JPWO2008041357A1 - 文書処理装置およびプログラム - Google Patents

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Abstract

アプリケーションプログラム間でデータを手軽にかつ円滑にやり取りする。切り替え情報取得部110は、第1のアプリケーションプログラムが表示する画面から第2のアプリケーションプログラムが表示する画面への切り替えの情報を取得する。文字列抽出部104は、第2のアプリケーションプログラムにおいて利用が想定される文字列である所定の条件に合致する文字列を文書ファイルから検出するためのルールであるフィルタを使用して、第1のアプリケーションプログラムによって画面表示されている文書ファイルから文字列を検出する。表示制御部106は、切り替え検出部による切り替えの検出に応答して、文字列抽出部によって検出された文字列の中から第2のアプリケーションにおいて実際に使用する文字列をユーザが選択できる表示態様でユーザに対して提示する。

Description

本発明は、複数のアプリケーションプログラムを実行可能なマルチタスク環境において、アプリケーションプログラムの切り替えに際して情報を受け渡す技術に関する。
近年、インターネットなどのネットワークに接続できる通信機能を備えた携帯型情報機器や情報家電が広く普及している。これらを初めとする情報端末には、ブラウザを初めとして複数のアプリケーションプログラムが組み込まれていることが多く、多様で複雑な機能をユーザに対して提供するようになっている。
情報端末で実行される複数のアプリケーションプログラム間で情報をやり取りしたい場合がある。例えば、ブラウザで閲覧中の文書内の文字列を利用して、メールを送信したり電話をかけたりするケースである。従来から、この課題を解決するために、ウェブコンテンツ内の電話番号や電子メールアドレスにハイパーリンクを設定することが広く行われている。このハイパーリンクは、HTML(HyperText Markup Language)ファイルやサーバからCGI(Common Gateway Interface)によって送られてくるデータ内に予め定義されている場合もあるし、予め定義されていなくても、テキストを検索してブラウザが自動的にハイパーリンクを張ることも行われている。例えば、テキスト内に090−1234−5678といった電話番号がある場合、ブラウザは電話番号を検出し、その電話番号に<a href= ”tel:090−1234−5678”>090−1234−5678</a>のようなハイパーリンクを設定する。ブラウザの画面に表示されるハイパーリンクをクリックすると、インストールされているソフトフォンプログラムが起動し、電話番号が入力された通話ウインドウが開く。また、テキスト内にxxx@foo.barといったメールアドレスがある場合、ブラウザはメールアドレスを検出し、そのメールアドレスに<a href= ”mailto:xxx@foo.bar”>xxx@foo.bar</a>のようなハイパーリンクを設定する。ブラウザの画面に表示されるハイパーリンクをクリックすると、インストールされている電子メールプログラムが起動し、メールアドレスが宛先に表示されたメール作成ウインドウが開く。このように、アンカーhrefで指定されたデータを、ブラウザから別のアプリケーションに引き渡すことができる。
上記の他、アプリケーション間で情報を引き渡す技術として以下のようなものがある。特許文献1には、ブラウザで閲覧しているHTML文書を解析して住所や電話番号などの情報を抽出し、抽出した文字列に対応するアプリケーションを起動させるオブジェクトボタンをHTML文書内に埋め込む技術が開示されている。また、特許文献2には、HTML文書の解析によって電話番号やメールアドレスなどの情報を抽出し、抽出した情報にカーソルが当たっている場合に、その情報に対応するアプリケーションを起動させるメニューを自動的に表示する技術が開示されている。いずれの技術でも、アプリケーションが起動されると、抽出された情報がそのアプリケーションに出力される。
特開2003−122771号公報 特開2000−330681号公報
しかしながら、上記した従来技術では、切り替え先のアプリケーションプログラムで利用できるデータの種類が住所や電話番号などに限られてしまう。また、切り替え前のアプリケーションプログラムから切り替え先のアプリケーションプログラムに一度にひとつのデータしか渡すことができないという問題がある。
また、携帯電話のように、ディスプレイが小さく入力手段の操作性が低い情報端末では、アプリケーションプログラム間で複数のデータをやり取りする際にキー操作を多数回繰り返さなくてはならず、操作が煩雑になりがちである。そのため、アプリケーションプログラム間でデータを手軽にかつ円滑にやり取りする技術が望まれている。
本発明はこうした課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、アプリケーションプログラム間でのデータの受け渡しを簡便にする文書処理技術を提供することにある。
本発明のある態様は、文書処理装置である。この装置は、複数のアプリケーションプログラムを実行可能なマルチタスク環境で動作する装置であって、第1のアプリケーションプログラムが表示する画面から第2のアプリケーションプログラムが表示する画面への切り替えを検出する切り替え検出部と、第2のアプリケーションプログラムにおいて利用の可能性がある文字列を文書ファイルから検出するためのルールであるフィルタを使用して、第1のアプリケーションプログラムによって画面表示されている文書ファイルから文字列を検出する文字列抽出部と、切り替え検出部による切り替えの検出に応答して、文字列抽出部によって検出された文字列に対応付けられた項目の中から第2のアプリケーションにおいて実際に使用する項目をユーザが選択する表示態様で表示部に表示せしめる表示制御部と、を備える。
「文書ファイル」とは、アプリケーションプログラムにおける処理の中心をなすファイルに限られず、文字列の抽出元となり得るテキストが含まれるデータであれば足りる。一例として、アプリケーションプログラムで画面表示されているテキストの元となるファイル、メディアプレーヤで画面に表示されているプレイリストなどのテキストファイルや、スケジューラなどで画面に表示されているテーブルの元となるデータファイルなども含む。
「画面の切り替え」は、起動中の複数のアプリケーションプログラム間で画面表示を切り替える場合と、新たなアプリケーションプログラムを起動したために画面表示が切り替わる場合の両方を含む。画面が切り替わった後、第1のアプリケーションプログラムはそのまま実行されても、または文字列の抽出処理の完了次第、終了されてもよい。
「第1のアプリケーションプログラム」、「第2のアプリケーションプログラム」は、一例として、実施の形態でいう「切り替え元アプリケーション」、「切り替え先アプリケーション」にそれぞれ相当する。
「文字列に対応付けられた項目」とは、文書ファイルから検出された文字列そのものを項目とすることのほか、その文字列を利用してアクセスすることができるファイルまたはオブジェクトをユーザに認識させる任意の名称または画像を項目とすることをも含む趣旨である。一例として、文書ファイルから検出された文字列がメールアドレスである場合はそのアドレスの宛名を項目とすること、文字列がリンクである場合はそのリンク先のページまたはオブジェクトのタイトルを項目とすること、あるいはリンク先のページまたはオブジェクトのサムネイルを項目とすることを含む。
