JP2003085372A - 保険料算出システム - Google Patents

保険料算出システム

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JP2003085372A
JP2003085372A JP2001271780A JP2001271780A JP2003085372A JP 2003085372 A JP2003085372 A JP 2003085372A JP 2001271780 A JP2001271780 A JP 2001271780A JP 2001271780 A JP2001271780 A JP 2001271780A JP 2003085372 A JP2003085372 A JP 2003085372A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】損害保険の対象物を現物確認することなく構造
級別が判定でき、さらに適用料率および保険料を自動算
出できる保険料算出システムを提供する 【解決手段】損害保険の対象物の所在地を入力する所在
地情報入力手段11と、損害保険の保険金額を入力する
保険金額入力手段12と、損害保険対象物の所在地情報
と当該対象物の構造情報とが記憶された対象物構造デー
タベース32と、所在地情報入力手段に入力された所在
地情報に基づいて対象物データベースから損害保険対象
物の構造情報を検索する構造情報検索手段31と、構造
情報検索手段により検索された構造情報に基づいて対象
物の構造級別を判定する構造級別判定手段21と、構造
級別判定手段により判定された構造級別に基づいて損害
保険の適用料率を判定する適用料率判定手段22と、保
険金額入力手段に入力された保険金額と適用料率判定手
段により判定された適用料率に基づいて保険料を算出す
る保険料算出手段23と、を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、火災保険等の損害
保険の適用料率や保険料を算出する保険料算出システ
ム、保険料算出装置、保険料算出方法及び保険料算出プ
ログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の損害保険としては自動車保険や
火災保険が知られているが、損害保険の見積や契約にあ
たっては適用料率と呼ばれる値が決定される。この適用
料率は、自動車保険でいえば、自家用か商用かといった
用途、車種及び車型などによって異なり、また火災保険
では、建物の構造及び材質などによって異なる。そし
て、損害保険の契約者が損害保険会社に支払うべき保険
料は、損害が発生したときに支払われる契約保険金額と
適用料率とによって算出される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、自動車損害
保険の適用料率は、上述したように用途、車種及び車型
によって定められているが、道路運送車両法により定期
的に車検を受けることが義務づけられている関係上、車
検証により車両の用途、車種及び車型といった情報を確
認することができる。したがって、自動車損害保険の場
合は、保険会社の担当者または保険募集者が実際に車両
を確認することなく車検証を確認するだけで損害保険契
約を締結することができる。
【0004】しかしながら、火災保険などのように、損
害保険の対象たる建物の構造や材質によって適用料率が
異なるものは、損害保険の募集資格を有する者が実際に
現地に赴いて建物の現物を確認した上で適用料率を決定
する以外、適用料率の信頼性を高める手段はなかった。
実際、建物の外壁、柱、小屋組、梁および屋根を独立し
て具備した建物であるかどうかを確認した上で、当該建
物の主要構造部のうち、柱、梁、床、屋根および小屋組
の材質と外壁の材質とを確認することで構造級別を判定
し、さらに建物の所在地等を確認して、適用料率を決定
していた。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、損害保険の対
象物を現物確認することなく構造級別が判定でき、さら
に適用料率および保険料を自動算出できるサーバ、方法
及びプログラムを提供することを目的とする。
【0006】(1)上記目的を達成するために、本発明
の第1の観点によれば、保険料の算出を行うサーバにお
いて、利用者から受信した所在地情報の構造情報を問い
合わせる問い合わせ手段と、構造情報、地域情報、保険
の適用料率とを関連付けて管理する管理手段と、受信し
た構造情報と所在地情報に基づき求められた適用料率
と、受信した保険金額に基づき、保険料を算出し、利用
者に送信する送信手段と、を有することを特徴とするサ
ーバが提供される。
【0007】また、保険料の算出を行う方法において、
利用者から受信した所在地情報の構造情報を問い合わせ
