JP2003085099A - 情報処理装置および情報処理方法、記録媒体、並びにプログラム - Google Patents

情報処理装置および情報処理方法、記録媒体、並びにプログラム

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JP2003085099A
JP2003085099A JP2001276401A JP2001276401A JP2003085099A JP 2003085099 A JP2003085099 A JP 2003085099A JP 2001276401 A JP2001276401 A JP 2001276401A JP 2001276401 A JP2001276401 A JP 2001276401A JP 2003085099 A JP2003085099 A JP 2003085099A
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voice
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JP2001276401A
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Shiyo Shizuka
詩葉 静
Satoshi Fujimura
聡 藤村
Yasuhiko Kato
靖彦 加藤
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 既読メールと共通する部分は、音声出力しな
い。 【解決手段】 ステップS61で、読み上げるメールの
In-Reply-Toフィールドに記載されているメールID
が、メールIDリストに保存されていると判断された場
合、ステップS62で、そのメールIDを有するメール
が取得され、ステップS63で取得されたと判断された
場合、取得されたメールと読み上げるメールが比較され
て、ステップS64で、共通行があると判断された場
合、ステップS66で共通行が削除される。そして、ス
テップS67乃至ステップS74において、読み上げる
メールのReferencesフィールドに記載されているメール
IDを参照して、同様の処理が実行され、既読メールと
共通行があると判断された場合、共通行が削除される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報処理装置およ
び情報処理方法、記録媒体、並びにプログラムに関し、
特に、受信した電子メールを音声合成により音声データ
に変換して出力する場合に用いて好適な、情報処理装置
および情報処理方法、記録媒体、並びにプログラムに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、パーソナルコンピュータにキー入
力した文章を、音声合成して、読み上げるソフトウェア
など、テキストデータを音声データに変換し、その音声
を再生する技術がある。この技術は、例えば、ウェブペ
ージの閲覧、電子メールの読み上げ、あるいは、ユーザ
が指定したテキストデータの読み上げに応用されてい
る。
【0003】また、電子メールを作成して送受信するア
プリケーションプログラム(いわゆるメーラ)の殆どの
ものにおいては、受信したメールに対する返信を生成す
る場合、受信したメールの内容を、行毎に所定の記号
(例えば、”>”)が付加されて、予め記載され、返信
を作成するユーザにとっては、返信メールが作成しやす
いように、また、返信メールを受信するユーザにとって
は、対応するメールはどのメールに対する返信かが分か
りやすいようになされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、返信を
受信したユーザにとっては、返信に含まれる引用部分
は、既に読んだ(聞いた)内容である場合がある。電子
メールを読む場合、ユーザは、所定の記号(例えば、”
>”)を目印として、必要に応じて、既読の部分を読み
飛ばすことができるが、電子メールを音声データに変換
して音声出力する場合、返信メールの全ての部分が読み
上げられてしまう。すなわち、引用部分の音声データの
うち、既に読んだ(聞いた)内容に対応する音声データ
は、ユーザにとって、冗長なデータである。
【0005】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、既読メールと共通する部分を削除してか
ら、テキストデータを音声データに変換することによ
り、冗長な部分の音声出力を省略することができるよう
にするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の情報処理装置
は、電子メールを受信する受信手段と、受信手段により
受信された電子メールを記録する記録手段と、記録手段
により記録されている電子メールのうち、受信手段によ
り新たに受信された電子メールと関連する既読の電子メ
ールを抽出する抽出手段と、受信手段により新たに受信
された電子メールに含まれる第1のテキストデータと、
抽出手段により抽出された少なくとも1つの電子メール
に含まれる第2のテキストデータとを比較し、共通する
部分を検出する検出手段と、検出手段により検出された
共通する部分を、第1のテキストデータから削除して、
第3のテキストデータを生成する生成手段と、生成手段
により生成された第3のテキストデータを用いて音声合
成を実行し、第3のテキストデータに対応する音声デー
タを生成する音声生成手段と、音声生成手段により生成
された音声データに対応する音声を出力する音声出力手
段とを備えることを特徴とする。
【0007】出力手段により音声が出力された電子メー
ルを示すリストを作成するリスト作成手段を更に備えさ
せるようにすることができ、抽出手段には、リスト作成
手段により作成されたリストを用いて、受信手段により
新たに受信された電子メールと関連する既読の電子メー
ルを抽出させるようにすることができる。
【0008】リスト作成手段には、出力手段により音声
が出力された電子メールのメールIDの一覧が記載され
たリストを作成させるようにすることができ、抽出手段
には、受信手段により新たに受信された電子メールのヘ
ッダ情報のうち、イン・リプレイ・トゥー・フィールド
に記載されたメールID、もしくはリファレンス・フィ
ールドに記載されたメールIDとリスト作成手段により
作成されたリストに記載されたメールIDとを比較する
ことにより、受信手段により新たに受信された電子メー
ルと関連する既読の電子メールを抽出させるようにする
ことができる。
【0009】リスト作成手段により作成されたリストに
記載されている情報を削除する削除手段を更に備えさせ
るようにすることができ、削除手段には、ユーザにより
所定の操作が実行された場合、リストに記載されている
情報を削除させるようにすることができる。
【0010】リスト作成手段により作成されたリストに
記載されている情報を削除する削除手段を更に備えさせ
るようにすることができ、削除手段には、音声出力手段
による少なくとも1つの第3のテキストデータに対応す
る音声の出力のための一連の処理が終了された場合、リ
ストに記載されている情報を削除させるようにすること
ができる。
【0011】本発明の情報処理方法は、電子メールの受
信を制御する受信制御ステップと、受信制御ステップの
処理により受信が制御された電子メールの記録を制御す
る記録制御ステップと、記録制御ステップの処理により
記録が制御されている電子メールのうち、受信制御ステ
ップの処理により新たに受信が制御された電子メールと
関連する既読の電子メールを抽出する抽出ステップと、
受信制御ステップの処理により新たに受信が制御された
電子メールに含まれる第1のテキストデータと、抽出ス
テップの処理により抽出された少なくとも1つの電子メ
ールに含まれる第2のテキストデータとを比較し、共通
する部分を検出する検出ステップと、検出ステップの処
理により検出された共通する部分を、第1のテキストデ
ータから削除して、第3のテキストデータを生成する生
成ステップと、生成ステップの処理により生成された第
3のテキストデータを用いて音声合成を実行し、第3の
テキストデータに対応する音声データを生成する音声生
成ステップと、音声生成ステップの処理により生成され
た音声データに対応する音声の出力を制御する音声出力
制御ステップとを含むことを特徴とする。
【0012】本発明の記録媒体に記録されているプログ
ラムは、電子メールの受信を制御する受信制御ステップ
と、受信制御ステップの処理により受信が制御された電
子メールの記録を制御する記録制御ステップと、記録制
御ステップの処理により記録が制御されている電子メー
ルのうち、受信制御ステップの処理により新たに受信が
制御された電子メールと関連する既読の電子メールを抽
出する抽出ステップと、受信制御ステップの処理により
新たに受信が制御された電子メールに含まれる第1のテ
キストデータと、抽出ステップの処理により抽出された
少なくとも1つの電子メールに含まれる第2のテキスト
データとを比較し、共通する部分を検出する検出ステッ
プと、検出ステップの処理により検出された共通する部
分を、第1のテキストデータから削除して、第3のテキ
ストデータを生成する生成ステップと、生成ステップの
処理により生成された第3のテキストデータを用いて音
声合成を実行し、第3のテキストデータに対応する音声
データを生成する音声生成ステップと、音声生成ステッ
プの処理により生成された音声データに対応する音声の
出力を制御する音声出力制御ステップとを含むことを特
徴とする。
【0013】本発明のプログラムは、電子メールの受信
を制御する受信制御ステップと、受信制御ステップの処
理により受信が制御された電子メールの記録を制御する
記録制御ステップと、記録制御ステップの処理により記
録が制御されている電子メールのうち、受信制御ステッ
プの処理により新たに受信が制御された電子メールと関
連する既読の電子メールを抽出する抽出ステップと、受
信制御ステップの処理により新たに受信が制御された電
子メールに含まれる第1のテキストデータと、抽出ステ
ップの処理により抽出された少なくとも1つの電子メー
ルに含まれる第2のテキストデータとを比較し、共通す
る部分を検出する検出ステップと、検出ステップの処理
により検出された共通する部分を、第1のテキストデー
タから削除して、第3のテキストデータを生成する生成
ステップと、生成ステップの処理により生成された第3
のテキストデータを用いて音声合成を実行し、第3のテ
キストデータに対応する音声データを生成する音声生成
ステップと、音声生成ステップの処理により生成された
音声データに対応する音声の出力を制御する音声出力制
御ステップとを含む処理をコンピュータに実行させるこ
とを特徴とする。
【0014】本発明の情報処理装置および情報処理方
法、並びにプログラムにおいては、電子メールが受信さ
れ、受信された電子メールが記録され、記録されている
電子メールのうち、新たに受信された電子メールと関連
する既読の電子メールが抽出され、新たに受信された電
子メールに含まれる第1のテキストデータと、抽出され
た少なくとも1つの電子メールに含まれる第2のテキス
トデータとが比較されて、共通する部分が検出され、検
出された共通する部分が、第1のテキストデータから削
除されて、第3のテキストデータが生成され、生成され
た第3のテキストデータを用いて音声合成が実行され
て、第3のテキストデータに対応する音声データが生成
され、生成された音声データに対応する音声が出力され
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して、本発明の実
施の形態について説明する。
【0016】図1を用いて、電子メールの送受信やウェ
ブページ閲覧を実行するためのネットワークシステムに
ついて説明する。
【0017】公衆回線網1には、パーソナルコンピュー
タ2−1もしくは2−2が接続されている。また、公衆
回線網1には、通信サービスの提供エリアを所望の広さ
に分割したセルにそれぞれ配置されている、固定無線局
である基地局3−1乃至3−4を介して、PDA4−1も
しくは4−2、またはカメラ付デジタル携帯電話機5−
1もしくは5−2が接続されている。
【0018】基地局3−1乃至3−4は、移動無線局で
あるPDA4−1および4−2、並びにカメラ付デジタル
携帯電話機5−1および5−2を、例えば、W‐CDMA(W
ideband Code Division Multiple Access)と呼ばれる
符号分割多元接続により無線接続し、移動無線局である
PDA4−1および4−2、並びにカメラ付デジタル携帯
電話機5−1および5−2と、2GHzの周波数帯域を利用
して最大2Mbpsのデータ転送速度で大容量データを高速
にデータ通信することができる。
【0019】PDA4−1および4−2、並びにカメラ付
デジタル携帯電話機5−1および5−2は、基地局3−
1乃至3−4とW−CDMA方式により大容量データを高速
にデータ通信できるので、音声通話に限らず、電子メー
ルの送受信、簡易ホームページの閲覧、画像の送受信等
の多種におよぶデータ通信を実行し得る。
【0020】また、基地局3−1乃至3−4は、有線回
線を介して、公衆回線網1に接続されている。公衆回線
網1には、インターネット6、図示せぬ加入者有線端末
装置、コンピュータネットワーク、および企業内ネット
ワーク等が接続されている。
【0021】インターネットサービスプロバイダのアク
セスサーバ7は、公衆回線網1に接続されており、更
に、インターネットサービスプロバイダが保有するコン
テンツサーバ8および電子メールサーバ9に接続されて
いる。
【0022】コンテンツサーバ8は、加入者有線端末装
置、PDA4−1もしくは4−2、またはカメラ付デジタ
ル携帯電話機5−1もしくは5−2、あるいは、パーソ
ナルコンピュータ2−1もしくは2−2からの要求に対
応して、例えば、簡易ホームページ等のコンテンツを、
HTML(Hypertext Markup Language)方式、もしくは、
コンパクトHTML方式のファイルとして提供する。
【0023】電子メールサーバ9は、電子メールの送受
信を管理するサーバである。電子メールサーバ9には、
送信用のSMTPサーバと受信用のPOPサーバとがある。SMT
Pサーバから送信されたメールは、直接宛先のPOPサーバ
に配信されるのではなく、インターネット6上のいくつ
ものサーバを通過して宛先のPOPサーバに送られる。受
信側のPOPサーバでは、届いた電子メールを一時的にメ
ールボックスに保管する。電子メールを受信するユーザ
は、PDA4−1もしくは4−2、またはカメラ付デジタ
ル携帯電話機5−1もしくは5−2、あるいは、パーソ
ナルコンピュータ2−1もしくは2−2を用いて、利用
している電子メールサーバ9にその都度アクセスして電
子メールを受信する。
【0024】インターネット6には、多数のWWW(World
Wide Web)サーバ10−1乃至10−Nが接続されて
いる。WWWサーバ10−1乃至10−Nは、TCP(Transm
ission Control Protocol)/IP(Internet Protocol)
のプロトコルに従って、加入者有線端末装置、PDA4−
1および4−2、カメラ付デジタル携帯電話機5−1お
よび5−2、並びにパーソナルコンピュータ2−1およ
び2−2からアクセスされる。
【0025】因みに、PDA4−1および4−2、並びに
カメラ付デジタル携帯電話機5−1および5−2は、基
地局3−1乃至3−4までを2Mbpsの簡易トランスポー
トプロトコルで通信し、基地局3−1乃至3−4から、
インターネット6、およびWWWサーバ10−1乃至10
−NまでをTCP/IPで通信する。
【0026】管理制御装置11は、公衆回線網1を介し
て、加入者有線端末装置、PDA4−1および4−2、カ
メラ付デジタル携帯電話機5−1および5−2、並びに
パーソナルコンピュータ2−1および2−2に接続さ
れ、加入者有線端末装置、PDA4−1および4−2、カ
メラ付デジタル携帯電話機5−1および5−2並びにパ
ーソナルコンピュータ2−1および2−2に対する認証
処理または課金処理などを実行する。
【0027】以下、パーソナルコンピュータ2−1およ
び2−2を個々に区別する必要がない場合、単に、パー
ソナルコンピュータ2と称し、基地局3−1乃至3−4
を個々に区別する必要がない場合、単に、基地局3と称
し、PDA4−1および4−2を個々に区別する必要がな
い場合、単に、PDA4と称し、カメラ付デジタル携帯電
話機5−1および5−2を個々に区別する必要がない場
合、単に、カメラ付デジタル携帯電話機5と称する。
【0028】図2乃至図5は、パーソナルコンピュータ
2の外観を示している。
【0029】パーソナルコンピュータ2は、基本的に、
本体21と、本体21に対して開閉自在とされる表示部
22により構成されている。図2は表示部22を本体2
1に対して開いた状態を示す外観斜視図である。図3
は、本体21の平面図、図4は、本体21に設けられて
いる後述するジョグダイヤル23の拡大図である。ま
た、図5は、本体21に設けられているジョグダイヤル
23の側面図である。
【0030】本体21には、各種の文字や記号などを入
力するとき操作されるキーボード24、LCD25に表示
されるポインタ(マウスカーソル)を移動させるときな
どに操作されるポインティングデバイスとしてのタッチ
パット26、および電源スイッチ27がその上面に設け
られている。また、ジョグダイヤル23およびIEEE(In
stitute of Electrical and Electronics Engineers)1
394ポート28等が、本体21の側面に設けられてい
る。なお、タッチパット26に代えて、スティック式の
ポインティングデバイスを設けることも可能である。
【0031】また、表示部22の正面には、画像を表示
するLCD(Liquid Crystal Display)25、そして右上
部には、電源ランプPL、電池ランプBL、必要に応じ
て設けられるメッセージランプML(図示せず)その他
のLEDより成るランプが設けられている。更に、表示
部22の上部中央部には、CCD(固体撮像素子)を備
えるCCDビデオカメラ29を有する撮像部30、およ
びマイクロフォン31が設けられている。本体21の図
2中の右上側にはCCDビデオカメラ29を操作するた
めのシャッタボタン32が設けられている。
【0032】撮像部30は、回動自在に表示部22に固
定されている。例えば、撮像部30は、使用者の操作に
より、CCDビデオカメラ29がパーソナルコンピュー
タ2を操作する使用者自身を撮像できる位置から、パー
ソナルコンピュータ2を操作する使用者の視線と同じ方
向を撮像できる位置に回動される。
【0033】次に、ジョグダイヤル23は、例えば、本
体21上のキーボード24の図3中の右側に配置されて
いるキーAおよびキーBの間に、その上面がキーAおよ
びキーBとほぼ同じ高さになるように取り付けられてい
る。ジョグダイヤル23は、図4中の矢印aに示す回転
操作に対応して所定の処理(例えば、画面のスクロール
の処理)を実行し、同図中矢印bに示す移動操作に対応
した処理(例えば、アイコンの選択の決定処理)を実行
する。
【0034】IEEE1394ポート28は、IEEE1394に規定さ
れている規格に基づいた構造を有し、IEEE1394に規定さ
れている規格に基づいたケーブルが接続される。
【0035】次に、パーソナルコンピュータ2の内部の
構成例について図6を参照して説明する。
【0036】中央処理装置(CPU(Central Processing
Unit))51は、例えば、インテル(Intel)社製のペ
ンティアム(登録商標)プロセッサ等で構成され、ホス
トバス52に接続されている。ホストバス52には、更
に、ブリッジ53(いわゆる、ノースブリッジ)が接続
されており、ブリッジ53は、AGP(Accelerated Graph
ics Port)50を有しているとともに、PCI(Periph
eral Component Interconnect/Interface)バス56に
接続されている。
【0037】ブリッジ53は、例えば、インテル社製の
AGP Host Bridge Controllerである440BXなどで構
成されており、CPU51およびRAM(Random Access Memo
ry)54(いわゆる、メインメモリ)等を制御する。更
