JP2003083507A - 高温高圧ボイラ - Google Patents

高温高圧ボイラ

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JP2003083507A
JP2003083507A JP2001271707A JP2001271707A JP2003083507A JP 2003083507 A JP2003083507 A JP 2003083507A JP 2001271707 A JP2001271707 A JP 2001271707A JP 2001271707 A JP2001271707 A JP 2001271707A JP 2003083507 A JP2003083507 A JP 2003083507A
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exhaust gas
pressure boiler
combustion
steam
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JP2001271707A
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Haruo Nogami
晴男 野上
Masayuki Kumada
雅行 熊田
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Takuma Co Ltd
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Takuma Co Ltd
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    • Y02P80/10Efficient use of energy, e.g. using compressed air or pressurized fluid as energy carrier
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 塩素含有廃棄物等を焼却する廃棄物焼却炉等
の高温高圧ボイラのより一層の小型コンパクト化を図る
と共に、過熱器群等の高温腐食による損傷をより確実に
低減できるようにする。 【解決手段】 塩素を含有する廃棄物又は燃料を燃焼さ
せ、燃焼排ガスの熱回収により発生した蒸気を蒸気過熱
器により再加熱する構成の高温高圧ボイラに於いて、大
気へ放出する排ガスの一部を前記蒸気過熱器より上流側
の高温燃焼排ガス内へ混入し、蒸気過熱器入口側の排ガ
ス温度を約650℃以下に下降させることにより、燃焼
室の下流側の放射冷却室を不要にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、塩素を含有する廃
棄物や燃料等を燃焼させる焼却装置に設けられ、燃焼排
ガスの熱回収により発生した蒸気を過熱器により再加熱
する構成の高温高圧ボイラの改良に関するものであり、
燃焼室と過熱器との間に配設されている放射冷却室を不
要とすることにより、高温高圧ボイラの小型化及び過熱
器等に於ける高温腐食の発生のより確実な低減等を可能
にした高温高圧ボイラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】塩素を含有する廃棄物や燃料を燃焼させ
る燃焼装置例えば都市ごみ焼却炉等に於いては、燃焼排
ガスの熱回収により蒸気を発生させると共にこの発生蒸
気を過熱器により再加熱するようにした高温高圧ボイラ
が多く付設されている。ごみ質の高カロリー化により燃
焼排ガス温度が上昇し、ダイオキシン等の有害物質を完
全に分解させることが出来ると共に蒸気の高温高圧化に
より発電効率の向上(熱回収効率の向上)等が図れるか
らである。
【0003】図4及び図5は、従前の廃棄物焼却炉に付