るステップと、構造情報、地域情報、保険の適用料率と
を関連付けて管理するステップと、受信した構造情報と
所在地情報に基づき求められた適用料率と、受信した保
険金額に基づき、保険料を算出し、利用者に送信するス
テップと、を有することを特徴とする方法が提供され
る。
【0008】また、保険料の算出を行うプログラムにお
いて、利用者から受信した所在地情報の構造情報を問い
合わせるステップと、構造情報、地域情報、保険の適用
料率とを関連付けて管理するステップと、受信した構造
情報と所在地情報に基づき求められた適用料率と、受信
した保険金額に基づき、保険料を算出し、利用者に送信
するステップと、をコンピュータに実行させることを特
徴とするプログラムが提供される。
【0009】(2)上記目的を達成するために、本発明
の第2の観点によれば、保険料の算出の支援を行うサー
バにおいて、利用者から受信した所在地情報の構造情報
を問い合わせる問い合わせ手段と、構造情報、地域情
報、保険の適用料率とを関連付けて管理する管理手段
と、受信した構造情報と所在地情報に基づき求められた
適用料率を利用者に送信する送信手段と、を有すること
を特徴とするサーバが提供される。
【0010】また、保険料の算出の支援を行う方法にお
いて、利用者から受信した所在地情報の構造情報を問い
合わせるステップと、構造情報、地域情報、保険の適用
料率とを関連付けて管理するステップと、受信した構造
情報と所在地情報に基づき求められた適用料率を利用者
に送信するステップと、を有することを特徴とする方法
が提供される。
【0011】また、保険料の算出の支援を行うプログラ
ムにおいて、利用者から受信した所在地情報の構造情報
を問い合わせるステップと、構造情報、地域情報、保険
の適用料率とを関連付けて管理するステップと、受信し
た構造情報と所在地情報に基づき求められた適用料率を
利用者に送信するステップと、をコンピュータに実行さ
せることを特徴とするプログラムが提供される。
【0012】(3)上記目的を達成するために、本発明
の第3の観点によれば、請求項2のサーバと共同して保
険料の算出を行うクライアントコンピュータ用のプログ
ラムにおいて、請求項2のサーバから適用料率を受信す
る手段と、前記適用料率とユーザから入力された保険金
額に基づき、保険料を算出する算出手段と、前記保険料
を表示する表示手段とを有することを特徴とするプログ
ラムが提供される。
【0013】(4)上記発明において、前記管理手段
は、構造情報と構造級別とを関連付けて管理する第一管
理手段と、構造級別、地域情報、保険の適用料率を関連
付けて管理する第二管理手段とを有することがより好ま
しい。
【0014】
【作用】本発明では、入力情報として、損害保険の対象
物の所在地またはこれに相当する情報と、損害保険の保
険金額とを用い、まず最初に、入力された所在地情報に
基づいて、損害保険対象物の所在地情報と当該対象物の
構造情報とが記憶された対象物データベースを利用し
て、損害保険対象物の構造情報を検索する。次いで、こ
の検索された構造情報に基づいて対象物の構造級別を判
定し、さらにこの判定された構造級別に基づいて損害保
険の適用料率を判定する。最後に、入力された保険金額
と判定された適用料率とに基づいて保険料を算出する。
【0015】これにより、従来は損害保険の対象物の所
在地に赴いて確認しなければならなかったものが、所在
地をキーワードにして外部データベースで確認すること
で、現地に赴くことなく構造情報を取得することがで
き、この構造情報から構造級別、さらには適用料率、保
険料を自動的に求めることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は本発明の保険料率算出システ
ムの実施形態を示すブロック図、図2は同じく保険料算
出システムの構成概略図、図3は処理手順を示すタイム
チャート、図4は同じく処理手順を示すフローチャー
ト、図5は外部データーベースに格納されている建物情
報のデータ構造を示す図、図6は建物の構造級別マップ
である。以下、損害保険の対象物を建物として説明す
る。
【0017】本明細書において、所在地情報とは、損害
保険の対象物を一意に特定するための情報をいい、たと
えば住所(アパートメント等の集合住宅の場合は建物名
も含む。)、郵便番号と建物名の組み合わせ、住所の一
部(たとえば町名まで)と建物名の組み合わせ等を採用
することができる。
【0018】また、本明細書において、構造情報とは、
損害保険の対象物の構造を特定する情報をいい、狭義の
構造情報と広義の構造情報を含む。狭義の構造情報と
は、損害保険の対象物の材料をいい、たとえば不燃材
料、準不燃材料、コンクリート、鉄骨、木材、石造、れ
んが造り、ツーバイフォー等を指す。広義の構造情報と
は狭義の構造情報に加え、構造級別(たとえば図6のA