この態様によると、第1のアプリケーションプログラムで表示中の文書ファイルから第2のアプリケーションプログラムで使用されると想定される文字列が自動的に検出され、それら文字列に対応付けられた項目がユーザが選択できるような態様で表示される。したがって、アプリケーションプログラム間のデータ連携が容易になる。また、リストの中から項目を選択するのみで項目に対応付けられた文字列を入力することができるため、データの入力が迅速になる。
アプリケーションプログラムにそれぞれ対応付けられている複数のフィルタを保持するフィルタ保持部と、第2のアプリケーションプログラムに対応付けられたフィルタをフィルタ保持部から選択するフィルタ選択部と、をさらに備えてもよい。この場合、文字列抽出部は、フィルタ選択部で選択されたフィルタを使用して文字列を検出してもよい。
これによると、第2のアプリケーションに応じたフィルタを使用して文書から文字列を抽出するので、検出する文字列をアプリケーションに応じて変えられ、また検出できる文字列のタイプに制限がない。また、フィルタにしたがった文字列が全て検出されるため、切り替え元アプリケーションから切り替え先アプリケーションに渡される文字列の数に制限がない。
なお、アプリケーションプログラムとフィルタの対応付けには、アプリケーションプログラムにおける文字列の出現頻度にしたがってフィルタの検出対象となる文字列を規定すること、アプリケーションプログラムの固有の項目にしたがってフィルタの検出対象となる文字列を規定すること、アプリケーションプログラムを特徴づける項目にしたがってフィルタの検出対象となる文字列を規定すること、アプリケーションプログラムで開かれているファイルのメタデータ、例えばファイルサイズやファイルの形式にしたがってフィルタの検出対象となる文字列を規定すること、のいずれの場合も含む。
表示制御部は、第2のアプリケーションプログラムの表示画面と合わせて文字列抽出部によって検出された文字列に対応付けられた項目をリスト表示し、リストからユーザによって選択されたひとつまたは複数の項目に対応する前記文字列を第2のアプリケーションプログラムの所定の領域に入力するように第2のアプリケーションプログラムに対して出力してもよい。検出された複数の文字列に対応付けられた項目をリスト状に表示することで、ディスプレイの表示面積が限られている携帯型情報機器などでも項目を選びやすくなり、ユーザビリティの低下を防止できる。
文字列抽出部は、第1のアプリケーションプログラムで表示される文書ファイルから検出した文字列を集めて、文字列に対して要素名を設定できる所定の記述形式にしたがって文字列を記述したリストファイルを作成してもよい。リストファイルを上記形式で記述することで、このリストファイルを第2のアプリケーションで利用するときの自由度が広がる。例えば、リストファイルに検出された文字列のタグを参照することで、その文字列がどのような種類のものであるかを切り替え先のアプリケーションが判別することができる。
フィルタのひとつとして、外部オブジェクトファイルの位置を表す文字列を文書ファイルから検出するオブジェクトフィルタ、外部へのリンク形式で表された文字列を文書ファイルから検出するリンクフィルタ、または項目名を設定する所定のタグで挟まれた文字列を文書ファイルから検出するタグフィルタを保持するフィルタ保持部を備えてもよい。このように、第2のアプリケーションの種類に合わせて所望の文字列を検出するようにフィルタを設定することができる。
フィルタ保持部で定められたアプリケーションプログラムとフィルタとの対応関係に優先して文字列抽出部で使用されるフィルタをユーザに選択せしめるために、フィルタ保持部に保持されているフィルタを選択候補としてユーザに提示するユーザ設定部をさらに備えてもよい。切り替え先アプリケーションで使用したいと考えるデータの種類はユーザによって異なるので、こうすることでユーザの嗜好に合致したデータを切り替え先アプリケーションに渡すことができる。
フィルタ選択部は、文字列抽出部が使用すべきフィルタの指示を第2のアプリケーションプログラムから受け取り、フィルタ保持部で定められたアプリケーションプログラムとフィルタとの対応関係に優先して、指示されたフィルタをフィルタ保持部から選択してもよい。または、フィルタ選択部は、フィルタ保持部で定められたアプリケーションプログラムとフィルタとの対応関係に優先して、第1のアプリケーションプログラムで表示中の文書ファイルから所定の規則にしたがって検出される文字列の種類に応じて、フィルタ保持部から異なるフィルタを選択してもよい。このように、フィルタ保持部に定められるアプリケーションプログラムとフィルタとの対応関係にかかわらず、第2のアプリケーションプログラムからの要求や第1のアプリケーションプログラムで実行中のファイルの内容に合わせてフィルタを選択することで、適切な種類の文字列を文書ファイルから検出することができる。
本発明のさらに別の態様も文書処理装置である。この装置は、複数のアプリケーションプログラムを実行可能なマルチタスク環境で動作する装置であって、第1のアプリケーションプログラムが表示する画面から第2のアプリケーションプログラムが表示する画面への切り替えを検出する切り替え検出部と、第2のアプリケーションプログラムにおいて利用の可能性がある文字列を文書ファイルから検出するためのルールであるフィルタを使用して、第1のアプリケーションプログラムによって画面表示されている文書ファイルから文字列を検出する文字列抽出部と、切り替え検出部による切り替えの検出に応答して、検出部によって検出された文字列に対応付けられた項目を列挙するリストファイルを作成し出力する出力部と、を備える。
この態様によると、第1のアプリケーションプログラムで表示中の文書ファイルから第2のアプリケーションプログラムで使用されると想定される文字列が自動的に検出され、文字列に対応付けられた項目を含むリストファイルが第2のアプリケーションプログラムに出力される。第2のアプリケーションプログラムは、受け取ったリストファイルを用いて任意の処理をすることができる。
本発明のさらに別の態様は、上述の各構成要素に対応する機能をコンピュータで実行させるブラウザプログラムである。また、上述の各構成要素に対応する機能は、第1のアプリケーションプログラムの一部として提供されてもよい。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、あるアプリケーションプログラムで表示中の文書ファイルに記述されているデータを別のアプリケーションプログラムに対して容易に受け渡すことができる。
本実施形態に係る文書処理機能を備えた携帯型情報機器を含むネットワークシステムの全体構成を示す図である。 携帯型情報機器のハードウェア構成図である。 携帯型情報機器において、アプリケーションプログラムと文書処理部の関係を説明する模式図である。 文書処理部の構成を示す図である。 本実施の形態にしたがい、画面表示するアプリケーションプログラムを切り替えるときに、切り替え元アプリケーションから切り替え先アプリケーションにデータを受け渡す手順の概略を示すフローチャートである。 本実施の形態におけるフィルタの機能の概略を示す模式図である。 切り替え先アプリケーションと対応付けて準備されるフィルタの一例を示すテーブルである。 図5のS14のリスト作成の詳細なフローチャートである。 (a)は、切り替え元アプリケーションであるブラウザが表示するXML文書の一例であり、(b)は、XML文書にしたがってブラウザによってディスプレイに実際に表示される画面の一例を示す図である。 フィルタの一例を示す図である。 (a)は、フィルタ270にしたがって作成されるリストファイルの一例であり、(b)は、リストファイルにしたがって表示されるリストの一例を示す図である。 (a)〜(c)は、携帯型情報機器のディスプレイに表示される画面例を示す図である。 実施の形態2に係る文書処理部の機能ブロック図である。
符号の説明