に、ブリッジ53は、AGP50を介して、ビデオコン
トローラ57を制御する。なお、このブリッジ53とブ
リッジ(いわゆる、サウスブリッジ(PCI−ISA Bridg
e))58とで、いわゆるチップセットが構成されてい
る。
【0038】ブリッジ53は、更に、キャッシュメモリ
55とも接続されている。キャッシュメモリ55は、SR
AM(Static RAM)などRAM54に比較して、より高速な
書き込みまたは読み出しの動作を実行できるメモリで構
成され、CPU51が使用するプログラムまたはデータを
キャッシュする(一時的に記憶する)。
【0039】なお、CPU51は、その内部に1次的な、
キャッシュメモリ55に比較して、より高速に動作で
き、CPU51自身が制御するキャッシュを有する。
【0040】RAM54は、例えば、DRAM(Dynamic RAM)
で構成され、CPU51が実行するプログラム、またはCPU
51の動作に必要なデータを記憶する。具体的には、RA
M54は、所定のタイミングでHDD67からロードさ
れた、例えば、電子メールプログラム54A、オートパ
イロットプログラム54B、ジョグダイヤル状態監視プ
ログラム54C、ジョグダイヤルドライバ54D、オペ
レーティングプログラム(OS)54E、コミュニケー
ションプログラム54F、ウェブブラウザ54G、およ
びアプリケーションプログラム54Hを記憶する。
【0041】電子メールプログラム54Aは、モデム7
5、公衆回線網1、インターネットサービスプロバイ
ダ、電子メールサーバ9、およびインターネット6を介
して、通信文(電子メール)を授受するためのプログラ
ムである。
【0042】オートパイロットプログラム54Bは、予
め設定された複数の処理(またはプログラム)などを、
予め設定された順序で順次起動して、処理するプログラ
ムである。
【0043】ジョグダイヤル状態監視プログラム54C
は、上述した各アプリケーションプログラムから、ジョ
グダイヤル23に対応しているか否かの通知を受け取
り、対応するアプリケーションがジョグダイヤル23に
対応している場合、ジョグダイヤル23を操作すること
で何が行えるかをLCD25に表示させる。
【0044】ジョグダイヤル状態監視プログラム54C
はまた、ジョグダイヤル23のイベント(ジョグダイヤ
ル23が図4の矢印aに示す方向に回転される、または
図4の矢印bに示す方向に押圧されるなどの操作)を検
出し、検出したイベントに対応する処理を実行する。ジ
ョグダイヤルドライバ54Dは、ジョグダイヤル23の
操作に対応して各種機能を実行する。
【0045】OS(Operating System)54Eは、例え
ばマイクロソフト社のいわゆるウィンドウズ(登録商
標)95若しくはウィンドウズ(登録商標)98、また
はアップルコンピュータ社のいわゆるMac OS(登録商
標)等に代表される、コンピュータの基本的な動作を制
御するプログラムである。
【0046】コミュニケーションプログラム54Fは、
ピアツーピア通信のための処理を実行するとともに、そ
の通信接続を確立するために、電子メールプログラム5
4Aを制御して、パーソナルコンピュータ2のIPアド
レスが添付された電子メールを、通信相手に送信させた
り、通信相手から送信されてきた所定の電子メールから
IPアドレスを取得する。
【0047】コミュニケーションプログラム54Fはま
た、ウェブブラウザ54Gを制御して、ウェブブラウザ
54Gの機能に基づく通信を行う。
【0048】ウェブブラウザ54Gは、コミュニケーシ
ョンプログラム54Fによる制御に従って、所定のウェ
ブページのデータを閲覧する(表示部22に表示させ
る)ための処理を実行する。
【0049】アプリケーションプログラム54Hは、電
子メールのデータを音声データに変換して読み上げるプ
ログラムであるメールウォッチャーアプリケーションや
メールリーダアプリケーションを含んでいる。これらの
アプリケーションの詳細については、後述する。
【0050】ビデオコントローラ57は、AGP50を
介してブリッジ53に接続されており、AGP50およ
びブリッジ53を介してCPU51から供給されるデータ
(イメージデータまたはテキストデータなど)を受信し
て、受信したデータに対応するイメージデータを生成
し、生成したイメージデータ、または受信したデータを
そのまま、内蔵するビデオメモリに記憶する。ビデオコ
ントローラ57は、表示部22のLCD25に、ビデオメ
モリに記憶されているイメージデータに対応する画像を
表示させる。
【0051】また、ビデオコントローラ57は、CCD
ビデオカメラ29から供給されたビデオデータを、PC
Iバス56を介して、RAM54に供給する。
【0052】PCIバス56には、サウンドコントロー
ラ64が接続されている。サウンドコントローラ64
は、マイクロフォン31から音声を取り込み、その音声
に対応するデータを生成して、RAM54に出力する。ま
たサウンドコントローラ64は、スピーカ65を駆動し
て、スピーカ65に音声を出力させる。
【0053】また、PCIバス56にはモデム75が接
続されている。モデム75は、公衆回線網1に接続され
ており、公衆回線網1またはインターネット6を介する
通信処理を実行する。
【0054】PCカードスロットインターフェース11
1は、PCIバス56に接続され、スロット33に装着
されたインターフェースカード112から供給されたデ
ータを、CPU51またはRAM54に供給するとともに、CP
U51から供給されたデータをインターフェースカード
112に出力する。ドライブ113は、PCカードスロ
ットインターフェース111およびインターフェースカ
ード112を介して、PCIバス56に接続されてい
る。
【0055】ドライブ113は、装着されている磁気デ
ィスク121、光ディスク122、光磁気ディスク12
3、または半導体メモリ124(図7を用いて後述する
メモリースティック(商標)131を含む)に記録され
ているデータを読み出し、読み出したデータを、インタ
ーフェースカード112、PCカードスロットインター
フェース111、およびPCIバス56を介して、RAM
54に供給する。また、CPU51の処理により生成され
たデータ(例えば、後述する処理により生成された音声
データ)を、ドライブ113に装着される磁気ディスク
121、光ディスク122、光磁気ディスク123、ま
たは半導体メモリ124(メモリースティック131)
に記憶させることができる。
【0056】なお、メモリースティックスロットを個別
に用意し、メモリースティック131を、インターフェ
ースカード112およびドライブ113を介さずに、接
続可能なようにしても良いことはもちろんである。
【0057】従って、パーソナルコンピュータ2は、メ
モリースティック131を装着可能に構成されているの
で、メモリースティック131を介して、他の電子機器
(例えば、PDA4、カメラ付デジタル携帯電話機5、あ
るいは、図14を用いて後述する携帯型音楽再生装置2
71など)との間でデータの共有化を図ることができ
る。
【0058】また、PCIバス56にはブリッジ58
(いわゆる、サウスブリッジ)も接続されている。ブリ
ッジ58は、例えば、インテル社製のPIIX4Eなど
で構成されており、IDE(Integrated Drive Electro
nics)コントローラ/コンフィギュレーションレジスタ
59、IDEインターフェース61、およびUSBインタ
ーフェース68等を内蔵している。ブリッジ58は、I
DEバス62に接続されるデバイス、またはISA/E
IO(Industry Standard Architecture / Extended In
put Output)バス63若しくはI/Oインターフェース6
9を介して接続されるデバイスの制御等、各種のI/O
(Input / Output)を制御する。
【0059】IDEコントローラ/コンフィギュレーシ
ョンレジスタ59は、いわゆるプライマリIDEコント
ローラとセカンダリIDEコントローラとの2つのID
Eコントローラ、およびコンフィギュレーションレジス
タ(configuration register)等から構成されている
(いずれも図示せず)。
【0060】プライマリIDEコントローラには、ID
Eバス62を介して、HDD67が接続されている。ま
た、セカンダリIDEコントローラには、他のIDEバ
スに、図示しないCD ROMドライブまたはHDDなどの、
いわゆるIDEデバイスが装着されたとき、その装着さ
れたIDEデバイスが電気的に接続される。
【0061】HDD67は、電子メールプログラム67
A、オートパイロットプログラム67B、ジョグダイヤ
ル状態監視プログラム67C、ジョグダイヤルドライバ
67D、OS87E、コミュニケーションプログラム6
7F、ウェブブラウザ67G、およびその他のアプリケ
ーションプログラム67H等を記録する。
【0062】HDD67に記録されている電子メールプ
ログラム67A乃至アプリケーションプログラム67H
等は、RAM54に適宜ロードされる。
【0063】ISA/EIOバス63には、更に、I/O
インターフェース69が接続されている。このI/Oイ
ンターフェース69は、エンベディットコントローラか
ら構成され、その内部において、ROM70、RAM71、お
よびCPU72が相互に接続されている。
【0064】ROM70は、IEEE1394インターフェースプ
ログラム70A、LED制御プログラム70B、タッチ
パッド入力監視プログラム70C、キー入力監視プログ
ラム70D、ウェイクアッププログラム70E、および
ジョグダイヤル状態監視プログラム70F等を予め記憶
している。
【0065】IEEE1394インターフェースプログラム70
Aは、IEEE1394ポート28を介して、IEEE1394の規格に
準拠するデータ(パケットに格納されているデータ)を
送受信する。LED制御プログラム70Bは、電源ラン
プPL、電池ランプBL、必要に応じて設けられるメッ
セージランプML、またはその他のLEDよりなるラン
プの点灯の制御を行う。タッチパッド入力監視プログラ
ム70Cは、利用者の操作に対応したタッチパッド26
からの入力を監視するプログラムである。
【0066】キー入力監視プログラム70Dは、キーボ
ード24またはその他のキースイッチからの入力を監視
するプログラムである。ウェイクアッププログラム70
Eは、ブリッジ58のタイマ回路(図示せず)から供給
される現在時刻を示すデータに基づいて、予め設定され
た時刻になったかどうかをチェックして、設定された時
刻になったとき、所定の処理(またはプログラム)等を
起動するために、パーソナルコンピュータ2を構成する
各チップの電源を管理するプログラムである。ジョグダ
イヤル状態監視プログラム70Fは、ジョグダイヤル2
3の回転型エンコーダが回転されたか否か、またはジョ
グダイヤル23が押されたか否かを常に監視するための
プログラムである。
【0067】ROM70には更に、BIOS(Basic Input/Out
put System(基本入出力システム))70Gが書き込ま
れている。BIOS90Gは、OSまたはアプリケーショ
ンプログラムと周辺機器(タッチパッド26、キーボー
ド24、またはHDD67等)との間でのデータの受け
渡し(入出力)を制御する。
【0068】RAM71は、LED制御、タッチパッド入
力ステイタス、キー入力ステイタス、若しくは設定時刻
用の各レジスタ、ジョグダイヤル状態監視用のI/Oレジ
スタ、またはIEEE1394I/Fレジスタ等を、レジスタ71
A乃至71Fとして有している。例えば、LED制御レ
ジスタには、ジョグダイヤル23が押されて、電子メー
ルプログラム54Aが起動されたとき、所定の値が格納
され、格納されている値に対応して、メッセージランプ
MLの点灯が制御される。キー入力ステイタスレジスタ
には、ジョグダイヤル23が押圧されると、所定の操作
キーフラグが格納される。設定時刻レジスタには、使用
者によるキーボード24などの操作に対応して、所定の
時刻が設定される。
【0069】また、このI/Oインターフェース69に
は、図示せぬコネクタを介して、ジョグダイヤル23、
タッチパッド26、キーボード24、IEEE1394ポート2
8、およびシャッタボタン32等が接続され、ジョグダ
イヤル23、タッチパッド26、キーボード24、また
はシャッタボタン32それぞれに対する操作に対応した
信号をISA/EIOバス63に出力する。また、I/O
インターフェース69は、IEEE1394ポート28を介して
接続されている機器とのデータの送受信を制御する。更
に、I/Oインターフェース69には、電源ランプPL、
電池ランプBL、メッセージランプML、電源制御回路
73、およびその他のLEDよりなるランプが接続され
ている。
【0070】電源制御回路73は、内蔵バッテリ74ま
たはAC電源に接続されており、各ブロックに、必要な
電源を供給するとともに、内蔵バッテリ74または周辺
装置のセカンドバッテリの充電のための制御を行う。ま
た、I/Oインターフェース69は、電源をオンまたはオ
フするとき操作される電源スイッチ27を監視してい
る。
【0071】I/Oインターフェース69は、電源がオフ
の状態でも、内部に設けられた電源により、IEEE1394イ
ンターフェースプログラム70A乃至ジョグダイヤル状
態監視プログラム70Fを実行する。すなわち、IEEE13
94インターフェースプログラム70A乃至ジョグダイヤ
ル状態監視プログラム70Fは、常時動作している。
【0072】従って、電源スイッチ27がオフでCPU5
1がOS54Eを実行していない場合でも、I/Oインタ
ーフェース69は、ジョグダイヤル状態監視プログラム
70Fを実行するので、例えば、省電力状態、または電
源オフの状態で、ジョグダイヤル23が押圧されたと
き、パーソナルコンピュータ2は、予め設定した所定の
ソフトウェアまたはスクリプトファイルの処理を起動す
る。
【0073】このように、パーソナルコンピュータ2に
おいては、ジョグダイヤル23がプログラマブルパワー
キー(PPK)機能を有するので、専用のキーを設ける
必要がない。
【0074】図7乃至図9は、PDA4の外観を説明する
図である。図7は、把持されたときのPDA4の斜視図で
ある。図8は、クレードル141に装着されたPDA4の
斜視図である。図9は、PDA4の正面図である。
【0075】PDA4は、片手で把持、および操作が可能
な大きさに、その筐体が形成されている。PDA4の上部
には、半導体メモリが内蔵されているメモリースティッ
ク131が挿入されるスロットが設けられている。
【0076】メモリースティック131は、本願出願人
であるソニー株式会社によって開発されたフラッシュメ
モリカードの一種である。このメモリースティック13
1は、縦21.5×横50×厚さ2.8[mm]の小型薄型形状のプ
ラスチックケース内に電気的に書換えや消去が可能な不
揮発性メモリであるEEPROM(Electrically Erasableand
Programmable Read Only Memory )の一種であるフラ
ッシュメモリ素子を格納したものであり、10ピン端子
を介して画像や音声、音楽等の各種データの書き込み及
び読み出しが可能となっている。
【0077】またメモリースティック131は、大容量
化等による内蔵フラッシュメモリの仕様変更に対して
も、使用する機器で互換性を確保することができる独自
のシリアルプロトコルを採用し、最大書込速度1.5[MB/
S]、最大読出速度2.45[MB/S]の高速性能を実現している
とともに、誤消去防止スイッチを設けて高い信頼性を確
保している。
【0078】PDA4は、図8に示されるように、PDA4の
下面とクレードル141の上面とが接するようにクレー
ドル141に装着される。PDA4の下面には、クレード
ル141と接続するためのUSB(Universal Serial Bu
s)ポート(図示せず)等が設けられている。クレード
ル141とは、PDA4とパーソナルコンピュータ2とを
有線で接続して情報を授受させ、それぞれのデータを最
新のデータに更新する(いわゆるホットシンクによりデ
ータを同期させる)場合のドッキングステーションであ
る。
【0079】PDA4には、表示部161、キー162、
およびジョグダイヤル151などが設けられている。
【0080】表示部161は、液晶表示装置などの薄型
の表示装置で構成され、アイコン、サムネイル、または
テキストなどの画像を表示する。表示部161の上側に
は、タッチパッドが設けられている。タッチパッドを指
またはペンなどで押圧することにより、PDA4に所定の
データまたは動作指示が入力される。
【0081】キー162は、入力キーなどから構成さ
れ、表示部161に表示されたアイコンまたはサムネイ
ルの選択などを入力する。
【0082】ジョグダイヤル151は、回転操作または
本体側への押圧操作に対応して、表示部161に表示さ
れたアイコンまたはサムネイルの選択などを入力する。
【0083】次に、図10を用いて、PDA4の内部構成
について説明する。
【0084】CPU(Central Processing Unit)171
は、発振器172から供給されるクロック信号に同期し
て、Flash ROM(Read only Memory)173またはEDO D
RAM(Extended Data Out Dynamic Random Access Memor
y)174に格納されているオペレーティングシステ
ム、または開発されたアプリケーションプログラムなど
の各種のプログラムを実行する。
【0085】Flash ROM173は、EEPROM(Electricall
y Erasable Programmable Read Only Memory)の一種で
あるフラッシュメモリで構成され、一般的には、CPU1
71が使用するプログラムや演算用のパラメータのうち
の基本的に固定のデータを格納する。EDO DRAM174
は、CPU171の実行において使用するプログラムや、
その実行において適宜変化するパラメータを格納する。
【0086】メモリースティックインターフェース17
5は、PDA4に装着されているメモリースティック13
1からデータを読み出すとともに、CPU171から供給
されたデータをメモリースティック131に書き込む。
【0087】従って、PDA4は、メモリースティック1
31を装着可能に構成されているので、メモリースティ
ック131を介して、他の電子機器(例えば、パーソナ
ルコンピュータ2、カメラ付デジタル携帯電話機5、あ
るいは、図14を用いて後述する携帯型音楽再生装置2
71など)との間でデータの共有化を図ることができ
る。
【0088】USB(Universal Serial Bus)インターフ
ェース176は、発振器177から供給されるクロック
信号に同期して、接続されているUSB機器であるドライ
ブ183からデータまたはプログラムを入力するととも
に、CPU171から供給されたデータをドライブ183
に供給する。USBインターフェース176は、発振器1
77から供給されるクロック信号に同期して、接続され
ているUSB機器であるクレードル141からデータまた
はプログラムを入力するとともに、CPU171から供給
されたデータをクレードル141に供給する。
【0089】また、USBインターフェース176には、
ドライブ183も接続されている。ドライブ183は、
装着されている磁気ディスク191、光ディスク19
2、光磁気ディスク193、または半導体メモリ194
に記録されているデータまたはプログラムを読み出し
て、そのデータまたはプログラムを、USBインターフェ
ース176を介して、接続されているCPU171またはE
DO DRAM174に供給する。また、ドライブ183は、C
PU171から供給されたデータまたはプログラムを、装
着されている磁気ディスク191、光ディスク192、
光磁気ディスク193、または半導体メモリ194に記
録させる。
【0090】Flash ROM173、EDO DRAM174、メモ
リースティックインターフェース175、およびUSBイ
ンターフェース176は、アドレスバスおよびデータバ
スを介して、CPU171に接続されている。
【0091】表示部161は、LCDバスを介して、CPU1
71からデータを受信し、受信したデータに対応する画
像または文字などを表示する。タッチパッド制御部17
8は、表示部161の上側に設けられたタッチパッドが
操作されたとき、操作に対応したデータ(例えば、タッ