設されたこの種高温高圧ボイラの一例を示すものであ
り、前者はストーカ式焼却炉を、また後者はRDF燃料
使用の循環流動層式焼却炉を夫々用いたものである。
【0004】図4及び図5に於いて、Aは投入ホッパ、
Bはストーカ、Cは二次空気ノズル、Dは一次燃焼室、
Eは蒸気ドラム、Fは流動層燃焼部、Gは被燃焼物の投
入口、Hは空気供給部、Iはサイクロン部、Jはループ
シール部、1は主燃焼室(ボイラ第1パス)、2は放射
冷却室(ボイラ第2パス)、3はボイラ第3パス、4は
煙道、5は水冷壁(蒸発管パネル)、6は整流用蒸発管
群、7は過熱管群、8はエコノマイザである。尚、図4
及び図5の廃熱回収高温高圧ボイラを付設した廃棄物焼
却炉そのものは公知であるため、ここではその詳細な説
明を省略する。
【0005】而して、都市ごみ等の塩素成分を含有する
廃棄物等を燃焼させる廃棄物焼却炉のボイラでは、周知
の如く過熱器や水冷壁の水管に高温腐食が生ずるために
水管の管壁温度を330℃以下に抑えると共に、燃焼排
ガスの温度を600℃〜650℃以下にする必要があ
り、これ等の条件を充足させることにより過熱器等の塩
素化合物やダスト付着による高温腐食を軽減できること
が判っている(特開平10−148303号、特開平8
−145304号等)。尚、SUS310S系の耐食性
過熱管を用いた場合には、管壁温度を約450℃程度ま
で上昇させることが可能となったが、この場合でも燃焼
排ガス温度は約650℃以下にすることが、塩素に起因
する高温腐食を防止すると云う点から必須要件となって
いる。
【0006】一方、廃棄物焼却炉に於いては、ごみ質の
高カロリー化に伴なう燃焼特性やダイオキシンの完全分
解を図ると云う観点から廃棄物の燃焼温度は上昇される
傾向にあり、現実に主燃焼室1内の燃焼ガス温度は80
0℃〜900℃に達している。
【0007】このように、近年の廃棄物焼却炉の高温高
圧ボイラでは、主燃焼室1内の燃焼ガス即ち上流側の燃
焼ガス温度の方は高温化が要請され、逆に過熱器入口の
近傍即ち下流側の燃焼排ガス温度は約650℃以下に保
持する必要があると云う相反する要請に見舞われてい
る。
【0008】そのため、従来のこの種高温高圧ボイラで
は、主燃焼室1と過熱器群7を配設したボイラ第3パス
3との間に放射冷却室(ボイラ第2パス)2を設け、当
該放射冷却室2を形成する放射冷却水管壁により燃焼室
出口の排ガス温度(約800℃以上)をボイラ第3パス
入口近傍に於いて約650℃以下となるようにしてい
る。
【0009】しかし、前記放射冷却室2を設けた場合に
は、必然的にボイラ本体が大形化するだけでなく、これ
に付随して製造コストが上昇すると云う問題がある。ま
た、前記放射冷却室2を形成する放射水管壁の外表面が
焼却物の性状変化や経年変化等によって汚損した場合に
は、過熱器入口ガス温度(ボイラ第3パス3の入口の燃
焼排ガス温度)を常に約650℃以下に保持することが
困難となり、必然的に排ガス温度が上昇して過熱器群7
等の寿命が短かくなると云う問題がある。
【0010】更に、図4のストーカ式焼却炉の高温高圧
ボイラの場合、例えば蒸気圧力・温度が40kg/cm
2 G×400℃の実稼働ボイラに於いては、放射冷却室
を構成するメンブレン水管壁の水管表面やヒレ表面の温
度が約320℃未満となる。その結果、メンブレン水管
壁の外表面に高温腐食を防止するための溶射加工を施し
たり、SiC等の高熱伝導性の炉材でメンブレン水管壁
の外表面を保護したりする必要はない。
【0011】ところが、蒸気圧力が100kg/cm2
G(10.0MPa)の高温高圧ボイラ(実稼働ボイ
ラ)になると、ボイラ缶水温度が約310℃近くになる
ためにメンブレン水管壁の水管やヒレの外表面温度が3
50℃以上になることがあり、高温腐食の発生が不可避
となる。その結果、メンブレン水管壁の外表面に耐食合
金の溶射加工を施して高温腐食の防止を図ったり、或い
はメンブレン水管壁の外表面を高伝熱性耐火物で覆う必
要がある。
