JP2003271496A - 情報処理システム及び情報処理方法及び通信端末 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ＰＣに精通していないＰＣユーザや携帯電話
のユーザが多彩な表現を簡単に行える情報処理システム
を提供する。 【解決手段】 上記課題を解決するために、本発明の情
報処理システムでは、検索要求をするための検索情報を
含むデータを入力し、入力されたデータを送信し、送信
された検索情報に従って検索を行い、入力されたデータ
と前記検索による検索結果に基づき編集を行い、編集さ
れたデータを表示し、表示されたデータの中から所望の
データを選択し、入力されたデータと選択された所望の
データとを時間軸上で関連付けする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、文字、言葉、音声
等の情報が画像、文字及び音声等の情報に関連付けされ
て蓄積されている辞書データベースを使用して、任意に
入力された文字、言葉、音声等の情報を変換することが
できる情報処理システム及び情報処理方法に関するもの
である。

【０００２】

【従来の技術】従来、パーソナルコンピュータ（ＰＣ）
や携帯電話等を使用して電子メール（Ｅ−ｍａｉｌ）で
連絡する場合、話題等を相手にビジュアルで伝えるため
に絵文字を用いてコミュニケーションすることが一般的
に行われていた。例えば、携帯電話の話をする際に携帯
電話の絵文字を作成しようとすると、文字や記号等を組
み合わせて図１２のように表現することが行われてい
た。従来の絵文字は作成する際に手間がかかり、色々な
表現を簡単に行うことが出来なかった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】一方、携帯電話等の携
帯型情報端末の普及により、Ｊａｖａ（登録商標）対応
型携帯電話やブラウザ対応型携帯電話が普及してきた。
しかし、写真やイラスト等の静止画、アニメーションや
実写等の動画、音楽、世界中の言語等を使用して、多彩
な表現をすることはＰＣに精通したユーザに限定され
る。

【０００４】本発明は、上記問題点を解決することを課
題としてなされたものであり、その目的はＰＣに精通し
ていないＰＣユーザや携帯電話のユーザが多彩な表現を
簡単に行えるようにすることを目的とするものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、通信端末と、イントラネット又はやイン
ターネット等のネットワークを介して通信端末と接続さ
れたサーバと、サーバと接続された複数のデータを蓄積
する辞書データベースとを備えた情報処理システムであ
って、検索要求をするための検索情報を含むデータを入
力する入力手段と、入力されたデータを送信する送信手
段と、検索情報に従って検索を行う検索手段と、入力さ
れたデータと検索手段による検索結果に基づきＨＴＭＬ
情報等（Ｊａｖａ（登録商標）アプレットにおいては文
字、画像、時間等に係わる各種パラメータ）を生成する
ための編集を行う編集手段と、編集手段により編集され
たデータに基づいて表示する表示手段と、表示されたデ
ータ（情報）の中から所望のデータ（情報）を選択する
選択手段と、入力されたデータと選択された所望のデー
タとを時間軸上で関連付けする手段とを備えてなること
によって、情報処理システムを構成する。

【０００６】また、本発明は、通信端末と、ネットワー
クを介して通信端末と接続されたサーバと、サーバと接
続された複数のデータを蓄積する辞書データベースとを
備えた情報処理システムにおける情報処理方法におい
て、検索要求をするための検索情報を含むデータを入力
する入力手順、入力されたデータを送信する送信手順、
送信された検索情報に従って検索する検索手順、入力さ
れたデータと前記検索による検索結果に基づき編集する
編集手順、編集されたデータを表示する表示手順、表示
されたデータの中から所望のデータを選択する選択手
順、入力されたデータと選択された所望のデータとを時
間軸上で関連付けする関連付け手順とからなる情報処理
方法を提供する。

【０００７】また、本発明は、時間軸上で他の情報と関
連付けられた文字に関する複数のレコードからなるデー
タベースと、文字列を入力する入力手段と、入力された
文字列をデータベースに基づき変換する変換手段と、変
換された文字列を示すデータを送信する送信手段とを備
えてなることによって、通信端末を構成する。