チされた座標を示す)を表示部161から受信し、受信
したデータに対応する信号を、シリアルバスを介してCP
U171に供給する。
【0092】EL(Electroluminescence)ドライバ17
9は、表示部161の液晶表示部の裏側に設けられてい
る電界発光素子を動作させ、表示部161の表示の明る
さを制御する。
【0093】赤外線通信部180は、CPU171から受
信したデータを、赤外線を媒体として、UART(Universa
l asynchronous receiver transmitter)を介して、図
示せぬ他の機器に送信するとともに、他の機器から送信
された赤外線を媒体とするデータを受信して、CPU17
1に供給する。すなわち、PDA4は、UARTを介して、他
の機器と通信することができる。
【0094】音声再生部182は、スピーカ、および音
声のデータの復号回路などから構成され、予め記憶して
いる音声のデータ、またはインターネット6を介して受
信した音声のデータなどを復号して、再生し、音声を出
力する。例えば、音声再生部182は、バッファ181
を介して、CPU171から供給された音声のデータを再
生して、データに対応する音声を出力する。
【0095】キー162は、入力キーなどで構成され、
CPU171に各種の指令を入力するとき、使用者により
操作される。
【0096】ジョグダイヤル151は、回転操作または
本体側への押圧操作に対応するデータをCPU171に供
給する。
【0097】電源回路186は、装着されているバッテ
リ184または接続されているAC(Alternating curr
ent)アダプタ185から供給される電源の電圧を変換
して、電源をCPU171乃至音声再生部182のそれぞ
れに供給する。
【0098】次に、カメラ付デジタル携帯電話機5の外
観構成について説明する。図11に示すようにカメラ付
デジタル携帯電話機5は、表示部202および本体20
3で構成され、中央のヒンジ部204により折り畳み可
能に形成されている。
【0099】表示部202は、上端左部に引出しまたは
収納可能な送受信用のアンテナ205を有する。カメラ
付デジタル携帯電話機5は、アンテナ205を介して、
固定無線局である基地局3−1乃至3−4のいずれかと
の間で電波を送受信する。
【0100】また、表示部202は、上端中央部にほぼ
180度の角度範囲で回動自在なカメラ部206を有す
る。カメラ付デジタル携帯電話機5は、カメラ部206
のCCDカメラ207によって所望の撮像対象を撮像す
る。
【0101】カメラ部206が使用者によってほぼ18
0度回動されて位置決めされた場合、図12に示すよう
に、表示部202は、カメラ部206の背面側中央に設
けられたスピーカ208が正面側に位置する状態とな
る。これにより、カメラ付デジタル携帯電話機5は、通
常の音声通話状態に切り換わる。
【0102】更に、表示部202の正面に液晶ディスプ
レイ209が設けられている。液晶ディスプレイ209
は、電波の受信状態、電池残量、電話帳として登録され
ている相手先名や電話番号および発信履歴等の他、電子
メールの内容、簡易ホームページ、カメラ部206のC
CDカメラ207で撮像した画像などを表示する。
【0103】一方、本体203には、その表面に「0」
乃至「9」の数字キー、発呼キー、リダイヤルキー、終
話及び電源キー、クリアキー及び電子メールキー等の操
作キー210が設けられている。操作キー210の操作
に対応した各種指示が、カメラ付デジタル携帯電話機5
に入力される。
【0104】また、本体203の操作キー210の下部
にメモボタン211およびマイクロフォン212が設け
られている。カメラ付デジタル携帯電話機5は、メモボ
タン211が操作されたとき、通話中の相手の音声を録
音する。カメラ付デジタル携帯電話機5は、マイクロフ
ォン212によって通話時の使用者の音声を集音する。
【0105】更に、本体203の操作キー210の上部
に回動自在なジョグダイヤル213が、本体203の表
面から僅かに突出した状態で設けられている。カメラ付
デジタル携帯電話機5は、ジョグダイヤル213に対す
る回動操作に応じて、液晶ディスプレイ209に表示さ
れている電話帳リスト若しくは電子メールのスクロール
動作、簡易ホームページのページ捲り動作、または画像
の送り動作等の種々の動作を実行する。
【0106】例えば、本体203は、使用者によるジョ
グダイヤル213の回動操作に応じて液晶ディスプレイ
209に表示された電話帳リストの複数の電話番号の中
から所望の電話番号を選択し、ジョグダイヤル213が
本体203の内部方向に押圧されたとき、選択されてい
る電話番号を確定して、確定した電話番号に対して自動
的に発呼処理を行う。
【0107】なお、本体203は、背面側に図示しない
バッテリパックが装着されており、終話/電源キーがオ
ン状態になると、バッテリパックから各回路部に対して
電力が供給されて動作可能な状態に起動する。
【0108】本体203の左側面上部には、抜差自在な
メモリースティック131を装着するためのメモリース
ティックスロット214が設けられている。カメラ付デ
ジタル携帯電話機5は、メモボタン211が押下される
と、通話中の相手の音声を装着されているメモリーステ
ィック131に記録する。カメラ付デジタル携帯電話機
5は、使用者の操作に応じて、電子メール、簡易ホーム
ページ、CCDカメラ207で撮像した画像、もしく
は、後述する処理により生成された音声データを、装着
されているメモリースティック131に記録する。
【0109】従って、カメラ付デジタル携帯電話機5
は、メモリースティック131を装着可能に構成されて
いるので、メモリースティック131を介して、他の電
子機器(例えば、パーソナルコンピュータ2、PDA4、
あるいは、図14を用いて後述する携帯型音楽再生装置
271など)との間でデータの共有化を図ることができ
る。
【0110】図13は、カメラ付デジタル携帯電話機5
の内部構成を示すブロック図である。
【0111】図13に示すように、カメラ付デジタル携
帯電話機5は、表示部202および本体203の各部を
統括的に制御する主制御部251に対して、電源回路部
252、操作入力制御部253、画像エンコーダ25
4、カメラI/F(インターフェース)部255、LCD
(Liquid Crystal Display)制御部256、多重分離部
258、変復調回路部259、および音声コーデック2
60がメインバス261を介して互いに接続されるとと
もに、画像エンコーダ254、画像デコーダ257、多
重分離部258、記憶再生部263、変復調回路部25
9、および音声コーデック260が同期バス262を介
して互いに接続されて構成されている。
【0112】電源回路部252は、使用者の操作により
終話/電源キーがオン状態にされると、バッテリパック
から各部に対して電力を供給することによりカメラ付デ
ジタル携帯電話機5を動作可能な状態に起動する。
【0113】カメラ付デジタル携帯電話機5は、CPU、R
OMおよびRAM等でなる主制御部251の制御に基づい
て、音声通話モードにおいて、マイクロフォン212で
集音した音声信号を音声コーデック260によってデジ
タル音声データに変換する。カメラ付デジタル携帯電話
機5は、デジタル音声データを変復調回路部259でス
ペクトラム拡散処理し、送受信回路部264でデジタル
アナログ変換処理および周波数変換処理を施した後にア
ンテナ205を介して送信する。
【0114】また、カメラ付デジタル携帯電話機5は、
音声通話モードにおいて、アンテナ205で受信した受
信信号を送受信回路部264で増幅して周波数変換処理
およびアナログデジタル変換処理を施し、変復調回路部
259でスペクトラム逆拡散処理し、音声コーデック2
60によってアナログ音声信号に変換する。カメラ付デ
ジタル携帯電話機5は、アナログ音声信号に対応する音
声をスピーカ208に出力させる。
【0115】更に、カメラ付デジタル携帯電話機5は、
データ通信モードにおいて、電子メールを送信する場
合、操作キー210もしくはジョグダイヤル213の操
作によって入力された電子メールのテキストデータを、
操作入力制御部253を介して主制御部251に送出す
る。
【0116】主制御部251は、テキストデータを変復
調回路部259でスペクトラム拡散処理し、送受信回路
部264でデジタルアナログ変換処理及び周波数変換処
理を施した後にアンテナ205を介して基地局3へ送信
する。
【0117】これに対してカメラ付デジタル携帯電話機
5は、データ通信モードにおいて、電子メールを受信す
る場合、アンテナ205を介して基地局3から受信した
受信信号を変復調回路部259でスペクトラム逆拡散処
理して、元のテキストデータを復元した後、LCD制御部
256に出力する。LCD制御部256は、電子メールを
表示させるために、液晶ディスプレイ209を制御す
る。
【0118】カメラ付デジタル携帯電話機5において
は、使用者の操作に応じて受信した電子メール、もしく
は、後述する処理により音声データに変換された電子メ
ールを、記憶再生部263を介してメモリースティック
131に記録することも可能である。
【0119】カメラ付デジタル携帯電話機5は、データ
通信モードにおいて画像データを送信する場合、CCD
カメラ207で撮像された画像データを、カメラインタ
ーフェース部255を介して画像エンコーダ254に供
給する。
【0120】因みにカメラ付デジタル携帯電話機5は、
画像データを送信しない場合には、CCDカメラ207
で撮像した画像データをカメラインターフェース部25
5およびLCD制御部256を介して液晶ディスプレイ2
09に直接表示することも可能である。
【0121】画像エンコーダ254は、CCDカメラ2
07から供給された画像データを、例えば、MPEG
(Moving Picture Experts Group )2またはMPEG
4等の所定の符号化方式によって圧縮符号化することに
より符号化画像データに変換し、これを多重分離部25
8に送出する。
【0122】このとき同時にカメラ付デジタル携帯電話
機5は、CCDカメラ207で撮像中にマイクロフォン
212で集音した音声を、音声コーデック260を介し
てデジタルの音声データとして多重分離部258に送出
する。
【0123】多重分離部258は、画像エンコーダ25
4から供給された符号化画像データと音声コーデック2
60から供給された音声データとを所定の方式で多重化
し、その結果得られる多重化データを変復調回路部25
9でスペクトラム拡散処理し、送受信回路部264でデ
ジタルアナログ変換処理及び周波数変換処理を施した後
にアンテナ205を介して送信する。
【0124】これに対してカメラ付デジタル携帯電話機
5は、データ通信モードにおいて、例えば、簡易ホーム
ページ等にリンクされた動画像ファイルのデータを受信
する場合、アンテナ205を介して基地局から受信した
受信信号を変復調回路部259でスペクトラム逆拡散処
理し、その結果得られる多重化データを多重分離部25
8に送出する。
【0125】多重分離部258は、多重化データを符号
化画像データと音声データとに分離し、同期バス262
を介して、符号化画像データを画像デコーダ257に供
給するとともに、音声データを音声コーデック260に
供給する。
【0126】画像デコーダ257は、符号化画像データ
をMPEG2またはMPEG4等の所定の符号化方式に
対応した復号方式でデコードすることにより再生動画像
データを生成し、LCD制御部256を介して液晶ディス
プレイ209に供給して表示させる。これにより、カメ
ラ付デジタル携帯電話機5は、例えば、簡易ホームペー
ジにリンクされた動画像ファイルに含まれる動画データ
を表示する。
【0127】このとき同時に音声コーデック260は、
音声データをアナログ音声信号に変換した後、スピーカ
208に供給して出力させる。これにより、カメラ付デ
ジタル携帯電話機5は、例えば、簡易ホームページにリ
ンクされた動画像ファイルに含まれる音声データを再生
する。
【0128】カメラ付デジタル携帯電話機5において
は、この場合も、電子メールの場合と同様に、受信した
簡易ホームページ等のデータ、もしくは、音声データに
変換された簡易ホームページなどのテキストデータを、
使用者の操作により記憶再生部263を介してメモリー
スティック131に記録することが可能である。
【0129】すなわち、図14に示されるように、パー
ソナルコンピュータ2、PDA4、カメラ付デジタル携帯
電話機5、および、メモリースティック131が装着可
能で、メモリースティック131に記録されている音声
データを再生することができる携帯型音楽再生装置27
1のそれぞれにおいて、メモリースティック131を介
して、情報を共有することが可能である。例えば、パー
ソナルコンピュータ2、PDA4、もしくはカメラ付デジ
タル携帯電話機5において生成された音声データを、メ
モリースティック131に記録し、携帯型音楽再生装置
271によって再生することなどが可能である。
【0130】図14においては、メモリースティック1
31を介して、情報を共有する場合について説明した
が、パーソナルコンピュータ2、PDA4、カメラ付デジ
タル携帯電話機5、および、携帯型音楽再生装置271
のそれぞれが、有線、もしくは無線で接続され、データ
の授受を行うことが可能な場合も、情報を共有すること
ができるのは言うまでもない。
【0131】図15に、パーソナルコンピュータ2にお
いて、図6を用いて説明した、HDD67に記録されて
いるアプリケーションプログラム67Hのうち、メール
ウォッチャーアプリケーションがRAM54にロードさ
れ、CPU51によって実行された場合の機能ブロック図
を示す。
【0132】メールウォッチャーアプリケーション制御
部281は、Microsoft社がWOSA(Windows(登録商標)
Open System Architecture)の1つとして標準化した、
電子メッセージングアプリケーションのための標準シス
テムインターフェイスであるMAPI(Messaging Applicat
ion Program Interface)を採用したMAPIメーラ282
(図6の電子メールプログラム67Aに対応する)か
ら、電子メールのデータを読み込み、GUI(Graphica
l User Interface)制御部283から供給されるユーザ
の設定に基づいて、各種処理を実行する。
【0133】ここで、メールウォッチャーアプリケーシ
ョン制御部281が処理を実行するにあたり、MAPIメー
ラ282は、起動されていなくても(すなわち、RAM5
4にロードされ、CPU51によって実行されていなくて
も)よい。
【0134】また、メールウォッチャーアプリケーショ
ン制御部281は、その内部に、読み上げたメールのメ
ールIDを保存するためのメールIDリストを有してい
る。メールウォッチャーアプリケーション制御部281
は、読み上げたメールのメールIDをメールIDリスト
に保存して、MAPIメーラ282から読み込んだ電子メー
ルのIn-Reply-Toフィールド、もしくは、Referencesフ
ィールドに記載されているメールIDを基に、内部に保
存している既読メールに記載されている内容と共通行が
あるか否かを判断し、共通行がある場合は、その共通行
を削除した後、音声出力を実行させる。
【0135】メールウォッチャーアプリケーション制御
部281は、共通行があるか否かを判断するにあたり、
メールフィルタ284もしくはHTMLタグフィルタ286
から入力されるフィルタリング結果(引用文であるか否
か)を利用することができる。
【0136】GUI制御部283は、メールウォッチャ
ーアプリケーション制御部281の制御に従って、後述
するメールウォッチャーアプリケーションの各種設定を
行うためのダイアログボックスや表示ウィンドウなどの
GUIの表示を制御し、かつ、ユーザが、表示されてい
るGUIに対して実行した操作入力の内容を示す信号を
生成し、メールウォッチャーアプリケーション制御部2
81に供給する。
【0137】メールフィルタ284は、メールウォッチ
ャーアプリケーション制御部281から供給された、テ
キスト形式で記載された電子メールを1行毎に区切っ
て、変換テーブルデータベース285に記載された変換
テーブルに基づいてフィルタリングする。
【0138】変換テーブルデータベース285には、例
えば、「>」「|」「:」など、受信した電子メールを
返信したり、転送する場合に、電子メールの本文の中
で、引用文であることを示すためにインデント部分に付
加される記号が記録されている。
【0139】メールフィルタ284は、供給された電子
メール本文の行毎に付加される記号とその個数に基づい
て、供給されたメール本文を、記載した人が同一である
部分毎に、例えば、マークを入れることなどにより分類
する。例えば、図16に示される電子メールが供給され
た場合、メールフィルタ284は、電子メール本文の最
初の部分(ここでは、送信者が記述した部分)であるテ
キストA、テキストAとは異なる(ここでは引用文)テ
キストB、テキストBとは異なる(引用文の記号の数が
テキストBとは異なる)テキストC、テキストCとは異
なる(引用文の記号の数がテキストCとは異なる)テキ
ストD、テキストDとは異なる(ここでは、送信者が記
述した部分)テキストEに分割する。
【0140】HTML(Hyper Text Markup Language)タグ
フィルタ286は、メールウォッチャーアプリケーショ
ン制御部281から供給された、HTMLで記述されている
電子メールを、変換テーブルデータベース287に記載
された変換テーブルに基づいてフィルタリングする。
【0141】図17に、HTMLで記述されている電子メー
ルの例を示す。また、図17に示されるHTMLで記述され
ている電子メールのソースを、図18に示す。HTMLで記
述されている電子メールは、テキストで記述されている
電子メールとは異なり、例えば、背景の色を変更した
り、背景に画像データを用いたり、文字のフォントを設
定し、例えば、強調したい部分に色を付けたり、文字ポ
イントを大きくしたり、太字にしたり、イタリックにす
ることなどが可能である。
【0142】図18に示される電子メールのソースにお
いて、<HTML>と、</HTML>とで囲まれている部分が、HTM
Lで記述された電子メールの全体を示している。そし
て、<HEAD>と、</HRAD>で囲まれた部分(図中Iで示され
る部分)は、ヘッダである。
【0143】<BODY bgColer=#ffffff>と、</BODY>で囲
まれた部分(図中Jで示される部分)は、電子メールの
本文である。bgColer=#ffffffは、本文の背景色を示し
ている。本文中、<DIV>と、</DIV>で囲まれた部分は、
本文の1行を示している。そして、本文中、<BLOCKQUOT
E dir=ltr・・・0px">から始まり、それ以降、行の始まり
を示す<DIV>がインデントされている(図中kで示される
部分)は、引用文を示す部分、すなわち、図17のGで
示される部分である。<BLOCKQUOTE dir=ltr・・・0px">
は、図17のGで示される部分の、インデント部分に付
加された引用記号(直線)を表示させるためのHTMLタグ
である。
【0144】HTMLタグフィルタ286は、HTMLのタグ
(<>で囲まれた部分の記述)を参照し、変換テーブルデ
ータベース287に記載された変換テーブルに基づい
て、例えば、本文とヘッダを分割し、更に、本文を引用
文と、そうでない部分(引用文が多重化している部分
は、その部分も)を分割し、1行毎に区切って、それぞ
れ1行毎に含まれるテキストデータを、引用文と、そう
でない部分(引用文が多重化している部分は、その部分
も)が区別できるような、例えば、所定の情報を付加し
て、読み上げ管理モジュール288が処理可能なデータ
に変換する処理を実行する。変換処理の方法は、変換テ
ーブルデータベース287に記載された変換テーブルを
変更することにより、他の方法をとるようにしても良
い。
【0145】ここでは、電子メールがテキスト、もしく
はHTMLで記述されているものとして説明したが、変換テ
ーブルデータベース287に、対応する変換テーブルを
用意することにより、HTML以外のマークアップ言語で記
述されている場合にも、対応させることが可能である。
【0146】読み上げ管理モジュール288は、入力さ
れたテキストデータを音声データに変換し、再生した
り、外部機器に出力して記録させるための処理を実行す
