JP2003084649A - 作像ユニット - Google Patents

作像ユニット

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JP2003084649A
JP2003084649A JP2002251947A JP2002251947A JP2003084649A JP 2003084649 A JP2003084649 A JP 2003084649A JP 2002251947 A JP2002251947 A JP 2002251947A JP 2002251947 A JP2002251947 A JP 2002251947A JP 2003084649 A JP2003084649 A JP 2003084649A
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unit side
drum
unit
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JP2002251947A
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English (en)
Inventor
Hiroki Morishita
浩樹 森下
Naoki Yamane
直樹 山根
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Kyocera Document Solutions Inc
Original Assignee
Kyocera Mita Corp
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  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】感光体ドラムと現像ローラとの間隔が適正に保
たれた作像ユニットを提供すること。 【解決手段】ユニット側板41に形成されたドラム軸受
取付孔88に、ドラム軸受部材44の挿通部81を挿通
し、ドラム軸受部材44をユニット側板41に固定す
る。次に、ドラム軸受部材44に形成された軸受孔82
およびユニット側板41に形成されたローラ軸受取付孔
89が、それぞれ感光体ドラムの回転軸に相当する第1
基準ピン96および現像ローラの回転軸に相当する第2
基準ピン97に挿通するように、ユニット側板41を側
板載置台92上に載置する。その後、ローラ軸受部材4
6の軸受孔86を第2基準ピン97に挿通させて、ロー
ラ軸受部材46をユニット側板41に固定する。このよ
うにしてドラム軸受部材44およびローラ軸受部材46
が取り付けられた一対のユニット側板間に、作像装置を
取り付けて組み立てる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ドラムユニット
および現像ユニットが一対のユニット側板によって一体
化された作像ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】作像装置は、たとえば複写機、ファクシ
ミリ装置、プリンタなどの画像形成装置に必須の構成要
素である。作像装置には、通常、感光体ドラムを含み、
静電潜像を形成するためのドラム部と、現像ローラを含
み、静電潜像をトナー像に顕像化するための現像部とが
含まれており、両部分はそれぞれユニット化されている
ことが多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ドラムユニ
ットと現像ユニットとを組み合わせるときには、感光体
ドラム周面と現像ローラ周面との間隔が、適正な一定間
隔に保たれるようにする必要がある。なぜなら、現像ロ
ーラは、その周面にトナーを保持した状態で回転駆動さ
れて、周面上のトナーを感光体ドラム表面に接触させる
ことにより、感光体ドラムの表面にトナーを供給するも
のであるから、現像ローラ周面と感光体ドラム周面との
間隔が適正に設定されていないと、感光体ドラムへのト
ナーの供給量が不安定となり、用紙に形成される画像に
濃度ムラなどの不具合を生じるおそれがあるからであ
る。
【0004】ところが、上述のような構成の装置では、
それぞれのユニットを画像形成装置に組み込んだとき
に、感光体ドラムと現像ローラとの間隔にばらつきが生
じることがあった。そこで、本願発明者は、新たに、画
像形成装置に組み込む前に、ドラムユニットおよび現像
ユニットを1つの作像ユニットとして組み立てることを
考えた。
