JP2003083582A - 給排気装置 - Google Patents
給排気装置Info
- Publication number
- JP2003083582A JP2003083582A JP2001270492A JP2001270492A JP2003083582A JP 2003083582 A JP2003083582 A JP 2003083582A JP 2001270492 A JP2001270492 A JP 2001270492A JP 2001270492 A JP2001270492 A JP 2001270492A JP 2003083582 A JP2003083582 A JP 2003083582A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air supply
- air
- oil
- exhaust
- duct
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Ventilation (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 2重管構造の給排気ダクトを備えた局所換気
装置のダクト長を短縮できるようにし、かつ配管レイア
ウトをも適切なものにする。 【解決手段】 給気フード1と吸気フード2を上下に配
置し、上記給気フード1内に給気ダクト7Cを、上記吸
気フード2内に下流側天井部位置にオイルフィルタボッ
クス8Cを備えた吸排気ダクト8A,8Bを、それぞれ
同軸状態で内外2重管構造に連通せしめ、上記給気ダク
ト7からの空気を、上記給気フード1を介し、上記給気
フード1と吸気フード2との間に位置して周方向に開口
した空気吹出口4から、所定局所領域の外周囲にエアカ
ーテン流として吹き出す一方、該エアカーテン流により
囲まれた上記所定局所領域内の空気を、上記吸気フード
2を介して上記吸排気ダクト8A,8B内に吸引して排
気するようにした給排気装置において、上記2重管構造
の給気ダクト7Cと吸排気ダクト8A,8Bとを上記オ
イルフィルタボックス8C部分で相互に分離して戸外に
連通させた。
装置のダクト長を短縮できるようにし、かつ配管レイア
ウトをも適切なものにする。 【解決手段】 給気フード1と吸気フード2を上下に配
置し、上記給気フード1内に給気ダクト7Cを、上記吸
気フード2内に下流側天井部位置にオイルフィルタボッ
クス8Cを備えた吸排気ダクト8A,8Bを、それぞれ
同軸状態で内外2重管構造に連通せしめ、上記給気ダク
ト7からの空気を、上記給気フード1を介し、上記給気
フード1と吸気フード2との間に位置して周方向に開口
した空気吹出口4から、所定局所領域の外周囲にエアカ
ーテン流として吹き出す一方、該エアカーテン流により
囲まれた上記所定局所領域内の空気を、上記吸気フード
2を介して上記吸排気ダクト8A,8B内に吸引して排
気するようにした給排気装置において、上記2重管構造
の給気ダクト7Cと吸排気ダクト8A,8Bとを上記オ
イルフィルタボックス8C部分で相互に分離して戸外に
連通させた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、所定局所領域の
外周囲を囲むようにエアカーテン流を形成し、該エアカ
ーテン流内局所領域中の空気をそれと逆方向に吸引する
ことにより排気するようにした給排気装置に関するもの
である。
外周囲を囲むようにエアカーテン流を形成し、該エアカ
ーテン流内局所領域中の空気をそれと逆方向に吸引する
ことにより排気するようにした給排気装置に関するもの
である。
【0002】
【先行技術】例えば焼肉店の焼肉テーブルなどの油煙発
生源に代表される所定の局所領域の換気を行う換気装置
として、当該局所領域の外周囲にエアカーテン状に空気
を送風する一方、該エアカーテン流内において、上記局
所領域の空気を吸引して外部に排出するようにしたもの
が、本願発明者等によって既に提案されている。
生源に代表される所定の局所領域の換気を行う換気装置
として、当該局所領域の外周囲にエアカーテン状に空気
を送風する一方、該エアカーテン流内において、上記局
所領域の空気を吸引して外部に排出するようにしたもの
が、本願発明者等によって既に提案されている。
【0003】その一例として、例えば図5に示されるよ
うなものがある。
うなものがある。
【0004】図5中、先ず符号1は、略円錐台形状の給
気チャンバーであり、内側に同形状の給気旋回空間1a
を形成している。この給気チャンバー1の下部側開口部
下方には、上下方向に所定の間隔を置いてオフセット配
置されているとともに下方側から上方側に次第に開口径
が小さくなり、その天板部2aが扁平面となった円錐台
形状の深さの浅いドーム形状の吸気フード2が設けられ
ている。該吸気フード2は、その下面側集気用開口部2
bが下方側の所定局所領域に対向する形で、その上部側
の扁平な天板部2aが上記給気チャンバー1の下部側開
口面に略同面積で対向するように設けられている。そし
て、それにより、上記給気チャンバー1内給気旋回空間
1aの略下端側にあって仕切板としての作用を果たす水
平板3とその下方側吸気フード2の天板部2a上に設置
されている天板部2aよりも少し大径の吹出空気ガイド
板5との間に、送風すべき外気を有効に旋回させながら
水平方向外向に吹き出すための半径方向に延びる空気吹
出通路を備えた給気吹出口4が、当該換気装置本体(給
排気装置本体)の側方に位置し、かつ全周方向に連続す
る形で環状に形成されている。
気チャンバーであり、内側に同形状の給気旋回空間1a
を形成している。この給気チャンバー1の下部側開口部
下方には、上下方向に所定の間隔を置いてオフセット配
置されているとともに下方側から上方側に次第に開口径
が小さくなり、その天板部2aが扁平面となった円錐台
形状の深さの浅いドーム形状の吸気フード2が設けられ
ている。該吸気フード2は、その下面側集気用開口部2
bが下方側の所定局所領域に対向する形で、その上部側
の扁平な天板部2aが上記給気チャンバー1の下部側開
口面に略同面積で対向するように設けられている。そし
て、それにより、上記給気チャンバー1内給気旋回空間
1aの略下端側にあって仕切板としての作用を果たす水
平板3とその下方側吸気フード2の天板部2a上に設置
されている天板部2aよりも少し大径の吹出空気ガイド
板5との間に、送風すべき外気を有効に旋回させながら
水平方向外向に吹き出すための半径方向に延びる空気吹
出通路を備えた給気吹出口4が、当該換気装置本体(給
排気装置本体)の側方に位置し、かつ全周方向に連続す
る形で環状に形成されている。
【0005】そして、同水平方向の空気吹出通路の下流
部分には、それぞれ螺旋方向下方に所定の傾斜角(ラジ
アル角)を有した多数枚の旋回流生成ステータ(旋回流
生成手段)6,6・・・が全周方向に所定の間隔を保っ
て並設されている。
部分には、それぞれ螺旋方向下方に所定の傾斜角(ラジ
アル角)を有した多数枚の旋回流生成ステータ(旋回流
生成手段)6,6・・・が全周方向に所定の間隔を保っ
て並設されている。
【0006】また、上記給気チャンバー1内の給気旋回
空間1a内には、上記吸気フード2の上方部側に位置し
て、後述する給気ダクト7Cを介して導入された旋回方
向への空気流の流速分布を均一化するための流速制御構
造を有した気流制御手段が設けられている。この気流制
御手段は、後述する給気ダクト7Cからの外気が供給さ
れる給気旋回空間1aと、上記空気吹出口4側半径方向
外方に広がる水平板3の中央部に立設された、後述する
吸気ダクト8Aよりも所定寸法大径の整流管9と、該整
流管9の下端側開口面に対応して下方側から設けられた
多数の整流穴を有する整流プレート部(パンチングプレ
ート部)9cとからなっている。
空間1a内には、上記吸気フード2の上方部側に位置し
て、後述する給気ダクト7Cを介して導入された旋回方
向への空気流の流速分布を均一化するための流速制御構
造を有した気流制御手段が設けられている。この気流制
御手段は、後述する給気ダクト7Cからの外気が供給さ
れる給気旋回空間1aと、上記空気吹出口4側半径方向
外方に広がる水平板3の中央部に立設された、後述する
吸気ダクト8Aよりも所定寸法大径の整流管9と、該整
流管9の下端側開口面に対応して下方側から設けられた
多数の整流穴を有する整流プレート部(パンチングプレ
ート部)9cとからなっている。
【0007】該整流管9は、後述する吸気ダクト8Aの
外周囲にあって、同吸気ダクト8Aとの間に所定の間隔
を保ち得るに十分な内径寸法のものに構成されている。
そして、その上端側開口9aは上記給気チャンバー1の
周壁部との間に所定の間隔を保ち、また下端側開口面は