るものであり、その詳細は、図19を用いて後述する。
【0147】不在チェックモジュール289は、ユーザ
がパーソナルコンピュータ2の近くに存在するか否かを
判断するための処理を実行する。不在チェックモジュー
ル289は、例えば、図6を用いて説明した、タッチパ
ッド入力監視プログラム70C、キー入力監視プログラ
ム70D、あるいは、ジョグダイヤル状態監視プログラ
ム70Fから、ユーザによって、タッチパッド26、キ
ーボード24、あるいは、ジョグダイヤル23のうちの
いずれかの操作入力があるか否かの通知を受け、所定の
時間、それらが操作されていなかった場合、ユーザは、
パーソナルコンピュータ2を使用していない(パーソナ
ルコンピュータ2のそばにいない)ものと判断する。
【0148】また、不在チェックモジュール289は、
ユーザの操作入力の監視以外の、どのような方法を用い
て、ユーザがパーソナルコンピュータ2のそばに存在す
るか否かを判断するようにしても良い。
【0149】不在チェックモジュール289は、例え
ば、CCDビデオカメラ29を用いて、パーソナルコン
ピュータ2の使用者の方向を撮像するようにしておき、
撮像された画像データを解析することによって、ユーザ
が、パーソナルコンピュータ2の前に存在するか否かを
判断するようにしても良いし、図示しない、赤外線セン
サ、あるいは温度センサなどにより、ユーザがパーソナ
ルコンピュータ2のそばに存在するか否かを判断するよ
うにしても良い。
【0150】図19は、読み上げ管理モジュール288
の更に詳細な機能ブロック図である。
【0151】読み上げ制御部301は、読み上げ管理モ
ジュール288全体を制御し、入力された各種信号およ
びデータを、対応する部分に供給し、所定の処理を実行
させる。
【0152】テキスト管理部302は、読み上げ制御部
301から供給された読み上げ用のテキストデータを、
読み上げ用テキストデータベース303に登録し、読み
上げ制御部301の処理に従って、読み上げ用テキスト
データベース303から、読み上げの指令があった電子
メールに対応するテキストデータを読み出して、読み上
げ制御部301に出力する。
【0153】辞書管理部304は、後述する処理によ
り、ユーザによって設定されたユーザ辞書の登録データ
の入力や、辞書の更新、削除などの指令を受け、辞書デ
ータベース305に登録されている辞書データを管理す
る。
【0154】テキスト解析部306は、読み上げ制御部
301がテキスト管理部302を介して読み上げ用テキ
ストデータベース303から読み出した、読み上げの指
令があった電子メールに対応するテキストデータの入力
を受け、辞書データベース305および変換ルールデー
タベース307を参照して、テキストを解析して単語に
分解し、韻律情報(いわゆる、発音記号的な音情報)を
生成して音声合成部308に出力する。変換ルールデー
タベース307には、韻律情報を生成するための規則が
保存されている。
【0155】音声合成部308は、テキスト解析部30
6から入力された韻律情報を基に、音素データベース3
09を参照し、合成音声データを生成する(入力された
韻律情報をつなげて、合成音声データとする)。音素デ
ータベース309は、複数用意するようにしても良く、
予め用意された音素データ、および後述する処理により
作成される音素データのそれぞれの音に対する音素が用
意される。音声合成部308は、ユーザが指定した音素
を選択し、合成音声データを生成する。
【0156】音声設定部310は、後述する処理によっ
てユーザが設定する、音声の速さや高さなどを示す情報
の入力を、読み上げ制御部301から入力され、必要に
応じて音素データベース309に記録されている音素デ
ータを変更する。
【0157】再生制御部311は、生成された音声デー
タを音声データベース312に記録させ、読み上げ制御
部301から、音声データの再生指令の入力を受けた場
合、音声データベース312から対応する音声データを
読み出し、スピーカ65に出力して、音声を再生させ
る。音声データベース312に記録される音声データの
フォーマットは、例えば、PCM(Pulse Code Modulatio
n)であり、実際に内部の記録部(例えばHDD67)
や、外部機器、もしくは外部の記録媒体などに記録され
る場合のフォーマット(例えばWAVEデータ、ATRAC(Adv
anced TRansform Acoustic Coding)3、ADPCM(Adaptiv
e Differential Pulse Code Modulation)など)とは異
なるものであっても良い。
【0158】ファイル出力部313は、音声データを装
置内部のファイル記憶装置291(例えば、HDD6
7)に記録させるための制御信号の入力を受け、音声デ
ータベース312から、再生制御部311を介して、音
声データの入力を受け、必要に応じて、データ変換部3
14でデータフォーマットを変換(例えば、PCMデータ
をADPCMデータに変換)し、ヘッダを付加し、周波数を
変更(例えば、22KHzのデータを、11KHzや16KH
zに変更)して、ファイル記憶装置291に出力して記
録させる。
【0159】外部機器出力部315は、音声データを外
部(記録装置、もしくは記録媒体)に出力させるための
制御信号の入力を受け、音声データベース312から、
再生制御部311を介して、音声データの入力を受け、
必要に応じて、データ変換部314でデータフォーマッ
トを変換(例えば、PCMデータをADPCMデータに変換)
し、ヘッダを付け、周波数を変更(例えば、22KHzの
データを、11KHzや16KHzに変更)して、外部機器
出力モジュール293に出力する。
【0160】データ変換部314は、ファイル出力部3
13もしくは外部機器出力部315からデータの入力を
受け、例えば、PCMデータをADPCMデータに変換したり、
変換後のフォーマットが、例えばATRAC3であり、読み
上げ管理モジュール288外のデータ変換モジュール2
93で、PCMデータからATRAC3にデータの変換を行うこ
とができる場合、変換するデータをデータ変換モジュー
ル293に出力し、変換処理終了後、データの入力を受
ける。
【0161】データ変換モジュール293は、例えば、
PCMフォーマットのデータを、ATRAC3に変換する場合な
ど、音声データベース312に記録された音声データを
データ変換部314が変換することができないデータフ
ォーマットに変換する必要がある場合に、データ変換部
314から音声データの入力を受け、対応するフォーマ
ットに変換し、データ変換部314に出力する。
【0162】外部機器出力モジュール293は、例え
ば、図6のUSBインターフェース68や、PCカードス
ロットインターフェース111を介して、パーソナルコ
ンピュータ2に接続されている外部機器に音声データを
出力し、音声記憶処理294、すなわち、メモリーステ
ィック131などの、装着された記録媒体、PDA4など
の外部機器が内部その内部に有するメモリ、もしくは外
部機器に装着された記録媒体に音声データを記録させる
ための処理を実行するものである。
【0163】データ変換モジュール292および外部機
器出力モジュール293が実行する処理は、例えば、本
願出願人であるソニー株式会社によって開発されたOpen
MG(商標)などの、音楽データのデータ変換およびデー
タ管理を実行するアプリケーションソフトウェアの処理
によって実現することも可能である。
【0164】音声記憶装置294は、音声データを記録
することが可能であれば、いずれの装置も用いることが
でき、例えば、PDA4、カメラ付デジタル携帯電話機
5、もしくは携帯型音楽再生装置271などを用いるこ
とができる。
【0165】テキスト表示部316は、読み上げ制御部
301から入力された、表示用テキストの入力を受け、
表示用テキストデータベース317に登録し、読み上げ
制御部301の処理に従って、表示用テキストデータベ
ース317から、表示の指令があった電子メールに対応
するテキストデータを読み出して、表示部22に出力し
て表示させる。
【0166】例えば、メールウォッチャーアプリケーシ
ョンを、パーソナルコンピュータ2の起動と同時に起動
し(すなわち、常駐とする)、図20に示されるよう
に、ツールバー321に、メールウォッチャーアプリケ
ーションに対応するアイコン322が表示されているも
のとする。ユーザは、アイコン322を選択することに
より、コマンドボックス323を表示させることができ
る。
【0167】ユーザは、メールウォッチャーアプリケー
ションの各種設定を行いたい場合、コマンドボックス3
23から「設定」と記載された項目を選択する。ユーザ
の操作を示す信号は、GUI制御部283からメールウ
ォッチャーアプリケーション制御部281に供給され
る。メールウォッチャーアプリケーション制御部281
は、ユーザが、コマンドボックス323から「設定」の
項目を選択したことを示す信号の入力を受け、図21に
示される設定ウィンドウ331を表示させるための制御
信号を生成して、GUI制御部283に出力する。
【0168】図21には、メールタブ341が選択され
ている状態において表示される設定ウィンドウ331が
示されている。設定ウィンドウ331においては、タブ
を選択することによって、いくつかの設定画面を表示さ
せることができる。設定ウィンドウ331には、設定画
面を切り替えるためのタブとして、メールタブ341、
読み上げタブ342、外部機器/メディアへ出力タブ3
43、およびその他タブ344が設けられている。
【0169】メールタブ341が選択されている状態に
おいて表示される設定ウィンドウ331は、電子メール
を読み上げるときの読み上げ項目を選択するためのチェ
ックボックス345乃至チェックボックス349、自動
メールチェックの設定を行うためのチェックボックス3
50および時間設定ボックス351が設けられている。
【0170】チェックボックス345乃至チェックボッ
クス349のうち、ユーザによってチェックが記入され
た項目の内容は、後述する処理により、音声データに変
換される。また、チェックボックス345乃至チェック
ボックス348(すなわち、本文以外の項目)のうち、
ユーザによってチェックが記入された項目の内容は、後
述する処理により、音声データを外部機器などに出力す
る場合のタイトルを生成する場合に用いられる。本文以
外の項目がチェックされていない場合、すなわち、チェ
ックボックス345乃至チェックボックス348がいず
れもチェックされていない場合、タイトルは、所定の文
字列に設定される。
【0171】また、メールウォッチャーアプリケーショ
ンは、MAPIメーラ282に所定の時間毎に自動的にメー
ルチェックを行わせる(すなわち、所定のインターネッ
トサービスプロバイダにダイヤルアップ接続し、メール
サーバにアクセスして、自分自身に対して送信された電
子メールが受信メールサーバにあるか否かをチェックす
る)ことができる。チェックボックス350がチェック
された場合、メールウォッチャーアプリケーション制御
部281は、時間設定ボックス351に記載された数字
を参照し、必要に応じて(例えば、後述するメールウォ
ッチャーの処理2において、不在チェックモジュール2
89から、ユーザが存在することを示す信号が入力され
たときに)、MAPIメーラ282に対して、その時間毎
に、自動的にメールチェックを行わせる。
【0172】メールウォッチャーアプリケーション制御
部281は、MAPIメーラ282のメールチェック結果に
従って、受信するべき電子メールがなかった場合には、
「新着メールはありません」という音声メッセージを出
力させるようにしても良いし、同様のメッセージが記載
されたダイアログボックスを表示させるようにしても良
い。
【0173】また、メールウォッチャーアプリケーショ
ン制御部281は、MAPIメーラ282のメールチェック
結果に従って、受信するべき電子メールがあった場合、
必要に応じて(例えば、後述するメールウォッチャーの
処理1において、不在チェックモジュール289から、
ユーザが存在することを示す信号が入力されたとき
に)、受信した電子メールを読み上げるための処理を実
行する。
【0174】そして、設定ウィンドウ331には、設定
を確定し、設定ウィンドウ331の表示を消す場合に選
択されるOKボタン352、および、設定をキャンセル
し、設定ウィンドウ331の表示を消す場合に選択され
るキャンセルボタン353が設けられている。
【0175】図22は、「読み上げ」タブ342が選択
されている状態において表示される設定ウィンドウ33
1の表示例である。設定ウィンドウ331には、OKボ
タン352、およびキャンセルボタン353以外に、声
1の詳細設定を行う場合に選択される詳細設定ボタン3
61、声2の詳細設定を行う場合に選択される詳細設定
ボタン362、新たな声を作成する場合に選択される声
の新規作成ボタン363、ユーザ辞書を編集する場合に
選択されるユーザ辞書ボタン364が設けられている。
【0176】電子メールのテキストデータを読み上げる
場合の声として、「声1」と「声2」の2種類の声を設
定することが可能である。声1もしくは声2の設定を変
更したい場合、ユーザは、詳細設定ボタン361もしく
は詳細設定ボタン362のうち、対応するものを選択
し、図23に示される声の設定ウィンドウ371を表示
させる。
【0177】声の設定ウィンドウ371は、声の種類を
設定するためのドロップダウンリストボックス381、
読み上げの速さを設定するための設定レバー382、読
み上げる声の高さを設定するための設定レバー383、
読み上げる声のアクセントの強さを設定するための設定
レバー384、現在の設定での声のサンプルを再生させ
るためのテストボタン385、設定した内容を登録し、
声の設定ウィンドウ371を消去させる場合に選択され
るOKボタン386、設定した内容をキャンセルし、声
の設定ウィンドウ371を消去させる場合に選択される
キャンセルボタン387、および、操作方法のヘルプが
記載されたヘルプウィンドウなどを表示させるためのヘ
ルプボタン388が備えられている。
【0178】ドロップダウンリストボックス381に
は、例えば、女性、男性、子供、ロボット、宇宙人など
の予め設定されている声以外に、ユーザが図22の声の
新規作成ボタン363を選択し、後述する図24に示さ
れる声の作成ウィンドウを用いて、ユーザが独自に作成
した音素に対応する声の名前が表示され、選択可能なよ
うになされている。ドロップダウンリストボックス38
1によって選択された声に対して、設定レバー382乃
至384の位置により、読み上げの早さ、声の高さ、お
よびアクセントの強さが設定される。
【0179】ここでは、設定レバー382乃至384に
よって、読み上げの早さ、声の高さ、およびアクセント
の強さを設定することができるものとして説明している
が、他の特徴に付いて設定することができるようにして
も良いことは言うまでもない。
【0180】設定レバー382乃至384を用いて設定
された声1もしくは声2がどのような声であるかを確認
したい場合には、テストボタン385が押下される。テ
ストボタン385が押下された場合、例えば「設定され
た声は、このような声です」などの所定のテキストが、
設定された声で再生される。ユーザは、確認した声の設
定を確定する場合には、OKボタン386を押下し、キ
ャンセルする場合にはキャンセルボタン387を押下す
る。
【0181】図24に、声の新規作成ボタン363が選
択された場合に表示されるの声の作成ウィンドウ391
を示す。声の作成ウィンドウ391には、作成された声
の名前を入力するためのテキストボックス401、イン
ポートボタン402、設定レバー403乃至410、テ
ストボタン411、保存ボタン412、閉じるボタン4
13、およびヘルプボタン414が設けられている。
【0182】インポートボタン402は、既存の声を用
いて新規の声を作成する場合に、既存の声の設定を読み
込んで、設定レバー403乃至410の位置に反映させ
るためのボタンである。例えば、インポートボタン40
2が選択された場合、図23のドロップダウンリストボ
ックス381と同様な既存の声のリストが表示され、ユ
ーザは、そのリストから、所望の声を選択することがで
きる。
【0183】設定レバー403は、声の早回しの速度を
設定することにより、声の高低を設定するためのもので
ある。設定レバー404は、声の硬さを設定するための
ものである。設定レバー405は、声のハスキー度(か
すれ具合)を設定するためのものである。設定レバー4
06は、声がはっきりと聞こえるかを設定するためのも
のである。設定レバー407は、声の高さを設定するた
めのものである。設定レバー408は、声のめりはりを
設定するためのものである。設定レバー409は、肺活
量の大きな声、小さな声に対応する声の特徴を設定する
ためのものである。設定レバー410は、声の早口度
(声の高低に関わらない再生速度)を設定するためのも
のである。
【0184】ここでは、設定レバー403乃至410に
よって、声の早回し、堅さ、ハスキー度、はっきり度、
高さ、めりはり、肺活量、早口度について設定できるも
のとして説明したが、設定可能な声の特徴は、これ以外
の特徴であってもかまわないことは言うまでもない。設
定レバー403乃至410によって設定された声が、ど
のような声であるかを確認したい場合、ユーザは、テス
トボタン411を選択し、設定された声を確認すること
ができる。
【0185】ユーザは、テキストボックス401に、設
定された声の名称を入力する。テキストボックス401
にテキストが入力された場合、保存ボタン412はアク
ティブになる。ユーザは、設定された声を保存したい場
合、保存ボタン412を選択する。
【0186】閉じるボタン413は、声の作成ウィンド
ウ391を消去する場合に選択されるボタンである。ヘ
ルプボタン414は、声の作成について、もしくはこの
アプリケーションの使用方法についてのヘルプが記載さ
れたヘルプウィンドウなどを表示させる場合に選択され
るボタンである。
【0187】メールウォッチャーアプリケーション制御
部281は、新規に作成された声の設定内容を読み上げ
管理モジュール288に出力する。新たに設定された声
の情報は、読み上げ制御部301の処理により、音素デ
ータベース309に登録される。新規に設定された声
は、例えば、ウェブページのデータを読み上げたり、ユ
ーザが指定したテキストデータを読み上げる処理を実施
する、他のアプリケーションプログラムにおいても利用
可能な声として設定されるようにしてもよい。
【0188】図22の設定ウィンドウ331において、
ユーザ辞書ボタン364が選択された場合、図25に示
される、ユーザ単語辞書ツールウィンドウ421が表示
される。
【0189】ユーザ単語辞書ツールウィンドウ421
は、単語表示ウィンドウ431、追加ボタン432、変
更ボタン433、削除ボタン434、OKボタン43
5、キャンセルボタン436、およびヘルプボタン43
7で構成されている。
【0190】単語表示ウィンドウ431には、登録され
た単語の語句(表示されるテキスト)と、その語句に対
応する読み、品詞、および、同一語句の入力を受けた場
合の読みの優先度が表示される。
【0191】追加ボタン432が選択された場合、図2
6に示される単語の追加ウィンドウ441が表示され
る。追加ウィンドウ441には、追加される単語を入力
するテキストボックス451、テキストボックス451
に入力された単語の読みを、ひらがな、カタカナ、もし
くはローマ字など、音を表すことが可能な(漢字などの
ように、同一のテキストで異なる音を持たない)テキス
トを用いて入力するテキストボックス452、入力され
た内容を登録する場合に選択されるOKボタン453、
および入力された内容を登録しない場合に選択されるキ
ャンセルボタン454が設けられている。
【0192】再び、図25のユーザ単語辞書ツールウィ
ンドウ421の説明に戻る。変更ボタン433は、単語
表示ウィンドウ431に表示されている語句などのう
ち、選択された(表示が反転されている)語句、品詞、
あるいは優先度を変更するための図示しない辞書変更ウ
ィンドウを表示させる場合に選択される。
【0193】削除ボタン434は、単語表示ウィンドウ
431に表示されている語句などのうち、選択された
(表示が反転されている)語句の登録を削除する場合に
選択される。
【0194】OKボタン435は、単語表示ウィンドウ
431に表示されている登録内容で、単語を登録し、ユ
ーザ単語辞書ツールウィンドウ421を消去する場合に