10 携帯型情報機器、 100 文書処理部、 102 データ取得部、 104 文字列抽出部、 106 表示制御部、 108 出力部、 110 切り替え情報取得部、 120 フィルタ設定部、 122 フィルタ選択部、 124 フィルタ保持部、 126 ユーザ設定部、 150 切り替え元アプリケーション、 152 アプリケーション切り替え管理部、 160 切り替え先アプリケーション、 170 カーネル。
本発明の一実施形態は、複数のアプリケーションプログラムを実行可能なマルチタスク環境において、アプリケーションプログラムを切り替える際に、切り替え先のアプリケーションの種類に応じたフィルタを使用して、切り替え元のアプリケーションプログラムで表示中のファイルから文字列を検出し、検出された文字列を第2のアプリケーションプログラムの実行画面とともにユーザによって選択可能な態様で表示する、文書処理装置である。
以下では、まず携帯型情報機器の一般的な説明を述べ、続いて本実施形態に係る文書処理機能についての詳細な説明を述べる。
図1は、本実施形態に係る文書処理機能を備えた携帯型情報機器10を含むネットワークシステムの全体構成を示す。
携帯型情報機器10は、通信機能を備えるラップトップ型のPC(Personal Computer)、PDA(Personal Digital Assistant)、携帯電話、カーナビゲーション装置などの、ユーザと共に移動可能な任意のハードウェアである。携帯型情報機器10は、ユーザの操作によってアクセスポイント16または基地局18などを介してLAN、インターネット等のネットワーク14に接続され、URL(Uniform Resource Locator)で特定されるサーバ12にアクセスし、所望のデータを取得することが可能である。
サーバ12は、ネットワーク14を介して、携帯型情報機器10にテキストデータ、イメージデータ、音声データ、動画データなどのデータを提供する。このサーバは、例えばウェブサーバその他インターネット上のサービス主体でもよく、その場合、CGI(Common Gateway Interface)のようにサーバ側に処理の主たる機能が残るもの、Java(登録商標)アプレットのようにクライアント側に処理の主たる機能が移動するもの、サーバとクライアントの両方に処理の主たる機能であるJavaアプリケーションなどを配するものなど、いろいろな態様で実現できる。
また、携帯型情報機器10は、ネットワーク14にアクセスしなくても、内部の記憶装置や記憶媒体に格納されているファイルをユーザ操作により参照、編集することができるように構成されている。
図2は、携帯型情報機器10のハードウェア構成図である。携帯型情報機器10は、CPU(Central Processing Unit)20、メインメモリ(RAM:Random Access Memory)22、ROM(Read Only Memory)24、音声制御装置26、不揮発性記憶装置32、表示制御装置34、入力装置38、通信制御装置40、外部記憶装置42、およびGPS受信機44を備える。これらは、バス46を介して相互に接続される。
CPU20は、オペレーティングシステムを動作させて携帯型情報機器10の全体を制御する。また、ROM24から、または外部記憶装置42に装着された記録媒体からメインメモリ22にプログラムやデータを読み出し、これにしたがって各種の処理を実行する。メインメモリ22は、CPU20がプログラムの実行を行う際に必要となる一時記憶領域および作業領域、およびプログラムの実行に必要な各種のデータを格納する領域となる。ROM24は、CPU20が実行するコンピュータプログラムおよびデータを格納する読み出し専用の記憶装置である。
音声制御装置26は、携帯電話を初めとする電話機能付けの携帯型情報機器に設けられ、マイク28およびスピーカ30と接続されて、音声の入出力制御を行う。
不揮発性記憶装置32は、電源オフ後も記憶内容を保持可能な記憶装置であり、ハードディスクドライブまたはフラッシュメモリ等の半導体メモリを含む。
表示制御装置34は、CPUによって図示しないフレームバッファに描画されたデータを、携帯型情報機器10に備えられたディスプレイ36で表示できるようにするためのビデオ信号を生成する。
入力装置38は、ユーザが携帯型情報機器10に対して操作の指示を入力するための装置である。入力装置38には、キー、トラックパッドなどのポインティングデバイス、各種ボタン、ディスプレイ36の表面に配置されるタッチパネルなど、機器に応じた任意のデバイスが含まれる。携帯型情報機器10では、一般にマウスを備えていないためにコピーアンドペーストやドラッグ等の操作が困難である。しかし、USB(Universal Serial Bus)端子等を介して携帯型情報機器にマウスを接続してもよい。
通信制御装置40は、各種通信方式による音声およびデータの通信を制御する。データ通信方式は、IEEE802.1b/gなどの無線LAN(Local Area Network)、赤外線通信、パケット通信によるデータ通信などの任意の方式を含む。なお、ケーブルを使用して携帯型情報機器10をネットワーク14に接続してもよい。
外部記憶装置42は、交換可能な記録媒体を使用するドライブ装置である。記録媒体には、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、または半導体メモリなどが含まれる。
GPS受信機44は、人工衛星からの電波をもとに携帯型情報機器の場所を測位する装置である。
上述の各構成要素はいずれも周知のものであるから、これ以上詳細な説明は省略する。
続いて、本実施の形態に係る文書処理部100の機能の概要と、携帯型情報機器10で実行されるアプリケーションプログラムとの関係について述べる。
図3は、携帯型情報機器10において、アプリケーションプログラムと文書処理部の関係を説明する模式図である。オペレーティングシステムのカーネル170は、複数のアプリケーションプログラムを同時に実行可能であり、プリエンプティブマルチタスクをサポートしている。このカーネル170上で、複数のアプリケーションプログラムが実行される場合を想定する。あるアプリケーションプログラムの実行中に、ユーザが携帯型情報機器10に備えられるアプリケーション切り替えボタン(図示せず)を押下するなどしてアプリケーションプログラムの切り替えを指示すると、アプリケーション切り替え管理部が起動する。アプリケーション切り替え管理部が表示するアプリケーション候補の中からいずれかをユーザが選択すると、そのアプリケーションプログラムが新たに起動するか、またはそのアプリケーションプログラムが表示する画面に切り替わる。以下では、元から携帯型情報機器10のディスプレイに画面表示していたアプリケーションプログラムを「切り替え元アプリケーション」150、ユーザが切り替えようとしているアプリケーションプログラムを「切り替え先アプリケーション」160と呼ぶことにする。
なお、図3中、文書処理部100およびアプリケーション切り替え管理部152は、オペレーティングシステムの一部の機能として提供されることが好ましい。
文書処理部100は、切り替え元アプリケーション150から切り替え先アプリケーション160に画面表示が切り替わるとき、切り替え元アプリケーション150が表示している文書ファイル、例えばHTMLファイルをカーネル170経由で受け取り、後述するフィルタを適用して所定の文字列を抽出し、抽出された文字列でリストを作成する。文書処理部100は、切り替え先アプリケーション160の表示画面とともに、作成されたリストの中からいずれかの文字列をユーザが選択できるような態様で表示する。