【0012】しかし、前記耐食性合金による溶射被覆は
溶射層の剥離が生じ易く、屡々補修が必要になると云う
難点がある。また、高伝熱性耐火材でメンブレン水管壁
の外表面を覆った場合には冷却効果の低下が避けられ
ず、結果として必要とする伝熱面が増加して放射冷却室
2の大形化を招くことになる。
【0013】また、図5の循環流動層式焼却炉の高温高
圧ボイラにあっては、例えば蒸気圧力・温度が40kg
/cm2 G×400℃の実稼働ボイラでは、放射冷却室
2を形成するメンブレン水管壁に特別な高温腐食対策を
施すことをしていない。又、ループシール部J内に3次
過熱器(図示省略)を設けて蒸気圧力・温度を40kg
/cm2 G×500℃とした実稼働ボイラの場合でも同
様であり、放射冷却室2の水冷壁に特別な高温腐食対策
を設けるようなことはしていない。
【0014】しかし、例えば蒸気圧力・温度を120k
g/cm2 ・G(12MPa)×500℃とした実稼働
の高温高圧ボイラでは、主燃焼室1には溶射又はSiC
等の高伝熱性の炉材による高温腐食対策を施すことが必
要となる。同様に、放射冷却室2のメングレン水冷壁を
構成する水管及びヒレの方も、外表面温度が330℃を
越えるために溶射又は炉材による高温腐食対策を必要と
する。その結果、前記図4のストーカ式焼却炉の高温高
圧ボイラの場合と同様の問題が生ずることになる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従前の塩素
化合物を含有する廃棄物を焼却する廃棄物焼却炉等の放
射冷却室を備えた高温高圧ボイラに於ける上述の如き問
題、即ち放射冷却室を設けることによりボイラ本体が
大型化し、大きな据付面積を必要とすると共に製造コス
トの引下げが図れないこと、被燃焼物の性状変化やボ
イラ使用の経年変化により放射冷却水冷壁が汚損され易
く、入口側に於ける燃焼排ガス温度を常に設定値(約6
50℃)以下に保持することが困難となって、過熱器等
に高温腐食を生じ易いこと、放射水冷壁に溶射加工や
耐火材被覆による高温腐食対策を施した場合には、補修
費の増加や放射冷却室の大形化が避けられないこと等の
問題を解決せんとするものであり、大気へ放出する低温
排ガスの一部を再循環排ガスとして蒸気過熱器より上流
側の高温燃焼排ガス内へ混入することにより蒸気過熱器
入口側に於ける排ガス温度を約650℃以下に保持し、
これによって過熱器等の高温腐食の発生をほぼ確実に低
減させることができると共に、ボイラの大幅な小型化と
製造コストの引下げを可能とした高温高圧ボイラを提供
せんとするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、塩素
を含有する廃棄物又は燃料を燃焼させ、燃焼排ガスの熱
回収により発生した蒸気を蒸気過熱器により再加熱する
構成の高温高圧ボイラに於いて、大気へ放出する排ガス
の一部を前記蒸気過熱器より上流側の高温燃焼排ガス内
へ混入し、蒸気過熱器入口側の排ガス温度を約650℃
以下に下降させることにより、燃焼室の下流側の放射冷
却室を不要としたことを発明の基本構成とするものであ
る。
【0017】請求項2の発明は、請求項1の発明に於い
て、高温燃焼排ガス内へ大気へ放出する排ガスの一部と
大気とを混入するようにしたものである。
【0018】請求項3の発明は、塩素を含有する廃棄物
又は燃料を燃焼させ、燃焼排ガスの熱回収により発生し
た蒸気を蒸気過熱器により再加熱する構成の高温高圧ボ
イラに於いて、前記蒸気過熱器の上流側の高温燃焼排ガ
ス内に本体水管群を配設し、蒸気過熱器入口側の排ガス
温度を約650℃以下に下降させることにより、燃焼室
の下流側の放射冷却室を不要としたことを発明の基本構
成とするものである。
【0019】請求項4の発明は、請求項3の発明に於い
て高温燃焼排ガス内へ、大気へ放出する排ガスの一部と
大気の何れか一方又は両方を混入するようにしたもので
ある。
【0020】請求項5の発明は、塩素を含有する廃棄物