選択される。キャンセルボタン436は、新たに登録、
もしくは登録内容を変更したものを取りやめて、ユーザ
単語辞書ツールウィンドウ421を消去する場合に選択
される。ヘルプボタン437は、ユーザ辞書登録の方法
などが記載された図示しないヘルプウィンドウを表示さ
せる場合に選択される。
【0195】メールウォッチャーアプリケーション制御
部281は、新規にユーザ辞書に登録された語句、もし
くは、ユーザ辞書の更新内容を、読み上げ管理モジュー
ル288に出力し、図19を用いて説明した辞書データ
ベース305に登録させる。このように設定されたユー
ザ辞書は、例えば、ウェブページのデータを読み上げた
り、ユーザが指定したテキストデータを読み上げる処理
を実施する、他のアプリケーションプログラムにおいて
も利用可能な辞書として設定されるようにしてもよい。
【0196】図27に、外部機器/メディアへ出力タブ
343が選択された場合の設定ウィンドウ331を示
す。
【0197】チェックボックス461は、ユーザから、
外部機器、もしくはメディア(すなわち、情報を記録す
ることができる記録媒体)に、音声データを出力して記
録させる場合、予め、外部機器、もしくはメディアに記
録されていたデータを上書きしてしまうことがないよう
に、例えば、図43を用いて後述するような確認ダイア
ログボックスを表示させるか否かを設定するためのもの
である。チェックボックス461がチェックされていた
場合、確認ダイアログボックスは表示される。
【0198】図28に、その他タブ344が選択された
場合の設定ウィンドウ331を示す。
【0199】チェックボックス471は、読み上げられ
た電子メールを、読み上げ処理の終了後、パーソナルコ
ンピュータ2にインストールされている電子メールプロ
グラム67Aにおいて、既読メールとして取り扱うか否
かを設定するためのものである。チェックボックス47
2は、パーソナルコンピュータ2のOSに、例えば、ウ
ィンドウズ(登録商標)98などのスタートアップ機能
を有するOSが用いられている場合、メールウォッチャ
ーアプリケーションをスタートアップに登録するか否か
を設定するためのものである。
【0200】チェックボックス473は、電子メールの
読み上げと同時に、図32を用いて後述するテキスト表
示ウィンドウを表示させて、テキストデータを表示させ
るか否かを設定するためのものである。チェックボック
ス473がチェックされている場合(すなわち、テキス
トが表示されるように設定されている場合)、ドロップ
ダウンリストボックス474がアクティブ(操作可能な
状態)になり、表示されるテキストのフォントの大きさ
を設定することができるようになれている。
【0201】以上説明したように、メールウォッチャー
アプリケーション制御部281は、設定ウィンドウ33
1を用いて設定された内容を基に各種処理を実行し、G
UI制御部283から入力されるユーザの操作を示す信
号に従って、電子メールを読み上げる(音声データに変
換して出力する)処理を実行する。
【0202】このように、出力される音声を細かく設定
することができるので、利用者が、例えばお年寄りな
ど、耳が不自由になり、高音域は聞きやすくても、低音
域が聞き難くなっているような場合においても、音声を
女性に設定したり、個別設定で高音に設定して、聞き取
りやすい音域にしつつ、再生速度をゆっくりとし、はっ
きりと発音させるなど、その人の最も聞きやすい音素に
設定することが可能となる。
【0203】例えば、図20を用いて説明したコマンド
ボックス323が表示され、いずれかの項目が選択され
た場合、メールウォッチャーアプリケーションが起動さ
れ、ユーザの操作入力に従って、処理が実行される。
【0204】次に、図29および図30のフローチャー
トを参照して、メールウォッチャーの処理1について説
明する。
【0205】ステップS1において、メールウォッチャ
ーアプリケーション制御部281は、GUI制御部28
3から、ユーザが、未読メールの読み上げ、もしくは外
部機器への出力の指令に対応する操作入力を行ったこと
を示す信号が入力されたか否かを判断する。
【0206】未読メールの読み上げを指令する操作入力
は、図20を用いて説明したコマンドボックス323の
「未読メールの読み上げ」の項目の選択である。未読メ
ールの外部機器への出力を指令する操作入力を行うため
には、図20を用いて説明したコマンドボックス323
の「外部機器/メディアに出力」の項目を選択し、図3
1に示されるコマンドボックス481から、「未読メー
ルを出力」の項目を選択する。コマンドボックス481
から、「新着メールを出力」の項目を選択した場合は、新
着メールが外部機器、もしくは接続されている記録メデ
ィアに出力されて記録されるが、ここでは、未読メール
について処理する場合について説明する。
【0207】ステップS1において、未読メールの読み
上げ、もしくは外部機器への出力の指令に対応する操作
入力が行われていないと判断された場合、ステップS2
において、メールウォッチャーアプリケーション制御部
281は、図21を用いて説明した設定ウィンドウ33
1の時間設定ボックス351を用いて設定された自動メ
ールチェックの時間に基づいて、自動メールチェックを
実行するタイミングになったか否かを判断する。
【0208】ステップS2において、自動メールチェッ
クを実行するタイミングになっていないと判断された場
合、処理は、ステップS1に戻り、それ以降の処理が繰
り返される。
【0209】ステップS2において、自動メールチェッ
クを実行するタイミングになったと判断された場合、ス
テップS3において、メールウォッチャーアプリケーシ
ョン制御部281は、MAPIメーラ282に、電子メール
サーバ9に接続させ、自分自身の電子メールアドレス宛
に送信された電子メールをダウンロードする。
【0210】ステップS4において、不在チェックモジ
ュール289は、パーソナルコンピュータ2の前にユー
ザがいるか否かを検出する、ユーザ不在チェック処理を
実行する。
【0211】具体的には、不在チェックモジュール28
9は、ユーザがパーソナルコンピュータ2の近くに存在
するか否かを判断するための処理を実行する。不在チェ
ックモジュール289は、例えば、図6を用いて説明し
た、タッチパッド入力監視プログラム70C、キー入力
監視プログラム70D、あるいは、ジョグダイヤル状態
監視プログラム70Fから、ユーザによって、タッチパ
ッド26、キーボード24、あるいは、ジョグダイヤル
23のうちのいずれかの操作入力があるか否かの通知を
受け、所定の時間、それらが操作されていなかった場
合、ユーザは、パーソナルコンピュータ2を使用してい
ない(パーソナルコンピュータ2のそばにいない)もの
と判断する。
【0212】なお、不在チェックモジュール289は、
ユーザの操作入力の監視以外の、どのような方法を用い
て、ユーザがパーソナルコンピュータ2のそばに存在す
るか否かを判断するようにしても良い。
【0213】不在チェックモジュール289は、例え
ば、CCDビデオカメラ29を用いて、パーソナルコン
ピュータ2の使用者の方向を撮像するようにしておき、
撮像された画像データを解析することによって、ユーザ
が、パーソナルコンピュータ2の前に存在するか否かを
判断するようにしても良いし、図示しない、赤外線セン
サ、あるいは温度センサなどにより、ユーザがパーソナ
ルコンピュータ2のそばに存在するか否かを判断するよ
うにしても良い。
【0214】不在チェックモジュール289は、ユーザ
不在チェックの結果を、メールウォッチャーアプリケー
ション制御部281に出力する。
【0215】ステップS5において、メールウォッチャ
ーアプリケーション制御部281は、不在チェックモジ
ュール289から入力される信号を基に、ユーザが不在
であるか否かを判断する。
【0216】ステップS5において、ユーザが不在であ
ると判断された場合、処理は、ステップS1に戻り、そ
れ以降の処理が繰り返される。
【0217】ステップS1において、未読メールの読み
上げ、もしくは外部機器への出力の指令に対応する操作
入力が行われたと判断された場合、もしくは、ステップ
S5において、ユーザが不在ではないと判断された場
合、ステップS6において、メールウォッチャーアプリ
ケーション制御部281は、MAPIメーラ282に未読メ
ールがあるか否かを判断する。
【0218】未読メールには、ユーザが手動でダウンロ
ードした後、開封しなかった電子メールのみならず、一
つ前の自動メールチェック処理において、ステップS3
でダウンロードされ、ステップS5でユーザが不在であ
ると判断され、MAPIメーラ285が未読状態で保持して
いる電子メールも含まれる。
【0219】ステップS6において、MAPIメーラ282
に未読メールがあると判断された場合、ステップS7に
おいて、図35のフローチャートを用いて後述する読み
上げ音声設定処理が実行される。
【0220】ステップS8において、メールウォッチャ
ーアプリケーション制御部281は、MAPIメーラ282
に次のメールがあるか否かを判断し、次のメールがある
と判断された場合、処理は、ステップS7に戻り、未読
メールがなくなるまで、ステップS7およびステップS
8の処理が繰り返される。
【0221】ステップS8において、次のメールがない
と判断された場合、すなわち、全ての未読メールに対し
て読み上げ音声設定処理が実行された後、ステップS9
において、メールウォッチャーアプリケーション制御部
281は、GUI制御部283から入力された信号を基
に、ユーザからの指令は、電子メールの外部機器への出
力であるか否かを判断する。
【0222】ステップS9において、ユーザからの指令
は、電子メールの外部機器への出力であると判断された
場合、ステップS10において、メールウォッチャーア
プリケーション制御部281は、読み上げ管理モジュー
ル288に、対応する音声データを外部機器に出力する
ことを要求する信号を生成し、出力する。
【0223】ステップS11において、図42を用いて
後述する外部機器出力処理が実行される。
【0224】ステップS9において、ユーザからの指令
は、電子メールの外部機器への出力ではないと判断され
た場合、すなわち、ユーザが、未読メールの読み上げの
指令を入力したか、自動電子メールチェックの時刻にな
り、かつ、パーソナルコンピュータ2の付近にユーザが
存在すると判断された場合、ステップS12において、
メールウォッチャーアプリケーション制御部281は、
図28を用いて説明したチェックボックス473がチェ
ックされているか否かに基づいて、テキストの画面表示
ありの設定であるか否かを、読み上げ管理モジュール2
88に出力する。
【0225】図28を用いて説明した設定ウィンドウ3
31において、読み上げ文章を表示するように設定され
ていた場合、読み上げ管理モジュール288の読み上げ
制御部301は、メールウォッチャーアプリケーション
制御部281から供給された信号を基に、テキスト表示
部316を制御して、表示用テキストデータベース31
7から対応するテキストデータを読み出させて、図32
に示すようなテキスト表示ウィンドウ485を表示させ
る。
【0226】ステップS13において、メールウォッチ
ャーアプリケーション制御部281は、読み上げ管理モ
ジュール288に、対応する音声データの再生を要求す
る信号を生成して出力する。
【0227】ステップS14において、図41を用いて
後述する音声再生処理が実行される。
【0228】ステップS6において、MAPIメーラ282
に未読メールがないと判断された場合、ステップS15
において、メールウォッチャーアプリケーション制御部
281は、「未読メールはありません」というメッセー
ジを表示させるための制御信号を生成し、GUI制御部
283に出力する。GUI制御部283は、LCD25
に、「未読メールはありません」というメッセージが記
載された図示しないメッセージウィンドウを表示させ
る。
【0229】ステップS11の処理の終了後、ステップ
S14の処理の終了後、もしくは、ステップS15の処
理の終了後、ステップS16において、メールリーダア
プリケーション制御部531は、アプリケーションの終
了が指令されたか否かを判断する。ステップS16にお
いて、アプリケーションの終了が指令されていないと判
断された場合、処理は、ステップS1に戻り、それ以降
の処理が繰り返される。ステップS16において、アプ
リケーションの終了が指令されたと判断された場合、処
理が終了される。
【0230】なお、ステップS14の処理の終了後、メ
ールIDリストをクリアするようにした場合、1回の音
声再生処理において読み上げられたメールと共通するテ
キストで構成された行が存在した場合にのみ、共通部分
が削除される。そして、ステップS16の処理の終了
後、メールIDリストをクリアするようにした場合、ア
プリケーションを起動してから終了するまでの間に読み
上げられたメールと共通するテキストで構成された行が
存在した場合に、共通部分が削除される。どちらにおい
ても、メールIDリストをクリアしないようになされて
いる場合、メールIDリストが何らかの処理によりクリ
アされない限り、既読のメールと共通するテキストで構
成された行は、全て削除される。
【0231】図29および図30を用いて説明したメー
ルウォッチャーの処理1においては、自動電子メールチ
ェックを実行する時間になった場合、自動的に、メール
サーバ9にアクセスさせて、電子メールをダウンロード
させ、その後、パーソナルコンピュータ2の付近にユー
ザがいないと判断された場合には、ダウンロードした電
子メールを読ませないような処理が実行される。
【0232】このようにした場合、例えば、ユーザが何
時間もパーソナルコンピュータ2からはなれている場合
においても、所定の時間毎に、自動的にメールサーバ9
にアクセスされるので、接続方法が、例えば、公衆回線
網1を介した接続(いわゆる、ダイヤルアップ接続)で
あるような場合は、その接続毎に、回線使用料がかかっ
てしまう。
【0233】例えば、通常では、頻繁にメールチェック
する必要があるので、図21を用いて説明した設定ウィ
ンドウ331の時間設定ボックス351を用いて自動メ
ールチェックの時間を30分毎に設定しているユーザ
が、3時間席を外していた場合、ダイヤルアップ接続が
6回実行されるが、ユーザは、実際には、その都度電子
メールを確認することができない。この間の接続料金を
節約するために、ユーザが席に戻った後にまとめて電子
メールをダウンロードするようにしても良い。
【0234】次に、図33および図34のフローチャー
トを参照して、ユーザが存在するときのみに、電子メー
ルのダウンロードを行うメールウォッチャーの処理2に
ついて説明する。
【0235】ステップS21およびステップS22にお
いて、図29において説明したステップS1およびステ
ップS2と同様の処理が実行される。
【0236】ステップS22において、自動メールチェ
ックを実行するタイミングになったと判断された場合、
ステップS23において、メールウォッチャーアプリケ
ーション制御部281は、図29のステップS4と同様
に、ユーザ不在チェックを実行する。
【0237】ステップS24において、メールウォッチ
ャーアプリケーション制御部281は、図29のステッ
プS5と同様に、ユーザは不在であるか否かを判断す
る。ステップS24において、ユーザが不在であると判
断された場合、処理は、ステップS21に戻り、それ以
降の処理が繰り返される。
【0238】ステップS24において、ユーザが不在で
はないと判断された場合、ステップS25において、メ
ールウォッチャーアプリケーション制御部281は、図
29のステップS3と同様に、MAPIメーラ282に、電
子メールサーバ9に接続させ、自分自身の電子メールア
ドレス宛に送信された電子メールをダウンロードさせ
る。
【0239】そして、ステップS21において、ユーザ
から、未読メールの読み上げ、もしくは外部機器への出
力の指令が入力されたと判断された場合、あるいは、ス
テップS25の処理の終了後、処理は、ステップS26
に進み、ステップS26乃至ステップS36において、
図29および図30を用いて説明した、ステップS6乃
至ステップS16と同様の処理が実行され、処理が終了
される。
【0240】ここでも同様に、ステップS34の処理の
終了後、メールIDリストをクリアするようにした場
合、1回の音声再生処理において読み上げられたメール
と共通するテキストで構成された行が存在した場合にの
み、共通部分が削除される。そして、ステップS36の
処理の終了後、メールIDリストをクリアするようにし
た場合、アプリケーションを起動してから終了するまで
の間に読み上げられたメールと共通するテキストで構成
された行が存在した場合に、共通部分が削除される。ど
ちらにおいても、メールIDリストをクリアしないよう
になされている場合、メールIDリストが何らかの処理
によりクリアされない限り、既読のメールと共通するテ
キストで構成された行は、全て削除される。
【0241】このような処理により、ユーザが席を外し
ているような場合、ユーザが席に戻った後にまとめて電
子メールをダウンロードするようにすることができ、無
駄な回線使用料金や接続料金を節約することができるよ
うになる。
【0242】次に、図35のフローチャートを参照し
て、図29のステップS7、あるいは、図33のステッ
プS27において実行される読み上げ音声設定処理につ
いて説明する。
【0243】ステップS41において、メールウォッチ
ャーアプリケーション制御部281は、MAPIメーラ28
2から、音声データに変換される電子メール(ここで
は、未読メール)を取得する。そして、メールウォッチ
ャーアプリケーション制御部281は、取得した電子メ
ールがテキスト形式の電子メールである場合、メールフ
ィルタ284に、取得した電子メールがHTML形式の電子
メールである場合、HTMLタグフィルタ286に、取得し
た電子メールを出力する。メールフィルタ284は、変
換テーブルデータベース285を、HTMLタグフィルタ2
86は、変換テーブルデータベース287を参照して、
入力された電子メールをフィルタリングし、フィルタリ
ングの結果を、メールウォッチャーアプリケーション制
御部281に出力する。
【0244】ステップS42において、図37を用いて
後述する共通行削除処理が実行される。
【0245】ステップS43において、メールウォッチ
ャーアプリケーション制御部281は、フィルタリング
された結果に基づいて、Chapterを作成して文数Nを計
上する。Chapterとは、1つの音声データとなる情報の
単位(音声データの1ファイルに相当する)であり、1
つの電子メールで1Chapterが作成される。メールフィ
ルタ284もしくはHTMLタグフィルタ286でフィルタ
リングされることにより、電子メールは、1行毎に区切
られるので、メールウォッチャーアプリケーション制御
部281は、1行を1文として、文数Nを計上すること
ができる。
【0246】ステップS44において、メールウォッチ
ャーアプリケーション制御部281は、フィルタリング
された結果に基づいて、Chapterのタイトル、すなわ
ち、音楽データにおける曲名や、アーティスト名に対応
する情報を決定する。ここでは、アーティスト名に、
「ONSEI」という名前を付け、他の情報と、音声合成に
よりテキストデータから作成された音声データとを区別
することができるようにするものとするが、アーティス
ト名は、例えば、テキストデータから音声データを生成
したアプリケーションの名称などでも良く、他の情報と
区別可能な文字列であれば、どのようなものであっても
良い。
【0247】タイトルは、電子メールのヘッダ、および
図21を用いて説明した、チェックボックス345乃至
348のうち、チェックがオンにされた項目を参照して
決定される。図36に、電子メールのヘッダの例を示
す。
【0248】電子メールのヘッダには、電子メールの本
文以外の様々な情報が記載される。電子メールのヘッダ
に記載される主な情報には、例えば、電子メールの送信
先アドレス(図36のテキスト491)、電子メールの
送信時間(テキスト492)、電子メールの送信元アド
レス(テキスト493)、電子メールの件名(Subjec
t)(テキスト494)、および電子メールの形式、す
なわち、テキスト形式であるか、HTML形式であるかを示
す情報(テキスト495)などが含まれる。タイトル
は、図21を用いて説明した、チェックボックス345