【0005】この発明は、このような背景の下になされ
たもので、感光体ドラムと現像ローラの間隔を適正な一
定間隔とされた作像ユニットを提供することを目的とし
ている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めのこの発明の作像ユニットは、感光体ドラムおよび現
像ローラを含む作像装置が、一対のユニット側板間に設
けられて一体化された作像ユニットであって、感光体ド
ラムの回転軸を受け止めるためのドラム軸受部材と、現
像ローラの回転軸を受け止めるためのローラ軸受部材
と、を含み、このドラム軸受部材およびローラ軸受部材
は、感光体ドラムの周面と現像ローラの周面との間隔が
所定の間隔となるように、ユニット側板に取り付けられ
ていることを特徴とする。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載の作
像ユニットにおいて、上記感光体ドラムおよび現像ロー
ラの回転軸をそれぞれ受け止めるための軸受部材が取り
付けられる軸受取付孔が形成され、少なくともいずれか
一方の軸受取付孔が軸受部材の取付位置を調整できるよ
うになっているユニット側板を準備する第1工程と、感
光体ドラムの回転軸および現像ローラの回転軸にそれぞ
れ相当する第1基準ピンおよび第2基準ピンが予め定め
る間隔で立設された基準器を準備する第2工程と、少な
くとも取付位置の調整可能な軸受取付孔には軸受部材が
取り付けられていない状態で、ユニット側板を基準器に
セットする第3工程と、上記第1基準ピンおよび第2基
準ピンを利用して、ユニット側板に固定された一方の軸
受部材に対して、調整可能な軸受取付孔に取り付けられ
る他方の軸受部材を位置調整して取り付ける第4工程
と、各軸受部材が取り付けられたユニット側板を基準器
から外す第5工程と、各軸受部材が取り付けられた一対
のユニット側板間に感光体ドラムおよび現像ローラを含
む作像装置を取り付けて組み立てる第6工程と、を含む
作像ユニットの組立方法によって、ドラム軸受部材およ
びローラ軸受部材がユニット側板に取り付けられて組み
立てられることを特徴とする。
【0008】請求項3記載の発明は、請求項2記載の作
像ユニットにおいて、上記第3工程では、ユニット側板
に一方の軸受部材が取り付けられた状態で、取り付けら
れた軸受部材が第1基準ピンに合うように、ユニット側
板が基準器にセットされ、上記第4工程では、他方の軸
受部材が第2基準ピンに合わせて取り付けられることを
特徴とする。
【0009】請求項4記載の発明は、請求項2記載の作
像ユニットにおいて、上記第3工程では、いずれの軸受
取付孔にも軸受部材が取り付けられていない状態でユニ
ット側板が基準器にセットされ、上記第4工程では、一
方の軸受部材が第1基準ピンに合わせてユニット側板に
取り付けられた後、他方の軸受部材が第2基準ピンに合
わせてユニット側板に取り付けられることを特徴とす
る。
【0010】請求項1記載の構成によれば、感光体ドラ
ムおよび現像ローラを含む作像装置が、一対のユニット
側板間に設けられて一体化されており、ドラム軸受部材
およびローラ軸受部材は、感光体ドラムの周面と現像ロ
ーラの周面との間隔が所定の間隔となるように、ユニッ
ト側板に取り付けられている。したがって、ドラム部と
現像部とが別々にユニット化されている場合のように、
それぞれのユニットを画像形成装置に組み込んだとき
に、感光体ドラムと現像ローラとの間隔にばらつきが生
じるといった不具合を生じることがない。
【0011】請求項2記載の構成によれば、感光体ドラ
ムおよび現像ローラの回転軸をそれぞれ受け止めるため
の軸受部材は、第1基準ピンおよび第2基準ピンが予め
定める間隔で立設された基準器を用いてユニット側板に
固定される。具体的には、請求項3に記載されているよ
うに、ユニット側板に一方の軸受部材が取り付けられ、
この取り付けられた軸受部材が第1基準ピンに合うよう
に、ユニット側板が基準器にセットされる。その後、他
方の軸受部材が第2基準ピンに合わせて取り付けられ
る。
【0012】また、請求項4に記載されているように、
まず、いずれの軸受取付孔にも軸受部材が取り付けられ
ていない状態でユニット側板が基準器にセットされる。
そして、一方の軸受部材が第1基準ピンに合わせてユニ
ット側板に取り付けられた後、他方の軸受部材が第2基
準ピンに合わせてユニット側板に取り付けられる。上記
いずれの方法であっても、感光体ドラムの回転軸を受け
止めるための軸受部材と、現像ローラの回転軸を受け止
めるための軸受部材との間隔を一定にすることができ
る。