又は燃料を燃焼させ、燃焼排ガスの熱回収により発生し
た蒸気を蒸気過熱器により再加熱する構成の高温高圧ボ
イラに於いて、前記蒸気過熱器の上流側の高温燃焼排ガ
ス内にエコノマイザを配設し、蒸気過熱器入口側の排ガ
ス温度を約650℃以下に下降させることにより、燃焼
室の下流側の放射冷却室を不要としたことを発明の基本
構成とするものである。
【0021】請求項6の発明は、請求項5の発明に於い
て、高温燃焼排ガス内へ、大気へ放出する排ガスの一部
と大気の何れか一方又は両方を混入するようにしたもの
である。
【0022】請求項7の発明は、請求項1乃至請求項7
の発明に於いて、塩素を含有する廃棄物又は燃料を燃焼
させる装置をストーカ式焼却炉又は循環流動層式焼却炉
としたものである。
【0023】本発明では、煙突より大気中へ排出する低
温排ガスの一部を燃焼装置の燃焼ガス出口側近傍に於い
て高温燃焼ガス内へ混入させると共に、前記混入させる
再循環ガス量を制御することにより過熱器群の入口側に
於ける排ガス温度を約650℃以下(望ましくは650
℃〜640℃)の間に常に制御することが可能となり、
焼却物の性状変化やボイラ本体の経年変化の影響を受け
ることなしに、過熱器群入口近傍の排ガス温度が常に設
定値に保持されることになる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施形態を説明する。尚、図1乃至図3に於いて、前記図
4及び図5と同一の部位・部材にはこれと同じ参照番号
が使用されている。図1は本発明の第1実施形態に係る
高温高圧ボイラの要部を示す縦断面概要図であり、塩素
含有廃棄物の燃焼装置としてストーカ式焼却炉を用いた
ものである。
【0025】図1に於いて、Aは都市ごみ等の塩素を含
有した廃棄物の投入ホッパ、Bはストーカ、Cは二次空
気ノズル、Dは一次燃焼室、Eは蒸気ドラム、Gは高温
燃焼排ガス、Gcは低温再循環ガス、Oは過熱器群入口
近傍点、Acは冷却用空気、1は主燃焼室(ボイラ第1
パス)、3はボイラ第3パス、4は煙道、5は水冷壁
(蒸発管パネル)、5aはSiC等の耐火材(又は耐食
・耐摩耗溶射層)、7は過熱器群、8はエコノマイザ、
9は排ガス処理装置、10はダンパ、11は誘引通風
機、12は煙突、13は送風機、14はダンパ、15は
再循環ガス通路、16は再循環ガス噴出口、17は温度
検出器、18は温度制御器である。
【0026】燃焼装置であるストーカ式ごみ焼却炉や高
温高圧ボイラ、排ガス処理装置等の各構成部材及びその
作動は公知であるため、ここではその説明を省略する。
本発明に於いては、従前のこの種高温高圧ボイラに於け
る放射冷却室(ボイラ第2パス)が省略されており、こ
れに替えて高温燃焼排ガスG内への低温再循環ガスGc
の混入システムが用いられている。
【0027】即ち、煙突12から大気中へ排出される低
温排ガスGcの一部(低温再循環ガス)が送風機13に
よりダンパ14、通路15を通して再循環ガス噴出口1
6から主燃焼室1の上方位置に於いて約800℃〜90
0℃の高温燃焼排ガスG内へ噴射・混入され、これによ
り、過熱器群7の入口側近傍O(即ち、ボイラ第3パス
3の入口近傍O)に於ける燃焼排ガスGの温度が約65
0℃以下(望ましくは約640℃〜650℃)の温度に
まで低下されることになり、過熱器群7やボイラ第3パ
ス3を形成する水管壁等の高温腐食が大幅に低減される
ことになる。
【0028】尚、高温燃焼排ガスG内への低温再循環ガ
スGcの混入量は、前記過熱器群入口側近傍Oに設けた
温度検出器17の検出信号によって温度制御器18を介
してダンパ14の開度調整や送風機13の送風量を制御
することにより、過熱器群入口近傍Oの排ガス温度が前
記設定値に保持されるように自動調整されている。ま
た、本実施形態に於いては、再循環ガス噴出口16を主
燃焼室1の最上部外側壁に複数個設けるようにしている
が、主燃焼室1の天井壁部やボイラ第3パス3の最上部
の側壁部に設けるようにしてもよい。