【０００８】

【発明の実施の形態】〔第１の実施形態〕図１は、本発
明の情報処理システム及び情報処理方法の実施例を説明
するための図である。本実施例において、１は、情報の
管理及び各種コードの発番管理の制御等を行う辞書デー
タベースである。３は辞書データベースに接続された専
用サーバでありゲートウェイ機能も有する。５は専用サ
ーバに接続されたインターネットである。７は各家庭に
設置されている固定電話サービスを提供する有線電話会
社ネットワークである。９は携帯電話サービスを提供す
る無線電話会社ネットワークである。

【０００９】１０、１１はインターネットに無線又は有
線で接続可能な複数（２又はそれ以上）のパーソナルコ
ンピュータ（ＰＣ）であり、専用サーバ３を介して辞書
データベース１に対してデータの書込み及び読出しが可
能である。２０，２１はＬモード対応の複数の電話機で
あり、専用サーバ３を介して辞書データベース１に対し
てデータの書込み及び読出しが可能である。３０はＪａ
ｖａ（登録商標）対応型携帯電話であり、専用サーバ３
を介して辞書データベース１に対してデータの書込み及
び読出しが可能である。る。３１はブラウザ対応型携帯
電話であり、専用サーバ３を介して辞書データベース１
に対してデータの書込み及び読出しが可能である。ここ
で、ＰＣ１０、１１、電話機２０、２１、携帯電話３
０、３１は複数種類の通信端末（以下、端末と呼ぶ）で
あり、文字、音声等のデータを入力する入力部、入力さ
れたデータを表示するための表示部、データを記憶する
記憶部を有する。

【００１０】辞書データベース１は複数の画像（静止
画、動画）や複数の音声（音楽、動物の声、効果音、ノ
イズ等）、複数の言語（日本語、英語、フランス語，イ
タリア語，ドイツ語、中国語等）等を予め登録（記憶、
蓄積）している。この辞書データベースは端末側に予め
構築されていてもよい。端末の使用者（以下、ユーザと
いう）は所定のソフトウエアを端末にインストールして
いる。このソフトウエアはユーザが入力した情報（文
字、言葉、音声、画像等）を他の情報（文字、言葉、音
声、画像等画像、文字及び音声等）に時間軸上で関連付
けすることができる。この関連付けする際に使用した情
報を関連付け情報として生成する。そして、この関連付
け情報をレコードとして辞書データベース１へ登録又は
ファイルとして端末の記憶部へ登録する。また、ユーザ
が作成した画像や音声等（他の情報と関連付けされてい
ないもの）も新規に辞書データベース１へ登録できる。

【００１１】専用サーバ３はメールサーバ、ＷＷＷ（ｗ
ｏｒｌｄ ｗｉｄｅ ｗｅｂ）サーバ、データベースサ
ーバ等のサーバである。

【００１２】メールサーバは電子メールを送信し、届い
た電子メールを保管して端末からの照会があたっときに
引き渡す。ＷＷＷサーバは端末に対してＨＴＭＬなどの
情報を提供する。端末側ではＷＷＷサーバから送信され
たＨＴＭＬをＷＷＷブラウザソフトが解析して画面上に
表示する処理を行う。データベースサーバは情報を管理
し、検索や書き込みを行うためのサーバである。このデ
ータベースサーバは高速なＣＰＵを搭載するコンピュー
タに大容量のハードディスクを接続して、これにＵＮＩ
Ｘ（登録商標）、Ｗｉｎｄｏｗｓ（登録商標）ＮＴ４．
０ＳｅｒｖｅｒなどのネットワークＯＳとデータベース
専用のアプリケーションソフトをインストールして構築
される。

【００１３】データベース３への接続方法として、ＣＧ
Ｉ（Ｃｏｍｍｏｎ ＧａｔｅｗａｙＩｎｔｅｒｆａｃ
ｅ）による接続、ＡＰＩ（Ａｐｐｌｉｃａｔｉｏｎ Ｐ
ｒｏｇｒａｍ Ｉｎｔｅｒｆａｃｅ）、コンポーネント
ソフトによる接続がある。ＣＧＩは端末のブラウザから
の要求に対してｗｗｗサーバ側で対応するプログラムを
起動し、このプログラムで得た結果を端末側に返送する
インターフェースである。ＡＰＩはＣＧＩを介さずに直
接データベースにアクセスできる。コンポーネントソフ
トもＪａｖａ（登録商標）、ＡｃｔｉｖｅＸを必要に応
じて組み入れることで直接データベースにアクセスでき
る。