〜D構造)も含む意である。
【0019】また、本明細書において、地域情報とは、
適用料率算定において分類された地域であり(たとえば
図8の地区)、利用者から入力された所在地情報の一部
に含まれている。
【0020】まず、本例の保険料算出システム1のハー
ドウェア構成を説明すると、図2に示すように、クライ
アントコンピュータ10、サーバー20、外部サーバー
30,40及びこれらを繋ぐインターネットなどの通信
回線網50を有する。このうち外部サーバー30,40
は必要に応じて複数存在することもあるが、本例では建
物構造情報を問い合わせるメインの外部サーバーを30
で示し、必要に応じて他の外部サーバー40(これが複
数存在することもある。)を利用することとする。ま
た、クライアントコンピュータ10も複数存在するが、
同図には1つのクライアントコンピュータ10を示す。
【0021】本例の保険料算出システム1を機能的に説
明すると、図1に示すように、損害保険の対象物である
建物の所在地、またはこれに相当する情報、たとえば郵
便番号を入力する所在地情報入力手段11と、損害保険
の保険金額を入力する保険金額入力手段12と、建物の
所在地情報と当該建物の構造情報とが記憶された対象物
構造データベース32と、所在地情報入力手段11に入
力された所在地情報に基づいて対象物データベース32
から建物の構造情報を検索する構造情報検索手段31
と、構造情報検索手段31により検索された構造情報に
基づいて建物の構造級別を判定する構造級別判定手段2
1と、構造級別判定手段21により判定された構造級別
に基づいて損害保険の適用料率を判定する適用料率判定
手段22と、保険金額入力手段12に入力された保険金
額と適用料率判定手段22により判定された適用料率に
基づいて保険料を算出する保険料算出手段23と、を有
する。
【0022】所在地情報入力手段11及び保険金額入力
手段12は、クライアントコンピュータ10で構成さ
れ、たとえば図7に示すように当該クライアントコンピ
ュータ10のブラウザの表示画面13の入力ブランク1
4,15に、対象となる建物の所在地と希望する保険金
額を入力する。この入力された所在地情報と保険金額
は、インターネット50を介して、サーバー20に送出
される。
【0023】なお、建物の所在地は、東京都大田区蒲田
5丁目37番1号のように、都道府県、市町村及び番地
まで入力し、マンションなどの集合建物の場合は損害保
険の対象物を一意に特定するために集合建物名(たとえ
ば、蒲田マンション)まで入力する。この場合、棟番号
及び部屋番号まで入力しても良い。また保険金額とは、
顧客が対象となる建物に損害が発生したときに保険会社
から受け取る金銭の額であり、後述する保険料は、この
保険金額及び後述する適用料率によって決定される、顧
客が保険会社に支払うべき金銭の額をいう。
【0024】また、必要に応じて図7に示すクライアン
トコンピュータ10のブラウザ画面13に建物の用途、
たとえば住宅、店舗、事務所などの入力スペースを設け
ても良い。
【0025】この所在地情報入力手段11及び保険金額
入力手段12を有するクライアントコンピュータ10
は、保険会社の担当者または募集員が使用する場合は、
顧客との契約などに際し、適切な損害保険の提案や保険
料の見積書作成に供される。また、顧客自身が使用する
場合、自身の保険料の見積もりのために使用することが
できる。
【0026】サーバー20はコンピュータ20から構成
され、クライアントコンピュータ10から所在地情報及
び保険金額が送出されてきたら、このうちの所在地情報
をサーバー30に送出し、必要とする建物の構造情報を
取得する。したがって、このサーバー20は、図1に示
す構造情報検索手段31の一部を構成する。
【0027】また、サーバー20は、後述するサーバー
30で検索された建物構造情報に基づいて建物の構造級
別を判定する機能(図1の構造級別判定手段21)と、
この判定された構造級別に基づいて保険料の適用料率を
判定する機能(図1の適用料率判定手段22)と、さら
にクライアントコンピュータ10から送出されてきた保
険金額と、先に判定された保険料の適用料率とから保険
料を算出する機能(図1の保険料算出手段23)とを有
する。
【0028】構造級別判定手段21は、構造情報検索手
段31にて検索された建物の構造情報に基づいて上述し
た級別マップを検索し、その建物の構造級別を判定す
る。構造級別とは、建物の主要構造部のうち、柱、梁、
床、屋根および小屋組の材質や外壁の材質などによって
定められるランクで、たとえば住宅物件ではA構造〜D
構造の4級別、一般物件では特級構造、1級〜4級構造
の5級別に予め分類されている。構造級別マップの一例
を図6に示す。
【0029】また、適用料率判定手段22は、上記構造
級別判定手段21で判定された構造級別と所在地入力手