【0029】また、前記図1の実施形態に於いては、主
燃焼室1の最上部位置に於いて高温燃焼排ガスG内へ低
温再循環ガスGcのみを混入するようにしているが、図
1の点線で示すように再循環ガス噴出口16とは別に空
気噴出口19を設け、当該空気噴出口19から冷却用の
空気Acを再循環ガスGcと同時に、或いは空気Acの
みを供給するようにしてもよい。
【0030】前記主燃焼室1内は若干負圧になっている
ため、空気Acの混入に際して空気Ac用の送風機を別
途に設ける必要はなく、空気量調整ダンパ20を設ける
だけで十分である。
【0031】尚、前述の如く空気Acを高温燃焼排ガス
Gの冷却用として混入した場合には、大気へ放出する排
ガス量が増加する。その結果、所謂排ガス損失が増大す
ることになり、エネルギーの有効利用と云う観点からす
れば、大量の空気Acを混入することは望ましい方策で
ない。
【0032】しかし、主燃焼室1の水冷壁5を耐火材5
a等で保護することにより燃焼ガスGの温度を上昇さ
せ、これによってダイオキシンの完全分解を図るような
場合に於いて、熱バランスの関係から低温再循環ガスG
cの混入だけでは過熱器群入口O点の排ガス温度を設定
値(約650℃以下)にまで減温することができないよ
うな場合には、当該空気Acを一部混入する方策は優れ
た効用を奏するものである。
【0033】図2は、本発明の第2実施形態を示すもの
であり、塩素含有廃棄物の燃焼装置として循環流動層式
焼却炉を用いた場合を示すものである。図2に於いて、
Gは被燃焼物の投入口、Fは流動層燃焼部、Hは空気供
給部、Iはサイクロン部、Jはループシール部、22は
蒸発管群であり、その他の部材は前記図1の第1実施形
態の場合と全く同一である。
【0034】第2実施形態に係る高温高圧ボイラに於い
ては、従前の循環流動層式焼却炉に付設した高温高圧ボ
イラに於ける放射冷却室(ボイラ第2パス)が省略され
ており、これに替えてサイクロン部Iから排出されてく
る高温燃焼排ガスG内へ低温再循環ガスGcを混入する
システムが用いられており、過熱器群7の入口側Oに於
ける排ガス温度が約650℃以下(望ましくは650℃
〜640℃)の温度にまで冷却されることになる。
【0035】尚、低温再循環ガスGcの混入システムそ
のものは図1の第1実施形態の場合と全く同じであり、
従ってここではその説明を省略する。同様に、循環流動
層式廃棄物焼却炉の構成並びに作動は公知であるため、
ここではその説明を省略する。
【0036】また、図2に於いては低温再循環ガスGc
の噴出口16をサイクロン部Iの排気筒I0 の上方に設
けるようにしているが、一点鎖線で示すように主燃焼室
1の上方側部或いは主燃焼室1とサイクロン部Jとの連
結通路に噴出口16を設けるようにしてもよい。
【0037】更に、低温循環ガスGcによる高温燃焼排
ガスGの冷却の補助として空気Acを使用する場合に
は、図1の第1実施形態の場合と同様に空気噴出口19
及び空気量調整ダンパ20が設けられる。当該空気噴出
口19の取付位置は、噴出口16の場合と同様に主燃焼
室1の上方側部若しくは主燃焼室1とサイクロン部Jと
の連結部であっても良いことは勿論である。
【0038】加えて、図2の実施形態に於いては、過熱
器群の下流側と煙道4内のエコノマイザ8との間に蒸発
管群22を設けると共に、ループシール部J内に3次過
熱器群(図示省略)を設けることにより、廃熱回収率の
向上と過熱蒸気の高温化が図られている。
【0039】図3は本発明の第3実施形態に係る高温高
圧ボイラを示すものであり、循環流動層式廃棄物焼却炉
に設けた場合を示すものである。図3に於いて、23は
所謂ボイラ本体水管群(蒸発管群)若しくはエコノマイ
ザであり、当該蒸発管群若しくはエコノマイザ23がサ
イクロン部内筒I0 の高温燃焼排ガスGの出口側と過熱
器群7の上流側に設けられている。
【0040】即ち、当該第3実施形態に於いては、従前
の循環流動層式廃棄物焼却炉に付設した高温高圧ボイラ
