施の形態では、第1の
実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その
説明を省略するものとする。
【0034】21は本実施の形態によるフレームで、該
フレーム21は第1の実施の形態によるフレーム1と同
様に、左,右の支柱21A、連結梁21B、連結部21
C、上カバー21D、下カバー21Eによって構成され
ている。そして、フレーム21は、その中央部に基板収
容空間2が形成され、前側にコネクタ取付部3が形成さ
れると共に、後側にアンテナ収容部4が形成されてい
る。
【0035】22はフレーム21を同じ樹脂材料を用い
て一体に形成されたブロックで、該ブロック22は、略
四角形の板状をなしてアンテナ収容部4内に配設される
と共に、その左,右両端が梁23を通じて左,右の支柱
21Aにそれぞれ連結されている。そして、ブロック2
2は梁23によって支持されると共に、放射電極板11
Aと回路基板7のアースとの間に挿入されている。
【0036】かくして、本実施の形態でも第1の実施の
形態と同様の作用効果を得ることができるが、本実施の
形態では、ブロック22をフレーム21の左,右両側に
形成した一対の梁23によって支持した状態で設けたか
ら、フレーム21の左,右の支柱21Aをブロック22
と梁23によって連結することができ、フレーム21の
強度を高めることができる。
【0037】次に、図8および図9は本発明の第3の実
施の形態によるカードタイプ無線通信端末装置を示し、
本実施の形態の特徴は、ブロックには、該ブロックを部
分的に除去するための複数の切込みを設けたことにあ
る。なお、本実施の形態では、第1の実施の形態と同一
の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するも
のとする。
【0038】31は本実施の形態によるフレームで、該
フレーム31は第1の実施の形態によるフレーム1と同
様に、左,右の支柱31A、連結梁31B、連結部31
C、上カバー31D、下カバー31Eによって構成され
ている。そして、フレーム31は、その中央部に基板収
容空間2が形成され、前側にコネクタ取付部3が形成さ
れると共に、後側にアンテナ収容部4が形成されてい
る。
【0039】32はフレーム31と同じ樹脂材料を用い
て連結部31Cに一体に形成されたブロックで、該ブロ
ック32は、第1の実施の形態によるブロック12と同
様に連結部31Cから回路基板7に向けて突出した略四
角形の板状をなし、アンテナ収容部4内に位置して放射
電極板11Aと回路基板7のアースとの間に挿入されて
いる。
【0040】また、ブロック32の上,下両面には、
前,後方向に離間して左,右方向に平行に延びる複数の
切込み33が設けられている。そして、ブロック32
は、手または治具を用いることによって、任意の切込み
33の位置から折曲または切断し、図9中に二点鎖線で
示すように板状アンテナ11に向けて突出した端部32
Aを部分的に除去できるものである。
【0041】かくして、本実施の形態でも第1の実施の
形態と同様の作用効果を得ることができるが、本実施の
形態では、ブロック32に複数の切込み33を設けたか
ら、いずれかの切込み33を用いてブロック32を分割
することによってブロック32の大きさを変化させるこ
とができる。このため、放射電極板11Aと回路基板7
との間に挿入するブロック32の挿入量を変化させるこ
とによって、板状アンテナ11の共振周波数をシフトす
ることができるから、板状アンテナ11の使用可能周波
数範囲を広げることができる。
【0042】また、ブロック32の挿入量を変化させる
ことによって共振周波数等のアンテナ特性を調整するこ
とができるから、例えば板状アンテナ11の加工誤差に
伴う共振周波数等のアンテナ特性のばらつきを補うこと
ができる。
【0043】なお、本実施の形態では、ブロック32の
上,下両面に切込み33を設ける構成としたが、例えば
ブロックの上,下両面のうち片面側にのみ切込みを設け
る構成としてもよい。
【0044】次に、図10および図11は本発明の第4
の実施の形態によるカードタイプ無線通信端末装置を示
し、本実施の形態の特徴は、ブロックには複数個の貫通
孔を設けたことにある。なお、本実施の形態では、第1