段11で入力された建物の所在地に基づいて適用料率マ
ップを検索し、その建物の適用料率を判定する。適用料
率とは、基本料率と割増料率とを含むもので、基本料率
とは建物の構造級別と建物の地区(たとえば都道府県)
とによって予め定められた値であり、割増料率とは共同
住宅などの場合に加算される料率である。基本料率マッ
プの一例を図8に示す。また、割増料率は、たとえば構
造級別がCまたはDの共同住宅であって5以上の戸数の
建物に加算されるものとする。図6と図8のデータベー
スは、構造級別を通じて関連付けて管理されている。
【0030】保険料算出手段23は、保険金額入植手段
12に入力された保険金額と、上述した適用料率判定手
段22とに基づいて保険料を算出する。保険料は、希望
保険金額を1000で除した値に、上述した適用料率
(基本料率+割増料率)を乗じた値として計算される。
【0031】サーバー30は、コンピュータ31とデー
タベース32とから構成され、サーバー20からの要求
に応じて目的とする建物の構造情報を検索し、サーバー
20に返信する。データベース32にサーバー20から
要求された建物の構造情報がない場合は、サーバー30
はサーバー20にデータがない旨を返す。この場合、サ
ーバー20は、他のサーバー40にアクセスして必要と
する情報の取得を依頼することができる。
【0032】データベース32には、建物に関する種々
の情報が蓄積され、たとえば図5に示すように、建物の
物件ID、所在地、価格、建物構造、南向きや東向きと
いった向き、マンションの場合は階数などが格納されて
いる。データベース32として、インターネット上で建
物の構造情報を提供しているウェブサイト(たとえばサ
ーチエンジンのアパートマンション情報)のデータベー
スを利用することができる。ここで、建物構造とは、建
物の柱、壁の材質や、建築方式などをいい、たとえばR
C、鉄骨、木造モルタル、ツーバイフォーといった表現
で示されている。一般に、保険は対象となる事象の発生
確率と保険料とが相関するように保険料が設定されるの
で、火災保険などの損害保険においても、火事が発生し
易い建物に対する保険料は高く設定される。このため、
保険料の算出にあたっては建物の構造情報が必要とな
る。
【0033】なお、データベース32に蓄積された建物
の所在地データがたとえば都道府県と市町村までの情報
である場合、複数の対象物件がヒットする場合もある。
こうした場合には、それらをサーバー20に返信し、サ
ーバー20から他のサーバ40に所在地情報(番地まで
の情報)を送出して問い合わせ、目的とする建物物件を
特定する。
【0034】サーバー40は、上述したように、建物構
造のデータベース32を有するサーバー30では得られ
ない情報を提供するための補助サーバーであり、上述し
た例で言えば地図データが格納されたデータベース42
を有するサーバー40などが該当し、市町村までの所在
地情報では複数の対象物件がヒットした場合に、この地
図データを用いて番地データから対象物件を一つに絞り
込む。
【0035】次に手順を説明する。
【0036】損害保険会社の担当者(以下、単に担当者
ともいう。)が顧客に対象物件の所在地と希望保険金額
を聞いて、保険料が幾らになるかの見積書を作成する場
合で説明する。まず、担当者はクライアントコンピュー
タ10のブラウザ画面13から対象物件となる顧客の建
物の所在地と損害保険の希望金額を図7に示す入力ブラ
ンク14,15にそれぞれ入力する。このクライアント
コンピュータ10からの情報はインターネット50を介
してサーバー20に送出される(ステップ1)。損害保
険の建物所在地および希望保険金額に関する情報を受け
取ったサーバー20は、建物の構造情報を取得すべく、
このうちの建物所在地の情報をサーバー30に送出する
(ステップ2)。
【0037】ステップ11にて建物所在地の情報を受け
取ったサーバー30のコンピュータ31は、データベー
ス32を用いて、その建物の構造情報、たとえば建物の
柱・壁の材質や、建築方式など、具体的にはRC、鉄
骨、木造モルタル、ツーバイフォーといった構造情報を
検索する(ステップ12)。ここで、データベース32
には、図5に示すように建物の固有番号ID、所在地な
どとともに建物の構造情報が格納されているので、建物
の所在地を検索キーワードにして検索することができ
る。
【0038】ステップ12にて該当する建物の構造情報
が得られたら、次のステップ13にてその構造情報をサ
ーバー20に返信するが、該当する建物の構造情報が得
られなかったら、その旨をサーバー20に返信する。た
だし、サーバー20は、データベース32に格納されて
いない建物に関する情報を取得したい場合には他のサー
バー40に問い合わせて必要とする情報を取得する。ま
た、データベース32の建物所在地が上述したように市
町村名までのデータであるときは、複数の建物物件がヒ