【００１４】次に、文字、言葉、音声、画像等の情報を
画像、文字及び音声等の情報に時間軸上で関連付けする
ことについて具体的に説明する。図２は辞書データベー
ス１に蓄積された画像、文字及び音声等をマルチスクリ
ーンで表示した例を示す図である。

【００１５】例えば、ユーザが図４（ａ）に示されるよ
うに「好きです」とキーボード又は音声入力等を用いて
入力する（Ｓ１）。ここで入力するものは画像でも良
い。この言葉に関連付けしたい画像や音声を選択する
（Ｓ２）。ここでは画像（ハートマーク）を選択する。
そして、この選択したハートマークへ切り替わる時間を
指定する（Ｓ３）。例えば、１０秒後に図４（ａ）の表
示から図４（ｂ）の表示へと切り替えたいときは１０秒
と入力又は選択する。関連付け作業が終了（Ｓ４）なら
ばハートマークの表示時間を入力して（Ｓ５）、関連付
け作業を終了後に辞書データベース１へ関連付け情報を
レコードとしてマニュアル又は自動的に登録する。又
は、辞書データベース１または端末の記憶部へ関連付け
情報をファイルとして記憶する。ファイルを作成する際
は、ユーザがマニュアルで名前を入力するか、自動的に
名前を生成する。

【００１６】この関連付け情報（データベースにおける
１つのレコードに相当）は、入力されたテキスト「好き
です」それ自体と、関連付けされた「ハートマーク」に
関する情報（例えば、この画像が蓄積されている辞書デ
ータベース１上のアドレス又はネット上の他のアドレ
ス）と、入力又は選択された時間とを示す情報である。
また、この関連付け情報は関連付け情報が登録されたア
ドレスを示す情報（図９の変換コードに相当）でも良
い。

【００１７】更に、このハートマークを表示後に花火の
画像を表示する場合はステップ２に戻って、花火の画像
を選択する（Ｓ２）。その後、この選択した花火の画像
へ切り替わる時間を指定する（Ｓ３）。例えば、３０分
後に図４（ｂ）の表示から図４（ｃ）の表示へと切り替
えたいときは３０分と入力又は選択する。関連付け作業
が終了（Ｓ４）ならば花火の画像の表示時間（１０分）
を入力又は選択して（Ｓ５）、関連付け作業を終了後に
辞書データベース１へレコードとしてマニュアル又は自
動的に登録される。辞書データベース１又は端末の記憶
部へ関連付け情報をファイルとして記憶する。ファイル
を作成する際は、ユーザがマニュアルで名前を入力する
か、自動的に名前を生成する。

【００１８】このような手順において時間軸上で関連付
けされた情報に関する関連付け情報のファイルを開く
と、「好きです」と表示されてから１０秒後にハートマ
ークに切り替わりその後、３０分後に花火の画像が１０
分間表示される。

【００１９】この関連付けの際、画像や音楽を切り替え
る時間の指定は適宜変えても良い。具体的には、ステッ
プ２とステップ３を入れ替えて、ステップ４とステップ
５を入れ替えしても良い。

【００２０】次に、端末、専用サーバ３及びデータベー
ス１における関連付け処理手順の一例を図１０で具体的
に説明する。ここでＣＧＩを用いたデータベース１（デ
ータベースサーバ）と専用サーバ３（ＷＷＷサーバ）の
連携についても説明する。