に於ける放射冷却室(ボイラ第2パス)が省略されてお
り、これに替えて前記蒸発管群若しくはエコノマイザ2
3により約800℃〜900℃の高温燃焼排ガスGの温
度を約650℃以下(望ましくは650℃〜640℃位
い)にまで冷却するようにしたものである。
【0041】当該第3実施形態の高温高圧ボイラは蒸発
管群若しくはエコノマイザ23により高温燃焼排ガスG
の温度を約650℃以下にまで冷却するのが基本であ
る。しかし、ボイラ本体水管群(蒸発管群)やボイラ本
体の汚れによる熱吸収の変化により、過熱器群7の入口
側点Oに於ける排ガス温度が650℃を越える虞れのあ
る場合には、図3の点線で示すように第1実施形態及び
第2実施形態と同様の低温排ガス再循環システムを並設
しておき、適宜に当該システムを並用するのが望まし
い。
【0042】また、例えば蒸気圧力・温度が120kg
/cm2 G×500℃位いの実稼働の高温高圧ボイラに
於いては、飽和水温度が330℃を越えるため、前記蒸
発管群23は高温腐食の問題にさらされることになる。
従って、この場合には前記ボイラ本体水管群(蒸発管
群)23をエコノマイザ23とするのが望ましい。
【0043】尚、図4に示した従前の放射冷却室2を備
えた高温高圧ボイラに於いても、過熱器群の入口側に蒸
発管6が設けられている。しかし、当該蒸発管6は主と
して冷却後の燃焼排ガスの流れを整流するのが目的であ
り、約800℃以上の高温燃焼排ガスGの領域である過
熱器群入口側に、高温燃焼排ガスGの冷却を主目的とし
て蒸発管群又はエコノマイザ23を設置する構成とした
のは、本件第3実施形態のものが最初である。
【0044】
【発明の効果】本発明に於いては、大気へ放出する低温
燃焼排ガスGcの一部を高温燃焼排ガスG内へ混入する
ことにより、過熱器群7の入口側Oに於ける排ガス温度
を約650℃以下に常に保持する構成としているため、
従前の高温高圧ボイラのように放射冷却室を必要とせ
ず、これを削除することができる。その結果、ボイラ本
体の大幅な小型化が図れると共にボイラ製造コストの引
下げが可能となる。また、主燃焼室1内の燃焼温度を上
昇せしめてダイオキシン等の完全分解を図った場合や経
年変化によってボイラ伝熱面に汚れが生じたような場合
に於いても、過熱器群7の入口側Oに於ける排ガス温度
を常に設定値(約650℃)以下に容易に保持すること
ができ、過熱器群7等の高温腐食をより確実に低減させ
ることが可能となる。
【0045】更に、過熱器群7の入口側Oに於ける排ガ
ス温度が大きく変化する場合には、過熱器群出口の蒸気
温度もこれに対応して大きく変動する。そのため、通常
は水噴霧等を用いた蒸気温度低減器等により過熱蒸気温
度を制御するようにしているが、廃棄物の性状変化等が
大きくて排ガス温度の変動が大きくなり過ぎると、前記
蒸気温度制御が困難になる場合が屡々発生する。しか
し、本件発明によれば、前記過熱器群7の入口側Oの排
ガス温度を常に設定値近傍に正確に制御することが出来
るため、廃棄物の物性変化等に対する対応範囲が大幅に
広くなることになる。
【0046】加えて、放射冷却室の削除によりボイラ本
体が小型化できるだけでなく、従前の放射冷却室による
熱吸収に相当する分の熱をエコノマイザにて吸収するこ
とになるため、放射冷却室による熱吸収の場合に比較し
てより効率よく熱吸収が行なえる。その結果、エコノマ
イザが大幅に大型化することもなく、高温高圧ボイラの
一層の小型・コンパクト化が可能となる。本発明は上述
の通り、優れた実用的効用を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る高温高圧ボイラの
要部を示す縦断面図である。
【図2】本発明の第2実施形態に係る高温高圧ボイラの
要部を示す縦断面図である。
【図3】本発明の第3実施形態に係る高温高圧ボイラの
要部を示す縦断面図である。
【図4】従前の放射冷却室を備えた高温高圧ボイラの概
要を示す縦断面図である。