【0013】したがって、感光体ドラムの周面と現像ロ
ーラの周面との間隔を適正な一定間隔とすることがで
き、この間隔にばらつきが生じない。ゆえに、現像ロー
ラから感光体ドラムへのトナーの供給量が一定となり、
用紙に形成される画像に濃度ムラなどの不具合を生じる
おそれがない。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の実施形態を、
添付図面を参照して詳細に説明する。図1は、この発明
の一実施形態に係る作像ユニットが備えられた複写機の
要部構成を示す図である。この実施形態では、複写機の
作像ユニットを例に挙げて説明するが、複写機以外のプ
リンタやファクシミリ装置などの画像形成装置の作像ユ
ニットについても、この発明を適用することができる。
【0015】複写機本体の上面には、原稿(図示せず)
を載置するための透明な原稿載置板1が配置されてい
る。原稿載置板1の下方には、光学系2が備えられてお
り、その下方には、この発明の一実施形態に係る作像ユ
ニット3が備えられている。光学系2は、原稿載置板1
上に載置された原稿を照明するための光源21を有して
いる。光源21の光は、原稿によって反射され、その反
射光は、第1ミラー22によって第2ミラー23に向け
て反射される。第1ミラー22からの光は、第2ミラー
23および第3ミラー24によって、その光路を折り返
され、レンズ25へと導かれる。レンズ25で集束され
た光は、第4ミラー26で反射されて、作像ユニット3
に入射する。
【0016】作像ユニット3には、ドラムユニット60
と現像ユニット61とが含まれている。ドラムユニット
60には、感光体ドラム32と、メインチャージャ33
と、クリーニング装置35とが備えられている。画像形
成時には、感光体ドラム32は矢印31方向に一定速度
で回転される。感光体ドラム32の表面は、メインチャ
ージャ33の放電によって一様に帯電された後、光学系
2から入射された光によって露光される。すると、露光
された部分の帯電電荷が逃げて、原稿の反転像に対応し
た電荷のある領域と電荷のない領域とが生じることによ
り、感光体ドラム32表面には静電潜像が形成される。
感光体ドラム32がさらに回転されると、静電潜像が形
成された感光体ドラム32の表面は、次に現像ユニット
61に対向する。
【0017】現像ユニット61には、ハウジング34
と、感光体ドラム32表面にトナーを供給するための現
像ローラ36と、ハウジング34内のトナーおよびキャ
リアを攪拌するための攪拌装置37と、図示しないトナ
ーホッパ内のトナーをハウジング34内に送るための供
給スパイラル38とが備えられている。この実施形態で
は、トナーとキャリアとからなる二成分現像剤が用いら
れており、攪拌装置37によってハウジング34内のト
ナーおよびキャリアが攪拌されると、トナーおよびキャ
リアは摩擦によって帯電し、キャリアの表面にトナーが
付着する。そして、トナーが付着したキャリアは、現像
ローラ36の周面に付着して、いわゆる現像剤の穂立ち
を形成する。この穂立ちが感光体ドラム32の表面に形
成された静電潜像に接触すると、電荷のある領域にトナ
ーが移り、静電潜像がトナー像に現像される。
【0018】このように、現像ローラ36の周面に形成
されたトナー層を感光体ドラム32の周面に接触させて
現像する方式では、感光体ドラム32の周面と現像ロー
ラ36の周面との距離dが適正に設定されていないと、
感光体ドラム32へのトナーの供給量が不安定となり、
用紙に形成される画像に濃度ムラなどの不具合を生じて
しまう。従来の装置では、作像装置がドラムユニットと
現像ユニットとに分かれており、これらは複写機に組み
込まれたときに、感光体ドラムと現像ローラとの間隔が
一定間隔となるように位置合わせされていた。しかしな
がら、この発明に係る作像ユニット3では、ドラムユニ
ットと現像ユニットとが一体化されて、これらの間隔d
が適正な間隔となるように予め位置決めされているの
で、複写機に組み込むときに位置合わせする必要がな
い。
【0019】感光体ドラム32がさらに回転されると、
感光体ドラム32表面のトナー像は、感光体ドラム32
の下方に設けられた転写チャージャ4に対向する。一
方、トナー像が転写チャージャ4に対向する位置にくる
のと同期したタイミングで、感光体ドラム32の近傍に
設置されたレジストローラ5が回転駆動されて、用紙P
が供給される。そして、転写チャージャ4の放電によっ
て、感光体ドラム32表面のトナーが用紙Pに移り、用
紙Pに付着する。
【0020】トナー像が転写された後の用紙Pは、搬送