【００２１】端末がＷＷＷサーバの所定のＵＲＬへアク
セスをすると、ＷＷＷサーバは端末に入力専用画面１
（ＨＴＭＬ）を送信する。端末は入力専用画面１を表示
する。この入力専用画面１にテキストを入力し、決定す
る（図１１（ａ））。次に、入力専用画面１から画像
（文字、音声）の検索項目を選択し要求をＷＷＷサーバ
に行う。このときテキスト「好きです」もＷＷＷサーバ
へ送信される。端末からの検索要求に応じてＷＷＷサー
バ上でＣＧＩが立ち上がり、データベースサーバに検索
要求をする。データベースサーバは検索要求に対応する
情報を検索し、その結果はＣＧＩを介してＷＷＷサーバ
に送信される。ＷＷＷサーバではこの情報及びテキスト
「好きです」に基づき入力専用画面２（図１１（ｂ））
に相当するＨＴＭＬ情報を編集して端末に送信する。端
末では入力画面２を表示して、関連付ける画像の選択及
び選択した画像へ切り替えるまでの時間を入力する。

【００２２】更に、画像を関連付けする場合は画像の検
索項目の要求を再度ＷＷＷサーバにする。図１１（ｂ）
では「＃：ＮＥＸＴ」を選択した場合に画像の検索項目
がＷＷＷサーバに送信される例を示す。再度、図１１
（ａ）のように選択画面を表示しても良い。このときテ
キスト「好きです」及び画像（ハートマーク）の選択情
報もＷＷＷサーバへ送信される。端末からの検索要求に
応じてＷＷＷサーバ上で再度ＣＧＩが立ち上がり、デー
タベースサーバに検索要求をする。データベースサーバ
は検索要求に対応する情報を検索し、その結果はＣＧＩ
を介してＷＷＷサーバに送信される。ＷＷＷサーバでは
この情報及びテキスト「好きです」及び画像（ハートマ
ーク）に基づき入力専用画面３（図１１（ｃ））に相当
するＨＴＭＬ情報を編集して端末に送信する。端末では
入力画面３を表示して、関連付ける画像の選択及び選択
した画像へ切り替えるまでの時間を入力する。

【００２３】図１１（ｃ）で終了「＊：ＥＮＤ」を選択
した場合はテキスト「好きです」及び画像（ハートマー
ク、花火）の選択情報及び時間情報（１０秒、３０分）
はＷＷＷサーバへ送信される。端末からの終了要求に応
じてＷＷＷサーバ上でテキスト「好きです」及び画像
（ハートマーク、花火）に基づき入力専用画面４（図１
１（ｄ））に相当するＨＴＭＬ情報を生成するためにを
編集して端末に送信する。端末では入力画面４を表示し
て、選択した画像へ切り替えるまでの時間（１０分）を
入力する。

【００２４】図１１（ｄ）で確認（＃：ＯＫ）を選択し
た場合は、データベースサーバへ関連付け情報をレコー
ドとしてマニュアル又は自動的に登録する。又は、デー
タベースサーバまたは端末の記憶部へ関連付け情報をフ
ァイルとして記憶する。ファイルを作成する際は、ユー
ザがマニュアルで名前を入力するか、自動的に名前を生
成する。

【００２５】次に、図３のステップ２で画像を選択した
際に、この画像に対して音声を関連付けして、この画像
の表示と共に音声が流れるようにしたい場合を図５で説
明する。図３と同じ符号を付したものに関しては説明を
省略する。選択した画像を音声と関連付けするかどうか
を決定する（Ｓ６）。関連付けする場合は選択した画像
に関連付けする音声を選択又は入力して（Ｓ７）、ステ
ップ３に進む。ステップ６で関連付けする音声を選択又
は入力しない場合はステップ３へ進む。

【００２６】次に、図３のステップ２で音声を選択又は
入力した際に、この音声に対して画像を関連付けして、
この画像の表示と共に音声が流れるようにしたい場合を
図６で説明する。図３と同じ符号を付したものに関して
は説明を省略する。選択した音声を画像と関連付けする
かどうかを決定する（Ｓ８）。関連付けする場合は選択
した音声に関連付けする画像を選択又は入力して（Ｓ
９）、ステップ３に進む。画像を意図的に選択しないこ
とにより、ブランク画像（白色、青色、又はユーザによ
り予め設定された画像）等の所定の画像が自動的に選択
される（Ｓ１０）。

【００２７】〔第２の実施形態〕第１の実施形態では、
一例として、入力した文字に対して画像や音声を時間軸
上で関連付ける方法について説明した。第２の実施形態
において、関連付け情報（複数のレコード）を用いて文
章を変換して、電子メールで送信する方法について説明
する。