【図5】従前の放射冷却室を備えた他の高温高圧ボイラ
の概要を示す縦断面図である。
【符号の説明】
Aは投入ホッパ、Bはストーカ、Cは二次空気ノズル、
Dは一次燃焼室、Eは蒸気ドラム、Acは冷却用空気、
Fは流動層燃焼部、Gは被燃焼物投入口、Hは空気供給
部、Iはサイクロン部、I0 は内筒、Jはループシール
部、1は主燃焼室(ボイラ第1パス)、3はボイラ第3
パス、4は煙道、5は水冷壁(蒸発管パネル)、5aは
耐火材、7は過熱器群、8はエコノマイザ、9は排ガス
処理装置、10はダンパ、11は誘引通風機、12は煙
突、13は送風機、14はダンパ、15は低温再循環ガ
ス通路、16は再循環ガス噴出口、17は温度検出器、
18は温度制御器、19は空気噴出口、20は空気量調
整タンパ、22は蒸発管群、23は本体水管群(蒸発管
群)若しくはエコノマイザ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F23J 15/06 F23L 7/00 Z F23L 7/00 F23J 15/00 K Fターム(参考) 3K023 JA01 JD02 3K061 HA02 HA18 3K065 AA01 AB01 AC01 BA08 JA05 JA18 3K070 DA09 DA35 3K091 AA07 AA12 AA13 AA17 BB02 BB06 DD04 GA27 GA29

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塩素を含有する廃棄物又は燃料を燃焼さ
    せ、燃焼排ガスの熱回収により発生した蒸気を蒸気過熱
    器により再加熱する構成の高温高圧ボイラに於いて、大
    気へ放出する排ガスの一部を前記蒸気過熱器より上流側
    の高温燃焼排ガス内へ混入し、蒸気過熱器入口側の排ガ
    ス温度を約650℃以下に下降させることにより、燃焼
    室の下流側の放射冷却室を不要としたことを特徴とする
    高温高圧ボイラ。
  2. 【請求項2】 高温燃焼排ガス内へ、大気へ放出する排
    ガスの一部と大気とを混入するようにした請求項1に記
    載の高温高圧ボイラ。
  3. 【請求項3】 塩素を含有する廃棄物又は燃料を燃焼さ
    せ、燃焼排ガスの熱回収により発生した蒸気を再加熱す
    る構成の高温高圧ボイラに於いて、前記蒸気過熱器の上
    流側の高温燃焼排ガス内に本体水管群を配設し、蒸気過
    熱器入口側の排ガス温度を約650℃以下に下降させる
    ことにより、燃焼室の下流側の放射冷却室を不要とした
    ことを特徴とする高温高圧ボイラ。
  4. 【請求項4】 高温燃焼排ガス内へ、大気へ放出する排
    ガスの一部と大気の何れか一方又は両方を混入するよう
    にした請求項3に記載の高温高圧ボイラ。
  5. 【請求項5】 塩素を含有する廃棄物又は燃料を燃焼さ
    せ、燃焼排ガスの熱回収により発生した蒸気を蒸気過熱
    器により再加熱する構成の高温高圧ボイラに於いて、前
    記蒸気過熱器の上流側の高温燃焼排ガス内にエコノマイ
    ザを配設し、蒸気過熱器入口側の排ガス温度を約650
    ℃以下に下降させることにより、燃焼室の下流側の放射
    冷却室を不要としたことを特徴とする高温高圧ボイラ。
  6. 【請求項6】 高温燃焼排ガス内へ、大気へ放出する排
    ガスの一部と大気の何れか一方又は両方を混入するよう
    にした請求項5に記載の高温高圧ボイラ。
  7. 【請求項7】 塩素を含有する廃棄物又は燃料を燃焼さ
    せる装置をストーカ式焼却炉又は循環流動層式焼却炉と
    した請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項
    5、請求項6又は請求項7に記載の高温高圧ボイラ。
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