ベルト6によって定着装置7に導かれる。定着装置7に
は、圧ローラ71および熱ローラ72が備えられてお
り、圧ローラ71および熱ローラ72の働きによって、
用紙Pに転写されたトナー像が用紙に定着される。定着
処理後の用紙Pは、図示しない搬送機構によって複写機
本体外へ排出される。
【0021】トナー像が転写された後の感光体ドラム3
2の表面には、一部のトナーが残留している。転写後、
感光体ドラム32がさらに回転されると、残留トナーが
付着した領域は、作像ユニット3に備えられたクリーニ
ング装置35に対向する。クリーニング装置35には、
クリーニングブレード39とトナー回収スパイラル40
とが含まれている。感光体ドラム32表面に付着してい
る残留トナーは、クリーニングブレード39によって掻
き落とされて、トナー回収スパイラル40によってクリ
ーニング装置8外の図示しない容器に回収される。
【0022】図2は、作像ユニット3の外観構成を示す
斜視図である。図2の作像ユニット3は、複写機にセッ
トされた状態における後面側から見た状態を示してい
る。従来は、作像部がドラムユニット60および現像ユ
ニット61の2つのユニットで構成されていたが、この
実施形態に係る複写機では、これらのユニットが一体化
されて、作像ユニット3として構成されている。そし
て、このユニット化は、一対のユニット側板41,42
の間に、ドラムユニット60と現像ユニット61が支持
されることによって達成されている。このように、ドラ
ムユニット60と現像ユニット61とを一体化して作像
ユニット3としたのは、感光体ドラム32と現像ローラ
36との距離d(図1参照)を、常に適正な一定間隔に
設定したいからである。
【0023】図2を参照して、ユニット側板41,42
の所定位置には、ドラム軸受部材44が、後述する方法
に従って正確に位置決めされて取り付けられており、感
光体ドラム32の回転軸43は、このドラム軸受部材4
4によって回動自在に支持されている。また、ユニット
側板41,42には、現像ローラ36の回転軸45を回
動自在に支持するためのローラ軸受部材46が、後述す
る方法によって正確に位置決めされて取り付けられてい
る。
【0024】さらに、ユニット側板41,42の所定位
置には、軸受孔48,50,52が形成されている。軸
受孔48,50,52は、それぞれ攪拌器37(図1参
照)の回転軸47、供給スパイラル38(図1参照)の
回転軸49、およびトナー回収スパイラル40(図1参
照)の回転軸51の端部を受けて、これらを回動自在に
支持している。また、現像ユニットのハウジング34お
よびクリーニング装置35のハウジングは、それぞれ長
手方向の端部がユニット側板41,42に図示しないビ
スなどで固定されて、ユニット側板41,42によって
挟持された状態で保持されている。参照符号53は、図
1に示すクリーニングブレード39と感光体ドラム32
表面との間に挟まった紙粉などの異物を除去できるよう
に、クリーニングブレード39を感光体ドラム32の回
転軸43方向にスラストさせるためのスラストギアであ
る。
【0025】なお、この図2では、ユニット側板42側
に設けられたドラム軸受部材44、ローラ軸受部材46
および軸受孔48,50,52の図示は省略されてい
る。次に、図3および図4を参照して、作像ユニット3
の組立方法について説明する。上述したように、用紙に
形成される画像に濃度ムラなどの不具合を生じないため
には、感光体ドラム32と現像ローラ36との間隔d
(図1参照)を、常に一定間隔にする必要がある。その
ためには、感光体ドラム32および現像ローラ36の回
転軸をそれぞれ受けるためにユニット側板41,42に
形成される軸受穴の間隔を一定にしなければならない。
しかし、この軸受穴をユニット側板41,42に正確に
開けるのは、加工技術上困難なことである。そこで、こ
の発明では、感光体ドラム32および現像ローラ36の
回転軸をそれぞれ受け取るためのドラム軸受部材44お
よびローラ軸受部材46を設け、これらの軸受部材のユ
ニット側板41,42への取付方法を工夫している。
【0026】以下の説明では、ユニット側板41のみを
取り上げて説明するが、ユニット側板42に対するドラ
ム軸受部材44およびローラ軸受部材46の位置決めも
ほぼ同様にして行われる。まず、ユニット側板41、ド
ラム軸受部材44およびローラ軸受部材について説明す
る。
【0027】ユニット側板41には、ドラム軸受部材4
4の挿通部81(後述する)が挿通されるドラム軸受取
付孔88が予め形成されている。ドラム軸受取付孔88
の径は、この挿通部81の径とほぼ同様に形成されてい