乃至348のうち、チェックがオンにされた項目に対応
するテキスト部分を、例えば、”/(スラッシュ)”な
どでつなげて、1つのテキストとすることにより生成さ
れる。
【0249】チェックボックス345乃至348がいず
れもチェックされていない場合、タイトルは、所定の文
字列(例えば、「ONSEI」という文字列)に設定され
る。また、同一の文字列がタイトルとして設定された場
合、例えば、「AAA」に対して、「AAA2」「AA
A3」というように、文字列の後に数字を付加すること
により、それぞれの音声データを区別することができる
ようにしてもよい。
【0250】ここでは、メールウォッチャーアプリケー
ション制御部281が未読メールを音声データに変換す
る場合について説明しているが、これ以外に、テキスト
データを音声データに変換する機能を有するアプリケー
ションがある場合には、対応するアプリケーションによ
ってフィルタリングの方法が異なるため、Chapterのタ
イトルの決定方法をアプリケーションによって異なる方
法としてもよい。
【0251】このようにして設定されたタイトルは、例
えば、対応する音声データが携帯型音楽再生装置271
や、その他の装置に出力されて、再生される場合に、一
般的な音声データ(例えば、音楽データ)のタイトル
(曲名)と同様にして、音声データを選択するための表
示などに用いられる。
【0252】ステップS45において、メールウォッチ
ャーアプリケーション制御部281は、タイトル、およ
び表示用テキストデータを、読み上げ管理モジュール2
88にセット(すなわち、データを供給)する。読み上
げ管理モジュール288の読み上げ制御部301は、供
給されたタイトルおよび表示用テキストデータを、テキ
スト表示部316を介して、表示用テキストデータベー
ス317に記録させる。
【0253】ステップS46において、メールウォッチ
ャーアプリケーション制御部281は、Chapterの最初
の文の読み上げ音声を、声1に設定する。
【0254】ステップS47において、メールウォッチ
ャーアプリケーション制御部281は、Chapterに含ま
れる文のうち、何行目の文章が処理されているかを検出
するためのレジスタの値iを、i=0に設定する。
【0255】ステップS48において、メールウォッチ
ャーアプリケーション制御部281は、レジスタの値i
が、i<Chapterの文数Nであるか否かを判断する。
【0256】ステップS48において、レジスタの値i
が、i<Chapterの文数Nであると判断された場合、ス
テップS49において、メールウォッチャーアプリケー
ション制御部281は、次に続くテキストを1文取得す
る。
【0257】ステップS50において、メールウォッチ
ャーアプリケーション制御部281は、フィルタリング
を行ったときに添付されたマークなどを参照して、取得
したテキストは、前の文と異なる属性を有するか(すな
わち、引用文であるか、もしくは、引用文の階層が異な
るか)否かを判断する。
【0258】ステップS50において、取得したテキス
トは、前の文と異なる属性を有すると判断された場合、
ステップS51において、メールウォッチャーアプリケ
ーション制御部281は、前の文と異なるように声を変
更する。すなわち、属性が変わる前の声が声1である場
合、取得したテキストの声は声2に変更され、属性が変
わる前の声が声2である場合、取得したテキストの声は
声1に変更される。
【0259】ステップS52において、メールウォッチ
ャーアプリケーション制御部281は、前の文章まで
(すなわち、声が変更されるまでの、同一の声で再生さ
れる部分)を、1つ前のパラグラフの最後の文とし、ス
テップS49において取得したテキストを新たなパラグ
ラフの最初の文とすることにより、パラグラフを作成す
る。
【0260】ステップS50において、取得したテキス
トは、前の文と異なる属性を有すると判断されなかった
場合、もしくは、ステップS52の処理の終了後、ステ
ップS53において、ステップS49乃至ステップS5
2の処理により生成された読み上げ用のテキストデータ
を、読み上げ管理モジュール288にセットする。読み
上げ管理モジュール288の読み上げ制御部301は、
供給された読み上げ用テキストデータを、テキスト管理
部302を介して読み上げ用テキストデータベース30
3に記録させる。
【0261】ステップS54において、メールウォッチ
ャーアプリケーション制御部281は、レジスタの値i
を、i=i+1とし、処理は、ステップS48に戻り、
それ以降の処理が繰り返される。
【0262】ステップS48において、レジスタの値i
が、i<Chapterの文数Nではないと判断された場合、
処理は、図29のステップS8、あるいは、図33のス
テップS28に進む。
【0263】このような処理により、電子メールの読み
上げ音声が、そのテキストの属性(ここでは、引用文か
否か、もしくは引用文の階層)によって、変更されて出
力されるように設定される。
【0264】なお、ここでは、電子メールの読み上げ音
声を2つ設定するものとして説明しているが、読み上げ
音声の数は、3つ以上のいかなる数値であっても良いこ
とは言うまでもない。
【0265】次に、図37のフローチャートを参照し
て、図35のステップS42において実行される共通行
削除処理について説明する。
【0266】ステップS61において、メールウォッチ
ャーアプリケーション制御部281は、読み上げるメー
ルのヘッダのIn-Reply-Toフィールドに記載されている
メールIDが、メールIDリストに保存されているか否
かを判断する。
【0267】図38乃至図40を用いて、メールIDに
ついて説明する。
【0268】まず、図38に、新規作成された(すなわ
ち、返信や転送ではない)メールを受信した場合のヘッ
ダおよび本文を示す。図中Oで示される部分は、ヘッダ
であり、図中Pで示される部分は、本文である。図中O
−1に示される部分には、メールに個々に割り当てられ
るメールIDであるMessage-IDが記載されている。
【0269】図39に、図38で説明したメールに対す
る返信のヘッダおよび本文を示す。図中Qで示される部
分は、ヘッダであり、図中Rで示される部分は、本文で
ある。
【0270】図中Q−1に示される部分に、どのメール
に対する返信であるかを示すメールIDであるIn-Reply
-Toが記載され、図中Q−2に示される部分に、どのメ
ールを参照しているかを示すメールIDである(例え
ば、このメールが返信の更に返信である場合は、基にな
っている複数のメールIDを示す)Referencesが記載さ
れている。そして、図中Q−3に示される部分に、この
メールのメールIDであるMessage-IDが記載されてい
る。
【0271】すなわち、このメールは、図38で説明し
たメールに対する返信であるので、In-Reply-Toフィー
ルドおよびReferencesフィールドのいずれにも、図38
で説明したメールのメールIDが記載される。図中Rで
示される本文に、インデントされて表示されているR−
1の部分には、In-Reply-ToフィールドおよびReference
sフィールドに記載されているメールIDで示されるメ
ールの本文(あるいは、本文の一部である場合もある)
が記載される。そして、R−2の部分は、このメールの
作成者が記入したテキストデータである。
【0272】図40に、図39で説明したメールに対す
る返信を受信した場合のヘッダおよび本文を示す。図中
Sで示される部分は、ヘッダであり、図中Tで示される
部分は、本文である。
【0273】図中S−2に示される部分に、どのメール
に対する返信であるかを示すメールIDであるIn-Reply
-Toが記載され、図中S−3に示される部分に、どのメ
ールを参照しているかを示すメールIDであるReferenc
esが記載されている。そして、図中S−1に示される部
分に、このメールのメールIDであるMessage-IDが記載
されている。
【0274】すなわち、このメールは、図38で説明し
たメールに対する返信である図39のメールの返信であ
るので、In-Reply-ToフィールドおよびReferencesフィ
ールドのいずれにも、図39で説明したメールのメール
IDが記載され、Referencesフィールドに、図38で説
明したメールのメールIDが記載される。図中Tで示さ
れる本文のうち、インデントされていないT−1の部分
は、このメールの作成者が記入したテキストデータであ
る。そして、二重にインデントされて表示されているT
−2の部分には、ReferencesフィールドにメールIDが
記載されている図38を用いて説明したメールの本文
(あるいは、本文の一部である場合もある)が記載さ
れ、インデントされて表示されているT−3の部分に
は、In-Reply-ToフィールドおよびReferencesフィール
ドにメールIDが記載されている図39を用いて説明し
たメールの本文(あるいは、本文の一部である場合もあ
る)が記載されている。
【0275】このように、メールの作成にあたって、多
くのメーラに備えられている返信機能を利用した場合、
殆どのメーラにおいて、作成されるメールのヘッダに、
どのメールの返信であるかを示すメールID、また、そ
のメール自体が返信である場合はその基となるメールを
示すメールIDが自動的に記載される。この機能は、メ
ーラの機能であるので、その種類によっては、必ずしも
実行されるとは限らないが、殆どのメーラにおいて実行
される。
【0276】ステップS61において、メールIDリス
トに保存されていると判断された場合、ステップS62
において、メールウォッチャーアプリケーション制御部
281は、対応するメールIDを有するメールを検索し
て、検索できた場合は、そのメールを取得する。ここ
で、メールウォッチャーアプリケーション制御部281
は、対応するメールIDを有するメールを、メーラに保
存されているメールから検索して取得するようにしても
良いし、例えば、HDD67に保存されている全てのフ
ァイルから検索して取得するようにしても良い。
【0277】ステップS63において、メールウォッチ
ャーアプリケーション制御部281は、ステップS62
において対応するメールIDを有するメールが取得でき
たか否かを判断する。例えば、対応するメールIDがメ
ールIDリストに保存されている場合であっても、その
メールIDで示されているメールのデータ(ファイル)
が、削除されている場合は、対応するメールIDを有す
るメールを取得することが出来ない。
【0278】ステップS63において、対応するメール
IDを有するメールが取得できたと判断された場合、メ
ールウォッチャーアプリケーション制御部281は、ス
テップS64において、取得したメールと、読み上げる
メールを比較して、共通行を検出し、ステップS65に
おいて、共通行があるか否かを判断する。
【0279】ここで、メールウォッチャーアプリケーシ
ョン制御部281は、フィルタリングの結果を基に、引
用文の部分のみを比較対照とするようにしても良い。こ
れにより、共通行の検出処理にかかる時間を短縮するこ
とが出来る。
【0280】ステップS65において、共通行があると
判断された場合、ステップS66において、メールウォ
ッチャーアプリケーション制御部281は、読み上げる
メールから、共通行を削除する。
【0281】ステップS61において、メールIDリス
トに保存されていないと判断された場合、ステップS6
3において、対応するメールIDを有するメールが取得
できなかったと判断された場合、ステップS65におい
て、共通行がないと判断された場合、もしくは、ステッ
プS66の処理の終了後、ステップS67において、メ
ールウォッチャーアプリケーション制御部281は、読
み上げるメールのヘッダのReferencesフィールドに記載
されているメールIDの数を取得し、レジスタの値m
を、m=0とする。
【0282】ステップS68において、メールウォッチ
ャーアプリケーション制御部281は、レジスタの値m
が、m<Referencesフィールドに記載されているメール
IDの数であるか否かを判断する。
【0283】ステップS68において、m<References
フィールドに記載されているメールIDの数であると判
断された場合、ステップS69において、メールウォッ
チャーアプリケーション制御部281は、Referencesフ
ィールドのm+1番目に記載されているメールIDを有
するメールを検索して、検索できた場合は、そのメール
を取得する。この場合も、メールウォッチャーアプリケ
ーション制御部281は、対応するメールIDを有する
メールを、メーラに保存されているメールから検索して
取得するようにしても良いし、例えば、HDD67に保
存されている全てのファイルから検索して取得するよう
にしても良い。
【0284】ステップS70において、メールウォッチ
ャーアプリケーション制御部281は、ステップS69
において対応するメールIDを有するメールが取得でき
たか否かを判断する。例えば、対応するメールIDがメ
ールIDリストに保存されている場合であっても、その
メールIDで示されているメールのデータ(ファイル)
が、削除されている場合は、対応するメールIDを有す
るメールを取得することが出来ない。
【0285】ステップS70において、対応するメール
IDを有するメールが取得できたと判断された場合、ス
テップS71において、メールウォッチャーアプリケー
ション制御部281は、取得したメールと、読み上げる
メールを比較して、共通行を検出し、ステップS72に
おいて、共通行があるか否かを判断する。
【0286】ここでも、ステップS64と同様に、メー
ルウォッチャーアプリケーション制御部281は、フィ
ルタリングの結果を基に、引用文の部分のみを比較対照
とするようにしても良い。これにより、共通行の検出処
理にかかる時間を短縮することが出来る。
【0287】ステップS72において、共通行があると
判断された場合、ステップS73において、メールウォ
ッチャーアプリケーション制御部281は、読み上げる
メールから、共通行を削除する。
【0288】ステップS70において、対応するメール
IDを有するメールが取得できなかったと判断された場
合、ステップS72において、共通行がないと判断され
た場合、もしくは、ステップS73の処理の終了後、ス
テップS74において、メールウォッチャーアプリケー
ション制御部281は、レジスタの値mを、m=m+1
として、処理は、ステップS68に戻り、それ以降の処
理が繰り替えされる。
【0289】ステップS68において、m<References
フィールドに記載されているメールIDの数ではないと
判断された場合、処理は、図35のステップS43に戻
る。
【0290】図37のフローチャートを用いて説明した
処理によって、既読部分を検出して、その部分のみを削
除することにより、電子メールの読み上げにかかる時間
を短縮しつつ、その内容を充分に把握することができる
ようにすることが可能となる。また、共通行を削除する
場合に参照される既読のメールの範囲は、メールIDリ
ストのクリアのタイミングによって決定される。
【0291】すなわち、図30のステップS14、もし
くは、図34のステップS34の処理の終了後、メール
IDリストをクリアするようにした場合、1回の音声再
生処理において読み上げられたメールと共通するテキス
トで構成された行が存在した場合にのみ、共通部分が削
除される。そして、図30のステップS16、もしく
は、図34のステップS36の処理の終了後、メールI
Dリストをクリアするようにした場合、アプリケーショ
ンを起動してから終了するまでの間に読み上げられたメ
ールと共通するテキストで構成された行が存在した場合
に、共通部分が削除される。どちらにおいても、メール
IDリストをクリアしないようになされている場合、メ
ールIDリストが何らかの処理によりクリアされない限
り、既読のメールと共通するテキストで構成された行
は、全て削除される。
【0292】なお、ここでは、既読メールのメールID
を保存するメールIDリストを用いて、対応するメール
が既読であるか否かを判断するようになされ、既読であ
る場合に、対応するメールを取得するようにしている
が、例えば、メールIDリストを作成することなく、全
ての場合において、In-Reply-ToフィールドおよびRefer
encesフィールドに記載されているメールIDを有する
メールがあるか否かを検索し、そのメールが既読である
場合は、共通行を検出するようにしても良い。
【0293】次に、図41のフローチャートを参照し
て、図30のステップS14、あるいは、図34のステ
ップS34において実行される音声再生処理について説
明する。
【0294】ステップS81において、読み上げ管理モ
ジュール288の読み上げ制御部301は、再生指示さ
れた電子メールのうち、何番目の電子メールの処理を実
行しているかをカウントするためのレジスタの値nをn
=1とする。
【0295】ステップS82において、読み上げ制御部
301は、レジスタの値nがn<未読メール数であるか
否かを判断する。
【0296】ステップS82において、レジスタの値n
がn<未読メール数であると判断された場合、ステップ
S83において、読み上げ制御部301は、読み上げ用
テキストデータベース303からテキストデータを取得
させるための制御信号を生成し、テキスト管理部302
に出力する。テキスト管理部302は、読み上げ用テキ
ストデータベース303から、テキストデータを取得
し、読み上げ制御部301に出力する。
【0297】ステップS84において、テキスト解析部
306は、読み上げ制御部301から取得されたテキス
トデータの入力を受けて、そのテキストデータを解析
し、単語毎に分解して、辞書データベース305に登録
されている辞書データ、および変換ルールデータベース
307に登録されている変換規則を参照し、発音記号列
(韻律情報)を生成して、音声合成部308に出力す
る。
【0298】ステップS85において、音声合成部30
8は、テキスト解析部306から供給された発音記号列
に従って、音素データベース309に登録されている音
素データを基に、合成音声データを生成し、音声設定部
310に出力する。音声設定部310は、図23を用い
て説明した設定レバー382乃至394を用いて設定さ
れた音声の詳細設定に従って、合成音声データを調整
し、再生に用いられる音声データを生成する。生成され
た音声データは、再生制御部311に供給され、音声デ
ータベース312に保存される。
【0299】ステップS86において、再生制御部31
1は、音声データベース312に保存されている音声デ
ータを順次読み出し、スピーカ65に出力する。
【0300】ステップS87において、再生制御部31
1は、音声データベース312に保存されている音声デ
ータのうち、再生中の音声データと同一のChapterの音
声データが残っているか否かに基づいて、再生されてい
る電子メールの音声データは再生終了したか否かを判断
する。
【0301】ステップS87において、再生されている
音声データは再生終了していないと判断された場合、ス
テップS88において、再生制御部311は、読み上げ
制御部301から入力されるユーザの操作に対応する制
御信号に基づいて、再生停止命令が入力されたか否かを
判断する。ステップS88において、再生停止命令が入
力されていないと判断された場合、処理は、ステップS
86に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
【0302】ステップS88において、再生停止命令が
入力されたと判断された場合、ステップS89におい
て、再生制御部311は、再生を停止、すなわち、音声
データベース312に記録されている音声データのスピ
ーカへの出力を停止して、処理が終了される。
【0303】ステップS87において、再生されている
音声データは再生終了したと判断された場合、ステップ
S90において、読み上げ制御部301は、読み上げた
電子メールのメールIDをメールIDリストに保存させ
るための制御信号を生成し、メールウォッチャーアプリ
ケーション制御部281に出力する。メールウォッチャ
ーアプリケーション制御部281は、入力されたメール
IDを、新たにメールIDリストに保存する。
【0304】ステップS91において、読み上げ管理モ
ジュール288の読み上げ制御部301は、レジスタの
値nをn=n+1として、処理は、ステップS82に戻
り、それ以降の処理が繰り返される。
【0305】ステップS82において、レジスタの値n