ットすることもあるが、この場合も他のデータベース4
0に問い合わせて市町村名の下位の番地等の情報を入力
することで1つの建物を特定する。
【0039】ステップ3にて構造情報を取得したサーバ
ー20は、その構造情報から図6に示す構造級別マップ
を用いてその建物の構造級別を判定する(ステップ4,
5)。このとき、建物の構造級別が判定できない場合
は、判定できる限りの範囲または全部の級別を提示す
る。
【0040】次いで、判定された構造級別、たとえば
A,B,C…と、建物の所在地区、たとえば東京、神奈
川、…とから図8に示す基本料率マップを用いて適用料
率のうちの基本料率を判定する(ステップ6)。たとえ
ば、建物所在地が東京で構造級別がBである場合の基本
料率は0.76と判定される。また、対象物件である建
物が共同住宅の場合は、この基本料率に割増料率として
の1.0を加算し、その値を適用料率とする。なお、割
増料率には、共同住宅割増の他にも、料理飲食店などの
職業に応じた職業割増、倉庫や店舗に危険物が保管され
ている場合のような危険品割増、物の生産や加工を行う
作業場などのような作業割増、冷凍・冷蔵物に対して付
加的に損害保険を契約する場合のような冷凍割増等々が
あり、逆に割引料率としては建物の周囲に空き地がある
場合のような空き地割引、所定の消火設備を備えている
場合のような消火設備割引がある。
【0041】さらにサーバー20は、ステップ6にて判
定された適用料率と、先のステップ1にて受け取った希
望保険金額とを用いて、保険料=希望保険金額×適用料
率÷1000を算出し(ステップ7)、これをインター
ネット50を介してクライアントコンピュータ10に返
信する(ステップ)。
【0042】クライアントコンピュータ10では、受け
取った保険料に基づいて見積書を作成する。
【0043】このように、本例の保険料算出システム1
を用いると、現地に赴くことなく信頼性の高い構造情報
を得ることができ、これにより適切な保険料を即座に算
出することができる。
【0044】なお、以上説明した実施形態は、本発明の
理解を容易にするために記載されたものであって、本発
明を限定するために記載されたものではない。したがっ
て、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技
術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨
である。
【0045】たとえば、上述した実施形態では、保険料
算出手段23や適用料率判定手段22をサーバー20の
コンピュータに設けたが、保険料算出手段23または保
険料算出手段23と適用料率判定手段22の両者をクラ
イアントコンピュータ10側に設けても良い。
【0046】また、上述した実施形態では、建物所在地
と保険金額とをクライアントコンピュータのブラウザ画
面13にて一時に入力するように構成したが、保険金額
の入力は保険料算出ステップで用いられるので、適用料
率の情報が判定される前後別途の入力ステップを設けて
も良い。
【0047】さらに、上述した実施形態では、サーバー
30に構造情報検索手段31を設けたが、この構造情報
検索手段31をサーバー20に設け、インターネット5
0を介してサーバー30の対象物構造データベース32
を検索しても良い。
【0048】また、上述した実施形態では、図6と図8
のデータベースは別々としたが、両方のデータベースを
一つのデータベースにまとめても良い。
【0049】また、サーバー30からは、狭義の構造情
報を受信すると説明したが、サーバー30が所在地情報
とともに構造等級を管理している場合には、構造等級を
返信してもらうこととしても良い。
【0050】さらに、上述の説明では、サーバー30に
構造情報の問い合わせを行い、データがない場合には他
のサーバー40(複数あることもある)に問い合わせて
も良いこととしたが、サーバー30、サーバー40に一
斉に問い合わせを行っても良い。また、サーバー20
は、まずサーバー40に問い合わせをし、サーバー40
にデータがない場合にサーバー30または他のサーバー
40に問い合わせを行っても良い。
【0051】さらに、利用者から入力された損害保険の
対象の所在地、用途(たとえば住宅用、商業用)に基づ
き、問い合わせを行うサーバーを決定し、当該サーバー
にデータがない場合に他のサーバーに問い合わせを行っ
ても良い。
【0052】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、所在
地をキーワードにして外部データベースで確認すること
で、現地に赴くことなく構造情報を取得することがで
き、この構造情報から構造級別、さらには適用料率、保
険料を自動的に求めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の保険料算出システムを示す機能ブロッ