上記水平板3中央の開口部周縁上に支持されていて、上
記上方側給気旋回空間1aと下方側空気吹出通路とを相
互に連通させ、かつ上記給気旋回空間1a側の旋回気流
をその通路径を絞りながら上記整流プレート部9cの整
流穴を通すことによって、その流速分布を均一化させな
がら、半径方向に開口した空気吹出口4の空気吹出通路
上流側に流す上下方向に長い環状の整流通路を形成して
いる。
外周囲にあって、同吸気ダクト8Aとの間に所定の間隔
を保ち得るに十分な内径寸法のものに構成されている。
そして、その上端側開口9aは上記給気チャンバー1の
周壁部との間に所定の間隔を保ち、また下端側開口面は
上記水平板3中央の開口部周縁上に支持されていて、上
記上方側給気旋回空間1aと下方側空気吹出通路とを相
互に連通させ、かつ上記給気旋回空間1a側の旋回気流
をその通路径を絞りながら上記整流プレート部9cの整
流穴を通すことによって、その流速分布を均一化させな
がら、半径方向に開口した空気吹出口4の空気吹出通路
上流側に流す上下方向に長い環状の整流通路を形成して
いる。
【0008】さらに、上記給気チャンバー1の上端側に
は筒状の給気ダクト接続口1bが設けられており、該給
気ダクト接続口1b部分には、室外側に開口した外気供
給ダクト7Aから供給される外気を導入する給気ダクト
7Cが連通状態で上下方向にストレートに接続されてい
る。この給気ダクト7Cは、上端側も開口された筒状の
中間体となっており、上下方向の給気ダクト長さを調節
する役割も有している。そして、その上端側開口部に
は、上端側が閉じられた外気供給ダクト7Aとの接続を
兼ねた外気導入ダクト7Bの下端側開口部が連通状態で
ストレートに接続されている。そして、該外気導入ダク
ト7B内の外気導入通路に対し、軸直交方向に延びて室
外側に開口した外気供給ダクト7A下流端の外気供給口
7aの開口軸を、接線方向に向けて連通させた状態で接
続している。また、他方上記吸気フード2には、後述す
る排気ダクト8B側から下方に延び、上記給気チャンバ
ー1の給気ダクト接続口部1bおよび給気旋回空間1
a、整流管9、水平板5、吸気フード2を各々上下方向
に貫通して導入され、その下端側吸気口8aが上記吸気
フード2の集気用の開口部2b内下部に位置して開口す
るように筒状に延設された吸気ダクト8Aが連通状態で
接続されている。
は筒状の給気ダクト接続口1bが設けられており、該給
気ダクト接続口1b部分には、室外側に開口した外気供
給ダクト7Aから供給される外気を導入する給気ダクト
7Cが連通状態で上下方向にストレートに接続されてい
る。この給気ダクト7Cは、上端側も開口された筒状の
中間体となっており、上下方向の給気ダクト長さを調節
する役割も有している。そして、その上端側開口部に
は、上端側が閉じられた外気供給ダクト7Aとの接続を
兼ねた外気導入ダクト7Bの下端側開口部が連通状態で
ストレートに接続されている。そして、該外気導入ダク
ト7B内の外気導入通路に対し、軸直交方向に延びて室
外側に開口した外気供給ダクト7A下流端の外気供給口
7aの開口軸を、接線方向に向けて連通させた状態で接
続している。また、他方上記吸気フード2には、後述す
る排気ダクト8B側から下方に延び、上記給気チャンバ
ー1の給気ダクト接続口部1bおよび給気旋回空間1
a、整流管9、水平板5、吸気フード2を各々上下方向
に貫通して導入され、その下端側吸気口8aが上記吸気
フード2の集気用の開口部2b内下部に位置して開口す
るように筒状に延設された吸気ダクト8Aが連通状態で
接続されている。
【0009】そして、同吸気ダクト8Aの吸気口8a
は、上記吸気フード2内下部に開口され、吸気フード2
内に集気される油煙を含む内気を吸引して外部に排気す
るようになっているが、同吸気口8aの下方側には、そ
の開口部周縁を嵌合する格好で、断面U字状の油受溝3
0aを有する油受30が設けられており、当該吸気口8
aの開口部周縁から滴下する油を同油受30の油受溝3
0aで受け留めて回収するようになっている。
は、上記吸気フード2内下部に開口され、吸気フード2
内に集気される油煙を含む内気を吸引して外部に排気す
るようになっているが、同吸気口8aの下方側には、そ
の開口部周縁を嵌合する格好で、断面U字状の油受溝3
0aを有する油受30が設けられており、当該吸気口8
aの開口部周縁から滴下する油を同油受30の油受溝3
0aで受け留めて回収するようになっている。
【0010】さらに、上記排気ダクト8Bは、上記吸気
ダクト8Aの上端側からストレートに天井部方向に延
び、給気ダクト7C、外気導入ダクト7Bを貫通して、
オイルフィルタボックス8Cの上流側底部に接続口32
を介して接続連通されている。このオイルフィルタボッ
クス8Cは、箱形の構造をなし、その内側に相当の広さ
の排気導入空間33が設けられている。そして、該排気
導入空間33の下流側上下方向に、オイルフィルタ34
を設けて構成されている。
ダクト8Aの上端側からストレートに天井部方向に延
び、給気ダクト7C、外気導入ダクト7Bを貫通して、
オイルフィルタボックス8Cの上流側底部に接続口32
を介して接続連通されている。このオイルフィルタボッ
クス8Cは、箱形の構造をなし、その内側に相当の広さ
の排気導入空間33が設けられている。そして、該排気
導入空間33の下流側上下方向に、オイルフィルタ34
を設けて構成されている。
【0011】該オイルフィルタ34は、例えば金属メッ
シュ部材よりなり、フィルタ支持部材34a,34bに
より、上下両側を図示のように支持されている。なお、
下部側フィルタ支持部材34aは、断面U字状の油受溝
を形成している。
シュ部材よりなり、フィルタ支持部材34a,34bに
より、上下両側を図示のように支持されている。なお、
下部側フィルタ支持部材34aは、断面U字状の油受溝
を形成している。
【0012】上記オイルフィルタボックス8Cの下流端
側縦壁部上方には、戸外への排気放出ダクト8Dとの接
続口部35が一体に形成されており、該接続口部35を
介して同戸外への排気放出ダクト8Dが図示のように接
続連通されている。
側縦壁部上方には、戸外への排気放出ダクト8Dとの接
続口部35が一体に形成されており、該接続口部35を
介して同戸外への排気放出ダクト8Dが図示のように接
続連通されている。
【0013】また、上記外気供給ダクト7Aの外気吸入
端、排気放出ダクト8Dの排気排出端は、それぞれ戸外
に延設され、これら各延設端には、例えば多翼送風機
(シロッコファン)よりなる外気送風ファン、吸気ファ
ン(吸排気ファン)がそれぞれ設けられ、それらの駆動
により、各々対応する外気送風作用、吸排気作用が実現
されるようになっている。
端、排気放出ダクト8Dの排気排出端は、それぞれ戸外
に延設され、これら各延設端には、例えば多翼送風機
(シロッコファン)よりなる外気送風ファン、吸気ファ
ン(吸排気ファン)がそれぞれ設けられ、それらの駆動
により、各々対応する外気送風作用、吸排気作用が実現
されるようになっている。
【0014】したがって、上記のように、吸気フード2
を介して吸気ダクト8A内に吸い込まれた内気F2は、
当該吸気ダクト8A、それに続く排気ダクト8Bを経て
上記オイルフィルタボックス8Cの排気導入空間33内
に供給されて、拡散され、オイルフィルタ34でオイル
ミスト成分が回収除去された後に、排気放出ダクト8D
を介して戸外に放出される。
を介して吸気ダクト8A内に吸い込まれた内気F2は、
当該吸気ダクト8A、それに続く排気ダクト8Bを経て
上記オイルフィルタボックス8Cの排気導入空間33内
に供給されて、拡散され、オイルフィルタ34でオイル
ミスト成分が回収除去された後に、排気放出ダクト8D
を介して戸外に放出される。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な構成の油回収構造の場合、次のような問題がある。
な構成の油回収構造の場合、次のような問題がある。
【0016】すなわち、上記の構成では給気フード1と
オイルフィルタボックス8Cとの間で、給気ダクト7C
を排気ダクト8Bと分離し、外気供給ダクト7Aに接続
するようにしているために、どうしても給気フード1と
オイルフィルタボックス8Cとの間の2重管構造をなす
ダクト長さが長くなり、設置現場の局所領域面と天井高
さ如何によっては、適切な状態に設置することができな
い場合も生じ得た。
オイルフィルタボックス8Cとの間で、給気ダクト7C
を排気ダクト8Bと分離し、外気供給ダクト7Aに接続
するようにしているために、どうしても給気フード1と
オイルフィルタボックス8Cとの間の2重管構造をなす
ダクト長さが長くなり、設置現場の局所領域面と天井高
さ如何によっては、適切な状態に設置することができな
い場合も生じ得た。
【0017】また、上記の構成では、外気供給ダクト7