がn<未読メール数ではないと判断された場合、処理が
終了される。
【0306】このような処理により、ユーザの操作入力
に基づいて、テキストデータから変換された音声データ
が再生される。
【0307】次に、図42のフローチャートを参照し
て、図30のステップS11、あるいは、図34のステ
ップS31において実行される外部機器出力処理につい
て説明する。
【0308】ステップS101において、読み上げ制御
部301は、外部出力の対象となる、パーソナルコンピ
ュータ2と通信可能な状態の外部出力機器(メモリース
ティック131などの外部の記憶装置を含む)があるか
否かを検出させるための制御信号を生成し、外部機器出
力部315に出力する。外部機器出力部315は、外部
機器出力モジュール293とデータの授受が可能な状態
となっている音声記憶装置294(例えば、メモリース
ティック131、PDA4、カメラ付デジタル携帯電話機
5、もしくは携帯型音楽再生装置271など)があるか
否かを検出し、その検出結果を、読み上げ制御部301
に出力する。
【0309】ステップS102において、読み上げ制御
部301は、外部機器出力部315から入力される信号
を基に、ステップS101において外部出力の対象機器
が検出されたか否かを判断する。
【0310】ステップS102において、外部出力の対
象機器が検出されたと判断された場合、ステップS10
3において、読み上げ制御部301は、ステップS10
1において検出された機器は複数であるか否かを判断す
る。
【0311】ステップS103において、ステップS1
01において検出された機器は複数であると判断された
場合、ステップS104において、読み上げ制御部30
1は、対象機器の選択画面を表示させるための制御信号
を生成し、メールウォッチャーアプリケーション制御部
281を介して、GUI制御部283に出力する。GU
I制御部283は、対象機器の選択画面をLCD25に出
力して表示させ、ジョグダイヤル23、キーボード2
4、もしくはタッチパッド26から、ユーザが機器を選
択する操作の入力を受け、メールウォッチャーアプリケ
ーション制御部281に出力する。
【0312】ステップS105において、読み上げ制御
部301は、内部に有する外部機器の選択のためのレジ
スタの値Nを、N=「ユーザが選択した機器のID」と
する。
【0313】ステップS103において、ステップS1
01において検出された機器は複数ではない(すなわ
ち、1つである)と判断された場合、ステップS106
において、読み上げ制御部301は、内部に有する外部
機器の選択のためのレジスタの値Nを、N=0とする。
ここで、レジスタの値NがN=0の場合、音声データを
出力可能な機器は1つだけであることを示すものとす
る。
【0314】ステップS105の処理の終了後、もしく
はステップS106の処理の終了後、ステップS107
において、読み上げ制御部301は、レジスタの値Nで
示される外部機器を選択する。
【0315】ステップS108において、読み上げ制御
部301は、過去データの削除を確認するためのダイア
ログボックスの表示が設定されているか、すなわち、図
27を用いて説明した設定画面331において、チェッ
クボックス461がチェックされたか否かを判断する。
【0316】ステップS108において、過去データの
削除を確認するためのダイアログボックスの表示が設定
されていると判断された場合、ステップS109におい
て、読み上げ制御部301は、図43に示されるダイア
ログボックス501を表示させ、ユーザの操作入力を受
ける
【0317】図43に、ダイアログボックス501の表
示例を示す。表示エリア511には、音楽データの出力
対象となっている外部機器、もしくは記録媒体に記録さ
れている情報のうち、アーティスト名が「ONSEI」とな
っているデータが一覧表示される。表示エリアには、タ
イトル512、アーティスト名513、および容量51
4の3つの項目が表示される。
【0318】「はい」ボタン515をユーザが選択した
場合、表示エリア511に表示されているアーティスト
名が「ONSEI」となっているデータは、対応する音声記
憶装置294から消去され、新しい音声データが記録さ
れる。
【0319】「いいえ」ボタン516をユーザが選択し
た場合、表示エリア511に表示されているアーティス
ト名が「ONSEI」となっているデータは、対応する音声
記憶装置294から消去されず、新しい音声データが、
データが記録されていない領域に新たに記録される。
【0320】「キャンセル」ボタン517をユーザが選
択した場合、音声データの外部機器への出力指令はキャ
ンセルされ、ダイアログボックス501は消去される。
【0321】ダイアログの設定領域518には、ダイア
ログボックス501の表示について設定するためのラジ
オボタン521乃至523が設けられている。ラジオボ
タン521乃至523は、そのうちのいずれか一つだけ
が選択されるようになされている。
【0322】ラジオボタン521が選択された場合、次
に実行される外部機器出力処理において、音声記憶装置
294に削除できるデータがあれば、必ずダイアログボ
ックス501が表示され、ユーザの操作入力によって、
削除可能なデータが削除されるか否かが決定される。ラ
ジオボタン522が選択された場合、次に実行される外
部機器出力処理において、音声記憶装置294に削除で
きるデータがあれば、ダイアログボックス501を表示
せずに、データを削除してから新たな音声データを記録
するように設定される。ラジオボタン523が選択され
た場合、次に実行される外部機器出力処理において、音
声記憶装置294に削除できるデータがあっても、ダイ
アログボックス501を表示せずに、データを削除する
ことなく、新たな音声データを追加して記録するように
設定される。
【0323】ステップS108において、過去データの
削除を確認するためのダイアログボックスの表示が設定
されていないと判断された場合、もしくは、ステップS
109の処理の終了後、ステップS110において、読
み上げ制御部301は、図43を用いて説明したダイア
ログボックス501のダイアログの設定領域518によ
る設定、もしくは、ステップS109において入力され
たユーザによる操作入力に基づいて、過去データの削除
は必要であるか否かを判断する。
【0324】ステップS110において、過去データの
削除は必要であると判断された場合、ステップS111
において、図44を用いて後述するデータ削除処理が実
行される。
【0325】ステップS110において、過去データの
削除は必要でないと判断された場合、もしくは、ステッ
プS111の処理の終了後、ステップS112におい
て、読み上げ制御部301は、対応する音声データを、
出力対象となる外部機器である音声記憶装置294に対
応するフォーマットに変換させる。
【0326】すなわち、読み上げ制御部301は、音声
データベース312に記録されている、外部出力を指令
された音声データを、外部機器出力部315を介して、
データ変換部314に出力させるための制御信号を生成
して、再生制御部311に出力し、音声記憶装置294
に対応するフォーマットにデータを変換させるための制
御信号を生成して、データ変換部314に出力する。再
生制御部311は、入力された制御信号に従って、対応
する音声データを音声データベース312から検索し
て、外部機器出力部315を介してデータ変換部314
に出力し、データ変換部314は、必要に応じて、デー
タ変換モジュール293と情報を授受して、入力された
音声データを、対応するデータフォーマットに変換し、
外部機器出力部315に供給する。
【0327】ステップS113において、外部機器出力
部315は、変換されたデータを、外部機器出力モジュ
ール293を介して、外部機器、すなわち、音声記憶装
置294に出力して、処理が終了される。
【0328】ステップS102において、外部出力の対
象機器が検出されていないと判断された場合、ステップ
S114において、読み上げ制御部301は、エラーメ
ッセージを出力させるための制御信号を生成して、メー
ルウォッチャーアプリケーション制御部281を介し
て、GUI制御部283に出力する。GUI制御部28
3は、エラーメッセージをLCD25に出力して表示さ
せ、処理が終了される。
【0329】このような処理により、テキストデータが
変換されて生成された音声データが、音声記憶装置29
4、すなわち、メモリースティック131、PDA4、カ
メラ付デジタル携帯電話機5、もしくは携帯型音楽再生
装置271などの、対象となる外部機器、もしくは記録
メディアに出力されて記録される。
【0330】次に、図44のフローチャートを参照し
て、図42のステップS111において実行されるデー
タ削除処理について説明する。
【0331】ステップS121において、外部機器出力
部315は、外部機器出力モジュール293を介して、
音声記憶装置294、すなわち、メモリースティック1
31、PDA4、カメラ付デジタル携帯電話機5、もしく
は携帯型音楽再生装置271などの、対象となる外部機
器、もしくは記録メディアに記録されているファイル数
Lを検出する。
【0332】外部機器出力部315は、ステップS12
2において、削除処理中の曲数を示すレジスタの値i
を、i=0とし、ステップS123において、レジスタ
の値iが、i<ファイル数Lであるか否かを判断する。
【0333】ステップS123において、レジスタの値
iが、i<ファイル数Lであると判断された場合、ステ
ップS124において、外部機器出力部315は、i番
目のファイルにアーティスト名を示すデータがあれば、
そのデータを取得する。
【0334】ステップS125において、外部機器出力
部315は、ステップS124において、取得したアー
ティスト名を示すデータが所定の名称(ここでは、「ON
SEI」)であるか否かを判断する。
【0335】ステップS125において、取得したアー
ティスト名を示すデータが所定の名称であると判断され
た場合、ステップS126において、外部機器出力部3
15は、i番目のファイルを削除する。
【0336】ステップS125において、取得したアー
ティスト名を示すデータが所定の名称ではないと判断さ
れた場合、もしくは、ステップS126の処理の終了
後、ステップS127において、外部機器出力部315
は、レジスタの値iを、i=i+1とし、処理は、ステ
ップS123に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
【0337】ステップS123において、レジスタの値
iが、i<ファイル数Lではないと判断された場合、す
なわち、全てのファイルに対する処理が終了されたと判
断された場合、処理は、図42のステップS112に戻
る。
【0338】以上説明したメールウォッチャーアプリケ
ーションの処理により、未読メールが取得され、既読メ
ールと共通する部分が削除されたテキストデータが、設
定された音声データに変換されて、再生されたり、外部
機器に出力される。同様の処理が、メールリーダアプリ
ケーションによっても実行される。
【0339】図45に、パーソナルコンピュータ2にお
いて、図6を用いて説明した、HDD67に記録されて
いるアプリケーションプログラム67Hのうち、メール
リーダアプリケーションがRAM54にロードされ、CPU5
1によって実行される場合の機能ブロック図を示す。
【0340】メールリーダアプリケーション制御部53
1は、図6の電子メールプログラム67Aに対応するメ
ールソフト352(MAPI対応のメーラでなくても良い)
が起動されている場合、ユーザの操作に従って、電子メ
ールのデータを読み込み、GUI制御部533から供給
されるユーザの設定に基づいて、各種処理を実行する。
【0341】ここで、メールリーダアプリケーション制
御部531が処理を実行するにあたり、メールソフト3
52は起動されていなくてはいけない(すなわち、電子
メールプログラム67Aは、RAM54にロードされ、CPU
51によって実行されていなくてはならない)。
【0342】GUI制御部533は、メールリーダアプ
リケーション制御部531の制御に従って、後述するメ
ールリーダアプリケーションの各種設定を行うためのダ
イアログボックスや表示ウィンドウなどのGUIの表示
を制御し、かつ、ユーザが、表示されているGUIに対
して実行した操作入力の内容を示す信号を生成し、メー
ルリーダアプリケーション制御部531に供給する。
【0343】メールフィルタ534は、図15を用いて
説明したメールウォッチャーアプリケーション制御部2
81のメールフィルタ284と基本的に同様の処理を実
行する。すなわち、メールフィルタ534は、供給され
た電子メール本文の行毎に付加される記号とその個数に
基づいて、供給されたメール本文を、記載した人が同一
である部分毎に分割(例えば、マークを入れる)する。
例えば、図16に示される電子メールが供給された場
合、メールフィルタは、電子メール本文の最初の部分
(ここでは、送信者が記述した部分)であるテキスト
A、テキストAとは異なる(ここでは引用文)テキスト
B、テキストBとは異なる(引用文の記号の数がテキス
トBとは異なる)テキストC、テキストCとは異なる
(引用文の記号の数がテキストCとは異なる)テキスト
D、テキストDとは異なる(ここでは、送信者が記述し
た部分)テキストEに分割する。
【0344】変換テーブルデータベース535には、例
えば、「>」「|」「:」など、受信した電子メールを
返信したり、転送する場合に、電子メールの本文の中
で、引用文であることを示すインデント部分に付加され
る記号が記録されている。変換テーブルデータベース5
35に記載されている情報は、変換テーブルデータベー
ス285と同じであっても、異なるものでも良い。すな
わち、変換テーブルデータベース535および変換テー
ブルデータベース285に記載されている情報は、それ
ぞれが対応するメールソフト352の設定で、返信時の
インデント設定に用いることが可能な記号の種類によっ
て決まるものである。
【0345】読み上げ管理モジュール288は、図15
を用いて説明したものと同一であるので、ここでは、そ
の説明を省略する。
【0346】メールソフト532と、メールリーダアプ
リケーションが起動されている場合の表示画面を図46
に示す。
【0347】メールソフト表示画面541には、通常の
メールソフト352の表示画面の構成要素に加えて、メ
ールリーダ用ツールバー542が表示され、フォルダ内
の電子メールの一覧表示エリア543に表示されている
電子メールのうち、選択されている電子メール(複数の
電子メールを選択することが可能なのは言うまでもな
い)を音声で再生させる、もしくは外部機器に出力させ
る場合に操作される各種ボタンが設けられている。
【0348】停止ボタン551は、音声データの再生を
停止させる場合に選択される。読み上げボタン552
は、選択されている電子メールの内容を読み上げる、す
なわち、音声データを再生する場合に選択される。前の
メールボタン553は、現在再生中、もしくは再生を中
断されている電子メールのひとつ前の電子メールを再生
する場合に選択される。次のメールボタン554は、現
在再生中、もしくは再生を中断されている電子メールの
次の電子メールを再生する場合に選択される。
【0349】外部機器へ出力ボタン555は、図42を
用いて説明した処理と同様の処理により、選択されてい
る電子メールに対応する音声データを音声記憶装置29
4に出力して記録させる場合に選択される。メニューボ
タン556は、例えば、図47を用いて後述する設定ウ
ィンドウ561を表示させるためなどの操作を指令する
ための各種メニューを含むリストボックスを表示させる
場合に選択される。
【0350】メニューボタン556が選択された場合、
「設定」の項目を含む各種メニューが表示されたリストボ
ックスが表示される。ユーザの操作によって、そのうち
の「設定」の項目が選択された場合、GUI制御部533
から、メールリーダアプリケーション制御部531に、
ユーザの操作を示す信号が入力される。メールリーダア
プリケーション制御部531は、図47に示される設定
ウィンドウ561を表示させるための制御信号を生成
し、GUI制御部533に出力して、設定ウィンドウ5
61を表示させる。
【0351】図47に示される設定ウィンドウ561
は、図21乃至図28を用いて説明した設定ウィンドウ
331と異なり、表示画面が2種類のみであるため、タ
ブが、読み上げタブ571および外部機器/メディアへ
出力タブ572の2つのみである。
【0352】図47は、読み上げタブ571が選択され
ている場合の設定ウィンドウ561である。この場合に
表示されるOKボタン352、キャンセルボタン35
3、および、詳細設定ボタン361乃至ユーザ辞書ボタ
ン364は、図22を用いて説明した場合と基本的に同
一であるので、その説明は省略する。
【0353】図48は、外部機器/メディアへ出力タブ
572が選択されている場合の設定ウィンドウ561で
ある。この場合に表示されるチェックボックス461
は、図27を用いて説明した場合と基本的に同一である
ので、その説明は省略する。チェックボックス581が
チェックされている場合、図46を用いて説明した外部
機器へ出力ボタン555はツールバー542に表示さ
れ、チェックされていない場合、外部機器へ出力ボタン
555はツールバー542に表示されない。
【0354】次に、図49のフローチャートを参照し
て、メールリーダアプリケーションがRAM54にロード
され、CPU51によって実行される場合の処理について
説明する。
【0355】ステップS151において、メールリーダ
アプリケーション制御部531は、GUI制御部533
から入力される、ユーザの操作を示す信号を基に、ユー
ザから、電子メールの音声の再生、もしくは、外部機器
への出力の指令が入力されたか、すなわち、読み上げボ
タン552、前のメールボタン553、次のメールボタ
ン554、もしくは、外部機器へ出力ボタン555が選
択されたか否かを判断する。ステップS151におい
て、メールの音声の再生、もしくは、外部機器への出力
の指令が入力されていないと判断された場合、これらの
指令のうちのいずれかが入力されるまで、ステップS1
51の処理が繰り返される。
【0356】ステップS151において、電子メールの
音声の再生、もしくは、外部機器への出力の指令が入力
されたと判断された場合、ステップS152において、
メールリーダアプリケーション制御部531は、GUI
制御部533から入力される、ユーザの操作を示す信号
を基に、メールソフト表示画面541の一覧表示エリア
543に表示されている電子メールのうち、選択されて
いる電子メールの数Mを計上し、内部に有するレジスタ
に記録する。例えば、図46に示されるような状態にお
いては、選択されている電子メールの数Mは、M=1で
ある。
【0357】ステップS153において、メールリーダ
アプリケーション制御部531は、レジスタの値Mは、
M>0であるか否かを判断する。
【0358】ステップS153において、レジスタの値
Mは、M>0であると判断された場合、ステップS15
4において、図35のフローチャートを用いて説明した
読み上げ音声設定処理が実行され、上述したように、共
通行削除処理において既読メールとの共通行が削除され
た読み上げ用のテキストデータが読み上げ管理モジュー
ル288にセットされる。
【0359】ステップS155において、メールリーダ
アプリケーション制御部531は、レジスタの値Mを、
M=M−1とし、処理は、ステップS153に戻る。
【0360】ステップS153において、レジスタの値
Mは、M>0ではないと判断された場合、ステップS1
56において、メールリーダアプリケーション制御部5
31は、ステップS151において入力を受けたユーザ
からの指令は、電子メールの音声による再生であるか否
かを判断する。
【0361】ステップS156において、ユーザからの
指令は、電子メールの音声による再生であると判断され
た場合、ステップS157において、メールリーダアプ
リケーション制御部531は、対応する音声データの再
生を要求する制御信号を生成し、読み上げ管理モジュー
ル288に出力する。
【0362】ステップS158において、図41のフロ
ーチャートを用いて説明した音声再生処理が実行され
る。
【0363】ステップS156において、ユーザからの
指令は、電子メールの音声による再生ではないと判断さ
れた場合、ユーザからの指令は、音声データの外部機器