の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、そ
の説明を省略するものとする。
【0045】41は本実施の形態によるフレームで、該
フレーム41は第1の実施の形態によるフレーム1と同
様に、左,右の支柱41A、連結梁41B、連結部41
C、上カバー41D、下カバー41Eによって構成され
ている。そして、フレーム41は、その中央部に基板収
容空間2が形成され、前側にコネクタ取付部3が形成さ
れると共に、後側にアンテナ収容部4が形成されてい
る。
【0046】42はフレーム41と同じ樹脂材料を用い
て連結部41Cに一体に形成されたブロックで、該ブロ
ック42は、第1の実施の形態によるブロック12と同
様に連結部41Cから回路基板7に向けて突出した略四
角形の板状をなし、アンテナ収容部4内に位置して放射
電極板11Aと回路基板7のアースとの間に挿入されて
いる。
【0047】また、ブロック42には、略円形の開口を
もって厚さ方向に貫通した複数(例えば12個)の貫通
孔43が穿設されている。そして、任意の個数の貫通孔
43には、図10に示すように例えばブロック42と同
じ樹脂材料の円柱形状をなす穴埋め部材44が挿入され
るものである。
【0048】かくして、本実施の形態でも第1の実施の
形態と同様の作用効果を得ることができるが、本実施の
形態では、ブロック42に複数の貫通孔43を設けたか
ら、これらの貫通孔43のうち任意の個数の貫通孔43
に穴埋め部材44を挿入することによって、放射電極板
11Aと回路基板7との間に挿入するブロック42の挿
入量を変化させることができる。このため、第3の実施
の形態と同様に板状アンテナ11の共振周波数をシフト
することができるから、板状アンテナ11の使用可能周
波数範囲を広げることができると共に、共振周波数等の
アンテナ特性のばらつきを補うことができる。
【0049】なお、第4の実施の形態では、予め複数の
貫通孔43を形成した後、任意の個数の貫通孔43に穴
埋め部材44を挿入する構成としたが、貫通孔を設けて
いないブロックに対して必要な個数の貫通孔を穿設する
構成としてもよい。
【0050】また、貫通孔43は円形に限らず、四角形
等の多角形でもよく、楕円形、長円形等であってもよ
い。さらに、ブロック42には必要な大きさをもった1
個の貫通孔を穿設する構成としてもよい。
【0051】また、前記第3,第4の実施の形態では、
フレーム31,41の連結部31C,41Cに設けられ
たブロック32,42に対して切込み33、貫通孔43
を形成するものとしたが、第2の実施の形態と同様にフ
レームの左,右両側に梁を介して連結したブロックに対
して切込み、貫通孔を形成する構成としてもよい。
【0052】さらに、前記各実施の形態では、板状アン
テナ11として逆Fアンテナを例に挙げて説明したが、
本発明はこれに限らず、板状アンテナは例えば逆Lアン
テナ、パッチアンテナ等であってもよい。
【0053】
【発明の効果】以上詳述した如く、請求項1の発明によ
れば、フレームには板状アンテナの放射電極板と回路基
板との間に挿入されるブロックを形成したから、板状ア
ンテナの容量を大きくすることができ、板状アンテナを
小型化、低背化することができる。また、ブロックを放
射電極板と回路基板との間に挿入するから、ブロックに
よって放射電極板を支持することができ、板状アンテナ
の変形を防ぎ、信頼性、耐久性を高めることができる。
【0054】請求項2の発明によれば、ブロックはフレ
ームと一体に形成したから、フレームを樹脂成形すると
きにフレームと一緒にブロックを加工することができ
る。このため、フレームの一部をなすブロックを利用し
て板状アンテナを小型化することができ、ブロックを別
途設ける場合に比べて製造コストを低減することができ
る。
【0055】請求項3の発明によれば、ブロックをフレ
ームの左,右両側に形成した一対の梁によって支持した
状態で設けたから、フレームの左,右両側をブロックと
梁によって連結することができ、フレームの強度を高め
ることができる。
【0056】請求項4の発明によれば、ブロックには複
数の切込みを設けたから、いずれかの切込みを用いてブ
ロックを部分的に除去することができる。このため、放
射電極板と回路基板との間に挿入するブロックの挿入量