Aと排気放出ダクト8Dとの2本のダクトが上下方向の
異なる高さ位置で直交して水平方向に延び、しかも上記
外気供給ダクト7Aは天井部よりも相当に低い所に位置
することになるから、配管レイアウトの繁雑さ(構造、
作業両方の)が増すとともに見映えも悪い。
Aと排気放出ダクト8Dとの2本のダクトが上下方向の
異なる高さ位置で直交して水平方向に延び、しかも上記
外気供給ダクト7Aは天井部よりも相当に低い所に位置
することになるから、配管レイアウトの繁雑さ(構造、
作業両方の)が増すとともに見映えも悪い。
【0018】また、上下方向の2重管ダクト長が長くな
る分、必然的にダクトコストも高くなる。
る分、必然的にダクトコストも高くなる。
【0019】さらに、上記の構成では、オイルフィルタ
ボックス8C底部の排気ダクト8Bとの接続口部32の
上端側開口縁部32bが排気導入空間33の底部面と面
一に低く形成されているので、オイルフィルタ34およ
びフィルタ支持部材34bから漏れたオイルが排気ダク
ト8B内に戻る問題もある。
ボックス8C底部の排気ダクト8Bとの接続口部32の
上端側開口縁部32bが排気導入空間33の底部面と面
一に低く形成されているので、オイルフィルタ34およ
びフィルタ支持部材34bから漏れたオイルが排気ダク
ト8B内に戻る問題もある。
【0020】本願発明は、このような問題を解決するた
めになされたもので、上記オイルフィルタボックス部分
で2重管構造の給気通路と排気通路とを分離することに
より、給気フードとオイルフィルターボックス間の2重
管構造のダクト長を可及的に短かくするとともに、配管
レイアウトの繁雑さを解消した給排気装置を提供するこ
とを目的とするものである。
めになされたもので、上記オイルフィルタボックス部分
で2重管構造の給気通路と排気通路とを分離することに
より、給気フードとオイルフィルターボックス間の2重
管構造のダクト長を可及的に短かくするとともに、配管
レイアウトの繁雑さを解消した給排気装置を提供するこ
とを目的とするものである。
【0021】
【課題を解決するための手段】本願発明は、該目的を達
成するために、次のような課題解決手段を備えて構成さ
れている。
成するために、次のような課題解決手段を備えて構成さ
れている。
【0022】(1) 請求項1の発明
この発明の給排気装置は、給気フード1と吸気フード2
を上下に配置し、上記給気フード1内に給気ダクト7C
を、上記吸気フード2内に下流側天井部位置にオイルフ
ィルタボックス8Cを備えた吸排気ダクト8A,8B
を、それぞれ同軸状態で内外2重管構造に連通せしめ、
上記給気ダクト7からの空気を、上記給気フード1を介
し、上記給気フード1と吸気フード2との間に位置して
周方向に開口した空気吹出口4から、所定局所領域の外
周囲にエアカーテン流として吹き出す一方、該エアカー
テン流により囲まれた上記所定局所領域内の空気を、上
記吸気フード2を介して上記吸排気ダクト8A,8B内
に吸引して排気するようにした給排気装置において、上
記2重管構造の給気ダクト7Cと吸排気ダクト8A,8
Bとを上記オイルフィルタボックス8C部分で相互に分
離して戸外に連通させたことを特徴としている。
を上下に配置し、上記給気フード1内に給気ダクト7C
を、上記吸気フード2内に下流側天井部位置にオイルフ
ィルタボックス8Cを備えた吸排気ダクト8A,8B
を、それぞれ同軸状態で内外2重管構造に連通せしめ、
上記給気ダクト7からの空気を、上記給気フード1を介
し、上記給気フード1と吸気フード2との間に位置して
周方向に開口した空気吹出口4から、所定局所領域の外
周囲にエアカーテン流として吹き出す一方、該エアカー
テン流により囲まれた上記所定局所領域内の空気を、上
記吸気フード2を介して上記吸排気ダクト8A,8B内
に吸引して排気するようにした給排気装置において、上
記2重管構造の給気ダクト7Cと吸排気ダクト8A,8
Bとを上記オイルフィルタボックス8C部分で相互に分
離して戸外に連通させたことを特徴としている。
【0023】したがって、該構成では、排気側排気放出
ダクト8Dと同様に、給気側外気供給ダクト7Aもオイ
ルフィルタボックス8Cを中心として天井部付近で共通
に戸外方向に分岐することができるようになるととも
に、給排気両方の配管のレイアウトがシンプルになり、
配管作業が容易で、外観上の見映えも良くなる。
ダクト8Dと同様に、給気側外気供給ダクト7Aもオイ
ルフィルタボックス8Cを中心として天井部付近で共通
に戸外方向に分岐することができるようになるととも
に、給排気両方の配管のレイアウトがシンプルになり、
配管作業が容易で、外観上の見映えも良くなる。
【0024】もちろん、従来のものと異なって、給排気
2重管部分の長さを可及的に短かくすることができ、ど
のような設置現場環境にも自由に対応して設置できるよ
うになる。
2重管部分の長さを可及的に短かくすることができ、ど
のような設置現場環境にも自由に対応して設置できるよ
うになる。
【0025】(2) 請求項2の発明
この発明の給排気装置は、上記請求項1記載の発明の構
成において、上記オイルフィルタボックス8C部分に
は、吸排気ダクト8A,8Bを介して供給される排気中
のオイルミスト成分を回収するオイルフィルタ34を有
するオイルフィルタチャンバー81と、該オイルフィル
タチャンバー81の外周にあって外気供給ダクト7Aか
らの外気を旋回方向に導入して上記給気ダクト7Cに供
給する外気導入チャンバー82が相互に一体化されてい
ることを特徴としている。
成において、上記オイルフィルタボックス8C部分に
は、吸排気ダクト8A,8Bを介して供給される排気中
のオイルミスト成分を回収するオイルフィルタ34を有
するオイルフィルタチャンバー81と、該オイルフィル
タチャンバー81の外周にあって外気供給ダクト7Aか
らの外気を旋回方向に導入して上記給気ダクト7Cに供
給する外気導入チャンバー82が相互に一体化されてい
ることを特徴としている。
【0026】つまり、該構成では、上記天井部側のオイ
ルフィルタボックス8C部分に従来のオイルフィルタボ
ックスに対応するオイルフィルタチャンバー81に加
え、給気ダクト7C側の外気供給ダクト7Aとの接続部
となる外気導入チャンバー82を一体化することによ
り、ともに天井部付近で給排気部を相互に分離するよう
にしている。
ルフィルタボックス8C部分に従来のオイルフィルタボ
ックスに対応するオイルフィルタチャンバー81に加
え、給気ダクト7C側の外気供給ダクト7Aとの接続部
となる外気導入チャンバー82を一体化することによ
り、ともに天井部付近で給排気部を相互に分離するよう
にしている。
【0027】したがって、上述のように給排気両方の配
管のレイアウトがシンプルになり、配管作業が容易で、
外観上の見映えも良くなる。
管のレイアウトがシンプルになり、配管作業が容易で、
外観上の見映えも良くなる。
【0028】もちろん、従来のものと異なって、給排気
2重管部分の長さを可及的に短かくすることができ、ど
のような設置現場にも対応して設置できるようになる。
2重管部分の長さを可及的に短かくすることができ、ど
のような設置現場にも対応して設置できるようになる。
【0029】(3) 請求項3の発明
この発明の給排気装置は、上記請求項2記載の発明の構
成において、上記オイルフィルタチャンバー81内への
排気ダクト接続口部36の口部上縁36bは、当該オイ
ルフィルタチャンバー81内の排気導入空間33の底部
33a面よりも所定寸法Hだけ上方に高く形成されてい
ることを特徴としている。
成において、上記オイルフィルタチャンバー81内への
排気ダクト接続口部36の口部上縁36bは、当該オイ
ルフィルタチャンバー81内の排気導入空間33の底部
33a面よりも所定寸法Hだけ上方に高く形成されてい
ることを特徴としている。
【0030】したがって、該構成では、では、仮にオイ
ルフィルタチャンバー81内において、オイルフィルタ
34部分からのオイルが漏れて、オイルフィルタチャン
バー81内の排気導入空間33の底部33a上に溜って
も、相当量以上溜らない限り、排気ダクト8B方向に逆
漏れするようなことは生じなくなる。
ルフィルタチャンバー81内において、オイルフィルタ
34部分からのオイルが漏れて、オイルフィルタチャン
バー81内の排気導入空間33の底部33a上に溜って
も、相当量以上溜らない限り、排気ダクト8B方向に逆
漏れするようなことは生じなくなる。
【0031】(4) 請求項4の発明
この発明の給排気装置は、上記請求項2又は3記載の発
明の構成において、上記オイルフィルタチャンバー81
内のオイルフィルタ34の下部側は、油受溝構造を有す
るオイルフィルタ支持部材34cによって支持されてい
る一方、同油受溝構造のオイルフィルタ支持部材34c
の油受溝底部40には下方への油抜き穴40aが形成さ