図4は、文書処理部100の構成を示す。この構成は、ハードウェア的には、任意のコンピュータのCPU、メモリ、その他のLSIで実現でき、ソフトウェア的にはメモリにロードされたプログラムなどによって実現されるが、ここではそれらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したが、これらの機能ブロックがハードウェアのみ、ソフトウェアのみ、またはそれらの組合せによっていろいろなかたちで実現できることは、当業者には理解されるところである。
以下、各機能ブロックの動作および構成の詳細を述べる。
データ取得部102は、カーネル170を経由して、切り替え元アプリケーション150で現在表示中の文書ファイルを受け取る。ここでいう文書ファイルは、SGML(Standard Generalized Markup Language)、HTML(HyperText Markup Language)、XML(eXtensible Markup Language)などのマークアップ言語で記述されていることが好ましいが、テキストファイルやデータファイルであってもよい。文書ファイルにEcmaScriptなどのスクリプト言語が含まれていてもよい。
文字列抽出部104は、フィルタ選択部122で選択されたフィルタを使用して、データ取得部102から受け取った文書ファイルから文字列を検出する。ここで、「フィルタ」とは、切り替え先アプリケーション160において利用が想定される文字列である所定の条件に合致する文字列を文書ファイルから検出するためのルールのことをいう。
さらに、文字列抽出部104は、文書ファイルから検出された文字列を集めて、文字列に対して要素名を設定できる所定の記述形式(例えば、HTML、XML)にしたがって文字列を記述したリストファイルを作成する。作成されたリストファイルは、表示制御部106に渡される。または、文字列抽出部104は、リストファイルを作成せず、検出された文字列をひとつずつ順に表示制御部106に送るようにしてもよい。
文字列抽出部104は、切り替え元アプリケーション150で開いている文書ファイルからいくつかの文字列を抽出するという意味で、文書ファイルの要約を作成している要約部としても機能していると言える。
切り替え情報取得部110は、切り替え元アプリケーション150が表示する画面から切り替え先アプリケーション160が表示する画面へ切り替えられたという情報を取得する。この情報は、アプリケーション切り替え管理部152からカーネル170を介して送られる。アプリケーションの切り替えは、携帯型情報機器10に備えられているアプリケーション切り替えボタンをユーザが操作した場合や、切り替え元アプリケーション150が表示するハイパーリンクがクリックされたときにアンカーで設定されたデータを使用するアプリケーションが起動される場合に発生する。
表示制御部106は、切り替え情報取得部110における切り替えの検出に応答して、文字列抽出部104で検出された文字列の中から切り替え先アプリケーション160において実際に使用する文字列をユーザが選択できる表示態様でユーザに対して提示する。
一例として、表示制御部106は、文字列抽出部104から受け取ったリストファイルを使用して、切り替え先アプリケーション160が表示する画面と合わせて文字列抽出部104によって検出された文字列をリスト表示する。リストからいずれかの文字列がユーザによって選択されると、表示制御部106は、選択されたひとつまたは複数の文字列を切り替え先アプリケーション160に対して出力する。切り替え先アプリケーションは、出力された文字列を所定の領域に表示するなどの処理を行う。
フィルタ設定部120は、切り替え元アプリケーション150が表示する文書ファイルに含まれる文字列を検出するためのフィルタを保持し、また適切なフィルタを選択する。フィルタ設定部120は、フィルタ選択部122、フィルタ保持部124、およびユーザ設定部126を含む。
フィルタ保持部124は、アプリケーションプログラムにそれぞれ対応付けられている複数のフィルタを保持する。アプリケーションプログラム類は、例えば、ブラウザ、メーラ、データフォルダ、メディアプレーヤなどである。フィルタの詳細については後述する。
フィルタ選択部122は、フィルタ保持部124に保持されているフィルタの中から適当なフィルタを選択する。フィルタ選択部122は、切り替え先アプリケーション160の種類を判別し、それに対応付けられたフィルタを選択することが好ましいが、切り替え元アプリケーション150の種類に対応するフィルタを選択してもよい。
ユーザ設定部126は、ユーザが携帯型情報機器10で所定の操作をした場合に、フィルタ保持部124に保持されている複数のフィルタを選択候補としてユーザに提示する。ユーザが場面に応じていずれかのフィルタを選択すると、ユーザ設定部126は、フィルタ保持部124で定められたアプリケーションプログラムとフィルタとの対応関係に優先して、選択されたフィルタを使用するように文字列抽出部104に対して指示する。これによって、ユーザの嗜好に適したフィルタを用いることが可能になる。もちろん、デフォルトで設定されているフィルタを使用し続けることも可能であり、この場合、ユーザはフィルタの選択やフィルタにおける検出対象の文字列について特別に操作をする必要はない。また、ユーザ設定部126によるフィルタの選択は、アプリケーションプログラムの切り替えの前に前もって設定しておいてもよいし、または、アプリケーションプログラムの切り替えが発生するたびに設定してもよい。
図5は、本実施の形態にしたがい、画面表示するアプリケーションプログラムを切り替えるときに、切り替え元アプリケーション150から切り替え先アプリケーション160にデータを受け渡す手順の概略を示すフローチャートである。
切り替え元アプリケーション150が画面表示をしているときに(S10)、切り替え情報取得部110が、ユーザによってアプリケーションプログラムの切り替えがなされたという情報を取得する(S12)。データ取得部102は、カーネル170を介して切り替え元アプリケーション150で開かれている文書ファイルを取得し、フィルタ選択部122で選択されるフィルタを使用して、文書ファイルから文字列を検出する。そして、検出した文字列でリストファイルを作成する(S14)。表示制御部106は、リストファイルを使用して、切り替え先アプリケーション160の表示画面とともに、文字列のリストを携帯型情報機器10のディスプレイ36に表示する(S16)。
図6は、本実施の形態におけるフィルタの機能の概略を示す模式図である。
切り替え元アプリケーション150で、HTML文書200のような文書ファイルを表示していたとする。HTML文書200には、アンカーでリンク先のURL、メールアドレス、電話番号を指定するハイパーリンク202〜208、212、テキスト210、埋め込みオブジェクト214が含まれている。このHTML文書200を、あるフィルタ220を使用して文字列抽出部104が文字列を検出することを考える。フィルタ220は、メールアドレス、電話番号を含むリンクと、HTTPプロトコルにしたがったURLを検出するルールを規定するものだとする。すると、図6の右側に示すように、ハイパーリンク202、204、208、212のみが検出され、それ以外のハイパーリンク206、テキスト210、および埋め込みオブジェクト214は検出されない。つまり、フィルタで規定されているルールに適合しないリンクやテキストはフィルタ220によって排除される。フィルタ220を通過できた文字列の集合230を使用して、文字列抽出部104はリストファイルを作成する。
図7は、フィルタ保持部124に保持される、切り替え先アプリケーション160と対応付けて準備されるフィルタの一例を示すテーブル240である。列242は、切り替え先アプリケーションの種類を示す。列244は、アプリケーションの種類に応じて、文字列抽出部104によって検出の対象となるものを表している。