る。また、ユニット側板41には、ドラム軸受部材44
をユニット側板41に固定する際に、ビス62がねじ込
まれるビス穴64が形成されている。
【0028】さらに、ユニット側板41の所定位置に
は、ローラ軸受部材46の挿通部85(後述する)が挿
通されるローラ軸受取付孔89が予め形成されている。
ローラ軸受取付孔89は長穴に形成されており、ユニッ
ト側板41に対するローラ軸受部材46の取付位置を調
整できるようになっている。また、ユニット側板41に
は、ローラ軸受部材46をユニット側板41に取り付け
るためのビス63がねじ込まれるビス穴65が形成され
ている。
【0029】一方、ドラム軸受部材44には、感光体ド
ラム32の回転軸43を回転自在に受け止めるための軸
受孔82が貫通形成されている。また、ドラム軸受部材
44には、ドラム軸受部材44をユニット側板41に固
定するための取付部80と、ユニット側板41に形成さ
れているドラム軸受取付孔88に挿通される挿通部81
とが設けられている。取付部80には、複数個のビス挿
通孔83が形成されており、このビス挿通孔83にビス
62が挿通されて、ビス62の先端がユニット側板41
のビス穴64にねじ込まれることによって、ドラム軸受
部材44がユニット側板41に固定される。
【0030】ローラ軸受部材46には、現像ローラ36
の回転軸45を回転自在に受け止める軸受孔86が貫通
形成されている。また、ローラ軸受部材46には、ロー
ラ軸受部材46をユニット側板41に固定するための取
付部84と、ユニット側板41に形成されているローラ
軸受取付孔89に挿通される挿通部85とが設けられて
いる。取付部84には、複数個のビス挿通孔87が形成
されている。このビス挿通孔87にビス63が挿通され
て、ビス63の先端部分がユニット側板41のビス穴6
5にねじ込まれることによって、ローラ軸受部材46が
ユニット側板41に固定される。ビス挿通孔87は、ロ
ーラ軸受部材46のユニット側板41に対する取付位置
を調整できるように、ユニット側板41に形成されてい
るローラ軸受取付孔89と同方向に長手の長穴に形成さ
れている。
【0031】次に、ドラム軸受部材44およびローラ軸
受部材46をユニット側板41,42に取り付ける際に
使用する基準器90について説明する。基準器90は、
台板91と、台板91上に配置された側板載置台92
と、図3において側板載置台92の右側に配置されたト
グルクランプ93とを有している。
【0032】側板載置台92には、感光体ドラム32の
回転軸43に相当する第1基準ピン96と、現像ローラ
36の回転軸45に相当する第2基準ピン97とが備え
られている。第1基準ピン96と第2基準ピン97との
間隔Dは、感光体ドラム32の周面と現像ローラ36の
周面との間隔d(図1参照)が適正な間隔であるときの
感光体ドラム32の回転軸43と現像ローラ36の回転
軸45との間隔と等しくなっている。したがって、ドラ
ム軸受部材44およびローラ軸受部材46を、それぞれ
第1基準ピン96および第2基準ピン97に合わせてユ
ニット側板41,42に取り付けることによって、ドラ
ム軸受部材44およびローラ軸受部材46の間隔を一定
にすることができる。
【0033】ドラム軸受部材44およびローラ軸受部材
46をユニット側板41に対して位置決めするに際し
て、作業者は、ユニット側板41に形成されたドラム軸
受取付孔88に、ドラム軸受部材44の挿通部81を挿
通し、ビス62をビス貫通孔83を介してビス穴64に
ねじ込む。これにより、ドラム軸受部材44がユニット
側板41の所定位置に取付固定される。
【0034】次に、ドラム軸受部材44に形成された軸
受孔82およびユニット側板41に形成されたローラ軸
受取付孔89が、それぞれ第1基準ピン96および第2
基準ピン97に挿通するように、ドラム軸受部材44が
取り付けられたユニット側板41を側板載置台92上に
載置する。ユニット側板41を載置した後、ローラ軸受
部材46の軸受孔86を第2基準ピン97に挿通させ
る。このとき、ドラム軸受取付孔88およびローラ軸受
取付孔89にそれぞれ挿通されたドラム軸受部材44の
挿通部81およびローラ軸受部材4の挿通部85の先端
部分は、側板載置台92に形成された第1凹部94およ
び第2凹部95に嵌まり込んでおり、ユニット側板41
が側板載置台92に対して浮き上がることはない。
【0035】この状態で、トグルクランプ93の操作レ
バーを操作して、トグルクランプ93によってユニット
側板41を左方に押して固定しておくことによって、ロ
ーラ軸受部材46をユニット側板41に固定する際に、