れ、その対応する下方には所定の深さの油留め部43が
設けられていることを特徴としている。
明の構成において、上記オイルフィルタチャンバー81
内のオイルフィルタ34の下部側は、油受溝構造を有す
るオイルフィルタ支持部材34cによって支持されてい
る一方、同油受溝構造のオイルフィルタ支持部材34c
の油受溝底部40には下方への油抜き穴40aが形成さ
れ、その対応する下方には所定の深さの油留め部43が
設けられていることを特徴としている。
【0032】したがって、該構成では、上記オイルフィ
ルタ34からのオイルが確実に油受溝構造のオイルフィ
ルタ支持部材34Cで受け止められ、その底部40の油
抜き穴40aを介して下方側の油留め部43内に留めら
れる。
ルタ34からのオイルが確実に油受溝構造のオイルフィ
ルタ支持部材34Cで受け止められ、その底部40の油
抜き穴40aを介して下方側の油留め部43内に留めら
れる。
【0033】その結果、上記排気ダクト8B側へのオイ
ル漏れを、一層確実に防止することが可能となる。
ル漏れを、一層確実に防止することが可能となる。
【0034】
【発明の効果】以上の結果、本願発明の給排気装置によ
ると、次のような有益な効果を得ることができる。
ると、次のような有益な効果を得ることができる。
【0035】(1) 給排気2重管部分のダクト長を可
及的に短かくすることができる。
及的に短かくすることができる。
【0036】(2) その結果、設置現場の環境への対
応自由度が向上する。
応自由度が向上する。
【0037】(3) また、ダクトコストが低下する。
【0038】(4) 配管レイアウトが天井部付近に共
通集合化され、レイアウト構造がシンプルになる。
通集合化され、レイアウト構造がシンプルになる。
【0039】(5) その結果、配管作業も容易にな
る。
る。
【0040】(6) また、外観上の見映えも良くな
る。
る。
【0041】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)図1〜図3は、
本願発明の実施の形態1に係る給排気装置を採用して構
成したトルネード型局所換気装置の構成および作用を示
している。
本願発明の実施の形態1に係る給排気装置を採用して構
成したトルネード型局所換気装置の構成および作用を示
している。
【0042】先ず全体的な構成を示す図1および図2
中、符号1は、上方から下方に径が拡大する略円錐台形
状の給気チャンバーであり、内側に同形状の給気旋回空
間1aを形成している。この給気チャンバー1の下部側
開口部下方には、上下方向に所定の間隔を置いてオフセ
ット配置されているとともに下方側から上方側に次第に
開口径が小さくなり、その天板部2aが扁平面となった
円錐台形状の深さの浅いドーム形状の吸気フード2が設
けられている。該吸気フード2は、その下面側集気用の
開口部2bが下方側の所定局所領域に対向する形で、そ
の上部側の扁平な天板部2aが上記給気チャンバー1の
下部側開口面に略同面積で対向するように設けられてい
る。そして、それにより、上記給気チャンバー1内給気
旋回空間1aの略下端側にあって仕切板としての作用を
果たす水平板3とその下方側吸気フード2の天板部2a
上に設置されている天板部2aよりも少し大径の吹出空
気ガイド板5との間に、送風すべき外気を有効に旋回さ
せながら水平方向外向に吹き出すための半径方向に延び
る空気吹出通路を備えた給気吹出口4が、当該換気装置
本体(給排気装置本体)の側方に位置し、かつ全周方向
に連続する形で環状に形成されている。
中、符号1は、上方から下方に径が拡大する略円錐台形
状の給気チャンバーであり、内側に同形状の給気旋回空
間1aを形成している。この給気チャンバー1の下部側
開口部下方には、上下方向に所定の間隔を置いてオフセ
ット配置されているとともに下方側から上方側に次第に
開口径が小さくなり、その天板部2aが扁平面となった
円錐台形状の深さの浅いドーム形状の吸気フード2が設
けられている。該吸気フード2は、その下面側集気用の
開口部2bが下方側の所定局所領域に対向する形で、そ
の上部側の扁平な天板部2aが上記給気チャンバー1の
下部側開口面に略同面積で対向するように設けられてい
る。そして、それにより、上記給気チャンバー1内給気
旋回空間1aの略下端側にあって仕切板としての作用を
果たす水平板3とその下方側吸気フード2の天板部2a
上に設置されている天板部2aよりも少し大径の吹出空
気ガイド板5との間に、送風すべき外気を有効に旋回さ
せながら水平方向外向に吹き出すための半径方向に延び
る空気吹出通路を備えた給気吹出口4が、当該換気装置
本体(給排気装置本体)の側方に位置し、かつ全周方向
に連続する形で環状に形成されている。
【0043】そして、同水平方向の空気吹出通路の下流
部分には、それぞれ螺旋方向下方に所定の傾斜角(ラジ
アル角)を有した多数枚の旋回流生成ステータ(旋回流
生成手段)6,6・・・が全周方向に所定の間隔を保っ
て並設されている。
部分には、それぞれ螺旋方向下方に所定の傾斜角(ラジ
アル角)を有した多数枚の旋回流生成ステータ(旋回流
生成手段)6,6・・・が全周方向に所定の間隔を保っ
て並設されている。
【0044】また、上記給気チャンバー1内の給気旋回
空間1a内には、上記吸気フード2の上方部側に位置し
て、後述する給気ダクト7Cを介して導入された旋回方
向への空気流の流速分布を均一化するための流速制御構
造を有した気流制御手段が設けられている。この気流制
御手段は、後述する給気ダクト7Cからの外気が供給さ
れる給気旋回空間1aと、上記空気吹出口4側半径方向
外方に広がる水平板3の中央部に立設された、後述する
吸気ダクト8Aよりも所定寸法大径の整流管9と、該整
流管9の下端側開口面に対応して下方側から設けられた
多数の整流穴を有する整流プレート部(パンチングプレ
ート部)9cとからなっている。
空間1a内には、上記吸気フード2の上方部側に位置し
て、後述する給気ダクト7Cを介して導入された旋回方
向への空気流の流速分布を均一化するための流速制御構
造を有した気流制御手段が設けられている。この気流制
御手段は、後述する給気ダクト7Cからの外気が供給さ
れる給気旋回空間1aと、上記空気吹出口4側半径方向
外方に広がる水平板3の中央部に立設された、後述する
吸気ダクト8Aよりも所定寸法大径の整流管9と、該整
流管9の下端側開口面に対応して下方側から設けられた
多数の整流穴を有する整流プレート部(パンチングプレ
ート部)9cとからなっている。
【0045】該整流管9は、後述する吸気ダクト8Aの
外周囲にあって、同吸気ダクト8Aとの間に所定の間隔
を保ち得るに十分な内径寸法のものに構成されている。
そして、その上端側開口9aは上記給気チャンバー1の
周壁部との間に所定の間隔を保ち、また下端側開口面は
上記水平板3中央の開口部周縁上に支持されていて、上
記上方側給気旋回空間1aと下方側空気吹出通路とを相
互に連通させ、かつ上記給気旋回空間1a側の旋回気流
をその通路径を絞りながら上記整流プレート部9cの整
流穴を通すことによって、その流速分布を均一化させな
がら、半径方向に開口した空気吹出口4の空気吹出通路
上流側に流す上下方向に長い環状の整流通路を形成して
いる。
外周囲にあって、同吸気ダクト8Aとの間に所定の間隔
を保ち得るに十分な内径寸法のものに構成されている。
そして、その上端側開口9aは上記給気チャンバー1の
周壁部との間に所定の間隔を保ち、また下端側開口面は
上記水平板3中央の開口部周縁上に支持されていて、上
記上方側給気旋回空間1aと下方側空気吹出通路とを相
互に連通させ、かつ上記給気旋回空間1a側の旋回気流
をその通路径を絞りながら上記整流プレート部9cの整
流穴を通すことによって、その流速分布を均一化させな
がら、半径方向に開口した空気吹出口4の空気吹出通路
上流側に流す上下方向に長い環状の整流通路を形成して
いる。
【0046】さらに、上記給気チャンバー1の上端側に
は筒状の給気ダクト接続口1bが設けられており、該給
気ダクト接続口1b部分には、室外側に開口した外気供
給ダクト7Aから供給される外気を導入する給気ダクト
7Cの下端側開口部71が連通状態で上下方向にストレ
ートに接続されている。この給気ダクト7Cは、上端側
も開口された筒状の中間体となっており、それ自体の長
さにより上下方向の給気ダクト部長さを調節する役割も
有している。そして、その上端側開口部72は、天井部
側に位置するオイルフィルタボックス8Cの外気供給ダ
クト7Aとの接続を行う外気導入チャンバー82の底部
中央側接続口部82Cに対して嵌合連通状態でストレー
トに接続されている。また、同外気導入チャンバー82
の縦壁部上方には外気供給ダクト7Aの接続口部82a
が設けられ、その内側の外気導入空間38に対し、図示