例えば、行246に示すように、切り替え先アプリケーションがメーラである場合は、アンカーにmailto:、tel:が含まれる文字列や、http://で始まるURL、拡張子がimgである埋め込みオブジェクトなどが検出対象となるフィルタが対応付けられる。
また、行247に示すように、切り替え先アプリケーションが音楽や動画の再生をするメディアプレーヤである場合は、rtsp://で始まるURL,embed、object、bgsoundなどのタグで挟まれる文字列など、音楽コンテンツや動画コンテンツが検出対象となるフィルタが対応付けられる。
また、行248に示すように、切り替え先アプリケーションが各種データを保存するデータフォルダである場合は、拡張子がimgである埋め込みオブジェクト、embed、objectなどのタグで挟まれる文字列など、音楽コンテンツ、動画コンテンツ、文書コンテンツが検出対象となるフィルタが対応付けられる。
このように、フィルタ保持部124に保持されるフィルタには、文書ファイルの中から、外部オブジェクトファイルの位置を表す文字列、外部へのリンク形式で表された文字列、および要素名を設定する所定のタグで挟まれた文字列を検出するルールが規定されている。なお、フィルタの検出対象となる文字列は上記のものに限定されるわけではなく、切り替え先アプリケーションにおいて利用が想定される文字列であれば任意のものであってよい。具体例としては、住所、人の名前、物の名前といった特定の内容を示すテキストであってもよい。
なお、図7では、切り替え先アプリケーションに対応付けたフィルタを示したが、切り替え元アプリケーションに対応付けたフィルタも同様にして規定することができる。
図8は、図5のS14のリスト作成の詳細なフローチャートである。
ユーザによって、アプリケーションプログラムの表示画面の切り替えが指示されると、切り替え元アプリケーション150は、アプリケーション切り替え管理部152を呼び出す(S30)。アプリケーション切り替え管理部152は、切り替えるアプリケーションプログラムの候補をディスプレイ36に提示し、ユーザは、それら候補の中から切り替え先アプリケーション160を選択する(S32)。続いて、アプリケーション切り替え管理部152は、選択された切り替え先アプリケーション160と文書処理部100とを起動する(S34)。文書処理部100は、切り替え先アプリケーション160の種類に応じたフィルタを使用して、切り替え元アプリケーション150が表示中の文書ファイルから文字列を検出し、検出した文字列のリストファイルを作成する(S36)。このように、アプリケーション切り替え管理部152を介することで、文書処理部100は、切り替え元アプリケーション150と切り替え先アプリケーション160に関する情報を取得することができる。
アプリケーション切り替え管理部152によって切り替え先アプリケーション160が起動した後、切り替え先アプリケーション160がリストファイルの要求をしたときに、アプリケーション切り替え管理部152が文書処理部100を起動してもよい。
続いて、図9ないし図11を参照して、XML形式にしたがった文書ファイル、フィルタ、リストファイルの例を説明する。
図9(a)は、切り替え元アプリケーションであるブラウザが表示するXML文書250の一例である。図示するように、このXML文書250には、オブジェクト252と、URLを含むアンカー254〜258が含まれている。図9(b)は、XML文書250にしたがってブラウザによってディスプレイに実際に表示される画面260を示す。オブジェクト252、アンカー254〜258に対応して、画面260にはオブジェクト262と、クリック可能に表示された文字列264〜268が表示される。
図10は、フィルタ270の一例である。図10では、<rule>タグで挟まれた部分がひとかたまりのルールを示している。ルール272は、ルールの名称が「object」、ルールのタイプが「scheme」、このルールの検出対象が「rtsp://」であることを表している。また、ルール274は、ルールの名称が「a」、ルールのタイプが「extension」、このルールの検出対象が拡張子「.mp3」であることを表している。このように、フィルタには検出対象となる文字列を複数指定することができる。
図11(a)は、フィルタ270にしたがって作成されるリストファイル280の一例である。図示するように、<data>タグで挟まれた部分が、検出されたひとつの文字列を表している。<element>は、図10で示したルールのうちいずれのルールによって検出されたかを表している。<scheme>は、ルールのタイプを表している。<value>は、このルール検出された文字列を表している。図11(a)では、文字列283がrtsp://で始まるオブジェクトとして検出され、文字列285と287が拡張子が.mp3であるURLとして検出されている。
図11(b)は、リストファイル280にしたがって表示されるリスト290の一例である。画面表示される際には、検出された文字列283、285、287のみが表示される。
図11(a)のように、リストファイルをXML形式で記述することで、このリストファイルを切り替え先アプリケーションで利用するときの自由度が広がる。例えば、リストファイルに検出された文字列のタグが含まれていることから、タグを参照することで、その文字列がどのような種類のものであるかを切り替え先のアプリケーションが判別することができる。したがって、リストの中からユーザがある文字列を選択したときに、文字列の種類に応じた適切な位置に選択された文字列を入力するといったようなことが可能になる。具体的には、リストファイル内に、「名前」「住所」「年齢」のようなタグが含まれているリストファイルをブラウザが受け取り、またブラウザで表示しているHTML文書に「form」タグがあるような場合、選択した名前、住所、または年齢である文字列を、formタグで生成される所定の入力欄に入力させるといったような処理が可能になる。
図12(a)〜(c)は、携帯型情報機器10のディスプレイ36に表示される画面例である。この例では、切り替え元アプリケーション150がブラウザであり、切り替え先アプリケーション160がメーラである場合を示す。
図12(a)は、ブラウザによって携帯型情報機器10のディスプレイ36に表示されている画面300の一例を示す。画面300には、メールアドレス302、304、ハイパーリンク306、308、312、テキスト310、埋め込みオブジェクト314が表示されている。
この状態から、ユーザによる操作に応じてアプリケーションの切り替えが発生すると、フィルタ選択部122は、切り替え先アプリケーションであるメーラに対応するフィルタをフィルタ保持部124から選択して文字列抽出部104に渡す。文字列抽出部104は、ブラウザで表示されている文書ファイルからフィルタを使用して文字列を検出し、リストファイルを作成する。
図12(b)は、アプリケーション切り替え発生後の画面320を示す。切り替え先アプリケーションであるメーラが表示するウインドウ332と、リストファイルを使用して表示制御部106が表示するウインドウ330とが含まれる。リスト表示ウインドウ330では、フィルタによって抽出された文字列のうちのひとつが枠内に表示される。ユーザが所定のキーを操作すると、図12(b)で点線で囲ったリスト322の中から文字列が順次ひとつずつリスト表示ウインドウ330に表示される。
ユーザは、所望の文字列を表示させた上で所定の決定キーを押すと、図12(c)に示すように、そのときリスト表示ウインドウ330に表示されている文字列が、メーラウインドウ332のいずれかの領域に入力される。メーラウインドウ内の領域のいずれに入力するかは、ユーザが選択してもよいし、またはリンクファイルに記述されているタグを参照してメーラが決定してもよい。同様の操作を繰り返すことで、複数の文字列をメーラウインドウ内の所望の領域に入力することができる。