【００２８】図７は電子メールを送信する際の手順を示
すフローチャートである。電子メールで送信したい文章
を作成する（Ｓ３０）。ここではわかり易いように「あ
いう・・・」という文章を作成したとする。辞書データ
ベース１に登録されている例として、図９に示されるよ
うに、「あ」は「Ｄ」と「α」とに関連付けされてい
る。「い」は「Ｅ」と「β」とに関連付けされている。
「う」は「Ｆ」と「γ」とに関連付けされているとす
る。ここでは文字同士で関連付けをする例を示したが、
これに限らず、画像、音声でも良い。メール変換用のデ
ータベースはネット上の無用なトラフィックの増大を防
ぐために、端末側の記憶部に記憶されていることが望ま
しい。この際に送信者と受信者のメール変換用のデータ
ベースの内容が一致している。

【００２９】次に、「あいう・・・」を辞書データベー
ス１に基づき入力した文章を変換する（Ｓ３１）。ここ
で、変換後、「あ」は１秒後に「Ｄ」に変わり、その３
秒後に「α」に変わる設定がされているとする。「α」
を２秒間表示後に「あ」（又は「Ｄ」）に変わりその後
ループが形成されるように関連付けの設定がされている
ものとする。従って、「あ」→「Ｄ」→「α」→「あ」
→「Ｄ」→「α」の表示が繰り返されることになる。

【００３０】同様に、変換後、「い」は２秒後に「Ｅ」
に変わり、その１秒後に「β」に変わる設定がされてい
るとする。「β」を３秒間表示後に「い」（又は
「Ｅ」）に変わりその後ループが形成されるように関連
付けの設定がされているものとする。従って、「い」→
「Ｅ」→「β」→「い」→「Ｅ」→「β」の表示が繰り
返されることになる。

【００３１】同様に、変換後、「う」は３秒後に「Ｆ」
に変わり、その１秒後に「γ」に変わる設定がされてい
るとする。「γ」を３秒間表示後に「う」（又は
「Ｆ」）に変わりその後ループが形成されるように関連
付けの設定がされているものとする。従って、「う」→
「Ｆ」→「γ」→「う」→「Ｆ」→「γ」の表示が繰り
返されることになる。

【００３２】文章を変換する際は、辞書データベース１
に登録されている関連付け情報が変換コード（Ａ０１、
Ａ０２、Ａ０３、・・・）として生成される。ここで、
文章「あいう・・・」に対する変換コードファイルが変
換後のメール本文を表すために生成される。これとは別
に変換コードと原文の関係を示す解読コードファイルが
生成される。この解読コードファイルは変換後のメール
本文を変換前のメール本文の原文に変換するために使用
される。解読コードファイルには機密保持のためにパス
ワードを付与する。パスワードの付与の方法としては電
子メールを受信する相手別に予め所定のパスワードを決
めておく方法がある。

【００３３】変換コードファイルを開くと、文章は「あ
いう・・・」（０−１秒）と表示され、３秒後は「Ｄβ
Ｆ・・・」（３-４秒）と表示される（Ｓ３２）。この
ように変換後は、作成した電子メールの本文の意味が分
からないようになる。そして、変換後に電子メールが専
用サーバ３へ送信される（Ｓ３３）。送信の際は、変換
後に表示されたメール本文自体又は変換コードファイル
を送信後に、変換時に生成された解読コードファイル
（変換コードファイルと対応コードにて関連付けされて
いる）を送信する。若しくは、解読コードファイルのみ
を送信して、辞書データベース１から関連付け情報を読
み出すようにする。

【００３４】ここではあらかじめ関連付けられた文字を
使って説明したが、この文字や文章に対して更に付加情
報を付けることが出来る。第１の実施形態で説明した
「好きです」という表現が変換前のメールの文章にあっ
た場合、この表現はハートマークから花火の画像に変わ
るように設定されている。更に誕生日等の付加情報を与
えてある日時になったときにハートマークになるような
設定も可能である。