の如く軸直交方向に延びて戸外側に開口する外気供給ダ
クト7A下流端の外気供給口7aが接線方向に連通する
ように接続されている。
は筒状の給気ダクト接続口1bが設けられており、該給
気ダクト接続口1b部分には、室外側に開口した外気供
給ダクト7Aから供給される外気を導入する給気ダクト
7Cの下端側開口部71が連通状態で上下方向にストレ
ートに接続されている。この給気ダクト7Cは、上端側
も開口された筒状の中間体となっており、それ自体の長
さにより上下方向の給気ダクト部長さを調節する役割も
有している。そして、その上端側開口部72は、天井部
側に位置するオイルフィルタボックス8Cの外気供給ダ
クト7Aとの接続を行う外気導入チャンバー82の底部
中央側接続口部82Cに対して嵌合連通状態でストレー
トに接続されている。また、同外気導入チャンバー82
の縦壁部上方には外気供給ダクト7Aの接続口部82a
が設けられ、その内側の外気導入空間38に対し、図示
の如く軸直交方向に延びて戸外側に開口する外気供給ダ
クト7A下流端の外気供給口7aが接線方向に連通する
ように接続されている。
【0047】また、他方上記吸気フード2には、上記オ
イルフィルタボックス8Cのオイルフィルタチャンバー
81に接続された排気ダクト8Bの下端80a側から下
方に延び、上記給気チャンバー1の給気ダクト接続口部
1bおよび給気旋回空間1a、整流管9、水平板5、吸
気フード2を各々上下方向に貫通して導入され、その下
端側吸気口8aが上記吸気フード2の集気用の開口部2
b内上部に位置して開口するように筒状に延設された吸
気ダクト8Aが連通状態で接続されている。
イルフィルタボックス8Cのオイルフィルタチャンバー
81に接続された排気ダクト8Bの下端80a側から下
方に延び、上記給気チャンバー1の給気ダクト接続口部
1bおよび給気旋回空間1a、整流管9、水平板5、吸
気フード2を各々上下方向に貫通して導入され、その下
端側吸気口8aが上記吸気フード2の集気用の開口部2
b内上部に位置して開口するように筒状に延設された吸
気ダクト8Aが連通状態で接続されている。
【0048】そして、同吸気ダクト8Aの吸気口8a
は、上記のように吸気フード2内上部に開口され、吸気
フード2内に集気される油煙を含む内気を吸引して外部
に排気するようになっているが、同吸気口8aには、図
示の如く、吸気口8aとは別体構造の油回収装置10が
着脱自在に設けられており、次に述べるようにして有効
に排出空気中のオイルミスト成分を回収するようになっ
ている。
は、上記のように吸気フード2内上部に開口され、吸気
フード2内に集気される油煙を含む内気を吸引して外部
に排気するようになっているが、同吸気口8aには、図
示の如く、吸気口8aとは別体構造の油回収装置10が
着脱自在に設けられており、次に述べるようにして有効
に排出空気中のオイルミスト成分を回収するようになっ
ている。
【0049】すなわち、この油回収装置10の本体ケー
スは、図2に若干拡大して示すように、上部側第1ケー
ス10Aと下部側第2ケース10Bとを相互に着脱可能
にカップリングするとともに、それらの内側中間部に迂
回路形成およびオイルフィルタ支持機能を有したバッフ
ルケース15を介設して構成されている。
スは、図2に若干拡大して示すように、上部側第1ケー
ス10Aと下部側第2ケース10Bとを相互に着脱可能
にカップリングするとともに、それらの内側中間部に迂
回路形成およびオイルフィルタ支持機能を有したバッフ
ルケース15を介設して構成されている。
【0050】上記第1ケース10Aは、その上端側に上
記吸気ダクト8の吸気口8aに対して嵌合連結される略
同径の筒状の連結口部11aが、他方下端側には上記第
2ケース10Bとの上端側大径の連結口部14aと嵌合
する大径の連結口部11bが、また、それらの間の上記
大径の連結口部11bの上部位置部分には同大径の連結
口部11bよりも若干小径のオイルフィルタ嵌合部が、
それぞれ設けられている。
記吸気ダクト8の吸気口8aに対して嵌合連結される略
同径の筒状の連結口部11aが、他方下端側には上記第
2ケース10Bとの上端側大径の連結口部14aと嵌合
する大径の連結口部11bが、また、それらの間の上記
大径の連結口部11bの上部位置部分には同大径の連結
口部11bよりも若干小径のオイルフィルタ嵌合部が、
それぞれ設けられている。
【0051】また、第2ケース10Bは、その上端側に
あって上記第1ケース10Aの大径の連結口部11bに
対して嵌合される大径の連結口部14aと、また該連結
口部14aの下方に位置し、同連結口部14aから次第
に径を縮小しながら所定長さ下方側に延び、下端側吸気
用の開口部10Cの内周側に設けられた所定の深さの断
面U字状の油受溝14bとを有して構成されている。そ
して、上記油受溝14b部分からは、周方向に所定の間
隔を保って所定の高さ上方に延びる複数本のスタッドス
リーブ17,17・・・が立設されており、該スタッド
スリーブ17,17・・・を介して上述のバッフルケー
ス15が上下方向に所定の間隔を保って支持され、同ス
タッドスリーブ17,17・・・内に挿通されたスタッ
ドボルト18,18・・・により上下方向に連結固定さ
れて支持されている。
あって上記第1ケース10Aの大径の連結口部11bに
対して嵌合される大径の連結口部14aと、また該連結
口部14aの下方に位置し、同連結口部14aから次第
に径を縮小しながら所定長さ下方側に延び、下端側吸気
用の開口部10Cの内周側に設けられた所定の深さの断
面U字状の油受溝14bとを有して構成されている。そ
して、上記油受溝14b部分からは、周方向に所定の間
隔を保って所定の高さ上方に延びる複数本のスタッドス
リーブ17,17・・・が立設されており、該スタッド
スリーブ17,17・・・を介して上述のバッフルケー
ス15が上下方向に所定の間隔を保って支持され、同ス
タッドスリーブ17,17・・・内に挿通されたスタッ
ドボルト18,18・・・により上下方向に連結固定さ
れて支持されている。
【0052】上記バッフルケース15は、深さの浅い断
面山形の形状をなし、中央部上面に所定半径の扁平面よ
りなるオイルフィルタ支持部が、また下端部側外縁部に
所定の間隔を保って上記スタッドスリーブ17,17・
・・に対応した取付縁部が各々設けられている。
面山形の形状をなし、中央部上面に所定半径の扁平面よ
りなるオイルフィルタ支持部が、また下端部側外縁部に
所定の間隔を保って上記スタッドスリーブ17,17・
・・に対応した取付縁部が各々設けられている。
【0053】そして、同バッフルケース15の扁平面の
上部に位置して、上記第1ケース10Aのオイルフィル
タ嵌合部内に嵌合されたオイルフィルタ12が略水平状
態に安定して支持されている。このオイルフィルタ12
は、内側に積層重合された例えば金属メッシュ材よりな
るフィルタ部材13と、該フィルタ部材13を上下両方
向から相互に嵌合してカバー一体化するグリル構造のフ
ィルタケースとにより構成されている。
上部に位置して、上記第1ケース10Aのオイルフィル
タ嵌合部内に嵌合されたオイルフィルタ12が略水平状
態に安定して支持されている。このオイルフィルタ12
は、内側に積層重合された例えば金属メッシュ材よりな
るフィルタ部材13と、該フィルタ部材13を上下両方
向から相互に嵌合してカバー一体化するグリル構造のフ
ィルタケースとにより構成されている。
【0054】そして、以上の構成により、上記第2ケー
ス10Bの吸気用開口部10Cから吸い込まれる吸気フ
ード2内の油煙を含む空気F2は、バッフルケース15
の裏面側に衝突した後、その半径方向外方に迂回して流
れ、その後、同バッフルケース15の外周縁と第2ケー
ス10Bおよび第1ケース10Aとの間の通路を介して
十分に広面積のオイルフィルタ12に供給されて、同空
気中のオイルミスト成分が除去され、その後、上述の吸
気ダクト8A内に供給される。
ス10Bの吸気用開口部10Cから吸い込まれる吸気フ
ード2内の油煙を含む空気F2は、バッフルケース15
の裏面側に衝突した後、その半径方向外方に迂回して流
れ、その後、同バッフルケース15の外周縁と第2ケー
ス10Bおよび第1ケース10Aとの間の通路を介して
十分に広面積のオイルフィルタ12に供給されて、同空
気中のオイルミスト成分が除去され、その後、上述の吸
気ダクト8A内に供給される。
【0055】そして、以上のように構成された油回収装
置10の上記第2ケース10Bの第1ケース10Aに対
する着脱可能な係合は、例えば第2ケース10B側鉤形
のヘリコイド溝22を第1ケース10A側の突部ピン2
4に対して、相対回動させてヘリコイド係合する係合構
造、また吸気ダクト8の吸気口8aに対する油回収装置
10の着脱可能な係合は、例えば第1ケース10A側鉤