従来のようにコピーアンドペーストを使用する場合は、コピー操作を複数回繰り返すために何度もアプリケーションの切り替えをしなくてはならない。また、アンカークリックの場合は、ひとつの宛先しか入れることができない。しかし、本実施の形態によれば、フィルタによって検出された複数の文字列を容易にメーラに入力することができ、また、アプリケーションの切り替え操作を繰り返す必要がない。
携帯型情報機器10は、ディスプレイと重ねて配置されたタッチパネルを備えていてもよい。この場合、図12(b)に示すリスト表示ウインドウに表示される所望の文字列を、指やスタイラスペン等を用いて宛先、件名または本文のいずれかの領域にドラッグして入力できるように構成してもよい。
なお、切り替え先アプリケーションでリスト内の文字列をいかに取り扱うかは、切り替え先アプリケーション次第でありフィルタに規定されたりしていないことが好ましい。フィルタによって検出された文字列をユーザが選択できる態様で表示するのみとすることで、切り替え先アプリケーションの使用によらずデータを渡すことができるからである。
上述の例以外にも、以下のような使用態様が想定される。
1.切り替え元アプリケーションがブラウザであり、切り替え先アプリケーションがメディアプレーヤ
ブラウザで表示されているHTMLファイルに音楽コンテンツや映像コンテンツのオブジェクトへのリンクが含まれているとき、メディアプレーヤに切り替えると、オブジェクトへのリンクがリスト表示される。ユーザがいずれかを選択すると、オブジェクトのリンクがメディアプレーヤに渡される。メディアプレーヤは、そのリンク先にアクセスしてオブジェクトをダウンロードし、再生する。こうすることで、複数のオブジェクトを連続して再生するといったことが可能になる。
2.切り替え元アプリケーションがデータフォルダであり、切り替え先アプリケーションがメディアプレーヤ
データフォルダ内のファイルを一覧した表示からファイル名を検出し、検出した名称をメディアプレーヤに入力することができる。
他にも、スケジューラから検出したプロフィールなどを、ブラウザの所定のフォーマットに入力するといった使い方も考えられる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、切り替え先アプリケーションに応じて選択されるフィルタを使用して、切り替え元のアプリケーションから文字列が検出され、それらがリストとして切り替え先アプリケーションとともに表示される。
従来では、携帯型情報機器で使用するアプリケーション単体での操作性は考慮されていても、アプリケーション間で連携しての操作性まで考慮されることが少なかった。これに対し、本実施の形態では、予めアプリケーションプログラムの種類に対応付けて準備された複数のフィルタの中から、切り替え先のアプリケーションプログラムに応じて選択されたフィルタを使用する。したがって、アプリケーションプログラム間のデータ連携が容易になる。また、リストの中から選択するのみで文字列を入力することができるため、データの入力が迅速になる。
マウス等の操作自由度の高い入力装置を持たない携帯型情報機器や情報家電では、文字列のコピーアンドペーストの操作をするのは、コピーモードに切り替え、始点の選択と決定、終点の選択と決定といったようにキー操作が複数回必要となり手間がかかるが、本実施の形態ではアプリケーションの切り替えとリストからの文字列の選択以外の操作は不要であり、円滑かつ容易な操作が実現される。したがって、本実施の形態は携帯電話などのデバイスに特に有利である。
本実施の形態では、切り替え先のアプリケーションに応じたフィルタを使用して文書から文字列を抽出するので、検出する文字列をアプリケーションに応じて変えられる他、抽出できる文字列のタイプに制限がない。また、フィルタにしたがった文字列が全て検出されるため、切り替え元アプリケーションから切り替え先アプリケーションに渡す文字列の数に制限がない。また複数の文字列を同時にリストとして提示するため、切り替え元アプリケーションと切り替え先アプリケーションとで画面の切り替えを複数回実行する必要がない。
また、携帯型情報機器ではディスプレイの面積が限られているので、複数アプリケーションの画面を同時に表示すると操作性が大きく低下するが、本実施の形態では、切り替え先アプリケーションの表示画面とともに表示されるのはリストを表示するウインドウのみであるから、切り替え先アプリケーションの視認性の低下を抑えられる。
また、フィルタで使用して検出された文字列と、切り替え先のアプリケーションとの間にデータの関連づけ等は実行されないため、検出された文字列は、切り替え先のアプリケーションにおいて自由に使用することができる。
上述の実施の形態では、表示制御部106は、文字列抽出部104から受け取ったリストファイルにしたがって、文字列抽出部104によって検出された文字列をリスト表示することを述べた。しかしながら、表示制御部106は、文字列そのままを項目としてリスト表示するだけでなく、文字列に対応付けられた代替の項目を、文字列に替えてまたは文字列と共にリスト表示するようにしてもよい。
ここで、「文字列に対応付けられた代替の項目(以下、「代替の項目」という)」とは、文字列抽出部104によって検出された文字列を利用してアクセスすることができるファイルまたはオブジェクトをユーザに認識させる任意の名称または画像を含む。文字列以外をリストとして表示する例として、以下のようなものが考えられる。
1.文字列抽出部104によって文書ファイルから検出されリストファイルに記述された文字列がメールアドレスである場合、表示制御部106は、携帯型情報機器10に搭載されているメーラのアドレス帳を参照してメールアドレスに対応する宛名を取得し、その宛名をリストの一項目として表示する。
2.文字列抽出部104によって文書ファイルから検出されリストファイルに記述された文字列がリンクである場合、表示制御部106は、そのリンク先であるサーバやオブジェクトの格納場所を参照して、リンク先のページまたはオブジェクトに与えられているタイトルを取得し、そのタイトルをリストの一項目として表示する。ここでいう「リンク」は、文書ファイル内に埋め込まれる、他の文書や画像などのオブジェクトのURLへのアクセス情報を指し、ユーザのクリックによってリンク先にジャンプするハイパーリンクを含む。より具体的には、リンク先がウェブページであれば、<title>タグで記述されているタイトルを取得し、リストの一項目として表示する。リンク先が音楽ファイルや映像ファイルであれば、メタデータとして記録されている曲名や映像名を取得し、リストの一項目として表示する。
3.文字列抽出部104によって文書ファイルから検出されリストファイルに記述された文字列がハイパーリンク等のリンクである場合、表示制御部106は、リンク先のページまたはオブジェクトのサムネイルを取得し、リストの一項目として表示する。
以上のように、文書ファイルから検出された文字列そのものをリスト表示する代わりに、宛名、タイトル、曲名、サムネイルなどをリストに表示することによって、リストから項目を選択することで切り替え先アプリケーションに入力される情報の内容をユーザが容易に判別することができる。
画像を項目としてリスト表示する場合は、表示制御部106は、その画像をリンク先とするURLを画像とともに表示するようにしてもよい。
上述のように、項目として文字列をそのまま表示するのではなく、文字列に対応する名称や画像のような代替の項目を表示した場合には、ユーザがリストから代替の項目を選択すると、切り替え先アプリケーションにおいて、例えば、代替の項目に対応する文字列がユーザが指定した入力領域に入力される。このとき、文字列だけではなく代替の項目が一緒に入力されてもよい。
実施の形態2.