ユニット側板41ががたつくことがない。そして、ロー
ラ軸受部材46の各ビス貫通孔87にビス63を挿通し
て、このビス63の先端をユニット側板41に形成され
たビス穴65にねじ込むことによってローラ軸受部材4
6をユニット側板41に固定する。
【0036】上述の方法と同様にして、ユニット側板4
2にもドラム軸受部材44およびローラ軸受部材46を
取り付けることによって、ユニット側板41,42への
ドラム軸受部材44およびローラ軸受部材46の取付が
完了する。ユニット側板41,42への各軸受部材の取
付が完了した後、ユニット側板41に取り付けられたド
ラム軸受部材44の軸受孔82と、ユニット側板42に
取り付けられたローラ軸受部材46の軸受孔86とに、
それぞれ感光体ドラム32の回転軸43の端部を挿通す
ることにより、ユニット側板41,42間に感光体ドラ
ム32をセットする。同様にして、ユニット側板41,
42間に、現像ローラ36をセットする。このとき、感
光体ドラム32の回転軸43と現像ローラ36の回転軸
45との間隔Dは一定間隔になっている。
【0037】そして、ユニット側板41,42間に、攪
拌器37、供給スパイラル38、およびトナー回収スパ
イラル40を取り付ける。次いで、現像ユニット61の
ハウジング34およびクリーニング装置35のハウジン
グを、各ハウジングの長手方向がユニット側板41,4
2に直交するように、ユニット側板41,42間に取り
付け、さらにメインチャージャ33をユニット側板4
1,42間に取り付けることによって、作像ユニット3
が完成する。
【0038】なお、上述の説明では、ユニット側板41
にドラム軸受部材44を取付固定した後で、ドラム軸受
部材44の軸受孔82を第1基準ピン96に合わせてユ
ニット側板41を基準器90にセットしていたが、ユニ
ット側板41が基準器90にセットされた後で、第1基
準ピン96および第2基準ピン97に合わせて、それぞ
れドラム軸受部材44およびローラ軸受部材46が取付
固定されてもよい。要するに、ドラム軸受部材44とロ
ーラ軸受部材46とが、それぞれ第1基準ピン96およ
び第2基準ピン97に合わせてセットされればよい。
【0039】以上のように、ドラム軸受部材44および
ローラ軸受部材46を、感光体ドラム32の周面と現像
ローラ36の周面との間隔d(図1参照)が適正な間隔
になっているときの感光体ドラム32の回転軸43およ
び現像ローラ36の回転軸45にそれぞれ相当する第1
基準ピン96および第2基準ピン97に合わせてユニッ
ト側板41,42に取り付けることによって、ドラム軸
受部材44およびローラ軸受部材46の間隔を常に一定
の間隔にすることができる。したがって、これらの軸受
部材44,46によって感光体ドラム32および現像ロ
ーラ36が支持されたときに、感光体ドラム32の周面
と現像ローラ36の周面との間隔d(図1参照)が適正
な一定間隔となり、この間隔にばらつきが生じない。ゆ
えに、現像ローラ36から感光体ドラム32へのトナー
の供給量が一定となり、用紙に形成される画像に濃度ム
ラなどの不具合を生じるおそれがない。
【0040】この発明の一実施形態の説明は以上の通り
であるが、この発明は上述の実施形態に限定されるもの
ではない。たとえば、上述の実施形態では、現像剤とし
てトナーとキャリアとを含む二成分現像剤が用いられて
いるが、キャリアを含まない一成分トナー(一成分現像
剤)が用いられた現像ユニットを含む作像ユニットであ
ってもよい。
【0041】この他、特許請求の範囲に記載された範囲
で種々の変更を施すことが可能である。
【0042】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、ドラム部
と現像部とが別々にユニット化されている場合のよう
に、それぞれのユニットを画像形成装置に組み込んだと
きに、感光体ドラムと現像ローラとの間隔にばらつきが
生じるといった不具合を生じることがない。
【0043】また、請求項2ないし請求項4に記載され
ている組立方法によれば、作像ユニットが組み立てられ
たときに、感光体ドラムの周面と現像ローラの周面との
間隔が適正な一定間隔となり、この間隔にばらつきが生
じることがない。そして、感光体ドラムの周面と現像ロ
ーラの周面との間隔が常に適正な間隔であるから、現像
ローラから感光体ドラムへのトナーの供給量を適正にす
ることができる。ゆえに、現像ローラから感光体ドラム
へのトナーの供給量が一定となり、用紙に形成される画
像に濃度ムラなどの不具合を生じるおそれがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係る作像ユニットが備