を変化させ、板状アンテナの共振周波数をシフトさせる
ことができるから、板状アンテナの使用可能周波数範囲
を広げることができると共に、アンテナ特性のばらつき
を補うことができる。
【0057】請求項5の発明によれば、ブロックには1
個または複数の貫通孔を設けたから、貫通孔の個数や大
きさを適宜設定することによって放射電極板と回路基板
との間に挿入するブロックの挿入量を変化させることが
できる。このため、板状アンテナの共振周波数をシフト
することができるから、板状アンテナの使用可能周波数
範囲を広げることができると共に、共振周波数等のアン
テナ特性のばらつきを補うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態によるカードタイプ無線通信
端末装置を示す斜視図である。
【図2】図1中の矢示II−II方向からみたカードタイプ
無線通信端末装置を示す断面図である。
【図3】図2中のアンテナ収容部を拡大して示す断面図
である。
【図4】図1中のカードタイプ無線通信端末装置を示す
分解斜視図である。
【図5】図4中のフレームと回路基板とを分離した状態
で示す分解斜視図である。
【図6】第2の実施の形態によるフレームを示す分解斜
視図である。
【図7】第2の実施の形態によるアンテナ収容部を拡大
して示す断面図である。
【図8】第3の実施の形態によるフレームを示す分解斜
視図である。
【図9】第3の実施の形態によるアンテナ収容部を拡大
して示す断面図である。
【図10】第4の実施の形態によるフレームを示す分解
斜視図である。
【図11】第4の実施の形態によるアンテナ収容部を拡
大して示す断面図である。
【符号の説明】
1,21,31,41 フレーム 2 基板収容空間 3 コネクタ取付部 4 アンテナ収容部 7 回路基板 10 コネクタ 11 板状アンテナ 11A 放射電極板 11B アース側放射素子 11C 給電側放射素子 12,22,32,42 ブロック 23 梁 33 切込み 43 貫通孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B035 BB09 5J045 AB05 BA01 DA08 EA07 NA01 5J047 AA07 AB13 FD01 5K012 AA02 AA07 AB05 AC01 5K023 AA07 BB03 BB26 LL05 LL06 RR01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂材料を用いて内部に基板収容空間が
    形成された枠状に形成され、長さ方向の一側にコネクタ
    取付部が設けられ、長さ方向の他側にアンテナ収容部が
    設けられたフレームと、該フレームの基板収容空間内に
    収容された回路基板と、該回路基板の一側に位置して前
    記フレームのコネクタ取付部に取付けられたコネクタ
    と、前記フレームのアンテナ収容部に収容された状態で
    前記回路基板の他側に設けられ板状の放射電極板を含む
    板状アンテナとを備えたカードタイプ無線通信端末装置
    において、 前記フレームには、該フレームと同じ樹脂材料を用いて
    形成され前記放射電極板と回路基板との間に挿入される
    ブロックを設けたことを特徴とするカードタイプ無線通
    信端末装置。
  2. 【請求項2】 前記ブロックは、前記フレームの他側に
    位置して該フレームと一体に形成してなる請求項1に記
    載のカードタイプ無線通信端末装置。
  3. 【請求項3】 前記ブロックは、前記フレームの左,右
    両側に形成した一対の梁によって支持した状態で設ける
    構成としてなる請求項1に記載のカードタイプ無線通信
    端末装置。
  4. 【請求項4】 前記ブロックには、該ブロックを部分的
    に除去するための複数の切込みを設けてなる請求項1,
    2または3に記載のカードタイプ無線通信端末装置。
  5. 【請求項5】 前記ブロックには、1個または複数個の
    貫通孔を設けてなる請求項1,2または3に記載のカー
    ドタイプ無線通信端末装置。
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