実施の形態1では、文字列抽出部104が作成したリストファイルを、表示制御部が切り替え先アプリケーションの表示画面とともに表示するようにしたが、リストファイルの表示は切り替え先アプリケーションに任せるようにしてもよい。
図13は、実施の形態2に係る文書処理部101の機能ブロック図である。ここでは、表示制御部106の代わりに出力部108が設けられる。
出力部108は、切り替え情報取得部110による切り替えの検出に応答して、文字列抽出部104によって検出された文字列を列挙するリストファイルを作成し、第2のアプリケーションに対して出力する。切り替え先アプリケーションは、受け取ったリストファイルを使用して文字列のリストを表示する。
または、出力部108は、リストファイルの全体を出力する代わりに、リストのうちユーザによって選択された文字列だけを切り替え先アプリケーションに対して出力してもよい。
文書処理部101は、個別のアプリケーションプログラムとして提供されてもよいし、オペレーティングシステムの一部として提供されてもよい。または、切り替え元アプリケーションの機能の一部として提供されてもよい。この場合、ユーザによって切り替え先アプリケーションが選択されると、文書処理部101は切り替え先アプリケーションに対応するフィルタを用いて文字列を抽出し、リストを作成する。その後、切り替え元アプリケーションは、切り替え先アプリケーションを呼び出す関数を呼び出し、作成したリストをその関数の引数として渡すことができる。あるいは、切り替え元アプリケーションが切り替え先アプリケーションを呼び出した後に、リストファイルを渡してもよい。
リスト表示された文字列からいずれかがユーザによって選択されたときに、その文字列が例えばオブジェクトのリンクであるときには、オブジェクトのリンク先にアクセスし対応するオブジェクトを取得して切り替え先アプリケーションに出力するオブジェクト取得部(図示せず)を文書処理部101が備えていてもよい。
また、切り替え先アプリケーションは、出力部108から受け取ったリストファイルにしたがって、文字列をそのままリスト表示するだけでなく、文字列に対応付けられた項目をリスト表示するようにしてもよい。
以上、本発明を実施の形態をもとに説明した。この実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
以下、そのような変形例について述べる。
ユーザ自身が作成したフィルタを追加してもよい。例えば、検出の対象となる拡張子、タグ、オブジェクト名などを変更したり、新たな検出のルールと対応付けされるアプリケーションプログラムを規定したフィルタをユーザが作成してもよい。切り替え先アプリケーションで使用したいと感じる文字列の種類はユーザによって異なるので、こうすることでユーザの嗜好に合致したデータを切り替え先アプリケーションに渡すことができる。
実施の形態では、切り替え先アプリケーションのウインドウの上方に小さなウインドウを配置し、そこにリストを表示するようにしたが、切り替え先アプリケーションの表示ウインドウと重ねてリストのウインドウを表示したり、切り替え先アプリケーションのウインドウの所定部分に文字列がティッカー表示されるようにしてもよい。
切り替え元アプリケーションを表示しているときに、携帯型情報機器10にFEP(Front End Processor)として備えられている入力選択モードを呼び出すと、切り替え元アプリケーションが表示する文書ファイルから検出された文字列がリストファイルとしてFEPに渡され、FEPが文字列または代替の項目をリスト表示するようにしてもよい。そして、ユーザがこのリストからいずれかの文字列または代替の項目を選択すると、FEPがそれを切り替え先アプリケーションに出力する。または、切り替え元アプリケーションを表示しているときに、所定のオプションメニューを表示させると、リスト画面を選択できるようにしてもよい。このリスト画面には、切り替え元アプリケーションから検出された文字列が列挙される。リスト画面からいずれかを選択したのち、切り替え先アプリケーションを選び、切り替え先アプリケーションの表示画面内で貼り付け操作をすると、先に選択した文字列がペーストされるようにしてもよい。
また、図12(b)において、ウインドウ332内の宛先領域のみが文字列の入力先である場合、切り替え元アプリケーションが表示する文書ファイルからメールアドレスのみが検出されてリストファイルとしてFEPに渡され、FEPはそのメールアドレスのみをリスト表示するように構成してもよい。
実施の形態では、切り替え元アプリケーションとしてブラウザを例として説明したが、これに限定されない。HTML形式やXML形式のデータを取り扱えるアプリケーションであれば、任意のものが対象となり得る。
フィルタ選択部122は、文字列抽出部104が使用すべきフィルタの指示を切り替え先アプリケーションプログラムから受け取り、フィルタ保持部124で定められたアプリケーションプログラムとフィルタとの対応関係に優先して、指示されたフィルタをフィルタ保持部124から選択するようにしてもよい。こうすることで、例えば切り替え先アプリケーションで開かれているファイルの種類に合わせて、切り替え元アプリケーションの文書ファイルから適切な文字列を検出するようなことが可能である。
フィルタ選択部122は、フィルタ保持部124で定められたアプリケーションプログラムとフィルタとの対応関係に優先して、切り替え元アプリケーションプログラムで表示中の文書ファイルから所定の規則にしたがって検出される文字列の種類に応じて、フィルタ保持部124から異なるフィルタを選択するようにしてもよい。
実施の形態では、アプリケーションプログラムの種類に対応付けてフィルタを準備しておくことを述べた。しかし、アプリケーションプログラムとフィルタとの対応関係はこれに限定されず、以下のような関係でもよい。
1.アプリケーションプログラムの固有の項目や、アプリケーションプログラムを特徴づける項目にしたがってフィルタの検出対象となる文字列を規定する。
例えば、切り替え先アプリケーションがメーラであれば、宛先や題名といった固有の項目がある。この項目にしたがって、切り替え元アプリケーションで画面表示されている文書ファイルから、mailto:やsubjectといった文字列を抽出するフィルタを対応させてもよい。
2.アプリケーションプログラムで開かれているファイルのメタデータ、例えばファイルサイズやファイルの形式にしたがってフィルタの検出対象となる文字列を規定する。
この場合、切り替え先アプリケーションではなくファイルにしたがってフィルタが選択されるため、ファイルの内容に見合ったフィルタを設定することができる。例えば、アプリケーションプログラムによっては複数の形式のファイルを開くことができるが、そのような場合はファイルに合わせてフィルタが設定されている方が好ましい。
文字列の種類別に複数のリストを表示するようにしてもよい。文字列抽出部は、タグを参照したりまたはフィルタを使い分けるなどして、文書ファイルから検出した文字列をURL、オブジェクト、メールアドレスといった種類別に分け、種類別にリストファイルを作成する。表示制御部または切り替え先アプリケーションは、種類別のリストファイルにしたがって、URLのリスト、画像のリスト、メールアドレスのリストというようにそれぞれ別のリストを表示する。
携帯型情報機器が複数のディスプレイを有する場合、ひとつの画面に文書処理部で作成されたリストを表示し、別の画面に切り替え先アプリケーションの表示画面を表示してもよい。
文書処理部は、所定のサーバから新たなフィルタを受け取ってフィルタ保持部124に記憶させたり、旧いフィルタを削除するフィルタ更新部を有していてもよい。新たなフィルタは、所定のサーバから適時に携帯型情報機器に対して送信されてもよいし、専用のウェブサイトからユーザがダウンロードしてきてもよい。
文書処理部の機能ブロックの一部が、クライアント端末の処理を代行するプロキシサーバ上に存在してもよい。
実施の形態では、本発明に係る文書処理装置をデータ通信機能を有する携帯電話、PDA、カーナビゲーション装置などの携帯型情報機器に実装することを述べたが、デスクトップPCなどの据え置き型のハードウェアや、インターネットなどのネットワークに接続できる通信機能を備えた情報家電にも実装できることはいうまでもない。