【００３５】〔第３の実施形態〕第２の実施形態では、
関連付け情報（複数のレコード）を用いて文章を変換し
て、電子メールで送信する方法について説明した。第３
の実施形態において、変換後のメールを受信した際の表
示手順について説明する。

【００３６】専用サーバ３から変換コードファイルを受
信し（Ｓ４０）、ディスプレイで表示する（Ｓ４１）。
メール本文に対応する解読コードファイルがあるかどう
かについて対応コードを用いて検索する。解読コードフ
ァイルがある場合は解読コードファイルを使用して変換
後のメールを変換前のメール本文に変換し、電子メール
本文の原文を表示する（Ｓ４３）。

【００３７】このように、本発明によれば、ＰＣに精通
していないＰＣユーザや携帯電話のユーザが画面の指示
に従って選択及び入力をすることにより多彩な表現を簡
単に行える。従来の電子メールによる表現より多彩な表
現方法を提供することがきる。

【００３８】次に本発明の前記実施形態から把握できる
請求項以外の技術思想を、その効果とともに記載する。

【００３９】端末に設けられた撮像部（端末に内蔵され
たカメラユニット）又は端末に接続された撮像部（デジ
タルカメラ、端末に接続可能なカメラユニット等）と、
撮像部で撮像した画像（静止画、動画）を文字や音声と
時間軸上で関連付けしてファイルを生成する関連付け手
段と、生成されたファイルを送信する送信手段を有する
情報処理システム及び通信端末を提供することできる。
本構成によれば、カメラが搭載された携帯電話において
撮像された画像のみを単に送信するのではなく、画像と
他の情報（文字、言葉、画像、音声、音楽）とを関連付
けることが可能である。また、撮像部を内蔵しない端末
であっても、デジタルカメラやカメラユニットが接続可
能な端末において撮像された画像のみを単に送信するの
ではなく、画像と他の情報（文字、言葉、画像、音声、
音楽）とを関連付けることが可能である。

【００４０】複数言語の辞書を蓄積した辞書データベー
スと、文字を入力する入力手段と、複数の言語の中から
特定の言語を選択する選択手段と、選択した言語に対応
した辞書機能により入力手段からにより入力された文字
と関連付けするための文字を検索する検索手段と、入力
手段により入力された文字と検索手段により検索された
文字を関連付けする関連付け手段とを備えてなる情報処
理システム及び通信端末を提供することができる。検索
手段は入力手段から入力された文字をキーワードとして
検索を行うこと又は入力された文字とは別のキーワード
を入力することにより検索を行うことができる。本構成
によれば、例えば、「好き」日本語→「ｌｏｖｅ」英語
→「ａｍｏｕｒ」フランス語等の複数の言語での表現が
可能になる。

【００４１】通信端末と、ネットワークを介して通信端
末と接続されたサーバと、サーバと接続された複数のデ
ータを蓄積する辞書データベースとを備えた情報処理シ
ステムであって、テキストデータと検索要求をするため
の検索情報とを入力する入力手段と、入力されたテキス
トデータから所望の範囲を選択する手段と選択された範
囲を示すデータと入力されたテキストデータ及び検索情
報を送信する送信手段と、送信された検索情報に従って
検索を行う検索手段と、選択された範囲を示すデータと
入力されたテキストデータと検索手段による検索結果に
基づき編集を行う編集手段と、編集手段により編集され
たデータを表示する表示手段と、検索結果に基づき表示
されたデータの中から所望のデータを選択する選択手段
と、選択されたテキストデータと選択された所望のデー
タとを時間軸上で関連付けする手段とを備えてなること
を特徴とする情報処理システムを提供することができ
る。本構成によれば、入力したテキストデータの全てに
対して他のデータと関連付けをしないことが可能にな
る。言い換えると即ち、選択したテキスト部分のデータ
のみ他の情報と時間軸上で関連付けをすることができ
る。