ク図である。
【図2】本発明の保険料算出システムを示す装置構成図
である。
【図3】本発明の情報処理手順を示すタイムチャートで
ある。
【図4】本発明の情報処理手順を示すフローチャートで
ある。
【図5】本発明に係る対象物構造データベースに格納さ
れた情報の一例を示す図である。
【図6】本発明に係る構造級別マップの一例を示す図で
ある。
【図7】本発明に係るクライアントブラウザの入力画面
の一例を示す図である。
【図8】本発明に係る基本料率マップの一例を示す図で
ある。
【符号の説明】
1…保険料算出システム 10…クライアントコンピュータ 11…所在地情報入力手段 12…保険金額入力手段 20…サーバー 21…構造級別判定手段 22…適用料率判定手段 23…保険料算出手段 30…サーバー 31…構造情報検索手段 32…対象物構造データベース 40…サーバー 50…インターネット

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】保険料の算出を行うサーバにおいて、 利用者から受信した所在地情報の構造情報を問い合わせ
    る問い合わせ手段と、 構造情報、地域情報、保険の適用料率とを関連付けて管
    理する管理手段と、 受信した構造情報と所在地情報に基づき求められた適用
    料率と、受信した保険金額に基づき、保険料を算出し、
    利用者に送信する送信手段と、を有することを特徴とす
    るサーバ。
  2. 【請求項2】保険料の算出の支援を行うサーバにおい
    て、 利用者から受信した所在地情報の構造情報を問い合わせ
    る問い合わせ手段と、 構造情報、地域情報、保険の適用料率とを関連付けて管
    理する管理手段と、 受信した構造情報と所在地情報に基づき求められた適用
    料率を利用者に送信する送信手段と、を有することを特
    徴とするサーバ。
  3. 【請求項3】請求項2のサーバと共同して保険料の算出
    を行うクライアントコンピュータ用のプログラムにおい
    て、 請求項2のサーバから適用料率を受信する手段と、 前記適用料率とユーザから入力された保険金額に基づ
    き、保険料を算出する算出手段と、 前記保険料を表示する表示手段とを有することを特徴と
    するプログラム。
  4. 【請求項4】前記管理手段は、構造情報と構造級別とを
    関連付けて管理する第一管理手段と、構造級別、地域情
    報、保険の適用料率を関連付けて管理する第二管理手段
    とを有することを特徴とする請求項1記載のサーバ。
  5. 【請求項5】前記管理手段は、構造情報と構造級別とを
    関連付けて管理する第一管理手段と、構造級別、地域情
    報、保険の適用料率を関連付けて管理する第二管理手段
    とを有することを特徴とする請求項2記載のサーバ。
  6. 【請求項6】保険料の算出を行う方法において、 利用者から受信した所在地情報の構造情報を問い合わせ
    るステップと、 構造情報、地域情報、保険の適用料率とを関連付けて管
    理するステップと、 受信した構造情報と所在地情報に基づき求められた適用
    料率と、受信した保険金額に基づき、保険料を算出し、
    利用者に送信するステップと、を有することを特徴とす
    る方法。
  7. 【請求項7】保険料の算出の支援を行う方法において、 利用者から受信した所在地情報の構造情報を問い合わせ
    るステップと、 構造情報、地域情報、保険の適用料率とを関連付けて管
    理するステップと、 受信した構造情報と所在地情報に基づき求められた適用
    料率を利用者に送信するステップと、を有することを特
    徴とする方法。
  8. 【請求項8】保険料の算出を行うプログラムにおいて、 利用者から受信した所在地情報の構造情報を問い合わせ
    るステップと、 構造情報、地域情報、保険の適用料率とを関連付けて管
    理するステップと、 受信した構造情報と所在地情報に基づき求められた適用
    料率と、受信した保険金額に基づき、保険料を算出し、
    利用者に送信するステップと、をコンピュータに実行さ
    せることを特徴とするプログラム。
  9. 【請求項9】保険料の算出の支援を行うプログラムにお
    いて、 利用者から受信した所在地情報の構造情報を問い合わせ
    るステップと、 構造情報、地域情報、保険の適用料率とを関連付けて管
    理するステップと、 受信した構造情報と所在地情報に基づき求められた適用
    料率を利用者に送信するステップと、をコンピュータに
    実行させることを特徴とするプログラム。
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