形のヘリコイド溝21を吸気ダクト8側外周の突部ピン
23に対して、相対回動させてヘリコイド係合する係合
構造が、それぞれの少なくとも直径方向に対向する2ケ
所で採用されている。
置10の上記第2ケース10Bの第1ケース10Aに対
する着脱可能な係合は、例えば第2ケース10B側鉤形
のヘリコイド溝22を第1ケース10A側の突部ピン2
4に対して、相対回動させてヘリコイド係合する係合構
造、また吸気ダクト8の吸気口8aに対する油回収装置
10の着脱可能な係合は、例えば第1ケース10A側鉤
形のヘリコイド溝21を吸気ダクト8側外周の突部ピン
23に対して、相対回動させてヘリコイド係合する係合
構造が、それぞれの少なくとも直径方向に対向する2ケ
所で採用されている。
【0056】そして、このようにして一旦オイルミスト
成分が除去された内気F2は、上記吸気ダクト8Aから
排気ダクト8B側に供給される。
成分が除去された内気F2は、上記吸気ダクト8Aから
排気ダクト8B側に供給される。
【0057】該排気ダクト8Bは、上記吸気ダクト8A
の上端8b側からストレートに天井部方向に延び、上記
給気ダクト7C、上記外気導入チャンバー82の給気ダ
クトとの接続口部82cをそれぞれ貫通して天井部側オ
イルフィルタボックス8Cのオイルフィルタチャンバー
81の上流側底部内に所定の長さの筒状の接続口部36
を介して接続されている。
の上端8b側からストレートに天井部方向に延び、上記
給気ダクト7C、上記外気導入チャンバー82の給気ダ
クトとの接続口部82cをそれぞれ貫通して天井部側オ
イルフィルタボックス8Cのオイルフィルタチャンバー
81の上流側底部内に所定の長さの筒状の接続口部36
を介して接続されている。
【0058】このオイルフィルタチャンバー81は従来
のオイルフィルタボックスに相当し、その内側には相当
の広さの排気導入空間33が設けられている。そして、
該排気導入空間33の下流側寄りに位置して上下方向
に、さらに第2の油回収装置であるオイルフィルタ34
が設けられている。
のオイルフィルタボックスに相当し、その内側には相当
の広さの排気導入空間33が設けられている。そして、
該排気導入空間33の下流側寄りに位置して上下方向
に、さらに第2の油回収装置であるオイルフィルタ34
が設けられている。
【0059】該オイルフィルタ34は、例えば細目の金
属メッシュ部材よりなり、図示第1,2のフィルタ支持
部材34a,34bにより、上下両側を図示のように支
持されている。なお、それらの内の下部側フィルタ支持
部材34aは、断面U字状の油受溝を形成し、所定の高
さ(幅)の隔壁37により、当該オイルフィルタ34の
上流側空間と下流側空間とを仕切っている。
属メッシュ部材よりなり、図示第1,2のフィルタ支持
部材34a,34bにより、上下両側を図示のように支
持されている。なお、それらの内の下部側フィルタ支持
部材34aは、断面U字状の油受溝を形成し、所定の高
さ(幅)の隔壁37により、当該オイルフィルタ34の
上流側空間と下流側空間とを仕切っている。
【0060】一方、上記排気ダクト8Bの上端側開口部
80bを接続する上記筒状の接続口部36は、上下方向
に相当の長さを有し、その上端側開口縁部36bを特に
上記オイルフィルタチャンバー81内の排気導入空間3
3の底部33a面よりも所定寸法Hだけ高く上方に延出
して設けられており、上記オイルフィルタ34から漏れ
たオイルが所定量まで溜っても、上記排気ダクト8B側
に逆漏れしないようにしている。
80bを接続する上記筒状の接続口部36は、上下方向
に相当の長さを有し、その上端側開口縁部36bを特に
上記オイルフィルタチャンバー81内の排気導入空間3
3の底部33a面よりも所定寸法Hだけ高く上方に延出
して設けられており、上記オイルフィルタ34から漏れ
たオイルが所定量まで溜っても、上記排気ダクト8B側
に逆漏れしないようにしている。
【0061】そして、上記オイルフィルタチャンバー8
1のオイルフィルタ下流側縦壁部上方には、軸直交方向
に排気放出ダクト8Dとの接続口部35が形成され、該
接続口部35を介して戸外への排気放出ダクト8Dが接
続連通されている。
1のオイルフィルタ下流側縦壁部上方には、軸直交方向
に排気放出ダクト8Dとの接続口部35が形成され、該
接続口部35を介して戸外への排気放出ダクト8Dが接
続連通されている。
【0062】また、上記のようにして接続された外気供
給ダクト7Aの外気吸入端、排気放出ダクト8Dの排気
排出端は、それぞれ戸外に延設され、これら各延設端に
は、例えば多翼送風機(シロッコファン)よりなる外気
送風ファン、吸気ファン(吸排気ファン)がそれぞれ設
けられ、それらの駆動により各々対応する外気送風作
用、吸排気作用が実現されるようになっている。
給ダクト7Aの外気吸入端、排気放出ダクト8Dの排気
排出端は、それぞれ戸外に延設され、これら各延設端に
は、例えば多翼送風機(シロッコファン)よりなる外気
送風ファン、吸気ファン(吸排気ファン)がそれぞれ設
けられ、それらの駆動により各々対応する外気送風作
用、吸排気作用が実現されるようになっている。
【0063】したがって、上記のように吸気ダクト8A
下端の油回収装置10で第1段階としてオイルミスト成
分が回収除去された内気F2は、上記吸気ダクト8A、
排気ダクト8B、接続口部36を経て、上記オイルフィ
ルタボックス8Cのオイルフィルタチャンバー81の排
気導入空間33内に供給されて、拡散混合され、さらに
上記オイルフィルタ34部分で再度第2段階として残余
のオイルミスト成分が確実に回収除去された後に、上記
排気放出ダクト8Dを介して十分にクリーンな状態とな
って戸外に放出される。
下端の油回収装置10で第1段階としてオイルミスト成
分が回収除去された内気F2は、上記吸気ダクト8A、
排気ダクト8B、接続口部36を経て、上記オイルフィ
ルタボックス8Cのオイルフィルタチャンバー81の排
気導入空間33内に供給されて、拡散混合され、さらに
上記オイルフィルタ34部分で再度第2段階として残余
のオイルミスト成分が確実に回収除去された後に、上記
排気放出ダクト8Dを介して十分にクリーンな状態とな
って戸外に放出される。
【0064】また、一方上記外気供給ダクト7Aから供
給される外気は、上記オイルフィルタチャンバー81に
隣接する外気導入チャンバー82を介して旋回方向に導
入された後、その底部側接続用の開口部82cから給気
ダクト7C内に供給されて、上記給気フード1内の給気
旋回空間1aに導かれる。
給される外気は、上記オイルフィルタチャンバー81に
隣接する外気導入チャンバー82を介して旋回方向に導
入された後、その底部側接続用の開口部82cから給気
ダクト7C内に供給されて、上記給気フード1内の給気
旋回空間1aに導かれる。
【0065】ところで、このように2重管構造の給気ダ
クト7Cと排気ダクト8Bを各々に分岐して、それぞれ
外気供給ダクト7A、排気放出ダクト8Dと接続する外
気導入チャンバー82、オイルフィルタチャンバー81
は、相互にオイルフィルタボックス8Cとして一体に形
成されている。
クト7Cと排気ダクト8Bを各々に分岐して、それぞれ
外気供給ダクト7A、排気放出ダクト8Dと接続する外
気導入チャンバー82、オイルフィルタチャンバー81
は、相互にオイルフィルタボックス8Cとして一体に形
成されている。
【0066】以上のように、この発明の給排気装置は、
給気フード1と吸気フード2を上下に配置し、上記給気
フード1内に給気ダクト7Cを、上記吸気フード2内に
吸排気ダクト8A,8Bを、それぞれ同軸状態で内外2
重管構造に連通せしめ、給気ダクト7からの空気を、上
記給気フード1を介し、上記給気フード1と吸気フード
2との間に位置して周方向に開口した空気吹出口4か
ら、所定局所領域の外周囲にエアカーテン流として吹き
出す一方、該エアカーテン流により囲まれた上記所定局
所領域内の空気を、上記吸気フード2を介して上記吸排
気ダクト8A,8B内に吸引して排気するようになって
おり、上記2重管構造の給気ダクト7Cと吸排気ダクト
8A,8Bとを上記オイルフィルタボックス8C部分で
相互に分離して室外に連通させたことを特徴としてい
る。
給気フード1と吸気フード2を上下に配置し、上記給気
フード1内に給気ダクト7Cを、上記吸気フード2内に
吸排気ダクト8A,8Bを、それぞれ同軸状態で内外2
重管構造に連通せしめ、給気ダクト7からの空気を、上
記給気フード1を介し、上記給気フード1と吸気フード
2との間に位置して周方向に開口した空気吹出口4か
ら、所定局所領域の外周囲にエアカーテン流として吹き
出す一方、該エアカーテン流により囲まれた上記所定局
所領域内の空気を、上記吸気フード2を介して上記吸排
気ダクト8A,8B内に吸引して排気するようになって
おり、上記2重管構造の給気ダクト7Cと吸排気ダクト