【００４２】

【発明の効果】以上のように、本発明によると、端末の
ユーザは文字や音声等の情報を入力して、画像や音声の
選択及び時間の入力等をするだけで、多彩な表現を簡単
に行うことができる。デジタルカメラで撮影した画像
（静止画、動画）を文字や音声と容易に関連付けするこ
とができる。「好き」日本語→「ｌｏｖｅ」英語→「ａ
ｍｏｕｒ」フランス語等の複数の言語での表現が可能に
なる。文字や音声を任意の種（画像）に変換し、任意の
時間設定により成長や変化させたりできる。文字や音声
を任意に設定した時間に従って音楽、動物の声、ノイズ
に変化することができる。本発明では、文字、言葉、音
楽及び画像のすべてにおいて時間軸上で関係付けが可能
である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の情報処理システム及び情報処理方法の
実施例を説明するための図である。

【図２】本発明の辞書データベースに蓄積された情報が
表示された一例を示す図である。

【図３】文字と画像の関連付け処理する動作のメインフ
ローチャートを示す図である。

【図４】関連付けされる文字と画像の一例を示す図であ
る。

【図５】画像と音声とを関連付け処理する動作のフロー
チャートを示す図である。

【図６】音声と画像とを関連付け処理する動作のフロー
チャートを示す図である。

【図７】電子メールを送信する際の手順を示すフローチ
ャートである。

【図８】電子メールを受信する際の手順を示すフローチ
ャートである。

【図９】メールを変換する際に使用する辞書データベー
スの一例を示す図である。

【図１０】端末、専用サーバ及び辞書データベースとに
おける関連付け処理手順の一例を示す図である。

【図１１】端末の表示部における関連付け手順のための
表示例を示す図である。

【図１２】従来の絵文字をあらわす図である。

【符号の説明】

１ 辞書データベース ３ 専用サーバ ５ インターネット ７ 有線電話会社ネットワーク ９ 無線電話会社ネットワーク

Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 通信端末と、ネットワークを介して通信
   端末と接続されたサーバと、サーバと接続された複数の
   データを蓄積する辞書データベースとを備えた情報処理
   システムであって、検索要求をするための検索情報を含
   むデータを入力する入力手段と、入力されたデータを送
   信する送信手段と、送信された検索情報に従って検索を
   行う検索手段と、入力されたデータと検索手段による検
   索結果に基づき編集を行う編集手段と、編集手段により
   編集されたデータを表示する表示手段と、表示されたデ
   ータの中から所望のデータを選択する選択手段と、入力
   されたデータと選択された所望のデータとを時間軸上で
   関連付けする手段とを備えてなることを特徴とする情報
   処理システム。
2. 【請求項２】 前記関連付けする手段は入力されたデー
   タと選択された所望のデータとを関連付けする際に時間
   情報を含む関連付け情報を生成することを特徴とする請
   求項１に記載の情報処理システム。
3. 【請求項３】 前記関連付け情報は前記辞書データベー
   スにレコードとして登録されることを特徴とする請求項
   ２記載の情報処理システム。
4. 【請求項４】 前記関連付け情報はファイルとして通信
   端末の記憶部に記憶されることを特徴とする請求項２記
   載の情報処理システム。
5. 【請求項５】 前記編集はＨＴＭＬ情報を生成するため
   の通信端末と、ネットワークを介して通信端末と接続さ
   れたサ編集であることを特徴とする請求項１に記載の情
   報処理システム。
6. 【請求項６】 通信端末と、ネットワークを介して通信
   端末と接続されたサーバと、サーバと接続された複数の
   データを蓄積する辞書データベースとを備えた情報処理
   システムにおける情報処理方法において、検索要求をす
   るための検索情報を含むデータを入力する入力手順、入
   力されたデータを送信する送信手順、送信された検索情
   報に従って検索する検索手順、入力されたデータと前記
   検索による検索結果に基づき編集する編集手順、編集さ
   れたデータを表示する表示手順、表示されたデータの中
   から所望のデータを選択する選択手順、入力されたデー
   タと選択された所望のデータとを時間軸上で関連付けす
   る関連付け手順とからなる情報処理方法。
7. 【請求項７】 時間軸上で他の情報と関連付けられた文
   字に関する複数のレコードからなるデータベースと、文
   字列を入力する入力手段と、入力された文字列をデータ
   ベースに基づき変換する変換手段と、変換された文字列
   を示すデータを送信する送信手段とを備えてなることを
   特徴とする通信端末。