えられた複写機の要部構成を示す図である。
【図2】上記作像ユニットの外観構成を示す斜視図であ
る。
【図3】上記作像ユニットを組み立てる際に用いられる
基準器の外観構成を示す斜視図である。
【図4】上記作像ユニットの組立方法を説明するための
断面図である。
【符号の説明】
3 作像ユニット 32 感光体ドラム 33 メインチャージャ 34 現像装置 35 クリーニング装置 36 現像ローラ 43,45 回転軸 44 ドラム軸受部材 46 ローラ軸受部材 60 ドラムユニット 61 現像ユニット 90 基準器 96 第1基準ピン 97 第2基準ピン97
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H035 CA07 CB01 CD11 CD14 2H077 AD06 BA07 BA08 BA09 EA03 GA04 2H171 FA02 FA03 FA07 FA09 FA13 GA13 JA23 JA27 JA29 JA31 JA48 KA10 KA11 PA12 PA13 QA02 QA08 QA11 QB02 QB32 QB35 QC02 SA07 SA12 WA02 WA07 WA23 WA26

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体ドラムおよび現像ローラを含む作
    像装置が、一対のユニット側板間に設けられて一体化さ
    れた作像ユニットであって、感光体ドラムの回転軸を受
    け止めるためのドラム軸受部材と、現像ローラの回転軸
    を受け止めるためのローラ軸受部材と、を含み、このド
    ラム軸受部材およびローラ軸受部材は、感光体ドラムの
    周面と現像ローラの周面との間隔が所定の間隔となるよ
    うに、ユニット側板に取り付けられていることを特徴と
    する作像ユニット。
  2. 【請求項2】 上記感光体ドラムおよび現像ローラの回
    転軸をそれぞれ受け止めるための軸受部材が取り付けら
    れる軸受取付孔が形成され、少なくともいずれか一方の
    軸受取付孔が軸受部材の取付位置を調整できるようにな
    っているユニット側板を準備する第1工程と、感光体ド
    ラムの回転軸および現像ローラの回転軸にそれぞれ相当
    する第1基準ピンおよび第2基準ピンが予め定める間隔
    で立設された基準器を準備する第2工程と、少なくとも
    取付位置の調整可能な軸受取付孔には軸受部材が取り付
    けられていない状態で、ユニット側板を基準器にセット
    する第3工程と、上記第1基準ピンおよび第2基準ピン
    を利用して、ユニット側板に固定された一方の軸受部材
    に対して、調整可能な軸受取付孔に取り付けられる他方
    の軸受部材を位置調整して取り付ける第4工程と、各軸
    受部材が取り付けられたユニット側板を基準器から外す
    第5工程と、各軸受部材が取り付けられた一対のユニッ
    ト側板間に感光体ドラムおよび現像ローラを含む作像装
    置を取り付けて組み立てる第6工程と、を含む作像ユニ
    ットの組立方法によって、ドラム軸受部材およびローラ
    軸受部材がユニット側板に取り付けられて組み立てられ
    ることを特徴とする請求項1記載の作像ユニット。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の作像ユニットにおいて、
    上記第3工程では、ユニット側板に一方の軸受部材が取
    り付けられた状態で、取り付けられた軸受部材が第1基
    準ピンに合うように、ユニット側板が基準器にセットさ
    れ、上記第4工程では、他方の軸受部材が第2基準ピン
    に合わせて取り付けられることを特徴とする作像ユニッ
    ト。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の作像ユニットにおいて、
    上記第3工程では、いずれの軸受取付孔にも軸受部材が
    取り付けられていない状態でユニット側板が基準器にセ
    ットされ、上記第4工程では、一方の軸受部材が第1基
    準ピンに合わせてユニット側板に取り付けられた後、他
    方の軸受部材が第2基準ピンに合わせてユニット側板に
    取り付けられることを特徴とする作像ユニット。
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