8A,8Bとを上記オイルフィルタボックス8C部分で
相互に分離して室外に連通させたことを特徴としてい
る。
【0067】したがって、該構成では、排気側排気放出
ダクト8Dと同様に、給気側外気供給ダクト7Aもオイ
ルフィルタボックス8C部分を中心として天井部付近で
共通に分岐することができるようになるとともに、給排
気両方の配管のレイアウトがシンプルになり、配管作業
が容易で、外観上の見映えも良くなる。
ダクト8Dと同様に、給気側外気供給ダクト7Aもオイ
ルフィルタボックス8C部分を中心として天井部付近で
共通に分岐することができるようになるとともに、給排
気両方の配管のレイアウトがシンプルになり、配管作業
が容易で、外観上の見映えも良くなる。
【0068】もちろん、従来のものと異なって、給排気
2重管部分の長さを可及的に短かくすることができ、ど
のような設置現場環境にも自由に対応して設置できるよ
うになる。
2重管部分の長さを可及的に短かくすることができ、ど
のような設置現場環境にも自由に対応して設置できるよ
うになる。
【0069】また、この発明の給排気装置は、さらに具
体的に上記オイルフィルタボックス8C部分には、排気
ダクト8Bを介して供給される排気中のオイルミスト成
分を回収するオイルフィルタ34を有するオイルフィル
タチャンバー81と、該オイルフィルタチャンバー81
の外周にあって外気供給ダクト7Aからの外気を旋回方
向に導入して上記給気ダクト7Cに供給する外気導入チ
ャンバー82とが相互に一体化されていることを特徴と
している。
体的に上記オイルフィルタボックス8C部分には、排気
ダクト8Bを介して供給される排気中のオイルミスト成
分を回収するオイルフィルタ34を有するオイルフィル
タチャンバー81と、該オイルフィルタチャンバー81
の外周にあって外気供給ダクト7Aからの外気を旋回方
向に導入して上記給気ダクト7Cに供給する外気導入チ
ャンバー82とが相互に一体化されていることを特徴と
している。
【0070】つまり、該構成では、上記天井部側のオイ
ルフィルタボックス8C部分に、従来のオイルフィルタ
ボックスに対応するオイルフィルタチャンバー81に加
え、給気ダクト7C側の外気供給ダクト7Aとの接続部
となる外気導入チャンバー82を一体化することによ
り、ともに天井部付近で給排気管部分を相互に分離する
ようにしている。
ルフィルタボックス8C部分に、従来のオイルフィルタ
ボックスに対応するオイルフィルタチャンバー81に加
え、給気ダクト7C側の外気供給ダクト7Aとの接続部
となる外気導入チャンバー82を一体化することによ
り、ともに天井部付近で給排気管部分を相互に分離する
ようにしている。
【0071】したがって、上述のように給排気両方の配
管のレイアウトがシンプルになり、配管作業が容易で、
外観上の見映えも良くなる。
管のレイアウトがシンプルになり、配管作業が容易で、
外観上の見映えも良くなる。
【0072】もちろん、従来のものと異なって、給排気
2重管部分の長さを可及的に短かくすることができ、ど
のような設置現場にも対応して設置できるようになる。
2重管部分の長さを可及的に短かくすることができ、ど
のような設置現場にも対応して設置できるようになる。
【0073】さらに、この発明の給排気装置は、上記オ
イルフィルタチャンバー81内への排気ダクト接続口部
36の接続口部上縁36bは、当該オイルフィルタチャ
ンバー81の排気導入空間33内の底部33a面よりも
所定寸法Hだけ上方に高く形成されていることを特徴と
している。
イルフィルタチャンバー81内への排気ダクト接続口部
36の接続口部上縁36bは、当該オイルフィルタチャ
ンバー81の排気導入空間33内の底部33a面よりも
所定寸法Hだけ上方に高く形成されていることを特徴と
している。
【0074】したがって、該構成では、では、仮にオイ
ルフィルタチャンバー81の排気導入空間33内におい
て、オイルフィルタ34部分からのオイルが漏れて、オ
イルフィルタチャンバー81の排気導入空間33内の底
部33a上に溜っても、相当量以上溜らない限り、排気
ダクト方向に逆漏れするようなことは生じなくなる。
ルフィルタチャンバー81の排気導入空間33内におい
て、オイルフィルタ34部分からのオイルが漏れて、オ
イルフィルタチャンバー81の排気導入空間33内の底
部33a上に溜っても、相当量以上溜らない限り、排気
ダクト方向に逆漏れするようなことは生じなくなる。
【0075】(実施の形態2)次に図4は、本願発明の
実施の形態2に係る給排気装置を採用して構成したトル
ネード型局所換気装置における2重管構造の給排気ダク
ト分岐部の構成を示している。
実施の形態2に係る給排気装置を採用して構成したトル
ネード型局所換気装置における2重管構造の給排気ダク
ト分岐部の構成を示している。
【0076】該分岐部の構成も基本的な部分は、上記実
施の形態1の図3のものと全く同様であり、同様の作用
を奏する。
施の形態1の図3のものと全く同様であり、同様の作用
を奏する。
【0077】しかし、この発明の実施の形態2に係る給
排気装置による場合は、上記実施の形態1の構成に対
し、特に上記オイルフィルタチャンバー81内のオイル
フィルタ34の下部側が、それぞれ外方側に広く傾斜し
た左右2組の油受片41,42を有する広幅油受溝構造
のオイルフィルタ支持部材34cとなっている一方、同
油受溝構造のオイルフィルタ支持部材34cの油受溝底
部40のオイルフィルタ上流側位置には下方への油抜き
穴40aが形成されており、さらに、その対応する下方
には隔壁37から連続する断面U字状の所定の深さHの
油留め部43を設けたことを特徴としている。符号43
aは、同油留め部43の接続口部36側の側壁である。
排気装置による場合は、上記実施の形態1の構成に対
し、特に上記オイルフィルタチャンバー81内のオイル
フィルタ34の下部側が、それぞれ外方側に広く傾斜し
た左右2組の油受片41,42を有する広幅油受溝構造
のオイルフィルタ支持部材34cとなっている一方、同
油受溝構造のオイルフィルタ支持部材34cの油受溝底
部40のオイルフィルタ上流側位置には下方への油抜き
穴40aが形成されており、さらに、その対応する下方
には隔壁37から連続する断面U字状の所定の深さHの
油留め部43を設けたことを特徴としている。符号43
aは、同油留め部43の接続口部36側の側壁である。
【0078】したがって、該構成では、上記オイルフィ
ルタ34からのオイルが、2組の左右外方に拡大した油
受片41,42を有する十分に広い油受面を備えた油受
溝溝構造のオイルフィルタ支持部材34Cで確実に受け
止められ、その底部40の油抜き穴40aを介して下方
側の十分な容積の油留め部43内に留められる。
ルタ34からのオイルが、2組の左右外方に拡大した油
受片41,42を有する十分に広い油受面を備えた油受
溝溝構造のオイルフィルタ支持部材34Cで確実に受け
止められ、その底部40の油抜き穴40aを介して下方
側の十分な容積の油留め部43内に留められる。
【0079】その結果、上記排気ダクト8B側へのオイ
ル漏れを、より一層確実に防止することが可能となる。
ル漏れを、より一層確実に防止することが可能となる。
【0080】(その他の実施の形態)以上の各実施の形
態では、上記油回収装置10の迂回通路に対して、オイ
ルフィルタ12(フィルタ部材13)を設けるようにし
たが、上述のようにオイルフィルタチャンバー81を設
けてオイルフィルタ34を設置するようにした場合に
は、上記オイルフィルタ12は必ずしも設けなくても良
い。
態では、上記油回収装置10の迂回通路に対して、オイ
ルフィルタ12(フィルタ部材13)を設けるようにし
たが、上述のようにオイルフィルタチャンバー81を設
けてオイルフィルタ34を設置するようにした場合に
は、上記オイルフィルタ12は必ずしも設けなくても良
い。
【0081】その場合、上記吸気用開口部10c、バッ
フルケース15、迂回通路、油受溝14b等が第一義的
にオイル成分の回収作用を果し、最終的にオイルミスト
成分が上記オイルフィルタチャンバー81内のオイルフ
ィルタ34で回収されることになる。
フルケース15、迂回通路、油受溝14b等が第一義的
にオイル成分の回収作用を果し、最終的にオイルミスト
成分が上記オイルフィルタチャンバー81内のオイルフ
ィルタ34で回収されることになる。
【0082】そして、その方が排気方向への圧損を低く
することができ、吸込み性能そのものをも高く維持する
ことができる。
することができ、吸込み性能そのものをも高く維持する
ことができる。
【0083】もちろん、同オイルフィルタは、例えば第
1のオイルフィルタ12を残して、第2のオイルフィル
タ34を省略することも可能である。
1のオイルフィルタ12を残して、第2のオイルフィル