への出力であるので、ステップS159において、メー
ルリーダアプリケーション制御部531は、対応する音
声データを外部機器に出力することを要求する制御信号
を生成し、読み上げ管理モジュール288に出力する。
【0364】ステップS160において、図42のフロ
ーチャートを用いて説明した外部機器出力処理が実行さ
れる。
【0365】ステップS158の処理の終了後、もしく
は、ステップS160の処理の終了後、ステップS16
1において、メールリーダアプリケーション制御部53
1は、アプリケーションの終了が指令されたか否かを判
断する。ステップS161において、アプリケーション
の終了が指令されていないと判断された場合、処理は、
ステップS151に戻り、それ以降の処理が繰り返され
る。ステップS161において、アプリケーションの終
了が指令されたと判断された場合、処理が終了される。
【0366】図49を用いて説明したように、メールリ
ータアプリケーションの処理により、メールソフト53
2の処理によって受信された電子メールのうち、ユーザ
が所望する電子メールの情報が音声データに変換され、
再生されたり、外部機器に出力される。
【0367】このとき、ステップS154の読み上げ音
声設定処理中に実行される共通行削除処理において、内
部に保存されている既読の電子メールのデータと共通す
る内容が削除された後のテキストデータが音声データに
変換される。
【0368】なお、ステップS158の処理の終了後、
メールIDリストをクリアするようにした場合、1回の
音声再生処理において読み上げられたメールと共通する
テキストで構成された行が存在した場合にのみ、共通部
分が削除される。そして、ステップS161の処理の終
了後、メールIDリストをクリアするようにした場合、
アプリケーションを起動してから終了するまでの間に読
み上げられたメールと共通するテキストで構成された行
が存在した場合に、共通部分が削除される。どちらにお
いても、メールIDリストをクリアしないようになされ
ている場合、メールIDリストが何らかの処理によりク
リアされない限り、既読のメールと共通するテキストで
構成された行は、全て削除される。
【0369】また、この処理においては、外部機器に出
力される音声データのタイトルは、ユーザの設定によら
ず、例えば、電子メールの件名などの、所定の情報が選
択されて、タイトルとして設定されるものとする。な
お、この場合においても、上述したメールウォッチャー
アプリケーションの処理と同様に、タイトルを決定する
場合の基となる情報を、ユーザが選択することができる
ようにしても良い。
【0370】このように、電子メールの本文のテキスト
データを音声データに変換して出力する場合、既読メー
ルとの共通行を検出して削除することにより、ユーザが
受信したメールを眼でみて読む場合に読み飛ばす部分を
音声出力させないようにすることが出来るので、短い時
間でメールを再生することが出来る。また、冗長な部分
を削除することにより、外部出力時に、メールを記録す
る記録媒体の記録容量を有効に利用することも可能とな
る。
【0371】また、ユーザによって分かりやすいGUI
を提供することにより、ユーザの設定処理が容易にな
り、操作性が飛躍的に向上する。
【0372】なお、本発明は、ノート型のパーソナルコ
ンピュータ2に限らず、PDA4、カメラ付デジタル携帯
電話機5によって実現することも可能である。その場
合、PDA4のCPU171、もしくは、カメラ付デジタル携
帯電話機5の主制御部251が、上述した処理と同様の
処理を実行する。
【0373】更に、本発明は、ディスクトップ型のパー
ソナルコンピュータ、PHS(Personal Handyphone Sy
stem)の端末装置、撮像機能を有さないデジタル携帯電
話機、またはカーナビゲーションシステムなど、メール
を送信し、または受信する装置全般に適用することがで
きる。
【0374】上述した一連の処理は、ソフトウェアによ
り実行することもできる。そのソフトウェアは、そのソ
フトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェ
アに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプ
ログラムをインストールすることで、各種の機能を実行
することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュー
タなどに、記録媒体からインストールされる。
【0375】この記録媒体は、図6、あるいは、図10
に示すように、コンピュータとは別に、ユーザにプログ
ラムを提供するために配布される、プログラムが記録さ
れている磁気ディスク121もしくは191(フレキシ
ブルディスクを含む)、光ディスク122もしくは19
2(CD ROM(Compact Disc Read Only Memory),DVD
(Digital Versatile Disc)を含む)、光磁気ディスク
123もしくは193(MD(Mini Disc)(商標)を含
む)、もしくは半導体メモリ124もしくは194など
よりなるパッケージメディアなどにより構成される。
【0376】また、本明細書において、記録媒体に記録
されるプログラムを記述するステップは、記載された順
序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずし
も時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に
実行される処理をも含むものである。
【0377】なお、本明細書において、システムとは、
複数の装置により構成される装置全体を表すものであ
る。
【0378】
【発明の効果】本発明の情報処理装置および情報処理方
法、並びにプログラムによれば、電子メールを受信し、
受信された電子メールを記録し、記録されている電子メ
ールのうち、新たに受信された電子メールと関連する既
読の電子メールを抽出し、新たに受信された電子メール
に含まれる第1のテキストデータと、抽出された少なく
とも1つの電子メールに含まれる第2のテキストデータ
とを比較して、共通する部分を検出し、検出された共通
する部分を、第1のテキストデータから削除して、第3
のテキストデータを生成し、生成された第3のテキスト
データを用いて音声合成を実行して、第3のテキストデ
ータに対応する音声データを生成し、生成された音声デ
ータに対応する音声を出力するようにしたので、既読メ
ールと共通するテキストの音声出力を省略することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電子メールおよびウェブページのデータの授受
について説明するための図である。
【図2】図1のパーソナルコンピュータの外観斜視図で
ある。
【図3】図1のパーソナルコンピュータの本体の平面図
である。
【図4】図1のパーソナルコンピュータのジョグダイヤ
ル付近の拡大図である。
【図5】図1のパーソナルコンピュータの右側面の構成
を示す右側面図である。
【図6】図1のパーソナルコンピュータの内部の構成例
を示すブロック図である。
【図7】PDAの外観を示す図である。
【図8】クレードルに装着されているPDAの外観を示す
図である。
【図9】PDAの外観を示す図である。
【図10】PDAの内部構成を説明するためのブロック図
である。
【図11】カメラ付デジタル携帯電話機の外観を示す図
である。
【図12】カメラ付デジタル携帯電話機のカメラ部の外
観を示す図である。
【図13】カメラ付デジタル携帯電話機の構成を示すブ
ロック図である。
【図14】メモリースティックを用いた情報の共有につ
いて説明するための図である。
【図15】メールウォッチャーアプリケーションが起動
された場合の機能ブロック図である。
【図16】テキスト形式の電子メールについて説明する
ための図である。
【図17】HTML形式の電子メールについて説明するため
の図である。
【図18】HTML形式の電子メールのタグについて説明す
るための図である。
【図19】図15の読み上げ管理モジュールの更に詳細
な機能ブロック図である。
【図20】メールウォッチャーアプリケーションのコマ
ンドボックスについて説明するための図である。
【図21】メールタブが選択された場合に表示される設
定ウィンドウについて説明するための図である。
【図22】読み上げタブが選択された場合に表示される
設定ウィンドウについて説明するための図である。
【図23】詳細ボタンが選択された場合に表示される声
の設定ウィンドウについて説明するための図である。
【図24】声の新規作成ボタンが選択された場合に表示
される声の作成ウィンドウについて説明するための図で
ある。
【図25】ユーザ辞書ボタンが選択された場合に表示さ
れるユーザ単語辞書ツールウィンドウについて説明する
ための図である。
【図26】追加ボタンが選択された場合に表示される単
語の追加ウィンドウについて説明するための図である。
【図27】外部機器/メディアに出力タブが選択された
場合に表示される設定ウィンドウについて説明するため
の図である。
【図28】その他タブが選択された場合に表示される設
定ウィンドウについて説明するための図である。
【図29】メールウォッチャーの処理1について説明す
るためのフローチャートである。
【図30】メールウォッチャーの処理1について説明す
るためのフローチャートである。
【図31】未読メールの出力を指令するための操作入力
について説明するための図である。
【図32】テキスト表示ウィンドウについて説明するた
めの図である。
【図33】メールウォッチャーの処理2について説明す
るためのフローチャートである。
【図34】メールウォッチャーの処理2について説明す
るためのフローチャートである。
【図35】読み上げ音声設定処理について説明するため
のフローチャートである。
【図36】電子メールのヘッダについて説明するための
図である。
【図37】共通行削除処理について説明するためのフロ
ーチャートである。
【図38】メールIDについて説明するための図であ
る。
【図39】メールIDについて説明するための図であ
る。
【図40】メールIDについて説明するための図であ
る。
【図41】音声再生処理について説明するためのフロー
チャートである。
【図42】外部機器出力処理について説明するためのフ
ローチャートである。
【図43】ダイアログボックスについて説明するための
図である。
【図44】データ削除処理について説明するためのフロ
ーチャートである。
【図45】メールリーダアプリケーションが起動してい
る場合の機能ブロック図である。
【図46】メールリーダ用ツールバーが表示されたメー
ルソフト表示画面について説明するための図である。
【図47】読み上げタブが選択された場合に表示される
設定ウィンドウについて説明するための図である。
【図48】外部機器/メディアに出力タブが選択された
場合に表示される設定ウィンドウについて説明するため
の図である。
【図49】メールリーダの処理について説明するための
フローチャートである。
【符号の説明】
2 パーソナルコンピュータ, 4 PDA, 5 カメ
ラ付デジタル携帯電話機, 51 CPU, 131 メ
モリースティック, 171 CPU, 251主制御
部, 271 携帯型音楽再生装置, 281 メール
ウォッチャーアプリケーション制御部, 282 MAPI
メーラ, 283 GUI制御部, 284 メールフ
ィルタ, 286 HTMLタグフィルタ, 389 不在
チェックモジュール, 301 読み上げ制御部, 2
06 テキスト解析部, 308音声合成部, 309
音素データベース, 310 音声設定部, 311
再生制御部, 313 ファイル出力部, 312 デ
ータ変換部, 315外部機器出力部, 316 テキ
スト表示部, 331 設定ウィンドウ, 531 メ
ールリーダアプリケーション制御部, 532 メール
ソフト, 533 GUI制御部, 534 メールフ
ィルタ, 541 メールソフト表示画面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 靖彦 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5K027 AA11 HH26 MM17 5K101 KK02 LL12 MM07 NN06 NN18 NN25 NN36 NN37 RR11 SS07 TT06 UU16

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子メールを受信する受信手段と、 前記受信手段により受信された前記電子メールを記録す
    る記録手段と、 前記記録手段により記録されている前記電子メールのう
    ち、前記受信手段により新たに受信された前記電子メー
    ルと関連する既読の前記電子メールを抽出する抽出手段
    と、 前記受信手段により新たに受信された前記電子メールに
    含まれる第1のテキストデータと、前記抽出手段により
    抽出された少なくとも1つの前記電子メールに含まれる
    第2のテキストデータとを比較し、共通する部分を検出
    する検出手段と、 前記検出手段により検出された前記共通する部分を、前
    記前記第1のテキストデータから削除して、第3のテキ
    ストデータを生成する生成手段と、 前記生成手段により生成された前記第3のテキストデー
    タを用いて音声合成を実行し、前記第3のテキストデー
    タに対応する音声データを生成する音声生成手段と、 前記音声生成手段により生成された前記音声データに対
    応する音声を出力する音声出力手段とを備えることを特
    徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】 前記出力手段により音声が出力された前
    記電子メールを示すリストを作成するリスト作成手段を
    更に備え、 前記抽出手段は、前記リスト作成手段により作成された
    前記リストを用いて、前記受信手段により新たに受信さ
    れた前記電子メールと関連する既読の前記電子メールを
    抽出することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装
    置。
  3. 【請求項3】 前記リスト作成手段は、前記出力手段に
    より音声が出力された前記電子メールのメールIDの一
    覧が記載された前記リストを作成し、 前記抽出手段は、前記受信手段により新たに受信された
    前記電子メールのヘッダ情報のうち、イン・リプレイ・
    トゥー・フィールドに記載されたメールID、もしくは
    リファレンス・フィールドに記載されたメールIDと前
    記リスト作成手段により作成された前記リストに記載さ
    れた前記メールIDとを比較することにより、前記受信
    手段により新たに受信された前記電子メールと関連する
    既読の前記電子メールを抽出することを特徴とする請求
    項2に記載の情報処理装置。
  4. 【請求項4】 前記リスト作成手段により作成された前
    記リストに記載されている情報を削除する削除手段を更
    に備え、 前記削除手段は、ユーザにより所定の操作が実行された
    場合、前記リストに記載されている情報を削除すること
    を特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  5. 【請求項5】 前記リスト作成手段により作成された前
    記リストに記載されている情報を削除する削除手段を更
    に備え、 前記削除手段は、前記音声出力手段による少なくとも1
    つの前記第3のテキストデータに対応する前記音声の出
    力のための一連の処理が終了された場合、前記リストに
    記載されている情報を削除することを特徴とする請求項
    2に記載の情報処理装置。
  6. 【請求項6】 電子メールの受信を制御する受信制御ス
    テップと、 前記受信制御ステップの処理により受信が制御された前
    記電子メールの記録を制御する記録制御ステップと、 前記記録制御ステップの処理により記録が制御されてい
    る前記電子メールのうち、前記受信制御ステップの処理
    により新たに受信が制御された前記電子メールと関連す
    る既読の前記電子メールを抽出する抽出ステップと、 前記受信制御ステップの処理により新たに受信が制御さ
    れた前記電子メールに含まれる第1のテキストデータ
    と、前記抽出ステップの処理により抽出された少なくと
    も1つの前記電子メールに含まれる第2のテキストデー
    タとを比較し、共通する部分を検出する検出ステップ
    と、 前記検出ステップの処理により検出された前記共通する
    部分を、前記前記第1のテキストデータから削除して、
    第3のテキストデータを生成する生成ステップと、 前記生成ステップの処理により生成された前記第3のテ
    キストデータを用いて音声合成を実行し、前記第3のテ
    キストデータに対応する音声データを生成する音声生成
    ステップと、 前記音声生成ステップの処理により生成された前記音声
    データに対応する音声の出力を制御する音声出力制御ス
    テップとを含むことを特徴とする情報処理方法。
  7. 【請求項7】 電子メールの受信を制御する受信制御ス
    テップと、 前記受信制御ステップの処理により受信が制御された前
    記電子メールの記録を制御する記録制御ステップと、 前記記録制御ステップの処理により記録が制御されてい
    る前記電子メールのうち、前記受信制御ステップの処理
    により新たに受信が制御された前記電子メールと関連す
    る既読の前記電子メールを抽出する抽出ステップと、 前記受信制御ステップの処理により新たに受信が制御さ
    れた前記電子メールに含まれる第1のテキストデータ
    と、前記抽出ステップの処理により抽出された少なくと
    も1つの前記電子メールに含まれる第2のテキストデー
    タとを比較し、共通する部分を検出する検出ステップ
    と、 前記検出ステップの処理により検出された前記共通する
    部分を、前記前記第1のテキストデータから削除して、
    第3のテキストデータを生成する生成ステップと、 前記生成ステップの処理により生成された前記第3のテ
    キストデータを用いて音声合成を実行し、前記第3のテ
    キストデータに対応する音声データを生成する音声生成
    ステップと、 前記音声生成ステップの処理により生成された前記音声
    データに対応する音声の出力を制御する音声出力制御ス
    テップとを含むことを特徴とするコンピュータが読み取
    り可能なプログラムが記録されている記録媒体。
  8. 【請求項8】 電子メールの受信を制御する受信制御ス
    テップと、 前記受信制御ステップの処理により受信が制御された前
    記電子メールの記録を制御する記録制御ステップと、 前記記録制御ステップの処理により記録が制御されてい
    る前記電子メールのうち、前記受信制御ステップの処理
    により新たに受信が制御された前記電子メールと関連す
    る既読の前記電子メールを抽出する抽出ステップと、 前記受信制御ステップの処理により新たに受信が制御さ
    れた前記電子メールに含まれる第1のテキストデータ
    と、前記抽出ステップの処理により抽出された少なくと
    も1つの前記電子メールに含まれる第2のテキストデー
    タとを比較し、共通する部分を検出する検出ステップ
    と、 前記検出ステップの処理により検出された前記共通する
    部分を、前記前記第1のテキストデータから削除して、
    第3のテキストデータを生成する生成ステップと、 前記生成ステップの処理により生成された前記第3のテ
    キストデータを用いて音声合成を実行し、前記第3のテ
    キストデータに対応する音声データを生成する音声生成
    ステップと、 前記音声生成ステップの処理により生成された前記音声
    データに対応する音声の出力を制御する音声出力制御ス
    テップとを含む処理をコンピュータに実行させることを
    特徴とするプログラム。
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