本発明によれば、あるアプリケーションプログラムで表示中の文書ファイルに記述されているデータを別のアプリケーションプログラムに対して容易に受け渡すことができる。

Claims (15)

  1. 複数のアプリケーションプログラムを実行可能なマルチタスク環境で動作する装置であって、
    第1のアプリケーションプログラムが表示する画面から第2のアプリケーションプログラムが表示する画面への切り替えを検出する切り替え検出部と、
    第2のアプリケーションプログラムにおいて利用の可能性がある文字列を文書ファイルから検出するためのルールであるフィルタを使用して、第1のアプリケーションプログラムによって画面表示されている文書ファイルから文字列を検出する文字列抽出部と、
    前記切り替え検出部による切り替えの検出に応答して、前記文字列抽出部によって検出された文字列に対応付けられた項目の中から第2のアプリケーションにおいて実際に使用する項目をユーザが選択する表示態様で表示部に表示せしめる表示制御部と、
    を備えることを特徴とする文書処理装置。
  2. アプリケーションプログラムにそれぞれ対応付けられている複数のフィルタを保持するフィルタ保持部と、
    第2のアプリケーションプログラムに対応付けられたフィルタを前記フィルタ保持部から選択するフィルタ選択部と、
    をさらに備え、
    前記文字列抽出部は、前記フィルタ選択部で選択されたフィルタを使用して前記文字列を検出することを特徴とする請求項1に記載の文書処理装置。
  3. アプリケーションプログラムにそれぞれ対応付けられている複数のフィルタを保持するフィルタ保持部と、
    第1のアプリケーションプログラムに対応付けられたフィルタを前記フィルタ保持部から選択するフィルタ選択部と、
    をさらに備え、
    前記文字列抽出部は、前記フィルタ選択部で選択されたフィルタを使用して前記文字列を検出することを特徴とする請求項1に記載の文書処理装置。
  4. 前記表示制御部は、第2のアプリケーションプログラムの表示画面と合わせて前記文字列抽出部によって検出された文字列に対応付けられた項目をリスト表示し、前記リストからユーザによって選択されたひとつまたは複数の項目に対応する前記文字列を第2のアプリケーションプログラムの所定の領域に入力するように第2のアプリケーションプログラムに対して出力することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の文書処理装置。
  5. 前記文字列抽出部は、第1のアプリケーションプログラムで表示される文書ファイルから検出した文字列を集めて、文字列に対して要素名を設定できる所定の記述形式にしたがって文字列を記述したリストファイルを作成することを特徴とする請求項2または3に記載の文書処理装置。
  6. 前記フィルタのひとつとして、外部オブジェクトファイルの位置を表す文字列を文書ファイルから検出するオブジェクトフィルタを保持するフィルタ保持部をさらに備え、
    前記オブジェクトフィルタを使用して前記文字列抽出部によって検出された文字列に対応付けられた項目を前記表示制御部が第2のアプリケーションプログラムの表示画面と合わせて表示することを特徴とする請求項1に記載の文書処理装置。
  7. 前記フィルタのひとつとして、外部へのリンク形式で表された文字列を文書ファイルから検出するリンクフィルタを保持するフィルタ保持部をさらに備え、
    前記リンクフィルタを使用して前記文字列抽出部によって検出された文字列に対応付けられた項目を前記表示制御部が第2のアプリケーションプログラムの表示画面と合わせて表示することを特徴とする請求項1に記載の文書処理装置。
  8. 前記フィルタのひとつとして、項目名を設定する所定のタグで挟まれた文字列を文書ファイルから検出するタグフィルタを保持するフィルタ保持部をさらに備え、
    前記タグフィルタを使用して前記文字列抽出部によって検出された文字列に対応付けられた項目を前記表示制御部が第2のアプリケーションプログラムの表示画面と合わせて表示することを特徴とする請求項1に記載の文書処理装置。
  9. 前記フィルタ保持部で定められたアプリケーションプログラムとフィルタとの対応関係に優先して前記文字列抽出部で使用されるフィルタをユーザに選択せしめるために、前記フィルタ保持部に保持されているフィルタを選択候補としてユーザに提示するユーザ設定部をさらに備えることを特徴とする請求項2または3に記載の文書処理装置。
  10. 前記フィルタ選択部は、前記文字列抽出部が使用すべきフィルタの指示を第2のアプリケーションプログラムから受け取り、前記フィルタ保持部で定められたアプリケーションプログラムとフィルタとの対応関係に優先して、指示されたフィルタを前記フィルタ保持部から選択することを特徴とする請求項2または3に記載の文書処理装置。
  11. 前記フィルタ選択部は、前記フィルタ保持部で定められたアプリケーションプログラムとフィルタとの対応関係に優先して、第1のアプリケーションプログラムで表示中の文書ファイルから所定の規則にしたがって検出される文字列の種類に応じて、前記フィルタ保持部から異なるフィルタを選択することを特徴とする請求項2または3に記載の文書処理装置。
  12. 複数のアプリケーションプログラムを実行可能なマルチタスク環境で動作する装置であって、
    第1のアプリケーションプログラムが表示する画面から第2のアプリケーションプログラムが表示する画面への切り替えを検出する切り替え検出部と、
    第2のアプリケーションプログラムにおいて利用の可能性がある文字列を文書ファイルから検出するためのルールであるフィルタを使用して、第1のアプリケーションプログラムによって画面表示されている文書ファイルから文字列を検出する文字列抽出部と、
    前記切り替え検出部による切り替えの検出に応答して、前記検出部によって検出された文字列に対応付けられた項目を列挙するリストファイルを作成し出力する出力部と、
    を備えることを特徴とする文書処理装置。
  13. 複数のアプリケーションプログラムを実行可能なマルチタスク環境で動作するプログラムであって、
    第1のアプリケーションプログラムが表示する画面から第2のアプリケーションプログラムが表示する画面への切り替えを検出する切り替え検出機能と、
    第2のアプリケーションプログラムにおいて利用の可能性がある文字列を文書ファイルから検出するためのルールであるフィルタを使用して、第1のアプリケーションプログラムによって画面表示されている文書ファイルから文字列を検出する文字列抽出機能と、
    前記切り替え検出機能による切り替えの検出に応答して、前記文字列抽出機能によって検出された文字列に対応付けられた項目の中から第2のアプリケーションにおいて実際に使用する項目をユーザが選択する表示態様で表示部に表示せしめる表示機能と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする文書処理プログラム。
  14. 複数のアプリケーションプログラムを実行可能なマルチタスク環境で動作するプログラムであって、
    第1のアプリケーションプログラムが表示する画面から第2のアプリケーションプログラムが表示する画面への切り替えを検出する切り替え検出機能と、
    第2のアプリケーションプログラムにおいて利用の可能性がある文字列を文書ファイルから検出するためのルールであるフィルタを使用して、第1のアプリケーションプログラムによって画面表示されている文書ファイルから文字列を検出する文字列抽出機能と、
    前記切り替え検出機能による切り替えの検出に応答して、前記文字列抽出機能によって検出された文字列に対応付けられた項目を列挙するリストファイルを作成し出力する出力機能と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする文書処理プログラム。
  15. 第1のアプリケーションプログラムの機能の一部として提供されることを特徴とする請求項13または14に記載の文書処理プログラム。
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