タ34を省略することも可能である。
【図1】本願発明の実施の形態1に係る給排気装置によ
り構成したトルネード型局所換気装置の構成を示す断面
図である。
り構成したトルネード型局所換気装置の構成を示す断面
図である。
【図2】同装置のフード側要部の構成を示す拡大した断
面図である。
面図である。
【図3】同装置のオイルフィルタボックス側要部の構成
を示す拡大断面図である。
を示す拡大断面図である。
【図4】本願発明の実施の形態2に係る給排気装置によ
り構成したトルネード型局所換気装置のオイルフィルタ
ボックス部の構成を示す断面図である。
り構成したトルネード型局所換気装置のオイルフィルタ
ボックス部の構成を示す断面図である。
【図5】従来のトルネード型局所換気装置の構成を示す
断面図である。
断面図である。
1は給気フード、2は吸気フード、7Aは外気供給ダク
ト、7Cは給気ダクト、8Aは吸気ダクト、8Bは排気
ダクト、8Cはオイルフィルタボックス、8Dは排気放
出ダクト、81はオイルフィルタチャンバー、82は外
気導入チャンバーである。
ト、7Cは給気ダクト、8Aは吸気ダクト、8Bは排気
ダクト、8Cはオイルフィルタボックス、8Dは排気放
出ダクト、81はオイルフィルタチャンバー、82は外
気導入チャンバーである。
Claims (4)
- 【請求項1】 給気フード(1)と吸気フード(2)を
上下に配置し、上記給気フード(1)内に給気ダクト
(7C)を、上記吸気フード(2)内に下流側天井部位
置にオイルフィルタボックス(8C)を備えた吸排気ダ
クト(8A),(8B)を、それぞれ同軸状態で内外2
重管構造に連通せしめ、上記給気ダクト(7)からの空
気を、上記給気フード(1)を介し、上記給気フード
(1)と吸気フード(2)との間に位置して周方向に開
口した空気吹出口(4)から、所定局所領域の外周囲に
エアカーテン流として吹き出す一方、該エアカーテン流
により囲まれた上記所定局所領域内の空気を、上記吸気
フード(2)を介して上記吸排気ダクト(8A),(8
B)内に吸引して排気するようにした給排気装置におい
て、上記2重管構造の給気ダクト(7C)と吸排気ダク
ト(8A),(8B)とを上記オイルフィルタボックス
(8C)部分で相互に分離して戸外に連通させたことを
特徴とする給排気装置。 - 【請求項2】 オイルフィルタボックス(8C)部分に
は、吸排気ダクト(8A),(8B)を介して供給され
る排気中のオイルミスト成分を回収するオイルフィルタ
(34)を有するオイルフィルタチャンバー(81)
と、該オイルフィルタチャンバー(81)の外周にあっ
て外気供給ダクト(7A)からの外気を旋回方向に導入
して上記給気ダクト(7C)に供給する外気導入チャン
バー(82)とが相互に一体化されていることを特徴と
する請求項1記載の給排気装置。 - 【請求項3】 オイルフィルタチャンバー(81)内へ
の排気ダクト接続口部(36)の口部上縁(36b)
は、当該オイルフィルタチャンバー(81)の排気導入
空間(33)の底部(33a)面よりも所定寸法(H)
上方に高く形成されていることを特徴とする請求項2記
載の給排気装置。 - 【請求項4】 オイルフィルタチャンバー(81)内の
オイルフィルタ(34)の下部側は、油受溝構造を有す
るオイルフィルタ支持部材(34c)によって支持され
ている一方、同油受溝構造のオイルフィルタ支持部材
(34c)の油受溝底部(40)には下方への油抜き穴
(40a)が形成され、その対応する下方には所定の深
さの油留め部(43)が設けられていることを特徴とす
る請求項2又は3記載の給排気装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001270492A JP2003083582A (ja) | 2001-09-06 | 2001-09-06 | 給排気装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001270492A JP2003083582A (ja) | 2001-09-06 | 2001-09-06 | 給排気装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003083582A true JP2003083582A (ja) | 2003-03-19 |
Family
ID=19096142
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001270492A Withdrawn JP2003083582A (ja) | 2001-09-06 | 2001-09-06 | 給排気装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003083582A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101152925B1 (ko) | 2009-07-24 | 2012-06-08 | (주)선일금속 | 에너지 세이빙 천정급배기 시스템 |
CN112158322A (zh) * | 2020-10-29 | 2021-01-01 | 江门市南洋船舶工程有限公司 | 防倒流装置及其排气装置 |
US11035586B2 (en) | 2012-02-02 | 2021-06-15 | Carrier Corporation | Energy recovery ventilator |
-
2001
- 2001-09-06 JP JP2001270492A patent/JP2003083582A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101152925B1 (ko) | 2009-07-24 | 2012-06-08 | (주)선일금속 | 에너지 세이빙 천정급배기 시스템 |
US11035586B2 (en) | 2012-02-02 | 2021-06-15 | Carrier Corporation | Energy recovery ventilator |
CN112158322A (zh) * | 2020-10-29 | 2021-01-01 | 江门市南洋船舶工程有限公司 | 防倒流装置及其排气装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100423361B1 (ko) | 토네이도형 흡기·송풍장치 | |
US6620038B1 (en) | Suction and exhaust device | |
KR100423116B1 (ko) | 흡기·송풍 장치 | |
RU2384752C2 (ru) | Туннельный вентилятор | |
US9636722B2 (en) | Exhaust fan assembly | |
CA2313363C (en) | Acoustic wind band | |
KR102146057B1 (ko) | 국소배기장치 | |
KR20150027625A (ko) | 스왈러와 가이드 부재를 구비한 국소배기장치 | |
CN114616426B (zh) | 扩散器、扩散器组件和具有该扩散器的空调 | |
JP2003083582A (ja) | 給排気装置 | |
JP2003083581A (ja) | 給排気装置 | |
JPH0468242A (ja) | 人工竜巻発生機構及びその装置並びにこれを用いた照明装置 | |
JP3629701B2 (ja) | 給排気装置 | |
JPH0875208A (ja) | 局所排気装置 | |
KR101474822B1 (ko) | 산업용 국소 배기 후드 흡인 장치 및 상기 산업용 국소 배기 후드 흡인 장치가 복수 개 적용되는 배기 시스템 | |
JP3508632B2 (ja) | トルネード型吸気・送風装置 | |
JP2000130807A (ja) | 吸気・送風装置 | |
JP4457465B2 (ja) | 給排気装置 | |
JP2003090580A (ja) | ロースターにおける上引き吸引構造 | |
JP3428519B2 (ja) | トルネード型気流制御装置 | |
JP3458774B2 (ja) | トルネード型吸気・送風装置 | |
JP2002340381A (ja) | 給排気装置 | |
JP2001311542A (ja) | 吸気・送風装置 | |
JP2003083584A (ja) | 給排気換気装置 | |
JPH0814622A (ja) | 同時給排形換気装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20040402 |